JP2001335445A - 1−(4−アミノフェニル)ピロリジンと糖単位を有する増粘ポリマーを含有するケラチン繊維の酸化染色用組成物 - Google Patents

1−(4−アミノフェニル)ピロリジンと糖単位を有する増粘ポリマーを含有するケラチン繊維の酸化染色用組成物

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JP2001335445A JP2001120413A JP2001120413A JP2001335445A JP 2001335445 A JP2001335445 A JP 2001335445A JP 2001120413 A JP2001120413 A JP 2001120413A JP 2001120413 A JP2001120413 A JP 2001120413A JP 2001335445 A JP2001335445 A JP 2001335445A
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クラヴチェンコ シルヴァン
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 選択性が低く、大気中の要因、発汗及び毛髪
が受けるであろう種々の処理に対して優れた耐性を示
し、多様で色度、強度があり、美しい色調の着色を付与
することのできる染色用組成物を提供する。 【解決手段】 適切な染色用媒体に、酸化染料先駆物質
として次の式(I): 【化1】 [Rは水素原子、C-Cアルキル、C-Cモノ
ヒドロキシアルキル、又はC-Cポリヒドロキシア
ルキル基を示し;Rは水素原子、-CONH、C-
モノヒドロキシアルキル、又はC-Cポリヒド
ロキシアルキル基を示し;Rは水素原子又はOH基を
示す]の1-(4-アミノフェニル)ピロリジン及びその酸
付加塩類の少なくとも1つと、少なくとも1つの糖単位
を有する少なくとも1つの増粘ポリマーを含有せしめ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、適切な染色用媒体
に、1-(4-アミノフェニル)ピロリジンとそれらの酸付
加塩類から選択される少なくとも1つの酸化ベースと、
少なくとも1つの糖単位を有する少なくとも1つの増粘
ポリマーとを含有せしめてなるケラチン繊維、特に毛髪
等のヒトのケラチン繊維を酸化染色するための組成物に
関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】酸化染
料先駆物質、特に、一般に酸化ベース(oxidation base
s)と呼ばれているオルト-又はパラ-フェニレンジアミン
類、オルト-又はパラ-アミノフェノール類、及び複素環
ベース類を含有する染色用組成物でケラチン繊維、特に
ヒトの毛髪を染色することが知られている。酸化染料先
駆物質は、最初は無色か極僅かに着色した化合物であ
り、酸化剤の存在下で毛髪に対する染色力が発現し、着
色化合物が形成される。これらの着色化合物の形成は、
酸化染色において使用される染色用組成物中に一般に存
在する、調色化合物、又は「カップラー」と「酸化ベー
ス」の酸化縮合又は「酸化ベース」それ自体の酸化縮合
のいずれかに起因するものであり、カップラーは、特に
メタ-フェニレンジアミン類、メタ-アミノフェノール類
及びメタ-ジフェノール類及びある種の複素環化合物で
ある。
【0003】一方では「酸化ベース」及び他方では「カ
ップラー」を構成する様々な分子により、豊富なカラー
パレットを得ることが可能になる。
【0004】これらの酸化染料により得られる、いわゆ
る「永久的な」着色は、いくつかの要求をさらに満足さ
せるものでなくてはならない。即ち、所望の強さの色調
が得られ、外的要因(光、悪天候、洗浄、パーマネント
ウェーブ処理、発汗、摩擦)に対して良好な耐性を示す
ものでなくてはならない。
【0005】また、染料はグレイの毛髪をカバーできる
ものでなければならず、よって可能な限り非選択的であ
ること、すなわち、実際には毛髪の先端と根本の間で敏
感度(すなわち傷み具合)が異なりうる、同じケラチン繊
維に沿って可能な限り色差が小さくなるようにできなけ
ればならない。
【0006】よって、過酸化水素の存在下でパラ-フェ
ニレンジアミン(PPD)カップリング生成物による毛髪
の永久的染色は以前から知られており、広範囲に使用さ
れている。それにもかかわらず、新規で良好な耐性を有
する酸化ベースが探求されており、PPDの代替として
提案されている。そのようなもののなかでも、第3級塩
基N,N-ビス(β-ヒドロキシエチル)-パラ-フェニレン
ジアミンが市販用毛髪染色用品において幅広く使用され
ている。それにもかかわらず、このような組成物を使用
して得られる色調は、強度、色度又は毛髪が受けるであ
ろう種々の攻撃に対する耐性において、必ずしも満足の
いくものではなかった。
【0007】
【課題を解決するための手段及び発明の実施の形態】し
かしながら、本出願人は、1-(4-アミノフェニル)ピロ
リジン及びそれらの酸付加塩類から選択される少なくと
も1つの酸化ベースと少なくとも1つの糖単位を有する
少なくとも1つの増粘ポリマーを組合せることにより、
多様で色度、強度があり、美しく、あまり選択的でな
く、繊維が被るであろう種々の攻撃に対して良好な耐性
を示す色調を付与することのできる新規な酸化染料が得
られることを見出した。この発見が本発明の基礎を形成
する。
【0008】よって、本発明の第1の主題は、適切な染
色用媒体に、酸化染料先駆物質として(i)次の式(I):
【化2】 [上式中:Rは水素原子、C-Cアルキル、C-
モノヒドロキシアルキル、又はC-Cポリヒド
ロキシアルキル基を示し;Rは水素原子、-CONH
、C-Cモノヒドロキシアルキル、又はC-C
ポリヒドロキシアルキル基を示し;Rは水素原子又は
OH基を示す]の1-(4-アミノフェニル)ピロリジン及
びその酸付加塩類の少なくとも1つを含有せしめてなる
ケラチン繊維、特に毛髪等のヒトのケラチン繊維の酸化
染色用組成物において、少なくとも1つの糖単位を有す
る少なくとも1つの増粘ポリマーをさらに含有せしめて
なる組成物にある。
【0009】本発明の目的において、「糖単位」という
表現は、単糖類部分(すなわち単糖類又は配糖体又は単
糖)又はオリゴ糖類部分(異なっていてもよい単糖類単位
の結合により形成される短鎖)又は多糖類部分[異なっ
ていてもよい単糖類単位からなる長鎖、すなわち多糖類
(ホモ多糖類又はヘテロ多糖類)]を示すものである。ま
た糖単位は、アルキル、ヒドロキシアルキル、アルコキ
シ、アシルオキシ又はカルボキシル基で置換することも
できる。
【0010】本発明の染色用組成物に使用可能な式(I)
の1-(4-アミノフェニル)ピロリジンの酸付加塩類は、
特に塩酸塩類、臭化水素酸塩類、硫酸塩類、酒石酸塩
類、乳酸塩類及び酢酸塩類から選択される。
【0011】このように定義された本発明の染色用組成
物により、酸化組成物と混合した後に、選択性が低く、
