JP2001325072A - タッチ操作入力装置 - Google Patents

タッチ操作入力装置

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JP2001325072A
JP2001325072A JP2000142389A JP2000142389A JP2001325072A JP 2001325072 A JP2001325072 A JP 2001325072A JP 2000142389 A JP2000142389 A JP 2000142389A JP 2000142389 A JP2000142389 A JP 2000142389A JP 2001325072 A JP2001325072 A JP 2001325072A
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JP2000142389A
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Chikao Nagasaka
近夫 長坂
Yoshimasa Kunimatsu
嘉昌 國松
Masato Nishikawa
正人 西川
Susumu Mega
晋 妻鹿
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Tokai Rika Co Ltd
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Tokai Rika Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 利便的な操作を提供することができるタッチ
操作入力装置の提供が目的である。 【解決手段】 入力パッドを弱押圧操作した場合に、操
作決定スイッチ34より第1の信号がタッチトレーサコ
ントローラ44へ出力され、タッチトレーサコントロー
ラ44により、画面を第1の速度でスクロールするため
の信号が制御部46に出力されて制御部46によってデ
ィスプレイ12に表示された画面を第1の速度でスクロ
ールさせる。また、更に入力パッド16を押圧操作(強
押圧操作)した場合、操作決定スイッチ34より第2の
信号がタッチトレーサコントローラ44に出力され、タ
ッチトレーサコントローラ44により、画面を第2の速
度でスクロールするための信号が制御部46に出力され
て制御部46によってディスプレイ12に表示された画
面を第2の速度でスクロールさせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、タッチ操作入力装
置にかかり、特に、自動車に搭載するナビゲーションシ
ステム等のリモートコントローラ等に用いられるタッチ
操作入力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば、自動車に搭載される
ナビゲーションシステム等のように、タッチ操作機能付
きのディスプレイ装置を備えたものが増えている。この
種のディスプレイ装置の一例としては、表示画面に対す
るタッチ位置を光センサにより検出するように構成され
ている。
【0003】具体的には、表示画面の縦方向及び横方向
に対応して複数の並列光軸を形成するように投光素子と
受光素子とを配置し、表示画面を指でタッチすることに
より投光素子から受光素子に至る光軸が遮断されること
に基づいてタッチ範囲の中心位置を検出してその座標デ
ータを出力するように構成されている。
【0004】また、タッチ操作入力装置としてディスプ
レイ部とタッチ操作部を分けて、タッチ操作部を操作し
易い場所に配置するものもあり、このタッチ操作入力装
置の構成は、上述のような構成となっている。このよう
なタッチ操作入力装置は、タッチ操作部を車両において
操作し易い場所に配置したり、手で持って操作すること
により、利便的な操作を提供することができる。
【0005】このようなタッチ操作入力装置の構成とし
ては、タッチ操作入力装置のタッチ操作面を操作しやす
い位置に配置し、該タッチ操作面を操作することによっ
て、ディスプレイに表示された表示スイッチ等を選択で
きる構成とされている。
【0006】また、ディスプレイに表示された複数の操
作機能項目等の選択や地図画面等の移動を行うために画
面のスクロールを行う場合には、タッチ操作によってス
クロール方向を決定することにより、該決定のスクロー
ル方向に一定速度でスクロールが行われるが、ここで、
所定時間スクロールが継続される場合には、スクロール
速度が可変して高速にスクロールを行うものも有る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
タッチ操作入力装置では、上述したように例えばスクロ
ールを行う場合には、スクロール速度が一定である場合
