JP2001336432A - 電磁駆動弁を有する内燃機関 - Google Patents

電磁駆動弁を有する内燃機関

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JP2001336432A JP2001081435A JP2001081435A JP2001336432A JP 2001336432 A JP2001336432 A JP 2001336432A JP 2001081435 A JP2001081435 A JP 2001081435A JP 2001081435 A JP2001081435 A JP 2001081435A JP 2001336432 A JP2001336432 A JP 2001336432A
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combustion engine
torque
intake
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Isao Matsumoto
功 松本
Masaaki Tanaka
正明 田中
Yasushi Ito
泰志 伊藤
Masaji Katsumata
正司 勝間田
Keiji Yotsueda
啓二 四重田
Hideyuki Nishida
秀之 西田
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  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
  • Valve Device For Special Equipments (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、電磁力を利用して吸排気弁を開閉
駆動する電磁駆動式動弁機構を備えた内燃機関におい
て、個々の気筒別にトルクを制御することができる技術
を提供し、精度の高いトルク制御を実現することを課題
とする。 【解決手段】 本発明に係る電磁駆動弁を有する内燃機
関は、目標機関トルクに従って1気筒当たりに要求され
る目標気筒トルクを算出し、その目標気筒トルクに従っ
て各気筒の吸気弁およびまたは排気弁の開閉タイミング
を決定することにより、内燃機関のトルクを気筒単位に
制御することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車などに搭載
される内燃機関のトルクを制御する技術に関し、特に吸
気弁及び排気弁を電磁力によって開閉駆動する電磁駆動
式動弁機構を備えた内燃機関のトルクを制御する技術に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車などに搭載される内燃機関
では、吸排気弁の開閉駆動に起因した機械損失の防止、
吸気のポンピング損失の防止、正味熱効率の向上等を目
的として、吸気弁及び排気弁の開閉タイミングを任意に
変更可能な動弁機構の開発が進められている。
【0003】上記した動弁機構としては、例えば、磁性
体からなり吸気排気弁に連動して進退動作するアーマチ
ャと、励磁電流が印加されたときに前記アーマチャを閉
弁方向へ吸引する閉弁用電磁石と、励磁電流が印加され
たときに前記アーマチャを開弁方向へ吸引する開弁用電
磁石と、前記アーマチャを閉弁方向へ付勢する閉弁側戻
しばねと、前記アーマチャを開弁方向へ付勢する開弁側
戻しばねとを備えた電磁駆動式の動弁機構が知られてい
る。
【0004】このような電磁駆動式動弁機構によれば、
従来の動弁機構のように機関出力軸(クランクシャフ
ト)の回転力を利用して吸排気弁を開閉駆動させる必要
がないため、吸排気弁の駆動に起因した機関出力の損失
が防止される。
【0005】更に、上記したような電磁駆動装置によれ
ば、従来の動弁機構のように機関出力軸の回転と連動し
て吸排気弁を開閉駆動する必要がなく、開弁用電磁石と
閉弁用電磁石に対する励磁電流の印加タイミングを変更
することによって吸排気弁を任意の時期に開閉させるこ
とが可能となるため、吸気絞り弁(スロットル弁)を用
いることなく各気筒の吸入空気量を制御することが可能
となる。この結果、スロットル弁に起因した吸気のポン
ピング損失が抑制される。
【0006】一方、上記したような電磁駆動式動弁機構
では、各気筒内で混合気が燃焼された際に発生する燃焼
圧力、言い換えれば各気筒で発生されるトルクを内燃機
関の運転状態や車両の走行条件等に応じて精度良く制御
することも重要である。
【0007】このような要求に対し、従来では、特開平
10−37727号公報に記載されているような多気筒
エンジンの吸・排気弁制御装置が提案されている。前記
したような多気筒エンジンの吸・排気弁制御装置は、内
燃機関の各気筒毎に設けられた電磁式吸・排気弁をエン
ジン動作状態に応じて各々自動開閉制御する多気筒エン
ジンの吸・排気制御装置において、各々の気筒に吸入さ
れる吸入空気量が互いに等しくなるように吸気弁又は排
気弁の開閉タイミングを補正することにより、全ての気
筒内で発生するトルクを均一化しようとするものであ
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記したよ
うな多気筒エンジンの吸・排気弁制御装置では、全ての
気筒のトルクを均一にしつつ内燃機関全体のトルクが制
御されているため、内燃機関全体のトルクを増減させる
場合には、全気筒のトルクが一括して増減されることに
なり、その際のトルクの増減幅が大きくなり易く、加減
速ショック等を誘発する場合がある。
【0009】また、上記したような多気筒エンジンの吸
・排気弁制御装置では、内燃機関とこの内燃機関に併設
される変速機とが互いの作動状態に応じて制御されてい
ないため、内燃機関およびまたは変速機の作動状態に起
因して車両の加減速ショックなどが発生する場合があ
る。
【0010】本発明は、上記したような事情に鑑みてな
されたものであり、電磁力を利用して吸排気弁を開閉駆
動する電磁駆動式動弁機構を備えた内燃機関において、
1気筒単位にトルクを制御することができる技術を提供
することにより、内燃機関の運転状態およびまたは車両
の走行条件などに応じた精度の高いトルク制御を実現す
ることを目的とする。
【0011】本発明の他の目的は、電磁力を利用して吸
排気弁を開閉駆動する電磁駆動式動弁機構を備えた内燃
機関において、内燃機関と変速機との一方を他方の作動
状態に応じて制御することができる技術を提供すること
により、より精度の高いトルク制御を実現することを目
的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記したよう
な課題を解決するために以下のような手段を採用した。
先ず、第1の発明に係る電磁駆動弁を有する内燃機関
は、電磁力を利用して内燃機関の吸気弁及び排気弁を開
閉駆動する電磁駆動式動弁機構と、前記内燃機関に要求
される目標機関トルクに従って1気筒当たりに要求され
る目標気筒トルクを算出する目標気筒トルク算出手段
と、前記目標気筒トルク算出手段によって算出された目
標気筒トルクに従って吸気弁およびまたは排気弁の開閉
タイミングを決定するバルブタイミング決定手段と、前
記バルブタイミング決定手段によって決定された開閉タ
イミングに従って前記電磁駆動式動弁機構を制御する弁
制御手段と、を備えることを特徴としている。
【0013】このように構成された電磁駆動弁を有する
内燃機関では、内燃機関の運転状態や該内燃機関を搭載
した車両の走行条件などをパラメータとして目標機関ト
ルクが決定されると、その目標機関トルクに基づいて1
気筒当たりに要求される目標気筒トルクが算出され、次
いで目標気筒トルクに従って吸気弁およびまたは排気弁
の開閉タイミングが決定される。
【0014】この場合、各気筒の吸気弁およびまたは排
気弁は、1気筒当たりに要求される目標気筒トルクに基
づいて決定された開閉タイミングで開閉駆動されること
になり、各気筒が目標気筒トルクに応じたトルクを発生
することになる。すなわち、内燃機関のトルクは、気筒
単位に制御されることになる。
【0015】この結果、内燃機関のトルクがきめ細かく
制御されることになり、例えば、内燃機関のトルクを増
減させる場合には、各気筒のトルクを燃焼順序(点火順
序)に従って徐々に増減させることにより、内燃機関の
トルクをリニアに増減させることも可能となる。
【0016】尚、目標気筒トルク算出手段は、内燃機関
の全ての気筒の目標気筒トルクを個々の気筒別に算出す
るようにしてもよい。この場合、バルブタイミング決定
手段は、目標気筒トルク算出手段によって算出された気
筒別の目標気筒トルクに従って、全ての気筒の吸気弁お
よびまたは排気弁の開閉タイミングを気筒別に決定する
