JP2001332274A - 電気エネルギー発生装置 - Google Patents

電気エネルギー発生装置

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JP2001332274A JP2000152990A JP2000152990A JP2001332274A JP 2001332274 A JP2001332274 A JP 2001332274A JP 2000152990 A JP2000152990 A JP 2000152990A JP 2000152990 A JP2000152990 A JP 2000152990A JP 2001332274 A JP2001332274 A JP 2001332274A
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光史 宮腰
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    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells

Abstract

(57)【要約】 【課題】 酸素電極において生成される水が酸素電極の
表面から効果的に除去される電気エネルギー発生装置を
提供する。 【解決手段】 酸素電極5と、水素電極6と、酸素電極
5と水素電極6との間に挟着されたプロトン伝導体膜7
とを備える電気エネルギー発生装置において、電気エネ
ルギーの発生に伴って酸素電極5において生成される水
を吸収する吸水部材4を、酸素電極5側に設ける。これ
により、電気エネルギーの発生に伴って酸素電極5にお
いて生成される水が吸水部材4によって吸収されるの
で、水によって、酸素電極5への酸素の供給が阻害され
ることがなくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電気エネルギー発生装
置に関するものであり、さらに詳細には、水素エネルギ
ーから電気エネルギーを発生させる際に、酸素電極にお
いて生成される水を、酸素電極の表面から効果的に除去
することができ、電気エネルギーの発生効率の向上した
電気エネルギー発生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】産業革命以後、自動車などのエネルギー
源としてはもちろん、電力製造などのエネルギー源とし
て、ガソリン、軽油などの化石燃料が広く用いられてき
た。この化石燃料の利用によって、人類は飛躍的な生活
水準の向上や産業の発展などの利益を享受することがで
きたが、その反面、地球は深刻な環境破壊の脅威にさら
され、さらに、化石燃料の枯渇の虞が生じてその長期的
な安定供給に疑問が投げかけられる事態となりつつあ
る。
【0003】そこで、水素は、水に含まれ、地球上に無
尽蔵に存在している上、物質量あたりに含まれる化学エ
ネルギー量が大きく、また、エネルギー源として使用す
るときに、有害物質や地球温暖化ガスなどを放出しない
などの理由から、化石燃料に代わるクリーンで、かつ、
無尽蔵なエネルギー源として、近年、大きな注目を集め
るようになっている。
【0004】ことに、近年は、水素エネルギーから電気
エネルギーを取り出すことができる電気エネルギー発生
装置の研究開発が盛んにおこなわれており、大規模発電
から、オンサイトな自家発電、さらには、自動車用電源
としての応用が期待されている。
【0005】水素エネルギーから電気エネルギーを取り
出すための電気エネルギー発生装置は、水素が供給され
る水素電極と、酸素が供給される酸素電極とを有してい
る。水素電極に供給された水素は、触媒の作用によっ
て、プロトン(陽子)と電子に解離され、電子は水素電
極において、吸収され、他方、プロトンは酸素電極に運
ばれる。水素電極において、吸収された電子は、負荷を
経由して、酸素電極に運ばれる。一方、酸素電極に供給
された酸素は、触媒の作用により、水素電極から運ばれ
たプロトンおよび電子と結合して、水を生成する。この
ようにして、水素電極と酸素電極との間に、起電力が生
じ、負荷に電流が流れるように、電気エネルギー発生装
置は構成されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに、水素エネルギーから電気エネルギーを取り出す電
気エネルギー発生装置にあっては、電気エネルギーの発
生に伴って、酸素電極に、水が生成されるため、水を適
宜排出させないと、徐々に、酸素電極が水によって塞が
れ、酸素電極に酸素が供給されなくなり、発電が停止し
てしまうという問題があった。
【0007】したがって、本発明は、水素エネルギーか
ら電気エネルギーを発生させる際に、酸素電極において
生成される水を、酸素電極の表面から効果的に除去する
ことができ、電気エネルギーの発生効率の向上した電気
エネルギー発生装置を提供することを目的とするもので
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のかかる目的は、
酸素電極と、水素電極と、前記酸素電極と前記水素電極
との間に挟着されたプロトン伝導体膜とを備え、前記酸
素電極に酸素が供給されるとともに、前記水素電極に水
素が供給されることによって、前記酸素電極と前記水素
電極との間に、電気エネルギーを発生させる電気エネル
ギー発生装置であって、前記電気エネルギーの発生に伴
って、前記酸素電極において生成される水を、吸収する
吸水部材を備えたことを特徴とする電気エネルギー発生
装置によって達成される。
【0009】本発明によれば、電気エネルギーの発生に
伴って、酸素電極において生成される水を吸収する吸水
部材を備えているから、電気エネルギーの発生に伴っ
て、酸素電極において生成される水を、酸素電極の表面
から効果的に除去することができ、したがって、生成さ
れた水によって、酸素電極が塞がれて、酸素電極への酸
素の供給が阻害されることを防止して、電気エネルギー