には、速く移動させたいが移動させることができない、
または、所定時間スクロールが継続された場合には、意
図せずスクロール速度が自動的に変化してしまう、とい
う問題がある。
【0008】本発明は、上記事実を考慮して、利便的な
操作を提供することができるタッチ操作入力装置の提供
が目的である。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1に記載の発明は、複数の操作機能項目が表示
される表示部の前記複数の操作機能項目をタッチ操作に
より選択入力するタッチパネルを備えた操作部と、前記
タッチパネル上のタッチ操作位置を検出する検出手段
と、それぞれ異なる複数の信号のうち、何れかの信号を
出力する信号出力手段と、前記複数の信号のそれぞれの
信号に応じて、予め定められた所定の操作機能を実行さ
せる制御を行う制御手段と、を備えることを特徴として
いる。
【0010】請求項1に記載の発明によれば、操作部の
タッチパネルをタッチ操作することによってタッチ操作
入力を行う。この時、検出手段によりタッチ操作位置の
検出が行われる。
【0011】また、制御手段では、信号出力手段により
出力される信号(それぞれ異なる複数の信号のうちの何
れかの信号)に応じて予め定められた所定の操作機能を
実行させる制御を行う。すなわち、信号出力手段より出
力される信号を選択することにより、予め定められた所
定の操作機能を実行させることができ、利便的な操作を
提供することができる。
【0012】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、前記所定の操作機能を設定する設定手
段を更に備えることを特徴としている。
【0013】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
に記載の発明において、所定の操作機能を設定する設定
手段を更に備えることにより、信号出力手段より出力さ
れる複数の信号のうちの何れかの信号を選択することに
より実行することができる操作機能を自由に設定するこ
とができ、更に利便的な操作を提供することができる。
【0014】請求項3に記載の発明は、請求項1又は請
求項2に記載の発明において、前記信号出力手段は、2
段階の操作が可能とされた2段ストロークスイッチを用
いてそれぞれ異なる2つの信号を出力することを特徴と
している。
【0015】請求項3に記載の発明によれば、請求項1
又は請求項2に記載の発明において、信号出力手段は、
2段ストロークスイッチを用いることによりそれぞれ異
なる2つの信号を出力することが可能である。
【0016】請求項4に記載の発明は、複数の操作機能
項目が表示される表示部の前記複数の操作機能項目をタ
ッチ操作により選択入力するタッチパネルを備えた操作
部と、前記タッチパネル上のタッチ操作位置を検出する
検出手段と、前記検出手段により検出されたタッチ操作
位置を決定する第1の信号又は前記第1の信号と異なる
第2の信号の何れかの信号を出力する操作決定手段と、
前記検出手段及び前記操作決定手段により、前記表示部
に表示される前記複数の操作機能項目を含む画面を選択
移動させる場合において、前記第1の信号が出力された
場合に、第1の速度で前記画面を選択移動させ、前記第
2の信号が出力された場合に、第2の速度で前記画面を
選択移動させるように前記画面の制御を行う制御手段
と、を備えることを特徴としている。
【0017】請求項4に記載の発明によれば、操作部の
タッチパネルをタッチ操作することによってタッチ操作
入力を行う。この時、検出手段によりタッチ操作位置の
検出が行われ、操作決定手段によりタッチ操作位置が決
定される。
【0018】また、制御手段では、検出手段及び操作決
定手段により、表示部に表示された複数の操作機能項目
を含む画面を選択始動させる場合において、操作決定手
段より第1の信号が出力された場合には、検出手段によ
り検出されたタッチ操作位置に基づいて画面の選択移動
が第1の速度で行われる。また、操作決定手段により第
2の信号が出力された場合には、検出手段により検出さ
れたタッチ操作位置に基づいて画面の選択移動が第2の
速度で行われる。すなわち、操作決定手段によって、画
面の選択移動速度を容易に可変することができ、利便的
な操作を提供することができる。
【0019】例えば、スクロールを行う場合に、操作決
定手段より第1の信号が出力された場合には、ゆっくり
としたスクロールを行い、第2の信号が出力された場合
には、高速にスクロールを行う、というように意図的且
つ容易にスクロール速度を可変することが可能となる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態の一例を詳細に説明する。本実施の形態は車両
用のディスプレイシステムに本発明を適用したものであ
る。
【0021】図1は車両用のディスプレイシステム10
