JP2001333967A - 光触媒による空気吹出口保護体 - Google Patents
光触媒による空気吹出口保護体Info
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Landscapes
- Catalysts (AREA)
- Air-Conditioning For Vehicles (AREA)
- Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)
- Exhaust Gas Treatment By Means Of Catalyst (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 車内に籠ったたばこの臭いや、身体から
発せられる体臭等を脱臭して空気を浄化すると共に、車
内空気の殺菌を実現することができる光触媒による空気
吹出口保護体を提供すること。 【解決手段】 車両の空気吹出口周囲に装着される保護
体であって、該保護体に、ペルオキソチタン酸(PT
A)溶液とペルオキソ改質アナタース(PA)ゾルを施
した。
発せられる体臭等を脱臭して空気を浄化すると共に、車
内空気の殺菌を実現することができる光触媒による空気
吹出口保護体を提供すること。 【解決手段】 車両の空気吹出口周囲に装着される保護
体であって、該保護体に、ペルオキソチタン酸(PT
A)溶液とペルオキソ改質アナタース(PA)ゾルを施
した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両の空気吹出口
周囲に装着される保護体に於て、特に、吹出口から導入
される空気を脱臭、浄化、殺菌することができる光触媒
による空気吹出口保護体に関する。
周囲に装着される保護体に於て、特に、吹出口から導入
される空気を脱臭、浄化、殺菌することができる光触媒
による空気吹出口保護体に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に、自家用車や商業車等の車内に
は、たばこの臭いや身体から発せられる体臭等が籠って
しまい、運転手はもとより搭乗者にも不快感を与えてし
まう。また、食べかすやペットの抜け毛等がシートに付
着した場合、雑菌が繁殖して不衛生でもあった。
は、たばこの臭いや身体から発せられる体臭等が籠って
しまい、運転手はもとより搭乗者にも不快感を与えてし
まう。また、食べかすやペットの抜け毛等がシートに付
着した場合、雑菌が繁殖して不衛生でもあった。
【0003】そのため従来より、ウインドガラスを開け
て外気を車内に取り込んだり、空気吹出口より外気を車
内に取り入れ、車内に籠った不快臭を外部に排出してい
た。
て外気を車内に取り込んだり、空気吹出口より外気を車
内に取り入れ、車内に籠った不快臭を外部に排出してい
た。
【0004】また、市販の芳香剤を設置し、車内に心地
よい香りを漂わせたり、車内に籠った不快臭を取り除た
めの消臭剤を設け、車内を快適な状態に保つ工夫が為さ
れていた。
よい香りを漂わせたり、車内に籠った不快臭を取り除た
めの消臭剤を設け、車内を快適な状態に保つ工夫が為さ
れていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、外気を直接車
内に取り入れた場合、前方車両から排出される排気ガス
が車内に侵入し、悪臭による不快感を得ると共に、身体
にも悪影響を及ぼすという問題が生じた。
内に取り入れた場合、前方車両から排出される排気ガス
が車内に侵入し、悪臭による不快感を得ると共に、身体
にも悪影響を及ぼすという問題が生じた。
【0006】また、芳香剤や消臭剤においては、使用期
間が限定されると共に、車内に籠った不快臭を完全に取
り除くことはできなかった。さらに、車内の空気の浄化
や殺菌効果を発揮するまでには至らなかった。
間が限定されると共に、車内に籠った不快臭を完全に取
り除くことはできなかった。さらに、車内の空気の浄化
や殺菌効果を発揮するまでには至らなかった。
【0007】本発明は上記の点に鑑み、光触媒作用によ
り、車内に籠ったたばこの臭いや身体から発せられる体
臭等を脱臭して空気を浄化すると共に、車内空気の殺菌
を可能にすることができる光触媒による空気吹出口保護
体を提供することにある。
り、車内に籠ったたばこの臭いや身体から発せられる体
臭等を脱臭して空気を浄化すると共に、車内空気の殺菌
を可能にすることができる光触媒による空気吹出口保護
体を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、車両の空気吹出口周囲に装着される保護体であっ
て、該保護体に、ペルオキソチタン酸(PTA)溶液と
ペルオキソ改質アナタース(PA)ゾルを施した。
に、車両の空気吹出口周囲に装着される保護体であっ
て、該保護体に、ペルオキソチタン酸(PTA)溶液と
ペルオキソ改質アナタース(PA)ゾルを施した。
【0009】前記構成による保護体を車両の空気吹出口
周囲に装着することにより、太陽光が直接的に、且つ効
率よく照射されるので、光触媒作用により車内の空気を
浄化、殺菌することができる。また、車外から取り入れ
られた外気も、光触媒作用により脱臭、殺菌、浄化さ
れ、車内に籠ったたばこ臭や体臭等の不快臭を取り除く
と共に、車内全体の空気を浄化、殺菌することができ
る。
周囲に装着することにより、太陽光が直接的に、且つ効
率よく照射されるので、光触媒作用により車内の空気を
浄化、殺菌することができる。また、車外から取り入れ
られた外気も、光触媒作用により脱臭、殺菌、浄化さ
れ、車内に籠ったたばこ臭や体臭等の不快臭を取り除く
