JP2001338270A - 非接触icカード読取/書込装置 - Google Patents
非接触icカード読取/書込装置Info
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Abstract
を金属からなる筺体の中に入れても特性の劣化が最小限
となるようにすると共に周囲の金属から反射などの影響
を受けないように筺体構造を工夫した非接触ICカード
読取/書込装置を提供する。 【解決手段】 3枚のループ・アンテナからなるアンテ
ナ部12のループに直交する方向の筺体部分、すなわち上
面及び背面の金属を部分的に截断し、この截断した筐体
部分の補強に絶縁性を有する補強板、たとえばフェノー
ル樹脂からなるベークライト、すなわち、上面補強ベー
クライト13及び背面補強ベークライト14を貼付したもの
である。この構成により、ループ・アンテナと平行のル
ープを無くすことができ、そのため渦電流を流れなくす
ることができ、また金属部分を残存させているので物理
的な強度と金属光沢を保持することができる。
Description
読取/書込装置に関し、特に非接触ICカードに電力を
供給するアンテナを金属からなる筺体の中に入れても特
性の劣化が最小限となるようにすると共に周囲の金属か
ら反射などの影響を受けないように筺体構造を工夫した
ものである。
読取/書込装置(システム)は、ホストコンピュータ
(図示せず)に接続される通信制御部84から電力及びデ
ータを送信アンテナ82経由で非接触ICカード(以下、
単に、「ICカード」と略称する)81に伝送するととも
に、ICカード81からの送信データを受信アンテナ83経
由で通信制御部84で受け取り、そのデータを端末側で表
示するとともにホストコンピュータ(図示せず)に伝送
するようにしている。
(システム)に送信アンテナ82からは中心周波数13.56M
Hzの無線周波数(高周波)で電力とデータがICカード
81に送られる。一方、ICカード81からの送信データは
サブキャリア(上記の中心周波数の1/16)をキーイングに
よりON、OFFしたことを受信アンテナ83によって負
荷の変化として検出する、所謂、負荷変調方式(Load M
odulation)によって変調されたデータを通信制御部84
で検出するようになっている。
込装置の筺体構造は、金属からなる筺体(外箱)とカー
ド・ポケット(内箱)から成り、そのうちの金属からな
る筺体(外箱)は、図7に示されるような構造となって
おり、金属からなる筺体71は、プリント基板の夫々にル
ープ状のパターンが施されたアンテナ(ループ・アンテ
ナ)基板74が3枚1組となってアンテナ部72を構成し、
これをその底部に置くことができる矩形の穴73が設けら
れているものである。
うな金属からなる筺体71に穴73を開け、そこにアンテナ
部72を置く構造で図8のような動作をさせると渦電流が
流れ、周囲の金属に磁界エネルギーが吸収されてしま
い、非接触ICカードに電力とデータを供給するにはエ
ネルギー・ロスが大きすぎるという問題点があった。
筺体構造では、上記したように、金属からなる筺体(外
箱)71の中に合成樹脂からなるカード・ポケット(内箱)
が設けられており、ICカードを入れ易くするために、
カード・ポケット(内箱)を斜めに取り付けた場合、誤っ
てカード・ポケット(内箱)にICカードを落としてしま
うと、奥にICカードが張り付いてしまって、ICカー
ドが取れなくなるという問題点があった。
ために、非接触ICカードに電力を供給するアンテナを
金属からなる筺体の中に入れても特性の劣化が最小限と
なるようにすると共に周囲の金属から反射などの影響を
受けないように筺体構造を工夫した非接触ICカード読
取/書込装置を提供することを第1の目的とするもので
ある。
決するために、非接触ICカードがカード・ポケットの
奥に張り付いてしまわないように筺体構造を工夫した非
接触ICカード読取/書込装置を提供することを第2の
目的とするものである。
の発明は、非接触ICカードに電力を供給することがで
きるループ・アンテナを金属からなる筺体の中に入れて
前記非接触ICカードに電力を供給する非接触ICカー
ド読取/書込装置において、前記ループ・アンテナのル
ープに直交する方向の筺体部分の金属を截断し、截断し
た筐体部分の補強に絶縁性を有する補強板を貼付した筐
体を備えることを特徴とする非接触ICカード読取/書
込装置としたものであり、この構成により、ループ・ア
ンテナと平行のループを無くすことができ、そのため渦
電流を流れなくすることができ、また金属部分を残存さ
せているので物理的な強度と金属光沢を保持することが
できる。
Cカードに電力を供給することができるループ・アンテ
ナを金属からなる筺体の中に入れて前記非接触ICカー