の全体構成を示している。この車両用のディスプレイシ
ステム10は、エアコン、オーディオ、ナビゲーション
システム等の自動車に付帯する付帯装備の操作を行うも
のであり、ディスプレイ12及びタッチ操作入力装置1
4(以下、タッチトレーサと称す)とによって主に構成
されている。
【0022】ディスプレイ12は、運転者及び同乗者が
容易に視認することができるインストルメントパネルの
中央部に配置され、エアコン、オーディオの操作状況や
ナビゲーションシステムの案内地図画面等を表示するも
のであり、タッチトレーサ14からの操作入力情報に応
じて所定の画面を表示するようになっている。
【0023】タッチトレーサ14は、運転者が容易に操
作することができる場所、例えば、運転席ドアの肘掛部
やセンターコンソール等に配置することができ、タッチ
操作入力によって上述のエアコン、オーディオ、ナビゲ
ーションンシステム等の付帯装備の操作を行うものであ
る。なお、タッチトレーサ14は、手に持って操作する
ことも可能である。
【0024】タッチトレーサ14は、図2のタッチトレ
ーサ正面図に示すように、タッチトレーサ14の中央部
に入力パッド16が配置され、入力パッド16の周囲と
なる位置には、各種もモード等を選択する選択ボタン1
8が配置されている。こららの選択ボタンとしては、現
在地ボタン18A、戻るボタン18B、詳細ボタン18
C、及び広域ボタン18D、NV/TV(ナビゲーショ
ン、テレビ切換)ボタン18E、及び電源ボタン18D
が設けられている。
【0025】続いて、図3及び図4を参照してタッチト
レーサ14の内部構造について説明する。図3は、タッ
チトトレーサ14の一部を破断にして示す正面図であ
り、図4はタッチトレーサ14の一部を破断にして示す
横断面図である。
【0026】タッチトレーサ14は、外枠が2分割され
たアウターケーシング26A、26Bによって構成され
ており、タッチトレーサ14の底面となるアウターケー
シング26Bにプリント配線基板28が配置され、その
上方にプリント配線基板30が配置されている。プリン
ト配線基板28には、圧縮コイルバネ32が配設されて
おり、圧縮コイルバネ32は、操作決定スイッチ34を
中心に挿入するように配設され、入力パッド16を図4
矢印M方向に向かって付勢している。操作決定スイッチ
34は、入力パッド16でタッチ操作された位置に対し
て、位置を決定するためのスイッチであり、入力パッド
16上の所望の位置をタッチ操作した後に入力パッド1
6毎押圧操作することにより、操作決定スイッチ34の
スイッチがオンされる。また、操作決定スイッチ34
は、2段ストロークスイッチとされており、入力パッド
16を弱押圧操作することにより、1段目のスイッチが
オンされて第1の信号を出力し、入力パッド16を強押
圧操作することにより、2段目のスイッチがオンされて
第2の信号を出力する構成とされている。
【0027】また、圧縮コイルバネ32の付勢に対し
て、アウターケーシング26Aには入力パッド16の外
周を抑止するために断面が略T字形状に成形された部材
27が設けられており、この該略T字形状の部材27
は、入力パッド16の任意の位置を押圧操作して操作決
定スイッチ34をオンする場合は、入力パッド16の支
点として作用するものである。
【0028】プリント配線基板30上には、光センサユ
ニットが搭載されている。この光センサユニットは、複
数のLED36とフォトトランジスタ38とが交互に配
置され、並列に光軸が形成されるようにLED36とフ
ォトトランジスタ38が対向するように配列されてい
る。なお、LED36及びフォトトランジスタ38はプ
リント配線基板30に接続されている。また、LED3
6及びフォトトランジスタ38は、それぞれ隣接するL
ED36又はフォトトランジスタ38とを遮光する遮光
部材40で覆われて構成されており、対向配列されたL
ED36とフォトトランジスタ38に必要とされる光以
外をこの遮光部材40で遮光するようになっている。
【0029】また、プリント配線基板30上には複数の
操作用スイッチ42が搭載されており、上述した各種の
モードを選択する選択ボタン18A〜18Fに対応する
操作に応じて対応する操作用スイッチ42がオンするよ
うに配置されている。
【0030】図5は、LED36及びフォトトランジス
タ38の配列状態を示している。なお、図5では、LE
D36を「投」で示し、フォトトランジスタ38を
「受」で示す。図5において、図示縦方向光軸(以下、
Yラインと称す)として15本が設定されていると共
に、図示横方向光軸(以下、Xラインと称す)として1
1本が設定されている。
【0031】上述したように、XラインとYラインとの
それぞれにおいてLED36とフォトトランジスタ38
とは交互に配置されている。また、LED36及びフォ
トトランジスタ38は隣接するLED36及びフォトト
