JP2001326127A - 3相変圧器 - Google Patents
3相変圧器Info
- Publication number
- JP2001326127A JP2001326127A JP2000145132A JP2000145132A JP2001326127A JP 2001326127 A JP2001326127 A JP 2001326127A JP 2000145132 A JP2000145132 A JP 2000145132A JP 2000145132 A JP2000145132 A JP 2000145132A JP 2001326127 A JP2001326127 A JP 2001326127A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- transformer
- core
- yoke
- tank
- cores
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 収納するタンクをデッドスペースの少ない円
筒形にできるとともに、タンク構造を強固にでき、タン
ク内の圧力を上げて絶縁性能を高め、小形にできるよう
にする。 【解決手段】 コイル10の巻回された上下方向の脚鉄
心8の上端・下端に、水平方向の上部ヨーク鉄心11・
下部ヨーク鉄心9をVノッチ接合して変圧器素体12を
構成し、3個の変圧器素体12を、各ヨーク鉄心11・
9が平面が正三角形の各辺に位置するよう配置し、隣接
する変圧器素体12の両上部ヨーク鉄心11及び両下部
ヨーク鉄心9のそれぞれの端部を、平面がほぼV形の上
部接続鉄心15及び下部接続鉄心15により接続する。
筒形にできるとともに、タンク構造を強固にでき、タン
ク内の圧力を上げて絶縁性能を高め、小形にできるよう
にする。 【解決手段】 コイル10の巻回された上下方向の脚鉄
心8の上端・下端に、水平方向の上部ヨーク鉄心11・
下部ヨーク鉄心9をVノッチ接合して変圧器素体12を
構成し、3個の変圧器素体12を、各ヨーク鉄心11・
9が平面が正三角形の各辺に位置するよう配置し、隣接
する変圧器素体12の両上部ヨーク鉄心11及び両下部
ヨーク鉄心9のそれぞれの端部を、平面がほぼV形の上
部接続鉄心15及び下部接続鉄心15により接続する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、脚鉄心にヨーク鉄
心をVノッチ接合した3相変圧器に関し、さらに詳しく
は収納するタンクを小形化できる3相変圧器に関する。
心をVノッチ接合した3相変圧器に関し、さらに詳しく
は収納するタンクを小形化できる3相変圧器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の3相変圧器を図4を参照して説明
する。各相の上下方向の脚鉄心1にそれぞれコイル2を
巻回し、各脚鉄心1を横方向に並設し、水平方向の上部
ヨーク鉄心3及び下部ヨーク鉄心4の中央部を、中央の
脚鉄心1にVノッチ接合するとともに、両端部を両端の
脚鉄心1に接合して3相変圧器を構成し、3相の各変圧
器素体は横並びの直線配置であり、鉄心はいわゆる額縁
構造になっている。
する。各相の上下方向の脚鉄心1にそれぞれコイル2を
巻回し、各脚鉄心1を横方向に並設し、水平方向の上部
ヨーク鉄心3及び下部ヨーク鉄心4の中央部を、中央の
脚鉄心1にVノッチ接合するとともに、両端部を両端の
脚鉄心1に接合して3相変圧器を構成し、3相の各変圧
器素体は横並びの直線配置であり、鉄心はいわゆる額縁
構造になっている。
【0003】そして、3相変圧器を角形のタンクに収納
し、タンク内の絶縁気体の圧力を高くし、絶縁性能を高
め、冷却をはかっている。
し、タンク内の絶縁気体の圧力を高くし、絶縁性能を高
め、冷却をはかっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の前記3相変圧器
は、3相の各変圧器素体が横並びの直線配置で、タンク
が角形であるため、タンクに内部圧力に耐える充分な強
度を要し、タンク構造を強固にしなければならないとい
う問題点がある。
は、3相の各変圧器素体が横並びの直線配置で、タンク
