JP2001333073A - シリアルバスインターフェース装置 - Google Patents

シリアルバスインターフェース装置

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JP2001333073A
JP2001333073A JP2000148465A JP2000148465A JP2001333073A JP 2001333073 A JP2001333073 A JP 2001333073A JP 2000148465 A JP2000148465 A JP 2000148465A JP 2000148465 A JP2000148465 A JP 2000148465A JP 2001333073 A JP2001333073 A JP 2001333073A
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    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
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    • HELECTRICITY
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    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L41/00Arrangements for maintenance, administration or management of data switching networks, e.g. of packet switching networks
    • H04L41/12Discovery or management of network topologies

Abstract

(57)【要約】 【課題】 IEEE1394等のシリアルバスに接続し
た際、接続トポロジーに影響を与えず、複数装置のシミ
ュレートをすることもできる物理層回路を有するシリア
ルバスインターフェース装置を提供すること。 【解決手段】 ID=1のパソコン101とID=0の
ディジタルカメラ102を接続したIEEE1394上
のデータ解析のため、本発明のバス解析装置1Aをパソ
コン101とディジタルカメラ102との間に挿入した
際、バス解析装置1Aは、物理層回路2AによりIDが
割り当てられることなくバスB1、B2にインターフェ
ースされ、パソコン101(ID=1)とディジタルカ
メラ102(ID=0)との有するIDは変化すること
はなく、解析したいシステムの状態を変化させることな
くバスの状態を解析することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、IEEE1394
シリアルバスに代表される次世代ディジタルインターフ
ェースに接続されるシリアルバスインターフェース装置
に関するものであり、特に、IEEE1394シリアル
バス等のバス上の通信状態やこのバスに接続された装置
の動作確認等のバス解析装置として好適なシリアルバス
インターフェース装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】IEEE1394シリアルバスに代表さ
れる次世代ディジタルインターフェースは、パソコン及
びその周辺機器との間のデータ転送に留まらず、ディジ
タルカメラやDVDプレーヤ等のディジタルAV機器と
パソコンとの間での、またディジタルAV機器同士で
の、動画データ等のマルチメディアデータ転送をも取り
扱うため高速なデータ転送速度を要求され、またその応
用範囲は一般家庭へも広がるため、電源投入状態での装
置の挿抜にも対応できるいわゆるプラグアンドプレイ機
能が必要とされている。
【0003】IEEE1394シリアルバスでは、パケ
ット転送が100〜400メガビット/秒という高速な
データ転送速度を有していると共に、マルチメディアデ
ータの安定した転送のための同期転送モードと、従来型
データ等の転送のための非同期転送モードとの2種類の
転送モードをサポートしている。また、プラグアンドプ
レイ機能を実現するため、装置の挿抜時に初期化シーケ
ンスを実行してトポロジー構成を再構築し、装置毎の識
別番号(ID)を自動的に割り当てる機能を有するもの
である。
【0004】例えば図1に示すように、IEEE139
4シリアルバスBで接続されたパソコン101(ID=
1)とディジタルカメラ102(ID=0)との間の通
信状態を解析するためには、バス解析装置100がバス
B上のパケットを受信できるようにする必要がある。そ
のためにはバス解析装置100を、IEEE1394規
格の通信プロトコルに準拠する物理層回路を有する構成
として、パソコン101とディジタルカメラ102との
間を結ぶバスB上に挿入することにより行う。すなわ
ち、パソコン101とバス解析装置100とをバスB1
で接続し、バス解析装置100とディジタルカメラ10
2とをバスB2で接続することにより、IEEE139
4シリアルバスが、バストポロジーを再構築して物理層
回路を介してバス解析装置100に新たなIDを割り付
け(ID=1)、バスB1、B2に接続された1つの装
置として認識する。バス解析装置100が、IEEE1
394シリアルバスに組み込まれバスB1、B2上の通
信が可能となることにより、パソコン101とディジタ
ルカメラ102との間の通信状態の解析を行うものであ
る。尚、この場合、既存装置のIDも同時に再割り付け
されるため、パソコン101はID=1に代えてID=
2として認識されるようになる。
【0005】また、図2はシリアルバス上にn+1の装
置が接続されている場合である。装置A乃至H(ID=
0乃至7)及びその他の装置(ID=8乃至n)から構
成されるIEEE1394シリアルバスシステムにおい
て、例えば、装置A(ID=0)のバスBB上の通信動
作を解析したい場合の方法を示している。新規に開発し
たハードディスクドライブ等の装置Aをバスに接続した
際の装置Aの通信動作解析を行う場合等が想定される。
装置A(ID=0)と装置B(ID=4)とを接続する
バスBBをバスBB1とバスBB2とに分割し、その間
に物理層回路を有するバス解析装置100を挿入する。
この場合にも図1の場合と同様に、IEEE1394シ
リアルバスがバストポロジーを再構築してバス解析装置
100をID=1として認識すると共に、各装置のID
も設定し直されてバス解析装置100を組み込んだ状態
でIEEE1394シリアルバスを構成する。バス解析
装置100は、バスBB1、BB2上の通信が可能とな
り、装置Aの通信動作の解析を行うものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図1に
示すバス解析装置100として使用するシリアルバスイ
ンターフェース装置では、パソコン101とディジタル
カメラ102との間の通信状態の解析を行うためには、
両者を結ぶバスBに物理層回路を介してバス解析装置1
00を挿入する必要があり、挿入することによりバス解
析装置100自身もバス上の装置を構成してしまうた
め、バス構成が本来の接続環境には存在しないバス解析
装置100を含んだトポロジーとなってしまい、本来の
トポロジーにおける通信環境での解析を行うことができ
ないという問題がある。
【0007】更に、図2に示すバス解析装置100とし
て使用するシリアルバスインタフェース装置では、図1
の場合と同様にバス解析装置100を挿入することによ
りバスの構成が変化してしまい、本来のトポロジーにお
ける通信環境での解析を行うことができないという問題
がある。また、バスに多数の装置が接続された状態でバ
スの通信状態を解析する必要がある場合には、すべての
装置を通常の使用環境に合致した状態に接続した上で解
析する必要があり、接続される装置が多数ある場合や多
種類の装置について解析する必要がある場合等には、解
析環境の設定に多大な労力を要することとなり問題であ
る。
【0008】本発明は前記従来技術の問題点を解消する
ためになされたものであり、IEEE1394等のシリ
アルバスに接続するシリアルバスインターフェース装置
において、バストポロジーに影響を与えることなく挿抜
することができ、また複数の装置をシミュレートするこ
とができ、バスの通信状態を解析するバス解析装置に使
用して好適な物理層回路を有するシリアルバスインター
フェース装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1に係るシリアルバスインターフェース装置
は、シリアルバス稼働中に挿抜した際、自動的にトポロ
ジーを再構築する機能を有するシリアルバスインターフ
ェース装置において、シリアルバスに接続される際、識
別番号を付与されることなく物理的なインターフェース
を構成する物理層回路を備えることを特徴とする。
【0010】これにより、シリアルバスに接続されてい
