JP2001330143A - 無段変速機の変速制御装置 - Google Patents

無段変速機の変速制御装置

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JP2001330143A JP2000149089A JP2000149089A JP2001330143A JP 2001330143 A JP2001330143 A JP 2001330143A JP 2000149089 A JP2000149089 A JP 2000149089A JP 2000149089 A JP2000149089 A JP 2000149089A JP 2001330143 A JP2001330143 A JP 2001330143A
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浩司 谷口
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賢治 松尾
Hiroki Kondo
宏紀 近藤
Takehito Hattori
勇仁 服部
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 無段変速機の目標入力回転数をステップ的に
増大させる急変速が重畳的に生じる多重変速を防止して
加速応答性を向上させる。 【解決手段】 加速要求を判定する判定手段と、入力回
転数が車両の運転状態に基づき設定される目標入力回転
数となるよう無段変速機の変速比を制御するとともに、
前記加速要求が判定されたときには、目標入力回転数を
ステップ的に増大させ、入力回転数をこの目標入力回転
数に近づけた後、目標入力回転数を前記目標入力回転数
へと徐々に増大させる制御手段とを備えた無段変速機の
変速制御装置であって、前記ステップ的に増大させた目
標入力回転数に入力回転数を一致させるよう無段変速機
の変速比を制御している急変速途中では、前記加速要求
に伴う目標入力回転数のステップ的な増大を禁止する禁
止手段(ステップS13)を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、無段変速機の変
速比を制御する装置に関し、特に運転者の加速要求があ
った場合の変速制御をおこなう装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】無段変速機での変速制御は、例えば、ア
クセル開度などの駆動力要求量や車速などの走行条件に
基づき、あるいは運転者による人為的な選択操作に基づ
いて目標入力回転数を求め、実入力回転数がその目標入
力回転数に一致するように変速比を制御することにより
実行される。その変速制御をおこなう場合、実入力回転
数をその目標入力回転数に直ちに一致させるように変速
比を変更せずに、目標入力回転数から求まる過渡的な目
標入力回転数を設定し、その過渡的な目標入力回転数に
実入力回転数を一致させるように無段変速機の変速比を
フィードバック制御し、その過渡的な目標入力回転数が
順次更新されることにより、最終的には当初の目標入力
回転数を達成するようにしている。したがって上記の過
渡的な目標入力回転数の設定の仕方によって変速速度が
定まるので、通常の変速では、目標入力回転数に対して
一次遅れの過渡的な目標入力回転数を設定し、ショック
や変速の遅れ感が生じない程度の速度で変速を実行して
いる。
【0003】しかしながら、変速速度を常時、上記のよ
うにして設定しているのでは、例えばアクセルペダルを
急激に大きく踏み込むことによる急加速要求があった場
合、変速の遅れが原因となって、要求されている加速感
を得られない場合がある。このような不都合を解消する
ために、特開昭63−68426号公報に記載された発
明では、無段変速機を搭載した車両において、運転者が
アクセルペダルを大きく踏み込むなどの負荷の増大操作
をおこなった場合、目標入力回転数をステップ的に増大
させ、入力回転数をこのステップ的に増大された第1目
標入力回転数に一致するように無段変速機の変速比をフ
ィードバック制御している。
【0004】したがってこの時点では、回転数偏差が大
きくなるので、変速速度が速くなり、加速応答性が高く
なる。その後、入力回転数がこの第1目標入力回転数に
近づくいてこれらの回転数の偏差が小さくなると、アク
セル開度や車速などの車両の運転状態に基づいて定まる
目標入力回転数に向けて徐々に変化される第2目標入力
回転数を設定し、入力回転数がこの第2目標入力回転数
に一致するように無段変速機の変速比が制御される。こ
