JP2001333382A - ディジタル式映像および音声記録再生装置 - Google Patents

ディジタル式映像および音声記録再生装置

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JP2001333382A
JP2001333382A JP2000151361A JP2000151361A JP2001333382A JP 2001333382 A JP2001333382 A JP 2001333382A JP 2000151361 A JP2000151361 A JP 2000151361A JP 2000151361 A JP2000151361 A JP 2000151361A JP 2001333382 A JP2001333382 A JP 2001333382A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一台で複数箇所の映像を個別の記録条件で記
録できるとともに、記録しながら所望の箇所の記録を再
生できるディジタル式映像および音声記録再生装置を提
供すること。 【解決手段】 入力された複数の映像信号をフレーム単
位で切り替えて一本のアナログ映像信号を選択する映像
信号切替手段11と、映像信号をディジタル化する映像
信号A/D変換手段13と、音声信号をディジタル化す
る音声信号A/D変換手段15と、映像および音声のデ
ィジタル合成データを記録するディスク装置35と、デ
ィスク装置35に入出力されるデータを一時的に格納す
るメモリ33と、映像信号を複数の記録グループの何れ
かに登録する記録条件設定手段21と、メモリ33に、
記録グループ毎に記録用リングバッファ33A〜33D
と、少なくとも一つの再生用リングバッファ33Eとを
設け、リングバッファ毎に保存されるデータ容量を制御
するメモリ制御手段31とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、映像と音声信号の
ディジタルデータをディスク装置等に記録するディジタ
ル式映像および音声記録再生装置に関するものであり、
特に、監視カメラシステムにおいて複数台のカメラ映像
と音声を記録するディジタル式映像および音声記録再生
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の映像と音声信号の記録再
生装置としては、ディジタル化はされていないがVTR
が広く知られている。特に、監視用途向けのタイムラプ
スVTR5と称されるものは、図9に示すように、複数
あるカメラ1からの映像信号をフレームスイッチャ3と
称される映像切り替え手段を介して擬似的な一本のアナ
ログ映像信号として入力し、これを記録するのが一般的
である。また、前記のタイムラプスVTR5に代えて、
記録媒体がVTRからディジタル化してハードディスク
装置や光磁気ディスク装置などに置き換わったディジタ
ル式映像および音声記録再生装置は、複数あるカメラか
らの映像信号を一般にフレームスイッチャと称される映
像切り替え手段を用いて擬似的な一本のアナログ映像信
号とし、これをディジタル化して記録するのが一般的で
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のディジタルディスクレコーダやタイムラプス
VTRにおいては、擬似的に一本の映像信号となったも
のを一定のフレームレートで記録する為、各映像入力に
ついて異なるフレームレートで記録する事は不可能であ
るという問題点があった。
【0004】また、複数の監視場所を記録しようとする
場合、監視場所によって異なる記録レートやデータ圧縮
率や記録時間が要求される為、各監視場所に従来のディ
ジタルディスクレコーダやタイムラプスVTRを設置し
個別に記録レート等の記録条件を設定して記録しなけれ
ばならなかった。その上、記録した映像を再生する場合
も各監視場所に設置した従来のディジタルディスクレコ
ーダやタイムラプスVTRで個別に再生しなければいけ
なく、記録媒体の交換やメンテナンス作業も個別に行わ
なくてはならないという問題点があった。
【0005】また、タイムラプスVTRの場合、監視対
象に何か異常(イベント)が発生した場合、VTRの巻
き戻しを行い、イベント状況を確認する事は可能である
が、この場合、この操作中は映像の記録はできない。従
って、この様な操作を行っているときに次の異常が発生
しても映像記録がなされていない不都合があった。
【0006】本発明はこのような問題を解決するために
なされたもので、一台のディジタル式映像および音声記
録再生装置で複数箇所の映像記録をそれぞれ個別の記録
条件、例えば、記録レート、記録時間、データ圧縮率等
で記録できるとともに、記録しながら所望の箇所の記録
映像を再生することが可能な優れたディジタル式映像お
よび音声記録再生装置を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のディジタル式映
像および音声記録再生装置は、複数のアナログ映像信号
を入力し、この入力された映像信号をフレーム単位で切
り替えて一本のアナログ映像信号を選択する選択手段
と、この選択されたアナログ映像信号をディジタル化し
てディジタルデータとする映像信号A/D変換手段と、
アナログ音声信号入力してディジタル化してディジタル
データとする音声信号A/D変換手段と、この映像信号
A/D変換手段および音声信号A/D変換手段によって
変換されたディジタルデータを合成して記録データとし
て記録するディスク装置と、前記ディスク装置に記録さ
れた記録データを再生する再生手段と、前記ディスク装
置に入出力される記録データを一時的に格納するメモリ
とを備えたディジタル式映像および音声記録再生装置に
おいて、前記アナログ映像信号を記録する条件を複数設
定し、前記複数のアナログ映像信号をこの複数の条件に
対応する記録グループの何れかに登録する記録条件設定
手段と、前記メモリに、前記記録グループ毎に所定の記
憶容量を有する記録用データ格納領域と、所定の記憶容
量を有する少なくとも一つの再生用データ格納領域とを
設ける格納領域設定手段と、前記メモリの前記各データ
格納領域に一時的に保存される記録データの容量を前記
データ格納領域毎に制御するメモリ制御手段とを備えて
いる。
【0008】記録条件とは、例えば記録レート、記録枚
数、データ圧縮率などである。複数のアナログ映像信号
