JP2001329006A - ポリプロピレン組成物 - Google Patents

ポリプロピレン組成物

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JP2001329006A
JP2001329006A JP2001006155A JP2001006155A JP2001329006A JP 2001329006 A JP2001329006 A JP 2001329006A JP 2001006155 A JP2001006155 A JP 2001006155A JP 2001006155 A JP2001006155 A JP 2001006155A JP 2001329006 A JP2001329006 A JP 2001329006A
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bis
zirconium
indenyl
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Tsutomu Shioda
勉 潮田
Goji Hachiman
剛司 八幡
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JNC Petrochemical Corp
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Chisso Petrochemical Corp
Chisso Corp
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L23/00Compositions of homopolymers or copolymers of unsaturated aliphatic hydrocarbons having only one carbon-to-carbon double bond; Compositions of derivatives of such polymers
    • C08L23/02Compositions of homopolymers or copolymers of unsaturated aliphatic hydrocarbons having only one carbon-to-carbon double bond; Compositions of derivatives of such polymers not modified by chemical after-treatment
    • C08L23/10Homopolymers or copolymers of propene
    • C08L23/12Polypropene
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L2205/00Polymer mixtures characterised by other features
    • C08L2205/02Polymer mixtures characterised by other features containing two or more polymers of the same C08L -group
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    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
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    • C08L2207/10Peculiar tacticity
    • C08L2207/14Amorphous or atactic polypropylene

Abstract

(57)【要約】 【課題】柔軟性、弾性回復性に優れた成形材料を提供す
ること。 【解決手段】メタロセン化合物(A)、活性化化合物お
よび所望により有機アルミニウム化合物からなるメタロ
セン触媒(A)、該メタロセン触媒(A)を微粒子担体
に担持させた担持型メタロセン触媒(A)もしくはテト
ラネオフィルジルコニウムをアルミナに担持させた触媒
を用いて、プロピレンもしくはプロピレンとプロピレン
以外のオレフィンとを(共)重合して得られるエラスト
メリックポリプロピレンの1〜99重量%、アタクチッ
クポリプロピレンの1〜99重量%の合計100重量%
からなるポリプロピレン組成物にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、柔軟性、弾性回復
性に優れたポリプロピレン組成物に関する。さらに詳し
くは、エラストメリックポリプロピレンとアタクチック
ポリプロピレンとの特定量からなる、柔軟性、弾性回復
性に優れたポリプロピレン組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】結晶性、非晶性および弾性ポリプロピレ
ンはそれぞれ公知である。結晶性ポリプロピレンは、一
般にその大部分がアイソタクチックもしくはシンジオタ
クチック構造からなるものと考えられており、非晶性ポ
リプロピレンは大部分がアタクチック構造からなるもの
と考えられている。米国特許3,112,300号およ
び3,112,301号にはアイソタクチックポリプロ
ピレンおよびアイソタクチック構造が優勢なポリプロピ
レンが記載されている。
【0003】また、米国特許3,175,199号に
は、アイソタクチックポリプロピレンおよびアタクチッ
クポリプロピレンを主要成分として含む重合体混合物か
ら分画できる弾性ポリプロピレンについての記載があ
り、重合体混合物から分画すると、該重合体混合物の一
画分は、アイソタクチックブロックとアタクチックブロ
ックとが交互に配列された立体ブロック構造に起因する
弾性的特性を示すことが記載されている。
【0004】従来、アイソタクチックブロックとアタク
チックブロックとが交互に配列された立体ブロック構造
を有する、いわゆる、立体ブロック非晶性結晶性ポリプ
ロピレンの製造には、支持体上のチタニウムもしくはバ
ナジウムハライド(ドイツ特許DD300、293号)
もしくは金属酸化物支持体上のテトラアルキルジルコニ
ウムまたはチタニウムを含む不均質(heteroge
neous)触媒(米国特許4,335,225号)を
用いることが知られている。
【0005】これらの不均質触媒は、単一の触媒活性点
を有するのではなく、不均一な複数の触媒活性点を有し
ており、このため、適当な溶媒を用いた抽出分別法によ
る分別によって、分別可能な高分子物質の混合物を生成
する。分別された種々の画分はそれぞれ典型的には異な
った分子量と分子量分布を有しており、それらの物理特
性も異なっている。
【0006】一方、メタロセン触媒は、α−オレフィン
をアタクチック、アイソタクチックもしくはシンジオタ
クチック構造に選択的に重合することができる。特に、
ユーウェン(Ewen)らによって、J. Am. Chem. So
c., 106, 6355-6364(1984)に開示されているように、
ラセミ構造の架橋メタロセン触媒を用いると、アイソタ
クチックポリプロピレンが生成し、メソ構造の架橋メタ
ロセン触媒を用いると、アタクチックポリプロピレンが
生成する。
【0007】また、エラストメリックポリプロピレンを
生成するメタロセン触媒も既に知られている。(チェン
(Chien)、リーナス(Linas)ら, J. Am. Chem. Soc.,
113, 8569-8570 (1991)、チェン(Cheng)、バブ(Ba
bu)ら, Macromolecules, 25, 6980-6987, (1992)、リ
ーナス(Linas)、ドン(Dong)ら、Macromolecules,2
5, 1242-1253 (1992))。しかしながら、これら文献に
開示の触媒は、重合活性が低く(3.5×105g−ポ
リマー/mol・Ti)、分子量が200,000未満
のポリプロピレンしか生成できないが、該ポリプロピレ
ンの組成はより均質であり、ジエチルエーテル中で完全
に溶解する。また、該ポリプロピレンの融点は70℃未
満、伸びは最大で1300%、引張張力は12.1MP
aであることが報告されている。このため、プロピレン
の重合過程の反応系中において、生成するポリマ−の構
造を制御することができ、これによってアタクチックブ
ロックとアイソタクチックブロックの立体配列が、選択
された割合で生成し、熱可塑性弾性特性を含む所定の特
性を有し、分子量分布の狭い高分子重合体を得ることが
