JP2001328162A - 木質様成形品および木質様成形品の表面処理方法 - Google Patents

木質様成形品および木質様成形品の表面処理方法

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JP2001328162A JP2000147866A JP2000147866A JP2001328162A JP 2001328162 A JP2001328162 A JP 2001328162A JP 2000147866 A JP2000147866 A JP 2000147866A JP 2000147866 A JP2000147866 A JP 2000147866A JP 2001328162 A JP2001328162 A JP 2001328162A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 木質様成形品の表面に、外観品質を向上させ
た木目模様を施した木質様成形品および容易に上記木目
模様を施すことができる木質様成形品の表面処理方法を
提供すること。 【解決手段】 セルロース系微粉粒と樹脂とを混合しか
つ溶融させて成形してなる木質様成形品1の表面に、深
さと幅の双方が異なる複数の溝部2で構成された木目模
様を形成する。上記溝部2は、高さと幅の双方が異なる
突起6を複数有する溝形成具を木質様成形品1の表面に
数回、擦りつけることで形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、木質様成形品およ
び木質様成形品の表面処理方法に関するものである。
【0002】
【背景の技術】近年、住宅用内装部品や日用品に使用さ
れている合成樹脂成形物の表面に、天然木材に似た木目
模様や色調等の特性を施すことが試みられている。この
技術の一例として、特開平10-272695号公報に記載され
た技術がある。この技術について説明すると、セルロー
ス材を粉砕して得られた粉砕粉に樹脂および原料を混合
し、かつ融解させて押出成形した木質様成形品の表面に
エンボス加工やヘアライン加工、着色加工、研磨加工、
塗装加工を施す。すると、天然木材の木目に極めて近い
模様を表面に有し、手触り感等の風合いも天然木材に近
い木質様成形品を提供することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記特開平
10-272695号公報に記載された木質様成形品において、
表面に施された木目模様は、その深さや幅がほぼ均一で
あるため、このような木質様成形品を住宅用内外装部品
や日用品に使用した場合、外観上本物の木材ではないこ
とが判ってしまうことがあり、外観品質をさらに向上さ
せることが望まれていた。本発明は上記事情に鑑みてな
されたもので、表面に施すべき木目模様の外観品質をさ
らに向上させることができる木質様成形品および木質様
成形品の表面処理方法を提供することを目的としてい
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、例えば図3に示すように、セル
ロース系微粉粒と樹脂とを混合しかつ溶融させて成形し
てなる木質様成形品8の表面に、幅が等しくかつ深さの
異なる複数の溝部9で構成した木目模様を施したことを
特徴とする。
【0005】請求項1の発明によれば、木質様成形品8
の表面に、幅が等しくかつ深さの異なる複数の溝部9で
構成した木目模様が施されているので、木目模様が不均
一かつ、より立体的になり外観および触感を、天然の木
材に極めて近づけることができる。また、天然の木材の
外観および触感が要求されるような部位への利用を可能
にする。
【0006】上記幅が等しくかつ深さの異なる溝部9を
形成する方法について説明すると、例えば、木質様成形
品8の表面を幅が等しくかつ高さの異なる突起を多数有
する溝形成具により数回、擦ることで、上記溝部9を形
成する。
【0007】上記溝形成具としては、例えばサンディン
グペーパーやサンディング板、あるいは円板状をなす砥
石を利用する。この場合、表面(研磨面)に幅が等しく
かつ高さの異なる粒体が多数付着されたものを使用す
る。
【0008】また、上記の方法に限らずエンボス加工に
より幅が等しくかつ深さの異なる溝部9を形成しても良
い。この場合、エンボスローラーの周面に幅が等しくか
つ高さの異なる突起が多数設けられたエンボス加工装置
を用いる。
【0009】上記幅が等しくかつ深さの異なる溝部9
は、等間隔または所定の間隔で木質様成形品8の表面に
ランダムに形成するが、溝部9の長さは適宜設定しても
良い。なお、上記木質様成形品8の形状は例えば、板
状、柱状、筒状等どのような形状でも構わない。
【0010】ここで、上記木質様成形品8は、例えば、
セルロース材を粉砕して得た粉砕粉を磨砕処理して蒿比
重を高めた粉粒の外周面に、該粉粒よりも小径でかつ硬
い表面粒を固定させて固定粒を形成し、その固定粒に樹
脂及び顔料を混合しかつ溶融させ、その後又は溶融と同
時に所望形状に押出成形することにより製造される。
【0011】なお、上記セルロース系微粉粒の原料は、
基本的に木材であるが、木材の他に、バカス、稲藁、パ
ルプ等を原料としても良い。また、木材としては、どの
ような木材を用いても良く、例えば、製材所や各種木工
製品の工場や建築現場等で捨てられる廃材、同じく上述
の工場等で捨てられる鉋屑や鋸屑を用いるものとしても
良く、また建築部材として、一度使用した建築パネル等
を用いるものとしても良い。また、木材に用いられる樹
木の種類は、特に限定されるものではなく、針葉樹や広
葉樹に限らず各種の樹木を用いることができる。
【0012】また、木質様樹脂の品質等の観点からは、
セルロース系微粉粒は、同種の樹木もしくは近い種の樹
木からなる木材を原料とすることにより、品質の均質化
を図ることができるので、同種もしくは近い種の樹木を
主に加工する工場の廃材を用いることが好ましい。
【0013】また、セルロース系微粉粒は、上述のよう
に粒形状をなすものであるが、ここでいう粒形状とは、
木材等の植物を破砕して、微粉状にした場合に、各微粉
は繊維が毛羽立った状態となっているのに対して、例え
ば、ポールミル等で微粉を磨砕処理することにより、毛