が角形であるため、タンクに内部圧力に耐える充分な強
度を要し、タンク構造を強固にしなければならないとい
う問題点がある。
【0005】一方、タンクを圧力容器に適する円筒形に
すると、収納する3相変圧器の各変圧器素体が直線配置
のため、タンク自体が大形になるとともにデッドスペー
スが多くなり、タンクが大形化するという問題点があ
る。
すると、収納する3相変圧器の各変圧器素体が直線配置
のため、タンク自体が大形になるとともにデッドスペー
スが多くなり、タンクが大形化するという問題点があ
る。
【0006】なお、リアクトルにおいては、3個のコイ
ルを三角形の各頂点の位置に配置することは行われてい
るが、図5に示すように、脚鉄心5とヨーク鉄心6はバ
ット接合であり、ギャップ7の必要なリアクトルではバ
ット接合で良いが、変圧器にバット接合を用いると、励
磁電流が大きくなって特性が悪化するため、通常変圧器
にバット接合は適用しない。
ルを三角形の各頂点の位置に配置することは行われてい
るが、図5に示すように、脚鉄心5とヨーク鉄心6はバ
ット接合であり、ギャップ7の必要なリアクトルではバ
ット接合で良いが、変圧器にバット接合を用いると、励
磁電流が大きくなって特性が悪化するため、通常変圧器
にバット接合は適用しない。
【0007】本発明は、前記の点に留意し、収納するタ
ンクをデッドスペースが少ない円筒形にできるととも
に、タンク構造を強固にでき、タンク内の圧力を上げて
絶縁性能を高めることができ、小形にできる3相変圧器
を提供することを目的とする。
ンクをデッドスペースが少ない円筒形にできるととも
に、タンク構造を強固にでき、タンク内の圧力を上げて
絶縁性能を高めることができ、小形にできる3相変圧器
を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の3相変圧器は、コイルの巻回された上下方
向の脚鉄心の上端・下端に、水平方向の上部ヨーク鉄心
・下部ヨーク鉄心をVノッチ接合して変圧器素体を構成
し、3個の前記変圧器素体を、前記各ヨーク鉄心が平面
が正三角形の各辺に位置するよう配置し、隣接する前記
変圧器素体の前記両上部ヨーク鉄心及び前記両下部ヨー
ク鉄心のそれぞれの端部を、平面がほぼV形の上部接続
鉄心及び下部接続鉄心により接続したものである。
に、本発明の3相変圧器は、コイルの巻回された上下方
向の脚鉄心の上端・下端に、水平方向の上部ヨーク鉄心
・下部ヨーク鉄心をVノッチ接合して変圧器素体を構成
し、3個の前記変圧器素体を、前記各ヨーク鉄心が平面
が正三角形の各辺に位置するよう配置し、隣接する前記
変圧器素体の前記両上部ヨーク鉄心及び前記両下部ヨー
ク鉄心のそれぞれの端部を、平面がほぼV形の上部接続
鉄心及び下部接続鉄心により接続したものである。
【0009】前記のように構成された本発明の3相タン
クは、3相の各変圧器素体が、コイルの巻回された上下
方向の脚鉄心の上端・下端に、水平方向の上部・下部ヨ
ーク鉄心がVノッチ接合して構成され、3相の各変圧器
素体が、各ヨーク鉄心が平面が正三角形の各辺に位置す
るよう配置され、隣接する変圧器素体の両上部・下部ヨ
ーク鉄心のそれぞれの端部が、平面がほぼV形の上部・
下部接続鉄心により接続されているため、3相の各変圧
器素体が三角形の配置になり、収納するタンクをデッド
スペースのきわめて少ない円筒形にすることができると
ともに、タンク構造が強固になり、タンク内の圧力を上
げて絶縁性能を高めることができ、小形にすることがで
きる。
クは、3相の各変圧器素体が、コイルの巻回された上下
方向の脚鉄心の上端・下端に、水平方向の上部・下部ヨ
ーク鉄心がVノッチ接合して構成され、3相の各変圧器
素体が、各ヨーク鉄心が平面が正三角形の各辺に位置す
るよう配置され、隣接する変圧器素体の両上部・下部ヨ
ーク鉄心のそれぞれの端部が、平面がほぼV形の上部・
下部接続鉄心により接続されているため、3相の各変圧
器素体が三角形の配置になり、収納するタンクをデッド
スペースのきわめて少ない円筒形にすることができると
ともに、タンク構造が強固になり、タンク内の圧力を上
げて絶縁性能を高めることができ、小形にすることがで
きる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の実施の1形態を図1ない
