JP2001329313A - 高周波加熱コイル体 - Google Patents

高周波加熱コイル体

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JP2001329313A
JP2001329313A JP2000147253A JP2000147253A JP2001329313A JP 2001329313 A JP2001329313 A JP 2001329313A JP 2000147253 A JP2000147253 A JP 2000147253A JP 2000147253 A JP2000147253 A JP 2000147253A JP 2001329313 A JP2001329313 A JP 2001329313A
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conductor
heating coil
frequency heating
heating
coil body
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JP2000147253A
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Hiyoshi Watanabe
日吉 渡邊
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Fuji Electronics Industry Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electronics Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 生産効率を落とすことなく、焼入深さも適切
にできるものでありながら長寿命化が可能な高周波加熱
コイル体を提供する。 【構成】 高周波加熱コイル体H1は、所定方向に搬送
される長尺状ワークWの両側面WA、WAを加熱するた
めのものである。高周波加熱コイル体H1は、前記両側
面WA、WAの加熱対象領域に対向してそれぞれ前記所
定方向に平行に配設された2つの加熱導体部100を備
えており、前記2つの加熱導体部100、100は、電
流の向きが同方向とされている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高周波焼入装置等
に用いる高周波加熱コイル体に関し、特に、長尺状ワー
クの側面の一部またはその側面の全体(但し、ワークの
周囲全体ではない。)を高周波加熱するコイル構造を有
した高周波加熱コイル体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の高周波加熱コイル体Jは、図6に
示されるように、所定方向に移動される長尺状ワークW
の左右の両側面WA、WA(図6においては上側の面と
下側の面となっている。)を加熱するためのものであ
る。長尺状ワークWはガイドレール体であって、側面W
Aには、ボール溝WA1が形成されている。このボール
溝WA1が形成されている領域は少なくとも焼入して強
度アップする必要があるが、この図6の場合には側面W
A全体を加熱対象領域(焼入対象領域でもある。)とし
ている。
【0003】なお、ボール溝WA1が形成されていない
長尺状ワークWの上面WTと底面WDとの間には、ガイ
ドレール体(長尺状ワークW)を固定先に固定するネジ
を挿入するためのネジ溝付透孔が形成されることにな
る。そのため、上面WTと底面WDとを加熱対象領域と
する加熱をすることはない。また、前記ネジ溝付透孔
は、両側面WA、WAの焼入後に形成されるものであ
る。そのため、両側面WA、WAを焼入したとき、その
焼入深さがあまり深くまで至らないようにするのが望ま
しい。前記焼入深さが深くなり過ぎると前記ネジ溝付透
孔形成予定領域にまで焼入が至り、前記ネジ溝付透孔を
形成するための加工時間が長くかかってしまうからであ
る。
【0004】そのため、高周波加熱コイル体Jは、前記
加熱対象領域にそれぞれ対向して前記所定方向と平行に