羽立った繊維を切断したり、微粉側に押しつけた状態と
したりして、繊維が毛羽立っていない状態としたもので
ある。
【0014】また、上記セルロース系微粉粒は、その平
均粒径が、例えば、1μm〜100μm程度であること
が好ましい。上記樹脂とは、硬質樹脂、軟質樹脂を含
み、例えば塩化ビニル樹脂、発泡塩化ビニル樹脂、ポリ
エチレン樹脂、フェノール樹脂、ウレタン樹脂、ポリウ
レタン樹脂、ABS樹脂、ポリスチレン樹脂、などであ
る。上記顔料とは、有色顔料であり、例えば酸化鉄、カ
ドミウムイエロー、カーボンブラックなどの無機顔料、
または有機顔料である。
【0015】請求項2の発明は、例えば図4に示すよう
に、セルロース系微粉粒と樹脂とを混合しかつ溶融させ
て成形してなる木質様成形品10の表面に、深さが等し
くかつ幅の異なる複数の溝部11で構成した木目模様を
施したことを特徴とする。
【0016】請求項2の発明によれば、木質様成形品1
0の表面に、深さが等しくかつ幅の異なる複数の溝部1
1で構成した木目模様が施されているので、木目模様が
不均一かつ、より立体的になり、外観および触感を、天
然の木材に極めて近づけることができる。
【0017】上記深さが等しくかつ幅の異なる溝部11
を形成する方法について説明すると、例えば、木質様成
形品10の表面を高さが等しくかつ幅の異なる突起を多
数有する溝形成具により数回、擦ることで、上記溝部1
1を形成する。
【0018】上記溝形成具としては、例えばサンディン
グペーパーやサンディング板、あるいは円板状をなす砥
石を利用する。この場合、表面(研磨面)に高さが等し
くかつ幅の異なる粒体が多数付着されたものを使用す
る。
【0019】また、上記の方法に限らずエンボス加工に
より、深さが等しくかつ幅の異なる溝部11を形成して
も良い。この場合、エンボスローラーの周面に高さが等
しくかつ幅の異なる突起が多数設けられたエンボス加工
装置を用いる。
【0020】上記深さが等しくかつ幅の異なる溝部11
は、等間隔または所定の間隔で木質様成形品10の表面
にランダムに形成するが、溝部11の長さは適宜設定し
ても構わない。なお、上記木質様成形品10の形状は例
えば、板状、柱状、筒状等どのような形状でも構わな
い。
【0021】請求項3の発明は、例えば図5に示すよう
に、セルロース系微粉粒と樹脂とを混合しかつ溶融させ
て成形してなる木質様成形品12の表面に、幅が等しく
かつ深さの異なる複数の溝部13と、深さが等しくかつ
幅の異なる複数の溝部14とで構成した木目模様を施し
たことを特徴とする。
【0022】請求項3の発明によれば、木質様成形品1
2の表面に、幅が等しくかつ深さの異なる複数の溝部1
3と、深さが等しくかつ幅の異なる複数の溝部14とで
構成した木目模様が施されているので、請求項1または
2の発明に比して、溝部の種類が増え、木目模様が不均
一かつより立体的になり、外観および触感を天然の木材
に極めて近づけることができる。
【0023】上記幅が等しくかつ深さの異なる溝部13
と、深さが等しくかつ幅の異なる溝部14とを形成する
方法について説明すると、例えば、木質様成形品12の
表面を幅が等しくかつ高さの異なる突起を有する溝形成
具と、高さが等しくかつ幅の異なる突起を有する溝形成
具により数回、擦ることで、上記溝部13,14を形成
する。
【0024】上記溝形成具としては、例えばサンディン
グペーパーやサンディング板、あるいは円板状をなす砥
石を利用する。この場合、表面(研磨面)に幅が等しく
かつ高さの異なる粒体が多数付着されたものと、高さが
等しくかつ幅の異なる粒体が付着されたものを使用す
る。
【0025】また、上記の方法に限らずエンボス加工に
より、幅が等しくかつ深さの異なる溝部13と、深さが
等しくかつ幅の異なる溝部14とを形成しても良い。こ
の場合、エンボスローラーの周面に幅が等しくかつ高さ
の異なる突起が多数設けられたエンボス加工装置と、高
さが等しくかつ幅の異なる突起が多数設けられたエンボ
ス加工装置を用いる。
【0026】上記幅が等しくかつ深さの異なる溝部13
と、深さが等しくかつ幅の異なる溝部14は、等間隔ま
たは所定の間隔で木質様成形品12の表面にランダムに
形成するが、溝部13,14の長さは適宜設定しても構
わない。なお、上記木質様成形品12の形状は例えば、
板状、柱状、筒状等どのような形状でも構わない。
【0027】請求項4の発明は、例えば図1および図2
に示すように、セルロース系微粉粒と樹脂とを混合しか
つ溶融させて成形してなる木質様成形品1の表面に、深
さと幅の双方が異なる複数の溝部2で構成した木目模様
を施したことを特徴とする。
【0028】請求項4の発明によれば、木質様成形品1
の表面に、深さと幅の双方が異なる複数の溝部2で構成
した木目模様が施されているので、請求項1〜3のいず
れかの発明に比して、溝部の種類が増え、木目模様が不
均一かつ、より立体的になり、外観および触感を、天然
の木材に極めて近づけることができる。
【0029】上記深さと幅の双方が異なる溝部2を形成
する方法について説明すると、例えば、木質様成形品1
の表面を、高さと幅の双方が異なる突起6を有する溝形
成具により数回、擦ることで、上記溝部2を形成する。
【0030】上記溝形成具としては、例えばサンディン
グペーパー5やサンディング板、あるいは円板状をなす
砥石を利用する。この場合、表面(研磨面)に高さと幅
の双方が異なる粒体が多数付着されたものを使用する。
【0031】また、上記の方法に限らずエンボス加工に
より、深さと幅の双方が異なる溝部2を形成しても良
い。この場合、エンボスローラーの周面に、高さと幅の
双方が異なる突起が多数設けられたエンボス加工装置を
用いる。
【0032】上記深さと幅の双方が異なる溝部2は、等
間隔または所定の間隔で木質様成形品1の表面にランダ
ムに形成するが、溝部2の長さは適宜設定しても構わな
い。なお、上記木質様成形品1の形状は例えば、板状、
柱状、筒状等どのような形状でも構わない。
【0033】請求項5の発明は、例えば図3に示すよう
に、セルロース系微粉粒と樹脂とを混合しかつ溶融させ
て成形してなる木質様成形品8の表面処理方法であっ
て、前記木質様成形品8の表面に、幅が等しくかつ深さ
の異なる複数の溝部9を形成するに際し、該木質様成形
