JP2867831B2 - 衛生洗浄装置 - Google Patents

衛生洗浄装置

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JP2867831B2
JP2867831B2 JP5683293A JP5683293A JP2867831B2 JP 2867831 B2 JP2867831 B2 JP 2867831B2 JP 5683293 A JP5683293 A JP 5683293A JP 5683293 A JP5683293 A JP 5683293A JP 2867831 B2 JP2867831 B2 JP 2867831B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、用便後の人体局部の洗
浄を行う衛生洗浄便座等に利用される衛生洗浄装置に関
し、特に洗浄水に気泡を強制的に混入する方式の衛生洗
浄装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】人体局部を洗浄するこの種の洗浄装置と
しては単一もしくは、複数のノズル孔を設けた洗浄ノズ
ルから温水を噴出させ局部を集中的に洗浄するものがあ
るが、この時の噴流は連続的な定常流であり、強い刺激
感があるために使用者に不快感を与える場合があった。
そのため洗浄水に気泡を混入させて柔らかい体感が得ら
れるものとして特公昭58−13688号公報に示され
る洗浄装置が従来より知られている。この装置では、噴
出ノズルの近傍に空気を混入させる空気吸引部を設けた
ものであり、空気の混入量は洗浄水の噴出速度あるいは
噴出量に依存する。このため混合可能な空気量に自ずと
限界があった。
【0003】このために近年、図5および図6に示すよ
うに洗浄水に空気を強制的に混入させるものが提案され
ている。同図において1は便器、2は衛生洗浄便座であ
り便座3、便蓋4、洗浄装置を内蔵する本体5および便
器1内に突出して設けられ、人体6の局部の洗浄を行う
洗浄ノズル7が設けられている。図6にこの洗浄ノズル
7の構造を示す。8は洗浄水の供給路であり、上流側に
設けられた空気ポンプ9および空気供給手段10によっ
て空気が混入した洗浄水が供給される。11はノズルシ
リンダ、12は可動ノズルであり、洗浄水の水圧によっ
て局部位置に押し出され、給水路13をへてノズル孔1
4から洗浄水を人体局部に噴出するように構成されてい
る。
【0004】上記構成において空気が混入された洗浄水
が供給路8に作用すると、可動ノズル12は水圧によっ
て押し出されて局部位置で停止し、気泡が混入した洗浄
水がノズル孔14から噴出して人体局部の洗浄が行われ
る。これにより充分な混合空気が得られるとともに好み
に応じて混合空気量を調整できるものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記した
ような従来の洗浄装置では、気泡混入洗浄と連続的な定
常流による洗浄を好みに応じて使い分けることができな
いという課題があった。すなわち、この種洗浄装置は複
数の利用者があるため、性別、年齢、個人差あるいは体
調等によって快適な洗浄形態が異なり改善が望まれてい
る。
【0006】本発明は上記課題を解決するものであり、
気泡混入洗浄と連続的な定常流による洗浄を使用者の体
調、好みに応じて容易に選択でき、かつ切り換え時の洗
浄感の低下のない衛生洗浄装置を提供することを第一の
目的としている。
【0007】また第二の目的は、肛門部の洗浄と女性の
局部洗浄を夫々に適した別のノズルユニットで構成する
とともに、その各々について気泡混入洗浄と気泡を混入
しない定常流による直噴洗浄を好適に選択切り換え可能
な衛生洗浄装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記第一の目的を達成す
るために本発明の衛生洗浄装置は、洗浄水を供給する水
ポンプを有する洗浄水供給手段と、前記洗浄水供給手段
に連通するノズル室と、前記ノズル室に連通する第一お
よび第二の噴出孔を有するとともに前記第一の噴出孔か
ら放出される噴流と第二の噴出孔から放出される噴流が
