JP2001336364A - 壁面構成用竪型防水ルーバ - Google Patents

壁面構成用竪型防水ルーバ

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JP2001336364A JP2000199460A JP2000199460A JP2001336364A JP 2001336364 A JP2001336364 A JP 2001336364A JP 2000199460 A JP2000199460 A JP 2000199460A JP 2000199460 A JP2000199460 A JP 2000199460A JP 2001336364 A JP2001336364 A JP 2001336364A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】屋外における風や雨滴の方向の如何に拘らず、
竪型防水ルーバ本来の防水、換気、排煙、採光等の諸機
能を均等且つ十分に保持してなる壁面構成用竪型防水ル
ーバおよびそのための羽根材を得る。 【解決手段】幅方向断面く字状又は幅方向断面湾曲状に
構成した帯状の板体からなる羽根板の複数個を縦方向に
間隔を置いて配置してなる壁面構成用竪型防水ルーバに
おいて、それら各羽根板が、それら各羽根板の屋外側の
縁部に、各羽根板の幅方向と平行乃至実質的に平行で且
つ一体に延長した風向き調整部材を備えてなることを特
徴とする壁面構成用竪型防水ルーバ、およびそのための
羽根材。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビル、各種工場、
発電所、体育館、倉庫、家屋等のような各種の建築物に
設置される壁面構成用竪型防水ルーバおよびその壁面構
成用竪型防水ルーバ用の羽根材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】防水ルーバは羽根板を用い、これらを所
定の枠体内に組み立てることにより構成されている。従
来、その羽根板の設置方向は横方向に、すなわちいわゆ
る百葉箱形式で取り付ける形式で設けるのが通常であっ
た。しかし、この形式では各羽根板で補集された雨水が
順次下側の羽根板上に垂れ落ちて飛散し、ルーバ内に入
り込み易いという弱点を有しており、また左右の横方向
からの風雨に対する遮蔽効果も必ずしも充分でなく、こ
の左右横方向からの遮蔽上の問題はそのルーバが小型の
場合は勿論、大型化した場合に特に顕著に現れることが
分かった。
【0003】本出願人は、その羽根板をそのように横方
向ではなく、縦方向に設置するようにし、またこれに幾
つかの工夫を加えることにより、従来の防水ルーバにお
けるそのような欠点を一挙に解決し、風や雨水の侵入を
効率よく防止できる各種竪型防水ルーバを開発してい
る。図1はその一例を横断面図として示した図である
(実用新案登録第2,579,985号公報)。
【0004】左右の枠体1、2の間に複数の羽根板T1
〜Tnが等間隔に配置される。各羽根板T1〜Tnは帯状
の板体からなり、その幅方向の断面がく字状に構成され
ている。隣接する各羽根板は、好ましくは相互にオーバ
ーラップするように置かれ、相隣接する各羽根板間には
空間S1〜Sn-1が形成されている。この空間S1〜Sn-1
を通して風や雨水の侵入を防止し、また換気、排煙を行
い、採光等をも行わせるものである。なお、図示は省略
しているが、これら羽根板T1〜Tnは、その上端縁部お
よび下端縁部に配置された枠体にも固定するようになっ
ている。
【0005】各羽根板T1〜Tnには、その屈曲部3の背
側に突片部4が設けられ、その方向は、ルーバの面にほ
