JP2020091819A - 再生可能エネルギー由来電力の取引方法、及び取引システム - Google Patents

再生可能エネルギー由来電力の取引方法、及び取引システム Download PDF

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Abstract

【課題】本発明の目的は、再生可能エネルギー由来電力の消費を促すことができる再生可能エネルギー由来電力の取引方法、又は取引システムを提供することである。【解決手段】再生可能エネルギー由来電力の最大定格出力に基づいて所定の演算式によって安定電力量を求め、安定電力量を超える電力量を変動電力量とする。安定電力量は分割され、小売電力債権として債権化され、小売りされる。小売りされた小売電力債権は購入者によって有効化され、有効購入者に対し再生可能エネルギー由来の電力が供給される。変動電力量は債権化され、譲渡され、譲渡利益を得る。譲渡利益は、有効購入者に対し所定の規則に基づいて分配される。この分配によってプレミアム感が得られ、再生可能エネルギー由来電力の普及につながる。【選択図】図1

Description

本発明は、再生可能エネルギー由来電力の取引システムに関する。
詳しくは、再生可能エネルギー由来電力を容易に利用出来るようにするため、再生可能エネルギー由来電力を債権化することにより小売り可能にした再生可能エネルギー由来電力の取引システムに関する。
さらには、再生可能エネルギー由来電力の利用を促すため、再生可能エネルギー由来電力を債権化することにより小売り可能にすると共に、余剰発電電力によって得られた利益を債権者に対し特典として分配するようにした再生可能エネルギー由来電力の取引システムに関する。
化石燃料多用による地球温暖化対策等のため、環境負荷が小さく、枯渇することがない自然エネルギーを活用した発電による、再生可能エネルギー由来電力の普及が強く求められている。しかしながら、再生可能エネルギーによる発電は、自然現象の影響が大であることから発電量が安定せず、また、発電量に対する初期投資額が大きく、補助金等の政策を実施しないと普及が進まないのが実情である。我が国おいても、再生可能エネルギー由来電力の小売り事業者が出現したが、料金的には化石燃料等高環境負荷型の発電の方が安価、かつ安定供給可能で有り、普及が進まないのが実情である。そこで、再生可能エネルギー由来電力の普及を図るため、時間帯別、季節別料金を採用したりして様々な努力が行われている。再生可能エネルギー由来電力は、前述したように、自然現象によって発電量が変動する問題が最も大きい。例えば、太陽光発電は設置しやすい利点はあるものの、夜間は発電量がゼロで有り、曇り時や雨天時は発電量が極端に少なくなる欠点がある。また、風力発電は夜間や雲り時や雨天時でも発電可能であるものの、無風時や大風時は発電量がゼロになる欠点がある。一般的には、再生可能エネルギー由来の発電における設備稼働率は、最大発電能力に対し、0.3を乗じた程度と言われている。このような発電量の変動に対応するため、種々の技術が提案されている。
第一の従来技術として、新規電力小売事業者が電力小売事業に進出し易い環境を整え、電力小売事業を普及させることが可能になるように、電力を需要家に販売する電力販売システムにおいて、電力事業に要する事業費を匿名組合により拠出し、その電力事業で供給される総電力を分割して販売する技術が知られている(特許文献1)。
第二の従来技術として、分散型発電装置のユーザと余剰電力を買い取る事業者の双方にとって利益の生じる分散型発電装置の余剰電力量の買取価格を決定する余剰電力買取価格決定システムを提供するため、買取対象期間での買取単価である対象期間別買取単価を基準買取単価に基づいて算出する買取単価算出部と、買取対象期間における対象期間別買取価格を算出して記憶装置に記憶する買取価格算出部を備える。基準買取単価は、ユーザの夫々に対して基準買取単価がユーザ別に定まる余剰電力量の単位発電原価の推定値を上回る第1条件、及び、逆潮流買取電力の卸単価から基準買取単価を差し引いた推定損益単価と余剰電力量の単位量当たりの原料ガスの消費量の増加により見込まれるガス事業者の利益の増加分の合計が正値となる第2条件の両方を満足するように設定されている余剰電力買取価格決定システムが知られている(特許文献2)。
第三の従来技術として、電力会社の余剰電力の有効利用と、電力消費者料金の低減化を図るため、電力消費者の自家用蓄電設備に、電力会社から供給を受けた夜間電力等の余剰電力を蓄電し、通常時間帯電力のピークカット、電力消費者の電力料金の低減化をすることが知られている(特許文献3)。
特開2003−67457(図1〜図10、段落0007〜0010) 特開2017-151651(図1〜図5、段落0010〜0036) 特開2003−47153(図1〜図2、段落0003〜0006)
第一の従来技術において、電力事業に要する事業費を匿名組合により拠出し、その電力事業で供給される総電力を分割して販売するので、新規電力小売事業者が電力小売事業に進出し易い環境を整え、電力小売事業を普及させることが可能である。しかし、第一の従来技術においては、初期の設備投資額を匿名組合員の出資によってまかない、その設備投資による発電電力を分割して小売りするシステムである。したがって、発電設備を再生可能エネルギー由来の電力に特化したとしても、再生可能エネルギー由来電力の電力消費を促すことには殆どつながらない可能性がある。
第二の従来技術においては、余剰電力の取引システムであり、売電事業者における再生可能エネルギー由来電力の普及には寄与するものの、我が国電力需要の三割強を占める民生部門(家庭部門1.5割弱、業務部門2割弱)での普及にはつながらない。
第三の従来技術においては、夜間等の余剰電力を電力消費者における蓄電設備に蓄電すると共に、需要ピーク時は当該蓄電設備から当該電力消費者に対し、電力を供給するようにして、発電設備の効率的な稼働を可能にしたものであり、自給自足を前提とする給電システムであり、再生可能エネルギー由来電力の普及にはつながらない。
本発明の基本的目的の一つは、再生可能エネルギー由来発電電力の消費を促すことができる再生可能エネルギー由来電力の取引方法、又は取引システムを提供することである。
本発明の従的目的である第二の目的は、民生部門における再生可能エネルギー由来発電の消費を促すことができる再生可能エネルギー由来電力の取引方法、又は取引システムを提供することである。
この目的を達成するため、請求項1に係る第1の発明は以下のように構成されている。
再生可能エネルギー由来の電力の売買契約を締結した最大定格出力電力を基礎電力として基礎電力データーベースに記憶するステップ、
前記基礎電力を基に所定の演算式によって安定電力量を求め、前記安定電力量を超える発電量を変動電力量とし、少なくとも安定電力量を前記基礎電力データーベースに記憶するステップ、
前記基礎電力データーベースに記憶された安定電力量を債権化し、小売電力債権として小売電力債権データーベースに記憶するステップ
前記小売電力債権を電力消費者へ小売りするステップ、
小売りされ、代金の支払いを受けた前記小売電力債権を譲渡小売電力債権として前記小売電力債権データーベースに記憶するステップ、
前記譲渡小売電力債権の電力消費者と前記譲渡小売電力債権とを関連付けて前記小売電力債権データーベースに記憶することにより有効購入者として特定し、前記譲渡小売電力債権を利用可能にするステップ、
前記変動電力量を債権化し、変動電力債権として変動電力債権データーベースに記憶するステップ、
前記変動電力債権を譲渡するステップ、
前記変動電力債権の譲渡によって得られた利益を価値情報として前記変動電力債権データーベースに記憶するステップ
前記価値情報(VAI)を前記有効購入者に対し所定の規則に基づき分配し、前記有効購入者に関連付けて分配価値情報として前記変動電力利益管理データーベースに記憶するステップ
を含むことを特徴とする再生可能エネルギー由来電力の取引方法である。
本発明に係る第2の発明は、以下のように構成されている。
売電事業者が発電事業者との間で再生可能エネルギー由来の電力の売買契約を締結するステップ、
前記売買契約を締結した再生可能エネルギー由来の最大定格出力電力を基礎電力として基礎電力管理サーバーに記憶するステップ、
前記基礎電力を基に所定の演算式によって安定電力量を求め、前記安定電力量を超える発電量を変動電力量とし、少なくとも前記安定電力量を前記基礎電力管理サーバーに記憶するステップ、
前記基礎電力管理サーバーに記憶された安定電力量を分割し、個別に識別情報に紐付けて小売電力債権として小売電力債権管理サーバーに記憶するステップ、
前記小売電力債権を前記識別情報に紐付けて小売店に陳列するステップ、
前記陳列された特定の識別情報に対応する小売電力債権に対し代金が支払われた場合、同一の識別情報に紐付けて譲渡小売電力債権であることを前記小売電力債権管理サーバーに記憶するステップ、
前記譲渡小売電力債権に対する識別情報によって特定される小売電力債権に対し電力消費者によって、有効化処理がなされた場合、前記売電事業者と電力売買契約が成立した有効購入者と見做すステップ、
前記売電事業者が前記有効購入者に対し電力を供給するステップ、
前記変動電力量を債権化し、変動電力債権として商品化するステップ、
前記変動電力債権の譲渡によって得られた利益をポイントに換え、変動電力管理サーバーに記憶するするステップ、
前記ポイントを前記有効購入者に対し所定の規則に基づいて分配し、変動電力利益管理サーバーに記憶するステップ
を含むことを特徴とする再生可能エネルギー由来電力の取引方法である。
本発明に係る第3の発明は、以下のように構成されている。
売電事業者が発電事業者との間で再生可能エネルギー由来の電力の売買契約を締結するステップ、
前記売買契約を締結した再生可能エネルギー由来の最大定格出力電力量を基礎電力として基礎電力データーベースに記憶するステップ、
前記基礎電力を基に所定の演算式によって安定電力量を求め、前記安定電力量を超える発電量を変動電力量とし、少なくとも安定電力量を前記基礎電力データーベースに記憶するステップ、
前記基礎電力データーベースに記憶された安定電力量を分割し、個別に識別情報に紐付けて小売電力債権として小売電力債権データーベースに記憶するステップ、
前記小売電力債権を前記識別情報に紐付けて小売店に陳列するステップ、
前記陳列された特定の識別情報に対応する小売電力債権に対し代金が支払われた場合、同一の識別情報に紐付けて譲渡小売電力債権であることを前記小売電力債権データーベースに記憶するステップ、
前記譲渡小売電力債権に対する識別情報によって特定される小売電力債権に対し電力消費者によって有効化処理がなされた場合、前記売電事業者と電力売買契約が成立した有効購入者と見做すステップ、
前記売電事業者が前記有効購入者に対し電力を供給するステップ、
前記変動電力量を債権化し、変動電力債権として商品化するステップ、
前記変動電力債権によって、所定期間の間に得られた利益をポイントに換え、変動電力債権データーベースに記憶するステップ、
前記ポイントを前記所定期間の間の前記有効購入者に対し所定の規則に基づき分配し、変動電力利益管理データーベースに記憶するステップ、
を含むことを特徴とする再生可能エネルギー由来電力の取引方法である。
本発明に係る第5の発明は、以下のように構成されている。
売電事業者が発電事業者との間で再生可能エネルギー由来の電力の売買契約を締結するステップ、
前記売買契約を締結した再生可能エネルギー由来の最大定格出力電力を基礎電力として基礎電力データーベースに記憶するステップ、
前記基礎電力データーベースに記憶された前記基礎電力を基に所定の演算式によって安定電力量を求め、前記安定電力量を超える発電量を変動電力量とし、少なくとも前記安定電力量を前記基礎電力データーベースに記憶するステップ、
前記基礎電力データーベースに記憶された安定電力量を分割し、個別に識別情報に紐付けて小売電力債権として前記小売電力債権データーベースに記憶するステップ、
前記小売電力債権を前記識別情報に紐付けて小売店に陳列するステップ、
前記陳列された特定の識別情報に対応する小売電力債権に対し代金が支払われた場合、同一の識別情報に紐付けて譲渡小売電力債権であることを前記小売電力債権データーベースに記憶するステップ、
前記譲渡小売電力債権に対する識別情報によって特定される小売電力債権に対し有効化処理がなされた場合、前記売電事業者と電力売買契約が成立した有効購入者と見做すステップ、
前記売電事業者が前記有効購入者に対し電力を供給するステップ、
前記変動電力量を債権化し、変動電力債権として商品化するステップ、
前記変動電力債権によって、所定期間の間に得られた利益をポイントに換え、当該ポイントを変動電力債権データーベースに記憶するステップ、
前記ポイントを前記所定期間の間に前記電力売買契約が有効であった電力消費者に対し所定の規則に基づき分配し、変動電力利益管理データーべースに記憶するステップ、
前記ポイントの分配に関する情報を、該当する有効購入者へ電子メールによって送信するステップ
を含むことを特徴とする再生可能エネルギー由来電力の取引方法である。
本発明に係る第6の発明は、以下のように構成されている。
再生可能エネルギー由来の電力の売買契約を締結した最大定格出力電力を基礎電力として記憶すると共に、前記基礎電力を基に所定の演算式によって安定電力量を求め、前記安定電力量を超える発電量を変動電力量とし、少なくとも前記安定電力量を記憶する基礎電力管理サーバー、
前記安定電力量を分割して債権化し、複数の小売電力債権としてそれぞれ個別の識別情報に紐付けて記憶すると共に、譲渡小売電力債権情報を受信した場合、譲渡小売電力債権として記憶する小売電力債権管理サーバー、
前記小売電力債権を電力消費者への小売り商品として前記識別情報と共に記憶し、前記識別情報に対応する代金受領情報及び有効化情報を受信した場合、譲渡小売電力債権情報を前記小売電力債権管理サーバーへ出力する電力小売管理サーバー、
