JP2000285132A - 相互貸借システムにおけるセンターサーバおよびその制御方法,ならびにセンターサーバを制御するプログラムを記録した媒体 - Google Patents

相互貸借システムにおけるセンターサーバおよびその制御方法,ならびにセンターサーバを制御するプログラムを記録した媒体

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JP2000285132A
JP2000285132A JP9285499A JP9285499A JP2000285132A JP 2000285132 A JP2000285132 A JP 2000285132A JP 9285499 A JP9285499 A JP 9285499A JP 9285499 A JP9285499 A JP 9285499A JP 2000285132 A JP2000285132 A JP 2000285132A
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真樹 苅山
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 相互貸借システムにおいて,複数の貸出候補
図書館が存在する場合に,最も早く貸出が可能な図書館
を自動的に決定し,決定した時間順序にもとづいて借受
要求を行うことができるようにする。 【構成】 センタサーバ10は,借受要求図書館クライア
ント21からの借受要求に応答して,まず総合目録データ
ベース12において借受要求のあった資料を所蔵している
図書館を検索し,貸出候補図書館を特定する。巡回車ス
ケジュールデータベース14を参照して,借受要求のあっ
た資料を上記の検索により得られた所蔵図書館から貸出
すことのできる時間順序を決定する。その後,借受要求
図書館クライアントに対して,貸出候補図書館と,希望
された資料を各貸出候補図書館が貸出すことができる日
時に関する順序についてを通知する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】この発明は、複数の図書館がネットワーク
を介して相互貸借を行うシステムにおけるセンターサー
バ,およびその制御方法,ならびにセンターサーバを制
御するプログラムを記憶した媒体に関する。
【0002】ここで相互貸借とは、図書館の利用者の要
求に応じて複数の図書館が相互に資料の貸し借りを行う
活動を言う。
【0003】この明細書において資料とは、図書館が所
蔵する図書、雑誌、視聴覚資料などを含み、相互貸借の
対象となるもの全般を指す。
【0004】
【従来技術とその問題点】従来の相互貸借では、利用者
が希望する資料の所在(何処の図書館に所蔵されている
か)を図書館の職員が探し、所蔵図書館が判明した後、
電話等により貸出可否を照会して、貸出可能な場合は借
受申し込みをするという一連の作業を手作業にて行って
いた。また、貸出可否照会の結果が貸出不可であった場
合は、貸出可能な図書館が決定するまで同様の作業を続
ける必要があった。
【0005】そこで複数の図書館の蔵書に関する情報
を、一つのデータベース上に一元的に収集、管理する総
合目録データベースを構築し、各図書館から横断的に検
索することを可能にする図書館情報ネットワークシステ
ムが開発された。図書館情報ネットワークシステムで
は、それぞれの図書館の所蔵する資料に関する書誌情報
及び所蔵情報(何処の図書館が所蔵しているか)につい
て、ネットワークを経由して相互に検索が可能であり、
検索結果に連動して相互貸借の借受要求ができるように
なった。
【0006】ここで総合目録データベースとは、複数の
図書館の蔵書に関する情報、つまり各図書館の所蔵して
いる資料の書誌情報及び所蔵情報(各図書館における所
蔵管理状態に関する情報)を一元的に集約したものであ
り、一つのデータベースとして構築され、複数の図書館
からの検索や相互貸借等のために利用される。
【0007】しかし、従来の図書館情報ネットワークシ
ステムでは、借受要求図書館において相互貸借を希望す
る資料の借受要求は、1回につき1つの貸出候補図書館
に対してしかできないため、貸出候補図書館が貸出不可
と回答した場合は、再度他の貸出候補図書館に対して借
受要求を行う必要があった。また、複数の貸出候補図書
館が存在する場合、何処の貸出候補図書館が最も早く資
料を貸出すことが可能かについて借受要求図書館側では
判断できない等の非効率な面も見られた。
【0008】また、従来の図書館情報ネットワークシス
テムでは、貸出候補図書館の職員が図書館クライアント
を操作してセンターサーバに接続しない限り、自館宛に
届いている貸出可否照会に関するメッセージを把握、確
認することができないため、1回の借受要求から貸出ま
でに予想以上に時間がかかることもあった。
【0009】
【発明の開示】この発明の目的は、複数の貸出候補図書
館が存在する場合に、最も早く貸出が可能な図書館を自
動的に決定し、決定した時間順序にもとづいて借受要求
を行うことができるようにすることにある。
【0010】この発明の他の目的は、複数の貸出候補図
書館が存在する場合に、借受要求図書館側の一度の借受
要求によって、貸出可能な日時が早い貸出候補図書館の
順に、自動的に貸出可否照会を行うことができるように
することである。
【0011】さらにこの発明の目的は、貸出候補図書館
が貸出可否回答を行う場合に、実際に資料を貸出す貸出
発送日や返却期限日について、自動的に設定することが
できるようにすることにある。
【0012】この発明のさらに他の目的は、予約がキャ
ンセルされた場合に図書館の職員が行う作業について、
最も影響が少ないようにすることにある。
【0013】この発明のさらに他の目的は、貸出候補図
書館のクライアントが相互貸借システムにログイン中で
あれば、貸出可否照会に関するメッセージや予約キャン
セルに関するメッセージを自動的に画面表示することが
できるようにすることにある。
【0014】この明細書において、資料の借受を希望す
る図書館を借受要求図書館、貸出を要求される図書館を
貸出候補図書館、貸出候補図書館のうち実際に資料を貸
出すことを決定した図書館を貸出図書館と言う。なお、
各図書館は借受も貸出も可能であり、状況によって借受
要求図書館と貸出候補図書館の立場の両方を担い別け
る。
【0015】この明細書において、借受要求とは、借受
要求図書館が資料の借受を希望し、相互貸借システム
(センターサーバ)に対して借受を依頼することを言
い、相互貸借システムから貸出候補図書館に対して実際
の借受要求を問い合わせることを貸出可否照会、貸出可
否照会に対する貸出候補図書館の相互貸借システムへの
回答を貸出可否回答と言う。
【0016】この明細書において、センターサーバと
は、クライアント・サーバ型システムである図書館情報
ネットワークシステム(相互貸借システム)のサーバコ
ンピュータのことを言い、図書館クライアントとは図書
館情報ネットワークシステムのクライアントコンピュー
タのことを言う。
【0017】この明細書において、所蔵図書館とは、対
象の資料を蔵書として所有している図書館を言う。実施
例においては、貸出候補図書館と所蔵図書館は同じ図書
館を指す。
【0018】この発明による相互貸借システムにおける
センターサーバは、借受要求図書館クライアントからの
借受要求に応答して、まず総合目録データベースにおい
て借受要求のあった資料を所蔵している図書館を検索
し、貸出候補図書館を特定する。続いて、巡回車スケジ
ュールデータベースを参照して、借受要求のあった資料
を上記の検索により得られた所蔵図書館から貸出すこと
のできる時間順序を決定する。
【0019】その後、借受要求図書館クライアントに対
して、貸出候補図書館と、希望された資料を各貸出候補
図書館が貸出すことができる日時に関する順序について
を通知する。
【0020】従って、複数の貸出候補図書館が存在する
場合に、最も早く貸出が可能な図書館や貸出可能な日時
についてを把握することができる。
【0021】好ましい実施形態においては、センターサ
ーバはさらに、借受要求のあった資料の貸出の可否を、
決定された貸出可否照会の順序に従って、貸出候補図書
館のクライアントコンピュータに対して順番に問い合わ
せる。
【0022】また、センターサーバは貸出可否回答に応
じて、貸出可の場合には貸出図書館を決定し、貸出不可
