JP2001331907A - Dcバイアス用消去ヘッド - Google Patents

Dcバイアス用消去ヘッド

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JP2001331907A
JP2001331907A JP2000150147A JP2000150147A JP2001331907A JP 2001331907 A JP2001331907 A JP 2001331907A JP 2000150147 A JP2000150147 A JP 2000150147A JP 2000150147 A JP2000150147 A JP 2000150147A JP 2001331907 A JP2001331907 A JP 2001331907A
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JP
Japan
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magnetized
tape
erasing head
pole
arc
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JP2000150147A
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Yoshinori Kitamura
嘉徳 北村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 テープ入口側の山状部と1.3倍以上に増強
されたテープ出口側の山状(逆さになっている)部とを
含んでいるガウス曲線で、磁気テープに記録された内容
を消去する新規のDCバイアス用消去ヘッドを提供す
る。 【解決手段】 正面に弧状のテープ接触面をもつ着磁無
し消去ヘッド本体を構成し、この着磁無し消去ヘッド本
体の正面に単極全面着磁工程を施して弧状テープ接触面
をN極着磁面もしくはS極着磁面とすると共に同弧状テ
ープ接触面におけるテープの入口側部分正面もしくは出
口側部分正面に上記の単極全面着磁と反対の極性で且つ
同単極全面着磁の1.3倍以上の磁束密度の着磁工程を
施して当該部分正面を部分着磁面としたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気テープに記録され
た内容を消去するためのDCバイアス用消去ヘッドに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の消去ヘッドとしては、テ
ープ接触面に単極の着磁のみを施した形式(以下、従来
例1という。)や、フェライト製永久磁石材料を以て構
成されたテープへの接触面11を正面に有するヘッド本
体12と、ヘッド本体12のテープ入口側部分の側面1
3およびテープ出口側部分の側面14に着磁されたN極
着磁面およびS極着磁面と、上記接触面1にテープ側か
らテープ出口側に向うテープ流れ方向の交互配列で着磁
された同流れ方向に直交する部分着磁面15および無着
磁面16とをもつ、特開平2−134708号公報によ
って開示された形式(以下、従来例2という。)が知ら
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術におい
て述べた従来例1は、1回の着磁工程を施して得ること
ができて製造コストが安い有利さがあったが、図3に示
すようにガウス曲線における山状部が1個であって消去
性能が劣っている。また、従来例2は図4に示すように
ガウス曲線における山(谷)状部が複数個まであって消
去性能がよいものであったが、製造コストが高いもので
あった。
【0004】本発明は、上記の事実に鑑み案出した新規
のDCバイアス用消去ヘッドを提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明に係るDCバイアス用消去ヘッドは、正面に弧
状のテープ接触面をもつ着磁無し消去ヘッド本体を構成
し、この着磁無し消去ヘッド本体の正面に単極全面着磁
工程を施して弧状テープ接触面をN極着磁面もしくはS
極着磁面とすると共に同弧状テープ接触面におけるテー
プの入口側部分正面もしくは出口側部分正面に上記の単
極全面着磁と反対の極性で且つ同単極全面着磁の1.3
倍以上の磁束密度の着磁工程を施して当該部分正面を部
分着磁面としたものである。
【0006】
【作用】本発明に係るDCバイアス用消去ヘッドのガウ
ス曲線は、図1において示すようにテープ入口側の山状
部と1.3倍以上に増強されたテープ出口側の山状(逆
さになっている)部とを含んでいる。
【0007】
【実施例】図1および図2に示す本発明の実施例は、正
面に弧状のテープ接触面1をもつ着磁無し消去ヘッド本
体2を構成し、この着磁無し消去ヘッド本体2の正面に
単極全面着磁工程を施して弧状テープ接触面1を600
ガウスのS極全面着磁面3とすると共に同弧状テープ接
触面1におけるテープ8の入口側部分正面4に上記の単
極全面着磁と反対の極性で且つ同単極全面着磁の約1.
5倍の磁束密度すなわち910ガウスの着磁工程を施し
て当該部分正面4をN極部分着磁面5として得た完成品
6であって、この完成品6はそのS極全面着磁面3が9
20ガウスで、N極部分着磁面5が590ガウスとなっ
ていること、消去率が60dB以上の64dB、クロス
消去が3dB以内の1dBとなっていることの確認がで
きたのものである。
【0008】上記完成品6のS極全面着磁面3が920
ガウスとなり、N極部分着磁面5が590ガウスとなっ
たのは、N極部分着磁工程のときのS極の漏洩磁気をN
極が引っ張ってくれたためであると考察できる。
【0009】
【発明の効果】本発明においてDCバイアス用消去ヘッ
ドは、上記のような構成であるので、上記従来例1と同
様に安い製造コストで提供できる有利さがあり、また本
発明において弧状テープ接触面は、部分着磁面と当該部
分着磁面を得る部分着磁工程によって1.3倍以上に増
強された全面着磁面とから形成されているので、高いク
ロス消去性能を発揮するものであり、消去性能の良い消
去ヘッドを得るという所期の目的を充分に達成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るDCバイアス用消去ヘッドの実施
例を示す断面図およびガウス曲線図である。
【図2】消去ヘッド本体を示す斜視図である。
【図3】従来例1を示す断面図およびガウス曲線図であ
る。
【図4】従来例2を示す断面図およびガウス曲線図であ
る。
【符号の説明】
1 テープ接触面 2 消去ヘッド本体 3 S極全面着磁面 4 部分正面 5 N極部分着磁面 6 完成品 7 ケース 8 テープ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 正面に弧状のテープ接触面をもつ着磁無
    し消去ヘッド本体を構成し、この着磁無し消去ヘッド本
    体の正面に単極全面着磁工程を施して弧状テープ接触面
    をN極着磁面もしくはS極着磁面とすると共に同弧状テ
    ープ接触面におけるテープの入口側部分正面もしくは出
    口側部分正面に上記の単極全面着磁と反対の極性で且つ
    同単極全面着磁の1.3倍以上の磁束密度の着磁工程を
    施して当該部分正面を部分着磁面としたDCバイアス用
    消去ヘッド。
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