の発生効率を向上させることが可能になる。
【0010】本発明の好ましい実施態様においては、前
記吸水部材が、前記酸素電極に隣接して、設けられた吸
水材料によって構成されている。
【0011】本発明の好ましい実施態様によれば、吸水
部材が、酸素電極に隣接して、設けられた吸水材料によ
って構成されているから、簡易に、電気エネルギーの発
生に伴って、酸素電極において生成される水を吸水材料
によって吸収して、酸素電極の表面から除去し、酸素電
極への酸素の供給が阻害されることを防止して、電気エ
ネルギーの発生効率を向上させることが可能になる。
【0012】本発明のさらに好ましい実施態様において
は、前記吸水部材が、通気性を有している。
【0013】本発明のさらに好ましい実施態様によれ
ば、吸水部材が通気性を有しているので、吸収部材を、
酸素電極に隣接して設け、電気エネルギーの発生に伴っ
て、酸素電極において生成される水を吸水部材によって
吸収し、酸素電極の表面から除去するようにしても、酸
素電極への酸素の供給が、吸水部材によって阻害される
ことがない。
【0014】本発明のさらに好ましい実施態様において
は、前記吸水部材が、弾力性を有している。
【0015】本発明のさらに好ましい実施態様によれ
ば、吸水部材が、弾力性を有しているので、押圧するこ
とによって、水素電極、プロトン伝導体膜および酸素電
極を密着状態に保持することが可能になる。
【0016】本発明のさらに好ましい実施態様において
は、吸水部材が、ポリアクリル酸中和物の架橋物、自己
架橋型ポリアクリル酸中和物、デンプン−アクリル酸グ
ラフト共重合体架橋物、デンプン−アクリロニトリルグ
ラフト重合体架橋物の加水分解物、酢酸ビニル−アクリ
ル酸エステル共重合体のケン化物、アクリル酸塩−アク
リルアミド共重合体架橋物、アクリル酸−2−アクリル
アミド−2メチルプロパンンスルホン酸共重合体塩の架
橋物、イソブチレン−無水マレイン酸共重合体塩の架橋
物、架橋カルボキシメチルセルロース塩およびこれらの
1種以上の吸水性樹脂よりなる群から選ばれる吸水性樹
脂によって、形成されている。
【0017】本発明のさらに好ましい実施態様において
は、吸水部材が、ポリアクリル酸中和物の架橋物、自己
架橋型ポリアクリル酸中和物、デンプン−アクリル酸グ
ラフト共重合体架橋物、デンプン−アクリロニトリルグ
ラフト重合体架橋物の加水分解物、酢酸ビニル−アクリ
ル酸エステル共重合体のケン化物、アクリル酸塩−アク
リルアミド共重合体架橋物、アクリル酸−2−アクリル
アミド−2メチルプロパンンスルホン酸共重合体塩の架
橋物、イソブチレン−無水マレイン酸共重合体塩の架橋
物、架橋カルボキシメチルセルロース塩およびこれらの
1種以上の吸水性樹脂よりなる群から選ばれる吸水性樹
脂を、ポリオキシエチレン基を有するポリウレタンによ
って、処理した吸水材料によって、形成されている。
【0018】本発明のさらに好ましい実施態様において
は、前記吸水部材に、保水材料が含まれている。
【0019】本発明のさらに好ましい実施態様によれ
ば、吸水部材に保水材料が含まれているので、酸素電極
における水の生成速度が、吸水部材からの水の蒸発速度
を超える場合にも、保水材料に、生成した水を保持させ
ることができ、したがって、確実に、酸素電極の表面か
ら水を除去することが可能になる。
【0020】本発明のさらに好ましい実施態様において
は、前記保水材料が、ポリマーによって構成されてい
る。
【0021】本発明のさらに好ましい実施態様において
は、保水材料が、澱粉類、糖類、セルロース誘導体、フ
ェノール発泡樹脂、多官能カルボン酸とポリエーテルと
を減圧下に加熱攪拌して得られる熱架橋型生分解性ハイ
ドロゲル、高分子重合体中にカルボキシル基または水酸
基、スルホネート陰イオンなどの陰イオンとアンモニウ
ム陽イオンなどの陽イオンとを含む両性イオン性基を有
する高分子吸収体、構成分子内に陽イオンと陰イオンと
を含有するベタイン型両イオン性含有高分子吸収体およ
び両イオン性基を有する架橋型高分子吸収体に無機電解
質塩がイオン結合または担持する無機電解質塩含有高分
子吸収体よりなる群から選ばれる。
【0022】本発明のさらに好ましい実施態様において
は、電気エネルギー発生装置は、さらに、開口部を有す
る外装を備え、前記吸水部材が、前記酸素電極と前記外
装との間に挟持されている。
【0023】本発明のさらに好ましい実施態様によれ
ば、電気エネルギー発生装置は、さらに、開口部を有す
る外装を備え、吸水部材が、酸素電極と前記外装との間
に挟持されているから、吸水部材を挟持するために、外
装に加えられた圧力によって、酸素電極、水素電極およ
びプロトン伝導体膜を密着させて、保持することが可能
になる。
【0024】本発明のさらに好ましい実施態様において
は、電気エネルギー発生装置は、さらに、前記酸素電極
と前記吸水部材との間に、開口部を備えた集電板を備
え、前記酸素電極と前記吸水部材とが、前記集電板に設
けられた前記開口部を介して、接している。
【0025】本発明のさらに好ましい実施態様において
は、前記酸素電極の表面が、撥水性を有している。
【0026】本発明のさらに好ましい実施態様によれ
ば、酸素電極の表面が撥水性を有しているので、電気エ
ネルギーの発生に伴って、酸素電極において生成された
水の量が、吸水部材の吸水能力を超え、吸水部材によっ
て、酸素電極の表面から、水を吸収することができない
場合にも、水に覆われた酸素電極の表面積を最小限に抑
制することができ、したがって、電気エネルギーの発生
効率の低下を最小限に抑えることが可能になる。
【0027】本発明のさらに好ましい実施態様において
は、前記集電板の表面が、撥水性を有している。
【0028】本発明のさらに好ましい実施態様によれ
ば、集電板の表面が撥水性を有しているので、電気エネ
ルギーの発生に伴って、酸素電極において生成された水
の量が、吸水部材の吸水能力を超え、吸水部材によっ
て、酸素電極の表面から、水を吸収することができず、
集電板の表面に電気エネルギーの発生に伴って生成され
