JP7131741B2 - 医薬品管理システム及び、医薬品管理方法 - Google Patents

医薬品管理システム及び、医薬品管理方法 Download PDF

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Description

本発明は、医薬品管理システム及び、医薬品管理方法に関する。
小児クリニック等、患者として小児を診療、検診対象とする医療機関においては、患者にワクチンの投与(予防接種)を行う機会が多い。そして、そのような医療機関においては、限られたスタッフで、多数のチェック項目を確認しながら患者に対応する必要があるため、ワクチンの誤投与や期限切れ、温度管理の不備などの不都合が生じる場合があった。このようなワクチンを投与することは、薬機法で定める基準及び、予防接種実施規則に違反するのみならず、患者である小児の健康被害に繋がる場合があり重要な問題となっていた。
上記のワクチンの多くはさほど高額ではないが、医薬品メーカーの生産および流通在庫が限られ、保冷品であり、かつ使用期限が短く、返品ができない製品であるため、在庫の量と種類を適切に維持することが困難であった。また、製品を供給する医薬品メーカーが少ないため、不測の需要増加や検定落ちなどにより需要と供給のバランスが崩れ、医療機関に必要量のワクチンが供給されない場合もあった。また、自治体や医療機関が負うワクチンの在庫負担や廃棄リスクも課題となっていた。
さらに、上記のように医療機関において在庫の量と種類を適切に維持することが困難なため、患者である小児の保護者にとっては、患者である小児の体調が良い時に、気軽に予防接種に行くといったことができず通院の自由度が少ないという問題があった。このように、医療機関において、適切な量、種類、品質のワクチンの在庫及び安心、安全かつ効率的な患者投与を可能とする技術の要望が高まっている。
一方、比較的規模の大きい医療機関においては、手術時の麻酔薬の管理に関して、盗難やセキュリティ等のリスクを抱えている場合がある。また、ミキシング後の注射剤の期限管理(調製後3~4日)にも多くの負担を負っている実情がある。さらに、医療機関内では手術毎に必要な麻酔薬の種類および量を予めリスト化し、薬剤部でセット化して事前に手術室に準備する業務がある。また、手術後に回収したセット化された麻酔薬の使用状況(製品、数量、ロット期限等)を確認し、次回の手術に不足分を補充する業務がある。そして、この麻酔薬のセット化業務のために、薬剤部やSPDスタッフなどが多くの業務時間を割いている。このように、医療機関においては、適切な量、種類、品質の麻酔薬の在庫及び安心、安全かつ効率的な在庫、品質、発注、請求管理を可能とする技術の要望も高まっている。
特許第6235650号公報
本発明は上記の問題を解決するためになされたものであり、その目的は、ワクチンや麻酔薬等の医薬品について、適切な量、種類、質の麻酔薬の在庫及び患者へ投与を可能とする技術を提供することである。
本発明は上記の課題を解決するためになされたものであり、一または複数の医薬品を一時的に収納する収納手段と、
前記一または複数の医薬品の各々に施された第一の識別子と、
前記収納手段に施された第二の識別子と、
前記第一の識別子により前記一または複数の医薬品を識別するとともに前記第二の識別子により前記収納手段を識別する識別手段と、
前記識別手段により識別された、前記一または複数の医薬品と該医薬品が収納された前記収納手段と、を関連付けて記憶する記憶手段と、
を備えることを特徴とする、医薬品管理システムである。
すなわち、本発明では、医薬品をセット化して収納手段に収納し、識別手段によって、各収納手段に収納されている医薬品を個別に識別し、記憶手段に、前記識別手段により識別された、前記一または複数の医薬品と該医薬品が収納された前記収納手段と、を関連付けて記憶する。これにより、医薬品を使用、補充する際の管理を効率的に行うことが可能となる。
また、本発明においては、前記一または複数の医薬品が使用された患者に付与される第三の識別子をさらに備え、
前記識別手段は、前記第三の識別子により前記患者を識別し、
前記記憶手段は、前記識別手段により識別された、前記一または複数の医薬品と該医薬品が収納された前記収納手段と該医薬品が使用された患者と、を関連付けて記憶するようにしてもよい。
これによれば、セット化して収納手段に収納して管理した医薬品を、さらに使用すべき患者と関連づけて管理することが可能となる。これによれば、セット化して管理した医薬品を使用する患者を誤認する等のリスクを低減し、医薬品の患者への投与の精度を向上させることが可能となる。
また、本発明においては、前記記憶手段により記憶された、前記識別手段により識別された、前記一または複数の医薬品と該医薬品が使用された患者との関連に基づいて、前記患者への医薬品の使用計画を作成する計画作成手段をさらに備えるようにしてもよい。これによれば、患者への正確な投与情報をもとに、医薬品の以後の使用計画を自動的に作成することが可能となり、より効率的に正確な計画を立てることができる。
また、本発明においては、前記医薬品は予防接種用ワクチンであり、前記収納手段は患者単位に設けられた予防接種トレイであり、前記第三の識別子は、前記患者に付与される患者カード(診察券に第三の識別子をつける等含む)に施されるようにしてもよい。これによれば、ワクチンを予防接種トレイに収納して管理することで、物理的な誤認を低減できるとともに、これらと、これらを投与する患者との関係を自動的に管理することができ、ワクチンの誤投与等のリスクを低減することが可能である。
また、本発明においては、前記識別手段により、前記医薬品の使用前後における前記収納手段と、該収納手段に収納された医薬品とを識別することで、前記収納手段に収納された前記医薬品のうち使用された医薬品を検出する使用医薬品検出手段をさらに備えるようにしてもよい。これによれば、患者に適切な医薬品が使用されたか否かをより容易に判定及び記録することができ、医薬品管理の精度を向上させることができる。
また、本発明においては、前記使用医薬品検出手段によって検出された内容に基づいて、
前記使用された医薬品の補充のための情報を作成する補充情報作成手段をさらに備える
ようにしてもよい。これによれば、患者に使用することで収納手段から除外された医薬品について自動的に補充を促進することができ、医薬品の在庫を適切に維持することが可能となる。
