JP2014194718A - 入力装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】耐久性を向上させた入力装置を提供する。
【解決手段】所定機器1の作動状態を定めるパラメータPを入力するための入力装置100であって、突出する形状に形成されるとともに、突出部分の外周面22aを使用者により接触可能な凸状部材22と、外周面22aに対する使用者の接触位置を検出する接触検出手段31と、凸状部材22を振動させるアクチュエータ40と、接触検出手段31により検出された接触位置に基づいてアクチュエータ40を制御する制御手段32と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、入力装置に関する。
従来、所定機器の作動状態を定めるパラメータを入力するための入力装置が、知られている。特許文献1に示す入力装置では、入力装置に設けられたダイヤル部材を、使用者が回転させ、その回転位置によりパラメータを変更していた。
特開2007−311181号公報
しかしながらこの種の入力装置では、機械的に回転するダイヤル部材をユーザインターフェースとして用いているため、ダイヤル部材を支持する軸受等の耐久性を考慮しなければならないという課題があった。
本発明は、以上説明した問題に鑑みてなされたものであって、その目的は、耐久性を向上させた入力装置を提供することにある。
本発明は、所定機器(1)の作動状態を定めるパラメータ(P)を入力するための入力装置(100)であって、突出する形状に形成されるとともに、突出部分の外周面(22a)を使用者により接触可能な凸状部材(22)と、外周面に対する使用者の接触位置を検出する接触検出手段(31)と、凸状部材を振動させるアクチュエータ(40)と、接触検出手段により検出された接触位置に基づいてアクチュエータを制御する制御手段(32)と、を備えることを特徴とする入力装置。
本発明によると、凸状部材の外周面を指でなぞったり、つまんだりすると、接触位置が接触検出手段により検出される。そのため、凸状部材を回転させることなく、使用者は入力装置を指で操作することができる。その結果、軸受等の部材を用いることなく凸状部材を構成して、入力装置の耐久性を向上させることができる。
さらに、特許文献1に示す入力装置では、ダイヤル部材の取付けられる本体と、ダイヤル部材とのいずれか一方に、弾性片が設けられ、他方には、ダイヤル部材の回転により弾性片が乗り越える突起が設けられている。その結果、ダイヤル部材の回転により、弾性片が突起を乗り越えると、使用者はクリック感を感じることができた。
しかし、先述したように使用者が凸状部材を回転させずに入力操作を行うと、使用者はクリック感を感じることができず、操作感が劣ってしまうことが懸念される。そこで、本発明では、制御手段は、接触検出手段により検出された接触位置の変化に基づいて、凸状部材をアクチュエータにより振動させるので、接触位置の変化を接触検出手段が検出したか否かを、使用者は擬似的に再現されたクリック感(以下、擬似クリック感)により認識することができる。故に、操作されたか否かを使用者が擬似クリック感により認識可能な入力装置を実現できる。
第一実施形態における入力装置の概略構成を示すブロック図である。 本発明の第一実施形態の入力装置を車両用空調装置に適用した概念図である。 第一実施形態における入力装置の(a)斜視図、及び(b)アクチュエータ周りの構造を示す分解斜視図である。 第一実施形態における入力装置のセンサ周りの構造を示す分解斜視図である。 第一実施形態における凸状部材の断面を示す断面図である。 第一実施形態における入力装置に対する入力操作の要領を示す説明図である。 第一実施形態における制御フローを説明するフローチャートである。 第二実施形態における制御フローを説明するフローチャートである。 第三実施形態における制御フローを説明するフローチャートである。 第四実施形態における制御フローを説明するフローチャートである。
以下、本発明の複数の実施形態を図面に基づいて説明する。尚、各実施形態において対応する構成要素には同一の符号を付すことにより、重複する説明を省略する場合がある。各実施形態において構成の一部分のみを説明している場合、当該構成の他の部分については、先行して説明した他の実施形態の構成を適用することができる。
(第一実施形態)
図1に示すように本発明の第一実施形態による入力装置100は、所定機器1の作動状態を定めるパラメータPを使用者が入力するために、使用される。ここでパラメータPは、例えば車両に搭載される車両機器1としての車両用空調装置において所定の温度範囲(例えば18℃〜32℃)に定められる吹出し空気の設定温度であり、使用者は、自身の好みに応じた車室内温度となるように、当該パラメータPを入力装置100によって入力可能である。