大気中の要因、例えば光や悪天候、及び発汗や毛髪が受
けるであろう種々の処理の双方に対する耐性において優
れた特性を示し、多様で色度、強度があり、美しい色調
の着色にが得られる。
【0012】本発明の他の主題は、適切な染色用媒体
に、少なくとも1つの式(I)の1-(4-アミノフェニル)
ピロリジン、少なくとも1つの糖単位を有する少なくと
も1つの増粘ポリマー、及び少なくとも1つの酸化剤を
含有せしめてなる、ケラチン繊維を酸化染色するための
使用準備が整った組成物に関する。本発明の目的におい
て使用準備が整った組成物という表現は、ケラチン繊維
に直ちに適用することを意図した任意の組成物を意味す
ると理解されるものである。
【0013】また本発明は、適切な染色用媒体に、少な
くとも1つの式(I)の1-(4-アミノフェニル)ピロリジ
ンを含有する染色用組成物をケラチン繊維、特に毛髪等
のヒトのケラチン繊維に適用し、染色用組成物の使用時
にのみ混合されるか、又はすぐにすすがれることなく続
いて適用される酸化組成物によりアルカリ性、中性又は
酸性のpHで発色させる、該繊維の酸化染色方法に関
し、少なくとも1つの糖単位を有する少なくとも1つの
増粘ポリマーは染色用及び/又は酸化組成物中に含有さ
れている。
【0014】さらに本発明の主題は、ケラチン繊維、特
に毛髪等のヒトのケラチン繊維を酸化染色するための多
区画染色具又は「キット」である。このような染色具
は、少なくとも1つの式(I)の1-(4-アミノフェニル)
ピロリジンを収容する第1の区画部と、少なくとも1つ
の酸化剤を収容する第2の区画部を具備し、少なくとも
1つの糖単位を有する少なくとも1つの増粘ポリマーは
第1の区画部及び/又は第2の区画部に収容されてい
る。他の多区画染色具は、少なくとも1つの式(I)の1
-(4-アミノフェニル)ピロリジンを収容する少なくとも
1つの区画部、少なくとも1つの糖単位を有する少なく
とも1つの増粘ポリマーを収容する少なくとも1つの区
画部、及び少なくとも1つの酸化剤を収容する少なくと
も1つの他の区画部を具備する。しかしながら、本発明
の他の特徴、側面、主題及び利点は、以下の記載及び実
施例を読むことによりより明らかになるであろう。
【0015】本発明の式(I)の1-(4-アミノフェニ
ル)ピロリジン(類)は、当業者によく知られている化合
物であり、特に米国特許第5851237号、同587
6464号及び同5993491号に記載され、調製さ
れている。本発明においては: − R、R及びRが水素原子を示す;式(I)の化
合物が1-(4-アミノフェニル)ピロリジンであるもの、
又は、 − R及びRが水素原子を示し、Rが-CH
H基を示す;式(I)の化合物が1-(4-アミノフェニル)
-2-ピロリジンメタノールであるもの、又は、 − Rが水素原子を示し、Rが-CHOH基を示
し、RがOH基を示す;式(I)の化合物が1-(4-ア
ミノフェニル)-4-ヒドロキシ-2-ピロリジンメタノー
ルであるもの、又は、 − R及びRが水素原子を示し、Rが-CONH
基を示す;式(I)の化合物がN-(4-アミノフェニル)
ピロリンアミドであるもの、といった式(I)の1-(4-
アミノフェニル)ピロリジン類を使用することが特に好
ましい。
【0016】本発明で使用される式(I)の1-(4-アミ
ノフェニル)ピロリジン(類)は、本発明の組成物の全重
量に対して約0.001〜10重量%、好ましくはこの
重量に対して約0.01〜8重量%である。
【0017】本発明の少なくとも1つの糖単位を有する
増粘ポリマー(類)は: (1)−非イオン性のグアーガム類; (2)−微生物由来のバイオ多糖ガム類(バイオポリサッ
カライドガム)、例えばスクレログルカン又はキサンタ
ンガム; (3)−植物滲出液から得られるガム類、例えばアラビア
ガム、ガッチ(ghatti)ガム、カラヤガム、トラガカント
ガム、カラゲナンガム、カンテンガム及びキャロブガム
(イナゴマメガム); (4)−ペクチン類; (5)−アルギナート類; (6)−デンプン類; (7)−ヒドロキシ(C-C)アルキルセルロース類及
びカルボキシ(C-C)アルキルセルロース類; から選択される。
【0018】非イオン性のグアーガムは変性していても
未変性であってもよい。未変性のグアーガム類は、例え
ばユニペクチン社(UNIPECTNE)からヴィドガム(VIDOGUM)
GH175の名称で、またメイホール社(MEYHALL)から
メイプログアー(MEYPRO-GUAR)とジャガー(JAGUAR)Cの
名称で販売されている製品である。
【0019】変性した非イオン性のグアーガム類は、特
にC-Cヒドロキシアルキル基で変性される。ヒド
ロキシアルキル基としては、例えばヒドロキシメチル、
ヒドロキシエチル、ヒドロキシプロピル及びヒドロキシ
ブチル基を挙げることができる。これらのグアーガム類
は従来からよく知られているものであり、例えばヒドロ
キシプロピル基で変性されたグアーガムを得るために
は、対応のアルケンオキシド、例えばプロピレンオキシ
ドと反応させることにより調製することができる。グア
ーガム中に存在する遊離のヒドロキシル官能基の数によ
り消費されるアルキレンオキシド分子の数に相当するヒ
ドロキシアルキル化度は、好ましくは0.4〜1.2の
間で変化する。
【0020】このようなヒドロキシアルキル基で任意に
変性された非イオン性のグアーガム類は、例えばローン
・プーラン社(RHONE POULENC)(メイホール社)からジ
ャガー(JAGUAR)HP8、ジャガーHP60及びジャガー
HP120、ジャガーDC293及びジャガーHP10
5の商品名で、又はアクアロン社(AQUALON)からガラク
タソール(GALACTASOL)4H4FD2の名称で販売されて
いる。
【0021】微生物由来のバイオ多糖類ガム類、例えば
スクレログルカン又はキサンタンガム、植物滲出液から
得られるガム類、例えばアラビアガム、ガッチガム、カ
ラヤガム、トラガカントガム、カラゲナンガム、カンテ
ンガム及びキャロブガム、ヒドロキシアルキルセルロー
ス類及びカルボキシメチルセルロース類、ペクチン類、
アルギナート類及びデンプン類は当業者によく知られて
いるものであり、特にロバート・エル・デイビッドソン
(Robert L. DAVIDSON)により、マグローヒル社(McGraw
Hill Book Company)(1980)から出版された「水溶性ガム
と樹脂のハンドブック」と題された書籍に記載されてい
る。
【0022】これらのガム類の中で、本発明で特に使用
されるスクレログルカンは、サノフィ(SANOFI)バイオイ
ンダストリーからアクチガム(ACTIGUM)CS、特にアク
チガムCS11、及びアルバン・ミュラー・インターナ
ショナル(ALBAN MULLER INTERNATIONAL)からアミゲル(A
MIGEL)の名称で販売されている製品である。また、その
他のスクレログルカン、例えば仏国特許出願第2633
940号においてグリオキサールで処理されたものを使
用することもできる。
【0023】本発明で特に使用されるキサンタンガム
