JP2001325497A - 情報システム、医療情報システム、医療情報の交換方法、記録媒体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来、預かり品の在庫管理方法では、ばく大
な量、種類の診療部材、薬の受発注処理に相当の手間と
時間を必要とする問題があった。 【解決手段】 納品処理の場合は、預かり品在庫ファイ
ル３２を検査する（ステップＣー５）。薬、部材が入庫
されるか、在庫があると、預かり品倉庫端末へ出庫の指
示を出す（ステップＣー８）。預かり在庫倉庫からオー
ダーにより指定される薬、部材が病院内の使用先へ納品
されると、使用先のオーダー端末１から、納品されたオ
ーダーにより指定される薬、部材の検収処理がされる
と、取引ファイル３３へ取引データを記録する（ステッ
プＣー９）。返品処理の場合は、預かり品倉庫端末７か
ら、取引データを記録する。取引データを含む電文をイ
ンターネット６経由で納入業者システム５と決済システ
ム８へ発行する（ステップＣ−１０、１１）。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は医療情報システムに
関し、特に薬、器材、部材を預かり品として在庫する場
合の在庫管理と発注方法に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来は、病院では預かり品が主流になり
つつあるが、対象が限定されている。預かり品について
は、病院と卸とで月末に使用量を確認し、発注、受注、
売り上げ処理をしている。また、預かり品の納入業者が
伝票を確認し、売り上げ処理をするか、独自の在庫管理
システムを導入し、オーダー処理とは関連なく売り上げ
処理を行っていた。病院も売り上げの適正を確認するた
めに、オーダー結果と整合をとっていた。

【０００３】特開平５−１３５０８３号公報「自動在庫
移動出荷管理装置および方法」には、商品の受注時、複
数倉庫の在庫に引き当たったものを一括納品する必要が
ある場合でも、受注情報の入力時に、発注主に対する納
品方法と商品の集荷場所を指定することにより、正確な
在庫管理と出荷判断とを自動で行うことができる自動在
庫移動出荷管理装置が開示されている。

【０００４】特開平８−１３７９７０号公報「薬品在庫
管理システム装置」には、発注および在庫の総量を入出
庫時点での管理を各利用者が持っている磁気カードまた
は光カードによってリアルタイムにデータを更新でき、
単なる在庫管理だけではなく、危険物などの厳しい管理
を必要とする物品についても効率よく管理を行うシステ
ムが開示されている。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】従来の預かり品の管理
方法では、ばく大な量、種類の診療部材、薬の受発注処
理に相当の手間と時間をかけなければならなかった。

【０００６】特開平５−１３５０８３号公報「自動在庫
移動出荷管理装置および方法」は、預かり品から直接納
品し、預かり品を管理することは開示されていない。ま
た、医師からのオーダーに応じて必要により納入業者の
システムへ指示を出すことは開示されていない。

【０００７】特開平８−１３７９７０号公報「薬品在庫
管理システム装置」は、在庫を管理することは開示され
ているが、医師からのオーダーに応じて必要により納入
業者のシステムへ指示を出すことは開示されていない。

【０００８】

【課題を解決するための手段】本発明の情報システム
は、広域通信回線に接続する通信回線と、前記通信回線
に相互に接続された複数の端末と、前記通信回線に接続
され前記端末間でオーダーを交換するサーバとを有し、
前記端末は、他の前記端末への前記オーダーを発行する
手段と、他の前記端末からのオーダーを受信する手段を
有し、前記サーバは、前記オーダーを解析する手段と、
前記オーダーを必要により蓄積し前記端末へ配信する手
段と、前記オーダーが特定のオーダーならば、前記特定
のオーダーを前記広域回線へ送信する。

【０００９】本発明第一の医療情報システムは、インタ
ーネットに接続する病院内に設置された院内ＬＡＮと、
前記院内ＬＡＮに相互に接続された複数の端末と、前記
院内ＬＡＮに接続され前記端末間でオーダーを交換する
サーバとを有し、前記端末は、他の前記端末への前記オ
ーダーを発行する手段と、他の前記端末からのオーダー
を受信する手段を有し、前記サーバは、前記オーダーを
必要により蓄積し前記端末へ配信する手段と、前記オー
ダーを解析する手段と、前記オーダーが医薬品・部材の
発注指示を含む特定のオーダーならば、前記特定のオー
ダー内の前記発注指示を前記インターネットへ送信す
る。

