JP2001325471A - アーティスト支援方法、アーティスト支援システム、アーティスト支援装置、クライアント装置、著作物データ記録装置並びに記録媒体 - Google Patents

アーティスト支援方法、アーティスト支援システム、アーティスト支援装置、クライアント装置、著作物データ記録装置並びに記録媒体

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JP2001325471A
JP2001325471A JP2000140633A JP2000140633A JP2001325471A JP 2001325471 A JP2001325471 A JP 2001325471A JP 2000140633 A JP2000140633 A JP 2000140633A JP 2000140633 A JP2000140633 A JP 2000140633A JP 2001325471 A JP2001325471 A JP 2001325471A
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JP
Japan
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artist
funding
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recorded
recording medium
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Application number
JP2000140633A
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English (en)
Inventor
Sachio Kurose
左千夫 黒瀬
Hideaki Matsuda
秀明 松田
Haruki Morikawa
治樹 森川
Takashi Endo
崇 遠藤
Shoichi Ueishi
晶一 上石
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tohoku Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Tohoku Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 才能あるアーティストによる活動資金の収集
を支援することである。 【解決手段】 まず、資金提供を希望するミュージシャ
ン1が登録手続きを行い()、そのミュージシャンの
楽曲等をミュージシャン支援サイトにアップロードす
る。視聴者2は、このサイトを閲覧することで、その楽
曲を試聴することができる()。そして、気に入った
ミュージシャンが見つかり資金提供する視聴者は、投資
申込手続きを行い()、所定の投資額を上記サイトを
運営する支援業者3に支払う()。この支援業者は、
上記視聴者に投資証明書を発行するとともに()、投
資額の一部を上記ミュージシャンに活動資金として提供
する()。活動資金を得たミュージシャンは、その活
動資金をライブ会場の使用料等に使用して音楽活動を行
う。そして、この音楽活動により得られた利益は、上記
支援業者に支払われ()、その利益の一部は、上記投
資を行った視聴者に配当金として支払われる()。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、音楽、写真、絵画
やイラストやコンピュータグラフィックス等の静止画、
映画やドラマ等の動画、大道芸やお笑い等の芸、詩や俳
句や小説等の文章などの著作物を製作、実演等するアー
ティストによる活動資金の収集を支援するのに好適なア
ーティスト支援方法、アーティスト支援システム、該シ
ステムを構成するアーティスト支援装置、クライアント
装置及び著作物データ記録装置、並びに該アーティスト
支援装置及び該クライアント装置を構成するコンピュー
タを機能させるためのプログラムを記録したコンピュー
タ読取可能な記録媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】音楽等の著作物を製作、実演等の活動を
行っているアーティストは、数多く存在するが、その活
動を行うに際しては様々な費用がかかる。プロのアーテ
ィストに関しては、支援する企業によるプロデュースや
資金提供家による活動資金の提供により活動を行った
り、また過去に製作、実演等したときの収入金等を基に
活動を行ったりして活動を継続することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、アマチュアの
アーティストに関しては、支援してくれる企業や資金提
供家が存在せず、また過去に製作、実演等したときの収
入金等も無いか、あっても非常に少ないため、その活動
資金を集めるのが困難である。また、ミュージシャン等
のアーティストにおいては、プロデュースを行う企業に
よるオーディションを受けることにより、活動資金の心
配をしなくても芸能界等で活躍するチャンスを得ること
ができる。しかし、このようなオーディションは、従
来、その分野の専門家により評価されるものであったた
め、そのミュージシャン等を実際に支持するファンによ
る評価を行うものはなかった。そのため、本当にファン
の支持を受けることができる才能あるミュージシャン等
を発掘できないこともあった。
【0004】このように、アーティストは活動資金を集
めるのが困難であるため、最終的に活動を継続して行う
ことができなくなり、才能あるアーティストが文化・芸
術等の世界で活躍できない場合がある。また、プロのア
ーティストであっても、活動を継続しても収益が上がら
ず、活動資金を収集できない者も多く、文化・芸術等の
世界で活躍できない場合もある。
【0005】例えば、アマチュアのミュージシャンを例
に挙げれば、自主制作した楽曲を一般の人や支援してく
れそうな企業や資金提供家の人に聴いてもらうために
は、その楽曲を演奏して録音する必要がある。演奏した
楽曲を高品質な音で録音するために、専用のレコーディ
ングスタジオを借りてそこで録音・編集する場合には、
レコーディングスタジオを借りる費用が必要になる。ま
た、録音した楽曲をコンパクトディスク(CD)等の記
録メディアに記録し、該CD等を自主的に配布、販売す
る場合には、その記録作業、CD等へのタイトル等の印
刷作業、CD等のジャケットの製作作業などを行う必要
がある。このCD製作にあたって、プロ並の本格的な録
音・編集を行うためには数百万円単位の費用がかかり、
アマチュア向けのCD製作であっても、最低30万円程
度の費用が必要になってくる。
【0006】尚、現在、アマチュアミュージシャンや無
名のプロミュージシャンの中には、自主制作した楽曲や
使い古した楽器等をインターネット上に公開して、その
楽曲を一般の人に聞いてもらったり、その中古楽器を売
って活動資金を集めたりするような活動も行っている者
もいるが、その宣伝効果によるライブチケット等の売上
や中古楽器等の売上から活動資金を出すようなことはで
きても、やはり活動資金を集めるのは困難である。ま
た、インターネット上で、ある無名ミュージシャンが出
すCDの購入希望視聴者が1000人を超えたらCDを
出すという企画を行っているところもあるが、これは、
CDを出したときでも損が出ないようにCDを出す前に
先行予約をとるというものである。したがって、アーテ
ィストに活動資金が提供されるものではないため、アー
ティストが活動するための資金を集めるためのものでは
ない。
【0007】本発明は、以上の背景に鑑みなされたもの
であり、その目的とするところは、才能あるアーティス
トによる活動資金の収集を支援するのに好適なアーティ
スト支援方法、アーティスト支援システム、アーティス
ト支援装置、クライアント装置、著作物データ記録装置
並びに記録媒体を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、アーティストによる活動資金の
収集を支援するアーティスト支援方法であって、アーテ
ィストに関するアーティスト情報を記録した情報記録媒
体を備えたコンピュータに、該アーティスト情報の視聴
を希望する旨の視聴要求を出力するA工程、該A工程で
出力された視聴要求を入力するB工程、該B工程で入力
された視聴要求に応じて、該情報記録媒体に記録された
該視聴要求の対象である対象アーティスト情報を出力す
るC工程、該C工程で出力された対象アーティスト情報
を入力するD工程、該D工程で入力された対象アーティ
スト情報を、該視聴要求をした者に提供するE工程、該
情報記録媒体に記録されたアーティスト情報のアーティ
ストに対する活動資金の提供をする旨の資金提供申込を
出力するF工程、該F工程で出力された資金提供申込を
入力するG工程、を有することを特徴とするものであ
る。このアーティスト支援方法においては、ライブや展
示会等での著作物の発表、市街地の路上での実演、イン
ターネットのホームページ等での発表などにより、才能
あるアーティストの著作物を視聴した視聴者が、上記A
工程において、そのアーティストのアーティスト情報の
視聴を希望する旨の視聴要求を出力する。このアーティ
スト情報は、アーティストの名前やプロフィール、該ア
ーティストの著作物などである。このようにして出力さ
れた視聴要求は、上記B工程において、その視聴要求の
対象のアーティスト情報を記録した情報記録媒体を備え
たコンピュータに入力される。上記視聴要求が入力され
たコンピュータは、上記C工程において、その視聴要求
に応じて、対象のアーティスト情報を、該視聴要求を発
した視聴者に対して出力する。このアーティスト情報
は、インターネット等のネットワークを介して、上記視
聴者がもつパソコン等に出力したり、又は、該著作物デ
ータを記録可能であって持ち運び可能なCD、MD、ビ
デオテープ、MO、DVD等のリムーバル記録メディア
に出力したりすることができる。リムーバル記録メディ
アに出力した場合には、その記録メディアを郵送した
り、上記視聴者が指定したコンビニエンスストアーやC
D販売店等の店舗などで受け取ったりすることで、視聴
者に届けられる。このように視聴者に受け渡されたアー
ティスト情報は、上記D工程において、そのアーティス
ト情報が音声や音楽等の耳で聴くものであれば、その情
報を再生することができるパソコンや音響機器等に、そ
のアーティスト情報が文字や写真等の目で見るものであ
れば、パソコン、ビデオデッキ、DVDプレーヤー等に
入力される。そして、上記E工程において、これらの機
器を再生することで、そのアーティスト情報が視聴者に
提供される。このようにして情報を視聴した結果、その
視聴者がそのアーティストに活動資金を資金提供しよう
と決めた場合、該視聴者は、上記F工程において、アー
ティストへの資金提供を希望する旨の資金提供申込を出
力する。このようにして出力された資金提供申込は、上
記G工程において、上記コンピュータ又は資金提供申込
の受付機関として機能する他のコンピュータに入力され
る。例えば、上記G工程で入力された資金提供申込を、
対象アーティストに直接知らせ又は資金受渡しの仲介業
者等に知らせて間接的に手助けをしたり、あるいは該資
金提供申込に基づいて現在種々提案されているインター
ネット上における電子決済方法を用いて上記視聴者と対
象アーティストとの間の資金受渡しの仲介を行い、直接
的に手助けしたりすることができる。尚、この資金提供
は、特定のアーティストに資金を提供するものだけでな
く、不特定のアーティストに資金を提供するものも含
む。以上のようにして資金提供申込を受けることによ
り、その資金提供申込を行った視聴者からアーティスト
への資金の受渡しを手助けすることができる。また、請
求項2の発明は、請求項1のアーティスト支援方法にお
いて、上記アーティストが実演又は製作した著作物を、
著作物データとして記録媒体に記録手段により記録する
H工程、該記録手段により記録された著作物データを出
力するI工程、該I工程で出力された著作物データを、
上記コンピュータに入力するJ工程、該J工程で入力さ
れた著作物データを、情報記録媒体に記録するK工程、
を有することを特徴とするものである。このアーティス
ト支援方法においては、アーティストの活動場所で実演
した著作物、あるいは別の場所で製作した著作物を、上
記H工程において、電子データ化してその電子データ化
された著作物データを記録媒体に記録する。この記録媒
体としては、通常固定して使用されるハードディスク
や、持ち運び可能なCD、MD、ビデオテープ、MO、
DVD等のリムーバル記録メディアを利用することがで
きる。そして、このようにして記録媒体に記録された著
作物データは、上記I工程において、例えば、インター
ネット等のネットワークを介して転送したり、又は、該
著作物データを記録したリムーバル記録メディアを郵送
等したり、上記視聴者が指定した店舗などで受け取った
りすることで、上記コンピュータに対して出力すること
ができる。このようにして出力された著作物データは、
上記J工程において、上記コンピュータに入力される。
そして、上記コンピュータに入力された著作物データに
基づく著作物は、上記K工程において、該コンピュータ
がもつ上記情報記録媒体に記録される。このようにし
て、上記情報記録媒体に記録された著作物データは、上
記B工程で入力される視聴要求に応じて、上記C工程に
より、アーティスト情報として出力される。また、請求
項3の発明は、アーティストによる活動資金の収集を支
援するためのアーティスト支援方法であって、アーティ
ストに関するアーティスト情報を記録した情報記録媒体
を備えたコンピュータに、該アーティスト情報の視聴を
希望する旨の視聴要求を入力するB工程、該B工程で入
力された視聴要求に応じて、該情報記録媒体に記録され
た該視聴要求の対象である対象アーティスト情報を出力
するC工程、該情報記録媒体に記録されたアーティスト
情報のアーティストに対する活動資金の提供をする旨の
資金提供申込を入力するG工程、を有することを特徴と
するものである。このアーティスト支援方法において
は、請求項1のアーティスト支援方法におけるB工程、
C工程、及びG工程を行い、請求項1のアーティスト支
援方法を実行する装置のうち、これらB工程、C工程、
及びG工程を実行する装置により実行される。また、請
求項4の発明は、アーティストによる活動資金の収集を
支援するアーティスト支援システムであって、アーティ