は、ニュートラスイート・ケルコ社(NUTRASWEET KELCO)
からケルトロール(KELTROL)、ケルトロールT、ケルト
ロールTF、ケルトロールBT、ケルトロールRD、ケ
ルトロールCGの名称で、又はローディア・シミー社(R
HODIA CHIMIE)からローディケア(RHODICARE)S、ロー
ディケアHの名称で販売されている製品である。
【0024】ヒドロキシ(C-C)アルキルセルロー
ス類は、特にヒドロキシエチルセルロース、例えばアメ
ルコール社(AMERCHOL)からセロサイズ(CELLOSIZE)QP
3L、セロサイズQP4400H、セロサイズQP30
000H、セロサイズHEC30000A、セロサイズ
・ポリマーPCG10、又はハーキュレス社(HERCULES)
からナトロゾール(NATROSOL)250HHR、ナトロゾー
ル250MR、ナトロゾール250M、ナトロゾール2
50HHXR、ナトロゾール250HHX、ナトロゾー
ル250HR、ナトロゾールHX、又はヘキスト社(HO
ECHST)からチロース(TYLOSE)H1000の名称で販売
されているものである。
【0025】またヒドロキシ(C-C)アルキルセル
ロース類は、特にヒドロキシプロピルセルロース、例え
ばアクアロン社からクリューセル(KLUCEL)EF、クリュ
ーセルH、クリューセルLHF、クリューセルMF、ク
リューセルGの名称で販売されている製品である。
【0026】好ましく使用されるカルボキシ(C-
)アルキルセルロース類はカルボキシメチルセルロ
ースであり、アクアロン社からブラノース(BLANOSE)7
M8/SF、ブラノース・ラフィニー(RAFFINEE)7M、
ブラノース7LF、ブラノース7MF、ブラノース9M
31F、ブラノース12M31XP、ブラノース12M
31P、ブラノース9M31XF、ブラノース7H、ブ
ラノース7M31、ブラノース7H3SXF、又はハー
キュレス社からアクアソルブ(AQUASORB)A500及びア
ンバーガム(AMBERGUM)1221、又はモンテロ社(MONTE
LLO)からセロゲン(CELLOGEN)HP810A及びセロゲン
HP6HS9、又はアヴェベ社(AVEBE)からプリメロー
ズ(PRIMELLOSE)の名称で販売されている製品を挙げるこ
とができる。
【0027】本発明の組成物に使用される少なくとも1
つの糖単位を有する増粘ポリマーは、組成物の全重量に
対して、好ましくは約0.01〜10重量%、特に約
0.1〜5重量%の割合で本組成物中に存在する。
【0028】本発明の組成物は、好ましくは少なくとも
1つのカップラーを含有する。このようなカップラーと
しては、メタ-フェニレンジアミン類、メタ-アミノフェ
ノール類、メタ-ジフェノール類、ナフトール類及び複
素環カップラー、例えばインドール誘導体、インドリン
誘導体、セサモール及びその誘導体、ピリジン誘導体、
ピラゾロトリアゾール誘導体、ピラゾロン類、インダゾ
ール類、ベンゾイミダゾール類、ベンゾチアゾール類、
ベンゾオキサゾール類、1,3-ベンゾジオキソール類、
キノリン類及びその酸付加塩類を挙げることができる。
【0029】これらのカップラーは、特に、2,4-ジア
ミノ-1-(β-ヒドロキシエチルオキシ)ベンゼン、2-メ
チル-5-アミノフェノール、5-N-(β-ヒドロキシエチ
ル)アミノ-2-メチルフェノール、3-アミノフェノー
ル、1,3-ジヒドロキシベンゼン、1,3-ジヒドロキシ
-2-メチルベンゼン、4-クロロ-1,3-ジヒドロキシベ
ンゼン、2-アミノ-4-(β-ヒドロキシエチルアミノ)-
1-メトキシベンゼン、1,3-ジアミノベンゼン、1,3
-ビス(2,4-ジアミノフェノキシ)プロパン、セサモー
ル、1-アミノ-2-メトキシ-4,5-メチレンジオキシベ
ンゼン、α-ナフトール、6-ヒドロキシインドール、4
-ヒドロキシインドール、4-ヒドロキシ-N-メチルイン
ドール、6-ヒドロキシインドリン、2,6-ジヒドロキ
シ-4-メチルピリジン、1-H-3-メチルピラゾル-5-
オン、1-フェニル-3-メチルピラゾル-5-オン、2-ア
ミノ-3-ヒドロキシピリジン、3,6-ジメチルピラゾロ
[3,2-c]-1,2,4-トリアゾール、2,6-ジメチルピ
ラゾロ[1,5-b]-1,2,4-トリアゾール、及びそれら
の酸付加塩類から選択される。
【0030】これらのカップラー(類)は、組成物の全重
量に対して0.0001〜15重量%の濃度で、本発明
の組成物中に存在する。
【0031】本発明の染色用組成物は、式(I)の1-(4
-アミノフェニル)ピロリジン類とは異なる少なくとも1
つの付加的な酸化ベース、及び/又は少なくとも1つの
直接染料をさらに含有してもよい。本発明で使用可能な
付加的な酸化ベース類としては、パラ-フェニレンジア
ミン、パラ-トルイレンジアミン、2-ヒドロキシエチル
-パラ-フェニレンジアミン、1-N,N-ビス(2-ヒドロ
キシエチル)-パラ-フェニレンジアミン、パラ-アミノフ
ェノール類、例えば3-メチル-4-アミノフェノール及
び4-アミノフェノール、オルト-フェニレンジアミン
類、オルト-アミノフェノール類、複ベース類、複素環
ベース類、例えば2,4,5,6-テトラアミノピリミジン
等のピリミジン類、又は1-(2-ヒドロキシエチル)-4,
5-ジアミノピラゾール等のピラゾール類を挙げること
ができる。付加的な酸化ベース(類)は、前記組成物の全
重量に対して0.0001〜15重量%の濃度で存在す
る。
【0032】特に色調を光沢に富むものにすることによ
り変えるために使用される直接染料は、特に中性のカチ
オン性又はアニオン性、ニトロ、アゾ又はアントラキノ
ン染料から選択され、組成物の全重量に対して約0.0
01〜20重量%、好ましくは0.01〜10重量%の
割合である。
【0033】組成物の適切な染色用媒体は、好ましくは
水で構成される水性媒体であり、有利には、特にアルコ
ールを含む化粧品的に許容可能な有機溶媒、例えばエチ
ルアルコール、イソプロピルアルコール、ベンジルアル
コール及びフェニルエチルアルコール、グリコール類又
はグリコールエーテル類、例えばエチレングリコールの
モノメチル、モノエチル及びモノブチルエーテル、プロ
ピレングリコール又はそのエーテル類、例えばプロピレ
ングリコールのモノメチルエーテル、ブチレングリコー
ル、ジプロピレングリコール、並びにジエチレングリコ
ールのアルキルエーテル類、例えばジエチレングリコー
ルのモノエチルエーテル又はモノブチルエーテルを、組
成物の総重量に対して約0.5〜20重量%、好ましく
は2〜10重量%の濃度で含有する。
【0034】本発明の組成物は、従来から酸化染色にお
いて知られているその他の薬剤、例えばEDTA及びエ
チドロン酸のような金属イオン封鎖剤、紫外線遮蔽剤、
ワックス、揮発性又は非揮発性で環状、直鎖状又は分枝
状のシリコーン、防腐剤、セラミド類、擬似セラミド
類、植物性油、鉱物性油又は合成油、ビタミン類又はプ
ロビタミン、例えばパンテノール、乳白剤、及び本発明
で定義される増粘剤以外の増粘剤、並びにカチオン性ポ
リマー等の種々の慣習的なアジュバントを有効量さらに
