JP2001338772A - 遠隔監視制御システム - Google Patents
遠隔監視制御システムInfo
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- Circuit Arrangement For Electric Light Sources In General (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】伝送処理装置の処理を複雑化することなく被照
射面の照度を目標照度範囲内に収めることができる遠隔
監視制御システムを提供する。 【解決手段】照度設定端末器36は、照度センサによる
検出照度が目標照度範囲を超えているときには光出力の
減少を指示する情報を伝送制御装置30へ返送し、検出
照度が目標照度範囲に達していないときには光出力の増
加を指示する情報を伝送制御装置30へ返送する。伝送
制御装置30は、照度設定端末器36から情報が返送さ
れると、関係テーブルによって対応付けられた調光端末
器35に対して制御データを伝送する。伝送制御装置3
0は、光出力の増加を指示する情報を受けると、調光レ
ベルを1レベルアップさせた調光データを制御データと
して伝送する。また、伝送制御装置30は、光出力の減
少を指示する情報を受けると、調光レベルを1レベルダ
ウンさせた調光データを制御データとして伝送する。
射面の照度を目標照度範囲内に収めることができる遠隔
監視制御システムを提供する。 【解決手段】照度設定端末器36は、照度センサによる
検出照度が目標照度範囲を超えているときには光出力の
減少を指示する情報を伝送制御装置30へ返送し、検出
照度が目標照度範囲に達していないときには光出力の増
加を指示する情報を伝送制御装置30へ返送する。伝送
制御装置30は、照度設定端末器36から情報が返送さ
れると、関係テーブルによって対応付けられた調光端末
器35に対して制御データを伝送する。伝送制御装置3
0は、光出力の増加を指示する情報を受けると、調光レ
ベルを1レベルアップさせた調光データを制御データと
して伝送する。また、伝送制御装置30は、光出力の減
少を指示する情報を受けると、調光レベルを1レベルダ
ウンさせた調光データを制御データとして伝送する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、時分割多重伝送方
式により伝送信号を信号線に伝送し、この伝送信号を用
いてスイッチの操作と照明負荷の制御とを対応付けた遠
隔監視制御システムに関するものである。
式により伝送信号を信号線に伝送し、この伝送信号を用
いてスイッチの操作と照明負荷の制御とを対応付けた遠
隔監視制御システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、図8に示す構成の遠隔監視制
御システムが知られている。この遠隔監視制御システム
では、伝送制御装置30に接続された2線式の信号線L
sに複数台ずつの操作端末器31および制御端末器32
が分岐接続(マルチドロップ接続)される。図示例では
操作端末器31と制御端末器32とが1台ずつ示されて
いるが、実際には複数台ずつ設けられる。また、図示例
では制御端末器32に照明負荷を含む照明器具Lが接続
され、照明負荷の光出力は伝送制御装置30から制御端
末器32を通して指示される。ここにおいて、照明負荷
への供給電力を制御する調光器は、制御端末器32に内
蔵していても、また照明器具Lに内蔵していてもよい。
通常は、照明負荷が白熱灯であるときには制御端末器3
2に調光器を内蔵し、照明負荷が蛍光灯のような放電灯
であるときには照明器具Lに調光器を内蔵する。
御システムが知られている。この遠隔監視制御システム
では、伝送制御装置30に接続された2線式の信号線L
sに複数台ずつの操作端末器31および制御端末器32
が分岐接続(マルチドロップ接続)される。図示例では
操作端末器31と制御端末器32とが1台ずつ示されて
いるが、実際には複数台ずつ設けられる。また、図示例
では制御端末器32に照明負荷を含む照明器具Lが接続
され、照明負荷の光出力は伝送制御装置30から制御端
末器32を通して指示される。ここにおいて、照明負荷
への供給電力を制御する調光器は、制御端末器32に内
蔵していても、また照明器具Lに内蔵していてもよい。
通常は、照明負荷が白熱灯であるときには制御端末器3
2に調光器を内蔵し、照明負荷が蛍光灯のような放電灯
であるときには照明器具Lに調光器を内蔵する。
【0003】制御端末器32では照明負荷の光出力を指
示する調光データを受けると、指示された調光データに
基づいて作成した調光信号を調光器へ与えるように構成
されている。
示する調光データを受けると、指示された調光データに
基づいて作成した調光信号を調光器へ与えるように構成
されている。
【0004】操作端末器31は操作部としてアップスイ
ッチSu・ダウンスイッチSd・オンオフスイッチSf
を備える。オンオフスイッチSfは照明負荷の点灯消灯
を指示し、アップスイッチSuは光出力の段階的な増加
(調光レベルの段階的なアップ)を指示し、ダウンスイ
ッチSdは光出力の段階的な減少(調光レベルの段階的
なダウン)を指示する。ここに、アップスイッチSu,
ダウンスイッチSdは押操作毎に光出力の増加,減少を
指示する。
ッチSu・ダウンスイッチSd・オンオフスイッチSf
を備える。オンオフスイッチSfは照明負荷の点灯消灯
を指示し、アップスイッチSuは光出力の段階的な増加
(調光レベルの段階的なアップ)を指示し、ダウンスイ
ッチSdは光出力の段階的な減少(調光レベルの段階的
なダウン)を指示する。ここに、アップスイッチSu,
ダウンスイッチSdは押操作毎に光出力の増加,減少を
指示する。
【0005】ところで、各操作端末器31および各制御
端末器32には、それぞれ個別のアドレスが設定され、
伝送制御装置30はそれらのアドレスを用いて操作端末
器31および制御端末器32を個別に認識する。
端末器32には、それぞれ個別のアドレスが設定され、
伝送制御装置30はそれらのアドレスを用いて操作端末
器31および制御端末器32を個別に認識する。
【0006】伝送制御装置30は信号線Lsに対して、
図9(a)に示すフォーマットの伝送信号Vsを送出す
る。すなわち、信号送出開始を示す同期信号SY、伝送
信号Vsのモードを示すモードデータMD、操作端末器
31や制御端末器32を各別に呼び出すためのアドレス
データAD、操作端末器31や制御端末器32への指示
を与える制御データCD、伝送誤りを検出するためのチ
ェックサムデータCS、操作端末器31や制御端末器3
2からの返送信号(監視データ)を受信するタイムスロ
ットである信号返送期間WTよりなる双極性(±24
V)の時分割多重信号であり、パルス幅変調によってデ
ータが伝送されるようになっている(図9(b))。各
操作端末器31および各制御端末器32では、信号線L
sを介して受信した伝送信号Vsにより伝送されたアド
レスデータADがあらかじめ設定されているアドレスに
一致すると、伝送信号Vsから制御データCDを取り込
むとともに、伝送信号Vsの信号返送期間WTに監視デ
ータを電流モード信号(信号線Lsを適当な低インピー
ダンスを介して短絡することにより送出される信号)と
して返送する。
図9(a)に示すフォーマットの伝送信号Vsを送出す
る。すなわち、信号送出開始を示す同期信号SY、伝送
信号Vsのモードを示すモードデータMD、操作端末器
31や制御端末器32を各別に呼び出すためのアドレス
データAD、操作端末器31や制御端末器32への指示
を与える制御データCD、伝送誤りを検出するためのチ
ェックサムデータCS、操作端末器31や制御端末器3
2からの返送信号(監視データ)を受信するタイムスロ
ットである信号返送期間WTよりなる双極性(±24
V)の時分割多重信号であり、パルス幅変調によってデ
ータが伝送されるようになっている(図9(b))。各
操作端末器31および各制御端末器32では、信号線L
sを介して受信した伝送信号Vsにより伝送されたアド
レスデータADがあらかじめ設定されているアドレスに
一致すると、伝送信号Vsから制御データCDを取り込
むとともに、伝送信号Vsの信号返送期間WTに監視デ
ータを電流モード信号(信号線Lsを適当な低インピー
ダンスを介して短絡することにより送出される信号)と
して返送する。
【0007】伝送制御装置30から所望の操作端末器3
1や制御端末器32にデータを伝送する場合には、モー
ドデータMDを制御モードとし、操作端末器31または
制御端末器32のアドレスをアドレスデータADとする
伝送信号Vsを送出し、この伝送信号Vsを信号線Ls
に送出すれば、アドレスデータADに一致する操作端末
器31または制御端末器32が制御データCDを受け取
り、信号返送期間WTに監視データを返送する。伝送制
御装置30では送出した制御データCDと信号返送期間
WTに受信した監視データとの関係によって制御データ
CDが所望の操作端末器31または制御端末器32に伝
送されたことを確認する。制御端末器32は受け取った
制御データCDに従って負荷を制御するための負荷制御
信号を出力し、操作端末器31では受け取った制御デー
タCDに従って負荷の動作確認表示を行なうための監視
信号を出力する。
1や制御端末器32にデータを伝送する場合には、モー
ドデータMDを制御モードとし、操作端末器31または
制御端末器32のアドレスをアドレスデータADとする
伝送信号Vsを送出し、この伝送信号Vsを信号線Ls
に送出すれば、アドレスデータADに一致する操作端末
器31または制御端末器32が制御データCDを受け取
り、信号返送期間WTに監視データを返送する。伝送制
御装置30では送出した制御データCDと信号返送期間
WTに受信した監視データとの関係によって制御データ
CDが所望の操作端末器31または制御端末器32に伝
送されたことを確認する。制御端末器32は受け取った
制御データCDに従って負荷を制御するための負荷制御
信号を出力し、操作端末器31では受け取った制御デー
タCDに従って負荷の動作確認表示を行なうための監視
信号を出力する。
【0008】一方、伝送制御装置30は通常時にはモー
ドデータMDをダミーモードとした伝送信号Vsを一定
時間間隔で送出しており(常時ポーリングという)、操
作端末器31が伝送制御装置30に対して何らかの情報
を伝送しようとするときには、ダミーモードの伝送信号
Vsの同期信号SYに同期させて図9(c)のような割
込信号を発生させる。このとき、操作端末器31は割込
フラグを設定して伝送制御装置30との以後の情報授受
に備える。伝送制御装置30では割込信号を受信する
と、モードデータMDを割込ポーリングモードとしかつ
