JP2001330081A - 金属製無端ベルト及びその製造方法 - Google Patents

金属製無端ベルト及びその製造方法

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JP2001330081A
JP2001330081A JP2000150785A JP2000150785A JP2001330081A JP 2001330081 A JP2001330081 A JP 2001330081A JP 2000150785 A JP2000150785 A JP 2000150785A JP 2000150785 A JP2000150785 A JP 2000150785A JP 2001330081 A JP2001330081 A JP 2001330081A
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Tetsuo Taga
哲夫 多賀
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DYMCO KK
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Abstract

(57)【要約】 【解決課題】 画像形成装置等でいえば、金属の持つ特
質である高弾性、高剛性とその極薄化技術により、シャ
ープなフルカラー画質にとっては悪影響を与える振動、
バックラッシ、回転ムラなどのない高精度な駆動力伝達
特性が要求される駆動伝達機構の摩擦伝達体として好適
であり、薄肉化することによりプーリー径を小さくする
こともできて、器体のコンパクト化や省資源化にも対応
できる内部駆動伝達機構の摩擦伝動体として使用可能な
極く薄肉の金属製無端ベルト及びその製造方法を提供す
ることを課題とする。 【解決手段】 塑性加工が可能な金属からなる円筒状素
管を、薄肉化処理により所定の肉厚まで薄肉化した後、
当該薄肉化された円筒状素管を所望の幅に切断して、リ
ング状に形成することにより課題を解決した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、特にプリンタや
複写機、あるいはファクシミリ等の画像形成装置などを
含むOA機器において、当該画像形成装置の感光体ドラ
ム及びベルト、中間転写ドラム及びベルト、あるいは定
着器や用紙搬送機構等の被駆動部材に、原動機からの回
転を伝える駆動伝達機構の摩擦伝動体として使用するの
に好適な金属製無端ベルト及びその製造方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、原動機からの駆動力を伝達するた
めの駆動力伝動体としては、一般的にベルト、摩擦車、
ギヤ、チェーン、歯付ベルト、クラッチ、カップリン
グ、スクリュー等種々の伝動方式を採用したものがあ
る。これら種々の伝動方式を採用した駆動力伝動体に
は、その伝動方式に応じて一長一短があり、それぞれの
特徴を活かして使用されているが、使用目的によっては
自ずから使用できる方式も限られている。特に昨今のO
A機器、たとえばプリンタや複写機あるいはファクシミ
リ等の画像形成装置における感光体ドラムやベルト、中
間転写ローラ及びベルトなどの回転に欠かせない精密な
動力伝達は、相変わらずゴム製のタイミングベルトや樹
脂モールド等によるギヤが一般的である。最近、どの画
像形成装置にも要求されるのは、デジタル化、フルカラ
ー化、高速化、省消費電力化であるが、精密な紙搬送の
ためのローラやベルト駆動をより高精度化することが必
至となった。特にカラー化の為には高精細な画質は、ロ
ーラであれベルトであれ送りムラのない回転精度がキー
ポイントである為、タイミングベルトの材質そのものか
ら来る振動、送りムラ、バックラッシ、角速度変動は障
壁となる。また、ギヤの歯と歯の噛み合い誤差により発
生する振動や、バックラッシにより滑らかな回転精度を
実現することはやはり不可能である。
【0003】これに対し、コストアップにならずにデジ
タル化、フルカラー化、高速化、低消費電力化を目指す
為には、高画質機の印写エンジン部において、ローラや
ベルトの回転精度を実現する為に、材質面では強靱で伸
びない極めて高い剛性に支えられたステンレスのバネ鋼
製であって、形状面では送りムラへの影響のない高剛性
でしかも厚みの極端に薄くかつ均一な形状のスチールベ
ルトによる摩擦伝動が、上記高精度な回転が得られずに
高画質やスピーディさが得られないという問題への解決
策となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来技
術の場合には、次のような問題点を有している。すなわ
ち、上記従来のベルトを高精度な駆動力伝達特性が要求
されるプリンタや複写機等のOA機器内部の摩擦伝動体
として使用する場合の問題点をまとめると次のようにな
る。 正逆回転時にバックラッシがある。 角速度の変動等により振動が発生し、回転にムラが
出る。 ゴム又は合成樹脂製のため発塵がある。 ゴム又は合成樹脂製のため使用可能な環境温度に対
する制限がある。 高速運転時に騒音が発生する。 ゴム又は合成樹脂製のためクリープスベリ(粘弾性
スベリ)は避けられず正確な回転比を実現する高精度な
伝動は得らない。
【0005】以上のような問題点から、従来のベルトを
画像形成装置の伝動方式として使用した場合には、送り
ムラが発生したり、伝動応答性も悪く、高画質な画像が
得られないのが現状である。
【0006】そこで、上記の〜の問題点を解決し、
高画質な画像を得ることを可能とする摩擦伝動体として
は、極薄でしかも高剛性の金属製のベルトを使用するこ
とが考えられる。この金属製のベルトに関する技術とし
ては、例えば、特開昭61−223351号公報等に開
示されているものが既に提案されている。
【0007】上記特開昭61−223351号公報の特
許請求の範囲(1) に記載された伝動用無端薄板金属ベル
トは、金属薄板材を丸めてその突き合わせ端を溶接する
とともに、全体を均一に圧延またはしごきスピニング加
工することにより溶接ビードの厚みを他の部位と同じに
してあることを特徴とするものである。
【0008】また、上記特開昭61−223351号公
報の特許請求の範囲(2) に記載された伝動用無端薄板金
属ベルトは、上記金属薄板材の板厚は0.2ないし0.