可能なより活性の高い触媒が求められている。
【0008】さらに、ウェイマス(Waymouth)らは、ア
イソタクチック構造とアタクチック構造とが交互に存在
する立体ブロック構造を含み、このため、広い範囲の弾
性特性が得られる立体ブロックポリプロピレンを製造す
るための新規なメタロセン触媒と触媒系を、特表平9−
510745で提案している。ここで提案されている触
媒は、主として置換インデニル基を配位子として含む、
非架橋メタロセン触媒であり、該触媒は、 生成ポリオ
レフィン中に立体ブロック構造を生成させるために、オ
レフィンの挿入速度よりも遅く、単一の重合体鎖を作る
(重合する)ための平均的な時間よりも早い時間スケー
ルでその構造を制御させることのできる触媒である。
【0009】該メタロセン触媒の構造の対称性は、異性
化により、キラルとアキラルの間で交互に変化する。こ
の構造の変化は、リガンドのタイプとその構造を選択
し、また重合条件を制御することによって制御でき、こ
れにより得られる重合体の物理的特性を精密に制御でき
る。この触媒により得られる熱可塑性弾性ポリプロピレ
ンは、20%〜5000%、典型的には100%〜30
00%の破断伸びを示し、5〜300%の間、典型的に
は100〜200%の間、好ましくは、10〜70%の
間の残留伸び(永久伸び)を有する。これらのポリプロ
ピレンについての引張強度は0.7MPa〜41MPa
の間、典型的には、2.8MPa〜34MPaの間であ
る。重合体の結晶性は、融点を示さない非晶性重合体か
ら約165℃の融点を有する結晶性熱可塑性重合体まで
の間である。好ましくは、融点が50℃〜165℃の間
にあることが記載されている。
【0010】これら、従来技術に示された、立体ブロッ
クポリプロピレンは、一般に、エラストメリックポリプ
ロピレンと呼ばれ、弾性回復性に優れるが、その程度
は、一般に軟質ポリ塩化ビニルと同程度であり、弾性回
復性のさらなる改良が望まれていた。また、これらのエ
ラストメリックポリプロピレンは、JIS K7215
に準拠して測定したタイプAのデュロメーター硬さが、
典型的には、HDA70〜80程度であり、さらに柔軟
なポリマーが要求されている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは、弾性回
復性、柔軟性のさらに向上したポリプロピレン組成物を
得るべく鋭意研究した。その結果、特定のメタロセン触
媒(A)、該メタロセン触媒(A)を微粒子担体に担持
させた担持型メタロセン触媒(A)もしくはテトラネオ
フィルジルコニウムをアルミナに担持させた触媒を用い
て、プロピレンもしくは該プロピレンとプロピレン以外
のオレフィンとを(共)重合して得られるエラストメリ
ックポリプロピレンと、アタクチックポリプロピレンと
を特定量含有するポリプロピレン組成物が、所期の目的
を達成できることを見い出し、この知見に基づいて、本
発明を完成した。以上の記述から明らかなように、本発
明の目的は、弾性回復性、柔軟性のさらに向上したポリ
プロピレン組成物を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は下記によって示
される。 (1)メタロセン化合物(A)、活性化化合物および所
望により有機アルミニウム化合物からなるメタロセン触
媒(A)、該メタロセン触媒(A)を微粒子担体に担持
させた担持型メタロセン触媒(A)もしくはテトラネオ
フィルジルコニウムをアルミナに担持させた触媒を用い
て、プロピレンもしくはプロピレンとプロピレン以外の
オレフィンとを(共)重合して得られるエラストメリッ
クポリプロピレン1〜99重量%と、アタクチックポリ
プロピレン1〜99重量%の合計100重量%からなる
ポリプロピレン組成物。
【0013】(2)アタクチックポリプロピレンが、メ
タロセン化合物(B)、活性化化合物および所望により
有機アルミニウム化合物からなるメタロセン触媒(B)
もしくは該メタロセン触媒(B)を微粒子担体に担持さ
せた担持型メタロセン触媒(B)を用いて、プロピレン
もしくはプロピレンとプロピレン以外のオレフィンとを
(共)重合して得られるアタクチックポリプロピレンで
ある前記第1項記載のポリプロピレン組成物。
【0014】(3)ポリプロピレン組成物が、JIS
K7215に準拠して測定したタイプAのデュロメータ
ー硬さ、HDA40〜60を有することを特徴とする前
記第1項記載のポリプロピレン組成物。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の、ポリプロピレン組成物
は、エラストメリックポリプロピレン1〜99重量%、
アタクチックポリプロピレン1〜99重量%とから構成
され、その合計が100重量%の組成物である。好まし
くはエラストメリックポリプロピレン20〜80重量
%、アタクチックポリプロピレン80〜20重量%、よ
り好ましくはエラストメリックポリプロピレン30〜7
0重量%、アタクチックポリプロピレン70〜30重量
%の割合である。
【0016】本発明のポリプロピレン組成物は、柔軟性
に優れ、JIS K7215に準拠して測定したタイプ
Aのデュロメーター硬さは、好ましくはHDA40〜6
0を有するものである。
【0017】本発明で使用するエラストメリックポリプ
ロピレンの極限粘度〔η〕は、好ましくは0.5〜10
dl/g、より好ましくは、1〜4dl/gであり、工
業的に広く用いられているポリプロピレンとほぼ同等の
極限粘度のものが好ましい。
【0018】本発明において使用するエラストメリック
ポリプロピレンは、特定の触媒を用いて、プロピレンも
しくはプロピレン以外のオレフィンとを(共)重合して
得られる、プロピレンの単独重合体、プロピレンと、エ
チレン、1−ブテン、1−ヘキセン、1−オクテン等の
α−オレフィンとの共重合体であって、そのオレフィン
含有量が50重量%以下のプロピレン/α−オレフィン
共重合体である。また、本明細書で「(共)重合」と
は、単独重合もしくは共重合の意味を表す。
【0019】該エラストメリックポリプロピレンを製造
する触媒系としては、下記の特定の触媒系が用いられ
る。
【0020】すなわち、該特定の触媒系の1つとして、
下記のメタロセン化合物(A)、活性化化合物および所
望により用いられる有機アルミニウムとからなるメタロ
セン触媒(A)および該メタロセン触媒(A)を微粒子
状担体に担持させた担持型メタロセン触媒(A)である
メタロセン触媒系(A)ある。
【0021】該メタロセン化合物(A)の具体例として
は、下記一般式(1)で表されるメタロセン化合物であ
る。
【0022】
【化1】L2MX2 (1) 一般式(1)において、Mは、チタン、ジルコニム、ハ
フニウムから選択され、各Xは、同一でも異なっていて
もよく、ハロゲン、アルコキシド、および炭素数1から
7の炭化水素基から選択され、各Lは、それぞれ同一で
も異なっていてもよく、以下の一般式(2)または
(3)から任意に選択される。
【0023】
【化2】 一般式(2)
【0024】一般式(2)において、R1、R2、R3
4、R5は、水素、ハロゲン、アリール、炭化水素、シ
ラン含有炭化水素、ハロゲン含有炭化水素から選択され
る。
【0025】
【化3】 一般式(3)
【0026】一般式(3)中、Raは、酸素原子、硫黄
原子および窒素原子よりなる群から選択されたヘテロ原
子を含有する単環式または多環式のヘテロ芳香族基を表
し、例えば、酸素原子を含有する単環式または多環式の
芳香族基としては、フリル基やベンゾフリル基が例示で
き、フリル基としては、2−フリル基、3−フリル基な
どを挙げることができる。また、硫黄原子を含有する単
環式または多環式の芳香族基としては、チエニル基やベ
ンゾチエニル基が例示でき、チエニル基としては、2−
チエニル基、3−チエニル基などを挙げることができ
る。
【0027】窒素原子を含有する単環式もしくは多環式
の芳香族基としては、ピロリル基、ピリジル基、インド
リル基およびキノリル基が例示でき、ピロリル基として
は、1−ピロリル基、2−ピロリル基および3−ピロリ
ル基を、ピリジル基としては、2−ピリジル基、3−ピ
リジル基および4−ピリジル基を、インドリル基として
は、1−インドリル基、3−インドリル基を、そしてキ
ノリル基としては、1−キノリル基、3−キノリル基を
挙げることができる。ヘテロ芳香族基Raは、その芳香
族基を形成する原子上に、アルキル基、アリール基、ア
ラルキル基、アルコキシ基、置換シリル基が置換されて
いてもよく、隣接する置換基同士は結合して環状構造を
形成していてもよい。これらの具体的な置換基として
は、メチル基、エチル基、t−ブチル基、フェニル基、
ビニル基、メトキシ基、トリメチルシリル基、ビニルジ
