JP2001332587A - Tabテープの位置決め方法及び装置 - Google Patents
Tabテープの位置決め方法及び装置Info
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- JP2001332587A JP2001332587A JP2000155510A JP2000155510A JP2001332587A JP 2001332587 A JP2001332587 A JP 2001332587A JP 2000155510 A JP2000155510 A JP 2000155510A JP 2000155510 A JP2000155510 A JP 2000155510A JP 2001332587 A JP2001332587 A JP 2001332587A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 簡単な機構によりTABテープを短時間で位
置決めすること。 【解決手段】 TABハンドラにおいて上下駆動機構に
より上下ベ−スは上方向に移動する。TABテープのス
プロケットホールに対応する位置に設けられた複数の位
置決め用ピンを対応するスプロケットホールに上下ベー
スの上方向移動に連動して挿入する。同時に連動して動
作するカム機構による移動と他のカム機構によるスプラ
インシャフトの回転移動とに基づいてピンに2方向成分
の移動をおこさせ、カム機構による移動若しくはスプラ
インシャフトを介して伝達されたカム機構の回転・移動
による、回転・移動によりピンに1方向成分の移動をお
こさせる。複数のピンを相反する水平方向に移動させて
ることにより、TABテープの位置決め範囲に張力を与
えて位置決めを正確に行う。
置決めすること。 【解決手段】 TABハンドラにおいて上下駆動機構に
より上下ベ−スは上方向に移動する。TABテープのス
プロケットホールに対応する位置に設けられた複数の位
置決め用ピンを対応するスプロケットホールに上下ベー
スの上方向移動に連動して挿入する。同時に連動して動
作するカム機構による移動と他のカム機構によるスプラ
インシャフトの回転移動とに基づいてピンに2方向成分
の移動をおこさせ、カム機構による移動若しくはスプラ
インシャフトを介して伝達されたカム機構の回転・移動
による、回転・移動によりピンに1方向成分の移動をお
こさせる。複数のピンを相反する水平方向に移動させて
ることにより、TABテープの位置決め範囲に張力を与
えて位置決めを正確に行う。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,TAB(Tape Aut
omated Bonding) ハンドラ等に使用されるTABテープ
のスプロケットホールに位置決め用ピンを挿入してTA
Bテープを位置決めするTABテープの位置決め方法及
び装置に関する。
omated Bonding) ハンドラ等に使用されるTABテープ
のスプロケットホールに位置決め用ピンを挿入してTA
Bテープを位置決めするTABテープの位置決め方法及
び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】TABテープに搭載されたICチップを
加工作業、検査位置に搬送し、位置決めする方法とし
て、例えばTABテープのスプロケットホール数を計数
するサーボ位置決め制御により位置決めし、撮影したT
ABテープの指標画像をもとに加工作業、検査位置に加
工・検査装置を調整して、ICチップを加工し、検査し
ている。
加工作業、検査位置に搬送し、位置決めする方法とし
て、例えばTABテープのスプロケットホール数を計数
するサーボ位置決め制御により位置決めし、撮影したT
ABテープの指標画像をもとに加工作業、検査位置に加
工・検査装置を調整して、ICチップを加工し、検査し
ている。
【0003】図8により、上記TABハンドラに使用さ
れた従来の位置決めを説明する。図中、1はTABテー
プ、2はTABテープ1に搭載されたICチップを加工
作業、検査をするための作業・検査ステーション、3は
駆動ステーション、4はバックテンションステーショ
ン、5はテープガイド、6はスプロケット、7はスプロ