の場合には時間順序における次の貸出候補図書館のクラ
イアントへの問い合わせを行い、全ての貸出候補図書館
のクライアントから貸出不可の応答があった場合に貸出
図書館なしと決定する。
【0023】従って、借受要求図書館側の一度の借受要
求によって、貸出可能な日時が早い貸出候補図書館の順
に、自動的に貸出可否照会を行うことができる。
【0024】好ましい実施形態においては、センターサ
ーバはさらに、貸出可否照会の際に巡回車スケジュール
データベースを参照して、貸出候補図書館が実際に資料
を貸出す場合の貸出発送日と返却期限日を取得し、貸出
候補図書館クライアントに通知する。
【0025】従って、貸出候補図書館が貸出可否回答を
行う際には、実際に資料を貸出す際の貸出発送日や返却
期限日について、自動的に設定することができる。
【0026】好ましい実施形態においては、センターサ
ーバはさらに、複数の貸出候補図書館に対する貸出可否
照会の際に、相互貸借データベースを参照して、予約問
い合わせをするかどうかを判断し、既に予約を行ってい
る場合には次の貸出候補図書館のクライアントコンピュ
ータに予約了承の回答をできないようにする。
【0027】従って、予約がキャンセルされた場合に図
書館の職員が行う作業について、最も影響が少ないよう
にすることができる。
【0028】好ましい実施形態においては、センターサ
ーバはさらに、貸出可否照会や予約キャンセルの際に図
書館データベースを参照し、貸出可否照会や予約キャン
セルを行う貸出候補図書館がシステムにログイン中であ
るかどうかを判断し、システムにログイン中であれば貸
出候補図書館クライアントに対して、自動的に貸出の可
否の問い合わせや予約キャンセル手続きを促す情報に関
する画面を表示させる。
【0029】従って、貸出可否照会に関するメッセージ
や予約キャンセルに関するメッセージを自動的に画面表
示することができる。
【0030】この発明はまた、上記のセンターサーバを
制御する方法、およびセンターサーバを制御するための
プログラムを記憶した媒体を提供している。
【0031】
【実施例】以下に、この発明の実施例について図面を用
いて詳細に説明する。まず、システムの構成と各種のデ
ータの構成及び管理について説明する。
【0032】図1は、図書館情報ネットワークシステム
における相互貸借システムの構成を示す概略図である。
図書館情報ネットワークシステムは、2館以上の複数の
図書館の図書館クライアントがネットワークを介して接
続することにより構成される。
【0033】図書館情報ネットワークシステムは、複数
の図書館含み、相互貸借における資料の運搬は、これら
の図書館間を巡回車(後述する)が廻ることによって実
現される。図書館間を廻る巡回車は一台以上存在し、2
台以上ある場合はそれぞれの巡回車が各巡回車毎に決め
られた地域ブロックを廻ることになる。
【0034】ここで地域ブロックとは、近隣の市町村の
範囲でも良いし、都道府県を跨る範囲でも良い。つま
り、複数の図書館をグループ化したものを地域ブロック
と言い、図書館間の物理的な距離は特に拘らない。図書
館情報ネットワークシステムに属する各図書館は、いず
れか一つの地域ブロックに属し、巡回車によって他の図
書館へ資料を借受けまたは貸出しを行うことができる。
【0035】図書館情報ネットワークシステムに属する
図書館のうち、ひとつの図書館にセンターサーバ10が設
置される。また、図書館情報ネットワークシステムに参
加するそれぞれの図書館には、少なくともひとつ以上の
図書館クライアント21,22,23が設置される。センター
サーバ10と図書館クライアント21,22,23を接続するネ
ットワーク回線の種類は、特に問わない。
【0036】ここで、センターサーバ10は、いずれの図
書館に設けらても構わない。また、図書館以外の場所に
設けても良い。また、センターサーバ10とひとつの図書
館クライアント21,22または23を、1台のコンピュータ
によって兼ねる様にしても良い。
【0037】図書館情報ネットワークシステムは、セン
ターサーバ10上に構築された総合目録データベース12を
利用して、検索、相互貸借、ウォンテッド等の業務を行
っており、これらの業務をクライアント・サーバ型シス
テムで実現している。
【0038】センターサーバ10には、図書館データベー
ス(DB)11、総合目録データベース(DB)12、相互貸借
データベース(DB)13、巡回車スケジュールデータベー
ス(DB)14等のデータベース(DB)が保持されている。
図書館DB11には図書館情報ネットワークシステムに接続
するクライアントを持つ各図書館に関する情報が保持さ
れている。総合目録DB12には各図書館が所蔵する資料の
書誌及び所蔵に関する情報が保持されている。相互貸借
DB13には図書館間での資料の貸し借りに関する情報が保
持されている。巡回車スケジュールDB14には相互貸借に
よる資料の配送を行う巡回車が各図書館に立ち寄る日時
等に関する情報が保持されている。
【0039】ここで巡回車とは、図書館情報ネットワー
クシステムに参加する図書館を地域ブロック毎にグルー
プ分けし、各地域ブロック毎に決まった日程で各図書館
に立ち寄り、その図書館に資料を配達またはその図書館
から資料を発送するための車である。
【0040】各巡回車は決められた期間及びルートで担
当の地域ブロックを一周するが、巡回の始点と終点はセ
ンターサーバが設置されている図書館(センター図書
館)となっている。従って、それぞれの巡回車はセンタ
ー図書館において運搬する資料を取り交わすことがで
き、地域ブロックに跨る資料の配送はセンター図書館を
経由して行うことになる。
【0041】図1において相互貸借の流れを簡単に説明
する。まず、借受要求図書館クライアント21からセンタ
ーサーバ10に対して借受要求を行う。センターサーバ10
は借受要求に関する貸出可否照会の順序に従って、最初
の貸出可否照会先の図書館クライアント22に対して貸出
可否照会を行う。貸出候補図書館クライアント22は、貸
出可否照会に応じて、センターサーバ10に対して貸出可
否回答を行う。貸出図書館が決定するまで、貸出可否照
会と貸出可否回答が借受要求に関する貸出可否照会の順
序にもとづいて行われる。
【0042】図2は、図書館DB11のデータ構成を示す概
略図である。図書館DB11には、図書館テーブルと職員テ
ーブル等の情報がある。図書館テーブル及び職員テーブ
ルは、図書館毎に設けられる。職員テーブルは、ひとつ
の図書館に対して複数設けても構わない。
【0043】図書館テーブルは、各図書館について図書
館ID、所属地域ブロックID、図書館名、標準貸出期間、
その他の図書館情報を格納する。ここで図書館IDとは、
本システムに参加する図書館毎にユニークな番号であ
り、図書館の識別に用いられる。所属地域ブロックID
は、巡回車スケジュールDB14の各テーブルの巡回車ID
(後述する)にリンクしている。標準貸出期間は、当該
の図書館が他の図書館へ資料を貸出す場合に、予め決め
られた貸出期間の標準値である。
【0044】職員テーブルは、各図書館の職員について
職員ID、パスワード、所属図書館ID、職員氏名、その他
の職員情報、ログイン中状態フラグを格納する。ここで
職員IDは本システムにおいてユニークなIDであり、各図
書館の職員の識別に利用される。所属図書館IDは、図書
館テーブルの図書館IDとリンクされている。
【0045】なお、図書館DB11等の各種DBはRDBMS(Rel
ational DataBase Managing System)で管理されてい
る。
【0046】図3は、総合目録DB12のデータ構成を示す
概略図である。総合目録DB12には、書誌テーブルと所蔵
テーブル等の情報がある。
【0047】書誌テーブルは、各図書館の所蔵する資料
の書誌タイトル毎について、書誌ID、書誌種別、資料種
別、書名に関する情報、著者名に関する情報、出版に関
する情報、内容に関する情報、形態に関する情報、分類
に関する情報、その他の書誌情報、MARC種別、MARC番
号、ISBNコード、ISSNコード、所蔵数などの書誌に関す
る情報を格納する。
【0048】書誌IDとは、総合目録DBにおいて1つの資
料の書誌情報毎にユニークな番号であり、資料の書誌情
報の識別に用いられる。
【0049】ここでMARCとは、Machine Readable Catal
ogの略であり、機械可読目録と訳される。ISBNとは、In