メチルシリル基、フェニルジメチルシリル基、メトキシ
ジメチルシリル基などを挙げることができる。
【0028】ヘテロ芳香族基の中では、2−フリル基、
3−フリル基、2−チエニル基、3−チエニル基、2−
ピロリル基、3−ピロリル基、2−ピリジル基、3−ピ
リジル基、4−ピリジル基、ベンゾフリル基、ベンゾチ
エニル基、3−インドリル基、1−キノリル基、3−キ
ノリル基が好適であり、更に好ましくはフリル基であ
り、特に好ましくは2−フリル基である。2−フリル基
としては、2−フリル、2−ベンゾフリル、2−(5−
メチル)フリル、2−(5−t−ブチル)フリル、2−
(5−トリメチルシリル)フリル、2−(5−ビニルジ
メチルシリル)フリル、2−(4,5−ベンゾフリ
ル)、2−(4,5−ジメチル)フリルを挙げることが
できる。
【0029】上記の一般式(1)で示されるメタロセン
化合物(A)の非限定的な具体例としては、ビス〔2−
フェニルインデニル〕ジルコニウムジクロライド、ビス
〔2−フェニルインデニル〕ジルコニウムジメチル、ビ
ス〔2−(3,5−ジメチルフェニル)インデニル〕ジ
ルコニウムジクロライド、ビス〔2−(3,5−ビス−
トリフルオロメチルフェニル)インデニル〕ジルコニウ
ムジクロライド、ビス〔2−(4−フルオロフェニル)
インデニル〕ジルコニウムジクロライド、ビス〔2−
(2,3,4,5−テトラフルオロフェニル)インデニ
ル〕ジルコニウムジクロライド、ビス〔2−(1−ナフ
チル)インデニル〕ジルコニウムジクロライド、ビス
〔2−(2−ナフチル)インデニル〕ジルコニウムジク
ロライド、ビス〔2−(4−フェニル)フェニルインデ
ニル〕ジルコニウムジクロライド、ビス〔2−(3−フ
ェニル)フェニルインデニル〕ジルコニウムジクロライ
ド、
【0030】ビス〔2−フェニルインデニル〕ハフニウ
ムジクロライド、ビス〔2−フェニルインデニル〕ハフ
ニウムジメチル、ビス〔2−(3,5−ジメチルフェニ
ル)インデニル〕ハフニウムジクロライド、ビス〔2−
(3,5−ビス−トリフルオロメチルフェニル)インデ
ニル〕ハフニウムジクロライド、ビス〔2−(4−フル
オロフェニル)インデニル〕ハフニウムジクロライド、
ビス〔2−(2,3,4,5−テトラフルオロフェニ
ル)インデニル〕ハフニウムジクロライド、ビス〔2−
(1−ナフチル)インデニル〕ハフニウムジクロライ
ド、ビス〔2−(2−ナフチル)インデニル〕ハフニウ
ムジクロライド、ビス〔2−〔(4−フェニル)フェニ
ル〕インデニル〕ハフニウムジクロライド、ビス〔2−
〔(3−フェニル)フェニル〕インデニルハフニウムジ
クロライド、
【0031】ビス(2-(2-フリル)インデニル)ジルコニ
ウムジクロライド、ビス(2-(2-フリル)インデニル)ジ
ルコニウムジブロマイド、ビス(2-(2-フリル)インデニ
ル)ジルコニウムメチルクロライド、ビス(2-(2-フリ
ル)インデニル)ジルコニウムジメチル、ビス(2-(2-フ
リル)インデニル)ジルコニウムジフェニル、ビス(2-(2
-チエニル)インデニル)ジルコニウムジクロライド、ビ
ス(2-(N-ピロリル)インデニル)ジルコニウムジクロラ
イド、ビス(2-(2-ピリジル)インデニル)ジルコニウム
ジクロライド、ビス(2-(2-ベンゾフリル)インデニル)
ジルコニウムジクロライド、ビス(2-(2-インドリル)イ
ンデニル)ジルコニウムジクロライド、
【0032】ビス(2-(2-キノリル)インデニル)ジルコ
ニウムジクロライド、ビス(2-(2-フリル)-1-メチルイ
ンデニル)ジルコニウムジクロライド、ビス(2-(2-フリ
ル)-4-メチルインデニル)ジルコニウムジクロライド、
ビス(2-(2-フリル)-4-フェニルインデニル)ジルコニウ
ムジクロライド、ビス(2-(2-フリル)-4-ナフチルイン
デニル)ジルコニウムジクロライド、ビス(2-(2-フリ
ル)-4,5-ベンゾインデニル)ジルコニウムジクロライ
ド、ビス(2-(2-(5-トリメチルシリル)フリル)インデ
ニル)ジルコニウムジクロライド、ビス(2-(2-(5-ビニ
ルジメチルシリル)フリル)インデニル)ジルコニウム
ジクロライド、ビス(2-(2-(5-フェニル)フリル)イン
デニル)ジルコニウムジクロライド、ビス(2-(2-(5-メ
チル)フリル)インデニル)ジルコニウムジクロライ
ド、ビス(2-(2-(4,5-ジメチル)フリル)インデニル)
ジルコニウムジクロライド、
【0033】ビス(2-(2-フリル)インデニル)ハフニウ
ムジクロライド、ビス(2-(2-フリル)インデニル)ハフ
ニウムジブロマイド、ビス(2-(2-フリル)インデニル)
ハフニウムメチルクロライド、ビス(2-(2-フリル)イン
デニル)ハフニウムジメチル、ビス(2-(2-フリル)イン
デニル)ハフニウムジフェニル、ビス(2-(2-チエニル)
インデニル)ハフニウムジクロライド、ビス(2-(2-ピロ
リル)インデニル)ハフニウムジクロライド、ビス(2-(2
-ピリジル)インデニル)ハフニウムジクロライド、ビス
(2-(2-ベンゾフリル)インデニル)ハフニウムジクロラ
イド、ビス(2-(2-インドリル)インデニル)ハフニウム
ジクロライド、ビス(2-(2-キノリル)インデニル)ハフ
ニウムジクロライド
【0034】ビス(2-(2-フリル)インデニル)チタニウ
ムジクロライド、ビス(2-(2-フリル)インデニル)チタ
ニウムジブロマイド、ビス(2-(2-フリル)インデニル)
チタニウムメチルクロライド、ビス(2-(2-フリル)イン
デニル)チタニウムジメチル、ビス(2-(2-フリル)イン
デニル)チタニウムジフェニル、ビス(2-(2-チエニル)
インデニル)チタニウムジクロライド、ビス(2-(2-ピロ
リル)インデニル)チタニウムジクロライド、ビス(2-(2
-ピリジル)インデニル)チタニウムジクロライド、ビス
(2-(2-ベンゾフリル)インデニル)チタニウムジクロラ
イド、ビス(2-(2-インドリル)インデニル)チタニウム
ジクロライド、ビス(2-(2-キノリル)インデニル)チタ
ニウムジクロライドなどを挙げることができる。
【0035】また、メタロセン化合物(A)としては、
上記の例の他、特表平9−510745号公報、WO9
8/57996号公報、Organotallics,18,380−388(19
99)、J.Am.Chem.Soc.,120,2039046(1998)、J.Mol.Cat.
A:Chemical,136,23-33(1998)、Organometallics,16,590
9-5916,Macromolecules,31,1000-1009(1998)、Macromol
ecules, 28,3771-3778(1995)、 Macromolecules, 28,37
79-3786(1995)、Macromolecules,25,1242-1253(1992)等
に記載されている公知のメタロセン化合物も用いること
ができる。
【0036】活性化化合物としては、有機アルミニウム
オキシ化合物および前記のメタロセン化合物(A)と反
応してイオン対を形成する化合物が用いられる。該有機
アルミニウムオキシ化合物としては、下記の一般式
(4)もしくは(5)で表されるアルミノキサンが用い
られる。
【0037】
【化4】 一般式(4)
【0038】
【化5】 一般式(5)
【0039】式中、R3は炭素数が1〜6、好ましくは
1〜4の炭化水素基であり、具体的には、メチル基、エ
チル基、プロピル基、ブチル基、イソブチル基、ペンチ
ル基、ヘキシル基等のアルキル基、アリル基、2−メチ
ルアリル基、プロペニル基、イソプロペニル基、2−メ
チル−1−プロペニル基、ブテニル基等のアルケニル
基、シクロプロピル基、シクロブチル基、シクロペンチ
ル基、シクロヘキシル基等のシクロアルキル基、および
アリール基等が挙げられる。これらのうち、特に好まし
いのはアルキル基であり、各R3は同一でも異なってい
てもよい。qは4〜30の整数であり、好ましくは6〜
30、特に好ましくは8〜30である。
【0040】上記のアルミノキサンは公知の様々な条件
下に調製することが可能である。具体的には、以下の方
法を例示できる。 トルエン、エーテル等の有機溶剤中で、トリアルキル
アルミニウムと水とを直接反応させる方法。
【0041】トリアルキルアルミニウムと、硫酸銅水
和物、硫酸アルミニウム水和物等の結晶水を有する塩類
とを反応させる方法。
【0042】トリアルキルアルミニウムと、シリカゲ
ル等に含浸させた水分とを反応させる方法。
【0043】トルエン、エーテル等の有機溶剤中で、
トリメチルアルミニウムとトリイソブチルアルミニウム
との混合物を、水と直接反応させる方法。
【0044】トリメチルアルミニウムとトリイソブチ