4mmであり、これを圧延加工率が30ないし70%と
なるまで圧延したことを特徴とする特許請求の範囲(1)
記載の伝動用無端薄板金属ベルトである。
【0009】しかしながら、上記特開昭61−2233
51号公報に係る伝動用無端薄板金属ベルトの場合に
は、0.2ないし0.4mm程度の板厚の金属薄板材
を、圧延加工率が30ないし70%となるまで圧延して
形成したものであり、最終的な肉厚は0.1〜0.2m
mレベルとなり比較的厚いものとなる。プリンタや複写
機等のOA機器内部の摩擦伝動体としては、通常、駆動
プーリー径はφ15mmレベルのため、この肉厚では曲
げ応力が大きくなり変形を起こしたり、充分な寿命が得
られず、その結果使用することができないという問題点
がある。
【0010】そこで、この発明は、上記従来技術の問題
点を解決するためになされたものであり、その目的とす
るところは、画像形成装置等でいえば、金属の持つ特質
である高弾性、高剛性とその極薄化技術により、シャー
プなフルカラー画質にとっては悪影響を与える振動、バ
ックラッシ、回転ムラなどのない高精度な駆動力伝達特
性が要求される駆動伝達機構の摩擦伝達体として好適で
あり、薄肉化することによりプーリー径を小さくするこ
ともできて、器体のコンパクト化や省資源化にも対応で
きる内部駆動伝達機構の摩擦伝動体として使用可能な極
く薄肉の金属製無端ベルト及びその製造方法を提供する
ことにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載された発明は、塑性加工が可能な金
属からなる円筒状素管を、薄肉化処理により所定の肉厚
まで薄肉化した後、当該薄肉化された円筒状素管を所望
の幅に切断して、リング状に形成したことを特徴とする
金属製無端ベルトである。
【0012】上記金属製無端ベルトの厚みは、例えば、
0.03〜0.15mm程度に設定されるが、0.05
mm以下であるのが望ましい。また、上記金属製無端ベ
ルトの幅は、任意であるが、プリンタや複写機のローラ
やドラムの回転トルクに要求される断面積強度上、また
高精度OA装置のレイアウト上10mm程度が好まし
い。従来のゴムや合成樹脂、あるいは複合材料を材質と
するベルトにおける伝動精度の限界を、薄肉無端の望ま
しくはシームレスのスチールベルトやニッケルベルト等
によって、高精度な回転、高い応答性を得ることが可能
となる。金属製のために使用寿命も長く、発塵もなく、
メンテナンス性は極めて高い。また薄肉化することによ
りプーリー類の小径化も可能となり、伝動体のコンパク
ト化にも対応できる。そのため、画像形成装置本体の性
能向上、コンパクト化等にも大きく寄与することができ
る。
【0013】また、請求項2に記載された発明は、塑性
加工が可能な金属からなる軸線方向に継ぎ目のない円筒
状素管を、薄肉化処理により所定の肉厚まで薄肉化した
後、当該薄肉化された円筒状素管を所望の幅に切断し
て、リング状に形成したことを特徴とする金属製無端ベ
ルトである。
【0014】さらに、請求項3に記載された発明は、金
属製無端ベルトの製造方法であって、塑性加工が可能な
金属製の板材にプレス加工を施すことによりカップ状素
管を形成するプレス工程と、前記金属製カップ状素管の
円筒状部をしごき加工することにより、所定の肉厚まで
薄肉化する薄肉化工程と、最終的に目標とする肉厚に薄
肉化された金属製カップ状素管の円筒状部を、所望の幅
に切断して、リング状に形成する切断工程と、を具備す
ることを特徴とする金属製無端ベルトの製造方法であ
る。
【0015】また更に、請求項4に記載された発明は、
金属製無端ベルトの製造方法であって、塑性加工が可能
な金属からなる円筒状素管を軸線の周りに回転させた状
態で、当該円筒状素管の外周壁に絞り加工を施すことに
より、所定の肉厚まで薄肉化する薄肉化工程と、前記薄
肉化工程の前後又は途中に少なくとも1回以上行なわ
れ、前記金属製カップ状素管の少なくとも円筒状部を焼
鈍処理する焼鈍工程と、最終的に目標とする肉厚に薄肉
化された金属製カップ状素管の円筒状部を、所望の幅に
切断して、リング状に形成する切断工程と、を具備する
ことを特徴とする金属製無端ベルトの製造方法である。
【0016】又、請求項5に記載された発明は、金属製
