JP2001327372A - ショーケースの棚装置 - Google Patents

ショーケースの棚装置

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JP2001327372A
JP2001327372A JP2000153667A JP2000153667A JP2001327372A JP 2001327372 A JP2001327372 A JP 2001327372A JP 2000153667 A JP2000153667 A JP 2000153667A JP 2000153667 A JP2000153667 A JP 2000153667A JP 2001327372 A JP2001327372 A JP 2001327372A
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shelf
brackets
bracket
rack
showcase
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JP2000153667A
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Taro Ogawa
太郎 小川
Tsutomu Tanaka
努 田中
Yuki Ozeki
友樹 大関
Yutaka Matsuoka
豊 松岡
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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  • Freezers Or Refrigerated Showcases (AREA)
  • Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 引き出し自在の棚を備えたショーケースにお
いて、比較的簡単且つ小型とされた構成にて棚を押し込
んだ状態に安定的に保持できる棚装置を提供する。 【解決手段】 棚装置は、左右一対のブラケット28に
スライドレール29を介して前後方向移動自在の棚3を
架設して成るショーケースに適用され、ブラケットの前
部上縁に設けられ、前側が前方に低く傾斜する傾斜面と
された被係合部42と、棚を収納した状態で、両ブラケ
ット間の被係合部近傍に位置する棚の前部下面に取り付
けられた係合部材44とを備えており、この係合部材
は、棚に固定された取付部と、この取付部からブラケッ
ト方向に延在し、上下方向に変形することによってその
先端48Aが被係合部に係脱自在に係合する弾性係合部
48を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ショーケースの庫
内に架設され、前後方向に移動することにより引き出し
自在とされた棚を具備するショーケースの棚装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来よりこの種ショーケースには商品陳
列用の棚が複数段架設されている。これらの棚はブラケ
ットと棚支柱の係合孔との係脱によって上下方向には移
動可能であるものの、一般的に前後方向には固定されて
いる。しかしながら、特に棚の奥部に商品を陳列するこ
とが困難であるため、従来より例えば特開2000−8
3774号公報に示される如き可動棚が開発されてい
た。
【0003】この場合、棚はスライドレールを介してブ
ラケットに取り付けられ、引き出し自在とされており、
その下面には回動軸に回動自在に取り付けられ、前端の
操作部と後端のフック部とを具備したロック部材が設け
られている。一方、ブラケットには、棚が押し込まれた
際にロック部材のフック部が係脱自在に係合する係合部
と、フック部を常時係合部に係合する方向に付勢する付
勢部材が設けられる。また、棚には、回動軸の軸方向と
直交する規制面を備えた規制部材が設けられ、この規制
部材の規制面をロック部材に摺動自在に当接若しくは近
接させていた。
【0004】そして、棚を引き出す際には付勢部材に抗
して操作部によりロック部材を回動させ、フック部と係
止部との係合を解き、手前側に引き出すと共に、ブラケ
ット側に棚を押し込めば、フック部が再び係合部に係合
して棚が安定的に保持される構造とされていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、係るロ
ック部材の構成では構造が複雑化し、コストが高騰する
と共に、回動軸やロック部材、係合部などを含めた各部
材の占めるスペースが大きくなり、その分棚上への商品
載置能力が低下する問題があった。
【0006】本発明は係る従来の技術的課題を解決する