ルアルミニウムとの混合物を、硫酸銅水和物、硫酸アル
ミニウム水和物等の結晶水を有する塩類と反応させる方
法。
【0045】シリカゲル等含浸させた水分と、トリイ
ソブチルアルミニウムとを反応させた後、トリメチルア
ルミニウムを更に反応させる方法。
【0046】前記のメタロセン化合物(A)と反応して
イオン対を形成する化合物としては、特表平1−501
950号公報、特表平1−502036号公報、特開平
3−179005号公報、特開平3−179006号公
報、特開平3−207704号公報、WO92/003
33号公報、などに記載されたルイス酸、イオン性化合
物およびボラン化合物、カルボラン化合物を挙げること
ができる。
【0047】該ルイス酸としては、ホウ素原子を含有す
るルイス酸が用いられ、非限定的な具体例としては、ト
リフルオロボロン、トリフェニルボロン、トリス(4−
フルオロフェニル)ボロン、トリス(3,5−フルオロ
フェニル)ボロン、トリス(4−フルオロメチルフェニ
ル)ボロン、トリス(p−トリル)ボロン、トリス(o
−トリル)ボロン、トリス(3,5−ジメチルフェニ
ル)ボロン、トリス(ペンタフルオロフェニル)ボロン
等が挙げられる。これらのうちではトリス(ペンタフル
オロフェニル)ボロンが特に好ましい。
【0048】該イオン性化合物は、カチオン性化合物と
アニオン性化合物とからなる塩である。アニオンはメタ
ロセン化合物と反応することに該メタロセン化合物をカ
チオン化し、イオン対を形成することにより遷移金属カ
チオン種を安定化させる働きがある。そのようなアニオ
ンとしては、有機ホウ素化合物アニオン、有機ヒ素化合
物アニオン、有機アルミニウム化合物アニオンなどがあ
り、比較的嵩高で、遷移金属カチオンを安定化させるも
のが好ましい。カチオンとしては、金属カチオン、有機
金属カチオン、カルボニウムカチオン、トリチルカチオ
ン、オキソニウムカチオン、スルホニウムカチオン、ホ
スホニウムカチオン、アンモニウムカチオンなどが挙げ
られる。さらに詳しくは、トリフェニルカルベニウムカ
チオン、トリブチルアンモニウムカチオン、N,N−ジ
メチルアンモニウムカチオン、フェロセニウムカチオン
などである。
【0049】これらのうち、アニオンとしてホウ素化合
物を含有するイオン性化合物が好ましく、具体的には、
トリアルキル置換アンモニウム塩としては、例えばトリ
エチルアンモニウムテトラ(フェニル)ホウ素、トリプ
ロピルアンモニウムテトラ(フェニル)ホウ素、トリ
(n−ブチル)アンモニウムテトラ(フェニル)ホウ
素、トリメチルアンモニウムテトラ(p−トリル)ホウ
素、トリメチルアンモニウムテトラ(o−トリル)ホウ
素、トリブチルアンモニウムテトラ(ペンタフルオロフ
ェニル)ホウ素、トリプロピルアンモニウムテトラ
(o,p−ジメチルフェニル)ホウ素、トリブチルアン
モニウムテトラ(m,m−ジメチルフェニル)ホウ素、
トリブチルアンモニウムテトラ(p−トリフルオロメチ
ルフェニル)ホウ素、トリ(n−ブチル)アンモニウム
テトラ(o−トリル)ホウ素、トリ(n−ブチル)アン
モニウムテトラ(4−フルオロフェニル)ホウ素などが
挙げられる。
【0050】N,N−ジアルキルアニリニウム塩として
は、例えば、N,N−ジメチルアニリニウムテトラ(フ
ェニル)ホウ素、N,N−ジエチルアニリニウムテトラ
(フェニル)ホウ素などが挙げられ、ジアルキルアンモ
ニウム塩としては、例えば、ジ(n−プロピル)アンモ
ニウムテトラ(ペンタフルオロフェニル)ホウ素、ジシ
クロヘキシルアンモニウムテトラ(ペンタフルオロフェ
ニル)ホウ素などが挙げられ、トリアリールホスフォニ
ウム塩、例えば、トリ(メチルフェニル)ホスフォニウ
ムテトラ(フェニル)ホウ素、トリ(ジメチルフェニ
ル)ホスフォニウムテトラ(フェニル)ホウ素などが挙
げられる。
【0051】本発明では、ホウ素原子を含有するイオン
性化合物として、トリフェニルカルベニウムテトラキス
(ペンタフルオロフェニル)ボレート、N,N−ジメチ
ルアニリニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)
ボレート、フェロセニウムテトラ(ペンタフルオロフェ
ニル)ボレートも挙げることができる。
【0052】本発明において使用するエラストメリッッ
クポリプロピレンの製造に用いられるメタロセン触媒系
(A)で、所望により用いられる有機アルミニウムは、
下記一般式(6)で表される化合物である。 AlR4 s5 t(3-s-t) (6) 該一般式(6)中、R4およびR5は、それぞれ独立して
炭素数1〜10のアルキル基、シクロアルキル基、アリ
ール基等の炭化水素基、アルコキシ基、フッ素原子、メ
チル基、トリフルオロフェニル基などの置換基を有して
いてもよいフェニル基を示し、Xはハロゲン原子および
/または水素原子を示し、sおよびtは、0<s+t≦
3を満たす任意の整数である)。
【0053】上記の一般式(6)で表される有機アルミ
ニウム化合物としては、トリメチルアルミニウム、トリ
エチルアルミニウム、トリイソプロピルアルミニウム、
トリイソブチルアルミニウム、トリ−n−ブチルアルミ
ニウム、トリ−n−ヘキシルアルミニウム、トリ−n−
オクチルアルミニウム等のトリアルキルアルミニウム;
ジメチルアルミニウムヒドリド、ジエチルアルミニウム
ヒドリド、ジイソプロピルアルミニウムヒドリド、ジイ
ソブチルアルミニウムヒドリド等のジアルキルアルミニ
ウムヒドリド;ジメチルアルミニウムクロリド、ジメチ
ルアルミニウムブロミド、ジエチルアルミニウムクロリ
ド、ジイソプロピルアルミニウムクロリド等のジアルキ
ルアルミニウムハライド;メチルアルミノウムセスキク
ロリド、エチルアルミニウムセスキクロリド、エチルア
ルミニウムセスキブロミド、イソプロピルアルミニウム
セスキクロリド等のアルキルアルミニウムセスキハライ
ド等が例示できる。また、これらの化合物は2種以上の
混合物として使用してもよい。
【0054】好ましい有機アルミニウム化合物は、トリ
エチルアルミニウム、トリイソブチルアルミニウム、ト
リ−n−ブチルアルミニウム、トリ−n−ヘキシルアル
ミニウム、トリ−n−オクチルアルミニウムなどのトリ
アルキルアルミニウムであり、最も好ましいのは、トリ
エチルアルミニウム、トリイソブチルアルミニウムであ
る。
【0055】上記した本発明のエラストメリックポリプ
ロピレンの製造に用いられるメタロセン触媒系(A)の
1つである担持型メタロセン触媒(A)に用いられる微
粒子状担体としては、有機微粒子状担体、無機微粒子状
担体のいずれを用いても良いが、好ましくは、無機微粒
子状担体である。該無機微粒子状担体は、粒子径が5〜
300μm、好ましくは10〜200μmの、顆粒状な
いしは球状の無機固体微粒子であり、比表面積が50〜
1,000m2/g、好ましくは100〜700m2/g
の範囲にあり、細孔容積が0.3〜2.5m3/gの範囲
にある多孔質の微粒子であることが好ましい。
【0056】該無機微粒子状担体としては、金属酸化
物、たとえばSiO2、Al23、MgO、TiO2、Z
nOまたはこれらの混合物が好ましく、主成分としてS
iO2、またはAl23を含有する担体が特に好まし
い。より具体的な無機化合物としては、SiO2、Al2
3、MgO、SiO2−Al23、SiO2−MgO、
SiO2−TiO2、SiO2−Al23−MgO等が挙
げられ、特にSiO2が好ましい。
【0057】本発明のエラストメリックポリプロピレン
の製造にメタロセン触媒系(A)として、上記の担持型
メタロセン触媒(A)を用いる場合には、該担持型メタ
ロセン触媒(A)と、重合時に別途供給される有機アル
ミニウム化合物とからなる混合触媒系が用いられる。こ
のときの有機アルミニウム化合物は上記一般式(6)で
示される有機アルミニウム化合物を用いればよい。
【0058】また、本発明において使用するエラストメ
リックポリプロピレンを製造する触媒の他の1つとし
て、上記のメタロセン触媒系(A)の他、下記化学式
(7)で表される、テトラネオフィルジルコニウムをア
ルミナに担持した触媒も好適に用いることができる。該
触媒を用いてプロピレンもいくはプロピレンとプロピレ
ン以外のオレフィンとの(共)重合に用いる場合は、該
触媒と、(共)重合時に別途供給される有機アルミニウ
ム化合物とからなる混合触媒系が用いられる。このとき
の有機アルミニウム化合物も上記一般式(6)で示され
る有機アルミニウム化合物を用いればよい。
【0059】
【化6】 化学式(7)
【0060】上記のテトラネオフィルジルコニウムをア
ルミナに担持した触媒の調製方法としては、US562
9255号公報、特開平7−145274号公報、特開
平7−145296号公報、US4411821号公