る既存装置間のトポロジー環境を変更することなくシリ
アルバス上の応答に影響を及ぼさないでシリアルバスイ
ンターフェース装置を接続することができ、更に接続さ
れたシリアルバスインターフェース装置が備える物理層
回路は、シリアルバスと物理的なインターフェースを構
成することができ、シリアルバス上のデータを検出する
ことができる。
【0011】また、請求項2に係るシリアルバスインタ
ーフェース装置は、請求項1に記載のシリアルバスイン
ターフェース装置において、物理層回路が取り込むシリ
アルバス上のデータを記憶するデータ記憶手段を備える
ことを特徴とする。
【0012】これにより、既存装置が接続されたシリア
ルバス上のデータ応答に影響を及ぼすことなく、シリア
ルバスに接続されたシリアルバスインターフェース装置
の物理層回路がシリアルバス上のデータを取り込んだ上
で、そのデータを適宜データ記憶手段に記憶することが
でき、シリアルバス上に流れる必要なデータを十分に収
集して記憶することができる。
【0013】また、請求項3に係るシリアルバスインタ
ーフェース装置は、シリアルバス稼働中に挿抜した際、
自動的にトポロジーを再構築する機能を有するシリアル
バスインターフェース装置において、シリアルバスに接
続される際、1以上の識別番号を付与される物理的なイ
ンターフェースを構成する複合物理層回路を備えること
を特徴とする。
【0014】これにより、シリアルバスインターフェー
ス装置をシリアルバスに接続すれば、複合物理層回路
が、識別番号を有する1以上の装置を全て接続した場合
と同様な応答をすることができ、シリアルバスインター
フェース装置単独で、多数の装置を接続した場合と同じ
環境を実現することができる。
【0015】また、請求項4に係るシリアルバスインタ
ーフェース装置は、請求項3に記載のシリアルバスイン
ターフェース装置において、複合物理層回路が取り込む
シリアルバス上のデータを識別番号に関連づけて記憶す
る複合データ記憶手段を備えることを特徴とする。
【0016】これにより、複合物理層回路がシリアルバ
ス上のデータを取り込んだ上で、そのデータを識別番号
に関連づけて適宜複合データ記憶手段に記憶することが
でき、シリアルバス上に流れる識別番号毎のデータのう
ち必要なものを記憶することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明のシリアルバスイン
ターフェース装置について具体化した実施形態を図3乃
至図25に基づき図面を参照しつつ詳細に説明する。
【0018】図3は、本発明を具体化した第1実施形態
のバス解析装置を接続したIEEE1394バス構成図
である。バス上に接続された装置の識別番号(以下、I
Dと記す。)1のパソコン101とID=0のディジタ
ルカメラ102をIEEE1394シリアルバスで接続
したシステム(不図示)におけるバス上の通信状態を解
析するため、本発明のバス解析装置1Aをパソコン10
1とディジタルカメラ102との間に挿入し、パソコン
101との間、ディジタルカメラ102との間をそれぞ
れバスB1及びバスB2で接続した構成である。バス解
析装置1Aは、バス解析装置1A内の物理層回路2Aに
てIEEE1394バスB1、B2にインターフェース
されておりバスとの通信を可能にしている。そして、受
信されたデータは後段のデータ解析回路3にて解析され
る。ここで、インターフェースは、後述するようにバス
解析装置1Aを挿入しても物理層回路2AにIDが割り
当てられることはなく(ID無し。)トポロジーが再構
築されるので、バス解析装置1Aの挿入前後でパソコン
101(ID=1)とディジタルカメラ102(ID=
0)との有するIDは変化することはなく、解析したい
システム(この場合、パソコン101(ID=1)とデ
ィジタルカメラ102(ID=0)とで構成されるシス
テム。)のバストポロジーを変化させることなく通信状
態を解析することができるものである。
【0019】次に、図4乃至図8にて、バス解析装置1
Aを被解析システムに挿入した際の物理層回路2Aにお
けるIEEE1394バスの初期化シーケンスにおい
て、物理層回路2AにIDが割り当てられることなくト
ポロジーが再構築される手順について説明する。図4
は、バス解析装置1Aを挿入してバスがリセットされた
後、トポロジーのツリー構造を決定するTree−id
entify動作を示す状態遷移図である。図4の状態
遷移に従い、パソコン101とディジタルカメラ102
とからなる被解析システムにバス解析装置1Aを挿入す
る場合の実際の動作シーケンスを図6及び図7に示す。
また、図5は、ツリー構造決定後に各装置にIDを割り
付けるSelf−identify動作を示す状態遷移
図であり、この状態遷移に従い、バス解析装置1Aが挿
入されたパソコン101とディジタルカメラ102とか
らなる被解析システムにIDを割り付ける動作シーケン
スを図8に示す。
【0020】先ず、Tree−identify動作の
うちPARENT_NOTIFY信号を物理層回路2A
の一方のポートにて受信する場合について図4及び図6
に従い説明する。ここで、PARENT_NOTIFY
信号とは、ツリー構造を構成する1つの枝に接続される
ポートの中でバスの調停権が高いポートであることを宣
言する信号である。バス解析装置1Aが挿入されバスリ
セットが完了すると、図4における状態(以下、Sと記
す。)1にてタイムアウトシーケンスに従い、定期的に
IDLE信号を送信し、バス解析装置1Aの物理層回路
2AがTree−identify動作におけるスタン
バイ状態にあることを報知する。
【0021】この状態から物理層回路2Aの一方のポー
トにPARENT_NOTIFY信号を受信することを
条件として(図4のS2)、同じポートにCHILD_
NOTIFY信号を出力する(図4のS3)。図6の動
作シーケンスでは、手順(以下、Pと記す。)1に示す
ように、ディジタルカメラ102からシリアルバスB2
に出力されたPARENT_NOTIFY信号を物理層
回路2Aが受信することを条件として、同ポートからデ
ィジタルカメラ102に向けてCHILD_NOTIF
Y信号を出力することに相当する(図6のP2)。
【0022】そして、このCHILD_NOTIFY信
号を受信したディジタルカメラ102がPARENT_
NOTIFY信号の出力を停止することによりCHIL
D_HANDSHAKE状態が受信されることで(図4
のS4、図6のP3)ディジタルカメラ102との間の
ツリー構造が決定され、続けて物理層回路2Aは、他方
のポートにPARENT_NOTIFY信号を出力する
(図4のS5、図6のP4)。
【0023】この信号出力は相手側の装置がCHILD
_NOTIFY信号を返し、PARENT_HANDS
HAKE状態を受信してツリー構造が決定するまで続け
られる。即ち、図6において、物理層回路2Aとパソコ
ン101が共にPARENT_NOTIFY信号をバス
B1上に出力した場合、IEEE1394バスの規格に
よりROOT_CONTENTION状態となり、パソ
コン101はPARENT_NOTIFY信号の出力を
停止する(図6のP5)。一方、物理層回路2AはPA
RENT_NOTIFY信号を出力し続けるので(図4
のS5、図6のP5)、パソコン101のタイムアウト
経過後にパソコン101はPARENT_NOTIFY
信号を受信することとなり、これを受けて自らはCHI
LD_NOTIFY信号をバスB1に出力し、PARE
NT_HANDSHAKE状態を受信して(図6のP
6)ツリー構造が決定されると共にTree_iden
tify動作を終了する(図4のS6、図6のP1
2)。
【0024】尚、上述の実施形態においては、バス解析
装置1Aの物理層回路2Aがそれぞれのポートで受信さ
れる信号に応答する態様について例示したが、本発明は
これに限定されるものではなく、一方のポートで受信し
た信号を他方のポートにリピートすることにより、ツリ
ー構造を決定するようにすることも可能である。
【0025】次に、Tree−identify動作の
うちPARENT_NOTIFY信号を物理層回路2A
の両ポートにて受信する場合について図4及び図7に従
い説明する。尚、以下の説明において、前述の場合と同
様の部分については説明を省略する。
【0026】IDLE状態において(図4のS1)、物
理層回路2Aの両ポートにパソコン101及びディジタ
ルカメラ102のそれぞれからPARENT_NOTI
FY信号を受信すると(図4のS2、図7のP7)、物
理層回路2Aは任意のポートにCHILD_NOTIF
Y信号を出力する(図4のS3)。図7においては、デ
ィジタルカメラ102に向けてCHILD_NOTIF
Y信号を出力する(図7のP8)。
【0027】そして、このCHILD_NOTIFY信
号を受信したディジタルカメラ102がPARENT_
NOTIFY信号の出力を停止することによりCHIL
D_HANDSHAKE状態が受信されると(図4のS
4、図7のP9)、このツリーの構造が決定されると共
