JP2001332914A - アンテナユニット付きカード - Google Patents
アンテナユニット付きカードInfo
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- JP2001332914A JP2001332914A JP2000150649A JP2000150649A JP2001332914A JP 2001332914 A JP2001332914 A JP 2001332914A JP 2000150649 A JP2000150649 A JP 2000150649A JP 2000150649 A JP2000150649 A JP 2000150649A JP 2001332914 A JP2001332914 A JP 2001332914A
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- card
- card body
- antenna
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- G06K—GRAPHICAL DATA READING; PRESENTATION OF DATA; RECORD CARRIERS; HANDLING RECORD CARRIERS
- G06K19/00—Record carriers for use with machines and with at least a part designed to carry digital markings
- G06K19/06—Record carriers for use with machines and with at least a part designed to carry digital markings characterised by the kind of the digital marking, e.g. shape, nature, code
- G06K19/067—Record carriers with conductive marks, printed circuits or semiconductor circuit elements, e.g. credit or identity cards also with resonating or responding marks without active components
- G06K19/07—Record carriers with conductive marks, printed circuits or semiconductor circuit elements, e.g. credit or identity cards also with resonating or responding marks without active components with integrated circuit chips
- G06K19/077—Constructional details, e.g. mounting of circuits in the carrier
- G06K19/07743—External electrical contacts
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 小型化・低背化が達成し得るアンテナユニッ
ト付きＰＣカードを提供することにある。 【解決手段】表裏面の大部分を電波シールド製材料１
０，１２によって覆われた薄板状のＰＣカード本体２に
アンテナユニット収納部２２ｃを設け、このアンテナユ
ニット収納部に展出可能なアンテナユニット３を装着
し、使用時にはアンテナユニット３の少なくともアンテ
ナ部３２ａがＰＣカード本体２の電波シールド製材料の
外部に展伸して展伸位置に掛止されて電波を送受信する
ことができ、非使用時にはアンテナユニット３全体が実
質的にＰＣカード本体２内に収納された収納位置で掛止
されるようにしたことを特徴とする。
ト付きＰＣカードを提供することにある。 【解決手段】表裏面の大部分を電波シールド製材料１
０，１２によって覆われた薄板状のＰＣカード本体２に
アンテナユニット収納部２２ｃを設け、このアンテナユ
ニット収納部に展出可能なアンテナユニット３を装着
し、使用時にはアンテナユニット３の少なくともアンテ
ナ部３２ａがＰＣカード本体２の電波シールド製材料の
外部に展伸して展伸位置に掛止されて電波を送受信する
ことができ、非使用時にはアンテナユニット３全体が実
質的にＰＣカード本体２内に収納された収納位置で掛止
されるようにしたことを特徴とする。
Description
【０００１】
【発明が属する技術分野】この発明は、アンテナユニッ
ト付きカードに係り、特に、小型化・低背化が達成し得
るアンテナユニット付きカードに関するものである。
ト付きカードに係り、特に、小型化・低背化が達成し得
るアンテナユニット付きカードに関するものである。
【０００２】
【先行技術】オフィスにおいて無線ＬＡＮを構築する場
合、ＬＡＮのサーバ側にパソコンとのデータ送受信を行
うアクセスポイント装置を設け、一方、パソコンのＰＣ
カードスロットにアンテナユニット付きＰＣカードを差
し込み、両者の間で通信を行うことでデータの送受信を
行っていた。なお、類似の使い方が、ＰＨＳカードにも
考え得るが、本発明はそのような用途を含む概念であ
る。
合、ＬＡＮのサーバ側にパソコンとのデータ送受信を行
うアクセスポイント装置を設け、一方、パソコンのＰＣ
カードスロットにアンテナユニット付きＰＣカードを差
し込み、両者の間で通信を行うことでデータの送受信を
行っていた。なお、類似の使い方が、ＰＨＳカードにも
考え得るが、本発明はそのような用途を含む概念であ
る。
【０００３】図９は、従来の典型的なアンテナユニット
付きＰＣカードの斜視図である。図示されているよう
に、従来のアンテナユニット付きＰＣカード５０は、Ｐ
Ｃカード内部にある基板を保護すると共に当該基板に搭
載されている半導体チップ等を外部電磁波から遮蔽する
ため表裏面の大部分を金属製シールドカバー５２によっ
て覆われて製造されている。一方、電波を送受信するア
ンテナユニットのアンテナ５４は、金属製シールドカバ
ーによって覆われた部位にあると電波を送受信できない
ことから、アンテナユニット５４を薄板状のＰＣカード
本体５６の端から側方に突出して設けている。また、コ
ンピュータのＰＣカードスロットの大きさ及び厚さは規
格で決まっており、肉厚のアンテナユニット５４の部分
はＰＣカード本体５６から突出して設けざるを得ない事
情もあった。かかる従来のアンテナユニット５４は、Ｐ
Ｃカード本体との電気的接続のためのコネクタ部（図示
せず）とアンテナ部（図示せず）とを含んで構成され
る。
付きＰＣカードの斜視図である。図示されているよう
に、従来のアンテナユニット付きＰＣカード５０は、Ｐ
Ｃカード内部にある基板を保護すると共に当該基板に搭
