JP2001337425A - 感光材料包装体及びその製造方法 - Google Patents

感光材料包装体及びその製造方法

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JP2001337425A
JP2001337425A JP2000154761A JP2000154761A JP2001337425A JP 2001337425 A JP2001337425 A JP 2001337425A JP 2000154761 A JP2000154761 A JP 2000154761A JP 2000154761 A JP2000154761 A JP 2000154761A JP 2001337425 A JP2001337425 A JP 2001337425A
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photosensitive material
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welding
material package
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JP2000154761A
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Shuichi Nakajima
修一 中島
Fuminori Yoshino
文則 吉野
Mamoru Hashimoto
護 橋本
Shigeru Yamaguchi
茂 山口
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 感光材料包装体として、開封しやすく且つ再
封止しやすく、厳しい熱溶着位置及び熱溶着温度管理を
行なわず、且つ高速生産適性を有した感光材料包装体及
び該感光材料包装体の製造方法の提供。 【解決手段】 枚葉状の感光材料積層体を、熱溶融性層
を有する包装材料によって包装し、前記熱溶融性層を熱
溶着することにより密封した感光材料包装体において、
該感光材料包装体内部を密封する熱溶着部の他に、これ
とは別の熱溶着部を設けた事を特徴とする感光材料包装
体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、手で簡単に開封す
ることが出来、開封後余った枚葉状の感光材料(以下感
光材料ともいう)を再度遮光状態で保存できる感光材料
包装体(以下包装体ともいう)及びその製造方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】一般的に、感光材料の包装は50枚又は
100枚の感光材料を重ねた積層体を1単位として遮光
性及び防湿性の単一材料又は多層材料から出来ている包
装材料で作製した袋に収納して、開放部を熱溶着又は接
着剤などにより密封した状態の包装体が知られている。
このような包装体の袋に収納された感光材料の使用に当
たっては、暗室で該包装体の袋を再使用出来る状態に開
封し、収納されている感光材料の必要量を取り出し、残
った感光材料は遮光状態を保つように開放部を折り曲げ
る等して保存し使用している。例えば医療用のX線フィ
ルムの場合、小さな病院では一度に100枚を使用する
事は無いので50枚を装置に装填し、他の50枚及び撮
影での残りを包装体の袋に戻し再封止して保存してい
る。この作業は全て暗室で行われるため非常に気を付け
て行わなければならなく、特に開封する際、雑に開封し
たのでは再使用に当たり遮光状態での再封止が出来なく
なる。例えば、再封止する時、開封部の折り曲げが幅方
向で均一に折り曲げられていない場合はそこから光が入
る危険があり、もし光が入った場合は内部の感光材料が
曝射され使用出来なくなってしまう。これらのことが起
きないように、ハサミ等を使用し丁寧に開封し、再封止
する場合は時間を掛けて丁寧に折り曲げて使用している
のが現状である。これらの開封性を容易にするため、実
公昭60−7172号には2つの包装材料内面に所定の
樹脂層を設け、その両包装材料を剥がし易くした易開封
性包装体の技術が開示されており、特開平5−5972
号には遮光袋の外縁に形成された熱溶着部が強い強溶着
部と弱溶着部にする事により易開封性にする技術が開示
されている。確かにこれらの技術により開封作業は容易
になるのであるが再利用の際の再封止作業に対してはあ
まり効果は見られない。よって、開封作業が容易で、か
つ再封止作業も容易で残りの感光材料を保存出来る包装
体の開発が望まれていた。
【0003】また、これら包装体の製造方法としては一
般的には感光材料の寸法に合わせ包装出来る大きさのシ
ート状態の包装材料の上に感光材料を置き、シート材料
を感光材料の一方の辺に沿って折り重ね、折り重なった
1方の縁辺部を熱溶着させた後、他の相向かい合う折り
