JP2001329260A - 蛍光体前駆体結晶の製造装置及び製造方法 - Google Patents

蛍光体前駆体結晶の製造装置及び製造方法

Info

Publication number
JP2001329260A
JP2001329260A JP2000154534A JP2000154534A JP2001329260A JP 2001329260 A JP2001329260 A JP 2001329260A JP 2000154534 A JP2000154534 A JP 2000154534A JP 2000154534 A JP2000154534 A JP 2000154534A JP 2001329260 A JP2001329260 A JP 2001329260A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
phosphor precursor
precursor crystal
phosphor
producing
reaction vessel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000154534A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiro Hasegawa
和弘 長谷川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP2000154534A priority Critical patent/JP2001329260A/ja
Publication of JP2001329260A publication Critical patent/JP2001329260A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Conversion Of X-Rays Into Visible Images (AREA)
  • Compounds Of Alkaline-Earth Elements, Aluminum Or Rare-Earth Metals (AREA)
  • Luminescent Compositions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 蛍光体前駆体結晶の連続製造が可能であり、
製造効率に優れ、バッチ処理と同程度の粒子特性を有す
る蛍光体前駆体結晶の製造装置を提供すること。 【解決手段】 少なくとも反応母液12を収容する反応
容器14と、該反応容器14内の液体を攪拌する攪拌羽
根30を有する撹拌機18とを備える蛍光体前駆体結晶
の製造装置10であって、前記反応容器14の底部に、
生成した蛍光体前駆体結晶を抜き取る手段28を有する
ことを特徴とする蛍光体前駆体結晶の製造装置10であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液相反応に用いる
蛍光体前駆体結晶の製造装置及びそれを用いた蛍光体前
駆体結晶の製造方法に関し、詳しくは、連続製造が可能
であり、製造効率に優れた蛍光体前駆体結晶の製造装置
及びそれを用いた蛍光体前駆体結晶の製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】蛍光体前駆体結晶とは、蛍光体の中間生
成物であり、前記蛍光体前駆体結晶を所定の温度で焼成
することにより、蛍光体が得られる。該蛍光体は、放射
線像変換パネル(蓄積性蛍光体シート)の材料として用
いられ、放射線像変換パネルは、従来の放射線写真法に
代わる方法として、例えば、特開昭55−12145号
公報に記載されているような放射線像記録再生方法に利
用されている。この方法は、被写体を透過した、あるい
は被検体から発せられた放射線を放射線像変換パネルの
輝尽性蛍光体に吸収させ、そののちに輝尽性蛍光体を可
視光線、赤外線等の電磁波(励起光)で時系列的に励起
することにより、該輝尽性蛍光体中に蓄積されている放
射線エネルギーを蛍光(輝尽発光光)として放出させ、
この蛍光を光電的に読み取って電気信号を得、次いで得
られた電気信号に基づいて被写体あるいは被検体の放射
線画像を可視像として再生するものである。読み取りを
終えた前記パネルは、残存する画像の消去が行われた
後、次の撮影のために備えられる。即ち、放射線像変換
パネルは繰り返し使用することができる。
【0003】上記放射線像記録再生方法によれば、従来
の放射線写真フィルムと増感紙との組合せを用いる放射
線写真法による場合に比較して、はるかに少ない被曝線
量で情報量の豊富な放射線画像を得ることができるとい
う利点がある。更に、従来の放射線写真法では、一回の
撮影ごとに放射線写真フィルムを消費するのに対して、
この放射線像変換方法では、放射線像変換パネルを繰り
返し使用することができるので、資源保護、経済効率の
面からも有利である。
【0004】放射線像記録再生方法の実用化が進むにつ
れて、輝尽性蛍光体の更なる高性能化と共に、輝尽性蛍
光体の製造効率の向上の要望が高まっている。高性能化
を実現するには、蛍光体粒子の粒子形状を制御すること
が極めて重要であり、そのためには、前記蛍光体前駆体
結晶を液相反応により、しかも均一な反応により得るこ
とが必要である。例えば、特開平7−233369号公
報や特開平10−147778号公報では、液相反応に
より、粒子形状と粒子アスペクト比を制御した14面体
型の希土類賦活アルカリ土類金属弗化ハロゲン化物系輝
尽性蛍光体の製造方法や製造装置が示されている。しか
しながら、これらはいずれも、バッチ処理による製造方
法であり、1回毎に反応母液を入れ替え、反応装置を洗
浄する必要があり、製造効率が高いとは言えなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記従来に
おける問題を解決し、以下の目的を達成することを課題
とする。即ち、本発明は、蛍光体前駆体結晶の連続製造
が可能であり、製造効率に優れ、バッチ処理と同程度の
粒子特性を有する蛍光体前駆体結晶の製造装置及びそれ
を用いた蛍光体前駆体結晶の製造方法を提供することを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明等は、鋭意検討の
結果、蛍光体前駆体結晶の製造装置に、生成した蛍光体
前駆体結晶を反応途中から抜き取る機構を付与すること
により、連続的な蛍光体前駆体結晶の製造を可能にし、
更に、反応中の溶液のイオン濃度、液レベル、攪拌回転
数、反応液添加速度を制御することで、生成した蛍光体
前駆体結晶の粒子サイズや粒子サイズ分布の制御性を向
上させ、バッチ処理と同程度の粒子特性を達成できるこ
とを見出し、本発明を完成するに至った。
【0007】前記課題を解決するための手段は、以下の
通りである。即ち、 <1> 少なくとも反応母液を収容する反応容器と、該
反応容器内の液体を攪拌する攪拌羽根を有する撹拌機と
を備える蛍光体前駆体結晶の製造装置であって、前記反
応容器の底部に、生成した蛍光体前駆体結晶を抜き取る
手段を有することを特徴とする蛍光体前駆体結晶の製造
装置である。 <2> 前記反応容器内に貯留された液中の沈設位置
