JP2001321525A - 封入玉式遊技機 - Google Patents

封入玉式遊技機

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JP2001321525A
JP2001321525A JP2000141942A JP2000141942A JP2001321525A JP 2001321525 A JP2001321525 A JP 2001321525A JP 2000141942 A JP2000141942 A JP 2000141942A JP 2000141942 A JP2000141942 A JP 2000141942A JP 2001321525 A JP2001321525 A JP 2001321525A
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JP
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ball
front frame
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JP2000141942A
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English (en)
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Shohachi Ugawa
詔八 鵜川
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Sankyo Co Ltd
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Sankyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 封入玉式遊技機において、当該遊技機の電気
的制御に供される各種基板部品の保護を図り、悪戯や不
正の発生も防止する。 【解決手段】 前面が開口した外箱体2と、該外箱体に
取り付けられて当該外箱体の開口2Aを開閉可能に閉塞
すると共に、前面に遊技領域を構成する遊技盤4を有す
る上部前面枠3Aや下部前面枠3Bと、電気的制御に供
される基板部品とを備え、該基板部品に含まれる接続端
子板を外箱体内側に取り付け、接続端子板に配線を接続
するための連通部を外箱体に形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技機内部に封入
された打玉を繰り返し弾発発射し、遊技領域に打ち込ん
で遊技が行われる封入玉式遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種封入玉式遊技機において
は、遊技機内部に封入された打玉(封入玉)を、打球発
射操作部を操作して繰り返し弾発発射し、遊技領域に打
ち込むことにより遊技が行われ、遊技領域に設けられた
入賞領域に入賞した場合には、景品玉の代わりに遊技者
に得点(持点)が付与される構成とされている。
【0003】このような遊技領域は、前面枠に取り付け
られた遊技盤前面に構成されると共に、当該遊技領域に
は電気的遊技装置が取り付けられる。また、前記打球発
射操作部などは当該遊技盤下方の前面枠に設けられる
が、封入玉式遊技機にはこれらを用いた遊技を制御する
ための電気回路が構成された遊技制御基板や、遊技情報
が入力される遊技情報処理装置、遊技情報などを外部に
送出する接続端子板などの基板部品が遊技盤や前面枠の
裏側に多数取り付けられている。
【0004】そして、係る前面枠は額縁状の外箱体に回
動自在に枢支され、この外箱体が遊技機設置島に取り付
けられる構成とされていた。従って、遊技機設置島に取
り付けられる以前の封入玉式遊技機の裏側は外部に露出
状態となると共に、遊技機設置島に取り付けられた後
も、封入玉式遊技機の裏側は遊技機設置島内で露出した
状態であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そのため、従来では封
入玉式遊技機をメーカーから遊技場に輸送する際など
に、裏側に取り付けられた基板部品が損傷を受けたり、
悪戯や不正が行われる問題があった。また、遊技場にお
いて遊技機設置島に取り付けられた後も、島の上部から
異物を挿入するなどして封入玉式遊技機裏側の基板部品
に不正が加えられる問題もあった。
【0006】本発明は、係る従来の技術的課題を解決す
るために成されたものであり、封入玉式遊技機におい
て、当該遊技機の電気的制御に供される各種基板部品の
保護を図り、悪戯や不正の発生も防止することを目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の封入玉式遊技機
は、内部に封入された打玉を繰り返し弾発発射し、遊技
