JP2001220331A - 非イオン性化合物を含有するケラチン繊維の染色用組成物 - Google Patents

非イオン性化合物を含有するケラチン繊維の染色用組成物

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JP2001220331A
JP2001220331A JP2000369312A JP2000369312A JP2001220331A JP 2001220331 A JP2001220331 A JP 2001220331A JP 2000369312 A JP2000369312 A JP 2000369312A JP 2000369312 A JP2000369312 A JP 2000369312A JP 2001220331 A JP2001220331 A JP 2001220331A
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エリック ボーン
Harumi Mori
はるみ 守
Hidetoshi Yamada
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 均一な染色性と優れた耐性を有する染色用組
成物及び染色方法を提供する。 【解決手段】 染色に適した媒体中に少なくとも1種の
染料と一般式R-(OCH CH)-OR'(式中、R
はC10−C30のアルキル基、R'はヒドロキシル基
で置換することができるC10−C30のアルキル基、
nは1〜100の整数)で表される少なくとも1種の非
イオン性化合物とを含有する、ヒトの毛髪等のケラチン
繊維を染色するための染色組成物を調製し、これをケラ
チン繊維に適用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ケラチン繊維、特
に毛髪等のヒトのケラチン繊維を染色するための、少な
くとも1種の染料[酸化染料(ベース及び/又はカプラ
ー)又は直接染料]と、一般式R-(OCHCH)-
OR'(式中、RはC10−C30のアルキル基、R’
はヒドロキシル基で置換することができるC10−C
30のアルキル基、及びnは1〜約100の整数を表
す)で表される少なくとも1種の非イオン性化合物とを
含有する染色組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】ヘアケアの分野においては、染色方法を
2種類に区別することができる。第1は半永久的又は一
時的な染色、すなわち直接染色であり、これは、数回の
シャンプーに対して耐性があり、程度の差はあれ明白な
色調変化を毛髪の天然の色調に付与することが可能な染
料を使用する。これらの染料は直接染料として知られて
いるものであり、酸化剤と共に、又は酸化剤を用いない
で使用することができる。酸化剤が存在する場合は、色
を明るく薄くする(eclaircissante)染色を行うことが目
的である。この明るく薄くする染色は、使用時に調製さ
れる直接染料と酸化剤の混合物を毛髪に塗布することに
より行われ、特に、毛髪のメラニンを明るくすることに
より、有利な効果、例えばグレイの毛髪の場合は単一の
色調を得ることができ、また天然の有色の毛髪の場合は
本来の色調を引き出すことができる。
【0003】第2は永久的染色すなわち酸化染色であ
る。これは、酸化染料の先駆物質とカップラーを含有す
る、いわゆる「酸化」染料を用いて行うものである。一
般に「酸化ベース」と呼ばれる酸化染料先駆物質は、最
初は無色か弱く着色した化合物であり、使用時に添加さ
れる酸化剤の存在下で毛髪に対する染色力を発現し、着
色化合物及び染料が形成される。これらの着色化合物及
び染料の形成は、酸化染色において使用される染色用組
成物中に一般に存在する、通常「カップラー」として知
られている調色化合物と「酸化ベース」との酸化縮合又
は「酸化ベース」それ自体の酸化縮合のいずれかに起因
するものである。
【0004】酸化ベースを構成する一方の分子と、カプ
ラーを構成するもう一方の分子を変えることにより、極
めて広範な色彩を得ることが可能になる。上述の酸化染
料で得られる色調を変えたり、色調を光沢で富ませるた
めに、これに直接染料を添加する場合がある。染色用製
品を毛髪に塗布しようとする場合、その染色用製品を塗
布場所に限定し、顔や染色したいと思う場所以外の部位
に流れないようにするため、従来、架橋ポリアクリル
酸、ヒドロキシエチルセルロース、ワックス及び、HL
B値(親水性親油性バランス)を適切に選ぶことによ
り、水及び/又は界面活性剤で希釈するとゲル化を起こ
す非イオン界面活性剤混合物といった伝統的な増粘剤が
使用されていた。
【0005】しかして、本出願人は、一般に、典型的な
増粘剤配合成分、界面活性剤及び溶媒が、繊維上への染
料の染着を抑制するため、色調がくすんだものになり、
はっきりした色調を出したいと思うと、多量の染料とそ
れを溶かすための溶剤及び/又は界面活性剤を使用しな
ければならないことを確認した。さらに、本出願人は、
上記の染料と上述の配合成分を含む染色組成物に酸化剤
を混合すると、ゲル化特性が部分的に失われ、望ましく
ない流動性が現れることを確認した。
【0006】
【課題を解決するための手段及び発明の実施の形態】こ
の問題に関し鋭意研究を行った結果、本出願人は、染色
組成物又は酸化組成物(酸化染料又は色を明るく薄くす
る直接染料に関して)又は両組成物に、有効量の特殊な
新規非イオン性化合物を同時に導入すれば、流動せず塗
布場所に良好に限定され、しかも濃色で鮮明な(輝く)
色調を与える染色組成物が得られるとの知見を得た。こ
の発見が本発明の基礎をなすものである。
【0007】従って、本発明の目的は、ケラチン繊維、
特に毛髪のようなヒトのケラチン繊維を染色するため
の、少なくとも1種の染料と、一般式R-(OCHCH
)-OR'(式中、RはC10−C30のアルキル
基、R’はヒドロキシル基で置換することができるC
10−C30のアルキル基、及びnは1〜約100の整
数)で表される少なくとも1種の非イオン性化合物と
を、染色に適した媒体中に含有してなる染色組成物を提
供することにある。
【0008】本発明によれば、本発明の非イオン性化合
物を少量使用することにより、粘度の高い染色組成物を
得ることができ、その上、塗布時の使用性を改善するこ
ともできる。さらに、界面活性剤の消費量を減らすこと
ができる利点もある。さらに、本発明によれば、古典的
な方法及び先行技術において知られている方法に比べ、
染色組成物に使用する染料活性物質の量も減らすことが
できる。また、本発明による組成物は、選択性の少ない
色調と良好な耐薬品性(シャンプー、パーマ液)又は自
然の影響(光、汗)に対する良好な耐性を実現する。
【0009】本発明の他の目的は、染色に適した媒体中
に、少なくとも1種の酸化染料(ベース及び/又はカプ
ラー)もしくは少なくとも1種の直接染料を含む組成物
Aと、少なくとも1種の酸化剤を含む組成物Bとからな
り、上で定義したような非イオン性化合物が、組成物A
もしくは組成物B又は組成物AとBの双方に含まれる、
ケラチン繊維の染色に使用されるように調製された組成
物にある。
【0010】また、本発明は、染色に適した媒体中に少
なくとも1種の直接染料と上に定義したような1種以上
の非イオン化合物を含有してなる組成物を、乾燥したケ
ラチン繊維又は濡れたケラチン繊維に塗布し、場合によ
っては該組成物を3ないし60分間繊維上に放置して作
用させた後、繊維をすすぎ、場合によってはさらに洗浄
し、もう一度すすぎ、それから乾燥させることからな
る、ケラチン繊維、特に毛髪のようなヒトのケラチン繊
維を染色する方法をも対象とする。
【0011】さらに、本発明は、染色に適した媒体中に
少なくとも1種の酸化染料(ベース及び/又はカプラ
ー)か少なくとも1種の直接染料を含む組成物Aをケラ
チン繊維上に塗布し、それからすすぎを行わないで酸化
剤組成物Bを塗布するか、使用直前に組成物Aと組成物
Bを混合して塗布することにより、アルカリ性、中性又
は酸性のpHで発色させ、本発明に従って定義された非
イオン化合物を、組成物A又は組成物B又は両組成物A
及びBのそれぞれに存在させることからなる、ケラチン
繊維、特に毛髪等のヒトのケラチン繊維を染色する方法
を対象とする。
【0012】本発明は、さらに具体的には、使用時に上
述の組成物(A)及び(B)からその場で調製した組成
物を、乾燥又は湿ったケラチン繊維に塗布し、好ましく
は約1分ないし60分間、より好ましくは約10分ない
し45分間その組成物を作用させ、つづいて繊維をすす
ぎ、ついで場合に応じて洗浄し、さらにもう一度すす
ぎ、それから乾燥することからなる染色方法を対象とす
る。一部変更した染色方法は、少なくとも1種の酸化染
料及び/又は少なくとも1種の直接染料を含み、本発明
の非イオン性化合物を含まない組成物A’と、少なくと
も1種の非イオン性化合物を含む別の組成物A”とを取
り、これら組成物A’及びA”、並びに酸化剤組成物B
を混合し、得られた混合物を上述と同様にして塗布する
ことからなる。
【0013】本発明は、染色具又は複数の区画からなる
キットにも関する。本発明による2つの区画からなる染
色具は、染色に適した媒体中に、少なくとも1種の酸化
染料(ベース/又はカプラー)又は少なくとも1種の直
接染料を含む組成物A1を収容する区画と、染色に適し
た媒体中に、少なくとも1種の酸化剤を含む組成物B1
を収容するもう1つの区画とを含み、上で定義された1
種以上の非イオン化合物は、組成物A1又は組成物B
1、又は組成物A1と組成物B1の双方に存在する。
【0014】本発明による3つの区画からなる染色具
は、染色に適した媒体中に、少なくとも1種の酸化染料
(ベース/又はカプラー)又は少なくとも1種の直接染
料を含む組成物A2を収容する第1の区画と、染色に適
した媒体中に、少なくとも1種の酸化剤を含む組成物B
2を収容する第二の区画と、染色に適した媒体中に少な
くとも1種の上で定義された非イオン化合物を含む組成
物Cを収容する第三の区画を含み、組成物A2及び/又
は組成物B2は、上で定義された非イオン性化合物を含
むことができる。
【0015】本発明は、毛髪のようなヒトのケラチン繊
維を染色するための、上で定義された染色組成物又は染
色具又は複数の区画からなる「キット」の使用に関す
る。その他の特性の中で、本発明の概要、目的及び利点
は、以下に記述する説明と実施例とによって一層明確に
なるであろう。
【0016】本発明による非イオン性化合物は、好まし
くは、一般式R-(OCHCH) -OR’で表される
