JP2004348305A - 媒体によるコンテンツ発行方法、サービス事業者側装置及びシステム提供者側装置 - Google Patents

媒体によるコンテンツ発行方法、サービス事業者側装置及びシステム提供者側装置 Download PDF

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徹 鎌田
Yasuyuki Nakada
康之 中田
Koichi Oikawa
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Abstract

【課題】本発明は媒体によるコンテンツ発行方法、サービス事業者側装置及びシステム提供者側装置に関し、エンドユーザの要求が発生した時点で情報を媒体に入れて現場で発行すると共に、サービス事業者が必要とする明確なコストだけをシステム提供者に支払うビジネルモデルを構築する。
【解決手段】エンドユーザ3が求める情報を媒体に入れ発行するサービス事業者側装置1と、サービスシステムを提供するシステム提供者側装置2とを備えたシステムにおいて、システム提供者側装置2は、サービス事業者側装置1から提供される共通情報に基づき、レーベルの印刷と共通情報の書き込みを施した供給媒体をサービス事業者側装置1に事前に提供し、サービス事業者側装置1は、エンドユーザ3の注文に応じた個別情報のみを供給媒体に追記することで、エンドユーザ3から求める情報を入れた媒体を発行する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンドユーザが求めるコンテンツを媒体に入れて発行するサービスに利用される媒体によるコンテンツ発行方法、サービス事業者側装置及びシステム提供者側装置に関する。
【0002】
近年、デジタルコンテンツの作成/編集が容易になるに伴い、エンドユーザにカスタマイズしたコンテンツを記録媒体に入れ提供するサービスが出現している。例えば、エンドユーザに関わるイベントを映像として記録編集し記録媒体で提供するサービスや、エンドユーザから提供された映像素材を編集して記録媒体に入れ提供するサービスなどがそれに該当する。
【0003】
【従来の技術】以下、特許文献1を従来例として説明する。
【0004】
図12は従来例の説明図(その1)、図13は従来例の説明図(その2)である。以下、図12、13を参照しながら従来例について説明する。
【0005】
従来例は、デジタルコンテンツの加工販売システムに関する発明であり、所望のデジタル情報を試視聴した後、CD(コンパクトディスク)等の所定の記録媒体に記録して販売する(購入選択に基づいて販売する)デジタルコンテンツの加工販売システムを提供するものである。
【0006】
図12において、本部サーバー3は、図示外の大容量の記憶手段が接続され、デジタル情報配給元2から配信された音楽、映画、TV放映内容等のデジタルコンテンツからなるデジタル情報を受信して、内部の記憶手段に統括して記憶する。
【0007】
また、顧客を直に接する各店舗内に設けられる店舗サーバー4は、本部サーバー3から配信されるデジタル情報を受信し、受信したデジタル情報を、所定のパターンで分類して、試視聴データ記憶手段5および販売データ6に記憶する。
【0008】
そして、顧客が試視聴する音楽、映画、テレビ放映内容等を、タイトル名、アーティスト名、主演俳優名等を選択することにより、試視聴データ記憶手段5内を検索して、該当する項目を試視聴手段11に転送する。また、顧客が購入する音楽、映画、テレビ放映内容等を、タイトル名、アーティスト名、主演俳優名等、または、試視聴したもので販売データ記憶手段6を検索して、デジタル情報記録手段12と印刷手段13に転送する。
【0009】
このようにして、音楽、映画、TV放映内容等のデジタルコンテンツからなるデジタル情報を配信するデジタル情報配給元2、2、2から本部サーバー3を経由してサーバー4で受信して分類し、試視聴用デジタル情報として試視聴データ記憶手段5に記憶する。
【0010】
そして、試視聴手段11により前記試視聴データ記憶手段5から転送された特定のデジタル情報の試視聴を行い、特定のデジタル情報および/またはオリジナル情報取込手段10から取り込んだオリジナル情報をそのまま、または加工してデジタル情報記憶手段12により所定の媒体に記録し、本部サーバー3からの指示に従い、販売データ記憶手段6に記憶された特定のデジタル情報および/またはオリジナル情報取込手段10から取り込んだオリジナル情報をそのまま、または加工して印刷した提供物たる商品の代金をキャッシャーで会計を行う。
【0011】
次に、図13のフローチャートに基づいて処理を説明する。なお、図13において、S28〜S65は各処理ステップを示す。
【0012】
まず、音楽のデジタル情報を購入しようとする顧客や、映画、TV放映内容のデジタル情報を購入しようとする顧客は、デジタル情報を販売する当店舗へ入り、タッチパネル式入力手段9が設けられた試視聴購入選択手段8へ行く。タッチパネル式入力手段9には、デジタル情報の選択メニュー等からなるメインメニューが表示されている(S28)。
【0013】
このメニュー画面において、表示された終了ボタンが、触手して入力されたか否かの判定を行い(S29)、終了する場合は、S63の処理を行い、終了しない場合は、試視聴購入選択があるか否かの判定を行い(S30)、次の試視聴購入選択処理を行う。
【0014】