【００１０】本発明第二の医療情報システムは、インタ
ーネットに接続する病院内に設置された院内ＬＡＮと、
前記院内ＬＡＮに相互に接続された複数のオーダー端末
と、前記院内ＬＡＮに接続される預かり品倉庫端末と、
前記院内ＬＡＮに接続され前記オーダー端末間でオーダ
ーを交換し、預かり品の在庫を管理するサーバとを有
し、前記オーダー端末は、他の前記オーダー端末への前
記オーダーを発行する手段と、他の前記オーダー端末か
らのオーダーを受信する手段を有し、前記サーバは、預
かり品在庫ファイルと取引ファイルと、オーダーファイ
ルを有し、前記オーダーを必要により前記オーダーファ
イルへ蓄積、交換し前記オーダー端末へ配信する手段
と、前記オーダーが医薬品・部材の発注指示を含む特定
のオーダーかどうか前記オーダーを解析する手段と、前
記オーダーが前記特定のオーダーならば、前記特定のオ
ーダーが前記医薬品・部材の納入処理、返品処理または
検収処理か判断する手段と、前記特定のオーダーが前記
納入または検収ならば、前記特定のオーダーにより特定
される特定の医薬品・部材が在庫しているか前記預かり
品在庫ファイルを検査する手段と、前記特定の医薬品・
部材の在庫が無い場合は、前記インターネットへ前記特
定の医薬品・部材の緊急入庫の指示を出す手段と、前記
特定の医薬品・部材が入庫されると、前記預かり品倉庫
端末から前記預かり品在庫ファイルの在庫状況を更新す
る手段と、前記特定の医薬品・部材が入庫されるか、前
記特定の医薬品・部材の在庫があると、前記預かり品倉
庫端末へ出庫の指示を出す手段と、前記特定の医薬品・
部材が病院内の使用先へ納品され、前記オーダー端末か
ら納品された前記特定の医薬品・部材の検収処理がされ
ると、前記取引ファイルへ取引データを記録する手段
と、前記取引データが記録されると、前記インターネッ
トへ前記取引データを含む電文を送信する手段を有し、
前記特定のオーダーが返品処理の場合は、返品された品
物の返品処理を行うために前記預かり品倉庫端末へ前記
預かり品在庫ファイルの更新の要求を出す手段と、前記
預かり品在庫ファイルが更新されると前記取引ファイル
へ取引データを記録する手段と、前記返品処理のための
返金処理のための取引データを含む前記電文を前記イン
ターネットに送信する手段を有する。

【００１１】本発明第一の医療情報の交換方法は、イン
ターネットに接続する病院内に設置された院内ＬＡＮ
と、前記院内ＬＡＮに相互に接続された複数のオーダー
端末と、前記院内ＬＡＮに接続される預かり品倉庫端末
と、前記院内ＬＡＮに接続され前記オーダー端末間でオ
ーダーを交換し、預かり品の在庫を管理するサーバとを
有する医療情報システムにおける医療情報の交換方法で
あって、前記オーダー端末は、他の前記オーダー端末へ
の前記オーダーを発行する第１のステップと、前記サー
バが前記オーダーを必要により前記オーダーファイルへ
蓄積し前記オーダー端末へ配信する第２のステップと、
前記オーダーが医薬品・部材の発注指示を含む特定のオ
ーダーかどうか前記オーダーを解析する第３のステップ
と、前記オーダーが前記特定のオーダーならば、前記特
定のオーダーが前記医薬品・部材の納入処理、返品処理
または検収処理か判断する第４のステップと、前記特定
のオーダーが前記納入または検収ならば、前記特定のオ
ーダーにより特定される特定の医薬品・部材が在庫して
いるか前記預かり品在庫ファイルを検査する第５のステ
ップと、前記特定の医薬品・部材の在庫が無い場合は、
前記インターネットへ前記特定の医薬品・部材の緊急入
庫の指示を出す第６のステップと、前記特定の医薬品・
部材が入庫されると、前記預かり品倉庫端末から前記預
かり品在庫ファイルの在庫状況を更新する第７のステッ
プと、前記特定の医薬品・部材が入庫されるか、前記特
定の医薬品・部材の在庫があると、前記預かり品倉庫端
末へ前記特定の医薬品・部材の出庫の指示を出す第８の
ステップと、前記特定の医薬品・部材が病院内の使用先
に納品され、前記オーダー端末から納品された前記特定
の医薬品・部材の検収処理がされると、前記取引ファイ
ルへ取引データを記録する第９のステップと、前記取引
データが記録されると、前記インターネットへ前記取引
データを含む電文送信する第１０のステップと、前記特
定のオーダーが返品処理の場合は、返品された前記医薬
品・部材の返品処理を行うために、前記預かり品倉庫端
末から前記預かり品在庫ファイルの更新の要求を出し第
１１のステップと、前記預かり品在庫ファイルが更新さ
れると前記取引ファイルへ取引データを記録する第１２
のステップと、前記返品処理による返金処理の取引デー
タを含む電文を前記インターネットに送信する第１３の
ステップを有する。

【００１２】本発明の記録媒体は、本発明第一の医療情
報の交換方法の第２乃至第１３のステップをコンピュー
タに実行させるプログラムを記録した。

【００１３】本発明第三の医療情報システムは、本発明
第二の医療情報システムであって、前記インターネット
にさらに、納入業者システムが接続され、前記納入業者
システムは前記特定のオーダー内の前記発注指示を受信
する。