載されている半導体チップ等を外部電磁波から遮蔽する
ため表裏面の大部分を金属製シールドカバー５２によっ
て覆われて製造されている。一方、電波を送受信するア
ンテナユニットのアンテナ５４は、金属製シールドカバ
ーによって覆われた部位にあると電波を送受信できない
ことから、アンテナユニット５４を薄板状のＰＣカード
本体５６の端から側方に突出して設けている。また、コ
ンピュータのＰＣカードスロットの大きさ及び厚さは規
格で決まっており、肉厚のアンテナユニット５４の部分
はＰＣカード本体５６から突出して設けざるを得ない事
情もあった。かかる従来のアンテナユニット５４は、Ｐ
Ｃカード本体との電気的接続のためのコネクタ部（図示
せず）とアンテナ部（図示せず）とを含んで構成され
る。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】近年、ノート型パソコ
ンの普及から、図１０に図示したように、このようなノ
ート型パソコンにもＰＣカードを付けて無線ＬＡＮで使
用することが多くなっている。このようなノート型パソ
コン６０では、種々の機能をコンパクトにまとめてパソ
コン本体に搭載するため、ＰＣカードスロット６２の数
が限られている（通常は１〜２）。従って、種々のＰＣ
カードを利用する場合、無線ＬＡＮ用のＰＣカード、す
なわち、アンテナユニット付きＰＣカードをＰＣカード
スロットから取り外し保管しなければならない。しかる
に、通常、これらノート型パソコンは、専用のキャリア
バッグに入れて保管される関係から、付属の全ての周辺
機器・部品もこのキャリアバッグに設けられたポケット
に収納されて保管されることとなる。キャリアバッグ
は、ノート型パソコンと同様に全てのポケットがコンパ
クトに作られているため、その中に収納されることが予
定されているＰＣカードも従来にも増してコンパクト化
が求められている。また、アンテナユニットが外部に突
出していると損傷その他の問題もあり、アンテナユニッ
トの保護上問題があった。
ンの普及から、図１０に図示したように、このようなノ
ート型パソコンにもＰＣカードを付けて無線ＬＡＮで使
用することが多くなっている。このようなノート型パソ
コン６０では、種々の機能をコンパクトにまとめてパソ
コン本体に搭載するため、ＰＣカードスロット６２の数
が限られている（通常は１〜２）。従って、種々のＰＣ
カードを利用する場合、無線ＬＡＮ用のＰＣカード、す
なわち、アンテナユニット付きＰＣカードをＰＣカード
スロットから取り外し保管しなければならない。しかる
に、通常、これらノート型パソコンは、専用のキャリア
バッグに入れて保管される関係から、付属の全ての周辺
機器・部品もこのキャリアバッグに設けられたポケット
に収納されて保管されることとなる。キャリアバッグ
は、ノート型パソコンと同様に全てのポケットがコンパ
クトに作られているため、その中に収納されることが予
定されているＰＣカードも従来にも増してコンパクト化
が求められている。また、アンテナユニットが外部に突
出していると損傷その他の問題もあり、アンテナユニッ
トの保護上問題があった。
【０００５】本発明が解決すべき課題は、前述した従来
の無線ＬＡＮ用のＰＣカード、すなわち、アンテナユニ
ット付きＰＣカードの問題点を解決し、小型化・低背化
が達成し得るアンテナユニット付きＰＣカードを提供す
ることにある。
の無線ＬＡＮ用のＰＣカード、すなわち、アンテナユニ
ット付きＰＣカードの問題点を解決し、小型化・低背化
が達成し得るアンテナユニット付きＰＣカードを提供す
ることにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記した課題
を達成するためのもので、表裏面の大部分を電波シール
ド製材料によって覆われた薄板状のカード本体にアンテ
ナユニット収納部を設け、このアンテナユニット収納部
に展出可能なアンテナユニットを装着し、使用時にはア
ンテナユニットの少なくともアンテナ部がカード本体の
電波シールド製材料の外部に展伸して展伸位置に掛止さ
れて電波を送受信することができ、非使用時にはアンテ
ナユニット全体が実質的にカード本体内に収納された収
納位置で掛止されるようにしたことを特徴とするアンテ
ナユニット付きカードを提供する。
を達成するためのもので、表裏面の大部分を電波シール
ド製材料によって覆われた薄板状のカード本体にアンテ
ナユニット収納部を設け、このアンテナユニット収納部
に展出可能なアンテナユニットを装着し、使用時にはア
ンテナユニットの少なくともアンテナ部がカード本体の
電波シールド製材料の外部に展伸して展伸位置に掛止さ
れて電波を送受信することができ、非使用時にはアンテ
ナユニット全体が実質的にカード本体内に収納された収
納位置で掛止されるようにしたことを特徴とするアンテ
ナユニット付きカードを提供する。
【０００７】このように、カード本体とアンテナユニッ
トとを別体として製造し、アンテナユニットはカード本
体のアンテナユニット収納部に収納する。アンテナユニ
ットは、カード本体に対して少なくとも２つの位置で掛
止されるようになっている。第一は、使用時の展伸位置
で、アンテナユニットの少なくともアンテナ部がカード
本体の電波シールド製材料の外部に展伸して、サーバ側
のアクセスポイント装置との間で電波を送受信すること
ができる。
トとを別体として製造し、アンテナユニットはカード本
体のアンテナユニット収納部に収納する。アンテナユニ
ットは、カード本体に対して少なくとも２つの位置で掛
止されるようになっている。第一は、使用時の展伸位置
で、アンテナユニットの少なくともアンテナ部がカード
本体の電波シールド製材料の外部に展伸して、サーバ側
のアクセスポイント装置との間で電波を送受信すること
ができる。
【０００８】第二は非使用時の収納位置でアンテナユニ
ット全体が実質的にカード本体内に収納される。本発明
に係るアンテナユニット付きカードをパソコンのカード
スロットから取り外した場合、アンテナユニットをカー
ド本体内に収納して、カード全体の大きさをアンテナユ
ニットの分だけ小さくすることができる。その結果、カ
ードは実質的に突出部のない薄板上の直方体となるた
め、嵩張ることなく複数枚を重ねて保管することができ
る。もちろん、アンテナユニット全体が実質的に金属製
のカード本体内に収納されることとなるため電波からシ
ールドされると共に損傷することがない。
ット全体が実質的にカード本体内に収納される。本発明
に係るアンテナユニット付きカードをパソコンのカード
スロットから取り外した場合、アンテナユニットをカー
ド本体内に収納して、カード全体の大きさをアンテナユ
ニットの分だけ小さくすることができる。その結果、カ
ードは実質的に突出部のない薄板上の直方体となるた
め、嵩張ることなく複数枚を重ねて保管することができ
る。もちろん、アンテナユニット全体が実質的に金属製
のカード本体内に収納されることとなるため電波からシ
ールドされると共に損傷することがない。
【０００９】請求項２に記載の本発明は、請求項１に記