ternational Standard Book Numberの略であり、国際標
準図書番号と訳される。ISSNとは、International Stan
dard Serial Numberの略であり、国際標準逐次刊行物番
号と訳される。MARC種別及びMARC番号、ISBNコード、IS
SNコードは、個々の資料の識別に用いられるデータであ
るが、図書館情報ネットワークシステムでは主に検索や
引用等の用途に用いられる。
【0050】所蔵テーブルは、各図書館の所蔵する資料
の一冊ずつについて、所蔵ID、書誌ID、図書館ID、所蔵
番号、請求記号、禁帯出区分、その他の所蔵情報を格納
する。ここで書誌IDは書誌テーブル、図書館IDは図書館
テーブルと、それぞれリンクされており、書誌テーブル
から任意の資料を所蔵している図書館とその所蔵に関す
る情報を把握することが可能となっている。
【0051】所蔵IDとは、総合目録DBにおいて各図書館
が所蔵する現物の資料毎にユニークなものであり、シス
テム全体における所蔵資料自体の識別に用いられる。所
蔵番号は図書館IDで示される図書館の所有する資料毎に
ユニークなものであり、当該図書館の中での資料の識別
に用いられる。従って、図書館IDと所蔵番号の組み合わ
せが所蔵IDと一対一に対応することになる。
【0052】図4は、相互貸借DB13のデータ構成を示す
概略図である。相互貸借DB13には、借受要求テーブル、
貸出可否照会順序テーブル、貸出可否回答テーブル、貸
出予約テーブル等の情報がある。
【0053】借受要求テーブルは、借受要求図書館の図
書館クライアントが行う借受要求のそれぞれについて借
受要求ID、書誌ID、書名、著者名、その他の借受希望資
料情報、借受要求図書館ID、借受要求図書館職員ID、借
受要求実行日時、予約可否フラグ、現在の貸出可否照会
先図書館ID、貸出候補図書館の総数、現在の貸出可否照
会順序、その他の借受要求に関する情報を格納する。
【0054】書誌IDは、書誌テーブルにリンクしてお
り、借受を希望している資料に関する書誌や所蔵、及び
所蔵図書館に関する情報を把握することが可能である。
借受要求テーブルにおいて書誌ID以外に書名や著者名、
及び借受希望資料情報を格納できるエリアがあるのは、
書誌テーブルに存在しない資料を借受要求する場合があ
るためである。
【0055】借受要求図書館IDは図書館テーブルにリン
クし、借受要求図書館職員IDは職員テーブルにリンクし
ており、各借受要求について何処の図書館の誰が借受要
求を行っているのかを把握することが可能となってい
る。
【0056】現在の貸出可否照会先図書館IDは、図書館
テーブルにリンクしており、各借受要求について何処の
図書館に対して借受要求を行っているのかを把握するこ
とができる。また、貸出候補図書館の総数は、借受要求
の対象となる図書館数を表し、現在の貸出可否照会順序
は、全貸出候補図書館のうち現時点で何館目の貸出候補
図書館に対して借受要求を行っているかを表す順序番号
である。
【0057】貸出可否照会順序テーブルは、1つの借受
要求について借受要求ID、貸出可否照会順序、貸出候補
図書館ID、その他の貸出可否照会順序情報を格納する。
借受要求IDは借受要求テーブルにリンクし、貸出候補図
書館IDは図書館テーブルにリンクしている。貸出可否照
会順序によって、各貸出候補図書館について借受要求を
行う順番が決められている。
【0058】貸出可否回答テーブルは、1つの借受要求
に対する各貸出候補図書館の貸出可否回答毎に、借受要
求ID、回答順序、貸出候補図書館ID、貸出候補図書館職
員ID、回答日時、回答種別、貸出図書館フラグ、貸出発
送日、返却期限日、自館蔵書の所蔵番号、自館蔵書の請
求記号、その他の貸出(回答)情報を格納する。
【0059】借受要求IDは借受要求テーブルに、貸出候
補図書館IDは図書館テーブルに、貸出候補図書館職員ID
は職員テーブルに、それぞれリンクしている。貸出可否
回答テーブルは、各借受要求に対する各貸出候補図書館
の回答及び貸出情報を把握できる。
【0060】貸出予約テーブルは、借受要求ID、回答順
序、貸出可能予定日、その他の予約情報、キャンセル状
態区分、キャンセル情報確認日時、キャンセル処理完了
日時、その他のキャンセル情報を格納する。
【0061】借受要求IDは借受要求テーブルにリンク
し、回答順序は貸出可否回答テーブルにそれぞれリンク
しており、借受要求に対する貸出候補図書館の貸出可否
回答における予約回答を把握し、予約に対するキャンセ
ル処理が必要な場合にそのキャンセル処理の状態等を把
握できる。
【0062】図5は、巡回車スケジュールDB14のデータ
構成を示す概略図である。巡回車スケジュールDB14に
は、巡回マスターテーブル、巡回車スケジュールテーブ
ル等の情報がある。
【0063】巡回マスターテーブルは、巡回車の台数
分、つまり各地域ブロック毎に、巡回車ID、AA県立図
書館の図書館ID、AA県立図書館に関する巡回の順序
(標準値)、AA県立図書館に関する巡回の必要日数・
時間(標準値)、AA県立図書館に関するその他の巡回
条件等(標準値)、以下同様に当該地域ブロックにグル
ーピングされている図書館分だけ同様の情報を格納す
る。(AA県立図書館,AB市立図書館,CC町立図書
館は一つの地域ブロックに属する図書館である)
【0064】巡回車IDは、巡回車を一意に決定する番号
であり、同時に地域ブロックを識別する番号となる。巡
回車ID以外の情報は、当該地域ブロックにグルーピング
される各図書館の巡回に関する情報である。巡回の順序
はその地域ブロックの中で、巡回車がセンター図書館を
出発してから立ち寄る図書館の順序を、巡回の必要日数
・時間は巡回車がセンター図書館を出発してからかかる
必要所要時間を、それぞれ標準値で設定されている。こ
の巡回マスターテーブルは、マスターデータとして予め
登録されている。
【0065】巡回スケジュールテーブルは、各巡回車毎
に、巡回車ID、巡回ID、センター図書館出発日時、A図
書館出発着日時、A図書館の巡回順序、以下同様に当該
地域ブロックにグルーピングされている図書館分だけ同
様の情報を格納する。
【0066】巡回車IDは、巡回マスターテーブルにリン
クしており、巡回IDは巡回車が地域ブロックを一周する
物理的配送に対して一意に決定される番号である。(一
台の巡回車が一つの地域ブロックを廻る)
【0067】巡回スケジュールテーブルのセンター図書
館出発日時は、センター図書館の職員が本システムの運
用作業として、センター図書館出発日時の事前に登録さ
れる。また、巡回車スケジュールテーブルは、センター
図書館の職員により必要に応じてデータの編集等が可能
である。
【0068】センター図書館出発日時が登録または変更
された場合、センターサーバ側のプログラムが、巡回車
マスターテーブルを参照し、各巡回車ID毎に設定されて
いる各図書館の巡回の順序、および巡回の必要日数・時
間の標準値を取得する。取得した各図書館に関する巡回
の必要日数・時間(標準値)のデータと、センター図書
館出発日時を加算することによって、各図書館の出発着
日時を設定する。また、取得した各図書館に関する巡回
の順序(標準値)をもとに、各図書館の出発着日時の順
番を設定する。
【0069】以下に、この発明の処理の流れについて、
図6及び図7のフローチャートと図8〜11の画面例、上
記で説明した各データベースの図を用いて詳細に説明す
る。
【0070】図6及び図7は、本発明の実施例につい
て、借受要求図書館クライアント21、センターサーバ1
0、貸出候補図書館クライアント22,23に関するそれぞ
れの処理の流れを、フローチャートで示した図である。
【0071】ここで貸出候補図書館として1つだけ図6及
び図7に示しているが、借受を希望する資料を所蔵する
図書館が複数存在する場合は、図6及び図7に示す貸出候
補図書館が所蔵図書館数分あることになる。
【0072】まず、借受要求図書館の職員が相互貸借シ
ステムへログインする(ステップ31)。
【0073】借受要求図書館の職員はログインする際
に、職員ID、パスワード、所属図書館IDを入力する。入
力されたデータは借受要求図書館クライアント21からセ
ンターサーバ10側に送られ、センターサーバ10側のプロ
グラムにおいて受け取ったデータと図書館テーブル及び
職員テーブルのデータを照合しユーザの認証を行う。
【0074】ユーザ認証の結果ログインが認められる
