JP2001334397A - 空き缶等の選別処理装置 - Google Patents

空き缶等の選別処理装置

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JP2001334397A
JP2001334397A JP2000157495A JP2000157495A JP2001334397A JP 2001334397 A JP2001334397 A JP 2001334397A JP 2000157495 A JP2000157495 A JP 2000157495A JP 2000157495 A JP2000157495 A JP 2000157495A JP 2001334397 A JP2001334397 A JP 2001334397A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 空き缶、空きビン、ペットボトル等の混合回
収物を種類別に選別して減容処理するに好適な空き缶等
の選別処理装置を提供する。 【解決手段】 回収した空き缶等の混合回収物を搬送す
る搬送コンベヤ7にスチール缶を磁力により吸着して選
別回収するスチール缶選別機15を配設すると共に、搬
送コンベヤ7の排出側にアルミ缶を遠くへ飛ばして選別
回収するアルミ缶選別機21を配設する。また、搬送コ
ンベヤ7の排出側から落下する空きビン、ペットボトル
を送風機25の送風によって選別する送風選別手段を配
設する。選別されたスチール缶、アルミ缶は貯留ホッパ
に一旦貯留し、下位のプレス機38にて圧縮減容処理す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空き缶等の混合回
収物をスチール缶、アルミ缶、空きビン、ペットボトル
等に選別し、かつ選別したスチール缶、アルミ缶を減容
処理する空き缶等の選別処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動販売機や家庭等にて発生する清涼飲
料水等の空き缶、空きビン、ペットボトルは回収されて
再利用が図られており、これら回収される空き缶、空き
ビン、ペットボトルは分別回収されているが、分別され
ずに回収された場合には、手選別も含めた種々の選別装
置によって種類毎に選別され、必要に応じて減容処理さ
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、空き
缶、空きビン、ペットボトルなどが分別されずに回収さ
れることも多々あり、このような混合した回収物を種類
別に効率よく選別し、かつ減容処理できるコンパクトな
装置が要求されている。
【0004】本発明は上記の点に鑑み、空き缶、空きビ
ン、ペットボトル等の混合回収物を種類別に選別して減
容処理するに好適な空き缶等の選別処理装置を提供する
ことを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の課題を解
決するために、請求項1記載の空き缶等の選別処理装置
は、回収した空き缶、空きビン、ペットボトル等を搬送
する搬送コンベヤと、該搬送コンベヤによって搬送され
る空き缶中のスチール缶を磁力により吸着して選別回収
するスチール缶選別機と、搬送コンベヤから排出される
アルミ缶を磁界を利用して前方に弾き飛ばして選別回収
するアルミ缶選別機と、選別されたスチール缶、アルミ
缶のそれぞれを一時貯留する貯留ホッパと、該貯留ホッ
パから払い出される空き缶を受け入れて圧縮減容処理す
るプレス機と、搬送コンベヤから排出されて落下する空
きビン、ペットボトルに向けて送風機からの送風によっ
て軽量のペットボトルを吹き飛ばして空きビンとペット
ボトルとに分離する送風選別手段と、該送風選別手段に
より分離された空きビン、ペットボトルのそれぞれを回
収する回収シュートとを備えたことを特徴としている。
【0006】また、請求項2記載の空き缶等の選別処理
装置は、前記送風機からの送風を通過案内させる格子部
を配設し、該格子部によって吹き飛ばしたペットボトル
