JP2001336650A - リリーフ機構 - Google Patents

リリーフ機構

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JP2001336650A
JP2001336650A JP2000159629A JP2000159629A JP2001336650A JP 2001336650 A JP2001336650 A JP 2001336650A JP 2000159629 A JP2000159629 A JP 2000159629A JP 2000159629 A JP2000159629 A JP 2000159629A JP 2001336650 A JP2001336650 A JP 2001336650A
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valve body
passage
outflow
chamber
relief
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JP2000159629A
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Shoichi Nakatani
庄一 中谷
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Honda Motor Co Ltd
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Honda Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 設定された流体圧で、より確実にリリーフを
行うことができるリリーフ機構を提供する。 【解決手段】 リリーフ機構20は、球状弁体22が軸方向
に摺動自在に収容される内周壁面24aを有する収容室24
が設けられたハウジング21と、収容室24にそれぞれ連通
する流入路25および流出路26と、流入路25を閉塞する閉
弁位置に弁体22を付勢するリリーフばね23とを備える。
内周壁面24aの径は、弁体22の移動範囲で弁体22の外径
と略同径とされて、弁体22が付勢力に抗して閉弁位置か
ら軸方向に設定距離移動して、流入路25の流体圧が設定
流体圧を越えたとき、弁体22の摺接部22aが流出路26の
開口部26aに達して、流入路25と流出路26との連通が確
立される。したがって、リリーフ機構20が、該リリーフ
機構20に振動が伝達される環境下にあっても、弁体22が
径方向に移動することがなく、弁体22が該振動により軸
方向に設定距離以下の移動が生じたとしても、流体のリ
リーフが行われることがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、設定値を越える
流体圧が作用したとき、流体を外部空間にリリーフする
リリーフ機構に関するのもであり、例えば動力伝達用の
チェーン、ベルト等の無端可撓部材に緊張力を付与する
油圧式テンショナに使用されて、設定値を越える油圧が
油圧室に発生したとき、油圧室の圧油を外部空間にリリ
ーフするリリーフ機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のリリーフ機構として、図
9に図示される油圧式のテンショナaに使用されたもの
がある。このテンショナaは、内燃機関のカム軸を駆動
するカムチェーンに緊張力を付与するためのもので、内
燃機関のシリンダブロックに固定されるハウジングbに
設けられた孔cに摺動自在に嵌合された円筒状のプラン
ジャdと、プランジャdと孔cの底部との間に設けられ
た圧縮ばねeと、ハウジングbに設けられた給油路fか
らの圧油がチェック弁gを介して導入される油圧室h
と、リリーフ機構kとを備える。プランジャdの先端
は、図示されないテンショナシューに当接して、圧縮ば
ねeの付勢力および油圧室hの油圧によりプランジャd
がテンショナシューを押圧することで、チェーンに適度
な緊張力が付与される。
【0003】リリーフ機構kは、プランジャdの内孔に
嵌合されたハウジングmに設けられた収容室nと、収容
室nに収容される球状弁体pと、弁体pが流入路rを閉
塞するように弁体pを付勢するリリーフばねsと、流入
路rと連通する油圧室hの油圧の上昇により弁体pがリ
リーフばねsの付勢力に抗して移動したとき、流入路r
と連通して、油圧室hの圧油を外部空間にリリーフする
流出路tとを備える。