ことになる。
【0017】ここで、内燃機関の目標トルクは、例え
ば、機関負荷や内燃機関の回転数等をパラメータとして
決定される基本目標トルクを、種々の補正要素を考慮し
て補正された値である。
【0018】上記した補正要素としては、自動変速機
(A/T)の変速に伴う加減速ショックの発生を抑制す
るための加減速ショック抑制トルク、エアコンディショ
ナ用のコンプレッサのように内燃機関の出力の一部を利
用して作動する補機類の作動と非作動との切り換えに伴
う加減速ショックの発生を抑制するための加減速ショッ
ク抑制トルク、無段変速機(CVT)の慣性モーメント
の大きさに起因した加減速ショックの発生を抑制するた
めの加減速ショック抑制トルク、内燃機関を搭載した車
両の走行速度が所定の上限値に達した際の減速制御に伴
うショックを抑制するための減速ショック抑制トルク等
を例示することができる。
【0019】また、第1の発明に係る電磁駆動弁を有す
る内燃機関は、上記した、電磁駆動式動弁機構、目標気
筒トルク算出手段、バルブタイミング決定手段、弁制御
手段に加え、目標気筒トルク算出手段によって算出され
た目標気筒トルクに従って、各気筒の燃料噴射量および
または燃料噴射時期を決定する燃料噴射制御手段を更に
備えるようにしてもよい。
【0020】これは、目標気筒トルクに従って各気筒の
吸気弁およびまたは排気弁の開閉タイミングが決定され
ると、各気筒の吸入空気量が互いに異なる場合も考えら
れるため、そのような場合には各気筒の燃料噴射量は、
個々の気筒の吸入空気量に見合った量とする必要がある
からである。
【0021】また、第1の発明に係る電磁駆動弁を有す
る内燃機関は、上記した、電磁駆動式動弁機構、目標気
筒トルク算出手段、バルブタイミング決定手段、弁制御
手段に加え、内燃機関の吸気通路に設けられて該吸気通
路内を流れる空気量を調節する吸気絞り弁と、目標気筒
トルク算出手段によって算出された目標気筒トルクに従
って吸気絞り弁の開度を決定する吸気絞り弁開度決定手
段とを更に備えるようにしてもよい。
【0022】この場合、電磁駆動式動弁機構と吸気絞り
弁とを併用して内燃機関の吸入空気量、言い換えれば内
燃機関の負荷を制御することが可能となり、目標気筒ト
ルクを実現する上で必要となる気筒別の吸入空気量をよ
り正確に確保することが可能となる。
【0023】また、第1の発明に係る電磁駆動弁を有す
る内燃機関は、上記した、電磁駆動式動弁機構、目標気
筒トルク算出手段、バルブタイミング決定手段、弁制御
手段に加え、内燃機関の吸気通路内に発生する吸気管負
圧の大きさを検出する吸気管負圧検出手段を更に備える
ようにしてもよい。
【0024】この場合、前記バルブタイミング決定手段
は、前記目標気筒トルク算出手段によって算出された目
標気筒トルクと前記吸気管負圧検出手段によって検出さ
れた吸気管負圧の大きさとに基づいて、吸気弁およびま
たは排気弁の開閉タイミングを決定することになる。
【0025】これは、車両の制動装置を構成するブレー
キブースタや内燃機関の排気の一部を吸気系へ還流する
排気再循環装置(EGR装置)等のように、吸気管負圧
を作動源として動作する装置に対して、所望の吸気管負
圧を供給しつつ内燃機関のトルクを制御するためであ
る。
【0026】次に、第2の発明に係る電磁駆動弁を有す
る内燃機関は、電磁力を利用して内燃機関の吸気弁と排
気弁との少なくとも一方を開閉駆動する電磁駆動式動弁
機構と、内燃機関の出力軸に接続され、変速比を変更可
能な変速機と、前記電磁駆動式動弁機構と前記変速機の
一方を他方の作動状態に基づいて制御する弁制御手段
と、を備えるようにしてもよい。
【0027】このように構成された電磁駆動弁を有する
内燃機関では、電磁駆動式動弁機構と変速機の一方が他
方の作動状態に基づいて制御されることになる。この場
合、電磁駆動式動弁機構と変速機とが連携して作動する
ようになり、その結果、電磁駆動式動弁機構およびまた
は変速機の作動に伴う加減速ショックの発生等が抑制さ
れることになる。
【0028】また、第2の発明に係る電磁駆動弁を有す
る内燃機関は、電磁力を利用して内燃機関の吸気弁と排
気弁との少なくとも一方を開閉駆動する電磁駆動式動弁
機構と、前記内燃機関の出力軸に接続され、変速比を変
更可能な変速機と、前記吸気弁と前記排気弁の少なくと
も一方の開弁特性が前記変速機の作動状態に対応した開
弁特性となるように前記電磁駆動式動弁機構を制御する
弁制御手段と、を備えるようにしてもよい。
【0029】この場合、内燃機関の吸気弁と排気弁との
少なくとも一方の開弁特性が変速機の作動状態に対応し
た開弁特性となるように電磁駆動式動弁機構が制御され
ることになる。その結果、電磁駆動式動弁機構は、変速
機の作動状態に応じて作動するようになり、変速機の作
動に伴う加減速ショックの発生等を抑制し易くなる。
尚、上記した開弁特性としては、吸気弁およびまたは排
気弁の開閉タイミングを例示することができ、その場合
には、弁制御手段は、吸気弁と排気弁の少なくとも一方
の開閉タイミングが変速機の作動状態に対応した開閉タ
イミングとなるように電磁駆動式動弁機構を制御すると
よい。
【0030】また、第2の発明において、変速機として
は、慣性トルクを有するとともに変速比を自動的に変更
可能な自動変速機や、慣性トルクを有するとともに変速
比を連続的に無段階で変更可能な無段変速機などを例示
することができる。このように変速機が慣性トルクを有
する場合に、吸気弁と排気弁の少なくとも一方の開弁特
性が変速機の作動状態に対応した開弁特性となるように
制御されると、変速機の慣性トルクに伴う加減速ショッ
クを抑制することも容易となる。
【0031】また、第2の発明に係る電磁駆動弁を有す
る内燃機関は、変速機の作動に伴う加減速ショックの抑
制に要する加減速ショック抑制トルクを算出する加減速
ショック抑制トルク算出手段を更に備えるようにしても
よい。この場合、弁制御手段は、吸気弁と排気弁との少
なくとも一方の開弁特性が前記の加減速ショック抑制ト
ルクを発生させるのに適した開弁特性となるように電磁
駆動式動弁機構を制御することが好ましい。
【0032】その際、第2の発明に係る電磁駆動弁を有
する内燃機関は、上記した加減速ショック抑制トルク算
出手段に加え、内燃機関に要求される目標機関トルクに
従って内燃機関の気筒の目標気筒トルクを算出する目標
気筒トルク算出手段を更に備えるようにしてもよい。こ
の場合、弁制御手段は、目標気筒トルク算出手段によっ
て算出された目標気筒トルクと、加減速ショック抑制ト
ルク算出手段によって算出された加減速ショック抑制ト
ルクとを加算して内燃機関のトルクスケジュールを決定
するとともに、吸気弁と排気弁との少なくとも一方の開
弁特性が前記トルクスケジュールに応じた開弁特性とな
るように電磁駆動式動弁機構を制御するとよい。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る内燃機関の具
体的な実施態様について図面に基づいて説明する。
【0034】図1は、本発明に係る内燃機関を搭載した
車両のパワートレーンの概略構成を示す図である。図1
において、前記車両のパワートレーンは、車両の駆動源
たる内燃機関(E/G)1と、前記内燃機関(E/G)
1の機関出力軸(クランクシャフト)に接続され該クラ
ンクシャフトの回転トルクを増幅させるトルクコンバー
タ(T/C)101と、前記トルクコンバータ(T/
C)101の出力軸に接続され該出力軸の回転速度を連
続的且つ無段階に変速する無段変速機(CVT)102
と、無段変速機(CVT)102の出力軸に接続された
プロペラシャフト103と、プロペラシャフト103と
接続され該プロペラシャフト103の回転トルクをドラ
イブシャフト105を介して駆動輪たる車輪106へ伝
達するディファレンシャルギヤ104とを備えている。
【0035】前記した無段変速機(CVT)102とし
ては、回転軸方向へ移動自在な可動回転体と固定回転体
とを組み合わせてなる可変プーリを2つ備えるととも
に、これら2つの可変プーリを連結するベルトと、油圧
を利用して各可変プーリの可動回転体を変位させて各可
変プーリの溝幅を変化させることによりベルトの巻き掛
け半径を変更するアクチュエータとを備え、一方の可変
プーリの回転軸をトルクコンバータ(T/C)101の
出力軸と連結し、他方の可変プーリの回転軸をプロペラ
シャフト103と連結して構成されるベルト式の無段変
速機(CVT)を例示することができる。
【0036】上記したようなベルト式の無段変速機(C
VT)では、図示しないアクチュエータがベルトの張力
を一定に維持しつつ各可変プーリの溝幅(言い換えれ
ば、ベルトの巻き掛け半径)を変更することにより、ト
ルクコンバータ(T/C)101の出力軸に対するプロ
ペラシャフト103の変速比を連続的に変更することが