に残りのポートにパソコン101に向けてPARENT
_NOTIFY信号を出力する(図4のS5、図7のP
9)。
【0028】以下のシーケンスは前述の場合と同様であ
る。即ち、物理層回路2Aは、PARENT_HAND
SHAKE状態を受信してツリー構造が決定するまでP
ARENT_NOTIFY信号を出力し続ける(図4の
S5、図7のP9、P10)。この間、図7において、
物理層回路2Aとパソコン101とのPARENT_N
OTIFY信号が衝突してROOT_CONTENTI
ON状態となり、パソコン101はPARENT_NO
TIFY信号の出力を停止するが(図7のP9、P1
0)、物理層回路2AはPARENT_NOTIFY信
号を出力し続け(図7のP10)、タイムアウト経過後
にパソコン101がPARENT_NOTIFY信号を
受けてCHILD_NOTIFY信号を返すことで、P
ARENT_HANDSHAKE状態を受信してツリー
構造が決定される(図7のP11)と共にTree_i
dentify動作を終了する(図4のS6、図7のP
12)。
【0029】さて、Tree−identify動作に
よりツリー構造が確定すると、バスに接続されているポ
ートの調停権が決定される。即ち、図6におけるバスB
1については、パソコン101のポートに対してパソコ
ン101自信より低い調停権が、バス解析装置1Aのポ
ートに対してバス解析装置1A自信より高い調停権が設
定される。また、バスB2については、ディジタルカメ
ラ102のポートに対してディジタルカメラ102自信
より高い調停権が、バス解析装置1Aのポートに対して
バス解析装置1A自信の調停権より低い調停権が設定さ
れる。以下の説明では、調停権の高いポートをpare
ntポート(図6以降の図では「高」と表記。)と、調
停権の低いポートをchildポート(図6以降の図で
は「低」と表記。)と定義する。そしてバスに接続され
た全てのポートがchildポートである装置をROO
Tと定義する。図6、図7では、パソコン101がRO
OTである。
【0030】次に、Self−identify動作に
ついて図5及び図8に従い説明する。Tree−ide
ntify動作が終了し、各ポートからの信号出力のな
いIDLE状態において(図5のS7)、最下位のID
を付与すべき装置を検索するためにROOTであるパソ
コン101から発せられたSELF_ID_GRANT
信号をバス解析装置1Aのparentポートが受信す
ると(図5のS8)、物理層回路2Aはバス解析装置1
AのchildポートにSELF_ID_GRANT信
号を出力する(図5のS9、図8のP13)。
【0031】SELF_ID_GRANT信号を受信し
てIDを付与された装置(図8ではディジタルカメラ1
02であり、ID=0を付与)はSELF_IDパケッ
ト(SELF_IDパケット0)を返し、バス解析装置
1Aのchildポートがこれを受信すると(図5のS
10、図8のP14)、parentポートにリピート
する(図8のS11、図8のP14)。
【0032】更に、childポートがID=0を付与
されたディジタルカメラ102からのIDENT_DO
NE信号を受信すると(図5のS12、図8のP1
5)、parentポートには、IDENT_DONE
信号と共に同じくchildポートに受信したデータ転
送速度を表すspeed信号をリピートする(図5のS
13、図8のP15)。そしてパソコン101からpa
rentポートに返されたspeed信号をchild
ポートにリピートする(図5のS13、図8のP1
6)。これによりパソコン101とディジタルカメラ1
02とのデータ転送速度が決定される。
【0033】そして、parentポートにパソコン1
01からのSELF_IDパケット(SELF_IDパ
ケット1)を受信することにより(図5のS14、図8
のP17)、parentポート側に接続されている装
置であるパソコン101のIDも1に決定され、Sel
f−identify動作が終了する。尚、図8のP1
7において、childポートへのSELF_IDパケ
ット(SELF_IDパケット1)のリピート動作は通
常のアービトレーションにおいて行われる動作である。
【0034】また、図5における、parentポート
でのSELF_IDパケットの受信に伴うS7からS1
1への状態遷移、及びSELF_IDパケットの終了に
伴うS11からS7への状態遷移は、SELF_ID_
GRANT信号を出力することなくSelf−iden
tify動作を行う機能を示すものであるが、この場合
にもバス解析装置1AにはIDが付与されることはな
い。
【0035】以上により、被解析システムのシリアルバ
スB1、B2間に第1実施形態のバス解析装置1Aを挿
入した場合、バス解析装置1Aは物理層回路2Aを備え
ているので、挿入後のバス初期化シーケンスにおいてI
Dを付与されることはなくバスB1,B2との間で物理
的なインターフェースを構成することができ、パソコン
101とディジタルカメラ102とがシリアルバスに直
結された被解析システムのトポロジー環境を変更するこ
となく、シリアルバスインターフェース装置としてのバ
ス解析装置1Aを接続することが可能となる。更に挿入
されたバス解析装置1Aが備える物理層回路2Aは、バ
スB1、B2と物理的なインターフェースを構成するこ
とができ、バスB1、B2上のデータを検出することが
でき、バスB1、B2における通信状態を解析・調査す
ることができる。
【0036】次に、第1実施形態の第1乃至第6変形例
におけるバス解析装置1A1乃至1A6を示す。図9
は、第1変形例である。物理層回路2A1が取り込んだ
シリアルバスB1、B2上のデータを記憶するデータ記
憶回路4を備える。バス解析装置1A1はIDを付与さ
れることはなくバスB1,B2との間で物理的なインタ
ーフェースを構成することができるので、被解析システ
ムのトポロジー環境に変更はなく、通信動作に影響を与
えることなくバスB1、B2上のデータを取得できる。
そしてこのデータを直接にデータ解析回路31に転送し
て解析を行うことができることに加え、データ解析回路
31からのコントロール信号に応じてデータのデータ記
憶回路4への記憶や読み出しを適宜行うことができるの
で、連続した一連のデータや特定のシーケンスにおける
データを収集して解析したり、物理層回路2A1から直
接転送されてくるデータとの比較解析をすることもで
き、効率よく解析を進めることができる。
【0037】図10は、第2変形例である。データ記憶
回路4に加え、データ条件検出回路5を備えている。こ
のデータ条件検出回路5は、物理層回路2A2が取り込
むデータを監視しており、所定条件に一致するデータを
検出した際にトリガ信号を出力する回路である。バス解
析装置1A2は、このトリガ信号出力に基づき取り込ん
だデータをデータ記憶回路4に記憶することができ、記
憶したデータに対しては、第1変形例と同様な機能を有
するものである。従って、トリガ信号を出力するデータ
条件を特定のデータシーケンスに設定しておけば、同じ
シーケンスが発生する度にデータを記憶することがで
き、特定条件にて動作不良が発生するような場合の不良
解析に好適な解析を行うことができる。
【0038】図11は、第3変形例である。データ解析
回路33に加え、データ転送制御回路6を備えている。
このデータ転送制御回路6は、送出すべきデータをその
まま、あるいはシリアルバス上のプロトコルに適合する
パケットに成形した上で物理層回路2A3に転送する制
御を行う回路である。所定のデータパケットに対するバ
ス上の応答を確認する場合に好適なものである。
【0039】図12は、第4変形例である。データ解析
回路34、及びデータ転送制御回路6に加え、データ記
憶回路4を備えている。このデータ記憶回路4は、送出
すべきデータを予め記憶しておくことができ、必要に応
じてデータをそのまま、あるいはシリアルバス上のプロ
トコルに適合するパケットに成形した上で物理層回路2
A4に転送する制御を行う回路である。複数のデータを
記憶しておけば、データパケット別のシリアルバス上の
応答を個々に確認することができ、更にデータパケット
の送出シーケンスを任意に設定することにより、特定の
パケットシーケンスに対する、あるいはバス上の通信が
密状態での応答も確認することができるものである。
【0040】図13は、第5変形例である。データ解析
回路35、データ記憶回路4及びデータ転送制御回路6
に加え、データ送出条件検出回路7を備えている。この
データ送出条件検出回路7は、物理層回路2A5が取り
込むデータを監視しており、所定条件に一致するデータ
を検出した際にトリガ信号を出力する回路である。バス
解析装置1A5は、このトリガ信号出力に基づきデータ
記憶回路4に記憶されている送出すべきデータをそのま
ま、あるいはシリアルバス上のプロトコルに適合するパ
ケットに成形した上で物理層回路2A5に転送する制御
を行う回路である。トリガ信号を出力する取り込みデー
タの条件を特定のデータシーケンスに設定しておけば、
同じシーケンスが発生する度に、データ記憶回路4に記
