JP6939451B2 - 入力装置 - Google Patents

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本発明は、タッチパッドやタッチパネルのように、指等の操作体による入力操作を可能とする入力装置に関するものである。
従来の入力装置として、例えば、特許文献1に記載されたものが知られている。特許文献1の入力装置(ユーザインタフェース装置)は、運転席前方に設けられた遠視点モニタと、運転席近くに設けられた近視点モニタと、近視点モニタに重ねられたタッチパネルと、自動車の走行中か否かを検出する走行中検出部と、制御部とを備えている。
制御部は、走行中検出部によって走行中であると判定すると、車載機器の操作を受付けるための複数の操作キーをタッチパネルの各領域に割り当てると共に、操作キーおよび操作関連情報を遠視点モニタに表示させる。運転者は、遠視点モニタを見ながら、タッチパネルへのタッチ操作を行うことで、車載機器への入力操作が行えるようになっている。
また、制御部は、走行中でない場合(以下、駐停車中)であると判定すると、車載機器の操作を受付けるための複数の操作キーをタッチパネルの各領域に割り当てると共に、操作キーおよび操作関連情報を近視点モニタに表示させる。このとき、制御部は、遠視点モニタには、近視点モニタとは異なる他の車載機器に関連する表示を維持する。運転者は、近視点モニタのみを見ながら、タッチパネルへのタッチ操作を行うことで、車載機器への入力操作が行えるようになっている。
特開2011−116304号公報
しかしながら、特許文献1の入力装置では、駐停車中において、遠視点モニタとタッチパネルとの関連付けはなされておらず、遠視点モニタを見ながらタッチパネルで操作することができない。
本発明の目的は、上記問題に鑑み、運転をしていないときに、手元のタッチパネルで、手元ディスプレイの操作に加えて、遠方ディスプレイの操作も可能とする入力装置を提供することにある。
本発明は上記目的を達成するために、以下の技術的手段を採用する。
本発明では、車両に搭載され、運転者の遠方側に設けられ第1操作情報(52a)を表示する遠方ディスプレイ(51)、および運転者の手元側に設けられ第2操作情報(62a)を表示する手元ディスプレイ(61)のうち、手元ディスプレイの表示画面(62)側に配置される透明な操作面部(111)と、
操作面部に対する操作体(F)の操作位置を検出する検出部(112)と、
遠方ディスプレイ、および手元ディスプレイの表示状態を制御すると共に、検出部によって検出される操作位置と、第1操作情報および第2操作情報との対応付けをして、操作位置における操作体の入力動作に基づいて、所定の機器(50)への入力を行う制御部(120)と、を備える入力装置において、
制御部は、
運転者による運転操作が行われる運転実施状態か、あるいは運転者による運転操作が行われない運転未実施状態かを、車両の走行状態から判定するようになっており、
運転実施状態であると判定すると、手元ディスプレイを非表示とし、遠方ディスプレイに第1操作情報を表示させ、操作面部における操作位置と第1操作情報との対応付けをし、
運転未実施状態であると判定すると、遠方ディスプレイに第1操作情報を表示させると共に、操作面部の一部の領域(111a)で、手元ディスプレイによる第2操作情報を表示させ、一部の領域で操作位置と第2操作情報との対応付けをし、一部の領域以外の他の領域(111b)で操作位置と第1操作情報との対応付けをすることを特徴としている。
この発明によれば、運転実施状態においては、運転者は、遠方ディスプレイ(51)の第1操作情報(52a)を見ながら、操作面部(111)に対して操作体(F)を操作することで、第1操作情報(52a)に対する入力操作が可能となる。
また、運転未実施状態においては、運転者は、手元ディスプレイ(61)の第2操作情報(62a)を見ながら、操作面部(111)における一部の領域(111a)で操作体(F)を操作することで、第2操作情報(62a)に対する入力操作が可能となる。加えて、運転未実施状態であっても、運転者は、遠方ディスプレイ(51)の第1操作情報(52a)を見ながら、操作面部(111)における他の領域(111b)で操作体(F)を操作することで、第1操作情報(52a)に対する入力操作が可能となる。つまり、運転をしていないときに、手元の操作面部(111)で、手元ディスプレイ(61)の操作に加えて、遠方ディスプレイ(51)の操作も可能として、操作性を向上させることができる。