含有してもよい。
【0035】カチオン性ポリマー 本発明の目的において、「カチオン性ポリマー」という
表現は、カチオン基及び/又はカチオン基にイオン化さ
れ得る基を含有する任意のポリマーを示す。本発明で使
用可能なカチオン性ポリマーは、毛髪の美容特性を改善
するために、既にそれ自体公知のもの全て、すなわち特
に、欧州特許出願公開第337354号、及び仏国特許
第2270846号、同2383660号、同2598
611号、同2470596号及び同2519863号
に記載されているものから選択することができる。
【0036】好ましいカチオン性ポリマーは、主ポリマ
ー鎖の一部を形成するか、又はそこに直接結合した側鎖
置換基により担持され得る、第1級、第2級、第3級及
び/又は第4級アミン基を有する単位を含有するものか
ら選択される。使用されるカチオン性ポリマーは、一般
的に約500〜5×10、好ましくは約10〜3×
10の数平均分子量を有する。カチオン性ポリマーと
して、ポリアミン、ポリアミノアミド及び第4級ポリア
ンモニウム型のポリマーを特に挙げることができる。そ
れらは特に、仏国特許第2505348号又は同254
2997号に記載されている。前記ポリマーの中でも、
次のものを挙げることができる:
【0037】(1) 次の式(I)、(II)、(III)又は
(IV):
【化3】 [上式中:Rは同一でも異なっていてもよく、水素原
子又はCH基を示し;Aは同一でも異なっていてもよ
く、直鎖状又は分枝状で、1〜6の炭素原子、好ましく
は2又は3の炭素原子のアルキル基、又は1〜4の炭素
原子を有するヒドロキシアルキル基を示し;R
、Rは同一でも異なっていてもよく、1〜18の
炭素原子を有するアルキル基又はベンジル基、好ましく
は1〜6の炭素原子を有するアルキル基を示し;R
びRは同一でも異なっていてもよく、水素又は1〜6
の炭素原子を有するアルキル基、好ましくはメチル又は
エチルを表し;Xは無機又は有機酸から誘導されたアニ
オン、例えばメトスルファートアニオン又はハロゲン化
物、例えば塩化物又は臭化物を示す]の単位の少なくと
も1つを有し、アクリル酸又はメタクリル酸エステル又
はアミドから誘導されたホモポリマー又はコポリマー。
【0038】ファミリー(1)のポリマーは、さらに、ア
クリルアミド類、メタクリルアミド類、ジアセトンアク
リルアミド類、窒素が低級(C−C)アルキルで置換
されたメタクリルアミド類とアクリルアミド類、アクリ
ル酸又はメタクリル酸又はそのエステル、ビニルラクタ
ム、例えばビニルピロリドン又はビニルカプロラクタ
ム、ビニルエステルのファミリーから選択されるコモノ
マーから誘導される一又は複数の単位を含んでいてもよ
い。
【0039】しかして、ファミリー(1)のこれらのポリ
マーとしては次のものを挙げることができる。 − 硫酸ジメチル又はジメチルハライドで第4級化され
たメタクリル酸ジメチルアミノエチルとアクリルアミド
のコポリマー、例えばハーキュレス社(HERCULES)からハ
ーコフロック(HERCOFLOC)の名称で販売されているも
の。 − 例えば欧州特許出願公開第080976号に記載さ
れ、チバガイギー社(CIBA GEIGY)からビナクアット(BIN
A QUAT)P100の名称で販売されている、アクリルア
ミドとメタクリロイルオキシエチルトリメチルアンモニ
ウムクロリドのコポリマー。 − ハーキュレス社からレテン(RETEN)なる名称で販売
されているアクリルアミドとメタクリロイルオキシエチ
ルトリメチルアンモニウムメトスルファートのコポリマ
ー。 − ビニルピロリドン/アクリル酸又はメタクリル酸ジ
アルキルアミノアルキルのコポリマーで第4級化等され
ていてもよいもの、例えばISP社から「ガフクアット
(GAFQUAT)」なる名称で販売されている製品、例えば
「ガフクアット734」又は「ガフクアット755」、
あるいは「コポリマー845,958及び937」と呼
ばれている製品。これらのポリマーは仏国特許第207
7143号及び同2393573号に詳細に記載されて
いる。 − メタクリル酸ジメチルアミノエチル/ビニルカプロ
ラクタム/ビニルピロリドンのターポリマー、例えばI
SP社からガフィックス(GAFFIX)VC713なる名称で
販売されている製品。 − 特にISP社からスタイレゼ(STYLEZE)CC10な
る名称で市販されているビニルピロリドン/メタクリル
アミドプロピルジメチルアミンのコポリマー。 − 及びISP社から「ガフクアットHS100」の名
称で販売されている製品のような、第4級化ビニルピロ
リドン/ジメチルアミノプロピルメタクリルアミドのコ
ポリマー。
【0040】(2) 仏国特許第1492597号に記載
された第4級アンモニウム基を有するセルロースエーテ
ル誘導体、特にユニオン・カーバイド社(Union Carbide
Corporation)から「JR」(JR400、JR125、
JR30M)又は「LR」(LR400、LR30M)な
る名称で市販されているポリマー。これらのポリマーは
またCTFA辞典においてトリメチルアンモニウム基に
より置換されたエポキシドと反応するヒドロキシエチル
セルロース第4級アンモニウムとして定義されている。
【0041】(3) 第4級アンモニウム水溶性モノマー
がグラフトしたセルロース誘導体又はセルロースコポリ
マーのようなカチオン性セルロース誘導体で、米国特許
第4131576号に特に記載されているもの、例え
ば、特にメタクリロイルエチルトリメチルアンモニウ
ム、メタクリルアミドプロピルトリメチルアンモニウム
又はジメチルジアリルアンモニウム塩がグラフトしたヒ
ドロキシメチル、ヒドロキシエチル又はヒドロキシプロ
ピルセルロースのようなヒドロキシアルキルセルロー
ス。この定義に対応する市販品は特にナショナル・スタ
ーチ社(National Starch)から「セルクアット(Celquat)
L200」及び「セルクアットH100」なる名称で販
売されている製品である。
【0042】(4) 特に米国特許第3589578号及
び同4031307号に記載されたカチオン性多糖類、
例えばカチオン性トリアルキルアンモニウム基を含むグ
アーガム。2,3-エポキシプロピルトリメチルアンモニ
ウム塩(例えば塩化物)で変性されたグアーガムが例えば
使用される。このような製品は、特にメイホール社(MEY
HALL)からジャガー(JAGUAR)C13S、ジャガーC1
5、ジャガーC17又はジャガーC162なる商品名で
市販されている。
【0043】(5) 酸素、硫黄又は窒素原子あるいは芳
香環又は複素環が挿入されていてもよい、直鎖状又は分
枝状鎖を有する二価のアルキレン又はヒドロキシアルキ
レン基と、ピペラジニル単位からなるポリマー、並びに
これらのポリマーの酸化及び/又は第4級化生成物。こ
のようなポリマーは、特に、仏国特許第2162025
号及び同2280361号に記載されている。
【0044】(6) 特に、酸化合物とポリアミンの重縮
合により調製される水溶性ポリアミノアミド類;これら
のポリアミノアミド類は、エピハロヒドリン、ジエポキ
