JP2001338891A - 半導体装置の製造装置 - Google Patents

半導体装置の製造装置

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JP2001338891A
JP2001338891A JP2000156289A JP2000156289A JP2001338891A JP 2001338891 A JP2001338891 A JP 2001338891A JP 2000156289 A JP2000156289 A JP 2000156289A JP 2000156289 A JP2000156289 A JP 2000156289A JP 2001338891 A JP2001338891 A JP 2001338891A
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JP
Japan
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vacuum chamber
valve
cryo
drive shaft
chamber
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JP2000156289A
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Takehiro Taketomi
雄大 武富
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NEC Kyushu Ltd
Original Assignee
NEC Kyushu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】クライオ部内圧が駆動軸圧よりも高くなった場
合、クライオ部内に取り込まれていた気体分子が真空室
内に逆流しウエハーに付着する。 【解決手段】副真空室4Aとクライオ部5との境界の壁
部に設けられた開口部7を密閉するための、駆動軸8の
先端に固定されたバルブ9をクライオ部5内に設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体装置の製造装
置に関し、特にイオン注入装置やスパッター装置等に用
いられる真空室の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】イオン注入装置をはじめとする半導体装
置の製造装置では、装置内部を洗浄で高真空な状態に保
持する必要があり、従来より高真空ポンプとしてクライ
オポンプを使用した装置が多用されている。以下イオン
注入装置について図2を用いて説明する。
【0003】図2に示すように、イオン注入するための
処理室1には、ゲートバルブ2を介して複数のウエハー
3を搬入するための真空室4が設けられている。この真
空室4の側面端部には、真空室4と一体的に形成された
副真空室4Aが設けられており、そしてこの副真空室4
Aの下部にはクライオポンプを構成するクライオ部5が
設けられ、副真空室4Aとクライオ部5との境界のステ
ンレスからなる壁部6には開口部7が設けられている。
さらに副真空室4A内には開口部7を密閉するための、
先端にバルブ9Aを接続した駆動軸8が設けられてお
り、この駆動軸8は副真空室4Aの上部のバルブ駆動固
定部11で固定され、バルブ駆動モーター10により上
下動可能となっている。
【0004】なお図2において12はクライオ部の外部
に流すヘリウムガス13により冷却され、不要な気体分
子を凝縮し吸着するための活性炭、14はドライポンプ
である。
【0005】このように構成された装置を用い真空室4
内を真空にするには、まず駆動軸8を下降させバルブ9
Aで開口部7をふさぎ副真空室4Aとクライオ部5を遮
断した状態とし、ドライポンプ14を稼働させてある程
度真空引を行なったのちに、クライオ部外部にヘリウム
ガス13を流すことで所定の真空度(10−19Tor
r程度)にする。この時クライオ部内部は極低温状態
(約10K)になる。
【0006】クライオ部5の内部が所定の真空・極低温
状態になったら駆動軸8を動作させバルブ9Aを開口部
7から離し、真空室4とクライオ部5をつなげる。この
時真空室4よりもクライオ部5の方が真空度が高いの
で、真空室4内にウエハー3から持ち込まれた水分やガ
スはクライオ部5内に引っ張られて活性炭12内に取り
込まれ、真空室4内は清浄で高真空な状態となる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の半導体装置の製造装置では、故障でドライポン
プ14が止まったり、ヘリウムガス13が流れなくな
り、図3に示すように、クライオ部内圧16が駆動軸圧
15よりも高くなった場合、バルブ9Aが上方に持ち上
げられ、クライオ部内に取り込んでいた水分やガスが真
空室4内に逆流しウエハー3に付着する。このため半導
体装置の製造歩留が低下したり、真空室の清掃による装
置の立ち上げ時間が多く必要となるという問題点があっ
た。
【0008】本発明の目的は、クライオ部内の不要なガ
ス分子が真空室内に逆流するのを防止し、半導体装置の
製造歩留の低下や装置の立ち上げ時間のロスをなくすこ
とができる半導体装置の製造装置を提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体装置の製
造装置は、処理室にゲートバルブを介して接続され、ウ
エハーを搬入する真空室と、この真空室の側面端部に突
出して設けられ、真空室と一体的に形成された副真空室
と、この副真空室の下部に接続されたクライオ部と、前
記副真空室と前記クライオ部との境界の壁部に設けられ
た開口部と、前記副真空室から前記開口部を通り前記ク
ライオ部内に達し上下動可能に設けられた駆動軸と、前
記クライオ部内で前記駆動軸の先端に固定され、前記開
口部を密封するためのバルブとを含むことを特徴とする
ものである。
【0010】
【発明の実施の形態】次に本発明について図面を参照し
て説明する。図1は本発明の実施の形態を説明する為の
構成図である。
【0011】図1を参照すると、本実施の形態の半導体
装置の製造装置は、例えばイオン注入するための処理室
1にゲートバルブ2を介して接続され、ウエハー3を搬
入する真空室4と、この真空室4の側面端部に突出して
設けられ、真空室4と一体的に形成された副真空室4A
と、この副真空室4Aの下部に接続されたクライオ部5
と、副真空室4とクライオ部5との境界の壁部6に設け
られた円形又は矩形の開口部7と、副真空室4Aから開
口部7を通りクライオ部5内に達し上下動可能に設けら
れた駆動軸8と、クライオ部5内で駆動軸8の先端に固
定され、開口部7を密封するためのバルブ9と、クライ
オ部5に接続されたドライポンプ14とから主に構成さ
れる。
【0012】なお図1において11は駆動軸8を固定す
るためのバルブ駆動固定部、10は駆動軸8を上下動す
るためのバルブ駆動モーターである。この駆動モーター
の代りにエアシリンダ等を用い駆動軸を動かしてもよ
い。また12は気体分子を吸着するための活性炭、13
は活性炭6を冷却するためのヘリウムガスである。
【0013】バルブ9と壁部6はステンレスから形成さ
れ、その密着する各面は平滑に形成されている。またバ
ルブ9と駆動軸8は接着強度を保つために溶接により固
定されている。
【0014】次にウエハー3を搬入した真空室を真空に
する場合について説明する。まず駆動軸8を上昇させバ
ルブ9で開口部7を密閉し、副真空室4Aとクライオ部
5を遮断した状態とし、ドライポンプ14を稼働させて
ある程度真空引を行なったのちに、クライオ部外部にヘ
リウムガス13を流すことで所定の真空度(10−19
Torr程度)にする。この時クライオ部内部は極低温
状態(約10K)になる。
【0015】クライオ部5の内部が所定の真空・極低温
状態になったら駆動軸8を動作させてバルブ9を開口部
から離し、真空室4とクライオ部5をつなげる。この時
真空室4よりもクライオ部5の方が真空度が高いので、
真空室4内にウエハー3から持ち込まれた水分やガスは
クライオ部5内に引っ張られて活性炭12内に取り込ま
れ、真空室4内は清浄で高真空な状態となる。
【0016】このように本発明の実施の形態によれば、
ドライポンプ14が止ったりヘリウムガス13が流れな
くなってクライオ部5内に生じたクライオ内圧が駆動軸
圧より高くなっても、バルブ9がクライオ部内に設けら
れているため、バルブ9により開口部7が遮断されるた
め、クライオ部内に取り込まれている水分やガスが真空
室4内に流れ込んでウエハー3に付着することはなくな
る。
【0017】なお上記実施の形態においては、処理室と
してイオン注入室の場合について説明したが、スパッタ
ー室またはCVD(化学的気相成長)室であってもよ
い。またバルブ9と壁部6の密着面を平滑とした場合に
ついて説明したが、Oリングを用いて開口部7を密閉し
てもよい。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、開
口部を密閉するためのバルブをクライオ部内に設けてい
るため、クライオ部内に生じたクライオ内圧が駆動軸圧
より高くなってもバルブにより開口部が遮断されるた
め、クライオ部内の不要なガス分子が真空室内に逆流し
ウエハーを汚染するのを防止できるという効果がある。
このため半導体装置の製造歩留の低下や装置の立ち上げ
時間のロスをなくすことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を説明するための装置の構
成図。
【図2】従来例を説明するための装置の構成図。
【図3】従来例におけるクライオ部内圧が駆動軸圧より
も高くなった場合の気体分子の動きを説明するための
図。
【符号の説明】
1 処理室 2 ゲートバルブ 3 ウエハー 4 真空室 4A 副真空室 5 クライオ部 6 壁部 7 開口部 8 駆動軸 9,9A バルブ 10 バルブ駆動モーター 11 バルブ駆動固定部 12 活性炭 13 ヘリウムガス 14 ドライポンプ 15 駆動軸圧 16 クライオ部内圧