とゴミとをそれぞれに分離するように構成したことを特
徴としている。
【0007】また、請求項3記載の空き缶等の選別処理
装置は、前記搬送コンベヤへの投入側には、ペットボト
ルの長手方向を搬送コンベヤの搬送方向に対し略平行に
整列させる整列手段を配設したことを特徴としている。
【0008】また、請求項4記載の空き缶等の選別処理
装置は、前記搬送コンベヤの上流側にはゴミ袋を破袋す
る破袋台を設置し、該破袋台の台面は所定の隙間を設け
た格子状とすると共に、搬送コンベヤ側が低くなるよう
に傾斜させ、かつ台面には振動モータを取り付けたこと
を特徴としている。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1記載の空き缶等
の選別処理装置によれば、回収された空き缶、空きビ
ン、ペットボトル等の混合回収物を搬送コンベヤに載せ
て搬送し、その搬送途中でスチール缶選別機にて先ずス
チール缶を磁力により吸着して選別し、続いてアルミ缶
選別機によって搬送コンベヤから排出されるアルミ缶を
磁界を利用して前方に弾き飛ばして選別する。残った空
きビンとペットボトル等は搬送コンベヤから落下させる
間に送風機から送る風によって軽量のペットボトルを遠
くへ飛ばして空きビンと分離し、それぞれの回収シュー
トへと回収する。
【0010】また、選別されたスチール缶、アルミ缶は
それぞれの貯留ホッパに一旦貯留され、その貯留量が所
定量に達すると、貯留ホッパの排出ゲートを開放してプ
レス機に供給し、圧縮して減容処理する。このように、
空き缶等の混合回収物をスチール缶、アルミ缶、空きビ
ン、ペットボトルの種類別に選別回収でき、かつスチー
ル缶、アルミ缶は圧縮減容処理できるので、空き缶等の
混合回収物の選別減容処理にはコンパクトで好適な装置
となる。
【0011】また、本発明の請求項2記載の空き缶等の
選別処理装置によれば、送風機からの送風は所定間隔で
透孔を穿設した格子部を通過させるようにし、この格子
部を通過する送風に小ゴミのみを同伴させてペットボト
ルと小ゴミを選別する。これによって、ペットボトルに
混じって回収されていた小ゴミを取り除くことができ
る。
【0012】また、本発明の請求項3記載の空き缶等の
選別処理装置によれば、搬送コンベヤの投入側に配設し
た整列手段によってペットボトルの長手方向を搬送コン
ベヤの搬送方向に対し略平行とさせるので、搬送コンベ
ヤから排出されるアルミ缶をアルミ缶選別機によってを
前方に弾き飛ばす際に、ペットボトルがアルミ缶に押さ
れて一緒に飛ばされことがなく、アルミ缶貯留ホッパに
ペットボトルが紛れ込むことを防止できる。
【0013】また、本発明の請求項4記載の空き缶等の
選別処理装置によれば、空き缶等の混合回収物の入った
袋を破袋台に載せると、作業者は破袋刃で袋を切り裂
き、内容物である空き缶等を取り出してから手選別によ
り不要物を取り除くのであるが、このとき、破袋台の台
面を振動モータによって振動させているので、残液やゴ
ミ等の残渣を台面の格子状の隙間から下方に落とし込む
ことができ、また、空き缶等が傾斜した台面上を転がり
やすく、これによって、作業者は選別や搬送コンベヤへ
の送り込み作業を楽に行うことができ、また残液や残渣
も極力取り除くことができる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0015】図中の1は回収したゴミ袋を破袋する破袋
台であって、架台2上に上部を開放すると共に、下部に
排出口を有する受けホッパ3を配設しており、該受けホ
ッパ3の上部開放部には破袋作業用の台面4を配設して
いる。
【0016】前記台面4は、図4のように、複数の平鋼
または棒材を所定間隔で略平行に配置しており、その配
置間隔は空き缶、空きビン、ペットボトルが通り抜ける
ことのないようにしながらできるだけ広い隙間を確保さ
せると共に、空き缶等を移動させていく方向に傾斜させ
ている。そして、台面4には振動モータ5を取り付け、
該振動モータ5の駆動によって台面4上の空き缶等に振
動を与え、空き缶等に同伴するゴミ等の残渣や残液等を
隙間から落下させて受けホッパ3を介して下位の残液回