憶されているデータの内から所定のデータを送出するこ
とができるので、特定のデータシーケンスに対して常に
同じ応答をすることができ、シリアルバス上の応答確認
に最適なものである。
【0041】図14は、第6変形例である。物理層回路
2A6には、1対のポートと、受信回路11、受信回路
11にて受信したパケットに含まれるデータを変換する
データ変換回路10、データ変換回路10にて変換され
たデータに基づきパケットを成形する送信回路12とを
有し、セレクタ13により送受信のポートが切り替えら
れる構成である。データ解析回路36による受信データ
の解析に基づき、あるいはデータ記憶回路4に記憶され
ている送出すべきデータに基づき、物理層回路2A6の
受信回路11にて受信されたデータがデータ変換回路1
0にて変換される。シリアルバス上の通信途中でのビッ
トエラー、バーストエラー等の通信エラーをシミュレー
トすることができるものであり、誤り訂正機能等の通信
応答を確認することができるものである。
【0042】次に、第2実施形態について説明する。図
15は、本発明を具体化した第2実施形態のバス解析装
置を接続したIEEE1394バス構成の第1構成例で
ある。第1構成例はバス解析装置1Bが複数のIDを有
する装置群をシミュレートする場合である。ID=n+
1のパソコン103(あるいはID=0のディジタルカ
メラ103)に、ID=0乃至nのn+1個の装置(あ
るいはID=1乃至nのn個の装置)が接続された場合
のパソコン103(あるいはディジタルカメラ103)
のシリアルバスB3上の応答を解析・調査するためのも
のである。解析・調査に当たっては、ID=0乃至nの
n+1個の装置(あるいはID=1乃至nのn個の装
置)を準備して被解析システムを実際に構築する必要は
なく、バス解析装置1Bとパソコン103(あるいはデ
ィジタルカメラ103)とをシリアルバスB3にて接続
することで解析したいシステムと同じ接続環境を作り出
すことができる。バス解析装置1Bは、バス解析装置1
B内の物理層回路2B1にてIEEE1394バスB3
にインターフェースされておりバスB3とのデータ送受
信を実現している。そして、受信されたデータは後段の
データ解析回路3にて解析される。ここで、このインタ
ーフェースでは、後述するように物理層回路2B1に複
数のIDが割り当てられてトポロジーが構築されるの
で、パソコン103(あるいはディジタルカメラ10
3)をバス解析装置1Bに接続するだけで、複数の装置
が接続された環境を作り出すことができる。
【0043】以下、図15における第2実施形態の第1
構成例におけるIEEE1394バスの初期化シーケン
スを示す。ここで、トポロジーのツリー構造を決定する
Tree−identify動作については、IEEE
1394規格に従って決定されるためここでの説明は割
愛し、各装置にIDを割り付けるSelf−ident
ify動作について説明をする。図16が、図15にお
ける第2実施形態の第1構成例におけるSelf−id
entify動作を示す状態遷移図であり、図17に、
バス解析装置1Bの接続相手が調停権の高いパソコン1
03(ID=n+1)である場合の動作シーケンスを、
図18に、バス解析装置1Bの接続相手が調停権の低い
ディジタルカメラ103(ID=0)である場合の動作
シーケンスを示す。
【0044】先ず、接続相手がパソコン103である場
合について、図16及び図17に従い説明する。図16
においてTree−identify動作の終了後、各
ポートからの信号出力のないIDLE状態(図16のS
21)を経て、トポロジー上のROOTであるパソコン
103が、そのchildポートにSELF_ID_G
RANT信号を出力する。ROOTではないバス解析装
置1Bの物理層回路2B1は、このSELF_ID_G
RANT信号をparentポートに受信する(図17
のP21)ことを条件として(図16のS22)、pa
rentポートにSELF_IDパケット(SELF_
IDパケット0)を出力しID=0を設定すると共にI
Dカウンタを1つ増加する(図16のS23、図17の
P22)。
【0045】このシーケンスは、IDカウンタがnにな
るまで繰り返され(図16のS24)、物理層回路2B
1に、ID=0に続きID=1乃至nが順次設定されて
いく(図17のP23、P24、P25)。
【0046】IDカウンタがnになると(図16のS2
5)、物理層回路2B1はparentポートにIDE
NT_DONE信号と共に自身の最高データ転送速度を
表すspeed信号(speed信号(.max))を
出力する(図16のS26、図17のP26)。そして
パソコン103からのspeed信号(speed信号
1)を受けデータ転送速度の設定を終了すると共にパソ
コン103からのSELF_IDパケット(SELF_
IDパケットn+1)をparentポートに受信する
ことを条件として(図16のS27、図17のP26、
P27)Self−identify動作を終了する。
【0047】次に、接続相手がディジタルカメラ103
である場合について、図16及び図18に従い説明す
る。図16においてTree−identify動作の
終了後、各ポートからの信号出力のないIDLE状態
(図16のS21)を経て、ROOTを含むバス解析装
置1Bの物理層回路2B1は、下位階層の装置(ID=
0乃至n−1)にIDが付与されていないこと(図16
における“!child_ID_complete”)
を条件として(図16のS28)、childポートに
SELF_ID_GRANT信号を出力する(図16の
S29、図18のP28)。SELF_ID_GRAN
T信号を受信したディジタルカメラ103は自身にID
=0を付与すると共にSELF_IDパケット(SEL
F_IDパケット0)を出力し、これをchildポー
トで受信することを条件として(図16のS30)物理
層回路2B1は出力を停止する(図16のS31、図1
8のP29)。
【0048】そしてディジタルカメラ103からのID
ENT_DONE信号を受信し、child_ID_c
ompleteがセットされることを条件として(図1
6のS32)、ディジタルカメラ103からのspee
d信号(speed信号1)を受信すると共に自身の最
高データ転送速度を表すspeed信号(speed信
号(.max))を同ポートに出力する(図16のS3
3、図18のP30)。この状態は、speed信号出
力がタイムアウトすることにより(図16のS34)終
了し、物理層回路2B1はIDLE状態に遷移する(図
16のS21)。
【0049】ROOTを含む物理層回路2B1は、ch
ild_ID_completeがセットされたことを
受けて(図16のS22)、childポートにSEL
F_IDパケット(SELF_IDパケット1)を出力
し自身にID=1を設定すると共にIDカウンタを1つ
増加する(図16のS23、図18のP31)。
【0050】このシーケンスは、IDカウンタがnにな
るまで繰り返され(図16のS24)、物理層回路2B
1に、ID=1に続きID=2乃至nが順次設定されて
いく(図18のP32、P33)。
【0051】物理層回路2B1がROOTを含む場合に
は、IDカウンタがnになったことを条件に(図16の
S35)、Self−identify動作を終了して
初期化シーケンスを終了する(図18のP34)。
【0052】尚、図16における、parentポート
でのSELF_IDパケットの受信に伴うS21からS
31への状態遷移は、SELF_ID_GRANT信号
を出力することなくSelf−identify動作を
行う機能を示すものである。また、S31からS21へ
の状態遷移は、自身はIDENT_DONE信号を受信
せずにSELF_IDパケットの終了を行う処理を示
す。
【0053】以上により、バス解析装置1Bが複数のI
Dを有する装置群をシミュレートすることができるの
で、ID=n+1のパソコン103(あるいはID=0
のディジタルカメラ103)に、ID=0乃至nのn+
1個の装置(あるいはID=1乃至nのn個の装置)が
接続されたシステムの解析・調査をする場合にも、ID
=0乃至nのn+1個の装置(あるいはID=1乃至n
のn個の装置)を準備して被解析システムを実際に構築
する必要はなく、バス解析装置1Bとパソコン103
(あるいはディジタルカメラ103)とをシリアルバス
B3にて接続することで、バス解析装置1B内の物理層
回路2B1がバスB3に複数のIDを割り当てられた状
態でインターフェースされ、データは後段のデータ解析
回路3にて解析される。解析したい装置をバス解析装置
1Bに接続するだけで複数の装置が接続された環境を作
り出すことができ、シリアルバスB3に接続される装置
の解析・調査を簡易かつ確実に行うことができる。
【0054】次に、本発明を具体化した第2実施形態の
第2構成例について、図19乃至図25に基づき説明す
る。本構成例では、ID=n+1のパソコン104(あ
るいはID=2のDVD装置104)、ID=1のハー
