JP2001325661A - レンタル商品管理システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【課題】 複数の店舗間で商品を融通することにより、
各店舗は大量の在庫を常置することなく顧客に対して適
切に商品のレンタルを行うことができると共に、レンタ
ル商品の貸出回転率の高いレンタル商品管理システムの
実現。 【解決手段】 全ての店舗の全てのレンタル商品の商品
識別コードと、レンタル商品の管理店舗の店舗識別コー
ド及びレンタル商品の属性情報とを関連付けて登録する
全商品データベース38ｃと、各店舗のレンタル商品の商
品識別コードと管理情報とを関連付けて登録する店舗商
品管理データベース40ａと、全ての店舗の全てのレンタ
ル商品の商品識別コードと、レンタル商品の管理店舗の
店舗識別コード及びレンタル商品の管理情報とを関連付
けて登録する全商品管理データベース40ｃと、指定店舗
及び検索条件の入力を受け、検索条件と合致する貸出可
能なレンタル商品を抽出する検索処理手段42とを備え
た。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】この発明は、ワイシャツのよ
うに日常的に使用され、且つ使用後にクリーニングを行
う必要のある商品に適したレンタルシステムに係り、特
に、複数の店舗間で商品を融通し合うことにより、各店
舗は大量の在庫を常置することなく顧客に対して適切に
商品のレンタルを行うことができると共に、レンタル商
品の貸出回転率の高いレンタル商品管理システムに関す
る。

【０００２】

【従来の技術】現在、我が国において、音楽ＣＤや映画
ビデオのレンタルを行うレンタルＣＤ店舗やレンタルビ
デオ店舗は広く普及している。上記音楽ＣＤや映画ビデ
オ等の商品は、顧客から商品が返却されれば、当該商品
を直ちに次のレンタルに回すことができると共に、多数
回レンタルされても商品の消耗が少ないため、大量の在
庫を用意しておく必要がなく、レンタル化し易い商品と
いえる。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】これに対し、ワイシャ
ツ等の商品は、顧客が日常的に使用する商品である、
顧客から商品が返却されてもクリーニングを行ってか
らでないと次のレンタルに回すことができない、商品
の消耗が激しく商品消却数が多い、顧客毎に商品のサ
イズが異なる、等の理由から顧客に対して適切に商品の
レンタルを行うためには大量の在庫を用意しておく必要
があり、上記音楽ＣＤや映画ビデオ等の商品と比べてレ
ンタル化し難い商品である。このため、現在、ワイシャ
ツのように日常的に使用され、且つ使用後にクリーニン
グを行う必要のある商品をレンタルする事業は全く存在
していない状況である。

【０００４】この発明は、上記問題を解決するために案
出されたものであり、複数の店舗間で商品を融通し合う
ことにより、ワイシャツのように日常的に使用され、且
つ使用後にクリーニングを行う必要のある商品であって
も、各店舗は大量の在庫を常置することなく顧客に対し
て適切に商品のレンタルを行うことができると共に、レ
ンタル商品の貸出回転率の高いレンタル商品管理システ
ムの実現を目的としている。

【０００５】

【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項１に係る発明は、複数の店舗のレンタル商品
を集中管理するレンタル商品管理システムであって、各
店舗の管理するレンタル商品について、その商品識別コ
ードと、当該レンタル商品の属性情報とを関連付けて登
録しておく店舗商品情報記憶手段と、全ての店舗の全て
のレンタル商品について、その商品識別コードと、当該
レンタル商品を管理する店舗の店舗識別コード及び当該
レンタル商品の属性情報とを関連付けて登録しておく全
商品情報記憶手段と、各店舗の管理するレンタル商品に
ついて、その商品識別コードと、当該レンタル商品の管
理情報とを関連付けて登録しておく店舗商品管理情報記
憶手段と、全ての店舗の全てのレンタル商品について、
その商品識別コードと、当該レンタル商品を管理する店
舗の店舗識別コード及び当該レンタル商品の管理情報と
を関連付けて登録しておく全商品管理情報記憶手段と、
顧客の指定する店舗及び検索条件の入力を受けて、先ず
上記顧客の指定店舗の店舗商品情報記憶手段及び店舗商
品管理情報記憶手段内を検索し、当該指定店舗において
上記顧客の検索条件と合致し、且つ貸出可能なレンタル
商品を抽出し、当該指定店舗において該当レンタル商品
が存在しない場合に、上記全商品情報記憶手段及び全商
品管理情報記憶手段内を検索し、上記顧客の指定する検
索条件と合致し、且つ貸出可能なレンタル商品を抽出す
る検索処理手段と、を備えたことを特徴とする。

【０００６】上記請求項１に係る発明によれば、自店舗
で管理するレンタル商品中に、顧客の指定する検索条件
と合致する貸出可能なレンタル商品がない場合であって
も、他の店舗が管理するレンタル商品中から、該当レン
タル商品を抽出することができる。このため、他の店舗
が管理する当該レンタル商品を自店舗に取り寄せる等す
れば、顧客に対してレンタル商品の貸出ができる。