配設された加熱導体部800、800と、前記長尺状ワ
ークWを所定の距離以上迂回するように前記加熱導体部
800、800から延設された接続導体部850〜86
2と、接続導体部862の中心部と加熱導体部800の
一端とをそれぞれ高周波電源(図示省略)に接続する給
電導体部900、901とからなる。給電導体部90
0、901は、加熱導体部800と直交する方向に延設
されている。なお、図6中の実線の矢印は電流の方向を
示す。
【0005】加熱導体部800は、加熱対象領域に対応
させて接続導体部850等よりも幅広に形成されてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】高周波加熱コイル体J
に限らず一般的な話であるが、高周波加熱コイル体Jに
おいては、加熱導体部800が特に加熱されてしまう。
加熱導体部800においては、長尺状ワークWの側面W
Aに対向する面が特に加熱されてしまう。加熱導体部8
00に流される電流で、長尺状ワークWの前記加熱対象
領域たる側面WAに誘導電流が発生して、側面WAが加
熱され、その側面WAと加熱導体部800が対向してい
るからである。また、加熱導体部800に流される電流
値の大きな高周波電流による表皮効果で、加熱導体部8
00の長尺状ワークWと対向する面の表面側が特に加熱
されるからである。
【0007】この加熱の影響を抑えるために、高周波加
熱コイル体Jは、冷却液が内部に流通されるように、複
数の管状体を組み合わせてロウ付け等の固定手段で固定
して形成されている。しかしながら、前記表面側が特に
加熱される等するため、長期間使用し続けると、例えば
接続導体部800に割れが発生したり、加熱導体部80
0と接続導体部850等との継ぎ目のロウ付け部分に割
れが発生したりする。この割れが発生すると、冷却液が
漏れ出るので、高周波加熱コイル体Jは修理・交換する
必要がある。
【0008】高周波加熱コイル体Jを使用開始してから
前記修理・交換までの期間は、高周波加熱コイル体Jに
流れる電流の大きさの二乗の影響を受ける。したがっ
て、前記電流の大きさが大きければ大きいほど、その二
乗の影響を受けて前記修理・交換までの期間が短くなる
傾向を示すことになる。
【0009】前記修理・交換までの期間は、長ければ長
いほどよいのは言うまでもない。そこで、高周波加熱コ
イル体Jにおいて、前記電流の大きさを小さくすれば効
果的に、前記修理・交換までの期間を長くすることがで
きる。ただし、長尺状ワークWに対する加熱量は減らせ
ないので、長尺状ワークWの移動速度を遅くする必要が
ある。しかしながら、前記移動速度を遅くすると生産効
率が悪くなる。また、前記移動速度を遅くすると、熱伝
導の影響を大きく受け易くなる。即ち、焼入深さが深く
なり過ぎるおそれも高くなる。焼入深さが深くなり過ぎ
ると、上述したように前記ネジ溝付透孔を形成するため
の加工時間が長くかかってしまうので好ましくない。
【0010】本発明の主たる目的は、生産効率を落とす
ことなく、焼入深さも適切にできるものでありながら長
寿命化が可能な高周波加熱コイル体を提供することにあ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
に、本発明の請求項1に係る高周波加熱コイル体は、所
定方向に相対的に移動する長尺状ワークの1以上の側面
を加熱する高周波加熱コイル体であって、前記側面の加
熱対象領域に対向して配設された複数の加熱導体部を備
えており、前記複数の加熱導体部は、電流の向きが同方
向になっている。
【0012】本発明の請求項2に係る高周波加熱コイル
体は、請求項1に係る高周波加熱コイル体において、前
記複数の加熱導体部のうち少なくとも1つの加熱導体部
は他の加熱導体部よりも前記側面から遠ざけて配設され
る。
【0013】本発明の請求項3に係る高周波加熱コイル
体は、請求項1または2記載の高周波加熱コイル体にお
いて、前記複数の加熱導体部から前記長尺状ワークを所
定の距離以上迂回するように延設された接続導体部と、
この接続導体部または前記加熱導体部を高周波電源に接
続する給電導体部とを備えており、前記給電導体部は、
前記側面と直交する方向に延設される。
【0014】本発明の請求項4に係る高周波加熱コイル
