JP4560893B2 - シールリング - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、互いに相対回転自在に設けられた2部材間の環状隙間をシールするためのシールリングに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のシールリングは、たとえば、自動車の自動変速機等の油圧装置に用いられている。
【0003】
以下、図10〜図12を参照して、従来技術に係るシールリングについて説明する。ここで、図10は従来技術に係るシールリングの装着した状態を示す模式的断面図であり、図11および図12は従来技術に係るシールリングの長期使用による状態の変化の様子を示す模式的断面図である。
【0004】
図10に示すように、シールリング100は、軸孔が設けられたハウジング160と、この軸孔に挿入された軸150との間の環状隙間をシールするためのものであり、軸150に設けられた環状溝151に装着されて使用されるものである。
【0005】
シールリング100は樹脂材料から形成されるもので、軸150に設けられた環状溝151の側壁面152をシールするための第1シール面101と、ハウジング160に設けられた軸孔の内周面161をシールするための第2シール面102と、を備えている。
【0006】
そして、密封流体側Oから非密封流体側Aに向けて、図10中矢印P方向に圧力がかかると、シールリング100は非密封流体側Aに押圧されるため、第1シール面101は環状溝151の側壁面152を押圧し、また、第2シール面102は環状溝151に対向するハウジング160に設けられた軸孔の内周面161を押圧し、それぞれの位置でシールする。
【0007】
このようにして、密封流体の非密封流体側Aへの漏れを防止していた。
【0008】
ここで、密封流体は、例えば潤滑油であり、特に自動車の変速機に利用される場合にはATFに相当する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のような従来技術の場合には、下記のような問題が生じていた。
【0010】
以上のようなシールリング100においては、特にハウジング160がアルミニウム合金等の軟質材であるような場合に、シールリング100とハウジング160との相対的な回転によって、図11に示すように、第2シール面102による摺接によって、ハウジング160に設けられた軸孔の内周面161を摩耗させて摩耗溝162が形成されてしまうことがあった。
【0011】
この点について、図12を参照して詳しく説明すると、第2シール面102とハウジング160に設けられた軸孔の内周面161との間(図12(A)中R部参照)には、潤滑油による潤滑膜が形成されにくく、また、特に潤滑油中に存在する異物(鉄粉などのコンタミ等)がこれらの間にかみ込まれた場合(図12(B)中S部参照)には摩耗が激しくなり、長期使用により摩耗が進行すると、図12(C)に示すように、摩耗溝162が形成されてしまっていた。
【0012】
本発明は上記の従来技術の課題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、耐摩耗性の向上を図ったシールリングを提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明にあっては、互いに相対回転自在に設けられた2部材のうちの一方の部材に設けられた環状溝に装着されて、該2部材間の環状隙間をシールするシールリングにおいて、一方の部材に設けられた環状溝の側壁面をシールする第1シー
ル面と、他方の部材の前記環状溝に対向する表面をシールする第2シール面と、該第2シール面に設けられ、密封流体側と非密封流体側とを連通する連通溝と、を備えることを特徴とする。
【0014】
従って、第2シール面に設けられた連通溝によって密封流体に漏れが生じるため、第2シール面に密封流体の膜が形成され、また、密封流体中に異物が混入している場合に、異物が第2シール面と他方の部材の表面との間に入り込んだとしても、連通溝によって異物は排出される。
【0015】
前記連通溝の溝底には、密封流体側に向かって溝の底が深くなる第1テーパ部と、非密封流体側に向かって溝の底が深くなる第2テーパ部と、を有するとよい。
【0016】
従って、経時的に摩耗が進行した場合であっても、テーパを設けた分だけ、連通溝の遮断を防止できる。
【0017】
前記連通溝の溝底には、密封流体側の端部付近で溝の底が深くなる第1段差部と、非密封流体側の端部付近で溝の底が深くなる第2段差部と、を有するとよい。
【0018】
従って、経時的に摩耗が進行した場合であっても、段差を設けた分だけ、連通溝の遮断を防止できる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下に図面を参照して、この発明の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