載のアンテナユニット付きカードにおいて、カード本体
とアンテナユニットとの間に抜け止め機構が設けられて
おり、それにより、当該アンテナユニットが展伸位置を
超えて展伸しカード本体から脱落するのを防止すること
を特徴とする。もちろん、アンテナユニットはカード本
体の前述の２つの位置で掛止されるため、当該アンテナ
ユニットが展伸位置を超えて展伸しカード本体から脱落
しないようになっている。しかしながら、アンテナユニ
ットを展伸位置に移動させる機構として、一般に、ばね
を使用しているため、時として勢いがつきすぎる場合が
ある。そのような場合にも、アンテナユニットがカード
本体から脱落しないように、抜け止め機構が当該アンテ
ナユニットの更なる外側への移動を掛止して止める。も
ちろん、この抜け止め機構をアンテナユニットの展伸位
置における掛止機構として併用することもできる。
載のアンテナユニット付きカードにおいて、カード本体
とアンテナユニットとの間に抜け止め機構が設けられて
おり、それにより、当該アンテナユニットが展伸位置を
超えて展伸しカード本体から脱落するのを防止すること
を特徴とする。もちろん、アンテナユニットはカード本
体の前述の２つの位置で掛止されるため、当該アンテナ
ユニットが展伸位置を超えて展伸しカード本体から脱落
しないようになっている。しかしながら、アンテナユニ
ットを展伸位置に移動させる機構として、一般に、ばね
を使用しているため、時として勢いがつきすぎる場合が
ある。そのような場合にも、アンテナユニットがカード
本体から脱落しないように、抜け止め機構が当該アンテ
ナユニットの更なる外側への移動を掛止して止める。も
ちろん、この抜け止め機構をアンテナユニットの展伸位
置における掛止機構として併用することもできる。
【００１０】請求項３に記載の本発明は、請求項２に記
載のアンテナユニット付きカードにおいて、抜け止め機
構が、カード本体又はアンテナユニットの一方に設けら
れた突起と当該突起の移動経路の延長線上に入り込む凸
部を有し他方のフレーム構造の一部として一体的に形成
された弾性を有するブリッジ部との組み合わせにより提
供されることを特徴とする。カード本体又はアンテナユ
ニットの一方、好ましくは、カード本体側に設けられた
突起は、他方に対して一直線状に往復移動する。そのよ
うな移動経路の延長線上に、他方のブリッジ部に一体に
形成された凸部が邪魔するように配置される。一般に、
この種の電子機器における掛止機構は、素材がプラスチ
ックの場合には片持梁状の弾性脚が前記凸部と掛止する
ようになっている。しかしながら、片持梁状の弾性脚の
構造は、弾性脚の根元に大きなモーメント荷重がかかり
折れ易い欠点を有していた。フレーム構造の一部として
一体的に形成されるブリッジ部は、十分な弾性を有する
と共に、ブリッジ部の両側で荷重を支えるため折れる等
の心配がない。
載のアンテナユニット付きカードにおいて、抜け止め機
構が、カード本体又はアンテナユニットの一方に設けら
れた突起と当該突起の移動経路の延長線上に入り込む凸
部を有し他方のフレーム構造の一部として一体的に形成
された弾性を有するブリッジ部との組み合わせにより提
供されることを特徴とする。カード本体又はアンテナユ
ニットの一方、好ましくは、カード本体側に設けられた
突起は、他方に対して一直線状に往復移動する。そのよ
うな移動経路の延長線上に、他方のブリッジ部に一体に
形成された凸部が邪魔するように配置される。一般に、
この種の電子機器における掛止機構は、素材がプラスチ
ックの場合には片持梁状の弾性脚が前記凸部と掛止する
ようになっている。しかしながら、片持梁状の弾性脚の
構造は、弾性脚の根元に大きなモーメント荷重がかかり
折れ易い欠点を有していた。フレーム構造の一部として
一体的に形成されるブリッジ部は、十分な弾性を有する
と共に、ブリッジ部の両側で荷重を支えるため折れる等
の心配がない。
【００１１】請求項４に記載の本発明は、請求項１〜３
のいずれか１項に記載のアンテナユニット付きカードに
おいて、カード本体とアンテナユニットとが、フレキシ
ブルケーブルにより電気的に接続されていることを特徴
とする。本発明のアンテナユニット付きカードでは、カ
ード本体とアンテナユニットとが別体として製造される
が、このフレキシブルケーブルにより電気的に接続され
る。
のいずれか１項に記載のアンテナユニット付きカードに
おいて、カード本体とアンテナユニットとが、フレキシ
ブルケーブルにより電気的に接続されていることを特徴
とする。本発明のアンテナユニット付きカードでは、カ
ード本体とアンテナユニットとが別体として製造される
が、このフレキシブルケーブルにより電気的に接続され
る。
【００１２】請求項５に記載の本発明は、請求項１〜３
のいずれか１項に記載のアンテナユニット付きカードに
おいて、カード本体とアンテナユニットとが、一方の基
板から片持梁状に突設された弾性接触子と他方の基板に
設けられた導電性パッドとの圧接により電気的に接続さ
れるように構成されており、それにより、アンテナユニ
ットが展伸位置にあるとき、両者は電気的に接続される
が、当該アンテナユニットが収納位置に移動したときに
は、その接続が遮断されることを特徴とする。アンテナ
ユニットが展伸位置、すなわち、本実施例に係るアンテ
ナユニット付きカードの使用時にのみ、アンテナユニッ
トとカード本体とが電気的に接続される。例えば、ノー
ト型パソコンのカードスロットに本カードを挿したまま
の状態で、アンテナユニットをカード本体内に収納し、
持ち運ぶ場合等に電波をひろって誤作動させる事故を防
ぐことができる。
のいずれか１項に記載のアンテナユニット付きカードに
おいて、カード本体とアンテナユニットとが、一方の基
板から片持梁状に突設された弾性接触子と他方の基板に
設けられた導電性パッドとの圧接により電気的に接続さ
れるように構成されており、それにより、アンテナユニ
ットが展伸位置にあるとき、両者は電気的に接続される
が、当該アンテナユニットが収納位置に移動したときに
は、その接続が遮断されることを特徴とする。アンテナ
ユニットが展伸位置、すなわち、本実施例に係るアンテ
ナユニット付きカードの使用時にのみ、アンテナユニッ
トとカード本体とが電気的に接続される。例えば、ノー
ト型パソコンのカードスロットに本カードを挿したまま
の状態で、アンテナユニットをカード本体内に収納し、
持ち運ぶ場合等に電波をひろって誤作動させる事故を防
ぐことができる。
【００１３】請求項６に記載の本発明は、請求項５に記
載のアンテナユニット付きカードにおいて、カード本体
には、アンテナユニットが展伸位置にある時に一方の基
板の弾性接触子と他方の基板に設けられた導電性パッド
との圧接を確保する補強構造が設けられていることを特
徴とする。補強構造により、アンテナユニットが展伸位
置にある時に一方の基板の弾性接触子と他方の基板に設
けられた導電性パッドとの圧接を確保する。これによ
り、接触不良によるデータの送受信不良を防ぐ。
載のアンテナユニット付きカードにおいて、カード本体