【００１４】本発明第四の医療情報システムは、インタ
ーネットに納入業者システムと決済システムが接続さ
れ、前記インターネットに接続する病院内に設置された
院内ＬＡＮと、前記院内ＬＡＮに相互に接続された複数
のオーダー端末と、前記院内ＬＡＮに接続される預かり
品倉庫端末と、前記院内ＬＡＮに接続され前記オーダー
端末間でオーダーを交換し、預かり品の在庫を管理する
サーバとを有し、前記オーダー端末は、他の前記オーダ
ー端末への前記オーダーを発行する手段と、他の前記オ
ーダー端末からのオーダーを受信する手段を有し、前記
サーバは、預かり品在庫ファイルと取引ファイルと、オ
ーダーファイルを有し、前記オーダーを必要により前記
オーダーファイルへ蓄積、交換し前記オーダー端末へ配
信する手段と、前記オーダーが医薬品・部材の発注指示
を含む特定のオーダーかどうか前記オーダーを解析する
手段と、前記オーダーが前記特定のオーダーならば、前
記特定のオーダーが前記医薬品・部材の納入処理、返品
処理または検収処理か判断する手段と、前記特定のオー
ダーが前記納入または検収ならば、前記特定のオーダー
により特定される特定の医薬品・部材が在庫しているか
前記預かり品在庫ファイルを検査する手段と、前記特定
の医薬品・部材の在庫が無い場合は、前記インターネッ
トを経由して前記納入業者システムへ前記特定の医薬品
・部材の緊急入庫の指示を出す手段と、前記特定の医薬
品・部材が入庫されると、前記預かり品倉庫端末から前
記預かり品在庫ファイルの在庫状況を更新する手段と、
前記特定の医薬品・部材が入庫されるか、前記特定の医
薬品・部材の在庫があると、前記預かり品倉庫端末へ出
庫の指示を出す手段と、前記特定の医薬品・部材が病院
内の使用先へ納品され、前記オーダー端末から納品され
た前記特定の医薬品・部材の検収処理がされると、前記
取引ファイルへ取引データを記録する手段と、前記取引
データが記録されると、前記インターネットを経由して
前記決済システムへ前記取引データを含む電文を送信す
る手段を有し、前記特定のオーダーが返品処理の場合
は、返品された品物の返品処理を行うために、前記預か
り品倉庫端末へ前記預かり品在庫ファイルの更新の要求
を出す手段と、前記預かり品在庫ファイルが更新される
と前記取引ファイルへ取引データを記録する手段と、前
記返品処理のための返金処理のための取引データを含む
前記電文を前記インターネットを経由して前記決済シス
テムに送信する手段を有し、前記決済システムは複数の
口座ファイルを有し、前記インターネットから前記取引
データを含む電文を受信し、前記電文により決済処理の
ための前記口座ファイル処理を行う手段を有し、前記納
入業者システムは、前記特定の医薬品・部材の前記緊急
入庫の指示を受信し、前記預かり品倉庫へ前記特定の医
薬品・部材の入庫指示を出す手段と、前記電文を受信す
る手段を有する。

【００１５】本発明第二の医療情報の交換方法は、イン
ターネットに納入業者システムと決済システムが接続さ
れ、前記インターネットに接続する病院内に設置された
院内ＬＡＮと、前記院内ＬＡＮに相互に接続された複数
のオーダー端末と、前記院内ＬＡＮに接続される預かり
品倉庫端末と、前記院内ＬＡＮに接続され前記オーダー
端末間でオーダーを交換し、預かり品の在庫を管理する
サーバとを有する医療情報システムにおける医療情報の
交換方法であって、前記オーダー端末は、他の前記オー
ダー端末への前記オーダーを発行する第１のステップ
と、前記サーバが前記オーダーを必要により前記オーダ
ーファイルへ蓄積し前記オーダー端末へ配信する第２の
ステップと、前記オーダーが医薬品・部材の発注指示を
含む特定のオーダーかどうか前記オーダーを解析する第
３のステップと、前記オーダーが前記特定のオーダーな
らば、前記特定のオーダーが前記医薬品・部材の納入処
理、返品処理または検収処理か判断する第４のステップ
と、前記特定のオーダーが前記納入または検収ならば、
前記特定のオーダーにより特定される特定の医薬品・部
材が在庫しているか前記預かり品在庫ファイルを検査す
る第５のステップと、前記特定の医薬品・部材の在庫が
無い場合は、前記インターネットを経由して前記納入業
者システムへ前記特定の医薬品・部材の緊急入庫の指示
を出す第６のステップと、前記特定の医薬品・部材が入
庫されると、前記預かり品倉庫端末から前記預かり品在
庫ファイルの在庫状況を更新する第７のステップと、前
記特定の医薬品・部材が入庫されるか、前記特定の医薬
品・部材の在庫があると、前記預かり品倉庫端末へ前記
特定の医薬品・部材の出庫の指示を出す第８のステップ
と、前記特定の医薬品・部材が病院内の使用先に納品さ
れ、前記オーダー端末から納品された前記特定の医薬品
・部材の検収処理がされると、前記取引ファイルへ取引
データを記録する第９のステップと、前記取引データが
記録されると、前記インターネットを経由して前記決済
システムへ前記取引データを含む電文を送信する第１０
のステップと、前記特定のオーダーが返品処理の場合
は、返品された品物の返品処理を行うために、前記預か
り品倉庫端末へ前記預かり品在庫ファイルの更新の要求
を出す第１１のステップと、前記預かり品在庫ファイル
が更新されると前記取引ファイルへ取引データを記録す
る第１２のステップと、前記返品処理による返金処理の
取引データを含む電文を前記インターネットを経由して
前記決済システムに送信する第１３のステップを有し、
前記決済システムが前記電文により決済処理を行う第１
４のステップを有する。

【００１６】

【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。図１は、本発明実施
の形態の医療情報システムのネットワーク構成を示すブ
ロック図である。図１を参照すると、オーダー端末１が
院内ＬＡＮ４を介してオーダリングシステム２、在庫・
発注管理システム３、預かり品倉庫端末７と接続されて
いる。また、院内ＬＡＮ４は、インターネット６を介し
て納入業者システム５、決済システム８と接続されてい
る。図では、３つの納入業者システム５を示している
が、さらに多くの納入業者システム５と接続することも
できる。オーダー端末１も医師用と手術室用の２個図示
してあるがさらに多くのオーダー端末１を接続すること
も出来る。また、複数の決済システム８と接続すること
もできる。