アドレスデータADの上位の半数のビット(アドレスデ
ータADを8ビットとすれば上位4ビット)を順次増加
させながら伝送信号を送出し、割込信号を発生した操作
端末器31では、割込ポーリングモードの伝送信号のア
ドレスデータADの上位4ビットが操作端末器31に設
定されているアドレスの上位4ビットに一致するとき
に、信号返送期間WTにアドレスの下位4ビットを伝送
制御装置30に返送する。このように、伝送制御装置3
0は割込信号を発生した操作端末器31を16個ずつま
とめて探すので、比較的短い時間で操作端末器31を発
見することができる。
ドデータMDをダミーモードとした伝送信号Vsを一定
時間間隔で送出しており(常時ポーリングという)、操
作端末器31が伝送制御装置30に対して何らかの情報
を伝送しようとするときには、ダミーモードの伝送信号
Vsの同期信号SYに同期させて図9(c)のような割
込信号を発生させる。このとき、操作端末器31は割込
フラグを設定して伝送制御装置30との以後の情報授受
に備える。伝送制御装置30では割込信号を受信する
と、モードデータMDを割込ポーリングモードとしかつ
アドレスデータADの上位の半数のビット(アドレスデ
ータADを8ビットとすれば上位4ビット)を順次増加
させながら伝送信号を送出し、割込信号を発生した操作
端末器31では、割込ポーリングモードの伝送信号のア
ドレスデータADの上位4ビットが操作端末器31に設
定されているアドレスの上位4ビットに一致するとき
に、信号返送期間WTにアドレスの下位4ビットを伝送
制御装置30に返送する。このように、伝送制御装置3
0は割込信号を発生した操作端末器31を16個ずつま
とめて探すので、比較的短い時間で操作端末器31を発
見することができる。
【0009】伝送制御装置30が割込信号を発生した操
作端末器31のアドレスを獲得すると、モードデータM
Dを監視モードとし、獲得したアドレスデータADを持
つ伝送信号を信号線Lsに送出するのであって、この伝
送信号に対して操作端末器31は伝送しようとする情報
を信号返送期間WTに返送するのである。最後に、伝送
制御装置30は割込信号を発生した操作端末器31に対
して割込リセットを指示する信号を送出し、操作端末器
31の割込フラグを解除する。以上のようにして、操作
端末器31から伝送制御装置30への情報伝送は、伝送
制御装置30から操作端末器31への4回の信号伝送
(ダミーモード、割込ポーリングモード、監視モード、
割込リセット)によって完了する。伝送制御装置30が
所望の制御端末器32の動作状態を知ろうとするときに
は、モードデータMDを監視データとした伝送信号を送
出するだけでよい。
作端末器31のアドレスを獲得すると、モードデータM
Dを監視モードとし、獲得したアドレスデータADを持
つ伝送信号を信号線Lsに送出するのであって、この伝
送信号に対して操作端末器31は伝送しようとする情報
を信号返送期間WTに返送するのである。最後に、伝送
制御装置30は割込信号を発生した操作端末器31に対
して割込リセットを指示する信号を送出し、操作端末器
31の割込フラグを解除する。以上のようにして、操作
端末器31から伝送制御装置30への情報伝送は、伝送
制御装置30から操作端末器31への4回の信号伝送
(ダミーモード、割込ポーリングモード、監視モード、
割込リセット)によって完了する。伝送制御装置30が
所望の制御端末器32の動作状態を知ろうとするときに
は、モードデータMDを監視データとした伝送信号を送
出するだけでよい。
【0010】しかして、上記各スイッチSu,Sd,S
fの操作により操作データが発生すると、操作端末器3
1から操作データを伝送制御装置30に返送し、この操
作データに基づいて生成した制御データCDを含む伝送
信号Vsを伝送制御装置30が制御端末器32に伝送す
ると、制御端末器32において制御データCDに基づく
制御がなされる。ここで、制御端末器32は監視データ
を伝送制御装置30に返送し、返送された監視データを
操作端末器31に伝送する。この伝送信号によって操作
端末器31では監視信号を出力する。監視信号は通常は
確認灯の点灯・消灯に用いられる。
fの操作により操作データが発生すると、操作端末器3
1から操作データを伝送制御装置30に返送し、この操
作データに基づいて生成した制御データCDを含む伝送
信号Vsを伝送制御装置30が制御端末器32に伝送す
ると、制御端末器32において制御データCDに基づく
制御がなされる。ここで、制御端末器32は監視データ
を伝送制御装置30に返送し、返送された監視データを
操作端末器31に伝送する。この伝送信号によって操作
端末器31では監視信号を出力する。監視信号は通常は
確認灯の点灯・消灯に用いられる。
【0011】この種の遠隔監視制御システムでは、操作
端末器31のアドレスと制御端末器32のアドレスとの
対応関係を伝送制御装置30で管理しており、1台の操
作端末器31のアドレスを1台の制御端末器32のアド
レスに対応付けるだけでなく、1台の操作端末器31の
アドレスを複数台の制御端末器32のアドレスに対応付
けることも可能であって、後者のようにアドレスを設定
すれば、1回路のスイッチSu,Sd,Sfによって複
数回路の照明負荷を一括して制御することが可能にな
る。この種の制御を一括制御と呼んでおり、とくに、複
数の照明負荷を同じ制御状態に制御する一括制御をグル
ープ制御と呼び、複数の照明負荷をあらかじめ個々に設
定した制御状態(調光レベル)に制御する一括制御をパ
ターン制御と呼んでいる。なお、上述の操作端末器31
は照明負荷の光出力を指示する調光用のものであって、
スイッチSu,Sdの押操作毎に伝送制御装置30に対
して操作情報を伝送するものである。
端末器31のアドレスと制御端末器32のアドレスとの
対応関係を伝送制御装置30で管理しており、1台の操
作端末器31のアドレスを1台の制御端末器32のアド
レスに対応付けるだけでなく、1台の操作端末器31の
アドレスを複数台の制御端末器32のアドレスに対応付
けることも可能であって、後者のようにアドレスを設定
すれば、1回路のスイッチSu,Sd,Sfによって複
数回路の照明負荷を一括して制御することが可能にな
る。この種の制御を一括制御と呼んでおり、とくに、複
数の照明負荷を同じ制御状態に制御する一括制御をグル
ープ制御と呼び、複数の照明負荷をあらかじめ個々に設
定した制御状態(調光レベル)に制御する一括制御をパ
ターン制御と呼んでいる。なお、上述の操作端末器31
は照明負荷の光出力を指示する調光用のものであって、
スイッチSu,Sdの押操作毎に伝送制御装置30に対
して操作情報を伝送するものである。
【0012】ところで、上述の遠隔監視制御システムに
おいて、照明負荷により照明される被照射面(例えば、
机上面のような作業面)の照度を一定に保つ目的で照度
センサが接続された端末器から照度センサによる検出照
度を伝送制御装置30へ伝送するようにしたものが提案
されている。このような遠隔監視制御システムにおいて
は、照度センサで得られる検出照度を端末器から信号線
Lsを介して伝送制御装置30へ伝送し、伝送制御装置
30では照度センサにより得られる検出照度が目標照度
範囲に入るように演算して求めた調光データを制御デー
タCDとして対応付けされた制御端末器32へ伝送する
ように構成されている。そして、制御端末器32は、受
け取った制御データCDに基づいて作成した調光信号を
調光器へ与えるように構成されている。なお、調光デー
タを演算により求めるにあたっては、作業面における照
度と照度センサの受光面における照度との相関係数を壁
面などの反射を考慮して設定しておく必要がある。
おいて、照明負荷により照明される被照射面(例えば、
机上面のような作業面)の照度を一定に保つ目的で照度
センサが接続された端末器から照度センサによる検出照
度を伝送制御装置30へ伝送するようにしたものが提案
されている。このような遠隔監視制御システムにおいて
は、照度センサで得られる検出照度を端末器から信号線
Lsを介して伝送制御装置30へ伝送し、伝送制御装置
30では照度センサにより得られる検出照度が目標照度
範囲に入るように演算して求めた調光データを制御デー
タCDとして対応付けされた制御端末器32へ伝送する
ように構成されている。そして、制御端末器32は、受
け取った制御データCDに基づいて作成した調光信号を
調光器へ与えるように構成されている。なお、調光デー
タを演算により求めるにあたっては、作業面における照
度と照度センサの受光面における照度との相関係数を壁
面などの反射を考慮して設定しておく必要がある。
【0013】また、上述の制御端末器32は、盤内に設
置されるものであり、端子として、端子ねじと端子ねじ
が螺合した端子板とを備えたねじ付端子を採用してい
る。これに対して、制御端末器32として天井裏などに
分散して配置するようにしたものにおいては、電線(I
V線)が接続される端子として、端子板と、器体に開口
した電線挿入口を通して器体に挿入された電線を端子板
との間で保持する鎖錠ばねとを備えたいわゆる速結端子
を採用しており、電線を電線挿入口に挿入するだけで鎖
錠ばねにより電線の抜止および接続とが可能になる。な
お、速結端子において電線の機械的接続状態および電気
的接続状態として所要の性能を得るには、電線挿入口へ
の電線の挿入量を一定にする必要がある。そこで、電線
の絶縁被覆を剥く量を一定にして、挿入量を一定にすれ
ばよい。
置されるものであり、端子として、端子ねじと端子ねじ
が螺合した端子板とを備えたねじ付端子を採用してい
る。これに対して、制御端末器32として天井裏などに
分散して配置するようにしたものにおいては、電線(I
V線)が接続される端子として、端子板と、器体に開口
した電線挿入口を通して器体に挿入された電線を端子板
との間で保持する鎖錠ばねとを備えたいわゆる速結端子
を採用しており、電線を電線挿入口に挿入するだけで鎖
錠ばねにより電線の抜止および接続とが可能になる。な
お、速結端子において電線の機械的接続状態および電気
的接続状態として所要の性能を得るには、電線挿入口へ
の電線の挿入量を一定にする必要がある。そこで、電線
の絶縁被覆を剥く量を一定にして、挿入量を一定にすれ
ばよい。
【0014】また、上述の制御端末器32は、照明負荷
を制御するためのラッチング型のリレーを内蔵してお
り、リレーのオンオフによって照明器具Lは点灯・消灯
することになる。
を制御するためのラッチング型のリレーを内蔵してお
り、リレーのオンオフによって照明器具Lは点灯・消灯
することになる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の遠隔監視制御システムにおいては、伝送処理装置3