前記変動電力量を管理し、前記変動電力量の売電によって得られた利益を価値情報として記憶すると共に、前記譲渡小売電力債権情報毎に所定の規則に基づいて分配し、記憶する変動電力利益管理サーバー、
を含むことを特徴とする再生可能エネルギー由来電力の取引システムである。
本発明に係る第7の発明は、以下のように構成されている。
再生可能エネルギー由来の電力の売買契約を締結した最大定格出力電力を基礎電力として記憶すると共に、前記基礎電力を基に所定の演算式によって安定電力量を求め、前記安定電力量を超える発電量を変動電力量とし、少なくとも前記安定電力量を記憶する基礎電力管理サーバー、
前記安定電力量を分割して債権化し、複数の小売電力債権としてそれぞれ個別の識別情報に紐付けて記憶すると共に、譲渡小売電力債権情報を受信した場合、譲渡小売電力債権として記憶する小売電力債権管理サーバー、
前記小売電力債権を電力消費者への小売り商品として前記識別情報と共に記憶し、前記識別情報に対応する代金受領情報及び有効化情報を受信した場合、有効化情報の処理者を有効購入者として前記小売り電力債権に紐付けて前記小売電力債権管理サーバーへ出力する電力小売管理サーバー、
前記変動電力量の売電によって得られた利益をポイント情報として記憶する変動電力管理サーバー、
前記ポイントを所定期間の間に有効であった前記有効購入者に対し所定の規則に基づいて分配する変動電力利益管理サーバー、
を含むことを特徴とする再生可能エネルギー由来電力の取引システムである。
本発明に係る第8の発明は、以下のように構成されている。
再生可能エネルギー由来の電力の売買契約を締結した最大定格出力電力を基礎電力として記憶すると共に、前記基礎電力を基に所定の演算式によって安定電力量を求め、前記安定電力量を超える発電量を変動電力量とし、前記安定電力量を超える発電量を変動電力量とし、少なくとも前記安定電力量を記憶する基礎電力管理サーバー、
前記安定電力量を分割して債権化し、複数の小売電力債権としてそれぞれ個別の識別情報に紐付けて記憶すると共に、譲渡小売電力債権情報を受信した場合、譲渡小売電力債権として記憶する小売電力債権管理サーバー、
前記小売電力債権を電力消費者への小売り商品として前記識別情報と共に記憶し、前記識別情報に対応する代金受領情報及び有効化情報を受信した場合、有効化情報のお客様番号によって特定される者を有効購入者として前記小売電力債権に紐付けて前記小売電力債権管理サーバーへ出力する電力小売管理サーバー、
前記変動電力量の売電によって得られた利益をポイントとして記憶する変動電力管理サーバー、
前記ポイントを所定期間の間に有効であった前記有効購入者に対し所定の規則に基づいて分配すると共に、前記有効購入者に対し通知メールを送信する変動電力利益管理サーバー、
を含むことを特徴とする再生可能エネルギー由来電力の取引システムである。
第1の発明によれば、売買契約された再生可能エネルギーの最大定格出力電力が基礎電力データーベースに記憶される。
次に、 基礎電力管理サーバーに記憶された最大定格出力電力が基礎電力とされ、所定の演算式により安定電力量として設定され、安定電力量を超える発電量は変動電力とされ、少なくとも、安定電力量が基礎電力データーベースに記憶される。安定電力量とは、再生可能エネルギー由来電力における最大定格出力電力に基づいて、従来実績等の経験則を加味することにより設定される、確実に発電できると見込まれる電力量である(発電により蓄電された電力量を含む)。換言すれば、安定電力量とは、自然現象に基づく発電量の変動を考慮しても、確実に確保出来ると見込まれる発電量であり、安定電源ということができる。
次に、基礎電力データーベースに記憶された安定電力量が小売電力債権として複数に分割されると共に債権化され、小売電力債権データーベースに記憶される。
次に、小売電力債権データーベースに記憶された複数の小売電力債券が小売りされる。
次に電力消費者に小売りされ、代金の支払を受けた小売電力債権を譲渡小売電力債権として小売電力債権データーベースに記憶させる。
次に、小売電力債権の電力消費者は、購入した譲渡小売電力債権を小売電力債権データーベースにおいて、自己(お客様番号)と関連付けて記憶させて有効購入者とみなさせ、有効購入者において譲渡小売電力債権を利用可能にする。これにより、有効購入者において、安定電力量を消費することが可能になる。
一方、変動電力量については、変動電力債権として変動電力債権データーベースに記憶される。変動電力債権は、販売等によって譲渡された場合、譲渡条件に応じて所定の利益が得られる。
得られた利益は、通貨情報やポイント情報等の価値情報化され、価値情報として変動電力債権データーベースに記憶される。
次に、変動電力債権データーベースに記憶された価値情報は、変動電力利益管理データーベースにおいて、所定の規則に基づいて有効購入者に対し分配され、分配価値情報として記憶される。換言すれば、余剰電力としての変動電力量からの利益は価値情報化され、所定の規則にしたがって有効購入者へ価値情報として分配されることから、有効購入者においては、特別に優遇されているという「プレミアム感」が得られる。結果として、再生可能エネルギー由来電力導入の意欲を醸成し、以て、再生可能エネルギー由来電力の導入を促すことができ、本願発明の基本的目的、及び第二の目的を達成することができる。
第2の発明においては、まず、売電事業者が再生可能エネルギー由来の発電事業者との間で再生可能エネルギー由来の電力の売買契約を締結する。
売買契約された再生可能エネルギーの最大定格出力電力量が基礎電力管理サーバーに記憶される。
次に、基礎電力管理サーバーに記憶された最大定格出力電力が基礎電力とされ、所定の演算式により安定電力量として設定され、安定電力量を超える発電量は変動電力とされ、少なくとも安定電力量が基礎電力管理サーバーに記憶される。安定電力量とは、前述したように、確実に確保出来ると見込まれる発電量である。
次に、基礎電力管理サーバー記憶された安定電力量が複数に分割され、小売電力債権として債権化され、個別に識別情報に紐付けされて前記小売電力債権管理サーバーに記憶される。
次に、前記小売電力債権管理サーバーに記憶された小売電力債券が識別情報に紐付けされて小売店に陳列される。小売店での陳列によって、一般消費者たる電力消費者が再生可能エネルギー由来の電力を容易に購入可能になる。
次に電力消費者に小売りされ、代金の支払を受けた小売電力債権を前記識別情報に紐付けて譲渡小売電力債権として小売電力債権管理サーバーに記憶される。
次に、小売電力債権の購入者は、所定の処理によって、購入した譲渡小売電力債権を自己と結びつける処理を行って、小売電力債権管理サーバーにおいて有効購入者とみなす処理を行い、譲渡小売電力債権を利用可能にする。
これにより、有効購入者において、再生可能エネルギー由来電力が消費されることが可能になる。
一方、変動電力量については、変動電力債権として商品化される。
変動電力債権は、販売等により譲渡され、所定の利益が得られ、当該利益が価値情報の一つであるポイントに換えられ、変動電力管理サーバーに記憶される。
当該ポイントは、変動電力利益管理サーバーにおいて、有効購入者に対し、所定の規則に基づいて分配され、に記憶されることから、有効購入者においては、ポイントの受領によって、特別に優遇されているという「プレミアム感」が得られる。結果として、再生可能エネルギー由来電力導入の意欲を醸成し、以て、再生可能エネルギー由来発電の消費を促すことができ、本願発明の基本的目的、及び第二の目的を達成することができる。
第3の発明は、まず、売電事業者と再生可能エネルギー由来の発電事業者との間で再生可能エネルギー由来の電力の売買契約が締結される。
売買契約された再生可能エネルギーの最大定格出力電力量が基礎電力管理データーベースに記憶される。
次に、 基礎電力管理データーベースに記憶された最大定格出力電力が基礎電力とされ、所定の演算式により安定電力量として設定され、安定電力量を超える発電量は変動電力とされ、少なくとも安定電力量が基礎電力管理データーベースに記憶される。安定電力量とは、前述したように、確実に確保出来ると見込まれる発電量である。
次に、基礎電力管理データーベース記憶された安定電力量が分割され、複数の小売電力債権として債権化され、識別情報に紐付けされて小売電力債権管理データーベースに記憶される。
次に、小売電力債権小売電力債権管理データーベースに記憶された債券電力量が識別情報に紐付けされて小売店に陳列される。小売店での陳列によって、一般消費者たる電力消費者が再生可能エネルギー由来の電力を容易に購入可能になる。
次に電力消費者に小売りされ、代金の支払を受けた小売電力債権を前記識別情報に紐付けて譲渡小売電力債権として小売電力債権管理データーベースに記憶させる。
次に、小売電力債権の購入者は、所定の処理によって、購入した譲渡小売電力債権を自己の債権とする有効化処理を行って、小売電力債権管理データーベースにおいて有効購入者とみなす処理を行い、有効購入者において譲渡小売電力債権を利用可能にする。
これにより、有効購入者において、再生可能エネルギー由来電力が供給されることが可能になる。
一方、変動電力量については、変動電力債権として商品化され、変動電力管理データーベースに記憶される。
変動電力債権は、販売等によって譲渡され、所定の利益が得られ、変動電力管理データーベースにおいて、所定期間に得られた利益を価値情報の一つであるポイントに置き換えられ、る。
当該ポイントは、変動電力利益管理データーベースにおいて、前記所定期間の間の有効購入者に対し、所定の規則に基づいて分配され、記憶されることから、有効購入者においては、特別に優遇されているという「プレミアム感」が得られる。結果として、再生可能エネルギー由来電力導入の意欲を醸成し、以て、再生可能エネルギー由来発電の消費を促すことができ、本願発明の基本的目的、及び第二の目的を達成することができる。
第4の発明は、まず、売電事業者が再生可能エネルギー由来の発電事業者との間で再生可能エネルギー由来の電力の売買契約が締結される。
売買契約された再生可能エネルギーの最大定格出力電力量が基礎電力管理データーベースに記憶される。
次に、基礎電力管理データーベースに記憶された最大定格出力電力が基礎電力とされ、所定の演算式により安定電力量として設定され、安定電力量を超える発電量は変動電力とされ、少なくとも安定電力量が基礎電力管理データーベースに記憶される。安定電力量とは、前述したように、確実に確保出来ると見込まれる発電量である。
次に、基礎電力管理データーベースに記憶された安定電力量が分割され、複数の小売電力債権として債権化され、識別情報に紐付けされて小売電力債権管理データーベースに記憶される。
次に、小売電力債権管理データーベースに記憶された債券電力量が識別情報に紐付けされて小売店に陳列される。小売店での陳列によって、一般消費者たる電力消費者が再生可能エネルギー由来の電力を容易に購入可能になる。
次に電力消費者に小売りされ、代金の支払を受けた小売電力債権を前記識別情報に紐付けて譲渡小売電力債権として小売電力債権管理データーベースに記憶させる。
次に、小売電力債権の購入者は、所定の処理によって、購入した譲渡小売電力債権を自己の債権とする有効化処理を行って、小売電力債権データーベースにおいて有効購入者とみなす処理を行い小売電力債権管理データーベースに記憶させ、有効購入者において譲渡小売電力債権を利用可能にする。
これにより、有効購入者において、再生可能エネルギー由来電力における安定電力量が供給されることが可能になる。
一方、変動電力量については、変動電力債権として商品化され、変動電力管理データーベースに記憶される。
変動電力債権は、販売等によって譲渡され、所定の利益が得られ、所定期間に得られた利益を価値情報の一つであるポイントに置き換えられ、変動電力管理データーベースに記憶される。
当該ポイントは、変動電力利益管理データーベースにおいて前記所定期間の間の有効購入者に対し、所定の規則に基づいて分配され、記憶される。
前記ポイント分配情報は、変動電力利益管理データーベースにおいて、有効購入者に対し、電子メールによって通知されることから、有効購入者においては、特別に優遇されているという「プレミアム感」が迅速に得られる。結果として、再生可能エネルギー由来電力導入の意欲を醸成し、以て、再生可能エネルギー由来発電の消費を促すことができ、本願発明の基本的目的、及び第二の目的を達成することができる。
第5の発明は、まず、売電事業者が再生可能エネルギー由来の発電事業者との間で再生可能エネルギー由来の電力の売買契約が締結される。
売買契約された再生可能エネルギーの最大定格出力電力が基礎電力管理サーバーに記憶される。
基礎電力管理サーバーに記憶された最大定格出力電力が基礎電力とされ、所定の演算式により安定電力量として設定され、安定電力量を超える発電量は変動電力とされ、少なくとも安定電力量が基礎電力管理サーバーに記憶される。安定電力量とは、前述したように、確実に確保出来ると見込まれる発電量である。
基礎電力管理サーバーに記憶された安定電力量が分割され、複数の小売電力債権として債権化され、識別情報に紐付けされて小売電力債権管理サーバーに記憶される。
代金の支払を受けた小売電力債権を前記識別情報に紐付けて譲渡小売電力債権として小売電力債権管理サーバーに記憶させる。
当該識別情報に対応する代金受領情報、及び有効化情報を受信した場合、電力小売管理サーバーは小売電力債権管理サーバーへ譲渡小売電力債権情報、有効小売電力情報を出力する。
これにより、有効購入者において譲渡小売電力債権が利用可能になる。
一方、変動電力量は売電され、売電によって得られた利益は、変動電力管理サーバーにおいてポイントとして記憶される。
当該ポイントは、変動電力利益管理サーバーにおいて、所定期間の間の有効購入者に対し、所定の規則に基づいて分配され、記憶されることから、有効購入者においては、特別に優遇されているという「プレミアム感」が迅速に得られる。結果として、再生可能エネルギー由来電力導入の意欲を醸成し、以て、再生可能エネルギー由来発電の消費を促すことができ、本願発明の基本的目的、及び第二の目的を達成することができる。
第6の発明において、売電事業者が再生可能エネルギー由来の発電事業者との間で再生可能エネルギー由来の電力の売買契約が締結される。
