JP2004362428A - タッチ操作入力装置、タッチ操作入力装置における振動発生方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】画面を注視することなく、機器の設定状態や動作状態等が確認できるようにする。
【解決手段】タッチパネルを有する画面に、エアコン機器の温度・風量設定機能を操作する操作スイッチを模擬した図形を表示し、タッチ操作した操作スイッチの設定範囲内の位置を検出し、この検出した位置に応じて設定を変更するとともに、この変更された設定に基づいて振動レベルの振動をタッチパネルに発生させる。これにより、画面を注視することなく、機器の設定状態や動作状態等を確認することができる。
【選択図】 図5
【解決手段】タッチパネルを有する画面に、エアコン機器の温度・風量設定機能を操作する操作スイッチを模擬した図形を表示し、タッチ操作した操作スイッチの設定範囲内の位置を検出し、この検出した位置に応じて設定を変更するとともに、この変更された設定に基づいて振動レベルの振動をタッチパネルに発生させる。これにより、画面を注視することなく、機器の設定状態や動作状態等を確認することができる。
【選択図】 図5
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、タッチ操作入力装置、タッチ操作入力装置における振動発生方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、タッチパネルを備えるタッチ操作入力装置において、表示項目に応じて異なる振動を発生させるものが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。この特許文献1に開示されているタッチ操作入力装置によれば、例えば、エアコン機器の操作等で用いられる「UP」、「DOWN」項目に対し、「UP」を押下した場合には、「ト、ト、ツー」というリズムでタッチパネルを振動させ、一方、「DOWN」を押下した場合には、「ツー、ツー」というリズムでタッチパネルを振動させる。これにより、画面を注視しなくとも、押下した項目を確認することができる。
【0003】
【特許文献1】
特開2000−194427号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
例えば、エアコン機器の温度調節等に、上述のタッチ操作入力装置を用いる場合、「UP」、「DOWN」項目を押下することによって、画面を注視しなくとも、設定温度を変更することができる。しかしながら、従来のタッチ操作入力装置では、どの程度の温度に設定変更しているのか、あるいは、エアコン機器が動作しているのかを、画面を注視することなく確認することができなかった。
【0005】
本発明は、かかる問題を鑑みてなされたもので、画面を注視することなく、機器の設定状態や動作状態等が確認できるタッチ操作入力装置、タッチ操作入力装置における振動発生方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載のタッチ操作入力装置は、操作スイッチを模擬した図形を画面に表示する表示制御手段と、一方の面が画面に対向して配置され、他方の面から画面の表示内容の読み取りができるタッチパネルを備え、図形が表示される領域のタッチパネルをタッチ操作することにより機器の入力操作を行うタッチ操作手段と、タッチ操作手段による入力操作に基づいて機器の動作を制御する機器制御手段と、タッチパネルを振動させる振動発生手段と、タッチパネルをタッチ操作する場合、機器の設定状態、及び動作状態の何れかに応じて異なる振動を振動発生手段に発生させる振動制御手段とを備えることを特徴とする。
【0007】
このように、本発明のタッチ操作入力装置は、タッチパネルにタッチ操作する場合、機器の設定状態、及び動作状態の何れかによって異なる振動をタッチパネルに発生させる。これにより、例えば、エアコン機器の風量調節機能等において、タッチ操作によって風量の設定が変更される場合、この変更される風量の設定に応じて、例えば、振動レベル等を変更してタッチパネルを振動させることができる。また、例えば、ナビゲーション装置の地図スクロール機能等では、地図スクロールの速度の高低に応じて、例えば、振動パターン等を変更してタッチパネルを振動させることができる。その結果、ユーザは、画面を注視することなく、機器の設定状態や動作状態等を確認することができる。
【0008】
請求項2に記載のタッチ装置入力装置では、振動制御手段は、少なくとも、振動レベル、振動時間、振動パターン、振動周波数の何れかの異なる振動を発生させることを特徴とする。このように、機器の設定状態や動作状態等によって振動レベル、振動継続時間、振動パターン、振動周波数等を変えて振動させることで、ユーザは、画面を注視することなく、機器の設定状態や動作状態を確認することができる。
【0009】
請求項3に記載のタッチ操作入力装置では、表示制御手段は、操作スイッチを模擬した図形として、機器の設定範囲を模擬した図形を設定変更スイッチとして画面に表示し、タッチ操作手段は、設定範囲内へのタッチ操作位置に応じて、機器の設定を変更する入力操作を実行し、機器制御手段は、タッチ操作手段による設定変更の入力操作に基づいて機器の設定を変更する制御を実行し、振動制御手段は、機器の設定変更に応じて異なる振動を発生させることを特徴とする。
【0010】
例えば、エアコン機器の風量調節機能において、風量の設定範囲を示す設定変更スイッチを模擬した図形を画面に表示し、この設定範囲内へのタッチ操作位置に応じて、設定風量を変更する入力操作を行う。これにより、ユーザは、タッチ操作する設定範囲内の位置を変えることで、設定風量の変更が可能となる。さらに、この設定変更に応じて異なる振動をタッチパネルに発生させることで、ユーザは、画面を注視することなく、風量の設定状態を確認することができる。なお、エアコン機器に限らず、タッチ操作によって設定変更する設定機能を有する機器や装置等に採用することができる。
【0011】
請求項4に記載のタッチ操作入力装置によれば、機器制御手段は、タッチパネルをタッチ操作している時間の長さに基づいて機器の動作速度の制御を実行し、振動制御手段は、機器の動作速度に応じて異なる振動を発生させることを特徴とする。
【0012】
例えば、ナビゲーション装置の地図スクロール機能において、タッチ操作時間の長さに基づいてスクロール速度が高くなるように地図スクロールを制御する。これにより、タッチ操作を継続して行うことで、スクロール速度を変更することができるとともに、スクロール速度に応じて異なる振動が発生するため、画面を注視しなくとも、どの程度のスクロール速度でスクロールしているのかを確認することができる。
【0013】
請求項5に記載のタッチ操作入力装置では、機器制御手段は、タッチパネルをタッチ操作している時間の長さに基づいて機器の設定を連続的に変更する制御を実行し、振動制御手段は、連続的に変更される設定に応じて連続的に異なる振動を発生させることを特徴とする。
【0014】