0が、照度センサが目標照度範囲内に入るように演算し
て求めた調光データを制御端末器32へ指示する必要が
あるので、伝送処理装置30での処理が複雑になるとい
う不具合があった。
来の遠隔監視制御システムにおいては、伝送処理装置3
0が、照度センサが目標照度範囲内に入るように演算し
て求めた調光データを制御端末器32へ指示する必要が
あるので、伝送処理装置30での処理が複雑になるとい
う不具合があった。
【0016】また、伝送処理装置30では、上記演算を
行うために、作業面における照度と照度センサの受光面
における照度との相関係数を壁面などの反射を考慮して
あらかじめ設定する必要があるが、この相関係数は場所
単位でのばらつきが大きく、設定に手間がかかるという
不具合があった。
行うために、作業面における照度と照度センサの受光面
における照度との相関係数を壁面などの反射を考慮して
あらかじめ設定する必要があるが、この相関係数は場所
単位でのばらつきが大きく、設定に手間がかかるという
不具合があった。
【0017】本発明は上記事由に鑑みて為されたもので
あり、その目的は、伝送処理装置の処理を複雑化するこ
となく被照射面の照度を目標照度範囲内に収めることが
できる遠隔監視制御システムを提供することにある。
あり、その目的は、伝送処理装置の処理を複雑化するこ
となく被照射面の照度を目標照度範囲内に収めることが
できる遠隔監視制御システムを提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、それ
ぞれアドレスを備える複数台の端末器が信号線に接続さ
れ、信号線に接続された伝送制御装置と前記各端末器と
の間で時分割多重伝送方式により伝送信号を授受すると
ともに、伝送制御装置に設定したアドレスの対応関係を
用いて端末器間でデータを授受することによっていずれ
かの端末器に設けたスイッチの操作に応じて他の端末器
により照明負荷を制御する遠隔監視制御システムであっ
て、前記端末器として、照明負荷により照明される被照
射面の照度を検出する照度センサを有し調光レベルを指
示する照度設定端末器と、前記照明負荷の光出力を調節
する調光器に調光信号線を介して接続され前記調光器に
調光信号を出力する調光端末器とを備え、前記照度設定
端末器は、目標照度範囲を設定する照度設定部と、前記
照度センサによる検出照度が照度設定部に設定された目
標照度範囲を超えているときに光出力の減少を指示し且
つ目標照度範囲に達していないときに光出力の増加を指
示する信号処理部とを備えることを特徴とするものであ
り、照度設定端末器は、照度センサによる検出照度が照
度設定部に設定された目標照度範囲を超えているときに
光出力の減少を指示し、また、照度センサによる検出照
度が目標照度範囲に達していないときに光出力の増加を
指示するから、従来のように伝送制御装置において照度
センサによる検出照度に応じて複雑な演算を行って調光
データを求める必要がなく、伝送処理装置の処理を複雑
化することなく被照射面の照度を目標照度範囲内に収め
ることができる。
ぞれアドレスを備える複数台の端末器が信号線に接続さ
れ、信号線に接続された伝送制御装置と前記各端末器と
の間で時分割多重伝送方式により伝送信号を授受すると
ともに、伝送制御装置に設定したアドレスの対応関係を
用いて端末器間でデータを授受することによっていずれ
かの端末器に設けたスイッチの操作に応じて他の端末器
により照明負荷を制御する遠隔監視制御システムであっ
て、前記端末器として、照明負荷により照明される被照
射面の照度を検出する照度センサを有し調光レベルを指
示する照度設定端末器と、前記照明負荷の光出力を調節
する調光器に調光信号線を介して接続され前記調光器に
調光信号を出力する調光端末器とを備え、前記照度設定
端末器は、目標照度範囲を設定する照度設定部と、前記
照度センサによる検出照度が照度設定部に設定された目
標照度範囲を超えているときに光出力の減少を指示し且
つ目標照度範囲に達していないときに光出力の増加を指
示する信号処理部とを備えることを特徴とするものであ
り、照度設定端末器は、照度センサによる検出照度が照
度設定部に設定された目標照度範囲を超えているときに
光出力の減少を指示し、また、照度センサによる検出照
度が目標照度範囲に達していないときに光出力の増加を
指示するから、従来のように伝送制御装置において照度
センサによる検出照度に応じて複雑な演算を行って調光
データを求める必要がなく、伝送処理装置の処理を複雑
化することなく被照射面の照度を目標照度範囲内に収め
ることができる。
【0019】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記照度設定端末器には別に設けた設定器との間で
ワイヤレス信号を伝送するワイヤレス信号送受信部が接
続され、ワイヤレス信号により指示された目標照度範囲
を照度設定部に書き込む機能を有するので、ワイヤレス
信号によって目標照度範囲を設定することが可能になる
から、照明負荷の設置場所で実際の照度を見ながら目標
照度範囲を設定することが可能になる。しかも、ワイヤ
レス信号を用いるから高所作業が不要になり、安全が確
保しやすくなるとともに目標照度範囲の設定が容易にな
る。
て、前記照度設定端末器には別に設けた設定器との間で
ワイヤレス信号を伝送するワイヤレス信号送受信部が接
続され、ワイヤレス信号により指示された目標照度範囲
を照度設定部に書き込む機能を有するので、ワイヤレス
信号によって目標照度範囲を設定することが可能になる
から、照明負荷の設置場所で実際の照度を見ながら目標
照度範囲を設定することが可能になる。しかも、ワイヤ
レス信号を用いるから高所作業が不要になり、安全が確
保しやすくなるとともに目標照度範囲の設定が容易にな
る。
【0020】請求項3の発明は、請求項1または請求項
2の発明において、前記照度設定端末器は、前記信号線
に接続され前記信号処理部が設けられた端末器本体と、
前記被照射面に配設され前記照度センサが設けられ前記
照度センサによる検出照度を端末器本体へ送信する照度
送信器とで構成されているので、被照射面の照度を当該
被照射面で測定することができ、正確な照度調整が可能
となる。
2の発明において、前記照度設定端末器は、前記信号線
に接続され前記信号処理部が設けられた端末器本体と、
前記被照射面に配設され前記照度センサが設けられ前記
照度センサによる検出照度を端末器本体へ送信する照度
送信器とで構成されているので、被照射面の照度を当該
被照射面で測定することができ、正確な照度調整が可能
となる。
【0021】請求項4の発明は、請求項1ないし請求項
3の発明において、前記照明負荷を制御する端末器は、
商用電源と照明器具との間に挿入されるスイッチ要素
と、前記伝送信号に基づいて前記スイッチ要素をオンオ
フ制御する端末処理部と、前記スイッチ要素の一端側に
接続され商用電源からの電源線に設けたコネクタが着脱
自在に接続される電源用コネクタと、前記スイッチ要素
の他端側に接続され照明器具からの負荷線に設けたコネ
クタが着脱自在に接続される負荷用コネクタと、伝送制
御装置からの信号線を接続する端子部とを備えるので、
電源用コネクタおよび負荷用コネクタを備えていること
により、従来のように速結端子を採用したものに比べて
天井裏などでの施工がしやすくなるとともに、施工時や
メンテナンス時の交換作業が容易になり、また、作業現
場で電線の絶縁被覆を剥ぐ作業が不要となるから手間が
減り剥いだ絶縁被覆のようなごみが発生することもな
い。
3の発明において、前記照明負荷を制御する端末器は、
商用電源と照明器具との間に挿入されるスイッチ要素
と、前記伝送信号に基づいて前記スイッチ要素をオンオ
フ制御する端末処理部と、前記スイッチ要素の一端側に
接続され商用電源からの電源線に設けたコネクタが着脱
自在に接続される電源用コネクタと、前記スイッチ要素
の他端側に接続され照明器具からの負荷線に設けたコネ
クタが着脱自在に接続される負荷用コネクタと、伝送制
御装置からの信号線を接続する端子部とを備えるので、
電源用コネクタおよび負荷用コネクタを備えていること
により、従来のように速結端子を採用したものに比べて
天井裏などでの施工がしやすくなるとともに、施工時や
メンテナンス時の交換作業が容易になり、また、作業現
場で電線の絶縁被覆を剥ぐ作業が不要となるから手間が
減り剥いだ絶縁被覆のようなごみが発生することもな
い。
【0022】
【発明の実施の形態】(実施形態1)本実施形態の遠隔
監視制御システムは、図1に示すように、伝送制御装置
30に接続された2線式の信号線Lsに、複数の調光ス
イッチ31が操作端末器として接続され、リレー端末器
34、調光端末器35が制御端末器として接続されてい
る。さらに、信号線Lsには照度設定端末器36が接続
されている。操作端末器および制御端末器および照度設
定端末器36は、信号線Lsに対してマルチドロップ接
続される。操作端末器および制御端末器および照度設定
端末器36には、それぞれ個別のアドレスが設定され、
伝送制御装置30はそれらのアドレスを用いて操作端末
器および制御端末器および照度設定端末器36を個別に
認識する。図示例では操作端末器である調光スイッチ3
1は、押操作される3個ずつの操作部を備える。調光ス
イッチ31は、操作部としてアップスイッチSu・ダウ
ンスイッチSd・オンオフスイッチSfを備える。ま
た、リレー端末器34は負荷を制御するラッチング型の
リレーを内蔵する。リレーは商用電源と照明器具Lとの
間に挿入され、リレーのオンオフによって照明器具Lが
点灯・消灯することになる。また、照明器具Lは照明負
荷としての蛍光灯にインバータを用いた点灯回路から給
電するように構成されており、インバータは外部からデ
ューティ比によって調光量を指示する調光信号を受け、
蛍光灯の光出力を調節するように構成されている。つま
り、インバータは調光器として機能する。この調光信号
は2線式の調光信号線Ltを介して接続された調光端末
器35から与えられる。調光端末器35および照度設定
端末器36の各構成については後述する。
監視制御システムは、図1に示すように、伝送制御装置
30に接続された2線式の信号線Lsに、複数の調光ス
イッチ31が操作端末器として接続され、リレー端末器
34、調光端末器35が制御端末器として接続されてい
る。さらに、信号線Lsには照度設定端末器36が接続
されている。操作端末器および制御端末器および照度設
定端末器36は、信号線Lsに対してマルチドロップ接
続される。操作端末器および制御端末器および照度設定
端末器36には、それぞれ個別のアドレスが設定され、
伝送制御装置30はそれらのアドレスを用いて操作端末
器および制御端末器および照度設定端末器36を個別に
認識する。図示例では操作端末器である調光スイッチ3
