JP2001324158A - 電気温水器 - Google Patents

電気温水器

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JP2001324158A JP2000142814A JP2000142814A JP2001324158A JP 2001324158 A JP2001324158 A JP 2001324158A JP 2000142814 A JP2000142814 A JP 2000142814A JP 2000142814 A JP2000142814 A JP 2000142814A JP 2001324158 A JP2001324158 A JP 2001324158A
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Yoshitsugu Fujimoto
佳嗣 藤本
Toshimoto Kajitani
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 出湯停止時の対流による再出湯での出湯温上
昇防止を安価な構成で実現するとともに、出湯量の急変
時の湯温変動を防ぎ、不快感防止や安全性確保が容易な
電気温水器を提供する。 【解決手段】 貯湯槽に給水する給水管33と、湯水混
合手段37に接続する混合温水管39と逆止弁を有する
混合給水管39と、給水管33から混合温水管38まで
の配管路に設けた抵抗バランス安定化手段42とを備
え、出湯量急変時も給水回路と温水回路との流路抵抗バ
ランスを安定化し、湯温変動を防止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、貯湯槽を有し、沸
き上げた温水を浴槽や一般蛇口に給湯する電気温水器に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7は従来のこの種の電気温水器の構成
を示す配管系の回路図である。
【0003】図7において、1は水源から給水される水
の圧力を減圧する減圧弁、2は水または温水を貯める貯
湯槽、3は貯湯槽2内の水を沸き上げる発熱体、4は貯
湯槽2内の水の温度を検出する沸き上げ湯温センサ、5
は沸き上げにより体積膨張した温水を逃がすための逃し
弁、6は貯湯槽2内の温水と水を適温に混合するための
電動湯水混合弁、7は電動湯水混合弁6に補正をかける
ための給湯湯温センサ、8は逃し弁5と給湯湯温センサ
7とを有し貯湯槽2内の温水を電動湯水混合弁6に供給
する混合温水管、9は水源からの給水を電動湯水混合弁
6に供給する混合給水管、10は水源からの給水を貯湯
槽2に供給する給水管、11は浴槽、12は浴槽11へ
の給湯回路を開閉する電磁弁、13は浴槽11への給湯
量を測定する浴槽給湯流量センサ、14は一般蛇口が開
かれたか否かを検出する蛇口給湯流量センサ(又はフロ
ーセンサ)、15は台所の蛇口、16は洗面の蛇口、1
7は浴室のカラン兼シャワー、18は全体の制御を司る
制御部、19は台所リモコン、20は浴室リモコンであ
る。前記1〜10,12〜14,18の構成部材はユニ
ット21としてまとめられ、室外に配置されている。
【0004】次に、従来の電気温水器の動作について説
明する。なお、ここでは台所の蛇口15、洗面の蛇口1
6、及び浴室のカラン兼シャワー17を、まとめて「一
般蛇口」と称し、「一般蛇口からの給湯」とは、これら
が単一で使われる場合や複数同時に使われる場合の双方
を含むものとする。まず水源から給水された水は減圧弁
1により減圧され、給水管10を通って貯湯槽2に流れ
込む。貯湯槽2の中は、常に水または温水で満水状態と
なっている。深夜電力等を利用して発熱体3に通電され
ると貯湯槽2内の水が加熱される。
【0005】貯湯槽2の沸き上げ湯温は台所リモコン1
9で予め設定されており、この設定された沸き上げ湯温
(例えば90℃)を沸き上げ湯温センサ4が検出する
と、制御部18は発熱体3への通電を停止させる。加熱
している間、貯湯槽2内の水が膨張するが、この膨張し
た水は、安全器として働く逃し弁5から排水される。
【0006】「一般蛇口からの給湯動作」一般蛇口から
の給湯湯温は、予め台所リモコン19又は浴室リモコン
20で設定されており、例えば台所の蛇口15を開く
と、制御部18は、設定されている蛇口給湯湯温となる
ように電動湯水混合弁6を制御し、貯湯槽2内の温水と
水を適温に混合するとともに、給湯湯温センサ7の入力
値に基づき電動湯水混合弁6に補正をかける。なお、蛇
口給湯湯温は、最高設定湯温に上限値(例えば60℃)