無端ベルトの製造方法であって、塑性加工が可能な金属
からなる円筒状素管を引抜き加工することにより、所定
の肉厚まで薄肉化する薄肉化工程と、最終的に目標とす
る肉厚に薄肉化された金属製カップ状素管の円筒状部
を、所望の幅に切断して、リング状に形成する切断工程
と、を具備することを特徴とする金属製無端ベルトの製
造方法である。
【0017】さらに、請求項6に記載された発明は、金
属製無端ベルトの製造方法であって、塑性加工が可能な
金属からなる円筒状素管をバルジ拡管加工機の内部に挿
入し、当該円筒状素管に対してその内部より圧力を加え
て拡管処理加工することにより、所定の肉厚まで薄肉化
する薄肉化工程と、最終的に目標とする肉厚に薄肉化さ
れた金属製カップ状素管の円筒状部を、所望の幅に切断
して、リング状に形成する切断工程と、を具備すること
を特徴とする金属製無端ベルトの製造方法である。
【0018】又さらに、請求項7に記載された発明は、
金属製無端ベルトの製造方法であって、電鋳加工により
金属からなる軸線方向に継ぎ目のない円筒状素管を形成
する円筒状素管形成工程と、最終的に目標とする肉厚に
形成された金属製円筒を、所望の幅に切断して、リング
状に形成する切断工程と、を具備することを特徴とする
金属製無端ベルトの製造方法である。
【0019】また、請求項8に記載された発明は、金属
製無端ベルトの製造方法であって、塑性加工が可能な金
属からなる円筒状素管を、所望の幅に切断して、リング
状に形成する切断工程と、必要に応じて前記所望の幅に
切断されたリング状素管に対して熱処理を行なう熱処理
工程と、前記リング状素管をスチールベルト圧延機によ
り全周を圧延処理することにより、所定の肉厚まで薄肉
化する薄肉化工程と、を具備することを特徴とする金属
製無端ベルトの製造方法である。
【0020】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。
【0021】実施の形態1 図1はこの発明の実施の形態1に係る金属製無端ベルト
を適用したプリンタや複写機等の画像形成装置の感光・
転写ユニットを示すものである。なお、この実施の形態
1では、金属製無端ベルトを適用した一例として、プリ
ンタや複写機等の画像形成装置の感光・転写ユニットを
例に説明するが、金属製無端ベルトの用途は、これに限
定されるものではなく、画像形成装置の定着器、あるい
は用紙搬送機構等の被駆動部材の駆動など、さらには画
像形成装置等のOA機器に限定されるものではなく、他
の機器にも適用できることは勿論である。尚、図1は1
段減速ユニットを示したものだが、2段減速ユニットを
適用するケースもある。
【0022】図1において、1はプリンタや複写機等の
画像形成装置の感光・転写ユニットを示すものであり、
この感光・転写ユニット1は、公知の画像形成手段によ
って画像情報に応じたトナー像が表面に形成される感光
体ドラム3と、当該感光体ドラム3の表面に近接する中
間転写ローラ4とを備え、また、この中間転写ローラ4
とニップローラ2の圧接部に、図示しない給紙カセット
から給紙される記録用紙16を通過させることにより、
前記中間転写ローラ4上からトナー像を記録用紙16上
に転写するように構成したものである。
【0023】上記感光・転写ユニット1は、DCブラシ
レスモーター等からなる原動機5の駆動力を、当該原動
機5の駆動軸6に固定した状態で取り付けられた駆動プ
ーリ7に掛け回された第1の金属製無端ベルト8を介し
て、感光体ドラム3の回転軸の端部に固定されたプーリ
9に伝達し、更に、当該プーリ9の小径部10に掛け回
された第2の金属製無端ベルト11を介して、中間転写
ローラ4の回転軸12の端部に固定した状態で取り付け
られたプーリ13に伝達することにより、前記中間転写
ローラ4を所定の速度で回転駆動するように構成されて
いる。また、上記第1の金属製無端ベルト8と、第2の
金属製無端ベルト10には、その途中にテンショナー1
4、15が介在されており、当該テンショナーによって
第1の金属製無端ベルト8と第2の金属製無端ベルト1
1に一定の張力が付与されるようになっている。
【0024】上記第1の金属製無端ベルト8と第2の金