体は、請求項1または2記載の高周波加熱コイル体にお
いて、前記複数の加熱導体部から前記長尺状ワークを所
定の距離以上迂回するように延設された接続導体部と、
この接続導体部または前記加熱導体部を高周波電源に接
続する給電導体部とを備えており、前記給電導体部は、
長尺状ワークの加熱されない側面に直交する方向に延設
されている。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態に係る
高周波加熱コイル体を図1を参照しつつ説明する。図1
は本発明の実施の形態に係る高周波加熱コイル体を示す
概略的斜視図である。なお、図1中の実線の矢印は電流
の方向を示す。また、この図1における上方向が、高周
波加熱コイル体における上方向であると仮定して以下説
明する。
【0016】本発明の実施の形態に係る高周波加熱コイ
ル体H1は、所定方向に移動される長尺状ワークWの両
側面WA、WAを加熱するためのものである。長尺状ワ
ークWは、従来の技術の欄において説明したものと同じ
ものである。
【0017】高周波加熱コイル体H1は、左右の両側面
WA、WAの加熱対象領域に対向してそれぞれ前記所定
方向に平行に配設された2つの加熱導体部100、10
0を備えており、前記2つの加熱導体部100、100
は、電流の向きが同方向になっている。即ち、1つの側
面WA当たりに、数で従来の高周波加熱コイル体Jの加
熱導体部800の2倍の2つの加熱導体部100、10
0を備えている。必然的に加熱導体部100の幅は、加
熱導体部800の幅よりも狭い。
【0018】また、高周波加熱コイル体H1は、各2つ
の加熱導体部100、100から長尺状ワークWを所定
の距離以上迂回するように延設された接続導体部150
〜156と、接続導体部154の一端と、1つの加熱導
体部100の一端とを高周波電源(図示省略)に接続す
る給電導体部200、201とを備えており、給電導体
部200、201は、側面WAと直交する方向に延設さ
れている。
【0019】接続導体部150は、角張った略C字形状
をしており、略コ字状部150bと、その各先端側から
内側に向かって延設されたI字状部150aとからな
る。同様に接続導体部151は、角張った略C字形状を
しており、略コ字状部151bと、その各先端側から内
側に向かって延設されたI字状部151aとからなる。
接続導体部150は、一方の側面WA側の一方の加熱導
体部100の一端と、他方の側面WA側の一方の加熱導
体部100の一端とを接続している。接続導体部151
は、一方の側面WA側の他方の加熱導体部100の一端
と、他方の側面WA側の他方の加熱導体部100の一端
とを接続している。
【0020】接続導体部152、153は、それぞれ角
張ったJ字状をしており、その先端側は前記I字状部1
50a、151aと同様のI字状部152a、153a
となっている。接続導体部152のI字状部152aの
一端は、一方の側面WA側の一方の加熱導体部100の
他端と接続されている。接続導体部153のI字状部1
53aの一端は、一方の側面WA側の他方の加熱導体部
100の他端と接続されている。
【0021】接続導体部154は、接続導体部152の
上端から給電導体部200の下端まで階段状に形成され
ている。
【0022】接続導体部155は、前記I字状部150
a、151aと同様のI字状部となっている。接続導体
部155の下端は他方の側面WA側の一方の加熱導体部
100の他端に接続されている。接続導体部155の上
端は接続導体部156の一端に接続されている。
【0023】接続導体部156は、コ字状に形成され、
給電導体部201を迂回するように配設され、その他端
は接続導体部153の上端に接続されている。
【0024】給電導体部201は他方の側面WA側の他
方の加熱導体部100の他端に接続されている。給電導
体部201は加熱導体部100に直接接続されている
が、給電導体部201の下部側は接続導体部150〜1
56と同様の働きをしている。
【0025】このように高周波加熱コイル体H1は形成
されているので、前記高周波電源から供給される電流
が、給電導体部200→接続導体部154→接続導体部
152→加熱導体部100→接続導体部150→加熱導