には、アンテナユニットが展伸位置にある時に一方の基
板の弾性接触子と他方の基板に設けられた導電性パッド
との圧接を確保する補強構造が設けられていることを特
徴とする。補強構造により、アンテナユニットが展伸位
置にある時に一方の基板の弾性接触子と他方の基板に設
けられた導電性パッドとの圧接を確保する。これによ
り、接触不良によるデータの送受信不良を防ぐ。
【００１４】請求項７に記載の本発明は、請求項１に記
載のアンテナユニット付きカードにおいて、カード本体
の表裏面のユニット収納部側が、内側に僅かに凹んでい
ることを特徴とする。アンテナユニットがカード本体の
ユニット収納部に完全に収納された状態からもさらに内
側に押し込めることができ、それをトリガーとしてアン
テナユニットを収納位置から弾出させるようにしてい
る。本発明は、請求の範囲に記載の発明の精神を逸脱す
ることなく種々の修正・変更が可能である。本発明は、
そのような修正・変更を含むものである。
載のアンテナユニット付きカードにおいて、カード本体
の表裏面のユニット収納部側が、内側に僅かに凹んでい
ることを特徴とする。アンテナユニットがカード本体の
ユニット収納部に完全に収納された状態からもさらに内
側に押し込めることができ、それをトリガーとしてアン
テナユニットを収納位置から弾出させるようにしてい
る。本発明は、請求の範囲に記載の発明の精神を逸脱す
ることなく種々の修正・変更が可能である。本発明は、
そのような修正・変更を含むものである。
【００１５】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るアンテナユニ
ット付きカードを図示された好ましい実施の形態に基づ
いて更に詳しく説明する。図１は、本発明に係るアンテ
ナユニット付きカードの一実施形態の斜視図で、（ａ）
はアンテナユニットが展伸位置にある使用時を示し、そ
して、（ｂ）はアンテナユニットが収納位置にある非使
用時を示している。
ット付きカードを図示された好ましい実施の形態に基づ
いて更に詳しく説明する。図１は、本発明に係るアンテ
ナユニット付きカードの一実施形態の斜視図で、（ａ）
はアンテナユニットが展伸位置にある使用時を示し、そ
して、（ｂ）はアンテナユニットが収納位置にある非使
用時を示している。
【００１６】本発明に係るアンテナユニット付きＰＣカ
ード１は、ＰＣカード本体２とアンテナユニット３とを
含んで構成される。それぞれ、別部品として製造され、
ＰＣカード本体２の外側に展伸した状態と内側に収納さ
れた状態の２つに位置をとることができるように、アン
テナユニット３がＰＣカード本体２に取り付けられてい
る。すなわち、図１（ａ）に図に示されているように、
使用時にはアンテナユニット３の少なくともアンテナ部
３２ａがＰＣカード本体２の金属製シールド材の外部に
展伸して掛止されて電波を送受信することができるよう
になっている。他方、図１（ｂ）に図に示されているよ
うに、非使用時にはアンテナユニット３全体が実質的に
ＰＣカード本体２内に収納されて掛止されるようになっ
ている。図１（ｂ）の状態から、アンテナユニット３を
ＰＣカード本体２の奥の方向に押し下げると、掛止機構
が解除され、ＰＣカード本体２は、ばねの力で押し出さ
れ、図１（ａ）に図に示された状態で停止する。
ード１は、ＰＣカード本体２とアンテナユニット３とを
含んで構成される。それぞれ、別部品として製造され、
ＰＣカード本体２の外側に展伸した状態と内側に収納さ
れた状態の２つに位置をとることができるように、アン
テナユニット３がＰＣカード本体２に取り付けられてい
る。すなわち、図１（ａ）に図に示されているように、
使用時にはアンテナユニット３の少なくともアンテナ部
３２ａがＰＣカード本体２の金属製シールド材の外部に
展伸して掛止されて電波を送受信することができるよう
になっている。他方、図１（ｂ）に図に示されているよ
うに、非使用時にはアンテナユニット３全体が実質的に
ＰＣカード本体２内に収納されて掛止されるようになっ
ている。図１（ｂ）の状態から、アンテナユニット３を
ＰＣカード本体２の奥の方向に押し下げると、掛止機構
が解除され、ＰＣカード本体２は、ばねの力で押し出さ
れ、図１（ａ）に図に示された状態で停止する。
【００１７】図２は、図１に示されたアンテナユニット
付きＰＣカードを主部品ごとに分解して示した分解斜視
図である。図２に示されているようにＰＣカード本体２
は、概略的に、金属製の上側カバー１０及び下側カバー
１２と、そして、その間にサンドイッチ状に挟まれて配
置されるコア部材２０とを含んで構成される。上側カバ
ー１０及び下側カバー１２のアンテナユニット収納部２
２ｃ側は、内側に凹んだ円弧部１０ａ、１２ａとなって
いる。それにより、アンテナユニット３が図１（ｂ）の
ようにＰＣカード本体２のユニット収納部２２ｃに完全
に収納された状態からもさらに内側に押し込めることが
でき、それをトリガーとしてアンテナユニット３が収納
位置から弾出されるようにしている。
付きＰＣカードを主部品ごとに分解して示した分解斜視
図である。図２に示されているようにＰＣカード本体２
は、概略的に、金属製の上側カバー１０及び下側カバー
１２と、そして、その間にサンドイッチ状に挟まれて配
置されるコア部材２０とを含んで構成される。上側カバ
ー１０及び下側カバー１２のアンテナユニット収納部２
２ｃ側は、内側に凹んだ円弧部１０ａ、１２ａとなって
いる。それにより、アンテナユニット３が図１（ｂ）の
ようにＰＣカード本体２のユニット収納部２２ｃに完全
に収納された状態からもさらに内側に押し込めることが
でき、それをトリガーとしてアンテナユニット３が収納
位置から弾出されるようにしている。
【００１８】コア部材２０は、一体成型されるプラスチ
ック製のフレーム２２と、フレーム２２に固定される基
板２４と、そして、スプリング２６とを含んでいる。一
方、アンテナユニット３は、プラスチック製の上蓋３０
及び下蓋３４と、それらの間にサンドイッチ状に挟まれ
て配置されるアンテナ部３２ａを搭載した基板３２とを
備えて構成されている。フレーム２２は、ＰＣカード１
の幅とほぼ等しい間隔に隔てて配置された一対のサイド
フレーム部２２ａと、対をなすサイドフレーム部２２ａ
のコネクタ側の端面近く及びほぼ中央に位置し両者を強
固に連結するブリッジ部２２ｂとを含んでいる。図３に
詳細に示されているように、中央側ブリッジ部２２ｂは
薄板状のもので、その上面に２条の盛上がり部２２ｇを
有している。薄板状になっているのは、アンテナユニッ
ト３の基板３２に固定された弾性接触子３３ａがその上
方を往復移動するスペースを提供するためである。かか
る構造により、中央側のブリッジ部２２ｂは、アンテナ
ユニット３が展伸位置にある時に後述するＰＣカード本
体２との電気的接続を確保する補強構造としての役割を
果たす。
ック製のフレーム２２と、フレーム２２に固定される基
板２４と、そして、スプリング２６とを含んでいる。一
方、アンテナユニット３は、プラスチック製の上蓋３０