に、少なくとも上端を開口した筒状の混合室を備え、前
記攪拌羽根が、該混合室内の液体を攪拌する前記<1>
に記載の蛍光体前駆体結晶の製造装置である。 <3> 前記反応容器内の液面から反応容器内壁の最低
部までの距離をh1、反応容器内部に付設された混合室
の外壁最低部から反応容器内壁の最低部までの距離をh
2としたとき、0.1≦h2/h1≦0.8の範囲にある
前記<2>に記載の蛍光体前駆体結晶の製造装置であ
る。 <4> 前記攪拌羽根の下側に、添加液を供給する供給
管を少なくとも1以上備える前記<1>に記載の蛍光体
前駆体結晶の製造装置である。 <5> 前記混合室内の反応母液に、添加液を供給する
供給管を少なくとも1以上備える前記<2>又は<3>
に記載の蛍光体前駆体結晶の製造装置である。 <6> 前記蛍光体前駆体結晶の主成分が、下記基本組
成式(I)で表される前記<1>から<5>のいずれか
に記載の蛍光体前駆体結晶の製造装置である。 (Ba1-a,MII a)FX ・・・(I) [但し、MIIはSr及びCaからなる群より選ばれる少
なくとも一種のアルカリ土類金属を表し、XはCl、B
r及びIからなる群より選ばれる少なくとも一種のハロ
ゲンを表し、aは、0≦a<1の範囲内の数値を表
す。] <7> 少なくとも、反応母液を調製する母液調製工程
と、該反応母液と添加液とを反応させて、蛍光体前駆体
結晶の沈殿物を生成する沈殿物生成工程と、得られた蛍
光体前駆体結晶の沈殿物を液体から分離する分離工程と
を有する蛍光体前駆体結晶の製造方法において、前記<
1>から<6>のいずれかに記載の蛍光体前駆体結晶の
製造装置を用いることを特徴とする蛍光体前駆体結晶の
製造方法である。 <8> 前記蛍光体前駆体結晶の製造装置の混合室底部
における液体の平均循環速度をv1、目的とする平均粒
径の蛍光体前駆体結晶の静置沈降速度をv2としたとき
に、v1/v2≦10000となるように攪拌羽根を回転
させる前記<7>に記載の蛍光体前駆体結晶の製造方法
である。
【0008】
【発明の実施の形態】[蛍光体前駆体結晶の製造装置]
以下、本発明の製造装置について、図を用いて詳細に説
明する。図1は、本発明の蛍光体前駆体結晶の製造装置
の一実施形態の概略構成を示す断面図である。この一実
施形態である蛍光体前駆体結晶の製造装置10は、蛍光
体前駆体結晶を製造する際の反応母液12を収容する反
応容器14と、上端を開口した筒状をなすと共に内部に
反応母液12が充満するように、反応容器14内に貯留
されている反応母液12中に沈設されて支持シャフト
(不図示)に支持された混合室16と、該混合室16内
の液体を撹拌する撹拌機18と、混合室16内に添加液
を供給する供給管20、22と、反応容器14内の液面
付近に、液のイオン濃度を測定するためのイオン濃度計
24と、液の高さを観測するための液レベル計26と、
反応容器14の底部に、生成した蛍光体前駆体結晶を抜
き取る手段として、抜き取りバルブ28とを備えてい
る。前記供給管は1以上備えられていることが好まし
く、2本備えられていることがより好ましい。また、前
記混合室16は、両端を開口した筒状をなしていてもよ
い。
【0009】前記攪拌機18は、混合室16内の液体を
攪拌する攪拌羽根30を1枚備えているが、2枚備えて
いてもよい。攪拌羽根30は、混合室16の中心軸線上
に垂設された軸32の下端に固定され、該軸32が反応
容器14外に装備されたモータ34によって回転駆動さ
れるようになっている。
【0010】前記製造装置10は、生成した蛍光体前駆
体結晶を抜き取る手段として、抜き取りバルブ28を備
えているため、該蛍光体前駆体結晶を連続製造すること
ができ、製造効率を向上させることができる。抜き取り
バルブ28は、液レベル計26がある一定のレベルを示
したときに、自動的に開閉するよう制御されていてもよ
く、ある一定の時間間隔をおいて自動的に開閉するよう
に制御されていてもよい。前記抜き取りバルブ28の開
閉方法は、目的に応じて適宜選択することができる。抜
き取りバルブ28が開くと、生成した蛍光体前駆体結晶
は、図面上矢印の方向に排出される。
【0011】本発明の製造装置は、生成した蛍光体前駆
体結晶を反応容器の底部から連続的に又は断続的に抜き
取る。このとき安定した粒子サイズ、粒子サイズ分布、
及び粒子形状を得るために、反応場の位置(攪拌及び添
加が行われる混合室)、攪拌の強さ、反応液の添加速
度、反応中の溶液の各イオン濃度、及び生成した蛍光体
前駆体結晶の抜き取り速度を適宜組み合わせて制御する
ことが好ましい。例えば、反応により生成した粒子は、
攪拌により反応容器内を循環して結晶成長していくが、
粒子サイズがある程度大きくなると攪拌流に逆らい反応
容器の底部に停滞するようになる。このとき反応場の位
置と攪拌回転数を適宜設定することで、一定の粒子サイ
ズ以上の沈殿物粒子のみを底部から抜き取ることができ
る。また、連続的な合成では、沈殿物の生成により反応
容器内の溶液の各イオン濃度や容積が変化するため、反
応液の濃度及び添加速度と生成した蛍光体前駆体結晶の
抜き取り速度を同時に制御することが好ましい。更に、
必要に応じて反応容器内の各イオン濃度をリアルタイム
にモニターして、イオン濃度を補正するように添加液の
添加を制御することが好ましい。
【0012】本発明の製造装置においては、図2に示す
ように、反応容器内の液面から反応容器内壁の最低部ま
での距離をh1、反応容器内部に付設された混合室の外
壁最低部から反応容器内壁の最低部までの距離をh2
したとき、0.1≦h2/h1≦0.8の範囲にあること
が好ましく、0.2≦h2/h1≦0.5の範囲にあるこ
とがより好ましい。前記h2/h1が0.1未満である
と、成長した粒子の沈降が撹拌の影響を強く受けること
があり、一方、前記h2/h1が0.8を超えると、成長
途中の粒子の循環が不十分となり沈降してしまうことが
ある。
【0013】本発明の製造装置においては、生成した蛍
光体前駆体結晶の抜き取り速度は、反応容器の大きさに
よって異なるが、添加液の添加速度の合計と同等か、そ
れ以下が好ましい。また、連続的に抜き取る必要はな
く、一定量の沈殿物が留まるタイミングで断続的に行っ
てもよい。
【0014】また、本発明の製造装置には、瞬間反応装
置を備えることもできる。瞬間反応装置とは、反応液を
素早く均一に混合する装置をいう。前記瞬間反応装置
は、物質の反応速度よりも速く均一に混合できる装置が
好ましい。例えば、限られた容積のセルの上下に高速で
回転する一対の攪拌手段により瞬間的な混合、反応をさ
せることにより、均一な超微粒子の結晶核を生成するも
のが好ましい。生成した結晶核を含む懸濁液は、反応液
やキャリアー液の添加によって反応セル中から順次押し
出されて、前記反応母液中に添加される。本発明では、
粒子形状の他に粒子アスペクト比、粒子サイズ、粒子サ
イズ分布を同時に制御することを目的としており、これ
らは、前記反応液を添加しながら高速攪拌して、生成す
る結晶核の数を決定することにより更に達成することが
できる。
【0015】前記反応母液と添加液の組成は、特に限定
されることはないが、前記反応母液が、弗化物以外のア
ルカリ土類金属ハロゲン塩水溶液、及び/又は弗化物以
外のハロゲン化アンモニウム水溶液を含み、前記添加液