ランジスタ38に対して、光軸方向にずれて配置されて
おり、これにより、Xライン及びYラインの光軸ピッチ
を低寸法化することができる。
【0032】図6は、ディスプレイシステム10の電気
的構成を示すブロック図である。ディスプレイシステム
10は、タッチトレーサ14に配置されたLED36、
フォトトランジスタ38、操作決定スイッチ34、及び
操作用スイッチ42がタッチトレーサコントローラ44
に接続されており、更にタッチトレーサコントローラ4
4には、エアコン、オーディオ、ナビゲーションシステ
ム等の付帯装備を制御する制御部46及びディスプレイ
12が接続されている。また、ディスプレイ12には、
制御部46からの信号が入力されるように接続されてい
る。
【0033】タッチトレーサコントローラ44は、CP
U48、ROM50及びRAM52等の周辺装置を含む
マイクロコンピュータで構成されており、LED36及
びフォトトランジスタ38から入力される信号に基づい
て、入力パッド16の操作位置座標を算出する。なお、
タッチトレーサ14の入力パッド16において指でタッ
チした位置座標は、上述のXライン、Yラインそれぞれ
の遮光されたラインの中心位置座標を算出して、この算
出された中心位置座標を入力パッド16上のタッチ位置
としている。
【0034】また、タッチトレーサコントローラ44
は、上述の算出された指でタッチした位置座標をディス
プレイ12の表示に対応した位置座標に変換してディス
プレイ12へ出力する。ディスプレイ12は、タッチト
レーサコントローラ44から出力された位置座標を基に
指でタッチしている画面上の位置を画面に表示する。こ
の画面上の位置表示は、選択項目(画面に表示された表
示スイッチ)が色反転することによって表示されるよう
になっている。
【0035】ここで、入力パッド16で選択項目が決定
された状態で操作決定スイッチ34が押圧操作されると
タッチトレーサコントローラ44に操作決定スイッチ3
4の信号(第1の信号)が出力され、タッチトレーサコ
ントローラ44は、ディスプレイ12の選択された項目
を表示するための信号を制御部46へ出力する。
【0036】制御部46では、選択された項目に従った
画面に切り換えるための情報をディスプレイ12に出力
することによってディスプレイ12に表示された画面が
選択された項目の画面へと切り替わる。また、タッチト
レーサ44の操作用スイッチ42が押圧操作されると押
圧操作されたモードを選択する選択ボタン18に対応す
る画面がディスプレイ12画面上に表示されるように制
御部46によって制御される。
【0037】ところで、本実施の形態のタッチトレーサ
14は、入力パッド16を押圧操作して操作位置の決定
を行う際に、操作決定スイッチ34が2段ストロークス
イッチを用いており、第1の信号又は第2の信号を出力
することができる。そこで、ディスプレイ12に表示さ
れた画面をスクロールする場合や、画面に表示された複
数の選択項目を選択移動する場合等で、画面のスクロー
ル速度をそれぞれの信号に割り当てることによって、入
力パッド16の押圧操作の仕方で容易にスクロール速度
を可変させることができるように構成されている。すな
わち、操作決定スイッチ34からタッチトレーサコント
ローラ44に第1の信号が出力された場合と、第2の信
号が出力された場合とで異なる画面制御が行われるよう
になっている。
【0038】続いて、上述のように構成されたディスプ
レイシステム10の作用について説明する。
【0039】なお、本実施の形態では、イグニッション
スイッチがオンされることにより電源が投入された状態
では、図7に示すようなナビゲーションシステムが初期
機能として動作するようになっていると共に、タッチト
レーサ14に配設された光センサユニットの電源がオン
となり検出スタンバイ状態となるものとする。
【0040】ここで、図7に示す地図画面70の外周部
に表示された表示スイッチ70aを選択する場合につい
て説明する。タッチトレーサ14の入力パッド16上を
タッチ操作すると、上述の光センサユニットによってタ
ッチ操作位置がスキャンされる。タッチ操作位置のスキ
ャンは、Xライン及びYラインそれぞれ行われ、遮光さ
れているラインが検出される。そして、遮光されている
ラインの光センサユニットの検出に基づいて、CPU4
8によって指でタッチした位置座標が算出される。算出
された位置座標は、更にCPU48によって、ディスプ
レイ12の表示に対応した位置座標に変換されてディス
プレイ12へ出力される。ディスプレイ12では、タッ
チトレーサコントローラ44から出力された位置座標を
基に指でタッチしている地図画面70上の位置が画面に
表示される。この時画面上の位置表示は、表示スイッチ
が色反転されることによって表示される。
【0041】そして、入力パッド16毎押圧操作が行わ
れて操作決定スイッチ34がオンされると、タッチトレ
ーサコントローラ44に操作決定スイッチ34の信号が