及び下蓋３４と、それらの間にサンドイッチ状に挟まれ
て配置されるアンテナ部３２ａを搭載した基板３２とを
備えて構成されている。フレーム２２は、ＰＣカード１
の幅とほぼ等しい間隔に隔てて配置された一対のサイド
フレーム部２２ａと、対をなすサイドフレーム部２２ａ
のコネクタ側の端面近く及びほぼ中央に位置し両者を強
固に連結するブリッジ部２２ｂとを含んでいる。図３に
詳細に示されているように、中央側ブリッジ部２２ｂは
薄板状のもので、その上面に２条の盛上がり部２２ｇを
有している。薄板状になっているのは、アンテナユニッ
ト３の基板３２に固定された弾性接触子３３ａがその上
方を往復移動するスペースを提供するためである。かか
る構造により、中央側のブリッジ部２２ｂは、アンテナ
ユニット３が展伸位置にある時に後述するＰＣカード本
体２との電気的接続を確保する補強構造としての役割を
果たす。
【００１９】一対のサイドフレーム部２２ａ及び中央側
ブリッジ部２２ｂによって囲まれた空所２２ｃには、ア
ンテナユニット３が収納される。これにより、ＰＣカー
ド本体２全体の薄形化が図られる。他方、一対のサイド
フレーム部２２ａ及びコネクタ側ブリッジ部２２ｂによ
って囲まれた空所２２ｄに、基板２４の端部に固定され
たコネクタ２４ａが収納される。また、図３に詳細に図
示されているように、サイドフレーム部２２ａの空所２
２ｃに面する側面には、突起２２ｅが設けられている。
後述するようにこの突起２２ｅは、アンテナユニット３
がＰＣカード本体２内に収納される際の最奥部付近での
案内に利用される。
ブリッジ部２２ｂによって囲まれた空所２２ｃには、ア
ンテナユニット３が収納される。これにより、ＰＣカー
ド本体２全体の薄形化が図られる。他方、一対のサイド
フレーム部２２ａ及びコネクタ側ブリッジ部２２ｂによ
って囲まれた空所２２ｄに、基板２４の端部に固定され
たコネクタ２４ａが収納される。また、図３に詳細に図
示されているように、サイドフレーム部２２ａの空所２
２ｃに面する側面には、突起２２ｅが設けられている。
後述するようにこの突起２２ｅは、アンテナユニット３
がＰＣカード本体２内に収納される際の最奥部付近での
案内に利用される。
【００２０】スプリング２６は、サイドフレーム部２２
ａの柱状部２２ｆに装着される。すなわち、スプリング
２６の巻き部２６ａが、柱状部２２ｆに挿入されて、そ
の両側延長脚２６ｂ、２６ｃはアンテナユニット３の隣
接する２側面に沿ってスライド可能となっている。図４
（ａ）及び（ｂ）は、アンテナユニット３が使用位置
（展伸位置）及び非使用位置（収納位置）にある時の、
スプリング２６の状態を図示している。
ａの柱状部２２ｆに装着される。すなわち、スプリング
２６の巻き部２６ａが、柱状部２２ｆに挿入されて、そ
の両側延長脚２６ｂ、２６ｃはアンテナユニット３の隣
接する２側面に沿ってスライド可能となっている。図４
（ａ）及び（ｂ）は、アンテナユニット３が使用位置
（展伸位置）及び非使用位置（収納位置）にある時の、
スプリング２６の状態を図示している。
【００２１】図８は、図２に示された上蓋３０の反対側
から見た状態の拡大斜視図である。図に示されているよ
うに、上蓋３０の他方の側壁３０ｊには、ＰＣカード本
体２側から内側に向ってスプリングガイド溝３０ｋが設
けられており、その終端近くに窪み３０ｍが形成されて
いる。スプリング２６の延長脚２６ｂの先端部がこの窪
み３０ｍに落ち込むことによって、アンテナユニット３
はＰＣカード本体２に対してその収納位置に掛止され
る。アンテナユニット３をこの状態から僅かに奥の方向
に押し込むと、スプリング２６の延長脚２６ｂの先端部
はこの窪み３０ｍから持ち上がってスプリングガイド溝
３０ｋの奥側に入り込む。しかる後、指を離すと、アン
テナユニット３はスプリング２６の弾性によりＰＣカー
ド本体２の外側に向って排出される。
から見た状態の拡大斜視図である。図に示されているよ
うに、上蓋３０の他方の側壁３０ｊには、ＰＣカード本
体２側から内側に向ってスプリングガイド溝３０ｋが設
けられており、その終端近くに窪み３０ｍが形成されて
いる。スプリング２６の延長脚２６ｂの先端部がこの窪
み３０ｍに落ち込むことによって、アンテナユニット３
はＰＣカード本体２に対してその収納位置に掛止され
る。アンテナユニット３をこの状態から僅かに奥の方向
に押し込むと、スプリング２６の延長脚２６ｂの先端部
はこの窪み３０ｍから持ち上がってスプリングガイド溝
３０ｋの奥側に入り込む。しかる後、指を離すと、アン
テナユニット３はスプリング２６の弾性によりＰＣカー
ド本体２の外側に向って排出される。
【００２２】次に、ＰＣカード本体２とアンテナユニッ
ト３との間に設けられる抜け止め機構について説明す
る。図５は、図２に示された上蓋３０を天地を逆にして
見た状態の斜視図である。図５に示されているように、
上蓋３０の一方の側面に沿って側壁３０ａが設けられて
いる。側壁３０ａはＰＣカード本体２側に向って伸びて
おり、その底面部３０ｂと立面部３０ｃとはほぼＴ字形
をなして配置される。立面部３０ｃは、底面部３０ｂと
の接合部の一部が欠如して空間３０ｄとなっている。空
間３０ｄに隣接する立面部３０ｃの部分は、両端が支持
されたブリッジ部３０ｆとなっているため、上蓋３０の
中心方向（矢印Ｘの方向）に弾性的に撓むことができ
る。ブリッジ部３０ｆには、また、上蓋３０の側面外方
向に突出する凸部３０ｇが形成されている。
ト３との間に設けられる抜け止め機構について説明す
る。図５は、図２に示された上蓋３０を天地を逆にして
見た状態の斜視図である。図５に示されているように、
上蓋３０の一方の側面に沿って側壁３０ａが設けられて
いる。側壁３０ａはＰＣカード本体２側に向って伸びて
おり、その底面部３０ｂと立面部３０ｃとはほぼＴ字形
をなして配置される。立面部３０ｃは、底面部３０ｂと
の接合部の一部が欠如して空間３０ｄとなっている。空
間３０ｄに隣接する立面部３０ｃの部分は、両端が支持
されたブリッジ部３０ｆとなっているため、上蓋３０の
中心方向（矢印Ｘの方向）に弾性的に撓むことができ
る。ブリッジ部３０ｆには、また、上蓋３０の側面外方
向に突出する凸部３０ｇが形成されている。
【００２３】前述したＰＣカード本体２の突起２２ｅ
は、側壁３０ａに形成されたガイド溝３０ｅに沿って往
復移動するようになっており、その延長線上に凸部３０
ｇが入り込んでいる。それにより、突起２２ｅが凸部３
０ｇと係合し、アンテナユニット３が展伸位置を超えて
展伸しＰＣカード本体２から脱落するのを防止する。ブ
リッジ部３０ｆは、片持梁状ではなく両端を支持された
ブリッジ状であるため、モーメント荷重による破損の心
配がない。なお、図面中、３０ｈはＬＥＤ３０ｉの光を
外部に通過させるレンズであり、ＰＣカード１の各種の
状態を光でユーザに知らせる。前述のように、ＰＣカー
ド本体２とアンテナユニット３とは別部品として製造さ
れる。これらを電気的に接続するため、ＰＣカード本体
２の基板２４とアンテナユニット３の基板３２とをフレ