が弗化物塩水溶液を含むことが好ましい。
【0016】図3は、本発明の蛍光体前駆体結晶の製造
装置の他の一実施形態の概略構成を示す断面図である。
図3に記載の蛍光体前駆体結晶の製造装置40におい
て、図1と同じ符号は、図1と同一の部材及び構成を表
すため、説明を省略する。前記製造装置40は、図1に
記載の製造装置10と異なり、生成した蛍光体前駆体結
晶を抜き取る手段として、抜き取りポンプ36を備えて
いる。この抜き取りポンプ36により、生成した蛍光体
前駆体結晶は図面上矢印方向に排出される。この抜き取
りポンプ36により、生成した蛍光体前駆体結晶を反応
容器の底部から連続的に抜き取ってもよく、断続的に抜
き取ってもよい。
【0017】本発明の蛍光体前駆体結晶の製造装置は、
その主成分が下記基本組成式(I)で表される蛍光体前
駆体結晶の製造に好適に用いられる。 (Ba1-a,MII a)FX ・・・(I) 但し、MIIはSr及びCaからなる群より選ばれる少な
くとも一種のアルカリ土類金属を表し、XはCl、Br
及びIからなる群より選ばれる少なくとも一種のハロゲ
ンを表し、aは、0≦a<1の範囲内の数値を表す。
【0018】上記基本組成式(I)中のaは、0.5以
下であることが好ましい。また、上記基本組成式(I)
は、その組成物が化学量論的にF:X=1:1であるこ
とを示しているのではなく、(Ba1-a,MII a)FXで
表されるPbFCl型結晶構造の化合物であることを示
している。一般に、BaFX結晶においてX-イオンの
空格子点であるF+(X-)中心が多く生成された状態
が、600〜700nmの光に対する輝尽効率を高める
上で好ましい。このときFはXよりもやや過剰にあるこ
とが多い。
【0019】目的とする蛍光体前駆体結晶が、下記基本
組成式(II)で表される希土類賦活アルカリ土類金属弗
化ハロゲン化物系蛍光体の前駆体結晶である場合には、
前記の基本組成式(I)には表示していないが、その蛍
光体前駆体結晶には、賦活剤である希土類成分が含まれ
てもよい。 (Ba1-a,MII a)FX:zLn ・・・(II) 式中、MII、X、及びaは、基本組成式(I)とそれぞ
れ同義であり、Lnは、Ce、Pr、Sm、Eu、T
b、Dy、Ho、Nd、Er、Tm及びYbからなる群
より選ばれる少なくとも一種の希土類元素を表し、zは
0<z<0.2の範囲内の数値を表す。
【0020】尚、前記基本組成式(II)では省略されて
いるが、必要に応じて下記のような添加物を加えてもよ
い。 bA,wNI,xNII,yNIII ここで、前記NIは、Li、Na、K、Rb及びCsか
らなる群より選ばれる少なくとも一種のアルカリ金属化
合物を表し、前記NIIは、Mg及びBeからなる群より
選ばれる少なくとも一種のアルカリ土類金属化合物を表
し、前記NIIIは、Al、Ga、In、Tl、Sc、
Y、La、Gd及びLuからなる群より選ばれる少なく
とも一種の三価金属化合物を表す。これらの金属化合物
としては、特開昭59−75200号公報に記載のよう
なハロゲン化物を用いることが好ましいが、それらに限
定されるものではない。
【0021】前記Aは、Al23、SiO2、ZrO2
の金属酸化物を表す。BaFX粒子同士の焼結を防止す
るためには、一次粒子の平均粒径が0.1μm以下の超
微粒子で(Ba1-a,MII a)FXとの反応性が低いもの
が好ましく、特にAl23が好ましい。尚、b、w、x
及びyは、(Ba1-a,MII a)FXのモル数を1とした
ときの仕込添加量であり、0≦b≦0.5、0≦w≦
2、0≦x≦0.3、0≦y≦0.3の各範囲内の数値
をそれぞれ表す。これらの数値は焼成やその後の洗浄処
理によって減量する添加物に関しては、最終的な組成物
に含まれる元素比を表しているわけではない。また、最
終的な組成物において添加されたままの化合物として残
留するものもあれば、BaFXと反応する、あるいは取
り込まれてしまうものもある。
【0022】その他、必要に応じて特開昭55−121
45号に記載のZn及びCd化合物、特開昭55−16
0078号に記載の金属酸化物であるTiO2、Be
O、MgO、CaO、SrO、BaO、ZnO、Y
23、La23、In23、GeO 2、SnO2、Nb2
5、Ta25、ThO2、特開昭56−116777号
に記載のZr及びSc化合物、特開昭57−23673
号に記載のB化合物、特開昭57−23675号に記載
のAs及びSi化合物、特開昭59−27980号に記
載のテトラフルオロホウ酸化合物、特開昭59−472
89号に記載のヘキサフルオロケイ酸、ヘキサフルオロ
チタン酸、及びヘキサフルオロジルコニウム酸の1価も
しくは2価の塩からなるヘキサフルオロ化合物、特開昭
59−56480号に記載のV、Cr、Mn、Fe、C
o、及びNi等の遷移金属化合物、等を更に添加しても
よい。但し、本発明の対象となるのは上述の添加物を含
む蛍光体前駆体結晶に限られるものではなく、アルカリ
土類金属弗化ハロゲン化物系蛍光体前駆体結晶とみなさ
れる組成を基本的に含むものであればいかなるものであ
ってもよい。
【0023】前記基本組成式(I)で表される蛍光体前
駆体結晶は、通常は、アスペクト比が1.0〜5.0の
範囲にある。本発明の製造方法により得られる蛍光体前
駆体結晶は、粒子アスペクト比が1.0〜2.0の場合
には、粒子サイズのメジアン径(Dm)が1〜10μm
(更に好ましくは、3〜7μm)の範囲、かつ、粒子サ
イズ分布の標準偏差をσとしたときのσ/Dmが50%
以下(更に好ましくは、40%以下)の範囲にあること
が好ましい。一方、粒子アスペクト比が2.0〜5.0
の場合には、粒子サイズのメジアン径(Dm)が1〜2
0μm(更に好ましくは、3〜10μm)の範囲、か
つ、粒子サイズ分布の標準偏差をσとしたときのσ/D
mが50%以下(更に好ましくは、40%以下)の範囲
にあることが好ましい。また、粒子の形状としては、直
方体型、正六面体型、正八面体型、これらの中間多面体
型、14面体型等があり、14面体型が好ましいが、前
記粒子アスペクト比、粒子サイズ及び粒子サイズ分布を
満たすものであれば、必ずしも14面体型に限られるこ
とはない。
【0024】[蛍光体前駆体結晶の製造方法]本発明の
蛍光体前駆体結晶の製造方法は、少なくとも、反応母液
を調製する母液調製工程と、該反応母液と添加液とを反
応させて、蛍光体前駆体結晶の沈殿物を生成する沈殿物
生成工程と、得られた蛍光体前駆体結晶の沈殿物を液体
から分離する分離工程とを有する蛍光体前駆体結晶の製
造方法であって、上記本発明のの蛍光体前駆体結晶の製
造装置を用いることを特徴とする。上記本発明の蛍光体
前駆体結晶の製造装置を用いることにより、蛍光体前駆
体結晶を連続製造することができ、製造効率を向上させ
ることができる。本発明の蛍光体前駆体結晶の製造方法
における反応母液及び添加液は、上記本発明の蛍光体前
駆体結晶の製造装置におけるものと同義である。
【0025】本発明の製造方法においては、前記蛍光体
前駆体結晶の製造装置の混合室底部における液体の平均
循環速度をv1、目的とする平均粒径の蛍光体前駆体結
晶の静置沈降速度をv2としたときに、v1/v2≦10
000となるように攪拌羽根を回転させることが好まし
く、v1/v2≦5000となるように攪拌羽根を回転さ