また、本発明においては、前記記憶手段は、前記収納手段に収納されるべき医薬品の組み合わせの情報である収納医薬品情報を記憶し、前記収納手段に収納された医薬品と、前記収納医薬品情報との差を検出する、誤収納検出手段をさらに備えるようにしてもよい。これによれば、前記収納手段に収納されるように予定された医薬品の全てが実際に収納されているか否かを自動的に判定することが可能となる。
また、本発明においては、前記収納手段に収納された医薬品の使用期限および/または保管状態に基づいて、前記医薬品が使用可能か否かを判定する使用可否判定手段をさらに備えるようにしてもよい。これによれば、使用期限が経過したり、使用状態が適切でないことにより、使用不可能な医薬品を誤って患者に投与することを自動的に防止することが可能となる。
また、本発明においては、前記医薬品を該医薬品に応じた環境条件を維持しつつ保管する環境維持保管手段と、
前記環境維持保管手段における前記環境条件に関する情報を取得する保管環境検知手段と、
前記医薬品が前記環境維持保管手段によって保管されていることを検知する保管状態検知手段と、をさらに備え、
前記使用可否判定手段は、前記保管環境検知手段及び前記保管状態検知手段による検知情報に基づいて、前記医薬品が使用可能か否かを判定するようにしてもよい。
ここで前述のように、多くの種類の医薬品については、厳格な周囲環境管理が求められている。そして、その医薬品について求められる環境条件から外れた環境に晒された医薬品については、患者への投与が困難となる。
これに対し、本発明では、医薬品を該医薬品に応じた環境条件を維持しつつ保管する環境維持保管手段に保管することが前提となっている。そして、環境維持保管手段における環境条件に関する情報を取得する保管環境検知手段と、医薬品が環境維持保管手段によって保管されていることを検知する保管状態検知手段からの情報によって、医薬品が求められる環境条件から外れた環境に晒された時間と、求められる環境条件から外れた程度についての情報を取得し、これらの情報に基づいて、医薬品の使用の可否を判断する。これによれば、医薬品の品質の劣化を、明確なデータに基づいて客観的に評価することが可能となり、品質保持の観点からの正確な根拠に基づいて医薬品の使用の可否を判断することが可能となる。なお、本発明において、環境条件としては、例えば、周囲の温度、湿度、照度、気圧、衝撃、振動などが挙げられる。
また、本発明においては、前記医薬品を該医薬品に応じた環境条件を維持しつつ運搬することが可能な環境維持運搬手段と、前記環境維持運搬手段における前記環境条件に関する情報を取得する運搬環境検知手段と、前記医薬品が前記環境維持運搬手段によって運搬されていることを検知する運搬状態検知手段と、をさらに備え、
前記使用可否判定手段は、前記保管環境検知手段、前記運搬環境検知手段、前記保管状態検知手段及び、前記運搬状態検知手段による検知情報に基づいて、前記医薬品が使用可能か否かを判定するようにしてもよい。
ここで、上記のような医薬品を確実に使用可能に維持するためには、流通業者や医療機関等において医薬品が、求められる環境条件において保管されるだけでなく、メーカーか
ら流通業者、流通業者から医療機関等への移動中においても、医薬品が、求められる環境条件が維持された状態で運搬される必要がある。さらに、医薬品がメーカーから出荷された後における、該医薬品が求められる環境条件から外れた環境に晒された時間および/または、求められる環境条件から外れた程度を正確に検知するには、流通業者や医療機関等における医薬品の保管状態のみならず、メーカーから流通業者、流通業者から医療機関等への運搬途中における状態についても確認する必要がある。
よって、本発明においては、医薬品を該医薬品に応じた環境条件を維持しつつ運搬することが可能な環境維持運搬手段と、環境維持運搬手段における前記環境条件に関する情報を取得する運搬環境検知手段と、医薬品が前記環境維持運搬手段によって運搬されていることを検知する運搬状態検知手段と、をさらに備え、前記使用可否判定手段は、前記保管環境検知手段、前記運搬環境検知手段、前記保管状態検知手段及び、前記運搬状態検知手段による検知情報から、前記医薬品の使用可否を判定する。
これによれば、医薬品がメーカーから出荷された後における、該医薬品が求められる環境条件から外れた環境に晒された時間および/または、求められる環境条件から外れた程度をより正確に検知することが可能となり、より正確に、前記医薬品の使用可否を判定することが可能となる。
また、本発明は、一または複数の医薬品を一時的に収納する収納手段と、
前記一または複数の医薬品の各々に施された第一の識別子と、
前記収納手段に施された第二の識別子と、
前記第一の識別子により前記一または複数の医薬品を識別するとともに前記第二の識別子により前記収納手段を識別する識別手段と、を有し、
前記識別手段により識別された、前記一または複数の医薬品と該医薬品が収納された前記収納手段と、を関連付けて管理することを特徴とする、医薬品管理方法であってもよい。
また、本発明は、前記一または複数の医薬品が使用された患者に付与される第三の識別子をさらに備え、前記識別手段は、前記第三の識別子により前記患者を識別し、前記識別手段により識別された、前記一または複数の医薬品と該医薬品が使用された患者との関連に基づいて、前記患者への医薬品の使用計画を作成することを特徴とする、上記の医薬品管理方法であってもよい。
また、本発明は、前記医薬品は予防接種用ワクチンであり、前記収納手段は患者単位に設けられた予防接種トレイであり、前記第三の識別子は、前記患者に付与される患者カードに施されることを特徴とする、上記の医薬品管理方法であってもよい。予防接種トレイは、箱、棚などの様態としてもよい。
また、本発明は、前記識別手段により、前記医薬品の使用前後における前記収納手段と、該収納手段に収納された医薬品とを識別することで、前記収納手段に収納された前記医薬品のうち使用された医薬品を管理することを特徴とする、上記の医薬品管理方法であってもよい。
また、本発明は、前記識別手段により、前記医薬品の使用前後における前記収納手段と、該収納手段に収納された医薬品とを識別することで、前記収納手段に収納された前記医薬品のうち使用された医薬品を検出し、検出された内容に基づいて、前記使用された医薬品の補充のための情報を作成することを特徴とする、上記の医薬品管理方法であってもよい。
また、本発明は、前記収納手段に収納されるべき医薬品の組み合わせの情報である収納医薬品情報を記憶しておき、前記収納手段に収納された医薬品と、前記収納医薬品情報との差を検出することで、誤収納を検出することを特徴とする、上記の医薬品管理方法であってもよい。