化合物であって、式中、RはC16−C18の基、R'
はヒドロキシル基で置換することができるC16−C
18のアルキル基、nは20以上の整数を表す。また、
非イオン性化合物は、より具体的には、一般式R-(OC
CH)-OR'で表される化合物であって、式
中、R及びR'はC16−C18のアルキル基であり、
nは4である。このような化合物は、例えば、CTFA
辞典によるとPEG4ジ獣脂(DITTALLOW)エー
テルの名称で呼ばれており、PEG4を脂肪アルコール
の混合物と反応させることにより常套的に調製される。
【0017】さらに、非イオン化合物は、より具体的に
は、一般式R-(OCHCH)-OR'で表される化
合物であって、式中、RはC16−C18のアルキル
基、R'は−C14OHで置換されたアルキル基を表
し、nは好ましくは60である。このような化合物は、
例えば、CTFA辞典によるとセテアレス(CETEA
RETH)60ミリスチルグリコール又は水素化タロー
エス(TALLOWETH)60ミリスチルグリコールの
名称で呼ばれている。セテアレス60ミリスチルグリコ
ールは、例えばアクゾー社からエルファコス(ELFA
COS)GT282Sの商品名で販売されている。
【0018】本発明による非イオン性化合物は、好まし
くは、繊維に塗布される染色組成物の全重量に対して約
0.05ないし10重量%の量で使用される。より好ま
しくは、約0.1ないし5重量%である。本発明におい
て使用できる酸化染料は、酸化ベース及び/又はカプラ
ーの中から選択される。好ましくは、本発明による組成
物は、少なくとも1種の酸化ベースを含む。
【0019】本発明において使用できる酸化ベースは、
古くから酸化染色において知られているものの中から選
択され、そのような酸化ベースの中では、特に以下に挙
げるパラフェニレンジアミン、複ベース(bases double
s)、オルト-及びパラ-アミノフェノール及び複素環ベー
スを例示することができる:
【0020】−(I) 次の式(I):
【化2】 [上式中、 − Rは、窒素性、フェニル又は4'-アミノフェニル
基で置換されたC-C アルキル基、(C-C)アル
コキシ(C-C)アルキル基、C-Cポリヒドロキ
シアルキル基、C-Cモノヒドロキシアルキル基、
-Cアルキル基、又は水素原子を表し; − Rは、窒素性基で置換されたC-Cアルキル
基、(C-C)アルコキシ(C-C)アルキル基、C
-Cポリヒドロキシアルキル基、C-Cモノヒド
ロキシアルキル基、C-Cアルキル基、又は水素原
子を表し; − R及びRはまたそれらが結合している窒素原子
と共同して、一又は複数のアルキル、ヒドロキシ又はウ
レイド基で置換されていてもよい5又は6員の窒素含有
複素環を形成しえ、 − Rは、C-Cカルバモイルアミノアルコキシ
基、C-Cメシルアミノアルコキシ基、C-C
セチルアミノアルコキシ基、C-Cヒドロキシアル
コキシ基、C-Cモノヒドロキシアルキル基、カル
ボキシ基、スルホ基、C-Cアルキル基、塩素原子
等のハロゲン原子、又は水素原子を表し; − Rは、水素又はハロゲン原子又はC-Cアル
キル基を表す]のパラフェニレンジアミン及びそれらの
酸付加塩類。
【0021】上述した式(I)の窒素性基として、特に、
アミノ、モノ(C-C)アルキルアミノ、ジ(C-C
)アルキルアミノ、トリ(C-C)アルキルアミノ、
モノヒドロキシ(C-C)アルキルアミノ、イミダゾ
リニウム及びアンモニウム基を挙げることができる。
【0022】上述した式(I)のパラ-フェニレンジアミ
ン類としては、特に、パラ-フェニレンジアミン、パラ-
トルイレンジアミン、2-クロロ-パラ-フェニレンジア
ミン、2,3-ジメチル-パラ-フェニレンジアミン、2,
6-ジメチル-パラ-フェニレンジアミン、2,6-ジエチ
ル-パラ-フェニレンジアミン、2,5-ジメチル-パラ-フ
ェニレンジアミン、N,N-ジメチル-パラ-フェニレンジ
アミン、N,N-ジエチル-パラ-フェニレンジアミン、
N,N-ジプロピル-パラ-フェニレンジアミン、4-アミ
ノ-N,N-ジエチル-3-メチルアニリン、N,N-ビス(β
-ヒドロキシエチル)-パラ-フェニレンジアミン、4-ア
ミノ-N,N-ビス(β-ヒドロキシエチル)アミノ-2-メチ
ルアニリン、4-アミノ-3-クロロ-N,N-ビス(β-ヒド
ロキシエチル)アニリン、2-β-ヒドロキシエチル-パラ
-フェニレンジアミン、2-フルオロ-パラ-フェニレンジ
アミン、2-イソプロピル-パラ-フェニレンジアミン、
N-(β-ヒドロキシプロピル)-パラ-フェニレンジアミ
ン、2-ヒドロキシメチル-パラ-フェニレンジアミン、
N,N-ジメチル-3-メチル-パラ-フェニレンジアミン、
N,N-(エチル,β-ヒドロキシエチル)-パラ-フェニレン
ジアミン、N-(β,γ-ジヒドロキシプロピル)-パラ-フ
ェニレンジアミン、N-(4'-アミノフェニル)-パラ-フ
ェニレンジアミン、N-フェニル-パラ-フェニレンジア
ミン、2-β-ヒドロキシエチルオキシ-パラ-フェニレン
ジアミン、及びそれらの酸付加塩類を挙げることができ
る。
【0023】上述した式(I)のパラ-フェニレンジアミ
ン類の中でも、パラ-フェニレンジアミン、パラ-トルイ
レンジアミン、2-イソプロピル-パラ-フェニレンジア
ミン、2-β-ヒドロキシエチル-パラ-フェニレンジアミ
ン、2-β-ヒドロキシエチルオキシ-パラ-フェニレンジ
アミン、2,6-ジメチル-パラ-フェニレンジアミン、
2,6-ジエチル-パラ-フェニレンジアミン、2,3-ジメ
チル-パラ-フェニレンジアミン、N,N-ビス(β-ヒドロ
キシエチル)-パラ-フェニレンジアミン、2-クロロ-パ
ラフェニレンジアミン及びそれらの酸付加塩類が特に好
ましい。
【0024】−(II) 本発明において、「複ベース類
(double bases)」という表現は、アミノ及び/又はヒド
ロキシル基を担持する、少なくとも2つの芳香環を有す
る化合物を意味する。
【0025】本発明の染色用組成物における酸化ベース
として使用可能な複ベース類としては、特に、次の式
(II):
【化3】 [上式中、 − Z及びZは、同一でも異なっていてもよく、結
合手Y又はC-Cアルキル基で置換され得るヒドロ
キシル又は-NH基を表し; − 結合手Yは、一又は複数のヒドロキシル又はC-
アルコキシ基で置換されていてもよく、一又は複数
の酸素、硫黄又は窒素原子等のへテロ原子、及び/又は
一又は複数の窒素性基が挿入されるか又は末端にあって
もよい、1〜14の炭素原子を有する直鎖状又は分枝状
のアルキレン鎖を表し; − R及びRは、水素又はハロゲン原子、C-C
アルキル基、C-Cモノヒドロキシアルキル基、
-Cポリヒドロキシアルキル基、C-Cアミノ
アルキル基又は結合手Yを表し; − R、R、R、R10、R11及びR12は、
同一でも異なっていてもよく、水素原子、結合手Y又は
-Cアルキル基を表し;分子当り1つのみの結合
手Yを有すると理解される]に相当する化合物及びそれ
らの酸付加塩類を挙げることができる。
【0026】上述した式(II)の窒素性基として、特
に、アミノ、モノ(C-C)アルキルアミノ、ジ(C
-C)アルキルアミノ、トリ(C-C)アルキルアミ
ノ、モノヒドロキシ(C-C)アルキルアミノ、イミ
ダゾリニウム及びアンモニウム基を挙げることができ
る。
【0027】上述した式(II)の複ベース類としては、
特に、N,N'-ビス(β-ヒドロキシエチル)-N,N'-ビス
-(4'-アミノフェニル)-1,3-ジアミノプロパノール、
N,N'-ビス-(β-ヒドロキシエチル)-N,N'-ビス-(4'
-アミノフェニル)エチレンジアミン、N,N'-ビス-(4-
アミノフェニル)テトラメチレンジアミン、N,N'-ビス
-(β-ヒドロキシエチル)-N,N'-ビス-(4-アミノフェ
ニル)テトラメチレンジアミン、N,N'-ビス-(4-メチ
ルアミノフェニル)テトラメチレンジアミン、N,N'-ビ
ス-(エチル)-N,N'-ビス-(4'-アミノ-3'-メチルフェ
ニル)エチレンジアミン及び1,8-ビス-(2,5-ジアミ
ノフェノキシ)-3,5-ジオキサオクタン、及びそれらの
酸付加塩類を挙げることができる。
【0028】これら式(II)の複ベース類の中でも、
N,N'-ビス-(β-ヒドロキシエチル)-N,N'-ビス-(4'
-アミノフェニル)-1,3-ジアミノプロパノール、1,8
-ビス-(2,5-ジアミノフェノキシ)-3,5-ジオキサオ
クタン又はそれらの酸付加塩類の一つが特に好ましい。
【0029】−(III) 次の式(III):
【化4】 [上式中、 − R13は、水素原子、フッ素等のハロゲン原子、C
-Cアルキル基、C -Cモノヒドロキシアルキル
基、(C-C)アルコキシ(C-C)アルキル基、C
-Cアミノアルキル基又はヒドロキシ(C-C)ア
ルキルアミノ(C-C)アルキル基を表し、 − R14は、水素原子、フッ素等のハロゲン原子、C
-Cアルキル基、C -Cモノヒドロキシアルキル
基、C-Cポリヒドロキシアルキル基、C-C
ミノアルキル基、シアノ(C-C)アルキル基又は(C
-C)アルコキシ(C-C)アルキル基を表し、R
13又はR14基の少なくとも1つは水素原子を表すと
理解される]の化合物及びそれらの酸付加塩類に相当す
るパラ-アミノフェノール類。
【0030】上述した式(III)のパラ-アミノフェノ
ール類としては、特に、パラ-アミノフェノール、4-ア
ミノ-3-メチルフェノール、4-アミノ-3-フルオロフ
ェノール、4-アミノ-3-ヒドロキシメチルフェノー
ル、4-アミノ-2-メチルフェノール、4-アミノ-2-ヒ
ドロキシメチルフェノール、4-アミノ-2-メトキシメ
チルフェノール、4-アミノ-2-アミノメチルフェノー
ル、4-アミノ-2-(β-ヒドロキシエチルアミノメチル)
フェノール及びそれらの酸付加塩類を挙げることができ
る。
【0031】−(IV) 本発明の染色用組成物における
酸化ベースとして使用可能なオルト-アミノフェノール
類としては、特に、2-アミノフェノール、2-アミノ-
1-ヒドロキシ-5-メチル-ベンゼン、2-アミノ-1-ヒ
ドロキシ-6-メチル-ベンゼン及び5-アセトアミド-2-
アミノフェノール、及びそれらの酸付加塩類を挙げるこ
とができる。
【0032】−(V) 本発明の染色用組成物における酸
化ベースとして使用可能な複素環ベース類としては、特
に、ピリジン誘導体、ピリミジン誘導体及びピラゾール
誘導体、及びそれらの酸付加塩類を挙げることができ
る。
【0033】ピリジン誘導体としては、特に、例えば英
国特許第1026978号及び英国特許第115319