売買契約された再生可能エネルギーの最大定格出力電力量が基礎電力管理サーバーに記憶される。
基礎電力管理サーバーに記憶された最大定格出力電力が基礎電力とされ、所定の演算式により安定電力量として設定され、安定電力量を超える発電量は変動電力とされ、少なくとも安定電力量が基礎電力管理サーバーに記憶される。安定電力量とは、前述したように、確実に確保出来ると見込まれる発電量である。
基礎電力管理サーバーに記憶された安定電力量が分割され、複数の小売電力債権として債権化され、識別情報に紐付けされて小売電力債権管理サーバーに記憶される。代金の支払を受けた小売電力債権を前記識別情報に紐付けて譲渡小売電力債権として小売電力債権管理サーバーに記憶させる。
当該識別情報に対応する代金受領がなされた場合、譲渡小売電力債権として記憶され、さらに、お客様番号によって特定される者によって有効化処理がなされた場合、当該特定される者が有効購入者になり、当該有効購入者が小売電力債権管理サーバーに記憶される。
これにより、有効購入者において譲渡小売電力債権が利用可能になる。
一方、変動電力量は売電され、売電によって得られた利益は、変動電力管理サーバーにおいてポイントとして記憶される。
当該ポイントは、変動電力利益管理サーバーにおいて、所定の規則に基づいて譲渡小売電力債権毎の有効購入者に分配され、記憶される。
当該ポイントは、所定の規則に基づいて分配されることから、有効購入者においては、特別に優遇されているという「プレミアム感」が迅速に得られる。結果として、再生可能エネルギー由来電力導入の意欲を醸成し、以て、再生可能エネルギー由来発電の消費を促すことができ、本願発明の基本的目的、及び第二の目的を達成することができる。
第7の発明において、売電事業者が再生可能エネルギー由来の発電事業者との間で再生可能エネルギー由来の電力の売買契約が締結される。
売買契約された再生可能エネルギー由来の最大定格出力電力が基礎電力管理サーバーに記憶される。
基礎電力管理サーバーに記憶された最大定格出力電力が基礎電力とされ、所定の演算式により安定電力量として設定され、安定電力量を超える発電量は変動電力とされ、少なくとも安定電力量が基礎電力管理サーバーに記憶される。安定電力量とは、前述したように、確実に確保出来ると見込まれる発電量である。
基礎電力管理サーバーに記憶された安定電力量が分割され、複数の小売電力債権として債権化され、識別情報に紐付けされて小売電力債権管理サーバーに記憶される。
代金の支払を受けた小売電力債権を前記識別情報に紐付けて譲渡小売電力債権として小売電力債権管理サーバーに記憶させる。
当該譲渡小売電力債権に対し、さらに、お客様番号によって特定される者によって有効化処理がなされた場合、当該特定される者が有効購入者になり、小売電力債権管理サーバーに記憶される。
これにより、有効購入者において譲渡小売電力債権が利用可能になる。
一方、変動電力量は売電され、売電によって得られた利益は、変動電力管理サーバーにおいてポイントとして記憶される。
当該ポイントは、変動電力利益管理サーバーにおいて、所定の規則に基づいて譲渡小売電力債権毎の有効購入者に分配され、記憶される。
当該ポイントは、前記所定期間の間において有効であった譲渡小売電力債権情報に対し、所定の規則に基づいて分配されることから、有効購入者においては、特別に優遇されているという「プレミアム感」が迅速に得られる。結果として、再生可能エネルギー由来電力導入の意欲を醸成し、以て、再生可能エネルギー由来発電の消費を促すことができ、本願発明の基本的目的、及び第二の目標を達成することができる。
第8の発明において、売電事業者が再生可能エネルギー由来の発電事業者との間で再生可能エネルギー由来の電力の売買契約が締結される。
売買契約された再生可能エネルギーの最大定格出力電力が基礎電力管理サーバーに記憶される。
基礎電力管理サーバーに記憶された最大定格出力電力が基礎電力とされ、所定の演算式により安定電力量として設定され、安定電力量を超える発電量は変動電力とされ、少なくとも安定電力量が基礎電力管理サーバーに記憶される。安定電力量とは、前述したように、確実に確保出来ると見込まれる発電量である。
基礎電力管理サーバーに記憶された安定電力量が分割され、複数の小売電力債権として債権化され、識別情報に紐付けされて小売電力債権管理サーバーに記憶される。代金の支払を受けた小売電力債権を前記識別情報に紐付けて譲渡小売電力債権として小売電力債権管理サーバーに記憶される。
当該識別情報に対応する代金受領がなされた場合、譲渡小売電力債権として記憶され、さらに、お客様番号によって特定される者によって有効化処理がなされた場合、当該特定される者が有効購入者になり、当該有効購入者が小売電力債権管理サーバーに記憶される。
これにより、有効購入者において譲渡小売電力債権が利用可能になる。
一方、変動電力量は売電され、売電によって得られた利益は、変動電力管理サーバーにおいてポイント情報として記憶される。
当該ポイントは、変動電力利益管理サーバーにおいて、所定の規則に基づいて譲渡小売電力債権毎の有効購入者に分配され、記憶される。
前記ポイントの分配は、有効購入者に対し、電子メールによって通知されることから、結果として、再生可能エネルギー由来電力導入の意欲を醸成し、以て、再生可能エネルギー由来発電の消費を促すことができ、本願発明の基本的目的、及び第二の目的を達成することができる。
図1は、本発明にかかる実施例1の再生可能エネルギー由来発電の取引システムの全体図である。 図2は、本発明にかかる実施例1の再生可能エネルギー由来発電の取引システムの構成概要図である。 図3は、本発明にかかる実施例1の再生可能エネルギー由来発電の取引システムの基礎電力管理サーバーであり、(A)はブロック図、(B)はフローチャート、(C)は入力画面である。 図4は、本発明にかかる実施例1の再生可能エネルギー由来発電の取引システムの小売電力債権管理サーバーであり、(A)はブロック図、(B)はフローチャート、(C)は入力画面、及び(D)は小売電力債権記憶媒体である。 図5は、本発明にかかる実施例1の再生可能エネルギー由来発電の取引システムの変動電力管理サーバーであり、(A)はブロック図、(B)はフローチャート、(C)は入力画面である。 図6は、本発明にかかる実施例1の再生可能エネルギー由来発電の取引システムの変動電力利益管理サーバーであり、(A)はブロック図、(B)はフローチャート、(C)は入力画面である。 図7は、本発明にかかる実施例1の再生可能エネルギー由来発電の取引システムの電力小売管理サーバーであり、(A)はブロック図、(B)はフローチャート、(C)は入力画面、(D)は小売電力債権媒体である。 図8は、本発明にかかる実施例1の再生可能エネルギー由来発電の取引システムの情報端末器であり、(A)はブロック図、(B)はフローチャート、(C)は入力画面である。 図9は、本発明にかかる実施例1の再生可能エネルギー由来発電の取引システムの作用を説明するためのフローチャートである。
本発明に係る再生可能エネルギー由来電力取引方法の最良の形態は、売電事業者が再生可能エネルギー由来の発電事業者との間で再生可能エネルギー由来の電力の売買契約を締結するステップ、
前記売買契約を締結した再生可能エネルギー由来の最大定格出力電力を基礎電力として基礎電力データーベースに記憶するステップ、
前記基礎電力管理データーベースに記憶された最大定格出力電力が基礎電力とされ、所定の演算式により安定電力量として設定され、前記安定電力量を超える発電量は変動電力とされ、少なくとも安定電力量を基礎電力データーベースに記憶するステップ、
前記基礎電力データーベースに記憶された安定電力量を分割し、個別に識別情報に紐付けて小売電力債権として小売電力債権データーベースに記憶するステップ、
前記小売電力債権に関する小売電力債権情報を前記識別情報に紐付けて記憶された小売電力債権情報記憶媒体を小売店たるコンビニエンスストアに陳列するステップ、
前記陳列された小売電力債権情報記憶媒体に対し、前記コンビニエンスストアにおいて代金が支払われた場合、同一の識別情報に紐付けて譲渡小売電力債権であることを前記小売電力債権管理サーバーに記憶するステップ、
前記譲渡小売電力債権に対する識別情報によって特定される小売電力債権に対し、お客様番号によって特定される購入者によって有効化処理がなされた場合、当該購入者を前記売電事業者と電力売買契約が成立した有効購入者であると見做すステップ、
前記売電事業者が前記有効購入者に対し電力を供給可能にするステップ、
前記変動電力量を債権化し、変動電力債権として商品化するステップ、
前記変動電力債権によって、所定期間の間に得られた利益をポイントに換え、変動電力債権データーベースに記憶するステップ、
前記ポイントを、、変動電力利益管理データーベースにおいて、前記所定期間の間に前記電力売買契約が有効であった有効購入者に対し所定の規則に基づいて分配し、記憶するステップ、
前記分配に関する情報を該当する有効購入者に対し電子メールを送信するステップ、
を含むことを特徴とする再生可能エネルギー由来電力の取引方法である。
本発明に係る再生可能エネルギー由来の電力取引システムの最良の形態は、再生可能エネルギー由来の電力の売買契約を締結した最大定格出力電力を基礎電力として記憶すると共に、前記基礎電力を所定演算式によって安定電力量と変動電力量に設定し、少なくとも前記安定電力量を記憶する基礎電力管理サーバー、
前記安定電力量を分割して債権化し、複数の小売電力債権としてそれぞれ個別の識別情報に紐付けて記憶する小売電力債権管理サーバー、
前記小売電力債権を電力消費者への小売り商品として前記識別情報と共に記憶し、前記識別情報に対応する代金受領情報、及び有効化情報を確認した場合、譲渡小売電力債権情報を前記小売電力債権管理サーバーへ出力する電力小売管理サーバー、
前記変動電力債権の売電によって得られた利益をポイントとして記憶する変動電力管理サーバー、
前記ポイントを所定期間の間有効であった前記有効購入者に対し所定の規則に基づいて分配すると共に、前記譲渡小売電力債権情報の有効購入者に対し通知メールを送信する変動電力利益管理サーバーを含むことを特徴とする再生可能エネルギー由来電力の取引システムである。
実施例1に係る再生可能エネルギー由来電力の取引システムは、図1に示すように、人的構成要素として、売電事業者100、小売電力管理事業者102、小売業者(小売店190)104、電力消費者としての電力消費者106、電力広域的運営推進機関108、電力購入者112、及び再生可能エネルギー由来電力の発電事業者110が関係する。
また、構成要素として、売電事業者100は基礎電力管理サーバー114、小売電力債権管理サーバー116、変動電力管理サーバー118、及び変動電力利益管理サーバー122を管理する。
売電事業者100は、基礎電力管理サーバー114、小売電力債権管理サーバー116、変動電力管理サーバー118、及び変動電力利益管理サーバー122を管理する。
小売電力管理事業者102は、電力小売管理サーバー124を管理する。
小売業者104は、後述する小売電力債権に関する小売電力債権情報を記憶させた小売電力債権媒体126を小売りのために展示し、店内に設置したPOS(Point Of Sales system)レジスタ128を管理する。
電力債権の購入者112は、情報端末器132を管理する。
電力広域的運営推進機関108は、電力債権の購入者112における及び電力計134、及び電力広域的運営推進機関サーバー136を管理する。
発電事業者110は、再生可能エネルギーを用いて発電する発電施設138を管理し、売電事業者100に対し再生可能エネルギー由来の電力を提供する。
まず、本取引方法又は取引システムにおいては、再生可能エネルギー由来の発電事業者110と売電事業者100との間で、再生可能エネルギー由来電力量EERの取引(売買)契約が締結される。本実施例1においては、図2に示すように、再生可能エネルギー由来の発電事業者110A〜110H迄の8つの事業者と再生可能エネルギー由来電力量EERの売買契約が締結される。
以下の説明で用いる用語は下記の定義において用いられる。
基礎電力BEP(Basic Electric Power)とは、売電事業者100と再生可能エネルギー由来電力EPR(Electric Power origin Renewable Energy)の発電事業者110とが売買契約を締結した、発電事業者110における発電施設138の最大定格出力電力MRP (kw)である。
再生可能エネルギー由来電力EPRとは、太陽光発電、風力発電、水力発電、地熱発電、潮汐発電、波力発電等の再生可能エネルギーを基に発電される発電方式によって発生された電力である。
最大定格出力電力MRP(Maximum Ratio Power)とは、再生可能エネルギーによって発電を行う発電施設138における最大の発電能力(kw)のことである。換言すれば、最大定格出力電力MRPは、当該発電施設138において、論理的に発電可能な瞬時の最大発電値を表す。具体例を挙げれば、太陽光発電の場合、「太陽電池モジュールの最大公称出力×太陽電池モジュールの設置枚数」によって求めることが出来る。風力発電の場合、風車によって動作させる発電機の最大定格出力(kw)である。
安定電力量SEE(Stability Electric Energy)とは、気候、天候、昼夜等の自然条件の影響があっても確実に確保出来ると見込まれる発電電力量(kw/h)である。安定電力量SEEは、最大定格出力電力MRPに対し、各発電方式に応じて所定の係数たる安定電力係数SECを乗じる安定電力演算式SPF(最大定格出力電力MRP×安定電力係数SEC)により求めることができる。当該係数は、従来の発電実績等に基づいて設定される。例えば、太陽光発電の場合、最大定格出力電力MRP(kw)に0,12を乗じることにより安定電力量SEE(kwh)を算出することができる。
変動電力量FEE(Frequency Electric Energy)とは、最大定格出力電力(kw)に、100から安定電力係数を減算した変動係数を乗じた値である。