【0004】そして、チェーンに過大な緊張力が生じて
プランジャdが圧縮ばねeの付勢力に抗してプランジャ
dを後退させる押圧力を受けたとき、油圧室hの油圧が
上昇して弁体pが流入路rを開くと、流入路rから収容
室nに流入した油圧室hの圧油は、弁体pと収容室nの
内周壁面との間隙、さらには油路uを通って流出路tか
ら外部空間にリリーフされて、プランジャdが大きく後
退し、それによってチェーンの過大な緊張力が解消され
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記従来技
術では、流入路rが開かれたときに、流入路rから油路
uに至る圧油の流路を確保する必要があるため、収容室
nの内周壁面と弁体pとの間には、比較的大きな間隙が
存在している。そのため、内燃機関等により生じる振動
がリリーフ機構kに伝達されたとき、リリーフばねsに
より、流入路rを閉塞するように押しつけられている弁
体pが、径方向である矢印Aの方向に移動して流入路r
が開くことがあり、また振動の方向がリリーフばねsの
伸縮方向と一致するときは、弁体pの慣性に起因して、
設定された油圧以下の油圧で弁体pが流入路rを開くこ
とがあった。そして、そのような場合には、流入路rが
開くと同時に油圧室hの圧油が収容室nに流入し、さら
に前記間隙を通って流出路tからリリーフされることか
ら、リリーフが設定された油圧で確実に行われない難点
があった。
【0006】本願発明は、このような事情に鑑みてなさ
れたものであって、請求項1ないし請求項3記載の発明
は、設定された流体圧で、より確実にリリーフを行うこ
とができるリリーフ機構を提供することを共通の目的と
する。そして、請求項2記載の発明は、さらに、リリー
フにより流体圧が必要以上に大きく変動することを防止
することを目的とし、請求項3記載の発明は、さらに、
流体圧に対する弁体の応答性を向上させることを目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段および発明の効果】本願の
請求項1記載の発明は、球状弁体が軸方向に移動自在に
収容される横断面が円形の内周壁面を有する収容室が設
けられたハウジングと、該ハウジングに設けられて前記
収容室にそれぞれ連通する流入路および流出路と、該流
入路を閉塞する閉弁位置に前記弁体を付勢する付勢部材
とを備え、前記弁体に作用する前記流入路の流体の流体
圧により、前記弁体が前記付勢部材の付勢力に抗して前
記閉弁位置から軸方向に移動することで前記流入路が前
記流出路と連通して、前記流出路から流体がリリーフさ
れるリリーフ機構において、前記内周壁面の径は、前記
弁体の移動範囲で該弁体の外径と略同径とされて、前記
弁体は前記収容室内で軸方向に摺動自在であり、前記弁
体が前記付勢力に抗して前記閉弁位置から軸方向に設定
距離移動して、前記流入路の流体圧が設定流体圧を越え
たとき、前記弁体の前記内周壁面との摺接部が前記流出
路の開口部に達して、前記流入路と前記流出路との連通
が確立されるリリーフ機構である。
【0008】この請求項1記載の発明によれば、収容室
内で軸方向に摺動自在な球状弁体の移動範囲で、収容室
の内周壁面の径と弁体の外径とが略同径であるため、リ
リーフ機構が、該リリーフ機構に振動が伝達される環境
下にあっても、該振動により弁体が径方向に移動するこ
とが防止され、閉弁位置にある弁体は、その閉弁位置を
維持する。さらに、該振動により、閉弁位置にある弁体
が軸方向に設定距離以下の範囲内で移動して流入路が開
かれたとしても、内周壁面の径と弁体の外径とが略同径
であるため、内周壁面と弁体の内周壁面に対する摺接部
との間では、流体が漏れることは殆どない状態、すなわ
ち略シール状態になっており、流入路からの流体が流出
路からリリーフされることが防止される。そして、流入
路の流体圧が設定流体圧を越えて、弁体の摺接部が流出
路の開口部に達したとき、流入路と流出路との連通がは
じめて確立され、弁体の位置に対応した開口面積に調整
された流出路の開口部を通じて、流体が流出路からリリ
ーフされる。
【0009】その結果、この請求項1記載の発明は次の
効果を奏する。すなわち、リリーフ機構が、該リリーフ
機構に振動が伝達される環境下にあっても、弁体が径方
向に移動することがなく、さらに該振動により弁体が軸
方向に設定距離以下の移動をしたとしても、流体のリリ
ーフが行われることがないので、設定流体圧で、より確
実にリリーフを行うことができて、所望のリリーフ特性
を得ることができる。
【0010】請求項2記載の発明は、請求項1記載のリ
