JP2001330156A - シールリング - Google Patents

シールリング

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JP2001330156A JP2000153126A JP2000153126A JP2001330156A JP 2001330156 A JP2001330156 A JP 2001330156A JP 2000153126 A JP2000153126 A JP 2000153126A JP 2000153126 A JP2000153126 A JP 2000153126A JP 2001330156 A JP2001330156 A JP 2001330156A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐摩耗性の向上を図ったシールリングを提供
する。 【解決手段】 第2シール面3に密封流体側Oと非密封
流体側Aとを連通するための連通溝33を設ける。ま
た、連通溝の溝底に、密封流体側に向かうにつれて溝底
が深くなる第1テーパ部34と、非密封流体側に向かう
につれて溝底が深くなる第2テーパ部35とを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、互いに相対回転自
在に設けられた2部材間の環状隙間をシールするための
シールリングに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のシールリングは、たとえ
ば、自動車の自動変速機等の油圧装置に用いられてい
る。
【0003】以下、図10〜図12を参照して、従来技
術に係るシールリングについて説明する。ここで、図1
0は従来技術に係るシールリングの装着した状態を示す
模式的断面図であり、図11および図12は従来技術に
係るシールリングの長期使用による状態の変化の様子を
示す模式的断面図である。
【0004】図10に示すように、シールリング100
は、軸孔が設けられたハウジング160と、この軸孔に
挿入された軸150との間の環状隙間をシールするため
のものであり、軸150に設けられた環状溝151に装
着されて使用されるものである。
【0005】シールリング100は樹脂材料から形成さ
れるもので、軸150に設けられた環状溝151の側壁
面152をシールするための第1シール面101と、ハ
ウジング160に設けられた軸孔の内周面161をシー
ルするための第2シール面102と、を備えている。
【0006】そして、密封流体側Oから非密封流体側A
に向けて、図10中矢印P方向に圧力がかかると、シー
ルリング100は非密封流体側Aに押圧されるため、第
1シール面101は環状溝151の側壁面152を押圧
し、また、第2シール面102は環状溝151に対向す
るハウジング160に設けられた軸孔の内周面161を
押圧し、それぞれの位置でシールする。
【0007】このようにして、密封流体の非密封流体側
Aへの漏れを防止していた。
【0008】ここで、密封流体は、例えば潤滑油であ
り、特に自動車の変速機に利用される場合にはATFに
相当する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来技術の場合には、下記のような問題が生じて
いた。
【0010】以上のようなシールリング100において
は、特にハウジング160がアルミニウム合金等の軟質
材であるような場合に、シールリング100とハウジン
グ160との相対的な回転によって、図11に示すよう
に、第2シール面102による摺接によって、ハウジン
グ160に設けられた軸孔の内周面161を磨耗させて
磨耗溝162が形成されてしまうことがあった。
【0011】この点について、図12を参照して詳しく
説明すると、第2シール面102とハウジング160に
設けられた軸孔の内周面161との間(図12(A)中
R部参照)には、潤滑油による潤滑膜が形成されにく
く、また、特に潤滑油中に存在する異物(鉄粉などのコ
ンタミ等)がこれらの間にかみ込まれた場合(図12
(B)中S部参照)には摩耗が激しくなり、長期使用に
より磨耗が進行すると、図12(C)に示すように、磨
耗溝162が形成されてしまっていた。
【0012】本発明は上記の従来技術の課題を解決する
ためになされたもので、その目的とするところは、耐摩