キシブルケーブル（図示せず）によって接続することが
できる。最も一般的で安価に目的を達成することができ
る。
は、側壁３０ａに形成されたガイド溝３０ｅに沿って往
復移動するようになっており、その延長線上に凸部３０
ｇが入り込んでいる。それにより、突起２２ｅが凸部３
０ｇと係合し、アンテナユニット３が展伸位置を超えて
展伸しＰＣカード本体２から脱落するのを防止する。ブ
リッジ部３０ｆは、片持梁状ではなく両端を支持された
ブリッジ状であるため、モーメント荷重による破損の心
配がない。なお、図面中、３０ｈはＬＥＤ３０ｉの光を
外部に通過させるレンズであり、ＰＣカード１の各種の
状態を光でユーザに知らせる。前述のように、ＰＣカー
ド本体２とアンテナユニット３とは別部品として製造さ
れる。これらを電気的に接続するため、ＰＣカード本体
２の基板２４とアンテナユニット３の基板３２とをフレ
キシブルケーブル（図示せず）によって接続することが
できる。最も一般的で安価に目的を達成することができ
る。
【００２４】図６は、ＰＣカード本体の基板とアンテナ
ユニットの基板とを電気的に接続する他の構成の斜視図
である。ＰＣカード本体２の基板２４とアンテナユニッ
ト３の基板３２とには、それぞれ、基板上に配線された
導電線２４ｃ、３２ｃの端に、導電性パッド２４ｂ、３
２ｂが形成されている。一方、複数の弾性接触子３３ａ
をモールド成型して保持したコネクタ３３を、基板３２
に穿設した取り付け用の孔３２ｄに挿入固定する（図７
参照）。これにより、各弾性接触子３３ａの一端が基板
３２の導電性パッド３２ｂと接触し導通する。あるい
は、各弾性接触子３３ａの一端と基板３２の導電性パッ
ド３２ｂとを半田付けし導通する。アンテナユニット
３、従って、基板３２を矢印Ｚの方向に移動して、図６
の状態となった時、すなわち、ＰＣカード１の使用状態
の時、各弾性接触子３３ａの他端が基板２４の導電性パ
ッド２４ｂと接触し導通する。この時、中央側ブリッジ
部２２ｂの上面に設けられた盛上がり部２２ｇは、基板
３２を支える。これにより、基板３２の撓みをなくし
て、基板２４の導電性パッド２４ｂとの接触を確保す
る。
ユニットの基板とを電気的に接続する他の構成の斜視図
である。ＰＣカード本体２の基板２４とアンテナユニッ
ト３の基板３２とには、それぞれ、基板上に配線された
導電線２４ｃ、３２ｃの端に、導電性パッド２４ｂ、３
２ｂが形成されている。一方、複数の弾性接触子３３ａ
をモールド成型して保持したコネクタ３３を、基板３２
に穿設した取り付け用の孔３２ｄに挿入固定する（図７
参照）。これにより、各弾性接触子３３ａの一端が基板
３２の導電性パッド３２ｂと接触し導通する。あるい
は、各弾性接触子３３ａの一端と基板３２の導電性パッ
ド３２ｂとを半田付けし導通する。アンテナユニット
３、従って、基板３２を矢印Ｚの方向に移動して、図６
の状態となった時、すなわち、ＰＣカード１の使用状態
の時、各弾性接触子３３ａの他端が基板２４の導電性パ
ッド２４ｂと接触し導通する。この時、中央側ブリッジ
部２２ｂの上面に設けられた盛上がり部２２ｇは、基板
３２を支える。これにより、基板３２の撓みをなくし
て、基板２４の導電性パッド２４ｂとの接触を確保す
る。
【００２５】一方、アンテナユニット３、従って、基板
３２を矢印Ｚと反対の方向に移動すると、弾性接触子３
３ａの他端が、基板２４の導電性パッド２４ｂの位置か
ら外れ、電気的接続がなくなる。このように、アンテナ
ユニットが展伸位置にあるとき、ＰＣカード本体２とア
ンテナユニット３は電気的に接続されるが、当該アンテ
ナユニットが収納位置に移動したときには、その接続が
遮断される。従って、ノート型パソコンのＰＣカードス
ロットに本ＰＣカードを挿したままの状態で、アンテナ
ユニット３をＰＣカード本体２内に収納し、持ち運ぶ場
合等に電波をひろって誤作動させる事故を防ぐことがで
きる。
３２を矢印Ｚと反対の方向に移動すると、弾性接触子３
３ａの他端が、基板２４の導電性パッド２４ｂの位置か
ら外れ、電気的接続がなくなる。このように、アンテナ
ユニットが展伸位置にあるとき、ＰＣカード本体２とア
ンテナユニット３は電気的に接続されるが、当該アンテ
ナユニットが収納位置に移動したときには、その接続が
遮断される。従って、ノート型パソコンのＰＣカードス
ロットに本ＰＣカードを挿したままの状態で、アンテナ
ユニット３をＰＣカード本体２内に収納し、持ち運ぶ場
合等に電波をひろって誤作動させる事故を防ぐことがで
きる。
【００２６】
【発明の効果】請求項１記載の発明によれば、表裏面の
大部分を電波シールド製材料によって覆われた薄板状の
ＰＣカード本体にアンテナユニット収納部を設け、この
アンテナユニット収納部に展出可能なアンテナユニット
を装着し、使用時にはアンテナユニットの少なくともア
ンテナ部がＰＣカード本体の電波シールド製材料の外部
に展伸して展伸位置に掛止されて電波を送受信すること
ができ、非使用時にはアンテナユニット全体が実質的に
ＰＣカード本体内に収納された収納位置で掛止されるよ
うにしたことにより、非使用時は、アンテナユニットを
ＰＣカード本体内に収納して、ＰＣカード全体の小型化
・低背化を図ることができる。また、ＰＣカードは実質
的に突出部のない薄板状の直方体となるため、かさばら
ずに複数枚を重ねて保管することもできる利点を有す
る。
大部分を電波シールド製材料によって覆われた薄板状の
ＰＣカード本体にアンテナユニット収納部を設け、この
アンテナユニット収納部に展出可能なアンテナユニット
を装着し、使用時にはアンテナユニットの少なくともア
ンテナ部がＰＣカード本体の電波シールド製材料の外部
に展伸して展伸位置に掛止されて電波を送受信すること
ができ、非使用時にはアンテナユニット全体が実質的に
ＰＣカード本体内に収納された収納位置で掛止されるよ
うにしたことにより、非使用時は、アンテナユニットを
ＰＣカード本体内に収納して、ＰＣカード全体の小型化
・低背化を図ることができる。また、ＰＣカードは実質
的に突出部のない薄板状の直方体となるため、かさばら
ずに複数枚を重ねて保管することもできる利点を有す
る。
【００２７】請求項２に記載の本発明は、請求項１に記
載のアンテナユニット付きＰＣカードにおいて、ＰＣカ
ード本体とアンテナユニットとの間に抜け止め機構が設
けられているため、アンテナユニットが展伸位置を超え
て展伸しＰＣカード本体から脱落するのを防止すること
ができる利点を有する。請求項３に記載の本発明は、請
求項２に記載のアンテナユニット付きＰＣカードにおい
て、抜け止め機構が、ＰＣカード本体又はアンテナユニ
ットの一方に設けられた突起と当該突起の移動経路の延
長線上に入り込む凸部を有し他方のフレーム構造の一部
として一体的に形成された弾性を有するブリッジ部との
組み合わせにより提供されるため、ブリッジ部は十分な
弾性を有すると共にブリッジ部の両側で荷重を支えるた
め折れる等の心配がない利点を有している。
載のアンテナユニット付きＰＣカードにおいて、ＰＣカ
ード本体とアンテナユニットとの間に抜け止め機構が設