は、例えば、複数の監視場所に設置されたカメラから入
力される。メモリに設けられる複数のデータ格納領域
は、複数のリングバッファから構成される。
【0009】この構成により、一台のディジタル式映像
および音声記録再生装置で、複数の監視場所の記録をそ
れぞれ個別の記録条件で記録できるとともに、記録を中
断することなく所望の箇所の記録映像を再生することが
できることとなる。
【0010】また、本発明のディジタル式映像および音
声記録再生装置は、前記メモリ制御手段が、前記選択手
段で選択された映像信号の記録データを前記映像信号A
/D変換手段および音声信号A/D変換手段から入力し
て、前記選択手段で選択された映像信号に対応する記録
グループの記録用データ格納領域に転送して一時的に格
納する第1転送部と、前記メモリから前記記録データを
読み出して前記ディスク装置に転送する第2転送部と、
前記記録データを前記ディスク装置から読み出して、前
記メモリの再生用データ格納領域に転送して一時的に格
納する第3転送部と、前記メモリから前記記録データを
読み出して前記再生手段に転送する第4転送部とを有し
ている。
【0011】この構成により、一台のディジタル式映像
および音声記録再生装置で、複数の記録グループ毎にそ
れぞれ個別の記録条件で記録できるとともに、記録を中
断することなく所望の記録映像を再生することができる
こととなる。
【0012】さらに、本発明のディジタル式映像および
音声記録再生装置は、少なくとも一つのディスク装置用
インターフェースポートと、少なくとも一つの外部制御
部用インターフェースポートとを備えている。
【0013】この構成により、順次入力されてくる記録
データが属する記録グループに割り付けられたデータ格
納領域に保存することと、データ格納領域に保存された
ディジタルデータをディスク装置に転送することと、デ
ィスク装置から再生用データ格納領域へディジタルデー
タを転送することと、再生用データ格納領域に保存され
たディジタルデータを出力することを並列に実行するこ
とが外部制御部(CPU)から制御できるという作用を
有することとなる。
【0014】さらに、本発明のディジタル式映像および
音声記録再生装置は、前記メモリ制御手段が、前記メモ
リのデータ格納領域毎に、格納された記録データの容量
が所定の容量を超えないように制御する構成を有してい
る。
【0015】この構成により、メモリの各データ格納領
域に保存されているデータ量を逐次外部CPUから監視
して、データ転送の開始および停止を制御する必要がな
くなり、また、各データ格納領域のデータオーバーフロ
ーを防止することができるという作用を有することとな
る。
【0016】また、本発明のディジタル式映像および音
声記録再生装置は、前記装置外部からのアラーム信号を
検出するアラーム検出手段を備え、前記メモリ制御手段
の第2転送部が、前記アラーム検出手段でアラーム信号
が検出されない間は、前記メモリから前記記録データを
読み出して前記ディスク装置への転送を所定期間停止
し、前記メモリのデータ格納領域に前記記録データを所
定期間分格納し、前記アラーム検出手段でアラーム信号
が検出された時、前記メモリに所定期間分格納されてい
る前記記録データを読み出して前記ディスク装置に転送
する構成を有している。
【0017】この構成により、監視対象に何か異常(イ
ベント)が発生した場合にイベントが発生する前の映像
および音声から記録することを全記録グループ毎に行う
ことができるという作用を有することとなる。
【0018】さらに、本発明のディジタル式映像および
音声記録再生装置は、前記メモリ制御手段が、前記メモ
リの各データ格納領域内に一時保存されているデータ容
量を検出する検出部を有するとともに、この検出部で検
出されたデータ容量を前記データ格納領域毎に所定のし
きい値で監視し、この監視結果に基づいて、前記データ
格納領域毎に前記記録データの入出力を制御する構成を
有している。
【0019】この構成により、メモリの各データ格納領
域に保存されているデータ量を逐次外部CPUから監視
して、データ転送の開始および停止を制御する必要がな
くなり、また、各データ格納領域のデータオーバーフロ
ーやアンダーフローを防止することができるという作用
を有することとなる。
【0020】さらに、本発明のディジタル式映像および
音声記録再生装置は、前記メモリ制御手段が、前記検出
部で検出された前記データ格納領域のデータ容量を第1
のしきい値以上か否かを判定する第1判定部を有し、前
記メモリ制御手段が、この第1判定部で、前記データ格
納領域のデータ容量が第1のしきい値以上と判定された
とき、前記メモリのデータ格納領域から前記ディスク装
置への記録データの転送を開始する構成を有している。
【0021】この構成により、メモリの各データ格納領
域に保存されているデータ量を逐次外部CPUから監視
して、データ転送の開始および停止を制御する必要がな
くなり、また、各データ格納領域のデータオーバーフロ
ーを防止することができるという作用を有することとな
る。
【0022】さらに、本発明のディジタル式映像および
音声記録再生装置は、前記ディスク装置が、所定のセク
タサイズを有する固定磁気ディスクであり、前記固定磁
気ディスクはデータキャッシュを内蔵し、前記第1のし
きい値が、前記記録データの容量より大きく、かつ前記
固定磁気ディスクのデータキャッシュの容量の整数倍ま
たは前記固定磁気ディスクの1セクタサイズの整数倍に
設定される構成を有している。
【0023】この構成により、映像および音声の記録時
にディスク装置内部のキャッシュを効率良く用いて固定
磁気ディスクへの書き込み動作が行うことができるとい
う作用を有することとなる。
【0024】さらに、本発明のディジタル式映像および
音声記録再生装置は、前記メモリ制御手段が、前記検出
部で検出された前記データ格納領域のデータ容量を、前
記第1のしきい値より大きい第2のしきい値以上か否か
を判定する第2判定部を有し、前記メモリ制御手段が、
この第2判定部で、前記データ格納領域のデータ容量が
第2のしきい値以上と判定されたとき、前記メモリのデ
ータ格納領域への記録データの転送を停止する構成を有
している。
【0025】この構成により、映像および音声の記録時
に、ディスク装置へのデータ転送が何らかの支障により
遅れた場合に、各データ格納領域のオーバーフローを防
ぐことができるという作用を有することとなる。