耗性の向上を図ったシールリングを提供することにあ
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明にあっては、互いに相対回転自在に設けられた
2部材のうちの一方の部材に設けられた環状溝に装着さ
れて、該2部材間の環状隙間をシールするシールリング
において、一方の部材に設けられた環状溝の側壁面をシ
ールする第1シール面と、他方の部材の前記環状溝に対
向する表面をシールする第2シール面と、該第2シール
面に設けられ、密封流体側と非密封流体側とを連通する
連通溝と、を備えることを特徴とする。
【0014】従って、第2シール面に設けられた連通溝
によって密封流体に漏れが生じるため、第2シール面に
密封流体の膜が形成され、また、密封流体中に異物が混
入している場合に、異物が第2シール面と他方の部材の
表面との間に入り込んだとしても、連通溝によって異物
は排出される。
【0015】前記連通溝の溝底には、密封流体側に向か
って溝の底が深くなる第1テーパ部と、非密封流体側に
向かって溝の底が深くなる第2テーパ部と、を有すると
よい。
【0016】従って、経時的に摩耗が進行した場合であ
っても、テーパを設けた分だけ、連通溝の遮断を防止で
きる。
【0017】前記連通溝の溝底には、密封流体側の端部
付近で溝の底が深くなる第1段差部と、非密封流体側の
端部付近で溝の底が深くなる第2段差部と、を有すると
よい。
【0018】従って、経時的に摩耗が進行した場合であ
っても、段差を設けた分だけ、連通溝の遮断を防止でき
る。
【0019】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して、この発明
の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただ
し、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、
材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載が
ない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣
旨のものではない。
【0020】(第1の実施の形態)図1および図2を参
照して、本発明の第1の実施の形態に係るシールリング
について説明する。
【0021】図1は本発明の第1の実施の形態に係るシ
ールリングの模式的断面図であり、図2は本発明の第1
の実施の形態に係るシールリングの使用状態を示す模式
的断面図である。
【0022】本実施の形態に係るシールリング1は、図
2に示すように、互いに相対回転自在に設けられた2部
材間の環状隙間、すなわち、軸孔が設けられたハウジン
グ60と、この軸孔に挿入された軸50との間の環状隙
間をシールするためのものであり、軸50に設けられた
環状溝51に装着されて使用されるものである。
【0023】シールリング1は、概略、一方の部材とし
ての軸50に設けられた環状溝51の側壁面51aをシ
ールするための第1シール面2と、他方の部材としての
ハウジング60に設けられた軸孔の内周面61をシール
するための第2シール面3と、を備えている。
【0024】そして、密封流体側Oから非密封流体側A
に向けて、図2中矢印P方向に圧力がかかると、シール
リング1は非密封流体側Aに押圧されるため、第1シー
ル面1は環状溝51の側壁面51aを押圧し、また、第
2シール面3はハウジング60に設けられた軸孔の内周
面61であって、環状溝51に対向する部分を押圧し、
それぞれの位置でシールする。
【0025】以上のように、密封流体の非密封流体側A
への漏れを防止するものである。
【0026】なお、本実施の形態における密封流体は、
潤滑性を有する流体を意味し、以下の説明では、その一
例として潤滑油として説明する。
【0027】そして、本実施の形態に係るシールリング
1においては、第2シール面3に密封流体側Oと非密封
流体側Aとを連通するための連通溝31を設けている。
【0028】このように連通溝31を設けることによっ
て、潤滑油に漏れが生じるため、第2シール面3とハウ
ジング60に設けられた軸孔の内周面61との間(図2
中Q部付近)には油膜が形成され、潤滑状態が良くな
り、耐磨耗性が向上する。
【0029】また、潤滑油中に異物や磨耗粉(コンタ