た水が残存した場合にも、水に覆われた集電板の表面積
を最小限に抑制することができ、したがって、電気エネ
ルギーの発生効率の低下を最小限に抑えることが可能に
なる。
【0029】本発明のさらに好ましい実施態様において
は、前記酸素電極が、カーボンシートによって構成され
ている。
【0030】本発明のさらに好ましい実施態様において
は、前記酸素電極に触媒が付加されている。
【0031】本発明のさらに好ましい実施態様において
は、前記触媒が、白金を含んでいる。
【0032】本発明のさらに好ましい実施態様において
は、前記水素電極が、カーボンシートによって構成され
ている。
【0033】
【発明の好ましい実施の形態】以下、添付図面に基づい
て、本発明の好ましい実施態様につき、詳細に説明を加
える。
【0034】図1は、本発明の好ましい実施態様にかか
る電気エネルギー発生装置1の構造を概略的に示す略断
面図である。
【0035】図1に示されるように、本実施態様にかか
る電気エネルギー発生装置1は、本体2と、外装3と、
本体2と外装3との間に挟持された吸水部材4とによっ
て構成され、本体2は、カーボンシートからなる酸素電
極5と、カーボンシートからなる水素電極6と、酸素電
極5と水素電極6との間に挟着されたプロトン伝導体膜
7と、酸素電極5に接して設けられた酸素電極側集電板
8と、水素電極6に接して設けられた水素電極側集電板
9とを備えている。
【0036】吸水部材4は、弾力性と通気性を有する親
水性材料によって構成され、本体2および外装3に圧力
が加えられて、本体2および外装3の間に挟持されてお
り、その結果、図1に示されるように、外装3および酸
素電極5と当接する吸水部材4の部分には、それぞれ、
凹みが形成されている。
【0037】吸水部材4を構成する親水性材料として
は、ポリアクリル酸中和物の架橋物、自己架橋型ポリア
クリル酸中和物、デンプン−アクリル酸グラフト共重合
体架橋物、デンプン−アクリロニトリルグラフト重合体
架橋物の加水分解物、酢酸ビニル−アクリル酸エステル
共重合体のケン化物、アクリル酸塩−アクリルアミド共
重合体架橋物、アクリル酸−2−アクリルアミド−2メ
チルプロパンンスルホン酸共重合体塩の架橋物、イソブ
チレン−無水マレイン酸共重合体塩の架橋物、架橋カル
ボキシメチルセルロース塩等の1種以上の吸水性樹脂
や、これら吸水性樹脂がポリオキシエチレン基を有する
ポリウレタンで処理された吸水材料、その他公知の吸水
材料を用いることができる。
【0038】酸素電極5および水素電極6には、いずれ
も白金からなる触媒(図示せず)が付加されている。ま
た、プロトン伝導体膜7は、多数の開口を有するポリプ
ロピレン薄膜を支持基体とし、ポリプロピレン薄膜の両
面に、フラレノールを含むプロトン伝導体材料が塗布さ
れて、構成されている。
【0039】図2は、電気エネルギー発生装置1の本体
2、外装3および吸水部材4の略分解斜視図である。
【0040】図2に示されるように、外装3および酸素
電極側集電板8は格子状をなしており、それぞれ、複数
の開口部10および11を有している。また、図2には
示されていないが、水素電極側集電板9も格子状をなし
ており、複数の開口部を有している。
【0041】このように、外装3および酸素電極側集電
板8は格子状をなし、それぞれ、複数の開口部10およ
び11を有しているため、外装3および酸素電極側集電
板8の間に挟持される吸水部材4は、図1に示されるよ
うに、外装3に設けられた開口部10を介して、電気エ
ネルギー発生装置1の外部にその一部が露出されるとと
もに、酸素電極側集電板8に設けられた開口部11を介
して、その一部が酸素電極5と接触している。
【0042】本実施態様においては、このように構成さ
れた電気エネルギー発生装置1は、携帯型パーソナルコ
ンピュータに内蔵され、パーソナルコンピュータを動作
させる電源として機能するように構成されている。
【0043】図3は、電気エネルギー発生装置1が内蔵
されたパーソナルコンピュータ12の略一部切り欠き斜
視図である。
【0044】図3に示されるように、パーソナルコンピ
ュータ12は、ノート型のパーソナルコンピュータであ
り、その外装には、液晶ディスプレイ13およびキーボ
ード14が設けられている。
【0045】また、パーソナルコンピュータ12の内部
には、図3に示されるように、電気エネルギー発生装置
1、CPU(中央処理装置)15および冷却ファン16
が設けられている。これらの液晶ディスプレイ13、C
PU15および冷却ファン16を動作させる電力は全
て、電気エネルギー発生装置1より供給されるように構
成されている。
【0046】液晶ディスプレイ13は、その裏面に、バ
ックライト(図示せず)を備えており、バックライトを
点灯させる電力もまた、電気エネルギー発生装置1より
供給される。ここに、冷却ファン16は、CPU15を
冷却するためのものである。
【0047】図4は、パーソナルコンピュータ12に内
蔵された電気エネルギー発生装置1、CPU15および
冷却ファン16の位置関係を示す図面である。
【0048】図4に示されるように、電気エネルギー発
生装置1は、冷却ファン16によって発生される空気流
の方向に対して、CPU15の下流側に配置されてお
り、冷却ファン16によって発生され、CPU15を冷
却した空気流が電気エネルギー発生装置1に吹き付けら
れるように構成されている。
【0049】冷却ファン16によって発生された空気流
の温度は、CPU15を冷却する前においては、外気の
温度と実質的に等しいが、動作によって高温となってい
るCPU15に吹き付けられ、CPU15を冷却した結
果、CPU15から熱を受け取り、その温度が上昇した
空気流が、電気エネルギー発生装置1に吹き付けられ
る。このため、電気エネルギー発生装置1には、外気の
温度よりも高温の空気流が供給されることになる。電気
エネルギー発生装置1に供給された高温の空気流は、パ
ーソナルコンピュータ12に設けられた通気孔(図示せ
ず)を経由して、パーソナルコンピュータ12の外部へ
