JP2001327426A - シャワーヘッド - Google Patents

シャワーヘッド

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JP2001327426A
JP2001327426A JP2001035286A JP2001035286A JP2001327426A JP 2001327426 A JP2001327426 A JP 2001327426A JP 2001035286 A JP2001035286 A JP 2001035286A JP 2001035286 A JP2001035286 A JP 2001035286A JP 2001327426 A JP2001327426 A JP 2001327426A
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shower
air
hot water
shower head
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JP2001035286A
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English (en)
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Hiroyuki Usui
宏之 臼井
Yukihiro Fukuda
幸弘 福田
Satoshi Kitazaki
聡 北崎
Takeshi Takagi
健 高木
Masayuki Nagaishi
昌之 永石
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Toto Ltd
Original Assignee
Toto Ltd
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    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
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Abstract

(57)【要約】 【課題】節水目的における空気混入シャワーにおいて、
シャワー吐水中に気泡を微細且つ均一に混入させ、さら
にシャンプーや石鹸の泡切れが良いシャワーヘッドを提
供する。 【解決手段】空気混入シャワーヘッドにおいて、空気混
入部を水または温水を散水する散水部のごく近傍に配設
し、シャワー吐水に空気を混入させる機構とさせない機
構を容易に切り換えることができる構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はシャワーヘッドに係
り、特に節水効果や水勢向上させるためにシャワー吐水
中に空気を混入させたシャワーヘッドにおいて、シャワ
ー吐水に気泡を均一且つ微細に混入させることができ、
且つシャンプー、石鹸などを洗い流す際には気泡の混入
されないシャワー吐水を容易に得ることが可能な空気混
入シャワーヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】従来シャワーヘッドにおいて、多機能的
にシャワー浴楽しむ目的で、通常のシャワー吐水である
スプレー吐水の他に、切り替えにより、体への衝撃の少
ないソフトなシャワー吐水を得る目的で、エジェクタ機
構をシャワーヘッドの水または温水を最終的に吐出する
散水板近傍に配設し、前記散水板の開口面積を通常のス
プレー吐水よりも大きくさせ、シャワー吐水に気泡を混
入させる技術はあった。また、従来シャワーヘッドにお
いて、特開平9−206632のように、従来のスプレ
ー型シャワーヘッドの流路中にエジェクタ効果により流
水中の水または温水に空気を混入させることによって、
流動している流体の総体積を増加させ、節水や水勢向上
を実現しようとする技術はあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、多機能
的にシャワー浴楽しむ目的で、通常のシャワー吐水であ
るスプレー吐水の他に、切り替えにより、体への衝撃の
少ないソフトなシャワー吐水を得る目的で、エジェクタ
機構をシャワーヘッドの水または温水を最終的に吐出散