ぼ平行となるようになっている。突片部4の先端部に
は、外側すなわち屋外側に向けて設けられた折返部5を
備えている。これらによって屋外からの風雨の進路を屈
曲させ、それらが屋内にストレートには入り込むのを防
止することができる。さらに、その断面く字状の内方端
縁部すなわち屋内側縁部には、羽根板の延長部7を備え
ている。
【0006】この延長部7は、突片部4と平行に、所定
幅延長し、その端部には内方に向けた断面横レ字状に折
り曲げた屈曲部8を備えており、これによって残余の雨
滴の屋内への侵入を防ぎ、またここで雨滴を受止め、こ
れを集めて流下させることができる。6は屋外側縁部に
内方に向けて設けられた円弧状の屈曲部であり、これに
よって屋外から屋内に向かう風雨の圧力を緩和してい
る。9はビス孔である。これらの点は、幅方向断面く字
状の羽根板とは限らず、幅方向断面湾曲状等の各種羽根
板についても同様乃至ほぼ同様である。
【0007】ところが、このように構成された竪型防水
ルーバをよく観察すると、例えばこれをビル等の壁面と
して設置した場合、風向き如何により空気流通にバラツ
キがあり、特に風や雨水の向き如何により、風や雨水の
侵入防止の性能に差が出てくることが観察された。図2
はその状況を示した図である。図2中「風雨=右方向」
は屋外側から見て風や雨水の向きが右方向からの場合、
「風雨=左方向」は屋外側から見て風や雨水の向きが左
方向からの場合である。
【0008】「風雨=右方向」の場合、風や雨水は断面
く字状の羽根板の背部側に向かって流れ、相隣る断面く
字状の羽根板間で屈曲部3、突片部4、折返部5、延長
部7、屈曲部8等の作用により曲折しながら弱められ
る。一方、「風雨=左方向」の場合、風や雨水は断面く
字状の羽根板の腹部側に向かって流れ、その一部は相隣
る断面く字状の羽根板間で屈曲部3、突片部4、折返部
5、延長部7、屈曲部8、屈曲部9等の作用により曲折
しながら弱められる。
【0009】ところが、「風雨=左方向」の場合、屋外
からの風や雨水の多くは、屈曲部3、突片部4を素通り
してしまう。このため「風雨=右方向」の場合に比べ
て、風や雨水の屋内側へ侵入を弱める効果(緩和効果)
が減殺されてしまう。すなわち、同じ構造でありなが
ら、風向きの如何により、防水ルーバとしての作用、効
果に差異が生じてしまう。また、このような竪型防水ル
ーバを屋外から見ると、左右対称でなく、見る方向の如
何により、その内部の突片部4や折返部5が見えるな
ど、その機能美、景観上も改善の余地があることが観察
された。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来の壁面
構成用竪型防水ルーバにおける上記問題点に鑑みてなさ
れたものであり、屋外における風や雨滴の方向如何に拘
わらず、竪型防水ルーバ本来の防水、換気、排煙、採光
等の諸機能を均等に且つ十分に保持し得るようにし、し
かもその機能美、景観上も優れた壁面構成用竪型防水ル
ーバおよびその壁面構成用竪型防水ルーバ用の羽根材を
提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は(1)壁面構成
用竪型防水ルーバ用の羽根板の複数個を縦方向に間隔を
置いて配置してなる壁面構成用竪型防水ルーバにおい
て、それら各羽根板が、それら各羽根板の屋外側の縁部
に、各羽根板の幅方向と平行乃至実質的に平行で且つ一
体に延長した風向き調整部材を備えてなることを特徴と
する壁面構成用竪型防水ルーバを提供する。
【0012】また、本発明は(2)幅方向断面く字状又
は幅方向断面湾曲状に構成した帯状の板体からなる羽根
板の複数個を縦方向に間隔を置いて配置してなる壁面構
