JPH05269453A - 資源化物選別方法 - Google Patents

資源化物選別方法

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JPH05269453A
JPH05269453A JP4068134A JP6813492A JPH05269453A JP H05269453 A JPH05269453 A JP H05269453A JP 4068134 A JP4068134 A JP 4068134A JP 6813492 A JP6813492 A JP 6813492A JP H05269453 A JPH05269453 A JP H05269453A
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bag
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剛男 山口
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孝司 野口
Toshiharu Aoki
敏春 青木
Masao Taguchi
政男 田口
Hiroshi Nemoto
弘 根本
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Kyokuto Kaihatsu Kogyo Co Ltd
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Kyokuto Kaihatsu Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】磁性物選別工程にて磁性金属類を、アルミニウ
ム選別工程にてアルミニウム類を、丸物選別工程にて丸
物をこの順にて抽出した後、軽量物選別工程にて丸物か
ら瓶類とペットボトル等の軽量樹脂ボトル類とを選別す
る。 【効果】各選別工程で選別を阻害するごみを予め除去し
ておくことができるので、選別効果および作業能率を高
めることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ごみの中から鉄、ア
ルミニウム、瓶類およびペットボトル等の再利用可能な
資源化物を選別する選別方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、家庭から出されるごみの中に
は、鉄、アルミニウム缶、瓶類、ペットボトル等の軽量
樹脂ボトル類が含まれている。このようなごみは再利用
が可能であり、特に最近では資源のリサイクル運動が叫
ばれていることから、このような資源化物の選別、再利
用が重視されてきている。
【0003】ところで、地域によっては、家庭にてごみ
の中から資源化物を選別して収集場所に捨てたり、塵芥
車による収集時に選別して収集したりする方式が採用さ
れている。しかし、各家庭での負担や、収集作業者の負
担が増加するために、上記選別がなされないことがあ
り、十分な選別効果が得られていない。そのため、従来
はごみを収集した後、各資源化物を選別するようにして
いる。たとえば、鉄等の磁性金属類については、磁選機
を用いて選別しており、アルミニウム缶については、ベ
ルトコンベアの前端部において交播磁界により落下軌道
に差を付けることにより選別している。また、瓶類およ
び軽量樹脂ボトル類等の丸物については、傾斜面を転が
すことによって角物から選別しており、さらに軽量樹脂
ボトル類については手作業によって選別している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の選別
方法は、各資源化物の選別手順が定まっていないため
に、瓶類および軽量樹脂ボトル類等の丸物の選別作業
や、当該選別作業後の軽量樹脂ボトル類の選別作業を、
鉄やアルミニウム缶等の選別作業よりも先に行った場合
に、これら鉄やアルミニウム缶等が丸物や軽量樹脂ボト
ル類の選別作業の邪魔になり、十分な選別効果が得られ
ないとともに、選別作業の能率も悪いという問題があっ
た。
【0005】この発明は上記問題点に鑑みてなされたも
のであり、各資源化物を簡単な手順にて確実かつ能率的
に選別することができる資源化物選別方法を提供するこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