【0020】
参考例
図1および図2を参照して、本発明の参考例に係るシールリングについて説明する。
【0021】
図1は本発明の参考例に係るシールリングの模式的断面図であり、図2は本発明の参考例に係るシールリングの使用状態を示す模式的断面図である。
【0022】
参考例に係るシールリング1は、図2に示すように、互いに相対回転自在に設けられた2部材間の環状隙間、すなわち、軸孔が設けられたハウジング60と、この軸孔に挿入された軸50との間の環状隙間をシールするためのものであり、軸50に設けられた環状溝51に装着されて使用されるものである。
【0023】
シールリング1は、概略、一方の部材としての軸50に設けられた環状溝51の側壁面51aをシールするための第1シール面2と、他方の部材としてのハウジング60に設けられた軸孔の内周面61をシールするための第2シール面3と、を備えている。
【0024】
そして、密封流体側Oから非密封流体側Aに向けて、図2中矢印P方向に圧力がかかると、シールリング1は非密封流体側Aに押圧されるため、第1シール面1は環状溝51の側壁面51aを押圧し、また、第2シール面3はハウジング60に設けられた軸孔の内周面61であって、環状溝51に対向する部分を押圧し、それぞれの位置でシールする。
【0025】
以上のように、密封流体の非密封流体側Aへの漏れを防止するものである。
【0026】
なお、本参考例における密封流体は、潤滑性を有する流体を意味し、以下の説明では、
その一例として潤滑油として説明する。
【0027】
そして、本参考例に係るシールリング1においては、第2シール面3に密封流体側Oと非密封流体側Aとを連通するための連通溝31を設けている。
【0028】
このように連通溝31を設けることによって、潤滑油に漏れが生じるため、第2シール面3とハウジング60に設けられた軸孔の内周面61との間(図2中Q部付近)には油膜が形成され、潤滑状態が良くなり、耐摩耗性が向上する。
【0029】
また、潤滑油中に異物や摩耗粉(コンタミ)が混入している場合に、これら異物等が第2シール面3とハウジング60に設けられた軸孔の内周面61との間に進入した場合であっても、これらの異物等は連通溝31によって非密封流体側Aに排出されやすくなるため、従来技術のように、異物等のかみ込みによる摩耗の助長を低減でき、耐摩耗性が向上する。
【0030】
なお、連通溝31の形状・寸法等に関しては、特に限定されるものではないが、シール性能を維持するためには、連通溝31による潤滑油のリーク量(漏れ量)をある程度に抑える必要があることは言うまでもない。
【0031】
従って、シール性能と耐摩耗性の両方を考慮して、リーク量を抑制しつつ油膜が十分に形成されるように、機器の許容漏れ量に準ずるように、溝の幅や深さを設定することが望まれる。
【0032】
(第の実施の形態)図3〜図5を参照して本発明の第の実施の形態について説明する。本実施の形態では上記参考例の構成を更に改良したものであり、連通溝にテーパ等を設けることによって、更なる耐摩耗性の向上を図ったものである。
【0033】
すなわち、上記参考例の構成の場合には、連通溝31を設けたことによって、第2シール面3やハウジング60に設けられた軸孔の内周面61の摩耗を著しく低減できるものの完全に0となるわけではないので、連通溝31の断面積をある程度余裕をもたせるように大きく確保する必要がある。
【0034】
また、上記参考例の場合には、長期使用により耐摩耗性の低下が発生するおそれがあり、この点について図3を参照して説明する。図3は上記参考例に係るシールリングについて、長期使用により摩耗が進行した場合の状態変化の様子を示す模式的断面図である。
【0035】
図3(A)に示すように、ハウジング60がアルミニウム合金等の軟質材である場合には、ハウジング60に設けられた軸孔の内周面61は、第2シール面3が摺接される部分が摩耗するため、この部分に摩耗溝62が形成され、シールリング1は摩耗溝62内へと入り込むことになる。
【0036】
従って、この摩耗溝62の深さが連通溝31の深さよりも深くなると、図3(b)に示すように、連通溝31の底面が摩耗溝62内に入り込んでしまい、連通溝31への経路が遮断されることになり、潤滑油の供給がなされなくなるのである。
【0037】
本発明の第の実施の形態では、このような不具合を解消するために更に改良を施したものである。
【0038】
図4は本発明の第の実施の形態に係るシールリングの模式的断面図であり、図5は本発明の第の実施の形態に係るシールリングについて、長期使用により摩耗が進行した場
合の状態変化の様子を示す模式的断面図である。
【0039】
本実施の形態に係るシールリング11には、上記参考例の場合と同様に第2シール面3に連通溝33が設けられている。
【0040】
そして、本実施の形態の場合には、図4に示すように、この連通溝33は、その溝底に、密封流体側に向かうにつれて溝底が深くなる第1テーパ部34と、非密封流体側に向かうにつれて溝底が深くなる第2テーパ部35とを有している。