ケットピン(歯)、8はベース、10は制御装置、11
はモニタ、12は上下ベース、13は上下ベースを上下
に駆動する上下駆動装置、14はスプロケットホールを
計数するカウンタ、15はCCDカメラ、16は加工・
検査装置を表している。
れた従来の位置決めを説明する。図中、1はTABテー
プ、2はTABテープ1に搭載されたICチップを加工
作業、検査をするための作業・検査ステーション、3は
駆動ステーション、4はバックテンションステーショ
ン、5はテープガイド、6はスプロケット、7はスプロ
ケットピン(歯)、8はベース、10は制御装置、11
はモニタ、12は上下ベース、13は上下ベースを上下
に駆動する上下駆動装置、14はスプロケットホールを
計数するカウンタ、15はCCDカメラ、16は加工・
検査装置を表している。
【0004】駆動ステーション3は、TABテープ1の
両側端に設けられたスプロケットホールにスプロケット
6のスプロケットピン7を挿入し、駆動ステーション3
内のモータによりスプロケット6を駆動して、TABテ
ープ1を図の右側方向tに搬送する。バックテンション
ステーション4は、同じくスプロケットピンによりTA
Bテープ1に張力をかけて、TABテープ1の搬送方向
の緩みを無くしている。
両側端に設けられたスプロケットホールにスプロケット
6のスプロケットピン7を挿入し、駆動ステーション3
内のモータによりスプロケット6を駆動して、TABテ
ープ1を図の右側方向tに搬送する。バックテンション
ステーション4は、同じくスプロケットピンによりTA
Bテープ1に張力をかけて、TABテープ1の搬送方向
の緩みを無くしている。
【0005】制御装置10は、上記モータによるTAB
テープの位置決め等を制御する制御装置で、駆動ステー
ション3を制御する。所定のICチップを制御装置10
の加工作業、検査位置の指令信号による位置に位置決め
されると、上下駆動装置13は上下ベース12をTAB
テープに接触するまで上昇させ、TABテープをクラン
プ(図示せず。)により固定する。CCDカメラ15
は、ICチップ等にある指標画像を撮影し、制御装置1
0はこのデータを画像処理して、指標画像の位置を計算
し、これを基に加工・検査装置16をICチップの加
工、検査位置に位置決めして、加工・検査装置16によ
りICチップを加工、検査する。
テープの位置決め等を制御する制御装置で、駆動ステー
ション3を制御する。所定のICチップを制御装置10
の加工作業、検査位置の指令信号による位置に位置決め
されると、上下駆動装置13は上下ベース12をTAB
テープに接触するまで上昇させ、TABテープをクラン
プ(図示せず。)により固定する。CCDカメラ15
は、ICチップ等にある指標画像を撮影し、制御装置1
0はこのデータを画像処理して、指標画像の位置を計算
し、これを基に加工・検査装置16をICチップの加
工、検査位置に位置決めして、加工・検査装置16によ
りICチップを加工、検査する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のTAB
テープの位置決めは駆動ステーションによる位置決めと
指標画像の画像処理による位置調整の2段階に渡って位
置決めをする必要があるので、位置決めに時間を要し、
ICチップの製造対価も高価となる。また、この位置決
めの画像処理には高価な処理装置を追加する必要があ
る。加えて複雑な微調整補正機構及びその保守管理に多
大の時間、費用(オペレータのスキル)がかかる上に、
照明の変化等により処理能力の低下等外乱に比較的弱い
という課題があった。本発明は、簡単な装置により短時
間で正確な位置決めを行う方法及び装置を提供すること
を目的とする。
テープの位置決めは駆動ステーションによる位置決めと
指標画像の画像処理による位置調整の2段階に渡って位
置決めをする必要があるので、位置決めに時間を要し、
ICチップの製造対価も高価となる。また、この位置決
めの画像処理には高価な処理装置を追加する必要があ
る。加えて複雑な微調整補正機構及びその保守管理に多
大の時間、費用(オペレータのスキル)がかかる上に、
照明の変化等により処理能力の低下等外乱に比較的弱い
という課題があった。本発明は、簡単な装置により短時