排出される。
【0050】以上のように構成された本実施態様にかか
る電気エネルギー発生装置1は、以下のようにして、電
気エネルギーを発生し、電気エネルギーの発生に伴って
生成される水が、酸素電極5の表面から除去される。
【0051】電気エネルギー発生装置1の水素電極6に
は、パーソナルコンピュータ12の内部に設けられた水
素吸蔵炭素質材料、水素吸蔵合金などの水素吸蔵材料
(図示せず)から、水素が供給され、一方、酸素電極5
には、外装3に設けられた開口部10、吸水部材4およ
び酸素電極側集電板8に設けられた開口部11を経由し
た空気によって、酸素が供給される。
【0052】電気エネルギー発生装置1の水素電極6に
供給された水素は、水素電極6に付加されている触媒
(図示せず)の作用によって、プロトンと電子に解離さ
れ、このうち、プロトンはプロトン伝導体膜7を経由し
て、酸素電極5へ供給され、電子は水素電極側集電板9
に集められる。
【0053】水素電極側集電板9に集められた電子は、
液晶ディスプレイ13、CPU15、冷却ファン16な
どの負荷に供給される。
【0054】一方、プロトン伝導体膜7を経由して、酸
素電極5に達したプロトン、液晶ディスプレイ13、C
PU15、冷却ファン16などの負荷を経由して、酸素
電極側集電板8より供給される電子および外部より供給
される酸素は、酸素電極5に付加されている触媒(図示
せず)の作用によって結合し、水を生成する。
【0055】このようにして、酸素電極側集電板8と水
素電極側集電板9との間に、起電力が生じ、液晶ディス
プレイ13、CPU15、冷却ファン16などの負荷に
電流が流れる。
【0056】一方、酸素電極5において生成された水
は、酸素電極側集電板8に設けられた開口部11を介し
て、酸素電極5と接触している吸水部材4によって、た
だちに吸収される。このため、酸素電極5の表面から、
生成した水は除去され、酸素電極5の表面が水によって
塞がれることが防止される。こうして、電気エネルギー
の発生に伴って生成され、吸水部材4に吸収された水
は、外装3に設けられた開口部10を介して、電気エネ
ルギー発生装置1の外部へ、蒸発によって放出される。
【0057】ここに、図4に示されるように、冷却ファ
ン16により生成され、CPU15を冷却することによ
って、CPU15から熱が伝達されて、外気の温度より
も高温となった空気流が、電気エネルギー発生装置1に
吹き付けられているため、吸水部材4に吸収された水の
蒸発は著しく促進される。したがって、吸水部材4の吸
水能力を常に高く維持することができる。
【0058】本実施態様によれば、電気エネルギーの発
生に伴って、酸素電極5において生成された水は、酸素
電極5と接して設けられた吸水部材4によって、吸収さ
れるので、酸素電極5の表面から、生成した水を除去す
ることができ、酸素電極5の表面が水によって覆われ、
酸素の供給が阻害されることがなく、したがって、電気
エネルギーの発生効率が経時的に低下することを、効果
的に防止することが可能となる。
【0059】また、本実施態様によれば、電気エネルギ
ーの発生に伴って、酸素電極5において生成された水
は、いったん吸水部材4に吸収されてから、蒸発によっ
て、外部へ放出されるので、酸素電極5における水の生
成速度が、水の蒸発速度よりも高い場合であっても、吸
水部材4がある程度の水を蓄積して、保持するので、た
だちに、酸素電極5の表面が、生成した水によって覆わ
れることはなく、吸水部材4の保水能力を超えない限
り、酸素電極5の表面が、生成した水によって覆われ
て、酸素の供給が阻害されることがなく、したがって、
電気エネルギーの発生効率が経時的に低下することを、
効果的に防止することが可能となる。
【0060】さらに、本実施態様によれば、CPU15
を冷却することによって、CPU15から熱が伝達さ
れ、外気の温度よりも高温となった空気流が、電気エネ
ルギー発生装置1に吹き付けられるように構成されてい
るので、吸水部材4に吸収された水の蒸発を促進するこ
とができ、したがって、吸水部材4の吸水能力を常に高
く維持することが可能となるとともに、電気エネルギー
の発生に伴って、酸素電極5において生成された水を、
酸素電極5の表面から、確実に、蒸発によって排出する
ことが可能になるので、特別な排水機構を設けることな
く、酸素電極5の表面が、生成した水によって覆われ、
酸素の供給が阻害されることを防止して、電気エネルギ
ーの発生効率が経時的に低下することを、効果的に防止
することが可能となる。
【0061】また、本実施態様によれば、外装3が、弾
力性を有する吸水部材4を介して、本体2に押しつけら
れているので、本体2を構成する酸素電極5、水素電極
6、プロトン伝導体膜7、酸素電極側集電板8および水
素電極側集電板9が強固に密着され、酸素電極5、水素
電極6、プロトン伝導体膜7、酸素電極側集電板8また
は水素電極側集電板9の剥がれを防止することが可能に
なる。
【0062】図5は、本発明の他の好ましい実施態様に
かかる電気エネルギー発生装置17の構造を概略的に示
す略断面図である。
【0063】図5に示されるように、本実施態様にかか
る電気エネルギー発生装置17においては、図1ないし
図4に示された実施態様にかかる電気エネルギー発生装
置1を構成する吸水部材4に代えて、吸水部材18が用
いられている点を除いて、図1ないし図4に示された実
施態様にかかる電気エネルギー発生装置1と同様の構成
を有している。
【0064】吸水部材18は、弾力性を有する親水性材
料によって構成され、吸水部材18の内部には、保水材
料19が含まれ、図1ないし図4に示された実施態様に
かかる電気エネルギー発生装置1において用いられた吸
水部材4と比べて、保水能力が向上されている。
【0065】吸水部材18に含まれる保水材料19を構
成する材料としては、澱粉類、糖類、セルロース誘導
体、フェノール発泡樹脂、多官能カルボン酸とポリエー
テルとを減圧下に加熱攪拌して得られる熱架橋型生分解
性ハイドロゲル、高分子重合体中にカルボキシル基や水