体部100→接続導体部155→接続導体部156→接
続導体部153→加熱導体部100→接続導体部151
→加熱導体部100→給電導体部201の順で途中で分
流することなく流れる。高周波加熱コイル体H1(図1
参照)と高周波加熱コイル体J(図6参照)とでは、電
流の大きさは別として、長尺状ワークWから見た電流の
向きは略同様である。
【0026】なお、一方の側面WA側の加熱導体部10
0、100間の隙間、他方の側面WA側の加熱導体部1
00、100間の隙間や、この隙間と同様な比較的間隔
寸法の小さい隙間(例えば給電導体部200、201間
の隙間等)には、図示しない絶縁板を設けている。
【0027】次に、給電導体部の配設位置を変更し、こ
れに伴い一部の接続導体部の形状も変更した本発明の別
の実施の形態に係る高周波加熱コイル体を図2を参照し
つつ説明する。図2は本発明の別の実施の形態に係る高
周波加熱コイル体を示す概略的斜視図である。高周波加
熱コイル体H1と同様の部分には同じ番号を付した。図
2中の実線の矢印は電流の方向を示す。
【0028】本発明の別の実施の形態に係る高周波加熱
コイル体H2は、高周波加熱コイル体H1の接続導体部
152、154と給電導体部200、201とをそれぞ
れ接続導体部152′、154′と給電導体部20
0′、201′とに変更したものである。ただし、接続
導体部154′は、接続導体部154と異なり、加熱導
体部100と給電導体部201′との間に配設されてい
る。
【0029】接続導体部152′は、接続導体部152
の上部側を短くしたような形状であって、その上端には
給電導体部200′が接続されている。
【0030】接続導体部154′は、角張ったJ字状を
しており、その先端側は前記I字状部150aよりも長
めのI字状部154a′となっている。前記長めなの
は、接続導体部154′を接続導体部156に接触させ
ないように迂回させるためである。接続導体部154′
の下端には給電導体部201′が接続されている。
【0031】給電導体部200′、201′は、側面W
Aの長手方向と直交する短手方向に延設されている。
【0032】このように構成された本発明の実施の形態
に係る高周波加熱コイル体H1と、本発明の別の実施の
形態に係る高周波加熱コイル体H2とについては次のよ
うなことが言える。
【0033】本発明の実施の形態に係る高周波加熱コイ
ル体H1を用いて長尺状ワークWの加熱対象領域を加熱
したときと、従来の高周波加熱コイル体Jを用いて長尺
状ワークWの加熱対象領域を加熱したときの加熱対象領
域に対する加熱温度を同じようにした場合で比較する。
【0034】高周波加熱コイル体H1においては、1つ
の側面当たり加熱導体部100が2つ配設されている。
一方、従来の高周波加熱コイル体Jにおいては、1つの
側面当たり加熱導体部800が1つ配設されている。
【0035】ここで、一般的にIP ×NP =IS ×NS
の関係が成り立つ。IP は一次側の電流、NP は一次側
の巻数、IS は二次側の電流、NS は二次側の巻数であ
る。NS は長尺状ワークWであるので、一定値である。
また、加熱温度を同じようにするから、IS も一定値で
ある。一方、NP は高周波加熱コイル体H1では、1つ
の側面当たり加熱導体部100が2つであるので「2」
であると仮定されるのに対して、高周波加熱コイル体J
では1つの側面当たり加熱導体部800が1つであるの
で「1」と仮定されるのである。よって、高周波加熱コ
イル体H1では、IP が高周波加熱コイル体Jのときの
1/2と仮定されることになる。
【0036】即ち、高周波加熱コイル体H1では加熱導
体部100に流れる電流が従来の高周波加熱コイル体J
のときの1/2となるので、加熱導体部100自身の加
熱量が二乗の1/4になると仮定されることになる。し
たがって、加熱導体部100自身が加熱されにくい分だ
け、加熱導体部100の割れが起きにくくなり、また、
加熱導体部100と接続導体部150等との継ぎ目のロ
ウ付け等の割れが起きにくくなる。よって、高周波加熱
コイル体H1の寿命が延びることになる。
【0037】これは、高周波加熱コイル体H2でも同様
である。
【0038】また、従来の高周波加熱コイル体Jと、本