6号に記載されている化合物、例えば2,5-ジアミノ-
ピリジン、2-(4-メトキシフェニル)アミノ-3-アミノ
-ピリジン、2,3-ジアミノ-6-メトキシ-ピリジン、2
-(β-メトキシエチル)アミノ-3-アミノ-6-メトキシ-
ピリジン及び3,4-ジアミノ-ピリジン、及びそれらの
酸付加塩類を挙げることができる。
【0034】ピリミジン誘導体としては、特に、例えば
独国特許第2359399号又は日本国特許第88-1
69571号及び日本国特許第91-10659号又は
国際特許出願第WO96/15765号に記載されてい
る化合物、例えば2,4,5,6-テトラ-アミノピリミジ
ン、4-ヒドロキシ-2,5,6-トリアミノピリミジン、
2-ヒドロキシ-4,5,6-トリアミノピリミジン、2,4
-ジヒドロキシ-5,6-ジアミノピリミジン、2,5,6-
トリアミノピリミジンを挙げることができ、また仏国特
許公開第2750048号に記載されているようなピラ
ゾロピリミジン誘導体、例えば、ピラゾロ[1,5-a]
ピリミジン-3,7-ジアミン、2,5-ジメチルピラゾロ
[1,5-a]ピリミジン-3,7-ジアミン、ピラゾロ
[1,5-a]ピリミジン-3,5-ジアミン、2,7-ジメ
チルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3,5-ジアミ
ン、3-アミノピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-7-オ-
ル、3-アミノピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-5-オ-
ル、2-(3-アミノピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-7
-イルアミノ)エタノール、2-(7-アミノピラゾロ[1,
5-a]ピリミジン-3-イルアミノ)エタノール、2-
[(3-アミノピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-7-イ
ル)(2-ヒドロキシエチル)アミノ]エタノール、2-
[(7-アミノピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-イ
ル)(2-ヒドロキシエチル)アミノ]エタノール、 5,6
-ジメチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3,7-ジア
ミン、2,6-ジメチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン
-3,7-ジアミン、及び 2,5-N-7,N-7-テトラメチ
ルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3,7-ジアミン、
及びそれらの付加塩類及び互変異性平衡が存在する場合
にはそれらの互変異性体、及び酸付加塩類を挙げること
ができる。
【0035】ピラゾール誘導体としては、特に、特許及
び特許出願DE3843892号、DE4133957
号、WO94/08969号、WO94/08970
号、FR-A-2733749号及びDE1954398
8号に記載されている化合物、例えば、4,5-ジアミノ
-1-メチルピラゾール、4,5-ジアミノ-1-ヒドロキシ
エチル-ピラゾール、3,4-ジアミノピラゾール、4,5
-ジアミノ-1-(4'-クロロベンジル)ピラゾール、4,5
-ジアミノ-1,3-ジメチルピラゾール、4,5-ジアミノ
-3-メチル-1-フェニルピラゾール、4,5-ジアミノ-
1-メチル-3-フェニルピラゾール、4-アミノ-1,3-
ジメチル-5-ヒドラジノピラゾール、1-ベンジル-4,
5-ジアミノ-3-メチルピラゾール、4,5-ジアミノ-3
-tert-ブチル-1-メチルピラゾール、4,5-ジアミノ-
1-tert-ブチル-3-メチルピラゾール、4,5-ジアミノ
-1-(β-ヒドロキシエチル)-3-メチルピラゾール、4,
5-ジアミノ-1-エチル-3-メチルピラゾール、4,5-
ジアミノ-1-エチル-3-(4'-メトキシフェニル)ピラゾ
ール、4,5-ジアミノ-1-エチル-3-ヒドロキシメチル
ピラゾール、4,5-ジアミノ-3-ヒドロキシメチル-1-
メチルピラゾール、4,5-ジアミノ-3-ヒドロキシメチ
ル-1-イソプロピルピラゾール、4,5-ジアミノ-3-メ
チル-1-イソプロピルピラゾール、4-アミノ-5-(2'-
アミノエチル)アミノ-1,3-ジメチルピラゾール、3,
4,5-トリアミノピラゾール、1-メチル-3,4,5-ト
リアミノピラゾール、3,5-ジアミノ-1-メチル-4-メ
チルアミノピラゾール、3,5-ジアミノ-4-(β-ヒドロ
キシエチル)アミノ-1-メチルピラゾール、及びそれら
の酸付加塩類を挙げることができる。
【0036】本発明において、酸化ベース類は、組成物
(A)の全重量に対して好ましくは約0.0005〜12
重量%である。
【0037】本発明による染色法に使用することができ
るカプラーは、酸化染色の組成物に古くから使用されて
いるカプラー、すなわち、メタフェニレンジアミン、メ
タアミノフェノール及びメタジフェノール、ナフタレン
のモノヒドロキシ又はポリヒドロキシ誘導体、セサモー
ルとその誘導体、及び複素環化合物、例えばインドール
カプラー、インドリンカプラー、ピリジンカプラー、並
びにこれらの酸付加塩類である。これらのカプラーは、
特に、2−メチル−5−アミノフェノール、5−N−
(β−ヒドロキシエチル)アミノ−2−メチルフェノー
ル、3−アミノフェノール、1、3−ジヒドロキシベン
ゼン、1,3−ジヒドロキシ−2−メチルベンゼン、4
−クロロ−1,3−ジヒドロキシベンゼン、2,4−ジ
アミノ−1−(β−ヒドロキシエチルオキシ)ベンゼ
ン、2−アミノ−4−(β−ヒドロキシエチルアミノ)
−1−メトキシベンゼン、1,3−ジアミノベンゼン、
1,3−ビス-(2,4−ジアミノフェノキシ)プロパ
ン、セサモール、α−ナフトール、6−ヒドロキシイン
ドール、4−ヒドロキシインドール、4−ヒドロキシ−
N−メチルインドール、6−ヒドロキシインドリン、
2,6−ジヒドロキシ−4−メチルピリジン、1−H−
3−メチルピラゾール−5−オン、1−フェニル−3−
メチルピラゾール−5−オン、及びこれらの酸付加塩の
中から選択することができる。
【0038】カップラーが存在する場合、それらは、組
成物(A)の全重量に対して好ましくは0.0001〜1
0重量%、より好ましくは0.005〜5重量%を占め
る。一般的な方法で、酸化ベース又はカップラーの酸付
加塩類としては、特に塩酸塩、臭化水素酸塩、硫酸塩、
酒石酸塩、乳酸塩及び酢酸塩から選択される。
【0039】本発明において使用することができる直接
染料は、直接染色組成物又は色を薄く明るくする直接染
色組成物において古くから知られている染料、特に、ニ
トロ化ベンゼン系染料、アントラキノン系染料、アゾ染
料、中性、カチオン及びアニオン染料、ナフトキノン系
染料、トリアリールメタン系染料、キサンテン染料、ア
リアノール(Arianor)染料及び特許出願第WO95/0
1772号、第WO95/15144号及びEP−A−
0714954号に記載されている染料の中から選択す
ることができる。これらの染料は、組成物の全重量に対
して約0.01〜20重量%の濃度で使用される。さら
に、組成物(A)及び/又は組成物(B)は、より具体
的には、少なくとも1種のカチオン性もしくは両性の付
着性(substantif)ポリマーを含むことができる。
【0040】本発明において使用される「カチオン性ポ
リマー」という用語は、カチオン構造及び/又はイオン
化してカチオン構造になりうる構造を含むすべてのポリ
マーをさす。本発明において好適に使用することができ
るカチオン性ポリマーは、それ自体で毛髪の手入れに対
して改善性が認められるすべてのカチオン性ポリマー、
特に、特許出願EP−A−337354号、フランス特
許第2270846号、第2383660号、第259
8611号、第2470596号及び第2519863
号に記載されたカチオン性ポリマーの中から選択するこ
とができる。
【0041】好ましいカチオン性ポリマーは、ポリマー
主鎖の一部をなすか、主鎖に直接結合する側鎖置換基に
よって担われている第1級、第2級、第3級及び第4級
アミノ基を含む構造のカチオン性ポリマーの中から選択
される。使用されるカチオン性ポリマーは、一般に、約
500から5x10までの範囲、好ましくは、10
から3x10までの範囲に含まれる平均分子量を有す
る。
【0042】カチオン性ポリマーとして、より具体的に
は、ポリアミン、ポリアミノアミド及び第4級ポリアン
モニウム型のポリマーを挙げることができる。これらの
ポリマーは公知であり、特にフランス特許第25053
48号又は第2542997号に記載されている。これ
らのポリマーの中で次のものを挙げることができる:
【0043】(1)アクリル酸又はメタクリル酸のエス
テル又はアミドから誘導され、以下に示す式(A)、
(B)、(C)又は(D)で表される構造の少なくとも
1つを含むホモポリマー又はコポリマー:
【化5】 [上式中:Rは、同一でも異なっていてもよく、水素
原子又はCH基を表し;Aは、同一でも異なっていて
もよく、炭素原子が1ないし6個、好ましくは炭素原子
が2又は3個の直鎖又は分枝状アルキル基、又は炭素原
子が1ないし4個のヒドロキシアルキル基を表し;
、R、Rは、同一でも異なっていてもよく、炭
素原子が1ないし18個のアルキル基、又はベンジル
基、好ましくは炭素原子が1ないし6個のアルキル基を
表し;R及びRは、同一でも異なっていてもよく、
水素又は炭素原子が1ないし6個のアルキル基、好まし
くはメチル基又はエチル基を表し;Xは、メトスルフェ
ートアニオンのような無機又は有機酸から誘導されるア
ニオン又は塩化物イオン又は臭化物イオンのようなハロ
ゲン化物イオンを表す。]
【0044】また、(1)の群に属するポリマーには、
アクリルアミド、メタクリルアミド、ジアセトンアクリ
ルアミド、そして窒素原子上を低級アルキル基(C
)で置換されたアクリルアミド及びメタクリルアミ
ドの群、アクリル酸又はメタクリル酸又はそれらのエス
テルの群、ビニルラクタムの群、例えばビニルピロリド
ンやビニルカプロラクタム及びビニルエステルの群から
選ぶことが可能なコモノマーから誘導される一又は複数
の構造を含む。
【0045】従って、(1)群に属するこれらのポリマ
ーとして、以下のようなポリマーを挙げることができ