せることがより好ましい。ここで、混合室底部における
液体の平均循環速度(v1)とは、撹拌に伴い発生する
撹拌平均循環流量を、混合室底部の開口面積で除した値
をいい、目的とする平均粒径の蛍光体前駆体結晶の静置
沈降速度(v2)とは、ストークスの沈降方程式で表さ
れる値をいう。前記v1/v2が10000を超えると、
十分に成長した粒子までも循環してしまい、粒子サイズ
分布が広くなると共に、沈殿物を抜き取ることができな
くなることがある。
【0026】前記平均循環速度(v1)及び静置沈降速
度(v2)は、下記式により求めることができる。撹拌
羽根の形態が決まれば、v1は回転数に依存するが、v1
/v2を小さくしようと回転数を極端に下げると、混合
室上部の溶液の正常な循環まで行われなくなるため、v
1/v2とh2/h1との組み合わせにより、経験則的に適
当な条件を選択することが好ましい。
【0027】
【数1】
【0028】特に、本発明の蛍光体前駆体結晶の製造方
法は、前記本発明の製造装置を用いて、前記基本組成式
(I)で表されるアルカリ土類金属弗化ハロゲン化物系
蛍光体前駆体結晶の製造に好適に用いられる。前記基本
組成式(I)で表される前記アルカリ土類金属弗化ハロ
ゲン化物系蛍光体前駆体結晶は、特開平7−23336
9号公報に記載の製造方法(A)及び(B)、更に以下
に示す製造方法(C)により製造される。
【0029】(A)BaX2;前記基本組成式(I)の
aが0でない場合には更にMIIのハロゲン化物、硝酸
塩、亜硝酸塩もしくは酢酸塩;を含む水溶液であり、か
つ、それらが溶解した後のBaX2濃度が、XがCl又
はBrの場合は2.5モル/リットル以下、XがIの場
合は5.0モル/リットル以下である反応母液を調製す
る母液調製工程と、該反応母液を20〜100℃の温度
に保持しながら、最終的に得られる蛍光体前駆体結晶の
沈殿物の量をNとしたときに、添加中に生成する蛍光体
前駆体結晶の沈殿物の量が0.001N/分〜10N/
分の範囲となるように添加速度を調整して、無機弗化物
塩の水溶液(添加液)を添加して蛍光体前駆体結晶の沈
殿物を生成する沈殿物生成工程と、該蛍光体前駆体結晶
の沈殿物を水溶液から分離する分離工程と、からなるア
ルカリ土類金属弗化ハロゲン化物系蛍光体前駆体結晶の
製造方法である。
【0030】(B)NH4X;前記基本組成式(I)の
aが0でない場合には更にMIIのハロゲン化物、硝酸
塩、亜硝酸塩もしくは酢酸塩;を含む水溶液であり、か
つ、それらが溶解した後のNH4X濃度が2.0モル/
リットル以上4.5モル/リットル以下である反応母液
を調製する母液調製工程と、該反応母液を20〜100
℃の温度に保持しながら、最終的に得られる蛍光体前駆
体結晶の沈殿物の量をNとしたときに、添加中に生成す
る蛍光体前駆体結晶の沈殿物の量が0.001N/分〜
10N/分の範囲となるように添加速度を調整して、無
機弗化物塩の水溶液及びBaX2の水溶液(添加液)
を、無機弗化物塩の弗素とBaX2とのモル比率が一定
に維持されるように添加し、蛍光体前駆体結晶の沈殿物
を生成する沈殿物生成工程と、該蛍光体前駆体結晶の沈
殿物を水溶液から分離する分離工程と、からなるアルカ
リ土類金属弗化ハロゲン化物系蛍光体前駆体結晶の製造
方法である。
【0031】(C)BaX2;BaCO3;前記基本組成
式(I)のaが0でない場合には更にMIIのハロゲン化
物、硝酸塩、亜硝酸塩もしくは酢酸塩;を含む水溶性懸
濁液であり、かつ、それらが溶解した後のBaX2濃度
が、XがCl又はBrの場合は2.5モル/リットル以
下、XがIの場合は5.0モル/リットル以下である反
応母液を調製する母液調製工程と、該反応母液を20〜
100℃の温度に保持しながら、最終的に得られる蛍光
体前駆体結晶の沈殿物の量をNとしたときに、添加中に
生成する蛍光体前駆体結晶の沈殿物の量が0.001N
/分〜10N/分の範囲となるように添加速度を調整し
て、弗化水素酸の水溶液(添加液)を添加して蛍光体前
駆体結晶の沈殿物を生成する沈殿物生成工程と、該蛍光
体前駆体結晶の沈殿物を水溶液から分離する分離工程
と、からなるアルカリ土類金属弗化ハロゲン化物系蛍光
体前駆体結晶の製造方法である。
【0032】尚、本発明において「水溶液」とは、「溶
質」を「水系媒体」により溶解したものをいう。また、
「水系媒体」とは、水は勿論のこと、水と親和性の高い
液体(例えば、アルコール等)単独又は複数混合したも
の、あるいはこれらと水とを混合したものを含む概念で
あり、これらのなかでも水が最も好ましい。従って、本
発明において「水溶液」という場合には、本発明に言う
「水系媒体」により調製された全ての溶液を含む概念で
あり、水を「水系媒体」とするものが最も好ましい。一
方、「溶質」は、水溶液の種類(原料溶液、反応母液、
添加用の水溶液等)により適宜選択される。
【0033】前記製造方法(A)及び(B)において
は、無機弗化物塩の水溶液の代わりに、弗化バリウムの
粉末を用いることもできる。また、蛍光体前駆体結晶の
粒子形状、粒子アスペクト比、粒子サイズ及び粒子サイ
ズ分布の広範囲の制御を行うために、反応母液のイオン
濃度と添加液の添加速度条件を組み合わせた合成方法も
利用できる。更に、蛍光体前駆体結晶を焼成して最終的
に得られる蛍光体の発光特性を向上させるために、賦活
剤やアルカリ金属化合物等の添加物を無機弗化物塩の水
溶液と同時に添加する合成方法を用いてもよい。
【0034】前記製造方法(A)及び(B)を各工程に
分けて説明する。 [製造方法(A)] i)母液調製工程 最初に、水系媒体を用いて弗素化合物以外の原料化合物
を溶解させ、反応母液を調製する。即ち、BaX2と、
そして必要に応じて、Lnの水溶性化合物、MI Iのハロ
ゲン化物、硝酸塩、亜硝酸塩もしくは酢酸塩を、水系媒
体中に入れ十分に混合し、溶解させて、これら成分が溶
解した水溶液(反応母液)を調製する。このとき、Xが
Cl又はBrの場合はBaX2濃度が2.5モル/リッ
トル以下、XがIの場合はBaX2濃度が5.0モル/
リットル以下となるように、BaX2と水系溶媒との量
比を調整しておく。Lnの水溶性化合物としては、前記
希土類元素のハロゲン化物(塩化物、臭化物等)、硝酸
塩、酢酸塩等が挙げられる。反応母液には、所望により
少量の酸、アンモニア、水不溶性金属酸化物微粒子粉体
等を添加してもよい。上記得られた反応母液は、20〜
100℃、好ましくは40〜80℃に維持され、かつ、
攪拌される。
【0035】ii)沈殿物生成工程 前記反応母液を20〜100℃の温度に維持しながら、
これに無機弗化物塩の水溶液を、公知の定量ポンプ、例
えば、精密シリンダーポンプ、精密ギアーポンプ、チュ
ーブポンプ、ダイヤフラムポンプ等を用いて添加する。
これらの中でも、好ましくは精密シリンダーポンプを用
いて添加して、蛍光体前駆体結晶の結晶核を成長させ、
該蛍光体前駆体結晶の沈殿物を得る。前記無機弗化物塩
としては、弗化アンモニウム、アルカリ金属の弗化物、
アルカリ土類金属の弗化物、遷移金属の弗化物、弗化水
素酸等が挙げられ、なかでも溶解度、発光特性、反応中
のpH変化の点で、弗化アンモニウム及びアルカリ金属
の弗化物が好ましい。
【0036】無機弗化物塩の水溶液の添加に際し、最終
的に得られる蛍光体前駆体結晶の沈殿物の量をNとした