可能である。
【0037】また、無段変速機(CVT)102の他の
例としては、トロイダル面を備えた一対のディスクの間
にパワーローラを介在させ、パワーローラを傾動させて
該パワーローラとディスクとの接触点の半径を変化させ
ることによりディスク間の変速比を変更するトロイダル
式の無段変速機(CVT)102を例示することもでき
る。
【0038】前記した無段変速機(CVT)102に
は、該無段変速機(CVT)102の入力軸の回転速度
に対応した電気信号を出力する入力側回転速度センサ2
01と、該無段変速機(CVT)102の出力軸の回転
速度に対応した電気信号を出力する出力側回転速度セン
サ202とが取り付けられている。
【0039】次に、内燃機関(E/G)1は、複数の気
筒21を備えたガソリンエンジンであり、図2に示すよ
うに、複数の気筒21及び冷却水路1cが形成されたシ
リンダブロック1bと、このシリンダブロック1bの上
部に固定されたシリンダヘッド1aとを備えている。
【0040】前記シリンダブロック1bには、機関出力
軸たるクランクシャフト23が回転自在に支持され、こ
のクランクシャフト23は、各気筒21内に摺動自在に
装填されたピストン22と連結されている。
【0041】各気筒21のピストン22の上方には、ピ
ストン22の頂面とシリンダヘッド1aの壁面とに囲ま
れた燃焼室24が形成されている。前記シリンダヘッド
1aには、燃焼室24に臨むよう点火栓25が取り付け
られ、この点火栓25には、該点火栓25に駆動電流を
印加するためのイグナイタ25aが接続されている。
【0042】前記シリンダヘッド1aには、2つの吸気
ポート26の開口端と2つの排気ポート27の開口端と
が燃焼室24に臨むよう形成されるとともに、その噴孔
が吸気ポート26に臨むよう燃料噴射弁32が取り付け
られている。
【0043】前記シリンダヘッド1aには、前記吸気ポ
ート26の各開口端を開閉する吸気弁28が進退自在に
設けられている。各吸気弁28には、励磁電流が印加さ
れたときに発生する電磁力を利用して前記吸気弁28を
進退駆動する電磁駆動機構30(以下、吸気側電磁駆動
機構30と記す)が取り付けられている。
【0044】前記シリンダヘッド1aには、前記排気ポ
ート27の各開口端を開閉する排気弁29が進退自在に
設けられている。各排気弁29には、励磁電流が印加さ
れたときに発生する電磁力を利用して前記排気弁29を
進退駆動する電磁駆動機構31(以下、排気側電磁駆動
機構31と記す)が取り付けられている。
【0045】ここで、吸気側電磁駆動機構30と排気側
電磁駆動機構31の具体的な構成について述べる。尚、
吸気側電磁駆動機構30と排気側電磁駆動機構31とは
同様の構成であるため、吸気側電磁駆動機構30のみを
例に挙げて説明する。
【0046】図3は吸気側電磁駆動機構30の構成を示
す断面図である。図3において内燃機関(E/G)1の
シリンダヘッド1aは、シリンダブロック1bの上面に
固定されるロアヘッド10と、このロアヘッド10の上
部に設けたアッパヘッド11とを備えている。
【0047】前記ロアヘッド10には、各気筒21に対
応した吸気ポート26が形成され、各吸気ポート26の
燃焼室24側の開口端には、吸気弁28の弁体28aが
着座する弁座12が設けられている。
【0048】ロアヘッド10には、各吸気ポート26の
内壁面からこのロアヘッド10の上面にかけて断面円形
の貫通孔が形成され、この貫通孔には、この貫通孔に挿
通される吸気弁28の弁軸28bを進退自在に保持する
筒状のバルブガイド13が挿入されている。
【0049】アッパヘッド11には、第1コア301及
び第2コア302が嵌入される断面円形のコア取付孔1
4が設けられ、このコア取付孔14は前記バルブガイド
13と軸心が同一となる位置にある。コア取付孔14は
下部が径大に形成され、その上部の径小部14aと下部
の径大部14bを備えている。
【0050】前記径小部14aには、軟磁性体からなる
環状の第1コア301と第2コア302とが所定の間隙
303をおいて軸方向に直列に嵌挿されている。これら
の第1コア301の上端と第2コア302の下端には、
それぞれフランジ301aとフランジ302aが形成さ
れており、第1コア301は上方から、また第2コア3
02は下方からそれぞれコア取付孔14に嵌挿され、フ
ランジ301aとフランジ302aがコア取付孔14の
縁部に当接することにより第1コア301と第2コア3
02の位置決めがされて、前記間隙303が所定の距離
に保持されるようになっている。
【0051】第1コア301の上方には、筒状のアッパ
キャップ305が設けられている。このアッパキャップ
305は、その下端に形成されたフランジ部305aに
ボルト304を貫通させてアッパヘッド11上面に固定
されている。この場合、フランジ部305aを含むアッ
パキャップ305の下端が第1コア301の上面周縁部
に当接した状態で固定されることになり、その結果、第
1コア301がアッパヘッド11に固定されることにな
る。
【0052】一方、第2コア302の下部には、コア取
付孔14の径大部14bと略同径の外径を有する環状体
からなるロアキャップ307が設けられている。このロ
アキャップ307にはボルト306が貫通し、そのボル
ト306により前記径小部14aと径大部14bの段部
における下向きの段差面に固定されている。この場合、
ロアキャップ307が第2コア302の下面周縁部に当
接した状態で固定されることになり、その結果、第2コ
ア302がアッパヘッド11に固定されることになる。
【0053】前記第1コア301の前記間隙303側の
面に形成された溝部には、第1の電磁コイル308が把
持されており、前記第2コア302の間隙303側の面
に形成された溝部には第2の電磁コイル309が把持さ
れている。その際、第1の電磁コイル308と第2の電
磁コイル309とは、前記間隙303を介して向き合う
位置に配置されるものとする。
【0054】前記間隙303には、該間隙303の内径
より径小な外径を有する環状の軟磁性体からなるアーマ
チャ311が配置されている。このアーマチャ311の
中空部には、該アーマチャ311の軸心に沿って上下方
向に延出した円柱状のアーマチャシャフト310が固定
されている。このアーマチャシャフト310は、その上
端が前記第1コア301の中空部を通ってその上方のア
ッパキャップ305内まで至るとともに、その下端が第
2コア302の中空部を通ってその下方の径大部14b
内に至るよう形成され、前記第1コア301及び前記第
2コア302によって軸方向へ進退自在に保持されてい
る。
【0055】前記アッパキャップ305内に延出したア
ーマチャシャフト310の上端部には、円板状のアッパ
リテーナ312が接合されるとともに、前記アッパキャ
ップ305の上部開口部にはアジャストボルト313が
螺着され、これらアッパリテーナ312とアジャストボ
ルト313との間には、アッパスプリング314が介在
している。尚、前記アジャストボルト313と前記アッ
パスプリング314との当接面には、前記アッパキャッ
プ305の内径と略同径の外径を有するスプリングシー
ト315が介装されている。
【0056】一方、前記径大部14b内に延出したアー
マチャシャフト310の下端部には、吸気弁28の弁軸
28bの上端部が当接している。前記弁軸28bの上端
部の外周には、円盤状のロアリテーナ28cが接合され
ており、そのロアリテーナ28cの下面とロアヘッド1
0の上面との間には、ロアスプリング316が介在して
いる。
【0057】このように構成された吸気側電磁駆動機構
30では、第1の電磁コイル308及び第2の電磁コイ
ル309に励磁電流が印加されていないときは、アッパ
スプリング314からアーマチャシャフト310に対し
て下方向(すなわち、吸気弁28を開弁させる方向)へ
の付勢力が作用するとともに、ロアスプリング316か
ら吸気弁28に対して上方向(すなわち、吸気弁28を
閉弁させる方向)への付勢力が作用し、その結果、アー
マチャシャフト310及び吸気弁28が互いに当接して
所定の位置に弾性支持された状態、いわゆる中立状態に
保持されることになる。
【0058】尚、アッパスプリング314とロアスプリ
ング316の付勢力は、前記アーマチャ311の中立位
置が前記間隙303において前記第1コア301と前記
第2コア302との中間の位置に一致するよう設定され
ており、構成部品の初期公差や経年変化等によってアー
マチャ311の中立位置が前記した中間位置からずれた
場合には、アーマチャ311の中立位置が前記した中間
位置と一致するようアジャストボルト313によって調
整することが可能になっている。
【0059】また、前記アーマチャシャフト310及び
前記弁軸28bの軸方向の長さは、前記アーマチャ31
1が前記間隙303の中間位置に位置するときに、前記
