JP2001338028A - 省エネルギーシステム運転監視方法及びシステム - Google Patents

省エネルギーシステム運転監視方法及びシステム

Info

Publication number
JP2001338028A
JP2001338028A JP2000191166A JP2000191166A JP2001338028A JP 2001338028 A JP2001338028 A JP 2001338028A JP 2000191166 A JP2000191166 A JP 2000191166A JP 2000191166 A JP2000191166 A JP 2000191166A JP 2001338028 A JP2001338028 A JP 2001338028A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
energy
amount
server
greenhouse gas
gas recovery
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000191166A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideyuki Hosono
英之 細野
Hiroshi Matsumoto
宏 松本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Gas Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Gas Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Gas Co Ltd filed Critical Tokyo Gas Co Ltd
Priority to JP2000191166A priority Critical patent/JP2001338028A/ja
Publication of JP2001338028A publication Critical patent/JP2001338028A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/80Management or planning
    • Y02P90/84Greenhouse gas [GHG] management systems

Landscapes

  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】個々の省エネルギーシステムの運転を監視する
方法を提供する。 【解決手段】各省エネルギーシステムにおけるエネルギ
ー使用量及びエネルギー発生量のデータを通信回線を経
由してサーバに送信することにより、サーバが、各省エ
ネルギーシステムのエネルギー使用量とエネルギー発生
量から、省エネルギーシステムのランニングコスト削減
額と、二酸化炭素削減量を算出し、管理する。二酸化炭
素削減量は、二酸化炭素排出権に対応する。そして、比
較的少量のCO2排出権を取引するための市場を提供する
ことで、省エネルギーシステム利用者にCO2排出権に由
来する利益を還元することができる。また、省エネルギ
ーシステムがローン購入されている場合に、ランニング
コスト削減額又は二酸化炭素排出権による利益を返済に
充当することで、省エネルギーシステムの導入に対する
購入者の返済負担を軽減することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、省エネルギーシス
テムの普及を促進するために、省エネルギーシステムの
利用により発生する二酸化炭素(CO2)排出権及びラン
ニングコスト削減額を監視する方法及びそのためのシス
テムに関する。
【0002】
【従来の技術】地球温暖化防止のために、近い将来、気
候変動枠組条約第三回締結国会議(COP3)で採択さ
れた京都議定書が批准され、先進国は二酸化炭素削減目
標を達成する義務が生じてくる。各国に割り当てられた
CO2排出量を実現するためには、国内でCO2排出抑制を実
現できるツール、例えば、コ・ジェネレーションシステ
ムや、蓄熱・蓄電システムなどのような省エネルギーシ
ステムを普及させることが不可欠である。このような省
エネルギーシステムを普及させるには、システムの価格
をできるだけ低くし、顧客の負担を低減するという方法
が従来の方法であり、もちろん、今後も不可欠な方法で
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、省エネ
ルギーシステムのコストをできるだけ低く実現しても、
依然としてこのようなシステムは数十万円程度かかり、
この価格は、特に、家庭や個人単位の顧客に大きな負担
を与える。この負担感が各家庭への省エネルギーシステ
ム普及を妨げている。即ち、価格低下のみでは、省エネ
ルギーシステムを普及させる原動力としては弱い。その
ため、省エネルギーシステムを導入する顧客数の伸びが
小さく、その結果、システムのメーカが設備投資などシ
ステム開発にかけた投資を回収できないリスクが高まっ
てしまい、更なる低コスト化が進まないという悪循環が
生じている。
【0004】一方、国内でのCO2排出削減方法以外に、
国際的なCO2排出権取引市場を利用して、外国からCO2排
出権を購入して帳尻を合わせるという方法がある。ま
た、外国での植林事業や後進国への省エネルギー技術支
援によってもCO2排出権を獲得することができる。これ
らの方法によるCO2排出権の獲得は、他の先進国との獲
得合戦となりリスクがある。さらに、これらの方法は国
内でのCO2排出を削減するという根本的な目的を達成す
る手法ではない。
【0005】従って、国内でのCO2排出削減を促進する
ためには、国内で省エネルギーシステムを普及させるこ
とが必要であり、そのためには、省エネルギーシステム
の価格を下げることに加えて、例えば、省エネルギーシ
ステムを導入しやすい仕組みや、省エネルギーシステム
を導入した顧客に利益がもたらされる仕組みを提供する
ことが考えられる。具体的には、省エネルギーシステム
の導入によって削減したCO2排出量をCO2排出権として有
価にし、それをCO2排出権取引市場で売却し、利益を得
ることができるようにすることである。
【0006】この場合、次のような問題がある。省エネ
ルギーシステムを導入した各々の顧客が発生するCO2排
出権は、市場取引できる程度の大きさと比較して小さい
と考えられる。従って、このままでは、CO2排出権取引
市場で各顧客毎のCO2排出権を売却することができず、
各顧客にCO2排出権に由来した利益を生じさせることは
できない。そこで、これら少量のCO2排出権を買い集
め、市場取引できる程度にまで大きくし、実際にCO2排
出権による利益が生じる仕組みを作り出す必要がある。
そのためには、まず、省エネルギーシステムの運転状態
を常時監視し、個々の省エネルギーシステムが生み出す
CO2排出権を個別に管理する必要がある。
【0007】従って、本発明の目的は、個々の省エネル
ギーシステムの運転状態を監視する方法及びシステムを
提供することにある。
【0008】また、本発明の目的は、比較的少量のCO2
排出権を取引する方法及びシステムを提供することにあ
る。
【0009】さらに、本発明の目的は、省エネルギーシ
ステムの普及を促進するための方法及びシステムを提供
することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、各省エネルギーシステムにおけるエネ
ルギー使用量及びエネルギー発生量のデータを通信回線
を経由してサーバに送信することにより、サーバが、各
省エネルギーシステムのエネルギー使用量とエネルギー
発生量から、省エネルギーシステムのランニングコスト
削減額と、二酸化炭素削減量を算出し、管理する。二酸
化炭素削減量は、二酸化炭素排出権に対応する。そし
て、比較的少量のCO2排出権を取引するための市場を提
供することで、省エネルギーシステム利用者にCO2排出
権に由来する利益を還元することができる。
【0011】また、省エネルギーシステムがローン購入
されている場合に、ランニングコスト削減額又は二酸化
炭素排出権による利益を返済に充当することで、省エネ
ルギーシステムの導入に対する購入者の返済負担を軽減
することができる。
【0012】さらに、ローン債権を証券化し、それを売
買可能な市場を提供することで、ローン債権者は、必要
な資金をローン完済前に回収することができ、回収リス
クが低減する。特に、ローン債権者が省エネルギーシス
テムの製造者又はその関連会社である場合、省エネルギ
ーシステム開発への投資に対する回収リスクが低減する
ので、コスト削減に寄与する。
【0013】これらにより、省エネルギーシステムの普
及を促進することができる。
【0014】好ましくは、上記目的を達成する発明は、
省エネルギーシステムの運転状況を管理する省エネルギ
ーシステム運転監視方法において、計測される前記省エ
ネルギーシステムの運転によるエネルギー消費量、及び
エネルギー発生量を通信回線を介して定期的にサーバで
受信し、前記サーバにおいて、前記計測される量に基づ
いて、前記省エネルギーシステムの二酸化炭素排出削減
量を算出することを特徴とする。
【0015】前記二酸化炭素排出削減量は、前記エネル
ギー消費量に基づいた二酸化炭素排出量と、前記エネル
ギー発生量に基づいた二酸化炭素排出量との差によって
算出されることを特徴とする。
【0016】前記エネルギー消費量に基づいた二酸化炭
素排出量は、前記計測されたエネルギー消費量に、前記
省エネルギーシステムが消費するエネルギーの単位量当
たりの二酸化炭素排出量を乗じることにより算出され、
前記エネルギー発生量に基づいた二酸化炭素排出量は、
発生するエネルギーをエネルギー供給事業者から得ると
仮定した場合に必要なエネルギー量に、そのエネルギー
の単位量当たりの二酸化炭素排出量を乗じることにより
算出されることを特徴とする。
【0017】前記サーバは、前記算出された二酸化炭素
排出削減量及びその累積量に関する情報を、前記省エネ
ルギーシステムの利用者及びそれ以外のあらかじめ許可
された者に対して提供することを特徴とする。
【0018】前記サーバは、前記算出された二酸化炭素
排出削減量及びその累積量に関する情報を提供する情報
サイトをインターネット上に提供し、前記省エネルギー
システムの利用者及びそれ以外のあらかじめ許可された
者に、前記情報サイトを介して前記情報を提供すること
を特徴とする。前記サーバは、前記二酸化炭素排出削減
量に対応する二酸化炭素排出権を取引するための取引サ
イトをインターネット上に提供し、前記省エネルギーシ
ステムの利用者又はそれ以外のあらかじめ許可された者
による前記二酸化炭素排出権の売買を前記取引サイトを
介して仲介することを特徴とする。
【0019】前記省エネルギーシステムの利用者は、前
記省エネルギーシステムの購入又はリースについての債
務を有する債務者を含み、前記サーバは、前記債務の返
済に前記二酸化炭素排出権の売却による利益の少なくと
も一部を充当し、前記債務の残高を管理することを特徴
とする。
【0020】前記あらかじめ許可された者は、前記省エ
ネルギーシステムの利用者による前記省エネルギーシス
テムの購入又はリースについての債務に対する債権を有
する債権者を含むことを特徴とする。
【0021】好ましくは、上記目的を達成する別の発明
は、省エネルギーシステムの運転状況を管理する省エネ
ルギーシステム運転監視方法において、計測される前記
省エネルギーシステムの運転によるエネルギー消費量、
及びエネルギー発生量を通信回線を介して定期的にサー
バに送信し、前記サーバにおいて、前記計測される量に
基づいて、前記省エネルギーシステムのランニングコス
ト削減額を算出することを特徴とする。
【0022】前記ランニングコスト削減額は、前記エネ
ルギー消費量に基づいたランニングコストと、前記エネ
ルギー発生量に基づいたランニングコストとの差によっ
て算出されることを特徴とする。
【0023】前記エネルギー消費量に基づいたランニン
グコストは、前記計測されたエネルギー消費量に、前記
省エネルギーシステムが消費するエネルギーの単位量当
たりの料金を乗じることにより算出され、前記エネルギ
ー発生量に基づいたランニングコストは、発生するエネ
ルギーをエネルギー供給事業者から得ると仮定した場合
に必要なエネルギー量に、そのエネルギーの単位量当た
りの料金を乗じることにより算出されることを特徴とす
る。
【0024】前記サーバは、前記算出されたランニング
コスト削減額及びその累積額に関する情報を、前記省エ
ネルギーシステムの利用者及びそれ以外のあらかじめ許
可された者に対して提供することを特徴とする。
【0025】前記サーバは、前記算出されたランニング
コスト削減額及びその累積額に関する情報を提供する情
報サイトをインターネット上に提供し、前記省エネルギ
ーシステムの利用者及びそれ以外のあらかじめ許可され
た者に、前記情報サイトを介して前記情報を提供するこ
とを特徴とする。
【0026】前記あらかじめ許可された者は、前記省エ
ネルギーシステムの利用者による前記省エネルギーシス
テムの購入又はリースについての債務に対する債権を有
する債権者を含むことを特徴とする。
【0027】前記省エネルギーシステムの利用者が、前
記省エネルギーシステムの購入又はリースについての債
務を有する債務者を含み、前記サーバは、前記債務の返
済に前記ランニングコスト削減額の少なくとも一部を充
当し、前記債務の残高を管理することを特徴とする。
【0028】前記サーバは、前記債務に対する債権を取
引するための取引サイトをインターネット上に提供し、
前記債権を有する債権者による前記債権の売買を前記取
引サイトを介して仲介することを特徴とする。
【0029】さらに、上記各方法を実施するためのシス
テムが提供される。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。しかしながら、本発明の技術的範囲が、本
実施の形態に限定されるものではない。なお、本発明の
実施の形態では、省エネルギーシステムの一例として、
ガスによって電気と熱を発生する燃料電池を利用したコ
・ジェネレーションシステムを導入した場合について説
明するが、他の省エネルギーシステムについても適用可
能である。
【0031】なお、燃料電池は、水素や天然ガスなどの
燃料と酸化剤を電気化学的に反応させ、その反応エネル
ギーを電気として直接取り出す発電装置である。発電効
率が高く、また、反応の際に生じる熱もエネルギーとし
て利用することで、省エネルギーシステムとして機能す
る。
【0032】最初に、本発明の概要について説明する。
本発明では、まず、コ・ジェネレーションシステムのラ
ンニングコスト及びCO2排出量を計算する。さらに、コ
・ジェネレーションシステムが発生する電力及び熱と同
等の量を、従来とおりに電力は電力会社から購入し、熱
はガス会社からのガス購入によってまかなったと仮定し
た場合のランニングコスト及びCO2排出量を計算する。
そして、両ランニングコスト及び両CO2排出量それぞれ
の差から、コ・ジェネレーションシステムを利用した場
合におけるランニングコスト削減額及びCO2排出削減量
を計算する。なお、このCO2排出削減量は、有価なCO2排
出権となる。
【0033】コ・ジェネレーションシステムは、一般に
高価なシステムであるので、購入者は、ローンを組んで