ストに関するアーティスト情報の視聴を希望する旨の視
聴要求を出力する視聴要求出力手段と、該視聴要求を受
け取る視聴要求受取手段と、該視聴要求に応じて、アー
ティストに関するアーティスト情報を記録した情報記録
媒体に記録された該視聴要求の対象である対象アーティ
スト情報を出力する情報出力手段と、該対象アーティス
ト情報を受け取る情報受取手段と、該情報受取手段によ
り受け取った対象アーティスト情報を、該視聴要求をし
た者に提供する情報提供手段と、該情報記録媒体に記録
されたアーティスト情報のアーティストに対する活動資
金の提供をする旨の資金提供申込を出力する資金提供申
込出力手段と、該資金提供申込を受け取る資金提供申込
受取手段とを有することを特徴とするものである。この
アーティスト支援システムにおいては、当該システムを
構成する各手段により、請求項1のアーティスト支援方
法のA工程〜G工程と同様の処理を実行することができ
る。また、請求項5の発明は、請求項4のアーティスト
支援システムにおいて、上記アーティストが実演又は製
作した著作物を、著作物データとして記録媒体に記録す
る記録手段と、該記録手段により記録された著作物デー
タを出力する著作物データ出力手段と、該著作物データ
出力手段により出力された著作物データを受け取る著作
物データ受取手段と、該著作物データ受取手段により受
け取った著作物データを、上記情報記録媒体に記録する
著作物データ記録手段とを有することを特徴とするもの
である。このアーティスト支援システムにおいては、当
該システムで付加された各手段が請求項2のアーティス
ト支援方法のH工程〜K工程と同様の処理を実行する。
尚、上記H工程の処理を実行する著作物データ出力手段
は、インターネット等のネットワークを介して、上記記
録媒体に記録された著作物データを上記著作物データ受
取手段に出力することにより、該著作物データを出力す
る。また、請求項6の発明は、アーティストによる活動
資金の収集を支援するためのアーティスト支援装置であ
って、アーティストに関するアーティスト情報の視聴を
希望する旨の視聴要求を受け取る視聴要求受取手段と、
該視聴要求に応じて、アーティストに関するアーティス
ト情報を記録した情報記録媒体に記録された該視聴要求
の対象である対象アーティスト情報を出力する情報出力
手段と、該情報記録媒体に記録されたアーティスト情報
のアーティストに対する活動資金の提供をする旨の資金
提供申込を受け取る資金提供申込受取手段とを有するこ
とを特徴とするものである。このアーティスト支援装置
においては、請求項1のアーティスト支援方法における
B工程、C工程、及びG工程と同様の処理を実行するこ
とができ、請求項4のアーティスト支援システムの一部
を構成することができる。また、請求項7の発明は、請
求項6のアーティスト支援装置において、複数のアーテ
ィスト情報を公開する情報公開手段と、該情報公開手段
で公開された複数のアーティスト情報の中から対象アー
ティスト情報を選択させる情報選択手段とを有し、上記
視聴要求受取手段は、該情報選択手段により選択された
対象アーティスト情報の視聴要求を受け取ることを特徴
とするものである。このアーティスト支援装置において
は、情報公開手段により、複数のアーティスト情報を、
例えば、インターネットのホームページ等に公開し、該
ホームページ等にアクセスした者に、情報選択手段とし
て該ホームページ等に用意された機能を用いて、複数の
アーティスト情報の中から視聴してみたいと思った情報
を選択させる。そして、この情報選択手段から出力され
た視聴要求を、上記視聴要求受取手段で受け取る。これ
により、その視聴要求に応じて、対象のアーティスト情
報を出力することができる。尚、情報公開手段及び情報
選択手段は、請求項6の構成を有する装置とは別体の装
置として構成することもできる。また、情報公開手段に
より、ライブハウスや美術館等の様々な場所に配置され
た音声出力手段や表示手段等にアーティスト情報を配信
し、これら音声出力手段や表示手段等を介して、複数の
アーティスト情報を公開することもできる。この場合に
は、例えば、当該場所に上記情報選択手段として機能す
る装置を設置し、該装置により選択された対象アーティ
スト情報の視聴要求を、上記視聴要求受取手段で受け取
るような構成とすることもできる。また、請求項8の発
明は、請求項6又は7のアーティスト支援装置におい
て、上記資金提供申込受取手段により受け取られた上記
資金提供申込に関する資金提供関連情報を、上記アーテ
ィスト毎に資金提供関連情報記録媒体に記録する資金提
供関連情報記録手段と、該資金提供関連情報記録媒体に
記録された資金提供関連情報を提供する資金提供関連情
報提供手段とを有することを特徴とするものである。こ
のアーティスト支援装置においては、視聴者が資金提供
する対象アーティストを判断するために有益な資金提供
関連情報を、視聴者に対して提供することができる。こ
の資金提供関連情報としては、各アーティスト毎に集計
した、アーティスト情報の総視聴回数、総資金提供申込
数、総資金提供額などが挙げられる。尚、資金提供関連
情報記録手段及び資金提供関連情報提供手段は、請求項
6又は7の構成を有する装置とは別体の装置として構成
することもできる。また、請求項9の発明は、請求項
6、7又は8のアーティスト支援装置において、上記資
金提供申込受取手段は、資金提供額に関連する資金提供
額関連項目を含む資金提供申込を受け取ることを特徴と
するものである。このアーティスト支援装置において
は、資金提供申込の手続きの際に、資金提供を行う視聴
者が資金提供額関連項目を入力し、その資金提供額関連
項目を含む資金提供申込を受け取るので、視聴者自身が
希望する金額をアーティストに資金提供することができ
る。尚、この資金提供額関連項目としては、視聴者が希
望する資金提供額を直接入力する形式以外にも、予め用
意された数種類の資金提供額の中から選択する形式や、
1口の所定額が決められたものの口数を選択する形式な
どが挙げられる。また、請求項10の発明は、請求項9
のアーティスト支援装置において、上記資金提供申込受
取手段により受け取った資金提供額関連項目を証明する
資金提供証明を、資金提供申込を行った視聴者に対して
発行する発行手続きを行う資金提供証明発行手続手段
と、上記資金提供証明を有する視聴者に対して、該資金
提供証明に係る資金提供を受けたアーティストの活動に
よる利益に応じた配当金の支払手続きを行う配当金支払
手続手段とを有することを特徴とするものである。この
アーティスト支援装置においては、資金提供を行った視
聴者にその資金提供証明を発行し、資金提供対象のアー
ティストが利益を得たときには、その視聴者に該利益に
応じた配当金を支払うことで、資金提供によるアーティ
ストの利益を視聴者に還元することができる。尚、この
資金提供証明としては、資金提供を証明する情報を有す
る資金提供証明書のような紙媒体や、インターネット等
のネットワークを介して送信される電子データ等を用い
ることができる。また、上記資金提供証明発行手続手段
では、資金提供証明を発行するために必要な処理、例え
ば、資金提供申込を所定の記録媒体に記録するような当
該手続きの一部を担う処理や、資金提供申込に基づいて
インターネットを介して電子データからなる資金提供証
明を送信するような当該手続きのすべてを行う処理を行
う。また、配当金支払手続手段では、配当金の支払い
を、対象の視聴者に直接知らせ又は配当金支払いの仲介
業者等に知らせて、当該手続きの一部を担う処理や、イ
ンターネットを介して金銭情報を有する電子マネーを送
信するような当該手続きのすべてを行う処理を行う。
尚、配当金は、現金だけでなく、金銭情報を記録した電
子マネー、その他現金に相当するものも含まれる。ま
た、資金提供証明発行手続手段及び配当金支払手続手段
は、請求項9の構成を有する装置とは別体の装置として
構成することもできる。更に、これら資金提供証明発行
手続手段及び配当金支払手続手段も、互いに別体の装置
で構成することもできる。また、請求項11の発明は、
請求項9又は10のアーティスト支援装置において、上
記資金提供額関連項目は、上記視聴者が資金提供する資
金提供額であることを特徴とするものである。このアー
ティスト支援装置においては、視聴者が資金提供申込の
手続きの際に入力する資金提供額関連項目に、自分の希
望する資金提供額を直接入力できるので、資金提供額の
幅を広げることができる。また、請求項12の発明は、
請求項9又は10のアーティスト支援装置において、上
記資金提供額関連項目は、所定額が決められた資金提供
証明の購入数であることを特徴とするものである。この
アーティスト支援装置においては、資金提供申込の手続
きの際、視聴者が所定額が決められた資金提供証明の購
入することでアーティストの活動資金を資金提供するこ
とができる。また、請求項13の発明は、請求項12の
アーティスト支援装置において、資金提供を行ったアー
ティストの活動による利益に応じて、上記所定額を決定
する資金提供証明額決定手段を有することを特徴とする
ものである。このアーティスト支援装置においては、例
えば、利益が多いアーティストの資金提供証明額を高く
することで利益の少ないアーティストへの資金提供を促
したり、あるいは、利益に応じて視聴者に配当金を支払
う場合には、利益に応じて資金提供証明額を変動させ、
資金全体が一極集中するのを防いだりすることができ
る。尚、資金提供証明額決定手段は、請求項12の構成
を有する装置とは別体の装置として構成することもでき
る。また、請求項14の発明は、請求項12又は13の
アーティスト支援装置において、資金提供証明の発行を
受けた販売希望視聴者からの該資金提供証明の販売を希
望する旨の販売要求を受け取る販売要求受取手段と、資
金提供証明の購入を希望する購入希望視聴者の購入を希
望する旨の購入要求を受け取る購入要求受取手段とを有
することを特徴とするものである。このアーティスト支
援装置においては、購入した資金提供証明の販売を希望
する販売希望視聴者からの販売要求、及び資金提供証明
の購入を希望する購入希望視聴者からの購入要求を、販
売要求受取手段の機能を用いて受け取る。以上のように
して販売要求及び購入要求を受けることにより、販売要
求に係る資金提供証明と購入要求に係る資金提供証明と
が同一の場合に、その資金提供証明の売買を手助けする
ことができる。例えば、受け取った販売要求及び購入要
求を、同一対象の相手方に直接知らせ又は資金提供証明
の売買の仲介業者等に知らせて間接的に手助けをした
り、あるいは該販売要求及び購入要求に基づいて現在種
々提案されているインターネット上における電子決済方
法を用いて上記販売希望視聴者と購入希望視聴者との間
の資金提供証明売買の仲介を行い、直接的に手助けした
りすることができる。尚、本請求項の構成を、請求項1
2又は13の構成を有する装置とは別体の装置として構
成することもできる。また、請求項15の発明は、請求
項14のアーティスト支援装置において、発行数が決め
られた上記資金提供証明の購入希望数と、該資金提供証
明の販売希望数とにより、上記所定額を決定する資金提
供証明額決定手段と、該所定額を、上記販売希望視聴者
及び上記購入希望視聴者に提供する資金提供証明額提供
手段とを有することを特徴とするものである。このアー
ティスト支援装置においては、資金提供証明額決定手段
を用いて、資金提供証明の購入希望数と販売希望数との
バランスをとり、売買される資金提供証明の適正な価格
を決定することが可能となる。この適正な価格を決定す
るための方法としては、例えば、販売希望数よりも、購
入希望数の方が多いときにはその資金提供証明額を引き
上げるように調整し、購入希望数の方が少ないときには
その資金提供証明額を引き下げるように調整して決定す
る方法が挙げられる。また、このようにして決定された
資金提供証明の価格は、資金提供証明額提供手段によ
り、資金提供に有益な情報として、例えば、ホームペー
ジ等に公開し、販売希望視聴者や購入希望視聴者に提供
される。また、請求項16の発明は、請求項9のアーテ
ィスト支援装置において、上記資金提供申込受取手段に
より受け取った資金提供額関連項目を証明する資金提供
証明を、資金提供申込を行った視聴者に対して発行する
発行手続きを行う資金提供証明発行手続手段と、上記対
象アーティストの資金提供証明を有する視聴者に対し
て、該対象アーティストによる販売物を購入するときに
資金提供特典をもって購入することができる資金提供特
典証明を発行する発行手続きを行う資金提供特典証明発
行手続手段とを有することを特徴とするものである。こ
のアーティスト支援装置においては、資金提供を行った
視聴者に対して、アーティストによる販売物を購入する
ときに資金提供特典を与えることができる。上記資金提
供証明発行手続手段は、請求項10のアーティスト支援
装置におけるものと同様である。また、資金提供特典証
明発行手続手段では、上記資金提供証明発行手続手段と
同様に処理を行うことができる。特に、資金提供特典証
明を電子データで送信する場合には、該電子データを受
け取った視聴者は、その電子データをインターネット上
で活用したり、プリントアウトして利用したりすること
ができる。尚、上記資金提供特典には、ステッカー、帽
子、Tシャツ、カップ等のノベルティグッズをもらえる
特典や、該アーティストのサイン付き販売物を購入でき
る特典、該販売物を先行予約できる特典など、アーティ
ストによる販売物を購入する際に視聴者に有益な様々な
特典が含まれる。また、資金提供証明発行手続手段及び
資金提供特典証明発行手続手段は、請求項9の構成を有
する装置とは別体の装置として構成することもできる。
更に、これら資金提供証明発行手続手段及び資金提供特
典証明発行手続手段も、互いに別体の装置で構成するこ
ともできる。また、請求項17の発明は、請求項16の
アーティスト支援装置において、上記対象アーティスト
への資金提供条件に応じて、資金提供した各視聴者が受
ける資金提供特典を決定する資金提供特典決定手段を有
することを特徴とするものである。このアーティスト支
援装置においては、対象アーティストに対する資金提供
額や資金提供時期等の資金提供条件に応じて、資金提供
特典決定手段により、その対象アーティストに資金提供
した各視聴者が受ける資金提供特典を決定し、同じアー
ティストに資金提供した視聴者であってもその資金提供
条件に応じて差を設けることができる。例えば、資金提
供の順序を印刷したオリジナルCDをプレゼントした
り、資金提供額が多いほど販売物の割引率を上げたりす
る。また、請求項18の発明は、請求項16又は17の