【０００７】請求項２に係る発明は、複数の店舗のレン
タル商品を集中管理するレンタル商品管理システムであ
って、各店舗の管理するレンタル商品について、その商
品識別コードと、当該レンタル商品の属性情報とを関連
付けて登録しておく店舗商品情報記憶手段と、複数の店
舗と、上記複数の店舗のレンタル商品のクリーニングを
担当するクリーニング工場と、上記複数の店舗間及び各
店舗とクリーニング工場間のレンタル商品配送を担当す
る配送センターとで構成されるエリア内に属するレンタ
ル商品について、その商品識別コードと、当該レンタル
商品を管理する店舗の店舗識別コード及び当該レンタル
商品の属性情報と関連付けて登録しておくエリア商品情
報記憶手段と、全ての店舗の全てのレンタル商品につい
て、その商品識別コードと、当該レンタル商品を管理す
るエリア及び店舗のエリア識別コード及び店舗識別コー
ド、及び当該レンタル商品の属性情報とを関連付けて登
録しておく全商品情報記憶手段と、各店舗の管理するレ
ンタル商品について、その商品識別コードと、当該レン
タル商品の管理情報とを関連付けて登録しておく店舗商
品管理情報記憶手段と、上記エリア内に属するレンタル
商品について、その商品識別コードと、当該レンタル商
品を管理する店舗の店舗識別コード及び当該レンタル商
品の管理情報とを関連付けて登録しておくエリア商品管
理情報記憶手段と、全ての店舗の全てのレンタル商品に
ついて、その商品識別コードと、当該レンタル商品を管
理するエリア及び店舗のエリア識別コード及び店舗識別
コード、及び当該レンタル商品の管理情報とを関連付け
て登録しておく全商品管理情報記憶手段と、顧客の指定
する店舗及び検索条件の入力を受けて、先ず上記顧客の
指定する指定店舗の店舗商品情報記憶手段及び店舗商品
管理情報記憶手段内を検索し、当該指定店舗において上
記顧客の検索条件と合致し、且つ貸出可能なレンタル商
品を抽出し、当該指定店舗において該当レンタル商品が
存在しない場合に、当該指定店舗の属するエリアのエリ
ア商品情報記憶手段及びエリア商品管理情報記憶手段内
を検索し、上記顧客の指定する検索条件と合致し、且つ
貸出可能なレンタル商品を抽出する検索処理手段と、を
備えたことを特徴とする。

【０００８】上記請求項２に係る発明は、本システムが
広範囲に普及した場合に有益なものである。すなわち、
複数の店舗と、上記複数の店舗のレンタル商品のクリー
ニングを担当するクリーニング工場と、上記複数の店舗
間及び各店舗とクリーニング工場間のレンタル商品配送
を担当する配送センターとで構成されるエリアを設定し
ておき、先ず、顧客の指定店舗で管理するレンタル商品
中から顧客の指定する検索条件と合致する貸出可能なレ
ンタル商品を検索し、顧客の指定店舗で管理するレンタ
ル商品中に該当商品が存在しない場合に、指定店舗の属
するエリア内にある他の店舗が管理するレンタル商品中
から、顧客の指定する検索条件と合致する貸出可能なレ
ンタル商品を抽出するようにしたものである。この結
果、顧客の指定店舗と同一配送エリア内にある他の店舗
からレンタル商品を取り寄せることができるため、顧客
に対して迅速にレンタル商品の貸出を行うことができ
る。

【０００９】請求項３に係る発明は、請求項２に記載の
レンタル商品管理システムにおいて、上記検索処理手段
は、顧客の指定する店舗及び当該指定店舗の属するエリ
ア内に、顧客の指定する検索条件と合致し、且つ貸出可
能なレンタル商品が存在しない場合に、予め定めておい
た優先順位に従って、他のエリアのエリア商品情報記憶
手段及びエリア商品管理情報記憶手段内を検索し、上記
顧客の指定する検索条件と合致し、且つ貸出可能なレン
タル商品を抽出することを特徴とする。

【００１０】請求項３に係る発明によれば、顧客の指定
店舗の属するエリア内に顧客の指定する検索条件と合致
する貸出可能なレンタル商品がない場合に、他のエリア
から顧客の指定する検索条件と合致する貸出可能なレン
タル商品を抽出することができる。この場合、レンタル
商品を抽出する他のエリアの優先順位が、エリア相互の
地理的条件や商品配送の利便性等を考慮して予め定めら
れているので、レンタル商品の融通をし易い他エリアか
らレンタル商品を探すことができる。

【００１１】請求項４に係る発明は、請求項１乃至３に
記載のレンタル商品管理システムにおいて、上記検索処
理手段によって抽出されたレンタル商品が、顧客の指定
する店舗に存在しない場合に、当該レンタル商品を顧客
の指定店舗に配送する指示を、配送センターのコンピュ
ータシステムに対して送信する配送指示手段を備えたこ
とを特徴とする。

【００１２】請求項４に係る発明によれば、顧客の指定
店舗以外でレンタル商品が発見された場合に、当該レン
タル商品を顧客の指定店舗に配送する指示が配送センタ
ーのコンピュータシステムに送信されるため、レンタル
商品を迅速に顧客の指定店舗へ配送することができる。

【００１３】請求項５に係る発明は、請求項１乃至４に
記載のレンタル商品管理システムにおいて、レンタル商
品の貸出店舗とは異なる店舗にレンタル商品が返却され
た場合に、当該レンタル商品の商品識別コードと関連付
けて登録されている店舗識別コードを、貸出店舗の店舗
識別コードから返却店舗の店舗識別コードに更新して、
上記エリア商品情報記憶手段及び全商品情報記憶手段内
に登録する商品情報更新手段を備えたことを特徴とす
る。

【００１４】請求項５に係る発明によれば、レンタル商
品の貸出店舗と異なる店舗にレンタル商品が返却された
場合には、当該レンタル商品の店舗識別コードを、貸出
店舗の店舗識別コードから返却店舗の店舗識別コードに
更新し、それ以後、返却店舗で管理するようにしたの
で、返却されたレンタル商品を、再び貸出店舗へ返送等
する必要がなく、返送に要するコストや手間がかからな
いで済む。また、顧客は、レンタル商品を借りた店舗と
異なる店舗に対してレンタル商品の返却を行うことがで
きるようになるので、顧客の利便性が著しく向上する。

【００１５】請求項６に係る発明は、請求項１乃至５に
記載のレンタル商品管理システムにおいて、上記商品管
理情報記憶手段内の管理情報は、レンタル商品の製造年
月日、レンタル回数、クリーニング回数を含んでおり、
また、上記検索処理手段は、検索条件の入力を受けて商
品管理情報記憶手段内を検索し、製造後一定期間経過し
たレンタル商品、所定回数のレンタル及び／又はクリー
ニングが行われたレンタル商品を抽出し、さらに、上記
検索処理手段で抽出されたレンタル商品の品質検査を実
施する指示を出力する品質検査指示手段を備えているこ
とを特徴とする。