を設け、瞬間火傷を防止するような配慮がなされてい
る。
【0007】浴槽11への給湯湯温は、予め浴室リモコ
ン20で設定される。浴槽11への給湯動作としては、
いくつかの動作パターンがあるが、湯張り、高温差し湯
の2つのパターンは次のような動作である。
【0008】「湯張り動作」浴室リモコン20で、湯張
りスイッチを押し、湯張りの指令を出すと、制御部18
は、給湯湯温センサ7の検出温度が浴室リモコン20で
設定されている浴槽湯温となるように電動湯水混合弁6
を制御するとともに、電磁弁12を開いて浴槽11への
湯張りを開始させる。浴槽11への湯張り開始後、浴槽
給湯流量センサ13により、積算流量をカウントし、浴
室リモコン20で予め設定された浴槽湯量に到達するま
で、湯張りを継続する。積算流量が、設定された浴槽湯
量に到達すると、電磁弁12を閉じさせて湯張りを完了
する。
【0009】「高温差し湯動作」浴室リモコン20で、
高温差し湯スイッチを押し、高温差し湯の指令を出す
と、制御部18は、給湯湯温センサ7の検出温度が高温
(例えば60℃)になるように電動湯水混合弁6を制御
するとともに、電磁弁12を開いて浴槽11への高温差
し湯を開始させる。浴槽11への高温差し湯開始後、浴
槽給湯流量センサ13により、積算流量をカウントし、
一定量(例えば20L)に到達すると、電磁弁12を閉
じさせて高温差し湯を完了する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来の電気温水器は、
以上のように設定されている蛇口給湯湯温となるよう、
電動湯水混合弁6にて貯湯槽2内の温水と水を適温に混
合し出湯するが、一般蛇口を開栓して適宜時間出湯した
後一般蛇口を閉めると、貯湯槽2と混合温水管8と電動
湯水混合弁6と混合給水管9と給水管10とからなる循
環回路での対流現象、すなわち循環回路中の混合給水管
9内に混合温水管8中の熱い湯が流れ込み、最出湯する
際に本来混合給水管9から電動湯水混合弁6に水が供給
されるべき所に、湯が供給されるために大きなオーバー
シュートが発生するという課題があった。そこで、この
従来の電気温水器では、電動湯水混合弁6に閉止機能を
設けて、出湯停止時は制御部18がこの電動湯水混合弁
6を循環回路の閉止位置まで駆動し、対流現象を防止し
ていた。しかしながら上記従来の電気温水器では、出湯
開始時に電動湯水混合弁6を閉止位置から所望の湯水混
合比率となる弁位置まで駆動するため制御遅れが生じ、
一時的に出湯温度が設定湯温に対して大きく上回るオー
バーシュートまたは大きく下回るアンダーシュートが発
生し湯温が安定しにくいという課題があった。特にオー
バーシュートに関しては、高温出湯になり危険性が増す
可能性がある。また、対流現象防止のための閉止機能と
出湯時の制御応答性を両立させるためには、構成要素数
の多い複雑で高コストの電動湯水混合弁を用いなければ
ならないという課題もあった。
【0011】そこでさらに、図8に示すように上記対流
現象を防止するために混合給水管9に逆止弁22を設け
て、上記対流現象を防止するようにしたものが提案され
ている。
【0012】しかしながら上記電気温水器では、逆止弁
9のもつ流量−圧力損失特性により混合給水管9側の圧
力損失(以降、抵抗と称する)の流量による変化率が混
合温水管8側と大きく異なる。すなわち、混合温水管8
側に比して混合給水管9側の抵抗は、小流量時は逆止弁
22の開弁圧の影響により抵抗が特に大きくなる。これ
により、出湯中に出湯量の変化があった場合、特に一般
蛇口からの給湯中に他の蛇口の開栓または閉栓(多栓の
開閉)が有り出湯量が急変した場合、混合給水管9側と
混合温水管8側の抵抗バランスが変化するために電動湯
水混合弁6に流入する温水と水の流量バランスが変化
し、一時的に出湯温度が設定湯温に対して大きく上回る
オーバーシュートまたは大きく下回るアンダーシュート
が発生し湯温が安定しにくいという課題もあった。
【0013】また、浴槽給湯流量センサ13および蛇口
給湯流量センサ14には一般に、流路中に設けた羽根車
がその流速に応じて回転することを利用し、羽根車の回
転数を光センサや磁気センサを用いて検出し、流量に略
比例した周波数のパルスを出力するタイプのものが多く
用いられる。しかしながら、流量センサから出力された
パルス信号を流量に変換し流量確定や出湯確定を行うた
めに、制御部18内でパルス間の周期をタイマー等によ
り読み取る方式を用いた場合には振動などの外乱や電気
的ノイズによる出湯の誤確定を生じ易いという課題があ
った。一方、所定時間(例えば1秒間)のパルス数をカ