と共に、車内全体の空気を浄化、殺菌することができ
る。
【0010】また万一、車内での仮眠時に排気ガスが車
内に充満した場合、光触媒作用により車内の排気ガスを
浄化できるので、一酸化炭素中毒による事故を未然に防
ぐことができる。
内に充満した場合、光触媒作用により車内の排気ガスを
浄化できるので、一酸化炭素中毒による事故を未然に防
ぐことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、本発明の光触媒による空気
吹出口保護体の実施の形態を図面に基づいて説明する。
吹出口保護体の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0012】保護体1は、樹脂、金属、ゴム、木製等で
形成されており、表面または全面には、光触媒作用によ
り空気の浄化、脱臭、殺菌効果を有するペルオキソチタ
ン酸(PTA)溶液11とペルオキソ改質アナタース
(PA)ゾル12が施されている。
形成されており、表面または全面には、光触媒作用によ
り空気の浄化、脱臭、殺菌効果を有するペルオキソチタ
ン酸(PTA)溶液11とペルオキソ改質アナタース
(PA)ゾル12が施されている。
【0013】前記保護体1は長状形状を呈しており、該
保護体1には、外気を車内に導入させる吹出口10と略
同形状の開口部2が複数穿設されている。
保護体1には、外気を車内に導入させる吹出口10と略
同形状の開口部2が複数穿設されている。
【0014】また、前記保護体1は、自家用車や商業車
等の車両11の内部であって、フロントガラス12基部
のダッシュボード13や、後部ガラス14のパネル板1
5に、はめ込み式、または吹出口10を上部より覆う状
態に装着されている。そのため、太陽光が直接的に、且
つ効率よく照射されるので、光触媒の作用をより一層向
上させることができる。
等の車両11の内部であって、フロントガラス12基部
のダッシュボード13や、後部ガラス14のパネル板1
5に、はめ込み式、または吹出口10を上部より覆う状
態に装着されている。そのため、太陽光が直接的に、且
つ効率よく照射されるので、光触媒の作用をより一層向
上させることができる。
【0015】前記保護体1は、吹出口10より導入され
た外気aを、ペルオキソチタン酸(PTA)溶液11と
ペルオキソ改質アナタース(PA)ゾル12の光触媒作
用により脱臭、浄化することができる。さらに、導入さ
れた外気aを車内で循環させることにより、車内に籠っ
たたばこ臭や体臭等の不快臭を取り除くと共に、シート
16に付着した食べかすやペットの抜け毛から発生する
雑菌の繁殖を抑制し、空気を殺菌、浄化することができ
る。
た外気aを、ペルオキソチタン酸(PTA)溶液11と
ペルオキソ改質アナタース(PA)ゾル12の光触媒作
用により脱臭、浄化することができる。さらに、導入さ
れた外気aを車内で循環させることにより、車内に籠っ
たたばこ臭や体臭等の不快臭を取り除くと共に、シート
16に付着した食べかすやペットの抜け毛から発生する
雑菌の繁殖を抑制し、空気を殺菌、浄化することができ
る。
【0016】次に、本発明の光触媒による空気吹出口保
護体の製造方法および使用方法を図面に基づいて説明す
る。
護体の製造方法および使用方法を図面に基づいて説明す
る。
【0017】図2の(a)および(b)に示すように、
開口部2を穿設した基体3の表面または全面に、ペルオ
キソチタン酸(PTA)溶液4を吹き付け、乾燥させた
後、電熱乾燥機にて焼成を行う。
開口部2を穿設した基体3の表面または全面に、ペルオ
キソチタン酸(PTA)溶液4を吹き付け、乾燥させた
後、電熱乾燥機にて焼成を行う。
【0018】次に、図2の(c)に示すように、前記ペ
ルオキソチタン酸(PTA)溶液4の表面にペルオキソ
改質アナタース(PA)ゾル5を吹き付け、乾燥させた
後、電熱乾燥機にて焼成を行う。
ルオキソチタン酸(PTA)溶液4の表面にペルオキソ
改質アナタース(PA)ゾル5を吹き付け、乾燥させた
後、電熱乾燥機にて焼成を行う。
【0019】なお、前記ペルオキソチタン酸(PTA)
溶液4、またペルオキソ改質アナタース(PA)ゾル5
の吹き付る回数や、電熱乾燥機にて焼成する温度等は、
特に限定したものではない。
溶液4、またペルオキソ改質アナタース(PA)ゾル5
の吹き付る回数や、電熱乾燥機にて焼成する温度等は、
特に限定したものではない。
【0020】上記方法により製造された保護体1を、空
気の吹出口10周囲に、はめ込み、または吹出口10を
上部より覆う状態に装着する。この状態で、吹出口10
の切り替えを操作することにより、図3乃至図5に示す
ように、外気aは車内に導入される。
気の吹出口10周囲に、はめ込み、または吹出口10を
上部より覆う状態に装着する。この状態で、吹出口10
の切り替えを操作することにより、図3乃至図5に示す
ように、外気aは車内に導入される。
【0021】導入された外気aは、保護体1の光触媒作
用により脱臭、浄化される。また、切り替えを操作し車
内の空気を循環させることにより、車内に籠ったたばこ
臭や体臭等の不快臭を効率よく取り除くと共に、シート
16に付着した食べかすやペットの抜け毛から発生する
雑菌の繁殖を抑制し、車内の空気を殺菌することができ
る。
用により脱臭、浄化される。また、切り替えを操作し車
内の空気を循環させることにより、車内に籠ったたばこ
臭や体臭等の不快臭を効率よく取り除くと共に、シート
16に付着した食べかすやペットの抜け毛から発生する
雑菌の繁殖を抑制し、車内の空気を殺菌することができ
る。
【0022】なお、前記保護体1の光触媒作用は、車両
走行時はもとより、駐車時または停車時においても、車
内の空気を常時脱臭、浄化、殺菌し、車内の空気を快適