発明の実施の形態に係る高周波加熱コイル体H1と、本
発明の別の実施の形態に係る高周波加熱コイル体H2と
で、ワークWの加熱温度が略同様になるように電流・電
圧を調節して実験したところ、次のような結果となっ
た。なお、前記加熱温度は後述するように950℃程度
となるようにした。
【0039】高周波加熱コイル体H1のインピーダンス
が約16.45Ωとなって、従来の高周波加熱コイル体
Jのインピーダンス約3.65Ωの約4.5倍となっ
た。高周波加熱コイル体H1に印加するコイル電圧は3
25V、そのコイルロスは6.4kWであった。また、
従来の高周波加熱コイル体Jに印加するコイル電圧は1
75V、そのコイルロスは8.4kWであった。
【0040】このとき、高周波加熱コイル体H1に流れ
る電流は約19.7Aで、高周波加熱コイル体Jに流れ
る電流48Aの1/2弱で仮定値1/2に比較的近い値
となった。
【0041】高周波加熱コイル体H1に流れる電流が高
周波加熱コイル体Jに流れる電流の1/2とならない原
因は、高周波加熱コイル体Jが単純な1巻コイルでない
ことと、高周波加熱コイル体H1が単純な2巻コイルで
ないこととによるものと思われる。
【0042】このように、実験結果からも、長尺状ワー
クWを従来同様に加熱するとき、高周波加熱コイル体H
1に流される電流の大きさは、従来の高周波加熱コイル
体Jに流される電流の大きさの前記1/2弱となるので
ある。よって、高周波加熱コイル体H1に流される電流
の大きさが従来の1/2弱となる分、その二乗で加熱導
体部100自身が加熱されにくくなるので、加熱導体部
100の割れが起きにくくなり、また、加熱導体部10
0と接続導体部150等との継ぎ目のロウ付け等の割れ
が起きにくくなる。よって、高周波加熱コイル体H1の
寿命が延びることになる。
【0043】一方、高周波加熱コイル体H2の場合に
は、同様に、高周波加熱コイル体H2のインピーダンス
が約16.26Ωとなって、従来の高周波加熱コイル体
Jのインピーダンス約3.65Ωの約4.5倍となっ
た。高周波加熱コイル体H1に印加するコイル電圧は3
30V、そのコイルロスは6.7kWであった。したが
って、高周波加熱コイル体H2の場合にも、高周波加熱
コイル体H1と同様のことが言える。
【0044】なお、詳細な原因は未解明であるが、高周
波加熱コイル体H1と高周波加熱コイル体H2とで、前
記実験の際、長尺状ワークWの加熱時の温度に次の様な
差が発生した。この温度を測定した時の高周波加熱コイ
ル体H1、Jと長尺状ワークWとの配置等は図3の通り
である。図3は長尺状ワークの加熱時の温度測定に関す
る概略的説明図であって、同図(A)は本発明の実施の
形態に係る高周波加熱コイル体と長尺状ワークとの配置
図、同図(B)は従来の高周波加熱コイル体と長尺状ワ
ークとの配置図、同図(C)は長尺状ワークの温度測定
ポイントを示す図である。
【0045】図3(C)に示すように、長尺状ワークW
の側面WAにおけるボール溝上側P1、ボール溝下側P
2、反ボール溝側P3の3つのポイントで加熱時の温度
測定を行った。また、ボール溝上側P1においては、角
部であるため誘導電流が集中し易く、且つ誘導電流によ
って発生した熱量が内部および周辺に伝導していき、角
部で集中する熱量の方が、輻射で失われる熱量を大きく
上回るため、およびボール溝WA1が近くにあることで
これらのことが更に起り易いため、加熱過度(即ち、焼
入深さ過度)となり易い。そのため、ボール溝上側P1
は、加熱導体部100、100(または加熱導体部80
0)の端部からやや外れた位置となるように長尺状ワー
クWを移動するようにした。
【0046】また、前記3つのポイントP1、P2、P
3での温度測定は、加熱導体部100、800の長尺方
向の中心付近とした。
【0047】図3(A)に示されるように、高周波加熱
コイル体H1を用いたときには、ボール溝上側P1で9
40℃、ボール溝下側P2で952℃、反ボール溝側P
3で895℃であった。これに対して図3(B)に示さ
れるように、従来の高周波加熱コイル体Jを用いたとき
には、ボール溝上側P1で948℃、ボール溝下側P2
で960℃、反ボール溝側P3で855℃であった。一