1は、押操作される3個ずつの操作部を備える。調光ス
イッチ31は、操作部としてアップスイッチSu・ダウ
ンスイッチSd・オンオフスイッチSfを備える。ま
た、リレー端末器34は負荷を制御するラッチング型の
リレーを内蔵する。リレーは商用電源と照明器具Lとの
間に挿入され、リレーのオンオフによって照明器具Lが
点灯・消灯することになる。また、照明器具Lは照明負
荷としての蛍光灯にインバータを用いた点灯回路から給
電するように構成されており、インバータは外部からデ
ューティ比によって調光量を指示する調光信号を受け、
蛍光灯の光出力を調節するように構成されている。つま
り、インバータは調光器として機能する。この調光信号
は2線式の調光信号線Ltを介して接続された調光端末
器35から与えられる。調光端末器35および照度設定
端末器36の各構成については後述する。
【0023】次に、信号伝送に関する基本的な動作につ
いて説明する。以下では、説明を簡単にするために、と
くに必要がなければ、調光スイッチ31を操作端末器と
呼び、リレー端末器34、調光端末器35を制御端末器
と呼ぶことにする。伝送制御装置30は信号線Lsに対
して、上述の図9(a)に示すフォーマットの伝送信号
Vsを送出する。すなわち、信号送出開始を示す同期信
号SY、伝送信号Vsのモードを示すモードデータM
D、操作端末器や制御端末器や照度設定端末器36を各
別に呼び出すためのアドレスデータAD、操作端末器や
制御端末器や照度設定端末器36への指示を与える制御
データCD、伝送誤りを検出するためのチェックサムデ
ータCS、操作端末器や制御端末器や照度設定端末器3
6からの返送信号(監視データ)を受信するタイムスロ
ットである信号返送期間WTよりなる双極性(±24
V)の時分割多重信号であり、パルス幅変調によってデ
ータが伝送されるようになっている(図9(b))。各
操作端末器および各制御端末器および各照度設定端末器
36では、信号線Lsを介して受信した伝送信号Vsに
より伝送されたアドレスデータADがあらかじめ設定さ
れているアドレスに一致すると、伝送信号Vsから制御
データCDを取り込み、伝送すべき監視データがあると
きには伝送信号Vsの信号返送期間WTに監視データを
電流モード信号(信号線Lsを適当な低インピーダンス
を介して短絡することにより送出される信号)として返
送する。
いて説明する。以下では、説明を簡単にするために、と
くに必要がなければ、調光スイッチ31を操作端末器と
呼び、リレー端末器34、調光端末器35を制御端末器
と呼ぶことにする。伝送制御装置30は信号線Lsに対
して、上述の図9(a)に示すフォーマットの伝送信号
Vsを送出する。すなわち、信号送出開始を示す同期信
号SY、伝送信号Vsのモードを示すモードデータM
D、操作端末器や制御端末器や照度設定端末器36を各
別に呼び出すためのアドレスデータAD、操作端末器や
制御端末器や照度設定端末器36への指示を与える制御
データCD、伝送誤りを検出するためのチェックサムデ
ータCS、操作端末器や制御端末器や照度設定端末器3
6からの返送信号(監視データ)を受信するタイムスロ
ットである信号返送期間WTよりなる双極性(±24
V)の時分割多重信号であり、パルス幅変調によってデ
ータが伝送されるようになっている(図9(b))。各
操作端末器および各制御端末器および各照度設定端末器
36では、信号線Lsを介して受信した伝送信号Vsに
より伝送されたアドレスデータADがあらかじめ設定さ
れているアドレスに一致すると、伝送信号Vsから制御
データCDを取り込み、伝送すべき監視データがあると
きには伝送信号Vsの信号返送期間WTに監視データを
電流モード信号(信号線Lsを適当な低インピーダンス
を介して短絡することにより送出される信号)として返
送する。
【0024】伝送制御装置30から所望の操作端末器や
制御端末器や照度設定端末器36にデータを伝送する場
合には、モードデータMDを制御モードとし、操作端末
器または制御端末器または照度設定端末器36のアドレ
スをアドレスデータADとする伝送信号Vsを送出し、
この伝送信号Vsを信号線Lsに送出すれば、アドレス
データADに一致する操作端末器または制御端末器また
は照度設定端末器36が制御データCDを受け取り、信
号返送期間WTに監視データを返送する。伝送制御装置
30では送出した制御データCDと信号返送期間WTに
受信した監視データとの関係によって制御データCDが
所望の操作端末器または制御端末器または照度設定端末
器36に伝送されたことを確認する。制御端末器は受け
取った制御データCDに従ってリレーの動作を指示した
り調光信号の変化を指示し、操作端末器では受け取った
制御データCDに従って動作確認のための監視信号を出
力する。
制御端末器や照度設定端末器36にデータを伝送する場
合には、モードデータMDを制御モードとし、操作端末
器または制御端末器または照度設定端末器36のアドレ
スをアドレスデータADとする伝送信号Vsを送出し、
この伝送信号Vsを信号線Lsに送出すれば、アドレス
データADに一致する操作端末器または制御端末器また
は照度設定端末器36が制御データCDを受け取り、信
号返送期間WTに監視データを返送する。伝送制御装置
30では送出した制御データCDと信号返送期間WTに
受信した監視データとの関係によって制御データCDが
所望の操作端末器または制御端末器または照度設定端末
器36に伝送されたことを確認する。制御端末器は受け
取った制御データCDに従ってリレーの動作を指示した
り調光信号の変化を指示し、操作端末器では受け取った
制御データCDに従って動作確認のための監視信号を出
力する。
【0025】一方、伝送制御装置30は通常時にはモー
ドデータMDをダミーモードとした伝送信号Vsを一定
時間間隔で送出しており(常時ポーリング)、操作端末
器または照度設定端末器36が伝送制御装置30に対し
て何らかの情報を伝送しようとするときには、ダミーモ
ードの伝送信号Vsの同期信号SYに同期させて図9
(c)のような割込信号を発生させる。このとき、操作
端末器または照度設定端末器36は割込フラグを設定し
て伝送制御装置30との以後の情報授受に備える。伝送
制御装置30では割込信号を受信すると、モードデータ
MDを割込ポーリングモードとしかつアドレスデータA
Dの上位の半数のビット(アドレスデータADを8ビッ
トとすれば上位4ビット)を順次増加させながら伝送信
号を送出し、割込信号を発生した操作端末器または照度
設定端末器36では、割込ポーリングモードの伝送信号
のアドレスデータADの上位4ビットが操作端末器また
は照度設定端末器36に設定されているアドレスの上位
4ビットに一致するときに、信号返送期間WTにアドレ
スの下位の半数のビットを伝送制御装置30に返送す
る。このように、伝送制御装置30は割込信号を発生し
た操作端末器または照度設定端末器36を16個ずつま
とめて探すので、比較的短い時間で操作端末器または照
度設定端末器36を発見することができる。
ドデータMDをダミーモードとした伝送信号Vsを一定
時間間隔で送出しており(常時ポーリング)、操作端末
器または照度設定端末器36が伝送制御装置30に対し
て何らかの情報を伝送しようとするときには、ダミーモ
ードの伝送信号Vsの同期信号SYに同期させて図9
(c)のような割込信号を発生させる。このとき、操作
端末器または照度設定端末器36は割込フラグを設定し
て伝送制御装置30との以後の情報授受に備える。伝送
制御装置30では割込信号を受信すると、モードデータ
MDを割込ポーリングモードとしかつアドレスデータA
Dの上位の半数のビット(アドレスデータADを8ビッ
トとすれば上位4ビット)を順次増加させながら伝送信
号を送出し、割込信号を発生した操作端末器または照度
設定端末器36では、割込ポーリングモードの伝送信号
のアドレスデータADの上位4ビットが操作端末器また
は照度設定端末器36に設定されているアドレスの上位
4ビットに一致するときに、信号返送期間WTにアドレ
スの下位の半数のビットを伝送制御装置30に返送す
る。このように、伝送制御装置30は割込信号を発生し
た操作端末器または照度設定端末器36を16個ずつま
とめて探すので、比較的短い時間で操作端末器または照
度設定端末器36を発見することができる。
【0026】伝送制御装置30が割込信号を発生した操
作端末器または照度設定端末器36のアドレスを獲得す
ると、モードデータMDを監視モードとし、獲得したア
ドレスデータADを持つ伝送信号を信号線Lsに送出す
るのであって、この伝送信号に対して操作端末器または
照度設定端末器36は伝送しようとする情報を信号返送
期間WTに返送する。最後に、伝送制御装置30は割込
信号を発生した操作端末器または照度設定端末器36に
対して割込リセットを指示する信号を送出し、操作端末
器または照度設定端末器36の割込フラグを解除する。
以上のようにして、操作端末器または照度設定端末器3
6から伝送制御装置30への情報伝送は、伝送制御装置
30から操作端末器または照度設定端末器36への4回
の信号伝送(ダミーモード、割込ポーリングモード、監
視モード、割込リセット)によって完了する。伝送制御
装置30が所望の制御端末器の動作状態を知ろうとする
ときには、モードデータMDを監視データとした伝送信
号を送出するだけでよい。
作端末器または照度設定端末器36のアドレスを獲得す
ると、モードデータMDを監視モードとし、獲得したア
ドレスデータADを持つ伝送信号を信号線Lsに送出す
るのであって、この伝送信号に対して操作端末器または
照度設定端末器36は伝送しようとする情報を信号返送
期間WTに返送する。最後に、伝送制御装置30は割込
信号を発生した操作端末器または照度設定端末器36に
対して割込リセットを指示する信号を送出し、操作端末
器または照度設定端末器36の割込フラグを解除する。
以上のようにして、操作端末器または照度設定端末器3
6から伝送制御装置30への情報伝送は、伝送制御装置
30から操作端末器または照度設定端末器36への4回
の信号伝送(ダミーモード、割込ポーリングモード、監
視モード、割込リセット)によって完了する。伝送制御
装置30が所望の制御端末器の動作状態を知ろうとする
ときには、モードデータMDを監視データとした伝送信
号を送出するだけでよい。
【0027】上述のような動作によって、操作端末器に
設けた操作部の操作に応じて操作データが発生すると、
操作端末器から操作データに対応した監視データが伝送
制御装置30に返送され、伝送制御装置30が制御端末
器に制御データCDを伝送すると、制御端末器において
制御データCDに基づく制御がなされる。また、伝送制
御装置30は、操作端末器と制御端末器と照度設定端末
器36とをアドレスの関係によって対応付けた関係テー