リーフ機構において、前記流出路は、主流出路と、該主
流出路よりも小さな流路断面積を有する小流出路とから
なり、前記弁体の移動により前記主流出路の連通に先立
って前記小流出路が前記流入路と連通するものである。
【0011】この請求項2記載の発明によれば、弁体の
軸方向の移動距離に応じて、大流出量のリリーフが行わ
れる位置まで弁体が移動する前に、小流出量のリリーフ
が行われるため、流体圧の大きさに応じてリリーフされ
る流量をさらに細かく調整することができて、一気に大
量の流体がリリーフされることにより生じる流体圧の大
きな変動を防止することができる。
【0012】その結果、請求項1記載の発明の効果に加
えて、次の効果が奏される。すなわち、流体のリリーフ
が行われる場合にも、流体圧に応じてリリーフされる流
量がさらに細かく調整されるので、リリーフによる流体
圧の必要以上の大きな変動を防止することができる。そ
れにより、流体により作動される装置の作動をより適切
なものとすることができる。
【0013】請求項3記載の発明は、請求項1または請
求項2記載のリリーフ機構において、前記収容室は、前
記弁体により、前記流入路に連通する第1室と、前記付
勢部材が収容される第2室に区画され、該第2室と外部
空間とを常時連通する連通路が設けられているものであ
る。
【0014】この請求項3記載の発明によれば、弁体の
移動によりその容積が変化する第2室は、連通路を介し
て常時外部空間との連通状態が確保されるので、内周壁
面と弁体の摺接部との間が略シール状態になっているこ
とに起因して、第2室の容積が変わる際に、第2室が密
閉されて、第2室に存在する空気または流体により弁体
の移動が妨げられることがなく、弁体は、流入路と流出
路とを連通させる連通位置および閉弁位置に円滑に移動
できる。
【0015】その結果、請求項1または請求項2記載の
発明の効果に加えて、第2室の容積が変わる際に弁体の
移動が妨げられることがなく、弁体の作動が円滑になる
ので、流体圧に対する弁体の応答性を向上させることが
でき、それにより、設定流体圧でのリリーフの開始およ
びリリーフの終了を、一層確実に行うことができるとい
う効果が奏される。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本願発明の実施例を図1な
いし図8を参照して説明する。図1ないし図3は、本願
発明のリリーフ機構が、流体としての油を利用した装置
である油圧式テンショナに適用された第1実施例を示す
もので、図1は、油圧式テンショナの軸線を通る縦断面
図である。油圧式テンショナ1は、テンショナシュー2
を介して内燃機関の吸気弁および排気弁を開閉作動する
動弁機構を構成するカム軸を駆動する無端可撓部材であ
るカムチェーン3に適度な緊張力を付与するためのもの
であり、カムチェーン3は、内燃機関のクランク軸に固
定された駆動スプロケットとカム軸に固定されたカムス
プロケットとの間に掛け渡される。
【0017】この油圧式テンショナ1は、底部5aを有す
る円柱状の孔5が設けられたハウジング4と、該孔5に
摺動自在に嵌合されてハウジング4から突出した先端部
6aに底部6bを有する有底円筒状のプランジャ6と、底部
5aと底部6bとの間に装着された付勢手段としての円筒状
の圧縮コイルばねからなる押圧ばね7と、孔5とプラン
ジャ6の内孔6cとで形成される油圧室8と、底部5aに開
口してチェック弁10を介してオイルポンプからの圧油を
油圧室8に供給する給油路9と、油圧室8の油圧が設定
油圧を超えたときに、油圧室8の圧油を外部空間Sにリ
リーフするリリーフ機構20とを備える。なお、C1は、孔
5およびプランジャ6の中心軸線である。
【0018】そして、油圧式テンショナ1は、ハウジン
グ4に形成されたフランジ部4aで、図示されないボルト
により内燃機関のシリンダブロックに固定される。ま
た、ハウジング4には、プランジャ6の軸方向への進退
動を案内すると共に、プランジャ6の最大進出位置およ
び最大後退位置を規定するために、プランジャ6の外周
面に形成された軸方向の長溝4bに係合する案内部材11が
ボルトBにより固定される。そして、プランジャ6は押
圧ばね7の付勢力により進出方向(図1において右方
向)に常時付勢されている。 チェック弁10は、球状弁
体12と、給油路9の底部5aでの開口部の周縁に形成され
たシート部13と、底部5aに配置されてその鍔部が押圧ば
ね7のばね受けともなっている鍔付き円筒状のばね受け
14の頂部と弁体12との間に設けられて、シート部13に弁
体12を押し付ける圧縮ばね15とを備え、この構成によ