収パレット6に回収させるようにしている。また、台面
4の傾斜によって空き缶等が転がって排出側に向けて移
動しやすいようにしている。
【0017】破袋台1の側部には破袋した袋より取り出
した空き缶等を搬送するための搬送コンベヤ7を配設し
ており、該搬送コンベヤ7は上端部のヘッドプーリ8と
下端部のテールプーリ9とにひれ付の無端ベルト10を
巻回し、フレーム11を傾斜を持たせて配設すると共
に、その上方部は折曲して略水平となるように形成して
いる。
【0018】搬送コンベヤ7の水平部の上位には、モー
タ12によって搬送コンベヤ7と直交方向に循環するベ
ルト13の内部に磁石14を配設してスチール缶を吸着
するスチール缶選別機15を配設し、該スチール缶選別
機15の端部には選別したスチール缶を貯留するスチー
ル缶貯留ホッパ16を配設している。スチール缶貯留ホ
ッパ16の出口にはシリンダ17にて開閉自在として排
出ゲート18を取り付けている。
【0019】また、搬送コンベヤ7先端のヘッドプーリ
8には磁石を周囲に配設した回転ロータ19を内蔵し、
モータ20により回転ロータ19を回転させることによ
って発生する磁界とその磁界によりアルミ缶に発生する
渦電流による磁界とを反発させてアルミ缶を前方に弾き
飛ばすアルミ缶選別機21を形成していると共に、該ア
ルミ缶選別機21の前方にはアルミ缶を貯留するアルミ
缶貯留ホッパ22を配設している。アルミ缶貯留ホッパ
22の出口にはシリンダ23にて開閉自在とした排出ゲ
ート24を取り付けている。
【0020】更に、搬送コンベヤ7のヘッドプーリ8か
ら真下に落下する空きビン、ペットボトルを送風を利用
してそれぞれに分離する送風選別手段が配設される。送
風選別手段の送風供給源となる送風機25はその排気管
26の先端開口を搬送コンベヤ7から排出される空きビ
ン、ペットボトルを落下案内するシュート27の下側壁
に穿設した透孔28に臨ませ、落下する空きビン、ペッ
トボトルに向けて風を送って軽量のペットボトルを飛ば
して空きビンと分離するようにしている。
【0021】また、送風機25の排気管26の先端開口
から吹き出す風がシュート27内を通り抜けできるよう
に、図5のように、シュート27の上側壁に透孔29を
穿設すると共に、シュート27の上側にはゴミ回収シュ
ート30を取り付け、該ゴミ回収シュート30の下側壁
の前記透孔29に合致する位置には所定間隔でペットボ
トルを通過させない大きさの透孔31を穿設した格子部
32を形成し、この格子部32によってペットボトルと
小ゴミを分離するようにしている。このように、送風選
別手段は送風機25と格子部32との組み合わせによっ
て空きビン、ペットボトル、小ゴミを選別することがで
きる。
【0022】また、シュート27の下方は二股に分岐さ
せており、送風機25に近い側が空きビン回収シュート
33、遠い側がペットボトル回収シュート34となる。
なお、35、36、37は回収箱である。
【0023】なお、小ゴミを選別する必要がない場合に
は、シュート27の透孔29を穿設せず、送風機25の
送風がペットボトルを吹き飛ばしながらペットボトル回
収シュート34側に流れるようにしておくと良い。
【0024】38は空き缶を圧縮減容するプレス機であ
って、空き缶を投入するプレスホッパ39内に、一端を
シリンダ40に連結したプッシャ41を配設しており、
シリンダ40の駆動によってプッシャ41を摺動させて
プレスホッパ38内に投入された空き缶を圧縮減容し、
ブロック化した空き缶を昇降扉42を開放して押し出す
ようにしている。
【0025】前記プレス機38は、スチール缶貯留ホッ
パ16とアルミ缶貯留ホッパ22の下部と連通させてお
り、スチール缶貯留ホッパ16とアルミ缶貯留ホッパ2
2のそれぞれに貯留する空き缶がプレスホッパ39の容
量を満たす所定レベルに達したことをセンサー(図示せ
ず)によりに検出すれば、排出ゲート18又は24を開
放してスチール缶又はアルミ缶をプレスホッパ39内に
投入し、圧縮減容するようになっている。
【0026】また、搬送コンベヤ7への投入側には、図
7に示すように、ペットボトルの長手方向を搬送コンベ
