JP2000170855A - 油圧テンショナ - Google Patents

油圧テンショナ

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JP2000170855A
JP2000170855A JP10346496A JP34649698A JP2000170855A JP 2000170855 A JP2000170855 A JP 2000170855A JP 10346496 A JP10346496 A JP 10346496A JP 34649698 A JP34649698 A JP 34649698A JP 2000170855 A JP2000170855 A JP 2000170855A
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昭 藤原
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H7/00Gearings for conveying rotary motion by endless flexible members
    • F16H7/08Means for varying tension of belts, ropes, or chains
    • F16H2007/0802Actuators for final output members
    • F16H2007/0812Fluid pressure
    • F16H2007/0814Fluid pressure with valves opening on surplus pressure

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 伝動用のチェーンやベルトの油圧テンショナ
の応答性を向上させ、かつリリーフ特性を安定化させ
る。 【解決手段】 チェーンやベルトなどの伝動用無端可撓
部材の油圧テンショナ1は、シリンダ穴8が形成された
テンショナボディ3と、シリンダ穴8に摺動自在にかつ
往復動自在に嵌合されるとともに、テンショナボディ3
の先端面から突出して伝動用無端可撓部材を押圧可能な
プランジャ7と、シリンダ穴8とプランジャ7との間に
形成されてプランジャ7の突出方向に油圧が作用する油
圧室14,15と、油圧室14,15と連通したリリー
フ通路21と、リリーフスプリング5eと油圧室14,
15の油圧による開弁力とリリーフスプリング5eの付
勢力による閉弁力との差に応じてリリーフ通路21を開
閉する弁体5bとを有するリリーフ弁5とを備えてお
り、リリーフ弁5が、プランジャ7に対してテンショナ
ボディ3に設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本出願発明は、動力伝達用の
チェーン、ベルトのような無端可撓部材を押圧して、そ
の無端可撓部材に適度な張力を与えるとともに、無端可
撓部材の振動を抑制する油圧テンショナに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、エンジンの伝動装置に使用される
チェーン、ベルトのような無端可撓部材を押圧して張力
を付与するための油圧式テンショナとして、リリーフ弁
を有する油圧テンショナが知られている(実公平3−1
2995号公報参照)。この公報記載の油圧テンショナ
では、内部に油圧室が形成されたプランジャが、プラン
ジャボディに摺動自在に、かつスプリングの付勢力によ
りプランジャボディから突出するように取り付けられて
おり、前記油圧室にはチェック弁を介して油が流入する
ようになっている。さらに、前記プランジャの先端側に
は前記油圧室と連通する別の油圧室が形成されていて、
該別の油圧室内で摺動自在な弁体と該弁体を押込方向に
付勢するコイルスプリングと該スリーブが油圧により該
コイルスプリングに抗して摺動したときに開く排出口と
を有するリリーフ弁が設けられている。
【0003】そして、この油圧テンショナによるチェー
ンへの張力の付与は、そのプランジャ端面が、スプロケ
ット間に巻き掛けたチェーンに当接するテンショナシュ
ーを押圧することにより、行われる。具体的には、エン
ジン運転時に、チェーンに緩みが発生した場合は、スプ
リングの付勢力によりプランジャが突出すると同時に、