また、本発明は、前記収納手段に収納された医薬品の使用期限および/または保管状態に基づいて、前記医薬品が使用可能か否かを判定することを特徴とする、上記の医薬品管理方法であってもよい。
また、本発明は、前記医薬品を該医薬品に応じた環境条件を維持しつつ保管する環境維持保管手段と、前記環境維持保管手段における前記環境条件に関する情報を取得する保管環境検知手段と、前記医薬品が前記環境維持保管手段によって保管されていることを検知する保管状態検知手段と、をさらに有し、前記保管環境検知手段及び前記保管状態検知手段による検知情報に基づいて、前記医薬品が使用可能か否かを判定することを特徴とする、上記の医薬品管理方法であってもよい。
また、本発明は、前記医薬品を該医薬品に応じた環境条件を維持しつつ運搬することが可能な環境維持運搬手段と、前記環境維持運搬手段における前記環境条件に関する情報を取得する運搬環境検知手段と、前記医薬品が前記環境維持運搬手段によって運搬されていることを検知する運搬状態検知手段と、をさらに有し、前記保管環境検知手段、前記運搬環境検知手段、前記保管状態検知手段及び、前記運搬状態検知手段による検知情報に基づいて、前記医薬品が使用可能か否かを判定することを特徴とする、上記の医薬品管理方法であってもよい。
なお、本発明においては、できる限り上記の各手段を組合せて使用することが可能である。
本発明によれば、ワクチンや麻酔薬等の医薬品について、適切な量、種類、質の在庫を維持するとともに、患者への適切な量、種類、品質の投与が可能となる。
本発明の実施例に係る医薬品メーカーから医療機関等までにおける医薬品の管理について示す図である。 本発明の実施例における基幹サーバのハードウェア構成の概略を示す図である。 本発明の実施例1における医療機関のワクチンの管理について示す図である。 本発明の実施例1におけるワクチン投与予定テーブルの例を示す図である。 本発明の実施例1における医療機関のワクチンの管理の前半部分についてのフローチャートである。 本発明の実施例1における医療機関のワクチンの管理の後半部分についてのフローチャートである。 本発明の実施例1における医薬品管理システムの機能ブロック図である。 本発明の実施例2における医療機関の麻酔薬の管理について示す図である。 本発明の実施例2における麻酔薬セットテーブルについて示す図である。 本発明の実施例2における流通業者の機能について示す図である。 本発明の実施例2における医薬品管理システムの機能ブロック図である。
〔実施例1〕
以下、本発明の実施例1について図面を参照しつつ詳細に説明する。図1には、本実施例に係る医薬品管理システムにおける医薬品5の流通の態様を示す。図1において医薬品5の実際の流通経路は実線矢印で、情報の経路は破線矢印で示されている。図1においてブロック1は医薬品メーカー、ブロック2は流通業者、ブロック3は病院、診療所または保険薬局といった医療機関等を示す。また、ブロック4は医療機関等3において医薬品の投与を受ける患者を示す。なお、図1における流通業者とは、卸業者や運搬業者等、医薬品メーカー1と医療機関等3の間に介入する業者の全てが含まれ得る。なお、医薬品メーカー1や保険薬局が自ら流通業者2としての役割を担うことがあってもよい。
医薬品メーカー1が生産した、ワクチン等の医薬品5については、厳しい温度管理が求められるため、移動中の温度管理が可能な保冷コンテナ6に収納された状態で流通業者2に仕入れられる。また、流通業者2によって販売されるまでの期間は、医薬品5は冷蔵保管庫7にて温度管理がなされた状態で、流通業者2において保管される。そして、販売先の医療機関等3が決まれば、医薬品5は冷蔵保管庫7から出庫され、再び保冷コンテナ16に収納された状態で医療機関等3まで運搬される。そして、医療機関等3においては、医薬品5は保冷コンテナ16から取り出されて冷蔵保管庫17に入庫・保管される。さらに、患者4に投与される際には冷蔵保管庫17から出庫されて投与される。
本実施例においては、医薬品5(医薬品自体若しくは医薬品の梱包)にその医薬品5のIDが記録された識別素子5aを取り付ける。また、識別素子5aによる医薬品5の識別情報を検知可能な読取センサ6a及び内部の温度履歴情報の取得が可能な温度センサ6bを、環境維持運搬手段としての保冷コンテナ6に取り付ける。そして、読取センサ6a及び温度センサ6bの出力信号は、無線通信により情報管理装置8に送信され、必要に応じ記録される。これにより、所定のIDを有する医薬品5が、保冷コンテナ6内に収納されているか否かの情報と、保冷コンテナ6内の温度履歴情報がリアルタイムに記録可能となっている。
その結果、医薬品メーカー1から流通業者2への医薬品の移動中に医薬品5が保冷コンテナ6内に確実に収納されていることが検知可能となり、また、保冷コンテナ6内の温度履歴が検知可能となっている。同様に、読取センサ16a及び温度センサ16bにより、流通業者2と医療機関等3との間の医薬品5の移動中に、医薬品5が保冷コンテナ16内に確実に収納されていることが検知可能となり、また、保冷コンテナ16内の温度履歴が検知可能となっている。
また、図1に示す医薬品管理システムでは、流通業者2及び医療機関等3に備えられている冷蔵保管庫7、17にも識別素子5aによる医薬品5の識別情報を検知可能な読取センサ7a、17a及び温度履歴情報の取得が可能な温度センサ7b、17bが取り付けられる。そして、読取センサ7a、17a及び、温度センサ7b、17bの出力信号は、無線通信により情報管理装置8にリアルタイムに送信・記録される。これにより、所定のIDを有する医薬品5が、冷蔵保管庫7、17内に保管されているか否かの情報と、冷蔵保管庫7、17内の温度履歴情報がリアルタイムに記録可能となっている。
なお、上記において識別素子5aと読取センサ7a、17aとは、保管状態検知手段を構成する。識別素子5aと読取センサ6a、16aとは、運搬状態検知手段を構成する。また、温度センサ6b、16bは、運搬環境検知手段に相当する。また、温度センサ7b、17bは、保管環境検知手段に相当する。本実施例における冷蔵保管庫7、17は、箱型タイプに限定されず、例えば保冷室などの部屋単位もしくはフロア単位とするようにしてもよい。
ここで、識別素子5aは、例えばICタグやRFIDタグ(アクティブ方式及びパッシブ方式の双方を含む)であってもよく、この場合には読取センサ6a、16a、7a、17aはRFIDリーダーであってもよい。また、識別素子5a及び、読取センサ6a、16a、7a、17aは、互いにブルートゥース(登録商標)等の近距離ワイヤレス通信が可能な機器で構成してもよい。また、識別素子5aは、医薬品5のIDが識別可能な磁界や光を発信するデバイスであってもよく、この場合には読取センサ6a、16a、7a、17aは磁気センサや光センサであってもよい。さらに、識別素子5aはアクティブに電磁界や光等の信号を発信するものでなくても良く、例えば、バーコードやQRコード(登録商標)が印刷されたラベル等でもよい。この場合には読取センサ6a、16a、7a、17aはバーコードリーダーやQRコード(登録商標)リーダーであってもよい。