方、図2に示されるように、長尺状ワークWと4つの加
熱導体部100との配置は高周波加熱コイル体H1と同
様である高周波加熱コイル体H2を用いたときには、ボ
ール溝上側P1で980℃、ボール溝下側P2で900
℃、反ボール溝側P3で800℃であった。
【0048】高周波加熱コイル体H1を用いたときのボ
ール溝上側P1での温度と反ボール溝側P3での温度と
の差は、45℃であり、且つボール溝上側P1での温度
の方が高かった。高周波加熱コイル体H2を用いたとき
のボール溝上側P1での温度と反ボール溝側P3での温
度との差は、180℃であり、且つボール溝上側P1で
の温度の方が高かった。高周波加熱コイル体Jを用いた
ときのボール溝上側P1での温度と反ボール溝側P3で
の温度との差は、93℃であり、且つボール溝上側P1
での温度の方が高かった。
【0049】また、ボール溝下側P2も含めた3つのポ
イントP1、P2、P3での最大温度差は、高周波加熱
コイル体H1を用いたときが57℃、高周波加熱コイル
体H2を用いたときが180℃、高周波加熱コイル体J
を用いたときが105℃であった。
【0050】この温度に関する実験結果より、原因は未
解明ではなるが、次のようなことが判明する。
【0051】高周波加熱コイル体H1を用いると、従来
の高周波加熱コイル体Jを用いるときよりも側面WAの
加熱温度を均一にできる。高周波加熱コイル体H2を用
いると、従来の高周波加熱コイル体Jを用いるときより
も側面WAの加熱温度のボール溝上側P1での温度と反
ボール溝側P3での温度との差を大きくすることができ
る。即ち、ボール溝上側P1での温度と反ボール溝側P
3での温度との差を大きくしたいときには、高周波加熱
コイル体H1よりも高周波加熱コイル体H2の方が向い
ている。また、側面WAの加熱温度を均一にしたいとき
には、高周波加熱コイル体H2よりも高周波加熱コイル
体H1の方が向いている。
【0052】また、従来の高周波加熱コイル体Jに対す
る投入電力は78.3kW(実効値)であったのに対し
て、高周波加熱コイル体H1、H2に対する投入電力は
それぞれ54.3kW(実効値)で済んでいる。即ち、
高周波加熱コイル体H1、H2の方が、従来の高周波加
熱コイル体Jよりも低電力化が図られる。
【0053】なお、本発明の実施の形態に係る高周波加
熱コイル体H1および本発明の別の実施の形態に係る高
周波加熱コイル体H2においては、コアを設けていない
とした。高周波加熱コイル体H1、H2は、自身に供給
される電流が小さくなるので、自身の発熱が少ないか
ら、高周波加熱コイル体H1(またはH2)と共にコア
を用いたとしても、このコアの寿命も長くできることは
言うまでもない。
【0054】本発明の実施の形態に係る高周波加熱コイ
ル体H1および本発明の別の実施の形態に係る高周波加
熱コイル体H2においては、同じ側面WA側の2つの加
熱導体部100の位置を長尺状ワークWの側面WAから
同じ距離離れているように配設したが、同じ側面WA側
の一方の加熱導体部100を他方の加熱導体部100よ
りも側面WAから遠ざけて配設〔図4(B)参照〕して
もよい。
【0055】なお、図4は本発明の実施の形態に係る高
周波加熱コイル体および本発明の別の実施の形態に係る
高周波加熱コイル体の加熱導体部の配設位置を変更した
場合の焼入深さの状態を比較して示した説明図であっ
て、同図(A)は2つの加熱導体部の位置を長尺状ワー
クの側面から同じ距離離れているように配設した場合の
図、同図(B)は一方の加熱導体部を他方の加熱導体部
よりも長尺状ワークの側面から遠ざけて配設した場合の
図である。この図4において、Y1、Y2は焼入深さの
概略的状況を示している。図4(B)のように、一方の
加熱導体部100を他方の加熱導体部100よりも側面
WAから遠ざけて配設することで、容易に加熱深さを調
節できる。
【0056】本発明の実施の形態に係る高周波加熱コイ
ル体H1および本発明の別の実施の形態に係る高周波加
熱コイル体H2においては、1つの側面WAに対して2
つの加熱導体部100、100を配設したが、複数であ
ればよいので3つ以上にしてもよい。4つとしたときの
実施例を図5に示す。図5は本発明の実施の形態に係る
高周波加熱コイル体および本発明の別の実施の形態に係