油圧室内にチェック弁を介して油が供給されることでチ
ェーンの一定の張力が維持される。一方、エンジンの発
熱に起因してスプロケット軸間の距離が伸びるなどし
て、チェーンに過大な張力が発生した場合は、プランジ
ャはテンショナシューを通じて逆に押圧力を受ける。こ
のときは、チェック弁により油圧室からの油の流出は阻
止されているため、油圧室内の油圧が高まり、その油圧
が所定値を越えるとリリーフ弁が開弁し、別の油圧室を
介して油圧室の油が排出口から排出されて、チェーンの
過大な張力が解消されて、一定の張力が維持される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
従来の油圧テンショナでは、プランジャにリリーフ弁が
設けられているため、プランジャが大型化するととも
に、その重量も増加するので、エンジン運転時に発生す
る無端可撓部材であるチェーンの緩みや緊張に基づくチ
ェーンの振動による変位(振幅)に対するプランジャの
突出または後退の応答が鈍くなってしまう。そのため、
油圧テンショナの機能である、チェーンへの張力付与機
能および発生するチェーンの振動を減衰させる振動抑制
機能の点で改善の余地があるものである。また、リリー
フ弁の弁体を付勢するコイルスプリングは、プランジャ
の突出・後退方向に縮設されているため、弁体の慣性に
起因して、プランジャの突出移動および後退移動により
コイルスプリングが伸縮し、その結果リリーフ弁の弁体
に作用する付勢力が変動して、リリーフ弁の開弁力が変
動してしまう。そのため、安定したリリーフ特性を得る
ことができず、この点でも油圧テンショナの張力付与機
能およびリリーフ弁を開弁することによる振動抑制機能
が十全とはいえないものである。そして、このようなプ
ランジャの応答遅れは、チェーンの変位が速いエンジン
の高回転域で顕著である。
【0005】また、油圧テンショナの油圧室にはエンジ
ンにより駆動されるオイルポンプらの油圧が供給されて
いるため、エンジン始動時に空気が混入したオイルが供
給されたり、またエンジン停止時に油圧テンショナの隙
間から油が流出して、油圧室に空気が入ることがある。
しかしながら、このような油圧室内の空気の存在は、油
圧テンショナの前記張力付与機能および振動抑制機能を
妨げるものであるため、この空気を排出することが望ま
しい。
【0006】本出願発明は、前記した難点を克服したも
のであって、油圧テンショナの応答性を向上させるとと
もにリリーフ特性を安定化させることを課題とし、その
上でさらに油圧テンショナの油圧室に滞留する空気を排
出し易くすることも課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段および効果】本出願の請求
項1記載の発明は、シリンダ穴が形成されたテンショナ
ボディと、前記シリンダ穴に摺動自在にかつ往復動自在
に嵌合されるとともに、テンショナボディの先端面から
突出して伝動用無端可撓部材を押圧可能なプランジャ
と、前記シリンダ穴と前記プランジャとの間に形成され
て該プランジャの突出方向に油圧が作用する油圧室と、
前記油圧室と連通したリリーフ通路と、リリーフスプリ
ングと前記油圧室の油圧による開弁力と前記リリーフス
プリングの付勢力による閉弁力との差に応じて前記リリ
ーフ通路を開閉する弁体とを有するリリーフ弁とを備え
た油圧テンショナにおいて、前記リリーフ弁が、前記プ
ランジャに対して不動の固定部材に設けられている油圧
テンショナである。
【0008】このような請求項1記載の発明によれば、
リリーフ弁は、可動部材であるプランジャではなく、不
動の部材である固定部材に設けられているから、プラン
ジャの小型軽量化ができるので、無端可撓部材の緩みや
振動による変位に対する応答性が向上する。さらに、リ
リーフ弁のリリーフスプリングは、プランジャの突出移
動および後退移動の影響を受けず、そのリリーフスプリ
ングのセット荷重により定まる開弁力に応じて定まるリ
リーフ特性が安定して維持されるため、リリーフ弁を精
度よく作動させることができる。また、リリーフスプリ
ングの取付け方向の自由度が増すとともに、リリーフ弁
が設けられる固定部材として、シリンダヘッドなどエン
ジン本体を選ぶことも可能であるため、リリーフ弁の取
付け位置の自由度も増す。
【0009】また、請求項記2載の発明のように、さら
に前記固定部材が前記テンショナボディであり、そして