ために成されたものであり、引き出し自在の棚を備えた
ショーケースにおいて、比較的簡単且つ小型とされた構
成にて棚を押し込んだ状態に安定的に保持できる棚装置
を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の棚装置は、左右
一対のブラケットにスライドレールを介して前後方向移
動自在の棚を架設して成るショーケースに適用され、ブ
ラケットの前部上縁に設けられ、前側が前方に低く傾斜
する傾斜面とされた被係合部と、棚を収納した状態で、
両ブラケット間の被係合部近傍に位置する棚の前部下面
に取り付けられた係合部材とを備えており、この係合部
材は、棚に固定された取付部と、この取付部からブラケ
ット方向に延在し、上下方向に変形することによってそ
の先端が被係合部に係脱自在に係合する弾性係合部を備
えていることを特徴とする。
【0008】本発明によれば、左右一対のブラケットに
スライドレールを介して前後方向移動自在の棚を架設し
て成るショーケースの棚装置において、ブラケットの前
部上縁に設けられ、前側が前方に低く傾斜する傾斜面と
された被係合部と、棚を収納した状態で、両ブラケット
間の被係合部近傍に位置する棚の前部下面に取り付けら
れた係合部材とを備え、この係合部材は、棚に固定され
た取付部と、この取付部からブラケット方向に延在し、
上下方向に変形することによってその先端が被係合部に
係脱自在に係合する弾性係合部を備えているので、棚が
押し込まれて収納された状態では、棚下面の係合部材の
弾性係合部がブラケットの係合部に係合し、その状態で
棚は安定的に保持されると共に、係合部材の弾性係合部
を、その弾性を利用して上側に変形させれば、弾性係合
部と被係合部との係合は解かれ、棚は引き出し可能とな
る。
【0009】また、引き出した状態から棚を押し込め
ば、弾性係合部は被係合部の傾斜面に沿って上側に変形
し、最終的に被係合部に係脱自在に係合するので、棚は
再び収納状態で安定的に保持されるようになる。
【0010】このとき、係合部材は弾性係合部の弾性を
利用した上下動で被係合部との係脱を達成しているの
で、従来に比して構造が簡素化されると共に寸法も小型
化されるので、コストの削減と棚上への商品載置能力の
改善を図れるようになる。また、係合部材は両ブラケッ
ト間に位置する棚下面に設けられているので、ブラケッ
トの外側の無効スペースも最小限とすることが可能とな
り、両ブラケットを最大限離間させて商品載置性能の改
善を図ることも可能となるものである。
【0011】請求項2の発明のショーケースの棚装置
は、上記において係合部材は、その先端より取付部側の
部分に下方に降下する操作部を備えることを特徴とす
る。
【0012】請求項2の発明によれば、上記に加えて係
合部材は、その先端より取付部側の部分に下方に降下す
る操作部を備えているので、この操作部に指を当てて持
ち上げることにより、弾性係合部を容易に上側に変形さ
せることができるようになり、操作性が向上するもので
ある。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の実施
形態を詳述する。図1は本発明の棚装置1を適用したシ
ョーケース2の縦断側面図、図2は本発明の棚装置1の
一部切欠側面図、図3は棚3を収納した状態の棚装置1
の下面図、図4は棚装置1の一部切欠拡大正面図、図5
は棚装置1前部の一部切欠拡大側面図、図6は棚装置1
前部の拡大下面図、図7は棚装置1の拡大縦断正面図で
ある。
【0014】図1において、ショーケース2は前方に開
口した断面略コ字状の断熱箱体5によって構成されてお
り、この断熱箱体5の内側に沿って二重の区画板6、7
が配設され、内側の区画板6の内部に前方に開口する貯
蔵室8と、区画板6、7間及び区画板7と断熱箱体5間
に冷気通路9、10が構成されている。貯蔵室8の底部
のデッキパン11上には前方に引き出し自在の可動棚4
が設けられると共に、デッキパン11の下方には冷気通
路9、10と連通する冷却室12が構成され、ここに冷
却器13と冷気循環用の送風機14が収納設置されてい
る。
【0015】冷却器13によって冷却された冷気は送風
機14によって冷気通路9、10を通り、開口16の上
縁の吹出口9A、10Aから吹き出され、開口16にエ
アーカーテンを形成しながら貯蔵室8を冷却し、吹き出
された冷気は開口16下縁の吸込口17から吸い込む。
【0016】断熱箱体5の下方には機械室19が構成さ
れ、この機械室19内に前記冷却器13と共に冷凍サイ
クルを構成する圧縮機20と凝縮器21及び凝縮器用送
風機22が設けられている。
【0017】この棚装置1は、後端に後方に突出する鉤
状の爪27・・を有した左右一対のブラケット28、2
8と、このブラケット28の内面板28Aの内側にその
固定側29Aがネジ止めされたスライドレール29と、