ウントして所定パルス数以上であれば出湯確定し流量も
確定する方式を用いた場合には、小流量でパルス周波数
が小さいときの出湯確定のための十分な所定時間を取る
と、カウントしている所定時間(1秒間)の間は出湯確
定または流量確定ができず制御応答性が悪くなり、出湯
量急変時に電動湯水混合弁6を駆動して温水と水の混合
比率を調整し直す対応が素早くできないという課題もあ
った。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、水を加熱昇温する加熱手段と、加熱した
温水を貯めておく貯湯槽と、水源からの水を供給する供
給源となる給水部と、前記貯湯槽とは混合温水管により
接続されるとともに前記給水部とは逆止弁を介して混合
給水管により接続され、貯湯槽で沸き上げた温水と水源
からの水とを混合する湯水混合手段と、前記湯水混合手
段に接続され適温に混合された温水を供給する給湯配管
と、前記給水部から貯湯槽につながる給水管とを備え、
給水部から給水管を経て貯湯槽、混合温水管、湯水混合
手段に至る配管路の途中に、前記湯水混合手段を挟んだ
両側回路の流路抵抗バランスを略一定に保つ抵抗バラン
ス安定化手段を設けて構成したものである。
【0015】上記発明によれば、給湯配管からの出湯量
が変化した場合、それに応じて混合される給水量、温水
量も変化するが、給水側も温水側もどちらにも逆止弁が
あるので、湯水混合手段を挟んだ両側回路の流路抵抗バ
ランスが崩れることを最小限に抑えることができ、混合
手段の混合比率調整量が小さくて済むので、制御性が良
くなり湯温変動による不快感防止や安全性確保が容易と
なり、使用感を大幅に改善できる。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明は上記課題を解決するため
に以下の構成よりなる。すなわち第1の構成としては、
水を加熱昇温する加熱手段と、加熱した温水を貯めてお
く貯湯槽と、水源からの水を供給する供給源となる給水
部と、前記貯湯槽とは混合温水管により接続されるとと
もに前記給水部とは逆止弁を介して混合給水管により接
続され、貯湯槽で沸き上げた温水と水源からの水とを混
合する湯水混合手段と、前記湯水混合手段に接続され適
温に混合された温水を供給する給湯配管と、前記給水部
から貯湯槽につながる給水管とを備え、給水部から給水
管を経て貯湯槽、混合温水管、湯水混合手段に至る配管
路の途中に、前記湯水混合手段を挟んだ両側回路の流路
抵抗バランスを略一定に保つ抵抗バランス安定化手段を
設けて構成したものである。
【0017】そして、給湯配管からの出湯量が変化した
場合、それに応じて混合される給水量、温水量も変化す
るが、給水側も温水側もどちらにも逆止弁があるので、
湯水混合手段を挟んだ両側回路の流路抵抗バランスが崩
れることを最小限に抑えることができ、混合手段の混合
比率調整量が小さくて済むので、制御性が良くなり湯温
変動による不快感防止や安全性確保が容易となり、使用
感を大幅に改善できる。
【0018】また第2の構成としては、抵抗バランス安
定化手段として、給水部と貯湯槽を接続する給水管の途
中に第二の逆止弁を設けて構成したものである。そし
て、流路抵抗バランスの悪化を抑えることで湯温の制御
性を良化し使用感を大幅に改善するとともに、第二の逆
止弁を通る水が高温の湯ではなく沸き上げ前の給水であ
るので温度低下を図ることができ、耐高温水用の材料を
用いることなくコストダウンが図れ、部品としての耐久
性や信頼性が向上する。
【0019】また第3の構成としては、水を加熱昇温す
る加熱手段と、加熱した温水を貯めておく貯湯槽と、水
源からの水を供給する供給源となる給水部と、前記貯湯
槽とは混合温水管により接続されるとともに前記給水部
とは逆止弁を介して混合給水管により接続され、貯湯槽
で沸き上げた温水と水源からの水とを混合する湯水混合
手段と、前記湯水混合手段に接続され適温に混合された
温水を供給する給湯配管と、前記給湯配管に設けられた
給湯温検知手段と、前記給湯温検知手段の信号により前
記湯水混合手段の混合比率を変化させる制御手段と、前
記給水部から貯湯槽につながる給水管とを備え、給水部
から逆止弁までの混合給水管の途中に圧力変化緩衝手段
を設けて構成したものである。そして、多栓が開閉され
るなど給湯配管からの出湯量が急変した場合、それに応
じて混合される給水量、温水量も変化するが、圧力変化
緩衝手段の作用により湯水混合手段へ流入する温水と水
は、貯湯槽からの温水と同様に圧力変動が緩和されるの
で、湯水混合手段に水側だけ先に流量変化が伝わること