重なった2方の縁辺部を熱溶着させることにより3方の
縁辺部が熱溶着された包装体を製造している。この時、
注意しなければならないのは、熱溶着の際の熱が収納さ
れている感光材料に影響を与えないようにする事であ
る。このため、使用する包装材料の熱溶着温度を下げ、
温度を下げたことによる溶着力低下を熱溶着部の幅を広
げる様にして溶着強度を保つようにしている。このた
め、製造工程では熱溶着部位置の管理と熱溶着温度管理
を行い収納された感光材料への熱の影響を出来るだけ少
なくするようにして製造しているのが現状である。ま
た、最近は生産効率を上げるため、生産速度も100袋
/分と高速になっており、これに伴い生産工程で搬送過
程での擦れ、折り曲げなどに伴う破れ、わずかな孔(ピ
ンホール)等の故障発生による生産効率低下を防止する
ため次第に丈夫な材料に変更されてきており、これに伴
い包装体の開封はし難くなり、使い易さが失われてい
る。開封を容易にするため切り込み、ノッチをつけるこ
とが知られているが、これを装置に付けることにより、
刃の管理が必要になるし、打ち抜いたノッチ滓が包装体
中に混入しないように管理せねばならなく工程が更に煩
雑になるため好ましい方法でない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】即ち、本発明の目的
は、感光材料の包装体として、開封し易く且つ再封止し
易く、厳しい熱溶着位置及び熱溶着温度管理を行わな
ず、且つ高速生産適性を有した感光材料包装体及び該感
光材料包装体の製造方法を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】以下に本発明を達成する
手段につき述べる。
【0006】1)枚葉状の感光材料積層体を、熱溶融性
層を有する包装材料によって包装し、前記熱溶融性層を
熱溶着することにより密封した感光材料包装体におい
て、該感光材料包装体内部を密封する熱溶着部の他に、
これとは別の熱溶着部を設けた事を特徴とする感光材料
包装体。
【0007】2)感光材料包装体内部の枚葉状の感光材
料積層体と、感光材料包装体内部を密封する熱溶着部と
の間に、包装材料を折り返す事が可能な領域を設けた事
を特徴とする1)記載の感光材料包装体。
【0008】3)感光材料包装体内部で枚葉状の感光材
料積層体が移動可能であるように、包装材料の寸法が定
められている事を特徴とする1)又は2)記載の感光材
料包装体。
【0009】4)包装材料を熱溶融性層が内側になるよ
うに略中央部の折り返し線で折り返して折り重ねると共
に、該包装材料内側に枚葉状の感光材料積層体を配置
し、折り重ねられた包装材料の3方の縁辺部を熱溶着し
たことを特徴とする1)〜3)の何れか1項記載の感光
材料包装体。
【0010】5)包装材料を折り重ねた折り返し線上
に、別の熱溶着部を設けた事を特徴とする1)〜4)の
何れか1項記載の感光材料包装体。
【0011】6)縁辺部を熱溶着した熱溶着部から、折
り返し線上に沿って0.5mm〜20mmの範囲内に別
の熱溶着部を設けた事を特徴とする4)又は5)記載の
感光材料包装体。
【0012】7)縁辺部を熱溶着した熱溶着部と、別の
熱溶着部との間に間隙を設けたことを特徴とする4)又
は5)記載の感光材料包装体。
【0013】8)別の熱溶着部は、折り返し線上に沿っ
て20mm以内、その垂直方向に30mm以内であるこ
とを特徴とする4)〜7)の何れか1項記載の感光材料
包装体。
【0014】9)別の熱溶着部は、波状に熱変形してい
る事を特徴とする4)〜8)の何れか1項記載の感光材
料包装体。
【0015】10)熱溶融性層は、メタロセン触媒を用
いて製造したポリエチレン層であって、カーボンブラッ
クを分散して遮光性を有する事を特徴とする1)〜9)
の何れか1項記載の感光材料包装体。
【0016】11)枚葉状の感光材料を積層した感光材
料積層体を、熱溶融性層を有する包装材料によって包装
し、前記熱溶融性層を熱溶着することにより密封する感
光材料包装体の製造方法において、前記包装材料を前記
熱溶融性層が内側になるように略中央部の折り返し線で
折り返して折り重ねると共に、該内側に前記感光材料積
層体を配置し、次いで該包装材料の縁辺部を熱溶着し、
さらに前記包装材料の折り返し線上に、別の熱溶着部を
設ける際に、170〜190℃の熱溶着装置で、1〜2
秒間圧着することによって該別の熱溶着部を設ける事を
特徴とする感光材料包装体の製造方法。
【0017】以下に本発明の詳細に付いて図で説明す
る。図1の(a)は本発明の包装体を表から見た場合の
概略図を示し、(b)は裏から見た場合の概略図を示
す。本発明の包装体において、包装材料の略中央部の折
り返し線で折り返して折り重ねられた包装材料の3方の
縁辺部を熱溶着し、相向かい合う熱溶着部に挟まれた熱
溶着部側を収納された感光材料の縁側に沿って折り返し
た面を便宜上表と称し、相向かい合う熱溶着部側を収納