アーティスト支援装置において、上記資金提供特典は、
上記販売物を、該販売物の販売価格に所定の割引率を乗
じて得た額で購入することができる割引特典であること
を特徴とするものである。このアーティスト支援装置に
おいては、資金提供を行った視聴者に対して、アーティ
ストによる販売物を通常の販売価格の割引価格で購入す
る割引特典を与えることができる。これにより、視聴者
に対して、資金提供による実質上金銭的な還元を行うこ
とができる。また、請求項19の発明は、請求項6、
7、8、9、10、11、12、13、14、15、1
6、17又は18のアーティスト支援装置において、上
記アーティストが実演又は製作した著作物の著作物デー
タを受け取る著作物データ受取手段と、該著作物データ
受取手段により受け取った著作物データを、上記情報記
録媒体に記録する著作物データ記録手段とを有すること
を特徴とするものである。このアーティスト支援装置に
おいては、本請求項で付加された各手段が請求項2のア
ーティスト支援方法のJ工程及びK工程と同様の処理を
実行することができ、請求項5のアーティスト支援シス
テムの一部を構成することができる。また、請求項20
の発明は、請求項6、7、8、9、10、11、12、
13、14、15、16、17、18又は19のアーテ
ィスト支援装置において、アーティストの活動資金の収
集を支援するために要した費用の額を受け取る手数料額
受取手段と、資金提供申込を行った視聴者から提供され
る資金の額から、上記費用の額を差し引いた額を算出す
る費用差引手段を有することを特徴とするものである。
このアーティスト支援装置においては、手数料額受取手
段により、アーティストへの資金提供申込を受けたり、
上記アーティストが活動する活動場所を提供したりする
等に要した費用や手数料を、例えば、インターネット等
を介して、あるいは入手した請求書等に基づき所定の入
力手段で入力することで、受け取る。そして、費用差引
手段により、受け取った手数料等の額を、アーティスト
に提供される資金の額から差し引いた額を算出する。こ
れにより、アーティストが活動資金を持っていなくて
も、その活動場所の提供を受けたり、当該アーティスト
支援システムによる活動資金の収集の支援を受けたりす
ることができる。また、請求項21の発明は、請求項
6、7、8、9、10、11、12、13、14、1
5、16、17、18、19又は20のアーティスト支
援装置に接続されるクライアント装置であって、アーテ
ィストに関するアーティスト情報の視聴を希望する旨の
視聴要求を入力する視聴要求入力手段と、該視聴要求入
力手段により入力された視聴要求を、上記アーティスト
支援装置に対して出力する視聴要求出力手段と、該アー
ティスト支援装置の情報出力手段から出力されたアーテ
ィスト情報を受け取る情報受取手段と、該情報受取手段
により受け取ったアーティスト情報を提供する情報提供
手段と、該アーティスト支援装置の情報記録媒体に記録
されたアーティスト情報のアーティストに対する活動資
金の提供をする旨の資金提供申込を入力する資金提供申
込入力手段と、該資金提供申込入力手段により入力され
た資金提供申込を、該アーティスト支援装置に対して出
力する資金提供申込出力手段とを有することを特徴とす
るものである。このクライアント装置においては、例え
ば、インターネット等のネットワークを介して、請求項
6、7、8、9、10、11、12、13、14、1
5、16、17、18、19又は20のアーティスト支
援装置に接続され、視聴要求入力手段により視聴要求を
入力した後、請求項1のアーティスト支援方法における
A工程、D工程、及びE工程と同様の処理をし、資金提
供申込入力手段により資金提供申込を入力した後、F工
程と同様の処理を実行することができる。また、このク
ライアント装置においては、請求項4のアーティスト支
援システムの一部を構成することができる。また、請求
項22の発明は、請求項6、7、8、9、10、11、
12、13、14、15、16、17、18、19又は
20のアーティスト支援装置に接続される著作物データ
記録装置であって、上記アーティストが実演又は製作し
た著作物を、著作物データとして記録媒体に記録する記
録手段と、該記録手段により記録された著作物データ
を、上記アーティスト支援装置に出力する著作物データ
出力手段とを有することを特徴とするものである。この
著作物データ記録装置においては、例えば、インターネ
ット等のネットワークを介して、請求項6、7、8、
9、10、11、12、13、14、15、16、1
7、18、19又は20のアーティスト支援装置に接続
され、請求項2のアーティスト支援方法のH工程及びI
工程と同様の処理を実行することができ、請求項5のア
ーティスト支援システムの一部を構成することができ
る。尚、この著作物データ記録装置は、アーティストの
活動場所で実演した著作物あるいは別の場所で製作した
著作物の電子データ化を代行するような施設に配置され
ることで、著作物を電子データ化するための設備を有し
ないアーティストであっても、当該アーティスト支援シ
ステムを利用することが可能となる。また、請求項23
の発明は、請求項6、7、8、9、10、11、12、
13、14、15、16、17、18、19又は20の
アーティスト支援装置を構成するコンピュータを機能さ
せるためのプログラムを記録したコンピュータ読取可能
な記録媒体であって、アーティストに関するアーティス
ト情報の視聴を希望する旨の視聴要求を受け取る視聴要
求受取手段、該視聴要求に応じて、該視聴要求に応じ
て、アーティストに関するアーティスト情報を記録した
情報記録媒体に記録された該視聴要求の対象である対象
アーティスト情報を出力する情報出力手段、及び該情報
記録媒体に記録されたアーティスト情報のアーティスト
に対する活動資金の提供をする旨の資金提供申込を受け
取る資金提供申込受取手段として、上記コンピュータを
機能させるためのプログラムを記録したことを特徴とす
るものである。この記録媒体に記録されたプログラム
は、請求項6、7、8、9、10、11、12、13、
14、15、16、17、18、19又は20のアーテ
ィスト支援装置を構成するコンピュータに実行されるこ
とで、請求項1のアーティスト支援方法におけるB工
程、C工程、及びG工程と同様の処理を実行することが
できる。また、請求項24の発明は、請求項21のクラ
イアント装置を構成するコンピュータを機能させるため
のプログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒
体であって、アーティストに関するアーティスト情報の
視聴を希望する旨の視聴要求を、上記アーティスト支援
装置に対して出力する視聴要求出力手段、該アーティス
ト支援装置の情報出力手段から出力されたアーティスト
情報を受け取る情報受取手段、該情報受取手段により受
け取ったアーティスト情報を提供する情報提供手段、該
アーティスト支援装置の情報記録媒体に記録されたアー
ティスト情報のアーティストに対する活動資金の提供を
する旨の資金提供申込を、該アーティスト支援装置に対
して出力する資金提供申込出力手段として、コンピュー
タを機能させるためのプログラムを記録したことを特徴
とするものである。この記録媒体に記録されたプログラ
ムは、請求項21のクライアント装置を構成するコンピ
ュータに実行されることで、請求項1のアーティスト支
援方法におけるA工程、D工程、E工程、及びF工程と
同様の処理を実行することができる。尚、本請求項にお
ける著作物提供手段として機能するプログラムは、受け
取った著作物データのデータ形式を、パソコン、音響機
器等、ビデオデッキ、DVDプレーヤー等が再生できる
データ形式に変換する処理等を行う。尚、請求項1にお
ける資金提供申込及び視聴要求の出力、あるいは請求項
14における販売要求及び購入要求の受け取りは、例え
ば、汎用のパーソナルコンピュータ(以下、「パソコ
ン」という。)等を用い、インターネット等のネットワ
ークを介して、又は、電話やファクシミリにより若しく
は資金提供を希望する旨を記載した書面等の郵送などに
より行うことができる。
【0009】
【発明の実施の形態】〔実施形態1〕以下、本発明を、
音楽著作権の製作活動を行うアーティストであるアマチ
ュアミュージシャンによる活動資金の収集を支援するア
ーティスト支援システムとしてのミュージシャン支援シ
ステムに適用した一実施形態について説明する。このミ
ュージシャン支援システムは、要約すると、インターネ
ットに公開されたミュージシャン支援サイト上に、アマ
チュアミュージシャンが製作した著作物である楽曲やア
ーティスト情報であるミュージシャン情報を公開して、
その楽曲や情報を視聴してもらうことで資金提供を促
し、そのミュージシャンに活動資金を提供をしてもらう
というものである。
【0010】図2は、本実施形態に係るミュージシャン
支援システムの全体構成図である。このミュージシャン
支援システムは、ミュージシャンの活動場所である収録
スタジオ10と、ミュージシャン支援サイトを管理、運
営するアーティスト支援装置としてのWebサーバ20
と、クライアント装置としての視聴者端末30と、これ
らを接続するネットワークである公衆電話回線、専用電
話回線、ケーブルテレビ回線、無線通信回線等により構
成される通信網40とを備えている。
【0011】(収録スタジオの構成)まず、上記ミュー
ジシャン支援システムを構成する収録スタジオ10につ
いて説明する。上記収録スタジオ10は、ミュージシャ
ンが製作した楽曲を実際に演奏する演奏スタジオ11
と、該演奏スタジオでの演奏を電子データ化して所定の
記録媒体に著作物データである音楽データとして録音し
編集する記録手段としての録音・編集装置12と、該ミ
ュージシャンの映像や写真を撮影する撮影スタジオ13
と、該撮影スタジオ13で撮影した映像や写真等の画像
を編集する画像編集装置14と、該画像編集装置で編集
した画像をプリントアウトするプリンタ15と、上記W
ebサーバ20と通信可能な著作物データ出力手段とし
ての通信装置16とを備えている。
【0012】上記演奏スタジオ11には、ミュージシャ
ンによる演奏を録音するための録音設備が配備されてお
り、ミュージシャンによる演奏音を集音する図示しない
集音マイクは、上記録音・編集装置12に接続されてい
る。この録音・編集装置12は、上記演奏スタジオ11
の集音マイクで集音された音を録音することができる。
また、電子楽器より演奏された音は、該電子楽器から出
力されるアナログ信号又はデジタル信号を、上記録音・
編集装置12にダイレクトに入力するようにして録音し
てもよい。尚、上記録音・編集装置12は、当該収録ス
タジオ10で働くスタッフ又はミュージシャン自らの手
により操作され、録音した楽曲をそのミュージシャンの
好みに応じて、ミキシング等の編集することができる。
【0013】また、上記撮影スタジオ13は、上記ミュ
ージシャン支援サイトに公開するための映像や写真等の
画像を撮影するための撮影手段としてのデジタルビデオ
カメラやデジタルカメラ等、その他撮影に必要な機器な
どが配置されている。このデジタルビデオカメラ等で撮
影した画像は、上記画像編集装置14に移され、該画像
編集装置により加工、編集することができる。また、こ
の画像編集装置14には、プリンタ15が接続されてお
り、編集した画像等を紙媒体やCD用ラベルにプリント
アウトしたり、直接CD等にプリントアウトしたりこと
ができる。この画像編集装置14としては、専用の画像
編集装置を利用してもよいが、動画や静止画等の編集用
アプリケーションがインストールされた汎用のパソコン
を利用することもできる。
【0014】これら録音・編集装置12及び画像編集装
置14は、上記通信装置16に接続されている。録音・
編集装置12は、編集した楽曲を音楽データとして通信
装置16に転送することができる。また、画像編集装置
14も、編集した画像を画像データとして通信装置16
に転送することができる。これら録音・編集装置12及
び画像編集装置14と通信装置16とをケーブル等で有
線接続し、その音楽データ等を転送することができる構
成としている。この構成以外にも、例えば、録音・編集
装置12や画像編集装置14に、音楽データ等を記録可
能であって持ち運び可能なFD、CD−R、MO、DV
D等のリムーバル記録メディアへの記録が可能な記録装
置を設け、その音楽データ等を記録したリムーバル記録
メディアを上記通信装置16の所定の読取装置にセット
し、該音楽データ等を該通信装置に移すような構成とし
てもよい。
【0015】上記通信装置16は、上記通信網40を介
して上記Webサーバ20にアクセスし、上記音楽デー
タ及び上記画像データを該Webサーバに送信すること
ができる。この通信装置16としては、例えば、上記通
信網40を通じてインターネットにより上記Webサー
バ20にアクセスするための通信プログラムを実行可能
な汎用のパソコン等を利用することができる。また、こ
のようなアクセス制限のないインターネットを利用せず
に、上記Webサーバ20に接続した閉鎖的な専用ネッ
トワークなどを通じて、あるいは該Webサーバ20に
公衆電話回線や専用電話回線を通じてリモートアクセス
して、上記音楽データ及び上記画像データを該Webサ
ーバに送信する構成としてもよい。尚、上記画像編集装
置14として汎用のパソコンを利用した場合には、該パ
ソコンに上記通信装置16の機能を付加させることも可
能である。また、上記録音・編集装置12に上記通信装
置16の機能を付加させることも可能である。
【0016】(Webサーバの構成)次に、上記ミュー
ジシャン支援システムを構成するWebサーバ20の構
成について説明する。図3は、上記Webサーバ20の
概略構成を示すブロック図である。このWebサーバ2
0は、上記通信網40を介してデータを送受信するため
のターミナルアダプタ等により構成された通信インター
フェース21と、多数のミュージシャンの音楽データ、
画像データ、並びにプロフィール、コメント、楽曲のタ
イトル等の文字データなどのミュージシャン情報を記録
する情報記録媒体としての情報データベース22と、当
該Webサーバ20の各部を制御するための制御部23
と、該制御部が実行するプログラムを記録した記録媒体
としてのハードディスク24と、作業員等により操作さ
れる操作部25とを備えている。尚、上記情報データベ
ース22及び上記ハードディスク24は、物理的に同一
の記録媒体で構成することも可能である。上記Webサ
ーバ20としては、汎用のパソコンやワークステーショ
ンを利用することが可能である。