弁体28aが全開側変位端と全閉側変位端との中間の位
置(以下、中開位置と称する)となるように設定されて
いる。
【0060】前記した吸気側電磁駆動機構30では、第
1の電磁コイル308に励磁電流が印加されると、第1
コア301と第1の電磁コイル308とアーマチャ31
1との間に、アーマチャ311を第1コア301側へ変
位させる方向の電磁力が発生し、第2の電磁コイル30
9に励磁電流が印加されると、第2コア302と第2の
電磁コイル309とアーマチャ311との間にアーマチ
ャ311を前記第2コア302側へ変位させる方向の電
磁力が発生する。
【0061】従って、上記した吸気側電磁駆動機構30
では、第1の電磁コイル308と第2の電磁コイル30
9とに交互に励磁電流が印加されることにより、アーマ
チャ311が進退し、以て弁体28aが開閉駆動される
ことになる。その際、第1の電磁コイル308及び第2
の電磁コイル309に対する励磁電流の印加タイミング
と励磁電流の大きさを変更することにより、吸気弁28
の開閉タイミングを制御することが可能となる。
【0062】ここで、図2に戻り、前記内燃機関(E/
G)1の各吸気ポート26は、該内燃機関(E/G)1
のシリンダヘッド1aに取り付けられた吸気枝管33の
各枝管と連通している。前記吸気枝管33は、吸気の脈
動を抑制するためのサージタンク34に接続されてい
る。前記サージタンク34には、吸気管35が接続さ
れ、吸気管35は、吸気中の塵や埃等を取り除くための
エアクリーナボックス36と接続されている。
【0063】前記吸気管35には、該吸気管35内を流
れる空気の質量(吸入空気質量)に対応した電気信号を
出力するエアフローメータ44が取り付けられている。
前記吸気管35において前記エアフローメータ44より
下流の部位には、該吸気管35内を流れる吸気の流量を
調整するスロットル弁39が設けられている。このスロ
ットル弁39は、本発明に係る吸気絞り弁の一実施態様
である。
【0064】前記スロットル弁39には、ステッパモー
タ等からなり印加電力の大きさに応じて前記スロットル
弁39を開閉駆動するスロットル用アクチュエータ40
と、前記スロットル弁39の開度に対応した電気信号を
出力するスロットルポジションセンサ41と、アクセル
ペダル42に機械的に接続され該アクセルペダル42の
操作量に対応した電気信号を出力するアクセルポジショ
ンセンサ43とが取り付けられている。
【0065】一方、前記内燃機関(E/G)1の各排気
ポート27は、前記シリンダヘッド1aに取り付けられ
た排気枝管45の各枝管と連通している。前記排気枝管
45は、排気浄化触媒46を介して排気管47に接続さ
れ、排気管47は、下流にて図示しないマフラーと接続
されている。
【0066】前記排気枝管45には、該排気枝管45内
を流れる排気の空燃比、言い換えれば排気浄化触媒46
に流入する排気の空燃比に対応した電気信号を出力する
空燃比センサ48が取り付けられている。
【0067】前記排気浄化触媒46は、例えば、該排気
浄化触媒46に流入する排気の空燃比が理論空燃比近傍
の所定の空燃比であるときに排気中に含まれる炭化水素
(HC)、一酸化炭素(CO)、窒素酸化物(NOx)
を浄化する三元触媒、該排気浄化触媒46に流入する排
気の空燃比がリーン空燃比であるときは排気中に含まれ
る窒素酸化物(NOx)を吸蔵し、流入排気の空燃比が
理論空燃比もしくはリッチ空燃比であるときは吸蔵して
いた窒素酸化物(NOx)を放出しつつ還元・浄化する
吸蔵還元型NOx触媒、該排気浄化触媒46に流入する
排気の空燃比が酸素過剰状態にあり且つ所定の還元剤が
存在するときに排気中の窒素酸化物(NOx)を還元・
浄化する選択還元型NOx触媒、もしくは上記した各種
の触媒を適宜組み合わせてなる触媒である。
【0068】また、内燃機関(E/G)1は、クランク
シャフト23の端部に取り付けられたタイミングロータ
51aとタイミングロータ51a近傍のシリンダブロッ
ク1bに取り付けられた電磁ピックアップ51bとから
なるクランクポジションセンサ51と、内燃機関(E/
G)1の内部に形成された冷却水路1cを流れる冷却水
の温度を検出すべくシリンダブロック1bに取り付けら
れた水温センサ52とを備えている。
【0069】このように構成されたパワートレーンに
は、無段変速機(CVT)102及びトルクコンバータ
(T/C)101を制御するための電子制御ユニット
(Electronic Control Unit:ECU、以下、CVT−
ECUと称する)200や、内燃機関(E/G)1を制
御するための電子制御ユニット(Electronic Control U
nit:ECU、以下、E−ECUと称する)20等から
なる制御ユニットが併設されている。
【0070】前記したCVT−ECU200には、前述
した入力側回転速度センサ201、出力側回転速度セン
サ202等の各種センサが電気配線を介して接続される
とともに、無段変速機(CVT)102に内蔵された図
示しない変速用アクチュエータやトルクコンバータ(T
/C)101に内蔵されてロックアップクラッチの係合
と非係合とを切り換えるロックアップ用アクチュエータ
(図示せず)等が電気配線を介して接続され、CVT−
ECU200が各種センサの出力信号をパラメータとし
て無段変速機(CVT)102の変速制御やトルクコン
バータ(T/C)101のロックアップクラッチの係合
と非係合との切換制御を行うことが可能となっている。
【0071】一方、前記したE−ECU20には、前述
したスロットルポジションセンサ41、アクセルポジシ
ョンセンサ43、エアフローメータ44、空燃比センサ
48、クランクポジションセンサ51、水温センサ52
等の各種センサが電気配線を介して接続され、各センサ
の出力信号がE−ECU20に入力されるようになって
いる。
【0072】更に、前記E−ECU20には、イグナイ
タ25a、吸気側電磁駆動機構30、排気側電磁駆動機
構31、燃料噴射弁32、スロットル用アクチュエータ
40等が電気配線を介して接続され、E−ECU20が
各種センサの出力信号値をパラメータとしてイグナイタ
25a、吸気側電磁駆動機構30、排気側電磁駆動機構
31、燃料噴射弁32、スロットル用アクチュエータ4
0等を制御することが可能になっている。
【0073】前記したCVT−ECU200とE−EC
U20とは、通信回線を介して接続され、相互に信号を
送受信することによって内燃機関(E/G)1と無段変
速機(CVT)102とを協調制御することが可能とな
っている。
【0074】CVT−ECU200とE−ECU20と
の協調制御では、先ず、E−ECU20がアクセルポジ
ションセンサ43の出力信号値(アクセル開度)と、出
力側回転速度センサ202の出力信号値から換算される
車両の走行速度(車速)とをパラメータとして、車両に
要求される駆動力(目標車両駆動力)を算出する。
【0075】E−ECU20は、前記目標車両駆動力と
前記車速とに加え、エアコンディショナ用コンプレッサ
等のように内燃機関(E/G)1の出力の一部を利用し
て作動される補機類の作動状態をパラメータとして、内
燃機関(E/G)1に要求される出力(目標機関出力)
を算出する。
【0076】続いて、E−ECU20は、前記目標機関
出力を達成する上で、排気エミッション及び燃料消費量
が最も少なくなるように目標機関回転数と目標機関トル
クを決定する。E−ECU20は、前記目標機関回転数
をCVT−ECU200へ送信する。
【0077】CVT−ECU200は、E−ECU20
からの目標機関回転数を受信すると、その目標機関回転
数と車速とをパラメータとして無段変速機(CVT)1
02の変速スケジュールを決定する。
【0078】一方、E−ECU20は、前記目標機関ト
ルクに、内燃機関(E/G)1の機関回転数に応じて定
まる内燃機関(E/G)1の慣性トルク(機関慣性トル
ク)と、無段変速機(CVT)102の入力軸の回転数
に応じて定まるCVT慣性トルクと、トルクコンバータ
(T/C)101におけるロックアップクラッチの係合
と非係合との切り換え動作やCVT−ECU200の変
速動作に起因して発生する加減速ショックを抑制するた
めの加減速ショック抑制トルクと、図示しないトラクシ
ョン制御ユニットやABS制御ユニット等からの加減速
要求に起因して発生する加減速ショックを抑制するため
の加減速ショック抑制トルクと、車両の走行速度が所定
の上限値に達した際に発生する減速要求に起因した減速
ショックを抑制するための減速ショック抑制トルクとを
加算して、所定期間(例えば、クランクシャフト23が
2回転する期間)のトルクスケジュールを決定する。
【0079】尚、上記したような種々の加減速ショック
抑制トルクは、予め実験的に求められた値であり、E−
ECU20に内蔵されたROM又はCVT−ECU20