水板近傍に配設し、前記散水板の開口面積を通常のスプ
レー吐水よりも大きくさせ、シャワー吐水に気泡を混入
させるシャワーヘッドは、気泡が混入されたシャワー吐
水のみで通常のシャワー浴で使用すると、水勢が弱く、
刺激によるシャワーの満足感が得られなかった。また、
散水板の開口面積を通常のスプレー吐水よりも大きくし
ているため、シャワー吐水の水量を通常よりも多く使用
していた。
【0004】また、特開平9−206632のように、
従来のスプレー型シャワーヘッドの流路中にエジェクタ
効果により流水中の水または温水に空気を混入させるこ
とによって、流動している流体の総体積を増加させ、節
水や水勢向上させようとしたシャワーヘッドは、空気混
入部を水または温水を散水する散水部から離れた場所に
配設しているので、散水部手前で空気が再結合し、通水
路途中で気泡が大きくなる、もしくは水または温水の層
と空気の層に分かれてしまい、空気を均一且つ微細に水
または温水に分散させることが難しかった。
【0005】また、空気が混入されたシャワー吐水で
は、シャンプーや石鹸を洗い流す際に時間を要し、節水
効果が少ない上、シャワー吐水の気泡とシャンプーや石
鹸の泡の区別が付きづらく、シャンプーや石鹸が十分洗
い流せても、シャンプーや石鹸が洗い流せていないと感
じる不具合が生じていた。
【0006】そこで、本発明の目的は節水効果や水勢向
上させるためにシャワー吐水中に空気を混入させたシャ
ワーヘッドにおいて、シャワー吐水に気泡を均一且つ微
細に混入させることが可能な空気混入シャワーヘッドを
実現し、さらにシャンプーや石鹸を洗い流す際は気泡の
混入されないシャワー吐水に容易に切り換える事が可能
な空気混入シャワーヘッドを実現しようとするものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段および作用・効果】上記目
的を達するためになされた本発明においては、水または
温水を吐水させる最終シャワー吐水面積の総和が20mm2
〜60mm2のシャワーヘッドにおいて、水または温水が流
水する通水路部に気泡を混入させるための空気混入部を
備え、前記空気混入部は水または温水を散水する散水部
もしくは前記散水部のごく近傍に配設した構成とする空
気混入シャワーヘッドを提供する。
【0008】節水目的に、一定の通水量で、水勢を向上
させようとすると、水または温水を流水させる最終シャ
ワー吐水面積の総和は、シャワー吐水の線を細したり、
シャワー吐水の本数を減らすことによって小さくするほ
ど良い。しかしながら、節水目的で、水または温水を流
水させる最終シャワー吐水面積を小さくすると、シャワ
ー吐水の線を細くする事によるシャワー吐水の痛みを感
じたり、シャワー吐水の本数を減らす事によるシャワー
吐水のすかすか感を感じ、低流量においてシャワー吐水
の水勢による満足感は得られるが、水または温水を流水
させる最終シャワー吐水面積によるシャワー浴における
満足感を得ることができない。具体的には、水または温
水を流水させる最終シャワー吐水面積の総和を20mm2
り小さくすると、シャワー吐水の線を細くする事による
シャワー吐水の痛みを感じたり、シャワー吐水の本数を
減らす事によるシャワー吐水のすかすか感を感じ、シャ
ワーを浴びると不快である。また、水または温水を流水
させる最終シャワー吐水面積の総和を60mm2より大きく
すると、通常の流水量やそれ以下では、通常のシャワー
浴で使用すると、水勢が弱くシャワーを浴びると不快で
ある。
【0009】本発明に係るシャワーにおいて、上記のよ
うに水または温水を流水させる最終シャワー吐水面積の
総和が20mm2〜60mm2とし、節水目的で、水または温水に
空気を混入させることで、上記のような、水または温水
を流水させる最終シャワー吐水面積によるシャワー浴の
満足感を得ることが可能となる。また上記のように構成
とすることにより、最終シャワー吐水面積の総和が20mm
2〜60mm2のシャワーヘッドにおいて、水または温水の流
量が同じ流量の場合、気泡を混入させた方がシャワー吐
水の見かけ上の流量つまり体積が増加することにより、
シャワー吐水の水勢を増すことが可能となり、低水量に
おいてシャワー浴の満足感を得ることが可能となる。ま
た、水または温水に空気混入部から均一且つ微細に混入
された空気が、通水路途中において再結合する時間が非