成用竪型防水ルーバにおいて、それら各羽根板が、それ
ら各羽根板の屋外側の縁部に、各羽根板の幅方向と平行
乃至実質的に平行で且つ一体に延長した風向き調整部材
を備えてなることを特徴とする壁面構成用竪型防水ルー
バを提供する。
【0013】本発明は(3)壁面構成用竪型防水ルーバ
用の羽根板において、該羽根板の屋外側の縁部に、該羽
根板の幅方向と平行乃至実質的に平行で且つ一体に延長
した風向き調整部材を備えてなることを特徴とする壁面
構成用竪型防水ルーバ用の羽根材を提供し、また、本発
明は(4)幅方向断面く字状又は幅方向断面湾曲状に構
成した帯状の板体からなる羽根板において、該羽根板の
屋外側の縁部に、該羽根板の幅方向と平行乃至実質的に
平行で且つ一体に延長した風向き調整部材を備えてなる
ことを特徴とする壁面構成用竪型防水ルーバ用の羽根材
を提供する。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の壁面構成用竪型防水ルー
バ用の羽根材は、壁面構成用竪型防水ルーバ用の羽根板
において、この羽根板の屋外側の縁部に、該羽根板の幅
方向と平行乃至実質的に平行で、且つ、該屋外側の縁部
から一体に延長した風向き調整部材を備えてなることを
特徴とする。壁面構成用竪型防水ルーバ用の羽根板に
は、その幅方向の断面が各種形状のものがあるが、本発
明における風向き調整部材は、それらいずれの羽根板に
対しても適用される。ここで、本発明における壁面構成
用竪型防水ルーバ用の羽根材とは、羽根板に風向き調整
部材を備えてなるもの、すなわち風向き調整部材を備え
た羽根板の意味である。以下の説明では、適宜略称して
単に羽根材とも称している。
【0015】羽根板には各種あるが、基本的にはその幅
方向断面がく字状(変形例として断面ジグザグ状を含
む)又は湾曲状に構成される。これにより各羽根板間を
通過する雨滴に均等に遠心力を与えて雨滴を羽根板で効
率よくとらえ、屋内への雨滴の侵入を防止することがで
きる。また、これらの両基本的形状に対して、設計上等
の必要に応じて、例えばその幅方向断面の一部を、適宜
屋内側縁部(図1で言えば延長部7、屈曲部8に相当す
る)を含めて、断面“L”字状や“Γ”字状や“」”状
(これらを上下左右に逆にしたものを含む)、あるいは
それらを組み合わせた形状にしたり、さらにはその一部
に雨滴受け止め機能をもたせたものなど各種変形が加え
られる。本発明の風向き調整部材はそれらのいずれの羽
根板に対しても適用される。すなわち、本発明における
羽根板、あるいは幅方向断面く字状又は幅方向断面湾曲
状に構成した帯状の板体からなる羽根板とはそれらの変
形を含む意味である。
【0016】本発明の風向き調整部材は、羽根材(すな
わち羽根板に風向き調整部材を備えてなるもの)の複数
個を縦方向に間隔を置いて配置して壁面構成用竪型防水
ルーバとして設置したときに、屋外における風や雨滴の
方向如何に拘わらず、屋外から屋内へ向かう空気流(降
雨時は雨滴を含む)を整流させ得る形状であればよい
が、その好ましい態様としては、平板状の形状、その幅
方向断面が長方形状の形状、その幅方向断面が台形状の
形状、その幅方向断面が楕円形状の形状に構成される。
ここで幅方向とは、羽根材を縦方向に配置したときにお
ける屋外から屋内方向(屋内から屋外方向でも同じ)へ
の幅方向の意味である。なお、平板状の形状の場合、そ
の幅方向断面は薄い厚みの線状〔例えば後述図3(a)
参照〕ないしある程度の厚みをもった線状〔例えば後述
図3(b)参照〕となる。
【0017】本発明の羽根材は、各種建築物等の外壁や
外壁に設置する換気口、コア部分などに垂直に多数枚を
間隔を置いて並列させて使用される。本発明の壁面構成