尚、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
車両における入力装置の搭載状態を示す説明図である。 入力装置の構成を示すブロック図である。 手元ディスプレイおよび操作部を示す正面図である。 図3のIV方向から見た矢視図である。 第1実施形態における制御部が行う制御内容を示すフローチャートである。 遠方ディスプレイと手元ディスプレイの機能を示す一覧表である。 運転中における遠方ディスプレイと手元ディスプレイの作動状態を示す説明図である。 運転未実施中における遠方ディスプレイと手元ディスプレイの作動状態を示す説明図である。 遠方ディスプレイと手元ディスプレイの操作情報の具体例を示す説明図である。 第2実施形態における制御部が行う制御内容1を示すフローチャートである。 制御内容1により操作可能領域の大きさおよび位置が変更される様子を示す説明図である。 第2実施形態における制御部が行う制御内容2を示すフローチャートである。 制御内容2により操作可能領域の大きさおよび位置が変更される様子を示す説明図である。
以下に、図面を参照しながら本発明を実施するための複数の形態を説明する。各形態において先行する形態で説明した事項に対応する部分には同一の参照符号を付して重複する説明を省略する場合がある。各形態において構成の一部のみを説明している場合は、構成の他の部分については先行して説明した他の形態を適用することができる。各実施形態で具体的に組み合わせが可能であることを明示している部分同士の組み合わせばかりではなく、特に組み合わせに支障が生じなければ、明示していなくても実施形態同士を部分的に組み合せることも可能である。
(第1実施形態)
第1実施形態の入力装置100を図1〜図9に示す。本実施形態の入力装置100は、図1に示すように、車両用に適用されて、例えば、オーディオ装置、ナビゲーション装置、あるいは空調装置等の車載器を操作するための遠隔操作デバイスとなっている。オーディオ装置、ナビゲーション装置、あるいは空調装置等の車載器は、本発明の所定の機器に対応する。尚、ここでは、車載器として、オーディオ装置50を代表例にして説明する。入力装置100は、オーディオ装置50と共に、車両10に搭載されている。
オーディオ装置50は、入力装置100に対して別体で形成されており、入力装置100から離れた位置に設定されている。オーディオ装置50と入力装置100とは、例えば、Controller Area Networkバス(CANバス(登録商標))によって接続されている。
オーディオ装置50は、例えば、ラジオ放送(AM、FM)の受信、CD/DVD等のディスク再生、SDメモリ内の音楽データ再生、テレビ放送の受信、およびブルートゥース(登録商標)等の無線通信を用いたハンズフリー通話(電話)等を行う機器である。オーディオ装置50は、表示部としての遠方ディスプレイ51と、手元ディスプレイ61とを有している。
遠方ディスプレイ51は、運転者の遠方側に設けられて、表示画面52に第1操作情報52aを表示する表示部となっている。遠方ディスプレイ51は、例えば、薄膜状のトランジスタを利用したTFT(Thin Film Transistor)液晶ディスプレイ、あるいは、有機化合物を用いた層状の構造体から成る有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ等が使用されている。遠方ディスプレイ51は、車両10のインストルメントパネル11の車両幅方向の中央部に配置されて、表示画面52が立ち姿勢となって、運転者によって視認されるようになっている。
遠方ディスプレイ51における第1操作情報52aは、例えば、図9(a)に示すように、オーディオ装置50における各種機能を選択(切替え)するためのメニューボタン52a1、およびオーディオ装置50として、例えば、CD/DVD等の再生機能が選択されているときに、再生可能な音楽データの中から、好みの音楽データを選ぶための選曲ボタン52a2(データリスト)等を有している。
