JP2001322837A - 光テープファイバの製造方法 - Google Patents
光テープファイバの製造方法Info
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- JP2001322837A JP2001322837A JP2000142271A JP2000142271A JP2001322837A JP 2001322837 A JP2001322837 A JP 2001322837A JP 2000142271 A JP2000142271 A JP 2000142271A JP 2000142271 A JP2000142271 A JP 2000142271A JP 2001322837 A JP2001322837 A JP 2001322837A
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- optical fiber
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- Optical Fibers, Optical Fiber Cores, And Optical Fiber Bundles (AREA)
- Surface Treatment Of Glass Fibres Or Filaments (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】光ファイバ素線の整列不揃いの少ない高品質な
光テープファイバの製造方法を提供すること。 【解決手段】複数本の光ファイバ素線をスリットにて一
列に整列配置した後、該複数本の光ファイバ素線を紫外
線硬化樹脂で一括被覆する光テープファイバの製造方法
において、前記スリットを２箇所以上に設けて前記複数
本の光ファイバ素線を整列配置し、且つ前記スリットの
短径Ｓを前記複数本の光ファイバ素線外径の最大値をｄ
として、０≦Ｓ≦ｄ＋３０μｍとしたことにある。
光テープファイバの製造方法を提供すること。 【解決手段】複数本の光ファイバ素線をスリットにて一
列に整列配置した後、該複数本の光ファイバ素線を紫外
線硬化樹脂で一括被覆する光テープファイバの製造方法
において、前記スリットを２箇所以上に設けて前記複数
本の光ファイバ素線を整列配置し、且つ前記スリットの
短径Ｓを前記複数本の光ファイバ素線外径の最大値をｄ
として、０≦Ｓ≦ｄ＋３０μｍとしたことにある。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、光テープファイバ
の製造方法に関するものである。更に詳述すれば本発明
は、複数心（４心あるいは８心）の光ファイバ素線を一
列に整列配置し紫外線硬化樹脂で一括被覆した光テープ
ファイバの製造方法に関するものである。
の製造方法に関するものである。更に詳述すれば本発明
は、複数心（４心あるいは８心）の光ファイバ素線を一
列に整列配置し紫外線硬化樹脂で一括被覆した光テープ
ファイバの製造方法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】光ファイバ素線を４心あるいは８心一列
に整列配置して紫外線硬化樹脂で一括被覆した光テープ
ファイバは、加入者系光ファイバ通信、あるいはオフィ
ス間のデータ通信、さらには光ＬＡＮ（Local Area Net
work）の伝送路として有望視されている。
に整列配置して紫外線硬化樹脂で一括被覆した光テープ
ファイバは、加入者系光ファイバ通信、あるいはオフィ
ス間のデータ通信、さらには光ＬＡＮ（Local Area Net
work）の伝送路として有望視されている。
【０００３】図３は、従来の光テープファイバの製造方
法を説明する断面図である。２１は光ファイバ素線、２
２は光テープファイバ、２３はコーティングダイス、２
４はスリット（スリットダイス）、２５は樹脂供給口、
θはスリットへの光ファイバ素線の進入角度、Ｓはスリ
ット短径である。
法を説明する断面図である。２１は光ファイバ素線、２
２は光テープファイバ、２３はコーティングダイス、２
４はスリット（スリットダイス）、２５は樹脂供給口、
θはスリットへの光ファイバ素線の進入角度、Ｓはスリ