ブルを有しており、操作端末器で操作データが発生する
と、関係テーブルによって対応付けられた制御端末器お
よび照度設定端末器36に対して制御データCDを伝送
するのである。
設けた操作部の操作に応じて操作データが発生すると、
操作端末器から操作データに対応した監視データが伝送
制御装置30に返送され、伝送制御装置30が制御端末
器に制御データCDを伝送すると、制御端末器において
制御データCDに基づく制御がなされる。また、伝送制
御装置30は、操作端末器と制御端末器と照度設定端末
器36とをアドレスの関係によって対応付けた関係テー
ブルを有しており、操作端末器で操作データが発生する
と、関係テーブルによって対応付けられた制御端末器お
よび照度設定端末器36に対して制御データCDを伝送
するのである。
【0028】上述の動作から明らかなように、伝送制御
装置30における関係テーブルで、操作端末器と制御端
末器とのアドレスの対応関係を一対多とすれば、1台の
操作端末器の操作部を操作するだけで複数台の制御端末
器に接続された負荷としての照明器具Lを一括して制御
することが可能になる。この種の制御を一括制御と呼
び、一括制御のうちあらかじめ関係データによって指定
されている範囲の複数個の照明器具Lに一括して同じ制
御を指示する場合(たとえば、指定範囲内のすべての照
明器具Lをオンにする場合)をグループ制御と呼び、指
定されている範囲の複数個の照明器具Lに個別に制御を
指示する場合(たとえば、指定範囲内の照明器具Lの個
々で光出力を異ならせる場合)をパターン制御と呼ぶ。
装置30における関係テーブルで、操作端末器と制御端
末器とのアドレスの対応関係を一対多とすれば、1台の
操作端末器の操作部を操作するだけで複数台の制御端末
器に接続された負荷としての照明器具Lを一括して制御
することが可能になる。この種の制御を一括制御と呼
び、一括制御のうちあらかじめ関係データによって指定
されている範囲の複数個の照明器具Lに一括して同じ制
御を指示する場合(たとえば、指定範囲内のすべての照
明器具Lをオンにする場合)をグループ制御と呼び、指
定されている範囲の複数個の照明器具Lに個別に制御を
指示する場合(たとえば、指定範囲内の照明器具Lの個
々で光出力を異ならせる場合)をパターン制御と呼ぶ。
【0029】ところで、調光スイッチ31に設けたアッ
プスイッチSuは光出力の段階的な増加(調光レベルの
段階的なアップ)を指示し、ダウンスイッチSdは光出
力の段階的な減少(調光レベルの段階的なダウン)を指
示し、オンオフスイッチSfはオンオフを指示する。ア
ップスイッチSuおよびダウンスイッチSdは押操作毎
に伝送制御装置30に上述の割込信号を発生するもので
あり、押操作毎に伝送制御装置30が照明器具Lの光出
力を段階的に増加ないし段階的に減少させた調光データ
を調光端末器35へ伝送する。ここで、図1に示す構成
では、3系統の照明器具Lを設け、各系統ごとにリレー
端末器34を設けて照明器具Lを系統ごとに一括してオ
ンオフさせるように構成してある。また、調光スイッチ
31や調光端末器35や照度設定端末器36も各系統ご
とに設けてある。
プスイッチSuは光出力の段階的な増加(調光レベルの
段階的なアップ)を指示し、ダウンスイッチSdは光出
力の段階的な減少(調光レベルの段階的なダウン)を指
示し、オンオフスイッチSfはオンオフを指示する。ア
ップスイッチSuおよびダウンスイッチSdは押操作毎
に伝送制御装置30に上述の割込信号を発生するもので
あり、押操作毎に伝送制御装置30が照明器具Lの光出
力を段階的に増加ないし段階的に減少させた調光データ
を調光端末器35へ伝送する。ここで、図1に示す構成
では、3系統の照明器具Lを設け、各系統ごとにリレー
端末器34を設けて照明器具Lを系統ごとに一括してオ
ンオフさせるように構成してある。また、調光スイッチ
31や調光端末器35や照度設定端末器36も各系統ご
とに設けてある。
【0030】次に、調光端末器35の構成について説明
する。調光端末器35は、図2に示すように、絶縁回路
11を介して信号線Lsに接続される多重伝送信号処理
部10を備える。多重伝送信号処理部10はマイコンを
主構成とし、EEPROMを用いたアドレスメモリ12
に格納されたアドレスデータをアドレスとして用いる。
多重伝送信号処理部10では、絶縁回路11を通して受
信した伝送信号に含まれるアドレスデータADがアドレ
スメモリ12に格納されたアドレスデータに一致する
と、伝送信号の制御データCDを受け取り、制御データ
CDに応じた動作をする。また、伝送信号を受信したこ
とを絶縁回路11を通して信号線Lsに送出する。アド
レスメモリ12には、別に設けた設定器Xからの赤外線
の光ワイヤレス信号によりデータを書き込むことができ
るようにしてある。このため、光ワイヤレス信号を送受
するワイヤレス信号送受信部13が設けられている。し
たがって、設定器Xでは光ワイヤレス信号の授受によっ
てアドレスメモリ12にアドレスデータを書き込むだけ
ではなく、アドレスメモリ12に格納されているアドレ
スデータの確認や修正も可能になる。
する。調光端末器35は、図2に示すように、絶縁回路
11を介して信号線Lsに接続される多重伝送信号処理
部10を備える。多重伝送信号処理部10はマイコンを
主構成とし、EEPROMを用いたアドレスメモリ12
に格納されたアドレスデータをアドレスとして用いる。
多重伝送信号処理部10では、絶縁回路11を通して受
信した伝送信号に含まれるアドレスデータADがアドレ
スメモリ12に格納されたアドレスデータに一致する
と、伝送信号の制御データCDを受け取り、制御データ
CDに応じた動作をする。また、伝送信号を受信したこ
とを絶縁回路11を通して信号線Lsに送出する。アド
レスメモリ12には、別に設けた設定器Xからの赤外線
の光ワイヤレス信号によりデータを書き込むことができ
るようにしてある。このため、光ワイヤレス信号を送受
するワイヤレス信号送受信部13が設けられている。し
たがって、設定器Xでは光ワイヤレス信号の授受によっ
てアドレスメモリ12にアドレスデータを書き込むだけ
ではなく、アドレスメモリ12に格納されているアドレ
スデータの確認や修正も可能になる。
【0031】また、調光端末器35は、照明器具Lに内
蔵した調光器に対して調光信号を与える調光信号発生部
22を備えている。伝送制御装置30からの調光データ
は調光信号発生部22に与えられ、この調光データに応
じた調光信号が調光信号発生部22から照明器具Lに与
えられる。ここに、調光端末器35の電源は、商用電源
を降圧し安定化する電源回路24から供給される。
蔵した調光器に対して調光信号を与える調光信号発生部
22を備えている。伝送制御装置30からの調光データ
は調光信号発生部22に与えられ、この調光データに応
じた調光信号が調光信号発生部22から照明器具Lに与
えられる。ここに、調光端末器35の電源は、商用電源
を降圧し安定化する電源回路24から供給される。
【0032】次に、照度設定端末器36の構成について
説明する。照度設定端末器36は、図3に示すように、
照明負荷Lにより照明される被照射面(例えば、机上面
などの作業面)の照度を検出する照度センサ45と、送
受信回路41を介して信号線Lsに接続される信号処理
部40を備える。信号処理部40はマイコンを主構成と
し、EEPROMを用いたアドレスメモリ42に格納さ
れたアドレスデータをアドレスとして用いる。信号処理
部40では、送受信回路41を通して受信した伝送信号
に含まれるアドレスデータADがアドレスメモリ42に
格納されたアドレスデータに一致すると、伝送信号の制
御データCDを受け取り、制御データCDに応じた動作
をする。また、伝送信号を受信したことを送受信回路4
1を通して信号線Lsに送出する。アドレスメモリ42
には、別に設けた設定器Xからの赤外線の光ワイヤレス
信号によりデータを書き込むことができるようにしてあ
る。このため、光ワイヤレス信号を送受するワイヤレス
信号送受信部43が設けられている。したがって、設定
器Xでは光ワイヤレス信号の授受によってアドレスメモ
リ42にアドレスデータを書き込むだけではなく、アド
レスメモリ42に格納されているアドレスデータの確認
や修正も可能になる。なお、照度設定端末器36の電源
は、伝送信号Vsを整流して安定化する電源回路44か
ら供給される。
説明する。照度設定端末器36は、図3に示すように、
照明負荷Lにより照明される被照射面(例えば、机上面
などの作業面)の照度を検出する照度センサ45と、送
受信回路41を介して信号線Lsに接続される信号処理
部40を備える。信号処理部40はマイコンを主構成と
し、EEPROMを用いたアドレスメモリ42に格納さ
れたアドレスデータをアドレスとして用いる。信号処理
部40では、送受信回路41を通して受信した伝送信号
に含まれるアドレスデータADがアドレスメモリ42に
格納されたアドレスデータに一致すると、伝送信号の制
御データCDを受け取り、制御データCDに応じた動作
をする。また、伝送信号を受信したことを送受信回路4
1を通して信号線Lsに送出する。アドレスメモリ42
には、別に設けた設定器Xからの赤外線の光ワイヤレス
信号によりデータを書き込むことができるようにしてあ
る。このため、光ワイヤレス信号を送受するワイヤレス
信号送受信部43が設けられている。したがって、設定
器Xでは光ワイヤレス信号の授受によってアドレスメモ
リ42にアドレスデータを書き込むだけではなく、アド
レスメモリ42に格納されているアドレスデータの確認
や修正も可能になる。なお、照度設定端末器36の電源
は、伝送信号Vsを整流して安定化する電源回路44か
ら供給される。
【0033】信号処理部40は、照度センサ46による
検出照度を監視しており、照度センサ45による検出照
度が後述の目標照度範囲を超えているときに光出力の減
少を指示し、また、検出照度が目標照度範囲に達してい
ないときに光出力の増加を指示するようになっている。
具体的には、信号処理部40は、図4に示すように、照
度センサ45による検出照度(照度レベル)を監視し
(S1)、検出照度が目標照度範囲内に入っているか判
定し(S2)、検出照度が目標照度範囲内にあるときに
は検出照度の監視を続け、S2において検出照度が目標
照度範囲を超えているときには割込信号を発生させた後
に光出力の減少(調光レベルの1レベルダウン)を指示
する情報を伝送制御装置30へ伝送信号の信号返送期間
WTに返送し(S3)、S2において検出照度が目標照
度範囲に達していないときには割込信号を発生させた後
に光出力の増加(調光レベルの1レベルアップ)を指示
する情報を伝送制御装置30へ伝送信号の信号返送期間
WTに返送する(S4)。また、伝送制御装置30は、