一方、手元ディスプレイ61は、運転者の手元側に設けられて、表示画面62に第2操作情報62aを表示する表示部となっている。手元ディスプレイ61は、上記の遠方ディスプレイ51と同様に、例えば、TFT液晶ディスプレイ、あるいは、有機ELディスプレイ等が使用されている。手元ディスプレイ61は、車両10のセンターコンソール12にて、アームレスト13と隣接する位置に設けられ、表示画面62が概ね立ち姿勢(上側が多少前傾姿勢)となって、運転者によって視認されるようになっている。
手元ディスプレイ61における第2操作情報62aは、例えば、図9(b)に示すように、オーディオ装置50における各種機能を選択(切替え)するためのメニューボタン62a1、およびオーディオ装置50として、例えば、CD/DVD等の再生機能が選択されているときに、再生条件を切替えるための各種ボタン62a2〜62a7を有している。各種ボタン62a2〜62a7は、再生ボタン62a2、早送りボタン62a3、早戻しボタン62a4、一時停止ボタン62a5、次の曲の頭出しボタン62a6、前の曲の頭出しボタン62a7等である。上記各種ボタン62a1〜62a7は、本発明の操作用ボタンに対応する。
尚、図2に示すように、車両10には、走行に係る各種車両機器を制御する車両ECU70が設けられている。各種車両機器は、例えば、パーキングブレーキ(PKB)装置、車速表示装置、変速ギヤ切替え用のシフトレバー装置、ブレーキペダル装置、および自動運転支援装置等である。車両ECU70は、各種車両機器に係る各種制御信号を、後述する制御部120に出力するようになっている。各種制御信号は、本実施形態では、後述するように運転者が運転を実施しているか否を判定するために使用される信号となっており、例えば、パーキングブレーキのオンオフ信号、車速信号、シフトレバー位置信号、ブレーキのオンオフ信号、および自動運転支援のオンオフ信号等である。
入力装置100は、図1〜図4に示すように、車両10のセンターコンソール12にて、アームレスト13と隣接する位置に設けられ、運転者の手の届き易い範囲に配置されている。入力装置100は、操作部110、および制御部120等を備えている。
操作部110は、いわゆるタッチパッド(あるいはタッチパネル)を形成するものとなっており、運転者の指Fによって、オーディオ装置50に対する入力操作を行う部位となっている。操作部110は、操作面部111、および光学センサ112等を有している。運転者の指Fは、本発明の操作体に対応する。
操作面部111は、運転者が指操作を行う平面部となっており、透明なガラス、あるいは樹脂等の板状部材から形成されている。操作面部111上における運転者の指操作により、遠方ディスプレイ51における第1操作情報52a(各種ボタン)、および手元ディスプレイ61における第2操作情報(各種ボタン)に対する入力操作ができるようになっている。
操作面部111は、正面形状が手元ディスプレイ61の表示画面62よりも大きく設定されており、表示画面62側に配置されている。ここでは、図3に示すように、操作面部111の中心位置が表示画面62のほぼ中心位置となるように配置されている。尚、操作面部111の領域内に手元ディスプレイ61の表示画面62が入るように配置されれば、操作面部111と手元ディスプレイ61との位置関係は、任意に設定できる。
上記のように操作面部111が透明な部材から形成されていることから、手元ディスプレイ61が表示状態とされたときに、運転者は操作面部111を介して、第2操作情報62aを視認することができるようになっている。操作面部111の全領域のうち、手元ディスプレイ61によって第2操作情報62aが表示される領域は、本発明の一部の領域111aに対応し、一部の領域111a以外の領域は、本発明の他の領域111bに対応する。
光学センサ112は、操作面部111の上側に配置されており、車両幅方向に複数設けられた発光素子および受光素子によって形成され、操作面部111上で操作される指Fの操作位置(指Fのタッチ位置)を検出する検出部となっている。図4に示すように、光学センサ112の発光素子から操作面部111の下側に向けて複数の光線が出射されて、指Fの位置において反射された光線が受光素子で受光される際に、光線が反射される位置、および光線の往復する時間等に基づいて、操作面部111上における指Fの操作位置が検出されるようになっている。光学センサ112によって検出された指Fの位置信号は、後述する制御部120に出力されるようになっている。