安定電力係数SECとは、最大定格出力電力MRPを基礎として、安定電力量SEEを算出するための係数であり、通常、風力発電の場合、安定電力係数SECは、0.25である。水力発電の場合、安定電力係数SECは0.80であり、各発電方式に対応して過去の実績等に基づいて定められる。
まず、基礎電力管理サーバー114を図3を参照しつつ説明する。
基礎電力管理サーバー114は、再生可能エネルギー由来の電力の売買契約を締結した最大定格出力電力MRPを基礎電力BEPとして記憶すると共に、所定の演算式によって安定電力量SEEを設定する。安定電力量SEEを超える発電量は変動電力量FEEとされる。基礎電力管理サーバー114は、少なくとも安定電力量SEEを記憶する機能を有する。基礎電力管理サーバー114は、所謂コンピューターによって構成され、各機能は、プログラムによって発揮されているが、説明の便のため、プログラムの機能をブロック化して説明する。本実施例1における基礎電力管理サーバー114は、基礎電力管理制御装置142、基礎電力入力装置144、安定電力演算装置148、変動電力演算装置152、基礎電力表示装置154、基礎電力通信装置156、基礎電力記憶装置158、及び基礎電力バスライン162を含んでいる。
まず、基礎電力管理制御装置142を説明する。
基礎電力管理制御装置142は、演算装置、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等によって構成され、ROMに記憶されたプログラムに基づいて、RAMと適宜通信しつつ基礎電力管理サーバー114を構成する各装置の機能を発揮させる機能を有する。
次に基礎電力入力装置144を説明する。
基礎電力入力装置144は、基礎電力記憶装置158に記憶される、基礎電力データーベース164に記憶する各種情報を入力する機能を有する。基礎電力入力装置144は、通常、キーボードであるが、手書き入力装置や音声入力装置を用いることも出来る。本実施例1において、基礎電力入力装置144を用いて入力するのは、図2における基礎電力データーベース164における、基礎識別情報BID、発電方式PGM、基礎電力BEPたる最大定格出力電力MRP、安定電力係数SECであるが、他の必要事項、例えば、契約した再生可能エネルギー由来の発電事業者110等の入力に用いることができる。基礎電力BEPは、単位を揃えて入力され、本実施例1において、入力される最大定格出力電力MRPの単位は、「kw」である。
安定電力係数SECは、本実施例1においては、最大定格出力電力MRPに対し、太陽光発電の場合0.12、風力発電の場合0.25、水力発電の場合0.80に定められている。しかし、この安定電力係数SECは、発電装置を設置した地域の環境に対応して設定され、また、気象条件の変化などに応じて見直される。したがって、安定電力係数SECは、太陽光発電や風力発電の場合、再生可能エネルギー由来の発電事業者110における発電施設138の住所を入力することにより、予め住所毎に設定された安定電力係数SECが自動的に入力されるようにすることができる。換言すれば、安定電力係数SECを直接入力することなく、住所や緯度及び経度などの間接的情報を入力することにより定められるようにしてもよい。
次に安定電力演算装置148を説明する。
安定電力演算装置148は、安定電力演算式SPFに基づいて、安定電力量SEEを出力する機能を有する。本実施例1において、安定電力演算式SPFは、契約再生可能エネルギー由来電力の発電事業者110の発電方式、発電施設138の設置場所等を考慮して設定された安定電力係数SECと最大定格出力MRPを乗算する。換言すれは、安定電力演算式SPFは以下により表される。
最大定格出力電力MRP × 安定電力係数SEC = 安定電力量SEE
出力された安定電力量SEEは、基礎電力データーベース164に記憶される。
次に変動電力演算装置152を説明する。
変動電力演算装置152は、最大定格出力電力MRPに1から安定電力係数SECを減じた値を乗じて変動電力量FEEを出力する機能を有する。換言すれは、変動電力演算式FPFは以下により表される。
最大定格出力電力MRP × (1―安定電力係数SEC) = 変動電力量FEE
出力された変動電力量FEEは、基礎電力データーベース164に記憶される。
次に基礎電力表示装置154を説明する。
基礎電力表示装置154は、ヒューマンインターフェースとして、基礎電力管理サーバー114において必要な情報を表示する機能を有し、公知の液晶式等の表示装置が用いられる。
次に基礎電力通信装置156を説明する。
基礎電力通信装置156は、小売電力債権管理サーバー116、変動電力管理サーバー118、又は電力小売管理サーバー124等と各種情報を公知の通信回線によって送受信する機能を有し、公知の情報通信機器が用いられる。
次に基礎電力記憶装置158を、主に図2を参照しつつ説明する。
基礎電力記憶装置158は、少なくとも基礎電力データーベース164を記憶する機能を有する。本実施例1において基礎電力データーベース164は、図2に示すように、売買契約を締結した再生可能エネルギー由来の発電事業者110の基礎識別情報BIDに紐付けて発電方式PGM、最大定格出力電力MRP、及び安定電力係数SECが入力され、入力された最大定格出力MRP、及び安定電力係数SECに基づいて安定電力量SEE、及び変動電力量FEEが演算され、基礎識別情報BIDに関連付けられて記憶される。
次に基礎電力バスライン162を説明する。
基礎電力バスライン162は、前記した各装置間の情報を通信する機能を有する。
次に基礎電力管理サーバー114の作用を図3(B)のフローチャートを参照しつつ説明する。
まずステップBS1において、基礎電力表示装置154に同図(C)に示す基礎入力画面BISを表示する。
次にステップBS2において、基礎電力入力装置144を用いて、基礎識別情報BID、発電方式PGM、最大定格出力電力MRP、及び安定電力係数SECを入力する。
次にステップBS3において、基礎入力画面BISにおける基礎登録釦166が押されたか判別する。基礎登録釦166が押されない場合、ステップBS2〜BS3をループする。
基礎登録釦166が押された場合、ステップBS4へ進み、基礎識別情報BIDに紐付けて発電方式PGM、最大定格出力電力MRP、及び安定電力係数SECを基礎電力データーベース164に記憶した後、ステップBS5へ進む。
ステップBS5において、安定電力量SEEを安定電力演算式SPFによって、及び変動電力量FEEを変動電力演算式FPFによって演算し、基礎電力データーベース164に記憶し、処理を終了する。
次に小売電力債権管理サーバー116を主に図4を参照しつつ説明する。
小売電力債権管理サーバー116は、基礎電力管理サーバー114において演算された、安定電力量SEEを分割して債権化し、複数の小売電力債権RECとしてそれぞれ小売識別情報RIDに紐付けて記憶する機能、及び当該小売電力債権RECが譲渡されて代金が支払われた譲渡小売電力債権TEC、及び当該譲渡小売電力債権TECが電力消費者たる小売電力債権RECの購入者112による有効化処理によって、有効小売電力債権VEC化されたこと、及び購入者情報PIDを記憶する機能を有する。小売電力債権管理サーバー116は、所謂コンピューターによって構成され、各機能は、プログラムによって発揮されているが、説明の便のため、プログラムの機能をブロック化して説明する。本実施例1における小売電力債権管理サーバー116は、小売電力債権管理制御装置172、小売電力債権入力装置174、小売電力債権表示装置176、小売電力債権通信装置178、小売電力債権記憶装置182、及び小売電力債権バスライン184を含んでいる。
まず、小売電力債権管理制御装置172を説明する。
小売電力債権管理制御装置172は、演算装置、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等によって構成され、ROMに記憶されたプログラムに基づいて、RAMと適宜通信しつつ小売電力管理サーバー124を構成する各装置の機能を発揮させる機能を有する。
次に小売電力債権入力装置174を説明する。
小売電力債権入力装置174は、少なくとも、小売識別情報RID、及び小売電力債権RECの電力量等を入力する機能を有する。小売電力債権入力装置174は、通常、キーボードであるが、手書き入力装置や音声入力装置を用いることも出来る。しかし、小売識別情報RIDは入力された小売電力債権REC毎に自動発生機能を用いて所定の規則に基づいて自動的に発生させることがきる。また、小売電力債権RECは、安定電力量SEEの総量を所定の規則に基づいて複数の債権に分割し、当該分割債権に自動発生機能により発生させた小売識別情報RIDを紐付けることにより付与しても良い。小売識別情報RIDは、例えば、初めの二桁を西暦の末尾の二桁とし、次の二桁を、小売りする月を表す数字にし、引き続く何桁かを当該月における通し番号にすることができる。例えば、「18120001」は、2018年12月における第一番目を意味する小売識別情報RIDである。安定電力量SEEの総量の分割方式としては、例えば、予め定めた一の発電量毎に分割して小売電力債権RECにすることが出来る。本実施例1は、小売電力量CEEをそれぞれ10kwhに分割して小売電力債権RECにした例である。しかし、小売電力債権RECを異なる電力量に設定して分割することができる。小売電力債権入力装置174は、更に、他の必要事項の入力に用いることができる。
次に小売電力債権表示装置176を説明する。
小売電力債権表示装置176は、ヒューマンインターフェースとして、小売電力債権管理サーバー116において必要な情報を表示する機能を有し、公知の液晶式等の表示装置が用いられる。
次に小売電力債権通信装置178を説明する。
小売電力債権通信装置178は、基礎電力管理サーバー114、電力小売管理サーバー124等と各種情報を公知の通信回線によって送受信する機能を有し、公知の情報通信機器が用いられる。
次に小売電力債権記憶装置182を、主に図2を参照しつつ説明する。
小売電力債権記憶装置182は、少なくとも、小売電力債権データーベース186を記憶する機能を有する。本実施例1において小売電力債権データーベース186は、図2に示すように、小売識別情報RIDに紐付けられて、小売電力債権REC、譲渡小売電力債権TEC、有効小売電力VEC、及び購入者情報PIDが入力され、記憶される。具体的には、本実施例1においては、小売電力債権入力装置174を用いて、小売識別情報RID及び小売電力債権RECが入力され、これらに紐付けられて、初期値が「未」である譲渡小売電力債権TEC、及び有効小売電力VECが記憶される。しかしながら、基礎電力データーベース164に安定電力量SEEが入力された場合、所定の規則に基づいて、当該安定電力量SEEの総量を分割し、分割した安定電力量SEEのそれぞれに自動的に小売識別情報RIDを付した後、小売電力債権データーベース186に記憶させるようにしてもよい。例えば、本実施例1に示すように、10kwhを一つの小売電力債権RECとして分割し、自動的に発生させた小売識別情報RIDと紐付けしてもよい。
次に小売電力債権バスライン184を説明する。
小売電力債権バスライン184は、前記した各装置間の情報を通信する機能を有する。
次に小売電力債権管理サーバー116の作用を図4(B)のフローチャートを参照しつつ説明する。
まずステップCS1において、小売電力債権表示装置176に同図(C)に示す小売電力債権入力画面CISを表示する。
次にステップCS2において、小売電力債権入力装置174を用いて、小売識別情報RID、及び小売電力債権RECを入力する。
次にステップCS3において、小売電力債権入力画面CISにおける債権登録釦188が押されたか判別する。債権登録釦188が押されない場合、ステップCS2〜CS3をループする。
債権登録釦188が押された場合、ステップCS4へ進み、小売識別情報RIDに紐付けて、小売電力債権RECが記憶され、譲渡小売電力債権TEC、及び有効小売電力VECに「0」が設定され、購入者情報PID、及びメールアドレスMADの項目が設けられ、小売電力債権データーベース186に記憶される。
売電事業者100は、小売電力債権RECを登録(記憶)した場合、小売に供するため、小売電力債権媒体126を発行する。小売電力債権媒体126は、本実施例1においては、少なくとも、商品として流通させるため、カード形状に形成され、少なくとも、外表面の一部に、有効化のための有効化情報170、及びアクセス情報171が記載される。小売電力債権媒体126は、小売業者104において展示される際、有効化情報170、及びアクセス情報171が視認されないように不透明の包装体169によって包装される。
有効化情報170は、本実施例1においては、小売識別情報RID、小売電力債権RECである。アクセス情報171は、小売電力債権データーベース186における、譲渡小売電力債権TEC、有効小売電力VECを更新するためのインターネット上のアクセス先であり、本実施例1においては、QRコード(登録商標)171QRによって表示されている。なお、不正アクセスに対する安全性を高めるため、有効化情報170、及びアクセス情報171を不揮発性記憶装置180に記憶させ、包装体169に着脱可能に包装することが好ましい。この場合、小売電力債権媒体126の外表面には有効化情報170、及びアクセス情報171は表示されない。不揮発性記憶装置180は、例えば、書き込み出来ないマスクROM、PROM、EPROM、UV-EPROM、又はEEPROM等が用いられる。この場合、不揮発性記憶装置180が情報端末器132に装着された場合、自動的にアクセス情報171が読み込まれてインターネットにWebサイトに接続された後、個別識別情報RID及び小売電力債権RECが自動的に読み込まれるようにすると好都合である。小売電力債権媒体126は、小売店190等で陳列され、小売りに供される。小売店190としては、コンビニエンスストア、総合小売店(総合スーパー)、又はインターネットを経由したオンライン店舗等である。小売電力債権媒体126は、売電事業者100から電力小売管理事業者を経由して小売店190へ供給される。