品8の表面に溝部を形成する工程を溝部の深さごとに分
けて行うことを特徴とする。
【0034】請求項5の発明によれば、木質様成形品8
の表面に、幅が等しくかつ深さの異なる複数の溝部9を
形成するに際し、木質様成形品8の表面に、溝部を形成
する工程を溝部の深さごとに分けて行うので、様々な深
さの溝部を容易に多数形成することができる。また、各
工程ごとに溝部の位置を変更、調整するため、木質様成
形品8の表面において、幅が等しくかつ深さの異なる溝
部9の位置を容易に変更、調整することができる。
【0035】幅が等しくかつ深さの異なる溝部9を形成
するに際し、溝部の深さごとに分けて行う方法として
は、例えば、木質様成形品8の表面に、低い突起を有し
た溝形成具を擦りつけることで、浅い溝部9を形成し、
その後高い突起を有した溝形成具を擦りつけることで、
深い溝部9を形成する方法がある。また、これらの溝形
成具の使用する順序はこれに限るものではない。さら
に、溝部9の深さの種類は3種類以上でも良く、この場
合、突起の高さが異なる複数種の溝形成具を用いる。
【0036】請求項6の発明は、例えば図3に示すよう
に、セルロース系微粉粒と樹脂とを混合しかつ溶融させ
て成形してなる木質様成形品8の表面処理方法であっ
て、前記木質様成形品8の表面に、幅が等しくかつ深さ
の異なる複数の溝部9を形成するに際し、幅が等しくか
つ高さの異なる突起を複数有する溝形成具を、前記木質
様成形品8の表面に擦りつけることを特徴とする。
【0037】請求項6の発明によれば、木質様成形品8
の表面に、幅が等しくかつ深さの異なる複数の溝部9を
形成するに際し、幅が等しくかつ高さの異なる突起を複
数有する溝形成具を木質様成形品8の表面に擦りつける
ので、一度に上記溝部9を表面に多数形成することがで
き、製造上容易となる。
【0038】また上記溝形成具としては、例えばサンデ
ィングペーパーやサンディング板あるいは、円板状をな
す砥石を利用する。この場合、表面(研磨面)に幅が等
しくかつ高さの異なる粒体が多数付着されたものを使用
する。なお、上記の方法に限らずエンボス加工により、
幅が等しくかつ深さの異なる複数の溝部9を形成しても
良い。
【0039】上記エンボス加工を施す工程は、回転軸
と、その回転軸の軸回りに回転可能な円筒状のエンボス
ローラーとを備えたエンボス加工装置によって行われ、
これにより、木質様成形品8の表面に幅が等しくかつ深
さが異なる溝部9を形成することができる。
【0040】エンボスローラーの周面には、上記溝部9
を形成するための、幅が等しくかつ高さの異なる突起が
複数設けられている。この高さは適宜設定し、溝部9の
深さは突起の高さとほぼ等しいか若干小さめに形成され
る。
【0041】また、木質様成形品8の表面に、幅が等し
くかつ深さの異なる複数の溝部9を形成した後、木質様
成形品8の表面に着色加工を施しても良い。この着色加
工は着色塗料の塗装又はワイピングステイン処理により
行う。ワイピングステイン処理とは、塗料を木質様成形
品8の表面に塗り、その後、乾かないうちにふき取り、
上記溝部9を着色する処理である。この場合、塗装は、
塗料のスプレーによる塗布、又は八丁塗り等の方法によ
り行われる。
【0042】その後、木質様成形品8の表面を乾燥させ
る。すると、木質様成形品8の表面に幅が等しくかつ深
さの異なる複数の溝部9が形成され、深い溝部9には色
が濃く、浅い溝部9には色が薄く表れ、このような木質
様成形品8はエクステリアなどの住宅用外装品に使用す
ることができる。
【0043】また、上記木質様成形品8に更に研磨加工
を施しても良い。この研磨工程では、細かい目の粗さの
サンディングペーパーを使用し、木質様成形品8の表面
を擦る。
【0044】すると、上記溝部9以外の平滑な表面に塗
布された塗料は削除され、上記溝部9の内部にのみ塗料
が残ることとなる。また、同時に、上記着色加工処理に
より木質様成形品8の表面に形成された塗装膜の凹凸及
び、木質様成形品8の表面の若干の凹凸が削除され、平
滑な塗装下地面ができ、着色加工処理による溝部9と平
面との対比が明瞭になる。
【0045】上記研磨加工の後、塗装加工を行う。この
塗装工程は、中塗り作業工程と上塗り作業工程とに分か
れ、上記中塗り作業工程においては、カラーサンディン
グシーラーを、木質様成形品8の表面に塗布する。必要
に応じて、中塗りの前または、後にUVコートを施す。
この中塗り作業工程が終了した場合には、上塗り作業工
程に移る。上塗り作業工程においては、木質様成形品8
の表面にコーディングを施す。即ち、例えば、ウレタン
樹脂系の塗料、具体的にはクリアウレタンによってトッ
プコートを施し、最後にそのトップコートの上からトッ
プコートを硬化させるためにUVコートを施す。
【0046】すると、木質様成形品8の表面に光沢感を
出すことができ、深い溝部9には色が濃く、浅い溝部9
には色が薄く表れ、木質様成形品の表面全体にグラデー
ションができる。このような木質様成形品8はインテリ
アなどの住宅用内装品に使用することができる。
【0047】請求項7の発明は、例えば図4に示すよう
に、セルロース系微粉粒と樹脂とを混合しかつ溶融させ
て成形してなる木質様成形品10の表面処理方法であっ
て、前記木質様成形品10の表面に、深さが等しくかつ
幅の異なる複数の溝部11を形成するに際し、該木質様
成形品10の表面に溝部を形成する工程を溝部の幅ごと
に分けて行うことを特徴とする。
【0048】請求項7の発明によれば、木質様成形品1
0の表面に、深さが等しくかつ幅の異なる複数の溝部1
1を形成するに際し、木質様成形品10の表面に、溝部
を形成する工程を溝部の幅ごとに分けて行うので、様々
な幅の溝部を容易に多数形成することができる。また、
各工程ごとに溝部の位置を変更、調整するため、木質様
成形品10の表面において、深さが等しくかつ幅の異な
る溝部11の位置を容易に変更、調整することができ
る。
【0049】深さが等しくかつ幅の異なる溝部11を形
成するに際し、溝部の幅ごとに分けて行う方法として
は、例えば、木質様成形品10の表面に、幅の狭い突起
を有した溝形成具を擦りつけることで、狭い溝部11を
形成し、その後幅の広い突起を有した溝形成具を擦りつ
けることで、広い溝部11を形成する方法がある。ま