【００１７】次に、それぞれの概要について説明する。
オーダー端末１は、医師が患者を診療しながら、又は診
療完了後、必要に応じ、手術や、投薬等のオーダーを対
応部門に対し行う。発行されたオーダーは手術、検査等
は手配および作業指示のため、それぞれの部門のオーダ
ー端末１を経由して作業者に送信される。又、患者が持
ち帰る薬、手術のメス等の道具、検査のためのフィル
ム、等は在庫・発注管理システム３へ送られ処理され、
預かり品倉庫端末７または、納入業者システム５へ配信
され出庫手配につなげられる。

【００１８】また、オーダー端末１は、オーダリングシ
ステム２を経由して配信されたオーダーを受け取る装置
である。オーダリングシステムサーバ２０は、病院内で
の作業指示等のオーダーを交換・蓄積するシステムのサ
ーバである。院内ＬＡＮ４、インターネット６は、それ
ぞれの装置を接続するネットワークである。決済システ
ム８は、納入業者システム５、在庫・発注管理システム
３からの決済指示により決済を行う。

【００１９】図２は、本発明実施の形態のオーダリング
システム２の構成を示す図である。オーダリングシステ
ム２は、オーダリングシステムサーバ２０、記憶装置２
９から構成される情報処理システムである。記憶装置２
９は、病院内での作業指示等のオーダーをオーダーファ
イル２１へ、必要により蓄積する。図１では、オーダリ
ングシステム２、在庫・発注管理システム３は論理的に
別物として記述してあるが、物理的には同一の情報処理
装置内で走行する別個のアプリケーションプログラムと
して実現することも出来る。オーダリングシステム２
は、オーダー端末１から発行されたオーダーが単に作業
指示だけなのか、あるいは、在庫・発注管理システム３
による薬、部材の処理が必要かを判断し、薬、部材の処
理が必要ならば、在庫・発注管理システム３へ指示を出
す。

【００２０】図３は、本発明実施の形態の在庫・発注管
理の処理を実行する在庫・発注管理サーバ３０を示す図
である。在庫・発注管理システム３は在庫・発注管理サ
ーバ３０と記憶装置３９から構成され、オーダリングシ
ステム２からの薬、部材の処理を納入業者システム５、
決済システム８へ出したり、預かり品の在庫管理、発注
処理を行う装置である。また、預かり品在庫ファイル３
２と取引ファイル３３が記憶装置３９内に格納されてい
る。

【００２１】図４は、本発明実施の形態の決済処理を実
行する決済システム８を示す図である。決済システム８
は、決済コンピュータ８０、記憶装置８９へ記録されて
いる病院口座ファイル８２、納入業者口座ファイル８３
から構成される。

【００２２】次に、本発明の実施の形態の動作について
図面を参照して詳細に説明する。

【００２３】初めに、預かり品を持つ場合について説明
する。納入業者は、預け品を預かり品在庫倉庫へ納入
し、在庫・発注管理システム３内の預かり品在庫ファイ
ル３２へ在庫状況を登録する。これにより預かり品が発
生し、その詳細が預かり品在庫ファイル３２へ記録され
る。本発明では、決済の発生時期をオーダーにより預か
り品を払い出した時点としているので、預かり品の倉庫
に納入した状態では、決済は発生しない。

【００２４】次に、オーダーが発生し、薬、部材を必要
とするオーダーが発生したときについて説明する。図５
は、本発明実施の形態のオーダリングシステム２におい
て、オーダーに基づく預かり品の納入の流れを示す図で
ある。オーダー端末１からオーダーがオーダリングシス
テム２へ発行される（ステップＡー１）と、オーダリン
グシステム２はオーダーが薬、部材を必要とするオーダ
ーかどうか解析する（ステップＡー２）。薬、部材を必
要とするオーダーならば在庫・発注管理システム３は、
オーダーにより指定される薬、部材が在庫しているか預
かり品在庫ファイル３２を検査する（ステップＡー
３）。オーダーにより指定される薬、部材の在庫が無い
場合は、納入業者システム５へオーダーにより指定され
る薬、部材の緊急入庫の指示をインターネット６経由で
出す（ステップＡ−４）。オーダーにより指定される
薬、部材が入庫される（ステップＡ−４ｂ）と、預かり
品倉庫端末７から預かり品在庫ファイル３２の在庫状況
を更新する（ステップＡ−５）。オーダーにより指定さ
れる薬、部材が入庫されるかあるいは、在庫がある場合
は預かり品倉庫端末７へ指示を出し、預かり品倉庫から
からオーダーにより指定される薬、部材を取り出し病院
内の使用先へ納品する（ステップＡ−６）。使用先のオ
ーダー端末１から、納品されたオーダーにより指定され
る薬、部材の検収処理がされる（ステップＡー７ａ）
と、取引ファイル３３へ取引データを記録する（ステッ
プＡー７ｂ）。納入に対する検収処理には２つの方法が
ある。第一が、手術のように手術経過と共に部材を使用
する場合は、手術の完了結果をもって、結果として使用
実績をオーダー端末１から登録する（＝発注検収とす
る）ものである。第二は、薬のように出庫し、患者へ渡
すことにより発注検収になるものがある。第二の場合に
は、薬の出庫、つまり患者への納入を持ってオーダー端
末１から検収処理がされた、と扱うことによりステップ
Ａ−７ａの処理とすることができる。取引データが記録
されると、在庫・発注管理システム３は、決済システム
８へ取引データを含む電文をインターネット６経由で送
信する（ステップＡー８）。決済システム８は、病院口
座ファイル８２から取引データに記載された分の金額を
引き落とすためのファイル処理を行い、納入業者口座フ
ァイル８３へ入金処理のためのファイル処理を行う（ス
テップＡー９）。納入業者システム５に対し取引データ
に基づき、病院より入金あったことを知らせる（ステッ
プＡー１０）。