用竪型防水ルーバは、上記羽根材の複数個を縦方向に間
隔を置いて配置して構成される。これにより、屋外にお
ける風や雨滴の方向如何に拘わらず、空気流(降雨時は
雨滴を含む)を、各風向き調整部材間で整流させる。そ
して、空気流(降雨時は雨滴を含む)を各羽根板間には
同じ方向に、すなわち壁面に対して直角乃至ほぼ直角方
向に流入させ、竪型防水ルーバ本来の防水、換気、排
煙、採光等の諸機能を均等に且つ十分に保持し得るよう
にする。
【0018】すなわち、本発明によれば、風向き調整部
材により、屋外からの風向き如何による空気流通のバラ
ツキをなくし、風向き調整部材から屋内側に続く羽根板
により、屋外における風向き如何に左右されることな
く、竪型防水ルーバ本来の機能を発揮させることができ
る。すなわち竪型防水ルーバ用の羽根板には、その幅方
向の断面が各種形状のものがあるが、それら形状に対応
したルーバとしての機能が発揮され、これに対応した効
果が得られる。特にその幅方向断面がく字状又は湾曲状
に構成された羽根板の場合には、各羽根板間を通過する
雨滴に均等に遠心力を与えて雨滴を羽根板で効率よくと
らえ、屋内への雨滴の侵入を防止することができる。ま
た、本発明の壁面構成用竪型防水ルーバは、屋外側から
見てその外形が一定の間隔を置いて縦線形、短冊形等に
なっているので機能美、景観上の効果も得られる。
【0019】〈態様例1〉図3〜4は、本発明の壁面構
成用竪型防水ルーバ用の羽根材およびこれを用いた壁面
構成用竪型防水ルーバの態様例を示す図である。図3に
おいて、Aの部分が帯状の板体からなる羽根板の部分で
あり、Bの部分が風向き調整部材の部分である。羽根板
Aと風向き調整部材Bにより羽根材が構成される。図3
〜4での羽根板Aは幅方向断面く字状であるが、幅方向
断面湾曲状その他各種形状に構成してよいことはもちろ
んである。この風向き調整部材Bは、羽根板Aの屋外側
の縁部から延長して羽根板Aの幅方向と平行乃至実質的
に平行に、且つ、羽根板Aと一体に形成される。なお、
図3〜4において左右を逆にしてもよく、この場合羽根
板Aを下方から見れば同じく幅方向断面く字状となる。
【0020】図3(a)では風向き調整部材Bは平板状
の形状に構成され、図3(b)では中空の平板状の形状
に構成されている。なお、図3(b)の場合、その中空
内に適宜ビス孔11を設けることができる。本発明にお
いてビス孔は必須ではないが、ビス孔は図示の箇所のほ
か、またはその箇所に代えて、適宜の箇所に設けてよ
い。羽根材の構成材料としては、アルミニウム製やアル
ミニウム合金製等の材料が用いられ、好ましくは押出成
形により羽根板Aと風向き調整部材Bを含めて一体に製
作することができる。羽根板Aと風向き調整部材Bを別
個に作製し、両者をビス等で一体化してもよいが、本発
明の羽根材は押出成形により羽根板Aと風向き調整部材
Bを一体に一度に製作できるので、その作製上も非常に
有利である。これらの点は以下の態様例についても同様
である。
【0021】図4は、図3(b)に示す羽根材の複数個
を縦方向に間隔を置いて配置して、壁面構成用竪型防水
ルーバとした態様例を示す図である。空気流(降雨時は
雨滴を含む)は、屋外における風向きの如何に拘らず、
図4中矢印(↓)で示すように各風向き調整部材間で整
流され、各羽根板間には同じ方向に、すなわち壁面に対
して直角乃至ほぼ直角方向に流入する。そして、その各
羽根板がその幅方向に断面く字状又は湾曲状に構成され
ているため、屋外からの空気流が各羽根板間でく字状又
は湾曲状に円滑に流動する。こうして屋外における風向
き如何に左右されることなく、空気流に均等に遠心力を
与えて通気抵抗をより低くすることができ、屋内への空
気の侵入を防止、緩和し、降雨時には雨滴の侵入を防止