り、給油路9から油圧室8への圧油の流入が許容され、
油圧室8から給油路9への圧油の流出が阻止される。
【0019】リリーフ機構20は、孔5の最上部を形成す
るハウジング4の部分であって、最大後退位置にあるプ
ランジャ6と重ならない部分に、径方向でかつ上下方向
に貫通して設けられた円孔、すなわち円形の横断面形状
を有する孔からなる装着孔16に圧入等により固定される
ハウジング21と、リリーフ機構20のリリーフ弁としての
球状弁体22と、弁体22とハウジング21との間に配置され
た付勢手段としての円筒状の圧縮コイルばねからなるリ
リーフばね23とを備える。この第1実施例では、ハウジ
ング21はチェック弁10の近傍に配置され、上下方向から
見たとき、すなわち平面視で、ハウジング21とチェック
弁10とが重なるように配置されており、油圧室8に流入
した圧油中に混入している空気が、ハウジング21の近傍
に集まって、後述する流入路25に入り易いような配置に
されている。
【0020】図2も併せて参照すると、ハウジング21
は、円筒状の本体21aと、本体21aにおいて、装着孔16に
固定される端部とは軸方向で反対側の端部に固定された
円板状の蓋体21bとからなる。本体21aは、中心軸線C2を
持つと共に、弁体22を移動自在に収容する横断面、すな
わち中心軸線C2と直交する平面での断面が円形の内周壁
面24aを有する孔から形成される収容室24と、両端が収
容室24および油圧室8にそれぞれ開放するように軸方向
に設けられて、収容室24と同心の円孔からなる流入路25
と、収容室24の直径方向に対向する位置に径方向に設け
られて、内周壁面24aに開口すると共に外部空間Sに開
放する同一寸法の円孔からなる2つの流出路26を有す
る。
【0021】流入路25の収容室24側の開口部25aと内周
壁面24aとの間には円錐面からなるシート部27が形成さ
れ、弁体22は、該シート部27にリリーフばね23の付勢力
により押し付けられて着座し、流入路25を閉塞する閉弁
位置を占める。
【0022】収容室24は、弁体22により、流入路25と連
通して圧油で満たされると共に弁体22の軸方向の移動に
より流出路26と連通し得る容積が可変な油室となる第1
室24bと、リリーフばね23を収容する容積が可変なばね
収容室となる第2室24cとに区画される。そして、この
第2室24cには、リリーフばね23の内側において弁体22
に向かって軸方向に突出して蓋体21bに設けられ、閉弁
位置からの弁体22の軸方向の最大移動量を規定するスト
ッパ28が収容される。また、蓋体21bには、第2室24cと
外部空間Sとを常時連通し、空気および第2室24cに浸
入した油が流通し得る単一または複数の、この第1実施
例では2つの連通路29が設けられ、しかも連通路29は上
下方向を指向して開放している。
【0023】それゆえ、弁体22は、弁体22に作用する流
体圧である油圧室8の油圧、すなわち流入路25の油圧お
よびリリーフばね23の付勢力により、閉弁位置と、スト
ッパ28に当接した位置である最大開弁位置(図2におい
て、二点差線で示されている)との間の軸方向の間隔の
範囲で移動自在である。
【0024】そして、内周壁面24aの径は、弁体22の前
記移動範囲で弁体22の外径と略同径に設定されているた
め、この移動範囲で弁体22は軸方向に摺動自在となって
いる。ここで、内周壁面24aと弁体22の内周壁面24aに対
する摺接部22aとの間の間隙は、両者の間で圧油の漏れ
が殆ど生じない、すなわち略シール状態を保つ程度とさ
れる一方で、収容室24内で弁体22が摺動できる程度、例
えば0.01〜0.02mmに設定される。
【0025】一方、この移動範囲は、内周壁面24aにお
いては、閉弁位置にある弁体22の中心を通り収容室24の
中心軸線C2と直交する仮想平面と交差する第1位置P1
と、最大開弁位置にある弁体22の中心を通り中心軸線C2
と直交する仮想平面と交差する第2位置P2との間の軸方
向の間隔に相当する。
【0026】そして、リリーフばね23の付勢力は、弁体
22に作用する流入路25の油圧が、予め設定された設定油
圧を越えたとき、弁体22の摺接部22aが流出路26の収容
室24側の開口部26aに達して、流入路25と流出路26との
連通がはじめて確立されるように、設定される。したが
って、流入路25の油圧が、弁体22がシート部27から離れ
て流入路25を開く油圧である開弁油圧以下のときは、弁
体22は閉弁位置を占めており、開弁油圧より大きくかつ
前記設定油圧以下であるときは、弁体22の摺接部22aは
第1位置P1と流出路26の開口部26aとの間に位置してい