互いに接触干渉するように構成され前記水ポンプからの
洗浄水を人体局部に噴出するノズル素子と、前記洗浄水
に空気を強制混入する空気供給管と空気ポンプから構成
される空気混入手段と、噴流選択スイッチにより空気混
入洗浄が選択された時、前記水ポンプおよび空気ポンプ
を駆動し、洗浄水と空気の混合洗浄水を前記ノズル素子
に供給する第一の送水制御手段と、噴流選択スイッチに
より空気が混入しない洗浄が選択された時、前記空気の
混入を停止するとともに前記水ポンプからの洗浄水を所
定量増加させる第二の送水制御手段から構成したもので
ある。
【0009】また第二の目的を達成するために本発明の
衛生洗浄装置は、洗浄水を供給する水ポンプを有する洗
浄水供給手段と、前記洗浄水供給手段に連通する第一お
よび第二の噴出孔を有し、前記第一の噴出孔から放出さ
れる噴流と第二の噴出孔から放出される噴流が互いに接
触干渉するように構成したノズル素子と、このノズル素
子に空気を混入する空気供給管を有し、使用者の肛門部
を洗浄する第一のノズルユニットと、女性の局部を洗浄
する第二のノズルユニットと、前記第一および第二のノ
ズルユニットを選択切換するノズル切換弁と、前記水ポ
ンプの駆動源を動力源として各々のノズルユニットの空
気供給管に空気を供給する空気ポンプと、前記空気ポン
プで生成された圧縮空気を前記第一および第二のノズル
ユニットの空気供給管に選択切換する空気路切換弁と、
前記第一および第二のノズルユニットを選択するノズル
選択スイッチと、前記ノズル選択スイッチの投入により
前記水ポンプおよび空気ポンプ、ノズル切換弁および空
気切換弁を制御する第一の送水制御回路と、前記ノズル
選択スイッチを投入した後、噴流選択スイッチが投入さ
れることにより前記空気路切換弁を駆動するとともに前
記水ポンプから供給される洗浄水を増加させる洗浄水バ
イアス回路を有する第二の送水制御手段を設けて構成し
たものである。
【0010】
【作用】本発明の衛生洗浄装置は上記構成により、ノズ
ル素子の第一、第二の噴出孔から噴出する噴流を接触干
渉する構成とし、また洗浄水に空気を強制混入する空気
混入手段を設けたので、空気を混入しない場合は第一、
第二の噴出孔から別々に噴出した洗浄水は接触して合流
し、集中的な連続流となって人体局部に向けて噴出す
る。また空気が強制混入されると第一、第二の噴出孔か
ら同時に気泡が混入された洗浄水が噴出することとなる
が、各々の噴出孔から噴出する洗浄水は気泡を含んでお
り不定期な断続流となる。すなわち各々の噴出孔から噴
出する洗浄水の噴出力は強弱変化することとなり、それ
ら二つの噴流が互いに接触干渉しあうことによって合流
した洗浄水は揺動することになる。この結果、気泡を混
入しない場合は集中的な連続流が得られ、空気を強制混
入することにより気泡が混入した揺動洗浄すなわち広範
囲の洗浄が可能な洗浄形態が選択できるものである。ま
た空気混入洗浄が選択された場合、洗浄水と空気が所定
の比率で混合された洗浄水をノズル素子に供給する第一
の送水制御手段と、空気が混入しない洗浄が選択された
場合、空気の供給を停止するとともに洗浄水の流量を所
定量増加させる第二の送水制御手段を設けたものである
ので、気泡混入洗浄と気泡を混入しない連続流による洗
浄を切り換えた場合の洗浄感を好適なものにできる。す
なわち空気を強制的に供給する場合ノズル素子より噴出
する洗浄水は、水と空気の流量の和となり、適度の洗浄
感が得られる流量に設定される。例えばこの時の水と空
気の合計流量を1l/minとし、合計流量に対する空気の
混合比を50%とすると水の流量は0.5l/minとな
る。この状態から空気の供給を停止して気泡を混入しな
い水のみによる洗浄に切り換えた場合、洗浄水の流量は
0.5l/minとなり、非常に弱い洗浄感となる。本発明
によれば第二の送水制御手段により自動的に同レベルの
洗浄水流量となるように洗浄水の流量が増加されるもの
である。
【0011】また本発明による衛生洗浄装置は、肛門洗
浄と女性の局部洗浄を行うノズルユニットを夫々別に設
け、各々に気泡を強制混入する手段と気泡混入を選択可
能な手段を設けたものであるので、肛門部と女性局部の
各々の洗浄において好適な洗浄噴流が設定できるととも