ドに電力を供給する非接触ICカード読取/書込装置に
おいて、前記ループ・アンテナを包み込むように構成さ
れた合成樹脂からなるカード・ポケットと、前記カード
・ポケットの外側に貼付される電波吸収体を備えること
を特徴とする非接触ICカード読取/書込装置としたも
のであり、この構成により、見掛け上金属との距離を離
した状態にして金属による電波の反射や吸収を軽減する
ことができる。
プ・アンテナを包み込むように構成された合成樹脂から
なるカード・ポケットを、前記非接触ICカードを入れ
易くするために、前記金属からなる筺体に斜めに取り付
けると共に、ポケット背面部の高さを前記非接触ICカ
ードの短辺の幅より低くするようにしたことを特徴とす
る請求項2記載の非接触ICカード読取/書込装置とし
たものであり、この構成により、誤ってカード・ポケッ
ト(内箱)にICカードを落としてしまっても背面部にI
Cカードが張り付くことを防止することができる。
て、図面を用いて説明する。
らなる筐体の構造を示すものであり、ループ・アンテナ
を収容する外箱となるものである。
る点は、3枚のループ・アンテナからなるアンテナ部12
のループに直交する方向の筺体部分、すなわち上面及び
背面の金属を部分的に截断し、この截断した筐体部分の
補強に絶縁性を有する補強板、たとえばフェノール樹脂
からなるベークライト、すなわち、上面補強ベークライ
ト13及び背面補強ベークライト14を貼付したものであ
る。
のループを無くすことができ、そのため渦電流を流れな
くすることができ、また金属部分を残存させているので
物理的な強度と金属光沢を保持することができる。
の筺体構造は、図1や図7に示されるような金属からな
る筺体(外箱)と合成樹脂からなるカード・ポケット
(内箱)から成るものであるが、図2(a)は、合成樹
脂からなる従来のカード・ポケット(内箱)の構造を示
すものである。
は、図1および図7に示したように、1枚のループ・ア
ンテナ22と2枚の受信アンテナ23からなり、3枚1組の
アンテナ部を包み込むように箱型に構成されている。ア
ンテナ部の上面及び下面と同様に、カード・ポケット21
の上面、背面及び側面はベークライト24から構成されて
おり、また手前側はオープンになっており、そこにIC
カードを挿入するようになっている。
カード・ポケット(内箱)の構造を示すものである。す
なわち図2(a)に示される従来のカード・ポケット
(内箱)に、電波吸収体25を上面、背面及び側面に貼付
した構造としたものである。この構成により、見掛け上
金属との距離を離した状態にして金属による電波の反射
や吸収を軽減することができる。
ICカード読取/書込装置の筺体構造を示す斜視図であ
り、ICカードをカード・ポケットに挿入する様子も示
している。
装置の筺体構造は、図1に示した金属からなる筐体(外
箱)11と図2(b)に示したカード・ポケット(内箱)
21とから成るものである。
切断された本発明の実施の形態に係る非接触ICカード
読取/書込装置の筺体構造を示す側面断面図である。図
4においてはICカード41がカード・ポケット21に挿入
されて、ICカード41についてデータの読取/書込が行
われる様子を示したものである。なお、図4においては
仮想的ではあるが筺体構造に金属からなる前面パネル42
が取り付けられることを示している。
施の形態に係る非接触ICカード読取/書込装置の筺体
構造を示す側面断面図であり、図では水平に描いている
が、実際にはICカードを入れ易くするために、カード
・ポケットを斜めに取り付けたものである。
・ポケット21にICカード41を落としてしまうと、奥に
ICカード41が張り付いてしまって、ICカード41が取
れなくなってしまう。
改良を加えた本発明の実施の形態に係る非接触ICカー
ド読取/書込装置の筺体構造を示す側面断面図であり、
図では水平に描いているが、実際にはICカードを入れ
易くするために、カード・ポケットを斜めに取り付けた
ものである。
部の高さをICカード41の短辺の幅より低くする構造と
したものである。これにより、誤ってカード・ポケット
61にICカード41を落としてしまっても、背面部にIC
カード41が張り付いてしまって、ICカード41が取れな
くなってしまうことを防止することができる。
請求項1に記載の発明は、非接触ICカードに電力を供
給することができるループ・アンテナを金属からなる筺
体の中に入れて前記非接触ICカードに電力を供給する
非接触ICカード読取/書込装置において、前記ループ
・アンテナのループに直交する方向の筺体部分の金属を
截断し、截断した筐体部分の補強に絶縁性を有する補強
板を貼付した筐体を備えることを特徴とする非接触IC
カード読取/書込装置としたものであり、この構成によ
り、ループ・アンテナと平行のループを無くすことがで