を防止でき、瞬間的な湯温変動に制御が過敏に反応し湯
温変動を増大させることを防ぐので、湯温変動による不
快感防止や安全性確保が容易となり、使用感を大幅に改
善できる。
【0020】また第4の構成としては、圧力変化緩衝手
段は、略垂直に設けた上端先止めの直管において垂直下
方を流入口とし、上端より所定の容積部を確保した長さ
だけ下方に略水平方向に分岐する流出口を設けて構成し
たものである。そして、垂直配管だけで圧力変化緩衝手
段を構成できるので、スペースをとらず配置も容易とな
り、コンパクトな電気温水器を提供することができる。
【0021】また第5の構成としては、パルス出力型の
流量検知手段と、所定の周期Tで前記流量検知手段のパ
ルス数カウントを繰り返すカウンターとカウント数を格
納する複数の格納部と所定のパルス数により出湯を確定
する出湯確定部と流量の大小を判定する閾値とを有する
制御手段とを備え、最新のT時間内パルス数から周期T
について所定回数遡ったパルス数までを全て積算した移
動積算値を出湯確定値と比較し出湯確定判断するととも
に、流量検知手段の信号により流量が閾値を跨ぐ急変が
あった場合、湯水混合手段の混合比率を強制的に所定量
だけ調整するように構成したものである。そして、出湯
量により湯側と水側の流路抵抗バランスが異なっていて
も、出湯量の急変時は強制的に湯水混合手段の混合比率
を所定量だけ調整するので、給湯温検知手段の信号によ
るフィードバック制御よりも高速に制御可能となり、制
御遅れによる湯温変動の増大や過敏反応による変動増大
のどちらも防ぐことができ、湯温変動による不快感防止
や安全性確保が容易となり、使用感を大幅に改善でき
る。
【0022】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面に基づい
て詳細に説明する。
【0023】(実施例1)図1は本発明の実施例1の電
気温水器の配管系を示す回路図である。図1において、
31は水源から給水される水の圧力を減圧し給水部とも
なる減圧弁、32は水または温水を貯める貯湯槽、33
は減圧弁31を通った水源からの給水を貯湯槽32に供
給する給水管、34は貯湯槽32内の水を沸き上げる加
熱手段である発熱体、35は貯湯槽32内の水の温度を
検出する沸き上げ湯温センサ、36は沸き上げにより体
積膨張した温水を逃がすための逃し弁、37は貯湯槽3
2内で沸き上げた温水と水を適温に混合するための湯水
混合手段である電動湯水混合弁、38は逃し弁36を備
え貯湯槽32と電動湯水混合弁37をつなぐ混合温水
管、39は減圧弁31と電動湯水混合弁37をつなぐ混
合給水管、40は給水を減圧弁31から電動湯水混合弁
37への一方向へ流すように混合給水管39に設けた第
一の逆止弁、41は第一の逆止弁40の上流に設けた圧
力変化緩衝手段であるバッファタンク、42は貯湯槽3
2の温水を電動湯水混合弁37への一方向へ流すように
混合温水管38に設けた抵抗バランス安定化手段である
第二の逆止弁、43は浴槽、44は浴槽43への給湯回
路を開閉する給湯開閉手段である電磁弁、45は電動湯
水混合弁37からの温水を電磁弁44を経て浴槽43へ
流す浴槽給湯配管、46は台所の蛇口、47は洗面の蛇
口、48は浴室のカラン兼シャワー、49は一般蛇口が
開かれたか否かを検出する開栓検知手段であるフローセ
ンサ、50は電動湯水混合弁37からフローセンサ49
を経て一般蛇口である台所の蛇口46、洗面の蛇口4
7、浴室のカラン兼シャワー48へ温水を流すための一
般蛇口給湯配管、51は給湯配管である浴槽給湯配管4
5および一般蛇口給湯配管50の共通部分に設けられた
給湯温検知手段である給湯湯温センサ、52は全体の制
御を司る制御部、53は一般蛇口給湯温度の設定手段で
ある台所リモコン、54は一般蛇口給湯温度設定手段に
も浴槽給湯温度設定手段にも切り替えられる浴室リモコ
ンである。
【0024】次に、この実施例1の電気温水器の動作に
ついて説明する。なお、ここでも台所の蛇口46、洗面
の蛇口47、及び浴室のカラン兼シャワー48を、まと
めて「一般蛇口」と称し、「一般蛇口からの給湯」と
は、これらが単一で使われる場合や複数同時に使われる
場合の双方を含むものとする。まず水源から給水された
水は減圧弁31により減圧され、給水管33を通って貯
湯槽32に流れ込む。貯湯槽32の中は常に水または温
水で満水状態となっている。深夜電力等を利用して発熱
体34に通電されると貯湯槽32内の水が加熱される。
【0025】貯湯槽32の沸き上げ湯温は台所リモコン
53で予め設定されており、この設定された沸き上げ湯
温(例えば90℃)を沸き上げ湯温センサ35が検出す