る: − アクリルアミドと、硫酸ジメチル又はハロゲン化(h
ologenure)ジメチルで第4級化したメタクリル酸ジメチ
ルアミノエチルとのコポリマー、例えば、ハーキュリー
ズ社からHERCOFLOCの名称で販売されているコ
ポリマー;
【0046】− アクリルアミドとメタクリロイルオキ
シエチルトリメチルアンモニウムクロリドとのコポリマ
ー、例えば特許出願EP−A−080976号に記載さ
れているコポリマーやチバガイギー社からバイナ・クア
ット(BINA QUAT)P100の名称で販売されて
いるコポリマー; − アクリルアミドとメタクリロイルオキシエチルトリ
メチルアンモニウムのメトスルフェートとのコポリマ
ー、例えばハーキュリーズ社からレテン(RETEN)の
名称で販売されているコポリマー;
【0047】− ビニルピロリドン/ジアルキルアミノ
アルキルアクリラート又はメタクリラートの第4級化さ
れたコポリマー又は第4級化されていないコポリマー、
例えばISP社から「GAFQUAT」の名称で販売さ
れているコポリマー、例えば「ガフクアット(GAFQ
UAT)734」又は「ガフクアット755」あるいは
「コポリマー(COPOLYMER)845、958及び
937」と呼ばれる製品。これらのポリマーの詳細は、
フランス特許第2077143号及び第2393573
号に記載されている;
【0048】− メタアクリル酸ジメチルアミノエチル
/ビニルカプロラクタム/ビニルピロリドンからなるタ
ーポリマー、例えばISP社からガフィックス(GAF
FIX)VC713の名称で販売されている製品; − ビニルピロリドン/メタクリルアミドプロピル-ジ
メチルアミンのコポリマー、特にISP社からスティレ
ーゼ(STYLEZE)CC10の名称で市販されている
コポリマー; − ビニルピロリドン/ジメチルアミノプロピルのメタ
クリルアミドの第4級化されたコポリマー、例えばIS
P社からガフクアットHS100の名称で販売されてい
る製品。
【0049】(2) 仏国特許第1492597号に開示
されている、第4級アンモニウム基を含有するセルロー
スエーテル誘導体、特に、ユニオン・カーバイド・コー
ポレーションから「JR」(JR400、JR125、
JR30M)又は「LR」(LR400、LR30M)の
名称で販売されているポリマー。また、これらのポリマ
ーは、トリメチルアンモニウム基で置換されたエポキシ
ドと反応したヒドロキシエチルセルロースの第4級アン
モニウムとしてCTFA辞典に定義されている。
【0050】(3) カチオン性セルロース誘導体、例え
ば、水溶性の第4級アンモニウムモノマーがグラフトし
たセルロース誘導体又はセルロースのコポリマーで、特
に米国特許第4131576号に開示されているもの、
例えば、特に、メタクリロイルエチルトリメチルアンモ
ニウム、メタクリルアミドプロピルトリメチルアンモニ
ウム又はジメチルジアリルアンモニウムの塩がグラフト
した、ヒドロキシメチル、ヒドロキシエチル又はヒドロ
キシプロピルセルロースのようなヒドロキシアルキルセ
ルロース。この定義に相当する市販品としては、特に、
ナショナル・スターチ社から「セルクアット(Celquat)
L200」及び「セルクアットH100」の名称で販売
されている製品がある。
【0051】(4) カチオン性多糖類、より具体的に
は、カチオン性トリアルキルアンモニウム基を含むグア
ーガムが米国特許第3589578号及び第40313
07号に記載されている。例えば、2,3−エポキシプ
ロピルトリメチルアンモニウム塩(例えば塩化物)で変
性したグアーガムが使用される。この種の製品は、特
に、メイホール社(MEYHALL)からジャガー(JA
GUAR)C13S、ジャガーC15、ジャガーC17
又はジャガーC162の商品名で販売されている。
【0052】(5) 酸素、硫黄又は窒素原子、もしくは
芳香環又は複素環が挿入されていてもよい、直鎖状又は
分枝状鎖を有する二価のアルキレン又はヒドロキシアル
キレン基と、ピペラジニル単位からなるポリマー、並び
にこれらのポリマーの酸化及び/又は第4級化生成物。
このようなポリマーは、特に、仏国特許第216202
5号及び同2280361号に開示されている。
【0053】(6) 特に、酸性化合物とポリアミンとの
重縮合により調製された水溶性のポリアミノアミド;こ
れらのポリアミノアミドは、エピハロヒドリン、ジエポ
キシド、二無水物(dianhydride)、不飽和の二無水物、
二不飽和(bis-insature)誘導体、ビスハロヒドリン、ビ
スアゼチジニウム(bis-azetidinium)、ビスハロアシル
ジアミン又はアルキルビスハライド、もしくは、ビスハ
ロヒドリン、ビスアゼチジニウム、ビスハロアシルジア
ミン、アルキルビスハライド、エピハロヒドリン、ジエ
ポキシド、又は二不飽和誘導体に対して反応性を有する
二官能化合物の反応の結果生じたオリゴマーで架橋され
ていてもよく;架橋剤は、ポリアミノアミドのアミン基
当りに0.025〜0.35molの範囲の割合で使用
され;これらのポリアミノアミドはアルキル化されてい
てもよく、又はそれらが一又は複数の第3級アミン官能
基を含む場合には第4級化されていてもよい。このよう
なポリマーは、特に仏国特許第2252840号及び同
2368508号に開示されている。
【0054】(7) ポリカルボン酸とポリアルキレンポ
リアミンを縮合させ、続いて二官能剤でアルキル化して
得られるポリアミノアミド誘導体。例えば、アルキル基
が1〜4の炭素原子を含み、好ましくはメチル、エチル
又はプロピルを示す、アジピン酸/ジアルキルアミノヒ
ドロキシアルキル/ジアルキレントリアミンのポリマー
を挙げることができる。このようなポリマーは、特に、
仏国特許第1583363号に開示されている。これら
の誘導体として、特に、サンド社(Sandoz)から「カルタ
レチン(Cartaretine)F、F4又はF8」の名称で販売
されている、アジピン酸/ジメチルアミノヒドロキシプ
ロピル/ジエチレントリアミンのポリマーを挙げること
ができる。
【0055】(8) 3〜8の炭素原子を有する、飽和し
た脂肪族のジカルボン酸、及びジグリコール酸から選択
されるジカルボン酸と、少なくとも1つの第2級アミン
基と、2つの第1級アミン基を含有するポリアルキレン
ポリアミンとを反応させて得られるポリマーで、ジカル
ボン酸に対するポリアルキレンポリアミンのモル比は、
0.8:1〜1.4:1であり;そこで得られたポリア
ミノアミドは、ポリアミノアミドの第2級アミンに対し
て、0.5:1〜1.8:1のモル比でエピクロロヒド
リンと反応させる。このようなポリマーは、特に、米国
特許第3227615号及び同2961347号に開示
されている。このタイプのポリマーは、特に、アジピン
酸/エポキシプロピル/ジエチレントリアミンのコポリ
マーの場合は、ハーキュレス社から「デルセット(Delse
tte)101」又は「PD170」の名称で、もしくはハ
ーキュリーズ社から「ヘルコセット(Hercosett)57」
の名称で販売されている。
【0056】(9) アルキルジアリルアミン、又はジア
ルキルジアリルアンモニウムのシクロポリマー、例え
ば、次の式(IV)又は(V):
【化6】 [上式中、k及びtは、0又は1であり、k+tの合計
は1であり;R17は、水素原子又はメチル基を示し;
15及びR16は、互いに独立して、1〜22の炭素
原子を有するアルキル基、アルキル基が好ましくは1〜
5の炭素原子を有するヒドロキシアルキル基、又は低級
(C−C)アミドアルキル基を示すか、又はR15
16は、それが結合している窒素原子と共同して、複
素環基、例えばピペリジニル又はモルホリニルを示して
もよく;Yは、アニオン、例えば臭化物、塩化物、ア
セタート、ボラート、シトラート、タータラート、ビス
ルファート、二亜硫酸塩、スルファート又はホスファー
トである]に相当する単位の鎖を主な構成要素として含
有するホモポリマー又はコポリマー。これらポリマー
は、特に、仏国特許第2080759号、及び追加特許
証第2190406号に開示されている。例えば、カル
ゴン社(Calgon)から「メルクアット(Merquat)100」
の名称で販売されている、塩化ジメチルジアリルアンモ
ニウムのホモポリマー、及び「メルクアット550」の
名称で販売されているアクリルアミドと塩化ジアリルジ
メチルアンモニウムのコポリマーを特に挙げることがで
きる。
【0057】(10) 次の式(VI):
【化7】 {上式(VI)中、R18、R19、R20及びR
21は、同一でも異なっていてもよく、1〜20の炭素
原子を有するアリール脂肪族、脂環式、又は脂肪族の
基、もしくは低級ヒドロキシアルキル脂肪族基を示す
か、又はR18、R19、R20及びR21は、共同し
て、又は別々に、それが結合する窒素原子とともに、窒
素以外の第2のヘテロ原子を含有していてもよい複素環
を形成するか、又はR18、R19、R20及びR21
は、R20がアルキレンで、Dが第4級アンモニウム基
である、-CO-NH-R22-D又は-CO-O-R22-D
基、アミド、アシル、エステル又はニトリルで置換され
る、直鎖状又は分枝状のC-Cアルキル基を示し;
及びBは、直鎖状又は分枝状で飽和又は不飽和で
あってよく、主鎖に、一又は複数の芳香環、もしくは一
又は複数の酸素又は硫黄原子、又はスルホキシド、スル
ホン、ジスルフィド、アミノ、アルキルアミノ、ヒドロ
キシル、第4級アンモニウム、ウレイド、アミド又はエ
ステル基が挿入、又は連結されてもよい、2〜20の炭
素原子を有するポリメチレン基を表し、Xは、無機又
は有機酸から誘導されるアニオンを示し;A、R18
及びR20は、それらが結合する2つの窒素原子ととも
にピペラジン環を形成するものであってもよく;さら
に、Aが飽和又は不飽和で、直鎖状又は分枝状のアル
キレン又はヒドロキシアルキレン基を示す場合は、B
もまた(CH)n-CO-D-OC-(CH)n-基を示
し、Dが、 a)式:-O-Z-O-のグリコール残基 [上式中、Zは、直鎖状又は分枝状の炭化水素基、又は
次の式: -(CH-CH-O)x-CH-CH- -[CH-CH(CH)-O]y-CH-CH(CH)- (上式中、x及びyは、定まった一つの重合度を表す1
〜4の整数を示すか、又は平均重合度を表す1〜4の任
意の数を示す)の一つに相当する基を示す]; b)ビスセカンダリ(bis-secondaire)ジアミン残基、例
えば、ピペラジン誘導体; c)式:-NH-Y-NH-のビスプライマリ(bis-primair