けられているため、アンテナユニットが展伸位置を超え
て展伸しＰＣカード本体から脱落するのを防止すること
ができる利点を有する。請求項３に記載の本発明は、請
求項２に記載のアンテナユニット付きＰＣカードにおい
て、抜け止め機構が、ＰＣカード本体又はアンテナユニ
ットの一方に設けられた突起と当該突起の移動経路の延
長線上に入り込む凸部を有し他方のフレーム構造の一部
として一体的に形成された弾性を有するブリッジ部との
組み合わせにより提供されるため、ブリッジ部は十分な
弾性を有すると共にブリッジ部の両側で荷重を支えるた
め折れる等の心配がない利点を有している。
【００２８】請求項４に記載の本発明は、請求項１〜３
のいずれか１項に記載のアンテナユニット付きＰＣカー
ドにおいて、ＰＣカード本体とアンテナユニットとが、
フレキシブルケーブルにより電気的に接続されているこ
とため、簡単且つ安価にＰＣカード本体とアンテナユニ
ットとを電気的に接続することができる利点を有する。
請求項５に記載の本発明は、請求項１〜３のいずれか１
項に記載のアンテナユニット付きＰＣカードにおいて、
ＰＣカード本体とアンテナユニットとが、一方の基板か
ら片持梁状に突設された弾性接触子と他方の基板に設け
られた導電性パッドとの圧接により電気的に接続される
ように構成されているため、アンテナユニットが展伸位
置にあるとき、両者は電気的に接続されるが、当該アン
テナユニットが収納位置に移動したときには、その接続
が遮断されるようにすることができる利点を有する。
のいずれか１項に記載のアンテナユニット付きＰＣカー
ドにおいて、ＰＣカード本体とアンテナユニットとが、
フレキシブルケーブルにより電気的に接続されているこ
とため、簡単且つ安価にＰＣカード本体とアンテナユニ
ットとを電気的に接続することができる利点を有する。
請求項５に記載の本発明は、請求項１〜３のいずれか１
項に記載のアンテナユニット付きＰＣカードにおいて、
ＰＣカード本体とアンテナユニットとが、一方の基板か
ら片持梁状に突設された弾性接触子と他方の基板に設け
られた導電性パッドとの圧接により電気的に接続される
ように構成されているため、アンテナユニットが展伸位
置にあるとき、両者は電気的に接続されるが、当該アン
テナユニットが収納位置に移動したときには、その接続
が遮断されるようにすることができる利点を有する。
【００２９】請求項６に記載の本発明は、請求項５に記
載のアンテナユニット付きＰＣカードにおいて、ＰＣカ
ード本体には、アンテナユニットが展伸位置にある時に
一方の基板の弾性接触子と他方の基板に設けられた導電
性パッドとの圧接を確保する補強構造が設けられている
ため、接触不良によるデータの送受信不良を防ぐことが
できる利点を有する。請求項７に記載の本発明は、請求
項１に記載のアンテナユニット付きＰＣカードにおい
て、ＰＣカード本体の表裏面のユニット収納部側が、内
側に僅かに凹んでいるため、アンテナユニットがＰＣカ
ード本体のユニット収納部に完全に収納された状態から
もさらに内側に押し込めることができる利点を有してい
る。
載のアンテナユニット付きＰＣカードにおいて、ＰＣカ
ード本体には、アンテナユニットが展伸位置にある時に
一方の基板の弾性接触子と他方の基板に設けられた導電
性パッドとの圧接を確保する補強構造が設けられている
ため、接触不良によるデータの送受信不良を防ぐことが
できる利点を有する。請求項７に記載の本発明は、請求
項１に記載のアンテナユニット付きＰＣカードにおい
て、ＰＣカード本体の表裏面のユニット収納部側が、内
側に僅かに凹んでいるため、アンテナユニットがＰＣカ
ード本体のユニット収納部に完全に収納された状態から
もさらに内側に押し込めることができる利点を有してい
る。
【図１】本発明に係るアンテナユニット付きＰＣカード
の一実施形態の斜視図で、（ａ）はアンテナユニットが
展伸位置にある使用時を示し、そして、（ｂ）はアンテ
ナユニットが収納位置にある非使用時を示している。
の一実施形態の斜視図で、（ａ）はアンテナユニットが
展伸位置にある使用時を示し、そして、（ｂ）はアンテ
ナユニットが収納位置にある非使用時を示している。
【図２】図１に示されたアンテナユニット付きＰＣカー
ドを主部品ごとに分解して示した分解斜視図である。
ドを主部品ごとに分解して示した分解斜視図である。
【図３】図２に示されたフレームの詳細を図示した斜視
図である。
図である。
【図４】（ａ）及び（ｂ）は、アンテナユニット３が使
用位置（展伸位置）及び非使用位置（収納位置）にある
時の、スプリング２６の状態を図示している。
用位置（展伸位置）及び非使用位置（収納位置）にある
時の、スプリング２６の状態を図示している。
【図５】図２に示された上蓋３０を天地を逆にして見た
状態の斜視図である。
状態の斜視図である。
【図６】（ａ）及び（ｂ）は、それぞれ、ＰＣカード本
体の基板とアンテナユニットの基板とを電気的に接続す
る他の構成の上方及び下方から見たときの斜視図であ
る。
体の基板とアンテナユニットの基板とを電気的に接続す
る他の構成の上方及び下方から見たときの斜視図であ
る。
【図７】図２に図示された基板３２の詳細を示す斜視図
である。
である。
【図８】図２に示された上蓋３０の反対側から見た状態
の拡大斜視図である。
の拡大斜視図である。
【図９】従来のアンテナユニット付きＰＣカードの典型
例の斜視図である。
例の斜視図である。
【図１０】ノート型パソコンにＰＣカードを挿入して使
用する状態を説明するための斜視図である。
用する状態を説明するための斜視図である。
１ ＰＣカード ２ ＰＣカード本体 ３ アンテナユニット １０ 上側カバー １２ 下側カバー ２０ コア部材 ２２ フレーム ２４ 基板 ２６ スプリング ３０ 上蓋 ３２ 基板 ３２ａ アンテナ部 ３４ 下蓋
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 本間 和博 東京都目黒区目黒本町６−18−12 本多通 信工業株式会社内 (72)発明者 相澤 秀憲 東京都目黒区目黒本町６−18−12 本多通 信工業株式会社内 Ｆターム(参考） 5B035 AA00 BA03 BB09 BC00 CA01 CA23 5J046 AA01 AA06 AA09 5K033 AA00 BA04 DA17 DB00 DB04
Claims (7)
- 【請求項１】表裏面の大部分を電波シールド製材料によ
って覆われた薄板状のカード本体にアンテナユニット収
納部を設け、このアンテナユニット収納部に展出可能な
アンテナユニットを装着し、使用時にはアンテナユニッ
トの少なくともアンテナ部がカード本体の電波シールド
製材料の外部に展伸して展伸位置に掛止されて電波を送
受信することができ、非使用時にはアンテナユニット全
体が実質的にカード本体内に収納された収納位置で掛止
されるようにしたことを特徴とするアンテナユニット付
きカード。 - 【請求項２】請求項１に記載のアンテナユニット付きカ
ードにおいて、前記カード本体と前記アンテナユニット