【0026】さらに、本発明のディジタル式映像および
音声記録再生装置は、前記ディスク装置が、所定のセク
タサイズを有する固定磁気ディスクであり、前記固定磁
気ディスクはデータキャッシュを内蔵し、前記第2のし
きい値が、前記記録データの容量より大きく、かつ前記
メモリの各データ格納領域の容量から前記固定磁気ディ
スクのデータキャッシュの容量の整数倍を減算した値ま
たは前記メモリの各データ格納領域の容量から前記固定
磁気ディスクの1セクタサイズの整数倍を減算した値に
設定される構成を有している。
【0027】この構成により、映像および音声の記録時
に、ディスク装置へのデータ転送が何らかの支障により
遅れた場合に、各データ格納領域のオーバーフローを防
ぐとともに、ディスク装置へのデータ転送が復旧した際
にディスク装置内部のキャッシュを効率良く用いてディ
スクへの書き込み動作が行うことができるという作用を
有することとなる。
【0028】さらに、本発明のディジタル式映像および
音声記録再生装置は、前記メモリ制御手段が、前記検出
部で検出された前記データ格納領域のデータ容量を、前
記第2のしきい値より小さい第3のしきい値以上か否か
を判定する第3判定部を有し、前記メモリ制御手段が、
この第3判定部で、前記データ格納領域のデータ容量が
第3のしきい値以上と判定されたとき、前記メモリのデ
ータ格納領域への記録データの転送を抑制する構成を有
している。
【0029】この構成により、映像および音声の記録時
に、ディスク装置へのデータ転送が何らかの支障により
遅れた場合に、各データ格納領域のオーバーフローを防
ぐとともに、そのデータ格納領域を使用している記録グ
ループの記録動作が設定された記録レートを満足するこ
とはできないが記録停止という状態を回避することがで
きるという作用を有することとなる。
【0030】さらに、本発明のディジタル式映像および
音声記録再生装置は、前記ディスク装置が、SCSIま
たはIDE規格準拠のインターフェースを有し、前記メ
モリ制御手段の前記第2および第3転送部が、前記ディ
スク装置のインターフェースに接続可能な少なくとも一
つのディスクインターフェースポートを有した構成を有
している。
【0031】この構成により、制御部のソフトウェアの
変更をせずに、ディスク装置を他のディスク装置と置き
換えることができるとともに、あらゆるディスク装置と
の接続が可能になるという作用を有することとなる。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を用いて説明する。尚、すべての図面におい
て、同様な構成要素は同じ参照記号および符号を用いて
示してある。
【0033】図1に、本発明の実施の形態のディジタル
式映像および音声記録再生装置(以下、略して「ディジ
タルディスクレコーダ」と呼ぶ)の概略ブロック図を示
す。同図に示すように、ディジタルディスクレコーダ1
0は、映像信号切替手段11と、映像信号A/D変換手
段13と、音声信号A/D変換手段15と、映像信号D
/A変換手段17と、音声信号D/A変換手段19と、
メモリ制御手段31と、メモリ33と、ディスク装置3
5と、装置制御手段21とを備えている。
【0034】映像信号切替手段11は、例えば、n入力
1出力アナログビデオクロスポイントスイッチから構成
され、複数のアナログの映像信号41を入力し、この入
力されたアナログの映像信号41の中から一本のアナロ
グ映像信号を選択し出力するものである。
【0035】映像信号A/D変換手段13は、A/D変
換回路とフレームメモリ等から構成される。映像信号A
/D変換手段13は、映像信号切替手段11に電気的に
接続され、映像信号切替手段11で選択された一本のア
ナログ映像信号を入力し、このアナログ映像信号をディ
ジタル映像信号に変換し、出力するものである。また、
必要に応じてデータ圧縮の作用も行うものである。
【0036】音声信号A/D変換手段15は、A/D変
換回路とメモリ等から構成される。音声信号A/D変換
手段15は、アナログの音声信号43を入力し、このア
ナログの音声信号43をディジタル音声信号に変換し、
出力するものである。また、必要に応じてデータ圧縮の
作用も行うものである。
【0037】映像信号D/A変換手段17は、D/A変
換回路とフレームメモリ等から構成される。映像信号D
/A変換手段17は、メモリ制御手段31に電気的に接
続され、メモリ制御手段31からディジタル映像信号を
入力し、この入力されたディジタル映像信号をアナログ
映像信号に変換し、アナログの映像信号45を出力す
る。また、必要に応じてデータ伸張の作用を行うもので
ある。
【0038】音声信号D/A変換手段19は、D/A変
換回路とメモリ等から構成される。音声信号D/A変換
手段19は、メモリ制御手段31に電気的に接続され、
メモリ制御手段31からディジタル音声信号を入力し、
この入力されたディジタル音声信号をアナログの音声信
号に変換し、アナログの音声信号47を出力するもので
ある。また、必要に応じてデータ伸張の作用も行うもの
である。
【0039】装置制御手段21は、ディジタルディスク
レコーダ10全体の動作を制御するものであり、動作制
御作用を有するCPU23と、動作制御を行う手順を記
述した所定のプログラムが書き込まれているROM25
と、制御を行う為に一時的に処理するデータを書き込む
RAM27とから構成される。
【0040】メモリ制御手段31は、映像信号A/D変
換手段13と、音声信号A/D変換手段15と、装置制
御手段21と、メモリ33と、ディスク装置35とに電
気的に接続される。メモリ制御手段31は、録画をする
ために、映像信号A/D変換手段13および音声信号A
/D変換手段15からディジタルの映像信号および音声
信号をそれぞれ入力し、入力されたディジタルの映像信
号と音声信号を合成したディジタルデータを、メモリ3
3を介してディスク装置35に転送して記録させるデー
タ転送制御を行うものである。また、メモリ制御手段3
1は、再生をするために、ディスク装置35に記録され
ているディジタルデータを、メモリ33を介してディジ
タル映像信号45およびディジタル音声信号47に分離
して映像信号D/A変換手段17および音声信号D/A
変換手段19にそれぞれ転送するデータ転送制御を行う
ものである。
【0041】メモリ33は、通常の半導体メモリで、録
画および再生時に、ディジタル映像および音声信号を一
時的に記憶するものである。