尚、検出部として、光学センサ112に限らず、静電式センサや、感圧式センサ等、他のセンサを用いてもよい。 制御部120は、CPU、RAM、および記憶媒体等を有している。制御部120は、遠方ディスプレイ51、および手元ディスプレイ61の表示状態を制御するようになっている。
また、制御部120は、車両ECU70からの各種車両情報として、パーキングブレーキのオンオフ信号、車速信号、シフトレバー位置信号、ブレーキのオンオフ信号、および自動運転支援のオンオフ信号等の少なくとも1つ(走行状態)から、運転者による運転操作が行われる運転実施状態(運転中)か、あるいは、運転者による運転操作が行われない運転未実施状態(運転未実施中)かを判定するようになっている。
尚、運転実施状態は、運転者の運転操作によって車両10が走行中にあることと同義である。また、運転未実施状態は、運転者による運転操作の行われない駐停車中、あるいは、自動運転支援装置をオンさせて、運転者自身が実質的な運転操作を行わない自動走行中を含む。
そして、制御部120は、運転実施状態か、あるいは運転未実施状態かに応じて、光学センサ112によって検出される指Fの操作位置と、遠方ディスプレイ51における第1操作情報52a、および手元ディスプレイ61における第2操作情報62aとの対応付けをして、操作位置における指Fの入力動作に基づいて、オーディオ装置50への入力を行うようになっている(詳細後述)。
尚、入力動作としては、例えば、運転者が希望する操作情報(操作ボタン)に対応する位置で一旦、指Fを離し、再びタッチすると言った動作(ダブルタップ)等と、することができる。
本実施形態の入力装置100の構成は以上のようになっており、以下、作動および作用効果について、図5〜図9を加えて説明する。図5は、制御部120が実行する制御内容を示すフローチャートである。
まず、制御部120は、図5に示すステップS100で、車両ECU70から得られる各種制御信号から、運転者は、運転中か運転未実施中かを判定する。ステップS100で運転中であると判定すると、制御部120は、ステップS110で、図6、図7、図9(a)に示すように、遠方ディスプレイ51にオーディオ装置50に係る第1操作情報52a(各種ボタン52a1、52a2)を表示させる。続いて、ステップS120で、制御部120は、手元ディスプレイ61は非表示とする。
次に、ステップS130で、制御部120は、操作面部111の全領域において、指Fの操作位置と、第1操作情報52a(各種ボタン52a1、52a2)との対応付けをして、操作面部111の全領域で遠方ディスプレイ51を遠隔操作できるように設定する。
そして、ステップS140で、制御部120は、運転者の指操作に応じて、オーディオ装置50に指示を出す。このとき、運転者は運転中であり、運転中に前方へ向けられる視線を大きく変えることなく、遠方ディスプレイ51の第1操作情報52aを見ながら、手元の操作面部111で指操作して、オーディオ装置50への入力操作を行う形となる。
更に、ステップS150で、制御部120は、運転状態が変化したか(運転中が運転未実施中に変わったか)を判定して、肯定判定するとステップS100に戻り、否定判定するとステップS140、S150を繰りかえす。
一方、ステップS100で、運転未実施中であると判定すると、制御部120は、ステップS160で、図6、図8、図9(a)に示すように、遠方ディスプレイ51に第1操作情報52a(各種ボタン52a1、52a2)を表示させる。
続いて、ステップS170で、制御部120は、図6、図8、図9(b)に示すように、手元ディスプレイ61に第2操作情報62a(各種ボタン62a1〜62a7)を表示させる。
次に、ステップS180で、制御部120は、操作面部111における操作領域を遠方ディスプレイ51用と手元ディスプレイ61用に分割する。
つまり、図9(b)に示すように、制御部120は、操作面部111の他の領域111bにおいて、指Fの操作位置と、第1操作情報52a(各種ボタン52a1、52a2)との対応付けをして、遠方ディスプレイ51を見ながら、操作面部111の他の領域111bで入力操作(遠隔操作)ができるように設定する。