【００２５】この取引ファイル３３の内容更新を持って
病院と預かり品の納入業者の売買契約が成立し、決済処
理を行う。以上の様に、オーダーが発行されると必要な
薬、部材が、預かり品の倉庫より随時引き当てられ、発
注されたと同じ扱いを受け、実際に病院内の使用先へさ
れると納入業者システム５に売り上げとなる。

【００２６】次に、預かり品の返品がある場合について
説明する。図６は、本発明実施の形態のオーダリングシ
ステム２において、オーダーに基づいて払い出した預か
り品の返品の流れを示す図である。例えば手術予定で器
材を準備したが、その前に死亡し、利用しなかった場合
に返品とする場合である。

【００２７】部材、薬の利用実績つまり未使用分はオー
ダー実施実績として又は手術室に設置したオーダー端末
１で入力する（ステップＢ−１）と、オーダリングシス
テム２はオーダーが薬、部使用先材の返品オーダーかど
うか解析し、薬、部材関係の返品オーダーならば返品オ
ーダーを在庫・発注管理システム３へ転送する（ステッ
プＢー２）。在庫・発注管理システム３は、預かり品倉
庫端末７へ預かり品返却により預かり品在庫ファイル３
２の更新要求を出す（ステップＢ−３）。預かり品倉庫
端末７から、返品された使用先の返品処理がされ預かり
品在庫ファイルが更新されると、取引ファイル３３へ取
引データを記録する（ステップＢー４）。取引データが
記録されると在庫・発注管理システム３は、返品処理の
ための返金指示を納入業者システム５と決済システム８
へ発行する（ステップＢ−５）。納入業者システム５
は、返品対応の経理処理を行うために決済システム８に
対し返金処理の取引データを含む電文の発行を行う（ス
テップＢ−６）。決済システム８は、返金処理のための
取引データの電文をインターネット６を経由して受けと
ると、納入業者口座ファイル８３から取引データに記載
された分の金額を引き落とすためのファイル処理を行
い、病院口座ファイル８２へ入金処理のためのファイル
処理を行う。（ステップＢ−７）。

【００２８】上述の説明において、入金または引き落と
しはそれらの発生時に即時に行う場合について説明した
が、一ヶ月間に発生した入金または引き落としをまとめ
て月末に行うようにしても良い。この場合には、決済シ
ステム８は、所定の期間内に発生した入金または引き落
としを相殺し１回にまとめて行う。

【００２９】次に、棚卸しと在庫補充について説明す
る。納入業者システム５は定期的に預かり品在庫ファイ
ル３２を検査し在庫情報を得る。預かり品の在庫状況が
少なくなると過去の在庫使用状況に基づく補充計画によ
り在庫を補充し、納品する。品物が納品されると、預か
り品倉庫端末７から預かり品在庫ファイル３２の在庫状
況を更新する。本発明では、決済の発生時期をオーダー
により預かり品の在庫を払い出した時点としているの
で、棚卸しと在庫補充の処理では、決済は発生しない。

【００３０】次に本発明実施の形態のオーダリングシス
テム２と在庫・発注管理システム３をひとつのサーバシ
ステム実装した場合について説明する。図７は、本発明
実施の形態のオーダリングシステム２と在庫・発注管理
システム３をひとつのサーバシステムに実装した医療情
報システムにおける情報交換の流れを示す図である。

【００３１】院内ＬＡＮ４上へ発行されたオーダーをモ
ニタし（ステップＣ−１）、オーダー処理の場合は、オ
ーダーを解析し宛先（あてさき）のオーダー端末１へ配
信する（ステップＣ−２）。薬、部材の処理の場合ステ
ップＣ−４からＣ−１１の処理を実行する（ステップＣ
−３）。Ｃ−２または、Ｃ−４からＣ−１１の処理が終
わると、ステップＣ−１に戻りオーダーをモニタする。

【００３２】薬、部材（以下品物とする）の処理には、
オーダーにより指定される薬、部材の納品処理と返品処
理の２つがある（ステップＣ−４）。納品処理の場合
は、オーダーにより指定される薬、部材が在庫している
か預かり品在庫ファイル３２を検査する（ステップＣー
５）。オーダーにより指定される薬、部材の在庫が無い
場合は、納入業者システム５へオーダーにより指定され
る薬、部材の緊急入庫の指示をインターネット６経由で
出す（ステップＣ−６）。オーダーにより指定される
薬、部材が入庫されると、預かり品倉庫端末７から預か
り品在庫ファイル３２の在庫状況を更新する（ステップ
Ｃー７）。オーダーにより指定される薬、部材が入庫さ
れるか、在庫があると、預かり品倉庫端末へ出庫の指示
を出す（ステップＣー８）。預かり在庫倉庫からオーダ
ーにより指定される薬、部材が病院内の使用先へ納品さ
れると、使用先のオーダー端末１から、納品されたオー
ダーにより指定される薬、部材の検収処理がされると、
取引ファイル３３へ取引データを記録する（ステップＣ
ー９）。取引データが記録されると、在庫・発注管理シ
ステム３は、納入業者システム５と決済システム８へ取
引データを含む電文インターネット６経由で送信する
（ステップＣー１０）。