シド、二無水物、不飽和の二無水物、二不飽和誘導体、
ビスハロヒドリン、ビスアゼチジニウム、ビスハロアシ
ルジアミン、アルキルビスハライド等、もしくは、ビス
ハロヒドリン、ビスアゼチジニウム、ビスハロアシルジ
アミン、アルキルビスハライド、エピハロヒドリン、ジ
エポキシド又は二不飽和誘導体に対して反応する二官能
化合物の反応の結果生じたオリゴマーで架橋され得;架
橋剤は、ポリアミノアミドの1アミン基当たり0.02
5〜0.35モルの範囲の割合で使用され;これらのポ
リアミノアミド類は、アルキル化されるか、それらが一
又は複数の第3級アミン官能基を含む場合には第4級化
され得る。このようなポリマーは、特に仏国特許第22
52840号及び同2368508号に記載されてい
る。
【0045】(7) ポリカルボン酸とポリアルキレンポ
リアミンを縮合させ、続いて二官能剤でアルキル化して
得られるポリアミノアミド誘導体。例えば、アルキル基
が1〜4の炭素原子を含み、好ましくはメチル、エチル
又はプロピルを示す、アジピン酸-ジアルキルアミノヒ
ドロキシアルキルジアルキレントリアミンのポリマーを
挙げることができる。このようなポリマーは、特に仏国
特許第1583363号に記載されている。これらの誘
導体として、特にサンド社(Sandoz)から「カルタレチン
(Cartaretine)F、F4又はF8」の名称で販売されて
いる、アジピン酸/ジメチルアミノヒドロキシプロピル
/ジエチレントリアミンのポリマーを挙げることができ
る。
【0046】(8) 3〜8の炭素原子を有する、飽和し
た脂肪族のジカルボン酸及びジグリコール酸から選択さ
れるジカルボン酸と、少なくとも1つの第2級アミン基
と2つの第1級アミン基を含有するポリアルキレンポリ
アミンとを反応させて得られるポリマー。ポリアルキレ
ンポリアミンとジカルボン酸のモル比は、0.8:1〜
1.4:1であり;そこで得られるポリアミノアミド
は、ポリアミノアミドの第2級アミンに対して、0.
5:1〜1.8:1のモル比のエピクロロヒドリンと反
応させたものである。このようなポリマーは、特に米国
特許第3227615号及び同2961347号に記載
されている。このタイプのポリマーは、特に、ハーキュ
レス社から「ハーコセット(Hercosett)57」の名称
で、あるいはアジピン酸/エポキシプロピル/ジエチレ
ントリアミンのコポリマーの場合は、ハーキュレス社か
ら「デルセット(Delsette)101」又は「PD170」
の名称で市販されている。
【0047】(9) アルキルジアリルアミン又はジアル
キルジアリルアンモニウムのシクロホモポリマー、例え
ば、次の式(V)又は(VI):
【化4】 [上式中、k及びtは0又は1であり、k+tの合計は
1であり;Rは、水素原子又はメチル基を示し;R
及びRは互いに独立して、1〜22の炭素原子を有す
るアルキル基、アルキル基が好ましくは1〜5の炭素原
子を有するヒドロキシアルキル基、又は低級(C-
)アミドアルキル基を示すか、又はR及びR
は、それらが結合している窒素原子と共同して、複素
環基、例えばピペリジニル又はモルホリニルを示しても
よく;RとRは互いに独立して、好ましくは1〜4
の炭素原子を有するアルキル基を示し;Yはアニオ
ン、例えば臭化物、塩化物、アセタート、ボラート、シ
トラート、タートラート、ビスルファート、二亜硫酸
塩、スルファート又はホスファートである]に相当する
単位を、鎖の主な構成要素として含むホモポリマー又は
コポリマー。これらのポリマーは、特に、仏国特許第2
080759号、及びその追加特許証第2190406
号に記載されている。上述したポリマーとしては、特に
カルゴン社(Calgon)から「メルクアット(Merquat)10
0」の名称で販売されているジメチルジアリルアンモニ
ウムクロリドのホモポリマー(及びその低重量平均分子
量のホモログ)、及び「メルクアット550」の名称で
市販されているジアリルジメチルアンモニウムクロリド
とアクリルアミドのコポリマーを挙げることができる。
【0048】(10) 次の式:
【化5】 {上式(VII)中:R10、R11、R12及びR13
は同一でも異なっていてもよく、1〜20の炭素原子を
有する脂肪族、脂環式又はアリール脂肪族基、もしくは
低級ヒドロキシアルキル脂肪族基を示すか、又は
10、R11、R12及びR13は、共同して又は別
々に、それらが結合する窒素原子と共に、窒素以外の第
2のヘテロ原子を含有していてもよい複素環を形成する
か、又はR10、R11、R12及びR13は、R14
がアルキレンで、Dが第4級アンモニウム基である、-
CO-O-R14-D又は-CO-NH-R14-D基又はニ
トリル、エステル、アシル、アミド基で置換される、直
鎖状又は分枝状のC-Cアルキル基を示し;A
びBは、スルホキシド、スルホン、ジスルフィド、ア
ミノ、アルキルアミノ、ヒドロキシル、第4級アンモニ
ウム、ウレイド、アミド又はエステル基、又は一又は複
数の酸素又は硫黄原子、又は一又は複数の芳香環が主鎖
に挿入、又は連結して含有されていてもよく、直鎖状又
は分枝状で飽和又は不飽和であってよい、2〜20の炭
素原子を有するポリメチレン基を表し、Xは、無機酸
又は有機酸から誘導されるアニオンを示し;A、R
10及びR12は、それらが結合する2つの窒素原子と
共にピペラジン環を形成可能で;Aが飽和又は不飽和
で直鎖状又は分枝状のアルキレン又はヒドロキシアルキ
レン基を示す場合は、Bはさらに-(CH)-CO-
D-OC-(CH)-基を示し、ここでnは1〜10
0、好ましくは1〜50であり、Dは: a)式:-O-Z-O-のグリコール残基[該式中、Zは、直
鎖状又は分枝状の炭化水素基、又は次の式: -(CH-CH-O)-CH-CH- -[CH-CH(CH)-O]-CH-CH(CH)- (上式中、x及びyは、定まった一つの重合度を表す1
〜4の整数を示すか、あるいは、平均重合度を表す1〜
4の任意の数を示す)の一つに相当する基を示す]; b)ジ二級ジアミン残基、例えばピペラジン誘導体; c)式:-NH-Y-NH-のジ一級ジアミン残基[上式中、
Yは、次の式: -CH-CH-S-S-CH-CH- で示される二価の基、又は直鎖状又は分枝状の炭化水素
基を示す]; d)式:-NH-CO-NH-のウレイレン基; を示し;Xは好ましくはアニオン、例えば塩化物又は
臭化物である。}に相当する繰り返し単位を含有する第
4級ジアンモニウムポリマー。
【0049】これらのポリマーは、一般的に1000〜
100000の数平均分子量を有する。この種のポリマ
ーは、特に、仏国特許第2320330号、同2270
846号、同2316271号、同2336434号及
び同2413907号、及び米国特許第2273780
号、同2375853号、同2388614号、同24
54547号、同3206462号、同2261002
号、同2271378号、同3874870号、同40
01432号、同3929990号、同3966904
号、同4005193号、同4025617号、同40
25627号、同4025653号、同4026945