に、気泡混入と連続的な定常流による洗浄形態を任意に
選択することができ、洗浄パターンの選択自由度が拡大
できる。また気泡混入洗浄から水のみによる連続流に切
り換えた場合、空気流路を使用していないノズルユニッ
ト側に放出する空気路切換弁を設けるとともに、自動的
に洗浄水の流量を増加させる洗浄水バイアス回路を設け
たので洗浄パターンを変更した時の洗浄感の低下がな
い。
【0012】
【実施例】以下本発明の実施例を図面にもとづいて説明
する。
【0013】図1は本発明の一実施例を示す衛生洗浄装
置の構成図であり、図2は衛生洗浄ノズルの断面図であ
る。同図において15は、水ポンプ16とその駆動手段
であるモータ17から構成される洗浄水供給手段、18
は電気ヒータ19によって加熱された温水を貯湯する温
水タンク、20は洗浄水を供給するための供給路であ
る。21は衛生洗浄ノズルであり、供給路20に連通す
る給水口22を有するノズルシリンダ23、ノズルシリ
ンダ23内にあって洗浄水の水圧を受けて進出駆動さ
れ、人体局部位置に停止して給水路24をへてきた洗浄
水を先端部に設けられたノズル素子25に供給する可動
給水体26、および空気供給手段である空気ポンプ27
とその駆動手段であるモータ28によって生成される圧
縮空気を洗浄水に強制的に混入する空気供給管29から
構成される空気混入手段30、洗浄水供給手段15が停
止して洗浄水の供給が停止した時、可動給水体26を後
退位置に移動させる弾性部材31を有している。なお空
気供給管29の開口端32は可動給水体26の進出位
置、つまりノズル素子25が人体局部位置に進出した状
態で給水路24内に位置するようにノズルシリンダ23
の同軸上に延在して固定されている。33は空気供給管
29の外周部に設けられた可動板であり、可動給水体2
6の進退動作に共動し、かつ給水路24を閉塞可能に設
けるとともに可動給水体26の進出位置において洗浄水
の流路を確保する位置に可動板33を停止させるストッ
パ34が設けられている。35は空気の供給を停止した
時、空気供給管29から空気ポンプ27への洗浄水の逆
流を防止する逆止弁である。
【0014】ノズル素子25は給水路24に連通する第
一および第二のノズル室36、37夫々のノズル室3
6、37の各々に連通する第一および第二の噴出孔3
8、39、第一と第二のノズル室36、37を分離する
分流壁40を有し、第一の噴出孔38から放出される噴
流と第二の噴出孔39から放出される噴流が互いに接触
干渉するように各々所定の角度傾斜して噴出するように
構成されている。
【0015】41は洗浄水を制御する送水制御回路であ
り、噴流選択スイッチ42により気泡混入洗浄を選択し
た時、水ポンプ16および空気ポンプ27を駆動して所
定の比率で気泡が混入された洗浄水をノズル素子25に
供給する第一の送水制御手段43と噴流選択スイッチ4
2によって気泡が混入しない連続流による洗浄が選択さ
れた時、空気ポンプ27の駆動を停止するとともに空気
量が減少することによる洗浄感の低下を補うように水ポ
ンプ16の回転数を増加し、洗浄水の流量を増加させる
第二の送水制御手段44から構成されている。
【0016】以上の構成において次に本実施例の作用、
動作について説明する。噴流選択スイッチ42によって
気泡混入洗浄が選択されると、第一の送水制御手段43
によってモータ17および28が回転を開始し、洗浄水
は水ポンプ16によって温水タンク18をへてノズルシ
リンダ22に供給され、洗浄水の水圧が可動給水体26
の端面に作用して弾性部材31の力に抗して前進しはじ
める。なおこの時、空気供給管29の外周部に設けられ
た可動板33は給水路24を閉塞しており、給水路24
の断面積に相当する面積が受圧面積として増加し、可動
給水体26の進出力が増加される。水圧によって可動給
水体26が進出し、人体局部位置に到達するとストッパ
34に当接して可動板33が停止し、図1に示すように
給水路24が開放されて洗浄水が給水路24を通過す
る。一方、水ポンプ16が動作すると同時に空気ポンプ
27も動作し逆止弁35、空気供給管29を経て圧縮空
気が開口端32から洗浄水に所定の比率で混入され、気
泡が混入された洗浄水がノズル素子25に流入する。こ