【0041】
以上のような構成により、まず、使用初期の状態においては、図5(A)に示すように、上記参考例の場合と同様に、連通溝33を設けることによって、潤滑油に漏れが生じるため、第2シール面3とハウジング60に設けられた軸孔の内周面61との間(図5(A)中Q1部付近)には油膜が形成され、潤滑状態が良くなり、また、潤滑油中の異物等が第2シール面3とハウジング60に設けられた軸孔の内周面61との間に進入した場合であっても、これらの異物等は連通溝33によって非密封流体側Aに排出されやすくなるため、異物等のかみ込みによる摩耗の助長を低減でき、耐摩耗性が向上する。
【0042】
そして、本実施の形態においては、第1テーパ部34および第2テーパ部35を設けたことによって、図5(B)に示すように、長期使用によりハウジング60に設けられた軸孔の内周面61の摩耗が進行して、摩耗溝62が形成され、この摩耗溝62の深さが連通溝31の深さよりも深い状態となった場合であっても、各テーパによって流路Rが確保される。
【0043】
従って、連通溝31への潤滑油の供給を維持することができ、耐摩耗性のより一層の向上を図ることができる。
【0044】
また、摩耗が進行した場合でも、潤滑油の供給を確保できることから、連通溝33の断面積(テーパを形成していない部分の断面積)を、上記参考例の場合のようにあまり余裕を持たせる必要がなくなり、参考例の場合よりもこの断面積を小さくすることができ、リーク量をより一層抑えることができ、シール性能を維持することができる。
【0045】
(第の実施の形態)
図6には、第の実施の形態が示されている。上記第の実施の形態では、テーパを設ける場合の構成について説明したが本実施の形態では段差部を設ける場合の構成について説明する。
【0046】
なお、その他の構成については上記第の実施の形態の場合と同様であるのでその説明は省略する。
【0047】
図6は本発明の第の実施の形態に係るシールリングについて、長期使用により摩耗が進行した場合の状態変化の様子を示す模式的断面図である。
【0048】
本実施の形態に係るシールリング12にも、上記参考例の場合と同様に第2シール面3に連通溝36が設けられている。
【0049】
そして、本実施の形態の場合には、図6に示すように、この連通溝36は、その溝底に、密封流体側の端部付近で溝底が深くなる第1段差部37と、非密封流体側の端部付近で溝底が深くなる第2段差部38とを有している。
【0050】
このような構成により、上記第の実施の形態の場合と同様に、使用初期の状態におい
ては、図6(A)に示すように、連通溝36によって油膜の形成および異物等の排出を可能とし、また、第1段差部37および第2段差部38を設けたことによって、図6(B)に示すように、長期使用によって摩耗溝62の深さが連通溝31の深さよりも深い状態となった場合であっても、各段差部によって流路Rを確保することができ、耐摩耗性のより一層の向上を図ることができる。
【0051】
【実施例】
以下、上記参考例及び実施の形態に基づく、より具体的な具体例及び実施例について、特に図7〜図9を参照して説明する。ここで、図7は上記参考例に基づいた具体例についての模式図であり、(A)は側面の一部を示す模式図、(B)は断面((C)中PP断面)を示す模式図、(C)は平面の一部を示す模式図である。また、図8は上記第の実施の形態に基づいた実施例についての模式図であり、(A)は側面の一部を示す模式図、(B)は断面((C)中PP断面)を示す模式図、(C)は平面の一部を示す模式図である。
【0052】
まず、シールリングの外周面(第2シール面)に連通溝31,33を形成する。この点については、図7に示す具体例も図8に示す実施例も同様である。
【0053】
そして、図8に示す実施例の場合には、連通溝33の溝底の両端にそれぞれ第1テーパ部34および第2テーパ部35を設ける。なお、これらテーパの形成については連通溝の形成と同時に形成するようにしても良いし、連通溝の形成後に切削等によって形成しても良いことは言うまでもない。
【0054】
次に、各部の具体的な寸法例について説明する。
【0055】
連通溝31,33の幅(図7中w)については、0.05〜0.35mm、望ましくは0.1〜0.2mmとすると良く、連通溝31,33の深さ(図7中h)については、0.05〜0.35mm、望ましくは0.1〜0.2mmとすると良い。
【0056】
通溝31,33の側壁面のシール面に対する角度(図7,8中α)については、90°以上120°未満、望ましくは92°〜100°とすると良い。
【0057】
また、図8に示す実施例における第1テーパ部34および第2テーパ部35の長さ(図8中u)については、シールリングの高さ(図7中t)の5〜45%、望ましくは10〜30%とすると良い。
【0058】
テーパの溝底に対する角度(図8中β)については、90°以上180°未満、望ましくは135°〜180°とすると良い。
【0059】