【００１６】請求項６に係る発明によれば、製造後一定
期間経過したレンタル商品、一定回数以上のレンタルや
クリーニングの行われたレンタル商品を抽出し、抽出さ
れたレンタル商品の品質検査を実施する指示が出力され
るので、品質劣化が進んでいる確率の高いレンタル商品
について、特に念入りな品質検査を行うことができる。

【００１７】

【発明の実施の形態】図１は、この発明に係るレンタル
商品管理システム10の全体イメージを示すものである。
尚、以下においては、レンタル商品として、日常的に使
用され、且つ使用後にクリーニングを行う必要のあるワ
イシャツを例に挙げて説明する。本システムは、ワイシ
ャツのレンタルを行う複数の店舗12と、これら複数の店
舗12が管理するワイシャツのクリーニングを担当するク
リーニング工場14と、上記複数の店舗12間及び各店舗12
とクリーニング工場14間のワイシャツ配送を担当する配
送センター16とで構成される複数のエリア18と、上記店
舗12を利用する多数の顧客20と、管理センター22の存在
を前提としている。

【００１８】上記エリア18は、配送センター16が配送指
示を受けてから所定時間内（例えば２４時間以内）で、
エリア18内の複数の店舗12間及び各店舗12とクリーニン
グ工場14間の配送を完了することのできる範囲を基準に
設定されるものであり、配送効率の向上に対応してその
範囲は柔軟に変更可能である。本システム10では、管理
センター22が、複数の店舗12間及び各店舗12とクリーニ
ング工場14間のレンタル商品の配送を適切に管理する必
要があるため、各店舗と本部、配送センター間を結ぶ情
報処理システムが既に完備されている全国チェーンの大
手コンビニエンスストア等が本システム10の導入に適し
ているといえる。

【００１９】上記管理センター22内には、メインフレー
ムや各種サーバ等より構成されるコンピュータシステム
（以下「センターマシン」と称する）24が配置されてい
る。また、各店舗12、クリーニング工場14、配送センタ
ー16内には、パーソナルコンピュータ（以下「パソコ
ン」と称する）26やＰＯＳ端末28等の情報処理端末が配
置されており、専用回線30や通信制御機器を介して上記
センターマシン22と接続されている。また、各顧客20が
管理するパソコン32やセンターマシン24との間は、イン
ターネットを介して接続されている。

【００２０】各顧客20がこのレンタル商品管理システム
10を利用するに際しては、まず最寄りの店舗12に出向
き、ユーザ登録を済ませる必要がある。具体的には、各
店舗12内の受付カウンター近傍に配置された利用登録用
紙に氏名、住所、年齢、利用するワイシャツのサイズ・
色等の属性情報を記入し、店員に提出する。店員は、必
要的記載事項が充足されていることを確認した上で、各
自の識別コードが記録された識別カードをその場で顧客
20に交付する。この識別カードは、紙カード、磁気カー
ド、ＩＣカード等に、上記識別コードに対応する情報が
書き込まれたものであり、店舗12内に設置されたプリン
タや専用のカードライタによって作製される。顧客20に
対して識別カードの交付が完了した後、店員は、店舗内
のパソコン26から当該顧客20の識別コード及び属性情報
を入力し、専用回線30を介してセンターマシン24へ送信
し、センターマシン24が管理している顧客情報データベ
ース内に登録する。

【００２１】尚、上記登録手続は、店舗12内にユーザ登
録用の端末（パソコン類似のコンピュータシステムより
なり、センターマシン24と専用回線30を介して接続され
ている）を設置し、顧客20が画面上に登録用フォームを
呼び出し、必要な属性情報を入力することにより行って
も良い。この場合、入力された顧客20の属性情報はセン
ターマシン24に送信されて、センターマシン24が自動的
に付与した各顧客20の識別コードと共に顧客情報データ
ベース内に登録される。また、センターマシン24からは
上記ユーザ登録用の端末に対して識別コードに対応する
情報が送信され、送信された情報がプリンタや専用のカ
ードライタを介して紙カード、磁気カード、ＩＣカード
等に書き込まれて識別カードが作製され、その場で顧客
20に交付される。また、各顧客20は、自己のパソコン32
からインターネット経由でセンターマシン24のウエブザ
イトにアクセスし、オンラインで登録申請を行うことも
できる。この場合、識別カードは後日郵便や宅配便によ
って顧客に配送される。

【００２２】図２は、本発明のレンタル商品管理システ
ム10の概略構成を示すブロック図であり、顧客確認手段
34と、顧客情報データベース36と、商品データベース
（商品情報記憶手段）38と、商品管理データベース（商
品管理情報記憶手段）40と、検索処理手段42と、検索結
果送信手段44と、商品データベース更新手段（商品情報
更新手段）46と、商品管理データベース更新手段（商品
管理情報記憶手段）48と、予約登録手段50と、予約情報
データベース52と、商品配送指示手段54と、品質検査指
示手段56とを備えている。

【００２３】上記商品データベース38は、店舗商品デー
タベース38ａと、エリア商品データベース38ｂと、全商
品データベース38ｃとから構成されている。また、商品
管理データベース40は、店舗商品管理データベース40ａ
と、エリア商品管理データベース40ｂと、全商品管理デ
ータベース40ｃとから構成されている。尚、図２におい
ては、図示の便宜上、エリア商品データベース38ｂ、エ
リア商品管理データベース40ｂ、店舗商品データベース
38ａ、店舗商品管理データベース40ａを各１つのみ表示
しているが、エリア商品データベース38ｂ及びエリア商
品管理データベース40ｂは、エリア18の数と対応する数
だけ存在し、店舗商品データベース38ａ、店舗商品管理
データベース40ａは、本システム10に加入している店舗
12の数と対応する数だけ存在する。