の第2目標入力回転数に基づく変速は、回転数偏差が小
さくなるので、変速速度が低下し、その結果、変速の終
了時点でのショックが回避される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】目標入力回転数をステ
ップ的に増大させる変速制御は、アクセルペダルが大き
く踏み込まれるなどの運転者による駆動力要求量が急激
に増大した場合に実行されるが、無段変速機の実際の入
力回転数すなわち動力源の出力回転数が、そのステップ
的に増大された目標入力回転数に近似するまでには回転
変化に対する慣性力の影響などによってある程度の時間
が掛かる。これに対して目標入力回転数をステップ的に
変化させる変速判定は、例えばアクセルペダルが大きく
踏み込まれることに基づいておこなわれるから、アクセ
ルペダルを踏み込んだ後にその踏み込み量が増したり、
あるいは踏み込み速度が増したりした場合、最初の踏み
込みによって急変速の判定が成立した後、目標入力回転
数をステップ的に変化させた急変速の実行中に、再度、
急変速の判定が成立することがある。いわゆる多重変速
が生じることがある。
【0006】上記の目標入力回転数のステップ的な変化
は、その変速の判断の成立した時点における無段変速機
の入力回転数もしくは動力源の出力回転数に、駆動力要
求量などに基づく予め定めた回転数を加えた回転数を目
標入力回転数として設定することによりおこなわれる。
したがって既に目標入力回転数をステップ的に変化させ
る変速制御中に、再度、急変速の判定が生じる(多重変
速が生じる)と、当初の急変速中における入力回転数も
しくは出力回転数に、所定の回転数を加えて新たに目標
入力回転数を設定することになる。
【0007】その結果、目標入力回転数が更に増大する
ので、実際の入力回転数もしくは出力回転数がその目標
入力回転数に近似する時期がいわゆる先延ばしされるこ
とになる。すなわち、目標入力回転数に向けて実入力回
転数を一致させる急変速の期間が長くなり、その間は、
変速比が変化するものの、車両の駆動力が特には増大し
ないので、駆動力あるいは加速力の増大に遅れが生じ、
加速応答性が悪化してドライバビリティが悪化するなど
の可能性がある。
【0008】この発明は、上記の技術的課題に着目して
なされたものであり、いわゆる多重変速を防止して加速
応答性を向上させることのできる変速制御装置を提供す
ることを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段およびその作用】この発明
は、上記の目的を達成するために、目標入力回転数を大
きな段差(変化幅)をもってステップ的に変化させる急
変速が実行されている間は、急変速の判定を禁止し、も
しくは成立させないようにしたことを特徴とするもので
ある。より具体的には、請求項1の発明は、加速要求を
判定する判定手段と、入力回転数が車両の運転状態に基
づき設定される目標入力回転数となるよう無段変速機の
変速比を制御するとともに、前記加速要求が判定された
ときには、目標入力回転数をステップ的に増大させ、入
力回転数をこの目標入力回転数に近づけた後、目標入力
回転数を前記目標入力回転数へと徐々に増大させる制御
手段とを備えた無段変速機の変速制御装置において、前
記ステップ的に増大させた目標入力回転数に入力回転数
を一致させるよう無段変速機の変速比を制御している急
変速途中では、前記加速要求に伴う目標入力回転数のス
テップ的な増大を禁止する禁止手段を備えていることを
特徴とする変速制御装置である。
【0010】したがって請求項1の発明では、無段変速
機が搭載された車両の運転状態に基づいて無段変速機の
目標入力回転数が設定され、その目標入力回転数に実入
力回転数が一致するように無段変速機の変速比が制御さ
れる。そして、その目標入力回転数がステップ的に増大
され、それに伴う急変速を実行している際には、目標入
力回転数を再度、ステップ的に増大させることが禁止さ
れる。そのため、目標入力回転数をステップ的に増大さ
せて実行する急変速が重畳的に生じるいわゆる多重変速
が回避され、その結果、変速に伴う駆動力の増大に遅れ
が生じず、加速応答性が良好になる。
【0011】また、請求項2の発明は、請求項1におけ
る前記禁止手段が、前記急変速途中であるとき、前記加
速要求の判定結果を無効化するように構成されているこ
とを特徴とする変速制御装置である。
【0012】したがって、請求項2の発明では、前記の
急変速中に加速要求の判定がおこなわれても、その判定
結果が有効にはならないので、重畳的に急変速の判定が
成立することがなく、その結果、請求項1の発明と同様