0に内蔵されたROMにマップとして記憶されるように
してもよい。
【0080】このようにして変速スケジュール及びトル
クスケジュールが決定されると、CVT−ECU200
が前記変速スケジュールに基づいて無段変速機(CV
T)102の変速制御を実行するとともに、E−ECU
20が前記トルクスケジュールに基づいて本実施の形態
の要旨となる気筒別のトルク制御を実行することにな
る。
【0081】以下では、本実施の形態に係る気筒別トル
ク制御について述べる。E−ECU20は、気筒別トル
ク制御を実行するにあたり、図4に示すようなトルク制
御ルーチンを実行する。この気筒別トルク制御ルーチン
は、E−ECU20に内蔵されたROMに予め記憶され
ているルーチンであり、所定時間(例えば、クランクシ
ャフト23が720°回転する度)に繰り返し実行され
るルーチンである。
【0082】気筒別トルク制御ルーチンでは、E−EC
U20は、S401において、最新のトルクスケジュー
ルを入力する。
【0083】S402では、E−ECU20は、前記S
401で入力した最新のトルクスケジュールに基づい
て、作動させるべき気筒21(作動気筒21)及び休止
させるべき気筒21(休止気筒21)を決定する。
【0084】S403では、E−ECU20は、前記作
動気筒21に要求される目標気筒トルクを個々の作動気
筒別に決定する。例えば、内燃機関(E/G)1のトル
クを増加させるべくトルクスケジュールが決定されてい
る場合には、E−ECU20は、各作動気筒21のトル
クが点火順序に従って徐々に増加するように個々の作動
気筒21の目標気筒トルクを決定する。
【0085】また、内燃機関(E/G)1のトルクを減
少させるべくトルクスケジュールが決定されている場合
には、E−ECU20は、個々の作動気筒21のトルク
が点火順序に従って徐々に減少するように個々の作動気
筒21の目標気筒トルクを決定する。
【0086】S404では、E−ECU20は、吸気側
電磁駆動機構30と排気側電磁駆動機構31と燃料噴射
弁32とイグナイタ25aとスロットル用アクチュエー
タ40との各々に対する制御信号値を決定する。
【0087】その際、E−ECU20は、図5に示すよ
うな制御信号値算出処理ルーチンに従って、吸気側電磁
駆動機構30、排気側電磁駆動機構31、燃料噴射弁3
2、イグナイタ25a、スロットル用アクチュエータ4
0に対する制御信号値を決定することになる。
【0088】制御信号値算出処理ルーチンでは、E−E
CU20は、先ずS501において、排気浄化触媒46
が既に活性状態にあるか否かを判別する。排気浄化触媒
46の活性状態を判定する方法としては、内燃機関(E
/G)1が始動された時点から現時点に至るまでの運転
時間が所定時間以上であれば排気浄化触媒46が活性状
態にあると判定する方法、内燃機関(E/G)1が始動
された時点から現時点に至るまでの吸入空気量の積算値
が所定量以上であれば排気浄化触媒46が活性状態にあ
ると判定する方法、排気浄化触媒46に該排気浄化触媒
46の床温に対応した電気信号を出力する触媒温度セン
サを取り付け、その触媒温度センサの出力信号値(触媒
床温)が所定の活性温度以上であれば排気浄化触媒46
が活性状態にあると判定する方法等を例示することがで
きる。
【0089】前記S501において排気浄化触媒46が
活性状態にあると判定した場合は、E−ECU20は、
S502へ進み、該E−ECU20のRAMに設定され
た吸気管負圧発生フラグ記憶領域に“1”が記憶されて
いないか否かを判別する。
【0090】前記した吸気管負圧発生フラグ記憶領域
は、例えば、図示しないブレーキブースタに負圧を供給
する必要が生じた場合、図示しない燃料タンクで発生し
た蒸発燃料を内燃機関(E/G)1の吸気系へ還流させ
る必要が生じた場合等のように、サージタンク34内に
吸気管負圧を発生させる必要が生じた場合には“1”が
記憶され、サージタンク34内に吸気管負圧を発生させ
る必要がない場合には“0”が記憶される領域である。
【0091】前記S502において前記吸気管負圧発生
フラグ記憶領域に“1”が記憶されていないと判定した
場合、すなわち前記吸気管負圧発生フラグ記憶領域に
“0”が記憶されている場合には、E−ECU20は、
S503へ進み、機関回転数やアクセルポジションセン
サ43の出力信号値(アクセル開度)等から内燃機関
(E/G)1の運転状態が低負荷運転領域にあるか否か
を判別する。
【0092】前記S503において内燃機関(E/G)
1の運転状態が低負荷運転領域にあると判定した場合
は、E−ECU20は、S504へ進み、目標気筒トル
クを満たしつつ内燃機関(E/G)1の燃料消費量が最
も少なくなるように、吸気側電磁駆動機構30、排気側
電磁駆動機構31、スロットル用アクチュエータ40、
燃料噴射弁32、及び、イグナイタ25aの各々に対す
る制御量を決定する。
【0093】すなわち、E−ECU20は、各気筒21
で燃焼される混合気の空燃比が酸素過剰な空燃比(リー
ン空燃比)となり、且つ、排気ポート27から燃焼室2
4を介して吸気ポート26へ排気を還流させる、いわゆ
る内部EGRの量が多くなるように制御量を決定する。
【0094】例えば、E−ECU20は、 (1)スロットル弁開度:吸気のポンピングロスを防止
するために全開に設定 (2)燃料噴射量:目標気筒トルクに相当する量に設定 (3)点火時期:最もトルクが出やすい時期(すなわ
ち、混合気の燃焼によって発生する燃焼圧力がクランク
シャフト23の回転トルクに変換される効率が最も高く
なる時期)に設定 (4)吸気弁開弁時期:内部EGR量が増加する時期
(例えば、直前の排気行程で燃焼室24内に残留した既
燃ガスを吸気ポート26へ吹き出させないために比較的
遅い時期) (5)吸気弁閉弁時期:燃焼が不安定とならない範囲で
充填効率が最大となる時期に設定 (6)排気弁開弁時期:混合気の燃焼によって発生した
燃焼圧力がピストン22の下降動作に効果的に反映され
る時期(例えば排気下死点近傍)に設定 (7)排気弁閉弁時期:内部EGR量が増加する時期
(例えば、既燃ガスの一部を燃焼室24内に残留させる
ために比較的早い時期)に設定 されるように、吸気側電磁駆動機構30、排気側電磁駆
動機構31、スロットル用アクチュエータ40、燃料噴
射弁32、及び、点火栓25の制御量を決定する。
【0095】また、前記S503において内燃機関(E
/G)1の運転状態が低負荷運転領域にないと判定した
場合、言い換えれば、内燃機関(E/G)1の運転状態
が中・高負荷運転領域にあると判定した場合は、E−E
CU20は、S505へ進み、各気筒21の燃焼室24
内の温度を低下させて窒素酸化物(NOx)の発生量を
減少させるように、吸気側電磁駆動機構30、排気側電
磁駆動機構31、スロットル用アクチュエータ40、燃
料噴射弁32、及び、イグナイタ25aの各々に対する
制御量を決定する。
【0096】すなわち、E−ECU20は、内部EGR
量を増加させ、混合気の空燃比を燃料過剰な空燃比(リ
ッチ空燃比)とし、更に各気筒21の圧縮比を低下させ
るように各制御量を決定する。
【0097】例えば、E−ECU20は、 (1)スロットル弁39開度:必要最低限の吸気が確保
できる範囲内で最小となる開度に設定 (2)燃料噴射量:目標気筒トルクに相当する量に設定 (3)点火時期:燃焼圧力が低くなるよう遅角した時期
に設定 (4)吸気弁28開弁時期:内部EGR量が増加する時
期(例えば、直前の排気行程で燃焼室24内に残留した
既燃ガスを吸気ポート26へ吹き出させないために比較
的遅い時期) (5)吸気弁28閉弁時期:圧縮比が低下する時期(例
えば、吸気下死点後の遅い時期)に設定 (6)排気弁29開弁時期:高温の既燃ガスが早期に排
出されるよう比較的早い時期に設定 (7)排気弁29閉弁時期:内部EGR量が増加する時
期(例えば、既燃ガスの一部を燃焼室24内に残留させ
るために比較的早い時期)に設定 されるように、吸気側電磁駆動機構30、排気側電磁駆
動機構31、スロットル用アクチュエータ40、燃料噴
射弁32、及び、点火栓25の制御量を決定する。
【0098】尚、内燃機関(E/G)1の運転状態が中
・高負荷運転領域にあるときに、車両の走行速度が所定
の上限値に達すると、E−ECU20は、車両の走行速
度が前記上限値以下となるように目標気筒トルクを減量
補正し、補正後の目標気筒トルクに従って、吸気側電磁
駆動機構30、排気側電磁駆動機構31、スロットル用
アクチュエータ40、燃料噴射弁32、及び、イグナイ
タ25aの各々に対する制御信号値を決定するようにし
てもよい。
【0099】また、前記S502において前記吸気管負
圧発生フラグ記憶領域に“1”が記憶されていると判定
した場合は、E−ECU20は、S506へ進み、スロ
ットル弁39下流の吸気通路(サージタンク34)に所
望の吸気管負圧が発生するようにスロットル用アクチュ