領域に打ち込んで遊技が行われるものであって、前面が
開口した外箱体と、該外箱体に取り付けられて当該外箱
体の開口を開閉可能に閉塞すると共に、前面に遊技領域
を構成する遊技盤を有する前面枠と、電気的制御に供さ
れる基板部品とを備え、該基板部品に含まれ、外部との
間の配線を接続するための接続端子板を外箱体内側に取
り付けると共に、当該接続端子板に配線を接続するため
の連通部を外箱体に形成したことを特徴とする。
【0008】本発明によれば、内部に封入された打玉を
繰り返し弾発発射し、遊技領域に打ち込んで遊技が行わ
れる封入玉式遊技機において、前面が開口した外箱体
と、該外箱体に取り付けられて当該外箱体の開口を開閉
可能に閉塞すると共に、前面に遊技領域を構成する遊技
盤を有する前面枠と、電気的制御に供される基板部品と
を備えており、該基板部品に含まれ、外部との間の配線
を接続するための接続端子板を外箱体内側に取り付ける
と共に、当該接続端子板に配線を接続するための連通部
を外箱体に形成したので、前面枠を閉じた状態では、基
板部品が外部に露出することが無くなる。これにより、
輸送中に基板部品が損傷を受けたり、輸送時や設置後に
悪戯や不正行為を受ける危険性を著しく低下させること
ができるようになる。
【0009】また、基板部品に含まれる接続端子板を前
面枠側では無く外箱体の内側に取り付けているので、前
面枠裏側の部品配置が簡素化されると共に、点検時に開
閉される前面枠自体の重量の軽量化にもなり、メンテナ
ンス作業性が著しく向上する。特に、封入玉式遊技機で
は内部に封入された打玉を繰り返し循環使用するもので
あるため、前面枠を閉じた状態では外箱体内を略完全に
外部から隔離することが可能である。従って、通常の遊
技機に比べて上記の如き基板部品の保護や悪戯・不正の
防止も一層確実に達成できるものである。
【0010】更に、接続端子板に配線を接続するための
連通部を外箱体に形成したので、外箱体側にて外部との
間の配線を接続端子板に支障無く接続できるようにな
り、前面枠裏側の配線の簡素化、並びに、遊技機内にお
ける配線接続作業性の改善も達成できるようになるもの
である。
【0011】請求項2の発明の封入玉式遊技機は、上記
において接続端子板は、当該接続端子板に配線を接続す
るための接続端子を備え、この接続端子は連通部に臨ん
でいることを特徴とする。
【0012】請求項2の発明によれば、上記に加えて接
続端子板は、当該接続端子板に配線を接続するための接
続端子を備え、この接続端子は連通部に臨んでいるの
で、接続端子に外部からの配線を接続するだけで、外箱
体内に引き込むこと無く当該配線を接続端子板に接続す
ることができるようになり、配線作業性が一層向上する
ものである。
【0013】請求項3の発明の封入玉式遊技機は、上記
各発明において基板部品に含まれ、遊技盤に設けられた
電気的遊技装置を制御するための遊技制御基板と遊技機
から発生する遊技情報が入力される遊技情報処理装置
を、外箱体内側に取り付けたことを特徴とする。
【0014】請求項3の発明によれば上記各発明に加え
て、基板部品に含まれ、遊技盤に設けられた電気的遊技
装置を制御するための遊技制御基板と遊技機から発生す
る遊技情報が入力される遊技情報処理装置を外箱体内側
に取り付けたので、基板部品のうちの主要部分を占める
遊技制御基板と遊技情報処理装置が外箱体側に取り付け
られることになり、前面枠裏側の一層の構成簡素化と重
量減が図れるようになるものである。
【0015】請求項4の発明の封入玉式遊技機は、上記
において遊技制御基板と遊技情報処理装置を、外箱体の
背壁内側に取り付けたことを特徴とする。
【0016】請求項4の発明によれば、上記に加えて遊
技制御基板と遊技情報処理装置を、外箱体の背壁内側に
取り付けるようにしたので、比較的広い面積の外箱体背
壁内側を利用して遊技制御基板や遊技情報処理装置を取
り付けることができるようになり、基板配置の自由度と
取付作業性の向上が図れるものである。
【0017】請求項5の発明の封入玉式遊技機は、内部
に封入された打玉を繰り返し弾発発射し、遊技領域に打
ち込んで遊技が行われるものであって、前面が開口した
外箱体と、該外箱体に取り付けられて当該外箱体の開口
を開閉可能に閉塞すると共に、前面に遊技領域を構成す
る遊技盤を有する前面枠と、遊技盤に設けられ、後方に
突出する可変表示装置と、遊技盤に設けられた電気的遊
技装置を制御するための遊技制御基板とを備え、該遊技
制御基板を、可変表示装置の後方を避けた位置における
外箱体内側に取り付けたことを特徴とする。
【0018】請求項5の発明によれば、内部に封入され
た打玉を繰り返し弾発発射し、遊技領域に打ち込んで遊
技が行われる封入玉式遊技機において、前面が開口した
外箱体と、該外箱体に取り付けられて当該外箱体の開口
を開閉可能に閉塞すると共に、前面に遊技領域を構成す
る遊技盤を有する前面枠と、遊技盤に設けられ、後方に