また、前述のように、読取センサ6a、16a、7a、17a及び温度センサ6b、16b、7b、17bには通信機能を付け、情報管理装置8に医薬品5のID及び所在に関する情報と温度履歴情報とをリアルタイムに送信し、情報管理装置8において各情報を受信、記録してもよいが、読取センサ6a、16a、7a、17a及び温度センサ6b、16b、7b、17b自体、保冷コンテナ6、16または冷蔵保管庫7、17に記憶機能を備えて各情報を独立に記録、蓄積するようにしてもよい。
本実施例においては上記の構成により、医薬品5が医薬品メーカー1により製造、保管、出荷(流通業者2より仕入)された後の、医薬品メーカー1から流通業者2までの流通過程、流通業者2における保管過程、流通業者2から医療機関等3までの流通過程、医療機関等3における保管過程において、医薬品5が確実に、保冷コンテナ6、16か冷蔵保管庫7、17に保管され、適切な温度管理がなされていたか否かが確認可能となる。
なお、上記において、医薬品5は、後述のように、より小単位に小分けされたものであってもよく、一枚、一錠または一本(バイアル、アンプル、シリンジ等の場合)等、または小分けされた複数種類の医薬品が複数個セットでパッケージになった形態であってもよい。また、この場合、識別素子5aは、例えば小分けされた医薬品毎あるいは、小分けされたケース毎に取り付けられても良い。
ここで、図1の情報管理装置8には、流通業者2における医薬品5の流通に関する情報を管理するサーバとして基幹サーバ8aと中間サーバ8bが備えられている。基幹サーバ8aは、流通業者2による医療機関等3からの医薬品5の受注から医療機関等3への医薬品5の納品までの処理に関する情報、流通業者2の在庫に関する情報、包装変更やリコールに関する情報、請求処理に関する情報を管理するサーバである。また、医療機関等3からの返品に際する自動補充、払出し請求等に関する情報も管理する。
一方、中間サーバ8bは、流通業者2の基幹サーバ8aから得られる情報である販売情報(販売価格、顧客情報、取引条件等)の他、後述する保冷コンテナサーバ8c、冷蔵保管庫サーバ8dからの情報を管理するサーバである。中間サーバ8bは、保冷コンテナサーバ8c、冷蔵保管庫サーバ8dからの、医薬品5のID、所在または存否(運搬中の位置情報や冷蔵保管庫7における入庫、払出しによる在庫情報も含む)等に関する情報及び温度履歴情報と、本実施例における医薬品5の返品・再販売の処理に関わる情報の処理が行われ、基幹サーバ8aとの間で販売情報等の授受が行われる。
さらに、中間サーバ8bは、医薬品メーカー1に対して、必要に応じて情報提供を行う。例えば、保冷コンテナサーバ8c、冷蔵保管庫サーバ8dからの、医薬品5のID、所在または存否(運搬中の位置情報や冷蔵保管庫7における入庫、払出しによる在庫情報も含む)等に関する情報及び温度履歴情報が中間サーバ8bと医薬品メーカー1との間で共有される。従って、医薬品5の使用の可否判断において医薬品メーカー1による判断、助
言、追加情報等の提供を受けることが可能となる。その結果、使用可否の判断の精度を向上し、判断に要する期間を短縮化することができる。
また、保冷コンテナサーバ8cは、保冷コンテナ6、16からの情報を収集するサーバであって、読取センサ6a、16a及び、温度センサ6b、16bからの出力信号をリアルタイムで受信・記憶する。例えば、本実施例の、流通業者2から医療機関等3までの間の医薬品5の流通経路において、より具体的には、保冷コンテナ16から保冷コンテナサーバ8cに対して、コンテナID、商品識別子ID、時刻情報、位置情報、温度履歴情報が送信される。さらに、衝撃、ネットワーク情報等が送信されるようにしてもよい。これらの情報は、保冷コンテナサーバ8cから流通業者2が保有する中間サーバ8bに送信される。
一方、冷蔵保管庫サーバ8dは、冷蔵保管庫7、17からの情報を収集するサーバであって、読取センサ7a、17a及び、温度センサ7b、17bからの出力信号をリアルタイムで受信・記憶する。例えば、本実施例においては、医療機関等3の冷蔵保管庫17の読取センサ17aから、冷蔵保管庫サーバ8dに対して、保管庫ID、商品識別子ID、時刻情報、位置情報、温度、ネットワーク情報、入庫、消費情報が送信される。そして、冷蔵保管庫サーバ8dから流通業者2が保有する中間サーバ8bには、同様の情報が送信される。
なお、情報管理装置8における各サーバが設置される場所については特に限定されない。例えば、全てのサーバ8a~8dが流通業者2の施設内に設置されてもよいし、図1に示すように、基幹サーバ8a及び中間サーバ8bは流通業者2の施設内に設置され、保冷コンテナサーバ8cは、保冷コンテナ6、16の管理会社の施設内に設置され、冷蔵保管庫サーバ8dは、冷蔵保管庫7、17の管理会社に設置されるようにしてもよい。また、情報管理装置8における各々のサーバは、医療機関等3が使用しているシステム(電子カルテ、オーダリングシステム、レセプト処理システム、電子薬歴、電子お薬手帳等)と同じ回線、もしくは独自回線で接続されてもよいし、その手段はインターネット回線、電話回線で接続されてもよい。また、全てまたは一部のサーバをクラウド上に設置するようにしてもよい。
なお、上記の医薬品管理システムにおいては、医薬品メーカー1と流通業者2、流通業者2と医療機関等3の間の医薬品5の移動時には、保冷コンテナ6、16を用いて医薬品5の温度管理を行うこととしたが、本発明における環境維持運搬手段はこれに限られない。例えば、冷蔵車の冷蔵庫、冷凍車の冷凍庫、保冷専用車両または航空機または船舶の荷台等に直接、医薬品5を収納して運搬しても構わない。しかしながら、この場合には、冷蔵車、冷凍車と、冷蔵保管庫7、17の間の医薬品5の移換え時間、温度を管理し、記録可能としておくことが望ましい。また、医療機関等3が購入し、且つ所有権を持つ医薬品5の流通業者2または医薬品メーカー1への返品、または保険薬局から保険薬局間への医薬品5の移動等における運搬等は、上記の設備やシステムを備える道路運送法や貨物自動車運送事業法に基づく貨物自動車運送事業者が実施することが望ましい。なお、識別素子5aの医薬品5への取付け場所については、医薬品メーカー1の製造工場や保管施設であってもよく、その国については特に限定されない。