試視聴購入選択処理(S31)は、タッチパネル式入力手段9に、試視聴・購入選択のメニュー画面が表示される。この試視聴・購入選択のメニュー画面には、例えば、「音楽」、「映画」、「TV放映内容」、「映像カラオケ」等の選択入力キーと、検索方法メニューとして、「ジャンルによる検索」、「アーティスト名による検索(ただし、映画の場合は主演俳優名、TV放映の場合は、主演俳優名、司会者等)」、「曲名による検索(映画、TV放映の場合は、題名)」等が表示され、これらの中から所望とする検索方法を選択して触手入力する。
【0015】
検索方法が選択されると、検索ワード入力の画面が表示されるから、この画面から例えば、アーティスト名を入力する。入力した検索ワードでよければ、次の処理を行い、再入力の必要があれば、前の処理に戻る。
【0016】
また、S29の処理で入力が終了すれば、依頼があったか否かを判定し(S63)、依頼がなければこの処理を終了する。しかし、依頼があれば、会計を行い(S64)、購入物がある場合はCD、MD等を渡し(S65)、この処理を終了する。
【0017】
【特許文献1】
特開2000−322645公報
【特許文献2】
特願2003−4207(H15/1/10出願)
【特許文献3】
特開2002−342206公報
【0018】
【発明が解決しようとする課題】前記のような従来のものにおいては、次のような課題があった。
【0019】
前記従来例では、エンドユーザの求める情報をCD等の記録媒体(或いは、単に「媒体」と記す)に入れ発行するサービスでは、サービス事業者側装置が、エンドユーザの求める個別情報を作成するが、事前にエンドユーザから個別情報を受け取るかして、サービス事業者側装置又はシステム提供者側装置の所有する機材を用いて、媒体のレーベルを印刷し、サービス事業者側装置の提供したい共通情報を織りまぜて編集した後、媒体に書き込みエンドユーザに発行していた。
【0020】
従って、エンドユーザの要求発生時点から、サービス事業者がエンドユーザの求める情報を媒体に入れて発行する時点までには、レーベルの印刷と情報の編集と書き込み、媒体の発送による大きな時間差が生じていた。
【0021】
また、サービス事業者が機材を所有するためには設備コストがかかり、システム提供者のサービスを利用する場合は、一般に不明瞭なサービス利用料金が必要であった。
【0022】
本発明は、このような従来の課題を解決し、前記エンドユーザの要求発生時点から、サービス事業者側装置がエンドユーザの求める情報を媒体に入れて発行する時点までの時間差を短縮し、エンドユーザの要求が発生した時点で情報を媒体に入れて現場で発行すると共に、サービス事業者側が必要とする明確なコストだけをシステム提供者側に支払うビジネルモデルを構築することを目的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明は前記の目的を達成するため、次のように構成した。
【0024】
(1) :エンドユーザが求める情報を媒体に入れ発行するサービス事業者側装置と、サービスシステムを提供するシステム提供者側装置とを有するシステムの媒体によるコンテンツ発行方法において、前記システム提供者側装置はサービス事業者側装置から提供された共通情報に基づき、レーベルの印刷と共通情報の書き込みを施した供給媒体をサービス事業者側装置に事前に提供し、サービス事業者側装置はエンドユーザの注文に応じた個別情報のみを供給媒体に追記することで、エンドユーザから求めた情報を入れた媒体を発行することを特徴とする。
【0025】
(2) :前記(1) の媒体によるコンテンツ発行方法において、前記システム提供者側装置は、共通情報と個別情報の内容の違いに関わらず、これらをハイパーリンクで参照できるHTMLで記述されたファイルと、これを閲覧するための情報閲覧プログラムを供給媒体に同梱してサービス事業者側装置に提供することを特徴とする。
【0026】
(3) :前記(1) の媒体によるコンテンツ発行方法において、前記システム提供者側装置は、供給媒体を提供することで、サービス事業者側装置から対価を得ると共に、前記サービス事業者側装置は、供給媒体に個別情報を書き込み、エンドユーザに発行することで対価を得ることを特徴とする。
【0027】
(4) :エンドユーザが求める情報を媒体に入れ発行するサービス事業者側装置と、サービスシステムを提供するシステム提供者側装置とを備え、媒体によるコンテンツ発行を行うシステムの前記サービス事業者側装置であって、記録媒体のレーベルデザイン、エンドユーザに伝えたい情報、広告などの共通情報を作成し、システム提供者側装置のWebサーバにアップロードするための共通情報入力端末と、各エンドユーザに対応した個別情報を取得して作成し、システム提供者側装置のWebサーバにアップロードするための個別情報入力端末と、エンドユーザの要求に基づいて、システム提供者側装置のWebサーバに保存されている個別情報をシステム提供者側装置から供給媒体に追記し発行する商品媒体発行端末とを備えていることを特徴とする。
【0028】
(5) :エンドユーザが求める情報を媒体に入れ発行するサービス事業者側装置と、サービスシステムを提供するシステム提供者側装置とを備え、媒体によるコンテンツ発行を行うシステムの前記システム提供者側装置であって、Webサーバと、レーベル印刷装置と、媒体データ書込装置を備えると共に、前記Webサーバは、サービス事業者側装置から受け取ったレーベルデザインデータを保存するレーベルデザインデータファイルと、サービス事業者側装置から受け取った共通情報を保存する共通情報ファイルと、媒体に記録された情報を閲覧する情報閲覧プログラムを保存する情報閲覧プログラムファイルと、サービス事業者側装置から受け取った個別情報を保存する個別情報ファイルを備えていることを特徴とする。