上述のように照度設定端末器36と調光端末器35とを
アドレスの関係によって対応付けた関係テーブルを有し
ており、照度設定端末器36から情報が返送されると、
関係テーブルによって対応付けられた調光端末器35に
対して制御データCDを伝送するのである。ここにおい
て、伝送制御装置30は、光出力の増加を指示する情報
を受けると、当該情報を受ける直前の調光データの調光
レベルを1レベルアップさせた調光データを制御データ
CDとして伝送する。また、伝送制御装置30は、光出
力の減少を指示する情報を受けると、当該情報を受ける
直前の調光データの調光レベルを1レベルダウンさせた
調光データを制御データCDとして伝送する。
検出照度を監視しており、照度センサ45による検出照
度が後述の目標照度範囲を超えているときに光出力の減
少を指示し、また、検出照度が目標照度範囲に達してい
ないときに光出力の増加を指示するようになっている。
具体的には、信号処理部40は、図4に示すように、照
度センサ45による検出照度(照度レベル)を監視し
(S1)、検出照度が目標照度範囲内に入っているか判
定し(S2)、検出照度が目標照度範囲内にあるときに
は検出照度の監視を続け、S2において検出照度が目標
照度範囲を超えているときには割込信号を発生させた後
に光出力の減少(調光レベルの1レベルダウン)を指示
する情報を伝送制御装置30へ伝送信号の信号返送期間
WTに返送し(S3)、S2において検出照度が目標照
度範囲に達していないときには割込信号を発生させた後
に光出力の増加(調光レベルの1レベルアップ)を指示
する情報を伝送制御装置30へ伝送信号の信号返送期間
WTに返送する(S4)。また、伝送制御装置30は、
上述のように照度設定端末器36と調光端末器35とを
アドレスの関係によって対応付けた関係テーブルを有し
ており、照度設定端末器36から情報が返送されると、
関係テーブルによって対応付けられた調光端末器35に
対して制御データCDを伝送するのである。ここにおい
て、伝送制御装置30は、光出力の増加を指示する情報
を受けると、当該情報を受ける直前の調光データの調光
レベルを1レベルアップさせた調光データを制御データ
CDとして伝送する。また、伝送制御装置30は、光出
力の減少を指示する情報を受けると、当該情報を受ける
直前の調光データの調光レベルを1レベルダウンさせた
調光データを制御データCDとして伝送する。
【0034】ところで、上述した目標照度範囲は、不揮
発性メモリよりなる照度設定部46に格納されており、
この目標照度範囲は信号線Lsを伝送される伝送信号に
よって書換可能になっている。つまり、調光スイッチ3
1を目標照度範囲の設定用に用いることができ、アップ
スイッチSuとダウンスイッチSdとを用いることで目
標照度範囲を指定することが可能になる。要するに、調
光スイッチ31から伝送信号によって目標照度範囲を伝
送すれば、伝送制御装置30が照度設定端末器36の信
号処理部40に引き渡し、信号処理部40は照度設定部
46に書き込むのである。調光スイッチ31では各照度
設定端末器36における目標照度範囲を個別に設定する
ことができる。
発性メモリよりなる照度設定部46に格納されており、
この目標照度範囲は信号線Lsを伝送される伝送信号に
よって書換可能になっている。つまり、調光スイッチ3
1を目標照度範囲の設定用に用いることができ、アップ
スイッチSuとダウンスイッチSdとを用いることで目
標照度範囲を指定することが可能になる。要するに、調
光スイッチ31から伝送信号によって目標照度範囲を伝
送すれば、伝送制御装置30が照度設定端末器36の信
号処理部40に引き渡し、信号処理部40は照度設定部
46に書き込むのである。調光スイッチ31では各照度
設定端末器36における目標照度範囲を個別に設定する
ことができる。
【0035】照度設定部46への目標照度範囲の設定は
別に設けた設定器Yによって行うことができる。つま
り、照度設定端末器36には設定器Yとの間で赤外線
(あるいは電波)を媒体とするワイヤレス信号を授受す
る照度設定用ワイヤレス信号送受信部47が設けられて
おり、設定器Yからのワイヤレス信号により目標照度の
書込が指示されると、設定器Yで指示された目標照度に
応じた目標照度範囲が照度設定部46に書き込まれるよ
うになっている。このように、信号線Lsを通して伝送
される伝送信号だけではなく、設定器Yからのワイヤレ
ス信号によっても目標照度範囲の書込が可能であるか
ら、たとえば照明器具Lの設置場所で照度を確認しなが
ら目標照度範囲を調節する場合には、設定器Yを用いて
目標照度範囲を設定することが可能になる。また、設定
器Yは照度設定部46に設定されている目標照度範囲を
確認するために用いることもできる。
別に設けた設定器Yによって行うことができる。つま
り、照度設定端末器36には設定器Yとの間で赤外線
(あるいは電波)を媒体とするワイヤレス信号を授受す
る照度設定用ワイヤレス信号送受信部47が設けられて
おり、設定器Yからのワイヤレス信号により目標照度の
書込が指示されると、設定器Yで指示された目標照度に
応じた目標照度範囲が照度設定部46に書き込まれるよ
うになっている。このように、信号線Lsを通して伝送
される伝送信号だけではなく、設定器Yからのワイヤレ
ス信号によっても目標照度範囲の書込が可能であるか
ら、たとえば照明器具Lの設置場所で照度を確認しなが
ら目標照度範囲を調節する場合には、設定器Yを用いて
目標照度範囲を設定することが可能になる。また、設定
器Yは照度設定部46に設定されている目標照度範囲を
確認するために用いることもできる。
【0036】しかして、本実施形態では、照度センサ4
5による検出照度が照度設定部46に設定された目標照
度範囲を超えているときに照度設定端末器36から光出
力の減少が指示され、目標照度範囲に達していないとき
に照度設定端末器36から光出力の増加が指示されるか
ら、従来のように伝送制御装置30において検出照度が
目標照度範囲に入るように演算を行って調光データを求
める必要がなく、伝送処理装置30の処理を複雑化する
ことなく被照射面の照度を目標照度範囲内に収めること
ができる。ここにおいて、照度設定端末器36は、照度
センサ45による検出照度が目標照度範囲から外れてい
るときのみ割込信号を発生するので、信号線Lsを占有
する時間が長くならず、信号線Lsのトラフィックをほ
とんど増加させることがない。
5による検出照度が照度設定部46に設定された目標照
度範囲を超えているときに照度設定端末器36から光出
力の減少が指示され、目標照度範囲に達していないとき
に照度設定端末器36から光出力の増加が指示されるか
ら、従来のように伝送制御装置30において検出照度が
目標照度範囲に入るように演算を行って調光データを求
める必要がなく、伝送処理装置30の処理を複雑化する
ことなく被照射面の照度を目標照度範囲内に収めること
ができる。ここにおいて、照度設定端末器36は、照度
センサ45による検出照度が目標照度範囲から外れてい
るときのみ割込信号を発生するので、信号線Lsを占有
する時間が長くならず、信号線Lsのトラフィックをほ
とんど増加させることがない。
【0037】また、本実施形態では、照度設定端末器3
6には別に設けた設定器Yとの間でワイヤレス信号を伝
送する照度設定用ワイヤレス信号送受信部47が接続さ
れ、ワイヤレス信号により指示された目標照度範囲を照
度設定部46に書き込む機能を有するので、ワイヤレス
信号によって目標照度範囲を設定することが可能になる
から、照明器具Lの設置場所で実際の照度を見ながら目
標照度範囲を設定することが可能になる。しかも、ワイ
ヤレス信号を用いるから高所作業が不要になり、安全が
確保しやすくなるとともに目標照度範囲の設定が容易に
なる。
6には別に設けた設定器Yとの間でワイヤレス信号を伝
送する照度設定用ワイヤレス信号送受信部47が接続さ
れ、ワイヤレス信号により指示された目標照度範囲を照
度設定部46に書き込む機能を有するので、ワイヤレス
信号によって目標照度範囲を設定することが可能になる
から、照明器具Lの設置場所で実際の照度を見ながら目
標照度範囲を設定することが可能になる。しかも、ワイ
ヤレス信号を用いるから高所作業が不要になり、安全が
確保しやすくなるとともに目標照度範囲の設定が容易に
なる。
【0038】(実施形態2)本実施形態の遠隔監視制御
システムは図5に示す構成を有する。本実施形態の基本
構成は実施形態1と略同じであって、実施形態1で説明
した照度設定端末器36の構成が異なる。なお、実施形
態1と同様の構成要素には同一の符号を付して説明を省
略する。
システムは図5に示す構成を有する。本実施形態の基本
構成は実施形態1と略同じであって、実施形態1で説明
した照度設定端末器36の構成が異なる。なお、実施形
態1と同様の構成要素には同一の符号を付して説明を省
略する。
【0039】すなわち、本実施形態では、実施形態1で
説明した照度設定端末器36を、図5に示すように、信
号線Lsに接続され上記信号処理部40(図3参照)が
設けられた端末器本体36aと、被照射面たる机上面B
に配設されるものであって上記照度センサ45が設けら
れ上記照度センサ45による検出照度を端末器本体36
aへ送信する照度送信器36bとで構成している点に特
徴がある。ここに、端末器本体36aには、照度センサ
45が設けられていない代わりに、照度送信器36bか
ら伝送されるワイヤレス信号を受信する照度受信用ワイ
ヤレス信号受信部(図示せず)が上記信号処理部40に
接続されており、他の構成は実施形態1で説明した照度
設定端末器36と同様である。
説明した照度設定端末器36を、図5に示すように、信
号線Lsに接続され上記信号処理部40(図3参照)が
設けられた端末器本体36aと、被照射面たる机上面B
に配設されるものであって上記照度センサ45が設けら
れ上記照度センサ45による検出照度を端末器本体36
aへ送信する照度送信器36bとで構成している点に特
徴がある。ここに、端末器本体36aには、照度センサ
45が設けられていない代わりに、照度送信器36bか
ら伝送されるワイヤレス信号を受信する照度受信用ワイ
ヤレス信号受信部(図示せず)が上記信号処理部40に
接続されており、他の構成は実施形態1で説明した照度
設定端末器36と同様である。
【0040】しかして、本実施形態では、被照射面の照
度を当該被照射面で測定することができ、正確な照度調
整が可能となる。
度を当該被照射面で測定することができ、正確な照度調
整が可能となる。
【0041】(実施形態3)ところで、上記各実施形態
におけるリレー端末器34では端子としてねじ付端子を
採用しているが、速結端子を採用したものを採用する場
合、電線の被覆を剥いだり、速結端子に線を差し込むと