間で正確な位置決めを行う方法及び装置を提供すること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のTABテープ位置決め方法は、駆動ステー
ションによるTABテープの位置決め後、TABテープ
のスプロケットホールに複数のピンを挿入するととも
に、水平方向の相反する方向に移動させてTABテープ
に張力を与える構成とする。
に、本発明のTABテープ位置決め方法は、駆動ステー
ションによるTABテープの位置決め後、TABテープ
のスプロケットホールに複数のピンを挿入するととも
に、水平方向の相反する方向に移動させてTABテープ
に張力を与える構成とする。
【0008】本発明のTABテープ位置決め方法は、T
ABテープを駆動する駆動ステーションと、TABテー
プのスプロケットホーに対向して配置された複数のピン
と、複数のピンを駆動するピン駆動装置とを具備し、駆
動ステーションによる位置決め後、ピン駆動装置によ
り、複数のピンを上方向と、水平方向の相反する方向と
に移動させる構成する。
ABテープを駆動する駆動ステーションと、TABテー
プのスプロケットホーに対向して配置された複数のピン
と、複数のピンを駆動するピン駆動装置とを具備し、駆
動ステーションによる位置決め後、ピン駆動装置によ
り、複数のピンを上方向と、水平方向の相反する方向と
に移動させる構成する。
【0009】本発明の位置決め装置における、ピン駆動
装置は駆動装置と連動するカム機構とスプラインシャフ
トとを含む機構で構成されようにしても良い。さらに、
複数のピンは、TABテープに接する位置まで上方向に
移動する上下ベースの上下方向に連動して移動させる位
置決め方法及び機構を有する位置決め装置としても良
い。
装置は駆動装置と連動するカム機構とスプラインシャフ
トとを含む機構で構成されようにしても良い。さらに、
複数のピンは、TABテープに接する位置まで上方向に
移動する上下ベースの上下方向に連動して移動させる位
置決め方法及び機構を有する位置決め装置としても良
い。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図7を参照して、本
発明の実施例を説明する。なお、本明細書で同じ参照符
号を付したものは、同じもの又は相当するものを表して
いる。
発明の実施例を説明する。なお、本明細書で同じ参照符
号を付したものは、同じもの又は相当するものを表して
いる。
【0011】図1に、本発明の位置決め装置を使用した
TABハンドラの模式図を示している。図中、PはTA
Bタープ1の位置を調整、固定する位置決め用のピン、
17はピンPを駆動するピン駆動装置、14はスプロケ
ットホール数を計数するカウンタを表している。ピン駆
動機構17は上下駆動装置13に直接又は連動して複数
のピンを駆動する。駆動ステーション3によるTABテ
ープの位置決めが終了すると、制御装置10の信号によ
り、上下駆動装置13は上下ベ−ス12を上方向に移動
させ、上下ベース12の上方向移動に連動してピン駆動
機構17は複数のピンPを上方向に移動させて複数のピ
ンをスプロケットホールに挿入するとともに、水平方向
で相反する方向に移動させて、スプロケットホールの4
隅を外方向に引張る。TABテープは複数のピンにより
精密な位置決めがなされる。
TABハンドラの模式図を示している。図中、PはTA
Bタープ1の位置を調整、固定する位置決め用のピン、
17はピンPを駆動するピン駆動装置、14はスプロケ
ットホール数を計数するカウンタを表している。ピン駆
動機構17は上下駆動装置13に直接又は連動して複数
のピンを駆動する。駆動ステーション3によるTABテ
ープの位置決めが終了すると、制御装置10の信号によ
り、上下駆動装置13は上下ベ−ス12を上方向に移動
させ、上下ベース12の上方向移動に連動してピン駆動
機構17は複数のピンPを上方向に移動させて複数のピ
ンをスプロケットホールに挿入するとともに、水平方向
で相反する方向に移動させて、スプロケットホールの4
隅を外方向に引張る。TABテープは複数のピンにより
精密な位置決めがなされる。
【0012】加工・検査装置16によるICチップの加
工、検査が終了すると、制御装置10の信号により上下
駆動装置13が上下ベース12を下方向に移動させる。