る高周波加熱コイル体の更に別の実施例を示す概略的説
明図であって、同図(A)は4つ加熱導体部を長尺状ワ
ークの側面から同じ距離離れているように配設する場合
の図、同図(B)は2つの加熱導体部を長尺状ワークの
側面から同じ距離離れているように配設すると共にその
背後に2つの加熱導体部を配設する場合の図である。
【0057】このように、例えば加熱導体部100は4
つとも側面WAから同じ距離離れているように配設して
もよいし、2つだけは背後に配設してもよい。ただし、
前記背後の2つは側面WAからの距離が大きくなるの
で、加熱に余り寄与しないため、電力効率上は図4
(A)のように側面WAから同じ距離離れているように
4つとも配設する方がよい。
【0058】本発明の実施の形態に係る高周波加熱コイ
ル体H1および本発明の別の実施の形態に係る高周波加
熱コイル体H2においては、加熱導体部100は前記所
定方向に平行に配設されているとした。この平行とする
方が電力効率上および高周波加熱コイル体の形成のし易
さから好ましいものの、例えば、加熱導体部100は前
記所定方向に斜めに配設されているとしてもよい。ま
た、加熱導体部100は前記所定方向と直交するように
配設されているとしてもよい。
【0059】本発明の実施の形態に係る高周波加熱コイ
ル体H1および本発明の別の実施の形態に係る高周波加
熱コイル体H2は、2つの側面を加熱するためのもので
あるとしたが、1つの側面または3つ以上の側面(ただ
し、長尺状ワークの周囲全体ではない。)を加熱するよ
うに形成してもよい。
【0060】本発明の実施の形態に係る高周波加熱コイ
ル体H1および本発明の別の実施の形態に係る高周波加
熱コイル体H2においては、高周波加熱コイル体H1、
H2は固定され、長尺状ワークWを移動するとしている
が、その代わりに、長尺状ワークWを固定し、高周波加
熱コイル体H1、H2の方を移動式としてもよいことは
言うまでもない。また、高周波加熱コイル体H1、H2
とともに、長尺状ワークWをも移動させるようにしても
よい。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
に係る高周波加熱コイル体は、所定方向に相対的に移動
する長尺状ワークの1以上の側面を加熱する高周波加熱
コイル体であって、前記側面の加熱対象領域に対向して
配設された複数の加熱導体部を備えており、前記複数の
加熱導体部は、電流の向きが同方向となっている。
【0062】よって、本発明の請求項1に係る高周波加
熱コイル体の場合には、1つの加熱導体部に流される電
流の大きさを小さくできるので、加熱導体部自身が加熱
されにくくなり、加熱導体部の割れが起きにくくなる。
また、1つの加熱導体部に流される電流の大きさを小さ
くしても、複数の加熱導体部に同方向に流される電流に
よって長尺状ワークは加熱されるので、加熱量は適切な
ままにできる。したがって、生産効率を落とすことな
く、焼入深さも適切にできるものでありながら長寿命化
が可能な高周波加熱コイル体を提供できる。
【0063】本発明の請求項2に係る高周波加熱コイル
体は、請求項1に係る高周波加熱コイル体において、前
記複数の加熱導体部のうち少なくとも1つの加熱導体部
は他の加熱導体部よりも前記側面から遠ざけて配設され
る。
【0064】よって、本発明の請求項2に係る高周波加
熱コイル体の場合には、1つの加熱導体部を他の加熱導
体部よりも側面から遠ざける距離を勘案することで、加
熱深さを調節できる。
【0065】本発明の請求項3に係る高周波加熱コイル
体は、請求項1または2記載の高周波加熱コイル体にお
いて、前記複数の加熱導体部から前記長尺状ワークを所
定の距離以上迂回するように延設された接続導体部と、
この接続導体部または前記加熱導体部を高周波電源に接
続する給電導体部とを備えており、前記給電導体部は、
前記側面と直交する方向に延設される。
【0066】よって、本発明の請求項3に係る高周波加
熱コイル体の場合には、長尺状ワークの側面をより均一
に加熱することができることが実験的に判っている。し
たがって、側面をより均一に加熱したいときに便利な高
周波加熱コイル体を提供できる。
【0067】本発明の請求項4に係る高周波加熱コイル