と、センターサーバ10側のプログラムでは、入力された
図書館ID、職員IDに該当する職員テーブル中のデータの
ログイン中状態フラグをログイン中に更新する。また、
入力された図書館ID、職員IDをセンターサーバ10のメモ
リに保持しておき、借受要求図書館クライアント21がシ
ステムからログアウトするまで借受要求図書館との接続
を維持する。
【0075】センターサーバ10は、ログイン許可の旨を
借受要求図書館クライアント21に通知する。
【0076】借受要求図書館クライアント21はログイン
許可の通知を受けると、図8の画面例で示す総合目録DB
検索画面を、借受要求図書館クライアント21の画面に表
示する。
【0077】図8は総合目録DB12に対して資料の検索を
行う画面の例を示す概略図である。検索の前提条件とし
て、検索対象データ、項目間条件、内容細目、1ページ
表示件数を設定できる。絞り込み条件として、所蔵図書
館、資料種別を設定できる。また、検索条件として入力
するキーワードとして、書名、著者名、出版者、件名、
NDC分類、出版年、コードを指定できる。
【0078】検索対象データは、検索の対象となる資料
に関して、図書資料、雑誌(逐次刊行物)資料、視聴覚
資料、新刊(新規出版)資料を任意に組み合わせて設定
できる(チェックボックスをオンにする)。
【0079】項目間条件は、キーワード入力する書名や
著者名等の異なる各検索項目間に関して、AND条件また
はOR条件を設定できる(いずれかのラジオボタンをオン
にする)。
【0080】内容細目は、検索の対象となる資料に関し
て、各資料の内容細目書名や内容細目書名等のデータま
でを検索対象として含む,または含まないを設定できる
(いずれかのラジオボタンをオンにする)。ここで内容
細目書名や内容細目著者とは、文集等の資料における細
目に関する書名や著者のデータを言う。
【0081】1ページ表示件数は、検索の結果として一
覧で画面表示する書誌情報の件数を予め設定することが
できる(コンボボックスから、10件、20件、50件、100
件のいずれかを選択する)。
【0082】所蔵図書館は、予め検索対象とする資料に
関する所蔵図書館を特定しておく場合に、画面上に表示
されている各図書館の部分をチェックしておく。なお、
複数の所蔵図書館を任意に組み合わせて設定できる。
【0083】資料種別は、予め検索対象とする資料の種
別を特定しておく場合に、画面上に表示されている各資
料種別の部分をチェックしておく。資料種別は、一般図
書、児童書、郷土資料、録音図書、外国語資料、行政資
料等がある。
【0084】検索条件として入力する書名、著者名、出
版者、件名、NDC分類の各キーワードは、最大3つまで入
力できる(テキストボックスに入力)。また、複数キー
ワード入力する場合は、同一の各検索項目内で、AND条
件またはOR条件を設定できる(コンボボックスから選
択)。出版年は、西暦、平成、昭和、大正、明治の年号
を選択することができ(コンボボックスから選択)、そ
れぞれの年号に応じた年をキーワードとして指定する
(テキストボックスに入力)。検索の対象となる開始年
及び終了年のいずれか、または両方を入力する。コード
は、ISBNコード、ISSNコード、MARC番号等のキーワード
を選択し(コンボボックスから選択)、コードを入力す
る(テキストボックスに入力)。
【0085】借受要求図書館クライアント21に表示され
た図8の画面例において、借受要求図書館の職員が借受
を希望する資料の書誌情報に関する検索条件を入力し、
検索実行ボタンを押す(ステップ32)。
【0086】検索実行ボタンが押されると、入力された
検索条件がセンターサーバ10側のプログラムに送られ、
センターサーバ10側のプログラムが総合目録DB12に対し
て検索を実行する。総合目録DB検索の結果、入力された
検索条件にマッチする書誌情報を表示用に整形し、借受
要求図書館クライアント21側に返す(ステップ41)。
【0087】借受要求図書館クライアント21は、センタ
ーサーバ10から送られた検索結果情報を受け取り、図9
の画面例で示す検索結果画面を表示する(ステップ3
3)。
【0088】図9は検索の結果、選ばれた資料の一覧を
表示する画面の例を示す概略図である。例えば書名条件
に“空”を入力して検索した場合の、検索結果例を図8
に示している。検索結果には、書名、副書名、叢書名、
巻次、著者名、出版社名、出版年、分類番号、資料種
別、抄録等の書誌情報が、各資料毎に表示される。
【0089】一覧の表示方法としてページ毎に表示を切
り替えたり(ページ番号をクリックする)、書名や著者
名等によるソート(並び替え)を行う(コンボボックス
からソート条件を選び、昇順または降順のラジオボタン
のいずれかをオンにし、ソートボタンを押す)こともで
きる。また、再度絞り込み検索を行う(絞り込み検索ボ
タンを押す)こともできる。
【0090】借受要求図書館の職員は、検索結果を一覧
で表示されている画面から借受を希望する資料を選択
し、所蔵ボタンを押す(ステップ34)。
【0091】所蔵ボタンが押されると、借受要求図書館
クライアント21からセンターサーバ10へ当該資料に関す
る書誌IDが送られる。
【0092】センターサーバ10側のプログラムは、受け
取った書誌IDをもとに当該書誌にリンクしている所蔵デ
ータを所蔵テーブルから取得し、所蔵図書館を特定す
る。また、センターサーバ10上のプログラムはセンター
サーバ10のコンピュータで管理している時間データを問
い合わせ、現時点の日時データを取得する。
【0093】続いて、取得した所蔵データの各図書館ID
と現時点の日時をキーにして、巡回車スケジュールテー
ブルを参照し、それぞれの図書館IDで示す各図書館に関
して、最も近い出発着日時、巡回順序、巡回車IDを取得
する。
【0094】取得した各図書館の出発着日時を早い順に
並べることにより、貸出可否照会順序(標準値)を自動
決定する。
【0095】また、ログイン時に入力された職員ID及び
所属図書館IDをもとに図書館テーブル及び職員テーブル
を参照し、借受要求図書館及び職員に関するデータを取
得する。
【0096】センターサーバ側のプログラムは取得また
は自動決定した上記の各種データを表示用に整形し、借
受図書館クライアント側に返す(ステップ42)。
【0097】借受要求図書館クライアント21は、センタ
ーサーバ10から送られたデータを受け取り、図10の画面
例で示す借受要求条件設定画面を表示する(ステップ3
5)。
【0098】図10は、検索結果一覧において借受け希望
として選んだ資料に対して、所蔵図書館への借受要求を
行う画面の例を示す概略図である。
【0099】借受要求条件設定画面には、借受を希望す
る資料の書誌情報及び所蔵に関する情報、貸出候補図書
館の貸出可否照会順序(標準値)、借受要求図書館(自
館)に関する情報が表示される。
【0100】借受を希望する資料の書誌情報について
は、書名、副書名、巻次、著者名等が表示される。所蔵
情報については、所蔵図書館名と所蔵図書館の属する巡
回車ブロック、所蔵数、所蔵番号、請求記号、禁帯出区
分等の情報が表示される。例えば画面例において、書名
“空と海の特許”に関する資料の書誌情報と、その資料
を所蔵するAA県立図書館、CC町立図書館、BB市立
図書館、及び各所蔵図書館の属する巡回車ブロック、所
蔵数、所蔵番号、請求記号、禁帯出区分等のそれぞれの
所蔵に関する情報が表示されている。そして、借受要求
図書館(自館)及び職員に関する情報として、○○町立
図書館、書架金吾、電話番号等が表示されている。
【0101】また、借受要求を行う際の標準の順序とし
て、各所蔵図書館を順番に並べそれぞれの貸出発送予定
日が表示される。例えば画面例においては、貸出可否照
会順序の1番目がAA県立図書館であり、貸出発送予定
日が99年4月1日木曜日と表示されている。
【0102】なお、借受要求条件設定画面から、MARC情
報や書誌詳細等の情報を参照できる。また、検索結果リ
ストへ戻ることもできる。さらに、検索結果リストで順
番に表示されていた前または次の書誌情報に関する借受
要求条件設定画面を表示させることもできる。(それぞ
れ、MARC情報、書誌詳細情報、検索結果リストへ戻
る、前の所蔵データへ、次の所蔵データへ、と表示され
ている部分をクリックする)
【0103】借受要求図書館の職員は、必要に応じて借
受要求を行う貸出候補図書館の選択、貸出候補図書館の