突出する可変表示装置と、遊技盤に設けられた電気的遊
技装置を制御するための遊技制御基板とを備え、該遊技
制御基板を、可変表示装置の後方を避けた位置における
外箱体内側に取り付けたので、前面枠を閉じた状態で
は、遊技制御基板が外部に露出することが無くなる。こ
れにより、輸送中に基板部品が損傷を受けたり、輸送時
や設置後に悪戯や不正行為を受ける危険性を著しく低下
させることができるようになる。
【0019】また、基板部品を前面枠側では無く外箱体
の内側に取り付けているので、前面枠裏側の部品配置が
簡素化されると共に、点検時に開閉される前面枠自体の
重量の軽量化にもなり、メンテナンス作業性が著しく向
上する。更に、封入玉式遊技機では内部に封入された打
玉を繰り返し循環使用するものであるため、前面枠を閉
じた状態では外箱体内を略完全に外部から隔離すること
が可能である。従って、通常の遊技機に比べて上記の如
き基板部品の保護や悪戯・不正の防止も一層確実に達成
できる。
【0020】特に、遊技制御基板は、可変表示装置の後
方を避けた位置における外箱体内側に取り付けるので、
前面枠に設けられ、後方に突出する可変表示装置と遊技
制御基板が奥行き方向において干渉することが無くな
り、前面枠と外箱体を含む封入玉式遊技機全体の奥行き
寸法を縮小することが可能となる。これにより、遊技機
設置島全体の占有面積も縮小させて遊技場により多くの
台数の遊技機を設置することもできるようになるもので
ある。
【0021】請求項6の発明の封入玉式遊技機は、上記
において遊技制御基板を、可変表示装置より下方に配置
したことを特徴とする。
【0022】請求項7の発明の封入玉式遊技機は、請求
項5又は請求項6において外部との間の配線を接続する
ための接続端子板を、外箱体内側における可変表示装置
より上方の位置に取り付けたことを特徴とする。
【0023】請求項6の発明によれば、請求項5に加え
て遊技制御基板を、可変表示装置より下方に配置したの
で、可変表示装置より上側の外箱体内スペースを有効に
確保することができるようになり、請求項7の如き接続
端子板を容易に外箱体内側に取り付けることができるよ
うになるものである。
【0024】そして、請求項7の発明によれば、請求項
5又は請求項6に加えて外部との間の配線を接続するた
めの接続端子板を、外箱体内側における可変表示装置よ
り上方の位置に取り付けたので、外箱体の上方から配線
することにより、接続端子板に接続される配線長を短縮
してコストの削減と配線作業性の向上を図ることができ
るようになるものである。
【0025】請求項8の発明の封入玉式遊技機は、内部
に封入された打玉を繰り返し弾発発射し、遊技領域に打
ち込んで遊技が行われるものであって、前面が開口した
外箱体と、該外箱体に取り付けられて当該外箱体の開口
を開閉可能に閉塞すると共に、前面に遊技領域を構成す
る遊技盤を有する前面枠と、電気的制御に供される基板
部品とを備え、該基板部品を外箱体の底壁上に取り付け
たことを特徴とする。
【0026】請求項8の発明によれば、内部に封入され
た打玉を繰り返し弾発発射し、遊技領域に打ち込んで遊
技が行われる封入玉式遊技機において、前面が開口した
外箱体と、該外箱体に取り付けられて当該外箱体の開口
を開閉可能に閉塞すると共に、前面に遊技領域を構成す
る遊技盤を有する前面枠と、電気的制御に供される基板
部品とを備え、該基板部品を外箱体の底壁上に取り付け
たので、前面枠を閉じた状態では、基板部品が外部に露
出することが無くなる。これにより、輸送中に基板部品
が損傷を受けたり、輸送時や設置後に悪戯や不正行為を
受ける危険性を著しく低下させることができるようにな
る。
【0027】また、基板部品を前面枠側では無く外箱体
の底壁上に取り付けているので、前面枠裏側の部品配置
が簡素化されると共に、点検時に開閉される前面枠自体
の重量の軽量化にもなり、メンテナンス作業性が著しく
向上する。また、封入玉式遊技機では内部に封入された
打玉を繰り返し循環使用するものであるため、前面枠を
閉じた状態では外箱体内を略完全に外部から隔離するこ
とが可能である。従って、通常の遊技機に比べて上記の
如き基板部品の保護や悪戯・不正の防止も一層確実に達
成できる。
【0028】特に、封入玉式遊技機では遊技領域を経て
回収された打玉を下方に落下させる必要もないので、外
箱体の底壁上に基板部品を取り付けても何ら支障はな
い。そして、係る基板部品を底壁上に取り付けることに
より、前面枠後方の外箱体内側の部品配置も簡素化さ
れ、メンテナンス作業性は一段と向上するものである。
【0029】請求項9の発明の封入玉式遊技機は、上記
において基板部品に含まれ、記録媒体処理装置を制御す
るための記録媒体処理装置用基板と遊技機から発生する
遊技情報が入力される遊技情報処理装置を、外箱体の底
壁上に取り付けたことを特徴とする。
【0030】請求項9の発明によれば請求項8に加え