された感光材料の縁側に沿って折り返した面を便宜上裏
と称す。
【0018】図中1は包装体を示し、2は熱溶融性層を
有する包装材料を示す。3aは包装材料2を略中央部の
折り返し線で折り返して折り重ねられた包装材料の3方
の縁辺部を熱溶着した溶着部の内、相向かい合う2つの
縁辺部に挟まれた他の一方の熱溶着部を示し、3b、3
cはそれぞれ相向かい合う2つの縁辺部の熱溶着部を示
す。熱溶着部の引き裂き強度は1〜20N/15mm巾
の範囲が好ましく、より好ましくは1〜4N/15mm
の範囲である。1N/15mm巾未満では溶着強度が弱
く剥がれやすく、20N/15mm巾を越えた場合は溶
着部分が薄く弱くなり取り扱いで破れる危険があり好ま
しくない。4は熱溶着部3a側を収納された感光材料の
縁側に沿って折り返した部分を示し、5、6は熱溶着部
3b、3c側を収納された感光材料の縁に沿って熱溶着
部3a側とは反対側に折り返された部分を示す。7は収
納された感光材料を示す。8は相向かい合う熱溶着部3
b、3cの熱溶着部の内、熱溶着部3b側の折り返し線
上に設けた波状に熱変形している別の熱溶着部(破断開
始部ともいう)を示す。該破断開始部8は熱溶着部3c
側に設けても良いし、両方に設けても良い。該破断開始
部8の引き裂き強度は1〜20N/15mmの範囲が好
ましく、より好ましくは1〜4N/15mmの範囲であ
る。1N/15mm以下では強度が弱く破断開始部とし
ての効果がなく、20N/15mmを越えては溶着部分
が薄く弱くなり取り扱いで破れる危険があり好ましくな
い。
【0019】図2は図1の包装体の折り返し部を開いた
時の概略図を示す。図中9、10は熱溶着部3a、3b
と感光材料7の縁側の間の折り返し可能な領域を示し、
11は熱溶着部3aと感光材料7の縁側の間の折り返し
可能な領域を示す。Aは包装体の長さ、Bは包装体の巾
を示す。aは収納された感光材料の長さ、bは収納され
た感光材料の巾を示す。cは熱溶着部3cから感光材料
の縁側までの距離を示しc×bで示される部分が熱溶着
部3c側の折り返し可能な領域である。dは熱溶着部3
bから感光材料の縁側までの距離を示しd×bで示され
る部分が熱溶着部3c側の折り返し可能な領域である。
eは熱溶着部3aから感光材料の縁側までの距離を示
し、A×eで示される部分が熱溶着部3a側の折り返し
可能な領域である。熱溶着部3cから感光材料の縁側ま
での距離c及び、熱溶着部3bから感光材料の縁側まで
の距離dは20〜90mmが好ましく、より好ましくは
50〜80mmである。20mm未満では熱溶着時の熱
により収納された感光材料の性能劣化が生じる危険があ
り、90mmを越えた場合は無駄な大きさになり費用の
面及び使用後の廃棄の面から好ましくない。熱溶着部3
aから感光材料の縁側までの距離eは30〜70mmが
好ましく、より好ましくは40〜50mmである。30
mm未満では熱溶着時の熱により収納された感光材料の
性能劣化が生じる危険があり、70mmを越えた場合は
無駄な大きさになり費用の面及び使用後の廃棄の面から
好ましくない。図2に示される如く、本発明の包装体に
おいて、収納される感光材料は包装体の熱溶着部を施さ
ない側に当接させ、熱溶着部3cから感光材料の縁側ま
での距離c、熱溶着部3bから感光材料の縁側までの距
離dの距離を有してほぼ中央に位置するようにして収納
されている。該感光材料を収納する包装体の袋の容積は
好ましくは収納される感光材料の積層体の体積の1.2
〜1.8倍であり、より好ましくは1.4〜1.7倍で
ある。1.2倍未満では余裕が無くなり感光材料の出し
入れがし難くなり、1.8倍を越えた場合は無駄な大き
さになり費用、使用後の廃棄ゴミの増加及び製造時折り
返すのが大変となり好ましくない。
【0020】図3は図2のHで示される部分の拡大図を
示す。図中、Xは破断開始部8の長さを示し、30mm
以内が好ましく、より好ましくは20mm以内である。
30mmを越えた場合は、破断した切れ目の進行方向が
一定方向でなくなり好ましくない。Yは折り返し線上に
設けられた破断開始部8の幅を示し、20mm以内が好
ましく、より好ましくは15mm以内である。20mm
を越えた場合は、破断した切れ目の進行方向が一定方向
でなくなり好ましくない。Wは熱溶着部3bと破断開始
部8との間隔を示す。該間隔Wは折り返し線上に好まし
くは0.5〜20mmの範囲であり、より好ましくは
0.6〜3.0mmの範囲である。0.5mm未満では
製作技術的に難しくなり好ましくなく、20mmを越え
た場合は開封後に折り曲げて遮光性を保つための領域が
少なくなるので好ましくない。他の符号は図2と同義で
ある。
【0021】図4は図2に示される本発明の包装体の熱
溶着部3bと破断開始部8を熱溶着する装置の模式図を
示す。15a、15bは熱溶着部3bを作る上下1対の
熱溶着部用ヘッドを示し、15aは下側の熱溶着部用ヘ
ッドを示し、15bは上側の熱溶着部用ヘッドを示す。