前記リリーフ弁が前記シリンダ穴の軸線と平行に配置さ
れていることにより、リリーフ弁がテンショナボディと
一体化されるので、リリーフ弁およびテンショナボディ
を別個に取り付ける必要がなく、油圧テンショナの取付
けが容易となる。また、エンジン本体に油圧テンショナ
を組み付けなくても、リリーフ弁を含めた油圧テンショ
ナ単体としての機能確認も容易にできる。さらに、リリ
ーフ弁がシリンダ穴の軸線と平行に配置されていること
により、テンショナボディの大型化を抑制できる。
【0010】また、請求項記3載の発明のように、さら
に前記リリーフ通路の全体が、前記油圧室より上方に位
置することにより、リリーフ弁を通じてテンショナボデ
ィの油圧室に滞留する空気が排出され易くなるので、油
圧テンショナの作動が良好になる。
【0011】
【発明の実施形態】以下、図1に図示された本出願発明
の一実施形態について説明する。図1に図示される本出
願発明の実施形態である油圧テンショナ1は、エンジン
に使用される駆動力伝達用のチェーンまたはベルトなど
の無端可撓部材の張力を調整するために用いられるもの
であるが、便宜上、この油圧テンショナ1が、エンジン
の吸気弁や排気弁を駆動する動弁系を構成するカム軸を
駆動するための無端可撓部材であるチェーンの張力を調
整するために用いられた例について説明する。
【0012】この油圧テンショナ1は、エンジンのシリ
ンダヘッド2に形成された挿入孔に挿入されるテンショ
ナボディ3と、そのテンショナボディ3に取り付けられ
るキャップ4と、リリーフ弁5とを有する。テンショナ
ボディ3は、キャップ4の外方から、キャップ4および
テンショナボディ3を貫通するボルト6により、シリン
ダヘッド2に固着されている。また、テンショナボディ
3自体は、外径が異なる部分を持つ円柱形状をしてお
り、そのうち、シリンダヘッド2の前記挿入孔内に位置
する挿入部分3aと、挿入部分3aより小径でシリンダ
ヘッド2のチェーン側から突出する先端部分3bと、シ
リンダヘッド2のチェーン側とは反対側(以下、「反チ
ェーン側」という)でシリンダヘッド2表面と当接する
鍔部3cとからなる。先端部分3bには、セットピンが
挿入される孔3dが直径方向に形成されている。したが
って、孔3dの位置より鍔部3c寄りに後記するプラン
ジャ7を後退させ、セットピンが孔3dに挿入されるこ
とで、プランジャ7の先端面がセットピンに当接して、
プランジャ7が後退位置に保持される。そして、この状
態で、テンショナボディ3をシリンダヘッド2に取り付
けることができる。一方、鍔部3cは段を有しており、
鍔部3cの反チェーン側に位置する上段は、テンショナ
ボディ3に取り付けられるキャップ4との当接面となる
取付け面を有している。
【0013】テンショナボディ3には、先端部分3bの
先端面から鍔部3cの上段内部にまで及ぶ同一径のシリ
ンダ穴8と、このシリンダ穴8の最奥部から鍔部3cの
上段の取付け面に開口する、シリンダ穴8より小径の貫
通孔9とが形成されている。シリンダ穴8内には、閉塞
された先端部を有する円筒状のプランジャ7が、摺動自
在にかつシリンダ穴8の軸線方向に往復動自在に嵌合さ
れていて、テンショナボディ3の先端部分3bの先端面
からチェーンに向かって突出できるようにされている。
そして、プランジャ7の先端面は、図示されないテンシ
ョナシューに当接し、そのテンショナシューを介してチ
ェーンを押圧するようになっている。
【0014】さらに、シリンダ穴8内には、プランジャ
7の嵌合位置より反チェーン側に位置して、後記するノ
ズル10が螺合する取付け孔が中心部に形成されたロッ
ドシート11が嵌合されている。このロッドシート11
は、その外形が大径部分と小径部分とからなる円筒状の
部材であり、大径部分はシリンダ穴8の周壁に当接して
いる。また、ロッドシート11の反チェーン側端面はシ
リンダ穴8の最奥部の底壁との当接面となっており、ロ
ッドシート11のチェーン側端面は、取付け孔の周縁付
近に形成されたテーパ面と平面とからなっている。そし
て、このテーパ面と当接するテーパ面を有する突部を備
えた有底円筒状のロッド12が、プランジャ7の内部に
嵌合している。また、このロッド12の外側面は、プラ
ンジャ7との摺動面となっており、その外径はロッドシ
ート11の外径と略同一である。ロッド12の開口端と
プランジャ7の先端部の内面との間には、プランジャ7