て、基板部品に含まれ、記録媒体処理装置を制御するた
めの記録媒体処理装置用基板と、遊技機から発生する遊
技情報が入力される遊技情報処理装置を、外箱体の底壁
上に取り付けたので、基板部品のうちの主要部分を占め
る記録媒体処理装置用基板と遊技情報処理装置が外箱体
側に取り付けられることになり、前面枠裏側の一層の構
成簡素化と重量減が図れるようになる。特に、これら遊
技情報処理装置や記録媒体処理装置用基板は基本的には
遊技盤の電気部品の制御に関わらないので、外箱体の底
壁上に取り付けられて遊技盤から離間しても、それらの
間の配線によって外箱体内が煩雑となるような不都合も
防止若しくは抑制できるものである。
【0031】請求項10の発明の封入玉式遊技機は、請
求項8又は請求項9において基板部品又は記録媒体処理
装置用基板と遊技情報処理装置の上方に移動可能なカバ
ーを取り付け、このカバーを前側に低く傾斜させたこと
を特徴とする。
【0032】請求項10の発明によれば、請求項8又は
請求項9に加えて基板部品又は記録媒体処理装置用基板
と遊技情報処理装置の上方に移動可能なカバーを取り付
け、このカバーを前側に低く傾斜させたので、遊技盤な
どから外箱体内に落下した打玉はカバーに当たってその
傾斜により前方に流下し、外箱体内前側下部に落ちるよ
うになる。
【0033】これにより、万一遊技盤などから外箱体内
に打玉がこぼれて落下したとしても、外箱体底壁上の基
板部品又は記録媒体処理装置用基板や遊技情報処理装置
に落下して来る打玉が直接当たって損傷を受ける不都合
を未然に回避することができるようになる。特に、カバ
ーは移動可能であるので、外箱体底壁上の基板部品又は
記録媒体処理装置用基板や遊技情報処理装置を点検・修
理・交換などする際には、カバーを移動して作業するこ
とができ、これらのメンテナンスにも支障を来さないも
のである。
【0034】請求項11の発明の封入玉式遊技機は、内
部に封入された打玉を繰り返し弾発発射し、遊技領域に
打ち込んで遊技が行われるものであって、前面が開口し
た外箱体と、該外箱体に取り付けられて当該外箱体の開
口を開閉可能に閉塞すると共に、前面に遊技領域を構成
する遊技盤を有する前面枠と、遊技盤に設けられた電気
的遊技装置と、該電気的遊技装置を制御するための遊技
制御基板とを備え、該遊技制御基板を前面枠側に取り付
けると共に、該遊技制御基板以外の電気的制御に供され
る基板部品を、外箱体内側に取り付けたことを特徴とす
る。
【0035】請求項11の発明によれば、内部に封入さ
れた打玉を繰り返し弾発発射し、遊技領域に打ち込んで
遊技が行われる封入玉式遊技機において、前面が開口し
た外箱体と、該外箱体に取り付けられて当該外箱体の開
口を開閉可能に閉塞すると共に、前面に遊技領域を構成
する遊技盤を有する前面枠と、遊技盤に設けられた電気
的遊技装置と、該電気的遊技装置を制御するための遊技
制御基板とを備え、該遊技制御基板を前面枠側に取り付
けると共に、該遊技制御基板以外の電気的制御に供され
る基板部品を、外箱体内側に取り付けたので、前面枠を
閉じた状態では、遊技制御基板他の基板部品が外部に露
出することが無くなる。これにより、輸送中に遊技制御
基板を含む基板部品が損傷を受けたり、輸送時や設置後
に悪戯や不正行為を受ける危険性を著しく低下させるこ
とができるようになる。
【0036】特に、遊技盤の電気的遊技装置を制御する
ための遊技制御基板は前面枠側に取り付け、遊技制御基
板以外の基板部品は前面枠側では無く外箱体の内側に取
り付けているので、電気的遊技装置と遊技制御基板間の
配線は既存のままとしながら、前面枠裏側の部品配置の
簡素化と、点検時に開閉される前面枠自体の重量の軽量
化を図れ、メンテナンス作業性が著しく向上する。更
に、封入玉式遊技機では内部に封入された打玉を繰り返
し循環使用するものであるため、前面枠を閉じた状態で
は外箱体内を略完全に外部から隔離することが可能であ
る。従って、通常の遊技機に比べて上記の如き基板部品
の保護や悪戯・不正の防止も一層確実に達成できる。
【0037】請求項12の発明の封入玉式遊技機は、請
求項11において前面枠に設けられる装飾発光部材を制
御する電飾制御基板を当該前面枠側に取り付けたことを
特徴とする。
【0038】請求項12の発明によれば、請求項11に
加えて前面枠に設けられる装飾発光部材を制御する電飾
制御基板も当該前面枠側に取り付けたので、装飾発光部
材と電飾制御基板間の配線も既存のままとすることがで
きる。
【0039】請求項13の発明の封入玉式遊技機は、請
求項11又は請求項12において遊技盤に設けられる電
気部品の制御に関わらない基板部品を、外箱体内側に取
り付けたことを特徴とする。
【0040】請求項13の発明によれば、請求項11又
は請求項12において遊技盤に設けられる電気部品の制
御に関わらない基板部品を、外箱体内側に取り付けたの
で、遊技盤のある前面枠と外箱体間に渡る配線数を削減
することができるようになるものである。