常に短くなり、水または温水が空気を均一且つ微細に混
入したままで散水板より散水することが可能となる。
【0010】また、本発明の好ましい態様においては、
水または温水を吐水させる最終シャワー吐水面積の総和
を25mm2〜45mm2とした構成とすることである。水または
温水を流水させる最終シャワー吐水面積の総和が20mm2
〜25mm2のときは、シャワー吐水の線を細くする事によ
るシャワー吐水の痛みを感じたり、シャワー吐水の本数
を減らす事によるシャワー吐水のすかすか感を感じ、不
快でシャワー浴を行えないほどではないが快適ではな
い。水または温水を流水させる最終シャワー吐水面積の
総和を25mm2より大きくすると、シャワー浴をより快適
に行うことが可能となる。また、最終シャワー吐水面積
の総和が45mm2〜60mm2のときは、シャワー浴を行うのに
通常の流水量やそれ以下では、水勢が弱く、不快でシャ
ワー浴を行えないほどではないが、快適ではない。水ま
たは温水を流水させる最終シャワー吐水面積の総和を40
mm2より小さくするとシャワー浴を行うのに通常の流水
量やそれ以下で水勢による満足度が増し、快適にシャワ
ー浴を行うことが可能となる。そこで上記のように水ま
たは温水を吐水させる最終シャワー吐水面積の総和を25
mm2〜45mm2とした構成とすことにより、節水目的で、水
または温水に空気を混入することによって、水または温
水の通水量が低流量において水勢による満足感と、水ま
たは温水を流水させる最終シャワー吐水面積によるシャ
ワー浴の満足感のバランスがより一層とれ、快適にシャ
ワー浴を行うことが可能となる。
【0011】また、空気混入部は、水または温水が流水
する通水路の断面積を流水方向に減少させる事によっ
て、水または温水の流速を増加させる流水増速部と前記
流水増速部近傍に配設され、外気と連通し、空気混入部
と外気の間で空気の出入りが自由な空気連通孔を有する
空気吸入部とからなる構成とする。このような構成とす
ることにより、空気混入部内において、高速で流水して
いる水または温水によってその近傍の空気を巻き込み、
空気が混入された水または温水を吐水することが可能と
なる。また、高速で流水している水または温水が、近傍
の空気を巻き込むことによって、空気混入部内の圧力が
大気圧よりも低くなるが、空気吸入部における空気連通
孔によって外気より空気を空気混入部内に吸い込むこと
によって空気混入部内の圧力を一定とすることが可能と
なり、水または温水に空気が円滑に混入される。このよ
うに水または温水に自然吸気によって空気を混入させる
ことが可能となり、空気を混入させるための空気供給源
や空気搬送管を必要としないため構造を小型化・簡略化
できる。
【0012】また、水または温水を散水する散水部は散
水板を2枚有する二重構造とした構成とする。このよう
な構成とすることにより、空気混入部である水または温
水の流速を増加させる流水増速部と空気吸入部を散水板
同士に配設することが可能となり、比較的容易に空気混
入部を形成することが可能となる。
【0013】また、本発明の好ましい態様においては、
空気吸入部における空気連通孔は開度を自由に調節する
ことを可能とした構成とすることである。このような構
成とすることにより、流水している水または温水にある
程度自由に空気の混入量をコントロールすることが可能
となり、空気混入部を完全に閉めることにより気泡の混
入されないシャワー吐水を得ることができ、シャンプー
や石鹸を洗い流す際は気泡の混入されないシャワー吐水
にし、シャンプーや石鹸を洗い流す時間を短縮すること
が可能となる。
【0014】また、本発明の好ましい態様においては、
2重構造とした水または温水を散水する散水部における
散水板の一方を取り替え可能とした構成とすることであ
る。このような構成とすることにより、散水板の一方を
空気が混入可能な散水板や、空気が混入不可な散水板に
取り替えることによって、シャワー吐水を、空気混入す
る場合と、しない場合に容易に変更することができる。
【0015】また、本発明の好ましい態様においては、
取り替え可能なカートリッジ式とした2枚の散水板は、
それぞれの散水板穴を一致させるための勘合部を有する
構成とすることである。このような構成とすることによ
り、2枚の散水板における散水板穴同士のずれをなくす
ことが可能となり、空気が混入したシャワー吐水を円滑