【0029】
(作用)
前記構成に基づく本発明の作用を、図1に基づいて説明する。
【0030】
(a) :前記(1) では、システム提供者側装置2はサービス事業者側装置1から提供される共通情報に基づき、レーベルの印刷と共通情報の書き込みを施した供給媒体をサービス事業者側装置1に事前に提供し、サービス事業者側装置1はエンドユーザ3の注文に応じた個別情報のみを供給媒体に追記することで、エンドユーザ3から求める情報を入れた媒体を発行する。
【0031】
このようにすれば、エンドユーザ3の要求発生時点から、サービス事業者側装置1がエンドユーザ3の求める情報を媒体に入れて発行する時点までの時間差を短縮し、エンドユーザ3の要求が発生した時点で情報を媒体に入れて現場で発行すると共に、サービス事業者側が必要とする明確なコストだけをシステム提供者側に支払うビジネルモデルを構築することができる。
【0032】
(b) :前記(2) では、システム提供者側装置2は、共通情報と個別情報の内容の違いに関わらず、これらをハイパーリンクで参照できるHTMLで記述されたファイルと、これを閲覧するための情報閲覧プログラムを供給媒体に同梱してサービス事業者側装置1に提供する。
【0033】
このようにすれば、エンドユーザ3の要求発生時点から、サービス事業者側装置1がエンドユーザ3の求める情報を媒体に入れて発行する時点までの時間差を短縮し、エンドユーザ3の要求が発生した時点で情報を媒体に入れて現場で発行すると共に、サービス事業者側が必要とする明確なコストだけをシステム提供者側に支払うビジネルモデルを構築することができる。
【0034】
(c) :前記(3) では、システム提供者側装置2は、供給媒体を提供することで、サービス事業者側装置1から対価を得ると共に、サービス事業者側装置1は、供給媒体に個別情報を書き込み、エンドユーザ3に発行することで対価を得ることができる。
【0035】
このようにすれば、サービス事業者側が必要とする明確なコストだけをシステム提供者側に支払うビジネルモデルを構築することができる。
【0036】
(d) :前記(4) のサービス事業者側装置1では、共通情報入力端末11がサービス事業者が記録媒体のレーベルデザイン、エンドユーザに伝えたい情報、広告などの共通情報を作成し、システム提供者側装置2のWebサーバ21にアップロードし、個別情報入力端末12が、サービス事業者側装置1が各エンドユーザ3に対応した個別情報を取得して作成し、システム提供者側装置2のWebサーバ21にアップロードし、商品媒体発行端末13Aが、サービス事業者側装置1がエンドユーザ3の要求に基づいて、システム提供者側装置2のWebサーバ21に保存されている個別情報をシステム提供者から供給媒体に追記し発行する。
【0037】
このようにすれば、エンドユーザ3の要求発生時点から、サービス事業者側装置1がエンドユーザ3の求める情報を媒体に入れて発行する時点までの時間差を短縮し、エンドユーザ3の要求が発生した時点で情報を媒体に入れて現場で発行すると共に、サービス事業者側が必要とする明確なコストだけをシステム提供者側に支払うビジネルモデルを構築することができる。
【0038】
(e) :前記(5) のシステム提供者側装置2では、Webサーバ21は、レーベルデザインデータファイル25にサービス事業者側装置1から受け取ったレーベルデザインデータを保存し、共通情報ファイル26にサービス事業者側装置1から受け取った共通情報を保存し、個別情報ファイル28にサービス事業者側装置1から受け取った個別情報を保存する。そして、情報閲覧プログラムファイル27には、媒体に記録された情報を閲覧するための情報閲覧プログラムを格納する。
【0039】
このようにすれば、エンドユーザ3の要求発生時点から、サービス事業者側装置1がエンドユーザ3の求める情報を媒体に入れて発行する時点までの時間差を短縮し、エンドユーザの要求が発生した時点で情報を媒体に入れて現場で発行すると共に、サービス事業者側が必要とする明確なコストだけをシステム提供者側に支払うビジネルモデルを構築することができる。
【0040】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の実施の形態では、商品媒体(又は「媒体」)として、CD(コンパクトディスク)に適用した例について説明する。
【0041】
§1:システムの説明
図2はシステムの説明図である。このシステムは、商品媒体としてコンパクトディスク(以下「CD」と記す)に適用した例であり、サービス事業者側装置1と、システム提供者側装置2を含んで構成されており、エンドユーザ3に対してサービスを提供するシステムである。
【0042】
そして、サービス事業者側装置1(例えば、テーマパークの装置)は、共通情報入力端末11と、個別情報入力端末12と、商品CD発行端末13を備えている。また、システム提供者側装置2は、Webサーバ21と、レーベル印刷装置22と、CDデータ書込装置23を備えると共に、前記Webサーバ21は、レーベルデザインデータファイル25と、共通情報ファイル26と、情報閲覧プログラムファイル27と、個別情報ファイル28を備えている。
【0043】
前記サービス事業者側装置1の共通情報入力端末11は、サービス事業者側装置1が記録媒体としてCDのレーベルやエンドユーザ3に伝えたい情報や広告等の共通情報を作成し、システム提供者側装置2のWebサーバ21にアップロードするためのもの(例えば、パーソナルコンピュータ)である。
【0044】