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 処理室にゲートバルブを介して接続さ
    れ、ウエハーを搬入する真空室と、この真空室の側面端
    部に突出して設けられ、真空室と一体的に形成された副
    真空室と、この副真空室の下部に接続されたクライオ部
    と、前記副真空室と前記クライオ部との境界の壁部に設
    けられた開口部と、前記副真空室から前記開口部を通り
    前記クライオ部内に達し上下動可能に設けられた駆動軸
    と、前記クライオ部内で前記駆動軸の先端に固定され、
    前記開口部を密封するためのバルブとを含むことを特徴
    とする半導体装置の製造装置。
  2. 【請求項2】 前記駆動軸と前記バルブは溶接により固
    定されている請求項1記載の半導体装置の製造装置。
  3. 【請求項3】 前記バルブの前記壁部に密着する部分に
    はOリングが設けられている請求項1記載の半導体装置
    の製造装置。
  4. 【請求項4】 前記駆動軸と前記バルブはステンレスか
    ら形成されている請求項1記載の半導体装置の製造装
    置。
  5. 【請求項5】 前記開口部は円形又は矩形である請求項
    1記載の半導体装置の製造装置。
  6. 【請求項6】 前記処理室はイオン注入室又はスパッタ
    ー室又はCVD室である請求項1記載の半導体装置の製
    造装置。
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