例えば、オーディオ機器の音量調節機能において、タッチ操作時間の長さに基づいて音量の設定を連続的に変更し、この連続的に変更される音量に応じて、例えば、振動レベル等を連続的に変更して振動する。これにより、画面を注視しなくとも、連続的に変更される設定を確認することができる。
【0015】
請求項6に記載のタッチ操作入力装置によれば、表示制御手段は、操作スイッチを模擬した図形とともに地図を画面に表示し、機器制御手段は、タッチ操作時間の長さに応じて地図のスクロール速度を制御し、振動制御手段は、地図のスクロール速度に応じて異なる振動を発生させることを特徴とする。
【0016】
これにより、画面を注視しなくとも、タッチ操作を継続して行うことによって、どの程度のスクロール速度で地図のスクロール表示がなされているかを確認することができる。なお、地図のスクロール表示に限らず、例えば、リストのスクロール表示等では、タッチ操作時間の長さに応じてリストのスクロール速度を制御し、このスクロール速度に応じて異なる振動を発生させることで、どの程度のスクロール速度でリストのスクロール表示がなされているかを確認することができる。
【0017】
請求項7及び請求項8に記載のタッチ操作入力装置における振動発生方法の作用効果は、請求項1及び請求項2に記載のタッチ操作入力装置の作用効果と同様であるため、その説明を省略する。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態におけるタッチ操作入力装置、タッチ操作入力装置における振動発生方法に関して、図面に基づいて説明する。なお、本発明のタッチ操作入力装置、及びその振動発生方法を車載機器制御装置に適用した例について説明する。
【0019】
(第1の実施形態)
図1は、本実施形態に係わる車載機器制御装置100と複数の車載機器との接続関係を示すブロック図である。同図に示すように、本実施形態の車載機器制御装置100は、パネルECU4、及びパネルECU4に接続される表示装置5から構成される。パネルECU4は、ナビゲーション装置を制御するナビECU1、エアコン機器を制御するエアコンECU2、及びオーディオ機器を制御するオーディオECU3と多重信号線を介して接続されている。
【0020】
表示部5は、液晶の画面にタッチパネル5aが採用されたもので、画面上には、図4に示すように、車載機器を操作する操作画面へ移動するための選択画面が表示される。ユーザは、所望の車載機器の操作項目をタッチ操作することで、そのタッチ操作した車載機器を操作する操作画面に移動することができる。また、各車載機器の操作画面には、車載機器を操作する操作スイッチを模擬した図形が表示され、この操作スイッチをタッチ操作することで、所望の操作をすることができる。
【0021】
ここで、表示部5の構成、及びタッチパネル5aを振動させる動作について説明する。図2に、表示装置5の斜視図を示し、図3に、表示装置5のA−A断面図を示す。表示装置5は、図2に示すように、ユーザによるタッチ操作とその位置を検出するタッチパネル5aを備えている。このタッチパネル5aは、図3に示すように、一方の面が液晶5bの画面に対向して配置されており、他方の面から液晶5bの画面の表示内容の読み取りが可能になっている。また、タッチパネル5aの内部には、空洞部分(空気層)が設けられている。
【0022】
表示装置5は、液晶5bの表示内容を明瞭にさせるバックライトを有している。このバックライトは、図3に示すように、冷陰極管5c、及び導光板5dによって構成され、冷陰極管5cの発する光を導光板5dが受けることで、液晶5bの背面から発光する。
【0023】
また、表示装置5は、タッチパネル5aを振動させるアクチュエータを有している。このアクチュエータは、図3に示すように、電気信号を受けて往復運動するソレノイド5eと、その往復運動に連動する振動板(図示せず)によって構成される。この振動板は、上述したタッチパネル5aの空洞部分に設けられており、ソレノイド5eが往復運動を行うことにより、振動板が連動して往復運動を行う。この振動板の往復運動により、タッチパネル5a内部の空洞部分の気圧が変化し、その結果、タッチパネル5aの表面が振動する。
【0024】
なお、タッチパネル5aを振動させるアクチュエータは、本実施形態のアクチュエータに限定されるものではなく、例えば、特開2000−137576号公報に開示されている、モータを用いたアクチュエータ等、タッチパネル5aを振動することが可能なアクチュエータであればよい。
【0025】
パネルECU4は、前述のように、各車載機器のECU1、2、3と多重信号線によって接続されており、この多重信号線を介して信号の送受信を行う。例えば、タッチパネル5aからの検出信号を受信し、この検出信号に対応する制御信号を各ECU1、2、3に送信する。各ECU1、2、3は、受信した制御信号に応じて各車載機器を動作させる。
【0026】
また、パネルECU4は、各ECU1、2、3から送信される各車載機器の動作状態信号を受信し、この受信した動作状態信号に基づいて、各車載機器の作動状況を表示装置5へ表示させる表示指示信号を表示装置5へ送信する。
【0027】
ここで、本実施形態における車載機器制御装置100の動作について説明する。先ず、車載機器制御装置100に電源が投入されると、図4に示すように、車載機器を操作する操作画面へ移動するための選択画面を表示装置5に表示させる。そして、例えば、同図中の「エアコン」の項目をタッチ操作すると、図5に示すような、エアコン機器の温度設定、及び風量設定を操作する操作画面が表示される。この操作画面には、上下方向に設定範囲をもつ操作スイッチが表示されており、ユーザは、操作スイッチの設定範囲内をタッチ操作することで、そのタッチ操作した上下位置に相当する設定に変更することができる。
【0028】
図5に示すように、このエアコン機器の操作画面に表示される温度設定、及び風量設定の操作スイッチには、異なる振動パターンが各々割り当てられており、ユーザが操作スイッチをタッチ操作すると、その操作スイッチに割り当てられた振動パターンでタッチパネル5aが振動する。これにより、ユーザは、画面を注視せずに操作スイッチの種類を確認することができる。
【0029】
なお、本実施形態では、タッチ操作した設定範囲内の上下位置に応じて変更される温度や風量の設定に基づいて、タッチパネル5aの振動レベルを変更する。例えば、風量設定では、風量「LO」付近の位置をタッチ操作すると、振動レベルの小さい振動がタッチパネル5aに発生し、風量「HI」付近の位置をタッチ操作すると、振動レベルの大きい振動がタッチパネル5aに発生する。一方、温度設定では、温度「20」付近の位置をタッチ操作すると、振動レベルの小さい振動がタッチパネル5aに発生し、温度「30」付近の位置をタッチ操作すると、振動レベルの大きい振動がタッチパネル5aに発生する。
【0030】
一方、図4に示した、車載機器を操作する操作画面へ移動するための選択画面から、「オーディオ」の項目がタッチ操作されると、図6に示すように、オーディオの出力設定(例えば、複数のスピーカの音量バランス等を調整するバランス設定、高音設定、及び低音設定)の操作画面が表示される。この操作画面には、左右方向に設定範囲をもつ操作スイッチが複数表示されており、ユーザは、操作スイッチの設定範囲内をタッチ操作することで、そのタッチ操作した左右位置に相当する設定に変更することができる。