出力されてタッチトレーサコントローラ44によりディ
スプレイ12の選択された表示スイッチ70aに対応す
る項目を表示するための信号が制御部46へ出力され、
制御部46によって選択された表示スイッチ70aに対
応する項目に従った画面に切り換えるための情報がディ
スプレイ12へ出力されることによって、ディスプレイ
12に表示スイッチ70aに対応する項目が表示され
る。
【0042】続いて、画面スクロールを行う場合(スク
ロール操作モード)について説明する。
【0043】スクロール操作モードは、例えば、ディス
プレイ12の画面上に表示された矢印等をタッチトレー
サ14にタッチ操作入力することによって、スクロール
を行う方向を選択する。そして、入力パッド16を押圧
操作することによって画面スクロールが行われるが、こ
の時、弱押圧操作を行った場合には、操作決定スイッチ
34より第1の信号がタッチトレーサコントローラ44
に出力される。タッチトレーサコントローラ44では、
第1の信号に基づいて画面を第1の速度でスクロールす
るための信号が制御部46に出力され、制御部46によ
ってディスプレイ12に表示された画面が第1の速度で
スクロールされる。
【0044】ここで、更に入力パッド16が押圧操作
(強押圧操作)された場合には、操作決定スイッチ34
より第2の信号がタッチトレーサコントローラ44に出
力される。タッチトレーサコントローラ44では、第2
の信号に基づいて画面を第2の速度でスクロールするた
めの信号が制御部46に出力され、制御部46によって
ディスプレイ12に表示された画面が第2の速度でスク
ロールされる。なお、この時、ディスプレイ12に入力
パッド16が強押圧操作され、第2の速度で画面スクロ
ールを行っていることを表す表示をするようにしてもよ
い。なお、第1の速度よりも第2の速度の方が速い速度
に設定するものとするが、第1の速度よりも第2の速度
の方が遅い速度としてもよい。
【0045】このように、入力パッド16の押圧操作に
よりオンオフする操作決定スイッチ34として2段スト
ロークスイッチを用いて、第1の信号が出力された場合
と第2の信号が出力された場合とでスクロール速度を変
化させることにより、自動車のアクセル操作と同様に弱
く押圧操作すれば微動スクロールし、強く押圧操作すれ
ば高速スクロールが可能となり、所望とする位置への移
動を短時間に行うことができる。
【0046】また、入力パッド16への押圧操作によ
り、スクロール速度を変化させることができるので、意
図するスクロール速度で画面スクロールを行うことがで
き、意と反するスクロール速度での画面スクロールがな
されるのを防止することができる。すなわち、画面スク
ロール速度を容易に可変することができ、利便的な操作
を提供することができる。
【0047】さらに、本実施の形態では、ナビゲーショ
ンシステムの地図画面70での画面スクロール操作時に
おいては、タッチトレーサ14の入力パッド16中央を
押圧操作することにより、画面スクロール中の現在位置
の「地点入力」が割りつけられており、この時点で操作
決定スイッチ34を弱押圧操作することにより、地点入
力される。また、更に、強押圧操作することにより、地
図画面70の拡大等を割り付けておくことにより、より
利便的な操作を提供することができる。
【0048】通常、ナビゲーションシステムの地図画面
70のスクロールでは、地図画面70スクロールと詳細
/広域(地図画面70の縮尺の可変)の操作を行うこと
が多い、従って、本実施の形態の2段ストロークスイッ
チを用いた操作決定スイッチ34に上述のようにそれぞ
れの機能を割りつけておくことにより、別のノブ等の操
作を行うよりも簡単に地図画面70スクロール及び詳細
/広域の操作を行うことができる。すなわち、比較的広
域な縮尺で目的地付近まで画面スクロールを行い、その
縮尺では広域すぎて正確な目的地に地点入力できない場
合、十分目的地が確認できるまで入力パッド16を強押
圧することによって「拡大」操作し、その後、地点入力
(入力パッド16を弱押圧操作)することにより、容易
に地点入力を行うことができる。このように、入力パッ
ド16の強押圧操作に地図画面70の縮尺の拡大を割り
付けておくことにより、詳細ボタン18Cまで指を移動
することなく容易に、タッチ操作入力を行うことができ
るようになる。
【0049】また、上記ではナビゲーションシステムに
おける地図画面70の画面スクロールを行う場合につい
て説明したが、これに限るものではく、2段ストローク
スイッチを用いた操作決定スイッチ34を操作すること
によって出力される2つの信号(第1の信号及び第2の
信号)を様々な機能に割り当てることによりタッチトレ
ーサ14の操作性を向上することができる。
【0050】続いて、2段ストロークスイッチを用いた
操作決定スイッチ34を操作することによって出力され
る2つの信号(第1の信号及び第2の信号)をその他の