【0041】請求項14の発明の封入玉式遊技機は、上
記各発明において基板部品は、基板被覆体にて覆われて
いることを特徴とする。
【0042】請求項14の発明によれば、上記各発明に
加えて基板部品は、基板被覆体に覆われているので、基
板部品が損傷し、或いは、不正行為を受ける不都合をよ
り一層確実に防止することができるようになるものであ
る。
【0043】請求項15の発明の封入玉式遊技機は、上
記各発明において外箱体内側には取付板を設け、この取
付板に複数の基板部品を取り付けたことを特徴とする。
【0044】請求項15の発明によれば、上記各発明に
加えて外箱体内側には取付板を設け、この取付板に複数
の基板部品を取り付けるようにしたので、取付板に複数
の基板部品を予め取り付け、ユニット化した状態で当該
取付板を外箱体に取り付けることが可能となり、組立作
業性が著しく改善されるものである。
【0045】
【発明の実施の形態】次に、本発明の一実施形態を図面
に基づいて詳細に説明する。図1は本発明の封入玉式遊
技機の一実施形態の遊技機1の斜視図を示し、図2は上
部前面枠3A及び下部前面枠3Bを開いた状態の斜視図
を示している。
【0046】遊技機1は、前面に開口2Aを備える縦長
矩形状の外箱体2と、この外箱体2の開口2Aの一側
(向かって左側)に上下を回動自在で且つ着脱自在に軸
支され、遊技機1の主要構成部の略全てが集約して設け
られる上部前面枠3Aと、この上部前面枠3Aの下側に
位置して外箱体2の一側に上下を回動自在で且つ着脱自
在に軸支された下部前面枠3Bとを備えている。これら
上部前面枠3Aと下部前面枠3Bとで遊技機1の前面枠
を構成すると共に、外箱体2の開口2Aを開閉可能に閉
塞する。尚、本発明においては実施例のように上部前面
枠3Aと下部前面枠3Bとが分離したものに限らず、こ
れらが一体化された単一の前面枠でも差し支えない。
【0047】これら上部前面枠3Aと下部前面枠3Bと
は相互に分離しており、下部前面枠3Bの一側上部と上
部前面枠3Aの一側下部が同位置で外箱体2に回動且つ
着脱自在に軸支されている。上部前面枠3Aには遊技盤
4が着脱自在に取り付けられると共に、この遊技盤4の
前側には開閉自在の透明板保持枠5がこれも上部前面枠
3Aに着脱自在に取り付けられている。
【0048】また、下部前面枠3Bには前面上側に持点
表示部となる持点表示ユニット6が一側を着脱且つ開閉
自在に軸支されると共に、その下側には引落・精算用の
操作部となる表示ユニット7と打球発射操作部となるハ
ンドルセット8が何れも着脱可能に取り付けられてい
る。更に、下部前面枠3Bには記録媒体処理装置として
のカードユニット装置10が取り付けられており、前記
表示ユニット7内に配置され、そのカード挿入口13は
当該表示ユニット7の開口11から前方に臨んでいる。
尚、上記上部前面枠3Aはカードユニット装置10を設
けた下部前面枠3Bの上側で開閉且つ着脱に設けられて
いる。また、下部前面枠には打球発射操作部となるハン
ドルセット8に対応した打球発射装置106が取り付け
られている。
【0049】遊技盤4は、略正方形状の合板により形成
され、その前面には円形渦巻き状に誘導レール14が取
り付けられ、この誘導レール14の内側が遊技領域15
とされている。この遊技領域15には、実施例ではドラ
ム式可変表示装置16が後方に突出して設けられると共
に、このドラム式可変表示装置16の可変表示を許容す
る始動入賞口17と、可変入賞球装置18など(何れも
電気的遊技装置となる)も設けられている。
【0050】遊技内容は、ドラム式可変表示装置16に
導出された表示結果が大当たり図柄になると、これに伴
って特定遊技状態が発生して可変入賞球装置18を所定
の態様で開放制御するものである。尚、本発明に係る特
定遊技状態(特定の遊技価値)は、上記に限らず、下記
に示すように〜の制御のうち何れか一つの制御又は
それらを組み合わせた制御を実行する状態であれば良
い。
【0051】即ち、.打玉の入賞を容易にする第一の
状態と、打玉が入賞できない又は入賞し難い第二の状態
とに変化可能な可変入賞球装置に対して所定時間連続的
に、又は、間欠的に第一の状態にする制御。.特定の
入賞又は通過領域での打玉の検出を介在させ、打玉の入
賞を容易にする第一の状態と、打玉が入賞できない又は
入賞し難い第二の状態とに変化可能な可変入賞球装置に
対して所定時間連続的に、又は、間欠的に第一の状態に
する制御。.打玉の入賞に係わらず所定数の景品玉或
いは持点を直接付与する制御。.有価価値を有する記
録媒体(カードやレシートなど)に対して有価価値数を
加算する制御。
【0052】前記透明板保持枠5には、遊技盤4の遊技
領域15を透視し得る円形の透視窓19が開設され、こ
の透視窓19にはその裏側から複層ガラスから成る透明
板20が着脱自在に装着されている。透視窓19の外周
には、その上部に装飾LED21(装飾発光部材)が設