【0031】
図6に示すように、このオーディオ機器の操作画面に表示される、バランス設定、高音設定、及び低音設定を操作する操作スイッチには、異なる振動パターンが各々割り当てられており、ユーザが操作スイッチをタッチ操作すると、その操作スイッチに割り当てられた振動パターンでタッチパネル5aが振動する。これにより、ユーザは、画面を注視せずに、操作スイッチの種類を確認することができる。
【0032】
なお、本実施形態では、タッチ操作した設定範囲内の左右位置に応じて変更されるバランス、高音、及び低音の設定に基づいて、タッチパネル5aの振動レベルを変更する。例えば、バランス設定では、「RIGHT」や「LEFT」付近の位置をタッチ操作すると、振動レベルの大きい振動がタッチパネル5aに発生し、その中間位置付近の位置をタッチ操作すると、振動レベルの小さい振動がタッチパネル5aに発生する。一方、高音・低音設定についても、「MIN」や「MAX」付近の位置をタッチ操作すると、振動レベルの大きい振動がタッチパネル5aに発生し、その中間位置付近の位置をタッチ操作すると、振動レベルの小さい振動がタッチパネル5aに発生する。
【0033】
次に、本実施形態の特徴部分に係わる、エアコン機器やオーディオ機器の操作画面における、タッチ操作した設定範囲内の位置に応じて変更される各種設定に基づいて、タッチパネル5aに異なる振動を発生させる処理について、図7に示すフローチャートを用いて説明する。
【0034】
図7に示すステップS100では、タッチパネル5aへのタッチ操作の検出を開始し、ステップS110では、タッチパネル5aへのタッチ操作を検出したか否かを判定する。ここで、肯定判定される場合にはステップS120へ処理を進め、否定判定される場合にはステップS100へ処理を移行する。
【0035】
ステップS120では、タッチ操作の位置に相当する操作スイッチが上下に設定範囲をもつ操作スイッチ(縦スライド)であるのか、または、左右に設定範囲をもつ操作スイッチ(横スライド)であるのかを判定する。ここで、縦スライドの操作スイッチである場合には、ステップS130へ処理を進め、横スライドの操作スイッチである場合には、ステップS140へ処理を進める。
【0036】
ステップS130では、縦スライドの操作スイッチにおける振動レベル、及び振動パターンの設定を読み込み、ステップS140では、横スライドの操作スイッチにおける振動レベル、及び振動パターンの設定を読み込む。
【0037】
ステップS150では、縦スライドの操作スイッチにおいては、タッチ操作した横位置に基づいて振動パターンを選択し、横スライドの操作スイッチにおいては、タッチ操作した縦位置に基づいて振動パターンを選択する。ステップS160では、縦スライドの操作スイッチにおいては、タッチ操作した縦位置に基づいて振動レベルを選択し、横スライドの操作スイッチにおいては、タッチ操作した横位置に基づいて振動パターンを選択する。そして、ステップS170にて、選択した振動パターン、及び振動レベルの振動をタッチパネル5aに発生させる。
【0038】
このように、本実施形態の車載機器制御装置100は、タッチ操作した設定範囲内の位置に応じて変更される各種設定に基づいて、タッチパネル5aに異なる振動を発生させる。これにより、ユーザは、タッチ操作する設定範囲内の位置を変えることで設定変更が可能となり、さらに、この変更される設定に応じて異なる振動がタッチパネル5aに発生するため、ユーザは、画面を注視することなく、設定状態を確認することができる。
【0039】
なお、本実施形態では、エアコン機器、及びオーディオ機器を例に説明したが、これらの機器に限らず、タッチ操作によって設定変更を行う機器や装置等に、本実施形態の振動発生方法を採用することができる。
【0040】
(第2の実施形態)
第2の実施形態は、第1の実施形態によるものと共通するところが多いので、以下、共通部分についての詳しい説明は省略し、異なる部分を重点的に説明する。
【0041】
上述したように、第1の実施形態における車載機器制御装置100は、タッチ操作した設定範囲内の位置に応じて変更される各種設定に基づいて、タッチパネル5aに異なる振動を発生させるものであるが、本実施形態では、タッチ操作している時間の長さに応じて変更される車載機器の動作速度に応じて、タッチパネル5aに異なる振動を発生させる点で異なる。
【0042】
例えば、ナビゲーション装置等では、画面に地図を表示し、ユーザの操作する方向へ地図をスクロールするスクロール機能を備えている。図8は、地図のスクロール機能の際に、画面に表示される例を示した図であり、地図上に8方向の操作スイッチ(以下、8方向スイッチと呼ぶ)5fを表示する。ユーザは、この8方向スイッチ5fのうち、所望の方向のスイッチをタッチ操作することで、タッチ操作した方向へ地図をスクロールすることができる。
【0043】
この8方向スイッチ5fをタッチ操作する際に、タッチパネル5aを振動させれば、画面を注視しなくとも、画面がスクロールしていることを確認できる。さらに、この8方向スイッチ5fのうち、各々異なる振動パターンでタッチパネル5aを振動させることで、画面がどの方向にスクロールしているのかを確認することができる。
【0044】
なお、この地図のスクロール機能では、一般に、8方向スイッチ5fを所定時間継続してタッチ操作すると、スクロール速度を高くする。例えば、予めスクロール速度を2段階(Loスピード、Hiスピード)設定し、8方向スイッチ5fを所定時間継続してタッチ操作した場合は、Hiスピードのスクロール速度を設定し、また、所定時間継続してタッチ操作していない場合には、Loスピードのスクロール速度を設定する。
【0045】
本実施形態では、このスクロール速度の高低に応じて、タッチパネル5aに異なる振動を発生させる。例えば、スクロール速度が高くなった場合には、高い振動周波数の振動に変更する。以下、本実施形態の特徴部分である、地図のスクロール機能における、スクロール速度に応じて振動周波数を変更してタッチパネル5aを振動させる処理について、図11に示すフローチャートを用いて説明する。
【0046】
図11に示すステップS200では、タッチパネル5aへのタッチ操作の検出を開始し、ステップS210では、タッチパネル5aへのタッチ操作を検出したか否かを判定する。ここで、肯定判定される場合にはステップS220へ処理を進め、否定判定される場合にはステップS200へ処理を移行する。
【0047】
ステップS220では、地図のスクロールが終了したか否かを判定し、肯定判定される場合には、本処理を終了する。これに伴って、例えば、タッチパネル5aが振動していた場合には、この振動が停止する。また、否定判定される場合には、ステップS230へ処理を進める。
【0048】
ステップS230では、スクロール中の地図のスクロール速度を把握する。すなわち、そして、現在設定されているスクロール速度(Loスピード、Hiスピード)を把握する。
【0049】
ステップS240では、ステップS230にて把握したスクロール速度に応じた振動周波数を設定し、この設定した振動周波数でタッチパネル5aを振動させる。例えば、スクロール速度がLoスピードの場合には、低周波の振動を発生させ、スクロール速度がHiスピードの場合には、高周波の振動を発生させる。