機能に割り当てる例について説明する。
【0051】はじめに、ディスプレイ12に表示された
複数の操作項目(リスト)の選択を行う場合について説
明する。ディスプレイ12に表示された複数の操作項目
は、ディスプレイ12上に表示しきれいないほど多く存
在する場合には、一般的にリスト状に表示される。該リ
ストは上述した地図画面70の画面スクロールのように
操作項目リストをスクロールさせて選択移動させなけれ
ばならない。そこで、操作項目リストをスクロールさせ
る方向に対応する入力パッド16上の位置をタッチ操作
すると共に、入力パッド16を弱押圧操作した場合にゆ
っくりとスクロールし、強押圧操作した場合に高速にス
クロールするように割り当てることが可能であり、所望
の操作項目への移動を短時間に行うことができる。
【0052】また、音量/温度/ラジオ選局など操作範
囲が広く、微調整が要求される場合にも同様にして操作
決定スイッチ34より出力される第1の信号及び第2の
信号をそれぞれの粗調整及び微調整に割り当てることに
より、それぞれの操作を容易に行うことができ、操作性
を向上させることができる。
【0053】また、ナビゲーションシステムの地図画面
70における縮尺を変更(広域/詳細)する場合にも同
様にして行うことができる。例えば、地図画面70の縮
尺を予め設定された最小単位で微調整する場合と大きく
縮尺を変える粗調整する場合とがある。この場合に、操
作決定スイッチ34より出力される第1の信号及び第2
の信号をそれぞれ微調整及び粗調整に割り当てることに
より、それぞれの操作を容易に行うことができ、操作性
を向上させることができる。
【0054】さらに、近年ではナビゲーションシステム
等のように操作内容を音声にて出力を返す機能が増加し
てきている。音声出力は十分な注意力を必要とせずに聞
き取れる発声時間が設定されており、急いで聞きたい場
合等などは利便的ではない、しかしながら、上記実施の
形態における2段ストロークスイッチからなる操作決定
スイッチ34を用いて、上述の第1の信号及び第2の信
号を通常の発生時間で音声出力する場合及び速い速度で
音声出力を行う場合にそれぞれ割り当てることにより、
入力パッド16の弱押圧操作/強押圧操作を行うことに
よって意図する音声出力を行うことができる。
【0055】また、近年のナビゲーションシステムで
は、携帯電話を接続可能に構成されており、携帯電話を
利用して各種のサービスを受けることが可能となってお
り、携帯電話では10キーを用いて50音を入力するた
め、例えば「1」キーを押圧操作するたびに「あ→い→
う→え→お→ぁ→ぃ→ぅ→ぇ→ぉ」のようにサイクリッ
クに文字入力する方式がある。この場合においては押圧
回数を数え易い5音程度であれば容易に選択入力するこ
とができるが、上述のように選択する母数が多くなると
誤入力や行き過ぎた場合の再選択操作が大変である。そ
こで、タッチトレーサ14を用いて上述の実施の形態で
説明したように、入力パッド16の押圧操作の仕方によ
り出力される2つの信号に所定の機能を割り当てること
により容易に文字入力が可能となる。例えば、弱押圧操
作により出力される第1の信号に「次音送り」を、強押
圧操作により出力される第2の信号に「小文字」などの
文字種変更などの機能を割り当てることにより押圧操作
回数を削減することができ操作性を向上させることがで
きる。また、従来別の操作であった「かな→カナ→英字
→数字」などの切替えも同一の位置で操作でき、操作時
間を短縮することができる。
【0056】なお、上記の実施の形態において自動車の
走行中に頻繁に操作される固有機能に関しては、誤操作
を防止するために強弱の押圧操作共に、同機能を割り当
てる方が好ましい。
【0057】また、タッチトレーサ14の操作機能の中
で走行安全性に影響の大きい操作機能については、強押
圧操作によって出力される第2の信号でのみ操作可能と
することにより、ブラインド操作中における誤操作を防
止することが可能となる。
【0058】更に、入力パッド16の強押圧操作によっ
て出力される第2の信号を用いた操作機能モードは、予
め設定画面等によって、タッチトレーサ14のタッチ操
作により、本操作機能モードの作動有無を選択可能とし
てもよい。すなわち、デフォルトでは入力パッド16の
強押圧操作によって第2の信号が出力されないように
し、ユーザーが機能に慣れたころに、更に操作性向上の
ために本操作機能モードを使用可能に設定して使用する
ことが可能となる。
【0059】また、上記の実施の形態では、2段階スト
ロークスイッチを用いて、第1の信号又は第2の信号を
出力するようにしたが、3段階ストロークスイッチなど
を用いることによって、さらに出力できる信号数を増や
すようにすれば、信号数に応じて割り当てられる機能が
増えるため、より利便的な操作が可能となる。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、複