ピン駆動装置17はこれに連動して複数のピンPをスプ
ロケットホールから外し、スプロケットホール間隔のも
との位置に復帰させる。
工、検査が終了すると、制御装置10の信号により上下
駆動装置13が上下ベース12を下方向に移動させる。
ピン駆動装置17はこれに連動して複数のピンPをスプ
ロケットホールから外し、スプロケットホール間隔のも
との位置に復帰させる。
【0013】図2,図3の実施例によりピンP1,P
2,P3,P4のスプロケットホール挿入によるTAB
テープ1の位置決め方法及び装置を説明する。図2に示
すように、TABテープの搬送の逆方向をX軸(x方
向)、TABテープの幅方向で、搬送方向左側をY軸
(y方向)、ベース8に対して垂直方向である、上方向
への移動方向をZ軸(z方向)と定義して、以下説明す
る。
2,P3,P4のスプロケットホール挿入によるTAB
テープ1の位置決め方法及び装置を説明する。図2に示
すように、TABテープの搬送の逆方向をX軸(x方
向)、TABテープの幅方向で、搬送方向左側をY軸
(y方向)、ベース8に対して垂直方向である、上方向
への移動方向をZ軸(z方向)と定義して、以下説明す
る。
【0014】図2はピンP1,P2,P3,P4による
TABテープ1の位置決めを概念的に示す図である。図
2(a)は駆動ステーション3による位置決め終了状態
を、(b)はピンP1,P2,P3,P4による位置決
め調整状態を示している。図中、21はTABテープに
搭載されたICチップ、22はスプロケットホールを表
している。スプロケットホール22の4隅角には丸みを
持たせてあるが、この丸みに対してピンP1,P2,P
3,P4の半径は大きいので、ピンはスプロケットホー
ルの各角隅には接触していない。
TABテープ1の位置決めを概念的に示す図である。図
2(a)は駆動ステーション3による位置決め終了状態
を、(b)はピンP1,P2,P3,P4による位置決
め調整状態を示している。図中、21はTABテープに
搭載されたICチップ、22はスプロケットホールを表
している。スプロケットホール22の4隅角には丸みを
持たせてあるが、この丸みに対してピンP1,P2,P
3,P4の半径は大きいので、ピンはスプロケットホー
ルの各角隅には接触していない。
【0015】図3は、ピンP1〜P4の先端の水平方向
に対する垂直方向の移動軌跡例を示している。ピンP1
〜P4の先端は、ピン駆動機構17により最初ピンはス
ピロケットホール22に挿入され、最後にはスプロケッ
トホール22の周辺隅を押圧するように指数関数的な軌
跡を描いて移動する。図3(a)の点A,B,C,Dの
移動例はピンはTABテープのスプロケットホ−ルの辺
を水平方向に押圧する例である。(b)のA,E,F,
Gの移動例はピンに回転成分を含ませることにより、T
ABテープのスプロケットホ−ルの辺を水平方向に押圧
するとともに下方向に軽く押圧する例である。図3
(b)のようにピンの移動軌跡に垂直方向で最大値を持
たせることもできる。
に対する垂直方向の移動軌跡例を示している。ピンP1
〜P4の先端は、ピン駆動機構17により最初ピンはス
ピロケットホール22に挿入され、最後にはスプロケッ
トホール22の周辺隅を押圧するように指数関数的な軌
跡を描いて移動する。図3(a)の点A,B,C,Dの
移動例はピンはTABテープのスプロケットホ−ルの辺
を水平方向に押圧する例である。(b)のA,E,F,
Gの移動例はピンに回転成分を含ませることにより、T
ABテープのスプロケットホ−ルの辺を水平方向に押圧
するとともに下方向に軽く押圧する例である。図3
(b)のようにピンの移動軌跡に垂直方向で最大値を持
たせることもできる。
【0016】ピンP1〜P4は方形の頂点に位置するよ
うに配置される。駆動ステーション3による位置制御で
は、各ピンP1〜P4はスプロケットホール22の対応
する穴内に位置決めされる(図2(a))。ピンP1〜
P4は先ず上方向に移動し、スプロケットホール22に
挿入され、続く水平方向の移動についてはピンP1は基
準位置を定めるため固定させ、ピンP1に対して幅方向
に位置するピンP2はY軸方向に、ピンP1に対して対
角に位置するピンP4はX軸方向,Y軸方向同時に、ピ
ンP1に対して搬送方向に位置するP3はX軸方向にそ