けられ、左右両側方には、装飾ランプ22(装飾発光部
材)が設けられている。この装飾LED21や装飾ラン
プ22は遊技状態に応じて点灯又は点滅されるものであ
り、特定遊技状態の発生などを遊技者に報知すると共
に、遊技の雰囲気を盛り上げるように構成されている。
【0053】透明板保持枠5の軸支側上部には入賞玉の
発生に基づいて所定数の得点が付与されたことを報知す
る賞球LED24が設けられ、透明板保持枠5の上部左
右には、遊技の進行に応じた効果音を発生する効果音ス
ピーカ25、25が設けられている。また、透明板保持
枠5の他側(向かって右側)には、遊技盤4の前面に貼
付される証紙(図示せず)を視認させるための開口31
が穿設されている。
【0054】外箱体2の一側中央より下側にはヒンジ板
41が設けられ、外箱体2の一側上隅部にはヒンジ板3
3が取り付けられている。そして、上部前面枠3Aの一
側上下に取り付けられた軸受金具39、39はこれらヒ
ンジ板33と41に回動自在で着脱自在に軸支される。
更に、上部前面枠3Aの他側には外箱体2に対する閉塞
状態を保持する係支片34が設けられている。
【0055】外箱体2の一側下部にはヒンジ板38が取
り付けられ、下部前面枠3Bの一側上下はヒンジ板41
と38に回動且つ着脱自在に枢支される。そして、下部
前面枠3Bの他側には外箱体2に対する閉塞状態を保持
する係支片42が設けられている。
【0056】係る構成により、係支片34が外箱体2か
ら外れた状態で上部前面枠3Aを回動させることによ
り、上部前面枠3Aは開閉自在となる。また、上部前面
枠3Aを開放した状態で係支片42を外箱体2から外
し、回動させることにより、下部前面枠3Bも開閉自在
となる。
【0057】このように、上部前面枠3Aのみ開閉とす
る状態と、その状態から下部前面枠3Bも開閉する状態
を選択できるようにしたので、それぞれに設けられた各
機器のメンテナンスが極めて容易となる。また、下部前
面枠3Bを残しておいて上部前面枠3Aのみ交換するこ
ともできるようになるので、リサイクル性が向上する。
【0058】尚、実施例では上部前面枠3Aを開いてか
ら下部前面枠3Bを開くようにしたが、完全に独立して
開閉できるようにしてもよく、逆に下部前面枠3Bを開
く際には上部前面枠3Aも同時に開放されるようにして
もよい。
【0059】下部前面枠3Bの前面には何れも硬質合成
樹脂製の前記持点表示ユニット6、表示ユニット7、ハ
ンドルセット8及びカバー部材44が着脱可能に取り付
けられ、これらによって下部前面枠3Bの前面は被覆さ
れる。従って、前記持点表示ユニット6、表示ユニット
7及びハンドルセット8もカバー部材として機能する。
また、外箱体2の開口2Aの下側にも同様のカバー部材
45が着脱可能に取り付けられている。尚、表示ユニッ
ト7やカバー部材44、45は位置決めしてビス若しく
はナット止めにて下部前面枠3Aに前面から着脱可能に
取り付けられている。
【0060】このように、下部前面枠3Bの前面を覆う
持点表示ユニット6、表示ユニット7、ハンドルセット
8及びカバー部材44や、外箱体2のカバー部材45を
着脱可能に取り付けているので、遊技機1のデザイン変
更の際にはこれらのみを交換することが可能となり、模
様替えに要するコスト削減を図ることができるようにな
る。
【0061】上記持点表示ユニット6はカバー部材48
を備え、このカバー部材48に例えばドットマトリック
ス式のLED若しくはLCDから構成される持点表示部
49(電気的表示部)が斜め上方に向けて露出して取り
付けられると共に、その裏面にはこの持点表示部49の
回路基板である持点表示基板104(図4)も取り付け
られている。そして、この持点表示部49には遊技者が
遊技の結果獲得した持点が表示される。尚、この持点表
示部49には玉詰まり時などに店員を呼び出す際の表示
を例えば「CALL」などの形式で表示し、或いは、中
座する際には「中断中」などの表示も行えるように構成
されている。
【0062】下部前面枠3Bには施錠装置52及び53
が設けられており、施錠装置52を鍵で例えば右に回す
と透明板保持枠5と上部前面枠3Aとの係合が解除さ
れ、それによって、透明板保持枠5が開放可能となる。
また、この施錠装置52を左に回せば、今度は上部前面
枠3Aの係支片34と外箱体2との係合が解除され、そ
れによって、上部前面枠3Aが開放可能となる。更に、
施錠装置53を鍵で回すと、下部前面枠3Bの係支片4
2と外箱体2との係合が解除され、それによって、下部
前面枠3Bが開放可能となる。
【0063】表示ユニット7は、持点表示ユニット6の
下側中央から前方に突出するカバー部材54を備えてお
り、このカバー部材54の上面には、後に詳述する引落
・精算操作用の各種スイッチや電気的表示部が集約して
配設された操作部55が構成され、その側方には灰皿5
6が形成されている。また、カバー部材54は下部前面
枠3B側にてナットにて着脱可能に取り付けられてい