また、個別情報入力端末12は、サービス事業者側装置1が各エンドユーザ3に対応した個別情報を取得して作成し、システム提供者側装置2のWebサーバ21にアップロードするためのもの(例えば、ビデオカメラ、デジタルカメラ、マイク等を付属させたパーソナルコンピュータ)である。
【0045】
また、商品CD発行端末13は、サービス事業者側装置1がエンドユーザ3の要求に基づいて、システム提供者側装置2のWebサーバ21に保存されている個別情報をシステム提供者側装置2から提供される供給媒体のCDに追記し発行する端末(例えば、CDへの情報の記録等が可能な専用の装置)である。
【0046】
システム提供者側装置2のレーベル印刷装置22は、Webサーバ21に保存されているレーベルデザインに基づいてCDのレーベルを印刷するものである。CDデータ書込装置23は、Webサーバ21に保存されている共通情報や情報閲覧プログラムファイル27のプログラムをCDに書き込むものである。Webサーバ21は、インターネット上のサーバであり、システム提供者側装置の各端末などからアクセスできる装置であり、前記レーベルデザインデータファイル25と、共通情報ファイル26と、情報閲覧プログラムファイル27と、個別情報ファイル28は、例えば、Webサーバ21内のハードディスク装置に記憶されたファイルである。
【0047】
§2:システムの処理の説明
図3はシステムの処理フローチャートである。以下、図3を参照しながら前記システムの処理を説明する。なお、図3中、S1〜S13は各処理ステップを示す。
【0048】
A:サービス事業者側装置1は、事前に、共通情報入力端末11で記録媒体のCDのレーベルデザインや、エンドユーザ3に伝えたい情報や広告などの共通情報を作成し、システム提供者側装置2のWebサーバ21にアップロードしておく(S1)。
【0049】
B:サービス事業者側装置1は、必要な枚数の供給媒体であるCDを見積もり、システム提供者側装置2に発注する(S2)。
【0050】
C:システム提供者側装置2は、サービス事業者側装置1から供給媒体のCDを受注し(S10)、空のCDにWebサーバ21に保存されている(レーベルデザインデータファイル25内の)レーベルデザインを印刷する(S11)。
【0051】
D:システム提供者側装置2は、Webサーバ21に保存されている共通情報(共通情報ファイル26内の共通情報)と情報閲覧プログラム(情報閲覧プログラムファイル27内の閲覧情報プログラム)をレーベル印刷媒体(CD)に書き込み(S12)、サービス事業者側装置1に提供し、対価を取得する(S13)。
【0052】
E:サービス事業者側では、システム提供者側側からCDを受領し、供給媒体に対して対価を支払う(S3)。
【0053】
F:サービス事業者側装置1は、個別情報入力端末12で、エンドユーザ3に対応した個別の情報を取得し、システム提供者側装置2のWebサーバ21にアップロードする(S4)。
【0054】
G:サービス事業者側装置1は、商品CD発行端末13で、エンドユーザ3から要求のあった時点(受注があれば)で(S5)、Webサーバ21に保存されている個別情報(個別情報ファイル28内の個別情報)のみをシステム提供者側装置2から提供された供給媒体であるCDに追記するたでけで良い(S6)。
【0055】
H:サービス事業者側装置1は、エンドユーザ3に商品媒体であるCDを発行し、対価を得る(S7)。
【0056】
I:サービス事業者側装置1は、サービスを継続するなら(S8)、供給媒体のCDの在庫を確認し、十分な在庫が有れば(S9)、前記Fの処理(S4)へ戻るサービスを継続する。しかし、在庫が無ければ、前記Bの処理(S2)に戻り、サービスを継続する。
【0057】
§3:システムの処理概要の説明
図4はシステムの処理概要説明図、図5は個別情報送信時の説明図、図6は個別情報追記時の説明図、図7は商品CDの内容の説明図である。以下、図4乃至図7を参照しながら具体的な例について説明する。
【0058】
この例のシステムでは、エンドユーザ3、サービス事業者側装置1、システム提供者側装置2を備え、サービス事業者側装置1は、レーベル/広告入力端末、商品CD発行端末を備える。システム提供者側装置2は、Webサーバ21、レーベルプリンタ、CDライタを備える。
【0059】
レーベル/広告入力端末は、サービス事業者側装置1がCDのレーベルデザインやエンドユーザに伝えたい広告を作成し、システム提供者側装置2のWebサーバ21にアップロードするためのもの(図2の共通情報入力端末11に対応)である。個別画像入力端末(図2の個別情報入力端末12に対応)は、サービス事業者側装置1が各エンドユーザ3に対応した個別画像を取得し、システム提供者側装置2のWebサーバ21にアップロードするためのものである。
【0060】
また、商品CD発行端末13は、サービス事業者側装置1がエンドユーザ3の要求に基づいて、システム提供者側装置2のWebサーバ21に保存されている個別画像をシステム提供者側装置2から供給される供給CDに追記し発行する端末である。
【0061】
システム提供者側装置2のレーベルプリンタは、Webサーバ21に保存されているレーベルデザインに基づいてCDのレーベルを印刷するものである。CDライタはWebサーバ21に保存されている広告や画像閲覧プログラムをCDに書き込むものである。以下、この例の処理について説明する。
【0062】
a:サービス事業者側装置1は、事前に、レーベル/広告入力端末で、CDのレーベルデザインやエンドユーザ3に伝えたい広告を作成し、システム提供者側装置2のWebサーバ21にアップロードする。