【００３３】返品処理の場合は、オーダーにより指定さ
れる薬、部材の返品処理を行うために、預かり品倉庫端
末７から預かり品在庫ファイルが更新されると、取引フ
ァイル３３へ取引データを記録し、返品処理による返金
処理のための取引データを含む電文をインターネット６
経由で納入業者システム５と決済システム８へ発行する
（ステップＣ−１１）。

【００３４】上述のＣ−１からＣ−１１の各ステップは
コンピュータ６０上のプログラムとして実現することが
出来る。図８は、本発明の医療情報の交換方法をコンピ
ュータ６０に実行させるプログラムを記録した記録媒体
６１を示す図である。記録媒体６１は、上述のＣ−１か
らＣ−８の各ステップをコンピュータ６０に実行させる
プログラムを記録した。

【００３５】

【発明の効果】本発明は、病院は発注処理を、預かり品
納入業者は受注処理を改めて行うことなく、売買処理が
可能となる、という効果を有する。また、オーダリング
システムから薬、部材に関する情報を自動的に取り出
し、預かり品から出庫、または返品するため、医師の負
荷を軽減することが出来る。これにより、決済処理をオ
ーダー処理と同時にすることが出来るため、双方の負担
を軽減できる。

【００３６】さらに、病院にとっては、医師のオーダー
発行により発注、検収、預かり品在庫の更新が自動的に
行うことが出来、発注業務・検収業務・決済業務・在庫
管理業務等の事務処理の低減ができる、また、在庫を持
たずにすむ効果がある。

【００３７】納入業者にとっては、他の納入業者から仕
入れることは不可能となり、収入を確保出来る効果を有
する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明実施の形態の医療情報システムのネット
ワーク構成を示すブロック図である。

【図２】本発明実施の形態のオーダリングシステム２の
構成を示す図である。

【図３】本発明実施の形態の在庫・発注管理の処理を実
行するサーバコンピュータとそのプログラムが記録され
た記録媒体を示す図である。

【図４】本発明実施の形態の決済処理を実行する決済シ
ステム８を示す図である。

【図５】本発明実施の形態のオーダリングシステムにお
いて、オーダーに基づいて払い出した預かり品の納入の
流れを示す図である。

【図６】本発明実施の形態のオーダリングシステムにお
いて、オーダーに基づく預かり品の返品の流れを示す図
である。

【図７】本発明実施の形態のオーダリングシステム２と
在庫・発注管理システム３をひとつのサーバシステムに
実装した時の処理の流れを示す図である。

【図８】本発明の医療情報の交換方法をコンピュータ６
０に実行させるプログラムを記録した記録媒体６１を示
す図である。

【符号の説明】

１ オーダー端末 ２ オーダリングシステム ３ 在庫・発注管理システム ４ 院内ＬＡＮ ５ 納入業者システム ６ インターネット ７ 預かり品倉庫端末 ８ 決済システム ２０ オーダリングシステムサーバ ２１ オーダーファイル ２９ 記憶装置 ３０ 在庫・発注管理サーバ ３２ 預かり品在庫ファイル ３３ 取引ファイル ３９ 記憶装置 ６０ コンピュータ ６１ 記録媒体 ８０ 決済コンピュータ ８２ 病院口座ファイル ８３ 納入業者口座ファイル ８９ 記憶装置