することができる。また屋外側から見てその外形が一定
の間隔を置いて縦線形になっているので機能美、景観上
の効果も得られる。
【0022】各羽根板には、その屈曲部3の背側に突片
部4が設けられ、その方向は、ルーバの面に平行乃至ほ
ぼ平行となるようになっている。突片部4の先端部に
は、屋外側に向けて設けられた折返部5を備えている。
これらによって屋外からの風雨の進路を屈曲させ、それ
らが屋内にストレートには入り込むのを防止することが
できる。これら突片部、折返部の形状は一例であるが、
突片部をルーバの面に平行でなく屋外方向に向ける、突
片部をルーバの面に平行でなく屋内方向に向ける、突片
部と折返部を纏めてその断面を円弧状に構成する、など
適宜の形状としてよい。これらの点は、幅方向断面く字
状(その変形を含む)の羽根板とは限らず、幅方向断面
湾曲状(その変形を含む)の羽根板についても同様であ
る。
【0023】さらに、その断面く字状の内方端縁部すな
わち屋内側縁部には、羽根板の延長部7を備えている。
この延長部7は、突片部4と平行に、所定幅延長し、そ
の端部には内方に向けた断面横レ字状に折り曲げた屈曲
部8を備えており、これによって残余の雨滴の屋内への
侵入を防ぎ、またここで雨滴を受止め、これを集めて流
下させることができる。これら延長部、屈曲部の形状は
一例であるが、その断面を円弧状やL字状に構成するな
ど適宜の形状としてよい。これらの点は、幅方向断面く
字状(その変形を含む)の羽根板とは限らず、幅方向断
面湾曲状(その変形を含む)の羽根板についても同様で
ある。
【0024】〈態様例2〉図5〜6は本発明の羽根材お
よびこれを用いた壁面構成用竪型防水ルーバの他の態様
例を示す図である。図5〜6での羽根板Aは幅方向断面
湾曲状であるが、その変形、幅方向断面く字状(その変
形を含む)にしてもよく、他の部分についても態様例1
の場合と同様各種変形ができることはもちろんである。
図5は、風向き調整部材Bを幅方向断面長方形に構成し
た態様である。この風向き調整部材Bは中空に構成され
ている。その中空内には適宜ビス孔12を設けることが
できる。本発明においてビス孔は必須ではないが、ビス
孔は図示の箇所のほか、またはその箇所に代えて、適宜
の箇所に設けてよい。本態様例は、図3(b)の変形と
も言えるが、その外側に、図5中Xとして示すように幅
をもたせることで、屋外から屋内へ向かう空気流(降雨
時は雨滴を含む)の侵入が制限できるなど各種効果が得
られる。
【0025】図6は、図5に示す羽根材の複数個を縦方
向に間隔を置いて配置して、壁面構成用竪型防水ルーバ
とした態様を示す図である。空気流(降雨時は雨滴を含
む)は、屋外における風向きの如何に拘らず、図6中矢
印(↓)で示すように各風向き調整部材B間で整流さ
れ、各羽根板A間の入口には同じ方向に、すなわち壁面
に対して直角ないしほぼ直角方向に流入される。各羽根
板Aによる作用効果、羽根板の変形態様については態様
例1の場合と同様であり、この点以下の態様例について
も同様である。また、屋外側から見てその外形が左右均
等に短冊形になっているので、機能美、景観上の効果も
得られる。
【0026】〈態様例3〉図7〜8は本発明の羽根材お
よびこれを用いた壁面構成用竪型防水ルーバの他の態様
例を示す図である。図7〜8での羽根板Aは幅方向断面
湾曲状であるが、その変形、幅方向断面く字状(その変
形を含む)にしてもよく、他の部分についても態様例1
の場合と同様各種変形ができることはもちろんである。
図7は風向き調整部材Bを幅方向断面台形の形状に構成
した態様である。この調整部材Bは中空に構成されてい
る。なお、その中空内には適宜ビス孔15を設けること