に吐水することが可能となる。
【0016】また、本発明の好ましい態様においては、
2重構造とした水または温水を散水する散水部における
散水板同士を連結している連結部は、ボタン式で散水板
同士の間隔を調節可能とした構成とすることである。こ
のような構成とすることにより、二重構造とした2枚の
散水板の距離を容易に変更することが可能となる。そう
することによって、空気吸入部を二重構造とした2枚の
散水板の間に配設すると、二重構造とした2枚の散水板
の距離がある場合はシャワー吐水に空気を混入すること
が可能となり、二重構造とした2枚の散水板の距離が無
い場合は通常の空気を混入しないシャワー吐水を得るこ
とが可能となる。
【0017】
【発明の実施の形態】以上説明した本発明の構成・作用
を一層明らかにするために、以下本発明の好適な実施形
態について説明する。
【0018】以下、本発明の第一の実施形態について図
面を用いて説明する。図1は、本発明の第一の実施形態
に係るシャワー装置の構成図である。
【0019】図1において、シャワーヘッド1は、水ま
たは温水が流水する通水路2と水または温水を吐水させ
る散水部3で構成されている。
【0020】散水部3は、通水路2より流水された水ま
たは温水の流速を下流方向に増加させることを、下流方
向に断面積をテーパ状に縮小することによって可能とし
た一次散水板穴8を複数具備した一次散水板4と、一次
散水板穴8で増速された水または温水に空気を混入させ
る空隙6と、一次散水板穴8と同数あり、シャワー吐水
を適当な角度に散水されるように適当に角度を付与され
た二次散水板穴9を具備している二次散水板5と、二次
散水板5に具備され、前記空隙6に空気の流通を可能と
し、流通する空気量を制御することを可能とした空気吸
入量調節機7で構成されている。
【0021】また、最終シャワー吐水面積の総和、この
場合二次散水板穴9の面積の総和は30mm2とする。
【0022】次に動作、作用を説明すると、通水路2に
より一次散水板4に到達した水または温水は、一次散水
板穴8により急激に速度が増加する。
【0023】このとき、一次散水板穴8は、テーパを持
つ構成となっているため、水または温水が一次散水板穴
8を円滑に流水することが可能となり、水または温水が
一次散水板穴9を流水する際に起こるエネルギーロスを
少なくすることが可能となる。
【0024】一次散水板4によって増速された水または
温水は、空隙6を通過する時、空隙6に満たされている
空気を巻き込む。
【0025】空隙6に満たされた空気は、流水している
水または温水に巻き込まれ、空隙内部の圧力が降下し、
空気混入量調節機7に開けられた外気と連通する穴によ
って、外気より空隙6の中に空気を吸い込む。
【0026】空気混入量調節機7に開けられた外気と連
通する穴の開度は調節可能なため、空隙6の内部に吸い
込む空気量を調節することが可能となり、空隙6内部の
圧力を制御することにより、流水している水または温水
に巻き込まれる空気量を制御することが可能となる。
【0027】一次散水板4、空隙6を通過し、空気が混
入された水または温水は、二次散水板5に具備された二
次散水板穴9に入射され、適当な角度をもって吐水され
る。
【0028】このように最終シャワー吐水面積の総和、
この場合二次散水板穴9の面積の総和が30mm2におい
て、水または温水の流量が同じ場合、シャワー吐水には
空気が混入しているため、見かけ上の流量つまり体積が
増加し、水または温水の流量が同じ場合よりも水勢を増
加させることが可能となり、水または温水の流量が少量
でも快適なシャワー浴を行うことが可能となる。
【0029】また、空気混入量調節機7に設けられた外
気と連通する穴を閉じると、流水している水または温水
は空気を巻き込まなくなり、気泡の混入されないシャワ
ー吐水を得ることが可能となる。
【0030】このような構成とすることにより、シャン
プーや石鹸などを洗い流す際は気泡の混入されないシャ
ワーとしても使用することが可能となる。
【0031】このように、空気混入量調節機における外
気と連通する穴、つまり空気連通孔の開度を自由に調節
することが可能な構成とすることにより、シャワー吐水
に空気を混入させる場合と、させない場合にシャワー吐
水を容易に変更することができる。
【0032】図2、3は本発明の別の実施形態である第
二の実施形態に係るシャワー装置の構成図である。