Claims (8)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 広域通信回線に接続する通信回線と、前
   記通信回線に相互に接続された複数の端末と、前記通信
   回線に接続され前記端末間でオーダーを交換するサーバ
   とを有し、 前記端末は、他の前記端末への前記オーダーを発行する
   手段と、他の前記端末からのオーダーを受信する手段を
   有し、 前記サーバは、前記オーダーを解析する手段と、前記オ
   ーダーを必要により蓄積し前記端末へ配信する手段と、
   前記オーダーが特定のオーダーならば、前記特定のオー
   ダーを前記広域回線へ送信することを特徴とする情報シ
   ステム。
2. 【請求項２】 インターネットに接続する病院内に設置
   された院内ＬＡＮと、前記院内ＬＡＮに相互に接続され
   た複数の端末と、前記院内ＬＡＮに接続され前記端末間
   でオーダーを交換するサーバとを有し、 前記端末は、他の前記端末への前記オーダーを発行する
   手段と、他の前記端末からのオーダーを受信する手段を
   有し、 前記サーバは、前記オーダーを必要により蓄積し前記端
   末へ配信する手段と、前記オーダーを解析する手段と、
   前記オーダーが医薬品・部材の発注指示を含む特定のオ
   ーダーならば、前記特定のオーダー内の前記発注指示を
   前記インターネットへ送信することを特徴とする医療情
   報システム。
3. 【請求項３】 インターネットに接続する病院内に設置
   された院内ＬＡＮと、前記院内ＬＡＮに相互に接続され
   た複数のオーダー端末と、前記院内ＬＡＮに接続される
   預かり品倉庫端末と、前記院内ＬＡＮに接続され前記オ
   ーダー端末間でオーダーを交換し、預かり品の在庫を管
   理するサーバとを有し、 前記オーダー端末は、他の前記オーダー端末への前記オ
   ーダーを発行する手段と、他の前記オーダー端末からの
   オーダーを受信する手段を有し、 前記サーバは、預かり品在庫ファイルと取引ファイル
   と、オーダーファイルを有し、前記オーダーを必要によ
   り前記オーダーファイルへ蓄積、交換し前記オーダー端
   末へ配信する手段と、前記オーダーが医薬品・部材の発
   注指示を含む特定のオーダーかどうか前記オーダーを解
   析する手段と、 前記オーダーが前記特定のオーダーならば、前記特定の
   オーダーが前記医薬品・部材の納入処理、返品処理また
   は検収処理か判断する手段と、 前記特定のオーダーが前記納入または検収ならば、前記
   特定のオーダーにより特定される特定の医薬品・部材が
   在庫しているか前記預かり品在庫ファイルを検査する手
   段と、前記特定の医薬品・部材の在庫が無い場合は、前
   記インターネットへ前記特定の医薬品・部材の緊急入庫
   の指示を出す手段と、前記特定の医薬品・部材が入庫さ
   れると、前記預かり品倉庫端末から前記預かり品在庫フ
   ァイルの在庫状況を更新する手段と、前記特定の医薬品
   ・部材が入庫されるか、前記特定の医薬品・部材の在庫
   があると、前記預かり品倉庫端末へ出庫の指示を出す手
   段と、前記特定の医薬品・部材が病院内の使用先へ納品
   され、前記オーダー端末から納品された前記特定の医薬
   品・部材の検収処理がされると、前記取引ファイルへ取
   引データを記録する手段と、前記取引データが記録され
   ると、前記インターネットへ前記取引データを含む電文
   を送信する手段を有し、 前記特定のオーダーが返品処理の場合は、返品された品
   物の返品処理を行うために前記預かり品倉庫端末へ前記
   預かり品在庫ファイルの更新の要求を出す手段と、前記
   預かり品在庫ファイルが更新されると前記取引ファイル
   へ取引データを記録する手段と、前記返品処理のための
   返金処理のための取引データを含む前記電文を前記イン
   ターネットに送信する手段を有することを特徴とする医
   療情報システム。
4. 【請求項４】 インターネットに接続する病院内に設置
   された院内ＬＡＮと、前記院内ＬＡＮに相互に接続され
   た複数のオーダー端末と、前記院内ＬＡＮに接続される
   預かり品倉庫端末と、前記院内ＬＡＮに接続され前記オ
   ーダー端末間でオーダーを交換し、預かり品の在庫を管
   理するサーバとを有する医療情報システムにおける医療
   情報の交換方法であって、 前記オーダー端末は、他の前記オーダー端末への前記オ
   ーダーを発行する第１のステップと、 前記サーバが前記オーダーを必要により前記オーダーフ
   ァイルへ蓄積し前記オーダー端末へ配信する第２のステ
   ップと、前記オーダーが医薬品・部材の発注指示を含む
   特定のオーダーかどうか前記オーダーを解析する第３の
   ステップと、前記オーダーが前記特定のオーダーなら
   ば、前記特定のオーダーが前記医薬品・部材の納入処
   理、返品処理または検収処理か判断する第４のステップ
   と、 前記特定のオーダーが前記納入または検収ならば、前記
   特定のオーダーにより特定される特定の医薬品・部材が
   在庫しているか前記預かり品在庫ファイルを検査する第
   ５のステップと、前記特定の医薬品・部材の在庫が無い
   場合は、前記インターネットへ前記特定の医薬品・部材
   の緊急入庫の指示を出す第６のステップと、前記特定の
   医薬品・部材が入庫されると、前記預かり品倉庫端末か
   ら前記預かり品在庫ファイルの在庫状況を更新する第７
   のステップと、前記特定の医薬品・部材が入庫される
   か、前記特定の医薬品・部材の在庫があると、前記預か
   り品倉庫端末へ前記特定の医薬品・部材の出庫の指示を
   出す第８のステップと、前記特定の医薬品・部材が病院
   内の使用先に納品され、前記オーダー端末から納品され
   た前記特定の医薬品・部材の検収処理がされると、前記
   取引ファイルへ取引データを記録する第９のステップ
   と、前記取引データが記録されると、前記インターネッ
   トへ前記取引データを含む電文送信する第１０のステッ
   プと、 前記特定のオーダーが返品処理の場合は、前記預かり品
   倉庫端末へ返品された前記医薬品・部材の返品処理を行
   うために前記預かり品在庫ファイルの更新の要求を出す
   第１１のステップと、前記預かり品在庫ファイルが更新
   されると前記取引ファイルへ取引データを記録する第１
   ２のステップと、前記返品処理による返金処理の取引デ
   ータを含む電文を前記インターネットに送信する第１３