なお、オンライン店舗で販売する場合、小売電力債権媒体126はWebサイト上に記憶され、後述する情報端末器132の情報端末表示装置266に表示され、代金の支払いによって、購入者112に送付される。この場合、代金の支払いが行われるので、その時点で譲渡小売電力債権TECになる。また、Webサイト上で擬似的に小売電力債権媒体126を展示し、代金の支払を受けた場合、有効化情報170、及びアクセス情報171を当該情報端末器132に送信し、物理的な小売電力債権媒体126を用いないことができる。この場合、小売識別情報RID、及び小売電力債権RECは、小売電力債権管理サーバー116、又は電力小売管理サーバー124上に記憶される。したがって、小売電力債権媒体126とは、物理的に存在する場合、及び仮想的に存在する場合を含む概念である。
次に変動電力管理サーバー118を主に図5を参照しつつ説明する。
変動電力管理サーバー118は、基礎電力管理サーバー114において演算された、変動電力量FEEの範囲内において、自然現象に基づく発電環境(主に季節及び天候)に基づく発電量を予測し、安定電力量SEEの提供に必要な電力量を上回った電力量を債権化し、販売等の譲渡によって得られた利益を管理する機能を有する。変動電力管理サーバー118は、所謂コンピューターによって構成され、各機能は、プログラムによって発揮されているが、説明の便のため、プログラムの機能をブロック化して説明する。本実施例1における変動電力管理サーバー118は、変動電力管理制御装置192、変動電力入力装置194、変動電力表示装置196、変動電力通信装置198、変動電力記憶装置202、及び変動電力バスライン204を含んでいる。
まず、変動電力管理制御装置192を説明する。
変動電力管理制御装置192は、演算装置、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等によって構成され、ROMに記憶されたプログラムに基づいて、RAMと適宜通信しつつ電力小売管理サーバー124を構成する各装置の機能を発揮させる機能を有する。
次に変動電力入力装置194を説明する。
変動電力入力装置194は、少なくとも、変動電力識別情報FID、変動売電力量FSE、及び変動売電金額FSM等を入力する機能を有する。変動電力入力装置194は、通常、キーボードであるが、手書き入力装置や音声入力装置を用いることも出来る。しかし、変動電力識別情報FIDは入力された変動売電力債権FECを入力する毎に自動発生機能を用いて自動発生させることがきる。また、変動売電力債権FECは、変動電力量FEEの総量を所定の規則に基づいて複数の債権に分割し、当該分割された債権に自動発生機能により発生させた変動電力識別情報FIDを紐付けることにより付与しても良い。変動電力量FEEは、変動電力量FEEの総量の分割方式としては、例えば、予め定めた一の発電量毎に分割することが出来る。本実施例1は、発電予想電力量を一括して売電した例である。更に、変動電力入力装置194は他の必要事項の入力に用いることができる。なお、変動電力量FEEは、自然現象に基づく発電環境(主に季節及び天候)に基づく発電量を予測し、安定電力量SEEの提供に必要な電力量を上回った電力量である。したがって、変動電力量FEEは、基礎電力管理サーバー114において設定された変動売電力量FSEを上回ることは原則的には無い。変動電力量FEEは、例えば、天候等の予報に基づいて、安定電力量SEEを超える発電が見込まれる場合、見込み発電量が変動電力量FEEとして設定され、変動電力債権FECとして記憶される。そして、実際に変動電力債権FECが譲渡され、電力供給がなされ場合、債務が履行されたものとして、譲渡代金が支払われ、変動譲渡金額FSMが確定する。なお、譲渡代金の支払いは、前払い金であってもよい。
次に変動電力表示装置196を説明する。
変動電力表示装置196は、ヒューマンインターフェースとして、変動電力管理サーバー118において必要な情報を表示する機能を有し、公知の液晶式等の表示装置が用いられる。
次に変動電力通信装置198を説明する。
変動電力通信装置198は、基礎電力管理サーバー114、又は変動電力利益管理サーバー122等と各種情報を公知の通信回線によって送受信する機能を有し、公知の情報通信機器が用いられる。
次に変動電力記憶装置202を、主に図2を参照しつつ説明する。
変動電力記憶装置202は、少なくとも、変動電力債権データーベース206を記憶する機能を有する。本実施例1において変動電力債権データーベース206は、図2に示すように、変動電力識別情報FIDに紐付けられて、変動電力債権FEC、変動譲渡金額FSM、及び変動利益ポイントFEPが入力され、記憶される。例えば、本実施例1においては、変動電力入力装置194を用いて、変動電力識別情報FIDとしてFA、FB、FCが入力され、それらにそれぞれ対応して、変動電力債権FECとして600kwh、900kwh、900kwh、価値情報VAIとしての変動譲渡金額FSMとして△△円、○○円、○○円、及び変動利益ポイントFEPとして△△ポイント、○○ポイント、○○ポイントがそれぞれ入力され、記憶される。変動利益ポイントFEPとは、所謂ポイントであり、既に一般的概念として定着しているように、貨幣としての価値を有しないが、貨幣と同様に利用できる価値情報VAIであり、ビットコイン等同様の機能を有するものを含むものである。変動譲渡金額FSMから変動利益ポイントFEPへの変換は、所定の演算式により行うことが出来る。本実施例1においては、変換率が一対一であるが、2分の1、10分の1等、適宜設定することができる。
次に変動電力バスライン204を説明する。
変動電力バスライン204は、前記した各装置間の情報を通信する機能を有する。
次に変動電力管理サーバー118の作用を図5(B)のフローチャートを参照しつつ説明する。
まずステップFS1において、変動電力表示装置196に同図(C)に示す変動電力入力画面FISを表示する。
次にステップFS2において、変動電力入力装置194を用いて、変動電力識別情報FID、変動電力債権FEC、変動譲渡金額FSM及び変動利益ポイントFEPを入力する。
次にステップFS3において、変動電力入力画面FISにおける変動登録釦208が押されたか判別する。変動登録釦208が押されない場合、ステップFS2〜FS3をループする。
変動登録釦208が押された場合、ステップFS4へ進み、変動識別情報RIDに紐付けて入力されたデーターが変動電力債権データーベース206に記憶される。
次に変動電力利益管理サーバー122を主に図6を参照しつつ説明する。
変動電力利益管理サーバー122は、変動電力管理サーバー118において管理される、価値情報VAI、本実施例1においては変動利益ポイントFEPを所定の規則に基づいて権利者に分配し、記憶する機能を有する。本実施例1においては、変動電力利益管理サーバー122は、更に、有効購入者VPPに対し、少なくとも、価値情報VAIの分配があったことをメールにより通知する機能を有する。変動電力利益管理サーバー122は、所謂コンピューターによって構成され、各機能は、プログラムによって発揮されているが、説明の便のため、プログラムの機能をブロック化して説明する。本実施例1における変動電力利益管理サーバー122は、変動電力利益管理制御装置212、変動電力利益入力装置214、変動電力利益表示装置216、変動電力利益通信装置218、変動電力利益分配装置222、変動電力利益記憶装置224、メール送信装置226、及び変動電力利益バスライン228を含んでいる。
まず、変動電力利益管理制御装置212を説明する。
変動電力利益管理制御装置212は、演算装置、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等によって構成され、ROMに記憶されたプログラムに基づいて、RAMと適宜通信しつつ変動電力管理サーバー118を構成する各装置の機能を発揮させる機能を有する。
次に変動電力利益入力装置214を説明する。
変動電力利益入力装置214は、少なくとも、小売識別情報RID、小売電力債権REC、分配価値情報PDIたる分配ポイントDPI、及びメールアドレスMAD等を入力する機能を有する。変動電力利益入力装置214は、通常、キーボードであるが、手書き入力装置や音声入力装置を用いることも出来る。また、小売電力債権データーベース186に入力された小売識別情報RID及び小売電力債権RECに基づいて、それらに対応する情報を自動的に入手することができる。更に、変動電力利益入力装置214は他の必要事項の入力に用いることができる。
次に変動電力利益表示装置216を説明する。
変動電力利益表示装置216は、ヒューマンインターフェースとして、変動電力利益管理サーバー122において必要な情報を表示する機能を有し、公知の液晶式等の表示装置が用いられる。
次に変動電力利益通信装置218を説明する。
変動電力利益通信装置218は、小売電力債権管理サーバー116、変動電力管理サーバー118等と各種情報を公知の通信回線によって送受信する機能を有し、公知の情報通信機器が用いられる。
次に変動電力利益分配装置222を説明する。
変動電力利益分配装置222は、変動電力債権管理サーバー122において記憶された価値情報VAI、本実施例1においては変動利益ポイントFEPを、所定の規則に基づいて、権利者(有効購入者VPP)へ分配する機能を有する。所定の規則は任意に決定できる。例えば、価値情報VAIの集約期間を所定の一ヶ月間とし、当該一ヶ月間における有効であった小売電力債権RECの有効購入者VPPに対し、有効化された小売電力債権における電力量に比例して分配することができる。
この場合、演算式は、Y×REC/FEPとなる(演算式2)。
Yは一ヶ月間の変動電力量を売電して得られた価値情報VAI(変動利益ポイントFEP)、
RECは、有効化された小売電力債権RECにおける電力量
TREは、有効化された小売電力債権の総電力量
図2に示す例で説明すると、有効購入者VPPはA〜Hの8名、それぞれの小売電力債権RECにおける電力量は10kwh、小売電力債権RECの合計は80kwhであり、売電により得られた利益は8000ポイントであるとする。
上記演算式に当てはめると、8000×10÷80となり、各有効購入者VPP当たり、1000ポイントとなる。
次に変動電力利益記憶装置224を、主に図2を参照しつつ説明する。
変動電力利益記憶装置224は、少なくとも、変動電力利益管理データーベース220を記憶する機能を有する。本実施例1において変動電力利益管理データーベース220は、図2に示すように、小売識別情報RIDに紐付けられて、小売電力債権REC、分配価値情報PDI(分配ポイントDPI)、及び小売電力債権RECにおいて有効化した有効購入者VPPに係るメールアドレスMADが入力され、記憶される。本実施例1においては、所定期間、例えば、変動電力債権FECの集計期間に対応する期間に有効であった、小売識別情報RID、小売電力債権REC、及びメールアドレスMADは、小売電力債権データーベース186の記憶に基づいて自動的に変動電力利益管理データーベース220に記憶させる。また、変動利益ポイントFEPは変動電力債権データーベース206から通信によって入手する。しかしながら、変動電力利益入力装置214を用いて、小売識別情報RID、小売電力債権REC、及びメールアドレスMADが入力され、これらに紐付けられて、分配価値情報PIDとしての変動利益ポイントFEPを入力してもよい。更には、小売電力債権データーベース186と変動電力利益管理データーベース220を合体させることもできる。
次にメール送信装置226を説明する。
メール送信装置226は、価値情報VAIたる変動利益ポイントFEPが分配されて変動電力利益管理データーベース220に記憶された場合、分配対象者たる有効購入者VPPのメールアドレスMADに対し、通知メールを送信する機能を有する。
次に変動電力利益バスライン228を説明する。
変動電力利益バスライン228は、前記した各装置間の情報を通信する機能を有する。
次に変動電力利益管理サーバー122の作用を図6(B)のフローチャートを参照しつつ説明する。
まずステップYS1において、変動電力利益表示装置216に図6(C)に示す変動電力利益入力画面YISを表示する。
次にステップYS2において、変動電力利益入力画面YISにおける変動利益実行釦230が押されたか判別する。変動利益実行釦230が押されない場合、ステップYS2をループする。
変動利益実行釦230が押された場合、ステップFS3へ進み、変動電力管理サーバー118にアクセスし、変動電力債権データーベース206における、予め定められた所定期間に得られた変動利益ポイントFEPを読み込み、それらを合算した総変動利益ポイントTFEPを演算し、変動電力利益管理データーベース220に記憶した後、ステップYS4へ進む。
次にステップYS4において、演算式2を実行して分配価値情報PDI(分配ポイントDPI)を演算し、各有効購入者VPPに配分し、それぞれ小売識別情報RIDに紐付けて変動電力利益管理データーベース220に記憶した後、ステップYS5へ進む。
次にステップYS5において、分配価値情報PDIたる分配ポイントDPIをメールに付加し、各有効購入者VPPに対し、記憶されているメールアドレスMAD宛に送信し、処理を終了する。なお、メールアドレスMADが未登録である場合、ステップYS5を省略することができる。
次に電力小売管理サーバー124を主に図7を参照しつつ説明する。
電力小売管理サーバー124は、小売電力管理事業者102によって管理され、小売電力債権管理サーバー116において分割され、債権化された小売電力債権RECに対し小売電力債権RECの購入者PPから代金が支払われた(譲渡)ことを記録し、かつ当該譲渡済み小売電力債権RECが有効化されたことを記録する機能を有する。電力小売管理サーバー124は、所謂コンピューターによって構成され、各機能は、プログラムによって発揮されているが、説明の便のため、プログラムの機能をブロック化して説明する。本実施例1における電力小売管理サーバー124は、電力小売管理制御装置232、電力小売入力装置234、電力小売表示装置236、電力小売通信装置238、譲渡電力小売確認装置242、有効購入者確認装置244、電力小売記憶装置246、及び電力小売バスライン248を含んでいる。