図2は、基幹サーバ8aのハードウェア構成を示す概略構成図である。基幹サーバ8aは、図2に示すように、Central Processing Unit(CPU)80a、Random Access Memory(RAM)80b、Hard Disk Drive(HDD)80c、例えばNetwork Interface Card(NIC)80d等のネットワークインターフェース機器を備える。HDD80cにOS(Operating System)やアプリケーションソフトウェアのプログラムが格納されており、CPU80aがこれらのプログラムを実行することで、本明細書で説明する機能が提供
される。なお、基幹サーバ8aは1台のコンピュータによって構成される必要はなく、複数台のコンピュータがネットワークを介して連携することで基幹サーバ8aが実現されてもよい。中間サーバ8b、保冷コンテナサーバ8c、冷蔵保管庫サーバ8dも基本的には同様のハードウェア構成を有する。後述する管理サーバ43a、53aについても同様である。
次に、医療機関等3において、医薬品5の一例であるワクチン45が患者4に投与される場合について考える。医療機関等3においては、適切な量、品質、種類のワクチンを在庫として確保し、適切な時期に適切な量、品質、種類のワクチンを患者4へ投与する必要がある。
これに対し本実施例では、図3に示すように、医療機関等3において、患者単位で予防接種トレイ46を準備し、この予防接種トレイ46に、患者49に投与すべきワクチン45が収納する。そして、ワクチン45には個々のワクチン45を識別するための識別素子45aが取り付けられ、予防接種トレイ46には個々の予防接種トレイ46を識別するための識別素子46aが取り付けられている。また、患者49には識別素子48aが取り付けられた患者カード48が提供され、患者49が例えば、首に患者カード48を掛けることで、患者49の識別が可能となっている。ここで識別素子45aは第一の識別子に相当する。また、識別素子46aは第二の識別子に相当する。また、識別素子48aは第三の識別子に相当する。
そして、接種前チェックとして、識別手段の一例であるハンディターミナル型の読取センサ46bを用いて、ワクチン45の識別素子45a、予防接種トレイ46の識別素子46a、患者カード48の識別素子48aとを検出し、これらの内容情報を組み合わせとして、医療機関等3に設置された管理サーバ43aのHDDに記憶させる。これにより、特定の患者49にいずれの時期に、いずれのワクチンが投与されたかの患者別ワクチン投与データを記録することが可能となっている。なお、管理サーバ43aのHDDには、患者名、投与予定ワクチン、投与時期を関連付けて記憶したワクチン投与予定テーブルが記憶されており、患者別ワクチン投与データと、ワクチン投与予定テーブルとを比較することで、患者49に対して適切にワクチン投与がされているか否かを判定することが可能となっている。図4には、ワクチン投与予定テーブルの例を示す。
次に、図5及び図6に記載したフローチャートを用いて、本発明に係る医薬品管理の処理について説明する。本発明に係る管理が実行されると、先ず、S101において、ワクチン投与時期が到来したかどうかが患者49によって判断される。より具体的には患者49である小児の保護者が例えば母子手帳等によって確認してもよいし、上述のワクチン投与予定テーブルのデータに基づいて医療機関等3がワクチン投与時期の到来を判断し、患者49の保護者に連絡してもよい。ここで、ワクチン投与時期が到来していないと判定された場合には、S101の前に戻ることで、S101の処理が繰り返して実行される。一方、ワクチン投与時期が到来していると判定された場合には、S102に進む。
S102においては、医療機関等3に患者49が来院する。そして、S103において、患者49の確認が行われる。より具体的には、氏名、年齢、性別、過去の投与履歴、基礎疾患、アレルギー、来院時の体温等の体調等が確認される。さらに、S104において、患者49に患者カード48が貸与される。患者カード48は、患者49の首から掛けることで患者49が患者カード48を身に着けることが可能となっている。また、前述のように、この患者カード48には患者IDが記録された識別素子48aが搭載されており、これにより患者49に患者ID48が付与された状態となる。
S101においてワクチン投与時期が到来したと判定された場合には、S102の処理
と並行して、S105の処理が実行される。S105においては、冷蔵保管庫47が開錠される。その際、作業者IDが冷蔵保管庫47の入力装置から入力され、開錠されたことが読取センサ47aで読み取られることで、作業者IDと開錠日時が冷蔵保管庫サーバ8dに送信される。その際、作業者ID及び開錠日時は医療機関等3の管理サーバ43aにも送信されてもよい。
次に、S106において、冷蔵保管庫17から今回投与されるワクチン45が取り出される。その際、ワクチン45に取り付けられた識別素子45aのIDが読取センサ17aにより読み取られ冷蔵保管庫サーバ8dに送信される。ここでも、その際、識別素子45aのIDが医療機関等3の管理サーバ43aにも送信されてもよい。そして、S107において、取り出されたワクチン45は収納手段の一例である予防接種トレイ46に収納される。
次に、S108においては、ハンディターミナル型の読取センサ46bによって患者カード48の識別素子48aの内容が読み取られる。また、予防接種トレイ46の識別素子46aの内容と、ワクチン45の識別素子45aの内容が読み取られる。これにより、患者49の患者IDと、患者49のために使用される予防接種トレイ46と、患者49に投与されるワクチン45とが関係づけられて、医療機関等3の管理サーバ43aのHDDに記憶される。そして、S108の処理が終了するとS109に進む。ここで、管理サーバ43aのHDDは記憶手段を構成する。
S109においては、読み取られた患者IDに係る患者49と、読み取られたトレイIDに係る予防接種トレイ46、読み取られた医薬品IDに係るワクチン45の関係が、S103において得た問診票による患者49の情報及び、患者49に対して予め作成された使用計画の一例としてのワクチン投与予定テーブルに記載された内容と整合しているか否かが判定される。ここで、ハンディターミナル型の読取センサ46bで読み込まれた内容が患者49の情報及びワクチン投与予定テーブルの内容と整合すると判定された場合には、S110に進む。一方、読み込まれた内容がワクチン投与予定テーブルの内容と整合しないと判定された場合には、S111に進む。また、読取センサ46bは、据え置き型やゲート型の様態としてもよい。