このスライドレール29の可動側29Bが取付板34に
ネジ止めされてブラケット28、28に前後移動自在に
支持された棚3と、棚支柱25などから構成されてい
る。尚、3Aは棚3の両側端からブラケット28の外側
に降下する棚3の側壁であり、ブラケット28の上縁部
分を隠蔽する機能を奏する。
【0018】棚支柱25は貯蔵室8内の区画板6前面両
側及び中央部に取り付けられ、上下に所定間隔で複数の
係合孔24・・・が穿設されている。そして、隣り合う
棚支柱25、25間に渡って棚3が左右に二列複数段架
設される。ブラケット28、28は前記爪27・・を棚
支柱25の係合孔24・・に挿入係合させることによ
り、着脱自在に棚支柱25に保持される。
【0019】前記一対のブラケット28、28の内面板
28A、28A後部には、補強部材としての連結板30
がそれらに渡ってネジ31、31にて固定されており、
この連結板30によって両ブラケット28、28は相互
に連結される。このとき、内面板28Aには図7に示す
ようにブラケット28の近傍から離間する方向に高く傾
斜して立ち上がる傾斜面32が形成されており、当該傾
斜面32の先端には連続して水平方向に屈曲された水平
面33が形成されている。
【0020】一方、連結板30の両側部には上記傾斜面
32と水平面33とが成す角度と略同一の角度で下方に
屈曲された傾斜面35が形成されており、この傾斜面3
5を内面板28Aの傾斜面32の外面に密着させること
により、連結板30の両側部は内面板28Aの傾斜面3
2と水平面33に沿ってそれらの外面に密着される。そ
して、その状態で、図7に示す如くネジ31、31によ
り連結板30は内面板28Aの傾斜面32と水平面33
の双方に固定されている。
【0021】このように内面板28Aに傾斜面33が形
成されていることにより、例えば垂直に立ち上げた場合
に比して貯蔵室8内の冷気循環は円滑化されると共に、
傾斜させない、即ち、立ち上げない場合に比して貯蔵室
8の有効貯蔵容積が拡大される。また、外観も向上す
る。
【0022】また、連結板30は内面板28Aの傾斜面
32と水平面33の双方に当接して固定されているの
で、連結板30と内面板28Aとの結合力は強力なもの
となり、補強効果が著しく向上する。これにより、ブラ
ケット28、28が左右に振れることによる棚装置1の
歪みや後述するような棚3の引き出し動作の不良を効果
的に防止することができるようになる。
【0023】更に、棚3の下面には左右に渡ってフレー
ム37が取り付けられており、このフレーム37は部分
的に図5に示す如く略階段状に下方に突出している。ま
た、棚3の前端部には棚飾り36が取り付けられてい
る。この棚飾り36は後端が前記フレーム37に固定さ
れ、そこから棚3の下側を経て棚3の前方に起立してい
る。
【0024】一方、一対のブラケット28、28のうち
の例えば向かって右側のブラケット28の前端上縁部に
は、当該ブラケット28の内側(一対のブラケット2
8、28間に位置する側)に受け金具38がネジ39、
39により固定されている(図4、図6)。この受け金
具38の上面前部には、前側が前方に低く傾斜する傾斜
面41とされ、後側が略垂直に降下する形状とされた被
係合部42が形成されており、この被係合部42はブラ
ケット28の上縁から上方に突出している(図4、図
5)。
【0025】他方、図2及び図3の如く収納された状態
で上記受け金具38の近傍に位置する棚3の下面には係
合部材44が取り付けられている。この係合部材44
は、一枚の弾性を有した薄肉鋼板にて構成されており、
図6に示す如く下側から見て左側(ブラケット28から
離間している側)に取付部46が形成され、この取付部
46がネジ47、47により前記棚3のフレーム37に
固定されている。
【0026】この係合部材44は、取付部46から連続
して前方に斜めに降下した後、水平となり、更に全体と
しては図6の右方(ブラケット28方向)に延在する弾
性係合部48が形成されている。この弾性係合部48は
その弾性を利用して先端48Aが上下する方向に変形自
在とされていると共に、先端部48Aから少許取付部4
6側の部分の前縁には、前方に突出した後、略直角に降
下し、更に下端が後方に略直角に屈曲された操作部49
が一体に折曲形成されている。
【0027】そして、棚3が図2及び図3の如く収納さ
れた状態では、係合部材44の弾性係合部48の先端は
ブラケット28に取り付けられた受け金具38に至り、
その被係合部42の後側に係脱自在に係合する寸法及び
位置関係とされている。尚、前記棚飾り36は少なくと
もこの係合部材44の操作部49に対応する部分が切り
欠かれている(図6)。
【0028】以上の構成で、棚3が図2、図3に示す如
く貯蔵室8内に押し込まれて収納されている状態では、
係合部材44の弾性係合部48の先端48Aは、図4乃