た、これらの溝形成具の使用する順序はこれに限るもの
ではない。さらに、溝部11の幅の種類は3種類以上で
も良く、この場合、突起の幅が異なる複数種の溝形成具
を用いる。
【0050】請求項8の発明は、例えば図4に示すよう
に、セルロース系微粉粒と樹脂とを混合しかつ溶融させ
て成形してなる木質様成形品10の表面処理方法であっ
て、前記木質様成形品10の表面に、深さが等しくかつ
幅の異なる複数の溝部11を形成するに際し、高さが等
しくかつ幅の異なる突起を複数有する溝形成具を、前記
木質様成形品10の表面に擦りつけることを特徴とす
る。
【0051】請求項8の発明によれば、木質様成形品1
0の表面に、深さが等しくかつ幅の異なる複数の溝部1
1を形成するに際し、高さが等しくかつ幅の異なる突起
を複数有する溝形成具を木質様成形品10の表面に擦り
つけるので、一度に上記溝部11を表面に多数形成する
ことができ、製造上容易となる。
【0052】また上記溝形成具としては、請求項6と同
様に、例えばサンディングペーパーやサンディング板、
砥石を利用する。この場合、表面(研磨面)に、高さが
等しくかつ幅の異なる粒体が多数付着されたものを使用
する。
【0053】なお、上記の方法に限らずエンボス加工に
より、深さが等しくかつ幅の異なる溝部11を形成して
も良い。この場合、エンボスローラーの周面に、高さが
等しくかつ幅の異なる突起が多数設けられたエンボス加
工装置を用いる。この幅は、適宜設定し、溝部11の幅
は突起の幅とほぼ等しいか、若干小さめに形成される。
【0054】また、木質様成形品10の表面に、深さが
等しくかつ幅の異なる複数の溝部11を形成した後、請
求項6と同様の着色加工や研磨加工、塗装加工を施して
も良い。すると、木質様成形品10の表面に光沢感を出
すことができ、幅の広い溝部11には着色部が広く、幅
の狭い溝部11には着色部が狭く表れ、木質様成形品1
0の表面全体にグラデーションができる。
【0055】請求項9の発明は、例えば図5に示すよう
に、セルロース系微粉粒と樹脂とを混合しかつ溶融させ
て成形してなる木質様成形品12の表面処理方法であっ
て、前記木質様成形品12の表面に、幅が等しくかつ深
さの異なる複数の溝部13と、深さが等しくかつ幅の異
なる複数の溝部14とを形成するに際し、該木質様成形
品12の表面に溝部を形成する工程を、溝部の深さごと
に分けるとともに溝部の幅ごとに分けて行うことを特徴
とする。
【0056】請求項9の発明によれば、木質様成形品1
2の表面に、幅が等しくかつ深さの異なる複数の溝部1
3と、深さが等しくかつ幅の異なる複数の溝部14とを
形成するに際し、木質様成形品12の表面に、溝部を形
成する工程を、溝部の深さごとに分けるとともに溝部の
幅ごとに分けて行うので、様々な深さの溝部と様々な幅
の溝部を容易に多数形成することができる。また、各工
程ごとに溝部の位置を変更、調整するため、木質様成形
品12の表面において、幅が等しくかつ深さの異なる溝
部13や、深さが等しくかつ幅の異なる溝部14の位置
を容易に変更、調整することができる。
【0057】幅が等しくかつ深さの異なる溝部13と、
深さが等しくかつ幅の異なる溝部14とを形成するに際
し、溝部の深さごとに分けるとともに溝部の幅ごとに分
けて行う方法としては、例えば、木質様成形品12の表
面に、低い突起を有した溝形成具を擦りつけ、その後高
い突起を有した溝形成具、幅の狭い突起を有した溝形成
具、幅の広い突起を有した溝形成具を擦りつける方法が
ある。また、これらの溝形成具の使用する順序はこれに
限るものではない。さらに、溝部13,14の深さや幅
の種類はそれぞれ3種類以上でも良く、この場合、突起
の高さや幅が異なる複数種の溝形成具を用いる。
【0058】請求項10の発明は、例えば図5に示すよ
うに、セルロース系微粉粒と樹脂とを混合しかつ溶融さ
せて成形してなる木質様成形品12の表面処理方法であ
って、前記木質様成形品12の表面に、幅が等しくかつ
深さの異なる複数の溝部13と、深さが等しくかつ幅の
異なる複数の溝部14とを形成するに際し、幅が等しく
かつ高さの異なる突起を複数有する溝形成具と、高さが
等しくかつ幅の異なる突起を複数有する溝形成具とを前
記木質様成形品12の表面に擦りつけることを特徴とす
る。
【0059】請求項10の発明によれば、木質様成形品
12の表面に、幅が等しくかつ深さの異なる複数の溝部
13と、深さが等しくかつ幅の異なる複数の溝部14と
を形成するに際し、幅が等しくかつ高さの異なる突起を
複数有する溝形成具と、高さが等しくかつ幅の異なる突
起を複数有する溝形成具とを、木質様成形品12の表面
に擦りつけるので、一度に上記溝部13,14を表面に
多数形成することができ、製造上容易となる。
【0060】また、上記溝形成具としては、請求項6と
同様に、例えばサンディングペーパーやサンディング
板、砥石を利用する。この場合、表面(研磨面)に、幅
が等しくかつ高さの異なる粒体が多数付着されたもの
と、高さが等しくかつ幅の異なる粒体が多数付着された
ものを使用する。
【0061】なお、上記の方法に限らずエンボス加工に
より、幅が等しくかつ深さの異なる溝部13と、深さが
等しくかつ幅の異なる溝部14とを形成しても良い。こ
の場合、エンボスローラーの周面に、幅が等しくかつ高
さの異なる突起が多数設けられたエンボス加工装置と、
高さが等しくかつ幅の異なる突起が多数設けられたエン
ボス加工装置を用いる。この高さと幅は、適宜設定し、
溝部13,14の深さと幅は突起の高さと幅にほぼ等し
いか、若干小さめに形成される。
【0062】また、木質様成形品12の表面に、幅が等
しくかつ深さの異なる複数の溝部13と、深さが等しく
かつ幅の異なる複数の溝部14とを形成した後、請求項
6と同様の着色加工や研磨加工、塗装加工を施しても良
い。
【0063】すると、木質様成形品12の表面に光沢感
を出すことができ、深い溝部13には色が濃く、浅い溝
部13には色が薄く、幅の広い溝部14には着色部が広
く、幅の狭い溝部14には着色部が狭く表れ、木質様成
形品12の表面全体にグラデーションができる。
【0064】請求項11の発明は、例えば図1および図
2に示すように、セルロース系微粉粒と樹脂とを混合し
かつ溶融させて成形してなる木質様成形品1の表面処理