のこの発明の資源化物選別方法としては、ごみの中から
磁性金属類を抽出する磁性物選別工程と、磁性金属類除
去後のごみの中からアルミニウム類を抽出するアルミニ
ウム選別工程と、アルミニウム類除去後のごみの中から
傾斜面を転がして丸物を抽出する丸物選別工程と、抽出
された丸物をエアーブローにて瓶類と軽量樹脂ボトル類
とに選別する軽量物選別工程とからなることを特徴とす
る。
【0007】
【作用】上記の構成の選別方法によれば、収集してきた
ごみの中から、まず鉄等の磁性金属類を磁性物選別工程
により選別し、残ったごみの中から次のアルミニウム選
別工程にてアルミニウム類を選別した後、瓶類およびペ
ットボトル等の丸物を選別し、この丸物からエアーブロ
ーにて瓶類と軽量樹脂ボトル類とをそれぞれ選別するの
で、各資源化物の選別を、他の資源化物またはごみにて
阻害されることなく行うことができる。
【0008】
【実施例】以下、実施例を示す添付図面により詳細に説
明する。図1はこの発明の資源化物選別方法の一実施例
を示す工程図であり、資源化物が混在した状態で収集さ
れてきたごみは、まず長大物選別工程1にて絨毯類、ブ
ラインド類等の長大物を選別除去する。次に、袋物選別
工程2にて袋物と袋から出たばらごみとを選別した後、
破袋工程3にて袋物を破って、袋中のごみを取り出す。
次に、磁性物選別工程4に移り、当該工程にて鉄等の磁
性金属類を選別する。その後、アルミニウム選別工程5
にてアルミニウム缶等のアルミニウム類を選別し、次い
で、丸物選別工程6に移って、瓶類、ペットボトルその
他の軽量樹脂ボトル類等の丸物を選別し、最終的に軽量
物選別工程7にて丸物のうちの瓶類と軽量樹脂ボトル類
とを選別する。
【0009】図2は、長大物選別工程1にて使用する長
大物選別装置8を示している。この長大物選別装置8
は、所定間隔離して対向配置した架台9に、左右一対の
平板状の取付フレーム10を吊り下げ、これら一対の取
付フレーム10間に、投入シュート11、選別機12、
ガイドシュート13をこの順にていずれも前下がりの傾
斜状態で固定している。上記選別機12は、床板12a
上に前後方向(傾斜方向)に延びる複数の仕切り板14
を並列に立設し、上記仕切り板14間にガイド溝15を
形成したものであり、このガイド溝15にて長大物を前
後方向に整列させるようになっている(図3参照)。ま
た、各仕切り板14の全高は、中央側が順次高くなるよ
うに設定されており、これによってごみを左右に分散さ
せるようにしている。
【0010】上記ガイドシュート13は、選別機12の
前端より幾分前方に離して配置しており、ガイド溝15
にて案内されてきた長大物は、ガイドシュート13に乗
り移るように、長大物以外のごみは選別機12の前端よ
り落下させるようになっている。なお、16は取付フレ
ーム10に取り付けられた振動モータであり、ごみを分
散させるとともに前方への移動を促進させるためのもの
である。
【0011】図4は、袋物選別工程2にて使用する袋物
選別装置17を示している。上記袋物選別装置17は、
所定間隔離して立設された一対の架台18に、左右一対
の平板状の取付フレーム19を吊り下げ、この一対の取
付フレーム19間に、整列機20と選別機21とをいず
れも前下がりの傾斜状態で固定している。上記整列機2
0は、その断面が窪み部22を複数形成した波状で、か
つ中央に向かって除々に隆起した整列部材23を支持枠
18aに固定したもので(図5参照)、袋から零れたご
み、たとえば缶、瓶類を、窪み部22に導入して自動的
に移動方向に整列させることができる。なお、上記窪み
部22間に跨がった缶、瓶類については、これらを左右
方向に幾分転がせることにより、窪み部22に導入する
ことができる。
【0012】上記選別機21は、長尺の帯板からなる背
の高い高篩板25と、長尺の帯板からなる背の低い低篩
部材26とを、底板24の傾斜方向へ沿って、交互かつ
互いに平行に立設したものである(図6参照)。上記高
篩板25同士の間隔は、缶、瓶類が移動方向に対してど
のような姿勢になっていても落下可能で、かつ比較的大
きい袋物を上記高篩板25間に跨がらせて受け止め得る
範囲に設定されており、この高篩板25の相互間を第1
篩目27として構成している。なお、上記高篩板25
は、前端側を底板24より幾分張り出した状態で設けて
いる。一方、低篩板26は、高篩板25間の中央に、当