属製無端ベルト11としては、例えば、塑性加工が可能
な金属からなる円筒状素管を、薄肉化処理により所定の
肉厚まで薄肉化した後、当該薄肉化された円筒状素管を
所望の幅に切断して、リング状に形成したものが用いら
れる。更に望ましくは、円筒状素管として、塑性加工が
可能な金属からなり、軸線方向に継ぎ目のないものを用
いることにより、シームレスの金属製無端ベルトを提供
することが可能となる。
【0025】上記金属製無端ベルト8、11の厚みは、
例えば、0.03〜0.15mm程度に設定されるが、
OA機器内で使用される場合のプーリー径はφ15mm
レベルのため曲げ応力を考えるとベルトの厚みは0.0
5mm以下であるのが望ましい。さらに、上記円筒状素
管を形成する金属の材質としては、塑性加工が可能な金
属であれば、種々のものを用いることができるが、中で
も特にSUS、Ni合金、Ti合金、Al合金、Cu合
金、Fe等を用いるのが望ましい。
【0026】このように、駆動力伝達機構の摩擦伝動体
として、極く薄肉化された第1の金属製無端ベルト8と
第2の金属製無端ベルト11を用いることによって、従
来のゴムや合成樹脂、あるいは複合材料を材質とするベ
ルトにおける伝動精度の限界に対して、薄肉無端の望ま
しくはシームレスのスチールベルトやニッケルベルト等
によって、高精度な回転、高い応答性を得ることが可能
となる。金属製のために使用寿命も長く、発塵もなく、
メンテナンス性は極めて高い。また薄肉化することによ
りプーリー類の小径化も可能となり、伝動体のコンパク
ト化にも対応できる。そのため、画像形成装置本体の性
能向上、コンパクト化等にも大きく寄与することができ
る。
【0027】ところで、上記の如く画像形成装置等の駆
動力伝達機構の摩擦伝動体として使用される金属製無端
ベルトは、次のようにして製造される。
【0028】すなわち、上記金属製無端ベルトの製造方
法は、塑性加工が可能な金属製の板材にプレス加工を施
すことによりカップ状素管を形成するプレス工程と、前
記金属製カップ状素管の円筒状部をしごき加工すること
により、所定の肉厚まで薄肉化する薄肉化工程と、最終
的に目標とする肉厚に薄肉化された金属製カップ状素管
の円筒状部を、所望の幅に切断して、リング状に形成す
る切断工程と、を具備するように構成されている。
【0029】次に、この発明の実施の形態1に係る金属
製無端ベルトの製造方法について、具体的に説明する。
【0030】工程1 まず、図2(a)に示すように、金属製無端ベルト8、
11の素材となる平板状の金属板21を用意する。この
平板状の金属板21は、その板厚が例えば0.1〜1m
m程度に設定される。この金属製無端ベルト8、11の
材質としては、塑性加工が可能な金属材料であれば、任
意の材質のものを用いることができるが、中でも特に延
性が高く、加工硬化により弾性が向上するSUS、Ni
合金、Ti合金、Al合金、Cu合金、Fe等を用いる
のが望ましい。この実施の形態1では、金属製無端ベル
ト8、11の材質としてSUSを用いている。中でもS
US304が好ましい。
【0031】上記平板状の金属板21は、図2(a)に
示すように、深絞り機の上型23と下型22を用いたプ
レス加工によって深絞りが行なわれ、図2(b)に示す
ようなカップ形状の円筒状素管24が形成される。この
カップ形状の円筒状素管24の望ましい板厚は、0.1
〜0.15mmであるが、これ以外の板厚であっても良
い。
【0032】工程2 その後、円筒状素管24を、図2(c)に示すように、
しごき加工機25の円筒状の内型26に嵌合した状態で
装着し、外径の異なる複数の外型27を外部に配置す
る。そして、上記しごき加工機25の内型26を、矢印
A方向に沿って移動させるとともに、2〜3段のしごき
加工を行ない、図2(d)に示すように、円筒状素管2
4を厚さ約0.03〜0.05mm程度に極く薄肉化且
つ長尺化する。尚、外型・内型のどちらか一方または両
方を回転させるケースも考えられる。
【0033】工程3 最後に、上記の如く円筒状素管24を長尺化した薄肉円
筒(スリーブ)28を、図2(e)に示すように、任意
の幅でリング状に切断することにより、薄肉金属無端シ
ームレスベルト29を製造する。
【0034】このようにして製造された金属製無端ベル