ヤ7の搬送方向に対し略平行に整列させるための整列手
段43を適宜配設する。該整列手段43の役目は、搬送
コンベヤ7から排出されるアルミ缶がアルミ缶選別機2
1によってを前方に弾き飛ばされる際に、ペットボトル
がアルミ缶に後押しされて一緒に飛ばされ、ペットボト
ルがアルミ缶貯留ホッパ22内に紛れ込むのを防止する
ためのもので、例えば、ペットボトルの長手方向がベル
ト幅方向に向いてベルト10上に載り、その後方にアル
ミ缶が二個横たわった場合、アルミ缶選別機21によっ
て後方のアルミ缶が飛ばされると前方のペットボトルを
後押しして一緒に飛ばすことが希に起こり得る。このと
き、ペットボトルが搬送方向に対し略平行になっている
ときには一緒に飛ばされることはあまりない。
【0027】前記整列手段43の一例としては、図7に
示すように、搬送コンベヤ7の投入側のベルト中央部の
上位に搬送方向に対し平行に整列板44を吊り下げる。
また、その搬送前方には必要に応じて可撓性の棒体45
をベルト10の幅中央部に適宜数吊り下げる。これによ
って、搬送コンベヤ7上に投入されたペットボトルが整
列板44に衝突すると跳ねてペットボトルの長手方向が
搬送方向を向いてベルト上に載せられて搬送される。そ
して、ペットボトルが整列板を過ぎたところでペットボ
トルがベルト幅方向に傾くようなものがあれば、棒体4
5に接触してその姿勢を矯正されるか、またはベルト上
を転がり落ちて下方の整列板44によって姿勢を矯正さ
れる。これによって、ベルト上のペットボトルはその長
手方向が搬送方向を向くようになり、搬送コンベヤ7か
ら排出されるときに、アルミ缶選別機21によってアル
ミ缶が前方に弾き飛ばされてもペットボトルを後押しし
て一緒に飛ばすこともなり、アルミ缶貯留ホッパ22内
にペットボトルが紛れ込むことがなくなる。
【0028】なお、整列手段43は、搬送コンベヤ7の
投入側に取り付けたが、破袋台1の台面4上の排出側に
搬送コンベヤ7の搬送方向に平行とした整列板を取り付
けるなど、適宜変更可能である。
【0029】44は前記装置群を載せる基礎台であっ
て、該基礎台44は車両にて運搬可能な大きさとするこ
とが好ましく、これに前記装置群を図に示すように組み
込めば装置全体をコンパクトに仕上げることができ、運
搬した場所に据え置けばすぐにでも運転可能となって使
い勝手の良いものとなる。
【0030】次に、回収した空き缶等を上記の選別処理
装置によって選別圧縮処理する手順について説明する。
【0031】先ず、空き缶等を詰め込んだ袋を破袋台1
上に順次載せ、作業者が袋を掴んで刃物等を押し当てて
袋を引き裂き、内容物である空き缶等を台面4上に広げ
る。作業員は台面4上のゴミ袋や大きなゴミを取り除き
ながら空き缶等を搬送コンベヤ7側へと払い出すのであ
るが、この間に振動モータ5の振動によって空き缶等に
残る清涼飲料水等の残液やその他一般ゴミ等の残渣は破
袋台1の台面4の隙間から下方の受けホッパ3に落下し
て残液回収パレット6に回収される。また、台面4の傾
斜によって空き缶等は排出側へと転がるので、作業員は
空き缶等を楽に搬送コンベヤ7側へと払い出すことがで
きる。
【0032】破袋台1から搬送コンベヤ7に空き缶等が
払い出されると、ペットボトルは、図7に示す整列板4
3、棒体45などによる整列手段43によってその長手
方向を搬送コンベヤ7の搬送方向に対し略平行に整列さ
れながら搬送されていく。
【0033】搬送コンベヤ7によって搬送される空き缶
等がスチール缶選別機15の下位に到達すると、循環す
るベルト13の内部の磁石14によってスチール缶のみ
が吸着されてスチール缶貯留ホッパ16へと回収され
る。
【0034】スチール缶以外のものは搬送コンベヤ7の
排出側に到達すると、ヘッドプーリ8に配設したアルミ
缶選別機21の回転ロータ19が発生させる磁界とその
磁界によりアルミ缶に発生する渦電流による磁界とが反
発し、アルミ缶を前方に弾き飛ばしてアルミ缶貯留ホッ
パ22へと回収される。
【0035】アルミ缶以外の空きビン、ペットボトル、
小ゴミは搬送コンベヤ7の先端部から真下に落下する