至図6に示す如く受け金具38の被係合部42の後側に
係合している。このとき、弾性係合部48は全体が略水
平状態で変形しておらず、これによって、棚3は安定的
に保持され、顧客が商品を取り出す際などに、不用意に
棚3が手前側に移動してしまうことも防止される。
【0029】次に、棚3を貯蔵室8内から手前に引き出
す場合には、係合部材44の操作部49の下面に指を宛
い、上に持ち上げれば、弾性係合部48はその弾性によ
り先端48Aが上に移動するように変形する。これによ
って、弾性係合部48の先端48Aは被係合部42を乗
り越え、それらの係合は解かれる。この状態で、棚3は
自由となり図8(この図ではスライドレールは省略され
ている)に示す如く手前側に移動可能となる。
【0030】その後、再び棚3を貯蔵室8に戻すために
押し込んで行くと、やがて弾性係合部48の先端48A
が被係合部42の傾斜面41に当接する。そして、更に
棚3を押し込むことにより、弾性係合部48の先端は4
8Aは傾斜面41に沿って持ち上がり、被係合部42を
乗り越えてその後復元力で先端48Aは降下し、被係合
部42の後側に係合する。以後棚3は前述の如く安定的
に保持される。
【0031】このように、係合部材44は弾性係合部4
8の弾性を利用した上下動で被係合部42との係脱を達
成しているので、従来に比して構造が簡素化されると共
に寸法も小型化されるので、コストの削減と棚3上への
商品載置能力の改善を図れるようになる。また、係合部
材44は両ブラケット28、28間に位置する棚3下面
に設けられているので、ブラケット28の外側の無効ス
ペースも最小限とすることが可能となり、両ブラケット
28、28を最大限離間させて商品載置性能の改善を図
ることも可能となる。
【0032】また、係合部材44は、その先端48Aよ
り取付部46側の部分に下方に降下する操作部49を備
えているので、この操作部49に指を当てて持ち上げる
ことにより、弾性係合部48を容易に上側に変形させる
ことができるようになり、操作性が向上する。
【0033】尚、実施例ではブラケット28に被係合部
42を有する受け金具38を取り付ける構成としたが、
それに限らず、ブラケット28自体の上縁形状を成形す
ることにより、傾斜面41付きの被係合部42を構成し
てもよい。
【0034】次に、図9は本発明の棚装置1の他の実施
例を示している。前記図7の場合には連結板30の両側
部(傾斜面35)がブラケット28の内面板28Aの傾
斜面32及び水平面33の外面に密着されていたが、こ
の図の場合には連結板30の両側部(傾斜面35)がブ
ラケット28の内面板28Aの傾斜面32及び水平面3
3の内面に密着され、双方にネジ31、31で固定され
ている。
【0035】係る構成によっても図7同様に連結板30
と内面板28Aとの結合力は強力なものとなり、補強効
果が著しく向上するので、ブラケット28、28が左右
に振れることによる棚装置1の歪みや棚3の引き出し動
作の不良を効果的に防止することができるようになる。
【0036】次に、図10は本発明の棚装置1の更に他
の実施例を示している。この場合、連結板30の両側に
形成された傾斜面35は、内面板28Aの傾斜面32と
水平面33が成す角度よりも鈍角で下方に屈曲されてい
る。そして、この傾斜面35の先端が内面板28Aの傾
斜面32の外面に突き当てられると共に、その状態で連
結板30は内面板28Aの水平面33外面に密着され、
そこをネジ31にて固定されている。
【0037】係る構成によっても連結板30は内面板2
8Aの傾斜面32と水平面33の双方に当接して固定さ
れると共に、傾斜面35の先端は自らの弾性で内面板2
8Aの傾斜面32に圧接するので、連結板30と内面板
28Aとの結合力は強力なものとなり、補強効果が著し
く向上する。これによって、ブラケット28、28が左
右に振れることによる棚装置1の歪みや後述するような
棚3の引き出し動作の不良を効果的に防止することがで
きるようになる。
【0038】特に、この場合には内面板28Aへのネジ
(31)止め箇所が前記実施例の2箇所から1箇所へと
減少するので、組立作業も簡素化され、その分コストの
削減を図ることが可能となる。
【0039】
【発明の効果】以上詳述した如く本発明によれば、左右
一対のブラケットにスライドレールを介して前後方向移
動自在の棚を架設して成るショーケースの棚装置におい
て、ブラケットの前部上縁に設けられ、前側が前方に低
く傾斜する傾斜面とされた被係合部と、棚を収納した状
態で、両ブラケット間の被係合部近傍に位置する棚の前
部下面に取り付けられた係合部材とを備え、この係合部
材は、棚に固定された取付部と、この取付部からブラケ
ット方向に延在し、上下方向に変形することによってそ
の先端が被係合部に係脱自在に係合する弾性係合部を備