数の異なる信号出力が可能な信号出力手段より出力され
る信号に応じて操作機能を実行することによって、利便
的な操作を提供することができる、という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るディスプレイシステ
ムの概略を示す図である。
【図2】タッチトレーサの正面図である。
【図3】タッチトレーサの一部を破断して示す正面図で
ある。
【図4】タッチトレーサの一部を破断して示す側面図で
ある。
【図5】LEDとフォトトランジスタの配置関係を示す
図である。
【図6】本発明の実施の形態に係るディスプレイシステ
ムの電気的構成を示すブロック図である。
【図7】ディスプレイに表示された地図画面の一例を示
す図である。
【符号の説明】
10 ディスプレイシステム 12 ディスプレイ 14 タッチトレーサ 16 入力パッド 34 操作決定スイッチ 36 LED 38 フォトトランジスタ 44 タッチトレーサコントローラ 46 制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西川 正人 愛知県丹羽郡大口町豊田三丁目260番地 株式会社東海理化電機製作所内 (72)発明者 妻鹿 晋 愛知県丹羽郡大口町豊田三丁目260番地 株式会社東海理化電機製作所内 Fターム(参考) 2F029 AA02 AC02 AC14 AC16 AD07 5B087 AA10 AE00 CC24 CC26 DD02 DD10 DE03 DE06 5E501 AA23 AC37 BA05 CA04 CB05 EA10 FA03 FA14 FB03 FB32 5H180 BB05 FF22 FF27 FF36

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の操作機能項目が表示される表示部
    の前記複数の操作機能項目をタッチ操作により選択入力
    するタッチパネルを備えた操作部と、 前記タッチパネル上のタッチ操作位置を検出する検出手
    段と、 それぞれ異なる複数の信号のうち、何れかの信号を出力
    する信号出力手段と、 前記複数の信号のそれぞれの信号に応じて、予め定めら
    れた所定の操作機能を実行させる制御を行う制御手段
    と、 を備えたタッチ操作入力装置。
  2. 【請求項2】 前記所定の操作機能を設定する設定手段
    を更に備えることを特徴とする請求項1に記載のタッチ
    操作入力装置。
  3. 【請求項3】 前記信号出力手段は、2段階の操作が可
    能とされた2段ストロークスイッチを用いてそれぞれ異
    なる2つの信号を出力することを特徴とする請求項1又
    は請求項2に記載のタッチ操作入力装置。
  4. 【請求項4】 複数の操作機能項目が表示される表示部
    の前記複数の操作機能項目をタッチ操作により選択入力
    するタッチパネルを備えた操作部と、 前記タッチパネル上のタッチ操作位置を検出する検出手
    段と、 前記検出手段により検出されたタッチ操作位置を決定す
    る第1の信号又は前記第1の信号と異なる第2の信号の
    何れかの信号を出力する操作決定手段と、 前記検出手段及び前記操作決定手段により、前記表示部
    に表示される前記複数の操作機能項目を含む画面を選択
    移動させる場合において、前記第1の信号が出力された
    場合に、第1の速度で前記画面を選択移動させ、前記第
    2の信号が出力された場合に、第2の速度で前記画面を
    選択移動させるように前記画面の制御を行う制御手段
    と、 を備えたタッチ操作入力装置。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2383734A (en) * 2001-11-28 2003-07-02 Nec Corp Control of automatic scrolling
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JP2006201763A (ja) * 2004-12-23 2006-08-03 Samsung Electronics Co Ltd 表示装置、その駆動方法及び表示装置用駆動装置
US7663609B2 (en) 2005-01-31 2010-02-16 Kabushiki Kaisha Tokai Rika Denki Seisakusho Touch input device
JP2011129167A (ja) * 2011-03-31 2011-06-30 Casio Computer Co Ltd クライアント装置及びプログラム
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