購入することが想定される。この場合、購入者は債務者
であって、販売者(貸付者)は債権者である。
【0034】本発明では、債務者は、ローン返済にラン
ニングコスト削減額及びCO2排出権を充当することがで
きる。債務者は、コ・ジェネレーションシステムの運転
に関して、本来、そのランニングコストを支払えばよい
が、本発明では、上述で計算した従来のランニングコス
トを支払う。これにより、ランニングコスト削減額が自
動的にローン返済に充てられる。即ち、購入者は、まと
まった資金なしに、コ・ジェネレーションシステムを購
入することができ、コ・ジェネレーションシステムの日
々の利用によって、自然にローンを返済することができ
る。
【0035】さらに、コ・ジェネレーションシステムの
利用によって発生するCO2排出権を、投資家に売却する
ことにより、利益を得ることができるので、それをロー
ン返済に充てることもできる。ここでいう、投資家は、
個々のコ・ジェネレーションシステム利用者から生み出
される比較的小さなCO2排出権を買い集め、それらをCO2
排出権取引市場で売買可能な量にまとめて、市場で取引
する人々である。
【0036】このように、本発明では、個々のコ・ジェ
ネレーションシステム利用者と上述のような投資家とを
つなぐ取引市場を提供する。これにより、国際的なCO2
排出権取引市場では取り引きできない比較的小さなCO2
排出権を有価なものとすることができ、コ・ジェネレー
ションシステム利用者に利益を還元することができるよ
うになる。
【0037】さらに、本発明では、コ・ジェネレーショ
ンシステムを販売した販売者(債権者)が保有する債権
を売買する市場を提供する。即ち、コ・ジェネレーショ
ンシステムのローン債権を投資商品として、売買可能に
する。従って、債権者は、債権を売却することにより、
必要なときに資金を回収することができる。また、債権
購入者は、債権を購入することで、自己資金を所定の利
率(通常は、ローン金利程度)で運用することができ
る。
【0038】次に、本発明の実施の形態について、詳し
く説明する。
【0039】図1は、本発明の実施の形態におけるネッ
トワークシステムの構成図である。図1において、サー
バ10は、コ・ジェネレーションシステム(省エネルギ
ーシステム)を購入した複数の顧客がそれぞれ有する端
末100−1、100−2、・・・と通信回線を介して
接続する。コ・ジェネレーションシステムを購入する顧
客は、例えば、家庭や個人単位の顧客である。顧客は、
ローンによりコ・ジェネレーションシステムを購入する
場合、そのローンに対する債務者となるので、以下の説
明において、顧客を債務者と言う場合がある。一方、そ
のローンの債権者は、通常、ローンの貸付者であるが、
後述するように、この債権を取引(売買)することによ
り、別の者(例えば、投資家)が債権者になりうる。
【0040】各端末100には、コ・ジェネレーション
システムに入力されるエネルギー使用量及びコ・ジェネ
レーションシステムから出力されたエネルギー量を計測
する計測器1000−1、1000−2、・・・が接続
している。計測器1000は、例えば、入力されるガス
量を計測するガスメータG、出力される電気を計測する
電気メータE、出力される熱を計測する熱量メータHな
どである。
【0041】各端末100は、インターネットに接続さ
れている。また、サーバ10は、インターネット上に、
後述する「債務および債権・CO2排出権情報サイト」1
0A、及び「債権・CO2排出権取引サイト」10Bを提
供する。
【0042】さらに、債権者の端末200−1、200
−2、・・・、投資家の端末300−1、300−2、
・・・もインターネットに接続する。投資家は、コ・ジ
ェネレーションシステムのローン債権を売買する者、又
はCO2排出権を買い集める者である。また、仲介業者
は、例えば、コ・ジェネレーションシステムが生み出す
CO2排出権の量を保証する第三者機関である。CO2排出権
の取引に際し、サーバ10が算出するCO2排出権の量の
信頼性を保証する必要があるからである。仲介業者の端
末400も、インターネット及び債権者の端末200、
投資家の端末300と接続する。
【0043】図2は、サーバ10のブロック構成図であ
る。図2において、制御部11、演算処理部12及び取
引処理部13は、CPUなどから構成される。制御部11
は、各部の制御やデータの転送、種々の演算処理命令、
データの一時的な格納などを行う。演算処理部12は、
各部から転送されてきたデータを演算処理する。具体的
には、コ・ジェネレーションシステムのランニングコス
ト削減額、CO2排出量などを計算する。取引処理部13
は、各部から転送されてきたデータを取引処理する。入
出力制御部14は、接続された端末100から通信回線
を経由して入力されるデータを制御する。具体的には、
計測器200により計測される各エネルギー量が、端末
100から通信回線を介して入力制御部14に入力され
る。さらに、入出力制御部14は、「債務および債権・
CO2排出権情報サイト」10A及び「債権・CO2排出権取
引情報サイト」10Bに入力され、及びこれらから出力
されるデータを制御する。また、以下のプログラム及び
ファイルが、サーバ10内の所定の記憶装置に格納され
る。
【0044】メインプログラム15は、制御部11によ
って実行される。メインプログラム15は、演算処理前
のデータの記録プログラム、データを演算処理して以下
に説明するランニングコスト削減額へ変換するプログラ
ム、算出されたランニングコスト削減額を記録及び表示
するプログラム、ランニングコスト削減額をシミュレー
ション予測するプログラム、データを演算処理して後述
するCO2削減量へ変換するプログラム、算出されたCO2削
減量を記録及び表示するプログラム、CO2削減量をシミ
ュレーション予測するプログラム、算出されたCO2削減
量を有価のCO2排出権へ変換するプログラム、データを
演算処理してエネルギー効率を算出するプログラム、債
務あるいは債権の残額を算出するプログラム、債権およ
びCO2排出権を取引処理するプログラム、各種情報を検
索するプログラム、情報を集計するプログラム、情報を
出力するプログラム、さらには、二酸化炭素排出権を保
証するプログラムなどを有する。
【0045】演算ファイル16は、ランニングコスト削
減額の算出、CO2削減量及びCO2排出権の価格の算出、エ
ネルギー効率の算出、債務あるいは最近の残高の算出、
CO2排出権残量及び残高の算出などに必要な様々なパラ
メータが格納されている。
【0046】顧客ファイル17は、コ・ジェネレーショ
ンシステムの債務者及び債権者に関する情報を有する。
また、取引ファイル18は、コ・ジェネレーションシス
テムの債権及びCO2排出権を取引する債権者及び投資家
に関する情報を有する。
【0047】図3は、債務者の顧客ファイル17の例、
図4は、債権者の顧客ファイル17の例である。図3及
び図4において、顧客登録ファイル171は、各顧客の
ID及びパスワードなど顧客を識別する情報を有する。
債務ファイル又は債権ファイル172は、債務者にとっ
ては債務であり、債権者にとっては債権であるローンに
関する情報を有する。計測器ファイル173は、ガス
量、電気量、熱量をそれぞれ計測する計測器のIDを有
する。計測器1000は、このIDとともに、計測デー
タをサーバ10に送信する。料金ファイル174は、ガ
ス、石油、電気などのエネルギーをそれぞれの供給会社
から購入した場合の単位量料金の情報を有する。単位量
料金には、炭素税などの環境税が含まれていてもよい。
【0048】エネルギーファイル175は、使用したガ
ス量、発生した電気量及び熱量及びエネルギー効率など
の情報を有する。返済ファイル176は、ローン返済に
充てられるランニングコスト削減額、返済割り当て割
合、返済残高などローン返済に関する情報を有する。
【0049】二酸化炭素ファイル177は、CO2排出量
及びその累積量、CO2削減量及びその累積量、さらに
は、CO2排出権の価格などCO2排出権に関する情報を有す
る。債権取引ファイル(債権者の顧客ファイルのみ)1
78は、債権の取引先、取引金額、取引日付など債権の
取引に関する情報を有する。排出権取引ファイル179
は、CO2排出権の取引先、取引金額、取引日付などCO2排
出権の取引に関する情報を有する。
【0050】図5は、債権者の取引ファイル18の例、
図6は、投資家の取引ファイル18の例である。図5及
び図6において、債権者登録ファイル及び投資家登録フ
ァイル181それぞれは、取引を行う債権者及び投資家
のID及びパスワードなど債権者及び投資家の識別に関
する情報を有する。一旦、取引が成立し、投資家が債権
を購入すると、その投資家は債権者になる。従って、図
6の投資家の取引ファイルは、未取引の投資家のファイ
ルであるので、投資家登録ファイル181のみ有する。
【0051】図5における債権ファイル182は、保有
する債権の内容(登録番号、件名、品質、金額、利率、
期間など)に関する情報を有する。返済ファイル183
は、保有する債権の債務返済状況に関する情報であり、
図8及び図9の返済ファイル176と同様である。CO2
排出権ファイル184は、取引により購入したCO2排出
権の取引内容(登録番号、件名、品質、排出権量、金額
など)に関する情報を有する。
【0052】図7は、コ・ジェネレーションシステムに
おけるランニングコスト削減額(図7(a))及びCO2
削減量(図7(b))の計算方法を説明する図である。
図7(a)において、燃料電池は、入力されるガスGか
ら電気Eと熱Hを生成する。今、1Nm3の13Aガス(11000k
cal相当)が入力されると、燃料電池は、変換効率35%
で、3850kcal(4.47455kWh)相当の電力と、変換効率45
%で、4950kcal相当の熱を生成する。このとき、ガス会
社のガス1Nm3あたりのガス料金を120円、電力会社の電
気1kWhあたりの電気料金を25円とすると、入力されるガ
スをガス会社から得る場合のガス料金は120円、生成さ
れる電力を電力会社から得る場合の電気料金は111.9
円、生成される熱に対応するガスをガス会社から得る場
合のガス料金63.5円となる。生成される熱4950kcalを従
来のガス燃焼で生成する場合、5824kcal相当の13Aガ
ス0.5294Nm3(変換効率85%)が必要となるからであ
る。
【0053】従って、コ・ジェネレーションシステムを
利用することにより、従来の電力とガスの利用と比較し
て、(111.9+63.5)-120=55.4円/Nm3のランニングコスト
の削減ができる(削減率31.6%)。
【0054】さらに、図7(b)において、燃料電池
は、図7(a)同様に、入力されるガスGに対して、電
気Eと熱Hを生成する。このとき、都市ガス(13A)1Nm3
あたりのCO2排出量は2354g、火力発電による1kWhあたり
のCO2排出量は653gである。従って、入力されるガスに
対応するCO2排出量は2354g、生成される電力を従来通り
電力会社から得る場合のCO2排出量は2922g、生成される
熱に対応するガスをガス会社から得る場合のCO2排出量
は1246gとなる。
【0055】従って、コ・ジェネレーションシステムを
利用することにより、従来の電力とガスの利用と比較し
て、(2922+1246)-2354=1814g/Nm3のCO2排出量を削減す
ることができる。即ち、従来通り、電力会社から電力を
得て、ガス会社からガスを得る場合のCO2排出権を0
(ゼロ)とすると、1814g/Nm3に対応するCO2排出権が発
生することになる。
【0056】例えば、二酸化炭素(CO2)1814gにおける
炭素(C)は、494.7gに相当するので、炭素1トンあたり
のCO2排出権を例えば20ドルと仮定すると、二酸化炭
素(CO2)1814gのCO2排出権は、約1.1円(110円/ドル
換算)となる。
【0057】図8は、サーバ10におけるランニングコ
スト削減額算出のフローチャートである。図8におい
て、まず、サーバ10は、各顧客の計測器1000が計
測するコ・ジェネレーションシステムの所定期間のガス
使用量(入力)、電気発生量(出力)、熱発生量(出
力)を通信回線を介して取得する(S10)。サーバ1
0は、取得した入力ガス使用量に単位ガス料金を乗じ
て、所定期間のガス使用料金(CG)を算出する(S1
1)。サーバ10は、出力された電気発生量に単位電気
料金を乗じて、従来とおり電力会社から電力を得ると仮
定した場合の所定期間の電気料金(CE)を算出する(S
12)。サーバ10は、出力された熱発生量を、従来と
おりのガス燃焼で獲得すると仮定した場合に必要なガス
量を算出し、これに単位ガス料金を乗じて、そのガス量
をガス会社から得ると仮定した場合の所定期間の熱料金
(CH)を算出する(S13)。サーバ10は、(CE+CH)
−CGから所定期間のランニングコスト削減額(CR)を算
出する(S14)。このようにして算出されたランニン
グコスト削減額(CR)は、顧客ファイル17の返済ファ
イル176に格納される。
【0058】図9は、サーバ10におけるCO2削減量及
びCO2排出権価格算出のフローチャートである。図9に
おいて、まず、サーバ10は、各顧客の計測器1000
が計測するコ・ジェネレーションシステムの所定期間の
ガス使用量(入力)、電気発生量(出力)、熱発生量
(出力)を通信回線を介して取得する(S20)。取得
した入力ガス使用量に、単位ガス量あたりのCO2排出量
を乗じて、所定期間のガス使用量によるCO2排出量(CO2
(G))を算出する(S21)。サーバ10は、出力され
た電気発生量に、電力会社から電気を得る場合の単位電
気使用量あたりのCO2排出量を乗じて、所定期間の電気
発生量に対応するCO2排出量(CO2(E))を算出する(S
22)。サーバ10は、出力された熱発生量に対応する
ガス量を算出し、これに、単位ガス使用量あたりのCO2
排出量を乗じて、そのガス量をガス会社から得ると仮定
した場合の所定期間の熱発生量によるCO2排出量(CO2
(H))を算出する(S23)。サーバ10は、(CO2(E)+
CO2(H))−CO2(G)より、所定期間のCO2削減量CO2(R)を
算出する(S24)。サーバ10は、算出されたCO2削
減量CO2(R)に、CO2排出権取引市場における単位量あた
りの市場価格を乗じて、所定期間に発生したCO2排出権
の価格PCO2(R)を算出する(S25)。このように算出
されたCO2削減量及びCO2排出権価格は、顧客ファイル1
7の二酸化炭素ファイル177に格納される。
【0059】本発明の実施の形態では、上述のようにし
て算出されたランニングコスト削減額及びCO2排出権価
格は、コ・ジェネレーションシステムのローン(債務)
返済に自動的に充当される。
【0060】図10は、サーバ10における債務(債
権)残高の算出フローチャートである。まず、サーバ1
0は、返済開始からの現在までの所定期間毎のランニン
グコスト削減額CR1、CR2、CR3、・・・を算出する(S
30)。サーバ10は、算出したランニングコスト削減
額のうちの返済にあてる割合aを、CR1、CR2、CR3、・
・・に乗じて、ランニングコスト削減額からの所定期間
毎の返済額aCR1、aCR2、aCR3、・・・を算出する(S3
1)。さらに、サーバ10は、返済開始からの現在まで
の所定期間毎のCO2排出権額PCO2(R)1 、PCO2(R)2 、PCO
2(R)3、・・・を算出する(S32)。そして、サーバ
10は、CO2排出権額のうちの返済に当てる割合bを、P