し図3を参照して説明する。図2Aに示すように、上下
方向の脚鉄心8の下端に水平方向の下部ヨーク鉄心9を
Vノッチ接合し、同図Bに示すように、脚鉄心8にコイ
ル10を挿入し、同図Cに示すように、脚鉄心8の上端
に水平方向の上部ヨーク鉄心11をVノッチ接合し、コ
イル10の巻回された上下方向の脚鉄心8の上端・下端
に、水平方向の上部ヨーク鉄心11・下部ヨーク鉄心9
がVノッチ接合された変圧器素体12を構成し、変圧器
素体12を3個作る。
し図3を参照して説明する。図2Aに示すように、上下
方向の脚鉄心8の下端に水平方向の下部ヨーク鉄心9を
Vノッチ接合し、同図Bに示すように、脚鉄心8にコイ
ル10を挿入し、同図Cに示すように、脚鉄心8の上端
に水平方向の上部ヨーク鉄心11をVノッチ接合し、コ
イル10の巻回された上下方向の脚鉄心8の上端・下端
に、水平方向の上部ヨーク鉄心11・下部ヨーク鉄心9
がVノッチ接合された変圧器素体12を構成し、変圧器
素体12を3個作る。
【0011】一方、同図Dに示すように、小さい正三角
形状のリング鉄心13を2個作り、三角形の各辺の中央
部、即ちラップ部14を切断し、3個ずつ計6個の平面
がほぼV形の接続鉄心15を作る。
形状のリング鉄心13を2個作り、三角形の各辺の中央
部、即ちラップ部14を切断し、3個ずつ計6個の平面
がほぼV形の接続鉄心15を作る。
【0012】つぎに、図1に示すように、3個の変圧器
素体12を、各ヨーク鉄心11・9が上方より見て、即
ち平面が正三角形の各辺に位置するよう三角形に配置
し、隣接する変圧器素体12の両上部ヨーク鉄心11・
両下部ヨーク鉄心9のそれぞれの端部を、前記接続鉄心
15、即ち上部接続鉄心15及び下部接続鉄心15によ
り接続し、ヨーク鉄心を三角形のおむすび形のリングヨ
ーク鉄心に形成し、3相変圧器16を構成する。そし
て、図3に示すように、3相変圧器16を円筒形のタン
ク17に収納する。
素体12を、各ヨーク鉄心11・9が上方より見て、即
ち平面が正三角形の各辺に位置するよう三角形に配置
し、隣接する変圧器素体12の両上部ヨーク鉄心11・
両下部ヨーク鉄心9のそれぞれの端部を、前記接続鉄心
15、即ち上部接続鉄心15及び下部接続鉄心15によ
り接続し、ヨーク鉄心を三角形のおむすび形のリングヨ
ーク鉄心に形成し、3相変圧器16を構成する。そし
て、図3に示すように、3相変圧器16を円筒形のタン
ク17に収納する。
【0013】従って、3相の各コイル10が三角配置さ
れているため、タンク17の内スペースを有効に活用で
き、3相変圧器16及びタンク17を小形にすることが
できる。
れているため、タンク17の内スペースを有効に活用で
き、3相変圧器16及びタンク17を小形にすることが
できる。
【0014】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。3
相の各変圧器素体12が、コイル10の巻回された上下
方向の脚鉄心8の上端・下端に、水平方向の上部・下部
ヨーク鉄心11・9がVノッチ接合して構成され、3相
の各変圧器素体12が、各ヨーク鉄心11・9が平面が
正三角形の各辺に位置するよう配置され、隣接する変圧
器素体12の両上部・下部ヨーク鉄心11・9のそれぞ
れの端部が、平面がほぼV形の上部・下部接続鉄心15
により接続されているため、3相の各変圧器素体12が
三角形の配置になり、収納するタンクをデッドスペース
のきわめて少ない円筒形にすることができるとともに、
タンク構造が強固になり、タンク内の圧力を上げて絶縁
性能を高めることができ、小形にすることができる。
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。3
相の各変圧器素体12が、コイル10の巻回された上下
方向の脚鉄心8の上端・下端に、水平方向の上部・下部
ヨーク鉄心11・9がVノッチ接合して構成され、3相
の各変圧器素体12が、各ヨーク鉄心11・9が平面が
正三角形の各辺に位置するよう配置され、隣接する変圧
器素体12の両上部・下部ヨーク鉄心11・9のそれぞ
れの端部が、平面がほぼV形の上部・下部接続鉄心15
により接続されているため、3相の各変圧器素体12が
三角形の配置になり、収納するタンクをデッドスペース