ときに、添加中に生成する蛍光体前駆体結晶の沈殿物の
量が0.001N/分〜10N/分の範囲(より好まし
くは0.01N/分〜1.0N/分の範囲)となるよう
に添加速度を調整して、無機弗化物塩の水溶液を添加す
ることが好ましい。上記添加速度より速いと、均一混合
するのに十分な時間をとれないことがあり、一方、上記
添加速度より遅いと、反応セル中の滞留時間が長すぎる
ためセル中で結晶成長してしまうことがある。添加速度
を精密に調整するためには、精密シリンダーポンプにて
添加することが好ましい。更に、この添加は、通常は一
定の添加速度で行われるが、添加時間に対して添加速度
がn次関数(n=1、2、3)、指数関数、微分関数的
に連続的、断続的に変化してもよい。この添加は、攪拌
が特に激しく実施されている領域部分に対して行うのが
好ましい。
【0037】iii)分離工程 以上のようにして得られた蛍光体前駆体結晶の沈殿物
は、吸引濾過、加圧濾過、遠心分離等の分離手段によっ
て、水溶液から分離する。分離された蛍光体前駆体結晶
の沈殿物は、メタノール等の低級アルコールによって充
分に洗浄し、乾燥する。
【0038】[製造方法(B)] i)母液調製工程 最初に、水系媒体を用いて弗素化合物以外の原料化合物
を溶解させ、反応母液を調製する。即ち、NH4Xと、
そして必要に応じて、Lnの水溶性化合物、MI Iのハロ
ゲン化物、硝酸塩、亜硝酸塩もしくは酢酸塩を、水系媒
体中に入れ十分に混合し、溶解させて、これら成分が溶
解した水溶液(反応母液)を調製する。このとき、NH
4X濃度が2.0モル/リットル以上4.5モル/リッ
トル以下、好ましくは3.0モル/リットル以上4.5
モル/リットル以下となるようにNH4Xと水系溶媒と
の量比を調整しておく。Lnの水溶性化合物としては、
前記希土類元素のハロゲン化物(塩化物、臭化物等)、
硝酸塩、酢酸塩、等が挙げられる。反応母液には、所望
により少量の酸、アンモニア、水不溶性金属酸化物微粒
子粉体等を添加してもよい。上記得られた反応母液は、
20〜100℃、好ましくは40〜80℃に維持され、
かつ、攪拌される。
【0039】ii)沈殿物生成工程 前記反応母液を20〜100℃の温度に維持しながら、
これに無機弗化物塩の水溶液と、BaX2の水溶液とを
同時に、無機弗化物塩の弗素とBaX2とのモル比率を
一定に維持するように、公知の定量ポンプ、例えば、精
密シリンダーポンプ、精密ギアーポンプ、チューブポン
プ、ダイヤフラムポンプ等を用いて添加する。これらの
中でも、好ましくは精密シリンダーポンプを用いて添加
して、蛍光体前駆体結晶の結晶核を成長させ、該蛍光体
前駆体結晶の沈殿物を得る。ここで用いる無機弗化物塩
は、製造方法(A)と同様である。
【0040】無機弗化物塩の水溶液及びBaX2の水溶
液の添加に際し、最終的に得られる蛍光体前駆体結晶の
沈殿物の量をNとしたときに、添加中に生成する蛍光体
前駆体結晶の沈殿物の量が0.001N/分〜10N/
分の範囲(より好ましくは0.01N/分〜1.0N/
分の範囲)となるように添加速度を調整して、無機弗化
物塩の水溶液及びBaX2の水溶液を添加することが好
ましい。上記添加速度より速いと、均一混合するのに十
分な時間をとれないことがあり、一方、上記添加速度よ
り遅いと、反応セル中の滞留時間が長すぎるためセル中
で結晶成長してしまうことがある。添加速度を精密に調
整するためには、精密シリンダーポンプにて添加するこ
とが好ましい。更に、この添加は、通常は一定の添加速
度で行われるが、添加時間に対して添加速度がn次関数
(n=1、2、3)、指数関数、微分関数的に連続的、
断続的に変化してもよい。この添加は、攪拌が特に激し
く実施されている領域部分に対して行うのが好ましい。
【0041】iii)分離工程 以上のようにして得られた蛍光体前駆体結晶の沈殿物
は、水溶液から分離する分離工程を経て目的のアルカリ
土類金属弗化ハロゲン化物系蛍光体前駆体結晶が得られ
る。分離工程の詳細は、製造方法(A)と同様である。
【0042】尚、前記製造方法(A)、(B)及び
(C)により得られたアルカリ土類金属弗化ハロゲン化
物系蛍光体前駆体結晶は、該蛍光体前駆体結晶を含む蛍
光体原料を混合して蛍光体原料混合物を得る原料混合工
程と、該蛍光体原料混合物を焼成する焼成工程と、更に
必要に応じて、洗浄、乾燥、篩分、乾燥等を行うその他
の工程とを経ることにより、希土類賦活アルカリ土類金
属弗化ハロゲン化物系蛍光体とすることができる。該蛍
光体は、放射線像変換パネルの蛍光体層を形成するため
の蛍光体材料として好適に用いられる。以下に、原料混
合工程、焼成工程等について説明する。
【0043】(原料混合工程)原料混合工程で用いる蛍
光体原料は、本発明の蛍光体前駆体結晶の製造方法によ
って得られた蛍光体前駆体結晶を含有していれば特に制
限されず、公知のいずれの方法によって得られた蛍光体
原料を含有していてもよい。前記蛍光体原料としては、
下記蛍光体原料(1)〜(6)を挙げることができる。 (1)本発明の蛍光体前駆体結晶の製造方法で得られた
希土類元素の添加されたBaFCl、BaFBr又はB
aFI。蛍光体原料として用いる場合は、Ba以外のア
ルカリ土類金属、及びアルカリ金属は、この時点で含ま
れていなくてもよい。 (2)BaF2、BaCl2、BaBr2、BaI2、Ba
FCl、BaFBr及びBaFIからなる群より選ばれ
る少なくとも一種のハロゲン化バリウム。 (3)MgF2、MgCl2、MgBr2、MgI2、Ca
2、CaCl2、CaBr2、CaI2、SrF2、Sr
Cl2、SrBr2及びSrI2からなる群より選ばれる
少なくとも一種のアルカリ土類金属ハロゲン化物。 (4)LiF、LiCl、LiBr、LiI、NaF、
NaCl、NaBr、NaI、KF、KCl、KBr、
KI、RbF、RbCl、RbBr、RbI、CsF、
CsCl、CsBr及びCsIからなる群より選ばれる
少なくとも一種のアルカリ金属ハロゲン化物。 (5)Al23、SiO2及びZrO2からなる群より選
ばれる少なくとも一種の金属酸化物。 (6)ハロゲン化物、酸化物、硝酸塩、硫酸塩等の希土
類元素化合物(Ce、Pr、Nd、Pm、Sm、Eu、
Gd、Tb、Dy、Ho、Er、Tm、Yb)からなる
群より選ばれる少なくとも一種の化合物。所望により、
更にハロゲン化アンモニウム(NH4X’,但し、X’
はF、Cl、Br、又はIを表す。)等をフラックスと
して使用してもよい。
【0044】前記蛍光体原料混合物の調製は、前記蛍光
体原料(1)〜(6)のそれぞれの中から所望の原料を
任意に選択し、前記基本組成式(I)に相当する組成比
となるように化学量論的に秤量、混合して、蛍光体原料
混合物を調製する。前記蛍光体原料混合物の調製方法と
しては、公知の混合方法の中から適宜選択して行うこと
ができ、例えば、下記(i)〜(iv)の方法により、
蛍光体原料混合物を調製してもよい。 (i)前記蛍光体原料(1)〜(6)を秤量し、単に混
合する方法。 (ii)前記蛍光体原料(1)〜(5)を秤量、混合
し、この混合物を100℃以上の温度で数時間加熱した
後、得られた熱処理物に前記蛍光体原料(6)を混合す
る調製方法。 (iii)前記蛍光体原料(1)〜(6)を秤量、混合
し、この混合物を100℃以上の温度で数時間加熱して