CO2(R)1 、PCO2(R)2 、PCO2(R)3・・・に乗じて、CO2排
出権額からの所定期間毎の返済額bPCO2(R)1 、bPCO2(R)
2 、bPCO2(R)3、・・・を算出する(S33)。サーバ
10は、返済原価、利率、返済期間、ランニングコスト
削減額からの所定期間毎の返済額aCR1、aCR2、aCR3、・
・・及びCO2排出権額からの所定期間毎の返済額bPCO2
(R)1 、bPCO2(R)2 、bPCO2(R)3、・・・から現在の債務
残高を算出する(S34)。
【0061】図11は、CO2排出権残量及びCO2排出権額
残高の算出フローチャートである。まず、サーバ10
は、累積の全CO2削減量(CO2(R)1+CO2(R)2+CO2(R)3+
・・・)を算出する(S40)。サーバ10は、返済に
あてた累積のCO2削減量(bCO2(R)1+bCO2(R)2+bCO2(R)
3+・・・)を算出する(S41)。そして、サーバ1
0は、累積の全CO2削減量から返済にあてた累積のCO2削
減量を差し引いて、CO2排出権残量を算出する(S4
2)。さらに、サーバ10は、CO2排出権残量に、CO2排
出権の市場単価を乗じて、CO2排出権額残高を算出する
(S43)。
【0062】図12は、サーバ10におけるエネルギー
効率の算出フローチャートである。サーバ10は、各顧
客の計測器1000が計測するコ・ジェネレーションシ
ステムの所定期間のガス使用量(入力)、電気発生量
(出力)、熱発生量(出力)を通信回線を介して取得す
る(S50)。サーバ10は、取得した所定期間のガス
使用量に単位ガス量当たりのエネルギー量を乗じて、所
定期間のガス使用量のエネルギー量(E(G))を算出する
(S51)。サーバ10は、取得した所定期間の電気発
生量に単位電気量当たりのエネルギー量を乗じて、所定
期間の電気発生量のエネルギー量(E(E))を算出する(S
52)。サーバ10は、取得した所定期間の熱発生量に
単位熱量当たりのエネルギー量を乗じて、所定期間の熱
発生量のエネルギー量(E(H))を算出する(S53)。そ
して、サーバは、所定期間における 発電効率 (E(E)/E(G))×100 熱供給効率 (E(H)/E(G))×100 総合エネルギー効率 ((E(E)+E(H))/E(G))×100 を算出する(S54)。
【0063】サーバ10は、上述で算出したランニング
コスト削減額、CO2削減量、債務残高、CO2排出権残量な
どを顧客ファイル17に格納するとともに、顧客や債権
者からのアクセスに従って、以下に説明する「債務およ
び債権・CO2排出権情報サイト」10Aに出力する。
「債務および債権・CO2排出権情報サイト」10Aは、
債務者および債権者に、経時的に変化するコ・ジェネレ
ーションシステムについての債務及び債権、さらには、
CO2排出権に関する情報をリアルタイムに提供するため
のサイトである。図13乃至図26は、サイト10Aの
画面例を示す。
【0064】まず、債務者又は債権者は、自己の端末1
00をインターネットに接続し、図13に示す「債務お
よび債権・CO2排出権情報サイト」10Aのトップ画面
を表示させる。債務者又は債権者は、ユーザID及びパス
ワードを入力すると、図14に示す画面が表示される。
自己が債務者である場合、「債務・CO2排出権状況」を
選択して、「実行」をクリックする。また、自己が債権
者である場合、債権・CO2排出権状況」を選択して、
「実行」をクリックする。
【0065】まず、債務者が「債務・CO2排出権状況」
を選択した場合について説明する。債務者が「債務・CO
2排出権状況」を選択すると、図15に示す画面が表示
される。図15の画面には、「債務状況」、「CO2排出
権状況」、「CO2排出権取引状況」の項目が表示され
る。それぞれにおいて、債務者が複数の省エネルギーシ
ステム(コ・ジェネレーションシステム)を保有してい
る場合に、いずれかのコ・ジェネレーションシステムが
選択される。
【0066】あるコ・ジェネレーションシステムについ
ての「債務状況」が選択されると、図16に示す画面が
示される。図16は、選択されたコ・ジェネレーション
システムの債務状況に関する情報を示す画面である。債
務状況に関する情報のうちの返済状況は、例えば、債務
原価、利率、返済開始日、債務総額、返済額、債務残
高、返済完了予測日などである。これらのうち、返済額
は、返済に充当される一定割合のランニングコスト削減
額や一定割合のCO2排出権売却額の所定期間毎(例えば
1ヶ月毎)の累積である。もちろん、別の資金(債務者
の給与の一部など)が返済にあてられてもよい。債務残
高は、債務総額から返済額を差し引いた額である。返済
完了予測は、過去の返済額の推移に基づいて債務残高が
0(ゼロ)になると予想される日である。例えば、過去
の返済額の平均値を求め、その平均返済額で、将来月々
返済したと仮定した場合に債務残高がなくなる日が求め
られてもよい。
【0067】また、ランニングコスト削減状況は、ラン
ニングコスト削減率(図7(a)参照)、直近の所定期
間(1ヶ月)のコ・ジェネレーションシステム運転時間
及びランニングコスト削減額、累積のコ・ジェネレーシ
ョンシステム運転時間及びランニングコスト削減額、ラ
ンニングコスト返済割り当て割合(上記図10における
割合a)である。さらには、発電効率、熱供給効率、両
効率を合算した総合効率などのエネルギー効率が表示さ
れてもよい(図12参照)。
【0068】図16において、「返済状況表示」、「ラ
ンニングコスト削減状況表示」、「エネルギー効率状況
表示」をクリックすることで、それぞれの経時変化を表
示させることができる。具体的には、「返済状況表示」
がクリックされると、図17に示されるように、債務残
高及び返済総額の推移がグラフで表示される。「ランニ
ングコスト削減状況表示」がクリックされると、図18
に示されるように、ランニングコスト削減額の累積額の
推移がグラフで表示される。「エネルギー効率状況表
示」がクリックされると、図19に示されるように、各
エネルギー効率の推移がグラフで表示される。
【0069】図15において、あるコ・ジェネレーショ
ンシステムについての「CO2排出権状況」が選択される
と、図20に示す画面が示される。図20は、選択され
たコ・ジェネレーションシステムのCO2排出権状況に関
する情報を示す画面である。CO2排出権状況に関する情
報は、例えば、CO2削減割合(図7(b)参照)、直近
の所定期間(1ヶ月)のコ・ジェネレーションシステム
運転時間及びCO2削減量(図9参照)、累積のコ・ジェ
ネレーションシステム運転時間及びCO2削減量、CO2排出
権累積量(総量)、CO2排出権累積売却量、CO2排出権累
積売却額、CO2排出権残量及びCO2排出権残高(図11参
照)、CO2排出権相場などである。
【0070】さらに、図16と同様に、発電効率、熱供
給効率、両効率を合算した総合効率などのエネルギー効
率が表示されてもよい。
【0071】図20において、「CO2排出権量状況表
示」、「CO2排出権相場況表示」、「エネルギー効率状
況表示」をクリックすることで、それぞれの経時変化を
表示させることができる。具体的には、「CO2排出権量
状況表示」がクリックされると、図21に示されるよう
に、CO2排出権残量及びCO2排出権総量の推移がグラフで
表示される。図21において、CO2排出権総量は、経時
的に徐々に増加するが、CO2排出権残量は、後述するCO2
排出権取引でCO2排出権を売却することにより、一時的
に減少する場合がある。「CO2排出権相場状況表示」が
クリックされると、図22に示されるように、CO2排出
権の市場価格の推移がグラフで表示される。「エネルギ
ー効率状況表示」がクリックされると、上記図19に示
される各エネルギー効率の推移がグラフで表示される。
【0072】図15において、あるコ・ジェネレーショ
ンシステムについての「CO2排出権取引履歴」が選択さ
れると、図23に示す画面が示される。図23では、選
択されたコ・ジェネレーションシステムのCO2排出権取
引明細が表示される。CO2排出権取引明細は、例えば、
各取引における排出権売却先、売却日時、売却量、相場
価格(売却時)、CO2排出権額面、売却額などである。C
O2排出権額面は、売却量に相場価格を乗じた価格であ
る。売却額は、額面にかかわらず、後述するCO2排出権
取引により実際に売却された価格である。過去に取引が
複数回ある場合は、例えば、最新の取引から順に表示さ
れるようにしてもよい。
【0073】次に、債権者が「債権・CO2排出権状況」
を選択した場合について説明する。債権と債務は、立場
が反対の表裏一体の関係なので、基本的には、債権者に
よって選択される「債権・CO2排出権状況」に対応して
提供される情報は、上述した債務者に対して提供される
情報とほぼ同じである。また、債権者は、債務者に対し
て直接ローンを設定した業者に限らず、後述する債権取
引により債権を購入した者も含む。
【0074】債権者が、「債権・CO2排出権状況」を選
択すると、図24に示す画面が表示される。図24の画
面には、図15の画面と同様に「債権状況」、「CO2排
出権状況」、「CO2排出権取引履歴」の項目が表示され
る。さらに、「債権取引履歴」の項目が追加される。そ
れぞれにおいて、債権者が複数の省エネルギーシステム
(コ・ジェネレーションシステム)についての債権を保
有している場合に、いずれかのコ・ジェネレーションシ
ステムが選択される。
【0075】あるコ・ジェネレーションシステムについ
ての「債権状況」が選択されると、図25に示す画面が
示される。図25は、選択されたコ・ジェネレーション
システムの債権状況に関する情報を示す画面である。債
権状況に関する情報は、上記図11の「債務状況」とほ
ぼ同様であって、返済状況、ランニングコスト削減状
況、エネルギー効率が表示される。即ち、債務者の返済
状況は、債権者にとっての回収状況である。図25にお
いて、「返済状況表示」、「ランニングコスト削減状況
表示」、「エネルギー効率状況表示」をクリックするこ
とで、それぞれの経時変化を表示させることができる。
【0076】具体的には、「返済状況表示」がクリック
されると、上述した図17に示される返済状況の推移
が、債務の場合と同様にグラフで表示される。債務残高
は債務残高と同じであって、返済総額は回収総額と同じ
である。「ランニングコスト削減状況表示」がクリック
されると、上述した図18に示されるランニングコスト
削減額の累積額の推移が、債務の場合と同様に、グラフ
で表示される。また、「エネルギー効率状況表示」がク
リックされると、上述の図19に示される各エネルギー
効率の推移が、債務の場合と同様に、グラフで表示され
る。
【0077】図24において、あるコ・ジェネレーショ
ンシステムについての「CO2排出権状況」が選択される
と、債務の場合と同様に、図20の画面(CO2排出権状
況に関する情報)が示され、さらに、図20の画面か
ら、図19(エネルギー効率)、図21(CO2排出権総
量及び残量)及び図22の画面(CO2排出権相場)を表
示させることができる。
【0078】また、図24において、あるコ・ジェネレ
ーションシステムについての「CO2排出権取引履歴」が
選択されると、債務の場合と同様に、図23に示す画面
(排出権取引履歴明細)が示される。
【0079】さらに、図24において、あるコ・ジェネ
レーションシステムについての「債権取引履歴」が選択
されると、図26に示す画面が表示される。図26で
は、債権者が売却した債権の取引明細が表示される。債
権取引明細は、例えば、各取引における債権原価、回収
開始日時、回収完了予定日時、回収完了予定総額、CO2
排出権残量、CO2排出権予測量、債権売却先、売却日
時、回収額、債権残高、債権売却額、売却益などであ
る。債権残高は、回収完了予定総額から回収額を差し引
いた価格である。また、売却益は、実査相の債権売却額
から債権残高を差し引いた価格である。過去に取引が複
数回ある場合は、例えば、最新の取引から順に表示され
るようにしてもよい。
【0080】さらに、サーバ10は、コ・ジェネレーシ
ョンシステムの債権及びそれにより発生するCO2排出権
を取引するための「債権・CO2排出権取引情報サイト」
10Bを提供する。図27乃至図40は、サイト10B
の画面例を示す。なお、債権の売却を希望する債権者、
CO2排出権の売却を希望する債権者及び債務者は、あら
かじめこの「債権・CO2排出権取引情報サイト」10B
に、その債権及びCO2排出権を登録する必要がある。CO2
排出権は、原始的には債務者に帰属する権利であるが、
債権者と債務者間の任意の契約により、債権者に帰属さ
せ、債権者の意志によって登録・売却してもよい。この
場合、債権者は、あらかじめ所定の価格で債務者からCO
2排出権を購入してもよいし、CO2排出権の売却額を債務
者に還元してもよい。
【0081】債権又はCO2排出権の購入を希望する債権
者又は投資家は、まず、自己の端末200、300イン
ターネットに接続し、図27に示す「債権・CO2排出権
取引情報サイト」10Bのトップ画面を表示させる。債
権者又は投資家は、ユーザID及びパスワードを入力する
と、図28に示す画面が表示される。債権の購入を希望
する場合、「債権取引情報」を選択し、CO2排出権の購
入を希望する場合、「CO2排出権取引情報」を選択し、
さらに所定の検索条件を選択する。
【0082】検索条件は、債務者の業種、購入金額、利
率などである。債務者の業種は、債権にのみ適用される
項目である。債務者が事業者である場合は、その事業者
の業種であり、債務者が一般家庭である場合は、勤務先
の業種である。購入金額は、購入を希望する債権又はCO
2排出権の金額範囲である。利率は、債権にのみ適用さ
れる項目であって、購入を希望する債権の利率の範囲で
ある。なお、あらかじめ登録されている債権の利率は、
ローン金利、残存期間、債務者の信用度などによって決
定される。利率は、債権者又は債務者自身が決定しても
よいし、所定の第三者機関に依頼して、第三者機関が上
述の条件を考慮して決定してもよい。
【0083】まず、債権取引について説明する。図28
の画面において、所定の条件を設定し、「検索実行」を
クリックすると、図29に示す検索画面が表示される。
債権購入希望者は、所望の債権を選択し、「詳細表示実
行」をクリックする。そうすると、図30に示す「債権
詳細情報」画面が表示される。債権詳細情報には、ま
ず、登録番号、業種、債権名が表示される。債権名は、
例えば債務者の名称である。債務者が一般家庭である場
合は匿名にしてもよい。さらに、販売希望価格、取引先
が表示される。取引先は、債権者の名称である。
【0084】また、債権詳細情報では、上述した図16
(又は図25)に対応する債務の返済状況(即ち債権回
収状況)及びランニングコスト削減状況などの情報も開
示される。さらに、図30の画面において、「返済状況
表示」及び「ランニングコスト削減状況表示」をクリッ
クすることで、返済状況及びランニングコスト削減状況
の経時変化を、図12(図21)及び図13に示したグ
ラフとして表示させることができる。
【0085】債権購入希望者は、これらの情報に基づい
て、実際に購入するかどうか判断する。購入を希望しな
い場合は、「戻る」をクリックすることで、図29以前
の画面に戻り、取引を再度やり直すことができる。購入
を希望する場合、図30の「取引商談」をクリックす
る。そうすると、図31の「債権取引商談内容」画面が
表示される。図31において、債権購入希望者は、債権
者による販売希望価格に応じる場合は、「取引実行」を