貸出可否照会順序、自館の図書館の電話番号や職員名等
の情報を編集できる(ステップ36)。
【0104】貸出候補図書館の選択は、所蔵図書館名の
左のチェックボックスをオンまたはオフにすることで、
借受要求の対象とするかどうかを選択することができ
る。画面例においては、AA県立図書館、CC町立図書
館、BB市立図書館全てに対して貸出可否照会を行うこ
とになっている。所蔵図書館名の左横のチェックボック
スをオフにすると、下部に表示されている貸出候補図書
館の欄(コンボボックス中のデータ)から当該の所蔵図
書館名が削除される。
【0105】また、貸出候補図書館の貸出可否照会順序
の変更は、貸出候補図書館として表示されているコンボ
ボックスから貸出候補図書館を選択し直すことで行う。
【0106】これらの画面上の操作は、借受要求図書館
クライアント21のプログラム側で制御される。
【0107】借受要求図書館の職員は、借受要求条件を
確認後、借受要求実行ボタンを押す(ステップ37)。
【0108】借受要求実行ボタン押下後、借受要求図書
館クライアント21から借受要求データがセンターサーバ
10側のプログラムに送られ、自動貸出可否照会処理が開
始される。センターサーバ10側に送られる借受要求デー
タは、書誌ID、借受要求図書館ID、借受要求図書館職員
ID、貸出候補図書館IDとその貸出可否照会順序等のデー
タが含まれる。
【0109】センターサーバ10側のプログラムは、受け
取った借受要求データを借受要求テーブルと貸出可否照
会順序テーブルに格納する(ステップ43)。
【0110】借受要求テーブルには次のデータが格納さ
れる。借受要求IDはプログラムで自動的に付与される。
借受要求図書館クライアント21から受け取ったデータを
もとに、書誌ID、借受要求図書館ID、借受要求図書館職
員IDがセットされる。書誌IDがない場合は、書名、著者
名、その他の借受希望資料情報が受け取ったデータをも
とに格納される。借受要求実行日時はデータを受け取っ
た時点の日時を自動的にセットする。予約可否フラグ
は、当初は予約するに設定される。貸出候補図書館の現
借受要求順序には初期値1がセットされ、現在の自動借
受要求先図書館ID、貸出候補図書館の総数は、借受要求
先IDと貸出可否照会順序が1であることをキーにして、
貸出可否照会順序テーブルを参照して格納される。回答
状態は初期値(未回答)にセットされる。
【0111】貸出可否照会順序テーブルには、次のデー
タが格納される。借受要求IDとしては、リンク先の借受
要求テーブルの借受要求IDがセットされる。貸出可否照
会順序、貸出候補図書館IDには受け取ったデータ(借受
要求条件)をもとに、貸出候補図書館数分のデータが格
納される。
【0112】借受要求図書館の職員は、借受要求実行ボ
タンを押下した後、システムからログアウトする(ステ
ップ38)。
【0113】ログアウトすると、借受要求図書館クライ
アント21からセンターサーバ10にログアウトデータが送
られる。センターサーバ10側のプログラム側では、メモ
リに保持している図書館ID、職員IDをもとに、該当する
職員テーブルのログイン中フラグをオフにセットし、同
時にメモリ上に保持している借受要求図書館に関する図
書館ID、職員ID等のデータをクリアする。
【0114】なお、借受要求図書館の職員は、必要に応
じて再度システムにログインすることによって、実行し
た自動借受要求の状態(その時点での貸出可否照会先の
図書館名や、貸出候補図書館の回答状況等)について
を、確認することもできる。
【0115】他方、貸出候補図書館22の職員がシステム
にログインしたとする(ステップ61)。
【0116】ログインする際には、借受要求図書館のロ
グイン処理と同様に、職員ID、パスワード、所属図書館
IDを入力し、入力されたデータはセンターサーバ10側に
送られ、センターサーバ10側のプログラムにおいて入力
されたデータと図書館テーブル及び職員テーブルのデー
タを照合しユーザの認証を行う。
【0117】ユーザ認証の結果ログインが認められる
と、センターサーバ10側のプログラムでは、職員テーブ
ルの入力された図書館ID、職員IDに該当するデータのロ
グイン中状態フラグをログイン中に更新する。また、入
力された図書館ID、職員IDをセンターサーバ10のメモリ
に保持しておき、貸出候補図書館クライアント22がシス
テムからログアウトするまで貸出候補図書館との接続を
維持する。
【0118】同時に、センターサーバ10側のプログラム
では、ログイン時に受け取った図書館IDをもとに借受要
求テーブルを参照し、ログイン時に受け取った図書館ID
と借受要求テーブルの貸出可否照会先図書館IDを照合す
る。
【0119】照合の結果、マッチする借受要求データが
存在する場合、該当する借受要求テーブルの借受要求I
D、書誌ID、借受要求図書館ID、借受要求実行日時、予
約可否フラグ等のデータを取得する。続いて、書誌IDを
もとに書誌テーブル及び所蔵テーブルを参照し、書名、
副書名、著者名、巻次、出版者等の書誌詳細情報と、自
館所蔵に関する所蔵番号、請求記号、禁帯出区分等の所
蔵詳細情報を取得する。また、借受要求図書館ID及び借
受要求図書館職員IDをもとに図書館テーブル及び職員テ
ーブルを参照し、借受要求図書館名や職員名等の必要な
図書館や職員に関する情報を取得する。
【0120】このときセンターサーバ10側のプログラム
は、貸出候補図書館IDをキーにして巡回車スケジュール
テーブルを参照し、当該図書館の図書館出発着日時を取
得する。取得した出発着日時とその時点での日時を比較
し、最も早い出発着日時を取得し貸出発送日(標準値)
として自動的に決定する。
【0121】また、同時に貸出候補図書館IDをキーにし
て図書館テーブルを参照し、当該の図書館IDで示す図書
館に関する標準貸出期間を取得する。取得した標準貸出
期間を自動決定した貸出発送日に足した日時を、返却期
限日(標準値)として自動的に決定する。
【0122】センターサーバ10側のプログラムは、取得
或いは自動決定した各種のデータを表示用に整形し、貸
出候補図書館クライアント22側に返す(ステップ44)。
【0123】ここで、貸出候補図書館22の職員が能動的
にシステムにログインしなくとも(ステップ61を踏まな
くとも)、既にシステムにログインしている状態であれ
ば、上記ステップ44の処理を行うことになる。
【0124】センターサーバ10側のプログラムは、ステ
ップ43で示す借受要求データが借受要求テーブルに格納
された時点で、格納した借受要求データ中の貸出可否照
会先図書館IDとセンターサーバ10側のメモリに保持して
いる接続中の状態にある図書館IDとを照合する。照合の
結果、同一の図書館IDがあれば、上記ステップ44の処理
を行い、取得或いは自動決定した各種のデータを表示用
に整形し、当該の図書館IDで示す貸出候補図書館クライ
アント22に返す。
【0125】貸出候補図書館クライアント22は、センタ
ーサーバ10から送られたデータを受け取り、図11の画面
例で示す貸出可否照会確認及び回答画面を表示する(ス
テップ62)。
【0126】図11は、貸出候補図書館クライアント22側
で貸出可否照会メッセージに対して回答を行う画面の例
を示す概略図である。
【0127】貸出可否照会確認及び回答画面には、借受
を希望された資料の書誌情報、借受要求図書館及び職員
に関する情報、借受を希望された資料の自館の所蔵に関
する情報、標準値として自動的に決定された貸出発送日
及び返却予定日、そして貸出候補図書館(自館)に関す
る情報が表示される。
【0128】借受を希望された資料の書誌情報は、書
名、副書名、巻次、著者名等が表示される。借受要求図
書館及び職員に関する情報は、借受要求図書館名、職員
氏名、電話番号等が表示される。自館の所蔵に関する情
報は、所蔵番号、請求記号、禁帯出区分等の情報が表示
される。貸出候補図書館(自館)に関する情報は、自館
の図書館名、職員名、電話番号等の情報が表示される。
【0129】例えば画面例において、書名“空と海の特
許”に関する資料の書誌情報が表示されている。その資
料の借受を希望する借受要求図書館及び職員情報として
○○町立図書館、職員名として書架金吾等の情報が表示
されている。その資料の自館の所蔵に関する情報とし
て、所蔵番号11199999999、請求記号33.1/E/AA、禁帯出
なし等の情報が表示されている。貸出候補図書館である