16aは下側の熱溶着部用ヘッド15aに取り付けられ
た破断開始部8用の下側の熱溶着用ヘッドを示し、16
bは上側の熱溶着部用ヘッド15bに取り付けられた破
断開始部8用の上側の熱溶着用ヘッドを示す。14は上
側の熱溶着部用ヘッド15bを保持する保持部材を示
し、12は保持部材14を昇降させるアームを示し、1
3は駆動源を示している。下側の熱溶着部用ヘッド15
aと破断開始熱溶着部用ヘッド16aは固定されてお
り、これら上下熱溶着部用ヘッドの間に、熱溶融性層が
内側になるように略中央部の折り返し線で折り返して折
り重ね、内側に感光材料積層体を配置し包装材料2が入
り、上側の熱溶着部用ヘッド15bが降りて各熱溶着部
用ヘッドの表面に設けられた溝部と非溝部が噛み合うよ
うに押圧する事により熱溶着が行われ、波状の形状であ
る熱溶着部3b及び破断開始部8が包装材料2上に設け
られる。
【0022】図5は図4で示したA−A′に沿った概略
断面を示す。図中17は下側の熱溶着部用ヘッド15a
の表面に設けられた溝を示し、溝の本数としては4本〜
30本が好ましく、より好ましくは6〜15本である。
4本未満では溶着部の溶着力が低下し取り扱いで剥がれ
る危険があり、30本を越えた場合は熱溶着時の熱の影
響を避けるため、包装体の袋は無駄な大きさとなり費用
が掛かり及び使用後のゴミの増加に繋がり好ましくな
い。18は下側の破断開始熱溶着部用ヘッド16aの表
面に設けられた溝を示し溝の本数としては4本〜20本
が好ましく、より好ましくは10本〜15本である。4
本未満では開封し易さが失われ、20本を越えた場合は
包装体の袋は無駄な大きさとなり費用が掛かり及び使用
後のゴミの増加に繋がり好ましくない。Oは全体の幅を
示す。Haは下側の熱溶着部用ヘッド15aの溝17の
深さを示し、Hbは下側の破断開始熱溶着部用ヘッド1
6aの溝18の深さを示す。包装体の下側の熱溶着部用
ヘッド15aの溝17の深さHaは0.2〜1.5mm
が好ましく、より好ましくは0.4〜0.6mmであ
る。0.2mm未満では溶着性が悪くなり、1.5mm
を越えた場合は溶着部に亀裂が発生し好ましくない。下
側の破断開始熱溶着部用ヘッド16aの溝18の深さH
bは0.2〜2.0mmが好ましく、より好ましくは
0.8〜1.2mmである。0.2mm未満では溶着不
良に伴い開封性が不良となり、2.0mmを越えた場合
は溶着部亀裂発生となり好ましくない。他の符号は図3
と同義である。尚、上側の熱溶着部用ヘッド15b及び
上側の破断開始熱溶着部用ヘッド16bの形状は下側の
熱溶着部用ヘッド15a及び下側の破断開始熱溶着部用
ヘッド16aと同じであるが、溝部に非溝部が入り込む
様に配設されている。
【0023】図6は本発明の包装体を作製するのに使用
する熱溶融性層を有する包装材料2の構成図を示す。勿
論これに限定されるものではない。図中19は表面層を
示し、20a、20bは接着層を示し、21は中間層を
示し、22は熱溶着時に溶着する熱溶融性層を示してい
る。熱溶融性層に付いては後述する。
【0024】図7は本発明の包装体を製造する模式図を
示す。該模式図で製造方法の1例を説明するが、勿論こ
れに限定されるものではない。ロール状に巻かれた熱溶
融性層を有する包装材料2が繰り出され、繰り出し方向
に略中央部の折り返し線で熱溶融性層が内側になるよう
に折り返して折り重ねられる。この状態で収納する感光
材料の積層体の1辺が折り返し線に当接するように折り
重ねられた包装材料2の内側に供給装置23から供給配
置される。次ぎに脱気装置24により脱気しながら熱溶
着装置25により、折り重ねられた包装材料の1方の縁
辺部が連続的に熱溶着される。これで図2で示される熱
溶着部3aが設けられる。次ぎに幅方向の2カ所を同時
に熱溶着装置26、27により熱溶着する。これで図2
で示される熱溶着部3b、3cが設けられる。この時一
方の熱溶着装置27は図4で示した装置を使用する事で
破断開始部8が同時に包装体の折り返し線上に形成され
る。熱溶着装置26は熱溶着装置27から破断開始熱溶
着部用ヘッドを除去した装置である。熱溶着終了の後は
連続包装体が熱溶着部から切断装置28により切断され
図2で示される個の包装体となる。
【0025】図8は本発明の包装体の折り返し方の順番
の1例を表す模式図を示す。第1段階の(I)は連続包
装体から切断された図2で示される個の包装体を示し、
第2段階の(II)は熱溶着された包装材料2の熱溶着部
3a側を収納された感光材料7の縁側に沿って下側に折
り返され、第3段階の(III)は熱溶着部3a、3b側
を収納された感光材料7の縁側に沿って上側に折り返さ
れて、図1(a)(b)で示される最終形態が出来上が
る。
【0026】以下に本発明で使用する熱溶融性層を有す
る包装材料に付き説明する。本発明の包装体に使用され
る熱溶融性層を有する包装材料に求められる機能として
は第1に収納された感光材料の光、湿度からの保護する
ための遮光防湿性、第2に生産適性、第3に環境適性、