が、送風機25の排気管26からの送風によって軽量の
ペットボトルや小ゴミは吹き飛ばされ、小ゴミはシュー
ト27の透孔29及び格子部32を通過し、ゴミ回収シ
ュート30内へと導かれて回収箱37に回収される。ま
た、ペットボトルはゴミ回収シュート30の格子部32
を通過できないためにペットボトル回収シュート34側
に落下して回収箱36に回収される。また、送風に殆ど
影響されない空きビンはそのまま落下して空きビン回収
シュート33側に導かれて回収箱35に回収される。な
お、シュート27の透孔29を穿設していない場合は、
小ゴミは選別されない。
【0036】また、スチール缶貯留ホッパ16、アルミ
缶貯留ホッパ22内には空き缶が貯留されていき、例え
ば、スチール缶貯留ホッパ16内の貯留量が所定の貯留
レベル(プレス1回分の量レベル)に達したことをセン
サにて検出すると、シリンダ17を縮小動作させて排出
ゲート18を開放し、スチール缶をプレス機38のプレ
スホッパ39内に投入する。スチール缶がプレスホッパ
39内に投入されると、プレスホッパ39の上蓋(図示
せず)を閉じ、シリンダ40を伸張させてプッシャ41
を前進させ、スチール缶を圧縮してブロック状に減容処
理する。
【0037】また、スチール缶のプレス中にアルミ缶貯
留ホッパ22内のアルミ缶が所定の貯留レベル(プレス
1回分の量レベル)に達したことをセンサにて検出する
と、プレス順番待ちとなる。このとき、アルミ缶貯留ホ
ッパ22が満杯になったりすると搬送コンベヤ7の運転
を中止させる。そして、スチール缶貯留ホッパ16内の
センサが空発信すれば排出ゲート18を閉塞し、スチー
ル缶のプレスが完了後、引き続きアルミ缶貯留ホッパ2
2のシリンダ23を縮小動作させて排出ゲート24を開
放してアルミ缶のプレスを行うのである。
【0038】このように、前記選別処理装置によると、
空き缶等の混合回収物をスチール缶、アルミ缶、空きビ
ン、ペットボトル等の種類別に選別でき、またスチール
缶とアルミ缶はプレス38にて減容処理できるので、混
合した回収物を選別減容処理するに好適な装置となる。
【0039】
【発明の効果】以上のように本発明の請求項1記載の空
き缶等の選別処理装置によれば、回収した空き缶、空き
ビン、ペットボトル等を搬送する搬送コンベヤと、該搬
送コンベヤによって搬送される空き缶中のスチール缶を
磁力により吸着して選別回収するスチール缶選別機と、
搬送コンベヤから排出されるアルミ缶を磁界を利用して
前方に弾き飛ばして選別回収するアルミ缶選別機と、選
別されたスチール缶、アルミ缶のそれぞれを一時貯留す
る貯留ホッパと、該貯留ホッパから払い出される空き缶
を受け入れて圧縮減容処理するプレス機と、搬送コンベ
ヤから排出されて落下する空きビン、ペットボトルに向
けて送風機からの送風によって軽量のペットボトルを吹
き飛ばして空きビンとペットボトルとに分離する送風選
別手段と、該送風選別手段により分離された空きビン、
ペットボトルのそれぞれを回収する回収シュートとを備
えたので、スチール缶、アルミ缶、空きビン、ペットボ
トルの混合回収物をそれぞれ種類毎に選別できると共
に、スチール缶、アルミ缶を圧縮減容処理でき、混合回
収物の選別、減容処理に好適な装置となる。
【0040】また、本発明の請求項2記載の空き缶等の
選別処理装置によれば、前記送風機からの送風を通過案
内させる格子部を配設し、該格子部によって吹き飛ばし
たペットボトルとゴミとをそれぞれに分離するように構
成したので、混合回収物をスチール缶、アルミ缶、空き
ビン、ペットボトル、小ゴミの5種類に選別できる。
【0041】また、本発明の請求項3記載の空き缶等の
選別処理装置によれば、前記搬送コンベヤへの投入側に
は、ペットボトルの長手方向を搬送コンベヤの搬送方向
に対し略平行に整列させる整列手段を配設したので、搬
送コンベヤから排出されるアルミ缶がアルミ缶選別機に
よってを前方に弾き飛ばされる際に、アルミ缶がペット
ボトルを後押しして一緒に飛ばすことがなくなり、選別
回収したアルミ缶にペットボトルが紛れ込むことはな
い。
【0042】また、本発明の請求項4記載の空き缶等の