のきわめて少ない円筒形にすることができるとともに、
タンク構造が強固になり、タンク内の圧力を上げて絶縁
性能を高めることができ、小形にすることができる。
【0015】さらに、脚鉄心8と上部・下部ヨーク鉄心
11・9がVノッチ接合されているため、励磁電流を小
さく抑えることができ、磁束密度を高くすることができ
る。
11・9がVノッチ接合されているため、励磁電流を小
さく抑えることができ、磁束密度を高くすることができ
る。
【図1】本発明の実施の1形態の平面図である。
【図2】A、B、Cは図1の製造過程を示す正面図、D
は平面図である。
は平面図である。
【図3】図1の形態をタンクに収納した平面図である。
【図4】A、Bは従来例の正面図、平面図である。
【図5】リアクトルの一部の鉄心の正面図である。
8 脚鉄心 9 下部ヨーク鉄心 10 コイル 11 上部ヨーク鉄心 12 変圧器素体 15 接続鉄心
Claims (1)
- 【請求項1】 コイルの巻回された上下方向の脚鉄心の
上端・下端に、水平方向の上部ヨーク鉄心・下部ヨーク
鉄心をVノッチ接合して変圧器素体を構成し、 3個の前記変圧器素体を、前記各ヨーク鉄心が平面が正
三角形の各辺に位置するよう配置し、 隣接する前記変圧器素体の前記両上部ヨーク鉄心及び前
記両下部ヨーク鉄心のそれぞれの端部を、平面がほぼV
形の上部接続鉄心及び下部接続鉄心により接続したこと
を特徴とする3相変圧器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000145132A JP2001326127A (ja) | 2000-05-17 | 2000-05-17 | 3相変圧器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000145132A JP2001326127A (ja) | 2000-05-17 | 2000-05-17 | 3相変圧器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001326127A true JP2001326127A (ja) | 2001-11-22 |
Family
ID=18651679
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000145132A Pending JP2001326127A (ja) | 2000-05-17 | 2000-05-17 | 3相変圧器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001326127A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013529393A (ja) * | 2010-06-10 | 2013-07-18 | シャフナー・エーエムファウ・アクチェンゲゼルシャフト | 低高調波の3相フロンエンド機器用の統合型磁気デバイス |
JP2016152361A (ja) * | 2015-02-18 | 2016-08-22 | 富士通株式会社 | コイルおよび磁気コア |
JP2019125651A (ja) * | 2018-01-15 | 2019-07-25 | 日本製鉄株式会社 | 積鉄心および電気機器 |
-
2000
- 2000-05-17 JP JP2000145132A patent/JP2001326127A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013529393A (ja) * | 2010-06-10 | 2013-07-18 | シャフナー・エーエムファウ・アクチェンゲゼルシャフト | 低高調波の3相フロンエンド機器用の統合型磁気デバイス |
JP2016152361A (ja) * | 2015-02-18 | 2016-08-22 | 富士通株式会社 | コイルおよび磁気コア |
JP2019125651A (ja) * | 2018-01-15 | 2019-07-25 | 日本製鉄株式会社 | 積鉄心および電気機器 |
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