図1に示すように入力装置100は、入力部20、制御部30及びアクチュエータ40を備えている。入力部20、制御部30及びアクチュエータ40は、図2に一例を示すように車室内においてインストルメントパネルの中央位置表面等、使用者である車両乗員の操作し易い位置に配置されている。また、本実施形態の車両機器1は、パラメータPを表示する液晶ディスプレイ等の表示部3を備えている。ここで、第一実施形態〜第四実施形態における接触検出ブロック31は、請求項の接触検出手段に相当し、駆動制御ブロック32は、請求項の制御手段に相当する。
図4に示すように入力部20は、センサパネル21、凸状部材22、フィルム部材23、センサ素子24及び配線部25を備えている。センサパネル21は、樹脂により板状に形成され、入力部20における外側の意匠面を構成している。センサパネル21は、例えば車両のインストルメントパネルの表面に沿って設けられている。
図4、5に示すように凸状部材22は、樹脂によりセンサパネル21と一体の有底円筒状に形成されている。凸状部材22は、センサパネル21の意匠面から突出することで、使用者の手指により接触可能に設けられている。凸状部材22において筒面形を呈する外周面22aは、使用者の手指の接触を感知する感知面22aとして機能する。このような凸状部材22の外観は、従来から一般的に使用されている機械回転式のダイヤル部材と同様な外観となっている。
フィルム部材23は、可撓性を有する薄膜部材であり、樹脂により形成されている。フィルム部材23は、リング状部26と、帯状部27とを有している。リング状部26は、凸状部材22の内周面22bに沿う円環状に形成され、当該凸状部材22内に同軸上に収容されている。帯状部27は、リング状部26の周方向の一箇所から凸状部材22の底部とは反対側へ延出している。フィルム部材23は、例えばポリエチレンテレフタレートやポリイミド等から形成されている。
センサ素子24は、金属乃至は導電性物質含有の印刷部材により薄膜状に形成され、フィルム部材23のうちリング状部26の外周面26aに複数接合されている。各センサ素子24は、外周側を囲む凸状部材22の感知面22aに沿って周方向に並ぶように、互いに等間隔に配置されている。各センサ素子24は、感知面22aにおける使用者の接触箇所との間で凸状部材22を介してコンデンサを形成するようになっており、使用者の例えば手指との間の静電容量を表す信号を出力する。したがって、感知面22aに対する使用者の接触位置に直近のセンサ素子24からは、最も大きな静電容量を表す信号が出力されるので、当該出力信号に基づくことで、使用者の接触位置を感知面22aの周方向では正確に識別可能となっている。
図4に示すように配線部25は、金属や導線性物質含有の印刷部材により線状に形成され、リング状部26の外周面26aから帯状部27の外周面27aに跨るようにしてフィルム部材23に接合されている。配線部25は、センサ素子24と同数だけ用意されて、各センサ素子24と対を成すように複数設けられている。各配線部25は、一端が対応するセンサ素子24に接続され。他端が制御部30に接続されることで、当該対応センサ素子24からの出力信号を制御部30へ伝送する。
図3に示すアクチュエータ40は、圧電素子を用いたピエゾアクチュエータ、又は、ソレノイドにより構成される。アクチュエータ40は、センサパネル21と接した状態で固定部材42に挟まれて固定されている。アクチュエータ40は、感知面22aへの接触位置に基づいて振動し、センサパネル21を介して凸状部材22を振動させる。アクチュエータ40の固定されるセンサパネル21の側面には、発砲ウレタン等の緩衝部材41を配置し、アクチュエータ40の振動を緩衝させる。
図1に示す制御部30は、マイクロコンピュータを主体に構成され、入力部20の配線部25、車両機器1の表示部3、及びアクチュエータ20と、電気接続されている。制御部30は、コンピュータプログラムを実行することにより、アクチュエータ40の駆動及び、車両機器1のパラメータPを入力部20の入力値に応じて変更するための三つの機能ブロックを実現する。
一つ目の機能ブロックである接触検出ブロック31は、所定のサンプリング周期毎(例えば数10mS毎)に、各配線部25を介して各センサ素子24の出力信号の取り込みを行う。さらに接触検出ブロック31は、取り込んだ各センサ素子24からの出力信号のうち、最大の静電容量を表す信号を識別することによって、感知面22aに対する使用者の接触の有無と、感知面22aの周方向における使用者の接触位置とを検出する。