報、特開昭57−61006号公報、US422826
3号公報、US4335225号公報、特開昭50−1
61583号公報、特開昭50−161584号公報等
に記載されている公知の方法により調製できる。
【0061】すなわち、テトラネオフィルジルコニウム
/アルミナ担持触媒の調製は、例えば、下記に示した全
ての操作を、窒素ガス雰囲気下で行う方法で調整され
る。まず、市販のアルミナCを、窒素気流中、800〜
1000℃で脱水し、その後、50% の相対湿度およ
び23℃の条件下で16時間保存した後に、更に窒素気
流中で400℃で乾燥して約1mmol/g(アルミナ
C)の最適な表面水酸基濃度を得るように調製したアル
ミナ266.7gを、窒素ガスで十分置換された内容積
6リットルの四つ首フラスコ中に計り取り、そしてBA
SF社製のCu触媒(R3−11)およびモレキュラー
シーブ4Aによって精製した5035mLのn−ヘキサ
ンを添加する。この懸濁物を300回転/分で約1時間
攪拌する。
【0062】次に、テトラネオフィルジルコニウム3
3.23gを465mLのn−ヘキサン(上記の通り精
製されている)に20℃で溶解し、該テトラネオフィル
ジルコニウム溶液をできるだけ速やかに連続的攪拌下
に、50分にわたって前記のアルミナ懸濁物に滴下す
る。テトラネオフィルジルコニウム溶液の添加後に、回
転速度を約120回転/分に下げ、光の遮蔽下に更に1
2.5時間、撹拌を継続する。得られた固体の触媒を1
時間放置し(次工程の濾過を促進させるため)、この懸
濁液をガラス製フリットを通して加圧濾過によって最終
的に分離する(時間:3時間)。次にこの固体触媒を、
重量が292g の一定重量になるまで(時間:約5時
間)、攪拌下に1Paより低い減圧下で乾燥する。全て
の操作を非常に純粋な窒素の雰囲気で実施する。得られ
るテトラネオフィルジルコニウム/アルミナ触媒はベー
ジュ色〜淡い褐色でありそして約1mmの直径を有する
小球状を形成する傾向がある。Zr含有量は1.66重
量% である。
【0063】また、上記のテトラネオフィルジルコニウ
ムに代えて、ビス(アレン)化合物、例えば、ビス(ト
ルエン)チタン、ビス(トルエン)ジルコニウム、ビス
(トルエン)ハフニウム、ビス(メシチレン)チタンな
どをアルミナに担持した触媒を用いることも可能であ
り、それらの触媒の調製方法については、Makromol.Che
m.,Rapid Commun.10,19-23(1989), J.Polym.Sci.,Part
A:Polym.Chem.,27,3063-3081(1989)に記載されている。
【0064】また、本発明で使用するエラストメリック
ポリプロピレンの製造には、上記のメタロセン触媒系
(A)およびテトラネオフィルジルコニウムをアルミナ
に担持させた触媒に加えて、DD300293 A7お
よびPlaste und Kautschuk, 38,Jahrgang,Heft 3,p73-7
7(1991)等に記載されているバナジウム系の触媒を併用
してもよい。
【0065】本発明のエラストメリックポリプロピレン
の製造方法としては、公知のオレフィン重合プロセスが
使用可能であり、ブタン、ペンタン、ヘキサン、ヘプタ
ン、イソオクタン等の脂肪族炭化水素、シクロペンタ
ン、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサン等の脂環族
炭化水素、トルエン、キシレン、エチルベンゼン等の芳
香族炭化水素、ガソリン留分や水素化ジーゼル油留分等
の不活性溶媒中でオレフィン類を(共)重合させるスラ
リー重合法、オレフィン類自身を溶媒として用いるバル
ク重合法、オレフィン類の共重合を気相中で実施する気
相重合法やこれらのプロセスの2以上を組み合わせた重
合プロセスを使用することができる。
【0066】上記の重合法における(共)重合条件は、
通常、公知のチーグラー・ナッタ触媒系によるオレフィ
ン類の(共)重合反応と同様な(共)重合条件が採用さ
れる。たとえば、通常、分子量調節剤である水素の存在
下に、(共)重合温度−50〜150℃、好ましくは−
10〜100℃で、特に好ましくは、45℃〜90℃
で、(共)重合圧力を大気圧〜7MPa、好ましくは
0.2〜5MPaに維持するようにプロピレンおよびα
−オレフィンオレフィンを供給し、1分間〜20時間程
度実施される。
【0067】(共)重合反応終了後、必要に応じて公知
の触媒失活処理工程、触媒残渣除去工程、乾燥工程等の
後処理工程を経た後、目的とするエラストメリックポリ
プロピレンが得られる。このようにして得られたエラス
トメリックポリプロピレンは、本発明のポリプロピレン
組成物の製造に、そのまま用いることができる。
【0068】上記のようにして得られたエラストメリッ
クポリプロピレンは、本発明のポリプロピレン組成物の
製造に、そのまま用いることができるが、必要に応じ
て、酸化防止剤、紫外線吸収剤、帯電防止剤、造核剤、
滑剤、難燃剤、アンチブロッキング剤、着色剤、有機充
填剤、無機充填剤等の各種添加剤、更には、種々の合成
樹脂を配合し、通常、溶融混練機を用いて190℃〜3
50℃の温度で、20秒〜30分間程度加熱溶融混練
し、必要に応じてストランド状に押し出した後に、更に
細断して粒状体、すなわち、ペレット状の形態に成形し
て、本発明のポリプロピレン組成物の製造に使用する事
が好ましい。
【0069】また、本発明において用いるアタクチック
ポリプロピレンとしては、宇部興産から市販されている
エ−ピ−エ−オ−(APAO)、ハンズマン(Huntsman)社
から市販されているレックスフレックス・エフ・ピ−
・オ−(Rexflex FPO)をはこめ、メタロセン触媒を用
いて製造されたアタクチックポリプロピレンまで、どの
アタクチックポリプロピレンを用いてもよい。
【0070】本発明において使用するアタクチックポリ
プロピレンの分子量としては、極限粘度〔η〕が、1〜
7dl/g、より好ましくは、1〜4dl/gのものが
好ましい。該アタクチックポリプロピレンは、アタクチ
ック構造を有するものであれば、プロピレン単独重合体
であっても、エチレン、1−ブテン、1−ヘキセン、1
−オクテン等のα−オレフィンを、50重量%以下の量
含有するプロピレン/α−オレフィン共重合体であって
もよい。
【0071】本発明において使用するアタクチックポリ
プロピレンを製造する触媒としては、アタクチック構造
を有するポリプロピレンを製造できるものであれば特に
限定はないが、好ましくは、下記に示すメタロセン触媒
系、すなわち、メタロセン化合物(B)、活性化化合物
および所望により用いられる有機アルミニウムとからな
るメタロセン触媒(B)もしくは該メタロセン触媒
(B)を微粒子担体に担持させた担持型メタロセン触媒
(B)のメタロセン触媒系(B)である。
【0072】該メタロセン化合物(B)の具体例として
は、アタチックポリプロピレンを製造するものであれ
ば、特に限定はないが、従来公知のアタックチックポリ
プロピレンを製造するメタロセン化合物、例えば、下記
の一般式(8)で表されるメタロセン化合物を例示でき
る。
【0073】
【化7】 (C55 mm)(C55-nn)MX2 (8) 上記一般式(8)中、Rm、Rnとしては、それぞれ同一
であっても異なっていてもよく、水素、炭素数1〜20
の炭化水素基、ケイソ含有炭化水素基、炭化水素基で置
換されてもよいヘテロ芳香族環であり、2個のRが結合
して、1つ以上の炭化水素で置換されていてもよい炭化
水素環を形成していてもよい。また、mおよびnは、1
〜4であり、Mは、チタン、ジルコニウム、ハフニウム
から選ばれる遷移金属であり、Xは、水素、ハロゲン、
炭素数1〜20の炭化水素基を表す。
【0074】上記の一般式(8)で表されるメタロセン
化合物(B)の非限定的な具体例としては、ビス(シク
ロペンタジエニル)ジルコニウムジクロライド、ビス
(メチルシクロペンタジエニル)ジルコニウムジクロラ
イド、ビス(1,2−ジメチルシクロペンタジエニル)
ジルコニウムジクロライド、ビス(1,3−ジメチルシ
クロペンタジエニル)ジルコニウムジクロライド、ビス
(1,2,3−トリメチルシクロペンタジエニル)ジル
コニウムジクロライド、ビス(1,2,4−トリメチル
シクロペンタジエニル)ジルコニウムジクロライド、ビ
ス(テトラメチルシクロペンタジエニル)ジルコニウム
ジクロライド、ビス(インデニル)ジルコニウムジクロ
ライド、ビス(メチルインデニル)ジルコニウムジクロ
ライド、ビス(フロオレニル)ジルコニウムジクロライ
ド、ビス(1,2−ジメチル−4−フェニルシクロペン
タジエニル)ジルコニウムジクロライド、ビス(1−
(2−フリル)−3,4−ジメチル)ジルコニウムジク