【0042】ディスク装置35は、ハードディスクまた
は光ディスク装置等から構成され、ディジタル化された
映像および音声信号を記録する作用を有するものであ
る。
【0043】図2は、図1に示したディジタルディスク
レコーダ10のメモリ制御手段31の構成を示すブロッ
ク図である。同図において、メモリ制御手段31は、メ
モリアクセス制御手段51と、第1映像および音声デー
タ入出力コントローラ53と、第2映像および音声デー
タ入出力コントローラ55と、ディスクインターフェー
スコントローラ57と、CPUインターフェースコント
ローラ59とを有し、これらはすべてメモリバス61を
介して相互に電気的に接続されている。
【0044】メモリアクセス制御手段51は、メモリバ
ス61に対するアクセスの競合調整の作用とメモリアク
セス制御の作用を行うものである。
【0045】第1映像および音声データ入出力コントロ
ーラ53は、ディジタル映像信号およびディジタル音声
信号の入出力チャンネルに対応して、ディジタル映像お
よび音声信号の入出力を制御する映像および音声メモリ
ーアクセスコントローラである、メモリバス61に対す
る映像信号A/D変換手段13および音声信号A/D変
換手段15からのアクセスを直接制御する。
【0046】第2映像および音声データ入出力コントロ
ーラ55は、ディジタル映像信号およびディジタル音声
信号の入出力チャンネルに対応しており、メモリバス6
1に対する映像信号D/A変換手段17および音声信号
D/A変換手段19からのアクセスを直接制御する映像
および音声メモリーアクセスコントローラである。
【0047】ディスクインターフェースコントローラ5
7は、ディスク装置35の一般的なディスクインターフ
ェース仕様、例えばSCSI仕様やIDE仕様に準拠し
た制御システムから構成され、メモリバス61に対する
ディスク装置35からのアクセスを直接制御するディス
クアクセスコントローラである。
【0048】CPUインターフェースコントローラ59
は、メモリアクセス制御手段51、映像および音声デー
タ入出力コントローラ53および55、ディスクインタ
ーフェースコントローラ57の制御を行うCPU23の
アクセスコントローラである。
【0049】このように構成されたディジタルディスク
レコーダ10は、複数のアナログ映像信号41を入力
し、フレーム単位毎に順次一本のアナログ映像信号を選
択して録画するものである。複数のアナログ映像信号4
1は、それぞれ所定の記録条件で録画されるものであ
り、本実施の形態では、4種類の記録条件が予め設定さ
れており、複数のアナログ映像信号41は4つの記録グ
ループA、B、CおよびDの何れかに登録される。設定
可能な記録条件は、例えば、記録レート、記録枚数、デ
ータ圧縮率などである。ここでは、記録グループAに、
映像信号V1とV2が登録されており、記録グループB
に、映像信号V3が登録されており、記録グループC
に、映像信号V4が登録されており、記録グループD
に、映像信号V5およびV6が登録されている。
【0050】図3に示すように、メモリ33は、複数の
リングバッファ、本実施例では、5つのリングバッファ
33A、33B、33C、33Dおよび33Eから構成
される。
【0051】リングバッファ33A、33B、33Cお
よび33Dは、録画用のバッファであり、記録グループ
A、B、CおよびDにそれぞれ対応して準備されるもの
であり、各記録グループに登録された映像信号41と音
声信号43をディジタル化したディジタルデータが一時
的に格納される。リングバッファ33Eは、再生用のバ
ッファである。リングバッファの構成は、予めCPU2
3により設定される。
【0052】録画時は、メモリ制御手段31は、この設
定に基づいて、映像信号A/D変換手段13から第1映
像および音声データ入出力コントローラ53を介して、
記録グループA、B、CおよびDのディジタルデータを
リングバッファ33A、33B、33Cおよび33Dに
それぞれ転送するよう制御する。さらに、メモリ制御手
段31は、メモリ33に転送され、一時的に格納された
ディジタルデータを、ディスクインターフェースコント
ローラ57を介してディスク装置35に転送するよう制
御する。
【0053】再生時は、メモリ制御手段31は、ディジ
タルデータをディスク装置35からディスクインターフ
ェースコントローラ57を介してリングバッファ33E
に転送するよう制御する。さらに、メモリ制御手段31
は、メモリ33に転送され、一時的に格納されたディジ
タルデータを、第2映像および音声データ入出力コント
ローラ55を介して映像信号D/A変換手段17に転送
するよう制御する。
【0054】このように構成されたディジタルディスク
レコーダ10の動作について図4を用いて説明する。同
図に示すように、映像信号切替手段11に入力された複
数のアナログ映像信号41が、フレーム信号に同期し
て、フレーム単位で一本のアナログ映像信号が選択され
る。
【0055】図4において、映像信号切替手段11は、
フレーム信号に応じて、映像信号V1、V3、V4、V
5、V2、V6、V1、...の順に切り替えて選択す
る。選択された映像信号は、映像信号A/D変換手段1
3に入力され、ディジタル化されて映像信号として取り
込まれ、この映像信号と同一のタイミングで音声入力A
から音声信号A/D変換手段15にてディジタル化され
た音声信号が取り込まれ、映像と音声信号を合成したデ
ィジタル映像音声信号データとしてメモリ33に蓄積さ
れる。
【0056】図4では、メモリ33のリングバッファ3
3Aには、映像信号V1およびV2に対応するディジタ
ル映像音声信号データVA1およびVA2が一時的に格
納され、メモリ33のリングバッファ33Bには、映像
信号V3に対応するディジタル映像音声信号データVA
3が一時的に格納され、メモリ33のリングバッファ3
3Cには、映像信号V4に対応するディジタル映像音声
信号データVA4が一時的に格納され、メモリ33のリ
ングバッファ33Cには、映像信号V5およびV6に対
応するディジタル映像音声信号データVA5およびVA
6が一時的に格納される。
【0057】以下、本実施の形態のディジタルディスク
レコーダ10の作用を図5乃至8を用いて説明する。
【0058】図5は、録画時における、メモリ33の録
画用リングバッファの状態を示す図である。ここでは、
記録グループA用のリングバッファ33Aの状態を代表
で示してある。リングバッファは、所定の記憶容量を有