に、駆動力の増大に遅れが生じず、加速応答性が良好に
なる。
【0013】さらに、請求項3の発明は、請求項1にお
ける前記禁止手段が、前記急変速途中であるとき、前記
加速要求を判定しないように構成されていることを特徴
とする変速制御装置である。
【0014】したがって、請求項3の発明では、前記の
急変速中には、加速要求の判定自体がおこなわれないの
で、重畳的に急変速の判定が成立することがなく、その
結果、請求項1の発明と同様に、駆動力の増大に遅れが
生じず、加速応答性が良好になる。
【0015】そして、請求項4の発明は、請求項1ない
し3のいずれかにおける前記判定手段が、アクセル開度
の変化量が所定値以上か否かに基づき運転者の加速要求
を判定するとともに、前記所定値をアクセル開度が大き
いほど大きくなるよう変更して設定するように構成され
ていることを特徴とする変速制御装置である。
【0016】したがって、請求項4の発明では、アクセ
ル開度が増大させられた後は、加速要求の判定の基準と
なる前記所定値が大きくなることにより、加速要求の判
定が生じにくくなる。その結果、重畳的な急変速に起因
する加速応答性の悪化の防止に加え、運転者の一連のア
クセル開度の増大操作の際に、その途中で意図しない急
変速が生じることが防止もしくは抑制される。
【0017】
【発明の実施の形態】つぎにこの発明を具体例に基づい
て説明する。先ず、この発明が対象とする車両の動力伝
達系統の一例を説明すると、図7において、動力源1が
変速機構2に連結され、その変速機構2の出力軸3がデ
ィファレンシャル4を介して左右の駆動輪5に連結され
ている。ここで、動力源1は、ガソリンエンジンやディ
ーゼルエンジンなどの内燃機関あるいはモータなどの電
動機、さらにはこれら内燃機関と電動機とを組み合わせ
た装置など、車両に使用可能な種々の動力源を含む。以
下の説明では、動力源1として、燃料をシリンダの内部
に直接噴射し、その噴射量およびタイミングを制御する
ことにより均質燃焼や成層燃焼の可能ないわゆる直噴ガ
ソリンエンジン、あるいはスロットル開度を電気的に自
由に制御できる電子スロットルバルブを備えたガソリン
エンジンを採用した例を説明する。
【0018】このエンジン1は電気的に制御できるよう
に構成されており、その制御のためのマイクロコンピュ
ータを主体とする電子制御装置(E−ECU)6が設け
られている。この電子制御装置6は、少なくともエンジ
ン1の出力を制御するように構成されており、その制御
のためのデータとして出力軸回転数(エンジン回転数)
NE とアクセル開度PAなどの要求駆動量とが入力され
ている。
【0019】この要求駆動量は、要は、エンジン1の出
力の増大・減少のための信号であり、運転者が操作する
アクセルペダルなどの加減速操作装置7の操作量(アク
セル開度)信号やその操作量を電気的に処理して得た信
号を採用することができ、またそれ以外に、車速を設定
車速に維持するためのクルーズコントロールシステム
(図示せず)などからの要求駆動量信号を含む。
【0020】また、変速機構2は、流体伝動機構8と、
前後進切換機構9と、無段変速機(CVT)10とから
構成されている。その流体伝動機構8は、要は、オイル
などの流体を介して入力側の部材と出力側の部材との間
でトルクを伝達するように構成された装置であって、一
例として、一般の車両に採用されているトルクコンバー
タを挙げることができる。また、この流体伝動機構8
は、直結クラッチ11を備えている。すなわち直結クラ
ッチ11は、入力側の部材と出力側の部材とを摩擦板な
どの機械的手段で直接連結するように構成されたクラッ
チであって、緩衝をおこなうためのコイルスプリングな
どの弾性体からなるダンパー12を備えている。なお、
車両が停止している状態であってもエンジン1を駆動さ
せ続けるために流体伝動機構8を設けている場合には、
車両の状態に基づいて自動的に断続される自動クラッチ
を、上記の流体伝動機構8に置換して使用することがで
きる。
【0021】その流体伝動機構8の入力部材がエンジン
1の出力部材に連結され、また流体伝動機構8の出力部
材が前後進切換機構9の入力部材に連結されている。こ
の前後進切換機構9は、一例としてダブルピニオン型遊
星歯車機構によって構成され、特には図示しないが、サ
ンギヤとキャリヤとのいずれか一方を入力要素とし、か
つ他方を出力要素とするとともに、リングギヤを選択的
に固定するブレーキ手段と、サンギヤおよびキャリヤな
らびにリンクギヤの3要素のうちのいずれか2つの回転
要素を選択的に連結して遊星歯車機構の全体を一体化す
るクラッチ手段とを備えている。すなわちそのクラッチ