選別処理装置によれば、前記搬送コンベヤの上流側には
ゴミ袋を破袋する破袋台を設置し、該破袋台の台面は所
定の隙間を設けた格子状とすると共に、搬送コンベヤ側
が低くなるように傾斜させ、かつ台面には振動モータを
取り付けたので、作業者は選別や搬送コンベヤへの払い
出し作業を楽に行うことができ、また残液や残渣も極力
取り除くことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る空き缶等の選別処理装置の一部切
り欠き正面図である。
【図2】図1の一部切り欠き背面図である。
【図3】図1の一部切り欠き側面図である。
【図4】破袋台の平面図である。
【図5】図1の要部の拡大図である。
【図6】図5のA−A矢視図である。
【図7】整列手段の部分を示す一部切り欠き斜視図であ
る。
【符号の説明】
1…破袋台 4…台面 5…振動モータ 7…搬送コンベヤ 5…スチール缶選別機 16…スチール缶貯留ホッ
パ 21…アルミ缶選別機 22…アルミ缶貯留ホッ
パ 25…送風機 26…排気管 27…シュート 28、29、31…透孔 30…ゴミ回収シュート 32…格子部 33…空きビン回収シュート 34…ペットボトル回収
シュート 37…プレス機 39…プレスホッパ 43…整列手段 44…整列板 45…棒体 46…基礎台
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B03C 1/02 B03C 1/02 A 1/22 1/22 1/23 B07B 4/02 B07B 4/02 7/06 7/06 B07C 5/02 B07C 5/02 5/344 5/344 B03C 1/24 A Fターム(参考) 3F079 AD11 AD12 AD13 BA13 CA26 CA29 CA36 CB04 CB19 CC03 DA12 4D021 AA01 AB01 AB04 AC01 CA01 EA10 FA18 GA03 GA18 GB01 GB03 HA10

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回収した空き缶、空きビン、ペットボトル
    等を搬送する搬送コンベヤと、該搬送コンベヤによって
    搬送される空き缶中のスチール缶を磁力により吸着して
    選別回収するスチール缶選別機と、搬送コンベヤから排
    出されるアルミ缶を磁界を利用して前方に弾き飛ばして
    選別回収するアルミ缶選別機と、選別されたスチール
    缶、アルミ缶のそれぞれを一時貯留する貯留ホッパと、
    該貯留ホッパから払い出される空き缶を受け入れて圧縮
    減容処理するプレス機と、搬送コンベヤから排出されて
    落下する空きビン、ペットボトルに向けて送風機からの
    送風によって軽量のペットボトルを吹き飛ばして空きビ
    ンとペットボトルとに分離する送風選別手段と、該送風
    選別手段により分離された空きビン、ペットボトルのそ
    れぞれを回収する回収シュートとを備えたことを特徴と
    する空き缶等の選別処理装置。
  2. 【請求項2】前記送風機からの送風を通過案内させる格
    子部を配設し、該格子部によって吹き飛ばしたペットボ
    トルとゴミとをそれぞれに分離するように構成したこと
    を特徴とする請求項1記載の空き缶等の選別処理装置。
  3. 【請求項3】前記搬送コンベヤへの投入側には、ペット
    ボトルの長手方向を搬送コンベヤの搬送方向に対し略平
    行に整列させる整列手段を配設したことを特徴とする請
    求項1又は2記載の空き缶等の選別処理装置。
  4. 【請求項4】前記搬送コンベヤの上流側にはゴミ袋を破
    袋する破袋台を設置し、該破袋台の台面は所定の隙間を
    設けた格子状とすると共に、搬送コンベヤ側が低くなる
    ように傾斜させ、かつ台面には振動モータを取り付けた
    ことを特徴とする請求項1又は2又は3記載の空き缶等
    の選別処理装置。
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