クリックする。これにより、取引が成立する。
【0086】図32は、「取引成立」画面の例である。
画面には、取引明細として、登録番号、債権名、債権販
売者、債権購入者、日時、取引金額、引き落とし金融会
社、口座番号が表示される。引き落とし金融会社及び口
座番号は、債券購入者があらかじめ登録してある自己の
金融会社の口座番号である。この口座から取引日に取引
金額が引き落とされる。また、債権販売者にも、上記取
引明細が電子メールなどで通知される。債券販売者の取
引明細には、引き落とし先に代わって、振込先の金融会
社、口座番号が通知される。この口座に取引金額が振り
込まれる。
【0087】債権購入希望者が、債券販売者と取引金額
及び取引日時について交渉したい場合、図31におい
て、希望金額や希望取引日時を入力して、「商談実行」
をクリックする。そうすると、サーバ10は、希望金額
や希望取引日時を含む取引情報を含む電子メールを生成
し、債権販売者に送信する。債権販売者は、所定の方法
により、サーバ10にその回答を通知する。サーバ10
は、回答を受信すると、図33に示す「債権取引商談回
答」画面を表示する。債権購入希望者は、回答に応じな
い場合は、再度上記同様に商談するか、取引を中止す
る。再商談する場合、再度希望価格又は希望取引日時を
入力して、「再商談実行」をクリックする。取引を中止
する場合は、「取引中止」をクリックする。取引が中止
されると、図34に示す「取引中止通知」画面が表示さ
れる。図33の画面において、取引に応じる場合は、
「取引実行」をクリックする。これにより、取引が成立
し、図32の画面が表示される。
【0088】このように、コ・ジェネレーションシステ
ムについての債権を売買可能な市場をインターネット上
に構築することで、債権者は、保有する債権について、
必要な時に必要な金額だけ資金回収することができる。
また、投資家にも、投資商品を提供することができる。
【0089】次に、CO2排出権の取引について説明す
る。図28の画面において、所定の条件(CO2排出権に
必要な条件は金額のみ)を設定し、「検索実行」をクリ
ックすると、図35に示す検索画面が表示される。CO2
排出権購入希望者は、所望のCO2排出権を選択し、「詳
細表示実行」をクリックする。そうすると、図36に示
す「CO2排出権詳細情報」画面が表示される。
【0090】CO2排出権詳細情報には、まず、登録番
号、販売者名が表示される。販売者は、債権者又は債務
者である。さらに、CO2排出権詳細情報では、販売対象
のCO2排出権に対応するCO2排出権量、販売希望価格、販
売希望日時、CO2排出権品質保証情報も示される。CO2排
出権品質保証情報は、第三者機関によってCO2排出権量
が保証されていることを示すものである。
【0091】CO2排出権購入希望者は、これらの情報に
基づいて、実際に購入するかどうか判断する。購入を希
望しない場合は、「戻る」をクリックすることで、図3
5以前の画面に戻り、取引を再度やり直すことができ
る。購入を希望する場合、図36の「取引商談」をクリ
ックする。CO2排出権の取引商談に関する画面は、上述
の図31乃至図34とほぼ同様である。即ち、販売者と
の交渉のための図37の「CO2排出権取引商談内容」画
面が表示され、商談の進行に応じて、図38の「CO2排
出権取引商談回答」画面が表示される。そして、商談の
成否に応じて図39の「取引成立」画面又は図40の
「取引中止通知」画面が表示される。
【0092】このように、各コ・ジェネレーションシス
テム毎に発生する比較的少量のCO2排出権を取引する市
場をインターネット上に構築することで、各コ・ジェネ
レーションシステム利用者(債務者)に発生するCO2排
出権を、実質的な利益として還元することができる。そ
して、CO2排出権を買い取る投資家は、少量のCO2排出権
をまとめることで、国際的なCO2排出権取引市場で売買
する。
【0093】上述の実施の形態において、省エネルギー
システムは、コ・ジェネレーションシステムに限らず、
例えば、太陽電池を用いたシステム、蓄電システム又は
蓄熱システムなどであってもよい。
【0094】また、本発明の実施の形態によって、省エ
ネルギーシステムの運転状態を監視することで、省エネ
ルギーシステム販売後におけるアフターサービス業務も
可能となる。即ち、常時運転状態を監視することで、省
エネルギーシステムの正常な運転を保証し、性能の低下
に対して素早い対応(修理)が可能となる。こうして、
いわゆる売りっぱなしを防げる。
【0095】さらに、省エネルギーシステムの利用者
は、上述のように、ローンを組んで省エネルギーシステ
ムを購入することもできるし、リースにより借りて利用
することもできる。リースの場合は、ローンにおけるロ
ーン債権・ローン債務同様に、リース債権・リース債務
が発生し、これらも、上述の実施の形態に適用可能であ
る。例えば、ランニングコスト削減額やCO2排出権によ
る利益は、リース料に充当することができる。
【0096】(本発明の別の実施の形態)次に、本発明
の別の実施の形態について説明する。本実施の形態で
は、上述の省エネルギーシステムに代わって、地球温暖
化防止に寄与するメタン回収システムの運転監視方法を
例示する。温室効果ガスであるメタン(CH4)の温室効
果係数は、CO2の21倍である。即ち、温室効果抑制に
関し、メタンを回収することは、その回収量の21倍の
量のCO2を回収したのと同じ効果を有し、CO2排出権を創
出し、CO2を回収する場合と比較して、21倍のCO2排出
権が創出される。さらに、回収されたメタンを利用して
発電することで、ランニングコスト削減効果も発生す
る。
【0097】図41は、メタン回収システムの構成例を
示す図である。メタンは、例えば、家畜飼育場に蓄積さ
れている堆肥から発生する。従って、図示されるよう
に、メタン回収システム500は、堆肥を蓄積する施設
501と、その施設内に充満するメタンを含む空気を回
収するための回収ファン502と、回収ファン502に
より回収された空気からメタンを分離、濃縮する分離濃
縮器503、濃縮されたメタンを貯蔵する貯蔵タンク5
04を備え、更に好ましくは、濃縮メタンを燃料として
発電する発電器(例えば、コ・ジェネレーションシステ
ム)505を備えてもよい。また、貯蔵タンク504に
は、回収されたメタン量を計測する計測器が接続し、ま
た、発電に利用されるメタン量を計測する計測器も接続
する。
【0098】そして、本実施の形態では、計測されるメ
タン回収量に、CO2分子の温室効果係数を1とした場合
のメタン分子の温室効果係数(21)を乗じることによ
り、メタン回収量に相当するCO2回収量を計算する。こ
のCO2回収量は有価なCO2排出権となる。なお、回収した
メタンを発電などのために燃焼させて、CO2に変換し、
それを大気に放出する場合、前記メタン回収量に相当す
るCO2回収量は、メタン回収量にCO2分子の温室効果係数
を1とした場合のメタン分子の温室効果係数(21)か
らさらに1を引いた係数(即ち、20)を乗じることに
より計算する。1つのメタン分子を燃焼させると、1つ
のCO2分子が生成され、そのCO2分子は回収されずに大気
に放出されるからである。
【0099】また、本実施の形態では、回収されたメタ
ンを燃料として利用した場合の燃料削減コスト、即ちラ
ンニングコスト削減額が計算される。そして、本実施の
形態においても、購入者(債務者)は、メタン回収シス
テムをローンを組んで購入し、ローン返済に、メタン回
収システムの利用で発生するランニングコスト削減額及
びCO2排出権を充当することができる。
【0100】以下に、CO2排出権及びランニングコスト
削減額の計算例について説明する。まず、CO2排出権の
計算例を示す。例えば、図41の堆肥施設において10
0m3/日のメタンが発生する場合を考える。メタンは、
年間100×365=36500m3/年回収される。こ
れは、炭素19.55トン/年に相当する。この値を、
回収したメタンは燃焼利用されると仮定して、CO2排出
権に換算すると、 19.55×(21−1)=391トン/年 となり、CO2排出権価格を炭素1トン当たり10000
円とすると、391万円相当となる。なお、メタンを燃
焼させずに回収のみ行う場合、二酸化炭素を放出しない
ので、上記係数は21のままとなる。この場合、回収さ
れたメタンをエネルギーとして利用しないので、以下に
説明するランニングコスト削減効果は生じない。
【0101】次に、ランニングコスト削減額の計算例を
示す。図42は、メタン回収システムにおけるランニン
グコスト削減額の計算例を説明する図である。上述の計
算で回収されたメタンを全て燃料として利用する場合を
仮定すると、上述で回収された36500m3/年(3.
47億kcal相当)のメタンガスを例えば発電効率35%
のコ・ジェネレーションシステムで発電すると、14.
1KWhの電力が得られる。電力会社より電力を購入す
る場合の価格が、25円/KWhとすると、電力に関す
る年間のランニングコスト削減額は、14.1×25=
約353万円/年となる。
【0102】また、熱の回収効率を45%とすると、コ
・ジェネレーションシステムは、1.56億kcal/
年の熱を発生し、この熱量を13A都市ガスの燃焼で得
るには、16690Nm3のガス量が必要である。このガ
ス量をガス会社から購入する場合の価格が、120円/
Nm3とすると、ガスに関する年間のランニングコスト削
減額は、16690×120=約200万円/年とな
る。
【0103】合計すると、毎年391万円のCO2排出権
額と、553(=353+200)万円のランニングコ
スト削減額とで、合計944万円の収益を得ることがで
きる。メタン回収システム(コ・ジェネレーションシス
テムなどによる発電・発熱装置も含む)の購入費用が例
えば5000万円とすると、この費用は約5年程で回収
することができる計算となる。
【0104】このように、メタン回収システムについて
も、上述の実施の形態におけるコ・ジェネレーションシ
ステム同様に、CO2排出権とランニングコスト削減額が
発生する。従って、本実施の形態では、図1のサーバ1
0が、上述のコ・ジェネレーションシステムの場合と同
様に、CO2排出権及びランニングコスト削減額の計算、
さらには、CO2排出権の取引(売買)、ランニングコス
ト削減額のローン返済への充当など各種処理を実行す
る。
【0105】具体的には、図1において、サーバ10
は、メタン回収システムを保有する各顧客の端末100
−1、100−2、…と通信回線を介して接続する。各
端末100は、メタン回収システムにおけるメタン回収
量、及び発熱・発電のためのメタン利用量を計測する1
000−1、発電量を計測する1000−2、発熱量を
計測する計測器1000−3からそれぞれ計測される量
を取得し、サーバ10に送信する。
【0106】また、サーバ10は、メタン回収システム
についても、上述同様の「債務および債権、CO2排出権
情報サイト」10A、及び「債権・CO2排出権取引サイ
ト」10Bを提供し、端末100からアクセス可能であ
る。
【0107】図43は、メタン回収システムについての
サーバ10におけるランニングコスト削減額算出のフロ
ーチャートである。図43において、まず、サーバ10
は、各顧客の計測器1000が計測するメタン回収シス
テムにより生成された所定期間の電気発生量(発電量)
及び熱発生量(発熱量)を通信回線を介して取得する
(S110)。サーバ10は、出力された電気発生量に
単位電気料金を乗じて、従来とおり電力会社から電力を
調達すると仮定した場合の所定期間の電気料金(CE)を
算出する(S111)。サーバ10は、出力された熱発
生量を、従来とおりのガス燃焼で獲得すると仮定した場
合に必要なガス量を算出し、これに単位ガス料金を乗じ
て、そのガス量をガス会社から得ると仮定した場合の所
定期間の熱料金(CH)を算出する(S112)。サーバ
10は、(CE+CH)から所定期間のランニングコスト削減
額(CR)を算出する(S113)。このようにして算出
されたランニングコスト削減額(CR)は、顧客ファイル
17の返済ファイル176に格納される。
【0108】図44は、メタン回収システムについての
サーバ10におけるCO2削減量及びCO2排出権価格算出の
フローチャートである。図44において、まず、サーバ
10は、各顧客の計測器1000が計測するメタン回収
システムの所定期間のメタンガス回収量V(CH4)を通信
回線を介して取得する(S120)。そして、サーバ1
0は、取得したメタンガス回収量に、CO2を1とした場
合の温室効果係数(メタンの場合「21」)から1を差
し引いた数値(即ち「20」)を乗じて、所定期間にお
けるメタンガス回収量によるCO2換算でのCO2削減量CO2
(R)を算出する(S121)。さらに、サーバ10は、
算出されたCO2削減量CO2(R)に、CO2排出権取引市場にお
ける単位量あたりの市場価格を乗じて、所定期間に発生
したCO2排出権の価格PCO2(R)を算出する(S122)。
このように算出されたCO2削減量及びCO2排出権価格は、
顧客ファイル17の二酸化炭素ファイル177に格納さ
れる。
【0109】本発明の実施の形態では、上述のようにし
て算出されたランニングコスト削減額及びCO2排出権価
格は、メタン回収システムのローン(債務)返済に自動
的に充当される。なお、メタン回収システムについての
債務(債権)残高のフローチャートは、図10と同様で
あり、また、図44で算出されたCO2排出権の残量及び
残高の算出フローチャートは、図11と同様である。
【0110】サーバ10は、上述で算出したランニング
コスト削減額、CO2削減量、債務残高、CO2排出権残量な
どを顧客ファイル17に格納するとともに、顧客や債権
者からのアクセスに従って、「債務および債権・CO2排
出権情報サイト」10Aに出力する。メタン回収システ
ムについての「債務および債権・CO2排出権情報サイ
ト」10Aも、図13乃至図26における省エネルギー
システムに関する事項部分を、メタン回収システムに関
する事項とすることにより、図13乃至図26の画面例
とほぼ同様の画面で構成することができる。一例とし
て、図45に、メタン回収システムの債務状況に関する
画面の例(図16に対応)と、図46に、メタン回収シ
ステムのCO2排出権状況に関する画面の例(図20に対
応)を示す。これにより、債権者及び債務者は、最新の
債権状況及び債務状況、さらには、CO2排出権状況など
を知ることができる。
【0111】さらに、サーバ10は、メタン回収システ
ムの債権及びそれにより発生するCO2排出権を取引する
ための「債権・CO2排出権取引情報サイト」10Bを提
供する。メタン回収システムについての債権・CO2排出
権取引情報サイト」10Bも、図27乃至図40におけ
る省エネルギーシステムに関する事項部分を、メタン回
収システムに関する事項とすることにより、図27乃至
図40の画面例とほぼ同様の画面で構成することができ
る。一例として、図47に、メタン回収システムの債権
詳細情報に関する画面の例(図30に対応)を示す。こ
れにより、メタン回収システムによるメタン回収に基づ
いて創出されたCO2排出権の取引が可能となる。
【0112】なお、温室効果ガスとして、二酸化炭素
(CO2)や上記メタン(CH4)以外に、亜酸化窒素、フロ
ン(HFC、PFC、SF6)などがあり、これらを回
収するシステムについても本発明は適用可能である。
【0113】(本発明の更なる別の実施の形態)次に、
本発明の更なる別の実施の形態について説明する。本実