【0050】
このように、本実施形態の車載機器制御装置100は、スクロール速度の高低に応じて、タッチパネル5aに異なる振動を発生させる。これにより、画面を注視しなくとも、画面がどの方向にスクロールし、さらに、どの程度のスクロール速度でスクロールしているのかを確認することができる。
【0051】
また、本実施形態では、ナビゲーション装置における地図のスクロール機能を例として説明したが、タッチ操作によって動作状態が変更される機器や装置等にも、本実施形態の振動発生方法を採用することができる。
【0052】
(変形例1)
例えば、ナビゲーション装置等では、施設の名称を入力して、この入力した名称の施設を検索する50音検索機能を備えている。図9は、この50音検索機能における検索結果の表示例を示した図であり、ユーザによって入力された「HOLIDAY INN」を名称として含む施設の検索結果をリスト形式で表示する。この50音検索機能では、一般に、1画面のリスト内に検索結果を表示できない場合には、リストをスクロールして表示する。例えば、ユーザは、スクロールスイッチ5g〜5jをタッチ操作することで、施設名称のリストをスクロールすることができる。
【0053】
スクロールスイッチ5gは、リストを先頭の方向にページ送りするものであり、スクロールスイッチ5jは、リストを末尾の方向にページ送りするものである。また、スクロールスイッチ5hは、リスト中の施設名称を先頭の方向にスクロールするものであり、スクロールスイッチ5iは、リスト中の施設名称を末尾の方向にスクロールするものである。
【0054】
このスクロールスイッチ5g〜5jをタッチ操作する際に、タッチパネル5aを振動させれば、画面を注視しなくとも、リストがスクロールしていることを確認できる。さらに、このスクロールスイッチ5g〜5jがタッチ操作された場合、各々異なる振動パターンでタッチパネル5aを振動させることで、リストがどの方向にスクロールしているのかを確認することができる。
【0055】
なお、この50音検索機能におけるリストのスクロールでは、一般に、所定時間継続してタッチ操作すると、スクロール速度を高くする機能を有しているが、本変形例では、このスクロール速度の高低に応じて、タッチパネル5aに異なる振動を発生させる。例えば、スクロール速度が高くなった場合には、それまでの振動していた周波数よりも高い周波数の振動に変更する。これにより、画面を注視しなくとも、リストがどの程度のスクロール速度でスクロールしているのかを確認することができる。
【0056】
なお、リストの先頭、もしくは、末尾までスクロールした場合には、スクロール動作とともに、タッチパネル5aへの振動も停止させる。これにより、リストのスクロールが停止したことを、画面を注視することなく確認できる。
【0057】
(変形例2)
例えば、オーディオ機器等では、図10に示すように、音量・高音・低音設定を調整する調整機能を備えている。同図に示すUPスイッチ5lは、各設定を高く変更する場合に操作するもので、DOWNスイッチ5kは、各設定を低く変更する場合に操作するものである。ユーザは、UPスイッチ5lやDOWNスイッチ5kをタッチ操作することで、各設定を変更することができる。
【0058】
このUPスイッチ5lやDOWNスイッチ5kへのタッチ操作を検出した場合にタッチパネル5aを振動させれば、画面を注視しなくとも、設定変更していることが確認できる。さらに、UPスイッチ5lやDOWNスイッチ5kがタッチ操作された場合、各々異なる振動パターンでタッチパネル5aを振動させることで、画面を注視することなく、設定変更している機能を確認することができる。
【0059】
なお、このUPスイッチ5lやDOWNスイッチ5kをタッチ操作し続けることで、音量・高音・低音設定を連続して変更することができるが、本変形例では、この連続して変更される設定に基づいて、タッチパネル5aの振動を連続的に変更する。例えば、低い設定から高い設定に連続的に変更される場合には、低い周波数から高い振動周波数の振動に変更し、逆に、高い設定から低い設定に連続的に変更される場合には、高い周波数から低い振動周波数の振動に変更する。これにより、画面を注視しなくとも、タッチ操作を継続して行うことで、どの程度設定変更されたのかを確認することができる。
【0060】
なお、各設定の最大、もしくは、最小まで設定変更した場合には、タッチパネル5aへの振動を停止させる。これにより、最大、もしくは、最小まで設定変更したことを、画面を注視することなく確認できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態に係わる、車載機器制御装置100と複数の車載機器との接続関係を示すブロック図である。
【図2】第1の実施形態に係わる、表示装置5の斜視図である。
【図3】第1の実施形態に係わる、表示装置5のA−A断面図である。
【図4】第1の実施形態に係わる、車載機器を操作する操作画面へ移動するための選択画面を示した図である。
【図5】第1の実施形態に係わる、エアコンの温度設定、及び風量設定を行う操作画面を示した図である。
【図6】第1の実施形態に係わる、オーディオの音量設定、高音・低音設定を行う操作画面を示した図である。
【図7】第1の実施形態に係わる、タッチ操作した設定範囲内の位置に応じて変更される各種設定に基づいて、タッチパネル5aに異なる振動を発生させる処理を示すフローチャートである。
【図8】第2の実施形態に係わる、地図のスクロール表示の例を示した図である。
【図9】第2の実施形態の変形例1に係わる、リストのスクロール表示の例を示した図である。
【図10】第2の実施形態の変形例2に係わる、オーディオ機器の音量、高音、及び低音調整画面の例を示した図である。
【図11】第2の実施形態に係わる、地図のスクロール機能における、スクロール速度に応じて振動周波数を変更してタッチパネル5aを振動させる処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
5 表示装置
5a タッチパネル
5b 液晶
5c 冷陰極管
5d 導電板
5e ソレノイド
100 車載機器制御装置
【発明の属する技術分野】
本発明は、タッチ操作入力装置、タッチ操作入力装置における振動発生方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、タッチパネルを備えるタッチ操作入力装置において、表示項目に応じて異なる振動を発生させるものが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。この特許文献1に開示されているタッチ操作入力装置によれば、例えば、エアコン機器の操作等で用いられる「UP」、「DOWN」項目に対し、「UP」を押下した場合には、「ト、ト、ツー」というリズムでタッチパネルを振動させ、一方、「DOWN」を押下した場合には、「ツー、ツー」というリズムでタッチパネルを振動させる。これにより、画面を注視しなくとも、押下した項目を確認することができる。
【0003】
【特許文献1】