   のステップを有することを特徴とする医療情報の交換方
   法。
5. 【請求項５】 請求項４記載の第２乃至第１３のステッ
   プをコンピュータに実行させるプログラムを記録した記
   録媒体。
6. 【請求項６】 前記インターネットにさらに、納入業者
   システムが接続され、前記納入業者システムは前記特定
   のオーダー内の前記発注指示を受信することを特徴とす
   る請求項２記載の医療情報システム。
7. 【請求項７】 インターネットに納入業者システムと決
   済システムが接続され、前記インターネットに接続する
   病院内に設置された院内ＬＡＮと、前記院内ＬＡＮに相
   互に接続された複数のオーダー端末と、前記院内ＬＡＮ
   に接続される預かり品倉庫端末と、前記院内ＬＡＮに接
   続され前記オーダー端末間でオーダーを交換し、預かり
   品の在庫を管理するサーバとを有し、 前記オーダー端末は、他の前記オーダー端末への前記オ
   ーダーを発行する手段と、他の前記オーダー端末からの
   オーダーを受信する手段を有し、 前記サーバは、預かり品在庫ファイルと取引ファイル
   と、オーダーファイルを有し、前記オーダーを必要によ
   り前記オーダーファイルへ蓄積、交換し前記オーダー端
   末へ配信する手段と、前記オーダーが医薬品・部材の発
   注指示を含む特定のオーダーかどうか前記オーダーを解
   析する手段と、 前記オーダーが前記特定のオーダーならば、前記特定の
   オーダーが前記医薬品・部材の納入処理、返品処理また
   は検収処理か判断する手段と、 前記特定のオーダーが前記納入または検収ならば、前記
   特定のオーダーにより特定される特定の医薬品・部材が
   在庫しているか前記預かり品在庫ファイルを検査する手
   段と、前記特定の医薬品・部材の在庫が無い場合は、前
   記インターネットを経由して前記納入業者システムへ前
   記特定の医薬品・部材の緊急入庫の指示を出す手段と、
   前記特定の医薬品・部材が入庫されると、前記預かり品
   倉庫端末から前記預かり品在庫ファイルの在庫状況を更
   新する手段と、前記特定の医薬品・部材が入庫される
   か、前記特定の医薬品・部材の在庫があると、前記預か
   り品倉庫端末へ出庫の指示を出す手段と、前記特定の医
   薬品・部材が病院内の使用先へ納品され、前記オーダー
   端末から納品された前記特定の医薬品・部材の検収処理
   がされると、前記取引ファイルへ取引データを記録する
   手段と、前記取引データが記録されると、前記インター
   ネットを経由して前記決済システムへ前記取引データを
   含む電文を送信する手段を有し、 前記特定のオーダーが返品処理の場合は、返品された品
   物の返品処理を行うために前記預かり品倉庫端末へ前記
   預かり品在庫ファイルの更新の要求を出す手段と、前記
   預かり品在庫ファイルが更新されると前記取引ファイル
   へ取引データを記録する手段と、前記返品処理のための
   返金処理のための取引データを含む前記電文を前記イン
   ターネットを経由して前記決済システムに送信する手段
   を有し、 前記決済システムは複数の口座ファイルを有し、前記イ
   ンターネットから前記取引データを含む電文を受信し、
   前記電文により決済処理のための前記口座ファイル処理
   を行う手段を有し、 前記納入業者システムは、前記特定の医薬品・部材の前
   記緊急入庫の指示を受信し、前記預かり品倉庫へ前記特
   定の医薬品・部材の入庫指示を出す手段と、前記電文を
   受信する手段を有することを特徴とする医療情報システ
   ム。
8. 【請求項８】 インターネットに納入業者システムと決
   済システムが接続され、前記インターネットに接続する
   病院内に設置された院内ＬＡＮと、前記院内ＬＡＮに相
   互に接続された複数のオーダー端末と、前記院内ＬＡＮ
   に接続される預かり品倉庫端末と、前記院内ＬＡＮに接
   続され前記オーダー端末間でオーダーを交換し、預かり
   品の在庫を管理するサーバとを有する医療情報システム
   における医療情報の交換方法であって、 前記オーダー端末は、他の前記オーダー端末への前記オ
   ーダーを発行する第１のステップと、 前記サーバが前記オーダーを必要により前記オーダーフ
   ァイルへ蓄積し前記オーダー端末へ配信する第２のステ
   ップと、前記オーダーが医薬品・部材の発注指示を含む
   特定のオーダーかどうか前記オーダーを解析する第３の
   ステップと、前記オーダーが前記特定のオーダーなら
   ば、前記特定のオーダーが前記医薬品・部材の納入処
   理、返品処理または検収処理か判断する第４のステップ
   と、 前記特定のオーダーが前記納入または検収ならば、前記
   特定のオーダーにより特定される特定の医薬品・部材が
   在庫しているか前記預かり品在庫ファイルを検査する第
   ５のステップと、前記特定の医薬品・部材の在庫が無い
   場合は、前記インターネットを経由して前記納入業者シ
   ステムへ前記特定の医薬品・部材の緊急入庫の指示を出
   す第６のステップと、 前記特定の医薬品・部材が入庫されると、前記預かり品
   倉庫端末から前記預かり品在庫ファイルの在庫状況を更
   新する第７のステップと、前記特定の医薬品・部材が入
   庫されるか、前記特定の医薬品・部材の在庫があると、
   前記預かり品倉庫端末へ前記特定の医薬品・部材の出庫
   の指示を出す第８のステップと、前記特定の医薬品・部
   材が病院内の使用先に納品され、前記オーダー端末から
   納品された前記特定の医薬品・部材の検収処理がされる
   と、前記取引ファイルへ取引データを記録する第９のス
   テップと、前記取引データが記録されると、前記インタ
   ーネットを経由して前記決済システムへ前記取引データ
   を含む電文を送信する第１０のステップと、 前記特定のオーダーが返品処理の場合は、返品された前
   記医薬品・部材の返品処理を行うために前記預かり品倉
   庫端末へ前記預かり品在庫ファイルの更新の要求を出す
   第１１のステップと、前記預かり品在庫ファイルが更新
   されると前記取引ファイルへ取引データを記録する第１
   ２のステップと、前記返品処理による返金処理の取引デ
   ータを含む電文を前記インターネットを経由して前記決
   済システムに送信する第１３のステップを有し、 前記決済システムが前記電文により決済処理を行う第１
   ４のステップを有することを特徴とする医療情報の交換
   方法。