が最も後退したときに両者が接触しないような間隔が設
けられている。ロッド12の底部には孔が形成されてお
り、この孔に、オイル通路孔10aが中心部に貫通して
形成されたノズル10の先端部分が嵌合している。ノズ
ル10の先端部分は、ロッド12の底部内面より僅かに
突出している。このノズル10の反チェーン側は、テン
ショナボディ3の貫通孔9に嵌合する大径部となってい
て、該大径部のチェーン側端面はロッドシート11に当
接し、その反チェーン側端面には、ノズル10をロッド
シート11に螺合する際に、ノズル10を回すための工
具が挿入される溝が形成されている。なお、13はロッ
ドシート11とノズル10との螺合部分である。
【0015】シリンダ穴8内には、プランジャ7の内部
およびロッド12の内部により第1油圧室14が形成さ
れ、さらにシリンダ穴8とロッドシート11の小径部分
とプランジャ7の開口側の環状端面とにより第2油圧室
15が形成されている。そして、第1油圧室14内に、
プランジャ7の先端部内面とロッド12の底部内面との
間にリターンスプリング16が縮設され、また第2油圧
室15内において、プランジャ7の環状端面とロッドシ
ート11の外周の段部との間にアシストスプリング17
が縮設されている。これら両スプリング16,17は、
プランジャ7に対して並列に配置され、プランジャ7を
常に突出方向に付勢しており、そのスプリング定数およ
びセット荷重は、エンジン回転数に応じて変化するチェ
ーンの振動状態を考慮して、油圧テンショナ1の張力付
与機能および振動抑制機能が良好に行われるように設定
される。
【0016】ところで、プランジャ7とロッド12との
嵌合部分には第1クリアランス18が形成されていて、
この第1クリアランス18を通じて第1油圧室14と第
2油圧室15との間で、オイルの流出入が可能となって
いる。また、ロッド12とノズル10との嵌合部分には
第2クリアランス19が形成され、さらにロッド12と
ロッドシート11との当接部分には第3クリアランス2
0が形成されていて、第2および第3クリアランス1
9,20を通じも第1油圧室14と第2油圧室15との
間で、オイルの流出入が可能となっている。これらクリ
アランス18,19,20の流路は、そこを流れるオイ
ル流量をある程度制限するように設定されている。すな
わち、これらクリアランス18,19,20はそれぞれ
絞り機能を有する流路を形成している。そして、各クリ
アランス18,19,20の絞り程度の総和であるクリ
アランス全体の絞りの程度は、プランジャ7の突出・後
退速度およびプランジャ7がチェーンにより押圧されて
後退するときに生じるリリーフ弁5の作動を支配する第
2油圧室15の圧力上昇に影響を与えるので、リターン
スプリング16およびアシストスプリング17のスプリ
ング定数・セット荷重の設定と併せて、油圧テンショナ
1の張力付与機能および振動抑制機能が良好に行われる
ように適宜設定される。
【0017】次に、リリーフ弁5について説明する。テ
ンショナボディ3の挿入部分3aのチェーン側から形成
された弁挿入穴に挿入されるリリーフ弁5は、弁体であ
るチェックボール5bと、後記するリリーフ通路21の
第2通路部分21bと連通する入口孔5aを有するとと
もに、チェックボール5bの弁座5cが形成されていて
弁挿入穴に挿入される円筒状の弁ハウジング5dと、チ
ェックボール5bを閉弁方向に弁座5cに向けて付勢す
るリリーフスプリング5eと、リリーフスプリング5e
の受け部とリリーフスプリング5eの内側にあって、開
弁時のチェックボール5bの所定以上の移動を阻止する
円柱状のストッパ5fとを有し、弁挿入穴に螺合される
プラグ5gとからなる。プラグ5gは弁座5c形成部分
とは反対側にある弁ハウジング5dの開口端に当接して
おり、弁ハウジング5dは、プラグ5gにより弁挿入穴
の底壁に押し付けられることで固定されている。プラグ
5gの外側には、螺合する際にプラグ5gを回すための
工具が挿入される穴が形成されている。さらに、弁ハウ
ジング5dの筒状部分には、テンショナボディ3の挿入
部分3aの外側面に開口するリリーフ通路21の第3通
路部分21cと連通する出口孔5hが径方向に複数個形
成されている。さらに、この複数個の出口孔5hと対抗
する弁挿入穴の内壁には、環状の溝が形成されていて、
この溝に第3通路部分21cが開口している。