酸基、スルホネート陰イオン等の陰イオンとアンモニウ
ム陽イオン等の陽イオンとを含む両性イオン性基を有す
る高分子吸収体、構成分子内に陽イオンと陰イオンとを
含有するベタイン型両イオン性含有高分子吸収体、両イ
オン性基を有する架橋型高分子吸収体に無機電解質塩が
イオン結合または担持する無機電解質塩含有高分子吸収
体、その他公知の保水材料を用いることができる。
【0066】吸水部材18は、前記実施態様における吸
水部材4と同様に、外装3に設けられた開口部10を介
して、電気エネルギー発生装置1の外部に、その一部が
露出されるとともに、酸素電極側集電板8に設けられた
開口部11を介して、その一部が酸素電極5と接触して
いる。
【0067】また、電気エネルギー発生装置17は、図
1ないし図4に示された実施態様にかかる電気エネルギ
ー発生装置1と同様に、パーソナルコンピュータ12に
内蔵されており、冷却ファン16によって生成され、C
PU15を冷却することによって、CPU15から熱を
受け取り、外気温度よりも高温になった空気流が、電気
エネルギー発生装置1に吹き付けられるように構成され
ている。
【0068】本実施態様にかかる電気エネルギー発生装
置17おいては、電気エネルギーの発生に伴って、酸素
電極5において生成された水は、酸素電極側集電板8に
設けられた開口部11を介して、酸素電極5と接触して
いる吸水部材18によって、ただちに吸収される。この
ため、酸素電極5の表面が、生成した水によって覆われ
ることがなく、したがって、電気エネルギーの発生に伴
って生成された水によって、酸素電極への酸素の供給が
阻害されることを防止することができる。
【0069】また、吸水部材18に吸収された水の一部
は、吸水部材18に含まれている保水材料19に蓄積、
保持され、他は、外装3に設けられた開口部10を介し
て、電気エネルギー発生装置17の外部へ、蒸発によっ
て放出される。
【0070】ここに、電気エネルギー発生装置17に
は、冷却ファン16により生成され、CPU15を冷却
することによって、CPU15から熱を受け取り、外気
温度よりも高温になった空気流が吹き付けられるように
構成されているので、吸水部材18に吸収された水の蒸
発が促進される。したがって、吸水部材18の吸水能力
を常に高く維持することができる。
【0071】さらに、吸水部材18に吸収された水の一
部は、吸水部材18に含まれている保水材料19に蓄積
されるので、酸素電極5における水の生成速度が、水の
蒸発速度よりも高い場合であっても、生成した水の多く
は、吸水部材18に含まれている保水材料19に蓄積、
保持され、したがって、ただちに、酸素電極5の表面が
水で覆われることはないから、電気エネルギーの発生に
伴って生成された水によって、酸素電極への酸素の供給
が阻害されることを防止することができる。
【0072】本実施態様によれば、電気エネルギーの発
生に伴って、酸素電極5において生成された水は、酸素
電極5と接して設けられた吸水部材18によって、吸収
されるので、酸素電極5の表面から、生成した水を除去
することができ、酸素電極5の表面が水によって覆わ
れ、酸素の供給が阻害されることがなく、したがって、
電気エネルギーの発生効率が経時的に低下することを、
効果的に防止することが可能となる。
【0073】また、本実施態様によれば、吸水部材18
には保水材料19が含まれているので、酸素電極5にお
ける水の生成速度が、水の蒸発速度よりも高い場合であ
っても、生成した水の多くは、吸水部材18に含まれて
いる保水材料19に蓄積、保持され、したがって、ただ
ちに、酸素電極5の表面が水で覆われることはなく、し
たがって、電気エネルギーの発生に伴って生成された水
によって、酸素電極への酸素の供給が阻害されることを
防止することができる。
【0074】さらに、本実施態様によれば、CPU15
を冷却することによって、CPU15から熱が伝達さ
れ、外気の温度よりも高温となった空気流が、電気エネ
ルギー発生装置17に吹き付けられるように構成されて
いるので、吸水部材18に吸収された水の蒸発を促進す
ることができ、したがって、吸水部材18の吸水能力を
常に高く維持することが可能となるとともに、電気エネ
ルギーの発生に伴って、酸素電極5において生成された
水を、酸素電極5の表面から、確実に、蒸発によって排
出することが可能になるので、特別な排水機構を設ける
ことなく、酸素電極5の表面が、生成した水によって覆
われ、酸素の供給が阻害されることを防止して、電気エ
ネルギーの発生効率が経時的に低下することを、効果的
に防止することが可能となる。
【0075】また、本実施態様によれば、外装3が、弾
力性を有する吸水部材4を介して、本体2に押しつけら
れているので、本体2を構成する酸素電極5、水素電極
6、プロトン伝導体膜7、酸素電極側集電板8および水
素電極側集電板9が強固に密着され、酸素電極5、水素
電極6、プロトン伝導体膜7、酸素電極側集電板8また
は水素電極側集電板9の剥がれを防止することが可能に
なる。
【0076】図6は、電気エネルギー発生装置1が内蔵
された携帯型のパーソナルコンピュータ20を概略的に
示す略斜視図である。
【0077】図6に示されるように、携帯型のパーソナ
ルコンピュータ20は、前記実施態様にかかるパーソナ
ルコンピュータ12と同様に、ノート型のパーソナルコ
ンピュータであり、その外装には、液晶ディスプレイ1
3およびキーボード14が設けられている。
【0078】液晶ディスプレイ13は、その裏面に、バ
ックライト(図示せず)ならびに図1および図2に示さ
れた電気エネルギー発生装置1を備えており、バックラ
イトを点灯させる電力は、電気エネルギー発生装置1よ
り供給されるように構成されている。
【0079】電気エネルギー発生装置1は、液晶ディス
プレイ13の裏面に配置されており、図1および図2に
示された電気エネルギー発生装置1と同様に、本体2
と、外装3と、本体2と外装3との間に挟持された吸水
部材4とを備えている。また、パーソナルコンピュータ