ここでは、例えば、表示画面62の下側(上側でもよい)の領域で、指Fを左右に移動させることで、第1操作情報52aにおけるメニューボタン52a1のいずれかが選択できるようになっている。また、例えば、表示画面62の左側(右側でもよい)の領域で、指Fを上下に移動させることで、第1操作情報52aにおける選曲ボタン52a2のいずれかが選択できるようになっている。
また、制御部120は、操作面部111の一部の領域111aにおいて、指Fの操作位置と、第2操作情報62a(各種ボタン62a1〜62a7)との対応付けをして、手元ディスプレイ61を見ながら、操作面部111の一部の領域111aで直接的な入力操作(手元操作)ができるように設定する。
そして、ステップS190で、制御部120は、運転者の指操作に応じて、オーディオ装置50に指示を出す。このとき、運転者は運転未実施中であり、運転の注意を払う必要がなく、手元ディスプレイ61に対する直接的な手元操作に加えて、遠方ディスプレイ51を見ながら遠隔操作もできるのである。尚、運転未実施中の遠隔操作は、例えば、遠方ディスプレイ51で、DVDやテレビを見ている際に、この画面に表示される操作ボタンを操作面部111上で操作することで、ボリューム変更、チャプター変更、チャンネル変更等の操作ができるものになる。
更に、ステップS195で、制御部120は、運転状態が変化したか(運転未実施中が運転中に変わったか)を判定して、肯定判定するとステップS100に戻り、否定判定するとステップS190、S195を繰りかえす。
以上のように本実施形態では、運転実施中(運転実施状態)においては、運転者は、遠方ディスプレイ51の第1操作情報52aを見ながら、操作面部111に対して指操作することで、第1操作情報52aに対する入力操作が可能となる。
また、運転未実施中(運転未実施状態)においては、運転者は、手元ディスプレイ61の第2操作情報62aを見ながら、操作面部111における一部の領域111aで指操作することで、第2操作情報62aに対する入力操作が可能となる。加えて、運転未実施中であっても、運転者は、遠方ディスプレイ51の第1操作情報52aを見ながら、操作面部111における他の領域111bで指操作することで、第1操作情報52aに対する入力操作が可能となる。つまり、運転をしていないときに、手元の操作面部111で、手元ディスプレイ61の操作に加えて、遠方ディスプレイ51の操作も可能として、操作性を向上させることができる。
また、運転未実施中での第2操作情報62aは、各種ボタン(操作用ボタン)62a1〜62a7としているので、操作面部111に対して、各種ボタン62a1〜62a7を見ながら、直接的な入力操作ができる。
また、運転未実施中での第1操作情報52aは、第2操作情報62aに関連する情報としている。つまり、オーディオ装置50におけるメイン操作情報と、個々の詳細操作情報との関係となるようにしているので、第1操作情報52aと第2操作情報62aとが関連付けされた画面表示となり、運転者は入力操作の混乱を招くことがない。
(第2実施形態)
第2実施形態を図10〜図13に示す。第2実施形態は、上記第1実施形態に対して、遠方ディスプレイ51に対応する操作面部111での操作可能領域の大きさおよび設定位置、あるいは手元ディスプレイ61に対応する操作面部111内の一部の領域111aの大きさおよび設定位置を変更可能としたものである。
本実施形態では、手元ディスプレイ61の表示画面62の大きさは、操作面部111の大きさと同等となるように設定されている。また、手元ディスプレイ61は、表示画面62内の任意の領域に、操作面部111の大きさよりも小さく、且つ、任意の位置、大きさで設定される第2操作情報62a(一部の領域111a)を表示することができるようになっている。
また、運転者が着座するシートの位置(車両前後方向の位置、および背もたれのリクライニング角度位置)を検出する位置センサが設けられており、位置センサによって検出された位置信号が、シートポジション情報として制御部120に出力されるようになっている。
また、操作面部111上で、操作可能領域あるいは一部の領域111aの大きさを変更するための指ジェスチャ(第1ジェスチャ)、および、操作可能領域あるいは一部の領域111aの設定位置を変更するための指ジェスチャ(第2ジェスチャ)が予め、定められている。第1ジェスチャは、例えば、3本の指Fを用いて、各指Fの間隔を変化させるジェスチャであり、また、第2ジェスチャは、例えば、3本の指Fを用いて、同時にスライド(移動)させるジェスチャである。