ロライド、ビス(1−(2−チエニル)−3,4−ジメ
チル)ジルコニウムジクロライド、等が例示できる。ま
た、上記の化合物のジルコニウムをチタンやハフニウム
に変えた化合物も例示できる。
【0075】また、例えば、下記の一般式(9)で表さ
れるメタロセン化合物も例示できる。
【化8】(C55 mm)MX3 (9)
【0076】一般式(9)中、Rmとしては、水素、炭
素数1〜20の炭化水素基、ケイソ含有炭化水素基ヘテ
ロ芳香族環であり、2個のRが結合して、1つ以上の炭
化水素で置換されていてもよい炭化水素環を形成しても
よい。また、mは1〜4であり、Mは、チタン、ジルコ
ニウム、ハフニウムから選ばれる遷移金属であり、X
は、水素、ハロゲン、炭素数1〜20の炭化水素基を表
す。
【0077】上記の式(9)で表されるメタロセン化合
物(B)の非限定的な具体例としては、(シクロペンタ
ジエニル)ジルコニウムトリクロライド、(メチルシク
ロペンタジエニル)ジルコニウムトリクロライド、
(1,2−ジメチルシクロペンタジエニル)ジルコニウ
ムトリクロライド、(1,3−ジメチルシクロペンタジ
エニル)ジルコニウムトリクロライド、(1,2,3−
トリメチルシクロペンタジエニル)ジルコニウムトリク
ロライド、(1,2,4−トリメチルシクロペンタジエ
ニル)ジルコニウムトリクロライド、(テトラメチルシ
クロペンタジエニル)ジルコニウムトリクロライド、
(インデニル)ジルコニウムトリクロライド、(メチル
インデニル)ジルコニウムトリクロライド、(フロオレ
ニル)ジルコニウムトリクロライド、(1,2−ジメチ
ル−4−フェニルシクロペンタジエニル)ジルコニウム
トリクロライド、(1−(2−フリル)−3,4−ジメ
チル)ジルコニウムトリクロライド、(1−(2−チエ
ニル)−3,4−ジメチル)ジルコニウムトリクロライ
ド、等が例示できる。また、上記の化合物のジルコニウ
ムを、チタンやハフニウムに代えた化合物も例示でき
る。
【0078】また、例えば、下記の一般式(10)で表
されるメタロセン化合物のメソ体も例示できる。
【化9】 Q(C54-m1m)(C54-n2 n)MXY (10)
【0079】一般式(10)中、(C54-m1 m)およ
び(C54-n2 n)は、置換シクロペンタジエニル基を
示し、mおよびnは1〜3の整数である。R1およびR2
は、炭素数1〜20の炭化水素基、ケイ素含有炭化水素
基またはシクロペンタジエニル環上の2個の炭素原子と
結合して、炭化水素で置換されていてもよい1つ以上の
炭化水素環を形成している炭化水素基であって、同一ま
たは異なっていてもよいが、シクロペンタジエニル環上
におけるR1およびR2の位置および種類は、Mを含む対
称面が存在する位置をとるものとする。また、少なくと
も片方のシクロペンタジエニル環にはQに結合している
炭素の隣の炭素の少なくとも片方にはR 1もしくはR2
が存在するものとする。Qは(C54-m1 m)および
(C54-n2 n)を架橋するいずれも2価の、炭化水素
基、非置換シリレン基、炭化水素置換シリレン基、非置
換ゲルミレン基または炭化水素置換ゲルミレン基であ
る。Mはチタン、ジルコニウムまたはハフニウムである
遷移金属を示し、XおよびYは同一または異なっていて
もよく水素、ハロゲンまたは炭化水素基を示す。
【0080】上記一般式(10)で表される化合物の非
限定的な具体的例としては、たとえば、エチレンビス
(インデニル)ジルコニウムジメチル、エチレンビス
(インデニル)ジルコニウムジクロリド、ジメチルシリ
レンビス(インデニル)ジルコニウムジメチル、ジメチ
ルシリレンビス(インデニル)ジルコニウムジクロリ
ド、エチレンビス(テトラヒドロインデニル)ジルコニ
ウムジメチル、ジメチルゲルミルビス(インデニル)ジ
ルコニウムジメチル、ジメチルゲルミルビス(インデニ
ル)ジルコニウムジクロリド、エチレンビス(テトラヒ
ドロインデニル)ジルコニウムジメチル、エチレンビス
(テトラヒドロインデニル)ジルコニウムジクロリド、
ジメチルシリレンビス(テトラヒドロインデニル)ジル
コニウムジメチル、ジメチルシリレンビス(テトラヒド
ロインデニル)ジルコニウムジクロリド、ジメチルゲル
ミルビス(テトラヒドロインデニル)ジルコニウムジメ
チル、ジメチルゲルミルビス(テトラヒドロインデニ
ル)ジルコニウムジクロリド、ジメチルシリレンビス
(2−メチル−4,5,6,7−テトラヒドロインデニ
ル)ジルコニウムジクロリド、
【0081】ジメチルシリレンビス(2−メチル−4,
5,6,7−テトラヒドロインデニル)ジルコニウムジメ
チル、ジメチルゲルミルビス(2−メチル−4,5,6,
7−テトラヒドロインデニル)ジルコニウムジクロリ
ド、ジメチルゲルミルビス(2−メチル−4,5,6,7
−テトラヒドロインデニル)ジルコニウムジメチル、エ
チレンビス(2−メチル−4,5,6,7−テトラヒドロ
インデニル)ハフニウムジクロリド、ジメチルシリレン
ビス(2−メチル−4−フェニルインデニル)ジルコニ
ウムジクロリド、ジメチルシリレンビス(2−メチル−
4−フェニルインデニル)ジルコニウムジメチル、ジメ
チルゲルミルビス(2−メチル−4−フェニルインデニ
ル)ジルコニウムジクロリド、ジメチルゲルミルビス
(2−メチル−4−フェニルインデニル)ジルコニウム
ジメチル、ジメチルシリレンビス(2−メチル−4−フ
ェニルインデニル)ハフニウムジクロリド、ジメチルシ
リレンビス(2−メチル−4−ナフチルインデニル)ジ
ルコニウムジメチル、ジメチルシリレンビス(2−メチ
ル−4−ナフチルインデニル)ハフニウムジクロリド、
ジメチルゲルミルビス(2−メチル−4−ナフチルイン
デニル)ジルコニウムジメチル、
【0082】ジメチルゲルミルビス(2−メチル−4−
ナフチルインデニル)ハフニウムジクロリド、ジメチル
シリレンビス(2−メチル−4,5−ベンゾインデニ
ル)ジルコニウムジクロリド、ジメチルシリレンビス
(2−メチル−4,5−ベンゾインデニル)ジルコニウ
ムジメチル、ジメチルゲルミルビス(2−メチル−4,
5−ベンゾインデニル)ジルコニウムジクロリド、ジメ
チルゲルミルビス(2−メチル−4,5−ベンゾインデ
ニル)ジルコニウムジメチル、ジメチルシリレンビス
(2−メチル−4,5−ベンゾインデニル)ハフニウム
ジクロリド、ジメチルシリレンビス(2−エチル−4−
フェニルインデニル)ジルコニウムジクロリド、ジメチ
ルシリレンビス(2−エチル−4−フェニルインデニ
ル)ジルコニウムジメチル、ジメチルゲルミルビス(2
−エチル−4−フェニルインデニル)ジルコニウムジク
ロリド、ジメチルシリレンビス(2−エチル−4−フェ
ニルインデニル)ハフニウムジクロリド、ジメチルシリ
レンビス(2−メチル−4,6−ジイソプロピルインデ
ニル)ジルコニウムジクロリド、ジメチルシリレンビス
(2−メチル−4,6−ジイソプロピルインデニル)ジ
ルコニウムジメチル、ジメチルゲルミルビス(2−メチ
ル−4,6−ジイソプロピルインデニル)ジルコニウム
ジクロリド、ジメチルシリレンビス(2−メチル−4,
6−ジイソプロピルインデニル)ハフニウムジクロリ
ド、ジメチルシリレンビス(2,4−ジメチルシクロペ
ンタジエニル)チタニウムジクロリド、
【0083】ジメチルシリレンビス(2,4−ジメチル
シクロペンタジエニル)ジルコニウムジクロリド、ジメ
チルシリレンビス(2,4−ジメチルシクロペンタジエ
ニル)ジルコニウムジメチル、ジメチルゲルミルビス
(2,4−ジメチルシクロペンタジエニル)ジルコニウ
ムジクロリド、ジメチルゲルミルビス(2,4−ジメチ
ルシクロペンタジエニル)ジルコニウムジメチル、ジメ
チルシリレンビス(2,4−ジメチルシクロペンタジエ
ニル)ハフニウムジクロリド、ジメチルシリレンビス
(2,4−ジメチルシクロペンタジエニル)ハフニウム
ジメチル、ジメチルシリレンビス(2,3,5−トリメチ
ルシクロペンタジエニル)チタニウムジクロリド、ジメ
チルシリレンビス(2,3,5−トリメチルシクロペンタ
ジエニル)ジルコニウムジクロリド、ジメチルシリレン
ビス(2,3,5−トリメチルシクロペンタジエニル)ジ
ルコニウムジメチル、ジメチルゲルミルビス(2,3,5
−トリメチルシクロペンタジエニル)ジルコニウムジク
ロリド、ジメチルゲルミルビス(2,3,5−トリメチル
シクロペンタジエニル)ジルコニウムジメチル、ジメチ
ルシリレンビス(2,3,5−トリメチルシクロペンタジ
エニル)ハフニウムジクロリド、ジメチルシリレンビス
(2,3,5−トリメチルシクロペンタジエニル)ハフニ
ウムジメチル、ジメチルシリレンビス(2−メチル−4
−フェニルジヒドロアズレニル)ジルコニウムジクロリ
ド、ジメチルシリレンビス(2−エチル−4−フェニル
ジヒドロアズレニル)ジルコニウムジクロリドが挙げら