き力を入れて奥まで差し込む必要があり、天井裏などに
設置されていると、足場が悪く施工しにくい、交換時に
交換しにくいなどの不具合があった。
におけるリレー端末器34では端子としてねじ付端子を
採用しているが、速結端子を採用したものを採用する場
合、電線の被覆を剥いだり、速結端子に線を差し込むと
き力を入れて奥まで差し込む必要があり、天井裏などに
設置されていると、足場が悪く施工しにくい、交換時に
交換しにくいなどの不具合があった。
【0042】これに対して、本実施形態の遠隔監視制御
システムでは、図6に示す構成のリレー端末器34を用
いている。他の構成は実施形態1と同じなので図示およ
び説明を省略する。なお、実施形態2のリレー端末器3
4として図6に示すリレー端末器34を用いてもよいこ
とは勿論である。
システムでは、図6に示す構成のリレー端末器34を用
いている。他の構成は実施形態1と同じなので図示およ
び説明を省略する。なお、実施形態2のリレー端末器3
4として図6に示すリレー端末器34を用いてもよいこ
とは勿論である。
【0043】図6に示すリレー端末器34の器体50は
直方体状であって、前面開口したボディ50bと、ボデ
ィ50bの前面側に結合される後面開口したカバー50
aとを組立ねじ51によって結合することにより構成さ
れている。ここに、カバー50aには長手方向の両端部
に組立ねじ51が挿通される挿通孔52が穿孔され、ボ
ディ50bの長手方向の両端部では、組立ねじ51が螺
入されるボス部53が前方へ突設されている。
直方体状であって、前面開口したボディ50bと、ボデ
ィ50bの前面側に結合される後面開口したカバー50
aとを組立ねじ51によって結合することにより構成さ
れている。ここに、カバー50aには長手方向の両端部
に組立ねじ51が挿通される挿通孔52が穿孔され、ボ
ディ50bの長手方向の両端部では、組立ねじ51が螺
入されるボス部53が前方へ突設されている。
【0044】器体50には、テープ電線56を介して接
続された2枚の回路基板54,55が収納されており、
これらの回路基板54,55にスイッチ要素(このスイ
ッチ要素は商用電源と照明器具Lとの間に挿入される)
としての4つのラッチング型のリレーRyと、伝送信号
の制御データCDに基づいてリレーRyの接点をオンオ
フ制御するマイコンよりなる端末処理部(図示せず)
と、各リレーRyの接点の一端側に共通接続され商用電
源からの電源線に設けたコネクタ(図示せず)が着脱自
在に接続可能な電源用コネクタ57と、電源送り用コネ
クタ58と、各リレーRyの接点の他端側にそれぞれ接
続され照明器具Lからの負荷線に設けたコネクタが着脱
自在に接続される4つの負荷用コネクタ59とが実装さ
れている。ここにおいて、リレーRy、各コネクタ57
〜59などが実装された回路基板54はボディ50bに
対して取付ねじ61を用いて結合され、上記端末処理部
などが実装された他方の回路基板55はカバー50aに
対して取付ねじ62を用いて結合される。ボディ50b
には上記取付ねじ61が螺入されるボス部65が突設さ
れている。また、回路基板55には伝送制御装置30と
の間で信号線Lsを介して送受信を行うための送受信回
路の構成部品なども実装されている。さらに、回路基板
55の前面には、アドレスを設定するための2個のロー
タリスイッチRS1,RS2が実装されている。
続された2枚の回路基板54,55が収納されており、
これらの回路基板54,55にスイッチ要素(このスイ
ッチ要素は商用電源と照明器具Lとの間に挿入される)
としての4つのラッチング型のリレーRyと、伝送信号
の制御データCDに基づいてリレーRyの接点をオンオ
フ制御するマイコンよりなる端末処理部(図示せず)
と、各リレーRyの接点の一端側に共通接続され商用電
源からの電源線に設けたコネクタ(図示せず)が着脱自
在に接続可能な電源用コネクタ57と、電源送り用コネ
クタ58と、各リレーRyの接点の他端側にそれぞれ接
続され照明器具Lからの負荷線に設けたコネクタが着脱
自在に接続される4つの負荷用コネクタ59とが実装さ
れている。ここにおいて、リレーRy、各コネクタ57
〜59などが実装された回路基板54はボディ50bに
対して取付ねじ61を用いて結合され、上記端末処理部
などが実装された他方の回路基板55はカバー50aに
対して取付ねじ62を用いて結合される。ボディ50b
には上記取付ねじ61が螺入されるボス部65が突設さ
れている。また、回路基板55には伝送制御装置30と
の間で信号線Lsを介して送受信を行うための送受信回
路の構成部品なども実装されている。さらに、回路基板
55の前面には、アドレスを設定するための2個のロー
タリスイッチRS1,RS2が実装されている。
【0045】また、カバー60aの前面側には、ロータ
リスイッチRS1,RS2を露出させる開口窓63,6
3が開口されるとともに、伝送制御装置30からの信号
線Lsを接続する1対のねじ付端子からなる端子部60
が設けられている。ここに、端子部60は回路基板55
に設けた上記送受信回路に接続されている。
リスイッチRS1,RS2を露出させる開口窓63,6
3が開口されるとともに、伝送制御装置30からの信号
線Lsを接続する1対のねじ付端子からなる端子部60
が設けられている。ここに、端子部60は回路基板55
に設けた上記送受信回路に接続されている。
【0046】ところで、器体50は、ボディ50bおよ
びカバー50aの側壁に形成された凹部64のうち対向
する凹部64同士で形成される開口窓を通して各コネク
タ57〜59の接続口側を器体50外部へ露出させるよ
うになっている。また、器体50の後面側には、天井裏
などに配設されている吊りボルトに取りつけるための取
付金具70が取着されている。取付金具70は、上記組
立ねじ51が螺入される結合孔1aが設けられており、
上記組立ねじ51を用いてボディ50bの後面側に取着
される。取付金具70を備えることにより、例えば図7
(a)に示すコンクリート天井イとシステム天井ロとの
間に架設される吊りボルト80に対して、同図(b)に
示すようにしてリレー端末器34を取り付けることがで
きる。すなわち、取付金具70に穿孔された一対の取付
孔70aに対応するねじ孔(図示せず)を備え断面コ字
状に形成された固定金具75を用い、取付金具70と固
定金具75とを2本の固定ねじ73にてねじ止めするこ
とで吊りボルト80を挟持して固定することができる。
びカバー50aの側壁に形成された凹部64のうち対向
する凹部64同士で形成される開口窓を通して各コネク
タ57〜59の接続口側を器体50外部へ露出させるよ
うになっている。また、器体50の後面側には、天井裏
などに配設されている吊りボルトに取りつけるための取
付金具70が取着されている。取付金具70は、上記組
立ねじ51が螺入される結合孔1aが設けられており、
上記組立ねじ51を用いてボディ50bの後面側に取着
される。取付金具70を備えることにより、例えば図7
(a)に示すコンクリート天井イとシステム天井ロとの
間に架設される吊りボルト80に対して、同図(b)に
示すようにしてリレー端末器34を取り付けることがで
きる。すなわち、取付金具70に穿孔された一対の取付
孔70aに対応するねじ孔(図示せず)を備え断面コ字
状に形成された固定金具75を用い、取付金具70と固
定金具75とを2本の固定ねじ73にてねじ止めするこ
とで吊りボルト80を挟持して固定することができる。
【0047】しかして、本実施形態では、リレー端末器
34が、電源用コネクタ57および電源送り用コネクタ
58および負荷用コネクタ59を備えていることによ
り、従来のように速結端子を採用したものに比べて天井
裏などでの施工がしやすくなるとともに、施工時やメン
テナンス時の交換作業が容易になる。また、作業現場で
電線の絶縁被覆を剥ぐ作業が不要となるから手間が減り
剥いだ絶縁被覆のようなごみが発生することもない。
34が、電源用コネクタ57および電源送り用コネクタ
58および負荷用コネクタ59を備えていることによ
り、従来のように速結端子を採用したものに比べて天井
裏などでの施工がしやすくなるとともに、施工時やメン
テナンス時の交換作業が容易になる。また、作業現場で
電線の絶縁被覆を剥ぐ作業が不要となるから手間が減り
剥いだ絶縁被覆のようなごみが発生することもない。
【0048】
【発明の効果】請求項1の発明は、それぞれアドレスを
備える複数台の端末器が信号線に接続され、信号線に接
続された伝送制御装置と前記各端末器との間で時分割多
重伝送方式により伝送信号を授受するとともに、伝送制
御装置に設定したアドレスの対応関係を用いて端末器間
でデータを授受することによっていずれかの端末器に設
けたスイッチの操作に応じて他の端末器により照明負荷
を制御する遠隔監視制御システムであって、前記端末器
として、照明負荷により照明される被照射面の照度を検
出する照度センサを有し調光レベルを指示する照度設定
端末器と、前記照明負荷の光出力を調節する調光器に調
光信号線を介して接続され前記調光器に調光信号を出力
する調光端末器とを備え、前記照度設定端末器は、目標
照度範囲を設定する照度設定部と、前記照度センサによ
る検出照度が照度設定部に設定された目標照度範囲を超
えているときに光出力の減少を指示し且つ目標照度範囲
に達していないときに光出力の増加を指示する信号処理
部とを備えるものであり、照度設定端末器は、照度セン
サによる検出照度が照度設定部に設定された目標照度範
囲を超えているときに光出力の減少を指示し、また、照
度センサによる検出照度が目標照度範囲に達していない
ときに光出力の増加を指示するから、従来のように伝送
制御装置において照度センサによる検出照度に応じて複
雑な演算を行って調光データを求める必要がなく、伝送
処理装置の処理を複雑化することなく被照射面の照度を
目標照度範囲内に収めることができるという効果があ
る。
備える複数台の端末器が信号線に接続され、信号線に接
続された伝送制御装置と前記各端末器との間で時分割多
重伝送方式により伝送信号を授受するとともに、伝送制
御装置に設定したアドレスの対応関係を用いて端末器間
でデータを授受することによっていずれかの端末器に設
けたスイッチの操作に応じて他の端末器により照明負荷
を制御する遠隔監視制御システムであって、前記端末器
として、照明負荷により照明される被照射面の照度を検
出する照度センサを有し調光レベルを指示する照度設定
端末器と、前記照明負荷の光出力を調節する調光器に調
光信号線を介して接続され前記調光器に調光信号を出力
する調光端末器とを備え、前記照度設定端末器は、目標
照度範囲を設定する照度設定部と、前記照度センサによ
る検出照度が照度設定部に設定された目標照度範囲を超
えているときに光出力の減少を指示し且つ目標照度範囲