ドディスクドライブ装置105、及びID=0のディジ
タルカメラ102の3つの実装置を含み、その他の装置
群についてはバス解析装置1Bがシミュレートする場合
である。シリアルバスB4、B5、B6上に接続された
これらの3つの装置の応答を解析・調査するためのもの
であるが、解析・調査に当たってID=2乃至nのn−
1個の装置(あるいはID=3乃至nのn−2個の装
置)を準備する必要はなく、バス解析装置1Bと上記3
つの装置を接続することで解析したい環境を作り出すこ
とができる。バス解析装置1Bは、バス解析装置1B内
の物理層回路2B2にてIEEE1394バスB4、B
5、B6にインターフェースされておりバスB4、B
5、B6とのデータ通信を実現している。そして、受信
されたデータは後段のデータ解析回路3にて解析され
る。ここで、このインターフェースでは、後述するよう
に物理層回路2B2に複数のIDが割り当てられてトポ
ロジーが構築されるので、上記3つの実装置以外に複数
の装置が接続された環境を作り出すことができる。
【0055】以下、図19における第2実施形態の第2
構成例におけるIEEE1394バスの初期化シーケン
スを示す。ここで、トポロジーのツリー構造を決定する
Tree−identify動作については、IEEE
1394規格に従って決定されるためここでの説明は割
愛し、各装置にIDを割り付けるSelf−ident
ify動作について説明をする。図20が、図19にお
ける第2実施形態の第2構成例におけるSelf−id
entify動作を示す状態遷移図であり、図21乃至
図23に、バス解析装置1B以外に調停権が高い装置
(図19のパソコン104(ID=n+1))がある場
合の動作シーケンスを、図24乃至図25に、バス解析
装置1Bの調停権が高い場合の動作シーケンスを示す。
【0056】先ず、バス解析装置1B以外に調停権が高
い装置としてパソコン104(ID=n+1)がある場
合について、図20及び図21乃至図23に従い説明す
る。図20においてTree−identify動作の
終了後、各ポートからの信号出力のないIDLE状態
(図20のS41)を経て、トポロジー上のROOTで
あるパソコン104が、そのchildポートにSEL
F_ID_GRANT信号を出力する。ROOTではな
いバス解析装置1Bの物理層回路2B2は、このSEL
F_ID_GRANT信号をparentポートに受信
することを条件として(図20のS42、図21のP4
1)、ID設定されていないディジタルカメラ102が
接続されているchildポート(lowest_un
identified_childポート)にSELF
_ID_GRANT信号を出力すると共に、残りのch
ildポートにはDATA_PREFIX信号のみを出
力する(図20のS43、図21のP41)。
【0057】SELF_ID_GRANT信号を受信し
たディジタルカメラ102は、自身をID=0に設定す
ると共にSELF_IDパケット(SELF_IDパケ
ット0)を出力し、物理層回路2B2のlowest_
unidentified_childポートが受信す
ることを条件として(図20のS44)、物理層回路2
B2は、SELF_ID_GRANT信号の出力を停止
し各ポートにディジタルカメラ102からのSELF_
IDパケット(SELF_IDパケット0)をリピート
する(図20のS45、図21のP42)。
【0058】更にディジタルカメラ102からのIDE
NT_DONE信号を受信し、child_ID_co
mpleteがセットされることを条件として(図20
のS46)、ディジタルカメラ102からのspeed
信号(speed信号2)を受信すると共に自身の最高
データ転送速度を表すspeed信号(speed信号
(.max))を同ポートに出力する(図20のS4
7、図21のP43)。この状態は、speed信号出
力がタイムアウトすることにより(図20のS48)終
了し、物理層回路2B2はIDLE状態に遷移する(図
20のS41)。
【0059】再び、ROOTであるパソコン104から
のSELF_ID_GRANT信号をparentポー
トに受信すると(図20のS42、図21のP44)、
ID設定されていないハードディスクドライブ装置10
5が接続されているchildポート(lowest_
unidentified_childポート)にSE
LF_ID_GRANT信号を出力すると共に、他のc
hildポートにはDATA_PREFIX信号を出力
する(図20のS43、図21のP44)。
【0060】SELF_ID_GRANT信号を受信し
たハードディスクドライブ装置105は、自身をID=
1に設定すると共にSELF_IDパケット(SELF
_IDパケット1)を出力し、物理層回路2B2のlo
west_unidentified_childポー
トが受信することを条件として(図20のS44)、物
理層回路2B2は、SELF_ID_GRANT信号の
出力を停止し各ポートにハードディスクドライブ装置1
05からのSELF_IDパケット(SELF_IDパ
ケット1)をリピートする(図20のS45、図22の
P45)。
【0061】更にハードディスクドライブ装置105か
らのIDENT_DONE信号を受信し、child_
ID_completeがセットされることを条件とし
て(図20のS46)、ハードディスクドライブ装置1
05からのspeed信号(speed信号3)を受信
すると共に自身の最高データ転送速度を表すspeed
信号(speed信号(.max))を同ポートに出力
する(図20のS47、図22のP46)。この状態
は、speed信号出力がタイムアウトすることにより
(図20のS48)終了し、物理層回路2B2はIDL
E状態に遷移する(図20のS41)。
【0062】ここで物理層回路2B2より下位のIDを
付与される装置のID設定が終了し、全てのchild
_ID_completeがセットされた状態となるの
で、次は、物理層回路2B2がシミュレートする装置群
のIDを付与するシーケンスに移る。前述の場合と同様
に、パソコン104からのSELF_ID_GRANT
信号をparentポートに受信すると(図20のS4
2、図22のP47)、lowest_unident
ified_childポートは存在しないのでSEL
F_ID_GRANT信号は出力しないまま、全てのc
hildポートにDATA_PREFIX信号を出力す
る(図20のS43)。
【0063】この時点では、全てのchild_ID_
completeがセットされているので(図20のS
49)、全てのポートにSELF_IDパケット(SE
LF_IDパケット2)を出力しIDカウンタを1つ増
加して(図20のS50、図22のP47)、自身にI
D=2を付与する。
【0064】このシーケンスは、IDカウンタがnにな
るまで繰り返され(図20のS51)、物理層回路2B
2に、ID=2に続きID=3乃至nが順次設定されて
いく(図22のP48)。
【0065】そして、ROOTを含まない物理層回路2
B2においてIDカウンタがnになったことを条件とし
て(図20のS52)、物理層回路2B2はparen
tポートにIDENT_DONE信号と共に自身の最高
データ転送速度を表すspeed信号(speed信号
(.max))を出力する(図20のS53、図23の
P49)。そしてパソコン104からのspeed信号
(speed信号1)を受けデータ転送速度の設定を終
了すると共にパソコン104からのSELF_IDパケ
ット(SELF_IDパケットn+1)をparent
ポートに受信することを条件として(図20のS54、
図23のP49、P50)Self−identify
動作を終了して初期化シーケンスを終了する。
【0066】尚、図23のP50におけるchildポ
ートへのSELF_IDパケット(SELF_IDパケ
ットn+1)のリピート動作は通常のアービトレーショ
ンにおいて行われる動作である。
【0067】次に、バス解析装置1Bの物理層回路2B
2の調停権が高くROOTを含む場合について、図20
及び図24乃至図25に従い説明する。図20において
Tree−identify動作の終了後、各ポートか
らの信号出力のないIDLE状態(図20のS41)を
経て、物理層回路2B2がROOTを含むことを条件と
して(図20のS42)、ID設定されていないディジ
タルカメラ102が接続されているlowest_un
identified_childポートにSELF_
ID_GRANT信号を出力すると共に、残りのchi
ldポートにはDATA_PREFIX信号を出力する
(図20のS43)。
【0068】SELF_ID_GRANT信号を受信し
たディジタルカメラ102は、自身をID=0に設定す
ると共にSELF_IDパケット(SELF_IDパケ
ット0)を出力し、物理層回路2B2のlowest_
unidentified_childポートが受信す
ることを条件として(図20のS44)、物理層回路2
B2は、SELF_ID_GRANT信号の出力を停止