S111においては、冷蔵保管庫17が再度開錠され、S112において予防接種トレイ46に収納されているワクチン45が冷蔵保管庫17に再格納される。そして、S105~S109の処理が再度実行される。そして、S109において、ハンディターミナル型の読取センサ46bで読み取られた内容が患者49の情報及びワクチン投与予定テーブルの内容と整合すると判定されるまで、S105~S119、S111、S112の処理が繰り返し実行される。また、読取センサ46bは、据え置き型やゲート型の様態としてもよい。
S110においては、患者49にワクチン45が投与される。そして、S113においては、患者49へワクチン45が投与された情報と日付について、管理サーバ43aにデータが転送されワクチン投与予定テーブルにデータが格納される。そして、S114において、ワクチン投与予定テーブルの内容に従って、管理サーバ43aによって次回以降のワクチン45の投与スケジュール表が発行される。この際の管理サーバ43aは計画作成手段に相当する。これは患者49である小児の保護者に手渡される。そして、S115では、管理サーバ43aにおいて、ワクチン投与予定テーブルとは別に設けられた来院予約システムに次回来院の予定が登録される。ここで、管理サーバ43aは計画作成手段を構成する。
S110において患者へのワクチン45の投与が完了した後には、S113の処理と並
行して、S120の処理が実行される。S120では、流通業者2の中間サーバ8bにおいて、冷蔵保管庫17における在庫設定数が発注点以上か否かが判定される。ここで、冷蔵保管庫17における在庫設定数が発注点以上であれば、本ルーチンはそのまま一旦終了する。
一方、冷蔵保管庫17における在庫数が発注点未満である場合には、S121に進む。S121においては、冷蔵保管庫17に対して在庫すべきワクチン45が出荷される。その際、出荷されるワクチン45の製品名、規格容量、使用期限、保管環境と識別子IDとの関連付けがなされる。S121が終了するとS122に進む。S122においては、流通業者2における倉庫内のワクチン45の在庫設定数が発注点以上か否かが判定される。ここで流通業者2の倉庫におけるワクチン45の在庫設定数が発注点以上である場合には、本ルーチンを一旦、終了する。一方、倉庫内のワクチン45の在庫設定数が発注点未満である場合には、S123に進み、医薬品メーカー1にワクチン45が発注される。また、S121において冷蔵保管庫17に対してワクチン55が出荷された後には、S122の処理と並行してS124において冷蔵保管庫17へのワクチン45の納品が行われる。このS124の処理が終了すると本ルーチンが一旦終了する。
なお、上記のフローチャートのS109において、読み取られた医薬品IDから、ワクチン45の使用期限及び、冷蔵保管庫47に格納される前の温度履歴からワクチン45の使用可否を判断してもよい。ここで、ワクチン45が使用不可と判定された場合には、当該ワクチン45は廃棄されるとともに、S105の処理に戻る。この場合の管理サーバ43aは、使用可否判定手段に相当する。
以上、説明したように、本実施例においては、医療機関等3において、ワクチン投与予定テーブルに基づいて、患者49に、そのタイミングにおいて投与されるべきワクチン45を、確実に投与することが可能となる。また、同時に、ワクチン45の種類、量、使用可否を判定することができる。これにより、ワクチン45の誤投与や期限切れ、品質逸脱投与を、より確実に防止することが可能となる。なお、本実施例において、医薬品管理システム10は、保冷コンテナ6、16、冷蔵保管庫7、17(47)、情報管理装置8、管理サーバ43a、予防接種トレイ46、ハンディターミナル型の読取センサ46b、患者カード48を含んで構成される。しかしながら、本発明は、保冷コンテナ6、16、冷蔵保管庫7において医薬品の温度管理を行わないシステムに適用することも可能である。すなわち、医療機関等3の冷蔵保管庫47に医薬品45が格納されるまでに使用されるシステム構成については必須ではない。また、読取センサ46bは、据え置き型やゲート型の様態としてもよい。なお、図7には、本実施例にかかる医薬品管理システム10の機能ブロック図の例を示す。
〔実施例2〕
次に、本発明の実施例2について説明する。本実施例においては、本発明を比較的大規模な医療機関等における麻酔薬の管理に適用した例について説明する。図8には、本実施例における医薬品管理について示す。本実施例における医薬品5の例である麻酔薬55は、冷蔵保存の必要がないことを前提としている。この場合には、必ずしも冷蔵保管庫17は必要なく、あるいは、冷蔵保管庫17の電源はOFFされていてもよく、医療機関等3における麻酔薬55は定数棚57に保管されている。この定数棚57には、読取センサ57aが備えられ、定数棚57からの麻酔薬55の取り出し及び格納について読取可能となっている。
そして本実施例では、手術の事前準備として、定数棚57から手術に使用される麻酔薬55が取り出される。そして、麻酔薬55が予めセット化されて収納手段としての麻酔トレイ56に収納される。この麻酔トレイ56は、手術の種類に応じて複数種類準備される
。すなわち、手術の種類に応じたパターンでセット化された麻酔薬55が各手術用の麻酔トレイ56に収納されている。そして、各種類について各々複数枚の麻酔トレイ56が作製され、トレイ棚(不図示)に並べて格納されている。
セット化された麻酔薬55を含めて作製された麻酔トレイ56は、作製完了時に、識別手段としてのハンディターミナル型の読取センサ56bで読み取られる。これにより、各麻酔薬55に取り付けられた識別素子55aと麻酔トレイ56に取り付けられた識別素子56aの内容が読み取られ、管理サーバ53aに送信される。管理サーバ53aでは、読み取った結果が、予め作成され記憶装置としてのHDDに記憶された麻酔薬セットテーブルの内容と整合しているか否かを判定する。また、読取センサ56bは、据え置き型やゲート型の様態としてもよい。
より具体的には、各麻酔トレイ56のIDと、収納されている麻酔薬のIDの組合せが予定の組合せになっているかの他、各麻酔薬55の医薬品名、規格容量、ロット期限、数量についても確認される。そして、読み取った結果が、麻酔薬セットテーブルの内容と整合している場合には、トレイ棚に格納される。また、その際、麻酔薬セットテーブルのデータより、麻酔薬の期限切れについても確認され、期限の切れた麻酔薬が混入していた場合には、その旨が報知される。この場合の管理サーバ53aは使用可否判定手段として機能する。図9には、麻酔薬セットテーブルの例を示す。ここで、麻酔薬セットテーブルの情報は、収納医薬品情報に相当する。また、この場合の管理サーバ53aは、誤収納検出手段として機能する。