特開2000−194427号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
例えば、エアコン機器の温度調節等に、上述のタッチ操作入力装置を用いる場合、「UP」、「DOWN」項目を押下することによって、画面を注視しなくとも、設定温度を変更することができる。しかしながら、従来のタッチ操作入力装置では、どの程度の温度に設定変更しているのか、あるいは、エアコン機器が動作しているのかを、画面を注視することなく確認することができなかった。
【0005】
本発明は、かかる問題を鑑みてなされたもので、画面を注視することなく、機器の設定状態や動作状態等が確認できるタッチ操作入力装置、タッチ操作入力装置における振動発生方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載のタッチ操作入力装置は、操作スイッチを模擬した図形を画面に表示する表示制御手段と、一方の面が画面に対向して配置され、他方の面から画面の表示内容の読み取りができるタッチパネルを備え、図形が表示される領域のタッチパネルをタッチ操作することにより機器の入力操作を行うタッチ操作手段と、タッチ操作手段による入力操作に基づいて機器の動作を制御する機器制御手段と、タッチパネルを振動させる振動発生手段と、タッチパネルをタッチ操作する場合、機器の設定状態、及び動作状態の何れかに応じて異なる振動を振動発生手段に発生させる振動制御手段とを備えることを特徴とする。
【0007】
このように、本発明のタッチ操作入力装置は、タッチパネルにタッチ操作する場合、機器の設定状態、及び動作状態の何れかによって異なる振動をタッチパネルに発生させる。これにより、例えば、エアコン機器の風量調節機能等において、タッチ操作によって風量の設定が変更される場合、この変更される風量の設定に応じて、例えば、振動レベル等を変更してタッチパネルを振動させることができる。また、例えば、ナビゲーション装置の地図スクロール機能等では、地図スクロールの速度の高低に応じて、例えば、振動パターン等を変更してタッチパネルを振動させることができる。その結果、ユーザは、画面を注視することなく、機器の設定状態や動作状態等を確認することができる。
【0008】
請求項2に記載のタッチ装置入力装置では、振動制御手段は、少なくとも、振動レベル、振動時間、振動パターン、振動周波数の何れかの異なる振動を発生させることを特徴とする。このように、機器の設定状態や動作状態等によって振動レベル、振動継続時間、振動パターン、振動周波数等を変えて振動させることで、ユーザは、画面を注視することなく、機器の設定状態や動作状態を確認することができる。
【0009】
請求項3に記載のタッチ操作入力装置では、表示制御手段は、操作スイッチを模擬した図形として、機器の設定範囲を模擬した図形を設定変更スイッチとして画面に表示し、タッチ操作手段は、設定範囲内へのタッチ操作位置に応じて、機器の設定を変更する入力操作を実行し、機器制御手段は、タッチ操作手段による設定変更の入力操作に基づいて機器の設定を変更する制御を実行し、振動制御手段は、機器の設定変更に応じて異なる振動を発生させることを特徴とする。
【0010】
例えば、エアコン機器の風量調節機能において、風量の設定範囲を示す設定変更スイッチを模擬した図形を画面に表示し、この設定範囲内へのタッチ操作位置に応じて、設定風量を変更する入力操作を行う。これにより、ユーザは、タッチ操作する設定範囲内の位置を変えることで、設定風量の変更が可能となる。さらに、この設定変更に応じて異なる振動をタッチパネルに発生させることで、ユーザは、画面を注視することなく、風量の設定状態を確認することができる。なお、エアコン機器に限らず、タッチ操作によって設定変更する設定機能を有する機器や装置等に採用することができる。
【0011】
請求項4に記載のタッチ操作入力装置によれば、機器制御手段は、タッチパネルをタッチ操作している時間の長さに基づいて機器の動作速度の制御を実行し、振動制御手段は、機器の動作速度に応じて異なる振動を発生させることを特徴とする。
【0012】
例えば、ナビゲーション装置の地図スクロール機能において、タッチ操作時間の長さに基づいてスクロール速度が高くなるように地図スクロールを制御する。これにより、タッチ操作を継続して行うことで、スクロール速度を変更することができるとともに、スクロール速度に応じて異なる振動が発生するため、画面を注視しなくとも、どの程度のスクロール速度でスクロールしているのかを確認することができる。
【0013】
請求項5に記載のタッチ操作入力装置では、機器制御手段は、タッチパネルをタッチ操作している時間の長さに基づいて機器の設定を連続的に変更する制御を実行し、振動制御手段は、連続的に変更される設定に応じて連続的に異なる振動を発生させることを特徴とする。
【0014】
例えば、オーディオ機器の音量調節機能において、タッチ操作時間の長さに基づいて音量の設定を連続的に変更し、この連続的に変更される音量に応じて、例えば、振動レベル等を連続的に変更して振動する。これにより、画面を注視しなくとも、連続的に変更される設定を確認することができる。
【0015】
請求項6に記載のタッチ操作入力装置によれば、表示制御手段は、操作スイッチを模擬した図形とともに地図を画面に表示し、機器制御手段は、タッチ操作時間の長さに応じて地図のスクロール速度を制御し、振動制御手段は、地図のスクロール速度に応じて異なる振動を発生させることを特徴とする。
【0016】
これにより、画面を注視しなくとも、タッチ操作を継続して行うことによって、どの程度のスクロール速度で地図のスクロール表示がなされているかを確認することができる。なお、地図のスクロール表示に限らず、例えば、リストのスクロール表示等では、タッチ操作時間の長さに応じてリストのスクロール速度を制御し、このスクロール速度に応じて異なる振動を発生させることで、どの程度のスクロール速度でリストのスクロール表示がなされているかを確認することができる。
【0017】
請求項7及び請求項8に記載のタッチ操作入力装置における振動発生方法の作用効果は、請求項1及び請求項2に記載のタッチ操作入力装置の作用効果と同様であるため、その説明を省略する。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態におけるタッチ操作入力装置、タッチ操作入力装置における振動発生方法に関して、図面に基づいて説明する。なお、本発明のタッチ操作入力装置、及びその振動発生方法を車載機器制御装置に適用した例について説明する。
【0019】
(第1の実施形態)
図1は、本実施形態に係わる車載機器制御装置100と複数の車載機器との接続関係を示すブロック図である。同図に示すように、本実施形態の車載機器制御装置100は、パネルECU4、及びパネルECU4に接続される表示装置5から構成される。パネルECU4は、ナビゲーション装置を制御するナビECU1、エアコン機器を制御するエアコンECU2、及びオーディオ機器を制御するオーディオECU3と多重信号線を介して接続されている。
【0020】