施の形態では、上述の省エネルギーシステムに代わっ
て、太陽光発電システムなどの自然エネルギー利用シス
テムの運転監視方法を例示する。自然エネルギー利用シ
ステムは、発電・発熱する際にCO2を発生しないので、C
O2排出量削減効果については、省エネルギーシステムよ
りさらに大きい。そして、自然エネルギー利用システム
の場合、それにより生成されたエネルギー(電力又は熱
量)を利用した際のエネルギー量を、エネルギー供給会
社から調達したと仮定した場合のCO2排出量が、CO2排出
削減量に対応する。このCO2排出削減量によりCO2排出権
が発生する。さらに、自然エネルギーシステムにより生
成されたエネルギーの利用量を、エネルギー供給会社か
ら調達したと仮定した場合のコストが、ランニングコス
ト削減額に対応する。
【0114】そして、本実施の形態においても、購入者
(債務者)は、自然エネルギー利用システムをローンを
組んで購入し、そのローン返済に、自然エネルギー利用
システムの利用により発生するランニングコスト削減額
及びCO2排出権を充当することができる。
【0115】以下に、一例として、太陽光発電システム
におけるCO2排出権及びランニングコスト削減額の計算
例について説明する。まず、CO2排出権の計算例を示
す。例えば、太陽光発電システムで年間2万KWhの電
力を発電し、その全ての電力を利用した場合を考える。
【0116】2万KWhの電力を電力会社から調達した
とすると、電力会社の1KWh当たりに排出されるCO2
量は、0.653kgであるから、20000×0.6
53=13.06トンのCO2が排出されたこととなる。
これを、CO2を排出しない太陽光発電でまかなったので
あるから、この量分のCO2排出量を削減したことにな
る。よって、このCO2排出量分のCO2排出権が発生したこ
ととなる。炭素1トン当たりのCO2排出権価格を100
00円と仮定すると、上記CO2排出量を炭素量で換算す
ると、3.56トンとなり、この量についてのCO2排出
権価格は、3.56万円相当になる。
【0117】次にランニングコスト削減額の計算例を示
す。2万KWhの電力を電力会社から調達する場合の価
格が、25円/KWhとすると、電力に関する年間のラ
ンニングコスト削減額は、2万×25=50万円/年と
なる。
【0118】合計すると、毎年3.56万円のCO2排出
権額と、50万円のランニングコスト削減額とで、合計
約53.5万円の収益を得ることができる。自然エネル
ギー利用システムの購入費用が例えば500万円とする
と、この費用は約10年程で回収することができる計算
となる。
【0119】このように、自然エネルギー利用システム
についても、上述の実施の形態におけるコ・ジェネレー
ションシステム同様に、CO2排出権とランニングコスト
削減額が発生する。そこで、本実施の形態では、図1の
サーバ10が、上述のコ・ジェネレーションシステムの
場合と同様に、CO2排出権及びランニングコスト削減額
の計算、さらには、CO2排出権の取引(売買)、ランニ
ングコスト削減額のローン返済への充当など各種処理を
実行する。
【0120】具体的には、図1において、サーバ10
は、太陽光発電システムを保有する各顧客の端末100
−1、100−2、…と通信回線を介して接続する。各
端末100は、太陽光発電システムで発電される電力の
利用量を計測する計測器1000−2から、その計測さ
れる量を取得し、サーバ10に送信する。太陽光発電シ
ステムの場合、ガス量、熱量は計測されない。
【0121】また、サーバ10は、太陽光発電システム
についても、上述同様の「債務および債権、CO2排出権
情報サイト」10A、及び「債権・CO2排出権取引サイ
ト」10Bを提供し、端末100からアクセス可能であ
る。
【0122】図48は、自然エネルギー利用システムに
ついてのサーバ10におけるランニングコスト削減額算
出のフローチャートである。図48において、まず、サ
ーバ10は、計測器1000−2が計測する太陽光発電
システムにより発電された電力の利用量をを通信回線を
介して取得する(S210)。サーバ10は、取得した
電力利用量に単位電気料金を乗じて、従来とおり電力会
社から電力を得ると仮定した場合の所定期間の電気料金
(CE)を算出する(S211)。そして、サーバ10
は、算出されたCEを所定期間のランニングコスト削減額
(CR)とする(S212)。このようにして得られたラ
ンニングコスト削減額(CR)は、顧客ファイル17の返
済ファイル176に格納される。
【0123】図49は、自然エネルギー利用システムに
ついてのサーバ10におけるCO2削減量及びCO2排出権価
格算出のフローチャートである。図49において、ま
ず、サーバ10は、計測器1000−2が計測する太陽
光発電システムにより発電された電力の利用量をを通信
回線を介して取得する(S220)。そして、サーバ1
0は、取得した電力利用量に、電力会社から電気を得る
場合の単位電気使用量あたりのCO2排出量を乗じて、所
定期間の電力利用量に対応するCO2排出量(CO2(E))を
算出する(S221)。このCO2排出量(CO2(E))は、C
O2削減量(CO2(R))と一致する。サーバ10は、得ら
れたCO2削減量CO2(R)に、CO2排出権取引市場における単
位量あたりの市場価格を乗じて、所定期間に発生したCO
2排出権の価格PCO2(R)を算出する(S222)。このよ
うに算出されたCO2削減量及びCO2排出権価格は、顧客フ
ァイル17の二酸化炭素ファイル177に格納される。
【0124】本発明の実施の形態では、上述のようにし
て算出されたランニングコスト削減額及びCO2排出権価
格は、自然エネルギー利用システムのローン(債務)返
済に自動的に充当される。なお、自然エネルギー利用シ
ステムについての債務(債権)残高のフローチャート
は、図10と同様であり、また、図49で算出されたCO
2排出権の残量及び残高の算出フローチャートは、図1
1と同様である。
【0125】サーバ10は、上述で算出したランニング
コスト削減額、CO2削減量、債務残高、CO2排出権残量な
どを顧客ファイル17に格納するとともに、顧客や債権
者からのアクセスに従って、「債務および債権・CO2排
出権情報サイト」10Aに出力する。自然エネルギー利
用システムについての「債務および債権・CO2排出権情
報サイト」10Aも、図13乃至図26における省エネ
ルギーシステムに関する事項部分を、自然エネルギー利
用システムに関する事項とすることにより、図13乃至
図26の画面例とほぼ同様の画面で構成することができ
る。一例として、図50に、自然エネルギーシステムの
債務状況に関する画面の例(図16に対応)と、図51
に、自然エネルギーシステムのCO2排出権状況に関する
画面の例(図20に対応)を示す。これにより、債権者
及び債務者は、最新の債権状況及び債務状況、さらに
は、CO2排出権状況などを知ることができる。
【0126】さらに、サーバ10は、自然エネルギー利
用システムの債権及びそれにより発生するCO2排出権を
取引するための「債権・CO2排出権取引情報サイト」1
0Bを提供する。自然エネルギー利用システムについて
の債権・CO2排出権取引情報サイト」10Bも、図27
乃至図40における省エネルギーシステムに関する事項
部分を、自然エネルギー利用システムに関する事項とす
ることにより、図27乃至図40の画面例とほぼ同様の
画面で構成することができる。一例として、図52に、
自然エネルギーシステムの債権詳細情報に関する画面の
例(図30に対応)を示す。これにより、自然エネルギ
ーシステムによるエネルギー生成に基づいて創出された
CO2排出権の取引が可能となる。
【0127】自然エネルギー利用システムを運転するこ
とにより生成された電力などのエネルギーは、それを導
入した顧客自身が利用するだけでなく、エネルギー供給
会社などに売却されてもよい。エネルギーの売却により
得た利益は、ランニングコスト削減額として計上され、
ローン返済に充当されてもよい。
【0128】さらに、自然エネルギー利用システムの製
造のために発生した二酸化炭素排出量(製造時CO2排出
量)が、自然エネルギー利用システムの利用により生成
されるエネルギーに割り当てられる場合が想定される。
このような場合、自然エネルギー利用システムにより生
成されるエネルギーに対し、単位エネルギー量当たりあ
らかじめ所定量の二酸化炭素排出量(単位製造時CO2排
出量)が割り当てられる。従って、この場合のCO2排出
削減量は、自然エネルギー利用システムにより生成され
たエネルギーの利用量を、エネルギー供給会社から調達
したと仮定した場合のCO2排出量から、その利用量に単
位製造時CO2排出量を乗じて算出される二酸化炭素排出
量を差し引いた量が、CO2排出削減量に対応し、これ
が、CO2排出権となる。
【0129】自然エネルギーは、上述の太陽光発電の他
に、太陽熱発電、太陽熱利用、風力発電、地熱発電、水
力発電、バイオマス発電、ゴミ発電、メタン発酵、水素
発酵、アルコール発酵などにより生成することができ、
それぞれを利用したエネルギー生成システムについて本
発明が適用可能である。
【0130】本発明の保護範囲は、上記の実施の形態に
限定されず、特許請求の範囲に記載された発明とその均
等物に及ぶものである。
【0131】
【発明の効果】以上、本発明によれば、省エネルギーシ
ステムのランニングコスト削減額及びCO2削減量(CO2排
出権)を算出し、管理する。そして、比較的少量のCO2
排出権を取引するための市場を提供することで、省エネ
ルギーシステム利用者にCO2排出権に由来する利益を還
元することができる。
【0132】また、省エネルギーシステムがローン購入
されている場合に、ランニングコスト削減額又はCO2排
出権による利益を返済に充当することで、省エネルギー
システムの導入に対する購入者の返済負担を軽減するこ
とができる。
【0133】さらに、ローン債権を証券化し、それを売
買可能な市場を提供することで、ローン債権者は、必要
な資金をローン完済前に回収することができ、回収リス
クが低減する。特に、ローン債権者が省エネルギーシス
テムの製造者又はその関連会社である場合、省エネルギ
ーシステム開発への投資に対する回収リスクが低減する
ので、コスト削減に寄与する。
【0134】また、上述の各効果により、省エネルギー
システムの普及を促進することができる。
【0135】温室効果ガス回収システム、自然エネルギ
ー利用システムについても、上述と同様の効果を得るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態におけるネットワークシス
テムの構成図である。
【図2】サーバ10のブロック構成図である。
【図3】債務者の顧客ファイル17の例である。
【図4】債権者の顧客ファイル17の例である。
【図5】債権者の取引ファイル18の例である。
【図6】投資家の取引ファイル18の例である。
【図7】コ・ジェネレーションシステムにおけるランニ
ングコスト削減額及びCO2削減量の計算方法を説明する
図である。
【図8】ランニングコスト削減額算出のフローチャート
である。
【図9】CO2削減量及びCO2排出権価格算出のフローチャ
ートである。
【図10】債務(債権)残高の算出フローチャートであ
る。
【図11】CO2排出権残量及びCO2排出権額残高の算出フ
ローチャートである。
【図12】エネルギー効率の算出フローチャートであ
る。
【図13】「債務および債権・CO2排出権情報サイト」
10Aの画面例である。
【図14】「債務および債権・CO2排出権情報サイト」
10Aの画面例である。
【図15】「債務および債権・CO2排出権情報サイト」
10Aの画面例である。
【図16】「債務および債権・CO2排出権情報サイト」
10Aの画面例である。
【図17】「債務および債権・CO2排出権情報サイト」
10Aの画面例である。
【図18】「債務および債権・CO2排出権情報サイト」
10Aの画面例である。
【図19】「債務および債権・CO2排出権情報サイト」
10Aの画面例である。
【図20】「債務および債権・CO2排出権情報サイト」
10Aの画面例である。
【図21】「債務および債権・CO2排出権情報サイト」
10Aの画面例である。
【図22】「債務および債権・CO2排出権情報サイト」
10Aの画面例である。
【図23】「債務および債権・CO2排出権情報サイト」
10Aの画面例である。
【図24】「債務および債権・CO2排出権情報サイト」
10Aの画面例である。
【図25】「債務および債権・CO2排出権情報サイト」
10Aの画面例である。
【図26】「債務および債権・CO2排出権情報サイト」
10Aの画面例である。
【図27】「債権・CO2排出権取引情報サイト」10B
の画面例である。
【図28】「債権・CO2排出権取引情報サイト」10B
の画面例である。
【図29】「債権・CO2排出権取引情報サイト」10B
の画面例である。
【図30】「債権・CO2排出権取引情報サイト」10B
の画面例である。
【図31】「債権・CO2排出権取引情報サイト」10B
の画面例である。
【図32】「債権・CO2排出権取引情報サイト」10B
の画面例である。
【図33】「債権・CO2排出権取引情報サイト」10B
の画面例である。
【図34】「債権・CO2排出権取引情報サイト」10B
の画面例である。
【図35】「債権・CO2排出権取引情報サイト」10B
の画面例である。
【図36】「債権・CO2排出権取引情報サイト」10B
の画面例である。
【図37】「債権・CO2排出権取引情報サイト」10B
の画面例である。
【図38】「債権・CO2排出権取引情報サイト」10B
の画面例である。
【図39】「債権・CO2排出権取引情報サイト」10B
の画面例である。
【図40】「債権・CO2排出権取引情報サイト」10B
の画面例である。
【図41】メタン回収システムの構成例を示す図であ
る。
【図42】メタン回収システムにおけるランニングコス
ト削減額の計算例を説明する図である。
【図43】メタン回収システムについてのサーバ10に
おけるランニングコスト削減額算出のフローチャートで
ある。
【図44】メタン回収システムについてのサーバ10に
おけるCO2削減量及びCO2排出権価格算出のフローチャー
トである。
【図45】メタン回収システムの債務状況に関する画面
の例(図16に対応)である。
【図46】メタン回収システムのCO2排出権状況に関す
る画面の例(図20に対応)である。
【図47】メタン回収システムの債権詳細情報に関する
画面の例(図30に対応)を示す。
【図48】自然エネルギー利用システムについてのサー
バ10におけるランニングコスト削減額算出のフローチ
ャートである。
【図49】自然エネルギー利用システムについてのサー
バ10におけるランニングコスト削減額算出のフローチ
ャートである。
【図50】自然エネルギー利用システムの債務状況に関
する画面の例(図16に対応)である。
【図51】自然エネルギー利用システムのCO2排出権状
況に関する画面の例(図20に対応)である。
【図52】自然エネルギー利用システムの債権詳細情報
に関する画面の例(図30に対応)を示す。
【符号の説明】
10 サーバ 11 制御部 12 演算処理部 13 取引処理部 14 入出力制御部 15 メインプログラム 16 演算ファイル 17 顧客ファイル 18 取引ファイル 100、200、300、400 端末 1000 計測器 10A 債務および債権、CO2排出権情報サイト 10B 債権、CO2排出権取引サイト 500 メタン回収システム