20に設けられたCPU(図示せず)およびこれを冷却
する冷却ファン(図示せず)を動作させる電力も、液晶
ディスプレイ13の裏面に配置された電気エネルギー発
生装置1によって供給されるように構成されている。
【0080】パーソナルコンピュータ20において、電
気エネルギーの発生に伴って、酸素電極5において生成
された水は、水酸素電極側集電板8に設けられた開口部
11を介して、酸素電極5と接触している吸水部材4に
よって、直ちに吸収される。したがって、酸素電極5の
表面が、生成された水で覆われることがないから、電気
エネルギーの発生に伴って生成された水によって、酸素
電極への酸素の供給が阻害されることを防止することが
できる。こうして、吸水部材4に吸収された水は、外装
3に設けられた開口部10を介して、電気エネルギー発
生装置1の外部へ、蒸発によって放出される。
【0081】図6に示されるように、本実施態様におい
ては、電気エネルギー発生装置1が、液晶ディスプレイ
13の裏面に配置されているので、液晶ディスプレイ1
3の裏面に配置されたバックライト(図示せず)によっ
て発生した熱が、水を吸収した吸収材4に伝達され、そ
の結果、吸水部材4に吸収された水の蒸発を促進するこ
とが可能になる。このため、吸水部材4の吸水能力を常
に高く維持することができる。
【0082】本実施態様によれば、電気エネルギー発生
装置1が、液晶ディスプレイ13の裏面に配置されてい
るので、液晶ディスプレイ13の裏面に配置されたバッ
クライト(図示せず)によって発生した熱が、電気エネ
ルギーの発生に伴って生成された水を吸収した吸収材4
に伝達され、その結果、吸収材4からの水の蒸発を促進
することができ、吸水部材4の吸水能力を常に高く維持
することが可能となるとともに、電気エネルギーの発生
に伴い、酸素電極5において生成された水を、確実に、
蒸発によって排出することが可能になるので、特別な排
水機構を設けることなく、酸素電極5の表面が、生成し
た水によって覆われ、酸素の供給が阻害されることを防
止して、電気エネルギーの発生効率が経時的に低下する
ことを、効果的に防止することが可能となる。
【0083】また、本実施態様によれば、電気エネルギ
ー発生装置1が、液晶ディスプレイ13の裏面に配置さ
れているので、液晶ディスプレイ13の裏面に配置され
たバックライト(図示せず)によって発生し、電気エネ
ルギー発生装置1に伝達された熱は、吸収材4からの水
の蒸発に伴い、気化熱として奪われるので、バックライ
ト(図示せず)やその周辺の部材を、冷却することが可
能となる。
【0084】図7は、電気エネルギー発生装置1がCP
U21の近傍に配置された状態を概略的に示す略上面図
である。
【0085】図7に示されるように、CPU21の上面
には、CPU21によって発生する熱を効果的に放出す
るためのヒートシンク22が設けられており、ヒートシ
ンク22と電気エネルギー発生装置1の外装3とは、熱
伝導部材23によって、機械的に接続されている。
【0086】電気エネルギー発生装置1は、図1および
図2に示されるように、本体2と、外装3と、本体2と
外装3との間に挟持された吸水部材4とを備えている。
図7に示される配置においても、CPU21を動作させ
る電力は、電気エネルギー発生装置1によって供給され
るように構成されている。
【0087】電気エネルギーの発生に伴って、酸素電極
5において生成された水は、水酸素電極側集電板8に設
けられた開口部11を介して、酸素電極5と接触してい
る吸水部材4によって、ただちに吸収される。したがっ
て、酸素電極5の表面が、生成された水で覆われること
がないから、電気エネルギーの発生に伴って生成された
水によって、酸素電極への酸素の供給が阻害されること
を防止することができる。こうして、吸水部材4に吸収
された水は、外装3に設けられた開口部10を介して、
電気エネルギー発生装置1の外部へ、蒸発によって放出
される。
【0088】本実施態様においては、図7に示されるよ
うに、CPU21の上面には、CPU21によって発生
する熱を効果的に放出するためのヒートシンク22が設
けられ、ヒートシンク22と電気エネルギー発生装置1
の外装3とが、熱伝導部材23によって、機械的に接続
されているため、CPU21によって発生する熱は、熱
伝導部材23を経由して、効率よく、外装3に供給され
る。その結果、外装3に供給された熱により、水を吸収
した吸収材4の温度は上昇させられ、吸水部材4に吸収
された水の蒸発を促進することが可能になる。このた
め、吸水部材4の吸水能力を常に高く維持することがで
きる。
【0089】本実施態様によれば、電気エネルギー発生
装置1が、CPU21の近傍に配置され、CPU21に
よって発生した熱を電気エネルギー発生装置1に供給す
る熱伝導部材23が設けられているから、CPU21に
よって発生した熱を、効果的に、電気エネルギー発生装
置1に伝達することができる。したがって、水を吸収し
た吸収材4からの水の蒸発を促進して、吸水部材4の吸
水能力を常に高く維持することができるとともに、電気
エネルギーの発生に伴って、酸素電極5において生成さ
れた水を、確実に、蒸発によって排出することが可能に
なるので、特別な排水機構を設けることなく、酸素電極
5の表面が、生成した水によって覆われ、酸素の供給が
阻害されることを防止して、電気エネルギーの発生効率
が経時的に低下することを、効果的に防止することが可
能となる。
【0090】また、本実施態様によれば、熱伝導部材2
3を経由して、電気エネルギー発生装置1に伝達された
熱は、吸収材4からの水の蒸発に伴い、気化熱として奪
われるので、CPU21の冷却を促進することが可能に
なる。
【0091】本発明は、以上の実施態様に限定されるこ
となく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で種
々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含
されるものであることはいうまでもない。