調製する方法。 (iv)前記蛍光体原料(1)〜(5)を懸濁液の状態
で混合し、この懸濁液を加温下で、好ましくは50〜2
00℃の下で減圧乾燥、真空乾燥、噴霧乾燥等により乾
燥した後、得られた乾燥物に前記蛍光体原料(6)を混
合する調製方法。また、前記調製方法(iv)の変法と
して、前記蛍光体原料(1)〜(6)を懸濁液の状態で
混合し、この懸濁液を乾燥する調製方法(iv−2)、
あるいは、焼成を二回以上行い調製する場合には、前記
蛍光体原料(1)〜(3)を懸濁液の状態で混合し、前
記蛍光体原料(4)〜(5)を一次焼成後に添加した
後、この懸濁液を加温下で、好ましくは50〜200℃
の下で減圧乾燥、真空乾燥、噴霧乾燥等により乾燥し、
得られた乾燥物に前記蛍光体原料(6)を混合する調製
方法(iv−3)、等も好適に挙げることができる。
【0045】更に、蛍光体原料の混合に際して、剪断力
を付与しうる手段を利用した調製方法(v)、各蛍光体
原料の添加、混合のタイミング等の種々条件を制御しう
る手段を利用した調製方法(vi)により調製すること
もできる。前記調製方法(v)及び(vi)での混合に
用いる混合装置としては、公知の混合装置の中から適宜
選択して行うことができ、例えば、各種ミキサー、V型
ブレンダー、ボールミル、ロッドミル、ジェットミル、
自動乳鉢等を挙げることができる。
【0046】前記基本組成式(I)で表される蛍光体の
製造の際、輝尽発光量、消去性能等を更に改良する目的
で、下記のような種々添加成分を添加することもでき
る。前記基本組成式(I)に含まれる元素以外の元素、
例えば、B、O、S、Asに代表される非金属元素、A
l、Ge、Snに代表される両性元素、V、Be、M
n、Fe、Ni、Co、Cu、Agに代表される金属元
素、更にテトラフルオロホウ酸化合物、ヘキサフルオロ
化合物、等を挙げることができる。前記添加成分を添加
する場合、該添加成分は蛍光体原料を秤量、混合する際
又は焼成前に添加し、混合される。
【0047】(焼成工程)前記蛍光体原料混合物の焼成
工程の前に、仮焼成工程を行ってもよい。仮焼成工程
は、200〜900℃の範囲、かつ、前記焼成工程にお
ける焼成時の温度よりも低い温度で、予め前記蛍光体原
料混合物を0.1〜10時間仮焼成する工程である。一
般の焼成工程における焼成が、高温により蛍光体結晶の
合成(混晶化)、及び賦活剤の結晶中への拡散等、得ら
れる蛍光体に輝尽発光特性を付与する作用の全てを担っ
ているのに対し、仮焼成は、かかる焼成時の温度よりも
低い温度で、蛍光体結晶の合成(混晶化)をすることが
目的の一つである。このように仮焼成に役割分担させる
ことで、後の焼成工程における本焼成の役割分担が軽減
され、得られる蛍光体の発光特性をより自由に制御する
ことができる。
【0048】また、仮焼成は、蛍光体に輝尽発光特性を
付与する作用を有していないので、本焼成のように厳密
な雰囲気管理を必要とせず、従って雰囲気炉等の焼成炉
で焼成する必要がないため、簡単な構造の炉で行うこと
ができる。仮焼成により、飛散すべき蛍光体原料混合物
に含まれる各種成分が予め飛散してしまうため、後の本
焼成においては飛散することがほとんどなく、本焼成に
おいて焼成炉を汚染することがほとんどない。厳密な雰
囲気管理を必要とする焼成炉の汚染を抑えられること
は、得られる蛍光体の発光特性の安定化、及びメンテナ
ンス作業の負荷軽減につながる。汚れ防止の観点から、
仮焼成で焼成する原料は必ずしも蛍光体原料混合物であ
る必要はなく、混合前の個々の原料をそれぞれに仮焼成
し、仮焼成した原料を混合し、本焼成してもよい。以上
のようにして仮焼成が行われる。仮焼成後の蛍光体原料
混合物は、粉砕等を施す必要はないが、乳鉢等で簡単に
ほぐしておくことが、蛍光体粒子サイズや蛍光体原料の
均一性の点で好ましい。
【0049】希土類賦活アルカリ土類金属弗化ハロゲン
化物系蛍光体は、以下に示す焼成方法により焼成され
る。即ち、前記原料混合工程で混合、又は前記仮焼成工
程で仮焼成した蛍光体原料混合物を、石英ボート、石英
るつぼ等の耐熱容器に充填する工程と、前記耐熱容器に
充填した蛍光体原料混合物を、電気炉の炉芯に入れて、
500〜1000℃の温度で、0.5〜12時間、窒素
ガス雰囲気、アルゴンガス雰囲気等の中性雰囲気、ある
いは少量の水素ガスを含有する窒素ガス雰囲気、一酸化
炭素を含有する二酸化炭素雰囲気等の弱還元雰囲気、あ
るいは減圧雰囲気、あるいは微量酸素導入雰囲気で焼成
する工程と、からなる焼成方法である。上記の焼成方法
においては、得られる蛍光体の発光特性を向上させる目
的で、微量酸素導入方法、徐冷工程を取り入れた焼成工
程、雰囲気を制御した冷却工程等を組み合わせてもよ
い。上記の各工程により、目的の希土類賦活アルカリ土
類金属弗化ハロゲン化物系蛍光体が得られる。
【0050】(その他の工程)前記焼成工程で焼成され
た蛍光体は、蛍光体粒子同士が軽い焼結を引き起こして
いたり、凝集していることがあるため、後処理を行うこ
とが好ましい。蛍光体粒子同士の焼結や凝集をほぐし、
蛍光体の収率を上げることを目的としてほぐし工程を行
い、更に、強く焼結した蛍光体粒子や、焼成により大き
く成長し、放射線像変換パネルの蛍光体層に用いたと
き、著しくパネルの画質を低下させる大きな粒子サイズ
の蛍光体粒子を除去する目的で篩分工程を行う。最後
に、一般的な乾燥工程を行い、目的の希土類賦活アルカ
リ土類金属弗化ハロゲン化物系蛍光体が得られる。
【0051】
【実施例】以下に、本発明の実施例を説明するが、本発
明はこれらの実施例に何ら限定されるものではない。 (実施例1)前記本発明の一実施形態である製造装置1
0を用いて、蛍光体前駆体結晶を製造した。まず、ユー
ロピウム賦活弗化臭化バリウムの蛍光体前駆体結晶を合
成するために、BaBr2水溶液(2.5モル/リット
ル)1200ml、EuBr3水溶液(0.2モル/リ
ットル)75ml、及び水1725mlからなる反応母
液12(BaBr2濃度が1.0モル/リットル)を4
リットルの容積の反応容器14に入れた。この反応容器
14中の反応母液12を60℃に保温し、周囲に容積が
約100mlの混合室16が付設された直径45mmの
スクリュー型攪拌羽根30を用い、これを500rpm
で回転させて、混合室16から上方流を発生するように
反応母液12を攪拌した。このとき、反応母液12の液
面と反応容器14内壁の最低部との距離(h1)は17
8mm、混合室16外壁の最低部と反応容器14内壁の
最低部との距離(h2)は60mmに設定した。
【0052】弗化アンモニウム水溶液(10モル/リッ
トル)300mlを、上記攪拌下に保温している反応母
液12中の混合室16に、精密シリンダーポンプを用
い、供給管20を通して5ml/分の送液速度で注入
し、沈殿物の反応を開始させた。このとき、製造装置1
0の混合室16底部における液体の平均循環速度
(v1)と、目的とする平均粒径の蛍光体前駆体結晶の
静置沈降速度(v2)との比(v1/v2)は、約110
0であった。弗化アンモニウムの添加開始から30分後
に、反応容器14底部の生成した蛍光体前駆体結晶を抜
き取る抜き取りバルブ28を開き、20ml/分の速度
で抜き取ると同時に、BaBr2水溶液(2.5モル/
リットル)600mlを、供給管22を通して20ml