手段を係合させることに前進状態を設定し、また前記ブ
レーキ手段を係合させることにより後進状態を設定する
ように構成されている。
【0022】図7に示してある無段変速機10は、その
入力側の部材の回転数と出力側の部材の回転数との比率
すなわち変速比を無段階に(連続的に)変化させること
のできる機構であり、ベルト式無段変速機やトロイダル
式無段変速機などを採用することができる。そのベルト
式無段変速機10の一例を図8を参照して簡単に説明す
ると、駆動側プーリー(プライマリープーリー)20
と、従動側プーリー(セカンダリープーリー)21と、
これらのプーリー20,21に巻き掛けられたベルト2
2とを備えている。これらのプーリー20,21のそれ
ぞれは、固定シーブ23,24と、その固定シーブ2
3,24に対して接近・離隔する可動シーブ25,26
とからなり、可動シーブ25,26を固定シーブ23,
24に対して接近する方向に押圧する油圧アクチュエー
タ27,28が設けられている。
【0023】上記の駆動側プーリー20が入力軸29に
取り付けられ、その入力軸29と平行に配置された出力
軸30に従動側プーリー21が取り付けられている。そ
して、従動側プーリー21における油圧アクチュエータ
28には、アクセル開度PAに代表される出力要求に基
づく要求駆動力に応じた油圧が供給され、トルクを伝達
するのに必要な張力をベルト22に付与するようになっ
ている。また、駆動側プーリー20の油圧アクチュエー
タ27には、入力軸29の回転数を目標入力回転数(す
なわちエンジン1の目標出力回転数)に一致させるため
の変速比となるように、油圧が給排されている。
【0024】すなわち、各プーリー20,21における
溝幅(固定シーブ23,24と可動シーブ25,26と
の間隔)を変化させることにより、各プーリー20,2
1に対するベルト22の巻き掛け半径が大小に変化して
変速が実行されるようになっている。より具体的には、
実入力回転数(すなわちエンジン1の実際の出力回転
数)と目標入力回転数との偏差に基づいて駆動プーリー
20側の油圧をフィードバック制御することにより変速
が実行され、したがってその偏差が大きいほど、変速速
度が速くなる。
【0025】図8に示す無段変速機10では、駆動側プ
ーリー20に対するベルト22の巻き掛け半径が最小で
かつ従動側プーリー21に対するベルト22の巻き掛け
半径が最大の状態で、最低速側の変速比(最大変速比)
γmax が設定され、また、これとは反対に駆動側プーリ
ー20に対するベルト22の巻き掛け半径が最大でかつ
従動側プーリー21に対するベルト22の巻き掛け半径
が最小の状態で、最高速側の変速比(最小変速比)γmi
n が設定される。
【0026】上記の変速機構2における直結クラッチ1
1の係合・解放ならびに滑りを伴う半係合の各状態の制
御および前後進切換機構9での前後進の切り換えならび
に無段変速機10での変速比の制御は、基本的には、車
両の走行状態に基づいて制御されるようになっている。
その制御のためにマイクロコンピュータを主体として構
成された電子制御装置(T−ECU)13が設けられて
いる。
【0027】この電子制御装置13は、前述したエンジ
ン用の電子制御装置6とデータ通信可能に連結される一
方、制御のためのデータとして車速SPDや変速機構2
の出力回転数No 、入力回転数NINなどのデータが入
力されている。また、変速機構2を停止状態(パーキン
グポジション:P)、後進状態(リバースポジション:
R)、中立状態(ニュートラルポジション:N)、車両
の走行状態に応じて変速比を自動的に設定して通常の走
行をおこなう自動前進状態(ドライブポジション:
D)、エンジン1のポンピングロスを制動力とする状態
(ブレーキポジション:B)ならびに所定値以上の高速
側の変速比の設定を禁止する状態(SDポジション)の
各状態(ポジション)を選択するシフト装置14が設け
られており、このシフト装置14が電子制御装置13に
電気的に連結されている。
【0028】上述した車両を対象とするこの発明に係る
制御装置は、アクセル開度などの要求駆動量の変化幅あ
るいは変化率が比較的小さい定常的な走行状態では、そ
の要求駆動量に基づく目標出力を使用してエンジン1の
目標出力回転数あるいは無段変速機10の目標入力回転
数を求める一方、その目標出力とエンジン回転数もしく
は無段変速機10の入力回転数とに基づいてエンジン1
の目標出力トルクを求めるように構成されている。ま
た、アクセル開度などの要求駆動量の変化幅もしくは変
化率が大きい場合には、変速を迅速に生じさせるために