【0017】上記情報データベース22は、多数のミュ
ージシャンが製作した楽曲、該ミュージシャンの映像や
写真、該ミュージシャンのプロフィールなどのミュージ
シャン情報を所定の形式で記録するが、特に映像の画像
データを記録する場合には、大容量の記録媒体であるの
が好ましい。本実施形態の情報データベースとしては、
ハードディスク等の磁気記録方式の記録媒体で構成され
ているが、光記録方式や光磁気記録方式その他の方式で
電子データを記録する記録媒体を利用することができ
る。また、この情報データベース22は、ミュージシャ
ンを特定するためにそれぞれのミュージシャンごとに付
与されるID、並びに該IDに関連付けられた楽曲の音
楽データ、写真等の画像データ、プロフィールや楽曲の
タイトル等の文字データから構成されるデータ構造をも
つ。
【0018】上記ハードディスク24は、上記制御部2
3が実行する各種プログラムを格納しており、該制御部
からの命令に応じて、各種プログラムを読み出すことが
できる。このハードディスク24には、上記ミュージシ
ャン支援サイトを管理、運営するサイト運営プログラム
のほか、登録プログラム、資金提供申込プログラム、資
金提供証明発行プログラム、配当金額算出プログラム、
割引特典発行プログラム、その他上記Webサーバ20
の処理に必要なプログラムが格納されている。これらプ
ログラムの詳細については後述する。
【0019】上記制御部23は、少なくとも1つのCP
U等の演算器、プログラムデータ等を一時的に記録する
ための不揮発性メモリであるRAM等により構成されて
おり、上記ハードディスク24に格納された所定のオペ
レーティングシステム(OS)を読み込んで当該Web
サーバ20を起動、制御している。また、この制御部2
3は、上記ハードディスク24に記録された各種プログ
ラムを実行し、そのプログラムに従った処理を行う。
尚、各種プログラムを実行するCPU等の演算器を複数
設け、各演算器に該プログラムの実行処理を分散させて
もよい。
【0020】(視聴者端末の構成)次に、上記ミュージ
シャン支援システムを構成する視聴者端末30の構成に
ついて説明する。図4は、上記視聴者端末30の概略構
成を示すブロック図である。この視聴者端末30は、上
記Webサーバ20により管理されている上記ミュージ
シャン支援サイトにアクセスして、視聴者にミュージシ
ャンが製作した楽曲、該ミュージシャンの映像や写真、
該ミュージシャンのコメントや楽曲のタイトルなどのミ
ュージシャン情報を入手するとともに、気に入ったミュ
ージシャンに対する資金提供申込手続きを行うための端
末である。この視聴者端末30としては、近年一般家庭
にも普及している汎用のパソコンを利用することができ
る。尚、汎用のパソコンではなく、視聴者端末30とし
ての専用機を利用してもよい。
【0021】この視聴者端末30は、上記通信網40を
介してデータを送受信するためのターミナルアダプタ等
により構成された通信インターフェース31と、当該視
聴者端末30の各部を制御するための制御部32と、該
制御部が実行するプログラムを記録した記録媒体として
の記録部33と、視聴者により操作されて各種の要求を
入力するための視聴要求入力手段及び資金提供申込入力
手段としての入力部34と、上記Webサーバ20から
取得した画像データその他の表示データを表示可能な情
報提供手段を構成する表示部35と、該Webサーバか
ら取得した音楽データその他の音声データを出力可能な
情報提供手段を構成するスピーカー36とを備えてい
る。尚、この情報提供手段は、スピーカーの代わりに、
ヘッドフォンやイヤフォン等で構成することもできる。
【0022】上記記録部33には、上記Webサーバ2
0により提供されるミュージシャン支援サイトにアクセ
スするための通信プログラム、該ミュージシャン支援サ
イトで公開されている各種情報を閲覧するための閲覧プ
ログラム、ダウンロードしたミュージシャンの音楽デー
タを再生するための音楽再生プログラム等が格納されて
いる。この記録部33に格納された各種プログラムは、
上記制御部32により実行される。上記閲覧プログラム
としては、市販又は配布されている閲覧ソフト等を利用
することができる。また、上記音楽再生プログラムを実
行する制御部32は、上記スピーカー36とともに情報
提供手段を構成する。
【0023】上記制御部32は、上記Webサーバ20
の制御部23と同様の構成を有し、上記記録部33に格
納されたOSを読み込んで当該視聴者端末30を起動、
制御する。また、この制御部32は、上記記録部33に
記録された各種プログラムを実行し、そのプログラムに
従った処理を行う。
【0024】(システム全体の流れ)以下、上記ミュー
ジシャン支援システムを利用して、ミュージシャンによ
る活動資金の収集を支援する流れについて説明する。図
1は、上記ミュージシャン支援システムによる資金収集
を支援する流れを示す説明図である。このミュージシャ
ン支援システムでは、まず、資金提供を希望するミュー
ジシャン1が登録手続きを行い(ステップ)、そのミ
ュージシャン1の楽曲、写真等を上記ミュージシャン支
援サイトにアップロードする。視聴者2は、このミュー
ジシャン支援サイトを閲覧し、その楽曲を試聴したり、
写真を見たりすることができる(ステップ)。そし
て、気に入ったミュージシャン1が見つかって、その活
動資金を提供しようとする視聴者2は、その対象ミュー
ジシャン1に対する資金提供申込手続きを行い(ステッ
プ)、所定の資金提供額を上記ミュージシャン支援サ
イトを運営する支援業者3に支払う(ステップ)。上
記支援業者3は、上記視聴者2に対してその資金提供証
明としての資金提供証明書を発行するとともに(ステッ
プ)、該視聴者から受け取った資金提供額の全部又は
一部を、上記対象ミュージシャン1に活動資金として提
供する(ステップ)。このようにして活動資金を得た
ミュージシャン1は、その資金提供された活動資金を、
ライブ会場の使用料や、CD製作費用等に使用し、音楽
活動を行う。そして、この音楽活動により得られた利益
は、上記支援業者3に支払われる(ステップ)。この
支払われた利益の一部は、上記資金提供を行った視聴者
2に配当金として支払われる(ステップ)。
【0025】(登録手続き:ステップ)上記ステップ
の登録手続きでは、上記収録スタジオ10において、
資金提供を希望するミュージシャン1に、例えば所定の
用紙に、ミュージシャン名や連絡先、楽曲のタイトル、
音楽のジャンル、プロフィール等の登録情報を記入して
もらう。尚、この登録手続きの際には、登録情報として
は、身分証明のため、免許証番号や保険証番号等を記入
してもらい、偽名による登録等の不正利用を防止する方
策をとるのが好ましい。この登録手続きを終えたミュー
ジシャン1は、製作した楽曲を上記収録スタジオ10の
演奏スタジオ11で演奏して録音し、必要に応じて上記
録音・編集装置12で録音した楽曲を編集する。また、
ミュージシャン1は、上記撮影スタジオ13で写真撮影
も行う。このようにして得られた音楽データ及び画像デ
ータは、上記登録情報とともに、上記通信装置16から
上記Webサーバ20に送信される。尚、この撮影スタ
ジオで、プロモーションビデオを撮影することもでき
る。
【0026】また、資金提供を希望するミュージシャン
1は、その登録手続きを、上記ミュージシャン支援サイ
トを窓口にインターネットを介して行うこともできる。
この登録手続きの場合、上記ミュージシャン1は、上記
ミュージシャン支援サイトにインターネットによりアク
セスして、用意されている登録申込画面を呼び出し、そ
の登録申込画面に従って上記登録情報と同様の情報を入
力する。その後、登録したミュージシャン1は、上記収
録スタジオ10に訪れて、製作した楽曲の録音編集、写
真撮影等を行い、その音楽データ及び画像データを上記
Webサーバ20に送信する。
【0027】また、登録を希望するミュージシャン1が
既に録音した音楽データや自分で撮影した写真の画像デ
ータを持っている場合には、その音楽データ及び画像デ
ータを記録したリムーバル記録媒体を上記支援業者3に
郵送したり、また、上記ミュージシャン支援サイトを通
じてその音楽データ及び画像データを送信したりするこ
ともできる。
【0028】上記収録スタジオ10から送信された音楽
データ等、あるいは上記ミュージシャン支援サイトを介
して送信された音楽データ等は、上記通信網40を通じ
て上記Webサーバ20に受信される。このWebサー
バ20では、上記通信インターフェース21を介して受
信した音楽データ等を、上記ハードディスク24に格納
された登録プログラムを実行する制御部23により、上
記情報データベース22に記録する。また、郵送により
届けられた記録媒体に記録された音楽データ等は、上記
Webサーバ20の操作部25の操作により、図示しな
い所定の読取装置で読み取られ、上記登録プログラムを
実行する制御部23により、上記情報データベース22
に記録される。
【0029】図5は、上記Webサーバ20の制御部2
3が実行する登録プログラムのフローチャートである。
上記登録プログラムを実行する制御部23は、上記音楽
データ等とともに、上記収録スタジオ10から送信され
る又は上記ミュージシャン支援サイトを介して送信され
る登録申込要求、若しくは上記操作部25からの登録申
込要求を受け取ると、まず、その要求にミュージシャン
1を特定するためのIDが含まれているか否かを判断し
(S1)、IDがない場合には、その登録申込要求に応
じてIDを付与する(S2)。上記登録申込要求は、上
記登録情報のみの登録であるか、該登録情報を含まない
上記音声データ等のみの登録であるか、該登録情報及び
該音声データ等の登録であるかの3種類あるので、その
種類の判別を行う(S3,S4)。
【0030】上記ミュージシャン支援サイトを通じて登
録情報のみの申込みが行われた場合、上記制御部23
は、上記S2で付与されたIDと上記登録情報の各デー
タとを関連付けて(S7)、上記情報データベース22
に記録する(S8)。また、音声データ等のみの申込み
が行われた場合、その音声データ等とともに送信されて
きたIDを上記情報データベース22から検索し、該音
声データ等をそのIDに関連付けて(S7)、該情報デ
ータベース22に記録する(S8)。ここで、IDが見
つからない場合には、その送信元に登録エラーの通知を
送信するようにしてもよい。また、上記登録情報及び上
記音声データ等が送信された場合には、その音声データ
等とともに送信されてきた登録情報が上記情報データベ
ース22に既に登録されているものに変更を加えるもの
かどうかを判断する(S5)。変更がないと判断される
と、IDとその登録情報及び音声データ等とを関連付け
て(S7)、上記情報データベース22に記録する(S
8)。尚、この登録申込要求が新規なミュージシャンに
よるものである場合には、変更がないと判断される。ま
た、変更があると判断されると、所定の登録情報変更処
理を行い(S6)、その後、IDとその変更に係る登録
情報及び音声データ等とを関連付けて(S7)、上記情
報データベース22に記録する(S8)。
【0031】以上、上記情報データベース22への記録
が済んだら、登録が正常に行われたかを判断し(S
9)、正常と判断されると、登録終了の通知をその送信
元に送信する(S10)。一方、ここで正常でないと判
断された場合には、登録エラーの通知をその送信元に送
信し(S11)、上記S1に戻って、当該登録手続プロ
グラムを最初から実行する。尚、郵送されてきた記録メ
ディアの音声データ等の登録手続きについては、その登
録終了の通知又は登録エラー通知を上記Webサーバ2
0の図示しないモニタに表示する。そして、上記情報デ
ータベース22に登録された音声データ、画像データ、
ミュージシャン名やプロフィール等の文字データ等のミ
ュージシャン情報は、定期的に、上記ミュージシャン支
援サイトにアップロードされる。尚、上記登録プログラ
ムを実行する制御部23は、著作物データ受取手段、情
報受取手段及び著作物データ記録手段として機能する。
【0032】(閲覧、試聴:ステップ)図1に示すス
テップでは、このようにしてアップロードされて閲覧
可能になったミュージシャン情報を、視聴者2が上記視
聴者端末30により閲覧する。このミュージシャン情報
を閲覧する場合、視聴者2は、上記視聴者端末30の閲
覧プログラムを実行して上記ミュージシャン支援サイト
にアクセスし、その閲覧画面を要求することで、登録さ
れた全てのミュージシャン1の写真やプロフィール等を
閲覧することができる。この閲覧画面を出力するプログ
ラムは、上記サイト運営プログラムの一部であり、その
プログラムを実行する制御部23は、情報選択手段とし
て機能する。また、上記閲覧プログラムを実行する制御
部32は、視聴要求出力手段及び情報受取手段として機
能する。
【0033】気になったミュージシャン1を見つけ、そ
の楽曲を試聴してみたい視聴者2は、その閲覧画面に表
示されている試聴ボタンをクリックする等の所定の操作
を行う等により当該視聴者端末30から視聴要求が出力
され、この視聴要求を受け取った上記Webサーバ20
は、所定のプログラムを実行して、その対象著作物デー
タである音楽データを上記視聴者端末30に送信する。
そして、その音楽データは、上記視聴者端末30の音楽
再生プログラムにより再生されてその楽曲が上記スピー
カー36から出力され、視聴者2は試聴することができ
る。尚、その画面に表示されているダウンロードボタン
をクリックする等の所定の操作に応じて、その音楽デー
タや画像データ等をダウンロードして、上記視聴者端末
30の記録媒体に保存しておくことができるように構成
してもよい。尚、このダウンロードを有料で行ってもよ
い。その課金方法は、現在種々提案されている課金方法
を利用することができる。尚、上記所定のプログラムを
実行する制御部23は、視聴要求受取手段及び情報出力
手段として機能する。
【0034】(資金提供申込:ステップ)ここで、試
聴等をして気に入ったミュージシャン1が見つかり、そ
の活動資金を資金提供してみようと決めた視聴者2は、
図1に示すステップの資金提供申込手続きを行う。
【0035】図6は、上記Webサーバ20の制御部2
3が実行する資金提供申込プログラムのフローチャート
である。上記資金提供申込プログラムを実行する制御部
23は、上記視聴者2による上記視聴者端末30から送
信される資金提供申込要求を受けると、その資金提供申
込プログラムを実行する。このとき、上記視聴者端末3
0における上記閲覧プログラムを実行する制御部32
は、資金提供申込出力手段として機能し、上記資金提供