方法であって、前記木質様成形品1の表面に、深さと幅
の双方が異なる複数の溝部2を形成するに際し、高さと
幅の双方が異なる突起6を複数有する溝形成具を、前記
木質様成形品1の表面に擦りつけることを特徴とする。
【0065】請求項11の発明によれば、木質様成形品
1の表面に、深さと幅の双方が異なる複数の溝部2を形
成するに際し、高さと幅の双方が異なる突起6を複数有
する溝形成具を木質様成形品1の表面に擦りつけるの
で、一度に上記溝部2を表面に多数形成することがで
き、製造上容易となる。
【0066】また上記溝形成具としては、請求項6と同
様に、例えばサンディングペーパー5やサンディング板
や砥石を利用する。この場合、表面(研磨面)に高さと
幅の双方が異なる粒体が多数付着されたものを使用す
る。
【0067】なお、上記の方法に限らずエンボス加工に
より、深さと幅の双方が異なる溝部2を形成しても良
い。この場合、エンボスローラーの周面に、高さと幅の
双方が異なる突起が多数設けられたエンボス加工装置を
用いる。この高さと幅は、適宜設定し、溝部2の深さと
幅は突起の高さと幅にほぼ等しいか、若干小さめに形成
される。
【0068】また、木質様成形品1の表面に、深さと幅
の双方が異なる複数の溝部2を形成した後、請求項6と
同様の着色加工や研磨加工、塗装加工を施しても良い。
すると、木質様成形品1の表面に光沢感を出すことがで
き、深い溝部2には色が濃く、浅い溝部2には色が薄
く、幅の広い溝部2には着色部が広く、幅の狭い溝部2
には着色部が狭く表れ、木質様成形品1の表面全体にグ
ラデーションができる。
【0069】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は、本発明の第一の実施の形
態を示す斜視図である。図1に示すように、本実施の形
態における木質様成形品1は、端面に開口する空洞が設
けられ、この空洞は木質様成形品1の長手方向に延在す
るようにして形成されている。
【0070】上記木質様成形品1はセルロース材を粉砕
して得た粉砕粉を磨砕処理して蒿比重を高めた粉粒の外
周面に、該粉粒よりも小径でかつ硬い表面粒を固定させ
て固定粒を形成し、その固定粒に樹脂及び顔料を混合し
かつ溶融させ、その後または溶融と同時に、上記空洞を
有する四角柱状に押出成形されたものである。
【0071】このような木質様成形品1は、例えば住宅
の内装部品としての周り縁や幅木、階段手摺、階段踏
板、サッシ枠、室内側部、家具、テーブル・カウンター
等に使用されるものである。
【0072】上記木質様成形品1の表面には、深さと幅
の双方が異なる複数の溝部2で構成された木目模様が施
され、これらの溝部2を施すためには研磨装置3を使用
する。上記研磨装置3は逆回転可能な円筒状のローラー
4とこの回転ローラー4に巻回されたサンディングペー
パー5とを備えており、このサンディングペーパー5は
回転ローラー4によって回転するようになっている。
【0073】また、上記回転ローラー4を回転させると
ともに、回転ローラー4を木質様成形品1の長手方向に
移動させ、サンディングペーパー5を木質様成形品1の
表面に押しつけて擦る。すると、深さと幅の双方が異な
る複数の溝部2が形成される。
【0074】なお、上記サンディングペーパー5は高さ
と幅の双方が異なる多数の突起6を有するものを使用す
る。以下、木質様成形品1の表面に深さと幅の双方が異
なる溝部2を形成する工程を詳しく説明する。
【0075】図2(A)に示すように、上記回転ローラー
4を回転させるとともに、回転ローラー4を木質様成形
品1の長手方向に移動させ、高さと幅の双方が異なる突
起6を有するサンディングペーパー5を木質様成形品1
の表面に押しつけて擦る。
【0076】すると、上記突起6によって木質様成形品
1の表面が溝状に削られていき、これによって、深さと
幅の双方が異なる溝部2が多数表面に形成される。その
後、他の種類の高さと幅の双方が異なる突起を有するサ
ンディングペーパーを使用して、再び研磨しても良く、
この際研磨する回数は適宜設定すれば良い。
【0077】上記工程終了後、図2(B)に示すように、
木質様成形品1の表面に着色加工を施す。この着色加工
はワイピングステイン処理により行う。ワイピングステ
イン処理とは、塗料を木質様成形品1の表面に塗り、そ
の後、乾かない内にふき取り、上記溝部2を着色する処
理である。
【0078】その後、木質様成形品1の表面を乾燥させ
る。このように、ワイピングステイン処理を行うことに
より、深い溝部2には色が濃く、浅い溝部2には色が薄
く、幅の広い溝部2には着色部が広く、幅の狭い溝部2
には着色部が狭く表れ、このような木質様成形品1はエ
クステリアなどの住宅用外装品に使用することができ
る。
【0079】また、図2(C)に示すように、上記木質様
成形品1に更に研磨加工を施しても良い。この研磨工程
では、細かい目の粗さのサンディングペーパー7を使用
し、木質様成形品1の表面を擦る。
【0080】すると、上記溝部2以外の平滑な表面に塗
布された塗料は削除され、上記溝部2の内部にのみ塗料
が残ることとなる。また、同時に、上記着色加工処理に
より木質様成形品1の表面に形成された塗装膜の凹凸及
び、木質様成形品1の表面の若干の凹凸が削除され、平
滑な塗装下地面ができ、着色加工処理による溝部2と平
面との対比が明瞭になる。
【0081】上記研磨加工の後、図2(D)に示すよう
に、塗装加工を行う。この塗装工程は、中塗り作業工程
と上塗り作業工程とに分かれ、上記中塗り作業工程にお
いては、カラーサンディングシーラーを、木質様成形品
1の表面に塗布する。必要に応じて、中塗りの前また
は、後にUVコートを施す。この中塗り作業工程が終了
した場合には、上塗り作業工程に移る。上塗り作業工程
においては、木質様成形品1の表面にコーディングを施
す。
【0082】このように、上記木質様成形品1の表面に
は、深さと幅の双方が異なる溝部2が形成され、深い溝
部2には色が濃く、浅い溝部2には色が薄く、幅の広い
溝部2には着色部が広く、幅の狭い溝部2には着色部が
狭く表れ、表面全体にグラデーションができる。また、
艶や光沢感も出すことができ、天然の木材の質感により
近づけることができる。このような木質様成形品1はイ
ンテリアなどの住宅用内装品に使用することができる。