エータ40を制御するとともに、吸気側電磁駆動機構3
0、排気側電磁駆動機構31、燃料噴射弁32、及び、
イグナイタ25aの各々に対する制御量を決定する。
【0100】例えば、E−ECU20は、 (1)スロットル弁39開度:吸気管負圧が必要負圧と
なる開度に設定 (2)燃料噴射量:目標気筒トルクに相当する量に設定 (3)点火時期:トルクが最も出やすい時期に設定 (4)吸気弁28開弁時期:吸気管負圧が発生し易い時
期(例えば、吸気上死点)に設定 (5)吸気弁28閉弁時期:吸気管負圧が発生し易い時
期(例えば、吸気下死点)に設定 (6)排気弁29開弁時期:排気効率およびまたは機関
出力が高くなる時期(例えば、排気下死点)に設定 (7)排気弁29閉弁時期:排気効率およびまたは機関
出力が高くなる時期(例えば、排気上死点)に設定され
るように、吸気側電磁駆動機構30、排気側電磁駆動機
構31、スロットル用アクチュエータ40、燃料噴射弁
32、及び、点火栓25の制御量を決定する。
【0101】ところで、スロットル弁39の開度を全開
位置に固定した上で吸排気弁28、29の開閉タイミン
グを変更することにより内燃機関(E/G)1の吸入空
気量を制御する、いわゆるノンスロットル運転制御で
は、サージタンク34内の圧力(吸気管圧力)が常に略
大気圧となるため、吸気管圧力が略大気圧であることを
前提にして吸排気弁28、29の開閉タイミングを制御
すれば、内燃機関(E/G)1の吸入空気量を所望の量
とすることが可能である。
【0102】しかしながら、吸気管負圧を発生させる必
要が生じた場合のように、スロットル弁39の開度と吸
排気弁28、29の開閉タイミングとの双方を制御して
内燃機関(E/G)1の吸入空気量を制御する必要が生
じた場合には、実際の吸気管圧力に応じて吸排気弁2
8、29の開閉タイミングを制御する必要がある。
【0103】そこで、サージタンク34に圧力センサを
取り付け、スロットル弁39の開度と吸排気弁28、2
9の開閉タイミングとの双方を制御して内燃機関(E/
G)1の吸入空気量を制御する必要が生じた場合には、
E−ECU20は、前記圧力センサの出力信号値(実際
の吸気管圧力)に基づいて吸排気弁28、29の開閉タ
イミングを制御するようにしてもよい。
【0104】次に、前記S501において排気浄化触媒
46が活性状態にないと判定した場合は、E−ECU2
0は、S507へ進み、排気中に含まれる未燃燃料成分
(HC)の量が低減されるように、吸気側電磁駆動機構
30、排気側電磁駆動機構31、スロットル用アクチュ
エータ40、燃料噴射弁32、及び、イグナイタ25a
の各々に対する制御量を決定する。
【0105】すなわち、E−ECU20は、混合気の空
燃比がリーン空燃比となり、吸気管負圧の低下によって
燃料の霧化が促進されるとともに、排気の逆流によって
吸気枝管33及び吸気ポート26内の雰囲気温度が上昇
するように各制御量を決定する。
【0106】例えば、E−ECU20は、 (1)スロットル弁39開度:必要最低限の吸気が確保
できる範囲内で最小となる開度に設定 (2)燃料噴射量:目標気筒トルクに相当する量に設定 (3)点火時期:最もトルクが出やすい時期に設定 (4)吸気弁28開弁時期:吸気ポート26から燃焼室
24内へ流入する吸気の流速が最も早くなる時期(例え
ば、ポンピングロスが許容量を越えない範囲で最も遅い
時期) (5)吸気弁28閉弁時期:圧縮比が最も高くなる時期
(例えば、吸気下死点)に設定 (6)排気弁29開弁時期:混合気の燃焼期間が長くな
るように比較的遅い時期に設定 (7)排気弁29閉弁時期:排気の一部が吸気ポート2
6及び吸気枝管33へ逆流するように比較的遅い時期に
設定 されるように、吸気側電磁駆動機構30、排気側電磁駆
動機構31、スロットル用アクチュエータ40、燃料噴
射弁32、及び、点火栓25の制御量を決定する。
【0107】尚、前述した制御量算出処理ルーチンで
は、排気浄化触媒46が未活性状態にあるときに、排気
中に含まれる未燃燃料成分を低減させるべくHC低減制
御を実行する例について述べたが、排気浄化触媒46の
早期活性化を図るべく触媒暖機制御を実行するようにし
ても良い。
【0108】その場合の触媒暖機制御では、E−ECU
20は、例えば、各気筒21から排出される排気の温度
が高くなるように、吸気側電磁駆動機構30、排気側電
磁駆動機構31、スロットル用アクチュエータ40、燃
料噴射弁32、及び、点火栓25の制御量を決定するよ
うにしてもよい。
【0109】例えば、E−ECU20は、 (1)スロットル弁39開度:混合気の燃焼が不安定と
ならない範囲で最大の吸気を確保できる開度に設定 (2)燃料噴射量:目標気筒トルクに相当する量に設定 (3)点火時期:混合気の燃焼が不安定とならない範囲
内で最も遅角した時期に設定 (4)吸気弁28開弁時期:EGR量が少なくなる時期
に設定 (5)吸気弁28閉弁時期:吸気下死点近傍に設定 (6)排気弁29開弁時期:高温の既燃ガスを排出する
ために比較的早い時期に設定 (7)排気弁29閉弁時期:燃焼室24内に残留する既
燃ガス量が最も少なくなる時期に設定 されるように、吸気側電磁駆動機構30、排気側電磁駆
動機構31、スロットル用アクチュエータ40、燃料噴
射弁32、及び、点火栓25の制御量を決定するように
してもよい。
【0110】このようにE−ECU20が図5に示すよ
うな制御量算出処理ルーチンを実行することにより、本
発明に係るバルブタイミング決定手段、燃料噴射時期制
御手段、及び吸気絞り弁開度決定手段が実現されること
になる。
【0111】ここで図4のトルク制御ルーチンに戻り、
E−ECU20は、前述したS404の制御信号値算出
処理を実行し終えると、S405へ進み、前記S404
で決定された制御信号値に従って、個々の作動気筒21
の吸気側電磁駆動機構30と排気側電磁駆動機構31と
燃料噴射弁32とイグナイタ25aとを制御するととも
に、スロットル用アクチュエータ40を制御する。更
に、E−ECU20は、休止気筒21の吸気弁28及び
排気弁29が全閉となり且つ燃料噴射弁32及び点火栓
25の作動が停止されるように、休止気筒21の吸気側
電磁駆動機構30と排気側電磁駆動機構31と燃料噴射
弁32とイグナイタ25aとを制御する。
【0112】このようにE−ECU20が図4に示すよ
うな気筒別トルク制御ルーチンを実行することにより、
本発明に係る目標気筒トルク算出手段及び弁制御手段が
実現されることになる。
【0113】以上の述べた実施の形態では、吸気弁28
及び排気弁29の開閉タイミングを気筒別に独立して制
御することができるため、内燃機関(E/G)1のトル
クを気筒単位に制御することが可能となる。
【0114】このような制御によれば、例えば、内燃機
関(E/G)1のトルクを増加させる場合に、全ての気
筒21のトルクを一括して増加させると、図6に示すよ
うに内燃機関(E/G)1のトルクが段階的に増加する
ことになるが、個々の気筒21別にトルクを増加させる
と、図7に示すように内燃機関(E/G)1のトルクを
比較的リニアに増加させることができ、ドライバビリィ
ティを向上させることが可能である。
【0115】更に、本実施の形態では、内燃機関(E/
G)1の慣性トルク、無段変速機(CVT)102の慣
性トルク、加減速ショック抑制トルクを考慮して目標気
筒トルクを算出しているため、無段変速機(CVT)1
02の慣性トルクや変速動作に起因した加減速ショック
の発生を抑制することが可能となり、ドライバビリィテ
ィを一層向上させることが可能となる。
【0116】また、本実施の形態では、目標気筒トルク
を実現する際に、吸排気弁28、29の開閉タイミング
に加えて、燃料噴射量、スロットル弁開度、及び、点火
時期を制御することにより、内燃機関(E/G)1のト
ルク制御の精度を一層高めることができる。
【0117】<他の実施の形態>上記した実施の形態で
は、個々の気筒21別に目標気筒トルクを設定する例に
ついて述べたが、本実施の形態では、任意の時期に1気
筒分の目標気筒トルクを設定する例について述べる。
【0118】全ての気筒21に関して気筒別の目標気筒
トルクを設定する場合には、1サイクル中(クランクシ
ャフト23が2回転する期間)に気筒数分の目標気筒ト
ルクを設定する必要があるため、E−ECU20の演算
負荷が高くなる。特に、クランクシャフト23の回転速
度が高くなる高回転運転時には、単位時間当たりのE−
ECU20の演算負荷が非常に高くなる。
【0119】そこで、本実施の形態では、任意の時期に
1気筒分の目標気筒トルクを設定し、設定された目標気
筒トルクを適当な気筒21(例えば、全ての気筒21の
中で最初に吸気行程を迎える気筒21)へ割り当てるよ
うにした。
【0120】具体的には、E−ECU20は、先ず、図
8に示すようなバルブタイミング決定制御ルーチンを実