し各ポートにディジタルカメラ102からのSELF_
IDパケット(SELF_IDパケット0)をリピート
する(図20のS45、図24のP51)。
【0069】更にディジタルカメラ102からのIDE
NT_DONE信号を受信し、child_ID_co
mpleteがセットされることを条件として(図20
のS46)、ディジタルカメラ102からのspeed
信号(speed信号1)を受信すると共に自身の最高
データ転送速度を表すspeed信号(speed信号
(.max))を同ポートに出力する(図20のS4
7、図24のP52)。この状態は、speed信号出
力がタイムアウトすることにより(図20のS48)終
了し、物理層回路2B2はIDLE状態に遷移する(図
20のS41)。
【0070】以下、同様のシーケンスを順次繰り返し、
ハードディスクドライブ装置105をID=1に、DV
D装置104をID=2に設定した上で(図24のP5
3、P54、図25のP55、P56)、再び、物理層
回路2B2はIDLE状態に戻る(図20のS41)。
【0071】ここで物理層回路2B2より下位IDを付
与される装置についてのID設定が終了し、全てのch
ild_ID_completeがセットされた状態と
なるので、次は、物理層回路2B2がシミュレートする
装置群のIDを付与するシーケンスに移る。
【0072】物理層回路2B2がROOTを含むことを
条件として(図20のS42)、物理層回路2B2は図
20のS43の状態に移るが、この時点では、lowe
st_unidentified_childポートは
存在しないのでSELF_ID_GRANT信号を出力
しないまま、全てのchildポートにDATA_PR
EFIX信号を出力する(図20のS43)。そして、
全てのchild_ID_completeがセットさ
れていることを条件として(図20のS49)、全ての
ポートにSELF_IDパケット(SELF_IDパケ
ット3)を出力しIDカウンタを1つ増加して(図20
のS50、図25のP57)、自身にID=3を付与す
る。
【0073】このシーケンスを、IDカウンタがnにな
るまで繰り返すことにより(図20のS51)、物理層
回路2B2に、ID=3に続きID=4乃至nが順次設
定されていく(図25のP58)。
【0074】そして、ROOTを含む物理層回路2B2
においてIDカウンタがnになったことを条件として
(図20のS55)、Self−identify動作
を終了して初期化シーケンスを終了する。
【0075】尚、図20における、parentポート
でのSELF_IDパケットの受信に伴うS41からS
45への状態遷移は、SELF_ID_GRANT信号
を出力することなくSelf−identify動作を
行う機能を示すものである。また、S45からS41へ
の状態遷移は、自身はIDENT_DONE信号を受信
せずにSELF_IDパケットの終了を行う処理を示
す。
【0076】以上により、本発明を具体化した第2実施
形態の第2構成例においては、ID=n+1のパソコン
104(あるいはID=2のDVD装置104)、ID
=1のハードディスクドライブ装置105、及びID=
0のディジタルカメラ102の3つの実装置を含み、そ
の他の装置群についてはバス解析装置1Bの物理層回路
2B2により複数のIDを割り当てた状態でシリアルバ
スB4、B5、B6上にインターフェースすることがで
きる。従って、ID=2乃至nのn−1個の装置(ある
いはID=3乃至nのn−2個の装置)を準備する必要
はなく、バス解析装置1Bと上記3つの装置を接続する
ことで解析したい環境を作り出すことができるので、接
続されたこれらの3つの装置の解析・調査を簡易かつ確
実に行うことができる。
【0077】以上詳細に説明したとおり、第1実施形態
に係るバス解析装置1Aでは、被解析システムのシリア
ルバスB1、B2間に挿入しても、物理層回路2Aによ
り挿入後のバス初期化シーケンスにおいてIDを付与さ
れることはなくバスB1,B2との間で物理的なインタ
ーフェースを構成することができ、バスB1、B2に接
続されているパソコン101とディジタルカメラ102
とからなる被解析システムのトポロジー環境を変更せ
ず、バスB1、B2上の応答に影響を及ぼさないで、シ
リアルバスインターフェース装置としてのバス解析装置
1Aを接続することが可能となる。更に挿入されたバス
解析装置1Aが備える物理層回路2Aは、バスB1、B
2と物理的なインターフェースを構成するので、バスB
1、B2上のデータを検出することができ、バスB1、
B2の状態を解析・調査することも可能である。
【0078】更に、第1実施形態における第1乃至第6
変形例のバス解析装置1A1乃至1A6では、第1変形
例において、物理層回路2A1が取り込んだシリアルバ
スB1、B2上のデータを記憶するデータ記憶回路4を
備えているので、バス解析装置1A1はIDを付与され
ることはなくシリアルバスB1,B2との間で物理的な
インターフェースを構成すると共に、被解析システムの
トポロジー環境を変更することなく、動作に影響を与え
ずにバスB1、B2上のデータを取得できる。そしてこ
のデータを直接に解析することができることに加え、デ
ータ解析回路31からのコントロール信号に応じてデー
タ記憶回路4への記憶や読み出しを適宜行うことができ
るので、連続した一連のデータや特定シーケンスにおけ
るデータを収集して解析したり、バスB1、B2から取
り込まれたデータとの比較解析をすることもでき、効率
よく解析を進めることができる。
【0079】また、第2変形例においては、データ記憶
回路4に加え、データ条件検出回路5を備え、物理層回
路2A2が取り込むデータを監視して所定条件の一致を
検出した際にトリガ信号を出力するので、このトリガ信
号出力に基づき取り込んだデータをデータ記憶回路4に
記憶することができ、トリガ信号を出力するデータ条件
を特定のデータシーケンスに設定しておけば、同じシー
ケンスが発生する度にデータを記憶することができ、特
定条件にて動作不良が発生するような場合の不良解析に
好適な解析を行うことができる。
【0080】更に、第3変形例においては、データ解析
回路33に加え、データ転送制御回路6を備え、送出す
べきデータをそのまま、あるいはシリアルバスB1、B
2上のプロトコルに適合するパケットに成形した上で物
理層回路2A3に転送することができるので、所定のデ
ータパケットに対するバスB1、B2上の応答を確実に
確認することができる。
【0081】また、第4変形例においては、データ解析
回路34、及びデータ転送制御回路6に加え、データ記
憶回路4を備えているので、送出すべきデータを予め記
憶しておくことができ、必要に応じてデータをそのま
ま、あるいはシリアルバスB1、B2上のプロトコルに
適合するパケットに成形した上で物理層回路2A4に転
送する制御を行うことができ、複数のデータを記憶して
おけば、データパケット別のバスB1、B2上の応答の
確認や、データパケットの送出シーケンスを任意に設定
して特定のパケットシーケンスに対する、あるいはバス
B1、B2上の通信が密な状態での応答の確認をするこ
とができる。
【0082】また、第5変形例においては、データ解析
回路35、データ記憶回路4及びデータ転送制御回路6
に加え、データ送出条件検出回路7を備え、物理層回路
2A5が取り込むデータを監視して所定条件に一致する
データを検出した際にトリガ信号を出力するので、この
トリガ信号出力に基づきデータ記憶回路4に記憶されて
いる送出すべきデータをそのまま、あるいはシリアルバ
スB1、B2上のプロトコルに適合するパケットに成形
した上で物理層回路2A5に転送する制御を行うことが
でき、トリガ信号を出力する取り込みデータ条件を特定
のデータシーケンスに設定しておけば、同じシーケンス
が発生する度に、データ記憶回路4に記憶されている所
定データを送出することができるので、特定のデータシ
ーケンスに対して常に同じ応答をすることができ、バス
B1、B2上の応答確認に最適である。
【0083】また、第6変形例においては、1対のポー
トと、受信回路11、受信したデータを変換するデータ
変換回路10、変換後のデータに基づきパケットを成形
する送信回路12とを有し、セレクタ13により送受信
のポートが切り替えられる構成であるので、データバス
解析装置36による受信データの解析に基づき、あるい
はデータ記憶回路4に記憶されている送出すべきデータ
に基づき、受信回路11にて受信されたデータがデータ
変換回路10にて変換することにより、シリアルバス上
の通信途中でのビットエラー、バーストエラー等の通信
エラーをシミュレートすることができ、誤り訂正機能等
の通信応答を確認することができる。
【0084】また、第2実施形態に係るバス解析装置1
Bでは、物理層回路2B1により複数のIDが割り当て
られた状態でシリアルバスB3にインターフェースさ
れ、複数の装置群をシミュレートすることができるの
で、ID=n+1のパソコン103(あるいはID=0
のディジタルカメラ103)に、ID=0乃至nのn+