また、連通溝31,33の本数については特に制限されるものではなく、シールリングの大きさ等によって適宜設定すればよく、望ましくは1〜4本とすれば良い。
【0060】
また、シールリングに設ける合口について特に限定するものではないが、例えば、図9に示すような特殊ステップカットが好適であれ、その他、ステップカット,ストレートカット,エンドレスカット,バイアスカットなどでも良い。
【0061】
シールリング1,11を構成する材料としては、耐熱性樹脂と充填材からなる樹脂組成物を適用することができる。
【0062】
ここで、耐熱樹脂としては、例えば、ポリシアノアリールエーテル系樹脂(PEN),
ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)樹脂等の芳香族ポリエーテルケトン樹脂,芳香族系熱可塑性ポリイミド樹脂,ポリアミド4−6系樹脂,ポリフェニレンサルファイド系樹脂,ポリテトラフルオロエチレン系樹脂などの耐熱性,耐燃性,耐薬品性に優れ、優れた機械的性質を示す樹脂が挙げられる。
【0063】
なお、充填材は、材料の機械的強度の向上、耐摩耗性の向上、低摩擦特性の付与等を目的に配合されるものであり、特に限定するものではない。
【0064】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は、第2シール面に連通溝を設けたことによって、第2シール面に膜を形成することができ、また、この第2シール面に進入した異物を排出させることができるため耐摩耗性の向上を図ることができる。
【0065】
また、連通溝の溝底に、テーパあるいは段差部を設けることによって、経時的に摩耗が進行した場合であっても、テーパあるいは段差を設けた分だけ連通溝の遮断を防止でき、より一層耐摩耗性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の参考例に係るシールリングの模式的断面図である。
【図2】本発明の参考例に係るシールリングの使用状態を示す模式的断面図である。
【図3】参考例に係るシールリングについて、長期使用により摩耗が進行した場合の状態変化の様子を示す模式的断面図である。
【図4】本発明の第の実施の形態に係るシールリングの模式的断面図である。
【図5】本発明の第の実施の形態に係るシールリングについて、長期使用により摩耗が進行した場合の状態変化の様子を示す模式的断面図である。
【図6】本発明の第の実施の形態に係るシールリングについて、長期使用により摩耗が進行した場合の状態変化の様子を示す模式的断面図である。
【図7】本発明の参考例に基づいた具体例に係わるシールリングの模式図である。
【図8】本発明の第の実施の形態に基づいた実施例に係わるシールリングの模式図である。
【図9】特殊ステップカットを示す斜視図である。
【図10】従来技術に係るシールリングの装着した状態を示す模式的断面図である。
【図11】従来技術に係るシールリングの長期使用による状態の変化の様子を示す模式的断面図である。
【図12】従来技術に係るシールリングの長期使用による状態の変化の様子を示す模式的断面図である。
【符号の説明】
1,11,12 シールリング
2 第1シール面
3 第2シール面
31,33,36 連通溝
34 第1テーパ部
35 第2テーパ部
37 第1段差部
38 第2段差部
50 軸
51 環状溝
51a 側壁面
60 ハウジング
61 内周面
62 摩耗

Claims (2)

  1. 互いに相対回転自在に設けられた2部材のうちの一方の部材に設けられた環状溝に装着されて、該2部材間の環状隙間をシールするシールリングにおいて、
    一方の部材に設けられた環状溝の側壁面をシールする第1シール面と、
    他方の部材の前記環状溝に対向する表面をシールする第2シール面と、
    該第2シール面に設けられ、密封流体側と非密封流体側とを連通する連通溝と、を備えるシールリングであって、
    前記連通溝の溝底には、
    密封流体側に向かって溝の底が深くなる第1テーパ部と、
    非密封流体側に向かって溝の底が深くなる第2テーパ部と、を有することを特徴とするシールリング。
  2. 互いに相対回転自在に設けられた2部材のうちの一方の部材に設けられた環状溝に装着されて、該2部材間の環状隙間をシールするシールリングにおいて、
    一方の部材に設けられた環状溝の側壁面をシールする第1シール面と、
    他方の部材の前記環状溝に対向する表面をシールする第2シール面と、
    該第2シール面に設けられ、密封流体側と非密封流体側とを連通する連通溝と、を備えるシールリングであって、
    前記連通溝の溝底には、
    密封流体側の端部付近で溝の底が深くなる第1段差部と、
    非密封流体側の端部付近で溝の底が深くなる第2段差部と、を有することを特徴とするシールリング。
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