/分の送液速度で反応母液12中の混合室16に注入し
た。弗化アンモニウムの注入が終了した時点で、反応容
器14底部からの蛍光体前駆体結晶の抜き取りも中止し
た。抜き取った蛍光体前駆体結晶は、別の容器に収集し
て60℃に保温し、直径50mmの攪拌羽根を500r
pmで回転させて攪拌を2時間続けて沈殿物(蛍光体前
駆体結晶)の熟成を行った。次に、沈殿物を吸引濾過に
より濾別し、メタノール2リットルで洗浄した。次い
で、洗浄した沈殿物を取出し、120℃で4時間真空乾
燥させてユーロピウム賦活弗化臭化バリウムの蛍光体前
駆体結晶を約530g得た。
【0053】(比較例1)抜き取りバルブ28がない以
外は、実施例1で使用した製造装置10と同様の製造装
置を用いて、蛍光体前駆体結晶を製造した。まず、ユー
ロピウム賦活弗化臭化バリウムの蛍光体前駆体を合成す
るために、BaBr2水溶液(2.5モル/リットル)
1200ml、EuBr3水溶液(0.2モル/リット
ル)37.5ml、及び水1762.5mlからなる反
応母液(BaBr2濃度が1.0モル/リットル)を4
リットルの容積の反応容器に入れた。この反応容器中の
反応母液を60℃に保温し、周囲に容積が約100ml
の混合室が付設された直径45mmのスクリュー型攪拌
羽根を用い、これを500rpmで回転させて、混合室
から上方流を発生するように反応母液を攪拌した。この
とき、反応母液の液面と反応容器内壁の最低部との距離
(h1)は178mm、混合室外壁の最低部と反応容器
内壁の最低部との距離(h2)は60mmに設定した。
【0054】弗化アンモニウム水溶液(10モル/リッ
トル)150mlと水150mlとを混合し、この混合
液300mlを、上記攪拌下に保温している反応母液中
に精密シリンダーポンプを用いて5ml/分の送液速度
で注入し、沈殿物を生成した。次に、沈殿物を吸引濾過
により濾別し、メタノール2リットルで洗浄した。次い
で、洗浄した沈殿物を取出し、120℃で4時間真空乾
燥させてユーロピウム賦活弗化臭化バリウムの蛍光体前
駆体結晶を約330g得た。
【0055】実施例1及び比較例1で得られた蛍光体前
駆体結晶を以下のように評価した。 <粒子サイズ分布>レーザー回折式粒子サイズ分布測定
装置(LA−500、堀場製作所(株)製)にて、体積
基準モードで測定し、その分布表で評価した。分散媒
は、エタノールを用いた。粒子サイズは、メジアン径
(Dm)の値を用いた。結果を下記表1に示す。
【0056】<粒子形状・粒子アスペクト比>走査型電
子顕微鏡(JSM−5400LV、日本電子(株)製)
を用いて、得られた写真を観察することにより粒子形状
を評価した。粒子アスペクト比は、上記装置で得られた
写真の粒子200点の縦横比を実測して平均値を求め、
該平均値より算出した。結果を下記表1に示す。
【0057】
【表1】
【0058】表1の結果から、実施例1で得られた蛍光
体前駆体結晶は、比較例1で得られた蛍光体前駆体結晶
とほぼ同等の特性を示すことがわかる。一方、蛍光体前
駆体結晶の収量は、実施例1の方が、比較例1よりも同
じ反応時間内に約1.6倍も多く得られた。
【0059】
【発明の効果】本発明によれば、蛍光体前駆体結晶の連
続製造が可能であり、製造効率に優れた蛍光体前駆体結
晶の製造装置及びそれを用いた蛍光体前駆体結晶の製造
方法を提供することができる。更に、本発明によれば、
反応中の溶液のイオン濃度、液レベル、攪拌回転数、反
応液添加速度を制御することで、生成した蛍光体前駆体
結晶の粒子サイズや粒子サイズ分布の制御性を向上さ
せ、バッチ処理と同程度の粒子特性を達成することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、本発明の蛍光体前駆体結晶の製造装
置の一実施形態を示す概略断面図である。
【図2】 図2は、反応容器内の液面から反応容器内壁
の最低部までの距離(h1)、及び反応容器内部に付設
された混合室の外壁最低部から反応容器内壁の最低部ま
での距離(h2)を説明するための図である。
【図3】 図3は、本発明の蛍光体前駆体結晶の製造装
置の他の一実施形態を示す概略断面図である。
【符号の説明】
12 反応母液 14 反応容器 16 混合室 18 撹拌機 20 供給管 22 供給管 24 イオン濃度計 26 液レベル計 28 抜き取りバルブ 30 攪拌羽根 32 軸 34 モータ 36 抜き取りポンプ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも反応母液を収容する反応容器
    と、該反応容器内の液体を攪拌する攪拌羽根を有する撹
    拌機とを備える蛍光体前駆体結晶の製造装置であって、
    前記反応容器の底部に、生成した蛍光体前駆体結晶を抜
    き取る手段を有することを特徴とする蛍光体前駆体結晶
    の製造装置。
  2. 【請求項2】 前記反応容器内に貯留された液中の沈設
    位置に、少なくとも上端を開口した筒状の混合室を備
    え、前記攪拌羽根が、該混合室内の液体を攪拌する請求
    項1に記載の蛍光体前駆体結晶の製造装置。
  3. 【請求項3】 前記反応容器内の液面から反応容器内壁
    の最低部までの距離をh1、反応容器内部に付設された
    混合室の外壁最低部から反応容器内壁の最低部までの距
    離をh2としたとき、0.1≦h2/h1≦0.8の範囲
    にある請求項2に記載の蛍光体前駆体結晶の製造装置。
  4. 【請求項4】 前記攪拌羽根の下側に、添加液を供給す
    る供給管を少なくとも1以上備える請求項1に記載の蛍
    光体前駆体結晶の製造装置。
  5. 【請求項5】 前記混合室内の反応母液に、添加液を供
    給する供給管を少なくとも1以上備える請求項2又は3
    に記載の蛍光体前駆体結晶の製造装置。
  6. 【請求項6】 前記蛍光体前駆体結晶の主成分が、下記
    基本組成式(I)で表される請求項1から5のいずれか
    に記載の蛍光体前駆体結晶の製造装置。 (Ba1-a,MII a)FX ・・・(I) [但し、MIIはSr及びCaからなる群より選ばれる少
    なくとも一種のアルカリ土類金属を表し、XはCl、B
    r及びIからなる群より選ばれる少なくとも一種のハロ
    ゲンを表し、aは、0≦a<1の範囲内の数値を表
    す。]
  7. 【請求項7】 少なくとも、反応母液を調製する母液調
    製工程と、該反応母液と添加液とを反応させて、蛍光体
    前駆体結晶の沈殿物を生成する沈殿物生成工程と、得ら
    れた蛍光体前駆体結晶の沈殿物を液体から分離する分離
    工程とを有する蛍光体前駆体結晶の製造方法において、
    請求項1から6のいずれかに記載の蛍光体前駆体結晶の
    製造装置を用いることを特徴とする蛍光体前駆体結晶の
    製造方法。
  8. 【請求項8】 前記蛍光体前駆体結晶の製造装置の混合
    室底部における液体の平均循環速度をv1、目的とする
    平均粒径の蛍光体前駆体結晶の静置沈降速度をv2とし
    たときに、v1/v2≦10000となるように攪拌羽根
    を回転させる請求項7に記載の蛍光体前駆体結晶の製造
    方法。