の時、給水路24を通過する過程すなわちノズル素子2
5に近い段階で空気を混入するため、空気混入後の洗浄
水の流路の急拡大、急縮小がなく気相と液相に分離する
前に給水路24をへて噴出孔から放出されることとな
り、気泡の不均一化が防止され安定した粒径の気泡が供
給される。また給水路24内の空気供給管29の周囲を
通過する洗浄水の流速は高められており、洗浄水の通過
によるエジェクタ効果により空気供給管29の開口端3
2の圧力が低い状態で空気が混入できる。これにより小
能力の空気ポンプ、すなわち低い吐出圧で空気の強制混
入が可能となる。
【0017】ノズル素子25に流入した洗浄水は分流壁
40によって第一および第二のノズル室36、37に分
流され、各々に連通する第一、第二の噴出孔38、39
から同時に気泡が混入された洗浄水が噴出する。この
時、各々の噴出孔から噴出する洗浄水は気泡を含んでお
り不定期な断続流となる。すなわち各々の噴出孔から噴
出する洗浄水の噴出力は強弱変化することとなり、それ
ら二つの噴流の合流する部分で互いの噴出力により接触
干渉しあうことによって洗浄水は図1の振幅Wnに示し
たように揺動することになり、気泡が混入されるととも
に広範囲に揺動する洗浄噴流が得られる。また前述した
ように気泡の不均一化が防止され安定した粒径の気泡が
供給できるため、人体局部に噴出した時適度の刺激があ
りかつ柔らかい洗浄感覚が得られるとともに気泡粒径が
大きくならないためにノズル素子25からの噴出時に気
泡のはじけ音が低減され、また洗浄水の飛散を低減する
ことができる。
【0018】次に噴流選択スイッチ42により、気泡が
混入しない連続流による洗浄を選択されると第二の送水
制御手段44によって空気ポンプ27の駆動が停止され
るとともに、空気量が減少することによる洗浄感の低下
を補うように水ポンプ16の回転数を増加し、洗浄水の
流量を増加する。すなわち気泡混入洗浄においてノズル
素子25から噴出する流量は水量と空気量の和となり、
人体局部に当接した時所定の洗浄感が得られる流量に設
定されるため、空気の供給が停止されると実質流量が低
下し、洗浄感が低下する。したがって気泡が混入しない
洗浄が選択された場合は洗浄水の流量増加が必要とな
る。増加された洗浄水はノズルシリンダ22、給水路2
4を経てノズル素子25に流入し、各々の噴出孔38、
39から同時に噴出する。別々に噴出した洗浄水は接触
して合流し、気泡が混入されていない連続流であるため
に図2に示したように集中的な噴流となって人体局部に
向けて噴出される。
【0019】なお気泡混入揺動洗浄と集中的な連続的流
れによる洗浄は自動的に交互に繰り返されるように構成
すれば使用者の単調感が解消されるとともに被洗浄部の
マッサージ効果も得られる。
【0020】以上述べたように本実施例によれば、ノズ
ル素子25に二つの噴出孔38および39を設けて互い
に接触干渉可能に設けるとともに空気を強制混入する空
気混入手段30を設け、かつ洗浄パターンを選択する噴
流選択スイッチ42により洗浄水供給手段15および空
気混入手段30を制御する送水制御回路41を設けたの
で、空気を強制混入することにより気泡が混入した揺動
洗浄すなわち広範囲の洗浄パターンが得られ、また気泡
を混入しない場合は集中的な連続流が選択できるもので
ある。これにより洗浄パターン可変を遠隔制御すること
が可能となるとともに、構成の簡素化が図れる。また第
二の送水制御手段を設けたので気泡を混入しない集中的
な連続流による洗浄パターンが選択された場合は、自動
的に洗浄水流量が増加されるので洗浄パターン切り換え
時の洗浄感の低下がない。
【0021】また可動給水体26内に設けられた給水路
24を通過する過程で空気を混入するため、空気混入後
の洗浄水の流路の急拡大、急縮小がなく気相と液相に分
離する前に給水路24をへて噴出孔38、39から放出
されるため、気泡の不均一化が防止されて安定した粒径
の気泡が生成されることとなり、ノズル素子25からの
噴出時に気泡のはじけ音が低減され、かつ洗浄水の飛散
を低減することができる。また給水路24内に空気供給
管29の開口端32が位置するように設けたので、通過
する洗浄水の流速が高められた状態で空気が混入される