表示部5は、液晶の画面にタッチパネル5aが採用されたもので、画面上には、図4に示すように、車載機器を操作する操作画面へ移動するための選択画面が表示される。ユーザは、所望の車載機器の操作項目をタッチ操作することで、そのタッチ操作した車載機器を操作する操作画面に移動することができる。また、各車載機器の操作画面には、車載機器を操作する操作スイッチを模擬した図形が表示され、この操作スイッチをタッチ操作することで、所望の操作をすることができる。
【0021】
ここで、表示部5の構成、及びタッチパネル5aを振動させる動作について説明する。図2に、表示装置5の斜視図を示し、図3に、表示装置5のA−A断面図を示す。表示装置5は、図2に示すように、ユーザによるタッチ操作とその位置を検出するタッチパネル5aを備えている。このタッチパネル5aは、図3に示すように、一方の面が液晶5bの画面に対向して配置されており、他方の面から液晶5bの画面の表示内容の読み取りが可能になっている。また、タッチパネル5aの内部には、空洞部分(空気層)が設けられている。
【0022】
表示装置5は、液晶5bの表示内容を明瞭にさせるバックライトを有している。このバックライトは、図3に示すように、冷陰極管5c、及び導光板5dによって構成され、冷陰極管5cの発する光を導光板5dが受けることで、液晶5bの背面から発光する。
【0023】
また、表示装置5は、タッチパネル5aを振動させるアクチュエータを有している。このアクチュエータは、図3に示すように、電気信号を受けて往復運動するソレノイド5eと、その往復運動に連動する振動板(図示せず)によって構成される。この振動板は、上述したタッチパネル5aの空洞部分に設けられており、ソレノイド5eが往復運動を行うことにより、振動板が連動して往復運動を行う。この振動板の往復運動により、タッチパネル5a内部の空洞部分の気圧が変化し、その結果、タッチパネル5aの表面が振動する。
【0024】
なお、タッチパネル5aを振動させるアクチュエータは、本実施形態のアクチュエータに限定されるものではなく、例えば、特開2000−137576号公報に開示されている、モータを用いたアクチュエータ等、タッチパネル5aを振動することが可能なアクチュエータであればよい。
【0025】
パネルECU4は、前述のように、各車載機器のECU1、2、3と多重信号線によって接続されており、この多重信号線を介して信号の送受信を行う。例えば、タッチパネル5aからの検出信号を受信し、この検出信号に対応する制御信号を各ECU1、2、3に送信する。各ECU1、2、3は、受信した制御信号に応じて各車載機器を動作させる。
【0026】
また、パネルECU4は、各ECU1、2、3から送信される各車載機器の動作状態信号を受信し、この受信した動作状態信号に基づいて、各車載機器の作動状況を表示装置5へ表示させる表示指示信号を表示装置5へ送信する。
【0027】
ここで、本実施形態における車載機器制御装置100の動作について説明する。先ず、車載機器制御装置100に電源が投入されると、図4に示すように、車載機器を操作する操作画面へ移動するための選択画面を表示装置5に表示させる。そして、例えば、同図中の「エアコン」の項目をタッチ操作すると、図5に示すような、エアコン機器の温度設定、及び風量設定を操作する操作画面が表示される。この操作画面には、上下方向に設定範囲をもつ操作スイッチが表示されており、ユーザは、操作スイッチの設定範囲内をタッチ操作することで、そのタッチ操作した上下位置に相当する設定に変更することができる。
【0028】
図5に示すように、このエアコン機器の操作画面に表示される温度設定、及び風量設定の操作スイッチには、異なる振動パターンが各々割り当てられており、ユーザが操作スイッチをタッチ操作すると、その操作スイッチに割り当てられた振動パターンでタッチパネル5aが振動する。これにより、ユーザは、画面を注視せずに操作スイッチの種類を確認することができる。
【0029】
なお、本実施形態では、タッチ操作した設定範囲内の上下位置に応じて変更される温度や風量の設定に基づいて、タッチパネル5aの振動レベルを変更する。例えば、風量設定では、風量「LO」付近の位置をタッチ操作すると、振動レベルの小さい振動がタッチパネル5aに発生し、風量「HI」付近の位置をタッチ操作すると、振動レベルの大きい振動がタッチパネル5aに発生する。一方、温度設定では、温度「20」付近の位置をタッチ操作すると、振動レベルの小さい振動がタッチパネル5aに発生し、温度「30」付近の位置をタッチ操作すると、振動レベルの大きい振動がタッチパネル5aに発生する。
【0030】
一方、図4に示した、車載機器を操作する操作画面へ移動するための選択画面から、「オーディオ」の項目がタッチ操作されると、図6に示すように、オーディオの出力設定(例えば、複数のスピーカの音量バランス等を調整するバランス設定、高音設定、及び低音設定)の操作画面が表示される。この操作画面には、左右方向に設定範囲をもつ操作スイッチが複数表示されており、ユーザは、操作スイッチの設定範囲内をタッチ操作することで、そのタッチ操作した左右位置に相当する設定に変更することができる。
【0031】
図6に示すように、このオーディオ機器の操作画面に表示される、バランス設定、高音設定、及び低音設定を操作する操作スイッチには、異なる振動パターンが各々割り当てられており、ユーザが操作スイッチをタッチ操作すると、その操作スイッチに割り当てられた振動パターンでタッチパネル5aが振動する。これにより、ユーザは、画面を注視せずに、操作スイッチの種類を確認することができる。
【0032】
なお、本実施形態では、タッチ操作した設定範囲内の左右位置に応じて変更されるバランス、高音、及び低音の設定に基づいて、タッチパネル5aの振動レベルを変更する。例えば、バランス設定では、「RIGHT」や「LEFT」付近の位置をタッチ操作すると、振動レベルの大きい振動がタッチパネル5aに発生し、その中間位置付近の位置をタッチ操作すると、振動レベルの小さい振動がタッチパネル5aに発生する。一方、高音・低音設定についても、「MIN」や「MAX」付近の位置をタッチ操作すると、振動レベルの大きい振動がタッチパネル5aに発生し、その中間位置付近の位置をタッチ操作すると、振動レベルの小さい振動がタッチパネル5aに発生する。
【0033】
次に、本実施形態の特徴部分に係わる、エアコン機器やオーディオ機器の操作画面における、タッチ操作した設定範囲内の位置に応じて変更される各種設定に基づいて、タッチパネル5aに異なる振動を発生させる処理について、図7に示すフローチャートを用いて説明する。
【0034】
図7に示すステップS100では、タッチパネル5aへのタッチ操作の検出を開始し、ステップS110では、タッチパネル5aへのタッチ操作を検出したか否かを判定する。ここで、肯定判定される場合にはステップS120へ処理を進め、否定判定される場合にはステップS100へ処理を移行する。
【0035】
ステップS120では、タッチ操作の位置に相当する操作スイッチが上下に設定範囲をもつ操作スイッチ(縦スライド)であるのか、または、左右に設定範囲をもつ操作スイッチ(横スライド)であるのかを判定する。ここで、縦スライドの操作スイッチである場合には、ステップS130へ処理を進め、横スライドの操作スイッチである場合には、ステップS140へ処理を進める。