【0033】図2において、シャワーヘッド10は、水
または温水が流水する通水路11と水または温水を吐水
させる散水部12で構成されている。
【0034】散水部12は、通水路11より流水された
水または温水の流速を下流方向に増加させることを、下
流方向に断面積をテーパ状に縮小することによって可能
とした一次散水板穴17を複数具備した一次散水板13
と、一次散水板穴17で増速された水または温水に空気
を混入させる空隙16と、一次散水板穴17と同数あ
り、シャワー吐水が適当な角度に散水されるように適当
に角度を付与された二次散水板穴18aを具備し、一次
散水板13と着脱自在なカートリッジ式となっている二
次散水板14aで構成されている。
【0035】また、一次散水板13と二次散水板14a
は、一次散水板穴17と二次散水板穴18aを一致させ
るための勘合部15aを持つ構成としている。
【0036】また、二次散水板14aにおける勘合部1
5aは一次散水板13と二次散水板14aの間に適当な
間隔の空隙16を与えるようになっている。
【0037】また、最終シャワー吐水面積の総和、この
場合二次散水板穴14aの面積の総和は30mm2とする。
【0038】図3において、図2と異なる点は二次散水
板14aを一次散水板13との間に空隙16を与えない
ような勘合部15bを持つ二次散水板14bと交換した
ことである。
【0039】また、最終シャワー吐水面積の総和、この
場合二次散水板穴14aの面積の総和も30mm2とする。
【0040】次に動作、作用を説明すると、通常のシャ
ワー浴を行う場合、図2に示すように通水路11により
一次散水板13に到達した水または温水は、一次散水板
穴17により急激に速度が増加する。
【0041】このとき、一次散水板穴17は、テーパを
持つ構成となっているため、水または温水が一次散水板
穴17を円滑に流水することが可能となり、水または温
水が一次散水板穴17を流水する際に起こるエネルギー
ロスを少なくすることが可能となる。
【0042】一次散水板13によって増速された水また
は温水は、空隙16を通過する時、16空隙に満たされ
ている空気を巻き込む。
【0043】空隙16に満たされた空気は、流水してい
る水または温水に巻き込まれるため、空隙内部の圧力が
降下し、外気から空隙16の中に空気を吸い込む。
【0044】一次散水板13、空隙16を通過し、空気
が混入された水または温水は、二次散水板14aに具備
された二次散水板穴18aに入射され、適当な角度をも
って吐水される。
【0045】このように最終シャワー吐水面積の総和、
この場合二次散水板穴9の面積の総和が30mm2におい
て、水または温水の流量が同じ場合、シャワー吐水には
空気が混入しているため、見かけ上の流量つまり体積が
増加し、水または温水の流量が同じ場合よりも水勢を増
加させることが可能となり、水または温水の流量が少量
でも快適なシャワー浴を行うことが可能となる。
【0046】また、シャンプーや石鹸などを洗い流す際
は、図3に示すように図2におけるカートリッジ式の二
次散水板14aを一次散水板13との間に空隙16を与
えないような勘合部15bを持つ二次散水板14bと交
換した構成とする。
【0047】このような構成とすることにより、空隙1
6が無くなり、シャワー吐水は空気が混入されず、気泡
の混入されないシャワー吐水とすることが可能となる。
【0048】このような構成とすることにより、シャン
プーや石鹸などを洗い流す際は気泡の混入されないシャ
ワーとしても使用することが可能となる。
【0049】このように、二次散水板を一次散水板と容
易に着脱可能なカートリッジ式とすることにより、シャ
ワー吐水に空気を混入させる場合と、させない場合にシ
ャワー吐水を容易に変更することができる。
【0050】図4,5は本発明の別の実施形態である第
三の実施形態に係るシャワー装置の構成図である。
【0051】図4において、シャワーヘッド19は、水
または温水が流水する通水路20と水または温水を吐水
させる散水部21で構成されている。
【0052】散水部21は、通水路20より流水された
水または温水の流速を下流方向に増加させることを、下
流方向に断面積をテーパ状に縮小することによって可能
とした一次散水板穴26を複数具備した一次散水板22
と、一次散水板穴26で増速された水または温水に空気