目標入力回転数もしくは目標出力回転数をステップ的に
変化させ、またその目標入力回転数もしくは目標出力回
転数のステップ的な変化が重畳的に生じないようにする
ことにより、加速操作に伴う駆動力の増大を迅速に生じ
させて加速応答性を向上させるように構成されている。
【0029】これを具体的に説明すると、図1は急加速
要求があった場合の無段変速機10の目標入力回転数N
INTと実入力回転数NINとの変化および制御フラグ
のオン・オフ状態を示すタイムチャートである。また、
図2は加速要求があった場合の過渡変速の開始のための
フローチャートである。図2において、先ず、アクセル
開度PAおよびその変化量DPAが判断される(ステッ
プS1、ステップS2)。アクセル開度PAが予め定め
た判断の基準値PAP1より大きいことによりステップ
S1で肯定的に判断され、またその変化量DPAが予め
定めた判断基準値DPAP1より大きいことによりステ
ップS2で肯定的に判断されれば、アクセル開度PAが
急激に増大したことにより大きい出力要求があったこと
になり、したがって急加速要求の判断が成立する。これ
は、図1に示すt0 時点である。
【0030】なお、前記変化量DPAの判断基準値DP
AP1は、図3に示すように、アクセル開度PAが大き
いほど、また車速SPDが高車速ほど、大きくなる値と
して設定されている。これは、高アクセル開度あるいは
高車速では、急加速要求の判断が成立し難くし、一連の
アクセル開度の増大操作の際にいわゆる踏み増ししてい
る際に、その途中で意図しない急変速が生じるのを防止
するためである。
【0031】ステップS1もしくはステップS2のいず
れかで否定的に判断された場合には、急加速要求の判断
が成立しないのでこのルーチンを終了し、またこれらの
ステップS1およびステップS2で共に肯定的に判断さ
れた場合には、急加速要求の判断が成立するので、その
急加速要求に即した過渡変速を実行することを示す過渡
変速フラグXTRNONがゼロリセットされているか否
かが判断される(ステップS3)。この過渡変速フラグ
XTRNONが既にオン状態になっていることにより
(“1”にセットされていることにより)、ステップS
3で否定的に判断された場合には、目標入力回転数をス
テップ的に変化させるステップ制御の実行を示すステッ
プ制御フラグXTRNSTPがゼロリセットされている
か否かが判断される(ステップS4)。
【0032】過渡変速フラグXTRNONがゼロリセッ
トされていることによりステップS3で肯定的に判断さ
れた場合、および過渡変速フラグXTRNONが既に
“1”にセットされていることによりステップS3で否
定的に判断されるとともにステップ制御フラグXTRN
STPがゼロリセットされていることによりステップS
4で否定的に判断された場合には、これらのフラグXT
RNON,XTRNSTPをオン状態にセットする
(“1”にセットする)(ステップS5)。なお、これ
らのフラグXTRNON,XTRNSTPが既に共にオ
ン状態であることによりステップS4で否定的に判断さ
れた場合には、このルーチンを抜ける。
【0033】急加速要求に伴う過渡変速のための制御の
内容を図4にフローチャートで示してある。先ず、急加
速要求の判断の成立に伴う過渡変速を実行するべき状態
にあるか否かが判断される(ステップS11)。すなわ
ち過渡変速フラグXTRNONが“1”にセットされて
いるか否かが判断される。過渡変速を実行する状態にな
いことによりステップS11で否定的に判断された場合
に特に制御をおこなうことなく、このルーチンを抜け
る。
【0034】これに対して過渡変速を実行する状態にあ
ることによりステップS11で肯定的に判断された場合
には、ステップ制御を実行するべき状態にあるか否かが
判断される(ステップS12)。すなわちステップ制御
フラグXTRNSTPが“1”にセットされているか否
かが判断される。このステップS12で肯定的に判断さ
れれば、急加速要求に伴う過渡変速のうちでステップ制
御をおこなう状態にあることになり、その場合、図1に
示すt0 時点か否か、すなわちステップ制御の開始時点
か否かを判断するために、ステップ制御フラグXTRN
STPが、オフからオン(0から1)に切り替わった直
後か否かが判断される(ステップS13)。
【0035】これは、ステップ制御の開始時における入
力回転数NINをステップ制御のための初期回転数とし
てメモリーするためであり、したがってステップS13
で肯定的に判断された場合には、その時点の入力回転数
NINが初期回転数NINSTRTとして採用される
(ステップS14)。そして、目標入力回転数をステッ