【0018】その途中にリリーフ弁5が設けられている
リリーフ通路21は、その全体が、第1および第2油圧
室14,15の上方に位置するように形成されている。
具体的には、第2油圧室15の最上部に開口するリリー
フ通路21の第1通路部分21aは、テンショナボディ
3の鍔部3cの側面から第2油圧室15に向けて形成さ
れた孔の鍔部3c側面側の開口をボルト22により閉塞
することにより形成されている。この第1通路部分21
aに連通するとともにリリーフ弁5の入口孔5aに連通
するリリーフ通路21の第2通路部分21bは、シリン
ダ穴8の軸線と平行に、かつリリーフ弁5の弁挿入穴と
同軸に形成されている。したがって、リリーフ弁5は、
この第2通路部分21bと同様に、シリンダ軸線と平行
に配置されていることになる。前記したリリーフ通路2
1の第3通路部分21cは、リリーフ弁5を介して第2
通路部分21bと連通している。この第3通路部分21
cと連通するとともに、放出口21eを有するリリーフ
通路21の第4通路部分21dは、シリンダヘッド2に
形成されている。なお、第2通路部分21bの油圧によ
る開弁力により、チェックボール5bがリリーフスプリ
ング5eの付勢力に抗して開弁したとき、放出口21e
から、リリーフオイルをチェーンに向けて放出するよう
に第4通路部分21dを形成することにより、チェーン
の潤滑を補助的に行うことができる。
【0019】次に、オイル供給系について説明する。テ
ンショナボディ3の挿入部分3aには、シリンダヘッド
2に形成されたオイル供給通路2aと連通するオイル導
入通路3eが、その外側面に開口して形成されている。
その開口位置のチェーン側および反チェーン側で、挿入
部分3aの外側面には、それぞれOリングが嵌められて
いる。また、テンショナボディ3の鍔部3c上段の取付
け面から、オイル導入通路3eと交差するようにオイル
通路3fが形成されている。さらに、キャップ4のテン
ショナボディ3への取付け面には、オイル通路3fとテ
ンショナボディ3の貫通孔9とに連通するオイル溝4a
が形成され、その周囲にOリングが嵌められている。
【0020】第1および第2油圧室14,15へのオイ
ルの供給は次のようにして行われる。エンジンのオイル
ポンプにより圧送されてエンジンのメインギャラリーを
通って送られてきたオイルは、シリンダヘッド2のオイ
ル供給通路2aからオイル導入通路3e、オイル通路3
f、オイル溝4a、貫通孔9およびノズル10のオイル
通路孔10aを経て第1油圧室14に供給される。さら
に、第1油圧室14に供給されたオイルの一部は、プラ
ンジャ7とロッド12との間の第1クリアランス18と
ロッド12とノズル10との間の第2クリアランス19
およびロッド12とロッドシート11との間の第3クリ
アランス20とを経て第2油圧室15に供給される。
【0021】次に、このように構成された本出願発明の
実施形態の動作および効果を説明する。エンジンが運転
されて、オイル供給通路からオイル導入通路3e、オイ
ル通路3f、オイル溝4a、貫通孔9およびノズル10
のオイル通路孔10aを経て第1油圧室14に供給され
る。そして、第1油圧室14内のオイルの一部は、第
1、第2および第3クリアランス18,19,20を通
って、第2油圧室15に流入する。このとき、油圧室に
溜まっていた空気またはオイルに混じっていた空気は、
それ自体の浮力またはオイルの流れによって第2油圧室
15の上部に集まり、さらに第2油圧室15の上方に位
置するリリーフ通路21に流入する。その結果、第1お
よび第2油圧室14,15には空気が滞留し難くなり、
プランジャ7の動作が滞留する空気の影響を受け難くな
って、油圧テンショナ1の作動が良好になる。
【0022】そして、チェーンが緩んだり、チェーンが
プランジャ7を突出させる方向に振動した場合は、リタ
ーンスプリング16およびアシストスプリング17の付
勢力と、シリンダヘッド2のオイル供給通路2aからノ
ズル10のオイル通路孔10aを経て供給されたオイル
による第1油圧室14の油圧と、さらに第1油圧室14
から第1、第2および第3クリアランス18,19,2
0を経て供給されたオイルによる第2油圧室15の油圧
とにより、プランジャ7が突出移動して、チェーンへの
張力付与または振動抑制が行われる。また、オイルは、
前記した従来技術とは異なり、チェック弁を介すること
なく、直接、ノズル10に形成されたオイル通路孔10