自館に関する情報として、AA県立図書館、職員名とし
て本田、電場番号等が表示されている。
【0130】また、貸出可否回答データの入力用とし
て、実際に貸出す場合の自館所蔵資料についての選択チ
ェックボックス、貸出了承、貸出不可、予約了承の選択
チェックボックスがある。
【0131】なお、ステップ44で取得する予約可否フラ
グのデータ内容が、予約しないにセットされている場合
は、図11の予約了承及び予約了承用チェックボックスは
表示されない様にセンターサーバ10側からデータが送ら
れる。つまりその場合、貸出候補図書館においては予約
了承の回答を許さず、希望された資料を即座に貸出不可
能な場合には、貸出不可と回答することになる。これは
複数の図書館に対する予約申込を許可しないという制限
を設けた場合に有効になる。
【0132】貸出候補図書館の職員は、画面に表示され
た情報を確認後、借受を希望された資料についての状態
を調べる。これは、貸出候補図書館に所蔵されている現
物資料を実際に確認したり、自館図書館業務システムを
利用する等をして、別途職員の手作業となる。職員が調
べる希望された資料の状態とは、即座に貸出可能か、或
いは貸出中であり返却後に貸出可能つまり予約可能か、
貸出は不可能である等の状態が挙げられる(ステップ6
3)。
【0133】貸出候補図書館の職員は、希望された資料
の状態を確認後、図11の画面例で示す貸出可否照会確認
及び回答画面上で貸出可否回答データを入力する。
【0134】入力する回答データは、貸出可否回答(即
座に貸出可能な場合は貸出了承、予約の場合は予約了
承、貸出不可)の選択をし、貸出了承または予約了承の
回答をする場合には、実際に貸出す(予約の場合は貸出
予定)自館資料の所蔵番号の選択を行う。また、必要に
応じて自動決定された貸出発送日や返却期限日や、職員
名や電場番号等の自館に関する情報を編集することもで
きる。
【0135】回答データを入力後、回答送信ボタンを押
すことによって、回答データがセンターサーバ10側に送
信される(ステップ64)。
【0136】センターサーバ10側に送られる回答データ
は、借受要求ID、貸出候補図書館ID、貸出候補図書館職
員ID、貸出可否回答を示す回答種別データ、貸出発送
日、返却期限日、選択された所蔵番号、請求記号等のデ
ータが含まれる。
【0137】貸出候補図書館の職員は、回答データを送
信後システムからログアウトして構わない。予約キャン
セル等が発生しなければ、回答送信した貸出発送日に到
着する巡回車により、希望された資料を発送すれば良
い。予約キャンセルの処理は後述する。
【0138】なお、ログアウト時においてセンターサー
バ側では、借受要求図書館のログアウト時と同様の処理
が行われる。
【0139】センターサーバ10側のプログラムは、貸出
候補図書館クライアント22から回答データを受け取り、
貸出可否回答テーブルに格納する。
【0140】貸出可否回答テーブルには、次のデータが
格納される。借受要求IDは受け取った回答データをもと
にセットされる。なお、借受要求IDは借受要求テーブル
中の当該借受要求データの借受要求IDとリンクされる。
回答順序はリンク先の借受要求テーブルにおける貸出候
補図書館の現借受要求順序を参照してセットされる。貸
出候補図書館ID及び貸出候補図書館職員IDは受け取った
回答データをもとにセットされる。回答日時は回答デー
タを受け取った時点の日時を自動的にセットする。回答
種別は受け取った回答データを参照して、貸出了承、予
約了承、貸出不可のそれぞれの種別を識別する番号をセ
ットする。貸出発送日、返却期限日、自館蔵書の所蔵番
号、自館蔵書の請求記号、その他の貸出(回答)情報
は、受け取った回答データをもとに格納される(ステッ
プ45)。
【0141】センターサーバ10側のプログラムは、貸出
可否回答テーブル等に格納するために取得した各種デー
タを付与したデータを回答データとして、貸出可否回答
テーブル等に格納すると同時にメモリ上に保持してお
く。また、メモリ上の回答種別データを判別し、予約了
承の場合はステップ47に,貸出不可の場合はステップ48
に、貸出了承の場合はステップ50にそれぞれ処理を遷移
させる(ステップ46)。
【0142】回答種別データが予約了承である場合、メ
モリに保持している回答データをもとに、貸出予約テー
ブルにデータを格納する。貸出予約テーブルに格納する
借受要求IDおよび回答順序は、メモリ上に保持している
回答データと同様のデータをセットする。貸出可能予定
日は、メモリ上に保持している回答データ中の貸出発送
日データをセットする。その他の予約情報には必要に応
じて各種のデータを格納できる。キャンセル状態区分、
キャンセル情報確認日時、キャンセル処理完了日時は、
それぞれ初期値をセットする(ステップ47)。その後、
ステップ48に処理を遷移させる。
【0143】回答種別データが貸出不可である場合、メ
モリに保持している回答データ中の借受要求IDをキーに
して借受要求テーブルを参照し、貸出候補図書館の総数
と現在の貸出可否照会順序を取得する。取得したデータ
について大小比較を行い、貸出候補図書館がまだ他に存
在するかどうかを判別する。
【0144】貸出候補図書館の総数が、現在の貸出可否
照会順序より大きい数字の場合、未だ他に貸出候補図書
館が存在することになり、ステップ54に処理を遷移させ
る。
【0145】貸出候補図書館の総数が、現在の貸出可否
照会順序と同一の数字の場合、既に全ての貸出候補図書
館に対する貸出可否照会が終了したことになり、ステッ
プ49に処理を遷移させる(ステップ48)。
【0146】未だ他に貸出候補図書館が存在する場合
は、引き続き貸出可否照会処理を続ける。その前にま
ず、メモリ上の保持している回答データ中の借受要求ID
をキーにして貸出予約テーブルを参照し、データが存在
するかどうか(次回の貸出可否照会の際に予約了承を認
めるかどうか)を判断する。データが存在していれば、
次回の貸出可否照会の際には予約を認めない。データが
存在しなければ、次回の貸出照会の際も予約を認めると
いうことになる(ステップ54)。判断の結果をメモリ上
に保持しておき、ステップ43へ処理を遷移させる。
【0147】ステップ43に処理が戻った時点で、次の処
理を行う。メモリ上に保持している回答データ中の借受
要求IDと借受要求テーブルの借受要求IDが一致する借受
要求データを更新する。
【0148】更新内容は次の通りである。予約可否フラ
グを上述した判断に基づきセットする。現在の貸出可否
照会順序に1を加える。更新した現在の貸出可否照会順
序の数字とメモリ上に保持している回答データ中の借受
要求IDをキーにして、貸出可否照会順序テーブルを参照
し、貸出候補図書館IDを取得する。取得した貸出候補図
書館IDを借受要求テーブル中の当該データにおける現在
の自動借受要求先図書館IDにセットする。必要に応じて
その他の借受要求に関する情報をセットする(ステップ
43)。
【0149】その後、残りの貸出候補図書館に対して、
前述した同様の処理(ステップ44以降の処理)を繰り返
す。
【0150】既に全ての貸出候補図書館に対する貸出可
否照会が終了した場合は、最終的に貸出図書館は全くな
かったのか、予約先の貸出図書館があるのかを判断する
ために、メモリ上に保持している回答データ中の借受要
求IDをキーにして貸出予約テーブルを参照する(ステッ
プ49)。
【0151】貸出予約データが存在すれば、貸出図書館
(予約先)の図書館が決定されたことを意味する。当該
の貸出予約データの借受要求IDと回答順序が、同一の貸
出可否回答テーブル中のデータにおける貸出図書館フラ
グをオンにして処理を終了する(ステップ51)。
【0152】データが存在しなければ貸出図書館は無い
としてそのまま処理を終了する(ステップ53)。
【0153】回答種別データが貸出了承である場合、当
該の回答データを送信した貸出候補図書館が貸出図書館
として決定されることを意味する。但し、今までの貸出
可否照会の中で、予約された資料があれば予約キャンセ
ルをする必要があるため、ステップ50の処理を行う。
【0154】メモリに保持している回答データ中の借受
要求IDをキーにして貸出予約テーブルを参照し、貸出予
約データが存在するかどうかを判断する。貸出予約デー
タが存在しなければ、ステップ52に処理を遷移させる。
貸出予約データが存在すれば、予約キャンセルの処理を