れる。
【0084】上記のメタロセン化合物(B)のうち、特
に好ましい化合物は、ジメチルシリレンビス(2−メチ
ル−4−フェニルインデニル)ジルコニウムジクロリ
ド、ジメチルゲルミルビス(2−メチル−4−フェニル
インデニル)ジルコニウムジクロリド、ジメチルゲルミ
ルビス(2−メチル−4−フェニルインデニル)ジルコ
ニウムジジクロリド、ジメチルシリレンビス(2−メチ
ル−4−ナフチルインデニル)ジルコニウムジクロリ
ド、ジメチルゲルミルビス(2−メチル−4−ナフチル
インデニル)ジルコニウムジクロリド、ジメチルシリレ
ンビス(2−メチル−4,5−ベンゾインデニル)ジル
コニウムジクロリド、ジメチルゲルミルビス(2−メチ
ル−4,5−ベンゾインデニル)ジルコニウムジクロリ
ド、ジメチルシリレンビス(2−エチル−4−フェニル
インデニル)ジルコニウムジクロリド、ジメチルゲルミ
ルビス(2−エチル−4−フェニルインデニル)ジルコ
ニウムジクロリド、ジメチルシリレンビス(2−メチル
−4,6−ジイソプロピルインデニル)ジルコニウムジ
クロリド、ジメチルゲルミルビス(2−メチル−4,6
−ジイソプロピルインデニル)ジルコニウムジクロリ
ド、ジメチルシリレンビス(2,4−ジメチルシクロペ
ンタジエニル)ジルコニウムジクロリド、
【0085】ジメチルシリレンビス(2,4−ジメチル
シクロペンタジエニル)ジルコニウムジメチル、ジメチ
ルゲルミルビス(2,4−ジメチルシクロペンタジエニ
ル)ジルコニウムジクロリド、ジメチルゲルミルビス
(2,4−ジメチルシクロペンタジエニル)ジルコニウ
ムジメチル、ジメチルシリレンビス(2,4−ジメチル
シクロペンタジエニル)ハフニウムジクロリド、ジメチ
ルシリレンビス(2,4−ジメチルシクロペンタジエニ
ル)ハフニウムジメチル、ジメチルシリレンビス(2,
3,5−トリメチルシクロペンタジエニル)ジルコニウ
ムジクロリド、ジメチルシリレンビス(2,3,5−トリ
メチルシクロペンタジエニル)ジルコニウムジメチル、
ジメチルゲルミルビス(2,3,5−トリメチルシクロペ
ンタジエニル)ジルコニウムジクロリド、ジメチルゲル
ミルビス(2,3,5−トリメチルシクロペンタジエニ
ル)ジルコニウムジメチル、ジメチルシリレンビス
(2,3,5−トリメチルシクロペンタジエニル)ハフニ
ウムジクロリド、ジメチルシリレンビス(2,3,5−ト
リメチルシクロペンタジエニル)ハフニウムジメチル、
ジメチルシリレンビスビス(2−メチル−4−フェニル
ジヒドロアズレニル)ジルコニウムジクロリドである。
【0086】また、例えば、下記の一般式(11)で表
されるメタロセン化合物も例示できる。
【化10】CpZ1223 w (11)
【0087】一般式(11)中、M2は第IVB族遷移金
属原子を示し、具体的には、チタン、ジルコニウムまた
はハフニウム原子を示す。Cpは、シクロペンタジエニ
ル基、置換シクロペンタジエニル基、インデニル基、置
換インデニル基、テトラヒドロインデニル基、置換テト
ラヒドロインデニル基、フロオレニル基または置換フル
オレニル基などの環状不飽和炭化水素基または鎖状不飽
和炭化水素基を示す。
【0088】X3は、水素原子、ハロゲン原子、炭素数
1〜20のアルキル基、アルキルアリール基もしくはア
リールアルキル基または炭素数1〜20のアルコキシ基
を示す。Z1は、SiR7 2、CR7 2、SiR7 2Si
7 2、CR7 2CR7 2、CR7 2CR7 2CR7 2、CR7=C
7、CR7 2SiR7 2またはGeR7 2を示す。Y2は、−
N(R8)−、−O−、−S−または−P(R8)−を示
す。
【0089】上記の各R7およびR8は、それぞれ独立
に、同一であっても異なっていてもよく、水素原子、炭
素数1から20のアルキル基、アルキルアリール基もし
くはアリールアルキル基を示す。wは、1または2を示
す。
【0090】上記一般式(11)で表されるメタロセン
化合物(B)の非限定的な具体例としては、(t−ブチ
ルアミド)(テトラメチルシクロペンタジエニル)−
1,2−エタンジイルジルコニウムジクロライド、(t
−ブチルアミド)(テトラメチルシクロペンタジエニ
ル)−1,2−エタンジイルチタンジクロライド、(メ
チルアミド)(テトラメチルシクロペンタジエニル)−
1,2−エタンジイルジルコニウムジクロライド、(メ
チルアミド)(テトラメチルシクロペンタジエニル)−
1,2−エタンジイルチタンジクロライド、(エチルア
ミド)(テトラメチルシクロペンタジエニル)−メチレ
ンチタンジクロライド、(t−ブチルアミド)ジメチル
(テトラメチルシクロペンタジエニル)シランチタンジ
クロライド、(t−ブチルアミド)ジメチル(テトラメ
チルシクロペンタジエニル)シランジルコニウムジクロ
ライド、(ベンジルアミド)ジメチル(テトラメチルシ
クロペンタジエニル)シランチタンジクロライド、(フ
ェニルフォスフィド)ジメチル(テトラメチルシクロペ
ンタジエニル)シランジルコニウムジベンジルなどが挙
げられる。
【0091】アタクチックポリプロピレンの製造に用い
るメタロセン触媒(B)に使用する活性化化合物および
所望により用いられる有機アルミニウム化合物は、エラ
ストメリックポリプロピレンの製造触媒であるメタロセ
ン触媒(A)の製造に使用する、上記の活性化化合物お
よび有機アルミニウム化合物と同じものが使用できる。
【0092】また、本発明のアタクチックポリプロピレ
ンの製造に用いるメタロセン触媒系(B)としては、上
記メタロセン化合物(B)、活性化化合物と、所望によ
り用いられる有機アルミニウム化合物とからなるメタロ
セン触媒(B)のほか、該メタロセン触媒(B)を微粒
子状担体に担持した担持型メタロセン触媒(B)として
用いることもできる。該微粒子状担体もエラストメリッ
クポリプロピレンの製造用触媒である担持型メタロセン
触媒(A)に用いられるものと同じものが使用できる。
【0093】上記担持型メタロセン触媒(B)を用いて
アタクチックポリプロピレンを製造するときは、該担持
型触媒(B)と、重合時に別途供給される有機アルミニ
ウム化合物とからなる混合触媒系が用いられる。このと
きに用いられる該有機アルミニウム化合物も上記一般式
(6)で示される有機アルミニウム化合物を用いればよ
い。
【0094】本発明のアタクチックポリプロピレンの製
造方法としては、エラストメリックポリプロピレンの製
造方法と同様の(共)重合方法を用いればよく、不活性
溶媒中でオレフィン類を重合させるスラリー(共)重合
法、オレフィン類自身を溶媒として用いるバルク(共)
重合法、オレフィン類の重合を気相中で実施する気相
(共)重合法やこれらのプロセスの2以上を組み合わせ
た重合プロセスを使用することができる。また、その
(共)重合条件もエラストメリックポリプロピレンの製
造時の(共)重合条件と同様の(共)重合条件を採用す
ればよい。さらに、重合反応終了後、必要に応じて公知
の触媒失活処理工程、触媒残渣除去工程、乾燥工程等の
後処理工程を経た後、目的とするアタクチックプロピレ
ンが得られる。
【0095】上記で得られたアタクチックポリプロピレ
ンは、そのまま本発明のポリプロピレン組成物の製造に
用いることができるが、好ましくは、上記のアタクチッ
クポリプロピレンに、必要に応じて酸化防止剤、紫外線
吸収剤、帯電防止剤、造核剤、滑剤、難燃剤、アンチブ
ロッキング剤、着色剤、無機質または有機質の充填材等
の各種添加剤、更には、種々の合成樹脂を配合した後、
通常、溶融混練機を用いて190℃〜350℃の温度
で、20秒〜30分間程度加熱溶融混練し、必要に応じ
てストランド状に押し出した後に、更に細断して粒状
体、すなわちペレットの形態で、本発明のポリプロピレ
ン組成物の製造に使用される。
【0096】本発明のポリプロピレン組成物を製造する
方法、つまり、エラストメリックポリプロピレンとアタ
クチックポリプロピレンをブレンドする方法としては、 (1)エラストメリックポリプロピレンとアタクチック
ポリプロピレンとをドライブレンドする方法、
【0097】(2)エラストメリックポリプロピレンと
アタクチックポリプロピレンとを、押出機、ニーダー等
を用いて溶融混練する方法がいずれも好適に用いられ
る。
【0098】本発明のポリプロピレン組成物は、柔軟
性、弾性回復性に優れており、フィルム、シート、ブロ
ー成形体、射出成形品等の各種成形体の成形材料とし
て、好適に用いることができる。
【0099】
【実施例】以下に、本発明を実施例および比較例を用い
てさらに詳細に本発明を説明する。実施例および比較例
において使用する用語の定義および物性の測定方法は以
下の通りである。
【0100】(1)メルトフロ−レ−ト(MFR):J
IS K7210に準拠して、表1の条件14(21.