aから第1油圧室14に供給されるようにしているの
で、プランジャ7が突出移動する時に応答性が良い。
【0023】また、チェーンが緊張したり、チェーンが
プランジャ7を後退させる方向に振動した場合は、チェ
ーンの変位(振幅)または振動の変位速度が小さいとき
などで第2油圧室15にリリーフ弁5の開弁油圧より大
きい油圧が発生しないときには、プランジャ7はチェー
ンの押圧力により後退して、第1油圧室14のオイルは
ノズル10のオイル通路孔10aを経て流出するため、
主としてリターンスプリング16およびアシストスプリ
ング17の反発力と、オイルの流出量の少ない第2油圧
室15の油圧とにより、チェーンの張力の緩和または振
動抑制が行われ、一方、チェーンの変位(振幅)または
振動の変位速度が大きいときなどで第2油圧室15にリ
リーフ弁5の開弁油圧より大きい油圧が発生するときに
は、プランジャ7がチェーンの押圧力により後退して、
第1油圧室14のオイルはノズル10のオイル通路孔1
0aを経て流出し、主としてリターンスプリング16お
よびアシストスプリング17の反発力と、オイルの流出
量の少ない第2油圧室15の油圧上昇に基づくリリーフ
弁5の開弁により、チェーンの張力の緩和または振動抑
制が行われる。
【0024】さらに、チェーンがプランジャ7を後退さ
せる方向に振動した場合を、エンジンの回転数との関係
でみると、例えば次のようになる。エンジン低回転時に
は、通常、チェーンの変位(振幅)または振動により、
第2油圧室15にリリーフ弁5の開弁油圧より大きい油
圧が発生しないので、プランジャ7はチェーンの押圧力
により後退して、第1油圧室14のオイルはノズル10
のオイル通路孔10aを経て流出するため、主としてリ
ターンスプリング16およびアシストスプリング17の
反発力と、オイルの流出量の少ない第2油圧室15の油
圧とにより、チェーンの張力の緩和または振動抑制が行
われる。一方、エンジン高回転時には、通常、チェーン
の変位(振幅)または振動により、第2油圧室15にリ
リーフ弁5の開弁油圧より大きい油圧が発生するので、
プランジャ7がチェーンの押圧力により後退して、第1
油圧室14のオイルはノズル10のオイル通路孔10a
を経て流出し、主としてリターンスプリング16および
アシストスプリング17の反発力と、オイルの流出量の
少ない第2油圧室15の油圧上昇によるリリーフ弁5の
開弁により、チェーンの張力の緩和または振動抑制が行
われる。その結果、エンジンの全回転域で良好な振動抑
制機能がなされる。
【0025】そして、このようなプランジャ7の突出移
動および後退移動は、リリーフ弁5が、プランジャ7に
ではなく、プランジャ7に対して不動のテンショナボデ
ィ3に設けられていて、リリーフ弁5がプランジャ7に
設けられている前記従来技術に比べて小型かつ軽量とな
っているので、速やかに行われることになり、チェーン
の緩みや振動による変位に対する油圧テンショナ1の応
答性が向上する。また、リリーフ弁5のリリーフスプリ
ング5eは、プランジャ7の突出移動および後退移動の
影響を受けないため、そのスプリング5eのセット荷重
により定まる開弁力に応じて定まるリリーフ特性が安定
して維持され、リリーフ弁5を精度よく作動させること
ができるとともに、リリーフスプリング5eの取付け方
向の自由度が増加する。さらに、リリーフ弁5がテンシ
ョナボディ3と一体化されているので、油圧テンショナ
1の取付けが容易であるとともに、エンジン本体に油圧
テンショナを組み付けなくても、リリーフ弁を含めた油
圧テンショナ単体としての機能確認も容易にできる。ま
たさらに、リリーフ弁がシリンダ穴の軸線と平行に配置
されていることにより、テンショナボディの大型化を抑
制できる。
【0026】さらに、第2油圧室15の上方に位置する
リリーフ通路21に空気が滞留している場合には、リリ
ーフ弁5が開弁した際に、その空気がリリーフオイルと
ともに強制的に外部に放出される。このとき、リリーフ
オイルがチェーンに向けて放出されることにより、この
オイルがチェーンの潤滑のために使用される。
【0027】前記した実施形態では、リリーフ弁5から
のリリーフオイルは、リリーフ通路21の第3通路部分
21cを経てシリンダヘッド2に形成したリリーフ通路
21の第4通路部分21dを通ってから外部に放出され
るようにしたが、テンショナボディ3の挿入部分3aの