ができる。本発明においてビス孔は必須ではないが、ビ
ス孔は図示の箇所のほか、またはその箇所に代えて、適
宜の箇所に設けてよい。
【0027】図8は、図7に示す羽根材の複数個を縦方
向に間隔を置いて配置して、壁面構成用竪型防水ルーバ
とした態様を示す図である。空気流(降雨時は雨滴を含
む)は、屋外における風向きの如何に拘らず、図8中矢
印(↓)で示すように各風向き調整部材B間で整流さ
れ、各羽根板A間の入口には同じ方向に、すなわち壁面
に対して直角乃至ほぼ直角方向に流入される。また、屋
外側から見てその外形が左右均等に短冊形になっている
ので、機能美、景観上の効果も得られる。
【0028】〈態様例4〉図9〜10は本発明の羽根材
およびこれを用いた壁面構成用竪型防水ルーバの他の態
様例を示す図である。図9〜10での羽根板Aは幅方向
断面湾曲状であるが、その変形、幅方向断面く字状(そ
の変形を含む)にしてもよく、他の部分についても態様
例1の場合と同様各種変形ができることはもちろんであ
る。図9は風向き調整部材Bを幅方向断面楕円形の形状
に構成した態様である。この風向き調整部材Bは中空に
構成されている。その中空内には適宜ビス孔16を設け
ることができる。本発明においてビス孔は必須ではない
が、ビス孔は図示の箇所のほか、またはその箇所に代え
て、適宜の箇所に設けてよい。
【0029】図10は、図9に示す羽根材の複数個を縦
方向に間隔を置いて配置して、壁面構成用竪型防水ルー
バとした態様を示す図である。空気流(降雨時は雨滴を
含む)は、屋外における風向きの如何に拘らず、図8中
矢印(↓)で示すように各風向き調整部材B間で整流さ
れ、各羽根板A間の入口には同じ方向に、すなわち壁面
に対して直角乃至ほぼ直角方向に流入される。また、屋
外側から見てその外形が屋内側方向に左右均等に弧状に
なっているので、機能美、景観上の効果も得られる。
【0030】〈態様例5〉本発明の壁面構成用竪型防水
ルーバを建築物の壁面に設置する場合、一階とは限ら
ず、二階以上の低層、中層、高層の建築物に設置するこ
とができる。二階以上の建築物に設置する場合には、適
宜の高さ、例えば4mを1単位とし、これを上下に連続
してつなげて使用される。図11はその態様例を示す図
で、上下に2単位つなげた場合であるが、例えば高さ2
00m、50階の高層ビルで50単位つなげて配置する
というようにして設置することができる。
【0031】
【発明の効果】本発明によれば、壁面構成用竪型防水ル
ーバ用の羽根板に風向き調整部材を一体に設けること
で、外風の流通および風向きによる空気流通(降雨時は
雨滴を含む)のバラツキをなくし、屋外における風や雨
滴の方向如何に拘わらず、竪型防水ルーバ本来の防水、
換気、排煙、採光等の諸機能を均等に且つ十分に保持す
ることができる。また、本発明の壁面構成用竪型防水ル
ーバは、屋外側から見てその外形が左右均等になってい
るので、機能美、景観上の効果も得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】竪型防水ルーバの一例を示す図。
【図2】竪型防水ルーバについての風向き如何による空
気流通状況を示す図。
【図3】本発明の壁面構成用竪型防水ルーバ用の羽根材
の態様例を示す図。
【図4】本発明の壁面構成用竪型防水ルーバの態様例を
示す図。
【図5】本発明の壁面構成用竪型防水ルーバ用の羽根材
の他の態様例を示す図。
【図6】本発明の壁面構成用竪型防水ルーバの他の態様
例を示す図。
【図7】本発明の壁面構成用竪型防水ルーバ用の羽根材
の他の態様例を示す図。
【図8】本発明の壁面構成用竪型防水ルーバの他の態様
例を示す図。
【図9】本発明の壁面構成用竪型防水ルーバ用の羽根材