し、ディジタルデータが順次蓄積され、格納されたデー
タは、格納された順に、すなわち古いデータから読み出
され、ディスク装置35に転送される。
【0059】図5では、リングバッファ内のデータが格
納されているアドレスをDPからVAPで示してある。
ここで、VAPは、第1映像および音声データ入出力コ
ントローラ53を介して入力されたディジタルデータが
格納されたアドレスを示し、メモリ33にメモリ制御手
段31により構成された複数のリングバッファ33A〜
33Dに入力されたディジタルデータ量に対応する。V
APは、第1映像および音声データ入出力コントローラ
53を介してのディジタルデータの転送が継続される
間、増加していく。DPは、リングバッファからディス
クインターフェースコントローラ57を介してディスク
装置35に転送されたディジタルデータの最後尾アドレ
スを示し、リングバッファ33A〜33Dからディスク
装置35に出力されたデータ量に対応する。
【0060】リングバッファに格納されているデータ、
すなわち、一時的にリングバッファに格納されて、ディ
スク装置35に転送されていない残データの容量は、
(VAP−DP)×nとなる。ここで、nは、リングバ
ッファの1アドレスの容量である。本実施例では、nは
1バイトであるので、(VAP−DP)バイトで示され
る。
【0061】本実施の形態のディジタルディスクレコー
ダ10は、図示されないVAP検出手段と、図示されな
いDP検出手段とを有する。VAP検出手段は、メモリ
制御手段31およびCPU23から構成され、リングバ
ッファ毎にVAPを検出するものである。DP検出手段
は、メモリ制御手段31およびCPU23から構成さ
れ、リングバッファ毎にDPを検出するものである。
【0062】本実施の形態において、メモリ制御手段3
1は、メモリ33のリングバッファ33A〜33D内の
蓄積データ容量をリングバッファ毎に監視する。詳しく
は、図6に示すように、各リングバッファの(VAP−
DP)の値、すなわち蓄積データ容量に対して第1、第
2および第3のしきい値を設けて監視する。これらのし
きい値は、CPU23により設定可能であり、この設定
値をディスク装置35の容量などに応じて設定すること
により、ディスク装置の特性に合わせたディジタルディ
スクレコーダとすることができる。また、しきい値は、
装置外部から設定できるようにしてもよい。
【0063】また、リングバッファ毎にしきい値は設定
可能であり、これにより、各記録グループの記録条件に
合わせた設定が可能となる。これは、記録レート、記録
枚数、データ圧縮率などの記録条件が異なると、リング
バッファへのデータ転送速度も、データ容量も異なるた
め、個別にしきい値を設定する必要があるためである。
【0064】メモリ制御手段31は、リングバッファ内
の蓄積データ容量が、第1のしきい値以上か否かを監視
し、第1のしきい値以上になると、CPU23に対して
割り込み信号を発して通知する。CPU23は、この割
り込み信号に応じて、リングバッファに蓄積されている
ディジタルデータのディスク装置35に対するデータ転
送を開始するよう制御する。
【0065】ここで、第1のしきい値は、ディスク装置
35のセクタバイト数の512バイトの整数倍に装置外
部から設定して良い。あるいは、ディスク装置35の内
蔵キャッシュ容量の整数倍にしても、またはその他の値
に設定しても良い。
【0066】さらに、メモリ制御手段31は、リングバ
ッファ内の蓄積データ容量(VAP−DP)が、第2の
しきい値以上か否かを監視し、第2のしきい値以上にな
ると、CPU23に対し割り込み信号を発して通知す
る。この割り込み信号に呼応して、CPU23は、該当
するリングバッファへのディジタルデータの入力を停止
する制御を行う。さらに、第2のしきい値以上であるこ
とが検出された後は、CPU23は、リングバッファ内
の蓄積データ容量(VAP−DP)が、第2のしきい値
以下になるまで、映像信号切り替え手段11が、該当す
る記録グループに割り当てられている映像入力を選択し
ないように制御し、リングバッファへのデータ転送を停
止させる。
【0067】ここで、第2のしきい値は、ディスク装置
35の容量などに応じて設定することにより、それぞれ
のディスク装置35の特性に合わせたディジタルディス
クレコーダとすることができる。第2のしきい値として
は、例えば、リングバッファの容量からセクタバイト数
の512バイトの整数倍を減算した値を装置外部から設
定して良い。あるいは、リングバッファの容量からディ
スク装置35の内蔵キャッシュ容量を減算した値にして
も、またはその他の値に設定しても良い。
【0068】さらに、メモリ制御手段31は、リングバ
ッファ内の蓄積データ容量(VAP−DP)が、第3の
しきい値以上か否かを監視し、第3のしきい値以上にな
ると、CPU23に対し割り込み信号を発して通知し、
リングバッファ内の蓄積データ容量が、第3のしきい値
以下になるまで、リングバッファへのデータ転送を抑制
するように映像信号切り替え手段11が、該当する記録
グループの映像入力の選択を少なくして結果的に記録レ
ートを下げるよう制御する。
【0069】ここで、第3のしきい値は、ディスク装置
35の容量などに応じて設定することにより、それぞれ
のディスク装置35の特性に合わせたディジタルディス
クレコーダとすることができる。第3のしきい値として
は、例えば、第2のしきい値より小さくし、リングバッ
ファの容量からセクタバイト数の512バイトの整数倍
を減算した値を装置外部から設定しても良い。あるい
は、第2のしきい値より小さくし、リングバッファの容
量からディスク装置の内蔵キャッシュ容量を減算した値
にしても、またはその他の値に設定しても良い。
【0070】他の実施の形態として、ディジタルディス
クレコーダ10は、外部からのアラーム信号を検出する
アラーム検出手段(図示無し)を備えても良い。
【0071】CPU23は、アラーム検出手段でアラー
ム信号が検出されない間は、メモリ33からディジタル
データを読み出してディスク装置35への転送を所定期
間停止し、メモリ33のデータ格納領域に記録データを
所定期間分格納し、アラーム検出手段でアラーム信号が
検出された時、メモリ33に所定期間分格納されている
ディジタルデータを読み出してディスク装置35に転送
するようメモリ制御手段31を制御する。この構成によ
れば、第1映像および音声データ入出力コントローラ5