【００２４】上記顧客確認手段34、検索処理手段42、検
索結果送信手段44、予約登録手段50、商品配送指示手段
54、品質検査指示手段56は、センターマシン24のＣＰＵ
がＯＳや専用のアプリケーションプログラムに従い、所
定の処理を実行することによって実現される。また、顧
客情報データベース36、商品データベース38（店舗商品
データベース38ａ、エリア商品データベース38ｂ、全商
品データベース38ｃ）、商品管理データベース40（店舗
商品管理データベース40ａ、エリア商品管理データベー
ス40ｂ、全商品管理データベース40ｃ）、予約情報デー
タベース52は、センターマシン24が管理するハードディ
スク装置内に所定のファイル形式で格納されている。

【００２５】図３は、顧客情報データベース36内に格納
されるデータ項目の一例を示すものであり、各顧客の識
別コードと、該識別コードと関連付けられた顧客の各種
属性情報（氏名、住所、年齢、利用するワイシャツのサ
イズ・色等）が含まれている。

【００２６】図４は、上記店舗商品データベース38ａ内
に格納されるデータ項目の一例を示すものであり、各店
舗12の管理下にある各ワイシャツの商品識別コードと、
該商品識別コードと関連付けて登録される各ワイシャツ
の衿回り、肩幅、胸回り等の寸法、色や柄といったワイ
シャツの各種属性情報が含まれている。図５は、上記エ
リア商品データベース38ｂ内に格納されるデータ項目の
一例を示すものであり、各エリア18の管理下にある各ワ
イシャツの商品識別コードと、当該商品識別コードを有
するワイシャツを管理している店舗12の店舗識別コード
と、各ワイシャツの属性情報が含まれている。図６は、
上記全商品データベース38ｃ内に格納されるデータ項目
の一例を示すものであり、本システム10の管理下にある
全てのワイシャツの商品識別コードと、当該商品識別コ
ードを有するワイシャツの属するエリア18のエリア識別
コードと、上記商品識別コードを有するワイシャツを管
理している店舗12の店舗識別コードと、各ワイシャツの
属性情報が含まれている。尚、各ワイシャツに付与され
る商品識別コードは、例えば、ワイシャツの衿の部分に
逢着されるタグに、バーコード表示して取り付けられ、
バーコードスキャナを介して読み出し可能になってい
る。

【００２７】図７は、上記店舗商品管理データベース40
ａ内に格納されるデータ項目の一例を示すものであり、
各店舗12の管理下にある各ワイシャツの商品識別コード
と、該商品識別コードと関連付けて登録される各ワイシ
ャツの各種管理情報、例えば、当該ワイシャツが滞店し
ているのか否か、貸出中であるのか否か、クリーニング
中であるのか否かといった現在情報や、貸出予約の有無
といった予約情報、貸出回数やクリーニング回数情報、
製造年月日等の情報が含まれている。図８は、上記エリ
ア商品管理データベース40ｂ内に格納されるデータ項目
の一例を示すものであり、各エリア18の管理下にある各
ワイシャツの商品識別コードと、当該商品識別コードを
有するワイシャツを管理している店舗12の店舗識別コー
ドと、各ワイシャツの各種管理情報が含まれている。図
９は、上記全商品管理データベース40ｃ内に格納される
データ項目の一例を示すものであり、本システム10の管
理下にある全てのワイシャツの商品識別コードと、当該
商品識別コードを有するワイシャツの属するエリア18の
エリア識別コードと、当該商品識別コードを有するワイ
シャツを管理している店舗12の店舗識別コードと、各ワ
イシャツの各種管理情報が含まれている。

【００２８】図１０は、上記予約情報データベース52内
に格納されるデータ項目の一例を示すものであり、予約
コードと、該予約コードに関連付けられた各種の予約情
報、例えば予約した顧客の識別コード、貸出予定日、貸
出予定店舗、返却予定日、返却予定店舗、貸出予定のワ
イシャツの商品識別コード等が含まれている。

【００２９】次に、図１１のフローチャートに基づい
て、ワイシャツの貸出時における複数の店舗12間でのワ
イシャツ融通機能について説明する。店舗12に来店した
顧客20は、まず店員に識別カードを提示する。店員は、
店内のＰＯＳ端末28やパソコン26を介して顧客20の識別
コードをセンターマシン24に入力する（Ｓ10）。識別コ
ードが入力されると、顧客確認手段34は、当該識別コー
ドをキーに顧客情報データベース36内を検索し、予め登
録されている識別コードと入力された識別コードとが一
致するか否か確認する。

【００３０】ここで肯定的な判定が得られた場合（Ｓ1
1）、店員は顧客20に対し、貸出店舗条件や、希望する
ワイシャツの色、サイズ等のワイシャツの属性に関する
条件、貸出日（貸出予定日）、返却日（返却予定日）、
返却予定店舗、貸出枚数等の条件を尋ね、店員は顧客20
の指定する上記条件を、センターマシン24と接続された
パソコン26を介して、センターマシン24に入力する（Ｓ
12）。上記検索条件の入力に対応し、検索処理手段42
は、先ず、顧客20の指定する貸出店舗12の店舗商品デー
タベース38ａ及び店舗商品管理データベース40ａ内を検
索し、上記検索条件と合致し、顧客20の指定する貸出日
に当該店舗12に存在する貸出可能なワイシャツを抽出す
る（Ｓ13）。顧客20の指定店舗12において貸出可能なワ
イシャツが抽出された場合（Ｓ14）には、検索結果送信
手段44により、検索結果が店舗12のパソコン26に送信さ
れ、ディスプレイに貸出可能なワイシャツの商品識別コ
ード等の各種情報表示される（Ｓ15）。