第4に使い易さ、第5に安価であることが挙げられる。
これらの材料としては、単一素材であってもよいが、機
能性を向上させるために、各種異種材料を重ねて多層材
料とし機能性を高めることが好ましい。各材料を重ねる
方法としては異種の熱可塑性の樹脂を同時に押し出して
作る方法(インフレーション法)、異種材料を接着剤で
貼り合わせる事で多層材料を作る方法(ドライラミネー
ション)等が知られているが、これらの方法の中でも、
より高い機能性を必要とするにはドライラミネーション
法で製造した多層材料であることが好ましい。多層材料
を製造する方法としては機能性包装材料の新展開 株式
会社 東レリサーチセンターP48〜P51、コンバー
テック 1990.1,1990.4,1990.1
1,1991.11,1993.3に記載されている如
き一般的な方法でつくる事ができる。
【0027】本発明に使用する多層材料の層構成として
は順番に、意匠印刷面となる表面層、防湿又は遮光機能
を有する中間層、熱溶着機能を有する熱溶融性層から構
成されており、中間層は必要に応じて幾層も積層するこ
とが可能である。例えば2層に分け1層には防湿機能を
他の1層には遮光機能を持たせる事も当然可能である。
熱溶融性層にも遮光機能を持たせてもかまわない。表面
層に使用される材料としては特に限定は無く、中間層と
同じ材料であってもかまわない。例えば紙の場合、使用
されるパルプは丸善(株)編(パルプと紙)109頁〜
268頁、工学図書(株)編(製紙工学)180頁〜1
87頁に記載されている如きパルプで有れば良く、例え
ば針葉樹パルプ、広葉樹パルプ、針葉樹、広葉樹混合パ
ルプの天然パルプが使用され、処理法によって機械パル
プ、化学パルプ、ケミグラウンドパルプ、ケミメカニカ
ルパルプ、サルファイトパルプいずれでも良い。特開平
2−48372号、同2−53999号、同2−967
41号、同2−96742号、同2−99689号、同
2−99693号、同2−180583号に記載されて
いるパルプを使用した紙材料及び特開平6−43595
号に記載されているようなカブリ抑制剤としてカルボキ
シ変性ポリビニルアルコールを添加した紙材料も勿論使
用できる。これらの中で晒しクラフト紙又は未晒しクラ
フト紙が最も好ましい。積層材料の各層に用いられる紙
以外の材料としては一般の包装材料として使用されてい
る、高分子フィルム材料である低密度ポリエチレン(L
DPE)、高密度ポリエチレン(HDPE)、線状低密
度ポリエチレン(LLDPE)、中密度ポリエチレン、
未延伸ポリプロピレン(CPP)、延伸ポリプロピレン
(OPP)、延伸ナイロン(ONy)、ポリエステル
(PET)、セロハン、ポリビニルアルコール(PV
A)、延伸ビニロン(OV)、エチレン−酢酸ビニル共
重合体(EVOH)、塩化ビニリデン(PVDC)等が
使用できる。これら材料は、必要に応じて異種高分子フ
ィルム材料と共押し出しで作った多層材料、延伸角度を
変えて張り合わせて作った多層材料等も当然使用出来
る。更に必要とする包装材料の物性を得るために使用す
る高分子フィルム材料の密度、分子量分布を組み合わせ
て作る事も当然可能である。
【0028】本発明の多層材料の熱溶融性層に使用され
る高分子フィルム材料としては、メタロセン触媒を使用
して製造した低密度ポリエチレン(LDPE)、線状低
密度ポリエチレン(LLDPE)、が挙げられる。これ
らの高分子フィルム材料の中に一般の製造方法で製造さ
れたLDPE、LLDPEを混合して用いても良い。こ
れらのメタロセン触媒を使用して製造したLDPE、L
LDPEは一般に市販されているものであれば充分に使
用出来る。例えば宇部興産(株)製のユメリット、ダウ
・ケミカル日本製のAFFINITY、エリート、日本
ポリオレフィン(株)製のハーモレックスLL、日本ポ
リケム(株)製のカーネル57L、三井化学(株)製エ
ボリュー、積水フィルム西日本(株)製ラミロンスーパ
ー、タマポリ(株)製SEシリーズ、東セロ(株)製ト
ーセロT.U.X−FCS、T.U.X−TCS、二村
化学工業(株)製太閤FL、三菱化学興人パックス
(株)製メタロエース、和田化学工業(株)製WMX、
住友化学(株)製FV202等が挙げられる。
【0029】また、多層フィルムの熱溶融性層には、収
納する感光材料や保護シートとしての当てボール紙など
に対して滑り性を良くするために、滑材が添加されるこ
とが好ましい。この滑材としては、金属石鹸(ステアリ
ン酸亜鉛、ステアリン酸カルシウム)、脂肪酸アミド、
高級脂肪酸などが挙げられるが、これらに限られない。
そして、これらの滑材の添加量は、熱溶融性層の質量に
対して、滑り性の観点から500ppm以上(特に50
00ppm以上)であることが好ましく、また、コスト
及び滑材の副作用の観点から、20000ppm以下
(特に10000ppm以下)が好ましい。
【0030】本発明で使用する熱溶融性層を有する包装