該高篩板25と平行に設けているとともに、高篩板25
と同様に前端側を底板24より幾分張り出した状態で設
けている。さらに、上記第1篩目27の下方であって、
低篩板26と高篩板25との間には、第2篩目28を形
成している。この第2篩目28は缶、瓶類が移動方向に
整列した状態で通過できるような間隔に設定されてい
る。したがって、袋から出たごみは、底板24上を移動
して、底板24の前端から落下するが、大きな袋物は高
篩板25にて、小さな袋物は低篩板26にてそれぞれ支
持されながら前方へ移動して、最終的に底板24より前
方に落下するので、袋物とその他のごみとを選別するこ
とができる。なお、図4中の符号29は取付フレーム1
9に取り付けた振動モータであり、袋物を含むごみを分
散させるとともに、前方への移動を促進させるためのも
のである。
【0013】図7は、破袋工程3にて使用する破袋装置
30を示している。この破袋装置30は、袋を破って内
部のごみを取り出すものであり、回転ドラム32を前後
のローラ対31にて前下がりの状態で回転自在に支持
し、当該回転ドラム32を駆動モータ33にて回転させ
るように構成している。上記回転ドラム32内には、螺
旋状のブレード34を設けてあり、このブレード34の
内周縁には、爪35を等間隔に突設してある。また、回
転ドラム32の後部には、床面に設置された投入シュー
ト36を臨ませ、前部には排出口37を形成している。
38は回転ドラム32を貫通した状態で床面に支持され
たシャフトであり、このシャフト38には、断面扇形の
重錘39を揺動可能に吊り下げている。また、重錘39
の下面には、複数の押付刃40を固定している。上記破
袋装置30によれば、ブレード34上に位置する袋を重
錘39の自重と、押付刃40とによって破って、袋の中
のごみをブレード34間の螺旋溝に落とし、当該ごみを
ブレード34にて排出口37に導くことができる。
【0014】図9は、磁性物選別工程4にて使用する磁
力選別装置42を示している。この磁力選別装置42
は、前後ローラ43,44間に無端状のベルト45を掛
け回し、いずれか一方のローラを駆動モータ(図示せ
ず)にて回転させて、ベルト45を前方に移動させるよ
うに構成している。さらに、前ローラ43の内部には、
磁石46を回動規制した状態で約180度の範囲に設け
ている。上記磁力選別装置42によれば、ベルト45上
のごみのうち、アルミニウム類、瓶類等の非磁性物を自
重落下によって案内板47の前方に導き、鉄等の磁性金
属類を磁石46にてベルト45に引きつけた状態で案内
板47の後方に導いて、両者を選別することができる。
【0015】図10は、アルミニウム選別工程5にて使
用するアルミニウム選別装置48を示している。上記ア
ルミニウム選別装置48は、前後ローラ49,50間に
無端状のベルト51を掛け回し、後ローラ50をベルト
用モータ52にて回転させることにより、ベルト51を
前方に移動させるようになっている。また、前ローラ4
9内には、当該前ローラ49と独立して回転可能に磁石
53を設けてあり、この磁石53は、磁石用モータ54
にて前ローラ49よりもかなり速く回転させるように構
成している。上記アルミニウム選別装置48において、
ベルト51上のごみの中のアルミニウム類は、非磁性で
あることから、磁力により吸着されるおそれはないが、
良伝導体であることから渦電流が発生し、それとともに
高速回転している磁石53にて高周波交播磁界を受ける
ことになり、磁石53の回転遠心力方向への力と、回転
接線方向への力との合成方向に飛ばされる。したがっ
て、前方に飛ばされるアルミニウム類と、自重落下する
アルミニウム類以外のごみとを、その落下軌跡の相違に
より選別することができる。
【0016】図11は、丸物選別工程6にて使用する丸
物選別装置55を示している。上記丸物選別装置55
は、一対の主桁56と、主桁56間に設けた横桁57
(図12参照)等からなる架台58を、前後の支脚59
にて前上がりに傾斜させているとともに、上記支脚59
の前後端に、前部ローラ61と後部ローラ62とを軸受
60を介して回転可能に設け、両ローラ61,62間に
無端状のベルト63を掛け回しており、上記ベルト63
は適宜駆動手段にて、前部ローラ61を駆動することに
よって前方に移動できるようになっている。
【0017】上記支脚56間の中央には、前後方向に延
びる台枠64を配置している(図13および図14参