【0036】
ステップS130では、縦スライドの操作スイッチにおける振動レベル、及び振動パターンの設定を読み込み、ステップS140では、横スライドの操作スイッチにおける振動レベル、及び振動パターンの設定を読み込む。
【0037】
ステップS150では、縦スライドの操作スイッチにおいては、タッチ操作した横位置に基づいて振動パターンを選択し、横スライドの操作スイッチにおいては、タッチ操作した縦位置に基づいて振動パターンを選択する。ステップS160では、縦スライドの操作スイッチにおいては、タッチ操作した縦位置に基づいて振動レベルを選択し、横スライドの操作スイッチにおいては、タッチ操作した横位置に基づいて振動パターンを選択する。そして、ステップS170にて、選択した振動パターン、及び振動レベルの振動をタッチパネル5aに発生させる。
【0038】
このように、本実施形態の車載機器制御装置100は、タッチ操作した設定範囲内の位置に応じて変更される各種設定に基づいて、タッチパネル5aに異なる振動を発生させる。これにより、ユーザは、タッチ操作する設定範囲内の位置を変えることで設定変更が可能となり、さらに、この変更される設定に応じて異なる振動がタッチパネル5aに発生するため、ユーザは、画面を注視することなく、設定状態を確認することができる。
【0039】
なお、本実施形態では、エアコン機器、及びオーディオ機器を例に説明したが、これらの機器に限らず、タッチ操作によって設定変更を行う機器や装置等に、本実施形態の振動発生方法を採用することができる。
【0040】
(第2の実施形態)
第2の実施形態は、第1の実施形態によるものと共通するところが多いので、以下、共通部分についての詳しい説明は省略し、異なる部分を重点的に説明する。
【0041】
上述したように、第1の実施形態における車載機器制御装置100は、タッチ操作した設定範囲内の位置に応じて変更される各種設定に基づいて、タッチパネル5aに異なる振動を発生させるものであるが、本実施形態では、タッチ操作している時間の長さに応じて変更される車載機器の動作速度に応じて、タッチパネル5aに異なる振動を発生させる点で異なる。
【0042】
例えば、ナビゲーション装置等では、画面に地図を表示し、ユーザの操作する方向へ地図をスクロールするスクロール機能を備えている。図8は、地図のスクロール機能の際に、画面に表示される例を示した図であり、地図上に8方向の操作スイッチ(以下、8方向スイッチと呼ぶ)5fを表示する。ユーザは、この8方向スイッチ5fのうち、所望の方向のスイッチをタッチ操作することで、タッチ操作した方向へ地図をスクロールすることができる。
【0043】
この8方向スイッチ5fをタッチ操作する際に、タッチパネル5aを振動させれば、画面を注視しなくとも、画面がスクロールしていることを確認できる。さらに、この8方向スイッチ5fのうち、各々異なる振動パターンでタッチパネル5aを振動させることで、画面がどの方向にスクロールしているのかを確認することができる。
【0044】
なお、この地図のスクロール機能では、一般に、8方向スイッチ5fを所定時間継続してタッチ操作すると、スクロール速度を高くする。例えば、予めスクロール速度を2段階(Loスピード、Hiスピード)設定し、8方向スイッチ5fを所定時間継続してタッチ操作した場合は、Hiスピードのスクロール速度を設定し、また、所定時間継続してタッチ操作していない場合には、Loスピードのスクロール速度を設定する。
【0045】
本実施形態では、このスクロール速度の高低に応じて、タッチパネル5aに異なる振動を発生させる。例えば、スクロール速度が高くなった場合には、高い振動周波数の振動に変更する。以下、本実施形態の特徴部分である、地図のスクロール機能における、スクロール速度に応じて振動周波数を変更してタッチパネル5aを振動させる処理について、図11に示すフローチャートを用いて説明する。
【0046】
図11に示すステップS200では、タッチパネル5aへのタッチ操作の検出を開始し、ステップS210では、タッチパネル5aへのタッチ操作を検出したか否かを判定する。ここで、肯定判定される場合にはステップS220へ処理を進め、否定判定される場合にはステップS200へ処理を移行する。
【0047】
ステップS220では、地図のスクロールが終了したか否かを判定し、肯定判定される場合には、本処理を終了する。これに伴って、例えば、タッチパネル5aが振動していた場合には、この振動が停止する。また、否定判定される場合には、ステップS230へ処理を進める。
【0048】
ステップS230では、スクロール中の地図のスクロール速度を把握する。すなわち、そして、現在設定されているスクロール速度(Loスピード、Hiスピード)を把握する。
【0049】
ステップS240では、ステップS230にて把握したスクロール速度に応じた振動周波数を設定し、この設定した振動周波数でタッチパネル5aを振動させる。例えば、スクロール速度がLoスピードの場合には、低周波の振動を発生させ、スクロール速度がHiスピードの場合には、高周波の振動を発生させる。
【0050】
このように、本実施形態の車載機器制御装置100は、スクロール速度の高低に応じて、タッチパネル5aに異なる振動を発生させる。これにより、画面を注視しなくとも、画面がどの方向にスクロールし、さらに、どの程度のスクロール速度でスクロールしているのかを確認することができる。
【0051】
また、本実施形態では、ナビゲーション装置における地図のスクロール機能を例として説明したが、タッチ操作によって動作状態が変更される機器や装置等にも、本実施形態の振動発生方法を採用することができる。
【0052】
(変形例1)
例えば、ナビゲーション装置等では、施設の名称を入力して、この入力した名称の施設を検索する50音検索機能を備えている。図9は、この50音検索機能における検索結果の表示例を示した図であり、ユーザによって入力された「HOLIDAY INN」を名称として含む施設の検索結果をリスト形式で表示する。この50音検索機能では、一般に、1画面のリスト内に検索結果を表示できない場合には、リストをスクロールして表示する。例えば、ユーザは、スクロールスイッチ5g〜5jをタッチ操作することで、施設名称のリストをスクロールすることができる。
【0053】
スクロールスイッチ5gは、リストを先頭の方向にページ送りするものであり、スクロールスイッチ5jは、リストを末尾の方向にページ送りするものである。また、スクロールスイッチ5hは、リスト中の施設名称を先頭の方向にスクロールするものであり、スクロールスイッチ5iは、リスト中の施設名称を末尾の方向にスクロールするものである。
【0054】
このスクロールスイッチ5g〜5jをタッチ操作する際に、タッチパネル5aを振動させれば、画面を注視しなくとも、リストがスクロールしていることを確認できる。さらに、このスクロールスイッチ5g〜5jがタッチ操作された場合、各々異なる振動パターンでタッチパネル5aを振動させることで、リストがどの方向にスクロールしているのかを確認することができる。
【0055】