【００３１】ここで、顧客20へのワイシャツの貸出が予
約である場合（Ｓ16）には、予約登録手段50により、顧
客20の識別コード、貸出予定日、貸出予定店舗、返却予
定日、返却予定店舗、貸出予定のワイシャツの商品識別
コード等の予約情報が、予約コードと関連付けられて予
約情報データベース52内に格納される（Ｓ17）。店舗12
では、上記予約コード及び予約情報の記載された予約カ
ードをプリンタ等により発行し、顧客20に交付する。予
約登録が完了すると、商品管理データベース更新手段48
により、商品管理データベース40内の貸出予定ワイシャ
ツの商品識別コードと対応する管理情報に「予約有
り」、「貸出予定日」等の予約関連情報が付加されて更
新される（Ｓ18）。尚、顧客20へのワイシャツの貸出が
予約でなく、その場で貸出が行われる場合には、商品管
理データベース更新手段48により、商品管理データベー
ス40内の貸出ワイシャツの商品識別コードと対応する管
理情報に「貸出中」、「返却予定日」等の貸出関連情報
が付加されて更新される（Ｓ18）。そして店舗12では、
顧客20に対して貸出ワイシャツを渡すこととなる。

【００３２】上記において、顧客20の指定店舗12で貸出
可能なワイシャツが抽出されなかった場合には、上記検
索処理手段42は、顧客20の指定店舗12の属するエリア18
のエリア商品データベース38ｂ及びエリア商品管理デー
タベース40ｂ内を検索し、検索条件と合致する貸出可能
なワイシャツを抽出する（Ｓ19）。当該エリア18内にお
いて、貸出可能なワイシャツが抽出された場合（Ｓ20）
には、検索結果送信手段44により、検索結果が店舗12の
パソコンに送信され、ディスプレイに表示される（Ｓ2
1）。

【００３３】この場合、顧客20の指定店舗12には貸出可
能なワイシャツが存在していないため、その場でワイシ
ャツの貸出はできず、貸出予約を行うこととなる。すな
わち、上記と同様に、予約登録手段50により、顧客20の
識別コード、貸出予定日、貸出予定店舗、返却予定日、
返却予定店舗、貸出予定のワイシャツの商品識別コード
等の予約情報が、予約コードと関連付けられて予約情報
データベース52内に格納される（Ｓ22）。店舗12では、
上記予約コード及び予約情報の記載された予約カードを
プリンタ等により発行し、顧客20に交付する。また予約
登録が完了すると、商品管理データベース更新手段48に
より、商品管理データベース40内の貸出予定ワイシャツ
の商品識別コードと対応する管理情報に「予約有り」、
「貸出予定日」、「貸出予定店舗」等の予約関連情報が
付加されて更新される（Ｓ23）。さらに、センターマシ
ン24の商品配送指示手段54によって、顧客20の指定店舗
12へ貸出予定ワイシャツを配送するための配送指示が、
配送センター16のコンピュータシステム16ａに対して送
信される（Ｓ24）。同様に、貸出予定ワイシャツを管理
している他の店舗12や、貸出予定ワイシャツがクリーニ
ング中の場合にはクリーニング工場14のコンピュータシ
ステム26，14ａに対しても、配送指示が送信される。こ
れを受けて、配送センター16は、エリア18内の他の店舗
12又はクリーニング工場14から貸出予定ワイシャツを集
荷し、指定期日迄に顧客20の指定店舗12へ配送すること
となる。尚、顧客20の指定店舗12に貸出予定ワイシャツ
が到着した場合には、当該店舗12のパソコン26やＰＯＳ
端末28を介して到着情報がセンターマシン10に送信さ
れ、これを受けて商品データベース更新手段46及び商品
管理データベース更新手段48が、上記貸出予定ワイシャ
ツの店舗識別コードを、顧客20の指定店舗12の店舗識別
コードに更新して、商品データベース38及び商品管理デ
ータベース40内に登録することとなる。

【００３４】上記において、顧客20の指定店舗12の属す
るエリア18内で貸出可能なワイシャツが抽出されなかっ
た場合には、上記検索処理手段42は、他のエリア18のエ
リア商品データベース38ｂ及びエリア商品管理データベ
ース40ｂ内を検索し、検索条件と合致する貸出可能なワ
イシャツを抽出するようにしても良い（Ｓ25）。他のエ
リア18内において、貸出可能なワイシャツが抽出された
場合（Ｓ26）には、上記Ｓ21〜Ｓ24と同様の手順に従っ
て処理される。また、当該他のエリア18において、貸出
可能なワイシャツが抽出されなかった場合には、さらに
他のエリア18のエリア商品データベース38ｂ及びエリア
商品管理データベース40ｂ内を検索し、検索条件と合致
する貸出可能なワイシャツを抽出することもできる。
尚、他のエリア18の検索順序については、エリア相互の
地理的条件や商品配送の利便性等を考慮して予め優先順
位を定めておき、これをエリア商品管理データベース40
ｂや全商品管理データベース40ｃ内に登録しておくのが
望ましい。これにより、検索処理手段44は、エリア商品
管理データベース40ｂ内に登録された優先順位に従っ
て、他のエリア18のエリア商品データベース38ｂ及びエ
リア商品管理データベース40ｂ内を検索することとな
る。

【００３５】上記の通り、本システム10においては、顧
客20の指定店舗12に貸出可能なワイシャツが存在しない
場合であっても、同一エリア18内の他の店舗12やクリー
ニング工場14にあるワイシャツ、更には他のエリア18に
あるワイシャツからも貸出可能なワイシャツを調達する
ことができので、各店舗12は大量の在庫を常置すること
なく顧客20に対して適切に商品のレンタルを行うことが
できる。また、複数の店舗12間でワイシャツを融通し合
うことにより、各ワイシャツの貸出回転率を上げること
ができる。