二つ目の機能ブロックである駆動制御ブロック32は、接触検出ブロック31により検出された使用者の接触位置に基づいて、アクチュエータ40を制御する。具体的には、使用者の感知面22aへの接触位置が、感知面22aの周方向に所定長さ変化するごとに、アクチュエータ40に駆動電圧を印加して、アクチュエータ40を振動させる。また、接触検出ブロック31は、取り込んだ各センサ素子24からの出力信号のうち、静電容量が局所的に最大になる接触点31a(図6参照)を検出し、駆動制御ブロック32は、同時に検出される接触点31aの数に応じて、アクチュエータ40による振動の大きさを変化させる。振動の大きさの強弱は、アクチュエータ40に印加する駆動電圧のデューティー比を変化させる、又は、周波数を変化させる等の方法によって調整する。第一実施形態では、駆動制御ブロック32は、同時に検出された接触点31aの数が多くなるに従って、アクチュエータ40による振動を弱くする。ここで、接触点31aの数がある一定以上増えた場合は、アクチュエータ40による振動の大きさはある一定の強さを維持させるものとする。
三つ目の機能ブロックである変更制御ブロック33は、接触検出ブロック31により検出された接触位置に基づいて車両機器1のパラメータPを変更する。具体的に変更制御ブロック33は、接触検出ブロック31により検出された接触位置が外周面22aの周方向において所定長さ変化する毎に、パラメータPを変化させる。また、変更制御ブロック33は、接触検出ブロック31により検出された接触位置の周方向の変化が止まるが、外周面22aに対する使用者の接触が継続される状態では、パラメータPの変化を停止させる。
次に、制御部30による入力装置100の制御フローについて、図7を参照しつつ説明する。尚、この制御フローは、車両機器1のオンに応じて開始され、車両機器1のオフに応じて終了するようになっている。
制御フローのS101では、使用者が入力部20の外周面22aに接触したか否かを、接触検出ブロック31により各センサ素子24の出力信号に基づき判定する。S101において否定判定がなされている間は、S101が繰り返し実行され、S101において肯定判定がなされると、S102へ移行する。
S102では、接触検出ブロック31にて各センサ素子24の出力信号に基づき検出される接触位置が、当該出力信号のサンプリング周期内に外周面22aの周方向に変化したか否かを駆動制御ブロック32により判定する。S102において否定判定がなされている間は、S101へ戻り、S102において肯定判定がなされると、S103へ移行する。
S103では、接触検出ブロック31により各センサ素子24からの出力信号のうち静電容量が局所的に最大になる接触点31aを検出し、その接触点31aが一点か否かを、駆動制御ブロック32により判定する。S103において否定判定がなされると、S105へ移行し、S103において肯定判定がなされると、S104へ移行する。
S104では、使用者の外周面22aへの接触位置が、外周面22aの周方向に所定長さ変化するごとに、駆動制御ブロック32によりアクチュエータ40を制御することで、一点の接触点用の振動の強さで、凸状部材22を振動させる。S104の実行後、S106へ移行する。
S106では、使用者が外周面22aへの接触を継続しているか否かを、接触検出ブロック31により各センサ素子24の出力信号に基づき判定する。S106において否定判定がなされた場合には、S107へ移行し、肯定判定がなされた場合には、S101へ戻る。
S107では、駆動制御ブロック32によりアクチュエータ40の振動を停止させる。また、S103にて否定判定がなされた場合に移行するS105では、接触点31aが二点か否かを、駆動制御ブロック32により判定する。S105において否定判定がなされると、S109へ移行し、S105において肯定判定がなされると、S108へ移行する。
S108では、使用者の外周面22aへの接触位置が、外周面22aの周方向に所定長さ変化するごとに、駆動制御ブロック32によりアクチュエータ40を制御することで、二点の接触点用の振動の強さで、凸状部材22を振動させる。S108の実行後、S106へ移行する。
S105において否定判定がなされた場合に移行するS109では、使用者の外周面22aへの接触位置が、外周面22aの周方向に所定長さ変化するごとに、設定された最小の振動の強さで、駆動制御ブロック32によりアクチュエータ40を制御する。これにより、アクチュエータ40は、凸状部材22を振動させる。S109の実行後、S106へ移行する。以上により、アクチュエータ40の振動が停止された後には、S107からS101へと戻ることで、S101及びその後続ステップが適宜実行されることになる。
上述した第一実施形態の入力装置100の作動、及び作用効果を、以下に詳細に説明する。第一実施形態によると、凸状部材22の外周面22aを指でなぞったり、つまんだりすると、接触位置が接触検出ブロック31により検出される。そのため、凸状部材22を回転させることなく、使用者は入力装置100を指で操作することができる。その結果、軸受等の部材を用いることなく凸状部材22を構成して、入力装置100の耐久性を向上させることができる。