e)ジアミン残基[上式中、Yは、次の式: -CH-CH-S-S-CH-CH-; で示される二価の基、又は直鎖状又は分枝状の炭化水素
含有基を示す]; d)式:-NH-CO-NH-のウレイレン基; を示す}に相当する繰り返し単位を含有する第4級ジア
ンモニウムポリマー。
【0058】X−は、好ましくはアニオン、例えば塩化
物又は臭化物である。これらのポリマーは、一般的に1
000〜100000の数平均分子量を有する。このタ
イプのポリマーは、特に、仏国特許第2320330
号、同2270846号、同2316271号、同23
36434号及び同2413907号、及び米国特許第
2273780号、同2375853号、同23886
14号、同2454547号、同3206462号、同
2261002号、同2271378号、同38748
70号、同4001432号、同3929990号、同
3966904号、同4005193号、同40256
17号、同4025627号、同4025653号、同
4026945号及び同4027020号に開示されて
いる。
【0059】より具体的には、次の式(a)に合致する
構造の繰り返しからなるポリマーを使用することができ
る。
【化8】 上式中、R、R、R及びRは、同一でも異なっ
ていてもよく、炭素原子がおよそ1ないし4個のアルキ
ル基又はヒドロキシアルキル基を表し、n及びpは約2
〜20まで変化する整数、Xは無機又は有機酸から誘
導されるアニオンを表す。
【0060】(11) 次の式(VII):
【化9】 [上式中、pは約1〜6の範囲で変わる整数であり、D
は存在しないか、-(CH)-CO-基(ここで、rは4
又は7に等しい数を示す)を表し、Xは無機又は有機
酸から誘導されたアニオンである]の単位からなる第4
級ポリアンモニウムポリマー。式(VII)の単位を有す
るカチオン性ポリマーは例えば欧州特許出願公開第12
2324号に記載されており、米国特許第415738
8、4390689、4702906及び471928
2号に記載された方法に従って調製することができる。
【0061】これらのポリマーとしては、C13のNM
Rで測定して100000未満の分子量を有し、上式に
おいてpが3であり、 a)Dが-(CH)-CO-基を表し、Xが塩素原子を
表し、C13のNMR(NMR13C)で測定した分子
量が約5600であるもの;この種のポリマーはミラノ
ール社(MIRANOL)からミラポール(MIRAPOL)-AD1の名
称で販売されている、 b)Dが-(CH)-CO-基を表し、Xが塩素原子を
表し、C13のNMR(NMR13C)で測定した分子
量が約8100であるもの;この種のポリマーはミラノ
ール社(MIRANOL)からミラポール(MIRAPOL)-AZ1の名
称で販売されている、 c)Dがゼロであり、Xが塩素原子を表し、C13のN
MR(NMR13C)で測定した分子量が約25500
であるもの;この種のポリマーはミラノール社(MIRANO
L)からミラポール(MIRAPOL)-A15の名称で販売されて
いる、 d)節a)とc)に記載したポリマーに対応する単位か
らなる「ブロックコポリマー」で、ミラポール-9(約
7800のNMR13C分子量)、ミラポール-175
(約8000のNMR13C分子量)、ミラポール-9
5(約12500のNMR13C分子量)の名でミラノ
ール社から販売されているもの、が好ましい。より詳細
には、本発明において好ましいものは、pが3で、Dが
ゼロで、Xが塩素原子で、C13のNMR(NMR13
C)で測定した分子量が約25500である式(VII)
の単位のポリマーである。
【0062】(12) ビニルピロリドンとビニルイミダ
ゾールの第4級ポリマー、例えば、BASF社からルビ
クアット(Luviquat)FC905、FC550及びFC3
70の名称で市販されている製品。 (13) ポリアミン類、例えば、CTFA辞典において
は「ポリエチレングリコール(15)獣脂ポリアミン」の
名称で参照される、ヘンケル社から販売されているポリ
クアート(Polyquart)H。
【0063】(14) メタクリロイルオキシ(C−C
)アルキルトリ(C−C)アルキルアンモニウムの
架橋したポリマー、例えば、塩化メチルで第4級化され
たメタクリル酸ジメチルアミノエチルの単独重合、又は
塩化メチルで第4級化されたメタクリル酸ジメチルアミ
ノエチルとアクリルアミドとの共重合により得られたポ
リマーで、単独重合又は共重合の後、オレフィン性不飽
和を有する化合物、特に、メチレンビスアクリルアミド
で架橋化が続いて行われるもの。特に、鉱物性油に、5
0重量%の架橋したアクリルアミド/メタクリロイルオ
キシエチルトリメチルアンモニウムクロリドのコポリマ
ー(重量比20/80)を含有せしめてなる分散液の形態
の、該ポリマーを使用することができる。この分散液
は、アライド・コロイヅ社から「サルケア(Salcare)
SC92」の名称で販売されている。また、鉱物性油
に、約50重量%の架橋したメタクリロイルオキシエチ
ルトリメチルアンモニウムクロリドのホモポリマーを含
有せしめてなるものを使用することもできる。この分散
液は、アライド・コロイヅ社から「サルケアSC9
5」及び「サルケアSC96」の名称で市販されてい
る。
【0064】本発明で使用可能な他のカチオン性ポリマ
ーは、ポリアルキレンイミン、特に、ポリエチレンイミ
ン、ビニルピリジン又はビニルピリジニウム単位を含む
ポリマー、ポリアミンとエピクロロヒドリンの縮合物、
第4級ポリウレイレン及びキチン誘導体である。
【0065】本発明において使用できる全てのカチオン
性ポリマーの中で、(1)、(9)、(10)、(1
1)及び(14)群のポリマーが好ましく、より好適に
は、次式(W)及び(U)で表されるポリマーがさらに
好ましい:
【化10】 特に、ゲルクロマトグラフィーで定量した分子量が95
00〜9900のもの;
【化11】 特に、ゲルクロマトグラフィーで定量した分子量が約1
200のものである。
【0066】本発明に係る組成物中のカチオン性ポリマ
ーの濃度は、組成物の全重量に対して0.01ないし1
0重量%、好ましくは0.05ないし5重量%、より好
ましくは0.1ないし3重量%の範囲で変えることがで
きる。
【0067】本発明において好適に使用できる両性ポリ
マーは、ポリマー鎖に統計的に分布する構造K及びMを
含むポリマーの中から選択され、そのKは少なくとも窒
素原子1個を含むモノマーから誘導された構造を表し、
Mは1以上のカルボキシル基又はスルホン基を含むモノ
マー酸から誘導された構造を表すか、あるいはK及びM
が、カルボキシベタイン型又はスルホベタイン型双性イ
オンモノマーであってもよく、あるいはK及びMが、第
1級、第2級、第3級又は第4級アミノ基を含み、その
アミノ基の1つが、炭化水素基を間にはさんでカルボキ
シル基又はスルホン酸基を担うカチオン性ポリマー鎖で
あっても良く、あるいはさらに、K及びMが、エチレン
−α,β−ジカルボン酸構造を持つポリマー鎖の一部を
なし、そのカルボキシル基の1つが、1個以上の第1級
又は第2級アミノ基を含むポリアミンと反応している。
【0068】上に述べた定義に合致する皮膜形成性両性
ポリマーは、より好ましくは次に挙げるポリマーの中か
ら選択される: (1)具体的にはアクリル酸、メタクリル酸、マレイン
酸、α−クロロアクリル酸等の、カルボキシル基を有す
るビニル化合物から誘導されるモノマー、及び、具体的
にはジアルキルアミノアルキルメタクリラート及びアク
リラート、ジアルキルアミノアルキルメタクリルアミド
及びアクリルアミド等の、少なくとも1つの塩基性原子
を含む置換されたビニル化合物から誘導される塩基性モ
ノマーの共重合によって生成するポリマー。この種の化
合物は米国特許第3836537号に記載されている。
また、ヘンケル社からポリクアート(POLYQUAR
T)KE3033の名称で販売されているアクリル酸ナ
トリウム/アクリルアミドプロピルトリメチルアンモニ
ウム共重合体を挙げることができる。
【0069】また、ビニル化合物として、ジアルキルジ
アリルアンモニウム塩、例えばジエチルジアリルアンモ
ニウムクロリドを使うこともできる。アクリル酸とこの
モノマーとの重合体は、カルゴン(CALGON)社から
メルクアット(MERQUAT)280、メルクアット2
95及びメルクアットPLUS3330の名称で使用が
推奨されている。
【0070】(2)次に挙げるモノマーから由来する構
造を含むポリマー: a)窒素原子上をアルキル基で置換されたアクリルアミ
ド又はメタクリルアミドの中から選択される少なくとも
1つのモノマー b)反応性カルボキシル基を1個以上含む少なくとも1
つのコモノマー c)第1級、第2級、第3級及び第4級アミン置換基を
有するアクリル酸及びメタクリル酸のエステル、及びジ
メチルアミノエチルメタアクリラートを硫酸ジメチル又
は硫酸ジエチルで第4級化した生成物などの、少なくと
も1つの塩基性コモノマー。
【0071】本発明において、さらにとりわけ好ましい
N置換アクリルアミド又はメタクリルアミドとしては、
アルキル基が炭素原子2ないし12個を含む群、より具
体的にはN-エチルアクリルアミド、N-t-ブチルアク
リルアミド、N-t-オクチルアクリルアミド、N-オク
チルアクリルアミド、N-デシルアクリルアミド、N-ド
デシルアクリルアミド及びそれらに対応するメタクリル
アミドである。
【0072】酸性コモノマーは、より具体的には、アク
リル酸、メタクリル酸、クロトン酸、イタコン酸、マレ
イン酸、フマル酸及びマレイン酸又はフマル酸、又は無
水酸の炭素原子が1ないし4個のアルキルのモノエステ
ルである。好ましい塩基性コモノマーは、アミノエチ
ル、ブチルアミノエチル、N,N'-ジメチルアミノエチ
ル、N-t-ブチルアミドエチルメタクリラートである。
具体的には、CTFA(第4版、1991)の中でオク
チルアクリルアミド/アクリラート/ブチルアミノエチ
ルメタクリラートコポリマーと名付けられているコポリ
マーが使用され、その製品は、ナショナル・スターチ社
からアンフォマー(AMPHOMER)又はロボクリル
(LOVOCRYL)47の名称で販売されている。
【0073】(3) 次の一般式:
【化12】 で表されるポリアミノアミドから部分的又は全面的に誘
導される架橋アルキル化ポリアミノアミド:上式中、R
27は、飽和カルボン酸、エチレン二重結合を持つ脂肪
族モノ又はジカルボン酸、これらの酸と炭素原子が1な
いし6個の低級アルカノールとのエステルから誘導され
る二価の基、又は前記酸の任意の1つとビス第1級アミ
ン又はビス第2級アミンとの付加から由来する基から誘