【0083】なお、上記第一の実施の形態においては、
図2(A)〜(D)までの工程を行ったが、図2(B)〜(D)の工
程を省略して図2(A)の工程のみでも良い。
【0084】図3は本発明の第二の実施の形態を示す断
面図である。図3に示すように木質様成形品8の表面に
は、幅が等しくかつ深さの異なる複数の溝部9で構成さ
れた木目模様が施されている。以下、幅が等しくかつ深
さの異なる複数の溝部9で構成された木目模様を施す方
法を説明する。
【0085】第一の実施の形態と同様に、研磨装置に備
えられた回転ローラーを回転させるとともに、回転ロー
ラーを木質様成形品8の長手方向に移動させ、低い突起
を有するサンディングペーパーを木質様成形品8の表面
に押しつけて擦る。その後、高い突起を有するサンディ
ングペーパーでさらに木質様成形品8の表面を擦る。
【0086】すると、上記突起によって、木質様成形品
8の表面が溝状に削られていき、これによって、幅が等
しくかつ深さの異なる溝部9を多数表面に形成すること
ができる。なお、これらのサンディングペーパーの使用
する順序はこれに限るものではない。さらに、溝部9の
深さの種類は3種類以上でも良く、この場合、突起の高
さが異なる複数種のサンディングペーパーを用いる。
【0087】また、上記溝部9を形成する方法として
は、例えば、低い突起と高い突起とを一緒に備えたサン
ディングペーパーを木質様成形品8の表面に、上記と同
様に押しつけて擦る方法がある。
【0088】また、上記のように一度擦った後、他の種
類の高さの突起を有するサンディングペーパーを使用し
て、再び研磨しても良く、この際研磨する回数は適宜設
定すれば良い。すると、上記突起によって、木質様成形
品8の表面が溝状に削られていき、これによって、幅が
等しくかつ深さの異なる溝部9を一度に多数表面に形成
することができる。
【0089】上記工程終了後、第一の実施の形態と同様
に木質様成形品8の表面に着色加工、乾燥、細かい目の
粗さのサンディングペーパーによる研磨加工、塗装加工
を施す。これらの工程は上記と同様のため省略する。
【0090】このように、上記木質様成形品8の表面に
は、幅が等しくかつ深さの異なる溝部9が形成され、深
い溝部9には色が濃く、浅い溝部9には色が薄く表れ、
表面全体にグラデーションができる。また、艶や光沢感
も出すことができ、天然の木材の質感に近づけることが
できる。このような木質様成形品8はインテリアなどの
住宅用内装品に使用することができる。
【0091】なお、上記第二の実施の形態においても第
一の実施の形態と同様に着色加工、乾燥、細かい目の粗
さのサンディングペーパーによる研磨加工、塗装加工を
省略しても良い。
【0092】図4は本発明の第三の実施の形態を示す断
面図である。図4に示すように木質様成形品10の表面
には、深さが等しくかつ幅の異なる複数の溝部11で構
成された木目模様が施されている。以下、深さが等しく
かつ幅の異なる複数の溝部11で構成された木目模様を
施す方法を説明する。
【0093】第一の実施の形態と同様に、研磨装置に備
えられた回転ローラーを回転させるとともに、回転ロー
ラーを木質様成形品10の長手方向に移動させ、幅の狭
い突起を有するサンディングペーパーを木質様成形品1
0の表面に押しつけて擦る。その後、幅の広い突起を有
するサンディングペーパーでさらに木質様成形品10の
表面を擦る。
【0094】すると、上記突起によって、木質様成形品
10の表面が溝状に削られていき、これによって、深さ
が等しくかつ幅の異なる溝部11を多数表面に形成する
ことができる。なお、これらのサンディングペーパーの
使用する順序はこれに限るものではない。さらに、溝部
11の幅の種類は3種類以上でも良く、この場合、突起
の幅が異なる複数種のサンディングペーパーを用いる。
【0095】また、上記溝部11を形成する方法として
は、例えば、幅の狭い突起と幅の広い突起とを一緒に備
えたサンディングペーパーを木質様成形品10の表面
に、上記と同様に押しつけて擦る方法がある。
【0096】また、上記のように一度擦った後、他の種
類の幅の突起を有するサンディングペーパーを使用し
て、再び研磨しても良く、この際研磨する回数は適宜設
定すれば良い。すると、上記突起によって、木質様成形
品10の表面が溝状に削られていき、これによって、深
さが等しくかつ幅の異なる溝部11を一度に多数表面に
形成することができる。
【0097】上記工程終了後、第一の実施の形態と同様
に木質様成形品10の表面に着色加工、乾燥、細かい目
の粗さのサンディングペーパーによる研磨加工、塗装加
工を施す。これらの工程は上記と同様のため省略する。
【0098】このように、上記木質様成形品10の表面
には、深さが等しくかつ幅の異なる溝部11が形成さ
れ、幅の広い溝部11には着色部が広く、幅の狭い溝部
11には着色部が狭く表れ、表面全体にグラデーション
ができる。また、艶や光沢感も出すことができ、天然の
木材の質感に近づけることができる。このような木質様
成形品10はインテリアなどの住宅用内装品に使用する
ことができる。
【0099】なお、上記第三の実施の形態においても第
一の実施の形態と同様に着色加工、乾燥、細かい目の粗
さのサンディングペーパーによる研磨加工、塗装加工を
省略しても良い。
【0100】図5は本発明の第四の実施の形態を示す断
面図である。図5に示すように木質様成形品12の表面
には、幅が等しくかつ深さの異なる複数の溝部13と、
深さが等しくかつ幅の異なる複数の溝部14とで構成さ
れた木目模様が施されている。以下、幅が等しくかつ深
さの異なる複数の溝部13と、深さが等しくかつ幅の異
なる溝部14とで構成された木目模様を施す方法を説明
する。
【0101】第一の実施の形態と同様に、研磨装置に備
えられた回転ローラーを回転させるとともに、回転ロー
ラーを木質様成形品12の長手方向に移動させ、低い突
起を有するサンディングペーパーを木質様成形品12の
表面に押しつけて擦る。その後、高い突起を有するサン
ディングペーパー、幅の狭い突起を有するサンディング
ペーパー、幅の広い突起を有するサンディングペーパー
でさらに木質様成形品12の表面を擦る。
【0102】すると、上記突起によって、木質様成形品
12の表面が溝状に削られていき、これによって、幅が