申込プログラムを実行する制御部23は、資金提供申込
受取手段として機能する。
【0036】上記資金提供申込プログラムは、その資金
提供申込要求に応じて、資金提供申込手続きに必要な項
目を表示する資金提供申込画面データを該視聴者端末3
0に送信する(S1)。この画面には、資金提供対象と
なるミュージシャン名及び楽曲のタイトル名、資金の支
払先の振込口座番号等が表示され、また、その視聴者2
の氏名及び連絡先、資金提供額関連項目である希望資金
提供額などの入力項目が表示される。そして、視聴者2
は、その資金提供申込画面に従って、上記視聴者端末3
0の入力部34を操作して、上記項目について入力す
る。尚、上記希望資金提供額は、予め決められた複数の
選択肢の中から選択させるようにしてもよい。
【0037】上記視聴者2が上記資金提供申込画面の各
項目を入力し終えて、上記Webサーバ20の制御部2
3がその入力データを受信すると(S2)、その入力デ
ータの入力漏れ等をチェックする(S3)。この入力チ
ェックにより、入力漏れや誤入力等で正しくない場合に
は、その旨の通知とともに、再度上記資金提供申込入力
画面を送信する(S1)。一方、上記入力チェックによ
り正しいと判断されると、その入力データは、対象のミ
ュージシャン1のIDに関連付けて、上記情報データベ
ース22に記録される(S4)。そして、上記情報デー
タベース22への記録が終了したら、資金提供申込が完
了した旨の通知を上記視聴者端末30に送信する(S
5)。
【0038】(資金の支払い:ステップ)このように
して資金提供申込手続きを完了した視聴者2は、申し込
んだ資金提供額の資金を指定の振込口座に振り込む支払
い手続きを行う(図1のステップ)。上記視聴者2に
よる資金の振込を確認すると、上記Webサーバ20の
制御部23は、資金提供証明発行プログラムを実行す
る。この振込の確認は、上記振込口座を有する金融機関
にインターネット等のネットワークを通じて行うことが
できる。
【0039】(資金提供証明の発行:ステップ)図7
は、上記Webサーバ20の制御部23が実行する資金
提供証明発行プログラムのフローチャートである。上記
資金提供証明発行プログラムを実行する制御部23は、
上記視聴者2による資金の振込を確認すると、その資金
提供証明発行プログラムを実行する(図1のステップ
)。この資金提供証明発行プログラムでは、まず、振
込があった旨の情報をIDと関連付けて上記情報データ
ベース22に記録する(S1)。そして、所定の用紙
に、ミュージシャン名、資金提供額等の必要事項を所定
の書式でプリントアウトして資金提供証明である資金提
供証明書を作成する(S2)。この資金提供証明書は、
上記視聴者2の下に郵送される。尚、この資金提供証明
は、資金提供証明書のような紙媒体ではなく、上記視聴
者端末30に向けて電子データとして送信されるもので
あってもよいが、この場合、複製が困難となるようなセ
キュリティを十分に施す必要がある。また、上記資金提
供証明書を作成したら、資金提供を受けたミュージシャ
ン1に対して資金提供があった旨を通知する(S3)。
この通知は、上記視聴者端末30に向けて電子メール等
で送信したり、紙媒体で郵送したり、電話連絡したりす
ることで行うことができる。尚、上記資金提供証明発行
プログラムを実行する制御部23は、資金提供証明発行
手続手段として機能する。
【0040】(資金提供手続き:ステップ)このよう
にして、資金提供証明書の発行及び対象ミュージシャン
1への通知を終えたら、図1に示すステップの資金提
供手続きを行う。この資金提供手続きにおいて、上記視
聴者2から上記ミュージシャン1に提供される資金は、
現金だけでなく、金銭情報を記録したカード型の電子マ
ネー、当該支援業者3が運営する上記収録スタジオ10
の無料利用券、ライブ会場やCD製作施設等の無料利用
券などの現金に相当するものも含まれる。この資金の受
け渡し方法としては、金融機関の口座振込のほか、現金
に相当するものを郵送する方法、金銭に相当する電子マ
ネーをインターネット等のネットワークを通じて送信す
る方法などが挙げられる。
【0041】(利益収入:ステップ)以上のようにし
て活動資金を得たミュージシャン1は、その活動資金を
基に、音楽活動を行う。特に、上記Webサーバ20の
ミュージシャン支援サイトに登録して多くの資金提供を
受けたミュージシャン1は、より広い音楽活動を展開す
ることが可能となる。そして、上記Webサーバ20の
ミュージシャン支援サイトの宣伝効果や自らの音楽活動
により多くのファンを獲得して、上記ミュージシャン1
が利益を上げることができるようになったら、上記支援
業者3は、該ミュージシャン1の利益分から所定額の利
益収入を得る(図1のステップ)。尚、この利益収入
は、ミュージシャンの年間収支黒字分の所定率(例え
ば、10%)を年に1度徴収する。
【0042】(配当金支払手続き:ステップ)上記利
益収入は、上記ミュージシャン支援サイトへの登録の手
数料や、上記収録スタジオの使用料などに当てられ、ま
た、そのミュージシャン1に資金提供した視聴者2に対
して配当金として支払われる(図1のステップ)。こ
の配当金の支払いは、金融機関の口座振込、現金に相当
するものを郵送する方法、金銭に相当する電子マネーを
インターネット等のネットワークを通じて送信する方法
などが挙げられる。また、この配当金データを、当該視
聴者2に付与されたIDに関連付けて上記情報データベ
ース22に記録しておき、該視聴者2が次回の資金提供
に利用できるようにしておくこともできる。
【0043】上記ミュージシャン支援サイトへの登録の
手数料や、上記収録スタジオの使用料などは、例えば、
スタッフにより上記Webサーバ20の操作部25から
入力され、そのミュージシャン1のIDに関連付けられ
て、上記情報データベース22に記録される。このとき
の制御部23は、手数料額受取手段として機能する。上
記配当金の額は、上記情報データベース22に記録され
た手数料データを基に、その利益収入から上記手数料や
上記使用料を差し引いた額となる。そして、その配当金
は、上記ミュージシャン1に資金提供した視聴者2の資
金提供額に応じて、各視聴者に配分される。尚、資金提
供時期が早かった者から順に配当率を高くなるように分
配してもよい。各視聴者2が受ける配当金の額の決定
は、上記Webサーバ20の制御部23に所定のプログ
ラムを実行させることにより行うことができる。この場
合、上記制御部23は、上記情報データベース22に記
録された上記手数料データ、資金提供を行った各視聴者
2に関する資金提供者データ、各視聴者2の資金提供額
データ等に基づいて、各視聴者2への配当金額を算出す
ることができる配当金額算出プログラムを実行すること
になる。尚、この配当金額算出プログラムを実行する制
御部23は、費用差引手段として機能する。
【0044】また、上記ミュージシャン1の活動資金と
して、現金の代わりに或いは現金に付属してCD製作券
等を提供した場合には、当該支援業者3がスポンサーと
なって、上記収録スタジオ10においてCD製作を行っ
てもよい。尚、上記収録スタジオ10において、レコー
ディング、プロモーションビデオ撮影、写真撮影を行う
ことができるので、更に、CDへの記録、CDジャケッ
トの作成、パッケージング等の設備を整えれば、1つの
場所で、録音からパッケージングまでを行うことができ
る。また、支援業者3は、レコーディング、プロモーシ
ョンビデオ撮影、写真撮影をセットにして、パック方式
で、登録するミュージシャンに提供してもよい。この場
合、有料としてもよいが、当該ミュージシャンが利益を
上げたときに、その利益から徴収するようにしてもよ
い。このとき、撮影スタッフやジャケット作成スタッフ
を付けるか、自分でやるかを選択できるようにして、料
金に差を設けてもよい。
【0045】(特典付与)また、本実施形態では、上記
ミュージシャン支援サイトを閲覧する視聴者2に、より
多くの資金提供を促すために、資金提供した視聴者2に
対して、その対象ミュージシャン1に関する資金提供特
典を付けている。本実施形態では、この資金提供特典と
して、上記対象ミュージシャン1の音楽活動により販売
されるシングルCDやアルバムCD、ライブ又はコンサ
ートチケット等の販売物の販売価格に所定の割引率を乗
じて得た額で購入することができる資金提供特典である
割引特典を付けている。この割引特典は、上記支援業者
3から発行された資金提供証明書の有効期間中有効なも
のであってもよい。
【0046】図8は、上記Webサーバ20の制御部2
3が実行する割引特典発行プログラムのフローチャート
である。この割引特典発行プログラムを実行する制御部
23は、図6に示した上記資金提供申込プログラムで取
得した上記視聴者2の資金提供額から上記割引率を決定
する。この割引特典発行プログラムを実行する制御部2
3は、資金提供特典証明発行手続手段及び資金提供特典
決定手段として機能する。尚、本実施形態は、上記資金
提供申込手続きの際に、予め用意された1万円、3万
円、5万円、10万円の4つの資金提供額の中から視聴
者2に資金提供額を選択させるものである。尚、例えば
1口を1000円として、その口数を視聴者2に自由に
選択できるようにしてもよい。
【0047】上記割引特典発行プログラムでは、まず、
上記情報データベース22内に記録された資金提供額デ
ータを読み出すとともに(S1)、予め用意された資金
提供額に応じた割引率のデータテーブルを読み出す(S
2)。この割引率データテーブルは、例えば、1万円の
資金提供に対しては5%、3万円の資金提供に対しては
10%、5万円の資金提供に対しては15%、10万円
の資金提供に対しては20%というように、資金提供額
に関連付けられて割引率データが保存されている。ま
た、口数を視聴者2に選択させるような構成において
は、その口数に応じた割引率を設定するようにする。
【0048】そして、上記視聴者2が選択した資金提供
額に基づいて、上記割引率データテーブルから対応する
割引率を取り出し、割引率を決定する(S3)。このよ
うにして割引率を決定したら、所定の用紙に、ミュージ
シャン名、割引率等の必要事項を所定の書式でプリント
アウトして資金提供特典証明としての割引特典チケット
を作成する(S4)。この割引特典チケットは、上記視
聴者2の下に郵送される。尚、資金提供特典証明は、例
えば、インターネット上の電子商取引で上記ミュージシ
ャン1の販売物を購入するときに上記割引率を乗じた額
で購入できるような割引特典データであってもよい。こ
の場合には、この割引特典データを、上記視聴者端末3
0に向けて電子データとして送信してもよい。尚、上記
割引特典発行プログラムは、上記資金提供証明発行プロ
グラムに付随して行うことができる。
【0049】尚、上記資金提供申込手続きにおいて、視
聴者自身が自ら資金提供額を入力して資金提供額を決定
する場合には、上記のような割引率データテーブルの代
わりに、その資金提供額に応じて割引率を算出する所定
の数式に基づいて決定することができる。この数式とし
ては、資金提供額をXとし、割引率をYとしたときに、
例えば、下記の数1に示すようなものを用いることがで
きる。
【0050】
【数1】Y = X/10000 [%]
【0051】尚、資金提供した視聴者2に対して付与す
る資金提供特典としては、上記割引特典以外にも、例え
ば、対象のミュージシャン1が有名になった後のコンサ
ート等の優待特典や、資金提供した視聴者のみが対象の
限定版CDを購入できる特典などを付けてもよい。ま
た、本実施形態では、資金提供額に応じて割引率を決定
したが、資金提供時期が早かった者から順に大きい割引
率となるように、割引率を決定してもよい。
【0052】(資金提供関連情報の開示)また、登録さ
れた各ミュージシャン1について、資金提供申込の総数
や総資金提供額、過去に配当された配当金額などの資金
提供関連情報を、資金提供関連情報記録媒体としての上
記情報データベース22に記録し、その資金提供関連情
報を上記ミュージシャン情報とともに上記ミュージシャ
ン支援サイトに公開する構成としてもよい。これによ
り、例えば、このミュージシャン支援サイトに初めてア
クセスした視聴者2でも、現在人気があるミュージシャ
ンはだれか、配当金が期待できるミュージシャンはだれ
かなどの情報を得ることができる。
【0053】尚、資金提供申込の総数を公開する場合に
は、上記資金提供申込プログラムを実行する制御部23
が資金提供関連情報記録手段として機能し、資金提供申
込要求を受けたときに、そのミュージシャン1のIDに
関連付けて上記情報データベース22に記録されている
資金提供申込総数データに「1」を加える処理を行う。
また、総資金提供額を公開する場合には、上記資金提供
申込プログラムで受け取った入力データによる資金提供
額を、そのミュージシャン1のIDに関連付けて上記情
報データベース22に記録されている総資金提供額デー
タに加える処理を行う。また、過去の配当金を公開する
場合には、上記配当金額算出プログラムにおいて算出さ
れ配当された去年の配当金データを、各資金提供額ごと
に、上記情報データベース22に記録しておく。そし
て、上記情報データベース22に記録されたこのような
資金提供関連情報を、上記ミュージシャン支援サイトに
公開する。資金提供関連情報を上記ミュージシャン支援
サイトに公開する場合には、ミュージシャン情報を閲覧
するための閲覧画面を出力するプログラムを実行する制
御部23は、資金提供関連情報提供手段として機能す
る。
【0054】(イベント)また、本実施形態のミュージ
シャン支援サイトで、支援業者3がミュージシャン1の
オーディションを行うイベントを行ってもよい。このイ
ベントでは、例えば、オーディションに合格すると、支
援業者3のプロデュースでCD製作やコンサートを行う
ことができる等の特典を付けて、多数のミュージシャン
1の募集をする。そして、視聴者2から有料で投票して
もらい、その投票数が最も多いミュージシャン1のCD
製作等を、その有料投票で得た資金で、支援業者3がプ
ロデュースする。尚、投票の際にその投票順を上記情報
データベース22に登録しておき、対象のミュージシャ
ン1が合格したときには、例えば、その投票順のナンバ
ーが付いた限定CDを購入することができる特典を付け
るようにしてもよい。尚、この場合には、上記収録スタ
ジオ10に、録音編集装置12のほか、CD製作装置等
の設備も配備しておき、この収録スタジオ10で、CD
製作を行うこともできるようにしておくとよい。
【0055】また、このイベントにおいて、上記有料投
票により得た資金を一旦すべて収集し、その投票結果に