【0063】
b:サービス事業者側装置1は、必要な枚数の供給CDを見積もり、システム提供者側装置2に発注する。
【0064】
c:システム提供者側装置2は、サービス事業者側装置1から供給CDを受注し、空のCDにエンドユーザ3に保存されているレーベルデザインを印刷する。
【0065】
d:システム提供者側装置2は、広告と個別画像の内容の違いに関わらず、これらをハイパーリンクで参照できるHTML(Hyper Text Markup Language)に記述されていたファイルとこれを閲覧するためのソフトウェアなどの情報閲覧プログラムをCDに書き込みサービス事業者側装置1に提供する。
【0066】
e:サービス事業者側装置1は、システム提供者側装置2から供給CDを受け取り、供給CDに対して対価を支払う。
【0067】
f:サービス事業者側装置1は、図5に示すように、個別画像入力端末(図2の個別情報入力端末12に対応)で、RFID(Radio Frequency Identication)タグを提示したエンドユーザ3に対応した個別画像を取得し、システム提供者側装置2のWebサーバ21にアップロードする。そして、個別画像のIDをRFIDタグに追記させる。
【0068】
g:サービス事業者側装置1は、図6に示すように、商品CD発行端末13で、エンドユーザ3からRFIDタグの提示を受けた時点で、RFIDタグに記憶された個別画像のIDに基づき、Webサーバ21に保存されている対応する個別画像のみをシステム提供者側装置2から供給される供給CDに追記する。
【0069】
h:サービス事業者側装置1は、エンドユーザ3に商品CDを発行し対価を得る。
【0070】
i:サービス事業者側装置1は、サービスを継続するなら、供給CDの在庫を確認し、十分な在庫が有れば、前記fの処理に戻り、サービスを継続する。しかし、在庫が十分なければ、前記bの処理に戻り、サービスを継続する。
j:エンドユーザ3は、受け取ったCDをCD再生装置で再生すると、図7のようにして自動再生する。先ず、画面上にHTMLファイルが表示される。この表示から再生を開始すると、共通画像1の再生→個別画像1の再生→共通画像2の再生→個別画像2の再生の順に自動的に再生が行なわれる。
【0071】
§4:各部の具体例1の説明
図8は情報システム例の概念図、図9は画像を撮影する手順を示すフローチャート、図10は撮影画像を画像記録媒体で提供する手順を示すフローチャートである。なお、特許文献2には本願の図4、図5の更なる具体例に相当する例が記載されているので、以下、その例を、図8乃至図10として図示し、本発明の図4、図5の更なる具体例として説明する。
【0072】
(1) :先ず、図8を参照しながら、情報記録媒体配付の場面について説明する。ここでは、当娯楽の利用者に画像ID情報を記録できる情報記録媒体IDを配付する。この情報記録媒体IDとしては、RFID(Radio Frequency Identification)タグやIC(Integrated Circuit)カードのような記録可能な媒体を利用する。
【0073】
なお、この情報記録媒体IDには、各媒体を識別する番号を付与する必要はない。特に、情報記録媒体IDを紛失し、第三者が画像を視聴することに抵抗など感じる利用者に対しては、同記録媒体IDに暗証番号を設定しても良い。
【0074】
(2) :次に、撮影の場面について説明する。画像としては、静止画や動画が考えられるので、各場面について説明する。
【0075】
撮影の場面には、情報記録媒体IDに動画IDを記録する画像ID取得装置11aと、カメラ11bと、制御装置11cから構成される撮影装置11が設けられる。制御装置11cとは、ネットワーク等を介して画像を保存するための画像データベース(以下、「画像DB」という)13が接続され、カメラ11bで撮影した画像は、画像IDとともに、画像DB13に格納される。
【0076】
(3) :以下、撮影の場面において、画像を撮影する手順について、図9により説明する。なお、図9の(a)は撮影画面が静止画の場合、(b)は撮影画面が動画の場合である。また、S1〜S5は各ステップを示す。
【0077】
a)撮影画面が静止画の場合{図9の(a)参照}
利用者が撮影エリアに進入したことを、赤外線センサ等のセンサで検知するS1)。そして、撮影装置11は利用者に撮影開始のタイミングを通知する(S2)。通知の方法としては、表示パネルで撮影開始までの時間を表示しても良いし、音声合成などで撮影開始までの時間を音声で利用者に通知しても良い。
【0078】
撮影時間が来たら撮影を行うが、それと同時に情報記録媒体に画像IDを記録する(S3)。なお、情報記録媒体IDへのこの画像IDの記録としては、利用者が撮影エリアに進入前に画像ID取得装置11aに情報記録媒体IDを設定し、撮影に合わせて画像IDを記録しても良いし、非接触で画像IDを記録できる場合には、利用者が保有している情報記録媒体IDに直接、画像IDを記録しても良い。そして、撮影装置11は画像IDも含めて撮影した静止画を画像データベースに登録する(S4)。
【0079】
b)撮影画面が動画の場合{図9の(b)参照}
利用者が撮影エリアに進入したことを、赤外線センサ等のセンサで検知する(S1)。そして、撮影装置11は利用者に撮影開始のタイミングを通知する(S2)。通知の方法としては、表示パネルで撮影開始までの時間を表示しても良いし、音声合成などで撮影開始までの時間を音声で利用者に通知しても良い。
【0080】