て、流入路25と流出路26とは連通していない。
【0027】ここで、第1位置P1と流出路26の開口部26
aとの間の軸方向の距離は、リリーフ機構20に伝達され
る内燃機関等の振動に基づいて生じる可能性がある弁体
22の軸方向の若干の移動を考慮して、そのような若干の
移動が生じたとしても、弁体22の摺接部22aが開口部26a
に達して、流入路25と流出路26が連通することがないよ
うに設定された設定距離とされる。
【0028】さらに、流入路25の油圧が前記設定油圧を
超えた後は、弁体22は、流入路25と流出路26とを第1室
24bを介して連通させる連通位置を占め、油圧が大きく
なるほど弁体22がリリーフばね23の付勢力に抗して移動
することで、流出路26の開口部26aの第1室24bにおける
開口面積が大きくなるように調整され、弁体22が最大開
弁位置を占めた状態では、開口部26aの全体が第1室24b
に開放して開口面積が最大となる。そして、このように
弁体22により開口面積が調整された開口部26aを通じ
て、油圧室8の圧油が流出路26から外部空間Sにリリー
フされる。
【0029】それゆえ、流出路26の開口部26aの全体
は、弁体22が閉弁位置を占めるとき、第1位置P1よりも
上方に位置して第2室24cに開放し、弁体22が最大開弁
位置を占めるとき、第2位置P2より下方に位置して、第
1室24bに開放する。
【0030】次に、前述のように構成された第1実施例
の作用について説明する。内燃機関が運転されると、内
燃機関からの動力で駆動されるオイルポンプから吐出さ
れた圧油が、給油路9からチェック弁10を経て油圧室8
に供給される。そして、プランジャ6は、押圧ばね7の
付勢力および油圧室8の油圧により進出して、その先端
部6aが、カムチェーン3に摺接するテンショナシュー2
に当接して押圧することで、カムチェーン3に適度な緊
張力が付与される。
【0031】このとき、内燃機関の運転直後に油圧室8
に溜まっていた空気または油圧室8に供給された圧油に
混じっていた空気は、それ自体の浮力によって油圧室8
の上部に集まり、その一部は流入路25の近傍にも集ま
る。そのため、流入路25の近傍または油圧室8の上部に
滞留している空気は、リリーフ機構20による圧油のリリ
ーフ時に、圧油と共に外部空間Sに放出される。
【0032】そして、カムチェーン3が緩んだ場合に
は、押圧ばね7の付勢力と油圧室8の油圧により、プラ
ンジャ6が進出すると同時に、チェック弁10を介して油
圧室8に圧油が流入して、カムチェーン3の緊張力が適
度となるようにされる。このとき、油圧室8の油圧は、
弁体22の開弁油圧以下であるため、弁体22は閉弁位置を
占める。
【0033】また、カムチェーン3が過度に緊張した場
合は、プランジャ6は、カムチェーン3から押圧力を受
けて押圧ばね7の付勢力に抗して後退し、このとき、チ
ェック弁10は油圧室8からの圧油の流出を阻止している
ため、油圧室8の油圧が上昇する。
【0034】そして、上昇した油圧が開弁油圧を越える
と、弁体22が閉弁位置から移動し、この移動に対応し
て、プランジャ6が押圧ばね7の付勢力に抗してさらに
後退して、例えば機関回転数の低回転時のカムチェーン
3の小さな振幅での過度の緊張が緩和される。さらに油
圧が上昇して前記設定油圧を越えると、弁体22の摺接部
22aが流出路26の開口部26aに達して流入路25と流出路26
とが連通し、油圧室8の圧油が流入路25および第1室24
bを経て、弁体22により調整された開口面積とされた流
出路26の開口部26aを通って、流出路26から外部空間S
にリリーフされる。そのため、油圧室8の油圧が急激に
低下して、プランジャ6は押圧ばね7の付勢力に抗して
さらに大きく後退することで、例えば機関回転数の高回
転時のカムチェーン3の大きな振幅での過度の緊張が緩
和される。
【0035】ところで、内燃機関等の振動が油圧式テン
ショナ1に伝達されて、リリーフ機構20もその伝達され
た振動により振動し、弁体22も振動する。しかしなが
ら、収容室24内での弁体22の移動範囲で、収容室24の内
周壁面24aの径と弁体22の外径とが略同径であるため、
該振動により弁体22が径方向に移動することが防止さ
れ、閉弁位置にある弁体22は、その閉弁位置を維持す
る。
【0036】さらに、該振動により、閉弁位置にある弁
体22が設定距離以下の範囲内で移動して流入路25が開か
れたとしても、内周壁面24aと弁体22の内周壁面24aに対
する摺接部22aとの間では、圧油が漏れることは殆どな
い状態、すなわち略シール状態になっており、流入路25