な状態に保持することができる。
走行時はもとより、駐車時または停車時においても、車
内の空気を常時脱臭、浄化、殺菌し、車内の空気を快適
な状態に保持することができる。
【0023】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明の光触
媒による空気吹出口保護体は、上述により以下に示す効
果を奏するものである。
媒による空気吹出口保護体は、上述により以下に示す効
果を奏するものである。
【0024】保護体を車両の空気吹出口周囲に装着する
ことにより、吹出口から取り入れられた外気を、光触媒
作用により脱臭、殺菌、浄化することができる。
ことにより、吹出口から取り入れられた外気を、光触媒
作用により脱臭、殺菌、浄化することができる。
【0025】また、車内の空気を循環させることによ
り、車内に籠ったたばこ臭や体臭等の不快臭を効率よく
取り除くと共に、シートに付着した食べかすやペットの
抜け毛から発生する雑菌の繁殖を抑えることができる。
り、車内に籠ったたばこ臭や体臭等の不快臭を効率よく
取り除くと共に、シートに付着した食べかすやペットの
抜け毛から発生する雑菌の繁殖を抑えることができる。
【0026】また、保護体は、太陽光が直接的に、且つ
効率よく照射される状態に設置されているので、車両走
行時はもとより、駐車時または停車時においても、車内
の空気を常時脱臭、浄化、殺菌し、車内の空気を快適な
状態に保持することができる。
効率よく照射される状態に設置されているので、車両走
行時はもとより、駐車時または停車時においても、車内
の空気を常時脱臭、浄化、殺菌し、車内の空気を快適な
状態に保持することができる。
【0027】また万一、車内での仮眠時に排気ガスが車
内に充満した場合、光触媒作用により車内の排気ガスを
浄化できるので、一酸化炭素中毒による事故を未然に防
ぐことができる。
内に充満した場合、光触媒作用により車内の排気ガスを
浄化できるので、一酸化炭素中毒による事故を未然に防
ぐことができる。
【図1】(a)(b)は、本発明の光触媒による空気吹
出口保護体の全体図を表す。
出口保護体の全体図を表す。
【図2】(a)(b)(c)は、前記保護体の製造方法
を表す。
を表す。
【図3】前記保護体を装着した一部欠切の車両斜視図を
表す。
表す。
【図4】前記保護体を装着した一部欠切の車両平面図を
表す。
表す。
【図5】前記保護体を装着した一部欠切の車両側面図を
表す。
表す。
1・・・保護体 2・・・開口部 3・・・基板 4・・・ペルオキソチタン酸(PTA)溶液 5・・・ペルオキソ改質アナタース(PA)ゾル 10・・吹出口 11・・車両 12・・フロントガラス 13・・ダッシュボード 14・・後部ガラス 15・・パネル板 16・・シート a・・・外気
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // B60H 3/00 B01D 53/36 ZABJ
Claims (1)
- 【請求項1】 車両の空気吹出口周囲に装着される保護
体であって、該保護体に、ペルオキソチタン酸(PT
A)溶液とペルオキソ改質アナタース(PA)ゾルを施
したことを特徴とする光触媒による空気吹出口保護体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000195317A JP2001333967A (ja) | 2000-05-25 | 2000-05-25 | 光触媒による空気吹出口保護体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000195317A JP2001333967A (ja) | 2000-05-25 | 2000-05-25 | 光触媒による空気吹出口保護体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001333967A true JP2001333967A (ja) | 2001-12-04 |
Family
ID=18693998
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000195317A Pending JP2001333967A (ja) | 2000-05-25 | 2000-05-25 | 光触媒による空気吹出口保護体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001333967A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2017034487A3 (en) * | 2015-08-21 | 2017-04-06 | Payakkawan Poomyos | Disinfection system inside the cabin of vehicle with sprayed nanoparticles |
-
2000
- 2000-05-25 JP JP2000195317A patent/JP2001333967A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2017034487A3 (en) * | 2015-08-21 | 2017-04-06 | Payakkawan Poomyos | Disinfection system inside the cabin of vehicle with sprayed nanoparticles |
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