号、及び同4027020号に記載されている。
【0050】特に、次の式(VIII):
【化6】 [上式中、R10、R11、R12及びR13は同一で
も異なっていてもよく、約1〜4の炭素原子を有するア
ルキル又はヒドロキシアルキル基を示し、n及びpは約
2〜20の範囲の整数であり、Xは無機酸又は有機酸
から誘導されるアニオンである]に相当する繰り返し単
位からなるポリマーを使用することができる。
【0051】(11) 次の式(IX):
【化7】 [上式中、pは約1〜6の間で変化する整数であり、D
はゼロであるか、又はrが4又は7の数を示す-(C
)-CO-基を表すことができ、Xはアニオンで
ある]の繰り返し単位からなる第4級ポリアンモニウム
ポリマー。このようなポリマーは、米国特許第4157
388号、同4390689号、同4702906号及
び同4719282号に記載されている方法に従い調製
することができる。それらは特に、欧州特許公開第12
2324号に記載されている。このようなものとして
は、例えば、ミラノール社(Miranol)から販売されてい
る「ミラポール(Mirapol)A15」、「ミラポールAD
1」、「ミラポールAZ1」及び「ミラポール175」
を挙げることができる。
【0052】(12) 第4級ビニルピロリドン及びビニ
ルイミダゾールポリマー、例えば、B.A.S.F.社から
ルビクアット(Luviquat)FC905、FC550及びF
C370の名称で市販されている製品。 (13) CTFA辞典で「ポリエチレングリコール(1
5)獣脂ポリアミン」なる名称で呼ばれている、ヘンケ
ル社(Henkel)から販売されているポリクアート(Polyqua
rt)Hのようなポリアミン類。
【0053】(14) メタクリロイルオキシ(C-C
アルキル)トリ(C-Cアルキル)アンモニウム塩の架
橋したポリマー、例えば、塩化メチルで第4級化された
メタクリル酸ジメチルアミノエチルが単独重合し、又は
塩化メチルで第4級化されたメタクリル酸ジメチルアミ
ノエチルとアクリルアミドとが共重合し、単独重合又は
共重合に続いて、オレフィン性不飽和を含む化合物、特
にメチレンビスアクリルアミドで架橋することにより得
られるポリマー。特に、鉱物性油に50重量%の前記ポ
リマーを含む分散液の形態での、アクリルアミド/メタ
クリロイルオキシエチルトリメチルアンモニウムクロリ
ドの架橋コポリマー(重量比:20/80)を使用するこ
とができる。この分散液は、アライド・コロイヅ社(ALLI
ED COLLOIDS)から「サルケア(登録商標)SC92」の名
称で市販されている。また、鉱物性油又は液状エステル
中に約50重量%のホモポリマーを含むメタクリロイル
オキシエチルトリメチルアンモニウムクロリドの架橋ホ
モポリマーを使用することもできる。これらの分散液
は、アライド・コロイヅ社から「サルケア(登録商標)S
C95」及び「サルケア(登録商標)SC96」の名称で
市販されている。
【0054】本発明の範囲内で使用可能な他のカチオン
性ポリマーは、ポリアルキレンイミン類、特に、ポリエ
チレンイミン類、ビニルピリジン又はビニルピリジニウ
ム単位を有するポリマー、ポリアミン類とエピクロロヒ
ドリンの縮合物、第4級ポリウレイレン類及びキチン誘
導体である。
【0055】本発明で使用可能な全カチオン性ポリマー
のなかでも、ファミリー(1)、(9)、(10)、(11)及
び(14)のポリマー、特に次の式(W)及び(U):
【化8】 のポリマーが好ましく使用される。
【0056】本発明の組成物におけるカチオン性ポリマ
ーの濃度は、組成物の全重量に対して約0.01〜10
重量%、好ましくは0.05〜5重量%、さらに好まし
くは0.1〜3重量%の間で変化し得る。
【0057】前記組成物に、還元剤又は抗酸化剤をさら
に含めることもできる。これらは、特に亜硫酸ナトリウ
ム、チオグリコール酸、チオ乳酸、重亜硫酸ナトリウ
ム、デヒドロアスコルビン酸、ヒドロキノン、2-メチ
ルヒドロキノン、tert-ブチルヒドロキノン及びホモゲ
ンチジン酸の中から選択することができ、それらは、組
成物の全重量に対して約0.05〜1.5重量%の範囲
の量で一般的に存在する。
【0058】本発明の組成物は、一又は複数の脂肪アル
コールをさらに含有していてもよく、これらの脂肪アル
コールは純粋な形態又は混合物の形態で導入される。そ
のようなものとしては、特にラウリル、セチル、ステア
リル又はオレイルアルコール、又はそれらの混合物を挙
げることができる。これらの脂肪アルコール類は、組成
物の全重量に対して約0.001〜20重量%である。
【0059】好ましくは、本発明の使用準備が整った組
成物の染色用組成物及び/又は酸化組成物は少なくとも
1つの非イオン性、アニオン性、カチオン性又は両性の
界面活性剤を、約0.1〜20重量%の割合で含有す
る。特に好ましくは、前記組成物は、少なくとも1つの
非イオン性界面活性剤を含有する。
【0060】もちろん、当業者であれば、本発明の酸化
染色用組成物に固有の利点が、検討される添加剤によっ
て悪影響を受けないか実質的に受けないよう留意して、
上述の付加的な化合物(類)を選択するであろう。
【0061】酸化組成物において、酸化剤は、好ましく
は過酸化水素、過酸化尿素、臭素酸アルカリ金属塩、フ
ェリシアン化物、過ホウ素酸塩及び過硫酸塩等の過酸塩
の中から選択される。過酸化水素の使用が特に好まし
い。この酸化剤は、有利には過酸化水素水からなり、そ
の力価は、特に約1〜40容量、さらに好ましくは約5
〜40容量の間で変化させることが可能である。それぞ
れの供与体又は補因子が存在する場合には、ラッカー
ゼ、ペルオキシダーゼ及び2電子を含有するオキシドレ
ダクターゼ(例えば、ウリカーゼ)等、一又は複数の酸化
物還元酵素を酸化剤として使用することが可能である。
【0062】染色用組成物又はケラチン繊維に塗布され
る使用準備が整った組成物(本発明の染色組成物と酸化
組成物を混合して得られる組成物)のpHは、一般に3
〜12である。そして、好ましくは6〜11であり、ケ
ラチン繊維の染色における従来技術で良く知られている
酸性又はアルカリ性化剤で所望の値に調節することがで
きる。
【0063】アルカリ性化剤としては、例えば、アンモ
ニア水、アルカリ性炭酸塩類、アルカノールアミン類、
例えばモノ-、ジ-及びトリエタノールアミンとその誘導
体、オキシエチレン化及び/又はオキシプロピレン化エ
チレンジアミン類及びヒドロキシアルキルアミン類、水
酸化ナトリウム又はカリウム、及び次の式(II):
【化9】 [ここで、Wは、C-Cアルキル基又はヒドロキシル
基で置換されていてもよいプロピレン残基であり;
、R、R及びRは同一でも異なっていてもよ
く、水素原子、C-Cアルキル又はC-Cヒドロ
キシアルキル基を表す]の化合物を挙げることができ
る。
【0064】酸性化剤は、例えば、無機酸又は有機酸、
例えば、塩酸、オルトリン酸、カルボン酸類、例えば酒
石酸、クエン酸、乳酸、又はスルホン酸類である。
【0065】本発明の染色用組成物は、種々の形態、例
えば、液体、パウダー、クリーム、ゲル、場合によって