【0092】たとえば、前記実施態様においては、電気
エネルギーの発生に伴って生成された水を、吸水部材
4、18に吸収させているが、さらに、酸素電極5の表
面および酸素電極側集電板8の表面の少なくとも一方
に、撥水処理を施すなどして、撥水性をもたせてもよ
い。酸素電極5の表面および酸素電極側集電板8の表面
の少なくとも一方が撥水性を有していれば、電気エネル
ギーの発生に伴って生成された水の量が、吸水部材4、
18の吸水能力を超え、吸水部材4、18によって吸収
することができず、酸素電極5および酸素電極側集電板
8の表面に、電気エネルギーの発生に伴って生成された
水が残存した場合にも、酸素電極5および酸素電極側集
電板8の表面のうち、水によって覆われる面積を最小限
に抑えることができるので、電気エネルギーの発生効率
の低下を最小限に抑制することが可能になる。
【0093】また、前記実施態様においては、プロトン
伝導体膜7は、多数の開口を有するポリプロピレン薄膜
を支持基体とし、ポリプロピレン薄膜の両面にフラレノ
ールを含むプロトン伝導体材料が塗布されて、構成され
ているが、プロトン伝導体膜7としては、プロトンを伝
導させる性質を有しているとともに、水素電極6に水素
が供給されたときに、水素電極6における水素濃度と酸
素電極5における水素濃度との濃度差として、電気エネ
ルギーの発生が可能である濃度差を確保できる程度に、
水素を遮断する性質を有していればよく、多数の開口を
有するポリプロピレン薄膜を支持基体とし、ポリプロピ
レン薄膜の両面にフラレノールを含むプロトン伝導体材
料が塗布されて、構成されたプロトン伝導体膜7に限定
されるものではない。
【0094】さらに、前記実施態様においては、外装
3、酸素電極側集電板8および水素電極側集電板9は、
いずれも、格子状をなしているが、これらを、格子状に
形成することは必ずしも必要ではなく、たとえば、スリ
ット状の開口部を設けるなど、開口部を有していれば、
その形状は、とくに限定されるものではない。
【0095】また、前記実施態様においては、酸素電極
5および水素電極6をカーボンシートによって構成して
いるが、導電性の素材であれば、他の素材によって、酸
素電極5および水素電極6を構成してもよい。
【0096】さらに、前記実施態様においては、酸素電
極側集電板8および水素電極側集電板9を用いている
が、酸素電極側集電板8および水素電極側集電板9を用
いることは、必ずしも必要でなく、これらを省略しても
よい。
【0097】また、前記実施態様においては、電気エネ
ルギー発生装置1、17が、パーソナルコンピュータに
内蔵される場合につき、説明を加えたが、電気エネルギ
ー発生装置1、17が内蔵される装置としては、パーソ
ナルコンピュータに限定されるものではなく、音響機器
など、他の装置であってもよい。
【0098】さらに、前記実施態様においては、電気エ
ネルギー発生装置1、17を、冷却ファン16によって
生成される空気流の流れ方向に対して、CPU15の下
流側近傍あるいは液晶ディスプレイ13の裏面に設け、
あるいは、ヒートシンク21と、電気エネルギー発生装
置1の外装3とが、熱伝導部材23によって、機械的に
接続されるように設けており、このように、電気エネル
ギー発生装置1、17を設ける場合には、吸水部材4、
18に吸収された水を効果的に蒸発させることができ、
好ましいが、このように、電気エネルギー発生装置1、
17を設けることは必ずしも必要ではなく、任意の位置
に設けることができる。
【0099】また、図3および図4においては冷却ファ
ン16によって発生され、CPU15を冷却した空気流
が、電気エネルギー発生装置1に吹き付けられるよう
に、パーソナルコンピュータ12内に、電気エネルギー
発生装置1を配置しているが、パーソナルコンピュータ
12が、たとえば、DSP(デジタル・シグナル・プロ
セッサ)やモータなどの熱を発生する他の要素を冷却す
るための冷却ファンを有している場合には、CPU15
を冷却するための冷却ファン16の下流側に、電気エネ
ルギー発生装置1を配置せずに、DSPやモータなどの
下流側に、電気エネルギー発生装置1を配置するように
してもよい。
【0100】さらに、前記実施態様においては、パーソ
ナルコンピュータ12、20は、ひとつの電気エネルギ
ー発生装置1、17を備えているが、複数の電気エネル
ギー発生装置1、17を積層した積層体を用いてもよ
く、複数の電気エネルギー発生装置1、17を積層して
積層体を構成した場合には、冷却ファン16によって積
層体の側面に次々と空気が供給されるので、冷却ファン
16からの空気流によって、電気エネルギーの発生に伴
って生成された水の除去のみならず、積層体の側面か
ら、酸素電極5へ酸素(空気)を供給することが可能に
なる。
【0101】また、図6に示された実施態様において
は、電気エネルギー発生装置1が、液晶ディスプレイ1
3の裏面に配置され、同じく液晶ディスプレイ13の裏
面に配置されたバックライト(図示せず)によって、発
生される熱を利用して、電気エネルギーの発生に伴って
生成された水の蒸発を促進しているが、電気エネルギー
発生装置1を、液晶ディスプレイ13の裏面以外の熱を
発生する部材の近傍に配置することもできる。
【0102】さらに、前記実施態様においては、パーソ
ナルコンピュータ12、20は、表示手段として、液晶
ディスプレイ13を備えているが、表示手段としては、
液晶ディスプレイ13に限定されず、他の表示手段、た
とえば、CRT(カソード・レイ・チューブ)、EL
(エレクトロ・ルミッセンス)ディスプレイ、PDPな
どの他の表示しを備えていてもよい。これらの表示手段
は、いずれもその動作によって、ある程度の熱を発生さ
せるので、これらの表示手段を用いた場合であっても、
その近傍に、電気エネルギー発生装置1、17を配置さ
せることにより、電気エネルギーの発生に伴って生成さ
れた水の蒸発を促進することができる。
【0103】
【発明の効果】本発明によれば、水素エネルギーから電
気エネルギーを発生させる際に、酸素電極において生成