まず、電力小売管理制御装置232を説明する。
電力小売管理制御装置232は、演算装置、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等によって構成され、ROMに記憶されたプログラムに基づいて、RAMと適宜通信しつつ電力小売管理サーバー124を構成する各装置の機能を発揮させる機能を有する。
次に電力小売入力装置234を説明する。
電力小売入力装置234は、少なくとも、小売識別情報RID、小売電力量SEE、譲渡小売電力債権TEC、及び有効小売電力VEC等を入力する機能を有する。電力小売入力装置234は、通常、キーボードであるが、手書き入力装置や音声入力装置を用いることも出来る。しかし、小売識別情報RID及び小売電力債権RECは、小売電力債権データーベース186に記憶された同一情報を利用することができる。また、譲渡小売電力債権TECは、小売店190におけるPOSレジスタ128における取得情報に基づいて自動的に入手することができる。有効小売電力VECは、小売電力債権RECの購入者PPにおいて、情報端末器132を電力小売管理サーバー124に接続し、購入した小売電力債権RECを有効化する処理の際、要求される情報を入力することにより記憶させることが出来る。
電力小売管理サーバー124において、電力小売入力装置234を用い、電力小売入力画面RISに表示された有効小売電力VEC、本実施例1においては、お客様番号CID、及びメールアドレスMADを入力することにより、有効にすることが出来る。なお、有効小売電力VECとしては、少なくとも、お客様番号CID等の電力計134を特定できる情報が入力されれば良い。更に、変動電力入力装置194は他の必要事項の入力に用いることができる。
次に電力小売表示装置236を説明する。
電力小売表示装置236は、ヒューマンインターフェースとして、電力小売管理サーバー124において必要な情報を表示する機能を有し、公知の液晶式等の表示装置が用いられる。
次に電力小売通信装置238を説明する。
電力小売通信装置238は、少なくとも、基礎電力管理サーバー114、小売店190におけるPOSレジスタ128、及び情報端末器132等と各種情報を公知の通信回線によって送受信する機能を有し、公知の情報通信機器が用いられる。
次に譲渡電力小売確認装置242を説明する。
譲渡電力小売確認装置242は、POSレジスタ128から小売電力債権媒体126が販売され、代金の受領が確認された場合、該当する小売識別情報RIDに対応して小売電力債権データーベース186の譲渡小売電力債権TEC欄に、譲渡小売電力債権TECであることを示す情報である「1」を自動的に記憶させる機能を有する。譲渡小売電力債権TEC欄には、代金の受領が確認されないうちは、初期値「0」が記憶されている。
次に有効購入者確認装置244を説明する。
有効購入者確認装置244は、小売電力債権RECの購入者PPによる情報端末器132から該当する小売識別情報RIDが入力され、当該小売電力債権TECが有効化された場合、該当する小売識別情報RIDに対応する小売電力債権データーベース186の有効小売電力VEC欄に、有効化された小売電力債権であることを示す情報である「1」を自動的に記憶させる機能を有する。有効化されるまでは、有効小売電力VEC欄には「0」の情報が記憶されている。譲渡小売電力債権TECが有効化された場合、有効化を行った小売電力債権RECの購入者PP、本実施例1においては、お客様番号CIDによって特定される小売電力債権RECの購入者PPと売電事業者100との間に、電力売買契約が成立したものと見做され、電力の供給が可能になる。電力の供給が可能になるとは、実際に電力を供給する場合、及び電力を消費しようとすればいつでも消費できる状態にある場合を含んでいる。
次に電力小売記憶装置246を、主に図2を参照しつつ説明する。
電力小売記憶装置246は、少なくとも、電力小売データーベース252を記憶する機能を有する。本実施例1において電力小売データーベース252は、図2に示すように、小売識別情報RIDに紐付けられて、少なくとも、小売電力債権REC、譲渡小売電力債権TEC、有効小売電力VEC、購入者情報PID、及びメールアドレスMADが入力され、記憶される。具体的には、本実施例1においては、電力小売入力装置234を用いて、小売識別情報RID及び小売電力債権RECが入力され、これらに紐付けられて、譲渡小売電力債権TEC、有効小売電力VEC、購入者情報PID、及びメールアドレスMADが記憶される。しかしながら、小売識別情報RID及び小売電力債権RECを入力した後、これら情報を電力小売管理サーバー124へ提供し、当該電力小売管理サーバー124に入力された譲渡小売電力債権TEC、有効小売電力VEC、購入者情報PID、及びメールアドレスMADを、当該電力小売管理サーバー124から提供を受けるようにすることが出来る。
次に電力小売バスライン248を説明する。
電力小売バスライン248は、前記した各装置間の情報を通信する機能を有する。
次に電力小売管理サーバー124の作用を図7(B)のフローチャートを参照しつつ説明する。
まずステップRS1において、電力小売表示装置236に同図(C)に示す電力小売入力画面RISを表示する。
次にステップRS2において、電力小売入力装置234を用いて、小売識別情報RID、及び小売電力債権RECを入力する。
次にステップRS3において、電力小売入力画面RISにおける小売登録釦254が押されたか判別する。小売登録釦254が押されない場合、ステップRS2〜RS3をループする。
小売登録釦254が押された場合、ステップRS4へ進み、小売識別情報FIDに紐付けて電力小売データーベース252に小売識別情報RID、及び小売電力債権RECを記憶する。同時に、譲渡小売電力債権TEC、有効小売電力VEC、購入者情報PID、及びメールアドレスMADには、初期値の0が記憶される。
次に、ステップRS5において、POSレジスタ128から小売電力債権RECに対し対価が支払われ、小売識別情報RID、及び代金受領情報CRIを通信回線を回して受信したか判別し、これらを受信しない場合ステップRS6に進み、これらを受信した場合ステップRS7に進む。
ステップRS7において、電力小売データーベース252における譲渡小売電力債権TECの記憶を「0」から「1」に書き換え、譲渡小売電力債権TECになったことを記録し、ステップRS6へ進む。
ステップRS6において、小売電力債権RECの購入者PPが譲渡小売電力債権TECを有効化したか判別する。有効化されない場合ステップRS5へ戻り、有効化された場合ステップRS8へ進む。有効化とは、電力の使用が可能になる状態であって、本実施例1においては、電力計134及び電力料金支払者を特定できる情報でるお客様番号CID、並びにメールアドレスMADが入力され、小売登録釦254が押された場合、ステップRS8へ進む。
ステップRS8において、お客様番号CID、及びメールアドレスMADが電力小売データーベース252記憶され、ステップRS9へ進む。
ステップRS9において、電力小売データーベース252における有効小売電力VECの記録を「0」から「1」に書き換えた後、ステップRS5へ戻る。
なお、譲渡小売電力債権TEC、有効小売電力VEC、及び購入者情報PIDは、電力小売入力装置234を用いて入力することができる。
小売電力債権管理サーバー116と電力小売管理サーバー124には、小売識別情報RID、小売り電力債権REC、譲渡小売電力債権TEC、有効小売電力VEC、、購入者情報PID、及びメールアドレスMADと重複した情報が記憶されるので、一体化することができる。しかし、小売電力債権管理サーバー116は、通常、売電事業者100が管理し、電力小売管理サーバー124は、コンビニエンスストア等のチェーン店が管理するので、本実施例1のように、システム上、分離することが好ましい。
次に小売業者104におけるPOSレジスタ128を説明する。
POSレジスタ128は、小売電力債権RECに係る商品情報を読み込むと共に、代金の受領処理がなされた場合、少なくとも、小売識別情報RID、及び代金受領情報CRIを、電力小売管理サーバー124へ送信する。
次に情報端末器132を主に図8を参照しつつ説明する。
情報端末器132は、電力消費者たる小売電力債権RECの購入者PPによって管理され、本実施例1においては、電力小売管理サーバー124との通信によって購入した小売電力債権RECを有効化し、小売電力債権RECに関する電力を使用できるようにするための有効化処理を行う機能を有する。情報端末器132は、例えば、所謂スマートフォン、タブレットパーソナルコンピューター等の携帯情報機器やラップトップコンピューターや据え置き型コンピューターを用いることが出来る。情報端末器132は、コンピューターと同様に構成され、各機能は、プログラムによって発揮されているが、説明の便のため、プログラムの機能をブロック化して説明する。プログラムは、売電事業者100又は小売電力管理事業者102によって提供され、譲渡された小売電力債権RECの有効化を行う購入者PPは、予め売電事業者100又は小売電力管理事業者102が提供する有効化プログラムをダウンロードし、自己の情報端末器132にインストールしておく。本実施例1における情報端末器132は、情報端末制御装置262、情報端末入力装置264、情報端末表示装置266、情報端末通信装置268、情報端末記憶装置272、及び情報端末バスライン274を含んでいる。
まず、情報端末制御装置262を説明する。
情報端末制御装置262は、演算装置、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等によって構成され、ROMに記憶されたプログラムに基づいて、RAMと適宜通信しつつ情報端末器132を構成する各装置の機能を発揮させる機能を有する。
次に情報端末入力装置264を説明する。
情報端末入力装置264は、少なくとも、電力小売管理サーバー124と通信し、小売識別情報RID、有効小売電力VEC、及び購入者情報PID等を入力する機能を有する。情報端末入力装置264は、通常、キーボード(情報端末表示装置266に表示されたタッチキーボードを含む)であるが、手書き入力装置や音声入力装置を用いることも出来る。有効小売電力VECの入力は、購入者PPにおいて、情報端末器132を電力小売管理サーバー124に接続し、適当な情報、本実施例1においては、小売識別情報RID、有効小売電力VECを入力することにより行うことが出来る。有効小売電力VECとは、電力の利用者を特定できる情報であり、本実施例1において、有効小売電力VECは、お客様番号CIDである。お客様番号CIDによって、後述するように、電力計134及び電力売買契約の契約者を特定できる。購入者情報PIDは、本実施例1においては、メールアドレスMADである。購入者情報PIDは、有効化に必須の情報ではないので、入力しなくとも良い。
お客様番号CIDとは、小売電力債権RECの購入者PPが電力の使用を意図する施設、換言すれば、電力計134毎に個別に、電力広域的運営推進機関108又はこれに準じる者によって付与された識別情報であり、電力計134、並びに電力売契約の当事者たる使用者及び料金の支払者が確定できる情報である。有効小売電力VECは、購入した譲渡小売電力債権TECを使って電力を購入するという意思表示であり、本実施例1においては、電力小売データーベース252における有効小売電力VECに「1」を記憶させる操作であり、お客様番号CIDを入力することにより、自動的に「1」に書き換えられるように設定されている。更に、情報端末入力装置264は他の必要事項の入力に用いることができる。
次に情報端末表示装置266を説明する。
情報端末表示装置266は、ヒューマンインターフェースとして、情報端末器132において必要な情報を表示する機能を有し、公知の液晶式等の表示装置が用いられる。
次に情報端末通信装置268を説明する。
情報端末通信装置268は、少なくとも、電力小売管理サーバー124と各種情報を公知の通信回線によって送受信する機能を有し、公知の情報通信機器が用いられる。
次に情報端末記憶装置272を説明する。
情報端末記憶装置272は、少なくとも、情報端末器132において必要な情報を記憶する機能を有し、公知の記憶装置が用いられる。
次に情報端末バスライン274を説明する。
情報端末バスライン274は、前記した各装置間の情報を通信する機能を有する。
次に情報端末器132の作用を図8(B)のフローチャートを参照しつつ説明する。
まずステップSS1において、情報端末表示装置266に同図(C)に示す情報端末入力画面SISを表示する。
次にステップSS2において、情報端末入力装置264を用いて、小売識別情報RID、お客様番号CID、及びメールアドレスACIを入力する。本実施例1においては、電力小売データーベース252における有効小売電力VECに「1」を記憶させるために必要な操作である。
次にステップSS3において、情報端末入力画面SISにおける情報端末登録釦276が押されたか判別する。情報端末登録釦276が押されない場合、ステップSS2〜SS3をループする。
情報端末登録釦276が押された場合、ステップSS4へ進む。
ステップSS4において、入力された情報が電力小売管理サーバー124へ送信され、電力小売記憶装置246において、同一の小売識別情報RIDに紐付けられて、電力小売データーベース252において、購入者情報PIDとしてお客様番号CID、及びメールアドレスACIが記憶される。次にステップSS5において、有効化のために利用される購入者情報PIDたるお客様番号CIDが存在するか判別され、お客様番号CIDが存在する場合、有効小売電力VECにおける「0」が「1」に書き換えられ、有効化され他後、処理を終了する。ステップSS5において、お客様番号CIDが存在しない場合、ステップSS2へ戻る。