ット短径である。
【０００４】複数心の光ファイバ素線２１をコーティン
グダイス２３に通して、スリット２４により複数心の光
ファイバ素線２１を一列に整列配置させ、加圧した紫外
線硬化樹脂を樹脂供給口２５より供給して一括被覆し、
光テープファイバ２２を得ていた。
グダイス２３に通して、スリット２４により複数心の光
ファイバ素線２１を一列に整列配置させ、加圧した紫外
線硬化樹脂を樹脂供給口２５より供給して一括被覆し、
光テープファイバ２２を得ていた。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】従来の光テープファイ
バの製造方法には以下に説明する問題点があった。
バの製造方法には以下に説明する問題点があった。
【０００６】光テープファイバ２２の製造時に、光ファ
イバ素線２１に加わる張力変動、光ファイバ素線２１に
帯電する静電気、光ファイバ素線２１の外径変動によ
り、スリット２４への光ファイバ素線２１の進入角度θ
が変動していた。
イバ素線２１に加わる張力変動、光ファイバ素線２１に
帯電する静電気、光ファイバ素線２１の外径変動によ
り、スリット２４への光ファイバ素線２１の進入角度θ
が変動していた。
【０００７】図４は、進入角度θの変動によって整列不
揃いになった光テープファイバの説明図である。３２は
光テープファイバ、３３は光ファイバ素線である。図４
に示したような光ファイバ素線３３の整列不揃いが発生
すると、光テープファイバ３２同士を融着接続する時
に、接続損失の増大を招き大きな問題であった。
揃いになった光テープファイバの説明図である。３２は
光テープファイバ、３３は光ファイバ素線である。図４
に示したような光ファイバ素線３３の整列不揃いが発生
すると、光テープファイバ３２同士を融着接続する時
に、接続損失の増大を招き大きな問題であった。
【０００８】更に、光ファイバ素線３３の整列不揃いが
あると、そのような光テープファイバ３２をケーブル化
した場合に、側圧や曲げの影響を集中的に受けて伝送損
失が増大するという問題があった。
あると、そのような光テープファイバ３２をケーブル化
した場合に、側圧や曲げの影響を集中的に受けて伝送損
失が増大するという問題があった。
【０００９】光ファイバ素線に加わる張力変動、光ファ
イバ素線に帯電する静電気、光ファイバ素線の外径変動
は、完全になくすことは不可能であるのでスリットへの
光ファイバ素線の進入角度θの変動を減少することが重
要である。
イバ素線に帯電する静電気、光ファイバ素線の外径変動
は、完全になくすことは不可能であるのでスリットへの
光ファイバ素線の進入角度θの変動を減少することが重
要である。
【００１０】従って本発明の目的は、前記した従来技術
の欠点を解消し、光ファイバ素線の整列不揃いの少ない
高品質な、光テープファイバの製造方法を提供すること
にある。
の欠点を解消し、光ファイバ素線の整列不揃いの少ない
高品質な、光テープファイバの製造方法を提供すること
にある。
【００１１】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を実
現するため、複数本の光ファイバ素線をスリットにて一
列に整列配置した後、該複数本の光ファイバ素線を紫外
線硬化樹脂で一括被覆する光テープファイバの製造方法
において、前記スリットを２箇所以上に設けて前記複数
本の光ファイバ素線を整列配置した。
現するため、複数本の光ファイバ素線をスリットにて一
列に整列配置した後、該複数本の光ファイバ素線を紫外
線硬化樹脂で一括被覆する光テープファイバの製造方法
において、前記スリットを２箇所以上に設けて前記複数
本の光ファイバ素線を整列配置した。
【００１２】スリットの短径Ｓは、前記複数本の光ファ
イバ素線外径の最大値をｄとして、０≦Ｓ≦ｄ＋３０μ
ｍとした。
イバ素線外径の最大値をｄとして、０≦Ｓ≦ｄ＋３０μ
ｍとした。
【００１３】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態を以下、図面に
基づいて詳述する。
基づいて詳述する。
【００１４】図１は、本発明の光テープファイバの製造
方法の第一実施例を説明する断面図である。１は光ファ
イバ素線、２は光テープファイバ、３はコーティングダ