まず、運転中の遠方ディスプレイ51に対する操作可能領域の変更要領について、図10、あるいは図12のフローチャートを用いて説明する。
1.自動変更
運転中、図10のステップS200において、制御部120は、位置センサからシートポジション情報を得る。そして、ステップS210で、シートポジション情報に応じて、制御部120は、操作可能領域について、予め定めた一般的な大きさと位置を取得(設定)する。
例えば、シート位置が車両前方側にスライドされ、また、リグライニング角度が立てられた方向の角度であると、運転者と操作面部111との距離は比較的近くなり、制御部120は、操作可能領域を、相対的に小さくして、操作面部111の上側に設定する。逆に、シート位置が車両後方側にスライドされ、また、リグライニング角度が倒された方向の角度であると、運転者と操作面部111との距離は比較的遠くなり、制御部120は、操作可能領域を、相対的に大きくして(あるいは上記と同等として)、操作面部111の下側に設定する(例えば、図11)。
そして、ステップS220で、制御部120は、遠方ディスプレイ51の第1操作情報52aと、変更設定した操作可能領域における指Fの操作位置との対応付け(設定)をして、入力制御を実施する。
2.運転者の操作による変更
操作可能領域の変更にあたっては、上記図10に対して、運転者の操作に基づく図12による方法もある。運転者は、操作可能領域の大きさや設定位置を変更するにあたって、操作面部111上で、3本指を用いた操作を行う。この操作に基づいて、制御部120は、操作可能領域の大きさや設定位置を変更する。
即ち、運転中において、図12のステップS230において、制御部120は、運転者の3本以上の指Fによる操作(タッチ)を検出したか否かを判定する。ステップS230で否と判定すると、ステップS230を繰り返す。
ステップS230で肯定判定すると、制御部120は、ステップS240で、3本以上の指Fの範囲(間隔)が変化したか否か(第1ジェスチャ)を判定し、肯定判定するとステップS250に進み、否定判定するとステップS280に進む。
ステップS250では、制御部120は、3本以上の指Fの範囲が広がったか否かを判定し、肯定判定すると、ステップS260で、各指Fの広くなった量に応じて、操作可能領域を広げる(例えば、図13)。また、ステップS250で否定判定すると、ステップS270で、各指Fの狭くなった量に応じて操作可能領域を狭くする。
一方、ステップS280で、制御部120は、3本以上の指Fの重心が移動したか否か(第2ジェスチャ)を判定し、肯定判定するとステップS290に進み、否定判定するとステップS230に戻る。
ステップS290では、制御部120は、3本以上の指Fの重心の移動量(および移動方向)を算出し、ステップS290で、重心の移動量(および移動方向)に応じて、操作可能領域の位置を変更する。
3.上記1と2の組合せによる変更
運転中における、操作可能領域の大きさおよび設定位置の変更にあたっては、上記1項、および2項を組合せたものとすることもできる。
更に、運転未実施中において、操作面部111の一部の領域111a(第2操作情報62a)の大きさ、および設定位置の変更を、上記1項、2項と同様の要領で、変更することもできる。
以上のように、本実施形態では、制御部120は、運転者が着座するシート位置に応じて、運転実施状態での操作面部111の操作可能領域の大きさおよび設定位置、あるいは運転未実施状態での操作面部111における一部の領域111aの大きさおよび設定位置を変更する。
シートの位置は、概ね、運転者の体格と比例する。よって、シート位置に応じて、操作面部111における操作可能領域、あるいは一部の領域111aの位置が変更されることで、運転者の体格に合った入力操作が可能となる。
尚、運転実施状態での操作面部111への指操作にあたっては、一般的に操作面部111における絶対位置座標を用いた操作位置の検出が行われることが多く、運転者の体格に応じた操作可能領域の大きさおよび位置が設定されることで、運転者の使い勝手を向上させることができる。
また、制御部120は、指Fの操作面部111における第1ジェスチャに応じて、運転実施状態での操作面部111の操作可能領域の大きさ、あるいは運転未実施状態での操作面部111における一部の領域111aの大きさを変更するので、運転者の使い勝手を向上させることができる。