行うために、ステップ51に処理を遷移させる(ステップ
50)。
【0155】貸出予約データが存在しなければ,メモリ
上に保持している回答データ中の借受要求IDと回答順序
が、同一の貸出可否回答テーブル中のデータにおける貸
出図書館フラグをオンにして処理を終了する(ステップ
52)。
【0156】貸出予約データが存在すれば、ステップ5
1,55の予約キャンセル処理を行う。ステップ51の処理が
終了後、ステップ55の処理終了を待たずに、ステップ52
に処理を遷移させて構わない。
【0157】ステップ51の処理では貸出予約テーブルの
当該データについて、キャンセル状態区分にキャンセル
のフラグをオンに更新する。また、当該データの借受要
求IDと回答順序が、同一の貸出可否回答テーブル中のデ
ータにおける貸出図書館フラグにキャンセル状態をセッ
トする。
【0158】この後、当該データの借受要求ID及び回答
順序が、同一の貸出可否回答テーブル中のデータにおけ
る貸出候補図書館IDで示される図書館に対して、予約キ
ャンセル処理を通知する。
【0159】通知方法は次の通りである。当該図書館の
職員がシステムにログインした時に、センターサーバ10
側のプログラムが、入力される図書館IDと、貸出可否回
答テーブルの貸出図書館フラグがキャンセル状態になっ
ているデータの貸出可否図書館IDと照合し、マッチすれ
ば当該の貸出可否回答データ及び貸出予約データを、予
約キャンセル画面として表示用に整形し、図書館クライ
アントに送信する(ステップ51)。
【0160】ここで、当該図書館の職員が能動的にシス
テムにログインしなくとも、既にシステムにログインし
ている状態であれば、上記ステップ51,65の処理を行う
ことになる。その場合、センターサーバ10側のプログラ
ムにおいて、貸出予約テーブルの当該データのキャンセ
ル状態区分にキャンセルのフラグがセットされた時点
で、当該データ中の借受要求ID及び回答順序が、同一の
貸出可否回答テーブル中のデータにおける貸出候補図書
館IDを取得する。
【0161】取得した貸出候補図書館IDとセンターサー
バ10側のメモリに保持している接続中の状態にある図書
館IDとを照合する。照合の結果、同一の図書館IDがあれ
ば、マッチした図書館クライアントに対して、当該の貸
出可否回答データ及び貸出予約データを、予約キャンセ
ル画面として表示用に整形し、該当の図書館クライアン
ト22または23に送信する。
【0162】当該の図書館クライアントは、センターサ
ーバ10から予約キャンセルデータを受け取り、画面に表
示する(ステップ65)。
【0163】予約キャンセル情報を受信した図書館の職
員は、自館で必要な予約キャンセルの手続きを行い、予
約キャンセルを確認した旨をセンターサーバ10側に送信
する(ステップ66)。
【0164】センターサーバ10側では、データを受け取
り、貸出予約テーブル及び貸出可否回答テーブルの当該
データを処理終了状態に更新する(ステップ55)。
【図面の簡単な説明】
【図1】図書館情報ネットワークシステムにおける相互
貸借システムの構成を示すブロック図である。
【図2】図書館データベースのデータ構成を示す。
【図3】総合目録データベースのデータ構成を示す。
【図4】相互貸借データベースのデータ構成を示す。
【図5】巡回車スケジュールデータベースのデータ構成
を示す。
【図6】相互貸借処理の概略を示すフローチャートの前
半の部分である。
【図7】相互貸借処理の概略を示すフローチャートの後
半の部分である。
【図8】総合目録データベースに対して資料の検索を行
う画面の例を示す概略図である。
【図9】検索の結果、選ばれた資料の一覧を表示する画
面の例を示す。
【図10】選んだ資料に対して借受要求を行う画面の例を
示す。
【図11】貸出候補図書館側で借受要求のメッセージに対
して回答を行う画面の例を示す。
【符号の説明】
10 センターサーバ 11 図書館データベース 12 組合目録データベース 13 相互貸借データベース 14 巡回車スケジュールデータベース 21,22,23 図書館クライアント
フロントページの続き Fターム(参考) 5B049 AA06 BB00 CC06 DD05 EE05 FF03 GG04 GG07 5B075 KK34 KK39 KK40 ND03 NK02 NK04 NK10 NK54 PQ02 PQ46 UU40 5B089 GA11 JA00 JB22 KA01 KA13 KB06 KB11 KC27 KC28 KC44 KC49 KC51 KC59 LB14

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 資料を図書館から図書館へ運搬する巡回
    車が、一定の順序で廻る複数の図書館のそれぞれに設け
    られたクライアントコンピュータとネットワークを介し
    て接続されているセンターサーバであり、 このセンターサーバは、各図書館が所蔵している資料を
    特定する情報を、所蔵している図書館の識別符号と対応
    させて記憶した総合目録データベースと、 巡回車が各図書館を廻る日時に関するデータを含む巡回
    車スケジュールデータベースと、 図書館識別符号と資料を特定する情報とを含むクライア
    ントコンピュータからの借受要求に応答して、総合目録
    データベースにおいて借受要求のあった資料を所蔵して
    いる図書館を検索する手段と、 巡回車スケジュールデータベースを参照して、借受要求
    のあった資料を上記の検索により得られた所蔵図書館か
    ら貸出すことのできる時間順序を決定する手段と、 上記所蔵図書館の識別符号と決定した時間順序を、借受
    要求をしたクライアントコンピュータに通知する手段
    と,を備えた相互貸借システムにおけるセンターサー
    バ。
  2. 【請求項2】 決定された時間順序に従って、上記所蔵
    図書館を貸出候補図書館として、借受要求のあった資料
    の貸出の可否を、貸出候補図書館のクライアントコンピ
    ュータに対して問い合わせる手段と、 貸出候補図書館のクライアントコンピュータからの応答
    に応じて、貸出可の場合には貸出図書館を決定し、貸出
    不可の場合には時間順序における次の貸出候補図書館へ
    の問い合わせを行い、全ての貸出候補図書館から貸出不
    可の応答があった場合に貸出図書館なしと決定する手段
    と、 をさらに備えた請求項1に記載のセンターサーバ。
  3. 【請求項3】 借受要求のあった資料の貸出の可否を、
    貸出候補図書館のクライアントコンピュータに対して問
    い合わせる際に、巡回車スケジュールデータベースを参
    照して、貸出候補図書館が実際に資料を貸出す場合の貸
    出発送日と返却期限日を取得する手段と、 貸出候補図書館のクライアントコンピュータに取得した
    貸出発送日と返却期限日を通知する手段とを、 さらに備えた請求項1に記載のセンターサーバ。
  4. 【請求項4】 借受要求図書館のクライアントコンピュ
    ータからの借受要求に関するデータと、貸出候補図書館
    のクライアントコンピュータからの応答に関するデータ
    とを含む相互貸借データベースを持ち、 借受要求のあった資料の貸出の可否を、貸出候補図書館
    のクライアントコンピュータに対して問い合わせる際
    に、相互貸借データベースを参照して、予約問い合わせ
    をするかどうかを判断する手段と、 予約問い合わせをしないと判断したときに,貸出候補図
    書館のクライアントコンピュータへの予約問い合わせを
    禁止する手段と、 をさらに備えた請求項1に記載のセンターサーバ。
  5. 【請求項5】 各図書館の識別符号と図書館名を対応さ
    せて記憶し,システムにログインしているクライアント
    コンピュータに関するデータを含む図書館データベース
    を持ち、 借受要求のあった資料の貸出の可否を、貸出候補図書館
    のクライアントコンピュータに対して問い合わせると
    き、または予約キャンセルの処理が必要になった場合
    に、予約可の回答をした貸出候補図書館のクライアント
    コンピュータに、予約キャンセルメッセージを通知する
    ときに、図書館データベースを参照し、貸出候補図書館
    がシステムにログイン中であるかどうかを判断する手段
    と、 貸出候補図書館のクライアントコンピュータに対して、