基づいて各ミュージシャン1に分配するようにしてもよ
い。この場合には、順位が高いミュージシャン1ほど、
その分配率を高くする。また、有料投票をした視聴者に
対してのみ、上記ミュージシャン支援サイトに公開され
ているミュージシャン1の音楽データや画像データをダ
ウンロードする権限を与えるように構成してもよい。
【0056】また、上記ミュージシャン支援サイトに、
登録したミュージシャン1が、中古楽器の売買、バンド
メンバーの募集、開催するライブの案内等を行うことが
できる電子掲示板を設けてもよい。また、上記ミュージ
シャン支援サイトに、ミュージシャン1や視聴者2が参
加できるチャットルームを設けてもよい。このチャット
ルームにより、ミュージシャン1と視聴者2との間又は
視聴者同士あるいはミュージシャン同士のコミュニケー
ションが図られ、資金提供の促進やミュージシャン間の
情報交換等を行うことができる。また、本実施形態のミ
ュージシャン支援システムを用いて、当該ミュージシャ
ン1のライブチケットの配信などのサービスを展開する
こともできる。また、上記ミュージシャン支援サイトに
は、バンドの結成の手助け、ライブプランの相談、音楽
教室、レコーディングの相談、音響係(PA)の育成、
バックバンドの紹介、個人ホームページの作成のサポー
トなどに関する窓口や情報を公開してもよい。
【0057】(収録スタジオの変形例)また、本実施形
態の収録スタジオ10は、上記ミュージシャン支援サイ
トにアップロードするためのみの設備だけでなく、広く
ミュージシャン1の活動の場を提供するものであっても
よい。図9は、本実施形態の収録スタジオの変形例を示
す概略構成図である。この収録スタジオ110には、上
記演奏スタジオ11及び撮影スタジオ13として利用で
きる複数のスタジオ111、上記録音・編集装置11
2、上記画像編集装置114、CD製作装置115、W
ebサーバ120等の設備が整っている。また、この収
録スタジオ110には、ミュージシャン1がライブを行
うためのライブホール116や、プロ/アマを問わず一
緒に飲んで食べて楽しめるライブカフェ/バー117な
ども備えられている。このライブホール116やライブ
カフェ/バーでは、複数のミュージシャン1が互いに組
んでセッションライブを行ったり、リクエスト曲を披露
したりすることができる。このような設備を設けること
で、視聴者2に、ミュージシャン1の楽曲や映像を、上
記ミュージシャン支援サイトからのデジタル情報だけで
はなく、アナログ情報で提供することができる。
【0058】また、上記収録スタジオ110に配置され
ているWebサーバ120は、上記実施形態1の通信装
置16としての機能も有し、上記ミュージシャン支援サ
イトを管理するWebサーバ20とのデータ通信を行う
ことができる。また、このWebサーバ120は、上記
ライブホール116で実演されているミュージシャン1
による演奏を撮影手段としてのデジタルビデオカメラ1
18で撮影し、その映像データを受けることで、インタ
ーネットを介して様々な端末にリアルタイムで配信する
ことができる。その配信先としては、上記視聴者端末3
0の他、例えば、楽器店、CD店、デパート、駅舎など
のミュージシャン1を宣伝できる場所に配置した情報提
供手段としてのデジタルスクリーン140などが挙げら
れる。このデジタルスクリーン140としては、デジタ
ル放送用のテレビモニタやスクリーン等を利用すること
ができる。尚、この場合には、上記Webサーバ120
から送信された映像データは、デジタル放送局の通信装
置に送られ、所定のデータ形式に変換された後、該デジ
タル放送局からその受信端末であるデジタルスクリーン
140に配信される。また、このようなライブ中継のほ
か、登録されたミュージシャン1の人気ランキングや、
その他のミュージシャン情報などを配信することもでき
る。尚、この人気ランキングは、アマ部門とプロ部門と
を別に行ったり、月、半年、1年に1度定期的に行った
り、ポップス、ロック等のジャンル別に行ったりしても
よい。
【0059】このようにライブ映像やミュージシャン情
報を配信する配信先は、全国ネットで行うことができ、
大きな宣伝効果を得ることができる。このように全国の
楽器店等に配信する場合には、上記登録申込手続きの
際、ミュージシャン1に、その情報の配信先を、全国ネ
ットで行うか、それとも所定地域に限定するかを選択す
る項目を設け、その配信先データを上記Webサーバ1
20の記録媒体又は上記Webサーバ20の情報データ
ベース22に記録する。そして、全国ネットを選択した
ミュージシャン1の情報を配信するときには、その配信
先データに基づいてすべての配信先にそのミュージシャ
ン情報を配信する。一方、地域限定を選択したミュージ
シャン1の情報を配信するときには、その配信先データ
に基づいて、当該地域のみの配信先にそのミュージシャ
ン情報を配信する。この場合、例えば、配信先の端末に
個別コードを付与しておくとともに、上記Webサーバ
120の記録媒体又は上記Webサーバ20の情報デー
タベース22に該個別コードに関連付けられた地域コー
ド又は住所データを記録しておく。そして、配信の際に
は、上記端末からの配信要求を受けた際にその端末の個
別コードも受信して地域を判断し、上記配信先データに
基づく地域のみに配信許可を与えるように、上記Web
サーバ120を構成する。尚、このように全国か限定地
域かによって、その情報配信手数料に差を設けてもよ
い。
【0060】また、このような収録スタジオ110を全
国各地に配置し、各収録スタジオを、インターネット等
のネットワークで接続しておき、遠隔地にいるミュージ
シャンへの技術指導をするデジタル音楽教室や、遠隔地
にいるミュージシャン同士のセッション演奏などを行う
こともできる。また、上記収録スタジオ110におい
て、ミュージシャンのポスター製作、CDラベルやチケ
ットのデザイン、ライブ情報等の発信等を行うこともで
きる。また、定期的(例えば年1〜2回)に、全国的な
ミュージシャンのコンテスト等のイベントを開催しても
よい。この場合、例えば、地方の地区予選を勝ち抜いた
ミュージシャンのみが全国大会に進めるようにしてもよ
い。
【0061】また、当該ミュージシャン支援システムに
関連する、プロモーションビデオ、CD、CDジャケッ
ト、ポスター、チケット等のデザイナー、作詞者、作曲
者、編曲者、PA、レコーディング/編集者、照明作業
者、カメラマン、舞台装置アシスタント、プロデューサ
等のスタッフを募集登録してもよい。この場合、これら
の業種を目指しているアマチュアの人を募集すれば、こ
れらの人に実践、活躍の場を与えることができる。ま
た、各業種ごとに能力と実践時間に応じて配当を受ける
ボランティア配当制を採用し、これらの人を雇うこと
で、当該ミュージシャン支援システムの運用にかかる費
用を少なく抑えることができる。これにより、ミュージ
シャンが支払う手数料等を低く抑え、配当金を多くする
ことができるようになる。
【0062】また、ミュージシャン1が上記収録スタジ
オ110を利用するときに、登録手続きや、録音、編集
その他の作業をセルフサービスで行うか、あるいは該収
録スタジオのスタッフに行ってもらうかを選択すること
ができるようにしてもよい。セルフサービスで行う場
合、上記録音・編集装置112及び上記Webサーバ1
20に接続されたセルフサービス用装置を設けてもよ
い。
【0063】図10は、上記セルフサービス用装置によ
る作業の流れを示すフローチャートである。このセルフ
サービス用装置は、まず、録音準備を行い(S1)、ミ
ュージシャン1が上記スタジオ111で演奏を行って、
その録音をして必要に応じて編集作業を行う(S2)。
そして、ミュージシャン1の操作に基づき、その楽曲を
試聴するためにスピーカー等から出力し(S3)、その
試聴の結果がOKかどうかを該ミュージシャンに選択さ
せる(S4)。この試聴の結果がOKでない場合には、
再度、楽曲の録音、編集を行う。試聴の結果がOKの場
合には、その録音した楽曲をCD等のリムーバル記録メ
ディアに記録するか否かを、そのミュージシャン1に選
択させる(S5)。ここで、CD等への記録をすること
になった場合には、そのCD等にラベル印刷を行うかど
うかを選択させる(S6)。尚、このラベル印刷の選択
の際には、インクジェット式、電子写真式、熱転写式、
シルク印刷等の印刷方式を選択できるようにしてもよ
い。ラベル印刷を行うことを選択した場合には、CD等
にラベル印刷を行い(S7)、その後CD等への情報記
録を行う(S8)。一方、ラベル印刷を行うことを選択
しなかった場合には、CD等への記録のみを行う(S
8)。尚、ラベル印刷(S7)とCD等への情報記録
(S8)については、順序が逆であってもかまわない。
【0064】ステップS5でCD等への記録を行わない
場合、及びステップS8でCD等への記録を終了した場
合には、楽器店等に配置されたデジタルスクリーン14
0への情報配信を行うか否かを、ミュージシャン1に選
択させる(S9)。情報配信を行う場合には、録音した
楽曲及び所定の登録情報とともに情報配信を行う旨の要
求を出力する(S10)。情報配信を行わない場合に
は、録音した楽曲及び所定の登録情報を出力する(S1
1)。尚、上記セルフサービス用装置等に、録音した楽
曲を譜面化することができる機能を設け、楽曲を譜面化
するか否かを選択させる処理を追加してもよい。また、
上記ミュージシャン支援サイトで行っている電子掲示板
等の利用を行うか否かなどを選択させる処理を追加して
もよい。この処理を追加すれば、パートナーを見つけた
り、録音した楽曲を他の楽曲又は他の歌詞と組み合わせ
たりすることも可能となる。
【0065】以上、本実施形態によれば、ミュージシャ
ン1にとっては、少なくとも自分の楽曲を聞いてもらえ
る場の提供を受け、かつ、活動資金の収集を効率的に行
い、メジャーになるチャンスが得られ、視聴者2にとっ
ては、自分が発掘した無名のミュージシャンがメジャー
になる楽しみがある上、配当金による利益を上げること
も可能である。また、支援業者3にとっては、上記収録
スタジオの使用料や、資金提供仲介等の手数料、登録し
たミュージシャンが利益を出したときのマージン等を得
ることも可能となる。
【0066】また、登録したミュージシャンがメジャー
になり多くの利益を上げて、視聴者に多くの配当金を支
払えるように、一般に公開する上記ミュージシャン支援
サイトとは別に、プロデュースを行う企業に対してミュ
ージシャン情報を提供する専用のサイト等を用意しても
よい。
【0067】〔実施形態2〕次に、本発明を、上記実施
形態1と同様に、音楽著作権の製作活動を行うアーティ
ストであるアマチュアミュージシャンによる活動資金の
収集を支援するアーティスト支援システムとしてのミュ
ージシャン支援システムに適用した他の実施形態につい
て説明する。本実施形態に係るミュージシャン支援シス
テムは、要約すると、アーティストへの活動資金を資金
提供した際に発行される資金提供証明を、視聴者間でい
わゆる株式資金提供方式のように取引できるものであ
る。尚、本実施形態に係るミュージシャン支援システム
のハードウェア構成は、上記実施形態1と同様であるの
で、説明を省略する。
【0068】このミュージシャン支援システムでは、ま
ず、上記実施形態1(図1参照)と同様に、資金提供を
希望するミュージシャンが登録手続きを行う(ステップ
)。この登録手続きにおいて、支援業者3は、登録手
続きを行ったミュージシャンの資金提供証明の額及びそ
の発行数を決定する。そして、音楽データ等のミュージ
シャン情報とともに、上記情報データベース22に記録
し、その資金提供証明の額及びその発行数を上記ミュー
ジシャン支援サイトにアップロードする。
【0069】視聴者は、上記ミュージシャン支援サイト
を閲覧し、その楽曲を試聴したり、写真を見たり、また
各ミュージシャンの資金提供証明額及びその発行数を見
たりすることができる(ステップ)。そして、これら
のミュージシャン情報を基に気に入ったミュージシャン
が見つかって、その活動資金を提供しようとする視聴者
は、その対象ミュージシャンに対する資金提供申込手続
きを行い(ステップ)、所定の資金提供額を上記ミュ
ージシャン支援サイトを運営する支援業者3に支払う
(ステップ)。上記支援業者3は、上記視聴者に対し
てその資金提供証明としての資金提供証明書を発行する
とともに(ステップ)、該視聴者から受け取った資金
提供額の全部又は一部を、上記対象ミュージシャンに活
動資金として提供する(ステップ)。このようにして
活動資金を得たミュージシャンは、その資金提供された
活動資金を、ライブ会場の使用料や、CD製作費用等に
使用し、音楽活動を行う。そして、この音楽活動により
得られた利益は、上記支援業者3に支払われる(ステッ
プ)。この支払われた利益は、上記資金提供証明を持
っている視聴者に配当金として支払われる(ステップ
)。以上の工程は、上記実施形態1と同様に行うこと
ができる。
【0070】本実施形態において、視聴者への資金提供
証明の販売数が、支援業者3の決定した資金提供証明発
行数に達したら、上記ミュージシャン支援サイトに用意
されている資金提供証明取引画面に当該資金提供証明を
公開する。この資金提供証明取引画面は、資金提供証明
を公開したミュージシャンの資金提供証明を保有する視
聴者と、該ミュージシャンの資金提供証明の購入を希望
する視聴者との間における、資金提供証明の売買の仲介
を担うものである。尚、この資金提供証明取引画面を管
理する装置は、上記ミュージシャン支援サイトを管理す
るWebサーバ20とは別のWebサーバであってもよ
い。
【0071】図11は、本実施形態に係るミュージシャ
ン支援システムによる資金提供証明の取引の流れを示す
説明図である。販売を希望する販売希望視聴者2aは、
上記視聴者端末30を用いて、上記ミュージシャン支援
サイトの資金提供証明取引画面を要求し、閲覧可能にな
ったミュージシャン情報及び資金提供証明額を閲覧する
ことができる。この資金提供証明額を閲覧する場合、販
売希望視聴者2aは、上記視聴者端末30の閲覧プログ
ラムを実行して上記ミュージシャン支援サイトにアクセ
スし、その資金提供証明取引画面を要求することで、販
売が可能な全ての資金提供証明額を閲覧することができ
る。この資金提供証明取引画面を出力するプログラムを
実行する制御部23は、資金提供証明額提供手段として
機能する。
【0072】また、上記販売希望視聴者2aが販売を希
望する資金提供証明の購入を希望する購入希望視聴者2
bも、上記視聴者端末30を用いて、上記ミュージシャ
ン支援サイトの資金提供証明取引画面を要求し、閲覧可