ト29は、厚さムラもなく、形状は歪みのない真円とな
り、高精度な回転を伝達する摩擦伝動体として使用でき
る。
【0035】実施の形態2 図3はこの発明の実施の形態2を示すものであり、この
実施の形態2に係る金属製無端ベルトの製造方法は、塑
性加工が可能な金属からなる円筒状素管を軸線の周りに
回転させた状態で、当該円筒状素管の外周壁に絞り加工
を施すことにより、所定の肉厚まで薄肉化する薄肉化工
程と、最終的に目標とする肉厚に薄肉化された金属製カ
ップ状素管の円筒状部を、所望の幅に切断して、リング
状に形成する切断工程と、を具備するように構成したも
のである。
【0036】次に、この発明の実施の形態2に係る金属
製無端ベルトの製造方法について、具体的に説明する。
【0037】工程1 まず、図3(a)に示すように、塑性加工が可能な金属
材料からなる円筒状素管31を形成する。この円筒状素
管31は、図示しない平板状の金属板を円筒状に丸め、
その両端部をレーザービーム溶接等によって溶接した溶
接パイプであっても、前記実施の形態1と同様に軸線方
向に継ぎ目がないように形成したシームレスパイプであ
っても良いが、軸線方向に継ぎ目がないシームレスパイ
プを用いるのが望ましい。
【0038】工程2 次に、上記円筒状素管31は、図3(b)に示すよう
に、スピニング機32の回転基軸33の先端に嵌め込ま
れた状態で、回転駆動される。そして、回転している円
筒状素管31の外周壁に外圧ローラ34を接触させて、
均一に押し付け、矢印B方向に移動させる。こうするこ
とによって、外圧ローラ34により円筒状素管31の周
壁が絞られ、薄肉化かつ長尺化される。このスピニング
加工により図3(c)に示す肉厚が約0.03〜0.1
5mmの薄肉金属スリーブ35を形成する。
【0039】工程3 必要に応じて、薄肉化工程の前後または途中で、円筒状
素管31に対して加工性を向上するために、内部応力を
除去する等の目的で焼鈍処理を行う。しかる後、上記の
如く薄肉化かつ長尺化された薄肉金属スリーブ35を、
図3(d)に示すように、任意の幅でリング状に切断す
ることにより、薄肉金属無端シームレスベルト36を製
造する。
【0040】このようにして製造された金属製無端ベル
ト36は、厚さムラもなく、形状は歪みのない真円とな
り、高精度な回転を伝達する摩擦伝動体として使用でき
る。
【0041】その他の構成及び作用は、前記実施の形態
1と同様であるので、その説明を省略する。
【0042】実施の形態3 図4はこの発明の実施の形態3を示すものであり、前記
実施の形態1と同一の部分には同一の符号を付して説明
すると、この実施の形態3に係る金属製無端ベルトの製
造方法は、塑性加工が可能な金属からなる円筒状素管を
引抜き加工することにより、所定の肉厚まで薄肉化する
薄肉化工程と、最終的に目標とする肉厚に薄肉化された
金属製カップ状素管の円筒状部を、所望の幅に切断し
て、リング状に形成する切断工程と、を具備するように
構成したものである。
【0043】次に、この発明の実施の形態3に係る金属
製無端ベルトの製造方法について、具体的に説明する。
【0044】工程1 まず、図3(a)に示すものと同様に、塑性加工が可能
な金属材料からなる円筒状素管41を形成する。そし
て、図4(a)に示すように、引き抜き加工機42の内
型43を円筒状素管41の内部に挿入し、外側に外型4
4を配置し、矢印C方向に引き抜き加工して、図4
(b)に示すように、肉厚が約0.03〜0.05mm
の薄肉金属スリーブ45を形成する。
【0045】工程2 しかる後、上記の如く薄肉化かつ長尺化された薄肉金属
スリーブを、図4(c)に示すように、任意の幅でリン
グ状に切断することにより、薄肉金属無端シームレスベ
ルト46を製造する。
【0046】このようにして製造された金属製無端ベル
ト46も、実施の形態1や2で得られたものと同様に、
厚さムラもなく、形状は歪みのない真円となり、高精度
な回転を伝達する摩擦伝動体として使用できる。
【0047】その他の構成及び作用は、前記実施の形態
1と同様であるので、その説明を省略する。
【0048】実施の形態4 図5はこの発明の実施の形態4を示すものであり、前記
実施の形態1と同一の部分には同一の符号を付して説明