を混入させる空隙25と、一次散水板穴26と同数あ
り、シャワー吐水が適当な角度に散水されるように適当
に角度を付与された二次散水板穴27を具備している二
次散水板23で構成されている。
【0053】また、一次散水板22と二次散水板23を
連結し且つ一次散水板22と二次散水板23の間隔を可
変とするスイッチ式散水板連結機24を有する構成とし
ている。
【0054】また、図4において、スイッチ式散水板連
結機24は一次散水板22と二次散水板23の間に適当
な間隔の空隙25を与えるようになっている。
【0055】また、最終シャワー吐水面積の総和、この
場合二次散水板穴14aの面積の総和は30mm2とする。
【0056】図5において、図4と異なる点はスイッチ
式散水板連結機24によって、一次散水板22と二次散
水板23の間に空隙25を与えないようにしたことであ
る。
【0057】次に動作、作用を説明すると、図4におい
て二次散水板23を一次散水板22の方向へ押し込むと
スイッチ式散水板連結機24によって、図5に示すよう
に二次散水板23が一次散水板22と接触するところで
固定される。
【0058】図5の状態で、もう一度二次散水板23を
一次散水板の方向へ押し込むとスイッチ式散水板連結機
24によって、図4の状態へ戻る。
【0059】通常のシャワー浴を行う場合、図4に示す
ように通水路20により一次散水板22に到達した水ま
たは温水は、一次散水板穴26により急激に速度が増加
する。
【0060】このとき、一次散水板穴26は、テーパを
持つ構成となっているため、水または温水が一次散水板
穴26を円滑に流水することが可能となり、水または温
水が一次散水板穴26を流水する際に起こるエネルギー
ロスを少なくすることが可能となる。
【0061】一次散水板22によって増速された水また
は温水は、空隙27を通過する時、空隙に満たされてい
る空気を巻き込む。
【0062】空隙に満たされた空気は、流水している水
または温水に巻き込まれるため、空隙内部の圧力が降下
し、外気と連通されている空隙25の中に外気より空気
を吸い込む。
【0063】一次散水板22、空隙25を通過し、空気
が混入された水または温水は、二次散水板23に具備さ
れた二次散水板穴27に入射され、適当な角度をもって
吐水される。
【0064】このように最終シャワー吐水面積の総和、
この場合二次散水板穴27の面積の総和が30mm2におい
て、水または温水の流量が同じ場合、シャワー吐水には
空気が混入しているため、見かけ上の流量つまり体積が
増加し、水または温水の流量が同じ場合よりも水勢を増
加させることが可能となり、水または温水の流量が少量
でも快適なシャワー浴を行うことが可能となる。
【0065】また、シャンプーや石鹸などを洗い流す際
は、図5に示すように、図4において、二次散水板23
を一次散水板22の方向へ押し込み、スイッチ式散水板
連結機24によって、二次散水板23が一次散水板22
と接触するところで固定される構成とする。
【0066】このような構成とすることにより、空隙2
5が無くなり、気泡の混入されないシャワー吐水とする
ことが可能となる。
【0067】このような構成とすることにより、シャン
プーや石鹸などを洗い流す際は気泡の混入されないシャ
ワーとしても使用することが可能となる。
【0068】このように、2重構造とした水または温水
を散水する散水部における散水板同士を連結している連
結部は、ボタン式で一次散水板と二次散水板の間隔を調
節可能としたことにより、シャワー吐水に空気を混入さ
せる場合と、させない場合でシャワー吐水を容易に変更
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第一の実施形態におけるシャワーヘ
ッドの構成図
【図2】 本発明の第二の実施形態における気泡混入時
のシャワーヘッドの構成図
【図3】 本発明の第二の実施形態における気泡混入不
可時のシャワーヘッドの構成図
【図4】 本発明の第三の実施形態における気泡混入時
のシャワーヘッドの構成図
【図5】 本発明の第三の実施形態における気泡混入不
可時のシャワーヘッドの構成図
【符号の説明】
1 :本発明の第一の実施形態におけるシャワーヘッ
ド 2 :本発明の第一の実施形態における通水路 3 :本発明の第一の実施形態における散水部 4 :本発明の第一の実施形態における一次散水板 5 :本発明の第一の実施形態における二次散水板 6 :本発明の第一の実施形態における空隙 7 :本発明の第一の実施形態における空気吸入量調