能になったミュージシャン情報及び資金提供証明額を閲
覧することができる。この資金提供証明額を閲覧する場
合、購入希望視聴者2bは、上記視聴者端末30の閲覧
プログラムを実行して上記ミュージシャン支援サイトに
アクセスし、その資金提供証明取引画面を要求すること
で、購入が可能な全ての資金提供証明額を閲覧すること
ができる。
【0073】本実施形態における資金提供証明の取引で
は、まず、販売希望視聴者2aからの販売要求を受け取
り(ステップ)、購入希望視聴者2bからの購入要求
を受け取る(ステップ)。そして、購入希望視聴者2
bから販売希望視聴者2aへの支払い手続きを行い(ス
テップ)、該販売希望視聴者が保有する資金提供証明
書を該販売希望視聴者に引き渡す手続きを行う(ステッ
プ)。
【0074】図12は、上記Webサーバ20の制御部
23が実行する資金提供証明取引プログラムのフローチ
ャートである。上記資金提供証明取引プログラムを実行
する制御部23は、まず、販売希望視聴者2aによる上
記視聴者端末30からの販売要求を受け取り、また、購
入希望視聴者2bによる上記視聴者端末30からの購入
要求を受け取る。そして、上記制御部23は、その販売
要求又は購入要求に応じて、その対象ミュージシャンの
IDを上記情報データベース22から検索し、そのID
に関連付けて、その販売要求又は購入要求を該情報デー
タベース22に記録する。
【0075】購入希望視聴者2bからの購入要求を受け
取ったら(S1)、上記制御部23は、その購入要求に
応じて、対象のミュージシャンのIDを基に上記情報デ
ータベースを検索し(S2)、販売要求が登録されてい
るかどうかを判断する(S3)。ここで、上記情報デー
タベース22に該当する販売要求が登録されていない場
合には、上記購入要求をIDに関連付けて該情報データ
ベースに登録し(S4)、上記購入希望視聴者2bに、
販売要求がない旨を通知する(S6)。一方、上記情報
データベース22に該当する販売要求が登録されている
場合には、販売希望視聴者2aに、購入要求があった旨
を通知するとともに(S5)、上記購入希望視聴者2b
に、販売要求があった旨を通知する(S6)。
【0076】尚、販売希望視聴者2aからの販売要求を
受け取った場合には、上記資金提供証明取引プログラム
を実行する制御部23は、購入希望視聴者2bからの販
売要求を受け取った場合の処理と同様のフローを実行す
る。尚、上記資金提供証明取引プログラムを実行する制
御部23は、販売要求受取手段及び購入要求受取手段と
して機能する。
【0077】資金提供証明書の取引手続きを完了した購
入希望視聴者2bは、所定の資金提供証明額及び上記支
援業者3の手数料等の金額を指定の振込口座に振り込む
支払い手続き及び資金提供証明書の引渡し手続きを行う
(図11のステップ及びステップ)。支援業者3
は、上記購入希望視聴者2bによる振込を確認すると、
資金提供証明書の引渡しとともに上記資金提供証明額を
口座振込等により上記販売希望視聴者2aに支払う手続
きを行う。
【0078】このようにして、資金提供証明書の取引が
行われるが、その取引により、例えば、人気のミュージ
シャンや配当金の多いミュージシャンの資金提供証明書
に対する購入希望視聴者数がその販売希望視聴者数を大
きく上回ったり、人気がなく配当金の少ないミュージシ
ャンの資金提供証明書に対する購入希望視聴者数がその
販売希望視聴者数を大きく下回ったりすることがある。
このような状態では、スムーズな取引を行うことができ
ず、ミュージシャンへの資金提供意欲を減退させてしま
う。
【0079】(資金提供証明額の決定方法)そこで、本
実施形態では、上記資金提供証明書の購入希望視聴者2
bの数と、該資金提供証明書の販売希望視聴者2aの数
とのバランスを取るために、上記Webサーバ20の制
御部23は、販売及び購入に係る資金提供証明額を決定
する資金提供証明額決定プログラムを実行する。
【0080】図13は、上記Webサーバ20の制御部
23が実行する資金提供証明額決定プログラムのフロー
チャートである。この資金提供証明額決定プログラムを
実行する制御部23は、取引に係る資金提供証明額を決
定するものであり、資金提供証明額決定手段として機能
する。上記資金提供証明額決定プログラムでは、まず、
上記情報データベース22内に記録された販売要求デー
タを読み出すとともに(S1)、購入要求データを読み
出す(S2)。互いのデータの数を基に、販売要求デー
タ数が購入要求データ数よりも多いときには、現在設定
されている資金提供証明額を引き下げるように調整し、
販売要求データ数が購入要求データ数よりも少ないとき
には、現在設定されている資金提供証明額を引き上げる
ように調整し、資金提供証明額を決定する(S3)。本
実施形態では、購入要求数と販売要求数に応じて資金提
供証明額を決定しているが、その他、例えば、対象ミュ
ージシャンの配当金額や、人気投票等の結果などの条件
も含めて資金提供証明額を決定するようにしてもよい。
このようにして決定された資金提供証明額は、上記情報
データベース22に記録されていた資金提供証明額に上
書きされ、最新の資金提供証明額に更新される(S
4)。そして、この更新された資金提供証明額は、すぐ
に上記ミュージシャン支援サイトの資金提供証明取引画
面にアップロードされ、該画面には、最新の資金提供証
明額が公開される。
【0081】尚、本実施形態では、資金提供証明書を所
定数発行してから、上記資金提供証明取引画面に公開す
る方法を採用したが、資金提供証明額及び発行数が決ま
った新規登録のミュージシャンの資金提供証明の取引を
いきなり公開し、取引を行ってもよい。
【0082】上記実施形態1及び上記実施形態2のミュ
ージシャン支援システムにおいては、上記情報データベ
ース22、上記制御部23、上記ハードディスク24を
1つのWebサーバ20が所有する構成となっている
が、例えば、上記情報データベース22に記録される一
部のデータを別の装置に有するような構成としてもよ
い。また、上記Webサーバ20の制御部23が実行す
るプログラムを当該Webサーバだけで行うのではな
く、そのプログラムの一部の処理を別の装置で実行する
構成としてもよい。
【0083】また、上記実施形態1及び上記実施形態2
のミュージシャン支援システムの収録スタジオ10,1
10において、録音した音楽データの編集や、ミュージ
シャンの映像や写真を撮影するカメラマン、演奏を行う
バックバンド、上記Webサーバ20,120のIT技
術者、PA、CDジャケットのデザイナー等として働く
スタッフ、あるいは該収録スタジオの機材を提供する機
材提供者の募集をする場合がある。この募集のとき、例
えば、上記支援業者3の利益がでたらその配当を分配す
る契約で募集をかけたり、登録されているミュージシャ
ンの資金提供証明を優先的に又は低額で購入することが
できる特典をつけて募集をかけたりすれば、当該ミュー
ジシャン支援システムを運用するための初期資金提供を
少なくすることができる。
【0084】また、上記実施形態1及び上記実施形態2
では、ミュージシャンが音各活動により得られた利益の
みを配当にまわしているが、上記ミュージシャン支援サ
イトでのバナー広告等や、CD又はCDジャケット等へ
の広告の印刷などの広告料を、配当にまわすようにして
もよい。これは、販売要求が少ない場合に対して行うよ
うにしてもよい。
【0085】上記実施形態1及び上記実施形態2では、
ミュージシャンを対象にしたものであったが、このよう
な音楽著作物のように耳で聴くものだけでなく、アマチ
ュア又はプロの写真家、画家、お笑い芸人等の目で見る
著作物のアーティストに対しても応用することができ
る。この場合、例えば、上記収録スタジオ10,110
のスタジオにおいて、当該著作物の写真又は映像を撮影
して電子データ化し、その画像データを上記ミュージシ
ャン支援サイトにアップロードする。
【0086】
【発明の効果】請求項1乃至24の発明によれば、活動
資金を集めたいアーティストと、有望なアーティストに
その活動資金を資金提供してもよいと考える視聴者との
間の仲介役として、視聴者からアーティストに提供され
る活動資金の流れをスムーズにすることができる。この
ようにして、才能あるアーティストによる活動資金の収
集を支援することで、当該アーティストがその活動資金
を基に、文化・芸術等の世界で活躍できるようにするこ
とができるという優れた効果がある。特に、請求項2、
5及び19の発明によれば、アーティストが実演した著
作物を撮影又は録音し、あるいはアーティストが製作し
た著作物を撮影し、電子データ化する設備をアーティス
トに提供したり、その電子データ化の作業を代行する施
設を用意したりすることができる。したがって、視聴者
に提供される著作物を電子データ化するための設備をア
ーティスト自身が用意する必要がなく、活動資金が少な
いアーティストでも当該アーティスト支援システムを利
用して活動資金の収集がしやすくなるという優れた効果
がある。また、請求項7の発明によれば、視聴者に、複
数のアーティスト情報を公開してその中から資金提供す
るアーティストを選択させることができるので、視聴者
による資金提供対象を探す手間を少なくし、アーティス
トへの活動資金の資金提供を促すことができるという優
れた効果がある。また、請求項8の発明によれば、資金
提供の判断する際の有益な資金提供関連情報を視聴者に
対して提供することで、その資金提供の決断をしやすく
させ、アーティストへの活動資金の資金提供を促すこと
ができるという優れた効果がある。また、請求項9の発
明によれば、自分が希望する金額をアーティストに資金
提供することができるので、小口の視聴者であっても気
兼ねなく資金提供を行うことができ、より多くの視聴者
にアーティストへの活動資金の資金提供を促すことがで
きるという優れた効果がある。また、請求項10の発明
によれば、資金提供によるアーティストの利益を視聴者
に還元することができるので、視聴者の資金提供意欲を
高め、アーティストへの活動資金をより多く集めること
ができるという優れた効果がある。また、請求項11の
発明によれば、自分の希望する資金提供額を直接入力で
き、資金提供額の幅を広げることができるので、より多
くの視聴者からの資金提供申込を獲得することができる
という優れた効果がある。また、請求項12の発明によ
れば、資金提供申込の手続きの際、視聴者が所定額が決
められた資金提供証明の購入するので、視聴者が資金提
供額を決断するときにその判断がしやすくなるという優
れた効果がある。また、請求項13の発明によれば、活
動資金を収集しているアーティストに資金提供される資
金があまり偏り過ぎないように調整することができ、資
金を資金提供を希望するアーティスト全体に適切に配分
することが可能となるという優れた効果がある。また、
請求項14の発明によれば、視聴者間においてアーティ
ストの資金提供証明の売買を行うことができ、アーティ
ストへの資金提供を活性化させ、アーティストへの活動
資金をより多く集めることができるという優れた効果が
ある。また、請求項15の発明によれば、売買される資
金提供証明を適正な価格に設定することで、視聴者間に
おけるアーティストの資金提供証明の売買を活性化さ
せ、アーティストへの活動資金をより多く集めることが
できるという優れた効果がある。また、請求項16の発
明によれば、資金提供を行った視聴者に対して資金提供
特典を付与することで、視聴者の資金提供意欲を高め、
アーティストへの活動資金をより多く集めることができ
るという優れた効果がある。また、請求項17の発明に
よれば、資金提供額や資金提供時期等の資金提供条件に
応じて、資金提供特典を決定するので、より高い額の高
い資金提供、より早い時期の資金提供等を促すことが可
能で、アーティストへの活動資金をより多く集めること
ができるという優れた効果がある。また、請求項18の
発明によれば、資金提供を行った視聴者に対して、資金
提供による実質上金銭的な還元を行うので、より視聴者
の資金提供意欲を高め、アーティストへの活動資金をよ
り多く集めることができるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1に係るミュージシャン支援システム
による資金収集を支援する流れを示す説明図。
【図2】同ミュージシャン支援システムの全体構成図。
【図3】同ミュージシャン支援システムを構成するWe
bサーバの概略構成を示すブロック図。
【図4】同ミュージシャン支援システムを構成する視聴
者端末の概略構成を示すブロック図。
【図5】同Webサーバの制御部が実行する登録プログ
ラムのフローチャート。
【図6】同Webサーバの制御部が実行する資金提供申
込プログラムのフローチャート。
【図7】同Webサーバの制御部が実行する資金提供証
明発行プログラムのフローチャート。
【図8】同Webサーバの制御部が実行する割引特典発
行プログラムのフローチャート。
【図9】同ミュージシャン支援システムを構成する収録
スタジオの変形例を示す概略構成図。
【図10】同収録スタジオにセルフサービス用装置を配
備した場合の作業の流れを示すフローチャート。
【図11】実施形態2に係るミュージシャン支援システ
ムによる資金提供証明の取引の流れを示す説明図。
【図12】同ミュージシャン支援システムを構成するW
ebサーバの制御部が実行する資金提供証明取引プログ
ラムのフローチャート。
【図13】同Webサーバの制御部が実行する資金提供
証明額決定プログラムのフローチャート。
【符号の説明】
1 ミュージシャン 2 視聴者 2a 販売希望視聴者 2b 購入希望視聴者 3 支援業者 10,110 収録スタジオ 12,112 録音編集装置 14,114 画像編集装置 16 通信装置 20,120 Webサーバ 22 情報データベース 23,32 制御部 25 操作部 30 視聴者端末 34 入力部 35 表示部 36 スピーカー 40 通信網 115 CD製作装置 116 ライブホール 117 ライブカフェ/バー 118 デジタルビデオカメラ 140 デジタルスクリーン
フロントページの続き (72)発明者 森川 治樹 宮城県柴田郡柴田町大字中名生字神明堂3 番地の1 東北リコー株式会社内 (72)発明者 遠藤 崇 宮城県柴田郡柴田町大字中名生字神明堂3 番地の1 東北リコー株式会社内 (72)発明者 上石 晶一 宮城県柴田郡柴田町大字中名生字神明堂3 番地の1 東北リコー株式会社内 Fターム(参考) 5B049 AA02 BB46 BB61 CC00 CC02 CC05 CC36 DD01 DD05 EE00 EE02 EE05 FF03 FF06 GG02 GG04 GG07 5B055 CB09 CC00 CC13 EE01 EE04 EE27