3から入力されたディジタルデータを全てディスク装置
35に記録するのではなく、CPU23より指示がある
までリングバッファにディジタルデータを蓄積してお
き、CPU23より転送指示を受領した時、リングバッ
ファに格納されているディジタルデータを、ディスク装
置35に転送するようにして、転送指示を受領する前の
過去のディジタルデータを所定期間分記録することがで
きる。
【0072】図7は、再生時における、メモリ33の再
生用リングバッファ33Eの状態を示す図である。リン
グバッファ33Eは、所定の記憶容量を有し、ディジタ
ルデータが順次蓄積され、格納されたデータは、格納さ
れた順に、すなわち古いデータから読み出され、再生手
段である映像信号D/A変換手段17および音声信号D
/A変換手段19に転送される。以後、映像信号D/A
変換手段17および音声信号D/A変換手段19は、ま
とめて「再生手段」と呼ぶ。
【0073】図7では、リングバッファ33E内のデー
タが格納されているアドレスをVAPからDPで示して
ある。ここで、DPは、ディスクインターフェースコン
トローラ57を介してディスク装置35から入力された
ディジタルデータが格納されたアドレスを示し、メモリ
33にメモリ制御手段31により構成されたリングバッ
ファ33Eに入力されたディジタルデータ量に対応す
る。DPは、ディスク装置35からのディジタルデータ
の転送が継続される間、増加していく。VAPは、リン
グバッファ33Eから第2映像および音声データ入出力
コントローラ55を介して再生手段に転送されたディジ
タルデータの最後尾アドレスを示し、リングバッファ3
3Eから再生手段に出力されたデータ量に対応する。
【0074】リングバッファ33Eに格納されているデ
ータ、すなわち、一時的にリングバッファ33Eに格納
されて、再生手段に転送されていない残データの容量
は、(DP−VAP)×nとなる。ここで、nは、リン
グバッファ33Eの1アドレスの容量である。本実施例
では、nは1バイトであるので、(DP−VAP)バイ
トで示される。
【0075】上述のVAP検出手段は、リングバッファ
33EのVAPも検出し、DP検出手段は、リングバッ
ファ33EのDPも検出する。
【0076】本実施の形態において、メモリ制御手段3
1は、メモリ33のリングバッファ33E内の蓄積デー
タ容量を監視する。詳しくは、図8に示すように、リン
グバッファ33Eの(DP−VAP)の値、すなわち蓄
積データ容量に対して第1、第2および第3のしきい値
を設けて監視する。これらのしきい値は、CPU23に
より設定可能であり、この設定値をディスク装置35の
容量などに応じて設定することにより、ディスク装置の
特性に合わせたディジタルディスクレコーダとすること
ができる。また、しきい値は、装置外部から設定できる
ようにしてもよい。
【0077】メモリ制御手段31は、リングバッファ3
3E内の蓄積データ容量が、第1のしきい値以上か否か
を監視し、第1のしきい値以上になると、CPU23に
対して割り込み信号を発して通知する。CPU23は、
この割り込み信号に応じて、リングバッファ33Eに蓄
積されているディジタルデータの第2映像および音声デ
ータ入出力コントローラ55を介した再生手段に対する
データ転送を開始するよう制御する。
【0078】ここで、第1のしきい値は、ディスク装置
35のセクタバイト数の512バイトの整数倍に装置外
部から設定して良い。あるいは、ディスク装置35の内
蔵キャッシュ容量の整数倍にしても、またはその他の値
に設定しても良い。
【0079】さらに、メモリ制御手段31は、リングバ
ッファ33E内の蓄積データ容量(DP−VAP)が、
第2のしきい値以上か否かを監視し、第2のしきい値以
上になると、CPU23に対し割り込み信号を発して通
知する。この割り込み信号に呼応して、CPU23は、
該当するリングバッファ33Eへのディジタルデータの
入力を停止する制御を行う。さらに、第2のしきい値以
上であることが検出された後は、CPU23は、リング
バッファ33E内の蓄積データ容量(DP−VAP)
が、第2のしきい値以下になるまで、ディスク装置35
からリングバッファ33Eへのデータ転送を停止させ
る。
【0080】ここで、第2のしきい値は、ディスク装置
35の容量などに応じて設定することにより、それぞれ
のディスク装置35の特性に合わせたディジタルディス
クレコーダとすることができる。第2のしきい値として
は、例えば、リングバッファ33Eの容量からセクタバ
イト数の512バイトの整数倍を減算した値を装置外部
から設定して良い。あるいは、リングバッファ33Eの
容量からディスク装置35の内蔵キャッシュ容量を減算
した値にしても、またはその他の値に設定しても良い。
【0081】さらに、メモリ制御手段31は、リングバ
ッファ33E内の蓄積データ容量(DP−VAP)が、
第3のしきい値以上か否かを監視し、第3のしきい値以
上になると、CPU23に対し割り込み信号を発して通
知し、リングバッファ33E内の蓄積データ容量が、第
3のしきい値以下になるまで、ディスク装置35からリ
ングバッファ33Eへのデータ転送を抑制するように制
御する。
【0082】ここで、第3のしきい値は、ディスク装置
35の容量などに応じて設定することにより、それぞれ
のディスク装置35の特性に合わせたディジタルディス
クレコーダとすることができる。第3のしきい値として
は、例えば、第2のしきい値より小さくし、リングバッ
ファの容量からセクタバイト数の512バイトの整数倍
を減算した値を装置外部から設定しても良い。あるい
は、第2のしきい値より小さくし、リングバッファの容
量からディスク装置の内蔵キャッシュ容量を減算した値
にしても、またはその他の値に設定しても良い。
【0083】以上のように、本発明の実施の形態のディ
ジタル式映像および音声記録再生装置は、メモリ33に
複数のリングバッファ33A〜33Eを構成し、各リン
グバッファ33A〜33Dにおいて転送するべきデータ
量が第1のしきい値で設定した量を越えると、メモリ制
御手段31からディジタルディスクレコーダ10全体を
制御するCPU23にその情報を通知して、リングバッ
ファ33A〜33Dに蓄積されているディジタルデータ
をディスク装置35に対する転送を開始させるように制
御するようにしたことと、各リングバッファ33A〜3
3Dにおいて転送するべきデータ量が第2のしきい値で
設定した量を越えると、メモリ制御手段31からディジ