イス、４は第一スリット、５は第二スリット、６は樹脂
供給口、θは第一スリットへの光ファイバ素線の進入角
度である。
方法の第一実施例を説明する断面図である。１は光ファ
イバ素線、２は光テープファイバ、３はコーティングダ
イス、４は第一スリット、５は第二スリット、６は樹脂
供給口、θは第一スリットへの光ファイバ素線の進入角
度である。
【００１５】複数心の光ファイバ素線１をコーティング
ダイス３に通して、第一スリット４及び第二スリット５
により複数心の光ファイバ素線１を一列に整列配置さ
せ、加圧した紫外線硬化樹脂を樹脂供給口６より供給し
て一括被覆し、光テープファイバ２を得る。
ダイス３に通して、第一スリット４及び第二スリット５
により複数心の光ファイバ素線１を一列に整列配置さ
せ、加圧した紫外線硬化樹脂を樹脂供給口６より供給し
て一括被覆し、光テープファイバ２を得る。
【００１６】光ファイバ素線の整列不揃いは、スリット
への光ファイバ素線の進入角度が変動することが原因で
あったので、進入角度の変動を小さくするために、第一
スリト４と第二スリット５とを設けた。つまり、光ファ
イバ素線を一列に整列配置する部分、すなわちスリット
では光ファイバ素線の動きが大幅に拘束されるので、第
一スリット４における光ファイバ素線の進入角度の変動
は第二スリット５の存在により減少する。
への光ファイバ素線の進入角度が変動することが原因で
あったので、進入角度の変動を小さくするために、第一
スリト４と第二スリット５とを設けた。つまり、光ファ
イバ素線を一列に整列配置する部分、すなわちスリット
では光ファイバ素線の動きが大幅に拘束されるので、第
一スリット４における光ファイバ素線の進入角度の変動
は第二スリット５の存在により減少する。
【００１７】次に、最適なスリット短径Ｓを得るため
に、スリット短径を種々変えて４心光テープファイバの
製造を行なった。その結果、スリット短径Ｓ＞ｄ＋３０
μｍの場合、光ファイバ素線の整列不揃いが著しく大き
くなった。ただし、ｄは光ファイバ素線外径の最大値で
ある。従って、スリット短径Ｓは０≦Ｓ≦ｄ＋３０μｍ
とする必要がある。
に、スリット短径を種々変えて４心光テープファイバの
製造を行なった。その結果、スリット短径Ｓ＞ｄ＋３０
μｍの場合、光ファイバ素線の整列不揃いが著しく大き
くなった。ただし、ｄは光ファイバ素線外径の最大値で
ある。従って、スリット短径Ｓは０≦Ｓ≦ｄ＋３０μｍ
とする必要がある。
【００１８】図２は、本発明の光テープファイバの製造
方法の第二実施例を説明する断面図である。１１は光フ
ァイバ素線、１２は光テープファイバ、１３はコーティ
ングダイス、１４は第一スリット、１５は第二スリッ
ト、１６は第三スリット、１７は樹脂供給口、θは第一
スリットへの光ファイバ素線の進入角度である。
方法の第二実施例を説明する断面図である。１１は光フ
ァイバ素線、１２は光テープファイバ、１３はコーティ
ングダイス、１４は第一スリット、１５は第二スリッ
ト、１６は第三スリット、１７は樹脂供給口、θは第一
スリットへの光ファイバ素線の進入角度である。
【００１９】図２の第二実施例の特徴は、スリットを３
箇所に設けたことにあり、スリット短径Ｓに関する条件
は、図１の第一実施例と同様である。第二実施例におい
ても第一実施例と同様に、スリットへの光ファイバ素線
の進入角度の変動が減少し、光ファイバ素線の整列不揃
いの少ない高品質な光テープファイバを得ることができ
た。
箇所に設けたことにあり、スリット短径Ｓに関する条件
は、図１の第一実施例と同様である。第二実施例におい
ても第一実施例と同様に、スリットへの光ファイバ素線
の進入角度の変動が減少し、光ファイバ素線の整列不揃
いの少ない高品質な光テープファイバを得ることができ
た。
【００２０】以上で説明したように本発明の要点は、複
数本の光ファイバ素線を一列に整列配置するスリットを
２箇所以上に設け、且つ前記スリットの短径Ｓを前記複
数本の光ファイバ素線外径の最大値をｄとして、０≦Ｓ
≦ｄ＋３０μｍとしたことにある。
数本の光ファイバ素線を一列に整列配置するスリットを
２箇所以上に設け、且つ前記スリットの短径Ｓを前記複
数本の光ファイバ素線外径の最大値をｄとして、０≦Ｓ
≦ｄ＋３０μｍとしたことにある。
【００２１】