からの圧油が流出路26からリリーフされることが防止さ
れる。
【0037】それゆえ、前記従来技術によれば、図3に
おいて破線で示されるように、リリーフ機構20に伝達さ
れる振動によって、リリーフを行うための設定油圧であ
る例えば2Mpaよりも小さな油圧でリリーフが行われる
ことがあり得るが、この第1実施例のリリーフ機構20に
よれば、同図の実線で示されるように、リリーフ機構20
が、該リリーフ機構20に振動が伝達される環境下にあっ
ても、設定油圧で確実に圧油がリリーフされる。そのた
め、従来技術では、低回転時のようにカムチェーン3の
振幅が比較的小さいときに、伝達される振動に起因し
て、設定された油圧以下の油圧でリリーフが行われてプ
ランジャ6が大きく後退し、その結果カムチェーン3の
振幅が増大して、異音が発生することがあった。しかし
ながら、この第1実施例では、前記振動により弁体22が
閉弁位置から移動したとしても、流入路25と流出路26と
は連通せず、リリーフが行われることはないので、プラ
ンジャ6が大きく後退することはなく、カムチェーン3
の振幅は適度の振幅に抑えられる。
【0038】また、弁体22の移動によりその容積が変化
する第2室24cは、連通路29を介して常時外部空間Sと
の連通が確保されるので、内周壁面24aと弁体22の摺接
部22aとの間が略シール状態になっていることに起因し
て、第2室24cの容積が変わる際に、第2室24cが密閉さ
れて、第2室24cに存在する空気または油により弁体22
の移動が妨げられることがなく、弁体22は、流入路25と
流出路26とを連通させる連通位置および閉弁位置に円滑
に移動できる。
【0039】以上のように構成された第1実施例によれ
ば、次の効果が奏される。リリーフ機構20に内燃機関等
の振動が伝達されても、弁体22が径方向に移動すること
がなく、さらに該振動により、弁体22が軸方向に設定距
離以下の移動をしたとしても、圧油のリリーフが行われ
ることがないので、設定油圧で、より確実にリリーフを
行うことができて、所望のリリーフ特性を得ることがで
きる。
【0040】そして、弁体22が閉弁位置にあって、低回
転時のようにカムチェーン3の振幅が比較的小さいとき
に、前記振動により弁体22が閉弁位置から移動したとし
ても、その移動は前記設定距離よりも小さいものとなる
ため、流入路25と流出路26とは連通せず、リリーフが行
われることはないので、プランジャ6が大きく後退する
ことはなく、カムチェーン3の振幅は適度の振幅に抑え
られて、従来技術のように振幅が増大して異音が発生す
ることがない。
【0041】押圧ばね7が収容される第2室24cは、連
通路29を介して常時外部空間Sと連通しているため、第
2室24cの容積が変わる際に弁体22の移動が妨げられる
ことがなく、弁体22の作動が円滑になるので、油圧に対
する弁体22の応答性を向上させることができ、それによ
り、設定油圧でのリリーフの開始およびリリーフの終了
を、一層確実に行うことができる。
【0042】さらに、油圧室8の上方にリリーフ機構20
が設けられているため、流入路25の近傍または油圧室8
の上部に滞留している空気は、圧油のリリーフ時に、圧
油と共に外部空間Sに放出されるので、プランジャ6の
作動が油圧室8に滞留する空気の影響を受け難くなっ
て、油圧式テンショナ1の作動が良好になる。
【0043】リリーフ機構20は、リリーフ機構がプラン
ジャ自体に設けられた前記従来技術とは異なり、油圧式
テンショナ1のハウジング4に設けられるため、振動等
の影響をより受け難くなっているので、安定したリリー
フ特性が得られる。
【0044】また、連通路29および流出路26が外部空間
Sに露出しているので、異物等によるそれら通路の詰ま
り具合が確認し易く、さらに連通路29については、該連
通路29が上方に向かって開放しているため視認もし易
く、メンテナンスが容易になる。
【0045】次に、図4ないし図6を参照して、第2実
施例について説明する。この第2実施例は、第1実施例
とは流出路の構造が相違し、その他は同一の構成を有す
るものである。そのため、同一の構成に関する説明を省
略し、主として流出路について説明する。なお、第1実
施例における部材に対して、同一の部材または相当する
部材には、同一の符号を付してある。
【0046】流出路30は、第1実施例と同様に、収容室
24の内周壁面24aに開口すると共に外部空間Sに開放す
る径方向の同一寸法の円孔からなり、直径方向に対向す
る位置に設けられた2つの主流出路31と、主流出路31に