次に電力広域的運営推進機関サーバー136を説明する。
電力広域的運営推進機関サーバー136は、電力広域的運営推進機関108の機能の大凡を担う。電力広域的運営推進機関108は、給電対象施設に設置された電力計134を管理し、管轄する全国又は所定の地域における当該電力計134の単位期間(通常一ヶ月)当たりの電力使用量を管理し、電力消費者(小売電力債権RECの購入者PP)に対し、料金を請求し、徴収すると共に、売電事業者100に対し、電力の取引に関する料金を支払い、又は電力を提供した場合、当該提供電力の料金を徴収する機能を有する。したがって、各電力計134における電力使用量に基づく料金徴収は、電力広域的運営推進機関サーバー136における使用電力量に基づいて、電力計134の契約者たる電力消費者106、又は売電事業者100に対し行われる。電力広域的運営推進機関サーバー136における業務は、本発明には直接関係しないので、これ以上の説明は省略する。
次に本実施例1に係る再生可能エネルギー由来電力の取引方法、及び取引システムの作用を主に図9を参照しつつ説明する。
まず、売電事業者100において、基礎電力管理サーバー114におけるステップBS1において基礎入力画面BISを基礎電力表示装置154に表示し、次いでステップBS2において基礎識別情報BID、発電方式PGM、売買契約が締結された再生可能エネルギー由来電力の最大定格出力電力MRP、及び安定電力係数SECを入力し、次にステップBS3において基礎登録釦166が押されることにより、それら入力情報が基礎電力データーベース164に記憶される。また、最大定格出力電力MRP及び安定電力係数SECから安定電力量SEEと変動電力量FEEが演算され、基礎電力データーベース164に記憶される。本実施例1においては、図2に示すように、発電事業者110を表す個別識別情報BIDが、A〜Hの8であり、それぞれ個別識別情報BIDに紐付けされて、基礎電力データーベース164における発電方式PGM、最大定格出力電力MRP、安定電力係数SECが入力されて基礎電力データーベース164に記憶される。さらに、安定電力量SEE、及び変動電力量FEEが演算された後、基礎電力データーベース164に記憶される。
次に、小売電力債権管理サーバー116におけるステップCS1おいて、小売電力債権入力画面CISを表示し、ステップCS2において、小売電力債権入力装置174を用いて、基礎電力管理サーバー114において演算された安定電力量SEEの範囲内において、所定の規則によって分割し、小売識別情報RIDに紐付けて、分割した安定電力量SEEを小売電力債権RECとして入力し、ステップCS3において債権登録釦188を押動することにより、ステップCS4において、これらを小売電力債権データーベース186に記憶する。本実施例1においては、図2に示すように、小売識別情報RIDのRA〜RHに紐付けられて小売電力債権RECとしてそれぞれ10kwhが入力され、それらに紐付けられる譲渡小売電力債権TEC、有効小売電力VEC、購入者情報PID、及びメールアドレスMADには、初期値として「0」が記憶される。初期値「0」は、譲渡小売電力債権TECにおいては未譲渡を意味し、有効化小売電力VECにおいては有効化されていない状態を表す。購入者情報PID、及びメールアドレスMADにおいては情報が無い状態を表す。なお、基礎電力管理サーバー114における安定電力量SEEを所定の規則によって分割して小売電力債権RECとし、各小売電力債権REC毎に所定の規則で小売識別情報RIDを付与することにより、自動的に小売電力債権データーベース186に記憶することができる。安定電力量SEEを分割する所定の規則は、実施例1のように、全て同一の電力量ではなく、20kwh、50kwh、80kwh、100kwh等、所定の電力量を組み合わせることが出来る。
次に電力小売管理サーバー124におけるステップRS1において電力小売入力画面RISを表示させ、小売識別情報RIDに対する小売電力債権RECを入力し、譲渡小売電力債権TEC、有効化小売電力VEC、購入者情報PID、及びメールアドレスMADに初期値「0」を設定し、電力小売データーベース252に記憶する。この電力小売データーベース252への記憶後に、当該小売識別情報RID、小売電力債権RECを記録した小売電力債権媒体126を小売店190、又はインターネット上のWebサイトに陳列し、小売りに供する。これにより、小売電力債権RECの購入者PPが任意に購入可能になる。
小売電力債権RECの購入者PPが小売店190において小売電力債権媒体126を購入した場合、POSレジスタ128において、小売電力債権媒体126の包装体169が破られ、小売電力債権媒体126の表面に表示されたアクセス情報171たるQRコード171QRがスキャナーによって読み取られ、当該QRコード171QRに含まれているWebサイトに存在する電力小売管理サーバー124に接続される。
次に、POSレジスタ128において代金の入金処理が実行された場合、QRコード171QRに含まれている小売識別情報RIDに紐付けられて代金受領情報CRIが電力小売管理サーバー124へ送信される。
電力小売管理サーバー124は、ステップRS5において、POSレジスタ128から小売識別情報RID、及び代金受領情報CRIの送信を受けた場合、当該小売識別情報RIDに紐付けされた小売電力債権RECが代金支払い済みの譲渡小売電力債権TRCであること示すため、ステップRS7において、譲渡小売電力債権TECを「0」から「1」に書き換えて記憶する。
小売電力債権RECの購入者PPは、譲渡小売電力債権TECを使って電力の供給を受けるため、有効化処理を行う。有効化処理は、情報端末器132を用いて行う。
すなわち、図8に示すように、情報端末器132に予めインストールしたアプリケーションソフトウエアを用い、ステップSS1において、情報端末表示装置266に情報端末入力画面SISを表示させ、小売電力債権媒体126に表示された有効化情報170として記載されている、小売識別情報RID、お客様番号CID、及びメールアドレスMADを情報端末入力装置264を用いて入力する。前述したように、お客様番号CIDは、電力の提供を受ける電力計134を特定するため、電力広域的運営推進機関108によって、電力計134毎に定められた番号である。これらを入力後、情報端末登録釦276を押す。ステップSS3において、情報端末登録釦276の押動を判別すると、ステップSS4へ進み、同一の小売識別情報RIDに紐付けられて、お客様番号CID、及びメールアドレスMADが電力小売管理サーバー124に送信される。
小売識別情報RID、お客様番号CID、及びメールアドレスMADを受信した電力小売管理サーバー124は、ステップRS6においてお客様番号CIDを判別した場合、ステップRS8へ進み、電力小売データーベース252において、有効小売電力VECが「1」に書き換えられて記憶された後、ステップRS9へ進む。
ステップRS9において、電力小売データーベース252において、同一の小売識別情報RIDに紐付けられて、購入者情報PIDとしてお客様番号CID、及びメールアドレスMADが記憶され、電力計134が特定される。電力小売データーベース252に記憶された情報は、リアルタイムで小売電力債権管理サーバー116の小売電力債権データーベース186の同一項目に反映され、小売電力債権記憶装置182に記憶される。
小売電力債権データーベース186において、有効小売電力VECが「1」になり、かつ購入者情報PIDたるお客様番号CIDが記憶された場合、売電事業者100から電力広域的運営推進機関108の電力広域的運営推進機関サーバー136に通知され、記憶される。そして、当該通知を受けた時点以降の電力は、購入した再生可能エネルギー由来の発電事業者100によって提供される再生可能エネルギー由来電力が提供されたものとして扱われる。したがって、今回、有効化された再生可能エネルギー由来電力に基づく譲渡小売電力債権TECにおける電力量が10kwhであった場合、当該有効購入者VPPにおいて、10kwhを超えて電力供給を受けた場合、再生可能エネルギー由来電力以外の電力を消費したものとして、電力広域的運営推進機関108において処理され、電力広域的運営推進機関108から代金が請求されることになる。なお、小売電力債権管理サーバー116における小売電力債権データーベース186と電力小売管理サーバー124における電力小売データーベース252における必要な記憶内容は共通するので、小売電力債権管理サーバー116と電力小売管理サーバー124を一体化することもできる。
一方、季節や気象条件によって、安定電力量SEE以上の発電が見込める場合、当該安定電力量SEEを超える電力が余剰電力として発電される。この余剰電力は、他の売電事業者100へ譲渡(販売)され、譲渡金額(利益)が確定する。変動電力管理サーバー118においては、ステップFS1において変動電力入力画面FISが変動電力表示装置196に表示されるので、ステップFS2において、変動電力識別情報FID、債権変動電力量CRE、変動譲渡金額FSM、及び変動利益ポイントFEPを変動電力入力装置194を用いて入力し、ステップFS3において変動登録釦208が押されたことを判別すると、ステップFS4へ進み、入力された情報を変動電力債権データーベース206に記憶する。この変動電力識別情報FID等の入力は、変動電力量が債権化され、譲渡される毎に行われ、変動電力記憶装置202の変動電力債権データーベース206に記憶される。なお、変動利益ポイントFEPは、変動譲渡金額FSMの情報に基づいて、所定の規則に基づいて自動的に演算させることができる。
変動電力利益管理サーバー122は、小売電力債権管理サーバー116と連動し、小売電力債権データーベース186における、小売識別情報RID、小売電力債権REC、購入者情報PID、及びメールアドレスMADを受信し、変動電力利益管理データーベース220に記憶する。
変動電力利益管理サーバー122においては、一定期間毎に価値情報VAIたる変動利益ポイントFEPの分配処理を行う。例えば、毎月1日〜月末迄を一定期間として設定する。これにより、毎月月末の午後12時を経過した後、まず、ステップYS1において変動電力利益表示装置216に変動電力利益入力画面YISを表示し、ステップYS2において、変動利益実行釦230が押されたことを判別するとステップYS3へ進む。ステップYS3において、変動電力管理サーバー118から、当該期間の変動利益ポイントFEPを取得して合算し、総変動利益ポイントTFEPを演算し、ステップYS4へ進む。ステップYS4において、総変動利益ポイントTFEPに基づいて、演算式2を用いて分配価値情報PDI(分配ポイントDPI)を演算し、当該演算結果を変動電力利益管理データーベース220に記憶し、ステップYS5へ進む。本実施例1においては、有効購入者は8であり、分配ポイント数を8000ポイントとすると、演算式2により、8000×10/80を演算し、1000ポイントが各有効購入者VPPに分配される。なお、変動電力の譲渡による分配規則は、種々採用することができる。次にステップYS5において、メール送信装置226は、変動電力利益管理データーベース220に記憶されているメールアドレスMADに対し、分配された分配価値情報PDI(分配ポイントDPI)を付加してメール送信する。有効購入者VPPは、当該メールを情報端末器132によって確認し、プレミアム感を得ることが出来る。
本実施例1においては、基礎電力管理サーバー114、小売電力債権管理サーバー116、変動電力管理サーバー118、変動電力利益管理サーバー122、及び電力小売管理サーバー124に分けて説明したが、各管理サーバーを適宜組み合わせ、又は全てを一体化する等、必要に応じて構成することができる。その場合、基礎電力管理サーバー114、小売電力債権管理サーバー116、変動電力管理サーバー118、変動電力利益管理サーバー122、又は電力小売管理サーバー124の機能と同一機能を発揮する構成が、上記各サーバーを構成すると理解されるものである。同様に、基礎電力データーベース164、小売電力債権データーベース186、変動電力債権データーベース206、変動電力利益管理データーベース122、電力小売データーベース252に分けて説明したが、各データーベースを適宜組み合わせ、又は全てを一体化する等、必要に応じて構成することができる。その場合、基礎電力データーベース164、小売電力債権データーベース186、変動電力債権データーベース206、変動電力利益管理データーベース122、又は電力小売データーベース252の機能と同一機能を発揮するデーターベースが、上記各データーベースを構成すると理解されるものである。
100 売電事業者
110 発電事業者
112 購入者
114 基礎電力管理サーバー
116 小売電力債権管理サーバー
122 変動電力利益管理サーバー
124 電力小売管理サーバー
128 POSレジスタ
132 情報端末器
134 電力計
164 基礎電力データーベース
186 小売電力債権データーベース
190 小売店
206 変動電力債権データーベース
252 電力小売データーベース
MRP 最大定格出力電力
BEP 基礎電力
FEC 変動電力債権
FEE 変動電力量
FEP ポイント
PDI 分配価値情報
RID 識別情報
REC 小売電力債権
SEE 安定電力量
TEC 譲渡小売電力債権
TEC 譲渡小売電力債権
VAI 価値情報
VPP 有効購入者

Claims (8)

  1. 再生可能エネルギー由来の電力の売買契約を締結した最大定格出力電力(MRP)を基礎電力(BEP)として基礎電力データーベース(164)に記憶するステップ
    前記基礎電力データーベース(164)に記憶された基礎電力(BEP)を基に所定の演算式によって安定電力量(SEE)を求め、前記安定電力量(SEE)を超える発電量を変動電力量(FEE)とし、少なくとも安定電力量(SEE)を前記基礎電力データーベース(164)に記憶するステップ、
    前記基礎電力データーベース(164)に記憶された安定電力量(SEE)を債権化し、小売電力債権(REC)として小売電力債権データーベース(186)に記憶するステップ