体は、請求項1または2記載の高周波加熱コイル体にお
いて、前記複数の加熱導体部から前記長尺状ワークを所
定の距離以上迂回するように延設された接続導体部と、
この接続導体部または前記加熱導体部を高周波電源に接
続する給電導体部とを備えており、前記給電導体部は、
長尺状ワークの加熱されない側面に直交する方向に延設
されている。
【0068】よって、本発明の請求項4に係る高周波加
熱コイル体の場合には、長尺状ワークの側面の一方側よ
りも他方側の方をより低い温度で加熱できることが実験
的に判っている。したがって、前記一方側よりも他方側
の方において焼入深さを浅くしたいときに便利な高周波
加熱コイル体を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る高周波加熱コイル体
を示す概略的斜視図である。
【図2】本発明の別の実施の形態に係る高周波加熱コイ
ル体を示す概略的斜視図である。
【図3】長尺状ワークの加熱時の温度測定に関する概略
的説明図であって、同図(A)は本発明の実施の形態に
係る高周波加熱コイル体と長尺状ワークとの配置図、同
図(B)は従来の高周波加熱コイル体と長尺状ワークと
の配置図、同図(C)は長尺状ワークの温度測定ポイン
トを示す図である。
【図4】本発明の実施の形態に係る高周波加熱コイル体
および本発明の別の実施の形態に係る高周波加熱コイル
体の加熱導体部の配設位置を変更した場合の焼入深さの
状態を比較して示した説明図であって、同図(A)は2
つの加熱導体部の位置を長尺状ワークの側面から同じ距
離離れているように配設した場合の図、同図(B)は一
方の加熱導体部を他方の加熱導体部よりも長尺状ワーク
の側面から遠ざけて配設した場合の図である。
【図5】本発明の実施の形態に係る高周波加熱コイル体
および本発明の別の実施の形態に係る高周波加熱コイル
体の更に別の実施例を示す概略的説明図であって、同図
(A)は4つ加熱導体部を長尺状ワークの側面から同じ
距離離れているように配設する場合の図、同図(B)は
2つの加熱導体部を長尺状ワークの側面から同じ距離離
れているように配設すると共にその背後に2つの加熱導
体部を配設する場合の図である。
【図6】従来の高周波加熱コイル体を示す概略的斜視図
である。
【符号の説明】
100 加熱導体部 W 長尺状ワーク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H05B 6/40 H05B 6/40

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定方向に相対的に移動する長尺状ワー
    クの1以上の側面を加熱する高周波加熱コイル体であっ
    て、前記側面の加熱対象領域に対向して配設された複数
    の加熱導体部を具備しており、前記複数の加熱導体部
    は、電流の向きが同方向であることを特徴とする高周波
    加熱コイル体。
  2. 【請求項2】 前記複数の加熱導体部のうち少なくとも
    1つの加熱導体部は、他の加熱導体部よりも前記側面か
    ら遠ざけて配設されていることを特徴とする請求項1記
    載の高周波加熱コイル体。
  3. 【請求項3】 前記複数の加熱導体部から前記長尺状ワ
    ークを所定の距離以上迂回するように延設された接続導
    体部と、この接続導体部または前記加熱導体部を高周波
    電源に接続する給電導体部とを備えており、前記給電導
    体部は、前記側面と直交する方向に延設されたことを特
    徴とする請求項1または2記載の高周波加熱コイル体。
  4. 【請求項4】 請求項1または2記載の高周波加熱コイ
    ル体において、前記複数の加熱導体部から前記長尺状ワ
    ークを所定の距離以上迂回するように延設された接続導
    体部と、この接続導体部または前記加熱導体部を高周波
    電源に接続する給電導体部とを備えており、前記給電導
    体部は、長尺状ワークの加熱されない側面に直交する方
    向に延設されたことを特徴とする高周波加熱コイル体。
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