ここで、例えば、図6に示すように、凸状部材22の外周面22aを指でつまむようにしてスライドさせ、スライドした接触位置を接触検出ブロック31により検出すれば、あたかも回転可能なダイヤル部材のような入力操作を行うことも可能である。
さらに、本実施形態では、駆動制御ブロック32は、接触検出ブロック31により検出された接触位置の変化に基づいて、凸状部材22をアクチュエータ40により振動させるので、接触位置の変化を接触検出ブロック31が検出したか否かを、使用者は、接触位置が所定長さ変化するごとにアクチュエータ20が振動するクリック感(以下、擬似クリック感)により認識することができる。故に、操作されたか否かを使用者が擬似クリック感により認識可能な入力装置100を実現できる。
また、第一実施形態によると、アクチュエータ40による振動の大きさは、同時に検出された接触点31aの数に応じて駆動制御ブロック32により変化される。そのため、使用者に対して、触れる指の本数に応じて擬似クリック感を与えることが可能となる。
さらに、第一実施形態によると、アクチュエータ40の振動は、検出された接触点31aの数が多くなるに従って駆動制御ブロック32により弱められる。一般的に、触れる指の本数が多くなるに従って、凸状部材22からの振動を感じる箇所が増えて、使用者は振動を感じやすくなると考えられる。ここで、指の本数が多くなるに従って振動を弱くすれば、指の本数が少ない場合と同程度の大きさの擬似クリック感を使用者は感じることができる。その結果、使用者に対して、触れる指の本数に応じた振動の大きさの擬似クリック感を与えることができる。
(第二実施形態)
図8に示すように、本発明の第二実施形態は第一実施形態の変形例である。第一実施形態では、変更制御ブロック33により接触位置の変化に応じてパラメータPを変化させるとした。そして、第一実施形態では、当該パラメータPが変化したか否かに関らず、使用者の感知面22aへの接触位置が、感知面22aの周方向に所定長さ変化するごとに、アクチュエータ40を駆動制御ブロック32により振動させる。しかし、第二実施形態では、当該パラメータPが変化する度に、アクチュエータ40を駆動制御ブロック32により振動させる。アクチュエータ40の振動は、パラメータPの変化に対応した制御がなされた後、駆動制御ブロック32により停止される。
次に、第二実施形態の制御部30による入力装置100の制御フローについて、図8を参照しつつ説明する。尚、この制御フローは、車両機器1のオンに応じて開始され、車両機器1のオフに応じて終了するようになっている。
S201では、変更制御ブロック33によりパラメータPが所定量変化したか否かを判定する。ここで、所定量とは、表示部3上の表示単位であってもよいし、パラメータPの下限値から上限値を幾つか分割したものであってもよい。S201で否定判定がなされている間は、S201が繰り返し実行され、S201で肯定判定がなされると、S202へ移行する。
S202では、接触点31aの数に応じた振動の強さで、駆動制御ブロック32によりアクチュエータ40を制御することで凸状部材22を振動させる。S202の実行後、S203へ移行する。
S203では、駆動制御ブロック32により、アクチュエータ40の振動を停止させる。以上により、アクチュエータ40の振動が停止された後には、S203からS201へと戻ることで、S201及びその後続ステップが適宜実行されることになる。
ここまで説明した第二実施形態によると、パラメータPが変化する度に、駆動制御ブロック32によりアクチュエータ40は動かされるため、使用者は、入力操作によってパラメータPが変化したことを触覚によって認識できる。そのため、使用者は目視等に頼らずに、入力操作を確実に行うことができる。故に、第二実施形態によれば、操作性を向上させた入力装置100を実現できる。
(第三実施形態)
図9に示すように、本発明の第三実施形態は第二実施形態の変形例である。第二実施形態では、パラメータPが変化するごとにアクチュエータ40を振動させるとしたが、パラメータPが上限値又は下限値に達した場合については、特に既定していない。しかし、第三実施形態では、パラメータPが変化の上限値又は下限値に達した場合、アクチュエータ40は限界値以外での振動と異なる大きさ又はパターンの振動で駆動制御ブロック32により振動させる。これにより、使用者は、アクチュエータ40の振動が限界値に達した旨を把握することができる。アクチュエータ40の振動は、パラメータPの限界値への遷移に応じた制御がなされた後、駆動制御ブロック32により停止される。
次に、第三実施形態の制御部30による入力装置100の制御フローについて、図9を参照しつつ説明する。尚、この制御フローは、車両機器1のオンに応じて開始され、車両機器1のオフに応じて終了するようになっている。