Claims (67)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】省エネルギーシステムの運転状況を管理す
    る省エネルギーシステム運転監視方法において、 計測される前記省エネルギーシステムの運転によるエネ
    ルギー消費量、及びエネルギー発生量を通信回線を介し
    て定期的にサーバで受信し、 前記サーバにおいて、前記計測される量に基づいて、前
    記省エネルギーシステムの二酸化炭素排出削減量を算出
    することを特徴とする省エネルギーシステム運転監視方
    法。
  2. 【請求項2】請求項1において、 前記二酸化炭素排出削減量は、前記エネルギー消費量に
    基づいた二酸化炭素排出量と、前記エネルギー発生量に
    基づいた二酸化炭素排出量との差によって算出されるこ
    とを特徴とする省エネルギーシステム運転監視方法。
  3. 【請求項3】請求項2において、 前記エネルギー消費量に基づいた二酸化炭素排出量は、
    前記計測されたエネルギー消費量に、前記省エネルギー
    システムが消費するエネルギーの単位量当たりの二酸化
    炭素排出量を乗じることにより算出され、 前記エネルギー発生量に基づいた二酸化炭素排出量は、
    発生するエネルギーをエネルギー供給事業者から得ると
    仮定した場合に必要なエネルギー量に、そのエネルギー
    の単位量当たりの二酸化炭素排出量を乗じることにより
    算出されることを特徴とする省エネルギーシステム運転
    監視方法。
  4. 【請求項4】請求項1乃至3のいずれかにおいて、 前記サーバは、前記算出された二酸化炭素排出削減量及
    びその累積量に関する情報を、前記省エネルギーシステ
    ムの利用者及びそれ以外のあらかじめ許可された者に対
    して提供することを特徴とする省エネルギーシステム運
    転監視方法。
  5. 【請求項5】請求項4において、 前記サーバは、前記情報を提供する情報サイトをインタ
    ーネット上に提供し、 前記省エネルギーシステムの利用者及びそれ以外のあら
    かじめ許可された者に、前記情報サイトを介して前記情
    報を提供することを特徴とする省エネルギーシステム運
    転監視方法。
  6. 【請求項6】請求項1乃至3において、 前記サーバは、前記二酸化炭素排出削減量に対応する二
    酸化炭素排出権を取引するための取引サイトをインター
    ネット上に提供し、 前記省エネルギーシステムの利用者又はそれ以外のあら
    かじめ許可された者による前記二酸化炭素排出権の売買
    を取引サイトを介して仲介することを特徴とする省エネ
    ルギーシステム運転監視方法。
  7. 【請求項7】請求項6において、 前記省エネルギーシステムの利用者は、前記省エネルギ
    ーシステムの購入又はリースについての債務を有する債
    務者を含み、 前記サーバは、前記債務者の前記債務の返済に前記二酸
    化炭素排出権の売却による利益の少なくとも一部を充当
    し、前記債務の残高を管理することを特徴とする省エネ
    ルギーシステム運転監視方法。
  8. 【請求項8】請求項4乃至7のいずれかにおいて、 前記あらかじめ許可された者は、前記省エネルギーシス
    テムの利用者による前記省エネルギーシステムの購入又
    はリースについての債務に対する債権を有する債権者を
    含むことを特徴とする省エネルギーシステム運転監視方
    法。
  9. 【請求項9】省エネルギーシステムの運転状況を管理す
    る省エネルギーシステム運転監視システムにおいて、 前記省エネルギーシステムの運転によるエネルギー消費
    量、及びエネルギー発生量を計測する計測装置と通信回
    線により接続するサーバを備え、 前記サーバは、前記計測される量を定期的に受信し、 前記計測される量に基づいて、前記省エネルギーシステ
    ムの二酸化炭素排出削減量を算出することを特徴とする
    省エネルギーシステム運転監視システム。
  10. 【請求項10】請求項9において、 前記サーバは、前記二酸化炭素排出削減量及びその累積
    量の情報を提供する情報サイトをインターネット上に提
    供し、 前記省エネルギーシステムの利用者及びそれ以外のあら
    かじめ許可された者に、前記情報サイトを介して前記情
    報を提供することを特徴とする省エネルギーシステム運
    転監視システム。
  11. 【請求項11】請求項9において、 前記サーバは、前記二酸化炭素排出削減量に対応する二
    酸化炭素排出権を取引するための取引サイトをインター
    ネット上に提供し、 前記省エネルギーシステムの利用者又はそれ以外のあら
    かじめ許可された者による前記二酸化炭素排出権の売買
    を前記取引サイトを介して仲介することを特徴とする省
    エネルギーシステム運転監視システム。
  12. 【請求項12】省エネルギーシステムの運転状況を管理
    する省エネルギーシステム運転監視方法において、 計測される前記省エネルギーシステムの運転によるエネ
    ルギー消費量と、エネルギー発生量を通信回線を介して
    定期的にサーバで受信し、 前記サーバにおいて、前記計測される量に基づいて、前
    記省エネルギーシステムのランニングコスト削減額を算
    出することを特徴とする省エネルギーシステム運転監視
    方法。
  13. 【請求項13】請求項12において、 前記ランニングコスト削減額は、前記エネルギー消費量
    に基づいたランニングコストと、前記エネルギー発生量
    に基づいたランニングコストとの差によって算出される
    ことを特徴とする省エネルギーシステム運転監視方法。
  14. 【請求項14】請求項13において、 前記エネルギー消費量に基づいたランニングコストは、
    前記計測されたエネルギー消費量に、前記省エネルギー
    システムが消費するエネルギーの単位量当たりの料金を
    乗じることにより算出され、 前記エネルギー発生量に基づいたランニングコストは、
    発生するエネルギーをエネルギー供給事業者から得ると
    仮定した場合に必要なエネルギー量に、そのエネルギー
    の単位量当たりの料金を乗じることにより算出されるこ
    とを特徴とする省エネルギーシステム運転監視方法。
  15. 【請求項15】請求項12乃至14のいずれかにおい
    て、 前記サーバは、前記算出されたランニングコスト削減額
    及びその累積額に関する情報を、前記省エネルギーシス
    テムの利用者及びそれ以外のあらかじめ許可された者に
    対して提供することを特徴とする省エネルギーシステム
    運転監視方法。
  16. 【請求項16】請求項15において、 前記サーバは、前記情報を提供する情報サイトをインタ
    ーネット上に提供し、 前記省エネルギーシステムの利用者及びそれ以外のあら
    かじめ許可された者に、前記情報サイトを介して前記情
    報を提供することを特徴とする省エネルギーシステム運
    転監視方法。
  17. 【請求項17】請求項15又は16において、 前記あらかじめ許可された者は、前記省エネルギーシス
    テムの利用者による前記省エネルギーシステムの購入又
    はリースについての債務に対する債権を有する債権者を
    含むことを特徴とする省エネルギーシステム運転監視方
    法。
  18. 【請求項18】請求項12において、 前記省エネルギーシステムの利用者は、前記省エネルギ
    ーシステムの購入又はリースについての債務を有する債
    務者を含み、 前記サーバは、前記債務者の前記債務の返済に前記ラン
    ニングコスト削減額の少なくとも一部を充当し、前記債
    務の残高を管理することを特徴とする省エネルギーシス
    テム運転監視方法。
  19. 【請求項19】請求項12において、 前記省エネルギーシステムの利用者が、前記省エネルギ
    ーシステムの購入又はリースについての債務を有する債
    務者を含み、 前記サーバは、前記債務者の前記債務の返済に前記ラン
    ニングコスト削減額の少なくとも一部を充当し、前記債
    務の残高を管理し、 前記サーバは、前記債務に対する債権を取引するための
    取引サイトをインターネット上に提供し、前記債権を有
    する債権者による前記債権の売買を前記取引サイトを介
    して仲介することを特徴とする省エネルギーシステム運
    転監視方法。
  20. 【請求項20】省エネルギーシステムの運転状況を管理
    する省エネルギーシステム運転監視システムにおいて、 前記省エネルギーシステムの運転によるエネルギー消費
    量、及びエネルギー発生量を計測する計測装置と通信回
    線により接続するサーバを備え、 前記サーバは、前記計測される量を定期的に受信し、 前記計測される量に基づいて、前記省エネルギーシステ
    ムのランニングコスト削減額を算出することを特徴とす
    る省エネルギーシステム運転監視システム。
  21. 【請求項21】請求項20において、 前記サーバは、前記ランニングコスト削減額及びその累
    積額の情報を提供する情報サイトをインターネット上に
    提供し、 前記省エネルギーシステムの利用者及びそれ以外のあら
    かじめ許可された者に、前記情報サイトを介して前記情
    報を提供することを特徴とする省エネルギーシステム運
    転監視システム。
  22. 【請求項22】請求項20において、 前記省エネルギーシステムの利用者は、前記省エネルギ
    ーシステムの購入又はリースについての債務を有する債
    務者を含み、 前記サーバは、前記債務の返済に前記ランニングコスト
    削減額の少なくとも一部を充当し、前記債務の残高を管
    理することを特徴とする省エネルギーシステム運転監視
    システム。
  23. 【請求項23】請求項22において、 前記サーバは、前記債務に対する債権を取引するための
    取引サイトをインターネット上に提供し、前記債権を有
    する債権者による前記債権の売買を前記取引サイトを介
    して仲介することを特徴とする省エネルギーシステム運
    転監視システム。
  24. 【請求項24】温室効果ガス回収システムの運転状況を
    管理する温室効果ガス回収システム運転監視方法におい
    て、 計測される前記温室効果ガス回収システムの運転による
    温室効果ガス回収量を通信回線を介して定期的にサーバ
    で受信し、 前記サーバにおいて、前記計測される量に基づいて、前
    記温室効果ガス回収システムの二酸化炭素換算での温室
    効果ガス削減量を算出することを特徴とする温室効果ガ
    ス回収システム運転監視方法。
  25. 【請求項25】請求項24において、 前記二酸化炭素換算での温室効果ガス削減量は、前記温
    室効果ガス回収量に、二酸化炭素分子の温室効果係数を
    1とした場合の前記温室効果ガスの温室効果の度合いを
    示す係数を乗じることによって算出されることを特徴と
    する温室効果ガス回収システム運転監視方法。
  26. 【請求項26】請求項24又は25において、 前記温室効果ガスは、二酸化炭素、メタン、亜酸化窒
    素、フロンのいずれか一つを含むことを特徴とする温室
    効果ガス回収システム運転監視方法。
  27. 【請求項27】請求項24乃至26のいずれかにおい
    て、 前記サーバは、前記二酸化炭素換算での温室効果ガス削
    減量及びその累積量に関する情報を、前記温室効果ガス
    回収システムの利用者及びそれ以外のあらかじめ許可さ
    れた者に対して提供することを特徴とする温室効果ガス
    回収システム運転監視方法。
  28. 【請求項28】請求項27において、 前記サーバは、前記情報を提供する情報サイトをインタ
    ーネット上に提供し、 前記温室効果ガス回収システムの利用者及びそれ以外の
    あらかじめ許可された者に、前記情報サイトを介して前
    記情報を提供することを特徴とする温室効果ガス回収シ
    ステム運転監視方法。
  29. 【請求項29】請求項24乃至26において、 前記サーバは、前記二酸化炭素換算での温室効果ガス削
    減量に対応する二酸化炭素排出権を取引するための取引
    サイトをインターネット上に提供し、 前記温室効果ガス回収システムの利用者又はそれ以外の
    あらかじめ許可された者による前記二酸化炭素排出権の
    売買を取引サイトを介して仲介することを特徴とする温
    室効果ガス回収システム運転監視方法。
  30. 【請求項30】請求項29において、 前記温室効果ガス回収システムの利用者は、前記温室効
    果ガス回収システムの購入又はリースについての債務を
    有する債務者を含み、 前記サーバは、前記債務者の前記債務の返済に前記二酸
    化炭素排出権の売却による利益の少なくとも一部を充当
    し、前記債務の残高を管理することを特徴とする温室効
    果ガス回収システム運転監視方法。
  31. 【請求項31】請求項27乃至30のいずれかにおい
    て、 前記あらかじめ許可された者は、前記温室効果ガス回収
    システムの利用者による前記温室効果ガス回収システム
    の購入又はリースについての債務に対する債権を有する
    債権者を含むことを特徴とする温室効果ガス回収システ
    ム運転監視方法。
  32. 【請求項32】温室効果ガス回収システムの運転状況を
    管理する温室効果ガス回収システム運転監視システムに
    おいて、 前記温室効果ガス回収システムの運転による温室効果ガ
    ス回収量を計測する計測装置と通信回線により接続する
    サーバを備え、 前記サーバは、前記計測される量を定期的に受信し、 前記計測される量に基づいて、前記温室効果ガス回収シ
    ステムの二酸化炭素換算での温室効果ガス削減量を算出
    することを特徴とする温室効果ガス回収システム運転監
    視システム。
  33. 【請求項33】請求項32において、 前記サーバは、前記二酸化炭素換算での温室効果ガス削
    減量及びその累積量の情報を提供する情報サイトをイン
    ターネット上に提供し、 前記温室効果ガス回収システムの利用者及びそれ以外の
    あらかじめ許可された者に、前記情報サイトを介して前
    記情報を提供することを特徴とする温室効果ガス回収シ
    ステム運転監視システム。
  34. 【請求項34】請求項32において、 前記サーバは、前記二酸化炭素換算での温室効果ガス削
    減量に対応する二酸化炭素排出権を取引するための取引
    サイトをインターネット上に提供し、 前記温室効果ガス回収システムの利用者又はそれ以外の
    あらかじめ許可された者による前記二酸化炭素排出権の
    売買を前記取引サイトを介して仲介することを特徴とす
    る温室効果ガス回収システム運転監視システム。