タルディスクレコーダ10全体を制御するCPU23に
その情報を通知して、映像信号切り替え手段11にて該
当する記録グループの映像入力を選択しないようにして
リングバッファ33A〜33Dに対する転送を停止させ
るように制御するようにしたことと、メモリ33に再生
用リングバッファ33Eを用意してリングバッファ33
E内のデータ量の検出に伴う制御を記録と同様にするこ
とにより、メモリ33に対する複数のディジタルデータ
の蓄積系とディスク装置35に対するデータの転送系と
が独立して動作するようになることで、一台のディジタ
ルディスクレコーダ10で複数の場所の記録をそれぞれ
個別の記録イベントで記録できるとともに、記録を中断
することなく記録した映像および音声を再生することが
できる。
【0084】尚、上記実施の形態では、ディスク装置と
ディスクインターフェースコントローラが1組とした例
について説明したが、本発明は、複数組のディスク装置
とディスクインターフェースコントローラを備えても同
様の効果が得られるものである。
【0085】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、複数の
アナログ映像信号を入力し、この入力された映像信号を
フレーム単位で切り替えて一本のアナログ映像信号を選
択する選択手段と、この選択されたアナログ映像信号を
ディジタル化してディジタルデータとする映像信号A/
D変換手段と、アナログ音声信号入力してディジタル化
してディジタルデータとする音声信号A/D変換手段
と、この映像信号A/D変換手段および音声信号A/D
変換手段によって変換されたディジタルデータを合成し
て記録データとして記録するディスク装置と、前記ディ
スク装置に記録された記録データを再生する再生手段
と、前記ディスク装置に入出力される記録データを一時
的に格納するメモリとを備えたディジタル式映像および
音声記録再生装置において、前記アナログ映像信号を記
録する条件を複数設定し、前記複数のアナログ映像信号
をこの複数の条件に対応する記録グループの何れかに登
録する記録条件設定手段と、前記メモリに、前記記録グ
ループ毎に所定の記憶容量を有する記録用データ格納領
域と、所定の記憶容量を有する少なくとも一つの再生用
データ格納領域とを設ける格納領域設定手段と、前記メ
モリの前記各データ格納領域に一時的に保存される記録
データの容量を前記データ格納領域毎に制御するメモリ
制御手段とを備えたことにより、一台のディジタル式映
像および音声記録再生装置で、複数の監視場所の記録を
それぞれ個別の記録条件で記録できるとともに、記録を
中断することなく所望の箇所の記録映像を再生すること
ができるという優れた効果を有するディジタル式映像お
よび音声記録再生装置を提供することができるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態のディジタル式映像および
音声記録再生装置の構成を示すブロック図
【図2】図1のディジタルディスクレコーダのメモリ制
御手段の構成を示すブロック図
【図3】図1のディジタルディスクレコーダにおけるメ
モリに構成されるリングバッファと、リングバッファと
データ転送するコントローラのデータ転送動作を示す図
【図4】図1のディジタルディスクレコーダにおける記
録動作を説明するためのタイミングチャート
【図5】図1のディジタルディスクレコーダにおける記
録動作時のリングバッファへのデータ転送動作を示す図
【図6】図1のディジタルディスクレコーダにおける記
録動作時のリングバッファのしきい値によるCPUへの
通知動作を示す図
【図7】図1のディジタルディスクレコーダにおける再
生動作時のリングバッファへのデータ転送動作を示す図
【図8】図1のディジタルディスクレコーダにおける再
生動作時のリングバッファのしきい値によるCPUへの
通知動作を示す図
【図9】従来の映像および音声記憶再生装置の構成を示
すブロック図
【符号の説明】
11 映像信号切り替え手段(選択手段) 13 映像信号A/D変換手段 15 音声信号A/D変換手段 17 映像信号D/A変換手段(再生手段) 19 音声信号D/A変換手段(再生手段) 21 装置制御手段 23 CPU(記録条件設定手段、メモリ制御手段) 25 ROM 27 RAM 31 メモリ制御手段(第1〜第3転送部) 33 メモリ 33A〜33D リングバッファ(記録用データ格納領
域) 33E リングバッファ(再生用データ格納領域) 35 ディスク装置 41 映像入力 43 音声入力 45 映像出力 47 音声出力 51 メモリアクセス制御手段 53 第1映像および音声データ入出力コントローラ
(第1転送部) 55 第2映像および音声データ入出力コントローラ
(第3および4転送部) 57 ディスクインターフェースコントローラ(第2お
よび3転送部) 59 CPUインターフェースコントローラ 61 メモリバス

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のアナログ映像信号を入力し、この
    入力された映像信号をフレーム単位で切り替えて一本の
    アナログ映像信号を選択する選択手段と、この選択され
    たアナログ映像信号をディジタル化してディジタルデー
    タとする映像信号A/D変換手段と、アナログ音声信号
    入力してディジタル化してディジタルデータとする音声
    信号A/D変換手段と、この映像信号A/D変換手段お
    よび音声信号A/D変換手段によって変換されたディジ
    タルデータを合成して記録データとして記録するディス
    ク装置と、前記ディスク装置に記録された記録データを
    再生する再生手段と、前記ディスク装置に入出力される
    記録データを一時的に格納するメモリとを備えたディジ
    タル式映像および音声記録再生装置において、 前記アナログ映像信号を記録する条件を複数設定し、前
    記複数のアナログ映像信号をこの複数の条件に対応する
    記録グループの何れかに登録する記録条件設定手段と、 前記メモリに、前記記録グループ毎に所定の記憶容量を
    有する記録用データ格納領域と、所定の記憶容量を有す
    る少なくとも一つの再生用データ格納領域とを設ける格
    納領域設定手段と、 前記メモリの前記各データ格納領域に一時的に保存され
    る記録データの容量を前記データ格納領域毎に制御する