材料に求められる機能として挙げた遮光性を得るには特
開昭63−85539号、同64−82935号、特開
平1−209134号、同1−94341号、同2−1
65140号、同2−221956号に記載されている
ごとき遮光性物質を含有することで得ることが出来る。
遮光層は多層材料の構成で何処の層に設けても良いが、
中間層、熱溶融性層が最も好ましい。ポリエチレンを主
たる成分とする層であることが好ましいが、これに限ら
ない。遮光層に添加する遮光性物質としては、カーボン
ブラックを含有することが、遮光性とコストの観点から
好ましく、カーボンブラックはファーネス式、チャンネ
ル式、アセチレン式、サーマル式等いずれの製法によっ
て作られたものでも良い。これらカーボンブラックの代
表的な例としては、三菱化成工業株式会社製のMA−6
00 #650B、#41、#3150、#3250、
#3750、#3950、MA−100、CABOT社
製のカーボン、VULCAN、XC−72R、BLAC
Pearls700、VULCAN・P、ライオン・
アクゾ株式会社製ケッチェンブラックEC、旭カーボン
株式会社製の旭HS−500等が挙げられる。特開平4
−121733号、同3−179342号、同5−88
299号に記載されている如きイオウ含有量を規定した
カーボンブラックでも勿論良い。カーボンブラックの添
加量は、遮光層の厚さが50μm以上の場合、遮光性の
観点から、1.5質量%以上であることが好ましく、生
産性とコストの観点から、7.5質量%以下であること
が好ましい。
【0031】本発明の包装体に使用される包装材料とし
ては、感光材料の保存時の品質を維持するために包装材
料の透湿度は、8.0g/m2・24時間40℃90%
Rh以下になることが好ましく、該透湿度を得るために
は本発明の中間層に、特開平8−254793号、同8
−171177号、同8−122980号、同6−25
0343号、同6−122469号、特開平6−953
02号、特開昭60−151045号、同60−189
438号、同61−54934号、同63−30842
号、同63−247033号、同63−272668
号、同63−283936号、同63−193144
号、同63−183839号、同64−16641号、
特開平1−93348号、特開昭64−77532号、
特開平1−251031号、同2−186338号、同
1−267031号、同2−235048号、同2−2
78256号、実開平1−152336号、同2−21
645号、同2−44738号に記載されている防湿材
料が挙げられ、この中で特に好ましいのは、アルミニウ
ム箔を使用するか、アルミニウム蒸着層及びアルミナ
(AI23)又はシリカ(SIOX)の無機蒸着層を有
する材料を使用する事である。
【0032】又、中間層には有害ガスから保護するため
に特開平2−56547号に記載されている如き酸素吸
収物質、特開平8−41288号に記載されている如
き、ホルムアルデヒドスカベンジャーを混入した樹脂、
特開平4−9047号、同3−236050号、同2−
244136号に記載してある如きシアンガス捕捉剤、
特開平9−152683号に記載されているゼオライト
分子篩粒子等を含んでいても良い。
【0033】以下に実施例で本発明の有効性を説明する
が、本発明は勿論これに限定されるものでは無い。
【0034】
【実施例】次の包装材料を準備した。表面層(第1層)
として坪量50g/m2の半晒しクラフト紙、中間層
(第2層)として厚さ15μmの日本ポリケム(株)製
ポリエチレンLC600A、中間層(第3層)として厚
さ7μmの東海アルミ箔(株)製アルミ箔、中間層(第
4層)として第2層と同じポリエチレン、熱溶融性層
(第5層)として6%のカーボンブラックを含む厚さ4
0μmのメタロセン触媒を用いて作られた住友化学
(株)製線状低密度ポリエチレンFV202の構成から
なる多層材料を準備した。収納する感光材料としてはコ
ニカ(株)製医療用フィルムを使い、100枚収納し
た。
【0035】実施例1 上記に示す包装材料を使用し、図2で示される寸法を表
1に示す様に変えて包装体を2組作製した。尚、熱溶着
温度は190℃、1.0秒で行った。
【0036】
【表1】
【0037】この時、収納された感光材料の寸法aは4
30mm、bは354mmの物を100枚使用した。こ
れらから、包装体の容積に対する感光材料の体積の比を
表2に示す。
【0038】
【表2】
【0039】溶着シール後、2組作製した包装体の1組
を暗室にて開封し、コニカ(株)指定処理を行い、熱溶
着時の熱の影響の有無を目視判定で確認した。
【0040】評価基準は以下の通りである。 ○:熱による濃度変化なし ×:感光材料の熱溶着部側の縁部に熱による濃度上昇が
認められる 結果を表3に示す。
【0041】
【表3】
【0042】上表の結果より、本発明の構成の試料の有
効性が確認された。尚、1−6は熱溶着時の熱の影響は
無いが、余分な箇所が多く、製造し難く、かつ廃棄時に