照)。この台枠64は、横桁57上に固定しており、そ
の上面には前後方向に所定間隔離して2つの押上ローラ
65を設けている。この押上ローラ65は、ベルト63
の途中部分の中央部を所定高さ押し上げているものであ
り、これによってベルト63上の後方に三角形平面の後
方傾斜面66を、左右に台形平面の側方傾斜面67を、
前方に三角形平面の前方移送面68をそれぞれ形成して
いる。上記各傾斜面66,67は、瓶類、軽量樹脂ボト
ル類等の丸物が転がりやすい角度(約15度)に設定し
てあり、これによって丸物は後方または側方に転がり、
丸物以外のごみは前方に移送されることになる。
【0018】図15は、軽量物選別工程7にて使用する
軽量物選別装置69を示している。上記軽量物選別装置
69は、コンベア装置70と送風装置71とにより構成
してある。上記コンベア装置70は、前後ローラ70
a,70b間に無端状のベルト72を掛け回し、適宜駆
動モータ(図せず)にて前ローラ70aを回転させるこ
とにより、ベルト72を前方に移動させるようになって
いる。また、図16にも示すように、上記コンベア装置
70の後部には、ごみの中のペットボトル等の軽量樹脂
ボトル類を前後方向に整列させる整列部73を、前部に
は整列させた上記軽量樹脂ボトル類をエアーブローにて
選別する選別装置74をそれぞれ設けている。
【0019】上記整列部73は、図17に示すように、
支持部75にて回転可能に支持された整列ローラ76を
3個配置し、中央の整列ローラ76を低位置に、その両
側の整列ローラ76を中央に向けて除々に低くなるよう
に傾斜させてある。そして、上記整列ローラ76上に載
置したベルト72を、自重によって撓ませて中央側が漸
次低くなるように湾曲させている。したがって、上記整
列部73において、丸状もしくは多角形状の軽量樹脂ボ
トル類を、中央に向かって転がせて、前後方向に整列さ
せることができる。
【0020】上記選別部74は、図18に示すように、
選別用ローラ78を支持部77にて水平かつ回転可能に
支持し、この選別用ローラ78上にベルト72を載置し
ている。そして、上記選別部74の側方には、送風装置
71を設けてあり、当該送風装置71にてベルト72上
に圧縮エアーを吹き付けるようにしている。上記送風装
置71は、筒状のケーシング79内に調整板80を揺動
可能に設け、ケーシング79と、調整板80の先端との
間を開口部81として構成し、当該開口部81を、ベル
ト72に臨ませてある。また、上記調整板80はシリン
ダ82にて揺動調整することができ、この揺動調整によ
って開口面積を変更して風量を調節することができる。
さらに上記ケーシング79の基部側には、エアー配管8
3を介して送風ファン84および除塵フィルタ85を連
接している。さらに、上記ケーシング79の先端側に
は、選別部74を覆うカバー79aを延設しており、開
口部14を通して噴射したエアーを上記カバー79aの
上端部に連通させたエアー配管83aを通して送風ファ
ン84に循環させるようになっている。さらに、上記選
別部74のコンベア装置70を挟んで送風装置71に対
向する側には、選別された丸物の軽量樹脂ボトル類を回
収して次工程に搬送するための搬送装置87を設けてあ
る。
【0021】次に、資源化物を選別するための方法につ
いて説明する。まず、収集されたごみを長大物選別装置
8に投入する。この投入されたごみは、投入シュート1
1を通って選別機12に移動する。選別機12上では、
小さなごみがガイド溝15にに導入されるとともに、長
大物も仕切り板14にて前後方向に整列された状態でガ
イド溝15に導入されて、選別機12の傾斜と振動モー
タ16による振動にて前方に移動する。選別機12の前
端では、長大物が前方のガイドシュート13に乗り移る
ことにより選別され、小さなごみは選別機12の前端よ
り落下して次工程である袋物選別工程2に供される。
【0022】袋物選別工程2において、上記長大物が除
去されたごみは、図4に示す袋物選別装置17の整列機
20上に投入され、袋から飛び出した缶、瓶等のばらご
みが整列部材23の窪み部22にて前後方向に整列され
る。そして、袋物と上記整列されたばらごみとは、選別
機21に送られ、この選別機21上にて上記ばらごみ
は、第1篩目27および第2篩目28を通過して底板2
4上に落下し、袋物は高篩板25および低篩板26にて
支持され、この状態で振動モータ29による振動にてそ