一部をシリンダヘッド3から露出させたり、第3通路部
分21cの形成位置を変更するなどして、リリーフオイ
ルが第3通路部分21cから直接外部に放出されるよう
にしてもよい。
【0028】前記した実施形態では、リリーフ弁5をテ
ンショナボディ3に設けたものについて説明したが、リ
リーフ弁5を設ける部材としては、プランジャ7に対し
て不動の固定された部材であればどのような部材であっ
てもよく、例えばシリンダヘッド2またはシリンダブロ
ックに設けることも可能である。その場合は、テンショ
ナボディ3にはリリーフ弁5を有しないリリーフ通路2
1の一部のみを形成し、この一部のリリーフ通路21と
連通するリリーフ通路21をシリンダヘッド2またはシ
リンダブロック等の、リリーフ弁5が設けられる部材に
形成すればよい。
【0029】前記した実施形態では、リリーフオイルを
チェーンの潤滑に利用したが、リリーフオイルを、カ
ム、カム軸またはロッカーアームなどの動弁装置の潤滑
またはその他の装置の潤滑に利用することもできる。
【0030】前記した実施形態では、第1、第2および
第3クリアランス18,19,20は、単に部材の嵌合
部分または当接部分の間隙であったが、その嵌合部分ま
たは当接部分に溝を形成して、クリアランスを形成して
もよい。また、クリアランスを形成する代わりに、第1
油圧室14またはノズル10のオイル通路孔10aと第
2油圧室15とを連通する孔を形成してもよく、この場
合には、ロッド12とロッドシート11とを一体化でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、シリンダヘッドに装着された本出願発
明の一実施形態の油圧テンショナの縦断面図である。
【符号の説明】
1…油圧テンショナ、2…シリンダヘッド、2a…オイ
ル供給通路、3…テンショナボディ、3a…挿入部分、
3b…先端部分、3c…鍔部、3d…孔、3e…オイル
導入通路、3f…オイル通路、4…キャップ、4a…オ
イル溝、5…リリーフ弁、5a…入口孔、5b…チェッ
クボール、5c…弁座、5d…弁ハウジング、5e…リ
リーフスプリング、5f…ストッパ、5g…プラグ、5
h…出口孔、6…ボルト、7…プランジャ、8…シリン
ダ穴、9…貫通孔、10…ノズル、10a…オイル通路
孔、11…ロッドシート、12…ロッド、13…螺合部
分、14…第1油圧室、15…第2油圧室、16…リタ
ーンスプリング、17…アシストスプリング、18,1
9,20…クリアランス、21…リリーフ通路、22…
ボルト。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 白川 敦士 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 Fターム(参考) 3J049 AA01 AA08 BB17 BB26 BB35 BH20 CA01

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダ穴が形成されたテンショナボデ
    ィと、 前記シリンダ穴に摺動自在にかつ往復動自在に嵌合され
    るとともに、テンショナボディの先端面から突出して伝
    動用無端可撓部材を押圧可能なプランジャと、 前記シリンダ穴と前記プランジャとの間に形成されて該
    プランジャの突出方向に油圧が作用する油圧室と、 前記油圧室と連通したリリーフ通路と、 リリーフスプリングと、前記油圧室の油圧による開弁力
    と前記リリーフスプリングの付勢力による閉弁力との差
    に応じて前記リリーフ通路を開閉する弁体とを有するリ
    リーフ弁とを備えた油圧テンショナにおいて、 前記リリーフ弁が、前記プランジャに対して不動の固定
    部材に設けられていることを特徴とする油圧テンショ
    ナ。
  2. 【請求項2】 前記固定部材が前記テンショナボディで
    あり、さらに前記リリーフ弁が前記シリンダ穴の軸線と
    平行に配置されていることを特徴とする請求項1記載の
    油圧テンショナ。
  3. 【請求項3】 前記リリーフ通路の全体が、前記油圧室
    より上方に位置することを特徴とする請求項1または請
    求項2記載の油圧テンショナ。
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