行する。このバルブタイミング決定制御ルーチンは、所
定の周期で繰り返し実行されるルーチンである。
【0121】前記した所定の周期は、例えば、内燃機関
(E/G)1の運転サイクルと非同期に決定される一定
の周期であって、且つ、内燃機関(E/G)1が高回転
運転状態にあるときにクランクシャフト23が2回転す
るのに要する時間より短い周期に設定されるようにして
もよい。
【0122】バルブタイミング決定ルーチンでは、E−
ECU20は、先ず、S801において、前述の実施の
形態で述べたCVT−ECU200との協調制御によっ
て算出された最新の目標機関トルクと内燃機関(E/
G)1の機関回転数とを読み出す。
【0123】S802では、E−ECU20は、前記S
801で読み出された目標機関トルクに従って作動気筒
21と休止気筒21とを決定する。S803では、E−
ECU20は、1つ当たりの作動気筒21に要求される
目標気筒トルクを算出する。
【0124】S804では、E−ECU20は、前記S
803で算出された目標気筒トルクに従って、吸気側電
磁駆動機構30と排気側電磁駆動機構31と燃料噴射弁
32とイグナイタ25aとスロットル用アクチュエータ
40との各々に対する制御信号値を1気筒分だけ決定す
る。
【0125】吸気側電磁駆動機構30と排気側電磁駆動
機構31と燃料噴射弁32とイグナイタ25aとスロッ
トル用アクチュエータ40とに対する制御信号の算出方
法は、前述した実施の形態と同様であるため省略する。
【0126】S805では、E−ECU20は、前記S
804で算出された各種の制御信号値を該E−ECU2
0に内蔵されたRAMに記憶し、本ルーチンの実行を終
了する。
【0127】このようなバルブタイミング決定制御ルー
チンをE−ECU20が実行することにより、RAMに
記憶される制御信号値が所定周期毎に更新されることに
なる。
【0128】一方、E−ECU20は、上記のバルブタ
イミング決定制御ルーチンとは別途に図9に示すような
気筒別トルク制御ルーチンを実行する。この気筒別トル
ク制御ルーチンは、内燃機関(E/G)1の運転サイク
ルと同期した所定の周期毎(例えば、クランクポジショ
ンセンサ51が所定数のパルス信号を出力する度)に実
行されるルーチンである。
【0129】気筒別トルク制御ルーチンでは、E−EC
U20は、先ずS901において、クランクポジション
センサ51の出力信号に基づいてクランクシャフト23
の実際の回転位置(実クランク角)を判別する。
【0130】S902では、E−ECU20は、前記S
901で判別された実クランク角と、全ての気筒21の
バルブタイミング決定時期(クランク角で表される値)
とを比較して、実クランク角とバルブタイミング決定時
期とが一致する気筒21が存在するか否かを判別する。
【0131】ここで、バルブタイミング決定時期は、予
め各気筒21毎に決定されている時期であって、例え
ば、各気筒21が吸気行程となる直前の時期(排気行程
もしくは膨張行程)に設定されている。
【0132】前記S902において実クランク角とバル
ブタイミング決定時期とが一致する気筒21が存在しな
いと判定した場合は、E−ECU20は、本ルーチンの
実行を一旦終了する。
【0133】一方、前記S902において実クランク角
とバルブタイミング決定時期とが一致する気筒21が存
在すると判定した場合は、E−ECU20は、S903
へ進む。
【0134】S903では、E−ECU20は、前記S
902において実クランク角とバルブタイミング決定時
期とが一致すると判定された気筒21が作動気筒21で
あるか、あるいは休止気筒21であるかを判別する。
【0135】前記S903においてバルブタイミング決
定時期の気筒21が休止気筒21であると判定された場
合は、E−ECU20は、S906へ進み、前記休止気
筒21の運転を休止させるべく休止制御を実行する。
【0136】休止制御では、例えば、E−ECU20
は、前記休止気筒21をポンプ作動させない場合は、例
えば、吸気弁28と排気弁29との少なくとも一方を全
閉状態に保持すべく吸気側電磁駆動機構30及び排気側
電磁駆動機構31を制御するとともに、燃料噴射及び点
火を禁止すべく燃料噴射弁32及びイグナイタ25aを
制御する。
【0137】また、前記休止気筒21をポンプ作動させ
る場合には、E−ECU20は、例えば、該休止気筒2
1の吸気行程で吸気弁28が開弁するとともに排気行程
で排気弁29が開弁するよう吸気側電磁駆動機構30及
び排気側電磁駆動機構31を制御するとともに、燃料噴
射及び点火を禁止すべく燃料噴射弁32及びイグナイタ
25aを制御する。
【0138】前記したS906の処理を実行し終える
と、E−ECU20は、本ルーチンの実行を一旦終了す
る。一方、前記S903においてバルブタイミング決定
時期の気筒21が作動気筒21であると判定された場合
は、E−ECU20は、S904へ進み、前述したバル
ブタイミング決定制御ルーチンによって決定された最新
の制御信号値を該E−ECU20のRAMから読み出
す。
【0139】S905では、E−ECU20は、前記作
動気筒21の吸気側電磁駆動機構30と排気側電磁駆動
機構31と燃料噴射弁32と点火栓25とを前記S90
4で読み出された制御信号値に従って制御するととも
に、スロットル用アクチュエータ40を前記S904で
読み出された制御信号値に従って制御する。
【0140】前記したS905の処理を実行し終えたE
−ECU20は、本ルーチンの実行を一旦終了する。こ
のような気筒別トルク制御ルーチンをE−ECU20が
実行することにより、内燃機関(E/G)1の運転サイ
クルと非同期に設定された1気筒分の目標気筒トルクが
適当な気筒21に割り当てられることになる。
【0141】従って、本実施の形態によれば、E−EC
U20は、内燃機関(E/G)1の運転サイクルと非同
期な周期で1気筒分の目標気筒トルクを設定すればよい
ので、E−ECU20の演算負荷を低減させることが可
能となる。
【0142】また、バルブタイミング決定制御の実行周
期を最適化することにより、例えば、1サイクルの所要
時間が長くなる低回転運転領域ではバルブタイミング決
定制御が1サイクル中に気筒数と同数回実行され、1サ
イクルの所要時間が短くなる高回転運転領域ではバルブ
タイミング決定制御が1サイクル中に1回〜2回実行さ
れるようにすることも可能である。
【0143】この場合、低回転運転領域では、内燃機関
(E/G)1のトルクが1気筒単位で制御され、高回転
運転領域では、内燃機関(E/G)1のトルクが複数気
筒単位で制御されることになる。
【0144】ここで、高回転運転領域では、低回転運転
領域に比して気筒間の点火間隔が短くなるため、複数気
筒単位に内燃機関(E/G)1のトルクが制御されて
も、ドライバビリィティが悪化することはない。
【0145】
【発明の効果】第1の発明に係る電磁駆動弁を有する内
燃機関では、内燃機関や該内燃機関を搭載した車両の走
行条件などをパラメータとして目標機関トルクが決定さ
れると、その目標機関トルクに従って各気筒で発生すべ
き目標気筒トルクが算出され、次いで目標気筒トルクに
従って各気筒の吸気弁およびまたは排気弁の開閉タイミ
ングが決定され、以て各気筒の電磁駆動式動弁機構が制
御されることになる。
【0146】この結果、各気筒の吸気弁およびまたは排
気弁は、目標気筒トルクに従って決定された開閉タイミ
ングで開閉駆動されることになり、各気筒が目標気筒ト
ルクに応じたトルクを発生することになる。
【0147】従って、第1の発明に係る電磁駆動弁を有
する内燃機関によれば、内燃機関のトルクを気筒毎に制
御することが可能となり、内燃機関の運転状態およびま
たは車両の走行条件などに応じた精度の高いトルク制御
が実現されることになる。
【0148】第2の発明に係る電磁駆動弁を有する内燃
機関では、電磁駆動式動弁機構と変速機の一方が他方の
作動状態に応じて制御されることになり、その結果、電
磁駆動式動弁機構と変速機とが相互に連携して作動する
ようになる。
【0149】従って、第2の発明に係る電磁駆動弁を有
する内燃機関によれば、内燃機関およびまたは変速機の
作動に伴う加減速ショック等の発生を抑制することが可
能となり、より精度の高いトルク制御が実現され、以て
ドライバビリティを向上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかる内燃機関を搭載した車両のパ
ワートレーン系の概略構成を示す図
【図2】 内燃機関(E/G)の構成を示す図
【図3】 吸気側電磁駆動機構の構成を示す図
【図4】 気筒別トルク制御ルーチンを示すフローチャ
ート図
【図5】 制御量算出処理ルーチンを示すフローチャー
ト図
【図6】 全ての気筒をまとめてトルク制御した場合の
トルクの変化を示す図
【図7】 個々の気筒別にトルク制御した場合のトルク