なお、この50音検索機能におけるリストのスクロールでは、一般に、所定時間継続してタッチ操作すると、スクロール速度を高くする機能を有しているが、本変形例では、このスクロール速度の高低に応じて、タッチパネル5aに異なる振動を発生させる。例えば、スクロール速度が高くなった場合には、それまでの振動していた周波数よりも高い周波数の振動に変更する。これにより、画面を注視しなくとも、リストがどの程度のスクロール速度でスクロールしているのかを確認することができる。
【0056】
なお、リストの先頭、もしくは、末尾までスクロールした場合には、スクロール動作とともに、タッチパネル5aへの振動も停止させる。これにより、リストのスクロールが停止したことを、画面を注視することなく確認できる。
【0057】
(変形例2)
例えば、オーディオ機器等では、図10に示すように、音量・高音・低音設定を調整する調整機能を備えている。同図に示すUPスイッチ5lは、各設定を高く変更する場合に操作するもので、DOWNスイッチ5kは、各設定を低く変更する場合に操作するものである。ユーザは、UPスイッチ5lやDOWNスイッチ5kをタッチ操作することで、各設定を変更することができる。
【0058】
このUPスイッチ5lやDOWNスイッチ5kへのタッチ操作を検出した場合にタッチパネル5aを振動させれば、画面を注視しなくとも、設定変更していることが確認できる。さらに、UPスイッチ5lやDOWNスイッチ5kがタッチ操作された場合、各々異なる振動パターンでタッチパネル5aを振動させることで、画面を注視することなく、設定変更している機能を確認することができる。
【0059】
なお、このUPスイッチ5lやDOWNスイッチ5kをタッチ操作し続けることで、音量・高音・低音設定を連続して変更することができるが、本変形例では、この連続して変更される設定に基づいて、タッチパネル5aの振動を連続的に変更する。例えば、低い設定から高い設定に連続的に変更される場合には、低い周波数から高い振動周波数の振動に変更し、逆に、高い設定から低い設定に連続的に変更される場合には、高い周波数から低い振動周波数の振動に変更する。これにより、画面を注視しなくとも、タッチ操作を継続して行うことで、どの程度設定変更されたのかを確認することができる。
【0060】
なお、各設定の最大、もしくは、最小まで設定変更した場合には、タッチパネル5aへの振動を停止させる。これにより、最大、もしくは、最小まで設定変更したことを、画面を注視することなく確認できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態に係わる、車載機器制御装置100と複数の車載機器との接続関係を示すブロック図である。
【図2】第1の実施形態に係わる、表示装置5の斜視図である。
【図3】第1の実施形態に係わる、表示装置5のA−A断面図である。
【図4】第1の実施形態に係わる、車載機器を操作する操作画面へ移動するための選択画面を示した図である。
【図5】第1の実施形態に係わる、エアコンの温度設定、及び風量設定を行う操作画面を示した図である。
【図6】第1の実施形態に係わる、オーディオの音量設定、高音・低音設定を行う操作画面を示した図である。
【図7】第1の実施形態に係わる、タッチ操作した設定範囲内の位置に応じて変更される各種設定に基づいて、タッチパネル5aに異なる振動を発生させる処理を示すフローチャートである。
【図8】第2の実施形態に係わる、地図のスクロール表示の例を示した図である。
【図9】第2の実施形態の変形例1に係わる、リストのスクロール表示の例を示した図である。
【図10】第2の実施形態の変形例2に係わる、オーディオ機器の音量、高音、及び低音調整画面の例を示した図である。
【図11】第2の実施形態に係わる、地図のスクロール機能における、スクロール速度に応じて振動周波数を変更してタッチパネル5aを振動させる処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
5 表示装置
5a タッチパネル
5b 液晶
5c 冷陰極管
5d 導電板
5e ソレノイド
100 車載機器制御装置
Claims (8)
- 操作スイッチを模擬した図形を画面に表示する表示制御手段と、
一方の面が前記画面に対向して配置され、他方の面から前記画面の表示内容の読み取りができるタッチパネルを備え、前記図形が表示される領域のタッチパネルをタッチ操作することにより機器の入力操作を行うタッチ操作手段と、
前記タッチ操作手段による入力操作に基づいて前記機器の動作を制御する機器制御手段と、
前記タッチパネルを振動させる振動発生手段と、
前記タッチパネルをタッチ操作する場合、前記機器の設定状態、及び動作状態の何れかに応じて異なる振動を前記振動発生手段に発生させる振動制御手段とを備えることを特徴とするタッチ操作入力装置。 - 前記振動制御手段は、少なくとも、振動レベル、振動時間、振動パターン、振動周波数の何れかの異なる振動を発生させることを特徴とする請求項1記載のタッチ操作入力装置。
- 前記表示制御手段は、前記操作スイッチを模擬した図形として、前記機器の設定範囲を模擬した図形を設定変更スイッチとして画面に表示し、
前記タッチ操作手段は、前記設定範囲内へのタッチ操作位置に応じて、前記機器の設定を変更する入力操作を実行し、
前記機器制御手段は、前記タッチ操作手段による設定変更の入力操作に基づいて前記機器の設定を変更する制御を実行し、
前記振動制御手段は、前記機器の設定変更に応じて異なる振動を発生させることを特徴とする請求項1又は2記載のタッチ操作入力装置。 - 前記機器制御手段は、前記タッチパネルをタッチ操作している時間の長さに基づいて前記機器の動作速度の制御を実行し、
前記振動制御手段は、前記機器の動作速度に応じて異なる振動を発生させることを特徴とする請求項1又は2記載のタッチ操作入力装置。 - 前記機器制御手段は、前記タッチパネルをタッチ操作している時間の長さに基づいて前記機器の設定を連続的に変更する制御を実行し、
前記振動制御手段は、前記連続的に変更される設定に応じて連続的に異なる振動を発生させることを特徴とする請求項1又は2記載のタッチ操作入力装置。 - 前記表示制御手段は、前記操作スイッチを模擬した図形とともに地図を画面に表示し、
前記機器制御手段は、前記タッチ操作時間の長さに応じて前記地図のスクロール速度を制御し、
前記振動制御手段は、前記地図のスクロール速度に応じて異なる振動を発生させることを特徴とする請求項4記載のタッチ操作入力装置。 - タッチパネルを有する画面に操作スイッチを模擬した図形を表示し、前記図形が表示される領域のタッチパネルがタッチ操作されることにより機器の入力操作を行い、この入力操作に基づいて前記機器の動作を制御し、前記タッチパネルがタッチ操作される場合、前記機器の設定状態、及び動作状態の何れかに応じて前記タッチパネルに異なる振動を発生させることを特徴とするタッチ操作入力装置における振動発生方法。
- 前記タッチパネルには、少なくとも、振動レベル、振動継続時間、振動パターン、及び振動周波数の何れかの異なる振動を発生させることを特徴とする請求項7記載のタッチ操作入力装置における振動発生方法。
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