比べて小さな流路断面積を有する円孔からなる1つの小
流出路32とから構成される。小流出路32は、一方の主流
出路31側のハウジング21に、第1位置P1からの距離が、
主流出路31のそれよりも小さくなる位置にあるため、弁
体22がリリーフばね23の付勢力に抗して移動するとき、
主流出路31の流入路25との連通に先立って、小流出路32
が流入路25と連通して、油圧室8の圧油が先ず小流出路
32からリリーフされる。なお、主流出路31の流路断面積
に対する小流出路32の流路断面積の比は、カムチェーン
3の振幅の程度等を考慮して、適宜設定される。
【0047】それゆえ、弁体22の軸方向の移動距離に応
じて、図6に図示されるように、主流出路31からの大流
出量のリリーフが行われる位置まで弁体22が移動する前
に、小流出量のリリーフが行われるため、油圧の大きさ
に応じてリリーフされる流量を、第1実施例のように1
種類の流路断面積を有する流出路が設けられる場合に比
べて、さらに細かく調整することができて、一気に大量
の圧油がリリーフされることにより生じる油圧の大きな
変動を防止することができる。
【0048】そして、油圧式テンショナ1においては、
低回転時において、カムチェーン3の振幅が小さいもの
の、弁体22が連通位置を占める程度の油圧が油圧室8に
生じて、リリーフが行われる場合に、主流出路31の連通
に先立って小流出路32が流入路25と連通して油圧室8の
圧油が小流出路32からリリーフされるので、プランジャ
6の必要以上の後退を防止することができ、カムチェー
ン3の必要以上の振幅の増大を防止できる。また、主流
出路31から大流量の圧油がリリーフされるときにも、小
流出路32からの圧油のリリーフが先立って行われるた
め、油圧室8の油圧の変動の大きさが抑制されたものと
なる。
【0049】その結果、この第2実施例によれば、第1
実施例の効果に加えて、圧油がリリーフされる場合に
も、油圧に応じてリリーフされる流量がさらに細かく調
整されるので、リリーフによる油圧の必要以上の大きな
変動を防止することができる。
【0050】さらに、油圧式テンショナ1においては、
カムチェーン3の振幅が比較的小さいものの、リリーフ
が行われる場合に、圧油は、主流出路31の連通に先立っ
て小流出路32からリリーフされるので、プランジャ6の
必要以上の後退を防止することができ、カムチェーン3
の必要以上の振幅の増大を防止できて、カムチェーン3
の振幅は適度の振幅に抑えられ、油により作動される装
置である油圧式テンショナ1の作動をより適切なものと
することができる。
【0051】また、主流出路31から大流量の圧油がリリ
ーフされるときにも、小流出路32からの圧油のリリーフ
が先立って行われるため、油圧室8の油圧の変動の大き
さが抑制されたものとなる。
【0052】図7は、第3実施例を示すもので、第2実
施例と同様に、第1実施例とは流出路の構造が相違し、
その他は同一の構成を有するものである。ここでは、流
出路33の流路断面形状が略二等辺三角形とされ、頂角が
第1位置P1寄りに位置するように形成される。この第3
実施例によれば、第1実施例の円孔からなる流出路26に
比べて、連通位置で、弁体22により流出路33の開口部が
開かれ始めた直後は、その開口面積が小さいので、第2
実施例と同様の作用効果が奏される。
【0053】図8は、第4実施例を示すもので、第1実
施例とは、流出路の構造が相違し、その他は同一の構成
を有するものである。ここでは、流出路34の流路断面形
状が長円とされ、その長径が中心軸線C2に沿うように形
成される。この第4実施例によれば、第1実施例と同様
の作用効果を奏するほか、弁体22の軸方向の移動に略比
例して流出路34の開口面積が増大するため、油圧室8に
生じた油圧に略比例した流出量のリリーフが行われるの
で、油圧が前記設定油圧を越える場合に、リリーフ時の
必要以上の圧力変動を、油圧の広い範囲に渡って防止で
き、そしてカムチェーン3の振幅に関しても、その振幅
の大きさの広い範囲に渡って必要以上の振幅の増大を防
止できるという効果が奏される。
【0054】以下、前述した実施例の一部の構成を変更
した実施例について、変更した構成に関して説明する。
前記各実施例では、リリーフ機構20は、油圧室8の上方
に位置するハウジング4部分に設けられたが、この部分
に限られず、油圧室8の周方向の位置の任意のハウジン
グ4部分であってもよく、例えば油圧室8の下方に位置
するハウジング4部分に設けられてもよい。また、流出
路26,33,34の数は、1つであってもよく、また3以上
であってもよい。さらに、第2実施例における小流出路