は加圧された形態、又はケラチン繊維、特にヒトの毛髪
を染色するのに適した任意の他の形態で提供することが
できる。
【0066】本発明の染色方法は、好ましくは、使用時
に本発明の染色用組成物と酸化組成物でその場で調製し
た使用準備が整った組成物を、乾燥又は湿ったケラチン
繊維に塗布し、好ましくは約1〜60分間、より好まし
くは約10〜45分間その組成物にさらして作用させ、
繊維をすすぎ、ついで場合に応じてシャンプーで洗浄
し、さらにもう一度すすぎ、乾燥することからなる。
【0067】
【実施例】次の実施例は本発明を例証するものである。
次の染色用組成物を調製した:(グラムで表す)
【表1】 (*)染色用担体 − セピック社(SEPPIC)からオラミックス(O RAMIX)CG110(登録商標)の名称で販 売されているC-C10アルキルポリグル コシドの60%水溶液 3.24gAS* − エタノール 18.0g − ベンジルアルコール 1.8g − ポリエチレングリコール400 2.7g − アクゾ社(AKZO)からディソルイン(DISSO LUINE)D-40(登録商標)の名称で販売 されている、ジエチレントリアミン五酢 酸の五ナトリウム塩の40%水溶液 0.43gAS* − メタ重亜硫酸ナトリウム 0.205g − 20.5%のNHを含有するアンモニ ア水 10.0g AS*は活性物質を示す。
【0068】使用時に、上述した各染色用組成物を、同
重量の20容量の過酸化水素(6重量%)と混合した。こ
のようにして調製された混合物を、白髪を90%含有す
るナチュラルなグレイの毛髪の束に30分間適用した。
ついで、毛髪の束をすすぎ、標準的なシャンプーを用い
て洗髪を行い、再度すすいで乾燥した。
【0069】色調をミノルタCM2002比色計を使用
し、L*a*b*系により測定した。このL*a*b*系にお
いて、3つのパラメータは、それぞれ強度(L*)、暗度
(shade)(a*)及び飽和度(b*)を示す。この系におい
て、L値が高くなればなる程、色は明るくなるか、又は
弱まる。逆に、L値が低くなればなるほど、色は濃くな
るか、又は強まる。
【0070】結果を次の表(I)にまとめる。
【表2】
【0071】結論:本発明の組合せ(1)により、従来品
(2)よりもより強く染色された(よりL値が低い)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4C083 AB082 AB352 AB411 AC102 AC152 AC471 AC532 AC551 AC552 AC851 AC852 AD042 AD211 AD212 AD241 AD271 AD281 AD301 AD351 AD352 AD411 BB04 BB07 CC36 DD27 EE26

Claims (31)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 適切な染色用媒体に、酸化染料先駆物質
    として(i)次の式(I): 【化1】 [上式中:Rは水素原子、C-Cアルキル、C-
    モノヒドロキシアルキル、又はC-Cポリヒド
    ロキシアルキル基を示し;Rは水素原子、-CONH
    、C-Cモノヒドロキシアルキル、又はC-C
    ポリヒドロキシアルキル基を示し;Rは水素原子又は
    OH基を示す]の1-(4-アミノフェニル)ピロリジン及
    びその酸付加塩類の少なくとも1つを含有せしめてなる
    ヒトの毛髪等のケラチン繊維の酸化染色用組成物におい
    て、 少なくとも1つの糖単位を有する少なくとも1つの増粘
    ポリマーをさらに含有せしめてなることを特徴とする組
    成物。
  2. 【請求項2】 式(I)の1-(4-アミノフェニル)ピロリ
    ジンにおいて、R、R及びRが水素原子を示すこ
    とを特徴とする請求項1に記載の組成物。
  3. 【請求項3】 式(I)の1-(4-アミノフェニル)ピロリ
    ジンにおいて、R及びRが水素原子を示し、R
    -CHOH基を示すことを特徴とする請求項1に記載
    の組成物。
  4. 【請求項4】 式(I)の1-(4-アミノフェニル)ピロリ
    ジンにおいて、Rが水素原子を示し、Rが-CH
    OH基を示し、RがOH基を示すことを特徴とする請
    求項1に記載の組成物。
  5. 【請求項5】 式(I)の1-(4-アミノフェニル)ピロリ
    ジンにおいて、R及びRが水素原子を示し、R
    -CONH基を示すことを特徴とする請求項1に記載
    の組成物。
  6. 【請求項6】 式(I)の1-(4-アミノフェニル)ピロリ
    ジンの酸付加塩類が、塩酸塩類、臭化水素酸塩類、硫酸
    塩類、酒石酸塩類、乳酸塩類及び酢酸塩類から選択され
    ることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に
    記載の組成物。
  7. 【請求項7】 式(I)の1-(4-アミノフェニル)ピロリ
    ジン類及びそれらの酸付加塩類が、組成物の全重量に対
    して0.001〜10重量%であることを特徴とする請
    求項1ないし6のいずれか1項に記載の組成物。
  8. 【請求項8】 式(I)の1-(4-アミノフェニル)ピロリ
    ジン類及びそれらの酸付加塩類が、組成物の全重量に対
    して0.01〜8重量%であることを特徴とする請求項
    7に記載の組成物。
  9. 【請求項9】 少なくとも1つの糖単位を有する増粘ポ
    リマーが: (1)−非イオン性のグアーガム類; (2)−スクレログルカン又はキサンタンガム等の微生物
    由来のバイオ多糖ガム類; (3)−アラビアガム、ガッチガム、カラヤガム、トラガ
    カントガム、カラゲナンガム、カンテンガム及びキャロ
    ブガム(イナゴマメガム)等の植物滲出液から得られるガ
    ム類; (4)−ペクチン類; (5)−アルギナート類; (6)−デンプン類; (7)−ヒドロキシ(C-C)アルキルセルロース類及
    びカルボキシ(C-C)アルキルセルロース類; からなる群から選択されることを特徴とする請求項1に
    記載の組成物。
  10. 【請求項10】 非イオン性グアーガムが未変性のもの
    であることを特徴とする請求項9に記載の組成物。
  11. 【請求項11】 ヒドロキシ(C-C)アルキルセル
    ロースがヒドロキシエチルセルロース又はヒドロキシプ
    ロピルセルロースであることを特徴とする請求項9に記
    載の組成物。
  12. 【請求項12】 カルボキシ(C-C)アルキルセル
    ロースがカルボキシメチルセルロースであることを特徴
    とする請求項9に記載の組成物。
  13. 【請求項13】 少なくとも1つの糖単位を有する増粘
    ポリマーが、組成物の全重量に対して0.01〜10重
    量%であることを特徴とする請求項1ないし12のいず
    れか1項に記載の組成物。
  14. 【請求項14】 前記増粘ポリマーが、組成物の全重量