き、そのため渦電流を流れなくすることができ、また金
属部分を残存させているので物理的な強度と金属光沢を
保持することができる。
Cカードに電力を供給することができるループ・アンテ
ナを金属からなる筺体の中に入れて前記非接触ICカー
ドに電力を供給する非接触ICカード読取/書込装置に
おいて、前記ループ・アンテナを包み込むように構成さ
れた合成樹脂からなるカード・ポケットと、前記カード
・ポケットの外側に貼付される電波吸収体を備えること
を特徴とする非接触ICカード読取/書込装置としたも
のであり、この構成により、見掛け上金属との距離を離
した状態にして金属による電波の反射や吸収を軽減する
ことができる。
プ・アンテナを包み込むように構成された合成樹脂から
なるカード・ポケットを、前記非接触ICカードを入れ
易くするために、前記金属からなる筺体に斜めに取り付
けると共に、ポケット背面部の高さを前記非接触ICカ
ードの短辺の幅より低くするようにしたことを特徴とす
る請求項2記載の非接触ICカード読取/書込装置とし
たものであり、この構成により、誤ってカード・ポケッ
ト(内箱)にICカードを落としてしまっても背面部にI
Cカードが張り付くことを防止することができる。
ICカード読取/書込装置の筐体構造を示す図、
ト(内箱)の構造を示す図、(b)本発明の実施の形態
に係るカード・ポケット(内箱)の構造を示す図、
取/書込装置の筺体構造を示す斜視図、
発明の実施の形態に係る非接触ICカード読取/書込装
置の筺体構造を示す側面断面図、
取/書込装置の筺体構造を示す側面断面図、
の形態に係る非接触ICカード読取/書込装置の筺体構
造を示す側面断面図、
込装置の筐体構造を示す図、
機能ブロック図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 非接触ICカードに電力を供給すること
ができるループ・アンテナを金属からなる筺体の中に入
れて前記非接触ICカードに電力を供給する非接触IC
カード読取/書込装置において、前記ループ・アンテナ
のループに直交する方向の筺体部分の金属を截断し、截
断した筐体部分の補強に絶縁性を有する補強板を貼付し
た筐体を備えることを特徴とする非接触ICカード読取
/書込装置。 - 【請求項2】 非接触ICカードに電力を供給すること
ができるループ・アンテナを金属からなる筺体の中に入
れて前記非接触ICカードに電力を供給する非接触IC
カード読取/書込装置において、前記ループ・アンテナ
を包み込むように構成された合成樹脂からなるカード・
ポケットと、前記カード・ポケットの外側に貼付される
電波吸収体を備えることを特徴とする非接触ICカード
読取/書込装置。 - 【請求項3】 前記ループ・アンテナを包み込むように
構成された合成樹脂からなるカード・ポケットを、前記
非接触ICカードを入れ易くするために、前記金属から
なる筺体に斜めに取り付けると共に、ポケット背面部の
高さを前記非接触ICカードの短辺の幅より低くするよ
うにしたことを特徴とする請求項2記載の非接触ICカ
ード読取/書込装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000158747A JP2001338270A (ja) | 2000-05-29 | 2000-05-29 | 非接触icカード読取/書込装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000158747A JP2001338270A (ja) | 2000-05-29 | 2000-05-29 | 非接触icカード読取/書込装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001338270A true JP2001338270A (ja) | 2001-12-07 |
Family
ID=18663174
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000158747A Pending JP2001338270A (ja) | 2000-05-29 | 2000-05-29 | 非接触icカード読取/書込装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001338270A (ja) |
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- 2000-05-29 JP JP2000158747A patent/JP2001338270A/ja active Pending
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