撮影時間が来たら動画を撮影し、撮影が終了した時点で、情報記録媒体IDに画像IDを記録する(S4、S5)。そして、撮影装置11は画像IDも含めて撮影した動画を画像データベースに登録する(S6)。なお、前記a)とb)の画像IDは、撮影場所毎に割り振った番号や撮影日時等から設定する。例えば、画像IDを「撮影箇所番号」「年」「月」「日」「時」「分」「秒」「ミリ秒」の順に作成する場合を説明する。仮に娯楽施設内の撮影箇所が4箇所あるとすると、その4箇所に1〜4の番号を割り振る。
【0081】
今、3番目の撮影箇所で撮影したものとし、その時の撮影開始時刻が2002年10月7日10時15分30秒であるとする。この場合、撮影した画像の画像IDは、32002100710153000となる。但し、図では分かりやすいように画像IDを3桁で略記している。
【0082】
(4) :次に、図8の3)画像提供の場面で、撮影した画像を利用者にどのように提供するかについて説明する。
【0083】
画像提供の場面には、画像ID取得装置12aと制御装置12bから構成される画像提供装置12が設けられており、画像提供装置12は、ネットワーク等を介して画像DB13に接続されている。利用者に撮影した画像を提供する場合は、画像提供装置12は画像ID取得装置12aにより、利用者の情報記録媒体IDから取得する。そして、画像提供装置12の制御装置12bは、画像ID取得装置12aが取得した画像IDを元に、画像DB13から該当する画像を取得し、利用者に提供する。
【0084】
利用者に画像を提供する方法としては、CD、DVD、MOなどの画像記録媒体で提供する方法と、インターネットを介して画像を提供する方法がある。画像記録媒体で提供する場合には、画像提供装置12に画像記録媒体作成装置が設けられ、画像記録媒体作成装置で提供する画像を格納した画像記録媒体を作成する。
【0085】
また、インターネットで提供する場合は、例えば、画像提供装置12に認証情報発券装置が設けられ、該発券装置で発券される認証情報発券装置に記録された認証情報を用いて、利用者の自宅等のパソコンから画像の提供を受ける。
【0086】
更に、再生プログラムを含んだ画像記録媒体を提供する場合には、画像提供装置12に、コンテンツ再生プログラムを格納したデータベースとコンテンツ作成装置と画像記録媒体作成装置が設けられ、コンテンツ作成装置によりコンテンツを作成し、画像記録媒体作成装置によりコンテンツをコンテンツ再生プログラムと共に記録した画像記録媒体を作成し、利用者に自動再生可能な画像記録媒体を提供する。
【0087】
以上により、情報記録媒体へ撮影した画像IDを記録し、その画像IDを元に画像を利用者に提供することができる。
【0088】
(5) :以下、画像記録媒体で提供する場合と、インターネットを介して画像を提供する場合のそれぞれについて説明する。
【0089】
a)画像記録媒体で提供する場合
図10は、撮影画像を画像記録媒体で提供する手順を示す図である。なお、図10のS1〜S9は各処理ステップを示す。
【0090】
先ず、利用者は、情報記録媒体IDを画像提供装置12の画像ID取得装置12aに設置する(S1)。情報記録媒体IDには、画像ID(例えば、ID:123、ID:789)が記録されている。情報記録媒体IDに暗証番号が設定されている場合には、暗証番号を利用者に入力させ、利用者が正しいことを確認する(S2、S3)。
【0091】
そして、画像ID取得装置12aは、利用者の情報記録媒体IDから撮影画像の画像IDを取得する(S4)。画像ID取得装置12aは、利用者が複数の情報記録媒体から画像を取り出したいかを利用者に問い合わせる(S5)。この時、2枚の情報記録媒体を用いて画像を取得する場合には、別の情報記録媒体に差し替えて、同様に画像IDを取得する(S6→S1〜S5)。
【0092】
画像IDを取得し終わったら、画像提供装置12の制御装置12bは、取得した画像IDの画像を画像DB13から取得とする(S7)。取得後、画像提供装置12は取得した画像を画像記録媒体に記録し(S8)、利用者に提供する(S9)。
【0093】
利用者は、画像提供装置12から得た画像記録媒体を自宅のパソコンで再生することにより、娯楽施設で撮影した画像を楽しむことができる。
【0094】
§5:各部の具体例2の説明
図11は図7の具体例の動作説明フローチャートである。なお、特許文献3には本願の図7の更なる具体例に相当する例が記載されているので、以下、その例を、図11として図示し、本発明の図7の更なる具体例として説明する。
【0095】
(1) :図11において、S11は、情報提供を開始する。S12は、ハイパーテキストのタグに基づく要素を抽出する。これは、番組リスト21の番組のURL(アドレス)をもとにインターネットからダウンロードしたハイパーテキストである。例えば、HTMLタキスト中からタグをもとに要素を抽出、例えば、タグ<P>とタグ</P>ではさまれた部分の要素を抽出し、抽出結果リストのNO.1のエントリに設定することを該当HTMLテキストの全部について繰り返し、結果リストを作成する。
【0096】
S13は、J=1と初期設定する。S14は、J番目の抽出要素を取り出す。これは、S12で抽出した例えば、抽出結果リスト中の先頭のJ=1のエントリの要素を取り出し、要素ありか、なしかを判別する。要素ありの場合にはS15に進。要素なしの場合には終了する。
【0097】
S15は、テキストの有無を判別する。ありの場合には、S16で該当ありのテキストを音声合成してスピーカから発声し、S17へ進。一方、NOの場合には、S17へ進。
【0098】