プ的に増大させるために、初期回転数NINSTRTに
所定値NINSTPが加算されて目標入力回転数NIN
Tが設定される(ステップS15)。なお、この所定値
NINSTPは、アクセル開度PAおよび車速SPDな
どの車両の運転状態に基づいて求められる基本目標入力
回転数NINCと初期回転数NINSTRTとに基づい
て決められる値である。
【0036】こうして急加速要求に基づいたステップ制
御が開始される。すなわち無段変速機10では、実入力
回転数NINを目標入力回転数NINTに一致させるよ
うに変速比が制御されるが、ステップ制御が開始される
と、その回転数偏差が大きくなるので、急速なダウンシ
フトが生じ、実入力回転数NINが図1に示すように二
次曲線的に変化して急速に増大する。
【0037】このようにしてステップ制御が開始される
と、後述するようにステップ制御の終了が判定されるま
では、ステップ制御フラグXTRNSTPが“1”に維
持される。言い換えると、ステップ制御を実行している
期間中すなわち図1のt0 時点からt2 時点の期間中
は、ステップ制御フラグXTRNSTPが“1”に維持
される。そして、図4のルーチンは短い時間間隔で繰り
返し実行されるので、そのステップS12で肯定的に判
断されることがあるが、既にステップ制御が実行されて
いると、ステップS13で否定的に判断される。その場
合、ステップS14を飛ばしてステップS15に進む。
【0038】したがってステップ制御中においては、そ
の時点の実入力回転数NINが初期回転数NINSTR
Tとして更新されることがなく、ステップ制御開始時に
ステップS15で設定された当初の目標入力回転数NI
NTが維持される。そのため、アクセル開度やその変化
量などが急加速要求時と類似もしくは同様の状態となっ
ても、ステップ制御(あるいは過渡制御)が重畳的に開
始されることはなく、いわゆる多重変速が防止される。
【0039】一方、ステップ制御フラグXTRNSTP
がオフ状態であることによりステップS12で否定的に
判断された場合には、過渡制御が実行されているものの
ステップ制御がおこなわれていないことになるので、変
速速度固定制御が実行される(ステップS16)。すな
わち、図4に示すルーチンの1サイクル毎に予め定めた
一定値DNINHLDが、直前の目標入力回転数NIN
Tに加算されて今回の目標入力回転数NINTとされ
る。すなわち、目標入力回転数NINTが、その一定値
DNINHLDを勾配として徐々に増大させられる。
【0040】この変速速度固定制御は、前述したステッ
プ制御の終了に伴って開始される。そのステップ制御の
終了の判定は、図5に示すルーチンによっておこなわれ
る。先ず、ステップ制御開始判断フラグXJTRNST
Pがオフ状態か否か(“0”か否か)が判断される(ス
テップS21)。そのステップ制御開始判断フラグXJ
TRNSTPは後に詳しく述べるがステップ制御が開始
されたことが判断された場合にオンとされる(“1”と
される)フラグであり、したがってステップ制御が開始
されていないことによりステップS21で肯定的に判断
された場合には、特に制御をおこなうことなくこのルー
チンを抜ける。
【0041】これに対してステップ制御が既に開始され
ていてステップS21で肯定的に判断された場合には、
目標入力回転数NINTと実入力回転数NINとの偏差
が予め定めた基準値DNSTPENDより小さいか否か
が判断される(ステップS22)。すなわち、ステップ
的に増大させた目標入力回転数NINTに対して実入力
回転数NINTが、その終了の判断のための基準値DN
STPEND以下の偏差となるまで近づいたか否かが判
断される。したがってこのステップS22で肯定的に判
断された場合には、ステップ制御の終了の判断が成立
し、ステップ制御フラグXTRNSTPがゼロリセット
される(ステップS23)。これは、図1のt2 時点で
ある。
【0042】また、上記のステップ制御開始判断フラグ
XJTRNSTPのオン・オフの制御について説明する
と、図6において、そのフラグXJTRNSTPがオフ
か否か(ゼロリセットされているか否か)が、先ず判断
される(ステップS31)。過渡変速開始時には、この
フラグXJTRNSTPはオフ状態であってステップS
31で肯定的に判断される。その場合にはステップ制御
フラグXTRNSTPがオフか否か(“0”か否か)が
判断される(ステップS32)。このステップS32で
肯定的に判断された場合には、ステップ制御が開始され
ていないことになるので、特に制御をおこなうことなく
このルーチンを抜ける。これに対して、ステップS32
で否定的に判断された場合には、目標入力回転数NIN