【００３６】尚、商品の回転率を上げるためには、店舗
12側で予め貸出日数と貸出枚数をセットにした基本貸出
パターンを数種類用意しておき、顧客20には原則として
上記基本貸出パターンの何れかを選択させるようにする
のが適当である。この場合、貸し出した１枚のワイシャ
ツが、何日も着用されて汚れの程度が進むことを防止す
るため、平日１日に付き１枚のワイシャツを割り当てる
ようにする。例えば、「貸出日数が３日で、貸出枚数が
３枚」のパターンや、「貸出日数が土日を含む７日で、
貸出枚数が５枚」のパターン等である。

【００３７】次に、図１２のフローチャートに基づい
て、ワイシャツの返却時における複数の店舗12間でのワ
イシャツ融通機能について説明する。店舗12に来店した
顧客20は、まず店員に識別カードを提示する。店員は、
店内のＰＯＳ端末28やパソコン26を介して顧客20の識別
コードをセンターマシン10に入力する（Ｓ30）。識別コ
ードが入力されると、顧客確認手段34は、当該識別コー
ドをキーに顧客情報データベース36内を検索し、予め登
録されている識別コードと入力された識別コードとが一
致するか否か確認する。

【００３８】ここで肯定的な判定が得られた場合（Ｓ3
1）、店員は顧客20から返却されたワイシャツの商品識
別コードを、店内のＰＯＳ端末28やパソコン26を介して
センターマシン24に入力する（Ｓ32）上記商品識別コー
ドの入力に対応し、検索処理手段42は、商品管理データ
ベース40内を検索し、ワイシャツの返却された店舗12
が、貸出店舗12と同一であるか否かを確認する（Ｓ3
3）。返却店舗12と貸出店舗12が同一の場合（Ｓ34）に
は、商品管理データベース更新手段48により、商品管理
データベース40内の返却ワイシャツの商品識別コードと
対応する管理情報に「返却済」「クリーニング中」等の
管理情報が付加されて更新される（Ｓ35）。

【００３９】一方、ワイシャツの返却店舗12と貸出店舗
12が異なる場合には、商品データベース更新手段46によ
り、商品データベース38内の返却ワイシャツの商品識別
コードと対応して登録されている店舗識別コード及び／
又はエリア識別コードを、貸出店舗12の店舗識別コード
・エリア識別コードから返却店舗12の店舗識別コード・
エリア識別コードに更新する（Ｓ36）。また、商品管理
データベース更新手段50により、商品管理データベース
40内の返却ワイシャツの商品識別コードと対応して登録
されている店舗識別コード及び／又はエリア識別コード
を、貸出店舗12の店舗識別コード・エリア識別コードか
ら返却店舗12の店舗識別コード・エリア識別コードに更
新すると共に、その管理情報に「返却済」「クリーニン
グ中」等の情報を付加して更新する（Ｓ37）。

【００４０】このように、本システム10においては、顧
客20にワイシャツを貸し出した店舗12と異なる店舗12に
ワイシャツが返却された場合には、当該ワイシャツの店
舗識別コード及び／又はエリア識別コードを、貸出店舗
12の店舗識別コード・エリア識別コードから返却店舗12
の店舗識別コード・エリア識別コードに更新し、返却店
舗12及び返却店舗の所属エリア18内で管理するようにし
ているので、返却されたワイシャツを、再び貸出店舗12
へ返送する必要がなく、返送に要するコストや手間がか
からないで済む。また、顧客20にとっては、ワイシャツ
を借りた店舗12と異なる店舗12に対してワイシャツの返
却を行うことができるようになるので、顧客20の利便性
が著しく向上する。例えば、北海道へ出張した東京の顧
客20が、出張の予定が延びたため北海道の店舗12でワイ
シャツを借り、帰京後に東京の店舗12でワイシャツの返
却を行うことができる。勿論、このような場合には、所
定の追加料金を加算するようにしても良い。

【００４１】次に、図１３のフローチャートに基づい
て、本システム10のワイシャツ品質管理機能について説
明する。衣料品であるワイシャツは、使用された場合や
クリーニングによる消耗の度合が比較的大きいため、消
却すべきワイシャツがレンタルに回ることがないよう
に、その品質を厳重に管理する必要がある。この品質管
理は、通常は、クリーニング工場14においてクリーニン
グの前後において、担当者によって所定のチェックが行
われる。また、各店舗12においても、ワイシャツの貸出
時や返却時に、店員によって品質チェックは行われるも
のである。しかし、製造後一定期間経過したワイシャツ
や、一定回数以上のレンタルやクリーニングの行われた
ワイシャツは、品質劣化が進んでいる確率が高いといえ
るので、これらワイシャツについては、特に念入りな品
質検査を行える態勢を整えておくのが望ましい。

【００４２】本システム10の品質管理機能を実行するに
は、先ず、管理センター22側のパソコン等の端末22ａか
ら、レンタル回数、クリーニング回数、製造年月日の何
れか、若しくはこれらを組み合わせた適宜な検索条件を
センターマシン24に入力する（Ｓ40）。上記検索条件の
入力に対応し、検索処理手段42は、商品管理データベー
ス40内を検索し、上記検索条件と合致するワイシャツを
抽出する（Ｓ41）。抽出されたワイシャツの検索結果
は、検索結果送信手段44により、管理センター22の端末
22ａに送信され、ディスプレイに、抽出されたワイシャ
ツの商品識別コード等の各種情報が表示される（Ｓ4
2）。ここで、端末22ａから品質検査を指示する入力が
なされると、センターマシンの品質検査指示手段56によ
って、クリーニング工場14のコンピュータシステム14ａ
に対して、該当するワイシャツの品質検査指示が送信さ
れる（Ｓ43）。これを受けて、クリーニング工場14は、
該当するワイシャツに対して念入りな品質検査を実行す
る。

【００４３】上記においては、レンタル商品としてワイ
シャツを例に挙げて説明したが、例えばネクタイ等、ワ
イシャツ以外の商品についても本システムは勿論適用可
能である。