また、制御部120は、指Fの操作面部111における第2ジェスチャに応じて、運転実施状態での操作面部111の操作可能領域の設定位置、あるいは運転未実施状態での操作面部111における一部の領域111aの設定位置を変更するので、更に、運転者の使い勝手を向上させることができる。
(その他の実施形態)
上記各実施形態では、操作体を運転者の指Fとして説明したが、これに限らず、ペンを模したスティック等としてもよい。
また、上記各実施形態では、運転未実施状態での第1操作情報52aは、第2操作情報62aに関連する情報であるものとしたが、異なる情報となるようにしてもよい。
また、上記各実施形態では、入力装置100による入力制御の対象(所定の機器)として、オーディオ装置50としたが、これに限定されることなく、ナビゲーション装置、あるいは空調装置等の他の機器にも適用することができる。
50 オーディオ装置(所定の機器)
51 遠方ディスプレイ
52a 第1操作情報
61 手元ディスプレイ
62 表示画面
62a 第2操作情報
100 入力装置
111 操作面部
112 光学センサ(検出部)
120 制御部
F 運転者の指

Claims (6)

  1. 車両に搭載され、運転者の遠方側に設けられ第1操作情報(52a)を表示する遠方ディスプレイ(51)、および前記運転者の手元側に設けられ第2操作情報(62a)を表示する手元ディスプレイ(61)のうち、前記手元ディスプレイの表示画面(62)側に配置される透明な操作面部(111)と、
    前記操作面部に対する操作体(F)の操作位置を検出する検出部(112)と、
    前記遠方ディスプレイ、および前記手元ディスプレイの表示状態を制御すると共に、前記検出部によって検出される前記操作位置と、前記第1操作情報および前記第2操作情報との対応付けをして、前記操作位置における前記操作体の入力動作に基づいて、所定の機器(50)への入力を行う制御部(120)と、を備える入力装置において、
    前記制御部は、
    前記運転者による運転操作が行われる運転実施状態か、あるいは前記運転者による運転操作が行われない運転未実施状態かを、前記車両の走行状態から判定するようになっており、
    前記運転実施状態であると判定すると、前記手元ディスプレイを非表示とし、前記遠方ディスプレイに前記第1操作情報を表示させ、前記操作面部における前記操作位置と前記第1操作情報との対応付けをし、
    前記運転未実施状態であると判定すると、前記遠方ディスプレイに前記第1操作情報を表示させると共に、前記操作面部の一部の領域(111a)で、前記手元ディスプレイによる前記第2操作情報を表示させ、前記一部の領域で前記操作位置と前記第2操作情報との対応付けをし、前記一部の領域以外の他の領域(111b)で前記操作位置と前記第1操作情報との対応付けをする入力装置。
  2. 前記運転未実施状態での前記第2操作情報は、操作用ボタンである請求項1に記載の入力装置。
  3. 前記制御部は、前記運転者が着座するシート位置に応じて、
    前記運転実施状態での前記操作面部の操作可能領域の大きさおよび設定位置、あるいは前記運転未実施状態での前記操作面部における前記一部の領域の大きさおよび設定位置を変更する請求項1または請求項2に記載の入力装置。
  4. 前記制御部は、前記操作体(F)の前記操作面部における第1ジェスチャに応じて、
    前記運転実施状態での前記操作面部の操作可能領域の大きさ、あるいは前記運転未実施状態での前記操作面部における前記一部の領域の大きさを変更する請求項1または請求項2に記載の入力装置。
  5. 前記制御部は、前記操作体(F)の前記操作面部における第2ジェスチャに応じて、
    前記運転実施状態での前記操作面部の操作可能領域の設定位置、あるいは前記運転未実施状態での前記操作面部における前記一部の領域の設定位置を変更する請求項4に記載の入力装置。
  6. 前記運転未実施状態での前記第1操作情報は、前記第2操作情報に関連する情報である請求項1〜請求項5のいずれか1つに記載の入力装置。
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