    メモリ制御手段とを備えたことを特徴とするディジタル
    式映像および音声記録再生装置。
  2. 【請求項2】 前記メモリ制御手段が、 前記選択手段で選択された映像信号の記録データを前記
    映像信号A/D変換手段および音声信号A/D変換手段
    から入力して、前記選択手段で選択された映像信号に対
    応する記録グループの記録用データ格納領域に転送して
    一時的に格納する第1転送部と、 前記メモリから前記記録データを読み出して前記ディス
    ク装置に転送する第2転送部と、 前記記録データを前記ディスク装置から読み出して、前
    記メモリの再生用データ格納領域に転送して一時的に格
    納する第3転送部と、 前記メモリから前記記録データを読み出して前記再生手
    段に転送する第4転送部とを有することを特徴とする請
    求項1に記載のディジタル式映像および音声記録再生装
    置。
  3. 【請求項3】 少なくとも一つのディスク装置用インタ
    ーフェースポートと、 少なくとも一つの外部制御部用インターフェースポート
    とを備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の
    ディジタル式映像および音声記録再生装置。
  4. 【請求項4】 前記メモリ制御手段が、前記メモリのデ
    ータ格納領域毎に、格納された記録データの容量が所定
    の容量を超えないように制御することを特徴とする請求
    項1乃至3の何れかに記載のディジタル式映像および音
    声記録再生装置。
  5. 【請求項5】 前記装置外部からのアラーム信号を検出
    するアラーム検出手段を備え、 前記メモリ制御手段の第2転送部が、前記アラーム検出
    手段でアラーム信号が検出されない間は、前記メモリか
    ら前記記録データを読み出して前記ディスク装置への転
    送を所定期間停止し、前記メモリのデータ格納領域に前
    記記録データを所定期間分格納し、前記アラーム検出手
    段でアラーム信号が検出された時、前記メモリに所定期
    間分格納されている前記記録データを読み出して前記デ
    ィスク装置に転送することを特徴とする請求項1乃至4
    の何れかに記載のディジタル式映像および音声記録再生
    装置。
  6. 【請求項6】 前記メモリ制御手段が、 前記メモリの各データ格納領域内に一時保存されている
    データ容量を検出する検出部を有するとともに、 この検出部で検出されたデータ容量を前記データ格納領
    域毎に所定のしきい値で監視し、この監視結果に基づい
    て、前記データ格納領域毎に前記記録データの入出力を
    制御することを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記
    載のディジタル式映像および音声記録再生装置。
  7. 【請求項7】 前記メモリ制御手段が、 前記検出部で検出された前記データ格納領域毎にデータ
    容量を第1のしきい値以上か否かを判定する第1判定部
    を有し、 前記メモリ制御手段が、この第1判定部で、前記データ
    格納領域のデータ容量が第1のしきい値以上と判定され
    たとき、前記メモリのデータ格納領域から前記ディスク
    装置への記録データの転送を開始することを特徴とする
    請求項1乃至6の何れかに記載のディジタル式映像およ
    び音声記録再生装置。
  8. 【請求項8】 前記ディスク装置が、所定のセクタサイ
    ズを有する固定磁気ディスクであり、前記固定磁気ディ
    スクはデータキャッシュを内蔵し、 前記第1のしきい値が、前記記録データの容量より大き
    く、かつ前記固定磁気ディスクのデータキャッシュの容
    量の整数倍または前記固定磁気ディスクの1セクタサイ
    ズの整数倍に設定されることを特徴とする請求項7に記
    載のディジタル式映像および音声記録再生装置。
  9. 【請求項9】 前記メモリ制御手段が、 前記検出部で検出された前記データ格納領域毎にデータ
    容量を、前記第1のしきい値より大きい第2のしきい値
    以上か否かを判定する第2判定部を有し、 前記メモリ制御手段が、この第2判定部で、前記データ
    格納領域のデータ容量が第2のしきい値以上と判定され
    たとき、前記メモリのデータ格納領域への記録データの
    転送を停止することを特徴とする請求項7または8の何
    れかに記載のディジタル式映像および音声記録再生装
    置。
  10. 【請求項10】 前記ディスク装置が、所定のセクタサ
    イズを有する固定磁気ディスクであり、前記固定磁気デ
    ィスクはデータキャッシュを内蔵し、 前記第2のしきい値が、前記記録データの容量より大き
    く、かつ前記メモリの各データ格納領域の容量から前記
    固定磁気ディスクのデータキャッシュの容量の整数倍を
    減算した値または前記メモリの各データ格納領域の容量
    から前記固定磁気ディスクの1セクタサイズの整数倍を
    減算した値に設定されることを特徴とする請求項9に記
    載のディジタル式映像および音声記録再生装置。
  11. 【請求項11】 前記メモリ制御手段が、 前記検出部で検出された前記データ格納領域毎にデータ
    容量を、前記第2のしきい値より小さい第3のしきい値
    以上か否かを判定する第3判定部を有し、 前記メモリ制御手段が、この第3判定部で、前記データ
    格納領域のデータ容量が第3のしきい値以上と判定され
    たとき、前記メモリのデータ格納領域への記録データの
    転送を抑制することを特徴とする請求項7乃至10の何
    れかに記載のディジタル式映像および音声記録再生装
    置。
  12. 【請求項12】 前記ディスク装置が、SCSIまたは
    IDE規格準拠のインターフェースを有し、 前記メモリ制御手段の前記第2および第3転送部が、前
    記ディスク装置のインターフェースに接続可能な少なく
    とも一つのディスクインターフェースポートを有するこ
    とを特徴とする請求項1乃至11の何れかに記載のディ
    ジタル式映像および音声記録再生装置。
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