【００４４】

【発明の効果】請求項１に係る発明にあっては、自店舗
で管理するレンタル商品中に、顧客の指定する検索条件
と合致する貸出可能なレンタル商品がない場合であって
も、他の店舗が管理するレンタル商品中から、該当レン
タル商品を抽出することができる。このため、他の店舗
が管理する当該レンタル商品を自店舗に取り寄せる等す
れば、顧客に対してレンタル商品の貸出ができるので、
各店舗は大量の在庫を常置することなく顧客に対して適
切に商品のレンタルを行うことができる。また、複数の
店舗間でレンタル商品を融通し合うことにより、各レン
タル商品の貸出回転率を上げることができる。

【００４５】請求項２に係る発明にあっては、複数の店
舗と、上記複数の店舗のレンタル商品のクリーニングを
担当するクリーニング工場と、上記複数の店舗間及び各
店舗とクリーニング工場間のレンタル商品配送を担当す
る配送センターとで構成されるエリアを設定しておき、
先ず、顧客の指定店舗で管理するレンタル商品中から顧
客の指定する検索条件と合致する貸出可能なレンタル商
品を検索し、顧客の指定店舗で管理するレンタル商品中
に該当商品が存在しない場合に、指定店舗の属するエリ
ア内にある他の店舗が管理するレンタル商品中から、顧
客の指定する検索条件と合致する貸出可能なレンタル商
品を抽出するようにしたことから、顧客の指定店舗と同
一配送エリア内にある他の店舗からレンタル商品を取り
寄せることができ、顧客に対して迅速にレンタル商品の
貸出を行うことができる。

【００４６】請求項３に係る発明にあっては、顧客の指
定店舗の属するエリア内に顧客の指定する検索条件と合
致する貸出可能なレンタル商品がない場合に、他のエリ
アから顧客の指定する検索条件と合致する貸出可能なレ
ンタル商品を抽出することができる。この場合、レンタ
ル商品を抽出する他のエリアの優先順位が、エリア相互
の地理的条件や商品配送の利便性等を考慮して予め定め
られているので、レンタル商品の融通をし易い他エリア
からレンタル商品を探すことができる。

【００４７】請求項４に係る発明にあっては、顧客の指
定店舗以外でレンタル商品が発見された場合に、当該レ
ンタル商品を顧客の指定店舗に配送する指示が配送セン
ターのコンピュータシステムに送信されるため、レンタ
ル商品を迅速に顧客の指定店舗へ配送することができ
る。

【００４８】請求項５に係る発明にあっては、レンタル
商品の貸出店舗と異なる店舗にレンタル商品が返却され
た場合には、当該レンタル商品の店舗識別コードを、貸
出店舗の店舗識別コードから返却店舗の店舗識別コード
に更新し、それ以後、返却店舗で管理するようにしたの
で、返却されたレンタル商品を、再び貸出店舗へ返送等
する必要がなく、返送に要するコストや手間がかからな
いで済む。また、顧客は、レンタル商品を借りた店舗と
異なる店舗に対してレンタル商品の返却を行うことがで
きるようになるので、顧客の利便性が著しく向上する。

【００４９】請求項６に係る発明にあっては、製造後一
定期間経過したレンタル商品、一定回数以上のレンタル
やクリーニングの行われたレンタル商品を抽出し、抽出
されたレンタル商品の品質検査を実施する指示が出力さ
れるので、品質劣化が進んでいる確率の高いレンタル商
品について、特に念入りな品質検査を行うことができ
る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係るレンタル商品管理システムの全体
構成を示すイメージ図である。

【図２】本発明に係るレンタル商品管理システムの概略
構成を示すブロック図である。

【図３】顧客情報データベースのデータ項目例を示す説
明図である。

【図４】店舗商品データベースのデータ項目例を示す説
明図である。

【図５】エリア商品データベースのデータ項目例を示す
説明図である。

【図６】全商品データベースのデータ項目例を示す説明
図である。

【図７】店舗商品管理データベースのデータ項目例を示
す説明図である。

【図８】エリア商品管理データベースのデータ項目例を
示す説明図である。

【図９】全商品管理データベースのデータ項目例を示す
説明図である。

【図１０】予約情報データベースのデータ項目例を示す
説明図である。

【図１１】ワイシャツの貸出時における複数の店舗間で
のワイシャツ融通の処理手順を示すフローチャートであ
る。

【図１２】ワイシャツの返却時における複数の店舗間で
のワイシャツ融通の処理手順を示すフローチャートであ
る。

【図１３】ワイシャツの品質管理の処理手順を示すフロ
ーチャートである。

【符号の説明】

10 レンタル商品管理システム 12 店舗 14 クリーニング工場 16 配送センター 18 エリア 20 顧客 22 管理センター 24 センターマシン 26 パソコン 28 ＰＯＳ端末 30 専用回線 32 顧客の管理するパソコン 34 顧客確認手段 36 顧客情報データベース 38 商品データベース 38ａ店舗商品データベース（店舗商品情報記憶手段） 38ｂエリア商品データベース（エリア商品情報記憶手
段） 38ｃ全商品データベース（全商品情報記憶手段） 40 商品管理データベース 40ａ店舗商品管理データベース（店舗商品管理情報記憶
手段） 40ｂエリア商品管理データベース（エリア商品管理情報
記憶手段） 40ｃ全商品管理データベース（全商品管理情報記憶手
段） 42 検索処理手段 44 検索結果送信手段 46 商品データベース更新手段（商品情報更新手段） 48 商品管理データベース更新手段 50 予約登録手段 52 予約情報データベース 54 配送指示手段 56 品質検査指示手段