こととなり、洗浄水の通過によるエジェクタ効果により
前記開口端の圧力を低減できる。これにより空気ポンプ
29の小能力化、すなわち低い吐出圧で空気の強制混入
が可能となる。
【0022】さらに空気供給管29の外周部に、給水路
24を閉塞可能な可動板33を可動給水体26と連動可
能に設けたので、可動給水体26の進出力を増加させる
ことができるため、ノズル進出に対する信頼性が向上す
る。
【0023】図3は本発明の他の実施例を示す衛生洗浄
装置の構成図である。同図において21aは図1に示し
た衛生洗浄ノズルと同様の部材から構成され、肛門部の
洗浄を行う第一のノズルユニット、21bは同様に女性
の局部洗浄を行う第二のノズルユニットである。45は
温水タンク18に連通するノズル切換弁であり、第一の
ノズルユニット21aあるいは第二のノズルユニットの
どちらか一方に洗浄水を供給する。46は空気ポンプ2
7に連通する空気路切換弁であり、各々のノズルユニッ
ト21a、21bに設けられた空気供給管29aおよび
29bに空気ポンプ27で生成された空気を選択切り換
え可能に設けられている。なお空気ポンプ27は水ポン
プ16の駆動源であるモータ17によって駆動される。
【0024】41aは送水制御回路であり、図4に示し
たように第一の送水制御手段43aおよび第二の送水制
御手段44aから構成されている。第一の送水制御手段
43aは、ノズル選択スイッチ47の投入によりノズル
切換弁45および空気路切換弁46を動作させて空気が
混入された洗浄水を第一および第二のノズルユニット2
1a、21bのどちらかに供給する切換弁駆動回路48
と、水勢スイッチ49の投入によりモータ17の回転数
を制御する水勢調節回路50を有している。また第二の
送水制御手段44aは、噴流選択スイッチ42が投入さ
れることにより空気路切換弁46を駆動して洗浄水が供
給されてないノズルユニット側に空気供給路を開放して
放出させるとともにモータ17の回転数を増加させて洗
浄水を所定量増加させる洗浄水バイアス回路51から構
成されている。その他は図1の洗浄装置と同様であり、
同一番号を付して詳細な説明を省略する。
【0025】以上の構成において本実施例の作用、動作
について説明する。ノズル選択スイッチ47によって例
えば肛門洗浄が選択されると切換弁駆動回路48が動作
してノズル切換弁45を肛門洗浄に適した第一のノズル
ユニット21aに開放するとともに空気路切換弁46が
動作して同様に第一のノズルユニット21aの空気供給
管29a側に供給路を開放する。一方同時に水勢調節回
路50によりモータ17が制御され、水ポンプ16、空
気ポンプ27も駆動されて所定の比率に混合された気泡
混合洗浄水が第一のノズルユニット21aのノズル素子
25から噴出される。なおこの状態における水勢は標準
的な水勢が水勢調節回路50によって自動的に設定さ
れ、水勢スイッチ49を調節することにより好みの水勢
が選択できる。またこの時の噴流は、空気が混入されて
いるため、図1の実施例と同様の作用により図3に示し
たように振幅Wnで揺動し、広範囲な洗浄が可能であ
る。
【0026】次に噴流選択スイッチ42により、気泡が
混入しない連続流による洗浄を選択されると第二の送水
制御手段44aによって空気路切換弁46が駆動され、
洗浄水が供給されていない第二のノズルユニット21b
の空気供給管29bに空気が供給されて大気に放出さ
れ、第一のノズルユニット21aへの空気供給が停止さ
れる。また同時にモータ17の回転数が増加され、空気
量が減少することによる洗浄感の低下を補うように洗浄
水の流量が増加される。増加された洗浄水はノズル素子
25に流入し、各々の噴出孔38、39から同時に噴出
する。別々に噴出した洗浄水は接触して合流し、気泡が
混入されていない連続流であるために図2に示したよう
に集中的な噴流となって人体局部に向けて噴出される。
【0027】またノズル選択スイッチ47によって女性
局部洗浄が選択されると、同様にノズル切換弁45およ
び空気路切換弁46が動作して女性局部洗浄に適した第
二のノズルユニット21bから洗浄水が噴出し、同様に
洗浄パターンおよび水勢の調節が可能である。なお女性