れぞれに移動する(図2)。ピンP1〜P4はTABテ
ープの位置決めする範囲の部分に張力をかけ、位置決め
を正確に行う(図2(b))。ピンP4はスプロケット
ホールの角隅には接触しないので、スプロケットホール
にかかる押圧は辺にのみ加わる。
うに配置される。駆動ステーション3による位置制御で
は、各ピンP1〜P4はスプロケットホール22の対応
する穴内に位置決めされる(図2(a))。ピンP1〜
P4は先ず上方向に移動し、スプロケットホール22に
挿入され、続く水平方向の移動についてはピンP1は基
準位置を定めるため固定させ、ピンP1に対して幅方向
に位置するピンP2はY軸方向に、ピンP1に対して対
角に位置するピンP4はX軸方向,Y軸方向同時に、ピ
ンP1に対して搬送方向に位置するP3はX軸方向にそ
れぞれに移動する(図2)。ピンP1〜P4はTABテ
ープの位置決めする範囲の部分に張力をかけ、位置決め
を正確に行う(図2(b))。ピンP4はスプロケット
ホールの角隅には接触しないので、スプロケットホール
にかかる押圧は辺にのみ加わる。
【0017】図4〜図7は図2,3の実施例で示された
ように複数のピンP1〜P4を移動させるピン駆動機構
例を示している。図4はピン駆動機構17の平面図で、
図5,図6,図7はそれぞれ図4中のBB断面、DD断
面、CC断面における矢印方向の断面図を示している。
ように複数のピンP1〜P4を移動させるピン駆動機構
例を示している。図4はピン駆動機構17の平面図で、
図5,図6,図7はそれぞれ図4中のBB断面、DD断
面、CC断面における矢印方向の断面図を示している。
【0018】図4中、23は上下ベース12の上面に設
けられた樹脂パット、24はテープガイド、31はカ
ム、32はカムフォロワ、34はバネ、35はピンP4
のピン取付部材、37はカム、38はカムフォロワ、3
9はスプラインシャフト、40はピンP3のピン取付部
材、41はカム、42はカムフォロワ、44はスプライ
ンシャフト、45はピンP2の取付部材、50はピンP
1の取付部材、51はバネを表している。
けられた樹脂パット、24はテープガイド、31はカ
ム、32はカムフォロワ、34はバネ、35はピンP4
のピン取付部材、37はカム、38はカムフォロワ、3
9はスプラインシャフト、40はピンP3のピン取付部
材、41はカム、42はカムフォロワ、44はスプライ
ンシャフト、45はピンP2の取付部材、50はピンP
1の取付部材、51はバネを表している。
【0019】図5中、25は上下ベースを上下に駆動す
るシリンダで、33,43は連結部材、34はバネ、3
6,46はカム取付金具を表している。図6中、47は
連結部材、52はベアリング、53はボールスプライン
を表している。
るシリンダで、33,43は連結部材、34はバネ、3
6,46はカム取付金具を表している。図6中、47は
連結部材、52はベアリング、53はボールスプライン
を表している。
【0020】ピン駆動機構17はカム機構、スプライン
シャフト等で構成される。連結部材33,43はカムフ
ォロワ32・38,42とピン取付け部材35,45と
を、連結部材47,48はスプラインシャフト39,4
4とピン取付け部材40,50とを結合する。スプライ
ンシャフト39は上下ベース12の延長部材12c,1
2dに回転可能に軸支され、スプラインシャフト44は
延長部材12a,12bと固定支持されている。連結部
材33はボールスプライン53を介して、連結部材47
は固定的にスプラインシャフト39に結合されている。
連結部材33のスプラインシャフト39の軸を中心とす
る回転はボールスプライン53によりスプラインシャフ
ト39により連結部材47に伝えられる。連結部材43
はボールスプライン53を介して、連結部材48は固定
的にスプラインシャフト44に結合されている。
シャフト等で構成される。連結部材33,43はカムフ
ォロワ32・38,42とピン取付け部材35,45と
を、連結部材47,48はスプラインシャフト39,4
4とピン取付け部材40,50とを結合する。スプライ
ンシャフト39は上下ベース12の延長部材12c,1
2dに回転可能に軸支され、スプラインシャフト44は
延長部材12a,12bと固定支持されている。連結部