    前記小売電力債権(REC)を電力消費者へ小売りするステップ、
    小売りされ、代金の支払いを受けた前記小売電力債権(REC)を譲渡小売電力債権(TEC)として前記小売電力債権データーベース(186)に記憶するステップ、
    前記譲渡小売電力債権(TEC)の電力消費者と前記譲渡小売電力債権(TEC)とを関連付けて前記小売電力債権データーベース(186)に記憶することにより有効購入者(VPP)として特定し、前記譲渡小売電力債権(TEC)を利用可能にするステップ、
    前記変動電力量(FEE)を債権化し、変動電力債権(FEC)として変動電力債権データーベース(206)に記憶するステップ、
    前記変動電力債権(FEC)を譲渡するステップ、
    前記変動電力債権(FEC)の譲渡によって得られた利益を価値情報(VAI)として前記変動電力債権データーベース(206)に記憶するステップ
    前記価値情報(VAI)を前記有効購入者(VPP)に対し所定の規則に基づき分配し、前記有効購入者(VPP)に関連付けて分配価値情報(PDI)として前記変動電力利益管理データーベース(220)に記憶するステップ
    を含むことを特徴とする再生可能エネルギー由来電力の取引方法。
  2. 売電事業者(100)が発電事業者(110)との間で再生可能エネルギー由来の電力の売買契約を締結するステップ、
    前記売買契約を締結した再生可能エネルギー由来の最大定格出力電力(MRP)を基礎電力(BEP)として基礎電力管理サーバー(114)に記憶するステップ、
    前記基礎電力管理サーバー(114)に記憶された基礎電力(BEP)を基に所定の演算式によって安定電力量(SEE)を求め、前記安定電力量(SEE)を超える発電量を変動電力量(FEE)とし、少なくとも安定電力量(SEE)を前記基礎電力管理サーバー(114)に記憶するステップ、
    前記基礎電力管理サーバー(114)に記憶された安定電力量(SEE)を分割し、個別に識別情報(RID)に紐付けて小売電力債権(REC)として小売電力債権管理サーバー(116)に記憶するステップ、
    前記小売電力債権(REC)を前記識別情報(RID)に紐付けて小売店(190)に陳列するステップ、
    前記陳列された特定の識別情報(RID)に対応する小売電力債権(REC)に対し代金が支払われた場合、同一の識別情報(RID)に紐付けて譲渡小売電力債権(TEC)であることを前記小売電力債権管理サーバー(116)に記憶するステップ、
    前記譲渡小売電力債権(TEC)に対する識別情報(RID)によって特定される小売電力債権(REC)に対し電力消費者によって、有効化処理がなされた場合、前記売電事業者(100)と電力売買契約が成立した有効購入者(VPP)と見做すステップ、
    前記売電事業者(100)が前記有効購入者(VPP)に対し電力を供給するステップ、
    前記変動電力量(FEE)を債権化し、変動電力債権(FEC)として商品化するステップ、
    前記変動電力債権(FEC)の譲渡によって得られた利益をポイント(FEP)に換え、変動電力管理サーバー(118)に記憶するするステップ、
    前記ポイント(FEP)を前記有効購入者(VPP)に対し所定の規則に基づいて分配し、変動電力利益管理サーバー(122)に記憶するステップ
    を含むことを特徴とする再生可能エネルギー由来電力の取引方法。
  3. 売電事業者(100)が発電事業者(110)との間で再生可能エネルギー由来の電力の売買契約を締結するステップ、
    前記売買契約を締結した再生可能エネルギー由来の最大定格出力電力量(MRP)を基礎電力(BEP)として基礎電力データーベース(164)に記憶するステップ、
    前記基礎電力データーベースに記憶された基礎電力(BEP)を基に所定の演算式によって安定電力量(SEE)を求め、前記安定電力量(SEE)を超える発電量を変動電力量(FEE)とし、少なくとも安定電力量(SEE)を前記基礎電力データーベース(164)に記憶するステップ、
    前記基礎電力データーベース(164)に記憶された安定電力量(SEE)を分割し、個別に識別情報(RID)に紐付けて小売電力債権(REC)として小売電力債権データーベース(186)に記憶するステップ、
    前記小売電力債権(REC)を前記識別情報(RID)に紐付けて小売店(190)に陳列するステップ、
    前記陳列された特定の識別情報(RID)に対応する小売電力債権(REC)に対し代金が支払われた場合、同一の識別情報(RID)に紐付けて譲渡小売電力債権(TEC)であることを前記小売電力債権データーベース(186)に記憶するステップ、
    前記譲渡小売電力債権(TEC)に対する識別情報(RID)によって特定される小売電力債権(REC)に対し電力消費者によって有効化処理がなされた場合、前記売電事業者(100)と電力売買契約が成立した有効購入者(VPP)と見做すステップ、
    前記売電事業者(100)が前記有効購入者(VPP)に対し電力を供給するステップ、
    前記変動電力量(FEE)を債権化し、変動電力債権(FEC)として商品化するステップ、
    前記変動電力債権(FEC)によって、所定期間の間に得られた利益をポイント(FEP)に換え、変動電力債権データーベース(206)に記憶するステップ、
    前記ポイント(FEP)を前記所定期間の間の前記有効購入者(VPP)に対し所定の規則に基づき分配し、変動電力利益管理データーベース(220)に記憶するステップ、
    を含むことを特徴とする再生可能エネルギー由来電力の取引方法。
  4. 売電事業者(100)が発電事業者(110)との間で再生可能エネルギー由来の電力の売買契約を締結するステップ、
    前記売買契約を締結した再生可能エネルギー由来の最大定格出力電力(MRP)を基礎電力(BEP)として基礎電力データーベース(164)に記憶するステップ、
    前記基礎電力データーベース(164)に記憶された基礎電力(BEP)を基に所定の演算式によって安定電力量(SEE)を求め、前記安定電力量(SEE)を超える発電量を変動電力量(FEE)とし、少なくとも安定電力量(SEE)を前記基礎電力データーベース(164)に記憶するステップ、
    前記基礎電力データーベース(164)に記憶された安定電力量(SEE)を分割し、個別に識別情報(RID)に紐付けて小売電力債権(REC)として小売電力債権データーベース(186)に記憶するステップ、
    前記小売電力債権(REC)を前記識別情報(RID)に紐付けて小売店(190)に陳列するステップ、
    前記陳列された特定の識別情報(RID)に対応する小売電力債権(REC)に対し代金が支払われた場合、同一の識別情報(RID)に紐付けて譲渡小売電力債権(TEC)であることを前記小売電力債権データーベース(186)に記憶するステップ、
    前記譲渡小売電力債権(TEC)に対する識別情報(RID)によって特定される小売電力債権(REC)に対し有効化処理がなされた場合、前記売電事業者(100)と電力売買契約が成立した有効購入者(VPP)と見做すステップ、
    前記売電事業者(100)が前記有効購入者(VPP)に対し電力を供給するステップ、
    前記変動電力量(FEE)を債権化し、変動電力債権(FEC)として商品化するステップ、
    前記変動電力債権(FEC)によって、所定期間の間に得られた利益をポイント(FEP)に換え、変動電力債権データーベース(206)に記憶するステップ、
    前記ポイント(FEP)を前記所定期間の間に前記電力売買契約が有効であった電力消費者に対し所定の規則に基づき分配し、変動電力利益管理データーべース(206)に記憶するステップ、
    前記ポイント(FEP)の分配に関する情報を、該当する有効購入者(VPP)へ電子メールによって送信するステップ
    を含むことを特徴とする再生可能エネルギー由来電力の取引方法。
  5. 再生可能エネルギー由来の電力の売買契約を締結した最大定格出力電力(MRP)を基礎電力(BEP)として記憶すると共に、前記基礎電力(BEP)を基に所定の演算式によって安定電力量(SEE)を求め、前記安定電力量(SEE)を超える発電量を変動電力量(FEE)とし、少なくとも前記安定電力量(SEE)を記憶する基礎電力管理サーバー(114)、
    前記安定電力量(SEE)を分割して債権化し、複数の小売電力債権(REC)としてそれぞれ個別の識別情報(RID)に紐付けて記憶すると共に、譲渡小売電力債権情報を受信した場合、譲渡小売電力債権(TEC)として記憶する小売電力債権管理サーバー(116)、
    前記小売電力債権(REC)を電力消費者への小売り商品として前記識別情報(RID)と共に記憶し、前記識別情報(RID)に対応する代金受領情報及び有効化情報を受信した場合、譲渡小売電力債権(TEC)情報を前記小売電力債権管理サーバー(116)へ出力する電力小売管理サーバー(124)、
    前記変動電力量(FEE)を管理し、前記変動電力量(FEE)の売電によって得られた利益を価値情報(VAI)として記憶すると共に、前記譲渡小売電力債権(TEC)情報毎に所定の規則に基づいて分配し、記憶する変動電力利益管理サーバー(122)、
    を含むことを特徴とする再生可能エネルギー由来電力の取引システム。
  6. 再生可能エネルギー由来の電力の売買契約を締結した最大定格出力電力を基礎電力(BEP)として記憶すると共に、前記基礎電力(BEP)を基に所定の演算式によって安定電力量(SEE)を求め、安定電力量(SEE)を超える発電量を変動電力量(FEE)とし、少なくとも前記安定電力量(SEE)を記憶する基礎電力管理サーバー(114)、
    前記安定電力量(SEE)を分割して債権化し、複数の小売電力債権(REC)としてそれぞれ個別の識別情報(RID)に紐付けて記憶すると共に、譲渡小売電力債権情報を受信した場合、譲渡小売電力債権(TEC)として記憶する小売電力債権管理サーバー(116)、
    前記小売電力債権(REC)を電力消費者への小売り商品として前記識別情報(RID)と共に記憶し、前記識別情報(RID)に対応する代金受領情報及び有効化情報を受信した場合、有効化情報のお客様番号によって特定される者を有効購入者(VPP)として前記小売電力債権(REC)に紐付けて前記小売電力債権管理サーバー(116)へ出力する電力小売管理サーバー(124)、
    前記変動電力量(FEE)の売電によって得られた利益をポイント(FEP)として記憶する変動電力管理サーバー(118)、
    前記有効購入者(VPP)に対し、所定の規則に基づいて前記ポイント(FEP)を分配する変動電力利益管理サーバー(122)、
    を含むことを特徴とする再生可能エネルギー由来電力の取引システム。
  7. 再生可能エネルギー由来の電力の売買契約を締結した最大定格出力電力(MRP)を基礎電力(BEP)として記憶すると共に、前記基礎電力(BEP)を基に所定の演算式によって安定電力量(SEE)を求め、前記安定電力量(SEE)を超える発電量を変動電力量(FEE)とし、少なくとも前記安定電力量(SEE)を記憶する基礎電力管理サーバー(114)、
    前記安定電力量(SEE)を分割して債権化し、複数の小売電力債権(REC)としてそれぞれ個別の識別情報(RID)に紐付けて記憶すると共に、譲渡小売電力債権(TEC)情報を受信した場合、譲渡小売電力債権(TEC)として記憶する小売電力債権管理サーバー(116)、
    前記小売電力債権(REC)を電力消費者への小売り商品として前記識別情報(RID)と共に記憶し、前記識別情報(RID)に対応する代金受領情報及び有効化情報を受信した場合、有効化情報のお客様番号(CID)によって特定される者を有効購入者(VPP)として前記小売り電力債権に紐付けて前記小売電力債権管理サーバー(116)へ出力する電力小売管理サーバー(124)、
    前記変動電力量(FEE)の売電によって得られた利益をポイント(FEP)として記憶する変動電力管理サーバー(118)、
    前記ポイント(FEP)を所定期間の間に有効であった前記有効購入者(VPP)に対し所定の規則に基づいて分配する変動電力利益管理サーバー(122)、
    を含むことを特徴とする再生可能エネルギー由来電力の取引システム。
  8. 再生可能エネルギー由来の電力の売買契約を締結した最大定格出力電力を基礎電力(BEP)として記憶すると共に、前記基礎電力(BEP)を基に所定の演算式によって安定電力量(SEE)を求め、前記安定電力量(SEE)を超える発電量を変動電力量(FEE)とし、少なくとも前記安定電力量(SEE)を記憶する基礎電力管理サーバー(114)、
    前記安定電力量(SEE)を分割して債権化し、複数の小売電力債権(REC)としてそれぞれ個別の識別情報(RID)に紐付けて記憶すると共に、譲渡小売電力債権情報を受信した場合、譲渡小売電力債権(TEC)として記憶する小売電力債権管理サーバー(116)、
    前記小売電力債権(REC)を電力消費者への小売り商品として前記識別情報(RID)と共に記憶し、前記識別情報(RID)に対応する代金受領情報及び有効化情報を受信した場合、有効化情報のお客様番号(CID)によって特定される者を有効購入者(VPP)として前記小売電力債権(REC)に紐付けて前記小売電力債権管理サーバー(116)へ出力する電力小売管理サーバー(124)、
    前記変動電力量(FEE)の売電によって得られた利益をポイント(FEP)として記憶する変動電力管理サーバー(118)、
    前記ポイント(FEP)を所定期間の間に有効であった前記有効購入者(VPP)に対し所定の規則に基づいて分配すると共に、前記有効購入者(VPP)に対し通知メールを送信する変動電力利益管理サーバー(122)、
    を含むことを特徴とする再生可能エネルギー由来電力の取引システム。
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