すると、この実施の形態4に係る金属製無端ベルトの製
造方法は、塑性加工が可能な金属からなる円筒状素管を
バルジ拡管加工機の内部に挿入し、当該円筒状素管に対
してその内部より圧力を加えて拡管処理加工することに
より、所定の肉厚まで薄肉化する薄肉化工程と、最終的
に目標とする肉厚に薄肉化された金属製カップ状素管の
円筒状部を、所望の幅に切断して、リング状に形成する
切断工程と、を具備するように構成したものである。
【0049】次に、この発明の実施の形態4に係る金属
製無端ベルトの製造方法について、具体的に説明する。
【0050】工程1 まず、図5(a)に示すものと同様に、塑性加工が可能
な金属材料からなる円筒状素管51を形成する。そし
て、図5(a)に示すように、バルジ拡管加工機52の
成形型53の内部に円筒状素管51を挿入し、当該円筒
状素管51の内部に液体、気体等の加圧体54を入れ
る。そして、図5(b)に示すように、加圧体54を矢
印D−D’方向から圧縮し、円筒状素管51の内部から
圧力を加えて拡管処理を行ない、図5(c)に示すよう
に、肉厚が約0.03〜0.05mmの薄肉金属スリー
ブ55を形成する。
【0051】工程2 しかる後、上記の如く薄肉化かつ長尺化された薄肉金属
スリーブ55を、図5(d)に示すように、所望の幅で
リング状に切断することにより、薄肉金属無端シームレ
スベルト56を製造する。
【0052】このようにして製造された金属製無端ベル
ト56も、実施の形態1乃至3で得られたものと同様
に、厚さムラもなく、形状は歪みのない真円となり、高
精度な回転を伝達する摩擦伝動体として使用できる。
【0053】その他の構成及び作用は、前記実施の形態
1と同様であるので、その説明を省略する。
【0054】実施の形態5 図6はこの発明の実施の形態5を示すものであり、前記
実施の形態1と同一の部分には同一の符号を付して説明
すると、この実施の形態5に係る金属製無端ベルトの製
造方法は、電鋳加工により金属からなる軸線方向に継ぎ
目のない円筒管を形成する円筒管形成工程と、最終的に
目標とする肉厚に形成された金属製円筒を、所望の幅に
切断して、リング状に形成する切断工程と、を具備する
ように構成したものである。
【0055】次に、この発明の実施の形態5に係る金属
製無端ベルトの製造方法について、具体的に説明する。
【0056】工程1 まず、図6(a)に示すように、メッキ槽61の中のメ
ッキ液62を加熱し、適正温度に保った状態で、陽極側
にNi等の電解析出可能な電鋳金属63を、陰極側の円
筒状電着母材64を接続し、通電することにより陽極側
より電鋳金属63が溶解して、陰極側の円筒状電着母材
64の表面に析出する。
【0057】工程2 次いで、上記の如く陰極側の円筒状電着母材64の表面
に析出した円筒状金属65を、円筒状電着母材64から
離型することにより、図6(b)に示すような円筒状金
属スリーブ66が形成される。なお、この円筒状金属ス
リーブ66は、例えば、肉厚が約0.03〜0.15m
mとなるように析出時間等が設定される。
【0058】工程3 しかる後、図6(c)に示すように、所望の幅でリング
状に切断することにより、薄肉金属無端シームレスベル
ト67を製造する。
【0059】このようにして製造された金属製無端シー
ムレスベルト67も、実施の形態1で得られたものと同
様に、厚さムラもなく、形状は歪みのない真円となり、
高精度な回転を伝達する摩擦伝動体として使用できる。
【0060】その他の構成及び作用は、前記実施の形態
1と同様であるので、その説明を省略する。
【0061】実施の形態6 図7はこの発明の実施の形態6を示すものであり、前記
実施の形態1と同一の部分には同一の符号を付して説明
すると、この実施の形態6に係る金属製無端ベルトの製
造方法は、塑性加工が可能な金属からなる円筒状素管
を、所望の幅に切断して、リング状に形成する切断工程
と、必要に応じて前記所望の幅に切断されたリング状素
管に対して熱処理を行なう熱処理工程と、前記リング状
素管をスチールベルト圧延機により全周を圧延処理する
ことにより、所定の肉厚まで薄肉化する薄肉化工程と、
を具備するように構成したものである。
【0062】次に、この発明の実施の形態6に係る金属