Claims (6)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】複数の店舗のレンタル商品を集中管理する
   レンタル商品管理システムであって、 各店舗の管理するレンタル商品について、その商品識別
   コードと、当該レンタル商品の属性情報とを関連付けて
   登録しておく店舗商品情報記憶手段と、 全ての店舗の全てのレンタル商品について、その商品識
   別コードと、当該レンタル商品を管理する店舗の店舗識
   別コード及び当該レンタル商品の属性情報とを関連付け
   て登録しておく全商品情報記憶手段と、 各店舗の管理するレンタル商品について、その商品識別
   コードと、当該レンタル商品の管理情報とを関連付けて
   登録しておく店舗商品管理情報記憶手段と、 全ての店舗の全てのレンタル商品について、その商品識
   別コードと、当該レンタル商品を管理する店舗の店舗識
   別コード及び当該レンタル商品の管理情報とを関連付け
   て登録しておく全商品管理情報記憶手段と、 顧客の指定する店舗及び検索条件の入力を受けて、先ず
   上記顧客の指定店舗の店舗商品情報記憶手段及び店舗商
   品管理情報記憶手段内を検索し、当該指定店舗において
   上記顧客の検索条件と合致し、且つ貸出可能なレンタル
   商品を抽出し、当該指定店舗において該当レンタル商品
   が存在しない場合に、上記全商品情報記憶手段及び全商
   品管理情報記憶手段内を検索し、上記顧客の指定する検
   索条件と合致し、且つ貸出可能なレンタル商品を抽出す
   る検索処理手段と、を備えたことを特徴とするレンタル
   商品管理システム。
2. 【請求項２】複数の店舗のレンタル商品を集中管理する
   レンタル商品管理システムであって、 各店舗の管理するレンタル商品について、その商品識別
   コードと、当該レンタル商品の属性情報とを関連付けて
   登録しておく店舗商品情報記憶手段と、 複数の店舗と、上記複数の店舗のレンタル商品のクリー
   ニングを担当するクリーニング工場と、上記複数の店舗
   間及び各店舗とクリーニング工場間のレンタル商品配送
   を担当する配送センターとで構成されるエリア内に属す
   るレンタル商品について、その商品識別コードと、当該
   レンタル商品を管理する店舗の店舗識別コード及び当該
   レンタル商品の属性情報と関連付けて登録しておくエリ
   ア商品情報記憶手段と、 全ての店舗の全てのレンタル商品について、その商品識
   別コードと、当該レンタル商品を管理するエリア及び店
   舗のエリア識別コード及び店舗識別コード、及び当該レ
   ンタル商品の属性情報とを関連付けて登録しておく全商
   品情報記憶手段と、 各店舗の管理するレンタル商品について、その商品識別
   コードと、当該レンタル商品の管理情報とを関連付けて
   登録しておく店舗商品管理情報記憶手段と、 上記エリア内に属するレンタル商品について、その商品
   識別コードと、当該レンタル商品を管理する店舗の店舗
   識別コード及び当該レンタル商品の管理情報とを関連付
   けて登録しておくエリア商品管理情報記憶手段と、 全ての店舗の全てのレンタル商品について、その商品識
   別コードと、当該レンタル商品を管理するエリア及び店
   舗のエリア識別コード及び店舗識別コード、及び当該レ
   ンタル商品の管理情報とを関連付けて登録しておく全商
   品管理情報記憶手段と、 顧客の指定する店舗及び検索条件の入力を受けて、先ず
   上記顧客の指定する指定店舗の店舗商品情報記憶手段及
   び店舗商品管理情報記憶手段内を検索し、当該指定店舗
   において上記顧客の検索条件と合致し、且つ貸出可能な
   レンタル商品を抽出し、当該指定店舗において該当レン
   タル商品が存在しない場合に、当該指定店舗の属するエ
   リアのエリア商品情報記憶手段及びエリア商品管理情報
   記憶手段内を検索し、上記顧客の指定する検索条件と合
   致し、且つ貸出可能なレンタル商品を抽出する検索処理
   手段と、を備えたことを特徴とするレンタル商品管理シ
   ステム。
3. 【請求項３】上記検索処理手段は、顧客の指定する店舗
   及び当該指定店舗の属するエリア内に、顧客の指定する
   検索条件と合致し、且つ貸出可能なレンタル商品が存在
   しない場合に、予め定めておいた優先順位に従って、他
   のエリアのエリア商品情報記憶手段及びエリア商品管理
   情報記憶手段内を検索し、上記顧客の指定する検索条件
   と合致し、且つ貸出可能なレンタル商品を抽出する、こ
   とを特徴とする請求項２に記載のレンタル商品管理シス
   テム。
4. 【請求項４】上記検索処理手段によって抽出されたレン
   タル商品が、顧客の指定する店舗に存在しない場合に、
   当該レンタル商品を顧客の指定店舗に配送する指示を、
   配送センターのコンピュータシステムに対して送信する
   配送指示手段を備えたことを特徴とする請求項１乃至３
   の何れかに記載のレンタル商品管理システム。
5. 【請求項５】レンタル商品の貸出店舗とは異なる店舗に
   レンタル商品が返却された場合に、当該レンタル商品の
   商品識別コードと関連付けて登録されている店舗識別コ
   ードを、貸出店舗の店舗識別コードから返却店舗の店舗
   識別コードに更新して、上記エリア商品情報記憶手段及
   び全商品情報記憶手段内に登録する商品情報更新手段を
   備えたことを特徴とする請求項１乃至４の何れかに記載
   のレンタル商品管理システム。
6. 【請求項６】上記商品管理情報記憶手段内の管理情報
   は、レンタル商品の製造年月日、レンタル回数、クリー
   ニング回数を含んでおり、また、 上記検索処理手段は、検索条件の入力を受けて商品管理
   情報記憶手段内を検索し、製造後一定期間経過したレン
   タル商品、所定回数のレンタル及び／又はクリーニング
   が行われたレンタル商品を抽出し、さらに、 上記検索処理手段で抽出されたレンタル商品の品質検査
   を実施する指示を出力する品質検査指示手段を備えてい
   ることを特徴とする請求項１乃至５の何れかに記載のレ
   ンタル商品管理システム。