ミ)が混入している場合に、これら異物等が第2シール
面3とハウジング60に設けられた軸孔の内周面61と
の間に進入した場合であっても、これらの異物等は連通
溝31によって非密封流体側Aに排出されやすくなるた
め、従来技術のように、異物等のかみ込みによる磨耗の
助長を低減でき、耐摩耗性が向上する。
【0030】なお、連通溝31の形状・寸法等に関して
は、特に限定されるものではないが、シール性能を維持
するためには、連通溝31による潤滑油のリーク量(漏
れ量)をある程度に抑える必要があることは言うまでも
ない。
【0031】従って、シール性能と耐摩耗性の両方を考
慮して、リーク量を抑制しつつ油膜が十分に形成される
ように、機器の許容漏れ量に準ずるように、溝の幅や深
さを設定することが望まれる。
【0032】(第2の実施の形態)図3〜図5を参照し
て本発明の第2の実施の形態について説明する。本実施
の形態では上記第1の実施の形態の構成を更に改良した
ものであり、連通溝にテーパ等を設けることによって、
更なる耐摩耗性の向上を図ったものである。
【0033】すなわち、上記第1の実施の形態の構成の
場合には、連通溝31を設けたことによって、第2シー
ル面3やハウジング60に設けられた軸孔の内周面61
の磨耗を著しく低減できるものの完全に0となるわけで
はないので、連通溝31の断面積をある程度余裕をもた
せるように大きく確保する必要がある。
【0034】また、上記第1の実施の形態の場合には、
長期使用により耐摩耗性の低下が発生するおそれがあ
り、この点について図3を参照して説明する。図3は上
記第1の実施の形態に係るシールリングについて、長期
使用により摩耗が進行した場合の状態変化の様子を示す
模式的断面図である。
【0035】図3(A)に示すように、ハウジング60
がアルミニウム合金等の軟質材である場合には、ハウジ
ング60に設けられた軸孔の内周面61は、第2シール
面3が摺接される部分が摩耗するため、この部分に磨耗
溝62が形成され、シールリング1は磨耗溝62内へと
入り込むことになる。
【0036】従って、この磨耗溝62の深さが連通溝3
1の深さよりも深くなると、図3(b)に示すように、
連通溝31の底面が磨耗溝62内に入り込んでしまい、
連通溝31への経路が遮断されることになり、潤滑油の
供給がなされなくなるのである。
【0037】本発明の第2の実施の形態では、このよう
な不具合を解消するために更に改良を施したものであ
る。
【0038】図4は本発明の第2の実施の形態に係るシ
ールリングの模式的断面図であり、図5は本発明の第2
の実施の形態に係るシールリングについて、長期使用に
より摩耗が進行した場合の状態変化の様子を示す模式的
断面図である。
【0039】本実施の形態に係るシールリング11に
は、上記第1の実施の形態の場合と同様に第2シール面
3に連通溝33が設けられている。
【0040】そして、本実施の形態の場合には、図4に
示すように、この連通溝33は、その溝底に、密封流体
側に向かうにつれて溝底が深くなる第1テーパ部34
と、非密封流体側に向かうにつれて溝底が深くなる第2
テーパ部35とを有している。
【0041】以上のような構成により、まず、使用初期
の状態においては、図5(A)に示すように、上記第1
の実施の形態の場合と同様に、連通溝33を設けること
によって、潤滑油に漏れが生じるため、第2シール面3
とハウジング60に設けられた軸孔の内周面61との間
(図5(A)中Q1部付近)には油膜が形成され、潤滑
状態が良くなり、また、潤滑油中の異物等が第2シール
面3とハウジング60に設けられた軸孔の内周面61と
の間に進入した場合であっても、これらの異物等は連通
溝33によって非密封流体側Aに排出されやすくなるた
め、異物等のかみ込みによる磨耗の助長を低減でき、耐
摩耗性が向上する。
【0042】そして、本実施の形態においては、第1テ
ーパ部34および第2テーパ部35を設けたことによっ
て、図5(B)に示すように、長期使用によりハウジン
グ60に設けられた軸孔の内周面61の摩耗が進行し
て、磨耗溝62が形成され、この磨耗溝62の深さが連
通溝31の深さよりも深い状態となった場合であって
も、各テーパによって流路Rが確保される。
【0043】従って、連通溝31への潤滑油の供給を維
持することができ、耐摩耗性のより一層の向上を図るこ
とができる。
【0044】また、摩耗が進行した場合でも、潤滑油の