導される二価の基を表し、Zは、ビス第1級、モノ第2
級又はビス第2級ポリアルキレンポリアミンの基を表
し、好ましくは以下のような基を表す:
【0074】a) 60ないし100モル%の割合で次
の基;
【化13】 [式中、x=2及びp=2又は3、又はx=3及びp=
2] この基は、ジエチレントリアミン、トリエチレンテトラ
ミン又はジプロピレントリアミンから誘導される;
【0075】b) 0ないし40モル%の割合で、エチ
レンジアミンから由来する上記の基(XXVII)(式
中、x=2及びp=1)、又はピペラジンから由来する
下記の基;
【化14】
【0076】c) 0ないし20モル%の割合で、ヘキ
サメチレンジアミンから誘導される基、-NH-(CH)
-NH-で、これらのポリアミノアミンは、エピハロヒ
ドリン、ジエポキシド、二無水物、ビス不飽和誘導体の
中から選択される二官能性架橋剤を添加することによ
り、0.025ないし0.35モル%の架橋剤でポリア
ミノアミドのアミノ基で架橋され、そしてアクリル酸、
クロロ酢酸又はアルカンスルトン又はそれらの塩を作用
させることによりアルキル化される。
【0077】飽和カルボン酸は、好ましくはアジピン
酸、2,2,4-トリメチルアジピン酸、2,2,4-トリメ
チルアジピン酸、テレフタル酸、そして例えばアクリル
酸、メタクリル酸、イタコン酸のようにエチレン二重結
合を有する酸など、炭素原子数が6ないし10個の酸の
中から選択される。
【0078】アルキル化に使用されるアルカンスルトン
は、好ましくはプロパンスルトン又はブタンスルトンで
あり、アルキル化剤の塩は好ましくはナトリウム塩又は
カリウム塩である。
【0079】(4) 次式で表される双性イオン構造を
含むポリマー:
【化15】 上式中、R28はアクリラート、メタクリラート、アク
リルアミド又はメタクリルアミドのような重合性の不飽
和基を表し、y及びzは1ないし3の整数を表し、R
29及びR30は水素原子、メチル、エチル又はプロピ
ル基を表し、R 及びR32は、水素原子又はR31
及びR32の炭素原子の合計が10を超えないようなア
ルキル基を表す。
【0080】このような構造単位を含むポリマーは、ジ
メチルアミノエチルもしくはジエチルアミノエチルアク
リラート又はメタクリラート、又はアクリル酸アルキ
ル、メタアクリル酸アルキル、アルキルアミド又はメタ
クリルアミド又は酢酸ビニルのような非双性イオン性モ
ノマーから誘導される構造を含むことも可能である。例
として、サンド社のダイアフォーマー(DIAFORM
ER)Z301という名称で販売されている製品のよう
な、メタクリル酸メチル/ジメチルカルボキシメチルア
ンモニオエチルメタクリル酸メチルのコポリマーを挙げ
ることができる。
【0081】(5)下記の式(D)、(E)、(F)に
合致するモノマー構造を含むキトサンから誘導されるポ
リマー:
【化16】 ここで構造Dは0%ないし30%の割合で、構造Eは5
%ないし50%の割合で、そして構造Fは30%ないし
90%の割合で存在し、構造FにおいてR33は下式で
表される基を表し:
【化17】 式中、もしq=0なら、R34、R35及びR36は、
同じであっても異なっていても良く、それぞれが、水素
原子、メチル、ヒドロキシル、アセトキシ又はアミノ残
基、又は、場合によっては1個以上の窒素原子が介在
し、そして/又は、場合によっては1個以上のアミノ
基、ヒドロキシル基、カルボキシル基、アルキルチオ
基、スルホン酸基で置換されたモノアルキルアミン残基
又はジアルキルアミン残基、又はアルキル基がアミノ残
基を含むアルキルチオ残基を表し、そしてこのアルキル
チオ残基の場合には、R34、R35及びR36の少な
くとも1つは水素原子である。
【0082】(6)キトサンのN−カルボキシアルキル
化によって誘導されるポリマー、例えばジャン・デッカ
ー(JAN DEKKER)社から「エバルサン(EVAL
SAN)」の名称で販売されているN−カルボキシメチ
ルキトサン又はN−カルボキシブチルキトサン。
【0083】(7) 一般式(XI)に合致するポリマ
ー、例えばフランス特許第1400366号に記載され
ているポリマー:
【化18】 式中、R37は、水素原子、CHO、CHCH
O、フェニル残基を表し、R38は、水素原子、又は
メチル基、エチル基のような低級アルキル基、R
は、水素原子、又はメチル基、エチル基のような低
級アルキル基又は次式に合致する基:R40は、メチル
基、エチル基のような低級アルキル基又は次式に合致す
る基:-R41-N(R39)、ここでR41は、-CH
-CH-、-CH-CH-CH-、-CH-CH
(CH)-を表し、R39は、上述の意味を持ち、さら
に炭素原子数が6までの上位同族体も表す。
【0084】(8) 下記の中から選択される-D-X-
D-X-タイプの両性ポリマー: a) クロロ酢酸又はクロロ酢酸ナトリウムを、下式の
構造: -D-X-D-X-D- (XII) を少なくとも1つ含む化合物を作用させて得られるポリ
マー:上式中、Dは、
【化19】 なる基を表し:Xは、記号E又はE’を表し、E又は
E’は二価の基であって、同一でも異なっていてもよ
く、置換されている主鎖又はヒドロキシル基で置換され
ている主鎖に7個までの炭素原子を含む直鎖又は分枝ア
ルキレン基、又はさらに酸素原子、窒素原子、硫黄原
子、1ないし3個の芳香環及び/又は複素環を含むこと
が可能な直鎖又は分枝アルキレン基である二価の基を表
し、酸素原子、窒素原子、及び硫黄原子は、エーテル、
チオエーテル、スルホキシド、スルホン、スルホニウ
ム、アルキルアミン、アルケニルアミン基、ヒドロキシ
ル、ベンジルアミン、アミンオキシド、第4級アンモニ
ウム、アミド、イミド、アルコール、エステル及び/又
はウレタンの形で存在する。 b) 次式で表されるポリマー: -D-X-D-X- (XII) 式中、Dは、
【化20】 なる基を表し:Xは、記号E又はE’を表し、少なくと
も1回はE’;そして、Eは上述と同じ意味を持ち、
E’は、主鎖に7個までの炭素原子を含む直鎖又は分枝
アルキレン基である二価の基を表し、そしてその基は、
ヒドロキシル基で置換されていないか、又は1個以上の
ヒドロキシル基で置換され、そして1個以上の窒素原子
を含み、窒素原子は、場合によっては酸素原子が介在す
るアルキル鎖で置換され、そしてそのアルキル基は1個
以上のカルボキシル基又は1個以上のヒドロキシル基の
存在が不可欠であり、そして窒素原子は、クロロ酢酸又
はクロロ酢酸ナトリウムとの反応でベタイン化される。
【0085】(9) アルキル(C−C)ビニルエー
テル/N,N-ジアルキルアミノアルキルアミン、例えば
N,N-ジメチルアミノプロピルアミンによる半アミド
化、あるいはN,N-ジアルカノールアミンによる半エス
テル化で部分的に変性された無水マレイン酸のコポリマ
ー。
【0086】本発明による特に好ましい両性ポリマー
は、(1)に属するポリマーである。本発明によるカチ
オン性又は両性ポリマーは、組成物の全重量に対して
0.01ないし10重量%、好ましくは0.05ないし
5重量%、さらに好ましくは0.1ないし3重量%であ
る。
【0087】本発明の組成物は、好ましくは1種類以上
の界面活性剤を含む。界面活性剤は、アニオン界面活性
剤、両性界面活性剤、非イオン界面活性剤、双性イオン
性界面活性剤及びカチオン界面活性剤の中から、単独又
は混合物の形で差別なく選択することができる。
【0088】本発明への使用に適する界面活性剤として
は、特に以下のものが挙げられる: (i)アニオン性界面活性剤(類):本発明において、これ
らの性質は、実際には、あまり重要な特徴ではない。よ
って、本発明において、単独で又は混合物として使用可
能なアニオン性界面活性剤の例として、特に(非限定的
列挙)、次の化合物:アルキルスルファート類、アルキ
ルエーテルスルファート類、アルキルアミドエーテルス
ルファート類、アルキルアリールポリエーテルスルファ
ート類、モノグリセリドスルファート類;アルキルスル
ホナート類、アルキルホスファート類、アルキルアミド
スルホナート類、アルキルアリールスルホナート類、α
-オレフィンスルホナート類、パラフィンスルホナート
類;(C−C24)アルキルスルホスクシナート類、
(C −C24)アルキルエーテルスルホスクシナート
類、(C−C24)アルキルアミドスルホスクシナート
類;(C−C24)アルキルスルホアセタート類;(C
−C24)アシルサルコシナート類及び(C
24)アシルグルタマート類の塩類(特にアルカリ金属
塩、中でもナトリウムの塩、アンモニウム塩、アミン
塩、アミノアルコール塩、又はマグネシウム塩)を挙げ
ることができる。(C−C24)アルキルポリグリコシ
ドカルボン酸エステル、例えばアルキルグルコシドシト
ラート、アルキルポリグリコシドタートラート及びアル
キルポリグリコシドスルホスクシナート、アルキルスル
ホスクシナマート;アシルイセチオナート及びN-アシ
ルタウラートを使用することもでき、これら全ての種々
の化合物のアルキル又はアシル基は、好ましくは12〜
20の炭素原子を有し、アリール基は、好ましくはフェ
ニル又はベンジル基を示す。また、使用可能なアニオン
性界面活性剤として、脂肪酸塩、例えば、オレイン酸、
リシノレイン酸、パルミチン酸及びステアリン酸、ヤシ
油酸又は水素化ヤシ油酸の塩;又はアシル基が8〜20
の炭素原子を有するアシルラクチラート類を挙げること
ができる。さらに、アルキル-D-ガラクトシド-ウロン
酸及びそれらの塩、及びポリオキシアルキレン化(C-
24)アルキルエーテルカルボン酸、ポリオキシアル
キレン化(C-C24)アルキルアリールエーテルカル
ボン酸、ポリオキシアルキレン化(C−C24)アルキ
ルアミドエーテルカルボン酸及びそれらの塩類、特に2
〜50のアルキレン、特にエチレンのオキシド基を含有
するもの、及びそれらの混合物を使用することもでき
る。
【0089】(ii)非イオン性界面活性剤(類):非イオ
ン性界面活性剤は、それ自体よく知られている化合物
[これに関して、特にブラッキー・アンド・サン社(Bla
ckie & Son)(グラスゴー及びロンドン)から出版されて
いる、エム・アール・ポーター(M.R. Porter)の「界面
活性剤ハンドブック(Handbook of Surfactants)」(1991
年、116-178頁)を参照]であり、本発明において、それ
らの性質はあまり重要ではない。しかして、それらは、
特に(非限定的列挙)、アルコール類、アルファ-ジオー
ル類、アルキルフェノール類から選択することができ
る。また、エチレンオキシドとプロピレンオキシドのコ
ポリマー及び脂肪アルコールとエチレンオキシドとプロ