材33はボールスプライン53を介して、連結部材47
は固定的にスプラインシャフト39に結合されている。
連結部材33のスプラインシャフト39の軸を中心とす
る回転はボールスプライン53によりスプラインシャフ
ト39により連結部材47に伝えられる。連結部材43
はボールスプライン53を介して、連結部材48は固定
的にスプラインシャフト44に結合されている。
【0021】駆動ステーション3によるTABテープ1
の位置決め制御が終了すると、シリンダ25は制御装置
10から信号を受けて、樹脂パット23がTABテープ
1に接触する位置(Z軸方向変位)まで上下ベース12
を上方向に移動する。上下ベース12の延長部材12a
〜12dに支持されている連結部材48,43,47,
33もこれに連動して上方向に移動する。
の位置決め制御が終了すると、シリンダ25は制御装置
10から信号を受けて、樹脂パット23がTABテープ
1に接触する位置(Z軸方向変位)まで上下ベース12
を上方向に移動する。上下ベース12の延長部材12a
〜12dに支持されている連結部材48,43,47,
33もこれに連動して上方向に移動する。
【0022】ピンP2〜P4を水平方向に移動させる機
能について説明する。先ず、ピンP4の移動について説
明する。連結部材33が上方向に移動すると、カム37
のカム曲線37aに従属してカムフォロワ38はバネ3
4の強制力により図5の右側に移動し、連結部材33は
スプラインシャフト39の軸を中心としてx方向に回転
するため、ピンP4は上方向に移動するとともにx方向
に回転移動する(図5、図3(b)の移動)。連結部材
33は同時に、カム31のカム曲線31aに従属してカ
ムフォロワ32はバネ51の強制力により図6の右側方
向(y方向)に平行移動するするため、ピンP4はy方
向にも移動する(図6、図3(a)の移動)。
能について説明する。先ず、ピンP4の移動について説
明する。連結部材33が上方向に移動すると、カム37
のカム曲線37aに従属してカムフォロワ38はバネ3
4の強制力により図5の右側に移動し、連結部材33は
スプラインシャフト39の軸を中心としてx方向に回転
するため、ピンP4は上方向に移動するとともにx方向
に回転移動する(図5、図3(b)の移動)。連結部材
33は同時に、カム31のカム曲線31aに従属してカ
ムフォロワ32はバネ51の強制力により図6の右側方
向(y方向)に平行移動するするため、ピンP4はy方
向にも移動する(図6、図3(a)の移動)。
【0023】ピンP2の移動について説明する。上下ベ
ース12が上方向の移動すると、カム41のカム曲線4
1aに従属してカムフォロワ42がバネ51の強制力に
より移動し、スプラインシャフト44の軸方向で図7の
左側(Y軸方向)に平行移動し、連結部材43、従って
ピンP2は上方向とともにy方向に移動する(図7、図
3(a)の移動)。
ース12が上方向の移動すると、カム41のカム曲線4
1aに従属してカムフォロワ42がバネ51の強制力に
より移動し、スプラインシャフト44の軸方向で図7の
左側(Y軸方向)に平行移動し、連結部材43、従って
ピンP2は上方向とともにy方向に移動する(図7、図
3(a)の移動)。
【0024】ピンP3の移動は、カム37のカム曲線3
7aに従属して連結部材33のスプラインシャフト39
の軸を中心とするx方向の回転をスプラインシャフト3
9を介して伝達して、連結部材47をx方向に回転さ
せ、上方向の移動は延長部材12cに連動して行われる
(図6,図3(b)の移動)。ピンP1の位置は基準位
置、固定とされているので、ピンP1は延長部材12a
の上方向の移動に伴うz方向のみの移動となる。
7aに従属して連結部材33のスプラインシャフト39
の軸を中心とするx方向の回転をスプラインシャフト3
9を介して伝達して、連結部材47をx方向に回転さ
せ、上方向の移動は延長部材12cに連動して行われる
(図6,図3(b)の移動)。ピンP1の位置は基準位
置、固定とされているので、ピンP1は延長部材12a
の上方向の移動に伴うz方向のみの移動となる。
【0025】検査ピンP1を基準とするTABテープの
位置決めが終了すると、ICチップを検査する例では、
加工・検査装置16の検査ヘッド(検査測定装置)が下