  35. 【請求項35】温室効果ガス回収システムの運転状況を
    管理する温室効果ガス回収システム運転監視方法におい
    て、 計測される前記温室効果ガス回収システムの運転により
    回収された温室効果ガスの利用量を通信回線を介して定
    期的にサーバで受信し、 前記サーバにおいて、前記計測される量に基づいて、前
    記温室効果ガス回収システムのランニングコスト削減額
    を算出することを特徴とする温室効果ガス回収システム
    運転監視方法。
  36. 【請求項36】請求項35において、 前記ランニングコスト削減額は、前記温室効果ガスの利
    用により生成するエネルギー量を、エネルギー供給事業
    者から調達すると仮定した場合の料金を含むことを特徴
    とする温室効果ガス回収システム運転監視方法。
  37. 【請求項37】請求項35又は36において、 前記サーバは、前記算出されたランニングコスト削減額
    及びその累積額に関する情報を、前記温室効果ガス回収
    システムの利用者及びそれ以外のあらかじめ許可された
    者に対して提供することを特徴とする温室効果ガス回収
    システム運転監視方法。
  38. 【請求項38】請求項37において、 前記サーバは、前記情報を提供する情報サイトをインタ
    ーネット上に提供し、前記温室効果ガス回収システムの
    利用者及びそれ以外のあらかじめ許可された者に、前記
    情報サイトを介して前記情報を提供することを特徴とす
    る温室効果ガス回収システム運転監視方法。
  39. 【請求項39】請求項37又は38において、 前記あらかじめ許可された者は、前記温室効果ガス回収
    システムの利用者による前記温室効果ガス回収システム
    の購入又はリースについての債務に対する債権を有する
    債権者を含むことを特徴とする温室効果ガス回収システ
    ム運転監視方法。
  40. 【請求項40】請求項35において、 前記温室効果ガス回収システムの利用者は、前記温室効
    果ガス回収システムの購入又はリースについての債務を
    有する債務者を含み、前記サーバは、前記債務者の前記
    債務の返済に前記ランニングコスト削減額の少なくとも
    一部を充当し、前記債務の残高を管理することを特徴と
    する温室効果ガス回収システム運転監視方法。
  41. 【請求項41】請求項35において、 前記温室効果ガス回収システムの利用者が、前記温室効
    果ガス回収システムの購入又はリースについての債務を
    有する債務者を含み、 前記サーバは、前記債務者の前記債務の返済に前記ラン
    ニングコスト削減額の少なくとも一部を充当し、前記債
    務の残高を管理し、 前記サーバは、前記債務に対する債権を取引するための
    取引サイトをインターネット上に提供し、前記債権を有
    する債権者による前記債権の売買を前記取引サイトを介
    して仲介することを特徴とする温室効果ガス回収システ
    ム運転監視方法。
  42. 【請求項42】温室効果ガス回収システムの運転状況を
    管理する温室効果ガス回収システム運転監視システムに
    おいて、 前記温室効果ガス回収システムの運転により回収された
    温室効果ガスの利用量を計測する計測装置と通信回線に
    より接続するサーバを備え、 前記サーバは、前記計測される量を定期的に受信し、 前記計測される量に基づいて、前記温室効果ガス回収シ
    ステムのランニングコスト削減額を算出することを特徴
    とする温室効果ガス回収システム運転監視システム。
  43. 【請求項43】請求項42において、 前記サーバは、前記ランニングコスト削減額及びその累
    積額の情報を提供する情報サイトをインターネット上に
    提供し、 前記温室効果ガス回収システムの利用者及びそれ以外の
    あらかじめ許可された者に、前記情報サイトを介して前
    記情報を提供することを特徴とする温室効果ガス回収シ
    ステム運転監視システム。
  44. 【請求項44】請求項42において、 前記温室効果ガス回収システムの利用者は、前記温室効
    果ガス回収システムの購入又はリースについての債務を
    有する債務者を含み、 前記サーバは、前記債務の返済に前記ランニングコスト
    削減額の少なくとも一部を充当し、前記債務の残高を管
    理することを特徴とする温室効果ガス回収システム運転
    監視システム。
  45. 【請求項45】請求項44において、 前記サーバは、前記債務に対する債権を取引するための
    取引サイトをインターネット上に提供し、前記債権を有
    する債権者による前記債権の売買を前記取引サイトを介
    して仲介することを特徴とする温室効果ガス回収システ
    ム運転監視システム。
  46. 【請求項46】自然エネルギー利用システムの運転状況
    を管理する自然エネルギー利用システム運転監視方法に
    おいて、 計測される前記自然エネルギー利用システムの運転によ
    り生成される自然エネルギーの利用量を通信回線を介し
    て定期的にサーバで受信し、 前記サーバにおいて、前記計測される量に基づいて、前
    記自然エネルギー利用システムの二酸化炭素排出削減量
    を算出することを特徴とする自然エネルギー利用システ
    ム運転監視方法。
  47. 【請求項47】請求項46において、 前記二酸化炭素排出削減量は、前記自然エネルギーの利
    用量と同量のエネルギーを、自然エネルギーでないエネ
    ルギーの供給事業者から調達したと仮定した場合の二酸
    化炭素排出量であることを特徴とする自然エネルギー利
    用システム運転監視方法。
  48. 【請求項48】請求項46又は47において、 前記自然エネルギーは、太陽光発電、太陽熱発電、風力
    発電、地熱発電、水力発電、バイオマス発電のいずれか
    一つを含むことを特徴とする自然エネルギー利用システ
    ム運転監視方法。
  49. 【請求項49】請求項45乃至48のいずれかにおい
    て、 前記サーバは、前記算出された二酸化炭素排出削減量及
    びその累積量に関する情報を、前記自然エネルギー利用
    システムの利用者及びそれ以外のあらかじめ許可された
    者に対して提供することを特徴とする自然エネルギー利
    用システム運転監視方法。
  50. 【請求項50】請求項49において、 前記サーバは、前記情報を提供する情報サイトをインタ
    ーネット上に提供し、 前記自然エネルギー利用システムの利用者及びそれ以外
    のあらかじめ許可された者に、前記情報サイトを介して
    前記情報を提供することを特徴とする自然エネルギー利
    用システム運転監視方法。
  51. 【請求項51】請求項46乃至48において、 前記サーバは、前記二酸化炭素排出削減量に対応する二
    酸化炭素排出権を取引するための取引サイトをインター
    ネット上に提供し、 前記自然エネルギー利用システムの利用者又はそれ以外
    のあらかじめ許可された者による前記二酸化炭素排出権
    の売買を取引サイトを介して仲介することを特徴とする
    自然エネルギー利用システム運転監視方法。
  52. 【請求項52】請求項48において、 前記自然エネルギー利用システムの利用者は、前記自然
    エネルギー利用システムの購入又はリースについての債
    務を有する債務者を含み、 前記サーバは、前記債務者の前記債務の返済に前記二酸
    化炭素排出権の売却による利益の少なくとも一部を充当
    し、前記債務の残高を管理することを特徴とする自然エ
    ネルギー利用システム運転監視方法。
  53. 【請求項53】請求項49乃至52のいずれかにおい
    て、 前記あらかじめ許可された者は、前記自然エネルギー利
    用システムの利用者による前記自然エネルギー利用シス
    テムの購入又はリースについての債務に対する債権を有
    する債権者を含むことを特徴とする自然エネルギー利用
    システム運転監視方法。
  54. 【請求項54】自然エネルギー利用システムの運転状況
    を管理する自然エネルギー利用システム運転監視システ
    ムにおいて、 前記自然エネルギー利用システムの運転により生成され
    た自然エネルギーの利用量を計測する計測装置と通信回
    線により接続するサーバを備え、 前記サーバは、前記計測される量を定期的に受信し、 前記計測される量に基づいて、前記自然エネルギー利用
    システムの二酸化炭素排出削減量を算出することを特徴
    とする自然エネルギー利用システム運転監視システム。
  55. 【請求項55】請求項54において、 前記サーバは、前記二酸化炭素排出削減量及びその累積
    量の情報を提供する情報サイトをインターネット上に提
    供し、 前記自然エネルギー利用システムの利用者及びそれ以外
    のあらかじめ許可された者に、前記情報サイトを介して
    前記情報を提供することを特徴とする自然エネルギー利
    用システム運転監視システム。
  56. 【請求項56】請求項54において、 前記サーバは、前記二酸化炭素排出削減量に対応する二
    酸化炭素排出権を取引するための取引サイトをインター
    ネット上に提供し、 前記自然エネルギー利用システムの利用者又はそれ以外
    のあらかじめ許可された者による前記二酸化炭素排出権
    の売買を前記取引サイトを介して仲介することを特徴と
    する自然エネルギー利用システム運転監視システム。
  57. 【請求項57】自然エネルギー利用システムの運転状況
    を管理する自然エネルギー利用システム運転監視方法に
    おいて、 計測される前記自然エネルギー利用システムの運転によ
    り生成される自然エネルギーの利用量を通信回線を介し
    て定期的にサーバで受信し、 前記サーバにおいて、前記計測される量に基づいて、前
    記自然エネルギー利用システムのランニングコスト削減
    額を算出することを特徴とする自然エネルギー利用シス
    テム運転監視方法。
  58. 【請求項58】請求項57において、 前記ランニングコスト削減額は、前記自然エネルギーの
    利用量に相当するエネルギー量をエネルギー供給事業者
    から調達したと仮定した場合の料金を含むことを特徴と
    する自然エネルギー利用システム運転監視方法。
  59. 【請求項59】請求項57又は58において、 前記サーバは、前記算出されたランニングコスト削減額
    及びその累積額に関する情報を、前記自然エネルギー利
    用システムの利用者及びそれ以外のあらかじめ許可され
    た者に対して提供することを特徴とする自然エネルギー
    利用システム運転監視方法。
  60. 【請求項60】請求項59において、 前記サーバは、前記情報を提供する情報サイトをインタ
    ーネット上に提供し、 前記自然エネルギー利用システムの利用者及びそれ以外
    のあらかじめ許可された者に、前記情報サイトを介して
    前記情報を提供することを特徴とする自然エネルギー利
    用システム運転監視方法。
  61. 【請求項61】請求項59又は60において、 前記あらかじめ許可された者は、前記自然エネルギー利
    用システムの利用者による前記自然エネルギー利用シス
    テムの購入又はリースについての債務に対する債権を有
    する債権者を含むことを特徴とする自然エネルギー利用
    システム運転監視方法。
  62. 【請求項62】請求項57において、 前記自然エネルギー利用システムの利用者は、前記自然
    エネルギー利用システムの購入又はリースについての債
    務を有する債務者を含み、 前記サーバは、前記債務者の前記債務の返済に前記ラン
    ニングコスト削減額の少なくとも一部を充当し、前記債
    務の残高を管理することを特徴とする自然エネルギー利
    用システム運転監視方法。
  63. 【請求項63】請求項57において、 前記自然エネルギー利用システムの利用者が、前記自然
    エネルギー利用システムの購入又はリースについての債
    務を有する債務者を含み、 前記サーバは、前記債務者の前記債務の返済に前記ラン
    ニングコスト削減額の少なくとも一部を充当し、前記債
    務の残高を管理し、 前記サーバは、前記債務に対する債権を取引するための
    取引サイトをインターネット上に提供し、前記債権を有
    する債権者による前記債権の売買を前記取引サイトを介
    して仲介することを特徴とする自然エネルギー利用シス
    テム運転監視方法。
  64. 【請求項64】自然エネルギー利用システムの運転状況
    を管理する自然エネルギー利用システム運転監視システ
    ムにおいて、 前記自然エネルギー利用システムの運転により生成され
    る自然エネルギーの利用量を計測する計測装置と通信回
    線により接続するサーバを備え、 前記サーバは、前記計測される量を定期的に受信し、 前記計測される量に基づいて、前記自然エネルギー利用
    システムのランニングコスト削減額を算出することを特
    徴とする自然エネルギー利用システム運転監視システ
    ム。
  65. 【請求項65】請求項64において、 前記サーバは、前記ランニングコスト削減額及びその累
    積額の情報を提供する情報サイトをインターネット上に
    提供し、 前記自然エネルギー利用システムの利用者及びそれ以外
    のあらかじめ許可された者に、前記情報サイトを介して
    前記情報を提供することを特徴とする自然エネルギー利
    用システム運転監視システム。
  66. 【請求項66】請求項64において、 前記自然エネルギー利用システムの利用者は、前記自然
    エネルギー利用システムの購入又はリースについての債
    務を有する債務者を含み、 前記サーバは、前記債務の返済に前記ランニングコスト
    削減額の少なくとも一部を充当し、前記債務の残高を管
    理することを特徴とする自然エネルギー利用システム運
    転監視システム。
  67. 【請求項67】請求項66において、 前記サーバは、前記債務に対する債権を取引するための
    取引サイトをインターネット上に提供し、前記債権を有
    する債権者による前記債権の売買を前記取引サイトを介
    して仲介することを特徴とする自然エネルギー利用シス
    テム運転監視システム。
JP2000191166A 2000-03-22 2000-06-26 省エネルギーシステム運転監視方法及びシステム Pending JP2001338028A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000191166A JP2001338028A (ja) 2000-03-22 2000-06-26 省エネルギーシステム運転監視方法及びシステム