そして、医療機関等3において手術が行われる際には、行われる手術に応じた種類の麻酔トレイ56が選択され、手術室に運ばれる。この際、手術の種類に応じて、使用する麻酔薬55の組み合わせが決定されるので、実際に手術で使用される麻酔薬55の組み合わせを含む麻酔トレイ56が選択される。そして、麻酔トレイ56に格納された麻酔薬55のうち、必要な種類と量の麻酔薬55が手術において使用され、使用されずに残った麻酔薬55が格納された状態の麻酔トレイ56が手術室から返却される。返却された麻酔トレイ56と、残った麻酔薬55は、再度、ハンディターミナル型の読取りセンサ56bによってスキャンされる。そして、麻酔トレイ56の識別素子56a及び、残った麻酔薬55の識別素子55aの内容が読み取られ、その内容は、管理サーバ53aに送信され、HDDに記憶された麻酔薬セットテーブルの内容が参照されることで、手術において使用された麻酔薬55が特定される。この場合の管理サーバ53aは、使用医薬品検出手段を構成する。また、読取センサ56bは、据え置き型やゲート型の様態としてもよい。
そして、ここで特定された、手術において使用された麻酔薬55の内容が判定される。より具体的には、手術毎に、麻酔薬55が使用された否かが、医薬品名、規格容量、ロット期限、数量等の情報と麻酔薬セットテーブルの内容により確認される。そして、使用済の麻酔トレイ56について、使用された麻酔薬55を定数棚57から補充し、手術前の状態に戻した後、麻酔トレイ56はトレイ棚に格納される。また、その際、管理サーバ53aにより、手術単位の使用麻酔薬リストが作成され、電子メール等により発注、在庫、請求等に関わる必要部署に送信される。例えば、管理サーバ53aにより、流通業者2や、保険薬局に対して、定数棚57から麻酔トレイ56に補充すべき麻酔薬55の情報が送信される。そして、流通業者2や保険薬局により、定数棚57に対して麻酔薬55が自動的に補充される。その際の補充すべき麻酔薬55の情報は、医薬品の補充のための情報であり、その際の管理サーバ53aは補充情報作成手段として機能する。
なお、本実施例の医薬品の管理における流通業者2の機能の例としては、図10に示すようなものが考えられる。流通業者2は自社内に、物流センター2a、保険薬局2b、コールセンター2cを有している。そして、医薬品メーカー1から流通業者2の物流センタ
ー2aに、麻酔薬55が納品される。物流センター2aにおいては従来どおり、医療機関等3に対して麻酔薬55を払い出す。あるいは、医療機関等3において余剰となり再使用可能な麻酔薬55を回収する。また、物流センター2aは自社内の保険薬局2bにも麻酔薬55を供給する。
保険薬局2bにおいては、物流センター2aから供給された麻酔薬55を開梱し、各手術に必要な麻酔薬55をセット化して麻酔トレイ56に収納した上で、医療機関等3に払い出す。また、医療機関等3において余剰となり再使用可能な麻酔薬55のセットを回収する。医療機関等3の薬剤部3aでは、前述のように、各麻酔トレイ56に収納された麻酔薬55の内容をハンディターミナル型の読取センサ56bにより確認した上で、手術室3bに払い出す。また、手術において使用後の麻酔トレイ56を回収する。また、薬剤部3aにおいて管理サーバ53aを用いて、各麻酔薬55の使用期限の管理や、手術後の使用麻酔薬55の確認及び補充すべき麻酔薬55の決定を行う。また、読取センサ56bは、据え置き型やゲート型の様態としてもよい。
上記に加えて、流通業者2のコールセンター2cが、医療機関等3に対して、在庫数の一元管理、データ分析によるコンサルテーション、病院間の業務の平準化提案等のサービスを提供するようにしてもよい。
以上のように、本実施例においては、手術に用いられる麻酔薬をセット化して管理する場合に、麻酔薬セットテーブルに従い、誤りのないように麻酔薬のセットを作製することが可能となる。また、手術で用いられた麻酔薬の検出、補充、発注処理までを自動的に、より正確に行うことが可能となる。なお、本実施例において、医薬品管理システムは、保冷コンテナ6、16、冷蔵保管庫7、定数棚57、情報管理装置8、管理サーバ53a、麻酔トレイ56、ハンディターミナル型の読取りセンサ56bを含んで構成される。しかしながら、本発明は、保冷コンテナ6、16、冷蔵保管庫7において医薬品の温度管理を行わないシステムに適用することも可能である。すなわち、医療機関等3の定数棚57に医薬品55が格納されるまでに使用されるシステム構成については必須ではない。また、読取センサ56bは、据え置き型やゲート型の様態としてもよい。図11には、本実施例にかかる医薬品管理システム20の機能ブロック図を示す。
また、本明細書の説明においては、ワクチン、麻酔薬という医薬品を前提で説明を行ったが、本発明が適用される対象は、ワクチン、麻酔薬以外の医薬品、医療材料、医療機器、検査試薬等に適用されてもよい。
1・・・医薬品メーカー
2・・・流通業者
3・・・医療機関等
4・・・患者
5、45、55・・・医薬品
5a、45a、46a、55a、56a・・・識別素子
6、16・・・保冷コンテナ
6a、16a・・・読取センサ
6b、16b・・・温度センサ
7、17、47・・・冷蔵保管庫
7a、17a、47a・・・読取センサ
7b、17b、47b・・・温度センサ
8・・・情報管理装置
8a・・・基幹サーバ
8b・・・中間サーバ
8c・・・保冷コンテナサーバ
8d・・・冷蔵保管庫サーバ
10、20・・・医薬品管理システム
43a、53a・・・管理サーバ
46・・・予防接種トレイ
46b、56b・・・ハンディターミナル型の読取りセンサ
56・・・麻酔薬トレイ
80a・・・CPU
80b・・・RAM
80c・・・HDD
80d・・・NIC

Claims (18)

  1. 手術の種類に応じたパターンでセット化された複数の麻酔薬を一時的に収納する麻酔トレイと、
    前記複数の麻酔薬の各々に施された第一の識別子と、
    前記麻酔トレイに施された第二の識別子と、
    前記第一の識別子により前記複数の麻酔薬を識別するとともに前記第二の識別子により前記麻酔トレイを識別する識別手段と、
    前記識別手段により識別された、前記複数の麻酔薬と該麻酔薬が収納された前記麻酔トレイと、を関連付けて記憶する記憶手段と、
    を備えることを特徴とする、医薬品管理システム。
  2. 前記複数の麻酔薬が使用された患者に付与される第三の識別子をさらに備え、
    前記識別手段は、前記第三の識別子により前記患者を識別し、