S17は、リンクの有無を判別する。これは、抽出結果リストのエントリで▲1▼のエントリなしと判別し、▲2▼のエントリは有りと判別する。ありの場合は、リンク有りと判明したので、S18に進み、リンク先の素材の再生などを行う。一方、なしの場合には、リンクなしと判明したので、S19で+1し、次のエントリについて同様に再生を繰り返す。
【0099】
S18は、S17のありで、リンクがあると判明したので、素材の種類に基づいて再生する。これは、リンク先のURLの素材を取り出し(あるいはインターネットの該当するURLのサーバからダウンロードし)当該素材の合致したプレイヤで再生する(例えば音楽の場合には音楽プレイヤで再生、動画の場合には該当する動画プレイヤで再生する)。
【0100】
そして、再生が終了したら、S19に進み、+1して次のエントリについてS14以降を同様に繰り返す。
【0101】
以上の手順によって、URLからダウンロードしたハイパーテキストであるHTMLテキストからタグをもとに、要素を抽出してテキストを表示すると共に、テキストとリンク先を対応づけて順次登録し、次に、抽出結果リストの先頭のエントリから順にテキストを音声合成して発声およびリンクがあればそのリンクの素材を取り出して(あるいはダウンロードして)当該素材に合致したプレイヤーで再生することを繰り返すことにより、ダウンロードしたハイパーテキストを自動的にテキストを音声合成して発声および素材をプレイヤで自動的に順次再生することが可能となる。
【0102】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば次のような効果がある。
【0103】
(1) :サービス事業者側装置の求めるレーベルデザインや共通情報を印刷/記録した供給媒体をシステム提供者側装置が事前準備することで、サービス事業者側装置は、エンドユーザの求める個別情報のみを供給媒体に追記することが可能となり、エンドユーザの要求が発生した時点で情報を媒体に入れて現場で発行できる。
【0104】
(2) :サービス事業者側装置がシステム提供者側装置の供給する供給媒体にのみ対価を支払うビジネスモデルを構築することによって、サービス事業者側装置は設備コストを抑え、ランニングコストを明確化できるため、ビジネスリスクを抑えることができ、比較的容易にサービスを導入できる。
【0105】
(3) :システム提供者側装置は、設備コストを供給媒体のコストに上乗せして長期で回収でき、初期投資の負担を減らすことにより、ビジネスパートナーを増やせる可能性があり、設備コスト回収後は供給媒体の提供による定常的な収益を期待できる。
【0106】
前記の効果の外に、各請求項に対応して次のような効果がある。
【0107】
(4) :請求項1では、システム提供者側装置はサービス事業者側装置から提供された共通情報に基づき、レーベルの印刷と共通情報の書き込みを施した供給媒体をサービス事業者側装置に事前に提供し、サービス事業者側装置はエンドユーザの注文に応じた個別情報のみを供給媒体に追記することで、エンドユーザから求める情報を入れた媒体を発行する。
【0108】
このようにすれば、エンドユーザの要求発生時点から、サービス事業者側装置がエンドユーザの求める情報を媒体に入れて発行する時点までの時間差を短縮し、エンドユーザの要求が発生した時点で情報を媒体に入れて現場で発行すると共に、サービス事業者側が必要とする明確なコストだけをシステム提供者側に支払うビジネルモデルを構築することができる。
【0109】
(5) :請求項2では、システム提供者側装置は、共通情報と個別情報の内容の違いに関わらず、これらをハイパーリンクで参照できるHTMLで記述されたファイルと、これを閲覧するための情報閲覧プログラムを供給媒体に同梱してサービス事業者側装置に提供する。
【0110】
このようにすれば、エンドユーザの要求発生時点から、サービス事業者側装置がエンドユーザの求める情報を媒体に入れて発行する時点までの時間差を短縮し、エンドユーザの要求が発生した時点で情報を媒体に入れて現場で発行すると共に、サービス事業者側が必要とする明確なコストだけをシステム提供者側に支払うビジネルモデルを構築することができる。
【0111】
(6) :請求項3では、システム提供者側装置は、供給媒体を提供することで、サービス事業者側装置から対価を得ると共に、サービス事業者側装置は、供給媒体に個別情報を書き込み、エンドユーザに発行することで対価を得ることができる。
【0112】
このようにすれば、サービス事業者側が必要とする明確なコストだけをシステム提供者側に支払うビジネルモデルを構築することができる。
【0113】
(7) :請求項4では、サービス事業者側装置の共通情報入力端末では、記録媒体のレーベルデザイン、エンドユーザに伝えたい情報、広告などの共通情報を作成し、システム提供者側装置のWebサーバにアップロードし、個別情報入力端末では、サービス事業者側装置が各エンドユーザに対応した個別情報を取得して作成し、システム提供者側装置のWebサーバにアップロードし、商品媒体発行端末では、サービス事業者側装置がエンドユーザの要求に基づいて、システム提供者側装置のWebサーバに保存されている個別情報をシステム提供者から供給媒体に追記し発行する。
【0114】
このようにすれば、エンドユーザの要求発生時点から、サービス事業者側装置がエンドユーザの求める情報を媒体に入れて発行する時点までの時間差を短縮し、エンドユーザの要求が発生した時点で情報を媒体に入れて現場で発行すると共に、サービス事業者側が必要とする明確なコストだけをシステム提供者側に支払うビジネルモデルを構築することができる。