18N荷重下、230℃条件下)で測定した値(単位:
g/10分)
【0101】(2)固有粘度〔η〕:自動粘度測定装置
(AVS2型、三井東圧(株)製)を使用し、溶媒とし
てテトラリンを用いて135℃の温度条件で測定した固
有粘度。(単位:dl/g)。
【0102】(3)デュロメーター硬度:JIS K7
215に準拠して測定したタイプAのデュロメーター硬
さを測定した。
【0103】(4)永久伸び:JIS K6301に準
拠して、JISの1号ダンベルを100%伸長し、10
分間保持したのち、サンプルを取り出し、さらに10分
後の長さを測定した。永久伸びの小さいものは、弾性回
復性に優れる。
【0104】製造例1 〔エラストメリックポリプロピレン(ELPP−1)の
製造〕十分に窒素置換された内容積1.5リットルのオ
ートクレーブに、アルミノキサンとして、東ソーアクゾ
(株)製MMAOを、Al原子の量として3.2×10
-3mol、液化プロピレンモノマーを800ml加え、
30℃に保ちながら5分間攪拌した。その後、予め、メ
タロセン化合物(A)として、ビス〔2−(2−フリ
ル)インデニル〕ジルコニウムジクロライドをZr原子
当たり、9.8×10-6molと、MMAOをAl原子
の量として1.7×10-3molとを15分間混合した
メタロセン触媒(A)を、200mlの液化プロピレン
で圧入することにより30℃における重合を開始し、2
時間の間、30℃の一定圧力で重合を行った。2時間
後、20mlのメタノールを圧入することによって重合
を停止した。
【0105】その後、プロピレンモノマーをパージし、
トルエン1000mlを加え、50℃で90分間攪拌し
た。その後、メタノールを50ml、水酸化ナトリウム
を5g、純水250mlを加え、70℃で90分間攪拌
後、冷却し、分液ロートを用いて水相を抜き出した後、
洗浄後の水相が中性となるまでトルエン相を純水で洗浄
した。洗浄後のトルエンに大量のメタノールを加え析出
したポリマーを回収、一定重量となるまで減圧乾燥機で
乾燥して、58gのエラストメリックポリプロピレンを
得た。
【0106】得られたエラストメリックポリプロピレン
100重量部に対して、2,6−ジ−t−ブチル−p−
クレゾールを0.1重量部の割合で混合したものを、東
洋精機株式会社製ラボプラストミルMODEL 30C
150のミキサーを用いて200℃で5分間混練後、ポ
リマーの分析を行ったところ、MFR1.6g/10m
in.、極限粘度〔η〕2.1dl/gであった。
【0107】製造例2 〔アタクチックポリプロピレン(APP−1)の製造〕
十分に窒素置換された内容積3リットルのリアクタ−
に、トルエン1200mlおよびアルミノキサンとし
て、東ソーアクゾ(株)製MMAOを、Al原子の量と
して0.02mol加えた。その後、メタロセン化合物
(B)として、(t−ブチルアミド)ジメチル(テトラ
メチルシクロペンタジエニル)シランチタンジクロライ
ドを、Ti原子の量として、2×10-6mol加え、5
分間攪拌して、メタロセン触媒(B)を調製した。その
後、リアクタ−内温を70℃に保つとともに、プロピレ
ンモノマーをリアクタ−内に供給し、リアクタ−の内圧
が0.7MPaGの一定圧力となるように保ちながら重
合を2時間行い、重合停止剤としてのメタノールを50
ml、高圧窒素で圧入することにより重合を停止した。
その後、リアクター内に残存するプロピレンモノマーを
パージすることにより除去し、さらに、水酸化ナトリウ
ムを5g、水を250ml加え、70℃で1時間攪拌し
た、その後、室温に冷却し、水相を抜き出した。その
後、300mlの純水を加え、室温下10分攪拌後に、
水相を抜き出す操作を2回繰り返した後、トルエン相を
大量のメタノールに抜き出すことによりポリマーを析出
させ、その後、真空乾燥器にて80℃で一定重量になる
まで乾燥し、54gのポリプロピレンを得た。得られた
ポリプロピレンを分析したところ、〔η〕6.94dl
/gであり、また、13C−NMR法による分析の結果、
アタクチックポリプロピレンであることが確認された。
【0108】実施例1 〔ポリプロピレン組成物の製造および物性評価〕上記製
造例1で得られたELPP−1が50重量%、製造例2
で得られたAPP−1が50重量%となるように、ま
た、これらに加えてトータルのポリマー100重量部に
対して、2,6−ジ−t−ブチル−p−クレゾールを
0.1重量部の割合で混合したものを、東洋精機株式会
社製ラボプラストミルMODEL30C150のミキサ
ーを用いて200℃で5分間混練後、溶融温度200℃
にて厚さ1mmのプレスシートを作成し、物性測定を行
った。その結果、MFRが0.7g/10min.、デ
ュロメーター硬度:JIS K7215に準拠して測定
したタイプAのデュロメーター硬さが、HDA64、永
久伸びが10%であった。
【0109】実施例2 〔ポリプロピレン組成物の製造および物性評価〕上記製
造例1で得られたELPP−1が30重量%、製造例2
で得られたAPP−1が70重量%となるように、ま
た、これらに加えてトータルのポリマー100重量部に
対して、2,6−ジ−t−ブチル−p−クレゾールを
0.1重量部の割合で混合したものを、東洋精機株式会
社製ラボプラストミルMODEL30C150のミキサ
ーを用いて200℃で5分間混練後、溶融温度200℃
にて厚さ1mmのプレスシートを作成し、物性測定を行
った。その結果、MFR0.4g/10min.、デュ
ロメーター硬度:JIS K7215に準拠して測定し
たタイプAのデュロメーター硬さが、HDA58、永久
伸びが8%であった。
【0110】比較例1 製造例1で製造されたELPP−1を用い、溶融温度2
00℃にて厚さ1mmのプレスシートを作成し物性測定
を行った。その結果、MFRが1.6g/10mi
n.、デュロメーター硬度:JIS K7215に準拠
して測定したタイプAのデュロメーター硬さが、HDA
80、永久伸びが14%であった。
【0111】比較例2 ハンズマン(Huntsman)社から市販されている
高柔軟性ポリプロピレンであるレックスフレックス・エ
フ・ピー・オー(RexflexFPO)のグレード名
WL118(プロピレン単独重合体)を用い、溶融温度
200℃にて厚さ1mmのプレスシートを作成し物性測
定を行った。その結果、MFR26.7g/10mi
n.、デュロメーター硬度:JIS K7215に準拠
して測定したタイプAのデュロメーター硬さが、HDA
92、永久伸びが23%であった。
【0112】
【発明の効果】本発明のポリプロピレン組成物は、柔軟
性に優れ、弾性回復性にも優れた成形材料であり、柔軟
性や弾性回復性が要求される各種の成形品の分野に好適
に使用できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4J002 BB11W BB11X 4J028 AA01A AB00A AB01A AC01A AC09A AC10A AC27A AC28A BA01B BB01B BC15B BC25B EB04 GA13

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】メタロセン化合物(A)、活性化化合物お
    よび所望により有機アルミニウム化合物からなるメタロ
    セン触媒(A)、該メタロセン触媒(A)を微粒子担体
    に担持させた担持型メタロセン触媒(A)もしくはテト
    ラネオフィルジルコニウムをアルミナに担持させた触媒
    を用いて、プロピレンもしくはプロピレンとプロピレン
    以外のオレフィンとを(共)重合して得られるエラスト
    メリックポリプロピレン1〜99重量%と、アタクチッ
    クポリプロピレン1〜99重量%の合計100重量%か
    らなるポリプロピレン組成物。
  2. 【請求項2】アタクチックポリプロピレンが、メタロセ
    ン化合物(B)、活性化化合物および所望により有機ア
    ルミニウム化合物からなるメタロセン触媒(B)もしく
    は該メタロセン触媒(B)を微粒子担体に担持させた担
    持型メタロセン触媒(B)を用いて、プロピレンもしく
    はプロピレンとプロピレン以外のオレフィンとを(共)
    重合して得られるアタクチックポリプロピレンである請
    求項1記載のポリプロピレン組成物。
  3. 【請求項3】ポリプロピレン組成物が、JIS K72
    15に準拠して測定したタイプAのデュロメーター硬
    さ、HDA40〜60を有することを特徴とする請求項
    1記載のポリプロピレン組成物。
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