る。この表示ユニット7のカバー部材54内には上記操
作部55の各スイッチや電気的表示部の回路基板である
操作部基板103(図4)が取り付けられており、これ
らは一体として下部前面枠3Bに着脱可能に取り付けら
れている。そして、前述した如くこの表示ユニット7内
にはカードユニット装置10が配置され、カード挿入口
13に対する開口11を設けたカバー部材54によって
前記カード挿入口13を除く部位が隠蔽されている。
【0064】ハンドルセット8は、ハンドルリング57
Aを備えた操作ハンドル57と、この操作ハンドル57
を下部前面枠3Bに着脱可能に取り付けるためのカバー
部材58とから構成されている。カバー部材58には、
ハンドルセット8を下部前面枠3Bに穿設された取付孔
に着脱可能に取り付けて固定するための取付ボルト(図
示せず)が一体的に設けられている。尚、前記施錠装置
53はこのハンドルセット8の右上部に位置している。
【0065】一方、外箱体2は天壁26、底壁27、左
右側壁28、28及び背壁29から前面が開口(2A)
する箱状に構成されている。そして、天壁26には窓孔
30が穿設され、この窓孔30にはパンチング孔が複数
穿設された換気用のグリル35が填め込まれている。ま
た、左右側壁28、28の上部には手指が入る寸法で凹
陥した運搬用把手部材40が埋め込まれて取り付けられ
ている。
【0066】図3は前述した表示ユニット7の斜め上方
に指向された上面に構成された操作部55の平面図であ
る。操作部55には、例えば複数桁の7セグメントLE
D(或いはLCD)表示器で構成された残高表示部6
4、景品持玉表示部65と、各種操作スイッチ(精算ス
イッチ66、中断スイッチ67、玉貸スイッチ68、自
動玉貸スイッチ69、リプレースイッチ70、カードデ
ータスイッチ71、呼出スイッチ74)と、各種LED
(カード残高LED72、リプレー回数LED73、景
品持玉LED75、貯玉LED76、自動玉貸LED7
7、中断LED78)が集約して設けられている。
【0067】これら残高表示部64、景品持玉表示部6
5、精算スイッチ66、中断スイッチ67、玉貸スイッ
チ68、自動玉貸スイッチ69、リプレースイッチ7
0、カードデータスイッチ71、呼出スイッチ74、カ
ード残高LED72、リプレー回数LED73、景品持
玉LED75、貯玉LED76、自動玉貸LED77、
中断LED78は、表示ユニット7内に設けられた前記
操作部基板103に電気的に接続されている。この操作
部基板103と前記持点表示ユニット6の持点表示部4
9の持点表示基板104は、遊技機1内の後述する遊技
制御基板(基板部品)81やカードユニット装置10の
カードユニット制御基板(記録媒体処理装置用基板。基
板部品)10Aと共に後述する遊技情報処理装置111
(基板部品)に電気的に接続され、上記各種操作スイッ
チの押圧操作信号を遊技制御基板81やカードユニット
制御基板10Aに出力すると共に、これらの制御基板か
ら各種信号の入力を受け、各表示部及びLED(LC
D)の点灯制御を実行する。
【0068】このような遊技機1で遊技を行うために
は、まずICカードから成る持点カードをカードユニッ
ト装置10のカード挿入口13に挿入する。この持点カ
ードは、例えば遊技場に設置されたカード販売機で購入
することができる。カード販売機から発行された持点カ
ードには、当該カードが発行された遊技場を特定可能な
遊技場コード、複数の持点カードの中から当該持点カー
ドを特定可能な識別情報、持点カード購入の際に遊技者
が支払った金額に応じてその上限が定められるカード残
高などが記録されている。
【0069】そして、上記持点カードがカードユニット
装置10のカード挿入口13に挿入された場合には、そ
の記録情報が内部のカードリーダライタにより読み取ら
れて表示部55に設けられた残高表示部64に持点カー
ドのカード残高が表示される。また、この場合はカード
残高LED70が点灯する。この場合、図3に示す如く
10000(円)がカード残高として存在していること
が表示されている。
【0070】尚、遊技者が貯玉(遊技場預り持点)で遊
技する場合には、リプレースイッチ70を押す。このリ
プレースイッチ70が押されると、残高表示部64には
貯玉のリプレー回数(回)が表示されると共に、カード
残高LED72が消灯し、リプレー回数LED73が点
灯する。そして、もう一回リプレースイッチ70を押せ
ば残高表示に復帰する。
【0071】次に、自動玉貸スイッチ69が押されてい
ない場合には、遊技機1は持点カードからの有価価値の
引落モード、即ち、貸出モードが玉貸モードとなり、自
動玉貸LED77は消灯している。この貸出モードが玉
貸モードに設定されている場合には、遊技者が玉貸スイ
ッチ68を押す操作に基づいてカード残高が引き落とさ
れ、遊技に使用可能な持点が貸し出される。
【0072】尚、有価価値の引落モードには玉貸モード