【0115】
(8) :請求項5では、システム提供者側装置は、Webサーバと、レーベル印刷装置と、媒体データ書込装置を備え、Webサーバは、レーベルデザインデータファイルにサービス事業者側装置から受け取ったレーベルデザインデータを保存し、共通情報ファイルにサービス事業者側装置から受け取った共通情報を保存し、個別情報ファイルにサービス事業者側装置から受け取った個別情報を保存する。そして、情報閲覧プログラムファイルには、媒体に記録された情報を閲覧するための情報閲覧プログラムを格納する。
【0116】
このようにすれば、エンドユーザの要求発生時点から、サービス事業者側装置がエンドユーザの求める情報を媒体に入れて発行する時点までの時間差を短縮し、エンドユーザの要求が発生した時点で情報を媒体に入れて現場で発行すると共に、サービス事業者側が必要とする明確なコストだけをシステム提供者側に支払うビジネルモデルを構築することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図である。
【図2】本発明の実施の形態におけるシステムの説明図である。
【図3】本発明の実施の形態におけるシステムの処理フローチャートである。
【図4】本発明の実施の形態におけるシステムの処理概要説明図である。
【図5】本発明の実施の形態における個別情報送信時の説明図である。
【図6】本発明の実施の形態における個別情報追記時の説明図である。
【図7】本発明の実施の形態における商品CDの内容の説明図である。
【図8】本発明の実施の形態における情報システム例の概念図である。
【図9】本発明の実施の形態における画像を撮影する手順を示すフローチャートである。
【図10】本発明の実施の形態における撮影画像を画像記録媒体で提供する手順を示すフローチャートである。
【図11】本発明の実施の形態における図7の具体例の動作説明フローチャートである。
【図12】従来例の説明図(その1)である。
【図13】従来例の説明図(その2)である。
【符号の説明】
1 サービス事業者側装置
2 システム提供者側装置
3 エンドユーザ
11 共通情報入力端末
12 個別情報入力端末
13 商品CD発行端末
13A 商品媒体発行端末
21 Webサーバ
22 レーベル印刷装置
23 CDデータ書込装置
23A 媒体データ書込装置
25 レーベルデザインデータファイル
26 共通情報ファイル
27 情報閲覧プログラムファイル

Claims (5)

  1. エンドユーザが求める情報を媒体に入れ発行するサービス事業者側装置と、サービスシステムを提供するシステム提供者側装置とを有するシステムの媒体によるコンテンツ発行方法において、
    前記システム提供者側装置は、サービス事業者側装置から提供された共通情報に基づき、レーベルの印刷と共通情報の書き込みを施した供給媒体をサービス事業者側装置に事前に提供し、
    サービス事業者側装置は、エンドユーザの注文に応じた個別情報のみを供給媒体に追記することで、エンドユーザから求めた情報を入れた媒体を発行することを特徴とする媒体によるコンテンツ発行方法。
  2. 前記システム提供者側装置は、共通情報と個別情報の内容の違いに関わらず、これらをハイパーリンクで参照できるHTMLで記述されたファイルと、これを閲覧するための情報閲覧プログラムを供給媒体に同梱してサービス事業者側装置に提供することを特徴とする請求項1記載の媒体によるコンテンツ発行方法。
  3. 前記システム提供者側装置は、供給媒体を提供することで、サービス事業者側装置から対価を得ると共に、
    前記サービス事業者側装置は、供給媒体に個別情報を書き込み、エンドユーザに発行することで対価を得ることを特徴とする請求項1記載の媒体によるコンテンツ発行方法。
  4. エンドユーザが求める情報を媒体に入れ発行するサービス事業者側装置と、サービスシステムを提供するシステム提供者側装置とを備え、媒体によるコンテンツ発行を行うシステムの前記サービス事業者側装置であって、
    記録媒体のレーベルデザイン、エンドユーザに伝えたい情報、広告などの共通情報を作成し、システム提供者側装置のWebサーバにアップロードするための共通情報入力端末と、
    各エンドユーザに対応した個別情報を取得して作成し、システム提供者側装置のWebサーバにアップロードするための個別情報入力端末と、
    エンドユーザの要求に基づいて、システム提供者側装置のWebサーバに保存されている個別情報をシステム提供者側装置から供給媒体に追記し発行する商品媒体発行端末とを備えていることを特徴とするサービス事業者側装置。
  5. エンドユーザが求める情報を媒体に入れ発行するサービス事業者側装置と、サービスシステムを提供するシステム提供者側装置とを備え、媒体によるコンテンツ発行を行うシステムの前記システム提供者側装置であって、
    Webサーバと、レーベル印刷装置と、媒体データ書込装置を備えると共に、
    前記Webサーバは、
    サービス事業者側装置から受け取ったレーベルデザインデータを保存するレーベルデザインデータファイルと、
    サービス事業者側装置から受け取った共通情報を保存する共通情報ファイルと、
    媒体に記録された情報を閲覧する情報閲覧プログラムを保存する情報閲覧プログラムファイルと、
    サービス事業者側装置から受け取った個別情報を保存する個別情報ファイルを備えていることを特徴とするシステム提供者側装置。
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