Tと実入力回転数NINとの偏差が予め定めた開始判断
基準値DNJSTPより大きいか否かが判断される(ス
テップS33)。
【0043】ステップ制御では、運転状態に基づいて算
出される基準目標入力回転数NINCと実入力回転数N
INとの偏差に基づく所定値NINSTPが初期入力回
転数NINSTRTに加算されて目標入力回転数NIN
Tとされるから、この処理が実行されることにより目標
入力回転数NINTと実入力回転数NINとの偏差が開
始判断基準値DNJSTPより大きくなる。したがって
ステップS33で否定的に判断された場合には、ステッ
プ制御が実質開始していないので、特に制御をおこなう
ことなくこのルーチンを抜け、また反対に肯定的に判断
された場合には、ステップ制御が開始しているので、ス
テップ制御開始判断フラグXJTRNSTPがオンとさ
れる(“1”にセットされる)(ステップS34)。こ
れは、図1のt1 時点である。
【0044】このようにしてステップ制御開始判断フラ
グXJTRNSTPがオンとされると、ステップS31
では否定的に判断され、その場合には、過渡変速フラグ
XTRNONがオフか否かが判断される(ステップS3
5)。この過渡変速フラグXTRNONのオフ制御は、
図示しない過渡変速終了判断ルーチンによっておこなわ
れ、過渡変速の終了が判断されていないことによりステ
ップS35で否定的に判断された場合には、特に制御を
おこなうことなくこのルーチンを抜けて従前の制御状態
を継続する。これに対して過渡変速の終了が判断されて
いることによりステップS35で肯定的に判断された場
合には、ステップ制御開始判断フラグXJTRNSTP
がゼロリセットされる(ステップS36)。これは、図
1のt3時点である。
【0045】ここで上記の具体例とこの発明との関係を
簡単に説明すると、図2に示すステップS1およびステ
ップS2の機能的手段が、この発明の判定手段に相当
し、また図4に示すステップS15およびステップS1
6の機能的手段が、この発明の制御手段に相当し、さら
に図4に示すステップS13の機能的手段が、請求項1
もしくは2の発明における禁止手段に相当する。そし
て、アクセル開度PAの変化量DPAの判断基準として
図3に示すようにアクセル開度PAの増大に従って大き
くなる値を設定した場合のステップS2の機能的手段
が、請求項4の発明における判定手段に相当する。
【0046】なお、この発明は、要は、目標入力回転数
NINTをステップ的に増大させる急変速途中で、再
度、急変速が開始されないように制御すればよいのであ
り、したがって急変速途中では、アクセル開度やその変
化量の読み込みあるいはその判断をおこなわないことに
より、急変速が生じないようにすることができる。この
ように急変速制御の途中ではアクセル開度などの加速要
求の判定をおこなわないようにする機能的手段が、請求
項3の発明における禁止手段に相当する。
【0047】なお、上記の具体例では、ベルト式の無段
変速機を備えた車両を対象とする制御装置について説明
したが、この発明は上記の具体例に限らず、トロイダル
式などの他の形式の無段変速機を備えた車両を対象とす
る制御装置に適用することができ、また目標入力回転数
をステップ的に変化させる制御は、アクセル開度が大き
く変化することに伴う変速制御以外の制御であってもよ
い。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように請求項1の発明によ
れば、無段変速機の目標入力回転数をステップ的に変化
させて変速速度を速くした急変速を実行している場合に
は、目標入力回転数を再度、ステップ的に増大させるこ
とが禁止されるので、目標入力回転数をステップ的に増
大させて実行する急変速が重畳的に生じるいわゆる多重
変速が回避され、その結果、変速に伴う駆動力の増大に
遅れが生じず、加速応答性を向上させることができる。
【0049】また、請求項2の発明によれば、前記の急
変速中に加速要求の判定がおこなわれても、その判定結
果が有効にはならないので、重畳的に急変速の判定が成
立することがなく、その結果、請求項1の発明と同様
に、いわゆる多重変速が回避されて、駆動力の増大に遅
れが生じず、加速応答性を向上させることができる。
【0050】さらに、請求項3の発明によれば、前記の
急変速中には、加速要求の判定自体がおこなわれないの
で、重畳的に急変速の判定が成立することがなく、その
結果、請求項1の発明と同様に、いわゆる多重変速が回
避されて、駆動力の増大に遅れが生じず、加速応答性を
向上させることができる。
【0051】そして、請求項4の発明によれば、アクセ