JP2000154534A 2000-05-25 2000-05-25 蛍光体前駆体結晶の製造装置及び製造方法 Pending JP2001329260A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000154534A JP2001329260A (ja) 2000-05-25 2000-05-25 蛍光体前駆体結晶の製造装置及び製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000154534A JP2001329260A (ja) 2000-05-25 2000-05-25 蛍光体前駆体結晶の製造装置及び製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001329260A true JP2001329260A (ja) 2001-11-27

Family

ID=18659612

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000154534A Pending JP2001329260A (ja) 2000-05-25 2000-05-25 蛍光体前駆体結晶の製造装置及び製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001329260A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006206359A (ja) * 2005-01-27 2006-08-10 Nikon Corp フッ化カルシウム微粒子,フッ化カルシウム乾燥体,フッ化カルシウム焼結体,フッ化カルシウム透明焼結体及びそれらの製造方法
WO2017090955A1 (ko) * 2015-11-24 2017-06-01 한국화학연구원 금속불화물계 형광체의 연속 제조방법
KR20170118874A (ko) * 2015-02-20 2017-10-25 제네럴 일렉트릭 컴퍼니 색 안정 적색 방출 형광체
JP2018517811A (ja) * 2015-06-01 2018-07-05 ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ 色安定赤色発光蛍光体
CN109277050A (zh) * 2018-11-30 2019-01-29 黄冈师范学院 一种甲硝唑生产中乙醛负压滴加方法及装置

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006206359A (ja) * 2005-01-27 2006-08-10 Nikon Corp フッ化カルシウム微粒子,フッ化カルシウム乾燥体,フッ化カルシウム焼結体,フッ化カルシウム透明焼結体及びそれらの製造方法
KR20170118874A (ko) * 2015-02-20 2017-10-25 제네럴 일렉트릭 컴퍼니 색 안정 적색 방출 형광체
CN107709518A (zh) * 2015-02-20 2018-02-16 通用电气公司 颜色稳定的发射红光磷光体
JP2018507296A (ja) * 2015-02-20 2018-03-15 ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ 色安定赤色発光蛍光体
CN107709518B (zh) * 2015-02-20 2021-11-30 卡任特照明解决方案有限责任公司 颜色稳定的发射红光磷光体
KR102579106B1 (ko) * 2015-02-20 2023-09-14 제네럴 일렉트릭 컴퍼니 색 안정 적색 방출 형광체
JP2018517811A (ja) * 2015-06-01 2018-07-05 ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ 色安定赤色発光蛍光体
WO2017090955A1 (ko) * 2015-11-24 2017-06-01 한국화학연구원 금속불화물계 형광체의 연속 제조방법
CN109277050A (zh) * 2018-11-30 2019-01-29 黄冈师范学院 一种甲硝唑生产中乙醛负压滴加方法及装置
CN109277050B (zh) * 2018-11-30 2023-10-03 黄冈师范学院 一种甲硝唑生产中乙醛负压滴加方法及装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS627958B2 (ja)
EP0102051B1 (en) Process for the preparation of phosphor
RU2613994C1 (ru) Способ получения легированного алюмоиттриевого граната
JP2001329260A (ja) 蛍光体前駆体結晶の製造装置及び製造方法
JP4205836B2 (ja) 蛍光体前駆体結晶の製造方法
EP0159014B1 (en) Phosphor
JP3836634B2 (ja) 希土類賦活アルカリ土類金属弗化ハロゲン化物系輝尽性蛍光体前駆体結晶の製造装置
JP2005298272A (ja) 希土類ホウ酸塩の製造方法
JP4054639B2 (ja) 希土類付活弗化ハロゲン化バリウム系蛍光体前駆体の製造方法
US6361714B1 (en) Method of preparing barium fluorohalide phosphor
JPH11106748A (ja) 14面体型希土類付活アルカリ土類金属弗化ハロゲン化物系蛍光体の製造方法
JP4148745B2 (ja) 希土類付活弗化ハロゲン化バリウム系蛍光体前駆体の製造方法
JP2002249316A (ja) 弗化ハロゲン化バリウム系結晶の製造方法
JP3938820B2 (ja) 希土類賦活アルカリ土類金属弗化ハロゲン化物系蛍光体の製造方法、および該製造方法により得られた希土類賦活アルカリ土類金属弗化ハロゲン化物系蛍光体を用いた放射線像変換パネル
JP3877469B2 (ja) バリウムフルオロハライド蛍光体の製造方法
JPH10147778A (ja) 希土類付活アルカリ土類金属弗化ハロゲン化物系輝尽性蛍光体又はその前駆体の製造方法及び製造装置並びに輝尽性蛍光体又はその前駆体及び放射線像変換パネル
JP2000345150A (ja) 蛍光体の製造方法
JP2004124025A (ja) 希土類付活弗化ハロゲン化バリウム系蛍光体前駆体の製造方法
JP3877470B2 (ja) バリウムフルオロハライド蛍光体の製造方法
JP2000008034A (ja) 輝尽性蛍光体の製造方法及び輝尽性蛍光体及び放射線像変換パネル
JP2001040349A (ja) 蛍光体前駆体結晶の製造装置
JP2001123159A (ja) 輝尽性蛍光体の製造方法
JPH10195431A (ja) 希土類付活アルカリ土類金属弗化ハロゲン化物系輝尽性蛍光体及びその製造方法並びに放射線像変換パネル
JP2001064643A (ja) 希土類賦活アルカリ土類金属弗化ハロゲン化物系輝尽性蛍光体の製造方法
JPS6286086A (ja) 蛍光体およびその製造法