に達していないときに光出力の増加を指示する信号処理
部とを備えるものであり、照度設定端末器は、照度セン
サによる検出照度が照度設定部に設定された目標照度範
囲を超えているときに光出力の減少を指示し、また、照
度センサによる検出照度が目標照度範囲に達していない
ときに光出力の増加を指示するから、従来のように伝送
制御装置において照度センサによる検出照度に応じて複
雑な演算を行って調光データを求める必要がなく、伝送
処理装置の処理を複雑化することなく被照射面の照度を
目標照度範囲内に収めることができるという効果があ
る。
【0049】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記照度設定端末器には別に設けた設定器との間で
ワイヤレス信号を伝送するワイヤレス信号送受信部が接
続され、ワイヤレス信号により指示された目標照度範囲
を照度設定部に書き込む機能を有するので、ワイヤレス
信号によって目標照度範囲を設定することが可能になる
から、照明負荷の設置場所で実際の照度を見ながら目標
照度範囲を設定することが可能になるという効果があ
る。しかも、ワイヤレス信号を用いるから高所作業が不
要になり、安全が確保しやすくなるとともに目標照度範
囲の設定が容易になるという効果がある。
て、前記照度設定端末器には別に設けた設定器との間で
ワイヤレス信号を伝送するワイヤレス信号送受信部が接
続され、ワイヤレス信号により指示された目標照度範囲
を照度設定部に書き込む機能を有するので、ワイヤレス
信号によって目標照度範囲を設定することが可能になる
から、照明負荷の設置場所で実際の照度を見ながら目標
照度範囲を設定することが可能になるという効果があ
る。しかも、ワイヤレス信号を用いるから高所作業が不
要になり、安全が確保しやすくなるとともに目標照度範
囲の設定が容易になるという効果がある。
【0050】請求項3の発明は、請求項1または請求項
2の発明において、前記照度設定端末器は、前記信号線
に接続され前記信号処理部が設けられた端末器本体と、
前記被照射面に配設され前記照度センサが設けられ前記
照度センサによる検出照度を端末器本体へ送信する照度
送信器とで構成されているので、被照射面の照度を当該
被照射面で測定することができ、正確な照度調整が可能
となるという効果がある。
2の発明において、前記照度設定端末器は、前記信号線
に接続され前記信号処理部が設けられた端末器本体と、
前記被照射面に配設され前記照度センサが設けられ前記
照度センサによる検出照度を端末器本体へ送信する照度
送信器とで構成されているので、被照射面の照度を当該
被照射面で測定することができ、正確な照度調整が可能
となるという効果がある。
【0051】請求項4の発明は、請求項1ないし請求項
3の発明において、前記照明負荷を制御する端末器は、
商用電源と照明器具との間に挿入されるスイッチ要素
と、前記伝送信号に基づいて前記スイッチ要素をオンオ
フ制御する端末処理部と、前記スイッチ要素の一端側に
接続され商用電源からの電源線に設けたコネクタが着脱
自在に接続される電源用コネクタと、前記スイッチ要素
の他端側に接続され照明器具からの負荷線に設けたコネ
クタが着脱自在に接続される負荷用コネクタと、伝送制
御装置からの信号線を接続する端子部とを備えるので、
電源用コネクタおよび負荷用コネクタを備えていること
により、従来のように速結端子を採用したものに比べて
天井裏などでの施工がしやすくなるとともに、施工時や
メンテナンス時の交換作業が容易になるという効果があ
り、また、作業現場で電線の絶縁被覆を剥ぐ作業が不要
となるから手間が減り剥いだ絶縁被覆のようなごみが発
生することもないという効果がある。
3の発明において、前記照明負荷を制御する端末器は、
商用電源と照明器具との間に挿入されるスイッチ要素
と、前記伝送信号に基づいて前記スイッチ要素をオンオ
フ制御する端末処理部と、前記スイッチ要素の一端側に
接続され商用電源からの電源線に設けたコネクタが着脱
自在に接続される電源用コネクタと、前記スイッチ要素
の他端側に接続され照明器具からの負荷線に設けたコネ
クタが着脱自在に接続される負荷用コネクタと、伝送制
御装置からの信号線を接続する端子部とを備えるので、
電源用コネクタおよび負荷用コネクタを備えていること
により、従来のように速結端子を採用したものに比べて
天井裏などでの施工がしやすくなるとともに、施工時や
メンテナンス時の交換作業が容易になるという効果があ
り、また、作業現場で電線の絶縁被覆を剥ぐ作業が不要
となるから手間が減り剥いだ絶縁被覆のようなごみが発
生することもないという効果がある。
【図1】実施形態1を示すシステム構成図である。
【図2】同上に用いる調光端末器のブロック図である。
【図3】同上に用いる照度設定端末器のブロック図であ
る。
る。
【図4】同上に用いる照度設定端末器の動作説明図であ
る。
る。
【図5】実施形態2を示すシステム構成図である。
【図6】実施形態3におけるリレー端末器の分解斜視図
である。
である。
【図7】同上の施工方法の説明図である。
【図8】従来の遠隔監視制御システムの概略構成図であ
る。
る。
【図9】同上の動作説明図である。
30 伝送制御装置 31 調光スイッチ 34 リレー端末器 35 調光端末器 36 照度設定端末器 L 照明器具 Ls 信号線 Sd ダウンスイッチ Sf オンオフスイッチ Su アップスイッチ
Claims (4)
- 【請求項1】 それぞれアドレスを備える複数台の端末
器が信号線に接続され、信号線に接続された伝送制御装
置と前記各端末器との間で時分割多重伝送方式により伝
送信号を授受するとともに、伝送制御装置に設定したア
ドレスの対応関係を用いて端末器間でデータを授受する
ことによっていずれかの端末器に設けたスイッチの操作
に応じて他の端末器により照明負荷を制御する遠隔監視
制御システムであって、前記端末器として、照明負荷に
より照明される被照射面の照度を検出する照度センサを
有し調光レベルを指示する照度設定端末器と、前記照明
負荷の光出力を調節する調光器に調光信号線を介して接
続され前記調光器に調光信号を出力する調光端末器とを
備え、前記照度設定端末器は、目標照度範囲を設定する
照度設定部と、前記照度センサによる検出照度が照度設
定部に設定された目標照度範囲を超えているときに光出
力の減少を指示し且つ目標照度範囲に達していないとき
に光出力の増加を指示する信号処理部とを備えることを
特徴とする遠隔監視制御システム。 - 【請求項2】 前記照度設定端末器には別に設けた設定
器との間でワイヤレス信号を伝送するワイヤレス信号送
受信部が接続され、ワイヤレス信号により指示された目
標照度範囲を照度設定部に書き込む機能を有することを
特徴とする請求項1記載の遠隔監視制御システム。 - 【請求項3】 前記照度設定端末器は、前記信号線に接
続され前記信号処理部が設けられた端末器本体と、前記
被照射面に配設され前記照度センサが設けられ前記照度
センサによる検出照度を端末器本体へ送信する照度送信
器とで構成されてなることを特徴とする請求項1または
請求項2記載の遠隔監視制御システム。 - 【請求項4】 前記照明負荷を制御する端末器は、商用
電源と照明器具との間に挿入されるスイッチ要素と、前
記伝送信号に基づいて前記スイッチ要素をオンオフ制御
する端末処理部と、前記スイッチ要素の一端側に接続さ
れ商用電源からの電源線に設けたコネクタが着脱自在に
接続される電源用コネクタと、前記スイッチ要素の他端
側に接続され照明器具からの負荷線に設けたコネクタが
着脱自在に接続される負荷用コネクタと、伝送制御装置
からの信号線を接続する端子部とを備えることを特徴と
する請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の遠隔監
視制御システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000155572A JP2001338772A (ja) | 2000-05-26 | 2000-05-26 | 遠隔監視制御システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000155572A JP2001338772A (ja) | 2000-05-26 | 2000-05-26 | 遠隔監視制御システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001338772A true JP2001338772A (ja) | 2001-12-07 |
Family
ID=18660500
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000155572A Pending JP2001338772A (ja) | 2000-05-26 | 2000-05-26 | 遠隔監視制御システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001338772A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10342076B2 (en) | 2017-09-01 | 2019-07-02 | Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. | Illumination system and controller |
-
2000
- 2000-05-26 JP JP2000155572A patent/JP2001338772A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US10342076B2 (en) | 2017-09-01 | 2019-07-02 | Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. | Illumination system and controller |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060829 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060912 |
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A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20061113 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20070327 |