供給を確保できることから、連通溝33の断面積(テー
パを形成していない部分の断面積)を、上記第1の実施
の形態の場合のようにあまり余裕を持たせる必要がなく
なり、第1の実施の形態の場合よりもこの断面積を小さ
くすることができ、リーク量をより一層抑えることがで
き、シール性能を維持することができる。
【0045】(第3の実施の形態)図6には、第3の実
施の形態が示されている。上記第2の実施の形態では、
テーパを設ける場合の構成について説明したが本実施の
形態では段差部を設ける場合の構成について説明する。
【0046】なお、その他の構成については上記第2の
実施の形態の場合と同様であるのでその説明は省略す
る。
【0047】図6は本発明の第3の実施の形態に係るシ
ールリングについて、長期使用により摩耗が進行した場
合の状態変化の様子を示す模式的断面図である。
【0048】本実施の形態に係るシールリング12に
も、上記第1の実施の形態の場合と同様に第2シール面
3に連通溝36が設けられている。
【0049】そして、本実施の形態の場合には、図6に
示すように、この連通溝36は、その溝底に、密封流体
側の端部付近で溝底が深くなる第1段差部37と、非密
封流体側の端部付近で溝底が深くなる第2段差部38と
を有している。
【0050】このような構成により、上記第2の実施の
形態の場合と同様に、使用初期の状態においては、図6
(A)に示すように、連通溝36によって油膜の形成お
よび異物等の排出を可能とし、また、第1段差部37お
よび第2段差部38を設けたことによって、図6(B)
に示すように、長期使用によって磨耗溝62の深さが連
通溝31の深さよりも深い状態となった場合であって
も、各段差部によって流路Rを確保することができ、耐
摩耗性のより一層の向上を図ることができる。
【0051】
【実施例】以下、上記実施の形態に基づく、より具体的
な実施例について、特に図7〜図9を参照して説明す
る。ここで、図7は上記第1の実施の形態に基づいた実
施例についての模式図であり、(A)は側面の一部を示
す模式図、(B)は断面((C)中PP断面)を示す模
式図、(C)は平面の一部を示す模式図である。また、
図8は上記第2の実施の形態に基づいた実施例について
の模式図であり、(A)は側面の一部を示す模式図、
(B)は断面((C)中PP断面)を示す模式図、
(C)は平面の一部を示す模式図である。
【0052】まず、シールリングの外周面(第2シール
面)に連通溝31,33を形成する。この点について
は、図7に示す実施例も図8に示す実施例も同様であ
る。
【0053】そして、図8に示す実施例の場合には、連
通溝33の溝底の両端にそれぞれ第1テーパ部34およ
び第2テーパ部35を設ける。なお、これらテーパの形
成については連通溝の形成と同時に形成するようにして
も良いし、連通溝の形成後に切削等によって形成しても
良いことは言うまでもない。
【0054】次に、各部の具体的な寸法例について説明
する。
【0055】連通溝31,33の幅(図7中w)につい
ては、0.05〜0.35mm、望ましくは0.1〜
0.2mmとすると良く、連通溝31,33の深さ(図
7中h)については、0.05〜0.35mm、望まし
くは0.1〜0.2mmとすると良い。
【0056】連通溝31,33の側壁面のシール面に対
する角度(図7,8中α)については、90°以上12
0°未満、望ましくは92°〜100°とすると良い。
【0057】また、図8に示す実施例における第1テー
パ部34および第2テーパ部35の長さ(図8中u)に
ついては、シールリングの高さ(図7中t)の5〜45
%、望ましくは10〜30%とすると良い。
【0058】テーパの溝底に対する角度(図8中β)に
ついては、90°以上180°未満、望ましくは135
°〜180°とすると良い。
【0059】また、連通溝31,33の本数については
特に制限されるものではなく、シールリングの大きさ等
によって適宜設定すればよく、望ましくは1〜4本とす
れば良い。
【0060】また、シールリングに設ける合口について
特に限定するものではないが、例えば、図9に示すよう
な特殊ステップカットが好適であれ、その他、ステップ
カット,ストレートカット,エンドレスカット,バイア
スカットなどでも良い。
【0061】シールリング1,11を構成する材料とし
ては、耐熱性樹脂と充填材からなる樹脂組成物を適用す
ることができる。