れぞれ前方に移動し、袋物は前方に、ばらごみはそれよ
り手前に落下して選別される。このようにして選別され
た袋物は次工程の破袋工程3に、それ以外のごみは次々
工程の磁性物選別工程4にそれぞれ供される。ここに、
上記選別機21上での選別処理は、前工程にて長大物を
除去しているため、第1篩目27が長大物にて閉塞され
るおそれがなく、スムーズな選別を行うことができる。
【0023】破袋工程3において、上記袋物は図7に示
す破袋装置30の投入シュート36を介して回転ドラム
32内に投入される。この回転ドラム32内では、袋物
がブレード34の内周縁により支持されるとともに、爪
35にて上方に持ち上げられて、前方へ移送される。そ
して、袋物の移動方向に位置する重錘39の自重と押付
刃40とによって、袋が破られて、袋の中のごみは螺旋
溝41に落ち、この螺旋溝41内に落ちたごみは、ブレ
ード34にて前方に移送されて排出口37より排出さ
れ、次工程である磁性物選別工程4に供される。ここ
に、上記破袋作業時においては、前工程にて破袋が不要
なものを除去しているので、破袋の必要なもののみを処
理することができ、破袋効率を高めることができる。
【0024】上記袋物選別工程2にて選別されたばらご
み、および破袋工程3から搬送されてされてきたばらご
みは、図9に示す磁力選別装置42のベルト45上に投
入される。そして、ベルト45上のごみは、前方に送ら
れて前ローラ43内の磁石46により、鉄等の磁性金属
類は案内板47の後方に選別され、それ以外のごみは、
案内板47の前方に選別されるとともに、次工程である
アルミニウム選別工程5に供される。
【0025】アルミニウム選別工程5において、上記磁
性金属類が除去されたごみは、図10に示すアルミニウ
ム選別装置48のベルト51上に投入される。そして、
ベルト51上のごみは前方に送られ、アルミニウム類は
高速回転している磁石53による高周波交播磁界にて前
方に飛ばされることにより選別され、それ以外のごみ
は、自重落下により選別されて次工程である丸物選別工
程6に供される。ここに、上記アルミニウム選別工程5
においては、磁石53を利用して選別を行っているた
め、磁性金属類が混在しているとアルミニウムの選別能
力が低下するが、前工程にて磁性金属を選別除去してい
るため、アルミニウム類の選別効果を高めることができ
る。
【0026】丸物選別工程6において、アルミニウム類
が除去されたごみは、図11に示す丸物選別装置55の
ベルト63上の後方傾斜面66に投入される。投入され
たごみのうち、瓶類、軽量樹脂ボトル類等の丸物は後方
へ転がり、それ以外の角物は前方に移送され、前方移送
面68を通って選別された後、次の処理工程、たとえば
破砕処理もしくは埋立地に搬送される。また、後方傾斜
面66において角物により後方への転がりが規制された
丸物は、左右いずれかの側方傾斜面67に移送されるこ
とによって、角物による転がり規制を受けない側方に転
がって選別される。このように、丸物は各傾斜面66,
67を移動することにより確実に選別されて、次工程で
ある軽量物選別工程7に供される。ここに、上記丸物選
別工程6においては、前記磁性物選別工程4およびアル
ミニウム選別工程5にて磁性金属類やアルミニウム類を
除去しているので、丸物が転がるのを阻害するごみが少
なく、丸物の選別効果を高めることができる。
【0027】軽量物選別工程7において、丸物は図15
に示すコンベア装置70の後部に投入される。投入され
た丸物は、ベルト72に乗って選別部73を通過する。
この際、ベルト72が湾曲状になってることから、上記
丸物は中央に向かって転がるとともに、軸線を前後方向
に沿わせた状態で整列する。この整列した丸物はさらに
ベルト72に乗って選別部74に移送される。
【0028】選別部74では、送風装置71を構成する
送風ファン84(図18参照)が作動し、エアー配管8
3およびケーシング79内を通って開口部81より圧縮
エアーがベルト72上に吹き付けられ、当該エアー圧に
て軽量樹脂ボトル類は側方に吹き飛ばされ、瓶類はその
ままベルト72上に残って前方に移送される。この際、
軽量樹脂ボトル類は、整列部73にて前後方向に整列さ
れた状態で選別部74に移送されるため、エアー圧を受
圧面積の大きい側面に受けることになる。したがって、
軽量樹脂ボトル類をエアーブローによって確実に吹き飛
ばすことができ、その選別効果を高めることができる。