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アーティストによる活動資金の収集を支援
    するアーティスト支援方法であって、アーティストに関
    するアーティスト情報を記録した情報記録媒体を備えた
    コンピュータに、該アーティスト情報の視聴を希望する
    旨の視聴要求を出力するA工程、該A工程で出力された
    視聴要求を入力するB工程、該B工程で入力された視聴
    要求に応じて、該情報記録媒体に記録された該視聴要求
    の対象である対象アーティスト情報を出力するC工程、
    該C工程で出力された対象アーティスト情報を入力する
    D工程、該D工程で入力された対象アーティスト情報
    を、該視聴要求をした者に提供するE工程、該情報記録
    媒体に記録されたアーティスト情報のアーティストに対
    する活動資金の提供をする旨の資金提供申込を出力する
    F工程、該F工程で出力された資金提供申込を入力する
    G工程、を有することを特徴とするアーティスト支援方
    法。
  2. 【請求項2】請求項1のアーティスト支援方法におい
    て、上記アーティストが実演又は製作した著作物を、著
    作物データとして記録媒体に記録手段により記録するH
    工程、該記録手段により記録された著作物データを出力
    するI工程、該I工程で出力された著作物データを、上
    記コンピュータに入力するJ工程、該J工程で入力され
    た著作物データを、情報記録媒体に記録するK工程、を
    有することを特徴とするアーティスト支援方法。
  3. 【請求項3】アーティストによる活動資金の収集を支援
    するためのアーティスト支援方法であって、アーティス
    トに関するアーティスト情報を記録した情報記録媒体を
    備えたコンピュータに、該アーティスト情報の視聴を希
    望する旨の視聴要求を入力するB工程、該B工程で入力
    された視聴要求に応じて、該情報記録媒体に記録された
    該視聴要求の対象である対象アーティスト情報を出力す
    るC工程、該情報記録媒体に記録されたアーティスト情
    報のアーティストに対する活動資金の提供をする旨の資
    金提供申込を入力するG工程、を有することを特徴とす
    るアーティスト支援方法。
  4. 【請求項4】アーティストによる活動資金の収集を支援
    するアーティスト支援システムであって、アーティスト
    に関するアーティスト情報の視聴を希望する旨の視聴要
    求を出力する視聴要求出力手段と、該視聴要求を受け取
    る視聴要求受取手段と、該視聴要求に応じて、アーティ
    ストに関するアーティスト情報を記録した情報記録媒体
    に記録された該視聴要求の対象である対象アーティスト
    情報を出力する情報出力手段と、該対象アーティスト情
    報を受け取る情報受取手段と、該情報受取手段により受
    け取った対象アーティスト情報を、該視聴要求をした者
    に提供する情報提供手段と、該情報記録媒体に記録され
    たアーティスト情報のアーティストに対する活動資金の
    提供をする旨の資金提供申込を出力する資金提供申込出
    力手段と、該資金提供申込を受け取る資金提供申込受取
    手段とを有することを特徴とするアーティスト支援シス
    テム。
  5. 【請求項5】請求項4のアーティスト支援システムにお
    いて、上記アーティストが実演又は製作した著作物を、
    著作物データとして記録媒体に記録する記録手段と、該
    記録手段により記録された著作物データを出力する著作
    物データ出力手段と、該著作物データ出力手段により出
    力された著作物データを受け取る著作物データ受取手段
    と、該著作物データ受取手段により受け取った著作物デ
    ータを、上記情報記録媒体に記録する著作物データ記録
    手段とを有することを特徴とするアーティスト支援シス
    テム。
  6. 【請求項6】アーティストによる活動資金の収集を支援
    するためのアーティスト支援装置であって、アーティス
    トに関するアーティスト情報の視聴を希望する旨の視聴
    要求を受け取る視聴要求受取手段と、該視聴要求に応じ
    て、アーティストに関するアーティスト情報を記録した
    情報記録媒体に記録された該視聴要求の対象である対象
    アーティスト情報を出力する情報出力手段と、該情報記
    録媒体に記録されたアーティスト情報のアーティストに
    対する活動資金の提供をする旨の資金提供申込を受け取
    る資金提供申込受取手段とを有することを特徴とするア
    ーティスト支援装置。
  7. 【請求項7】請求項6のアーティスト支援装置におい
    て、複数のアーティスト情報を公開する情報公開手段
    と、該情報公開手段で公開された複数のアーティスト情
    報の中から対象アーティスト情報を選択させる情報選択
    手段とを有し、上記視聴要求受取手段は、該情報選択手
    段により選択された対象アーティスト情報の視聴要求を
    受け取ることを特徴とするアーティスト支援装置。
  8. 【請求項8】請求項6又は7のアーティスト支援装置に
    おいて、上記資金提供申込受取手段により受け取られた
    上記資金提供申込に関する資金提供関連情報を、上記ア
    ーティスト毎に資金提供関連情報記録媒体に記録する資
    金提供関連情報記録手段と、該資金提供関連情報記録媒
    体に記録された資金提供関連情報を提供する資金提供関
    連情報提供手段とを有することを特徴とするアーティス
    ト支援装置。
  9. 【請求項9】請求項6、7又は8のアーティスト支援装
    置において、上記資金提供申込受取手段は、資金提供額
    に関連する資金提供額関連項目を含む資金提供申込を受
    け取ることを特徴とするアーティスト支援装置。
  10. 【請求項10】請求項9のアーティスト支援装置におい
    て、上記資金提供申込受取手段により受け取った資金提
    供額関連項目を証明する資金提供証明を、資金提供申込
    を行った視聴者に対して発行する発行手続きを行う資金
    提供証明発行手続手段と、上記資金提供証明を有する視
    聴者に対して、該資金提供証明に係る資金提供を受けた
    アーティストの活動による利益に応じた配当金の支払手
    続きを行う配当金支払手続手段とを有することを特徴と
    するアーティスト支援装置。
  11. 【請求項11】請求項9又は10のアーティスト支援装
    置において、上記資金提供額関連項目は、上記視聴者が
    資金提供する資金提供額であることを特徴とするアーテ
    ィスト支援装置。
  12. 【請求項12】請求項9又は10のアーティスト支援装
    置において、上記資金提供額関連項目は、所定額が決め
    られた資金提供証明の購入数であることを特徴とするア
    ーティスト支援装置。
  13. 【請求項13】請求項12のアーティスト支援装置にお
    いて、資金提供を行ったアーティストの活動による利益
    に応じて、上記所定額を決定する資金提供証明額決定手
    段を有することを特徴とするアーティスト支援装置。
  14. 【請求項14】請求項12又は13のアーティスト支援
    装置において、資金提供証明の発行を受けた販売希望視
    聴者からの該資金提供証明の販売を希望する旨の販売要
    求を受け取る販売要求受取手段と、資金提供証明の購入
    を希望する購入希望視聴者の購入を希望する旨の購入要
    求を受け取る購入要求受取手段とを有することを特徴と
    するアーティスト支援装置。
  15. 【請求項15】請求項14のアーティスト支援装置にお
    いて、発行数が決められた上記資金提供証明の購入希望
    数と、該資金提供証明の販売希望数とにより、上記所定
    額を決定する資金提供証明額決定手段と、該所定額を、
    上記販売希望視聴者及び上記購入希望視聴者に提供する
    資金提供証明額提供手段とを有することを特徴とするア
    ーティスト支援装置。
  16. 【請求項16】請求項9のアーティスト支援装置におい
    て、上記資金提供申込受取手段により受け取った資金提
    供額関連項目を証明する資金提供証明を、資金提供申込
    を行った視聴者に対して発行する発行手続きを行う資金
    提供証明発行手続手段と、上記資金提供証明を有する視
    聴者に対して、該資金提供証明に係る資金提供を受けた
    アーティストによる販売物を購入するときに資金提供特
    典をもって購入することができる資金提供特典証明を発
    行する発行手続きを行う資金提供特典証明発行手続手段
    とを有することを特徴とするアーティスト支援装置。
  17. 【請求項17】請求項16のアーティスト支援装置にお
    いて、上記対象アーティストへの資金提供条件に応じ
    て、資金提供した各視聴者が受ける資金提供特典を決定
    する資金提供特典決定手段を有することを特徴とするア
    ーティスト支援装置。
  18. 【請求項18】請求項16又は17のアーティスト支援
    装置において、上記資金提供特典は、上記販売物を、該
    販売物の販売価格に所定の割引率を乗じて得た額で購入
    することができる割引特典であることを特徴とするアー
    ティスト支援装置。
  19. 【請求項19】請求項6、7、8、9、10、11、1
    2、13、14、15、16、17又は18のアーティ
    スト支援装置において、上記アーティストが実演又は製
    作した著作物の著作物データを受け取る著作物データ受
    取手段と、該著作物データ受取手段により受け取った著
    作物データを、上記情報記録媒体に記録する著作物デー
    タ記録手段とを有することを特徴とするアーティスト支
    援装置。
  20. 【請求項20】請求項6、7、8、9、10、11、1
    2、13、14、15、16、17、18又は19のア
    ーティスト支援装置において、アーティストの活動資金
    の収集を支援するために要した費用の額を受け取る手数
    料額受取手段と、資金提供申込を行った視聴者から提供
    される資金の額から、上記費用の額を差し引いた額を算
    出する費用差引手段を有することを特徴とするアーティ
    スト支援装置。
  21. 【請求項21】請求項6、7、8、9、10、11、1
    2、13、14、15、16、17、18、19又は2
    0のアーティスト支援装置に接続されるクライアント装
    置であって、アーティストに関するアーティスト情報の
    視聴を希望する旨の視聴要求を入力する視聴要求入力手
    段と、該視聴要求入力手段により入力された視聴要求
    を、上記アーティスト支援装置に対して出力する視聴要
    求出力手段と、該アーティスト支援装置の情報出力手段
    から出力されたアーティスト情報を受け取る情報受取手
    段と、該情報受取手段により受け取ったアーティスト情
    報を提供する情報提供手段と、該アーティスト支援装置
    の情報記録媒体に記録されたアーティスト情報のアーテ
    ィストに対する活動資金の提供をする旨の資金提供申込
    を入力する資金提供申込入力手段と、該資金提供申込入
    力手段により入力された資金提供申込を、該アーティス
    ト支援装置に対して出力する資金提供申込出力手段とを
    有することを特徴とするクライアント装置。
  22. 【請求項22】請求項6、7、8、9、10、11、1
    2、13、14、15、16、17、18、19又は2
    0のアーティスト支援装置に接続される著作物データ記
    録装置であって、上記アーティストが実演又は製作した
    著作物を、著作物データとして記録媒体に記録する記録
    手段と、該記録手段により記録された著作物データを、
    上記アーティスト支援装置に出力する著作物データ出力
    手段とを有することを特徴とする著作物データ記録装
    置。
  23. 【請求項23】請求項6、7、8、9、10、11、1
    2、13、14、15、16、17、18、19又は2
    0のアーティスト支援装置を構成するコンピュータを機
    能させるためのプログラムを記録したコンピュータ読取
    可能な記録媒体であって、アーティストに関するアーテ
    ィスト情報の視聴を希望する旨の視聴要求を受け取る視
    聴要求受取手段、該視聴要求に応じて、該視聴要求に応
    じて、アーティストに関するアーティスト情報を記録し
    た情報記録媒体に記録された該視聴要求の対象である対
    象アーティスト情報を出力する情報出力手段、及び該情
    報記録媒体に記録されたアーティスト情報のアーティス
    トに対する活動資金の提供をする旨の資金提供申込を受
    け取る資金提供申込受取手段として、上記コンピュータ
    を機能させるためのプログラムを記録したことを特徴と
    するコンピュータ読取可能な記録媒体。
  24. 【請求項24】請求項21のクライアント装置を構成す
    るコンピュータを機能させるためのプログラムを記録し
    たコンピュータ読取可能な記録媒体であって、アーティ
    ストに関するアーティスト情報の視聴を希望する旨の視
    聴要求を、上記アーティスト支援装置に対して出力する
    視聴要求出力手段、該アーティスト支援装置の情報出力
    手段から出力されたアーティスト情報を受け取る情報受
    取手段、該情報受取手段により受け取ったアーティスト
    情報を提供する情報提供手段、該アーティスト支援装置
    の情報記録媒体に記録されたアーティスト情報のアーテ
    ィストに対する活動資金の提供をする旨の資金提供申込
    を、該アーティスト支援装置に対して出力する資金提供
    申込出力手段として、コンピュータを機能させるための
    プログラムを記録したことを特徴とするコンピュータ読
    取可能な記録媒体。
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