製無端ベルトの製造方法について、具体的に説明する。
【0063】まず、図3(a)に示すように、塑性加工
が可能な金属材料からなる円筒状素管を形成する。この
円筒状素管は、平板状の金属板を円筒状に丸め、その両
端部をレーザービーム溶接等によって溶接した溶接パイ
プであっても、前記実施の形態1と同様に軸線方向に継
ぎ目がないように形成したシームレスパイプであっても
良いが、軸線方向に継ぎ目がないシームレスパイプを用
いるのが望ましい。
【0064】工程1 まず、図7(a)に示すように、円筒状に形成された溶
接パイプやシームレスパイプを、所定の板幅に切断し
て、リング状の無端ベルト71を形成する。
【0065】工程2 次いで、上記の如く形成されたリング状の無端ベルト7
1に対して、当該リング状の無端ベルト71が溶接工程
を経て構成された場合には、熱処理をして溶接部の加工
性を母材と同等に向上した後、図7(b)に示すよう
に、スチールベルト圧延機72にて無端ベルト71を厚
さ1/2程度まで圧延し、薄肉化かつ長尺化する。この
全周圧延により、図3(a)に示すように、所定の肉厚
約0.03〜0.15mmの金属製無端ベルト73を形
成する。
【0066】このようにして製造された金属製無端ベル
ト73も、実施の形態1乃至5で得られたものと同様
に、厚さムラもなく、形状は歪みのない真円となり、高
精度な回転を伝達する摩擦伝動体として使用できる。
【0067】その他の構成及び作用は、前記実施の形態
1と同様であるので、その説明を省略する。
【0068】
【発明の効果】以上述べたように、この発明によれば、
画像形成装置等のように、デジタル化、フルカラー化、
高速化および高画質を得るために、高精度な伝動特性が
要求される駆動伝達機構の摩擦伝達体として好適であ
り、また、装置のコンパクト化や省資源、コストダウン
にも対応できる内部駆動伝達機構の摩擦伝動体として使
用可能な極く薄肉の金属製無端ベルト及びその製造方法
を提供することができる。
【0069】さらに、請求項1又は2に係る金属製無端
ベルトを組み込んで使用することにより、画像形成装置
等の高精密なOA装置の内部において、高精度な伝動を
可能とし、長寿命で発塵、振動、騒音のないクリーンな
駆動伝達機構を提供することができる。又、ベルトの薄
肉化により、ベルトを巻きかけるプーリ類の小型化も可
能となって、駆動伝達機構の設置スペースも小さくする
ことが可能となり、装置全体の小型化、軽量化を達成で
きるという効果も得られる。
【0070】さらに、請求項3乃至請求項8に係る発明
によれば、極く薄肉ながら疲労強度が高く、厚さのムラ
がなく、形状的にも歪みのない厚さ略0.03〜0.1
5mmの金属製無端ベルトを容易に、大量にしかも低コ
ストで製造することができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1はこの発明の実施の形態1に係る金属製
無端ベルトを適用した画像形成装置の感光・転写ユニッ
トを示す斜視構成図である。
【図2】 図2(a)〜(e)はこの発明の実施の形態
1に係る金属製無端ベルトの製造方法の製造工程をそれ
ぞれ示す構成図である。
【図3】 図3(a)〜(d)はこの発明の実施の形態
2に係る金属製無端ベルトの製造方法の製造工程をそれ
ぞれ示す構成図である。
【図4】 図4(a)〜(c)はこの発明の実施の形態
3に係る金属製無端ベルトの製造方法の製造工程をそれ
ぞれ示す構成図である。
【図5】 図5(a)〜(d)はこの発明の実施の形態
4に係る金属製無端ベルトの製造方法の製造工程をそれ
ぞれ示す構成図である。
【図6】 図6(a)〜(c)は本発明の実施の形態5
に係る金属製無端ベルトの製造方法の製造工程をそれぞ
れ示す構成図である。
【図7】 図7(a)〜(c)は本発明の実施の形態6
に係る金属製無端ベルトの製造方法の製造工程をそれぞ
れ示す構成図である。
【符号の説明】
1 感光・転写ユニット、2 ニップローラ、3 感光
体ドラム、4 中間転写ロ−ラ、5 原動機、6 原動
機の駆動軸、7 駆動プーリ、8 第1の金属製無端ベ
ルト、9 プーリ、10 プーリの小径部、11 第2
の金属製無端ベルト、13 プーリ、14、15 テン