との間に抜け止め機構が設けられており、それにより、
当該アンテナユニットが前記展伸位置を超えて展伸し前
記カード本体から脱落するのを防止することを特徴とす
るアンテナユニット付きカード。 - 【請求項３】請求項２に記載のアンテナユニット付きカ
ードにおいて、前記抜け止め機構は、前記カード本体又
は前記アンテナユニットの一方に設けられた突起と当該
突起の移動経路の延長線上に入り込む凸部を有し他方の
フレーム構造の一部として一体的に形成された弾性を有
するブリッジ部との組み合わせにより提供されることを
特徴とするアンテナユニット付きカード。 - 【請求項４】請求項１〜３のいずれか１項に記載のアン
テナユニット付きカードにおいて、前記カード本体と前
記アンテナユニットとは、フレキシブルケーブルにより
電気的に接続されていることを特徴とするアンテナユニ
ット付きカード。 - 【請求項５】請求項１〜３のいずれか１項に記載のアン
テナユニット付きカードにおいて、前記カード本体と前
記アンテナユニットとは、一方の基板から片持梁状に突
設された弾性接触子と他方の基板に設けられた導電性パ
ッドとの圧接により電気的に接続されるように構成され
ており、それにより、前記アンテナユニットが展伸位置
にあるとき、両者は電気的に接続されるが、当該アンテ
ナユニットが収納位置に移動したときには、その接続が
遮断されることを特徴とするアンテナユニット付きカー
ド。 - 【請求項６】請求項５に記載のアンテナユニット付きカ
ードにおいて、前記カード本体には、前記アンテナユニ
ットが展伸位置にある時に一方の基板の前記弾性接触子
と他方の基板に設けられた導電性パッドとの圧接を確保
する補強構造が設けられていることを特徴とするアンテ
ナユニット付きカード。 - 【請求項７】請求項１に記載のアンテナユニット付きカ
ードにおいて、前記カード本体の表裏面の前記ユニット
収納部側は、内側に僅かに凹んでおり、それにより、前
記アンテナユニットが前記カード本体のユニット収納部
に完全に収納された状態からもさらに内側に押し込める
ことができ、それをトリガーとして前記収納位置から弾
出されるようにしてなることを特徴とするアンテナユニ
ット付きカード。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000150649A JP2001332914A (ja) | 2000-05-22 | 2000-05-22 | アンテナユニット付きカード |
| US09/745,748 US20010043160A1 (en) | 2000-05-22 | 2000-12-22 | PC card having an antenna unit |
| TW090100120A TW502222B (en) | 2000-05-22 | 2001-01-03 | A PC card having an antenna unit |
| EP01100554A EP1158458A3 (en) | 2000-05-22 | 2001-01-10 | Pc card having an antenna unit |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000150649A JP2001332914A (ja) | 2000-05-22 | 2000-05-22 | アンテナユニット付きカード |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001332914A true JP2001332914A (ja) | 2001-11-30 |
Family
ID=18656322
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000150649A Pending JP2001332914A (ja) | 2000-05-22 | 2000-05-22 | アンテナユニット付きカード |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US20010043160A1 (ja) |
| EP (1) | EP1158458A3 (ja) |
| JP (1) | JP2001332914A (ja) |
| TW (1) | TW502222B (ja) |
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| WO2010044423A1 (ja) * | 2008-10-14 | 2010-04-22 | 株式会社 村田製作所 | カード型装置 |
| US8599103B2 (en) | 2008-10-14 | 2013-12-03 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | Terminal arrangement structure and card-shaped device using the same |
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| US6639563B1 (en) * | 2002-06-06 | 2003-10-28 | Yin Tsair Gu | Antenna structure for network card |
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| KR100966703B1 (ko) * | 2002-10-03 | 2010-06-29 | 파나소닉 주식회사 | 단말 장치 |
| US7137565B2 (en) * | 2003-10-10 | 2006-11-21 | Option | Method and algorithm for accessing a smart card stored in a telecommunications card from a host device to which said telecommunications is connected |
| JP2008017299A (ja) * | 2006-07-07 | 2008-01-24 | Fuji Xerox Co Ltd | 無線端末ホルダおよび無線通信システム |
| EP1995820A1 (en) * | 2007-05-25 | 2008-11-26 | Laird Technologies AB | A connector for an antenna device, an antenna device comprising such a connector and a portable radio communication device comprising such an antenna device |
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