ると、制御部52は発熱体34への通電を停止させる。
加熱している間、貯湯槽32内の水が膨張するが、この
膨張した水は、安全器として働く逃し弁36から排水さ
れる。
【0026】一般蛇口からの給湯湯温は、予め台所リモ
コン53又は浴室リモコン54で設定されている。また
蛇口給湯湯温は、最高設定湯温に上限値(例えば60
℃)を設け、瞬間火傷を防止するような配慮がなされて
いる。
【0027】「一般蛇口からの給湯動作」例えば台所の
蛇口46を開くと、制御部52は、設定されている蛇口
給湯湯温となるように電動湯水混合弁37を制御し、貯
湯槽32内の温水と水を適温に混合するとともに、給湯
湯温センサ51の入力値に基づき電動湯水混合弁37を
駆動し混合比率に補正をかける。
【0028】浴槽43への給湯湯温は、予め浴室リモコ
ン54で設定される。浴槽43への給湯動作としては、
湯張り、高温差し湯、足し湯、注水の4つのパターンが
ある。
【0029】「湯張り動作」湯張りを行うには、まず浴
室リモコン54で、湯張りスイッチを押す。これにより
湯張りの指令が出力され、制御部52が、給湯湯温セン
サ51の検出温度が浴室リモコン54で設定されている
浴槽給湯温度となるように電動湯水混合弁37を制御す
るとともに、電磁弁44を開いて浴槽43への湯張りを
開始させる。浴槽43への湯張り開始後、制御部52内
でタイマーを作動させ、浴室リモコン54で予め設定さ
れた湯張り量に相当する時間に到達するまで、湯張りを
継続する。湯張り動作時間が、設定された湯張り時間に
到達すると、電磁弁44を閉じさせて湯張りを完了す
る。
【0030】「高温差し湯動作」浴槽43内の温水の温
度が下がった時に高温差し湯を行うには、まず浴室リモ
コン54で、高温差し湯スイッチを押し差し湯温設定6
0℃を選択する。これにより高温差し湯の指令が出力さ
れ、制御部52が、給湯湯温センサ51の検出温度が高
温(例えば60℃)になるように電動湯水混合弁37を
制御するとともに、電磁弁44を開いて浴槽43への高
温差し湯を開始させる。浴槽43への高温差し湯開始
後、制御部52内でタイマーを作動させ、所定の高温差
し湯時間に到達すると、電磁弁44を閉じさせて高温差
し湯を完了する。
【0031】「足し湯動作」浴槽43内の温水の量が減
った時に足し湯を行うには、まず浴室リモコン54で、
足し湯スイッチを押す。これにより足し湯の指令が出力
され、制御部52が、給湯湯温センサ51の検出温度が
浴室リモコン54で設定されている浴槽給湯温度となる
ように電動湯水混合弁37を制御するとともに、電磁弁
44を開いて浴槽43への足し湯を開始させる。浴槽4
3への足し湯開始後、制御部52内でタイマーを作動さ
せ、所定の足し湯時間に到達すると、電磁弁44を閉じ
させて足し湯を完了する。
【0032】「注水動作」注水を行うには、まず浴室リ
モコン54で、注水スイッチを押す。これにより注水の
指令が出力され、制御部52が、電動湯水混合弁37を
水側一杯に開き、水源の水を直接給水するように制御す
るとともに、電磁弁44を開いて浴槽43への注水を開
始させる。浴槽43への注水開始後、制御部52内でタ
イマーを作動させ、所定の注水時間に到達すると、電磁
弁44を閉じさせて注水を完了する。
【0033】ここで、例えば台所の蛇口46と浴室のカ
ラン兼シャワー48から例えば給湯湯温40℃の一般蛇
口給湯が同時に行われている最中に、台所の蛇口46が
閉栓され出湯停止されたとする。このとき一般蛇口給湯
配管50中を流れる出湯流量は瞬時に減少し、それに応
じて混合される給水流量、温水流量も減少する。多栓の
閉栓により出湯量が減少するときは、蛇口の圧力損失が
増大し給湯配管内の圧力は急上昇しようとするが、減圧
弁31から電動湯水混合弁37に至る温水側の回路には
大きな容積を有する貯湯槽32があるので、圧力の急変
を貯湯槽32が吸収、緩和してしまう。また、これと同
時に、出湯量の減少に応じて給水流量が減少すると第一
の逆止弁40の前後の圧力差が減少し、逆止弁開弁圧に
接近して第一の逆止弁40が半開き状態になるので、こ
こでの抵抗が増大し混合給水管39から電動湯水混合弁
37への給水が流れにくくなる。
【0034】したがって多栓の閉栓時には、圧力急変を
緩和された温水側よりも給水側の方が、瞬間的に先に電
動湯水混合弁37に流入しようとするが、この実施例1
の構成では温水側の貯湯槽32と同様に、給水側にも混
合給水管38に設けたバッファタンク41が圧力変動を
緩和するので、湯水混合手段に給水側だけ先に流入する
ことを防止でき、瞬間的な湯温変動に制御が過敏に反応