ピレンオキシドの縮合物;好ましくは2〜30モルのエ
チレンオキシドを有するポリエトキシル化脂肪アミド
類、平均1〜5、特に1.5〜4のグリセロール基を有
するポリグリセロール化脂肪アミド類;2〜30モルの
エチレンオキシドを有するオキシエチレン化されたソル
ビタンの脂肪酸エステル類;スクロースの脂肪酸エステ
ル類、ポリエチレングリコールの脂肪酸エステル類、ア
ルキルポリグリコシド類、N-アルキルグルカミン誘導
体、アミンオキシド類、例えば(C10-C14)アルキ
ルアミンのオキシド類又はN-アシルアミノプロピルモ
ルホリンオキシド類を挙げることもできる。アルキルポ
リグリコシド類が、本発明の範囲内において、特に良好
な非イオン性界面活性剤を構成することを特筆してお
く。
【0090】(iii)両性又は双性界面活性剤(類):本
発明において、両性又は双性界面活性剤の性質はあまり
重要な特徴ではなく、特に(非限定的列挙)、脂肪族基が
8〜18の炭素原子を有する直鎖状又は分枝状の鎖であ
り、少なくとも1種の水溶性のアニオン性基(例えば、
カルボキシラート、スルホナート、スルファート、ホス
ファート又はホスホナート)を含有する、脂肪族の第2
級又は第3級アミンの誘導体であってよく;さらに、
(C-C 20)アルキルベタイン類、スルホベタイン
類、(C-C20)アルキルアミド(C-C)アルキル
ベタイン類又は(C-C20)アルキルアミド(C-C
)アルキルスルホベタイン類を挙げることができる。
【0091】アミン誘導体としては、次の式: R-CONHCHCH-N(R)(R)(CH
OO) [上式中、Rは、加水分解されたヤシ油中に存在する
酸R-COOHのアルキル基、又はヘプチル、ノニル
又はウンデシル基を示し、Rは、β-ヒドロキシエチ
ル基を示し、Rはカルボキシメチル基を示す];及び R2'-CONHCHCH-N(B)(C) [上式中、Bは、-CHCHOX'を示し、Cは、z
=1又は2である-(CH )-Y'を示し、X'は、-C
CH-COOH基又は水素原子を示し、Y'は、-
COOH又は-CH-CHOH-SOH基を示し、R
2'は、加水分解された亜麻仁油又はヤシ油中に存在す
る酸R-COOHのアルキル基、アルキル基、特にC
、C、C11又はC13のもの、C17アルキル基
及びそのイソ形、又は不飽和のC17基を示す];の構
造を有し、アンホカルボキシグリシナート類(Amphocarb
oxyglycinates)及びアンホカルボキシプロピオナート類
(Amphocarboxypropionates)の名称で、CTFA辞典、
第3版、1982に分類され、米国特許第2528378号
及び米国特許第2781354号に開示され、ミラノー
ル(Miranol)の名称で販売されている製品を挙げること
ができる。例えば、ミラノール社からミラノールC2
M濃縮物の商品名で販売されている、ココアンホジアセ
テートを挙げることができる。これらの化合物は、ココ
アンホニ酢酸ニナトリウム、ラウロアンホニ酢酸ニナト
リウム、カプリルアンホニ酢酸ニナトリウム、カプリロ
アンホニ酢酸ニナトリウム、ココアンホニプロピオン酸
ニナトリウム、ラウロアンホニプロピオン酸ココアンホ
ニプロピオン酸の名称でCTFA辞典、第5版、199
3年に分類されている。
【0092】(iv)カチオン性界面活性剤:本発明にお
いて、カチオン性界面活性剤の性質はあまり重要な特徴
ではなく、カチオン性界面活性剤として、特に(非限定
的列挙)、ポリオキシアルキレン化されていてもよい、
第1級、第2級又は第3級脂肪アミンの塩;第4級アン
モニウム塩、例えばテトラアルキルアンモニウム、アル
キルアミドアルキルトリアルキルアンモニウム、トリア
ルキルベンジルアンモニウム、トリアルキルヒドロキシ
アルキルアンモニウム又はアルキルピリジニウム;イミ
ダゾリン誘導体;又はカチオン性のアミンオキシド類を
挙げることができる。
【0093】本発明による組成物中に存在する界面活性
剤の量は、組成物の総重量に対して0.01ないし40
重量%の間で変化させることができ、より好ましくは
0.5ないし30重量%の間で変えることができる。
【0094】本発明による組成物は、レオロジーを調整
するための別の添加剤、例えば、セルロース系増粘剤
(ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセ
ルロース、カルボキシメチルセルロース)、グアルガム
とその誘導体(ヒドロキシプロピルグアー..)、微生
物由来のガム(キサンタンガム、スクレログルカンガ
ム..)、アクリル酸又はアクリルアミドプロパンスル
ホン酸の架橋ホモポリマー、イオン会合ポリマー又は非
イオン性ポリマー、例えばグッドリッチ(GOODRI
CH)社からペミュレン(PEMULEN)TR1又はT
R2、アライド・コロイズ社からサルケアSC90、ロ
ーム・アンド・ハース社からアキュリン(ACULYN)
22、28、33、44又は46の名称で、そしてアク
ゾー社からはエルファコス(ELFACOS)T210及
びT212の名称で市販されているポリマーなど、合成
増粘剤を含むことができる。
【0095】これらの補助的増粘剤は、組成物の総重量
に対して0.01ないし10重量%にすることができ
る。染色に適する組成物の媒体は、好ましくは水で構成
される水性の媒体である。化粧品分野で許容される有機
溶剤、より具体的には、エチルアルコール、イソプロピ
ルアルコール、ベンジルアルコール及びフェニルエチル
アルコールなどのアルコール類、グリコール類、エチレ
ングリコールの例えばモノメチルエーテル、モノエチル
エーテル又はモノブチルエーテルのようなグリコールの
エーテル類、プロピレングリコール、プロピレングリコ
ールの例えばモノメチルエーテルのようなプロピレング
リコールのエーテル、ブチレングリコール、ジプロピレ
ングリコール、及びジエチレングリコールの例えばモノ
エチルエーテル又はモノブチルエーテルのようなジエチ
レングリコールのアルキルエーテルなど、グリコール類
又はグリコールのエーテル類を、組成物の総重量に対し
て約0.5ないし20重量%の間の濃度で、そして好ま
しくは約2ないし10重量%の間の濃度で含むのが有利
である。
【0096】組成物(A)に、EDTA、エチドロン酸
のような金属イオン封鎖剤、紫外線吸収剤、ワックス、
揮発性又は非揮発性の環状、線状又は分枝状の有機変性
した(特にアミノ基による)又は有機変性しないシリコ
ーン、防腐剤、セラミド、シュードセラミド、植物油、
鉱物油、合成油、ビタミン、プロビタミン例えばパンテ
ノール、及び乳白剤など、従来から酸化染色において知
られているその他の添加剤を効果量含めることができ
る。
【0097】上記組成物に、還元剤又は抗酸化剤を含め
ることもできる。これらは、特に亜硫酸ナトリウム、チ
オグリコール酸、チオ酪酸、亜硫酸水素ナトリウム、デ
ヒドロアスコルビン酸、ヒドロキノン、2−メチルヒド
ロキノン、t−ブチルヒドロキノン及びホモゲンチジン
酸の中から選択することができる。これらの物質は、組
成物の全重量に対して約0.05ないし1.5重量%量
を添加するのが一般的である。言うまでもなく、当業者
は、本発明に従う染色組成物それ自体に付随する利点
が、検討される添加剤によって変化しないか実質的に変
化しないよう、適宜、上述の補完物質を選択するよう注
意しなければならない。
【0098】組成物(B)に使用されるように調製され
た組成物において、酸化剤は、好ましくは過酸化水素、
過酸化尿素、臭素酸アルカリ金属塩、フェリシアン化ア
ルカリ金属塩、過ホウ素酸塩及び過硫酸塩などの過酸の
塩の中から選択される。そして、過酸化水素の使用が特
に好ましい。この酸化剤は、酸化された水の溶液からな
る点において有利であり、その力価は、具体的には約1
ないし40容量の範囲で、さらに好ましくは約5ないし
40容量の範囲での変化させることが可能である。
【0099】供与体又はそれぞれの補因子が存在する場
合には、ラッカーゼ、ペルオキシダーゼ及び二電子オキ
シドレダクターゼ(例えば、ウリカーゼ)など、1種類
以上の酸化物還元酵素を酸化剤として使用することが可
能である。ケラチン繊維に使用されるように調製され、
そして塗布される組成物(染色組成物(A)と酸化組成
物(B)を混合した時に生成する組成物)のpHは、一
般に4ないし11の範囲に調整される。そして、好まし
くは6ないし10の範囲に調整され、ケラチン繊維の染
色における技術水準で良く知られている酸性又はアルカ
リ性にする薬剤で所望の値に調節することができる。
【0100】塩基性化剤としては、例えば、アンモニア
水、アルカリ性炭酸塩類、アルカノールアミン類、例え
ばモノ-、ジ-及びトリエタノールアミンとその誘導体、
ヒドロキシアルキルアミン及びオキシエチレン化及び/
又はオキシプロピレン化エチレンジアミン、水酸化ナト
リウム又はカリウム、及び次の式(XIV):
【化21】 [ここで、Wは、C-Cアルキル基又はヒドロキシル
基で置換されていてもよいプロピレン残基であり;R
42、R43、R44及びR45は、同一でも異なって
いてもよく、水素原子又はC-Cアルキル又はC-
ヒドロキシアルキル基を表す] の化合物を挙げるこ
とができる。
【0101】酸性化剤としては、例えば、無機酸又は有
機酸、例えば、塩酸、オルトリン酸、硫酸、カルボン酸
類、例えば酢酸、酒石酸、クエン酸及び乳酸、及びスル
ホン酸類を挙げることができる。
【0102】
【実施例】次の実施例は本発明の例証を意図するもので
あり、その範囲を限定するものではない実施例1 :本発明に従い、次に示す染色組成物を調製し
た:
【0103】
【表1】
【表2】
【0104】使用に当たって、10gの組成物A'と1
gの組成物A''を20容量の酸化した15gの水の溶液
と混合した。非常に安定した粘稠な組成物を得た。得ら
れた組成物を90%までが白髪のパーマネントをかけた
髪に塗布した。30分間放置した後、髪をすすぎ、それ
からシャンプーで洗髪し、さらにもう一度すすいだのち
乾燥した。毛髪は自然な栗色の色調に染まった。
【0105】実施例2:本発明に従い、次に示す染色組
成物を調製した:
【表3】
【0106】使用に当たって、この組成物を20容量の
酸化した水の溶液と重量比で混合し、非常に安定した粘
稠な組成物を得た。得られた組成物を90%までが白髪
のパーマネントをかけた髪に塗布した。30分間放置し
た後、髪をすすぎ、それからシャンプーで洗髪し、さら
にもう一度すすいだのち乾燥した。毛髪は自然な栗色の
色調に染まった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山田 英俊 東京都府中市天神町4丁目5番77号