ル開度が増大させられた後は、加速要求の判定の基準と
なる所定値が大きくなることにより、加速要求の判定が
生じにくくなるから、運転者の一連のアクセル開度の増
大操作の際に、その途中で意図しない急変速が生じるこ
とが防止もしくは抑制され、そのため、加速応答性の向
上に加え、運転性の悪化を防止もしくは抑制することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 急加速要求があった場合の無段変速機の目標
入力回転数と実入力回転数との変化および制御フラグの
オン・オフ状態を示すタイムチャートである。
【図2】 加速要求があった場合の過渡変速の開始のた
めのフローチャートである。
【図3】 急加速要求の判定基準となるアクセル開度の
変化量についての基準値の一例を示すマップである。
【図4】 急加速要求に伴う過渡変速のためのフローチ
ャートである。
【図5】 ステップ制御の終了を判定するためのフロー
チャートである。
【図6】 ステップ制御開始判断フラグのオン・オフの
ためのフローチャートである。
【図7】 この発明で対象とする車両の駆動系統および
その制御系統を模式的に示すブロック図である。
【図8】 その無段変速機の一例を模式的に示す図であ
る。
【符号の説明】
1…エンジン、 2…変速機構、 6…電子制御装置、
7…加減速操作装置、 10…無段変速機、 13…
電子制御装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 河野 克己 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 谷口 浩司 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 松尾 賢治 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 近藤 宏紀 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 服部 勇仁 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 Fターム(参考) 3J552 MA07 MA12 MA13 MA26 NA01 NB02 NB04 PA19 PA20 PA32 RA04 RA07 RB16 RC11 SB12 TA01 TB13 VA32W VA32Y VA37Z VB01Z VC01Z VC02Z VC04W VD03W

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加速要求を判定する判定手段と、入力回
    転数が車両の運転状態に基づき設定される目標入力回転
    数となるよう無段変速機の変速比を制御するとともに、
    前記加速要求が判定されたときには、目標入力回転数を
    ステップ的に増大させ、入力回転数をこの目標入力回転
    数に近づけた後、目標入力回転数を前記目標入力回転数
    へと徐々に増大させる制御手段とを備えた無段変速機の
    変速制御装置において、 前記ステップ的に増大させた目標入力回転数に入力回転
    数を一致させるよう無段変速機の変速比を制御している
    急変速途中では、前記加速要求に伴う目標入力回転数の
    ステップ的な増大を禁止する禁止手段を備えていること
    を特徴とする無段変速機の変速制御装置。
  2. 【請求項2】 前記禁止手段は、前記急変速途中である
    とき、前記加速要求の判定結果を無効化するように構成
    されていることを特徴とする請求項1に記載の無段変速
    機の変速制御装置。
  3. 【請求項3】 前記禁止手段は、前記急変速途中である
    とき、前記加速要求を判定しないように構成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の無段変速機の変速制
    御装置。
  4. 【請求項4】 前記判定手段は、アクセル開度の変化量
    が所定値以上か否かに基づき運転者の加速要求を判定す
    るとともに、前記所定値をアクセル開度が大きいほど大
    きくなるよう変更して設定するように構成されているこ
    とを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の無
    段変速機の変速制御装置。
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