の変化を示す図
【図8】 他の実施の形態におけるバルブタイミング決
定制御ルーチンを示すフローチャート図
【図9】 他の実施の形態における気筒別トルク制御ル
ーチンを示すフローチャート図
【符号の説明】
1・・・・内燃機関 20・・・ECU 26・・・吸気ポート 27・・・排気ポート 28・・・吸気弁 29・・・排気弁 30・・・吸気側電磁駆動機構 31・・・排気側電磁駆動機構 33・・・吸気枝管 34・・・サージタンク 35・・・吸気管 36・・・エアクリーナボックス 39・・・スロットル弁 40・・・スロットル用アクチュエータ 41・・・スロットルポジションセンサ 42・・・アクセルペダル 43・・・アクセルポジションセンサ 102・・無段変速機(CVT) 200・・CVT−ECU
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F01L 9/04 F01L 9/04 A 13/00 301 13/00 301Y F02D 9/02 351 F02D 9/02 351M 11/10 11/10 F 29/00 29/00 C H 41/04 301 41/04 301G 301B 310 310J 320 320 330 330J 335 335J 41/18 41/18 E 41/34 41/34 E 43/00 301 43/00 301Z 301H 301J 301K 45/00 310 45/00 310M 310E 310F 364 364A 364D (72)発明者 田中 正明 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 伊藤 泰志 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 勝間田 正司 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 四重田 啓二 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 西田 秀之 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電磁力を利用して内燃機関の吸気弁及び
    排気弁を開閉駆動する電磁駆動式動弁機構と、 前記内燃機関に要求される目標機関トルクに従って1気
    筒当たりに要求される目標気筒トルクを算出する目標気
    筒トルク算出手段と、 前記目標気筒トルク算出手段によって算出された目標気
    筒トルクに従って吸気弁およびまたは排気弁の開閉タイ
    ミングを決定するバルブタイミング決定手段と、 前記バルブタイミング決定手段によって決定された開閉
    タイミングに従って前記電磁駆動式動弁機構を制御する
    弁制御手段と、を備えることを特徴とする電磁駆動弁を
    有する内燃機関。
  2. 【請求項2】 前記目標気筒トルク算出手段は、内燃機
    関の全ての気筒の目標気筒トルクを個々の気筒別に算出
    し、 前記バルブタイミング決定手段は、前記目標気筒トルク
    算出手段によって算出された気筒別の目標気筒トルクに
    従って、全ての気筒の吸気弁およびまたは排気弁の開閉
    タイミングを気筒別に決定し、 前記弁制御手段は、前記バルブタイミング決定手段によ
    って決定された気筒別の開閉タイミングに従って、前記
    電磁駆動式動弁機構を制御することを特徴とする請求項
    1に記載の電磁駆動弁を有する内燃機関。
  3. 【請求項3】 前記目標機関トルクは、加減速ショック
    抑制トルクを考慮した値であることを特徴とする請求項
    1に記載の電磁駆動弁を有する内燃機関。
  4. 【請求項4】 前記内燃機関には、変速比を自動的且つ
    連続的に無段階で変更可能な無断変速機が併設され、 前記目標機関トルクは、前記無段変速機の慣性トルクを
    考慮した値であることを特徴とする請求項1に記載の電
    磁駆動弁を有する内燃機関。
  5. 【請求項5】 前記目標機関トルクは、前記内燃機関を
    搭載した車両の走行速度を考慮した値であることを特徴
    とする請求項1に記載の電磁駆動弁を有する内燃機関。
  6. 【請求項6】 前記目標気筒トルク算出手段によって算
    出された目標気筒トルクに従って、各気筒の燃料噴射量
    およびまたは燃料噴射時期を決定する燃料噴射制御手段
    を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の電磁駆
    動弁を有する内燃機関。
  7. 【請求項7】 前記内燃機関の吸気通路に設けられ該吸
    気通路内を流れる空気量を調節する吸気絞り弁と、 前記目標気筒トルク算出手段によって算出された目標気
    筒トルクに従って、前記吸気絞り弁の開度を決定する吸
    気絞り弁開度決定手段と、 を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の電磁駆
    動弁を有する内燃機関。
  8. 【請求項8】 前記内燃機関の吸気通路内に発生する吸
    気管負圧の大きさを検出する吸気管負圧検出手段を更に
    備え、 前記バルブタイミング決定手段は、前記目標気筒トルク
    算出手段によって算出された目標気筒トルクと前記吸気
    管負圧検出手段によって検出された吸気管負圧の大きさ
    とに基づいて、吸気弁およびまたは排気弁の開閉タイミ
    ングを決定することを特徴とする請求項1に記載の電磁
    駆動弁を有する内燃機関。
  9. 【請求項9】 電磁力を利用して内燃機関の吸気弁と排
    気弁との少なくとも一方を開閉駆動する電磁駆動式動弁
    機構と、 前記内燃機関の出力軸に接続され、変速比を変更可能な
    変速機と、 前記電磁駆動式動弁機構と前記変速機の一方を他方の作
    動状態に基づいて制御する制御手段と、を備えることを
    特徴とする電磁駆動弁を有する内燃機関。
  10. 【請求項10】 電磁力を利用して内燃機関の吸気弁と
    排気弁との少なくとも一方を開閉駆動する電磁駆動式動
    弁機構と、 前記内燃機関の出力軸に接続され、変速比を変更可能な
    変速機と、 前記吸気弁と前記排気弁の少なくとも一方の開弁特性が
    前記変速機の作動状態に対応した開弁特性となるように
    前記電磁駆動式動弁機構を制御する弁制御手段と、を備
    えることを特徴とする電磁駆動弁を有する内燃機関。
  11. 【請求項11】 前記弁制御手段は、前記吸気弁と前記
    排気弁の少なくとも一方の開閉タイミングが前記変速機
    の作動状態に対応した開閉タイミングとなるように前記
    電磁駆動式動弁機構を制御することを特徴とする請求項
    10に記載の電磁駆動弁を有する内燃機関。
  12. 【請求項12】 前記変速機は、慣性トルクを有すると
    ともに、変速比を自動的に変更可能な自動変速機である
    ことを特徴とする請求項10に記載の電磁駆動弁を有す
    る内燃機関。
  13. 【請求項13】 前記変速機は、慣性トルクを有すると
    ともに、変速比を連続的に無段階で変更可能な無段変速
    機であることを特徴とする請求項10に記載の電磁駆動
    弁を有する内燃機関。
  14. 【請求項14】 前記変速機の作動に伴う加減速ショッ
    クの抑制に要する加減速ショック抑制トルクを算出する
    加減速ショック抑制トルク算出手段を更に備え、 前記弁制御手段は、前記吸気弁と前記排気弁との少なく
    とも一方の開弁特性が前記加減速ショック抑制トルクを
    発生させるのに適した開弁特性となるように前記電磁駆
    動式動弁機構を制御することを特徴とする請求項10に
    記載の電磁駆動弁を有する内燃機関。
  15. 【請求項15】 前記内燃機関に要求される目標機関ト
    ルクに従って、前記内燃機関の気筒の目標気筒トルクを
    算出する目標気筒トルク算出手段を更に備え、 前記弁制御手段は、前記目標気筒トルク算出手段によっ
    て算出された目標気筒トルクと、前記加減速ショック抑
    制トルク算出手段によって算出された加減速ショック抑
    制トルクとを加算して前記内燃機関のトルクスケジュー
    ルを決定するとともに、前記吸気弁と前記排気弁との少
    なくとも一方の開弁特性が前記トルクスケジュールに応
    じた開弁特性となるように前記電磁駆動式動弁機構を制
    御することを特徴とする請求項14に記載の電磁駆動弁
    を有する内燃機関。
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