の局部洗浄においては肛門洗浄に比較して特に柔らかい
噴流となるように洗浄水量および空気混入量を設定する
とともに、揺動洗浄における振幅Wnが小さくなるよう
に設定されている。
【0028】以上述べたように本実施例によれば、肛門
洗浄と女性の局部洗浄を行うノズルユニット21a、2
1bを夫々別に設け、各々に気泡を強制混入する手段と
気泡混入を選択可能な手段を設けたものであるので、肛
門部と女性局部の各々の洗浄において好適な洗浄噴流が
設定できるとともに、気泡混入による揺動洗浄と集中的
な連続流による洗浄形態を任意に選択することができ、
洗浄パターンの選択自由度が拡大できる。また洗浄水バ
イアス回路51を設けたので気泡混入洗浄から水のみに
よる連続流に切り換えた時の洗浄感の低下を防止するこ
とができる。
【0029】さらに水ポンプ16と空気ポンプ27の駆
動源を兼用したので洗浄水の水勢を調節する場合、前記
モータの回転数を調節すれば空気ポンプで生成される空
気量も比例して増減されることとなり、各々の水勢で所
定の好適な空気混合比が維持できる。また空気を混入さ
せることにより洗浄水の使用量を低減できるため、温水
タンク18の容積低減が図れる、あるいはこの種衛生洗
浄装置が集中的に使用される朝の時間帯における洗浄水
の湯切ぎれ防止につながる。
【0030】
【発明の効果】以上詳述したように本発明の衛生洗浄装
置は、ノズル素子に二つの噴出孔を設けて互いに接触干
渉可能に設けるとともに空気を強制混入する空気混入手
段を設け、かつ洗浄パターンを選択する噴流選択スイッ
チにより洗浄水供給手段および空気混入手段を制御する
送水制御回路を設けたものであり、以下の効果を有す
る。
【0031】(1)空気を強制混入することにより気泡
が混入した揺動洗浄すなわち広範囲の洗浄パターンが得
られ、また気泡を混入しない場合は集中的な連続流が選
択できる。これにより洗浄パターン可変を遠隔制御する
ことが可能となるとともに、構成の簡素化が図れる。
【0032】(2)第二の送水制御手段を設けたので気
泡を混入しない集中的な連続流による洗浄パターンが選
択された場合は、自動的に洗浄水流量が増加されるので
洗浄パターン切り換え時の洗浄感の低下がない。
【0033】また第二発明による衛生洗浄装置は、肛門
洗浄と女性の局部洗浄を行うノズルユニットを夫々別に
設け、各々に気泡を強制混入する手段と気泡混入を選択
可能な手段を設けるとともに、夫々のノズルユニットに
おいて洗浄パターンを切り換えた時の洗浄感の低下を防
止する洗浄水バイアス回路を設けたものであり、以下の
効果が得られる。
【0034】(1)肛門部と女性局部の各々の洗浄にお
いて好適な洗浄噴流が設定できるとともに、気泡混入に
よる揺動洗浄と集中的な連続流による洗浄形態を任意に
選択することができ、洗浄パターンの選択自由度が拡大
できる。
【0035】(2)洗浄水バイアス回路を設けたので肛
門洗浄、女性局部洗浄の各々において気泡混入洗浄から
水のみによる連続流に切り換えた時の洗浄感の低下を防
止することができる。
【0036】(3)水ポンプと空気ポンプの駆動源を兼
用したので洗浄水の水勢を調節する場合、前記駆動源の
回転数を調節すれば空気ポンプで生成される空気量も比
例して増減されることとなり、各々の水勢で所定の好適
な空気混合比が維持できる。
【0037】(4)空気を混入させることにより洗浄水
の使用量を低減できるため、温水タンクの容積低減が図
れ、装置の小型化が図れる、あるいはこの種衛生洗浄装
置が集中的に使用される朝の時間帯における洗浄水の湯
切ぎれ防止が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す衛生洗浄装置の構成図
【図2】同衛生洗浄ノズルの断面図
【図3】本発明の他の実施例を示す衛生洗浄装置の構成
【図4】同送水制御回路の構成図
【図5】従来の洗浄装置の断面図
【図6】同洗浄ノズルの拡大断面図
【符号の説明】