    に対して0.1〜5重量%であることを特徴とする請求
    項13に記載の組成物。
  15. 【請求項15】 少なくとも1つのカップラーを含有す
    ることを特徴とする請求項1ないし14のいずれか1項
    に記載の組成物。
  16. 【請求項16】 カップラーが、メタ-フェニレンジア
    ミン類、メタ-アミノフェノール類、メタ-ジフェノール
    類、ナフトール類、複素環カップラー、及びこれらの化
    合物の酸付加塩類から選択されることを特徴とする請求
    項15に記載の組成物。
  17. 【請求項17】 カップラーが、2,4-ジアミノ-1-
    (β-ヒドロキシエチルオキシ)ベンゼン、2-メチル-5-
    アミノフェノール、5-N-(β-ヒドロキシエチル)アミ
    ノ-2-メチルフェノール、3-アミノフェノール、1,3
    -ジヒドロキシベンゼン、1,3-ジヒドロキシ-2-メチ
    ルベンゼン、4-クロロ-1,3-ジヒドロキシベンゼン、
    2-アミノ-4-(β-ヒドロキシエチルアミノ)-1-メトキ
    シベンゼン、1,3-ジアミノベンゼン、1,3-ビス(2,
    4-ジアミノフェノキシ)プロパン、セサモール、1-ア
    ミノ-2-メトキシ-4,5-メチレンジオキシベンゼン、
    α-ナフトール、6-ヒドロキシインドール、4-ヒドロ
    キシインドール、4-ヒドロキシ-N-メチルインドー
    ル、6-ヒドロキシインドリン、2,6-ジヒドロキシ-4
    -メチルピリジン、1-H-3-メチルピラゾル-5-オン、
    1-フェニル-3-メチルピラゾル-5-オン、2-アミノ-
    3-ヒドロキシピリジン、3,6-ジメチルピラゾロ[3,
    2-c]-1,2,4-トリアゾール、2,6-ジメチルピラゾ
    ロ[1,5-b]-1,2,4-トリアゾール、及びそれらの酸
    付加塩類から選択されることを特徴とする請求項16に
    記載の組成物。
  18. 【請求項18】 カップラーが、組成物の全重量に対し
    て0.0001〜15重量%の濃度で存在することを特
    徴とする請求項15ないし17のいずれか1項に記載の
    組成物。
  19. 【請求項19】 少なくとも1つの付加的な酸化ベース
    を、組成物の全重量に対して0.0001〜15重量%
    の割合で含有していることを特徴とする請求項1ないし
    18のいずれか1項に記載の組成物。
  20. 【請求項20】 少なくとも1つの直接染料を、組成物
    の全重量に対して0.001〜20重量%の割合でさら
    に含有していることを特徴とする請求項1ないし19の
    いずれか1項に記載の組成物。
  21. 【請求項21】 少なくとも1つの還元剤又は酸化防止
    剤を、組成物の全重量に対して0.05〜1.5重量%
    の範囲の量でさらに含有していることを特徴とする請求
    項1ないし20のいずれか1項に記載の組成物。
  22. 【請求項22】 組成物の全重量に対して少なくとも
    0.01重量%のカチオン性ポリマーをさらに含有して
    いることを特徴とする請求項1ないし21のいずれか1
    項に記載の組成物。
  23. 【請求項23】 請求項1ないし22のいずれか1項に
    記載の染色用組成物と少なくとも1つの酸化剤を含有す
    る組成物を混合することにより得られることを特徴とす
    るヒトの毛髪等のケラチン繊維を酸化染色するための使
    用準備が整った組成物。
  24. 【請求項24】 酸化剤が、過酸化水素、過酸化尿素、
    臭素酸アルカリ金属塩又はフェリシアン化物、過酸塩、
    それぞれの供与体又は補因子が存在する場合にはラッカ
    ーゼ、ペルオキシダーゼ及び2電子含有オキシドレダク
    ターゼ等の酸化物還元酵素から選択されることを特徴と
    する請求項23に記載の組成物。
  25. 【請求項25】 酸化剤が過酸化水素であることを特徴
    とする請求項24に記載の組成物。
  26. 【請求項26】 酸化剤が、1〜40容量の変化する力
    価の過酸化水素水であることを特徴とする請求項25に
    記載の組成物。
  27. 【請求項27】 3〜12の範囲のpHを有することを
    特徴とする請求項1ないし26のいずれか1項に記載の
    組成物。
  28. 【請求項28】 染色用組成物及び/又は酸化組成物
    が、組成物の全重量に対して0.1〜20重量%の割合
    で、アニオン性、カチオン性、非イオン性又は両性の界
    面活性剤から選択される少なくとも1つの界面活性剤を
    含有することを特徴とする請求項23に記載の組成物。
  29. 【請求項29】 適切な染色用媒体に請求項1ないし8
    のいずれか1項に記載の組成物に使用される少なくとも
    1つの式(I)の1-(4-アミノフェニル)ピロリジンを含
    有せしめてなる染色用組成物をケラチン繊維に適用し、
    染色用組成物の使用時にのみ混合されるか、又はすぐに
    すすぎを行わないで続いて適用される酸化組成物によ
    り、アルカリ性、中性もしくは酸性のpHで発色させる
    ことを特徴とするヒトの毛髪等のケラチン繊維の酸化染
    色方法において、請求項9ないし14のいずれか1項に
    記載の組成物に使用される少なくとも1つの糖単位を有
    する少なくとも1つの増粘ポリマーが染色用及び/又は
    酸化組成物に存在していることを特徴とする酸化染色方
    法。
  30. 【請求項30】 少なくとも2つの区画部を具備し、第
    1のものが請求項1ないし8のいずれか1項に記載の組
    成物に使用される少なくとも1つの式(I)の1-(4-ア
    ミノフェニル)ピロリジンを収容し、第2のものが少な
    くとも1つの酸化剤を収容し、請求項9ないし14のい
    ずれか1項に記載の組成物に使用される少なくとも1つ
    の糖単位を有する少なくとも1つの増粘ポリマーが第1
    の区画部及び/又は第2の区画部に存在していることを
    特徴とするヒトの毛髪等のケラチン繊維を酸化染色する
    ための多区画染色具又は「キット」。
  31. 【請求項31】 少なくとも1つの区画部が請求項1な
    いし8のいずれか1項に記載の組成物に使用される少な
    くとも1つの式(I)の1-(4-アミノフェニル)ピロリジ
    ンを収容し、少なくとも1つの区画部が請求項9ないし
    14のいずれか1項に記載の組成物に使用される少なく
    とも1つの糖単位を有する少なくとも1つの増粘ポリマ
    ーを収容し、少なくとも1つの他の区画部が少なくとも
    1つの酸化剤を収容することを特徴とするヒトの毛髪等
    のケラチン繊維を酸化染色するための多区画染色具又は
    「キット」。
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