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000-80640 2000-03-22
JP2000080640 2000-03-22
JP2000191166A JP2001338028A (ja) 2000-03-22 2000-06-26 省エネルギーシステム運転監視方法及びシステム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001338028A true JP2001338028A (ja) 2001-12-07

Family

ID=26588090

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000191166A Pending JP2001338028A (ja) 2000-03-22 2000-06-26 省エネルギーシステム運転監視方法及びシステム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001338028A (ja)

Cited By (34)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003178117A (ja) * 2001-12-10 2003-06-27 Hitachi Ltd 発電設備の建設・運用資金の調達・償還方法
WO2004086271A1 (ja) * 2003-03-24 2004-10-07 Nissho Iwai Research Institute, Ltd. 代替フロンガスまたはフロンガスの除害装置の管理システム
SG114612A1 (en) * 2002-05-10 2005-09-28 Yokogawa Electric Corp Energy-saving service system
JP2006017340A (ja) * 2004-06-30 2006-01-19 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd コジェネプラントとその運転方法
JP2006252058A (ja) * 2005-03-09 2006-09-21 Osaka Gas Co Ltd 料金計画支援装置
JP2006277597A (ja) * 2005-03-30 2006-10-12 Osaka Gas Co Ltd 炭酸ガス排出削減クレジット利用システム
JP2006528379A (ja) * 2003-07-18 2006-12-14 ソシエテ ド テクノロジー ミシュラン 温室効果ガス排出権を得る方法
JP2007102425A (ja) * 2005-10-03 2007-04-19 Osaka Gas Co Ltd 設備機器の運転管理システム
JP2007518197A (ja) * 2004-01-15 2007-07-05 シカゴ・クライメイト・エクスチェンジ 排出削減を取引するための方法及びシステム
JP2009059284A (ja) * 2007-09-03 2009-03-19 Sharp Corp 排出量管理装置、集計装置、電気設備、および排出管理システム
JP2009089477A (ja) * 2007-09-28 2009-04-23 Tokyo Electric Power Co Inc:The 調達最適処理方法及び装置
JP2009163350A (ja) * 2007-12-28 2009-07-23 Suiken Kiko:Kk 太陽光発電装置付き住宅の建設支援方法
US20090228406A1 (en) * 2008-03-07 2009-09-10 Teresa Lopez Apparatus, System, and Method for Quantifying Energy Usage and Savings
WO2009157089A1 (ja) * 2008-06-27 2009-12-30 株式会社ナビタイムジャパン 経路探索装置および経路探索方法
WO2009157069A1 (ja) * 2008-06-25 2009-12-30 株式会社ナビタイムジャパン 経路探索装置および経路探索方法
JP2010008288A (ja) * 2008-06-27 2010-01-14 Navitime Japan Co Ltd 経路探索装置および経路探索方法
WO2010021060A1 (ja) * 2008-08-22 2010-02-25 株式会社ナビタイムジャパン 経路探索装置および経路探索方法
WO2010021059A1 (ja) * 2008-08-22 2010-02-25 株式会社ナビタイムジャパン 交通費精算装置および交通費精算方法
JP2010061698A (ja) * 2009-12-17 2010-03-18 Navitime Japan Co Ltd 情報処理装置および経路処理方法
JP2010061685A (ja) * 2002-07-20 2010-03-18 Chicago Climate Exchange Inc 排出量削減取引システム及び方法
JP2010061696A (ja) * 2009-12-17 2010-03-18 Navitime Japan Co Ltd 情報処理装置および経路処理方法
JP2010061697A (ja) * 2009-12-17 2010-03-18 Navitime Japan Co Ltd 情報処理装置および経路処理方法
JP2010066958A (ja) * 2008-09-10 2010-03-25 Fujitsu Telecom Networks Ltd 省エネルギ機器導入支援システム及び省エネルギ機器導入支援方法
JP2010108512A (ja) * 2009-12-17 2010-05-13 Navitime Japan Co Ltd 情報処理装置および経路処理方法
JP2011138448A (ja) * 2010-01-04 2011-07-14 Hitachi Ltd 発電プラントの予防保全システム、その制御方法およびプログラム
CN102314766A (zh) * 2010-05-26 2012-01-11 德国电信股份有限公司 用于交通控制和交通排放控制的方法和系统
JP2012033081A (ja) * 2010-08-02 2012-02-16 Nomura Research Institute Ltd 管理装置および管理方法
JP2012068791A (ja) * 2010-09-22 2012-04-05 Yazaki Corp エネルギー削減量表示システム
JP2012160167A (ja) * 2011-01-13 2012-08-23 Sharp Corp 画像形成装置、表示装置、温室効果ガス排出権売買システムおよび温室効果ガス排出権売買方法
US8412643B2 (en) 2008-03-07 2013-04-02 Eqs, Inc. Apparatus, system, and method for quantifying, bundling, and applying credits and incentives to financial transactions
WO2017030086A1 (ja) * 2015-08-19 2017-02-23 国立研究開発法人科学技術振興機構 融通管理システム、融通管理装置、環境負荷財移転管理装置、情報端末、融通管理方法およびコンピュータプログラム
WO2023149440A1 (ja) * 2022-02-01 2023-08-10 株式会社レブセル 二酸化炭素回収管理システム、プログラム、及びプログラム記憶媒体
JP2023141964A (ja) * 2022-03-24 2023-10-05 本田技研工業株式会社 Co2削減評価システム
KR102656110B1 (ko) * 2023-03-13 2024-04-11 박기주 탄소배출권 거래량 시각화장치 및 그 방법과, 이를 구비한 태양광발전시스템

Cited By (51)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003178117A (ja) * 2001-12-10 2003-06-27 Hitachi Ltd 発電設備の建設・運用資金の調達・償還方法
SG114612A1 (en) * 2002-05-10 2005-09-28 Yokogawa Electric Corp Energy-saving service system
JP2010061685A (ja) * 2002-07-20 2010-03-18 Chicago Climate Exchange Inc 排出量削減取引システム及び方法
WO2004086271A1 (ja) * 2003-03-24 2004-10-07 Nissho Iwai Research Institute, Ltd. 代替フロンガスまたはフロンガスの除害装置の管理システム
JP2006528379A (ja) * 2003-07-18 2006-12-14 ソシエテ ド テクノロジー ミシュラン 温室効果ガス排出権を得る方法
JP2007518197A (ja) * 2004-01-15 2007-07-05 シカゴ・クライメイト・エクスチェンジ 排出削減を取引するための方法及びシステム
JP2006017340A (ja) * 2004-06-30 2006-01-19 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd コジェネプラントとその運転方法
JP2006252058A (ja) * 2005-03-09 2006-09-21 Osaka Gas Co Ltd 料金計画支援装置
JP2006277597A (ja) * 2005-03-30 2006-10-12 Osaka Gas Co Ltd 炭酸ガス排出削減クレジット利用システム
JP4676800B2 (ja) * 2005-03-30 2011-04-27 大阪瓦斯株式会社 炭酸ガス排出削減クレジット利用システム
JP2007102425A (ja) * 2005-10-03 2007-04-19 Osaka Gas Co Ltd 設備機器の運転管理システム
JP2009059284A (ja) * 2007-09-03 2009-03-19 Sharp Corp 排出量管理装置、集計装置、電気設備、および排出管理システム
JP2009089477A (ja) * 2007-09-28 2009-04-23 Tokyo Electric Power Co Inc:The 調達最適処理方法及び装置
JP2009163350A (ja) * 2007-12-28 2009-07-23 Suiken Kiko:Kk 太陽光発電装置付き住宅の建設支援方法
US8412643B2 (en) 2008-03-07 2013-04-02 Eqs, Inc. Apparatus, system, and method for quantifying, bundling, and applying credits and incentives to financial transactions
US8266076B2 (en) * 2008-03-07 2012-09-11 Eqs, Inc. Apparatus, system, and method for quantifying energy usage and savings
US20090228406A1 (en) * 2008-03-07 2009-09-10 Teresa Lopez Apparatus, System, and Method for Quantifying Energy Usage and Savings
WO2009157069A1 (ja) * 2008-06-25 2009-12-30 株式会社ナビタイムジャパン 経路探索装置および経路探索方法
JPWO2009157069A1 (ja) * 2008-06-25 2011-12-01 株式会社ナビタイムジャパン 経路探索装置および経路探索方法
JP4538536B2 (ja) * 2008-06-25 2010-09-08 株式会社ナビタイムジャパン 経路探索装置および経路探索方法
JPWO2009157089A1 (ja) * 2008-06-27 2011-12-01 株式会社ナビタイムジャパン 経路探索装置および経路探索方法
JP4538537B2 (ja) * 2008-06-27 2010-09-08 株式会社ナビタイムジャパン 経路探索装置および経路探索方法
WO2009157089A1 (ja) * 2008-06-27 2009-12-30 株式会社ナビタイムジャパン 経路探索装置および経路探索方法
JP2010008288A (ja) * 2008-06-27 2010-01-14 Navitime Japan Co Ltd 経路探索装置および経路探索方法
JP4538510B2 (ja) * 2008-06-27 2010-09-08 株式会社ナビタイムジャパン 情報処理装置および経路処理方法
WO2010021059A1 (ja) * 2008-08-22 2010-02-25 株式会社ナビタイムジャパン 交通費精算装置および交通費精算方法
JPWO2010021059A1 (ja) * 2008-08-22 2012-01-26 株式会社ナビタイムジャパン 交通費精算装置および交通費精算方法
JPWO2010021060A1 (ja) * 2008-08-22 2012-01-26 株式会社ナビタイムジャパン 経路探索装置および経路探索方法
JP4538538B2 (ja) * 2008-08-22 2010-09-08 株式会社ナビタイムジャパン 経路探索装置および経路探索方法
WO2010021060A1 (ja) * 2008-08-22 2010-02-25 株式会社ナビタイムジャパン 経路探索装置および経路探索方法
JP4538089B2 (ja) * 2008-08-22 2010-09-08 株式会社ナビタイムジャパン 交通費精算装置および交通費精算方法
JP2010066958A (ja) * 2008-09-10 2010-03-25 Fujitsu Telecom Networks Ltd 省エネルギ機器導入支援システム及び省エネルギ機器導入支援方法
JP2010108512A (ja) * 2009-12-17 2010-05-13 Navitime Japan Co Ltd 情報処理装置および経路処理方法
JP4538084B2 (ja) * 2009-12-17 2010-09-08 株式会社ナビタイムジャパン 情報処理装置および経路処理方法
JP2010061698A (ja) * 2009-12-17 2010-03-18 Navitime Japan Co Ltd 情報処理装置および経路処理方法
JP2010061697A (ja) * 2009-12-17 2010-03-18 Navitime Japan Co Ltd 情報処理装置および経路処理方法
JP4538085B2 (ja) * 2009-12-17 2010-09-08 株式会社ナビタイムジャパン 情報処理装置および経路処理方法
JP4538083B2 (ja) * 2009-12-17 2010-09-08 株式会社ナビタイムジャパン 情報処理装置および経路処理方法
JP2010061696A (ja) * 2009-12-17 2010-03-18 Navitime Japan Co Ltd 情報処理装置および経路処理方法
JP4538082B2 (ja) * 2009-12-17 2010-09-08 株式会社ナビタイムジャパン 情報処理装置および経路処理方法
JP2011138448A (ja) * 2010-01-04 2011-07-14 Hitachi Ltd 発電プラントの予防保全システム、その制御方法およびプログラム
CN102314766A (zh) * 2010-05-26 2012-01-11 德国电信股份有限公司 用于交通控制和交通排放控制的方法和系统
JP2012033081A (ja) * 2010-08-02 2012-02-16 Nomura Research Institute Ltd 管理装置および管理方法
JP2012068791A (ja) * 2010-09-22 2012-04-05 Yazaki Corp エネルギー削減量表示システム
JP2012160167A (ja) * 2011-01-13 2012-08-23 Sharp Corp 画像形成装置、表示装置、温室効果ガス排出権売買システムおよび温室効果ガス排出権売買方法
WO2017030086A1 (ja) * 2015-08-19 2017-02-23 国立研究開発法人科学技術振興機構 融通管理システム、融通管理装置、環境負荷財移転管理装置、情報端末、融通管理方法およびコンピュータプログラム
JPWO2017030086A1 (ja) * 2015-08-19 2018-06-07 国立研究開発法人科学技術振興機構 融通管理システム、融通管理装置、環境負荷財移転管理装置、情報端末、融通管理方法およびコンピュータプログラム
WO2023149440A1 (ja) * 2022-02-01 2023-08-10 株式会社レブセル 二酸化炭素回収管理システム、プログラム、及びプログラム記憶媒体
JP2023141964A (ja) * 2022-03-24 2023-10-05 本田技研工業株式会社 Co2削減評価システム
JP7465300B2 (ja) 2022-03-24 2024-04-10 本田技研工業株式会社 Co2削減評価システム
KR102656110B1 (ko) * 2023-03-13 2024-04-11 박기주 탄소배출권 거래량 시각화장치 및 그 방법과, 이를 구비한 태양광발전시스템

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2001338028A (ja) 省エネルギーシステム運転監視方法及びシステム
Comello et al. The road ahead for solar PV power
US11676234B2 (en) Cooperative environmental and life benefit exchange system
US8175964B2 (en) Systems and methods for financing renewable energy systems
US20050283428A1 (en) Systems and methods for electronic trading of carbon dioxide equivalent emission
US20090132360A1 (en) Platform / method for evaluating, aggregating and placing of renewable energy generating assets
JP2009526318A (ja) 排出クレジットおよび排出権先物の現在評価価格
AU2003263792A1 (en) Emission reduction trading system and method
Ben-Shahar et al. Improved information shock and price dispersion: A natural experiment in the housing market
WO2014024520A1 (ja) 未確定の将来クレジット債権の買い取りによるクレジットカード加盟店への無担保のファンディングシステム
KR101856007B1 (ko) 자가발전에 의한 에너지 하베스팅 핀테크 서비스 시스템 및 방법
KR20210012579A (ko) 소규모 분산자원 거래 방법 및 이를 실행시키기 위하여 컴퓨터로 판독 가능한 저장매체에 저장된 컴퓨터 프로그램
US11682009B2 (en) Resource accommodation assistance system, resource accommodation assistance method, and resource accommodation assistance apparatus
Gillenwater et al. Internalizing carbon costs in electricity markets: Using certificates in a load-based emissions trading scheme
JP2003006374A (ja) 電気料金設定システム、設定方法、設定プログラム及び設定プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP4078275B2 (ja) 発電用燃料価格の決定支援方法および装置
JP6580659B2 (ja) リース情報管理装置
JP2002329074A (ja) デリバティブ取引処理方法及びそのシステム
Bolinger et al. An overview of investments by state renewable energy funds in large-scale renewable generation projects
JP2020091819A (ja) 再生可能エネルギー由来電力の取引方法、及び取引システム
KR101440986B1 (ko) 주택담보 부실채권 활성화 방법 및 이를 위한 주택담보 부실채권 거래 시스템
JP6813707B1 (ja) エネルギー取引支援装置、エネルギー取引支援方法およびプログラム
KR20220129763A (ko) 포인트를 이용한 공공주택 개발사업 또는 신재생 에너지 발전사업 투자 시스템 및 방법
JP2005196583A (ja) 二酸化炭素の排出削減量を購入希望者に対して譲渡する際の情報処理方法及びそのために用いる情報処理装置
JP2022106646A (ja) 電力取引システムおよび電力取引方法

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051004

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060314