なお、風量の調節が必要な場合には、シリンダ82にて
調整板80を揺動させ、開口部81の開口面積を変える
ことにより調整することができる。さらに、開口部81
から噴射されたエアーは、ケーシング79a、エアー配
管83aおよび除塵フィルタ85を通って送風ファン8
4に循環し、ごみに含まれる粉塵が室内に飛散するのを
防止することができる。そして、側方に吹き飛ばされた
上記軽量樹脂ボトル類は、ガイド板86を伝ってベルト
コンベア等の搬送装置87にて次の工程、たとえばペレ
ット成形工程(図示せず)に搬送される。ここに、上記
軽量物選別工程7においては、軽量樹脂ボトル類以外に
多くのごみが混在していると、軽量樹脂ボトル類に対し
てエアーを十分に吹き付けることができないが、前の各
工程にて多くのごみおよび資源化物を取り除いているの
で、上記軽量樹脂ボトル類に対して十分なエアーを吹き
付けることができる結果、選別効果を高めることができ
る。
【0029】
【発明の効果】以上のように、この発明の資源化物の選
別方法によれば、磁性物選別工程にて磁性金属類を抽出
し、アルミニウム選別工程にて磁性金属類除去後のごみ
の中からアルミニウム類を抽出し、丸物選別工程にてア
ルミニウム類除去後のごみの中から丸物を抽出し、抽出
された丸物を軽量物選別工程にて瓶類とペットボトル等
の軽量樹脂ボトル類とに選別するようにしているので、
上記アルミニウム選別工程では、アルミニウム類の選別
作業を阻害する磁性金属類を事前に除去しておくことが
でき、丸物選別工程では、丸物の転がりを阻害する磁性
金属類を事前に除去しておくことができる。また、軽量
物選別工程では、丸物以外のものを事前に除去しておく
ことができるので、軽量樹脂ボトル類にエアーブローを
効果的に吹き付けることができる。したがって、各工程
での作業効率および選別効果を著しく高めることができ
るという特有の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す工程図である。
【図2】長大物選別装置を示す断面図である。
【図3】図2のA−A線断面図である。
【図4】袋物選別装置を示す断面図である。
【図5】図4のB−B線断面図である。
【図6】図4のC−C線断面図である。
【図7】破袋装置を示す断面図である。
【図8】図7のD−D線断面図である。
【図9】磁力選別装置を示す側面図である。
【図10】アルミニウム選別装置を示す側面図である。
【図11】丸物選別装置を示す側面図である。
【図12】丸物選別装置を示す平面図である。
【図13】図12のE−E線断面図である。
【図14】図12のF−F線断面図である。
【図15】軽量物選別装置を示す側面図である。
【図16】軽量物選別装置を示す一部切欠平面図であ
る。
【図17】図15のG−G線断面図である。
【図18】図15のH−H線断面図である。
【符号の説明】
4 磁性物選別工程 5 アルミニウム選別工程 6 丸物選別工程 7 軽量物選別工程 42 磁力選別装置 48 アルミニウム選別装置 55 丸物選別装置 69 軽量物選別装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B07B 13/08 13/11 D 15/00 (72)発明者 青木 敏春 神奈川県川崎市宮前区有馬2丁目3番1号 (72)発明者 田口 政男 東京都葛飾区堀切7丁目25番9号 (72)発明者 根本 弘 東京都板橋区清水町2丁目3番1号

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ごみの中から磁性金属類を抽出する磁性物
    選別工程と、磁性金属類除去後のごみの中からアルミニ
    ウム類を抽出するアルミニウム選別工程と、アルミニウ
    ム類除去後のごみの中から傾斜面を転がして丸物を抽出
    する丸物選別工程と、抽出された丸物をエアーブローに
    て瓶類と軽量樹脂ボトル類とに選別する軽量物選別工程
    とからなることを特徴とする資源化物選別方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN111872078A (zh) * 2020-09-01 2020-11-03 璧靛嘲 高效的垃圾灭菌杀毒分类处理方法

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