32は、2個以上設けることもでき、その場合には、直径
方向に対向する位置で同一の流路断面積を有する孔から
構成されるようにしてもよく、また、軸方向に沿って直
列に配置された2個以上の孔から構成されてもよく、こ
のときは、さらに流路断面積が異なるようにしてもよ
い。
【0055】油圧式テンショナ1は、カムチェーン3以
外の無端可撓部材、例えば内燃機関のオイルポンプを駆
動する無端可撓部材の緊張力付与のために使用できる。
さらに、リリーフ機構20は、油圧式テンショナ1以外
に、油路におけるリリーフ機構としても使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の第1実施例を示すもので、リリーフ
機構が適用された油圧式テンショナの軸線を通る縦断面
図である。
【図2】図1の要部拡大図である。
【図3】図1のリリーフ機構のリリーフ特性を示すグラ
フである。
【図4】本願発明の第2実施例であり、図2に対応する
図である。
【図5】図4のV矢視図である。
【図6】図4のリリーフ機構のリリーフ特性を示すグラ
フである。
【図7】本願発明の第3実施例であり、図5に対応する
図である。
【図8】本願発明の第4実施例であり、図5に対応する
図である。
【図9】従来技術のリリーフ機構が適用された油圧式の
テンショナの軸線を通る縦断面図である。
【符号の説明】
1…油圧式テンショナ、2…テンショナシュー、3…カ
ムチェーン、4…ハウジング、5…孔、6…プランジ
ャ、7…押圧ばね、8…油圧室、9…給油路、10…チェ
ック弁、11…案内部材、12…弁体、13…シート部、14…
ばね受け、15…圧縮ばね、16…装着孔、20…リリーフ機
構、21…ハウジング、22…弁体、22a…摺接部、23…リ
リーフばね、24…収容室、24a…内周壁面、24b…第1
室、24c…第2室、25…流入路、26…流出路、27…シー
ト部、28…ストッパ、29…連通路、30…流出路、31…主
流出路、32…小流出路、33,34…流出路、B…ボルト、
C1,C2…中心軸線、P1…第1位置、P2…第2位置、S…
外部空間。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 球状弁体が軸方向に移動自在に収容され
    る横断面が円形の内周壁面を有する収容室が設けられた
    ハウジングと、該ハウジングに設けられて前記収容室に
    それぞれ連通する流入路および流出路と、該流入路を閉
    塞する閉弁位置に前記弁体を付勢する付勢部材とを備
    え、前記弁体に作用する前記流入路の流体の流体圧によ
    り、前記弁体が前記付勢部材の付勢力に抗して前記閉弁
    位置から軸方向に移動することで前記流入路が前記流出
    路と連通して、前記流出路から流体がリリーフされるリ
    リーフ機構において、 前記内周壁面の径は、前記弁体の移動範囲で該弁体の外
    径と略同径とされて、前記弁体は前記収容室内で軸方向
    に摺動自在であり、前記弁体が前記付勢力に抗して前記
    閉弁位置から軸方向に設定距離移動して、前記流入路の
    流体圧が設定流体圧を越えたとき、前記弁体の前記内周
    壁面との摺接部が前記流出路の開口部に達して、前記流
    入路と前記流出路との連通が確立されることを特徴とす
    るリリーフ機構。
  2. 【請求項2】 前記流出路は、主流出路と、該主流出路
    よりも小さな流路断面積を有する小流出路とからなり、
    前記弁体の移動により前記主流出路の連通に先立って前
    記小流出路が前記流入路と連通することを特徴とする請
    求項1記載のリリーフ機構。
  3. 【請求項3】 前記収容室は、前記弁体により、前記流
    入路に連通する第1室と、前記付勢部材が収容される第
    2室に区画され、該第2室と外部空間とを常時連通する
    連通路が設けられていることを特徴とする請求項1また
    は請求項2記載のリリーフ機構。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104084470A (zh) * 2014-06-25 2014-10-08 温州蓝天管件阀门有限公司 一种三通管件挤压液压机的自动卸压装置
JP2017523363A (ja) * 2014-08-09 2017-08-17 ボーグワーナー インコーポレーテッド 圧力リリーフ弁調整特徴

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