し湯温変動を増大させることを防ぐ。
【0035】またこの直後、多栓の閉栓により給水側の
抵抗が第一の逆止弁40の特性の影響で増大し、電動湯
水混合弁37につながる混合温水管38と混合給水管3
9の抵抗バランスが崩れて給水流量だけが減少しようと
するが、この実施例1の構成では温水側にも混合温水管
38に設けた第二の逆止弁42があるので、電動湯水混
合弁37を挟んだ両側回路の流路抵抗バランスが崩れる
ことを最小限に抑えることができ、電動湯水混合弁37
の混合比率調整量が小さくて済むので制御性が良くな
り、オーバーシュートやアンダーシュートといった湯温
変動による不快感防止や安全性確保が容易となり、捨て
湯などもなくなり使用感を大幅に改善できる。
【0036】なお、本実施例では圧力変化緩衝手段であ
るバッファタンクとして、略水平の容積部の左右に流入
口と流出口を有したもので構成した回路図を用いて説明
したが、図2に示すように縦長に設けた容積部55の下
部に流入口56を設け、容積部55の上部から挿入した
パイプ57の下端に流出部58を設けて、容積部55内
に空気層が存在することで圧力変化の緩衝効果を向上し
ようとしたものを用いても良い。
【0037】(実施例2)図3は本発明の実施例2の電
気温水器の配管系を示す回路図であり、図4は同電気温
水器の出湯または流量の確定方法を示すフローチャー
ト、図5は同電気温水器の出湯または流量の確定方法を
示す模式図、図6は同電気温水器の流量急変があった場
合の湯水混合手段の制御方法を示すフローチャートであ
る。図3において図1と同符号のものは相当する構成要
素であり、詳細な説明は省略する。図において、59は
一般蛇口が開かれたか否かを検出する開栓検知手段であ
るとともに流量検知手段でもあるパルス出力型の流量セ
ンサである。制御部52の内部には、流量センサ59か
ら出力されるパルス信号の数をT=0.1秒間カウント
するカウンター60と、カウンターで繰り返し読みとっ
たT=0.1秒間毎のパルス数の10個分を格納できる
10個の格納部61a、・・・、61jと、パルス数が
12個以上の場合に出湯を確定する確定部62とが設け
られている。また制御部52には所定の流量を閾値とし
て、この閾値を大から小、または小から大へと跨ぐ急変
があった場合に、確定部62で確定した流量値と急変閾
値とを比較し急変を確定する急変確定部63を有してい
る。
【0038】また、64は、外径がおよそ5〜100m
m、好ましくは混合給水管39と同寸外径の略垂直に設
けた上端先止めの直管であり、直管64の下方には減圧
弁31につながる流入口65を有し、上端より所定の容
積部66を確保した長さだけ下方に略水平方向に分岐す
る流出口67を有して、圧力変化緩衝手段として構成さ
れ混合給水管39の第一の逆止弁40上流に設けられて
いる。68は、給水が減圧弁31から貯湯槽32に流れ
る方向に給水管33に設けられた第二の逆止弁である。
【0039】次に、この実施例2の電気温水器の動作に
ついて説明する。
【0040】「一般蛇口からの給湯動作」例えば台所の
蛇口46を開くと、流量センサ59から流量に略比例し
た周波数でパルス信号が出力される。制御部52では、
流量センサ59からのパルス信号が入力される度にカウ
ンター60でパルス数を1増やし、周期T=0.1秒間
のパルス数をカウントする。蛇口を開く前の格納部61
a、・・・、61jには、パルス信号が入力されていな
かったので10個全てパルス数ゼロが格納されていた
が、蛇口の開栓とともに周期T=0.1秒毎にパルス数
がカウンター60から格納部61aに格納され、61a
にあったパルス数は61bに、61bにあったものは6
1cにと、順送りに格納値が移動される。確定部62で
は10個の格納部61a、・・・、61jの全てのパル
ス数の総和を求め、周期T=0.1秒毎の移動積算値で
あるこのパルス数の総和と、所定の出湯確定値(例えば
12個)とを比較し、パルス数の総和が12個以上であ
った場合は出湯を確定する。出湯が確定されると制御部
52は、設定されている蛇口給湯湯温となるように電動
湯水混合弁37を制御し、貯湯槽32内の温水と水を適
温に混合するとともに、給湯湯温センサ51の入力値に
基づき電動湯水混合弁37を駆動し混合比率に補正をか
ける。
【0041】浴槽43への給湯湯温は、予め浴室リモコ
ン54で設定される。浴槽43への給湯動作としては、
上記実施例1と同様に湯張り、高温差し湯、足し湯、注
水の4つのパターンがあり、説明は省略する。
【0042】ここで、例えば台所の蛇口46と浴室のカ
ラン兼シャワー48から例えば給湯湯温40℃の一般蛇
口給湯が同時に行われている最中に、台所の蛇口46が