S201で肯定判定がなされて移行するS302では、変更制御ブロック33によりパラメータPが上限値又は下限値であるか否かを判定する。S302で否定判定がなされると、S304へ移行し、S302で肯定判定がなされると、S303へ移行する。
S303では、駆動制御ブロック32によりアクチュエータ40を制御することで、接触点31aの数に応じた振動の強さ、かつ、限界値用の振動で、凸状部材22を振動させる。S303の実行後、S305へ移行する。
S305では、駆動制御ブロック32により、アクチュエータ40の振動を停止させる。S302で否定判定がなされて移行するS304では、接触点31aの数に応じた振動の強さで、駆動制御ブロック32によりアクチュエータ40を制御することで凸状部材22を振動させる。S304の実行後、S305へ移行する。以上により、アクチュエータ40の振動が停止された後には、S303からS201へと戻ることで、S201及びその後続ステップが適宜実行されることになる。
ここまで説明した第三実施形態によると、パラメータPが変化の上限値又は下限値に達すると、アクチュエータ40の振動は駆動制御ブロック32により変化されるため、パラメータPが限界値に達したことを、振動の変化により使用者に認識させることができる。そのため、使用者が目視等に頼らずに、パラメータPが限界値に達したことを認識して、限界値に達していても入力操作を続けてしまうことを抑制できる。故に、第三実施形態によれば、操作性をさらに向上させた入力装置100を実現できる。
(第四実施形態)
図10に示すように、本発明の第四実施形態は第二実施形態の変形例である。第二実施形態では、パラメータPが増加する場合であっても、減少する場合であっても、アクチュエータ40の振動の大きさ及びパターンは同じであったが、第四実施形態では、パラメータPが増加する場合と減少する場合とで、アクチュエータ40の振動を変化させる。変更制御ブロック33によりパラメータPが増加される場合、アクチュエータ40には駆動制御ブロック32により増加用の振動を生じさせる。一方、変更制御ブロック33によりパラメータPが減少される場合、アクチュエータ40には駆動制御ブロック32により減少用の振動を生じさせる。アクチュエータ40の振動は、パラメータPの遷移に応じた制御がなされた後、駆動制御ブロック32により停止される。
次に、第四実施形態の制御部30による入力装置100の制御フローについて、図10を参照しつつ説明する。尚、この制御フローは、車両機器1のオンに応じて開始され、車両機器1のオフに応じて終了するようになっている。
S201で肯定判定がなされて移行するS402では、変更制御ブロック33によりパラメータPが増加したか否かを判定する。S402で否定判定がなされると、S404へ移行し、S402で肯定判定がなされると、S403へ移行する。
S403では、駆動制御ブロック32によりアクチュエータ40を制御することで、接触点31aの数に応じた強さで、パラメータPの増加用の振動を凸状部材22に加える。S403の実行後、S405へ移行する。
S405では、駆動制御ブロック32により、アクチュエータ40の振動を停止させる。
S402で否定判定がなされて移行するS404では、駆動制御ブロック32によりアクチュエータ40を制御することで、接触点31aの数に応じた強さで、パラメータPの減少用の振動を凸状部材22に加える。S404の実行後、S405へ移行し、同様の処理を行う。以上により、アクチュエータ40の振動が停止された後には、S405からS201へと戻ることで、S201及びその後続ステップが適宜実行されることになる。
ここまで説明した第四実施形態によると、パラメータPが増加する場合と減少する場合とで、アクチュエータ40の振動を駆動制御ブロック32により変化させるため、入力操作によるパラメータPの増減を目視等に頼らずに使用者は認識することができる。そのため、第四実施形態によれば、操作性をより向上させた入力装置100を実現できる。
(他の実施形態)
以上、本発明の複数の実施形態について説明したが、本発明は、それらの実施形態に限定して解釈されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の実施形態及び組み合わせに適用することができる。
具体的には、第一実施形態〜第四実施形態において、センサ素子24は、静電容量式のセンサを用いるものとしたが、これに限らず、接触時の押圧力をもって位置信号を発生する感圧式のセンサ素子を用いても良い。また、第一実施形態〜第四実施形態において、アクチュエータ40は、センサパネル21と接して固定されるとしたが、凸状部材22の内部に固定されるとしてもよいし、その他の位置に固定されるとしてもよい。