【0062】ここで、耐熱樹脂としては、例えば、ポリ
シアノアリールエーテル系樹脂(PEN),ポリエーテ
ルエーテルケトン(PEEK)樹脂等の芳香族ポリエー
テルケトン樹脂,芳香族系熱可塑性ポリイミド樹脂,ポ
リアミド4−6系樹脂,ポリフェニレンサルファイド系
樹脂,ポリテトラフルオロエチレン系樹脂などの耐熱
性,耐燃性,耐薬品性に優れ、優れた機械的性質を示す
樹脂が挙げられる。
【0063】なお、充填材は、材料の機械的強度の向
上、耐摩耗性の向上、低摩擦特性の付与等を目的に配合
されるものであり、特に限定するものではない。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、第2シ
ール面に連通溝を設けたことによって、第2シール面に
膜を形成することができ、また、この第2シール面に進
入した異物を排出させることができるため耐摩耗性の向
上を図ることができる。
【0065】また、連通溝の溝底に、テーパあるいは段
差部を設ければ、経時的に磨耗が進行した場合であって
も、テーパあるいは段差を設けた分だけ連通溝の遮断を
防止でき、より一層耐摩耗性の向上を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るシールリング
の模式的断面図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係るシールリング
の使用状態を示す模式的断面図である。
【図3】第1の実施の形態に係るシールリングについ
て、長期使用により摩耗が進行した場合の状態変化の様
子を示す模式的断面図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態に係るシールリング
の模式的断面図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態に係るシールリング
について、長期使用により摩耗が進行した場合の状態変
化の様子を示す模式的断面図である。
【図6】本発明の第3の実施の形態に係るシールリング
について、長期使用により摩耗が進行した場合の状態変
化の様子を示す模式的断面図である。
【図7】本発明の第1の実施の形態に基づいた実施例に
係わるシールリングの模式図である。
【図8】本発明の第2の実施の形態に基づいた実施例に
係わるシールリングの模式図である。
【図9】特殊ステップカットを示す斜視図である。
【図10】従来技術に係るシールリングの装着した状態
を示す模式的断面図である。
【図11】従来技術に係るシールリングの長期使用によ
る状態の変化の様子を示す模式的断面図である。
【図12】従来技術に係るシールリングの長期使用によ
る状態の変化の様子を示す模式的断面図である。
【符号の説明】
1,11,12 シールリング 2 第1シール面 3 第2シール面 31,33,36 連通溝 34 第1テーパ部 35 第2テーパ部 37 第1段差部 38 第2段差部 50 軸 51 環状溝 51a 側壁面 60 ハウジング 61 内周面 62 磨耗溝

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】互いに相対回転自在に設けられた2部材の
    うちの一方の部材に設けられた環状溝に装着されて、該
    2部材間の環状隙間をシールするシールリングにおい
    て、 一方の部材に設けられた環状溝の側壁面をシールする第
    1シール面と、 他方の部材の前記環状溝に対向する表面をシールする第
    2シール面と、 該第2シール面に設けられ、密封流体側と非密封流体側
    とを連通する連通溝と、を備えることを特徴とするシー
    ルリング。
  2. 【請求項2】前記連通溝の溝底には、 密封流体側に向かって溝の底が深くなる第1テーパ部
    と、 非密封流体側に向かって溝の底が深くなる第2テーパ部
    と、を有することを特徴とする請求項1に記載のシール
    リング。
  3. 【請求項3】前記連通溝の溝底には、 密封流体側の端部付近で溝の底が深くなる第1段差部
    と、 非密封流体側の端部付近で溝の底が深くなる第2段差部
    と、を有することを特徴とする請求項1に記載のシール
    リング。
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