等しくかつ深さの異なる溝部13と、深さが等しくかつ
幅の異なる溝部14とを多数表面に形成することができ
る。なお、これらのサンディングペーパーの使用する順
序はこれに限るものではない。さらに、溝部13,14
の深さや幅の種類はそれぞれ3種類以上でも良く、この
場合、突起の高さや幅の異なる複数種の溝形成具を用い
る。
【0103】また、上記溝部13,14を形成する方法
としては、例えば、幅が等しくかつ高さの異なる突起
と、高さが等しくかつ幅の異なる突起とを一緒に備えた
サンディングペーパーを木質様成形品12の表面に、上
記と同様に押しつけて擦る方法がある。
【0104】また、上記のように一度擦った後、他の種
類のサンディングペーパーを使用して、再び研磨しても
良く、この際研磨する回数は適宜設定すれば良い。する
と、上記突起によって、木質様成形品12の表面が溝状
に削られていき、これによって、幅が等しくかつ深さの
異なる溝部13と、深さが等しくかつ幅の異なる溝部1
4とを一度に多数表面に形成することができる。
【0105】上記工程終了後、第一の実施の形態と同様
に木質様成形品12の表面に着色加工、乾燥、細かい目
の粗さのサンディングペーパーによる研磨加工、塗装加
工を施す。これらの工程は上記と同様のため省略する。
【0106】このように、上記木質様成形品12の表面
には、幅が等しくかつ深さの異なる溝部13と、深さが
等しくかつ幅の異なる溝部14とが形成され、深い溝部
13には色が濃く、浅い溝部13には色が薄く表れ、幅
の広い溝部14には着色部が広く、幅の狭い溝部14に
は着色部が狭く表れ、表面全体にグラデーションができ
る。また、艶や光沢感も出すことができ、天然の木材の
質感に近づけることができる。このような木質様成形品
12はインテリアなどの住宅用内装品に使用することが
できる。
【0107】なお、上記第四の実施の形態においても第
一の実施の形態と同様に着色加工、乾燥、細かい目の粗
さのサンディングペーパーによる研磨加工、塗装加工を
省略しても良い。
【0108】なお、本発明の第一〜四の実施の形態にお
ける複数の溝部を形成する方法としては、サンディング
ペーパーにより擦る方法以外に、例えば、サンディング
板により擦る方法やエンボス加工による方法が挙げられ
る。この場合、エンボスローラーの周面には、それぞれ
の溝部を形成するための適当な高さと幅を有する突起が
多数設けられたエンボス加工装置を使用する。
【0109】また、上記木質様成形品1.8.10.1
2の端面には、開口する空洞が設けられているが、例え
ば、端面に開口する空洞が設けられていない木質様成形
品でも良く、形状は例えば板状、柱状、筒状等どのよう
な形状でも構わない。
【0110】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、木質様成形品
の表面に、幅が等しくかつ深さの異なる複数の溝部で構
成した木目模様が施されているので、木目模様が不均一
かつ、より立体的になり外観および触感を、天然の木材
に極めて近づけることができる。また、天然の木材の外
観および触感が要求されるような部位への利用を可能に
する。
【0111】請求項2の発明によれば、木質様成形品の
表面に、深さが等しくかつ幅の異なる複数の溝部で構成
した木目模様が施されているので、木目模様が不均一か
つ、より立体的になり、外観および触感を、天然の木材
に極めて近づけることができる。
【0112】請求項3の発明によれば、木質様成形品の
表面に、幅が等しくかつ深さの異なる複数の溝部と、深
さが等しくかつ幅の異なる複数の溝部とで構成した木目
模様が施されているので、請求項1または2の発明に比
して、溝部の種類が増え、請求項1と同様の効果を得る
ことができる。
【0113】請求項4の発明によれば、木質様成形品の
表面に、深さと幅の双方が異なる複数の溝部で構成した
木目模様が施されているので、請求項1〜3のいずれか
の発明に比して、溝部の種類が増え、請求項1と同様の
効果を得ることができる。
【0114】請求項5の発明によれば、木質様成形品の
表面に、幅が等しくかつ深さの異なる複数の溝部を形成
する工程を、溝部の深さごとに分けて行うので、様々な
深さの溝部を容易に多数形成することができる。また、
各工程ごとに溝部の位置を変更、調整するため、木質様
成形品の表面において、幅が等しくかつ深さの異なる溝
部の位置を容易に変更、調整することができる。
【0115】請求項6の発明によれば、木質様成形品の
表面に、幅が等しくかつ深さの異なる複数の溝部を形成
するに際し、幅が等しくかつ高さの異なる突起を複数有
する溝形成具を木質様成形品の表面に擦りつけるので、
一度に上記溝部を表面に多数形成することができ、製造
上容易となる。
【0116】請求項7の発明によれば、木質様成形品の
表面に、深さが等しくかつ幅の異なる複数の溝部を形成
する工程を、溝部の幅ごとに分けて行うので、様々な幅
の溝部を容易に多数形成することができる。また、各工
程ごとに溝部の位置を変更、調整するため、木質様成形
品の表面において、深さが等しくかつ幅の異なる溝部の
位置を容易に変更、調整することができる。
【0117】請求項8の発明によれば、木質様成形品の
表面に、深さが等しくかつ幅の異なる複数の溝部を形成
するに際し、高さが等しくかつ幅の異なる突起を複数有
する溝形成具を木質様成形品の表面に擦りつけるので、
一度に上記溝部を表面に多数形成することができ、製造
上容易となる。
【0118】請求項9の発明によれば、木質様成形品の
表面に、幅が等しくかつ深さの異なる複数の溝部と、深
さが等しくかつ幅の異なる複数の溝部とを形成する工程
を、溝部の深さごとに分けるとともに溝部の幅ごとに分
けて行うので、様々な深さの溝部と様々な幅の溝部を容
易に多数形成することができる。また、各工程ごとに溝
部の位置を変更、調整するため、木質様成形品の表面に
おいて、幅が等しくかつ深さの異なる溝部や、深さが等
しくかつ幅の異なる溝部の位置を容易に変更、調整する
ことができる。
【0119】請求項10の発明によれば、木質様成形品
の表面に、幅が等しくかつ深さの異なる複数の溝部と、
深さが等しくかつ幅の異なる複数の溝部とを形成するに
際し、幅が等しくかつ高さの異なる突起を複数有する溝