される水を、酸素電極の表面から効果的に除去すること
ができ、電気エネルギーの発生効率の向上した電気エネ
ルギー発生装置を提供することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の好ましい実施態様にかかる電
気エネルギー発生装置1の構造を概略的に示す略断面図
である。
【図2】図2は、電気エネルギー発生装置1の本体2、
外装3および吸水部材4の略分解斜視図である。
【図3】図3は、電気エネルギー発生装置1が内蔵され
たパーソナルコンピュータ12を概略的に示す略一部切
り欠き斜視図である。
【図4】図4は、パーソナルコンピュータ12に内蔵さ
れた電気エネルギー発生装置1、CPU15および冷却
ファン16の位置関係を示す図面である。
【図5】図5は、本発明の他の好ましい実施態様にかか
る電気エネルギー発生装置17の構造を概略的に示す略
断面図である。
【図6】図6は、電気エネルギー発生装置1が内蔵され
たパーソナルコンピュータ20を概略的に示す略斜視図
である。
【図7】図7は、電気エネルギー発生装置1がCPU2
1の近傍に配置された状態を概略的に示す略上面図であ
る。
【符号の説明】
1 電気エネルギー発生装置 2 本体 3 外装 4 吸水部材 5 酸素電極 6 水素電極 7 プロトン伝導体膜 8 酸素電極側集電板 9 水素電極側集電板 10 開口部 11 開口部 12 パーソナルコンピュータ 13 液晶ディスプレイ 14 キーボード 15 CPU 16 冷却ファン 17 電気エネルギー発生装置 18 吸水部材 19 保水材料 20 パーソナルコンピュータ 21 CPU 22 ヒートシンク 23 熱伝導部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮腰 光史 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 根岸 英輔 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 稲垣 靖史 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 Fターム(参考) 5H018 AA02 AS02 AS03 DD08 EE03 5H026 AA02 CX02 EE02 EE05 5H027 AA02

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 酸素電極と、水素電極と、前記酸素電極
    と前記水素電極との間に挟着されたプロトン伝導体膜と
    を備え、前記酸素電極に酸素が供給されるとともに、前
    記水素電極に水素が供給されることによって、前記酸素
    電極と前記水素電極との間に、電気エネルギーを発生さ
    せる電気エネルギー発生装置であって、前記電気エネル
    ギーの発生に伴って、前記酸素電極において生成される
    水を、吸収する吸水部材を備えたことを特徴とする電気
    エネルギー発生装置。
  2. 【請求項2】 前記吸水部材が、前記酸素電極に隣接し
    て、設けられた吸水材料によって構成されたことを特徴
    とする請求項1に記載の電気エネルギー発生装置。
  3. 【請求項3】 前記吸水部材が、通気性を有しているこ
    とを特徴とする請求項1または2に記載の電気エネルギ
    ー発生装置。
  4. 【請求項4】 前記吸水部材が、弾力性を有しているこ
    とを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載
    の電気エネルギー発生装置。
  5. 【請求項5】 前記吸水部材に、保水材料が含まれてい
    ることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に
    記載の電気エネルギー発生装置。
  6. 【請求項6】 前記保水材料が、ポリマーによって構成
    されていることを特徴とする請求項5に記載の電気エネ
    ルギー発生装置。
  7. 【請求項7】 さらに、開口部を有する外装を備え、前
    記吸水部材が、前記酸素電極と前記外装との間に挟持さ
    れていることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか
    1項に記載の電気エネルギー発生装置。
  8. 【請求項8】 さらに、前記酸素電極と前記吸水部材と
    の間に、開口部を備えた集電板を備え、前記酸素電極と
    前記吸水部材とが、前記集電板に設けられた前記開口部
    を介して、接していることを特徴とする請求項1ないし
    7のいずれか1項に記載の電気エネルギー発生装置。
  9. 【請求項9】 前記酸素電極の表面が、撥水性を有して
    いることを特徴とする請求項1ないし8のいずれか1項
    に記載の電気エネルギー発生装置。
  10. 【請求項10】 前記集電板の表面が、撥水性を有して
    いることを特徴とする請求項8または9に記載の電気エ
    ネルギー発生装置。
  11. 【請求項11】 前記酸素電極が、カーボンシートによ
    って構成されたことを特徴とする請求項1ないし10の
    いずれか1項に記載の電気エネルギー発生装置。
  12. 【請求項12】 前記酸素電極に触媒が付加されている
    ことを特徴とする請求項1ないし11のいずれか1項に
    記載の電気エネルギー発生装置。
  13. 【請求項13】 前記触媒が、白金を含むことを特徴と
    する請求項12に記載の電気エネルギー発生装置。
  14. 【請求項14】 前記水素電極が、カーボンシートによ
    って構成されたことを特徴とする請求項1ないし13の
    いずれか1項に記載の電気エネルギー発生装置。
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