ショナー、16 記録用紙、21 平板状の金属板、2
2 深絞り機の下型、23 上型、24 カップ形状の
円筒状素管、25 しごき加工機、26 内型、27
外型、28 薄肉円筒(スリーブ)、29 薄肉金属無
端シームレスベルト。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 塑性加工が可能な金属からなる円筒状素
    管を、薄肉化処理により所定の肉厚まで薄肉化した後、
    当該薄肉化された円筒状素管を所望の幅に切断して、リ
    ング状に形成したことを特徴とする金属製無端ベルト。
  2. 【請求項2】 塑性加工が可能な金属からなる軸線方向
    に継ぎ目のない円筒状素管を、薄肉化処理により所定の
    肉厚まで薄肉化した後、当該薄肉化された円筒状素管を
    所望の幅に切断して、リング状に形成したことを特徴と
    する金属製無端ベルト。
  3. 【請求項3】 金属製無端ベルトの製造方法であって、 塑性加工が可能な金属製の板材にプレス加工を施すこと
    によりカップ状素管を形成するプレス工程と、 前記金属製カップ状素管の円筒状部をしごき加工するこ
    とにより、所定の肉厚まで薄肉化する薄肉化工程と、 最終的に目標とする肉厚に薄肉化された金属製カップ状
    素管の円筒状部を、所望の幅に切断して、リング状に形
    成する切断工程と、を具備することを特徴とする金属製
    無端ベルトの製造方法。
  4. 【請求項4】 金属製無端ベルトの製造方法であって、 塑性加工が可能な金属からなる円筒状素管を軸線の周り
    に回転させた状態で、当該円筒状素管の外周壁に絞り加
    工を施すことにより、所定の肉厚まで薄肉化する薄肉化
    工程と、 前記薄肉化工程の前後又は途中に少なくとも1回以上行
    なわれ、前記金属製カップ状素管の少なくとも円筒状部
    を焼鈍処理する焼鈍工程と、 最終的に目標とする肉厚に薄肉化された金属製カップ状
    素管の円筒状部を、所望の幅に切断して、リング状に形
    成する切断工程と、を具備することを特徴とする金属製
    無端ベルトの製造方法。
  5. 【請求項5】 金属製無端ベルトの製造方法であって、 塑性加工が可能な金属からなる円筒状素管を引抜き加工
    することにより、所定の肉厚まで薄肉化する薄肉化工程
    と、 最終的に目標とする肉厚に薄肉化された金属製カップ状
    素管の円筒状部を、所望の幅に切断して、リング状に形
    成する切断工程と、を具備することを特徴とする金属製
    無端ベルトの製造方法。
  6. 【請求項6】 金属製無端ベルトの製造方法であって、 塑性加工が可能な金属からなる円筒状素管をバルジ拡管
    加工機の内部に挿入し、当該円筒状素管に対してその内
    部より圧力を加えて拡管処理加工することにより、所定
    の肉厚まで薄肉化する薄肉化工程と、 最終的に目標とする肉厚に薄肉化された金属製カップ状
    素管の円筒状部を、所望の幅に切断して、リング状に形
    成する切断工程と、を具備することを特徴とする金属製
    無端ベルトの製造方法。
  7. 【請求項7】 金属製無端ベルトの製造方法であって、 電鋳加工により金属からなる軸線方向に継ぎ目のない円
    筒状素管を形成する円筒状素管形成工程と、 最終的に目標とする肉厚に形成された金属製円筒を、所
    望の幅に切断して、リング状に形成する切断工程と、を
    具備することを特徴とする金属製無端ベルトの製造方
    法。
  8. 【請求項8】 金属製無端ベルトの製造方法であって、 塑性加工が可能な金属からなる円筒状素管を、所望の幅
    に切断して、リング状に形成する切断工程と、 必要に応じて前記所望の幅に切断されたリング状素管に
    対して熱処理を行なう熱処理工程と、 前記リング状素管をスチールベルト圧延機により全周を
    圧延処理することにより、所定の肉厚まで薄肉化する薄
    肉化工程と、を具備することを特徴とする金属製無端ベ
    ルトの製造方法。
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