    自動的に貸出の可否の問い合わせまたは予約キャンセル
    手続きを促す情報に関する画面を表示させる手段と、 をさらに備えた請求項1に記載のセンターサーバ。
  6. 【請求項6】 資料を図書館から図書館へ運搬する巡回
    車が、一定の順序で廻る複数の図書館のそれぞれに設け
    られたクライアントコンピュータとネットワークを介し
    て接続されているセンターサーバのためのプログラムで
    あり、 図書館識別符号と資料を特定する情報とを含むクライア
    ントコンピュータからの借受要求に応答して、 各図書館が所蔵している資料を特定する情報を、所蔵し
    ている図書館の識別符号と対応させて記憶した総合目録
    データベースにおいて、借受要求のあった資料を所蔵し
    ている図書館を検索し、 巡回車が各図書館を廻る日時に関するデータを含む巡回
    車スケジュールデータベースを参照して、借受要求のあ
    った資料を上記の検索により得られた所蔵図書館から貸
    出すことのできる時間順序を決定し、 上記所蔵図書館の識別符号と決定した時間順序を、借受
    要求をしたクライアントコンピュータに通知するように
    センターサーバを制御するプログラムを記憶した媒体。
  7. 【請求項7】 決定された時間順序に従って、上記所蔵
    図書館を貸出候補図書館として、借受要求のあった資料
    の貸出の可否を、貸出候補図書館のクライアントコンピ
    ュータに対して問い合わせ、 貸出候補図書館のクライアントコンピュータからの応答
    に応じて、貸出可の場合には貸出図書館を決定し、貸出
    不可の場合には時間順序における次の貸出候補図書館へ
    の問い合わせを行い、全ての貸出候補図書館から貸出不
    可の応答があった場合に貸出図書館なしと決定するよう
    に、 センターサーバを制御するプログラムをさらに記憶した
    請求項6に記載の媒体。
  8. 【請求項8】 借受要求のあった資料の貸出の可否を、
    貸出候補図書館のクライアントコンピュータに対して問
    い合わせる際に、巡回車スケジュールデータベースを参
    照して、貸出候補図書館が実際に資料を貸出す場合の貸
    出発送日と返却期限日を取得し、取得した貸出発送日と
    返却期限日を貸出候補図書館のクライアントコンピュー
    タに通知するように、 センターサーバを制御するプログラムをさらに記憶した
    請求項6に記載の媒体。
  9. 【請求項9】 借受要求のあった資料の貸出の可否を、
    貸出候補図書館のクライアントコンピュータに対して問
    い合わせる際に、借受要求図書館のクライアントコンピ
    ュータからの借受要求に関するデータと、貸出候補図書
    館のクライアントコンピュータからの応答に関するデー
    タとを含む相互貸借データベースを参照して、予約問い
    合わせをするかどうかを判断し、 予約問い合わせをしないと判断したときに,貸出候補図
    書館のクライアントコンピュータへの予約問い合わせを
    禁止するように,センターサーバを制御するプログラム
    をさらに記憶した請求項6に記載の媒体。
  10. 【請求項10】 借受要求のあった資料の貸出の可否
    を、貸出候補図書館のクライアントコンピュータに対し
    て問い合わせるとき、または予約キャンセルの処理が必
    要になった場合に、予約可の回答をした貸出候補図書館
    のクライアントコンピュータに、予約キャンセルメッセ
    ージを通知するときに、各図書館の識別符号と図書館名
    を対応させて記憶し、システムにログインしているクラ
    イアントコンピュータに関するデータを含む図書館デー
    タベースを参照し、貸出候補図書館がシステムにログイ
    ン中であるかどうかを判断し、 貸出候補図書館のクライアントコンピュータに対して、
    自動的に貸出の可否の問い合わせ,または予約キャンセ
    ル手続きを促す情報に関する画面を表示させるようにセ
    ンターサーバを制御するプログラムをさらに記憶した請
    求項6に記載の媒体。
  11. 【請求項11】 資料を図書館から図書館へ運搬する巡
    回車が、一定の順序で廻る複数の図書館のそれぞれに設
    けられたクライアントコンピュータとネットワークを介
    して接続されているセンターサーバにおいて借受順序を
    決定する方法であり、 センターサーバに、各図書館が所蔵している資料を特定
    する情報を、所蔵している図書館の識別符号と対応させ
    て記憶した総合目録データベースと、 巡回車が各図書館を廻る日時に関するデータを含む巡回
    車スケジュールデータベースとを設け、 図書館識別符号と資料を特定する情報とを含むクライア
    ントコンピュータからの借受要求に応答して、総合目録
    データベースにおいて借受要求のあった資料を所蔵して
    いる図書館を検索し、 巡回車スケジュールデータベースを参照して、借受要求
    のあった資料を上記の検索により得られた所蔵図書館か
    ら貸出すことのできる時間順序を決定し、 上記所蔵図書館の識別符号と決定した時間順序を、借受
    要求をしたクライアントコンピュータに通知する,相互
    貸借システムにおけるセンターサーバの制御方法。
  12. 【請求項12】 決定された時間順序に従って、上記所
    蔵図書館を貸出候補図書館として、借受要求のあった資
    料の貸出の可否を、貸出候補図書館のクライアントコン
    ピュータに対して問い合わせ、 貸出候補図書館クライアントコンピュータからの応答に
    応じて、貸出可の場合には貸出図書館を決定し、貸出不
    可の場合には時間順序における次の貸出候補図書館への
    問い合わせを行い、全ての貸出候補図書館から貸出不可
    の応答があった場合に貸出図書館なしと決定する,請求
    項11に記載の相互貸借システムにおけるセンターサーバ
    の制御方法。
  13. 【請求項13】 借受要求のあった資料の貸出の可否
    を、貸出候補図書館のクライアントコンピュータに対し
    て問い合わせる際に、巡回車スケジュールデータベース
    を参照して、貸出候補図書館が実際に資料を貸出す場合
    の貸出発送日と返却期限日を取得して、取得した貸出発
    送日と返却期限日を貸出候補図書館のクライアントコン
    ピュータに通知する,請求項11に記載の相互貸借システ
    ムにおけるセンターサーバの制御方法。
  14. 【請求項14】 借受要求のあった資料の貸出の可否
    を、貸出候補図書館のクライアントコンピュータに対し
    て問い合わせる際に、借受要求図書館のクライアントコ
    ンピュータからの借受要求に関するデータと、貸出候補
    図書館のクライアントコンピュータからの応答に関する
    データとを含む相互貸借データベースを参照して、予約
    問い合わせをするかどうかを判断し、 予約問い合わせをしないと判断したときに、貸出候補図
    書館のクライアントコンピュータへの予約問い合わせを
    禁止する,請求項11に記載の相互貸借システムにおける
    センターサーバの制御方法。
  15. 【請求項15】 借受要求のあった資料の貸出の可否
    を、貸出候補図書館のクライアントコンピュータに対し
    て問い合わせるとき,または予約キャンセルの処理が必
    要になった場合に、予約可の回答をした貸出候補図書館
    のクライアントコンピュータに、予約キャンセルメッセ
    ージを通知するときに,各図書館の識別符号と図書館名
    を対応させて記憶し、システムにログインしているクラ
    イアントコンピュータに関するデータを含む図書館デー
    タベースを参照し、貸出候補図書館がシステムにログイ
    ン中であるかどうかを判断し、 貸出候補図書館のクライアントコンピュータに対して、
    自動的に貸出の可否の問い合わせ,または予約キャンセ
    ル手続きを促す情報に関する画面を表示させる,請求項
    11に記載の相互貸借システムにおけるセンターサーバー
    の制御方法。
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