1個の装置(あるいはID=1乃至nのn個の装置)が
接続されたシステムの解析・調査をする場合にも、ID
=0乃至nのn+1個の装置(あるいはID=1乃至n
のn個の装置)を準備して被解析システムを実際に構築
する必要はなく、バス解析装置1Bとパソコン103
(あるいはディジタルカメラ103)とをバスB3にて
接続することで被解析システムの環境を作り出すことが
でき、後段のデータ解析回路3にて解析されるので、バ
スB3に接続される装置の解析・調査を簡易かつ確実に
行うことができる。
【0085】更に、バス解析装置1Bについては、ID
=n+1のパソコン104(あるいはID=2のDVD
装置104)、ID=1のハードディスクドライブ装置
105、及びID=0のディジタルカメラ102の3つ
の実装置を含んだ構成で、その他の装置群については物
理層回路2B2により複数のIDを割り当ててシリアル
バスB4、B5、B6上にインターフェースすることも
でき、この場合にも、ID=2乃至nのn−1個の装置
(あるいはID=3乃至nのn−2個の装置)を準備す
る必要はなく、3つの実装置を接続することで解析した
い環境を作り出すことができ、接続されたこれら3つの
装置の解析・調査を簡易かつ確実に行うことができる。
【0086】尚、本発明は前記実施形態に限定されるも
のではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の
改良、変形が可能であることは言うまでもない。
【0087】例えば、本実施形態においては、第2実施
形態に係るバス解析装置1Bについても、第1実施形態
におけるバス解析装置1Aの第1乃至第6変形例と同様
な機能をバス解析装置1B内部に備えることが可能であ
ることはいうまでもない。この場合において、物理層回
路内部に、受信したデータを変換するデータ変換回路を
有する態様については、第2実施形態に係るバス解析装
置1Bでは多ポートを備えることが可能であるので、通
信途中の通信エラーとして任意のポートから送出するこ
とができ、通信エラーの影響に対する任意のポートに接
続されている装置の応答を解析・調査することができ
る。
【0088】また、本実施形態においては、シリアルバ
スとしてIEEE1394シリアルバスを例に取り説明
したが、本発明はこれに限定されるものではなく、バス
上に接続される装置を挿抜した際に、バスにおける装置
のIDを自動的に付与することができる他のバスシステ
ムについても同様に適用することが可能である。
【0089】
【発明の効果】本発明によれば、IEEE1394等の
シリアルバスに接続するシリアルバスインターフェース
装置において、シリアルバスで接続される装置間に挿入
した際に識別番号が付与されることがないので、接続ト
ポロジーに影響を与えることはなく、また、複数の識別
番号が付与されることも可能であるので、全ての実装置
を準備してバスシステムを構築しなくてもいくつかの装
置をシミュレートしてバスシステムを簡易かつ確実に構
築することが可能であり、バスの通信状態を解析・調査
するバス解析装置として使用すれば好適な、物理層回路
を有するシリアルバスインターフェース装置を提供する
ことができる。
【0090】(付記) (1) 本願に係るシリアルバスインターフェース装置
においては、請求項2に記載のシリアルバスインターフ
ェース装置において、物理層回路が取り込むシリアルバ
ス上のデータを監視し所定条件に一致するデータを検出
した際、トリガ信号を出力するデータ条件検出手段を備
え、トリガ信号の出力に基づき、データをデータ記憶手
段に記憶することが望ましい。
【0091】前記(1)のシリアルバスインターフェー
ス装置によれば、既存装置が接続されたシリアルバス上
のデータ応答に影響を及ぼすことなくシリアルバスに接
続されたシリアルバスインターフェース装置のデータ条
件検出手段がシリアルバス上のデータを常時監視するの
で、シリアルバス上の所定のデータを的確にデータ記憶
手段に記憶することが可能となる。
【0092】(2) 本願に係るシリアルバスインター
フェース装置においては、請求項1に記載のシリアルバ
スインターフェース装置において、物理層回路を介して
シリアルバス上に送出すべきデータを物理層回路に転送
する制御回路を備えることが望ましい。
【0093】前記(2)のシリアルバスインターフェー
ス装置によれば、制御回路が、送出すべきデータを物理
層回路に転送するので、既存装置が接続されたシリアル
バス上のデータ応答に影響を及ぼすことなく接続された
シリアルバスインターフェース装置からデータを送出す
ることができ、シリアルバス上の既存装置との応答をす
ることが可能となる。
【0094】(3) 本願に係るシリアルバスインター
フェース装置においては、(2)のシリアルバスインタ
ーフェース装置において、送出すべきデータを記憶する
送出データ記憶手段を備えることが望ましい。
【0095】前記(3)のシリアルバスインターフェー
ス装置によれば、送出すべきデータを適宜送出データ記
憶手段に記憶しておくことができ、必要に応じて制御回
路が選択した所望のデータを物理層回路に転送して、既
存装置が接続されたシリアルバス上のデータ応答に影響
を及ぼすことなく接続されたシリアルバスインターフェ
ース装置から的確なデータ送出をすることが可能とな
る。
【0096】(4) 本願に係るシリアルバスインター
フェース装置においては、(3)のシリアルバスインタ
ーフェース装置において、物理層回路が取り込むシリア
ルバス上のデータを監視し所定条件に一致するデータを
検出した際、トリガ信号を出力するデータ送出条件検出
手段を備え、制御回路は、トリガ信号の出力に基づき、
送出データ記憶手段に記憶されている送出すべきデータ
を物理層回路に転送することが望ましい。
【0097】前記(4)のシリアルバスインターフェー
ス装置によれば、データ送出条件検出手段がシリアルバ
ス上のデータ応答に影響を及ぼすことなくデータを常時
監視するので、シリアルバス上のデータが所定条件に一
致した際、送出データ記憶手段に記憶されている送出す
べきデータを物理層回路に送出することができ、既存装
置が接続されたシリアルバス上のデータ応答に影響を及
ぼすことなく接続されたシリアルバスインターフェース
装置から的確なタイミングでデータを送出することが可
能となる。
【0098】(5) 本願に係るシリアルバスインター
フェース装置においては、請求項1に記載のシリアルバ
スインターフェース装置において、一対の通信ポート
と、物理層回路を介してシリアルバスより受信した受信
データを変換する変換手段とを備え、一対の通信ポート
は、いずれか一方の通信ポートにて受信した受信データ
を変換手段により変換した内容に基づいて、いずれか他
方の通信ポートに転送することが望ましい。
【0099】前記(5)のシリアルバスインターフェー
ス装置によれば、通信途中におけるパケットのビットエ
ラー、バーストエラー等の様々な通信エラーを再現する
ことができ、通信における誤り訂正等の機能を確認する
ことが可能となる。
【0100】(6) 本願に係るシリアルバスインター
フェース装置においては、請求項4に記載のシリアルバ
スインターフェース装置において、複合物理層回路が取
り込むシリアルバス上のデータを識別番号に応じて監視
し所定条件に一致するデータを検出した際、識別番号に
対応したトリガ信号を出力する複合データ条件検出手段
を備え、識別番号に対応したトリガ信号の出力に基づ
き、データを識別番号に関連づけて複合データ記憶手段
に記憶することが望ましい。
【0101】前記(6)のシリアルバスインターフェー
ス装置によれば、複合物理層回路が取り込んだシリアル
バス上のデータを複合データ条件検出手段が識別番号に
応じて常時監視するので、シリアルバス上の所定のデー
タを識別番号に対応して的確に複合データ記憶手段に記
憶することが可能となる。
【0102】(7) 本願に係るシリアルバスインター
フェース装置においては、請求項3に記載のシリアルバ
スインターフェース装置において、複合物理層回路を介
して識別番号に応じてシリアルバス上に送出すべきデー
タを、複合物理層回路に転送する複合制御回路を備える
ことが望ましい。
【0103】前記(7)のシリアルバスインターフェー
ス装置によれば、複合制御回路が識別番号に応じた送出
すべきデータを複合物理層回路に転送するので、シリア
ルバスインターフェース装置から識別番号に対応したデ
ータを送出することができ、シリアルバス上の既存の装
置に識別番号毎に応答することが可能となる。
【0104】(8) 本願に係るシリアルバスインター
フェース装置においては、(7)に記載のシリアルバス
インターフェース装置において、識別番号に応じた送出
すべきデータを記憶する複合送出データ記憶手段を備え
ることが望ましい。
【0105】前記(8)のシリアルバスインターフェー
ス装置によれば、送出すべき、識別番号に対応したデー
タを適宜複合送出データ記憶手段に記憶しておくことが
でき、必要に応じて複合制御回路が選択した識別番号毎