閉栓され出湯停止されたとする。このとき一般蛇口給湯
配管50中を流れる出湯流量は瞬時に減少する。この実
施例2の構成では、温水側の貯湯槽32と同様に、給水
側にも混合給水管38に設けた直管64が圧力変動を緩
和するので、湯水混合手段に給水側だけ先に流入するこ
とを防止でき、瞬間的な湯温変動に制御が過敏に反応し
湯温変動を増大させることを防ぐとともに、垂直配管だ
けで圧力変化緩衝手段を構成できるので、スペースをと
らず配置も容易となり、コンパクトな電気温水器を提供
することができる。
【0043】またこの直後、この実施例2の構成では温
水側にも給水管33に設けた第二の逆止弁68があるの
で、電動湯水混合弁37を挟んだ両側回路の流路抵抗バ
ランスの悪化を抑えることで湯温の制御性を良化し使用
感を大幅に改善するとともに、第二の逆止弁を通る水が
高温の湯ではなく沸き上げ前の給水であるので温度低下
を図ることができ、耐高温水用の材料を用いることなく
コストダウンが図れ、部品としての耐久性や信頼性が向
上する。
【0044】さらにこの実施例2の構成では、 (T=0.1秒)×10個=1.0秒 のパルス数の積算値により出湯または流量確定するの
で、振動等の外乱や瞬間的な電気ノイズによる出湯や流
量の誤判定を防ぐことができるとともに、1.0秒間の
パルス数積算値に0.1秒毎の移動積算値を用いている
ので、流量確定が0.1秒毎に行うことができ、出湯量
の急変検出および急変確定部63での流量急変確定が早
くなる。そしてこの場合、例えば台所の蛇口46と浴室
のカラン兼シャワー48とからの出湯量が毎分20Lで
あったものが、台所の蛇口46の閉栓により毎分5Lに
急減し、閾値(例えば毎分10L)を跨いでいるため流
量急変確定が行われると、制御部52は強制的に電動湯
水混合弁37の混合比率を所定量(例えば混合比率0.
1給水を増やす)だけ調整するので、給湯湯温センサ5
1の信号によるフィードバック制御よりも高速に制御可
能となる。また圧力変化緩衝手段である直管64の効果
が不十分で給水が一瞬早く電動湯水混合弁37に流入し
給湯湯温センサ51が湯温低下を検出して出湯温を上昇
させようと過敏に反応しても、給水を増やす逆方向に強
制的に混合比率を調整しているので間違った出湯温上昇
は生じず、制御遅れによる湯温変動の増大や過敏反応に
よる変動増大のどちらも防ぐことができ、湯温変動によ
る不快感防止や安全性確保が容易となり、使用感を大幅
に改善できる。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように本発明の電気温水器
は、以下に述べる効果を有するものである。
【0046】すなわち、請求項1記載の発明によれば、
給湯配管からの出湯量が変化した場合、それに応じて混
合される給水量、温水量も変化するが、給水側も温水側
もどちらにも逆止弁があるので、湯水混合手段を挟んだ
両側回路の流路抵抗バランスが崩れることを最小限に抑
えることができ、混合手段の混合比率調整量が小さくて
済むので、制御性が良くなり湯温変動による不快感防止
や安全性確保が容易となり、使用感を大幅に改善でき
る。
【0047】また、請求項2記載の発明によれば、給湯
配管からの出湯量が変化した場合の流路抵抗バランスの
悪化を抑えることで湯温の制御性を良化し使用感を大幅
に改善するとともに、第二の逆止弁を通る水が高温の湯
ではなく沸き上げ前の給水であるので温度低下を図るこ
とができ、耐高温水用の材料を用いることなくコストダ
ウンが図れ、部品としての耐久性や信頼性が向上する。
【0048】また、請求項3記載の発明によれば、多栓
が開閉されるなど給湯配管からの出湯量が急変した場
合、それに応じて混合される給水量、温水量も変化する
が、圧力変化緩衝手段の作用により湯水混合手段へ流入
する温水と水は、貯湯槽からの温水と同様に圧力変動が
緩和されるので、湯水混合手段に水側だけ先に流量変化
が伝わることを防止でき、瞬間的な湯温変動に制御が過
敏に反応し湯温変動を増大させることを防ぐので、湯温
変動による不快感防止や安全性確保が容易となり、使用
感を大幅に改善できる。
【0049】また、請求項4記載の発明によれば、給湯
配管からの出湯量が急変した場合の圧力変動の緩和する
圧力変化緩衝手段を垂直配管だけで構成できるので、ス
ペースをとらず配置も容易となり、コンパクトな電気温
水器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の電気温水器の配管系を示す
回路図
【図2】同実施例1の電気温水器の他のバッファタンク
を示す断面構成図