の他の態様例を示す図。
【図10】本発明の壁面構成用竪型防水ルーバの他の態
様例を示す図。
【図11】本発明の壁面構成用竪型防水ルーバの設置態
様例を示す図。
【符号の説明】
1〜2 枠体 3 屈曲部 4 突片部 5 折返部 6 屈曲部 7 延長部 8 屈曲部 9〜14 ビス孔 T1〜Tn 羽根板 S1〜Sn-1 相隣接する各羽根板間の空間 A 羽根板 B 風向き調整部材

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】壁面構成用竪型防水ルーバ用の羽根板の複
    数個を縦方向に間隔を置いて配置してなる壁面構成用竪
    型防水ルーバにおいて、それら各羽根板が、それら各羽
    根板の屋外側の縁部に、各羽根板の幅方向と平行乃至実
    質的に平行で且つ一体に延長した風向き調整部材を備え
    てなることを特徴とする壁面構成用竪型防水ルーバ。
  2. 【請求項2】幅方向断面く字状又は幅方向断面湾曲状に
    構成した帯状の板体からなる羽根板の複数個を縦方向に
    間隔を置いて配置してなる壁面構成用竪型防水ルーバに
    おいて、それら各羽根板が、それら各羽根板の屋外側の
    縁部に、各羽根板の幅方向と平行乃至実質的に平行で且
    つ一体に延長した風向き調整部材を備えてなることを特
    徴とする壁面構成用竪型防水ルーバ。
  3. 【請求項3】上記風向き調整部材が、平板状の形状であ
    ることを特徴とする請求項1又は2に記載の壁面構成用
    竪型防水ルーバ。
  4. 【請求項4】上記風向き調整部材が、その幅方向断面が
    長方形状の形状であることを特徴とする請求項1又は2
    に記載の壁面構成用竪型防水ルーバ。
  5. 【請求項5】上記調整部材が、その幅方向断面が台形状
    の形状であることを特徴とする請求項1又は2に記載の
    壁面構成用竪型防水ルーバ。
  6. 【請求項6】上記風向き調整部材が、その幅方向断面が
    楕円形状の形状であることを特徴とする請求項1又は2
    に記載の壁面構成用竪型防水ルーバ。
  7. 【請求項7】壁面構成用竪型防水ルーバ用の羽根板にお
    いて、該羽根板の屋外側の縁部に、該羽根板の幅方向と
    平行乃至実質的に平行で且つ一体に延長した風向き調整
    部材を備えてなることを特徴とする壁面構成用竪型防水
    ルーバ用の羽根材。
  8. 【請求項8】幅方向断面く字状又は幅方向断面湾曲状に
    構成した帯状の板体からなる羽根板において、該羽根板
    の屋外側の縁部に、該羽根板の幅方向と平行乃至実質的
    に平行で且つ一体に延長した風向き調整部材を備えてな
    ることを特徴とする壁面構成用竪型防水ルーバ用の羽根
    材。
  9. 【請求項9】上記風向き調整部材が、平板状の形状であ
    ることを特徴とする請求項7又は8に記載の壁面構成用
    竪型防水ルーバ用の羽根材。
  10. 【請求項10】上記風向き調整部材が、その幅方向断面
    が長方形状の形状であることを特徴とする請求項7又は
    8に記載の壁面構成用竪型防水ルーバ用の羽根材。
  11. 【請求項11】上記風向き調整部材が、その幅方向断面
    が台形状の形状であることを特徴とする請求項7又は8
    に記載の壁面構成用竪型防水ルーバ用の羽根材。
  12. 【請求項12】上記風向き調整部材が、その幅方向断面
    が楕円形状の形状であることを特徴とする請求項7又は
    8に記載の壁面構成用竪型防水ルーバ用の羽根材。
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