の所望のデータを複合物理層回路に転送して、シリアル
バスインターフェース装置から的確に送出をすることが
可能となる。
【0106】(9) 本願に係るシリアルバスインター
フェース装置においては、(8)に記載のシリアルバス
インターフェース装置において、複合物理層回路が取り
込むシリアルバス上のデータを識別番号に応じて監視し
所定条件に一致するデータを検出した際、識別番号に対
応したトリガ信号を出力する複合データ送出条件検出手
段を備え、複合制御回路は、識別番号に対応したトリガ
信号の出力に基づき、複合送出データ記憶手段に記憶さ
れている識別番号に応じた送出すべきデータを複合物理
層回路に転送することが望ましい。
【0107】前記(9)のシリアルバスインターフェー
ス装置によれば、複合物理層回路が取り込んだシリアル
バス上のデータを複合データ送出条件検出手段が識別番
号に応じて常時監視するので、シリアルバス上の識別番
号に対応するデータが所定条件に一致した際、複合送出
データ記憶手段に記憶されている識別番号毎の送出すべ
きデータを複合物理層回路に転送することができ、シリ
アルバスインターフェース装置から的確なタイミングで
該当するデータを送出することが可能となる。
【0108】(10) 本願に係るシリアルバスインタ
ーフェース装置においては、請求項3に記載のシリアル
バスインターフェース装置において、識別番号に応じた
一群の通信ポートと、複合物理層回路を介してシリアル
バスより受信した受信データを変換する複合変換手段と
を備え、一群の通信ポートは、いずれか一の通信ポート
にて受信した受信データを複合変換手段により変換した
内容に基づいて、他の通信ポートのうちいずれか少なく
とも1つの通信ポートに転送することが望ましい。
【0109】前記(10)のシリアルバスインターフェ
ース装置によれば、いずれか1つのポートで受信したデ
ータを、通信途中におけるビットエラー、バーストエラ
ー等の通信エラーの再現として、他の任意のポートから
送出することができ、多数の装置が接続されているバス
の通信環境を簡易かつ的確に再現した状態での解析をす
ることが可能となる。
【0110】(11) 本願に係るシリアルバスインタ
ーフェース装置においては、請求項1乃至請求項4、
(1)乃至(10)の少なくともいずれか1つに記載の
シリアルバスインターフェース装置において、シリアル
バスインタフェース装置は、シリアルバスを解析するバ
ス解析装置であることが望ましい。
【0111】前記(11)のシリアルバスインターフェ
ース装置によれば、シリアルバスに接続される際、識別
番号を付与されることなく物理的なインターフェースを
構成する物理層回路を備えるシリアルバスインタフェー
ス装置においては、シリアルバスに接続されている既存
装置間のトポロジー環境を変更することなく、従って、
シリアルバス上の応答に影響を及ぼすことなくシリアル
バスインターフェース装置を接続してバスの通信状態を
解析・調査することが可能となる。また、シリアルバス
に接続される際、1以上の識別番号を付与される物理的
なインターフェースを構成する複合物理層回路を備える
シリアルバスインタフェース装置においては、シリアル
バスインターフェース装置単独で、多数の装置が接続さ
れた場合と同じ環境をシミュレートすることができ、個
々の装置を接続して制御することなく多数の装置が接続
されたのと同じバス通信状態を解析・調査することが可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のバス解析装置を接続したIEEE139
4バス構成図である。
【図2】多数の装置が接続されたIEEE1394バス
に従来のバス解析装置を接続した構成図である。
【図3】第1実施形態のバス解析装置を接続したIEE
E1394バス構成図である。
【図4】第1実施形態におけるTree−identi
fy動作を示す状態遷移図である。
【図5】第1実施形態におけるSelf−identi
fy動作を示す状態遷移図である。
【図6】第1実施形態におけるTree−identi
fy動作のうち、PARENT_NOTIFY信号を片
ポートで受信した場合の動作シーケンス図である。
【図7】第1実施形態におけるTree−identi
fy動作のうち、PARENT_NOTIFY信号を両
ポートで受信した場合の動作シーケンス図である。
【図8】第1実施形態におけるSelf−identi
fy動作の動作シーケンス図である。
【図9】第1実施形態におけるバス解析装置の第1変形
例を示す回路ブロック図である。
【図10】第1実施形態におけるバス解析装置の第2変
形例を示す回路ブロック図である。
【図11】第1実施形態におけるバス解析装置の第3変
形例を示す回路ブロック図である。
【図12】第1実施形態におけるバス解析装置の第4変
形例を示す回路ブロック図である。
【図13】第1実施形態におけるバス解析装置の第5変
形例を示す回路ブロック図である。
【図14】第1実施形態におけるバス解析装置の第6変
形例を示す回路ブロック図である。
【図15】第2実施形態のバス解析装置を接続したIE
EE1394バスの第1構成例である。
【図16】第2実施形態の第1構成例におけるSelf
−identify動作を示す状態遷移図である。
【図17】第2実施形態の第1構成例におけるSelf
−identify動作のうち、接続相手の調停権が高
い場合の動作シーケンス図である。
【図18】第2実施形態の第1構成例におけるSelf
−identify動作のうち、接続相手の調停権が低
い場合の動作シーケンス図である。
【図19】第2実施形態のバス解析装置を接続したIE
EE1394バスの第2構成例である。
【図20】第2実施形態の第2構成例におけるSelf
−identify動作を示す状態遷移図である。
【図21】第2実施形態の第2構成例におけるSelf
−identify動作のうち、接続相手に調停権の高
い装置がある場合の動作シーケンス図の前段部分であ
る。
【図22】第2実施形態の第2構成例におけるSelf
−identify動作のうち、接続相手に調停権の高
い装置がある場合の動作シーケンス図の中段部分であ
る。
【図23】第2実施形態の第2構成例におけるSelf
−identify動作のうち、接続相手に調停権の高
い装置がある場合の動作シーケンス図の後段部分であ
る。
【図24】第2実施形態の第2構成例におけるSelf
−identify動作のうち、接続相手に調停権の高
い装置がない場合の動作シーケンス図の前段部分であ
る。
【図25】第2実施形態の第2構成例におけるSelf
−identify動作のうち、接続相手に調停権の高
い装置がない場合の動作シーケンス図の後段部分であ
る。
【符号の説明】
1A1、1A2、1A3、1A4、1A5、1A6、1
Bバス解析装置 2A、2A1、2A2、2A3、2A4、2A5、2A
6、2B1、2B2物理層回路 3、31、32、33、34、35、36データ解析回
路 4 データ記憶回路 5 データ条件検出回路 6 データ転送制御回路 7 データ送出条件検出回路 8、9 ポート 10 データ変換回路 11 受信回路 12 送信回路 101 、103、104 パソコン 102、103 ディジタルカメラ 104 DVD装置 105 ハードディスクドライ
ブ装置 B1、B2、B3 IEEE1394シリアルバ
フロントページの続き Fターム(参考) 5B077 NN02 5K033 DB04 DB12 EA03 EC02 5K034 DD03 FF13 5K035 BB03 CC10 DD01

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリアルバス稼働中に挿抜した際、自動
    的にトポロジーを再構築する機能を有するシリアルバス
    インターフェース装置において、 前記シリアルバスに接続される際、識別番号を付与され
    ることなく物理的なインターフェースを構成する物理層
    回路を備えることを特徴とするシリアルバスインタフェ
    ース装置。
  2. 【請求項2】 前記物理層回路が取り込む前記シリアル
    バス上のデータを記憶するデータ記憶手段を備えること
    を特徴とする請求項1に記載のシリアルバスインタフェ
    ース装置。
  3. 【請求項3】 シリアルバス稼働中に挿抜した際、自動
    的にトポロジーを再構築する機能を有するシリアルバス
    インターフェース装置において、 前記シリアルバスに接続される際、1以上の識別番号を
    付与される物理的なインターフェースを構成する複合物
    理層回路を備えることを特徴とするシリアルバスインタ
    フェース装置。
  4. 【請求項4】 前記複合物理層回路が取り込む前記シリ
    アルバス上のデータを前記識別番号に関連づけて記憶す
    る複合データ記憶手段を備えることを特徴とする請求項
    3に記載のシリアルバスインタフェース装置。
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