15 洗浄水供給手段 16 水ポンプ 17 モータ(駆動源) 18 温水タンク 21 衛生洗浄ノズル 21a 第一のノズルユニット 21b 第二のノズルユニット 22 給水口 23 ノズルシリンダ 24 給水路 25 ノズル素子 26 可動給水体 27 空気ポンプ 29a、29b 空気供給管 30 空気混入手段 31 弾性部材 32 開口端 36 第一のノズル室 37 第二のノズル室 38 第一の噴出孔 39 第二の噴出孔 40 分流壁 41、41a 送水制御回路 42 噴流選択スイッチ 43、43a 第一の送水制御手段 44、44a 第二の送水制御手段 45 ノズル切換弁 46 空気路切換弁 47 ノズル選択スイッチ 48 切換弁駆動回路 49 水勢スイッチ 50 水勢調節回路 51 洗浄水バイアス回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−78329(JP,A) 特開 平2−108736(JP,A) 特開 昭58−29932(JP,A) 特開 平3−161625(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E03D 9/00 - 9/16

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗浄水を供給する水ポンプを有する洗浄
    水供給手段と、前記洗浄水供給手段に連通するノズル室
    と、前記ノズル室に連通する第一および第二の噴出孔
    有するとともに前記第一の噴出孔から放出される噴流と
    第二の噴出孔から放出される噴流が互いに接触干渉する
    ように構成され、前記水ポンプからの洗浄水を人体局部
    に噴出するノズル素子と、前記洗浄水に空気を強制混入
    する空気ポンプを有する空気混入手段と、噴流選択スイ
    ッチにより空気混入洗浄が選択された時、前記水ポンプ
    および空気ポンプを駆動し、洗浄水と空気の混合洗浄水
    を前記ノズル素子に供給する第一の送水制御手段と、噴
    流選択スイッチにより空気が混入しない洗浄が選択され
    た時、前記空気の混入を停止するとともに前記水ポンプ
    からの洗浄水を所定量増加させる第二の送水制御手段を
    有する送水制御回路から構成した衛生洗浄装置。
  2. 【請求項2】洗浄水を供給する水ポンプとその駆動源
    と、洗浄水を加熱する温水タンクから構成される洗浄水
    供給手段と、前記洗浄水供給手段に連通する第一および
    第二の噴出孔を有し、前記第一の噴出孔から放出される
    噴流と第二の噴出孔から放出される噴流が互いに接触干
    渉するように構成したノズル素子と、洗浄水に空気を混
    入する空気供給管を有し、使用者の肛門部を洗浄する第
    一のノズルユニットと、前記第一のノズルユニットと同
    様の部材から構成され、女性の局部を洗浄する第二のノ
    ズルユニットと、前記第一および第二のノズルユニット
    を選択切換するノズル切換弁と、前記水ポンプの駆動源
    を動力源として各々のノズルユニットの空気供給管に空
    気を強制的に供給する空気ポンプと、前記空気ポンプで
    生成された圧縮空気を前記第一および第二のノズルユニ
    ットの空気供給管に選択切換する空気路切換弁と、前記
    第一および第二のノズルユニットを選択するノズル選択
    スイッチと、前記ノズル選択スイッチの投入により前記
    水ポンプおよび空気ポンプ、ノズル切換弁および空気切
    換弁を制御する第一の送水制御手段と、前記ノズル選択
    スイッチを投入した後、噴流選択スイッチが投入される
    ことにより前記空気路切換弁を駆動するとともに前記水
    ポンプから供給される洗浄水を増加させる洗浄水バイア
    ス回路を有する第二の送水制御手段とから構成した衛生
    洗浄装置。
  3. 【請求項3】第一の送水制御手段は、ノズル選択スイッ
    チの投入によりノズル切換弁と空気路切換弁を動作させ
    て第一および第二のノズルユニットのどちらかから空気
    混合洗浄水を放出させる切換弁駆動回路と、水勢スイッ
    チの投入によりポンプの回転数を制御する水勢調節回路
    から構成した請求項2記載の衛生洗浄装置。
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