ゴミが増加し好ましくない。
【0043】実施例2 実施例1で作製した残りの1組を使用し、暗室で開封
し、50枚を取り出し、残り50枚を開封口を折り畳ん
だ状態で再封止し、明室に24時間放置した。この時部
屋の明るさは500Luxとした。この後、暗室で試料
を取り出し、コニカ(株)指定現像処理を行い漏光によ
るカブリの発生有無を目視で確認した。
【0044】評価基準は以下の通りである。 ○:カブリの発生なし ×:感光材料の熱溶着部側の縁部に濃度上昇が認められ
る 結果を表4に示す。
【0045】
【表4】
【0046】上表の結果より、本発明の構成の試料の有
効性が確認された。尚、2−6は保存時の漏光の影響は
無いが、余分な箇所が多く、製造し難く、かつ廃棄時に
ゴミが増加し好ましくない。
【0047】実施例3 実施例1と同じ材料を使用して図2で示される包装体を
作製した。この時図5で示される破断開始熱溶着部用ヘ
ッドと熱溶着部用ヘッドの寸法を変え、溶着温度180
℃、1秒で溶着し、表5に示す試料を各10枚づつ作製
し試料とした。尚、熱溶着部用ヘッドの巾は20mmと
した。又、破断開始熱溶着部用ヘッドの巾は15mmと
し、長さは20mmとした。
【0048】
【表5】
【0049】作製した試料の開封性及び熱溶着状態を目
視で観察した。尚開封性の試験は暗室で手で開封し、開
封し易さを評価した。
【0050】評価基準は以下の通りである。 ○:10枚とも開封性、熱溶着状態で何も問題無い ×:熱溶着状態が不足又は亀裂が入っていたり、開封性
が悪いと感じた試料が2枚以上あった場合 結果を表6に示す。
【0051】
【表6】
【0052】上表の結果より、本発明の構成の試料の有
効性が確認された。 実施例4 実施例1と同じ材料を使用して図2で示される包装体を
作製した。この時図3で示される破断開始部の大きさを
表8に示す如く変えて、各試料を20枚作製した。熱溶
着条件は温度180℃、時間1.0秒で行った。尚、こ
の時使用した熱溶着部用ヘッド及び破断開始熱溶着部用
ヘッドの内、変化させない特性値を表7に示す。
【0053】
【表7】
【0054】
【表8】
【0055】表8で示される試料の開封性の試験を暗室
で手で開封し、開封し易さを評価した。
【0056】評価基準は以下の通りである。 ○:20枚とも開封性、熱溶着状態で何も問題無い ×:開封性が悪いと感じた試料が5枚以上あった場合 結果を表9に示す。
【0057】
【表9】
【0058】上表の結果より、本発明の構成の試料の有
効性が確認された。尚、4−4は開封性に関しては問題
無いが、再封止の再、折り返し寸法が短くなり好ましく
ない。
【0059】実施例5 実施例4の試料No.4−3を作るとき熱溶着条件を表
10に示す如く変化させ試料を作製した。
【0060】
【表10】
【0061】表10で示される試料の熱溶着部の状態を
目視で評価した。評価基準は以下の通りである。
【0062】 ○:熱溶着部が均一にされている ×:熱溶着部が不足又は溶融し過ぎで熱溶着部が薄くな
っている 結果を表11に示す。
【0063】
【表11】
【0064】上表の結果より、本発明の構成の試料の有
効性が確認された。
【0065】
【発明の効果】本発明によれば、開封性及び再封止性が
容易になり、残りの感光材料の保存が可能となり、又製
造の管理も容易になった。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の包装体を表から見た場合の概
略図を示し、(b)は裏から見た場合の概略図を示す。
【図2】図1の包装体の折り返し部を開いた時の概略図
を示す。
【図3】図2のHで示される部分の拡大図を示す。
【図4】図2に示される本発明の包装体の熱溶着部と破
断開始部を熱溶着する装置の模式図を示す。
【図5】図4で示したA−A′に沿った概略断面を示
す。
【図6】本発明の包装体を作製するのに使用する熱溶融
性層を有する包装材料の構成図を示す。
【図7】本発明の包装体を製造する模式図を示す。
【図8】本発明の包装体の折り返し方の1例を表す模式
図を示す。
【符号の説明】
1 包装体 2 包装材料 3a、3b、3c 熱溶着部 4、5,6 感光材料の縁に沿って折り返された部分 7 感光材料 8 破断開始部 9、10、11 折り返し可能な領域 15a、15b 熱溶着部用ヘッド 16a、16b 破断開始熱溶着部用ヘッド 17、18 溝 19 表面層 20a、20b 接着層 21 中間層 22 熱溶融性層 23 供給装置 24 脱気装置 25、26、27 熱溶着装置 28 切断装置 a 感光材料の長さ b 感光材料の巾 c、d、e 熱溶着部から感光材料の縁側までの距離 A 包装体の長さ B 包装体の巾 W 熱溶着部と破断開始部との間隔 X 破断開始部の長さ Y 破断開始部の幅 O 全体の幅 Ha、Hb 溝の深さ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03C 3/00 585 G03C 3/00 585A B65B 51/10 B65B 51/10 U B65D 81/30 B65D 81/30 C (72)発明者 山口 茂 東京都日野市さくら町1番地コニカ株式会 社内 Fターム(参考) 3E067 AA12 AB39 AC03 AC14 BA12A BA20A BB15A BC04A CA12 CA24 EA08 EB02 EB22 FA01 FB07 FC01 GD10 3E094 AA12 BA14 CA06 CA10 DA07 DA08 FA02 FA14 GA11 HA08 HA13