整機 8 :本発明の第一の実施形態における一次散水板穴 9 :本発明の第一の実施形態における二次散水板穴 10 :本発明の第二の実施形態におけるシャワーヘッ
ド 11 :本発明の第二の実施形態における通水路 12 :本発明の第二の実施形態における散水部 13 :本発明の第二の実施形態における一次散水板 14a:本発明の第二の実施形態における気泡混入用二
次散水板 14b:本発明の第二の実施形態における気泡混入不可
用二次散水板 15a:本発明の第二の実施形態における気泡混入用勘
合部 15b:本発明の第二の実施形態における気泡混入不可
用勘合部 16 :本発明の第二の実施形態における空隙 17 :本発明の第二の実施形態における一次散水板穴 18a:本発明の第二の実施形態における気泡混入用二
次散水板穴 18b:本発明の第二の実施形態における気泡混入不可
用二次散水板穴 19 :本発明の第三の実施形態におけるシャワーヘッ
ド 20 :本発明の第三の実施形態における通水路 21 :本発明の第三の実施形態における散水部 22 :本発明の第三の実施形態における一次散水板 23 :本発明の第三の実施形態における二次散水板 24 :本発明の第三の実施形態におけるスイッチ式散
水板連結機 25 :本発明の第三の実施形態における空隙 26 :本発明の第三の実施形態における一次散水板穴 27 :本発明の第三の実施形態における二次散水板穴
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高木 健 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内 (72)発明者 永石 昌之 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内 Fターム(参考) 2D032 FA04 2D060 CC17

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水または温水を吐水させる最終シャワー
    吐水面積の総和が20mm2〜60mm2のシャワーヘッドにおい
    て、水または温水が流水する通水路部に気泡を混入させ
    るための空気混入部を備え、前記空気混入部は水または
    温水を散水する散水部もしくは前記散水部のごく近傍に
    配設したことを特徴とするシャワーヘッド。
  2. 【請求項2】水または温水を吐水させる最終シャワー吐
    水面積の総和を25mm 2〜45mm2とした請求項1記載のシャ
    ワーヘッド。
  3. 【請求項3】 空気混入部は、水または温水が流水する
    通水路の断面積を流水方向に減少させる事によって、水
    または温水の流速を増加させる流水増速部と前記流水増
    速部近傍に配設され、外気と連通し、空気混入部と外気
    の間で空気の出入りが自由な空気連通孔を有する空気吸
    入部とからなることを特徴とする請求項1または2記載
    のシャワーヘッド。
  4. 【請求項4】 水または温水を散水する散水部は散水板
    を2枚有する二重構造としたことを特徴とする請求項3
    記載のシャワーヘッド。
  5. 【請求項5】 空気吸入部における空気連通孔は開度を
    自由に調節することが可能なことを特徴とする請求項4
    記載のシャワーヘッド。
  6. 【請求項6】 2重構造とした水または温水を散水する
    散水部における散水板の一方または両方を取り替え可能
    なカートリッジ式としたことを特徴とする請求項4記載
    のシャワーヘッド。
  7. 【請求項7】 取り替え可能なカートリッジ式とした2
    枚の散水板は、それぞれの散水板穴を一致させるための
    勘合部を有することを特徴とする請求項4記載のシャワ
    ーヘッド。
  8. 【請求項8】 2重構造とした水または温水を散水する
    散水部における散水板同士を連結している連結部は、ボ
    タン式で散水板同士の間隔を調節可能としたことを特徴
    とする請求項4記載のシャワーヘッド。
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