    前記記憶手段は、前記識別手段により識別された、前記複数の麻酔薬と該麻酔薬が収納された前記麻酔トレイと該麻酔薬が使用された患者と、を関連付けて記憶することを特徴とする、請求項1に記載の医薬品管理システム。
  3. 前記記憶手段により記憶された、前記識別手段により識別された、前記複数の麻酔薬と該麻酔薬が使用された患者との関連に基づいて、前記患者への麻酔薬の使用計画を作成する計画作成手段をさらに備えることを特徴とする、請求項2に記載の医薬品管理システム。
  4. 前記識別手段により、前記麻酔薬の使用前後における前記麻酔トレイと、該麻酔トレイに収納された麻酔薬とを識別することで、前記麻酔トレイに収納された前記麻酔薬のうち使用された麻酔薬を検出する使用医薬品検出手段をさらに備えることを特徴とする、請求項1から3のいずれか一項に記載の医薬品管理システム。
  5. 前記使用医薬品検出手段によって検出された内容に基づいて、
    前記使用された麻酔薬の補充のための情報を作成する補充情報作成手段をさらに備えることを特徴とする、請求項4に記載の医薬品管理システム。
  6. 前記記憶手段は、前記麻酔トレイに収納されるべき麻酔薬の組み合わせの情報である収納医薬品情報を記憶し、
    前記麻酔トレイに収納された麻酔薬と、前記収納医薬品情報との差を検出する、誤収納検出手段をさらに備えることを特徴とする、請求項1から5のいずれか一項に記載の医薬品管理システム。
  7. 前記麻酔トレイに収納された麻酔薬の使用期限および/または保管状態に基づいて、前記麻酔薬が使用可能か否かを判定する使用可否判定手段をさらに備えることを特徴とする、請求項1から6のいずれか一項に記載の医薬品管理システム。
  8. 前記麻酔薬を該麻酔薬に応じた環境条件を維持しつつ保管する環境維持保管手段と、
    前記環境維持保管手段における前記環境条件に関する情報を取得する保管環境検知手段と、
    前記麻酔薬が前記環境維持保管手段によって保管されていることを検知する保管状態検知手段と、をさらに備え、
    前記使用可否判定手段は、前記保管環境検知手段及び前記保管状態検知手段による検知情報に基づいて、前記麻酔薬が使用可能か否かを判定することを特徴とする、請求項7に記載の医薬品管理システム。
  9. 前記麻酔薬を該麻酔薬に応じた環境条件を維持しつつ運搬することが可能な環境維持運搬手段と
    前記環境維持運搬手段における前記環境条件に関する情報を取得する運搬環境検知手段と、
    前記麻酔薬が前記環境維持運搬手段によって運搬されていることを検知する運搬状態検知手段と、
    をさらに備え、
    前記使用可否判定手段は、前記保管環境検知手段、前記運搬環境検知手段、前記保管状態検知手段及び、前記運搬状態検知手段による検知情報に基づいて、前記麻酔薬が使用可能か否かを判定することを特徴とする、請求項8に記載の医薬品管理システム。
  10. 手術の種類に応じたパターンでセット化された複数の麻酔薬を一時的に収納する麻酔トレイと、
    前記複数の麻酔薬の各々に施された第一の識別子と、
    前記麻酔トレイに施された第二の識別子と、
    前記第一の識別子により前記複数の麻酔薬を識別するとともに前記第二の識別子により前記麻酔トレイを識別する識別手段と、を有し、
    前記識別手段により識別された、前記複数の麻酔薬と該麻酔薬が収納された前記麻酔トレイと、を関連付けて管理することを特徴とする、医薬品管理方法。
  11. 前記複数の麻酔薬が使用された患者に付与される第三の識別子をさらに備え、
    前記識別手段は、前記第三の識別子により前記患者を識別し、
    前記識別手段により識別された、前記複数の麻酔薬と該麻酔薬が使用された患者と、を関連付けて管理することを特徴とする、請求項10に記載の医薬品管理方法。
  12. 前記識別手段により識別された、前記複数の麻酔薬と該麻酔薬が使用された患者との関連に基づいて、前記患者への麻酔薬の使用計画を作成することを特徴とする、請求項11に記載の医薬品管理方法。
  13. 前記識別手段により、前記麻酔薬の使用前後における前記麻酔トレイと、該麻酔トレイに収納された麻酔薬とを識別することで、前記麻酔トレイに収納された前記麻酔薬のうち
    使用された麻酔薬を管理することを特徴とする、請求項10から12のいずれか一項に記載の医薬品管理方法。
  14. 前記識別手段により、前記麻酔薬の使用前後における前記麻酔トレイと、該麻酔トレイに収納された麻酔薬とを識別することで、前記麻酔トレイに収納された前記麻酔薬のうち使用された麻酔薬を検出し、検出された内容に基づいて、前記使用された麻酔薬の補充のための情報を作成することを特徴とする、請求項10から13のいずれか一項に記載の医薬品管理方法。
  15. 前記麻酔トレイに収納されるべき麻酔薬の組み合わせの情報である収納医薬品情報を記憶しておき、
    前記麻酔トレイに収納された麻酔薬と、前記収納医薬品情報との差を検出することで、誤収納を検出することを特徴とする、請求項10から14のいずれか一項に記載の医薬品管理方法。
  16. 前記麻酔トレイに収納された麻酔薬の使用期限および/または保管状態に基づいて、前記麻酔薬が使用可能か否かを判定することを特徴とする、請求項10から15のいずれか一項に記載の医薬品管理方法。
  17. 前記麻酔薬を該麻酔薬に応じた環境条件を維持しつつ保管する環境維持保管手段と、
    前記環境維持保管手段における前記環境条件に関する情報を取得する保管環境検知手段と、
    前記麻酔薬が前記環境維持保管手段によって保管されていることを検知する保管状態検知手段と、をさらに有し、
    前記保管環境検知手段及び前記保管状態検知手段による検知情報に基づいて、前記麻酔薬が使用可能か否かを判定することを特徴とする、請求項16に記載の医薬品管理方法。
  18. 前記麻酔薬を該麻酔薬に応じた環境条件を維持しつつ運搬することが可能な環境維持運搬手段と
    前記環境維持運搬手段における前記環境条件に関する情報を取得する運搬環境検知手段と、
    前記麻酔薬が前記環境維持運搬手段によって運搬されていることを検知する運搬状態検知手段と、をさらに有し、
    前記保管環境検知手段、前記運搬環境検知手段、前記保管状態検知手段及び、前記運搬状態検知手段による検知情報に基づいて、前記麻酔薬が使用可能か否かを判定することを特徴とする、請求項17に記載の医薬品管理方法。
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