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 枚葉状の感光材料積層体を、熱溶融性層
    を有する包装材料によって包装し、前記熱溶融性層を熱
    溶着することにより密封した感光材料包装体において、
    該感光材料包装体内部を密封する熱溶着部の他に、これ
    とは別の熱溶着部を設けた事を特徴とする感光材料包装
    体。
  2. 【請求項2】 感光材料包装体内部の枚葉状の感光材料
    積層体と、感光材料包装体内部を密封する熱溶着部との
    間に、包装材料を折り返す事が可能な領域を設けた事を
    特徴とする請求項1記載の感光材料包装体。
  3. 【請求項3】 感光材料包装体内部で枚葉状の感光材料
    積層体が移動可能であるように、包装材料の寸法が定め
    られている事を特徴とする請求項1又は2記載の感光材
    料包装体。
  4. 【請求項4】 包装材料を熱溶融性層が内側になるよう
    に略中央部の折り返し線で折り返して折り重ねると共
    に、該包装材料内側に枚葉状の感光材料積層体を配置
    し、折り重ねられた包装材料の3方の縁辺部を熱溶着し
    たことを特徴とする請求項1〜3の何れか1項記載の感
    光材料包装体。
  5. 【請求項5】 包装材料を折り重ねた折り返し線上に、
    別の熱溶着部を設けた事を特徴とする請求項1〜4の何
    れか1項記載の感光材料包装体。
  6. 【請求項6】 縁辺部を熱溶着した熱溶着部から、折り
    返し線上に沿って0.5mm〜20mmの範囲内に別の
    熱溶着部を設けた事を特徴とする請求項4又は5記載の
    感光材料包装体。
  7. 【請求項7】 縁辺部を熱溶着した熱溶着部と、別の熱
    溶着部との間に間隙を設けたことを特徴とする請求項4
    又は5記載の感光材料包装体。
  8. 【請求項8】 別の熱溶着部は、折り返し線上に沿って
    20mm以内、その垂直方向に30mm以内であること
    を特徴とする請求項4〜7の何れか1項記載の感光材料
    包装体。
  9. 【請求項9】 別の熱溶着部は、波状に熱変形している
    事を特徴とする請求項4〜8の何れか1項記載の感光材
    料包装体。
  10. 【請求項10】 熱溶融性層は、メタロセン触媒を用い
    て製造したポリエチレン層であって、カーボンブラック
    を分散して遮光性を有する事を特徴とする請求項1〜9
    の何れか1項記載の感光材料包装体。
  11. 【請求項11】 枚葉状の感光材料を積層した感光材料
    積層体を、熱溶融性層を有する包装材料によって包装
    し、前記熱溶融性層を熱溶着することにより密封する感
    光材料包装体の製造方法において、前記包装材料を前記
    熱溶融性層が内側になるように略中央部の折り返し線で
    折り返して折り重ねると共に、該内側に前記感光材料積
    層体を配置し、次いで該包装材料の縁辺部を熱溶着し、
    さらに前記包装材料の折り返し線上に、別の熱溶着部を
    設ける際に、170〜190℃の熱溶着装置で、1〜2
    秒間圧着することによって該別の熱溶着部を設ける事を
    特徴とする感光材料包装体の製造方法。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005077878A (ja) * 2003-09-02 2005-03-24 Fuji Photo Film Co Ltd シート状記録材料用包装材料および包装体
JP2005320052A (ja) * 2004-05-11 2005-11-17 Takazono Sangyo Co Ltd ヒートシール装置及び薬剤分包装置
JP2005537952A (ja) * 2002-09-06 2005-12-15 エスシーエー ハイジーン プロダクツ エスペーアー プラスチックフィルムを溶着および切断するための装置および方法
JP2021123342A (ja) * 2020-01-31 2021-08-30 日本製紙クレシア株式会社 紙製品用包装体
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