【図3】本発明の実施例2の電気温水器の配管系を示す
回路図
【図4】同実施例2の電気温水器の出湯または流量の確
定方法を示すフローチャート
【図5】同実施例2の電気温水器の出湯または流量の確
定方法を示す模式図
【図6】同実施例2の電気温水器の流量急変があった場
合の湯水混合手段の制御方法を示すフローチャート
【図7】従来の電気温水器の構成を示す配管系の回路図
【図8】他の従来の電気温水器の構成を示す配管系の回
路図
【符号の説明】
31 減圧弁(給水部) 32 貯湯槽 33 給水管 34 発熱体(加熱手段) 37 電動湯水混合弁(湯水混合手段) 38 混合温水管 39 混合給水管 40 第一の逆止弁 41 バッファタンク(圧力変化緩衝手段) 42 第二の逆止弁(抵抗バランス安定化手段) 45 浴槽給湯配管 50 一般蛇口給湯配管 51 給湯湯温センサ(給湯温検知手段) 52 制御部 59 流量センサ(流量検知手段) 60 カウンター 61a、61b、・・・、61j 格納部 62 確定部 64 直管 65 流入口 66 容積部 67 流出口 68 第二の逆止弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤本 佳嗣 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 梶谷 俊元 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 3L073 AA18 AC01 AD05 AD08 AE06

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水を加熱昇温する加熱手段と、加熱した温
    水を貯めておく貯湯槽と、水源からの水を供給する供給
    源となる給水部と、前記貯湯槽とは混合温水管により接
    続されるとともに前記給水部とは逆止弁を介して混合給
    水管により接続され、貯湯槽で沸き上げた温水と水源か
    らの水とを混合する湯水混合手段と、前記湯水混合手段
    に接続され適温に混合された温水を供給する給湯配管
    と、前記給水部から貯湯槽につながる給水管とを備え、
    給水部から給水管を経て貯湯槽、混合温水管、湯水混合
    手段に至る配管路の途中に、前記湯水混合手段を挟んだ
    両側回路の流路抵抗バランスを略一定に保つ抵抗バラン
    ス安定化手段を設けた電気温水器。
  2. 【請求項2】抵抗バランス安定化手段として、給水部と
    貯湯槽を接続する給水管の途中に第二の逆止弁を設けた
    請求項1記載の電気温水器。
  3. 【請求項3】水を加熱昇温する加熱手段と、加熱した温
    水を貯めておく貯湯槽と、水源からの水を供給する供給
    源となる給水部と、前記貯湯槽とは混合温水管により接
    続されるとともに前記給水部とは逆止弁を介して混合給
    水管により接続され、貯湯槽で沸き上げた温水と水源か
    らの水とを混合する湯水混合手段と、前記湯水混合手段
    に接続され適温に混合された温水を供給する給湯配管
    と、前記給湯配管に設けられた給湯温検知手段と、前記
    給湯温検知手段の信号により前記湯水混合手段の混合比
    率を変化させる制御手段と、前記給水部から貯湯槽につ
    ながる給水管とを備え、給水部から逆止弁までの混合給
    水管の途中に圧力変化緩衝手段を設けた電気温水器。
  4. 【請求項4】圧力変化緩衝手段は、略垂直に設けた上端
    先止めの直管において垂直下方を流入口とし、上端より
    所定の容積部を確保した長さだけ下方に略水平方向に分
    岐する流出口を設けた請求項3記載の電気温水器。
  5. 【請求項5】パルス出力型の流量検知手段と、所定の周
    期Tで前記流量検知手段のパルス数カウントを繰り返す
    カウンターとカウント数を格納する複数の格納部と所定
    のパルス数により出湯を確定する出湯確定部と流量の大
    小を判定する閾値とを有する制御手段とを備え、最新の
    T時間内パルス数から周期Tについて所定回数遡ったパ
    ルス数までを全て積算した移動積算値を出湯確定値と比
    較し出湯確定判断するとともに、流量検知手段の信号に
    より流量が閾値を跨ぐ急変があった場合、湯水混合手段
    の混合比率を強制的に所定量だけ調整する請求項1から
    4のいずれか1項に記載の電気温水器。
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