形成具と、高さが等しくかつ幅の異なる突起を複数有す
る溝形成具とを、木質様成形品の表面に擦りつけるの
で、一度に上記溝部を表面に多数形成することができ、
製造上容易となる。
【0120】請求項11の発明によれば、木質様成形品
の表面に、深さと幅の双方が異なる複数の溝部を形成す
るに際し、高さと幅の双方が異なる突起を複数有する溝
形成具を木質様成形品の表面に擦りつけるので、一度に
上記溝部を多数表面に形成することができ、製造上容易
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態を示すためのもの
で、木質様成形品の要部と研磨装置の斜視図である。
【図2】本発明の第一の実施の形態を示すためのもの
で、木質様成形品の研磨工程の断面図である。
【図3】本発明の第二の実施の形態を示すためのもの
で、木質様成形品の断面図である。
【図4】本発明の第三の実施の形態を示すためのもの
で、木質様成形品の断面図である。
【図5】本発明の第四の実施の形態を示すためのもの
で、木質様成形品の断面図である。
【符号の説明】
1,8,10,12 木質様成形品 2 深さと幅の双方が異なる溝部 6 高さと幅の双方が異なる突起 9 幅が等しくかつ深さの異なる溝部 11 深さが等しくかつ幅の異なる溝部 13 幅が等しくかつ深さの異なる溝部 14 深さが等しくかつ幅の異なる溝部
フロントページの続き Fターム(参考) 4F209 AA01 AA50 AB12 AB16 AF08 AG02 AG08 AG14 AG28 AH48 AH51 PA01 PA06 PB02 PC03 PN01 PW24

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セルロース系微粉粒と樹脂とを混合しか
    つ溶融させて成形してなる木質様成形品の表面に、幅が
    等しくかつ深さの異なる複数の溝部で構成された木目模
    様が施されていることを特徴とする木質様成形品。
  2. 【請求項2】 セルロース系微粉粒と樹脂とを混合しか
    つ溶融させて成形してなる木質様成形品の表面に、深さ
    が等しくかつ幅の異なる複数の溝部で構成された木目模
    様が施されていることを特徴とする木質様成形品。
  3. 【請求項3】 セルロース系微粉粒と樹脂とを混合しか
    つ溶融させて成形してなる木質様成形品の表面に、幅が
    等しくかつ深さの異なる複数の溝部と深さが等しくかつ
    幅の異なる複数の溝部とで構成された木目模様が施され
    ていることを特徴とする木質様成形品。
  4. 【請求項4】 セルロース系微粉粒と樹脂とを混合しか
    つ溶融させて成形してなる木質様成形品の表面に、深さ
    と幅の双方が異なる複数の溝部で構成された木目模様が
    施されていることを特徴とする木質様成形品。
  5. 【請求項5】 セルロース系微粉粒と樹脂とを混合しか
    つ溶融させて成形してなる木質様成形品の表面処理方法
    であって、前記木質様成形品の表面に幅が等しくかつ深
    さの異なる複数の溝部を形成するに際し、該木質様成形
    品の表面に溝部を形成する工程を溝部の深さごとに分け
    て行うことを特徴とする木質様成形品の表面処理方法。
  6. 【請求項6】 セルロース系微粉粒と樹脂とを混合しか
    つ溶融させて成形してなる木質様成形品の表面処理方法
    であって、前記木質様成形品の表面に幅が等しくかつ深
    さの異なる複数の溝部を形成するに際し、幅が等しくか
    つ高さの異なる突起を複数有する溝形成具を前記木質様
    成形品の表面に擦りつけることを特徴とする木質様成形
    品の表面処理方法。
  7. 【請求項7】 セルロース系微粉粒と樹脂とを混合しか
    つ溶融させて成形してなる木質様成形品の表面処理方法
    であって、前記木質様成形品の表面に深さが等しくかつ
    幅の異なる複数の溝部を形成するに際し、該木質様成形
    品の表面に溝部を形成する工程を溝部の幅ごとに分けて
    行うことを特徴とする木質様成形品の表面処理方法。
  8. 【請求項8】 セルロース系微粉粒と樹脂とを混合しか
    つ溶融させて成形してなる木質様成形品の表面処理方法
    であって、前記木質様成形品の表面に深さが等しくかつ
    幅の異なる複数の溝部を形成するに際し、高さが等しく
    かつ幅の異なる突起を複数有する溝形成具を前記木質様
    成形品の表面に擦りつけることを特徴とする木質様成形
    品の表面処理方法。
  9. 【請求項9】 セルロース系微粉粒と樹脂とを混合しか
    つ溶融させて成形してなる木質様成形品の表面処理方法
    であって、前記木質様成形品の表面に幅が等しくかつ深
    さの異なる複数の溝部と、深さが等しくかつ幅の異なる
    複数の溝部とを形成するに際し、該木質様成形品の表面
    に溝部を形成する工程を溝部の深さごとに分けるととも
    に溝部の幅ごとに分けて行うことを特徴とする木質様成
    形品の表面処理方法。
  10. 【請求項10】 セルロース系微粉粒と樹脂とを混合し
    かつ溶融させて成形してなる木質様成形品の表面処理方
    法であって、前記木質様成形品の表面に幅が等しくかつ
    深さの異なる複数の溝部と、深さが等しくかつ幅の異な
    る複数の溝部とを形成するに際し、幅が等しくかつ高さ
    の異なる突起を複数有する溝形成具と、高さが等しくか
    つ幅の異なる突起を複数有する溝形成具とを、前記木質
    様成形品の表面に擦りつけることを特徴とする木質様成
    形品の表面処理方法。
  11. 【請求項11】 セルロース系微粉粒と樹脂とを混合し
    かつ溶融させて成形してなる木質様成形品の表面処理方
    法であって、前記木質様成形品の表面に深さと幅の双方
    が異なる複数の溝部を形成するに際し、高さと幅の双方
    が異なる突起を複数有する溝形成具を前記木質様成形品
    の表面に擦りつけることを特徴とする木質様成形品の表
    面処理方法。
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