えているので、棚が押し込まれて収納された状態では、
棚下面の係合部材の弾性係合部がブラケットの被係合部
に係合し、その状態で棚は安定的に保持されると共に、
係合部材の弾性係合部を、その弾性を利用して上側に変
形させれば、弾性係合部と被係合部との係合は解かれ、
棚は引き出し可能となる。
【0040】また、引き出した状態から棚を押し込め
ば、弾性係合部は被係合部の傾斜面に沿って上側に変形
し、最終的に被係合部に係脱自在に係合するので、棚は
再び収納状態で安定的に保持されるようになる。
【0041】このとき、係合部材は弾性係合部の弾性を
利用した上下動で被係合部との係脱を達成しているの
で、従来に比して構造が簡素化されると共に寸法も小型
化されるので、コストの削減と棚上への商品載置能力の
改善を図れるようになる。また、係合部材は両ブラケッ
ト間に位置する棚下面に設けられているので、ブラケッ
トの外側の無効スペースも最小限とすることが可能とな
り、両ブラケットを最大限離間させて商品載置性能の改
善を図ることも可能となるものである。
【0042】請求項2の発明によれば、上記に加えて係
合部材は、その先端より取付部側の部分に下方に降下す
る操作部を備えているので、この操作部に指を当てて持
ち上げることにより、弾性係合部を容易に上側に変形さ
せることができるようになり、操作性が向上するもので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の棚装置を適用したショーケースの縦断
側面図である。
【図2】本発明の棚装置の一部切欠側面図である。
【図3】棚を収納した状態の本発明の棚装置の下面図で
ある。
【図4】本発明の棚装置の一部切欠拡大正面図である。
【図5】本発明の棚装置前部の一部切欠拡大側面図であ
る。
【図6】本発明の棚装置前部の拡大下面図である。
【図7】本発明の棚装置の拡大縦断正面図である。
【図8】棚を引き出した状態の本発明の棚装置の下面図
である。
【図9】本発明の他の実施例の棚装置の拡大縦断正面図
である。
【図10】本発明のもう一つの他の実施例の棚装置の拡
大縦断正面図である。
【符号の説明】
1 棚装置 3 棚 28 ブラケット 28A 内面板 29 スライドレール 30 連結板 32 傾斜面 33 水平面 35 傾斜面 38 受け金具 41 傾斜面 42 被係合部 44 係合部材 46 取付部 48 弾性係合部 48A 先端 49 操作部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大関 友樹 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 松岡 豊 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 Fターム(参考) 3B110 FA02 GA28 JA09 JA13 3L045 AA04 AA07 BA01 CA02 DA02 EA01 GA07 HA01 PA04

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右一対のブラケットにスライドレール
    を介して前後方向移動自在の棚を架設して成るショーケ
    ースにおいて、 前記ブラケットの前部上縁に設けられ、前側が前方に低
    く傾斜する傾斜面とされた被係合部と、前記棚を収納し
    た状態で、前記両ブラケット間の前記被係合部近傍に位
    置する当該棚の前部下面に取り付けられた係合部材とを
    備え、 この係合部材は、前記棚に固定された取付部と、この取
    付部から前記ブラケット方向に延在し、上下方向に変形
    することによってその先端が前記被係合部に係脱自在に
    係合する弾性係合部を備えていることを特徴とするショ
    ーケースの棚装置。
  2. 【請求項2】 係合部材は、その先端より取付部側の部
    分に下方に降下する操作部を備えることを特徴とする請
    求項1のショーケースの棚装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015182266A1 (ja) * 2014-05-30 2015-12-03 東芝キヤリア株式会社 ショーケース

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2015182266A1 (ja) * 2014-05-30 2015-12-03 東芝キヤリア株式会社 ショーケース
JPWO2015182266A1 (ja) * 2014-05-30 2017-04-20 東芝キヤリア株式会社 ショーケース

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