さらに、第一実施形態〜第四実施形態において、アクチュエータ40は、ピエゾアクチュエータ又はソレノイドを用いるとしたが、その他の構成であってもよい。加えて、第一実施形態〜第四実施形態において、接触点31aが3点以上検出された場合、アクチュエータ40は、設定された最小の強さの振動を凸状部材22へ加えるとしたが、接触点31aが4点以上検出された場合に上記を実行してもよいし、他の異なる点数以上としてもよい。
加えて、第一実施形態〜第四実施形態において、接触位置が所定長さ変化するごとに、変更制御ブロック33によりパラメータPを変更するとしたが、当該所定長さは、アクチュエータ40を接触位置の変化により振動させる際の所定長さであってもよいし、異なっていてもよい。換言すれば、パラメータP変化のタイミングのみで振動を発生させてもよいし、パラメータPを一つ変化させる所定長さ中に複数回振動を発生させてもよい。
また、第二実施形態において、駆動制御ブロック32は、パラメータPが所定量以上変化する度に、アクチュエータ40を振動させるとしたが、所定量の倍変化する度に振動させてもよいし、それ以上変化する度に振動させるとしてもよい。さらに、第三実施形態において、駆動制御ブロック32は、パラメータPが限界値に達するとアクチュエータ40の振動を変化させるとしたが、上限値と下限値で振動を異なるものとしてもよいし同等のものとしてもよい。
加えて、第一実施形態〜第四実施形態では、アクチュエータ40を、接触点31aの数に応じた振動の強さで駆動制御ブロック32により振動させるとしたが、接触点31aの数に関らず振動の強さを一定のものとしてもよい。さらに、第一実施形態〜第四実施形態では、接触点31aの数が多くなるに従って、駆動制御ブロック32は、アクチュエータ40の振動を弱くするとしたが、振動を強くするとしてもよい。
また、第二実施形態〜第四実施形態では、パラメータPの変化により、アクチュエータ40を駆動制御ブロック32により振動させるとしたが、接触検出ブロック31により検出された接触位置のみが変化してパラメータPは変化しない場合にも、振動させてもよいし、振動させなくてもよい。
さらに、第一実施形態〜第四実施形態の入力装置100については、車両用空調装置の設定温度を入力するものとしたが、他にも、空調空気の車室内への吹出し量(送風量)を入力するもの、吹出しモード(フェイスモード、フットモード等)を入力するもの等としても良い。また、車両用オーディオにおけるボリューム、あるいはラジオ選局等を入力するものとしても良い。さらに、車両用に限らず、家庭用の各種機器の入力装置100に適用することができる。
1 所定機器、20 入力部、22 凸状部材、22a 外周面(感知面)、30 制御部、31 接触検出ブロック(接触検出手段)、31a 接触点、32 駆動制御ブロック(制御手段)、33 変更制御ブロック、40 アクチュエータ、100 入力装置

Claims (6)

  1. 所定機器(1)の作動状態を定めるパラメータを入力するための入力装置(100)であって、
    突出する形状に形成されるとともに、突出部分の外周面(22a)を使用者により接触可能な凸状部材(22)と、
    前記外周面に対する前記使用者の接触位置を検出する接触検出手段(31)と、
    前記凸状部材を振動させるアクチュエータ(40)と、
    前記接触検出手段により検出された前記接触位置に基づいて前記アクチュエータを制御する制御手段(32)と、を備えることを特徴とする入力装置。
  2. 前記制御手段は、前記接触検出手段により同時に検出された接触点(31a)の数に応じて、前記アクチュエータによる振動の大きさを変化させることを特徴とする請求項1に記載の入力装置。
  3. 前記制御手段は、同時に検出された接触点の数が多くなるに従って、前記アクチュエータによる振動を弱くすることを特徴とする請求項2に記載の入力装置。
  4. 前記制御手段は、前記パラメータが変化する度に、前記アクチュエータを動かすことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の入力装置。
  5. 前記制御手段は、前記パラメータが変化の上限値又は下限値に達した場合、前記アクチュエータによる振動を変化させることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の入力装置。
  6. 前記制御手段は、前記パラメータが増加する場合と減少する場合とで、前記アクチュエータによる振動を変化させることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の入力装置。
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