Claims (31)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 染色に適した媒体中に少なくとも1種の
    染料を含有するヒトの毛髪等のケラチン繊維を染色する
    ための染色組成物において、一般式R-(OCH
    )-OR'(式中、RはC10−C30のアルキル
    基、R'はヒドロキシル基で置換することができるC
    10−C30のアルキル基、nは1〜約100の整数)
    で表される少なくとも1種の非イオン性化合物を更に含
    有することを特徴とする組成物。
  2. 【請求項2】 非イオン性化合物は、上記式において、
    RがC16−C18のアルキル基、R'がヒドロキシル
    基で置換することができるC16−C18のアルキル
    基、nが20以上の整数となる化合物であることを特徴
    とする請求項1に記載の組成物。
  3. 【請求項3】 非イオン性化合物は、上記式において、
    RがC16−C18のアルキル基、R'がC14OHの
    アルキル基で表される化合物であることを特徴とする請
    求項1又は2に記載の組成物。
  4. 【請求項4】 nが60であることを特徴とする請求項
    3に記載の組成物。
  5. 【請求項5】 非イオン性化合物は、上記式において、
    RとR'がC16−C18のアルキル基、nが4である
    化合物であることを特徴とする請求項1に記載の組成
    物。
  6. 【請求項6】 非イオン性化合物が、組成物の全重量に
    対して0.05〜10重量%の濃度で存在することを特
    徴とする請求項1ないし5の何れか1項に記載の組成
    物。
  7. 【請求項7】 非イオン性化合物が、組成物の全重量に
    対して0.1〜5重量%の濃度で存在することを特徴と
    する請求項6に記載の組成物。
  8. 【請求項8】 染料が酸化染料であることを特徴とする
    請求項1ないし7の何れか1項に記載の組成物。
  9. 【請求項9】 染料が直接染料であることを特徴とする
    請求項1ないし8の何れか1項に記載の組成物。
  10. 【請求項10】 染色に適した媒体中に少なくとも1種
    の酸化染料及び/又は直接染料を含む組成物Aと、酸化
    剤を含む組成物Bとからなり、請求項1に記載の非イオ
    ン性化合物が、組成物Aもしくは組成物B、又は組成物
    AとBの双方に含有せしめられることを特徴とする請求
    項1ないし9の何れか1項に記載の組成物。
  11. 【請求項11】 酸化染料は、パラフェニレンジアミ
    ン、複ベース、オルト-及びパラ-アミノフェノール及び
    複素環ベース並びにその酸付加塩から選択される酸化ベ
    ースであることを特徴とする請求項8又は10に記載の
    組成物。
  12. 【請求項12】 酸化染料は、メタフェニレンジアミ
    ン、メタアミノフェノール、メタジフェノール、ナフタ
    レンのモノヒドロキシ又はポリヒドロキシ誘導体、セサ
    モールとその誘導体、及び複素環化合物、例えばインド
    ールカプラー、インドリンカプラー、ピリジンカプラ
    ー、並びにこれらの酸付加塩類から選択されるカップラ
    ーであることを特徴とする請求項8又は10に記載の組
    成物。
  13. 【請求項13】 少なくとも1種の酸化ベースと少なく
    とも1種のカップラーを含有することを特徴とする請求
    項8、10ないし12の何れか1項に記載の組成物。
  14. 【請求項14】 酸化ベース及びカップラーの酸付加塩
    が、塩酸塩、臭化水素酸塩、硫酸塩、酒石酸塩、乳酸塩
    及び酢酸塩から選択されることを特徴とする請求項11
    又は12に記載の組成物。
  15. 【請求項15】 酸化ベースが、組成物Aの全重量に対
    して0.0005〜12重量%の濃度で存在しているこ
    とを特徴とする請求項11、13又は14に記載の組成
    物。
  16. 【請求項16】 カップラーが、組成物Aの全重量に対
    して0.0001〜10重量%の濃度で存在しているこ
    とを特徴とする請求項12ないし14の何れか1項に記
    載の組成物。
  17. 【請求項17】 組成物Bの酸化剤が、過酸化水素、過
    酸化尿素、アルカリ金属の臭素酸塩又はフェリシアン化
    塩、有機過酸塩、過酸塩又はオキシドレダクターゼ酵素
    から選択されることを特徴とする請求項10に記載の組
    成物。
  18. 【請求項18】 酸化剤は、1〜40容量の範囲の力価
    の酸化水溶液であることを特徴とする請求項17に記載
    の組成物。
  19. 【請求項19】 直接染料が、ニトロベンゼン系染料、
    アントラキノン系染料、アゾ染料、中性、カチオン又は
    アニオン染料、ナフトキノン系染料、トリアリールメタ
    ン系染料及びキサンテン染料から選択されることを特徴
    とする請求項9に記載の組成物。
  20. 【請求項20】 非イオン性、アニオン性、カチオン
    性、両性又は双性イオン性の界面活性剤を0.01重量
    %以上含有することを特徴とする請求項1ないし19の
    何れか1項に記載の組成物。
  21. 【請求項21】 0.01〜10重量%の少なくとも1
    種のカチオン性又は両性ポリマーを含有することを特徴
    とする請求項1ないし20の何れか1項に記載の組成
    物。
  22. 【請求項22】 カチオン性ポリマーが、以下の式(W)
    又は(U): 【化1】 に相当する繰り返し構造を有するものであることを特徴
    とする請求項21に記載の組成物。
  23. 【請求項23】 染色に適した媒体が、水と0.5〜2
    0%の濃度の任意の有機溶媒からなる水性媒体であるこ
    とを特徴とする請求項1ないし22の何れか1項に記載
    の組成物。
  24. 【請求項24】 染色に適した媒体中に少なくとも1種
    の直接染料及び請求項1ないし7の何れか1項に記載の
    非イオン性化合物を含む組成物を、濡れた又は乾燥した
    ケラチン繊維に塗布し、場合によっては該組成物を3な
    いし60分間繊維上で作用させた後、繊維をすすぎ、場
    合によってはさらに洗浄し、もう一度すすぎ、それから
    乾燥させることからなることを特徴とする、ヒトの毛髪
    等のケラチン繊維を染色する方法。
  25. 【請求項25】 染色に適した媒体中に少なくとも1種
    の酸化染料(ベース及び/又はカプラー)か少なくとも
    1種の直接染料を含む組成物Aをケラチン繊維上に塗布
    し、それからすすぎを行わないで酸化剤組成物Bを塗布
    するか、使用直前に組成物Aと組成物Bを混合して塗布
    することにより、アルカリ性、中性又は酸性のpHで発
    色させ、組成物A又は組成物B又は組成物AとBの双方
    に請求項1ないし7の何れか1項に記載の非イオン化合
    物が含まれることを特徴とする、ヒトの毛髪等のケラチ
    ン繊維を染色する方法。
  26. 【請求項26】 使用時に組成物A及びBからその場で
    調製した使用可能な状態の組成物を、乾燥又は湿ったケ
    ラチン繊維に塗布し、約1分ないし60分間、好ましく
    は約10分ないし45分間その組成物を作用させ、つづ
    いて繊維をすすぎ、ついで場合に応じて洗浄し、さらに
    もう一度すすぎ、それから乾燥することを特徴とする請
    求項25に記載の染色方法。
  27. 【請求項27】 少なくとも1種の酸化染料及び/又は
    少なくとも1種の直接染料を含み、請求項1ないし7の
    何れか1項に記載の非イオン性化合物を含まない組成物
    A’と、請求項1ないし7の何れか1項に記載の少なく
    とも1種の非イオン性化合物を含む別の組成物A”と酸
    化剤組成物Bからその場で調製した使用可能な状態の組
    成物を乾燥又は湿ったケラチン繊維に塗布し、約1分な
    いし60分間、好ましくは約10分ないし45分間その
    組成物を作用させ、つづいて繊維をすすぎ、ついで場合
    に応じて洗浄し、さらにもう一度すすぎ、それから乾燥
    することを特徴とする請求項25に記載の染色方法。
  28. 【請求項28】 組成物A及び/又は組成物Bが、少な
    くとも1種のカチオン性又は両性のポリマーを含むこと
    を特徴とする請求項25ないし27の何れか1項に記載
    の方法。
  29. 【請求項29】 2つの区画からなるヒトの毛髪等のケ
    ラチン繊維を染色する染色具又はキットにおいて、染色
    に適した媒体中に少なくとも1種の酸化染料(ベース及
    び/又はカプラー)又は少なくとも1種の直接染料を含
    む組成物A1を収容する区画と、染色に適した媒体中に
    少なくとも1種の酸化剤を含む組成物B1を収容するも
    う1つの区画とを具備し、請求項1ないし7の何れか1
    項に記載の1種以上の非イオン化合物が、組成物A1又
    は組成物B1、又は組成物A1と組成物B1の双方に存
    在せしめられることを特徴とする染色具。
  30. 【請求項30】 3つの区画からなるヒトの毛髪等のケ
    ラチン繊維を染色する染色具において、染色に適した媒
    体中に少なくとも1種の酸化染料(ベース及び/又はカ
    プラー)又は少なくとも1種の直接染料を含む組成物A
    2を収容する第一の区画と、染色に適した媒体中に少な
    くとも1種の酸化剤を含む組成物B2を収容する第二の
    区画と、染色に適した媒体中に少なくとも1種の請求項
    1ないし7の何れか1項に記載の少なくとも1種の非イ
    オン化合物を含む組成物Cを収容する第三の区画を含
    み、組成物A2及び/又は組成物B2が、請求項1ない
    し7の何れか1項に記載の非イオン性化合物を含むこと
    ができることを特徴とする染色具。
  31. 【請求項31】 毛髪等のヒトのケラチン繊維を染色す
    るための、請求項1ないし23の何れか1項に記載の染
    色組成物又は請求項29ないし30の何れか1項に記載
    の染色具又は複数の区画からなるキットの使用。
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