【発明の効果】本発明の光テープファイバの製造方法に
よれば、複数本の光ファイバ素線をスリットにて一列に
整列配置した後、該複数本の光ファイバ素線を紫外線硬
化樹脂で一括被覆する光テープファイバの製造方法にお
いて、前記スリットを２箇所以上に設けて前記複数の光
ファイバ素線を整列配置し、且つ前記スリットの短径Ｓ
を前記複数本の光ファイバ素線外径の最大値をｄとし
て、０≦Ｓ≦ｄ＋３０μｍとしたので、スリットへの光
ファイバ素線の進入角度の変動が減少し、光ファイバ素
線の整列不揃いの少ない高品質な光テープファイバを提
供することができる。
よれば、複数本の光ファイバ素線をスリットにて一列に
整列配置した後、該複数本の光ファイバ素線を紫外線硬
化樹脂で一括被覆する光テープファイバの製造方法にお
いて、前記スリットを２箇所以上に設けて前記複数の光
ファイバ素線を整列配置し、且つ前記スリットの短径Ｓ
を前記複数本の光ファイバ素線外径の最大値をｄとし
て、０≦Ｓ≦ｄ＋３０μｍとしたので、スリットへの光
ファイバ素線の進入角度の変動が減少し、光ファイバ素
線の整列不揃いの少ない高品質な光テープファイバを提
供することができる。
【図１】本発明の光テープファイバの製造方法の第一実
施例を説明する断面図である。
施例を説明する断面図である。
【図２】本発明の光テープファイバの製造方法の第二実
施例を説明する断面図である。
施例を説明する断面図である。
【図３】従来の光テープファイバの製造方法を説明する
断面図である。
断面図である。
【図４】整列不揃いになった光テープファイバの説明図
である。
である。
１ 光ファイバ素線 ２ 光テープファイバ ３ コーティングダイス ４ 第一スリット ５ 第二スリット ６ 樹脂供給口 １１ 光ファイバ素線 １２ 光テープファイバ １３ コーティングダイス １４ 第一スリット １５ 第二スリット １６ 第三スリット １７ 樹脂供給口 ２１ 光ファイバ素線 ２２ 光テープファイバ ２３ コーティングダイス ２４ スリット ２５ 樹脂供給口 ３２ 光テープファイバ ３３ 光ファイバ素線
Claims (2)
- 【請求項１】複数本の光ファイバ素線をコーティングダ
イス内に設けたスリットにて一列に整列させながら、該
複数本の光ファイバ素線をコーティングダイス内に供給
した紫外線硬化樹脂で一括被覆する光テープファイバの
製造方法において、前記スリットをコーティングダイス
の内部の２箇所以上に設けて前記複数本の光ファイバ素
線を整列させることを特徴とする光テープファイバの製
造方法。 - 【請求項２】スリットの短径Ｓは、前記複数本の光ファ
イバ素線外径の最大値をｄとして、０≦Ｓ≦ｄ＋３０μ
ｍであることを特徴とする請求項１記載の光テープファ
イバの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000142271A JP2001322837A (ja) | 2000-05-09 | 2000-05-09 | 光テープファイバの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000142271A JP2001322837A (ja) | 2000-05-09 | 2000-05-09 | 光テープファイバの製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001322837A true JP2001322837A (ja) | 2001-11-20 |
Family
ID=18649269
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000142271A Pending JP2001322837A (ja) | 2000-05-09 | 2000-05-09 | 光テープファイバの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001322837A (ja) |
-
2000
- 2000-05-09 JP JP2000142271A patent/JP2001322837A/ja active Pending
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