降し、コンタクトプローブ(コンタクトピン)がTAB
テープ上のICチップテストパターンに接触する。検査
が終了すると、検査ヘッドが上昇する。次いでシリンダ
により上下ベースが下降し、ピンP1〜P4はTABテ
ープのコンタクトホールから外れ、元位置に復帰する。
位置決めが終了すると、ICチップを検査する例では、
加工・検査装置16の検査ヘッド(検査測定装置)が下
降し、コンタクトプローブ(コンタクトピン)がTAB
テープ上のICチップテストパターンに接触する。検査
が終了すると、検査ヘッドが上昇する。次いでシリンダ
により上下ベースが下降し、ピンP1〜P4はTABテ
ープのコンタクトホールから外れ、元位置に復帰する。
【0026】カム31,37,41のカム曲線31a,
37a,41aはピンP2〜P4の先端が、それぞれX
−Z軸方向,Y−Z軸方向,X・Y−Z軸方向で、例え
ば図3の指数関数的な曲線で移動するよに設定されてい
る。実施例はピンP1を水平方向には移動させないもの
であるが、移動するようにしてもよい。また、ピンはP
1,P3の対角の位置にだけ設けてもよく、複数のピン
は移動方向も図2に限らず、水平方向の相反する方向に
移動してTABテープに張力をかけるような移動方向で
あればよい。
37a,41aはピンP2〜P4の先端が、それぞれX
−Z軸方向,Y−Z軸方向,X・Y−Z軸方向で、例え
ば図3の指数関数的な曲線で移動するよに設定されてい
る。実施例はピンP1を水平方向には移動させないもの
であるが、移動するようにしてもよい。また、ピンはP
1,P3の対角の位置にだけ設けてもよく、複数のピン
は移動方向も図2に限らず、水平方向の相反する方向に
移動してTABテープに張力をかけるような移動方向で
あればよい。
【0027】図4〜図7の実施例は、コンタクトプロー
ブ(コンタクトピン)をTABテープ上のICチップテ
ストパターンに接触させて検査する場合で、コンタクト
プローブの接触を確保するための上下ベース12,樹脂
パット23は上下方向に移動する例で説明した。上下ベ
ース12,樹脂パット23を固定にても良く、場合によ
っては不必要な場合もある。この場合、ピン駆動機17
は上下駆動機構13によって直接駆動される。
ブ(コンタクトピン)をTABテープ上のICチップテ
ストパターンに接触させて検査する場合で、コンタクト
プローブの接触を確保するための上下ベース12,樹脂
パット23は上下方向に移動する例で説明した。上下ベ
ース12,樹脂パット23を固定にても良く、場合によ
っては不必要な場合もある。この場合、ピン駆動機17
は上下駆動機構13によって直接駆動される。
【0028】
【発明の効果】本発明は、上記のようにTABテープの
位置決めはTABテープのスプロケットホールに対応す
る位置に設けられた複数のピンを対応するスプロケット
ホールに上下ベースの移動に連動して挿入、水平方向に
相反する方向に移動させることにより、TABテープに
張力を持たせて、位置決めすることができるので、簡単
な機構により、正確な位置決めが短時間ででき、製造コ
ストも低減される効果を有する。位置決めにメカ機構
(カム等)を用いた自動機械は実績があり、安定性に秀
でている。本発明の方法、装置で±15μmの位置決め
精度を達成できる。
位置決めはTABテープのスプロケットホールに対応す
る位置に設けられた複数のピンを対応するスプロケット
ホールに上下ベースの移動に連動して挿入、水平方向に
相反する方向に移動させることにより、TABテープに
張力を持たせて、位置決めすることができるので、簡単
な機構により、正確な位置決めが短時間ででき、製造コ
ストも低減される効果を有する。位置決めにメカ機構
(カム等)を用いた自動機械は実績があり、安定性に秀
でている。本発明の方法、装置で±15μmの位置決め
精度を達成できる。
【図1】本発明のTABテープの位置決め装置を使用し
たTABハンドラの模式図である。
たTABハンドラの模式図である。
【図2】本発明によるTABテープの位置決め方法の原
理を説明する図である。
理を説明する図である。
【図3】ピンの移動例を説明する図である。
【図4】ピン移動機構例を説明する図である。
【図5】ピン移動機構例を説明する図(図4のB−B断
面)である。
面)である。
【図6】ピン移動機構例を説明する図(図4のD−D断
面)である。
面)である。
【図7】ピン移動機構例を説明する図(図4のC−C断
面)である。
面)である。
【図8】従来のTABハンドラの位置決め制御を説明す
る図である。
る図である。
P1〜P4 ピン 1 作業・検査ステーション 3 駆動ステーション 12 上下ベース 13 上下駆動機構 17 ピン駆動機構 1 TABテープ 22 スプロケットホール 31,37,41 カム 39,44 スプラインシャフト
Claims (5)
- 【請求項1】 駆動ステーションによるTABテープの
位置決め後、TABテープのスプロケットホールに複数
のピンを挿入するとともに、水平方向の相反する方向に
移動させてTABテープに張力を与えてTABテープを
位置決めすることを特徴とするTABテープの位置決め
方法。 - 【請求項2】 請求項1の複数のピンを、TABテープ
に接する位置まで上方向に移動する上下ベースの上下方
向に連動して移動させることを特徴とする請求項1のT
ABテープの位置決め方法。 - 【請求項3】 TABテープを駆動する駆動ステーショ
ンと、 TABテープのスプロケットホ−ルに対応する位置に対
向して配置された複数のピンと、 複数のピンを駆動するピン駆動装置とを具備するTAB
テープの位置決め装置であって、 駆動ステーションによる位置決め後、ピン駆動装置によ
り、複数のピンを上方向と、水平方向の相反する方向と
に移動させることを特徴とするTABテープの位置決め
装置。 - 【請求項4】 請求項3のピン駆動装置が駆動装置と連
動するカム機構とスプラインシャフトとを含む機構で構
成されることを特徴とする請求項3のTABテープの位
置決め装置。 - 【請求項5】 請求項3のピン駆動装置が、TABテー
プに接する位置まで上方向に移動する上下ベースを上下
方向の移動に連動して複数のピンを駆動することを特徴
とする請求項3若しくは請求項4のいずれかのTABテ
ープの位置決め装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000155510A JP3351517B2 (ja) | 2000-05-25 | 2000-05-25 | Tabテープの位置決め方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000155510A JP3351517B2 (ja) | 2000-05-25 | 2000-05-25 | Tabテープの位置決め方法及び装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001332587A true JP2001332587A (ja) | 2001-11-30 |
JP3351517B2 JP3351517B2 (ja) | 2002-11-25 |
Family
ID=18660443
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000155510A Expired - Fee Related JP3351517B2 (ja) | 2000-05-25 | 2000-05-25 | Tabテープの位置決め方法及び装置 |
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Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3351517B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010135357A (ja) * | 2008-12-02 | 2010-06-17 | Ueno Seiki Kk | 表裏反転装置、表裏反転装置を備えたテストハンドラ |
-
2000
- 2000-05-25 JP JP2000155510A patent/JP3351517B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP3351517B2 (ja) | 2002-11-25 |
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