の他、自動玉貸モード、再プレイモード、自動再プレイ
モードがある。リプレースイッチ70が押されていない
状態で、自動玉貸スイッチ69が押されると自動玉貸モ
ードとなり、自動玉貸LED77が点灯する。リプレー
スイッチ70が押されている状態で、自動玉貸スイッチ
69が押されていない場合には再プレーモードとなり、
自動玉貸LED77は消灯すると共に、その状態で自動
玉貸スイッチ69が押されると自動再プレーモードとな
り、自動玉貸LED77が点灯することになる。
【0073】上記玉貸モードにおいて、玉貸スイッチ6
8を押せば、持点カードのカード残高から所定数のカー
ド残高が引き落とされて残高表示部64でカード残高が
減算更新表示される。一方、カード残高の引き落としと
引き換えに所定数の持点が遊技者に付与され、付与され
た持点数が前記持点表示ユニット6の持点表示部49に
加算更新表示される。この場合の持点は持点表示部49
にて大きく表示されるので、遊技者の視認性は良好とな
り、持点のアピール度が向上する。
【0074】持点表示部49に持点が存在する状態で操
作ハンドル57を操作すれば、遊技機1内に封入されて
いる打玉が打球発射装置106の打球ハンマにより一発
ずつ遊技領域15内に打ち込まれる。打ち込まれた打玉
は発射玉検出器114(図4)により一つずつ検出さ
れ、検出のある毎に持点表示部49の持点数が一つずつ
減算更新表示される。
【0075】発射勢いが弱すぎて遊技領域15にまで到
達しなかった打玉はファール玉入口より回収され、遊技
盤4の裏面に設けられたファール玉検出器116(図
4)で検出される。ファール玉が検出されるごとに持点
表示部49で持点数が一つずつ加算更新表示される。こ
れにより、遊技者の打玉が遊技領域15にまで到達する
機会を得ることなく減算更新された持点を有効に再度使
用することができる。
【0076】打玉が始動入賞口17、或いは、可変入賞
球装置18に入賞すれば、その入賞に応じて所定数の持
点が遊技者に付与される。遊技者に付与された持点は、
持点表示部49に加算更新表示される。また、いずれの
入賞口にも入賞しなかった打玉はアウト口より回収され
る。
【0077】遊技領域15に打ち込まれた打玉が始動入
賞口17に入賞すればドラム式可変表示装置16で図柄
の可変表示が開始される。そして、ドラム式可変表示装
置16の可変表示結果が予め定められた特定の表示態様
(たとえば777)となれば、所謂大当りが発生する。
大当りが発生すれば、可変入賞球装置18が開成状態と
なり遊技者にとって有利な第一の状態となる。この第一
の状態は打玉の可変入賞球装置18への所定個数(たと
えば10個)の入賞、あるいは所定期間(たとえば30
秒間)の経過のうち、いずれか早い方の条件が成立する
ことにより終了して遊技者にとって不利な第二の状態、
すなわち、可変入賞球装置18が閉成した状態となる。
【0078】可変入賞球装置18が第一の状態となって
いる期間中に可変入賞球装置18内に進入した打玉は入
賞個数検出器117(図4)、或いは、特定入賞玉検出
器118(図4)により検出される。打玉が特定入賞玉
検出器118により検出されれば、その回の可変入賞球
装置18の第一の状態が終了するのを待って再度可変入
賞球装置18を第一の状態に制御する繰り返し継続制御
が行われる。この繰り返し継続制御の上限回数はたとえ
ば16回と定められている。
【0079】繰り返し継続制御がすべて終了して、所謂
大当り状態が終了すれば、その時点で持点表示部49に
表示されている持点はすべて景品交換用の景品交換持点
に変換され、遊技者が最終的に遊技を終えるまで記憶さ
れる。そして、遊技者が遊技終了操作を行い、持点カー
ドがカードユニット装置10から排出される際に持点カ
ードにこの景品交換持点が累積記憶される。
【0080】尚、持点表示部49に表示されていた持点
が景品交換持点に変換されると同時に持点表示部49の
表示は「0」にクリアされる。従って、大当りの終了
後、遊技を続行するためには、改めてカード残高の引落
操作を行わなければならない。また、一時的に累積記憶
されている景品交換持点を引き落として遊技に使用する
ことはできず、さらに持点カードに既に記録されている
景品交換持点が存在するとしても、直接これを引き落と
して遊技に使用することはできない。
【0081】景品交換持点は、原則として景品交換専用
の持点として定められているからである。尚、この景品
交換持点と区別する意味で、特に持点表示部49に表示
され遊技に直接使用可能な持点のことを遊技持玉と呼
ぶ。持点表示部49には常時この遊技持玉が表示され
る。一方、景品持玉表示部65には上記景品交換持点を
表示する。これを景品持玉と呼び、この際には貯玉LE
D76は消灯して景品持玉LED75が点灯する。
【0082】尚、先の説明では、大当り状態が終了した
時点で持点表示部49に表示されている遊技可能持点
(遊技持玉)が景品交換持点(景品持玉)に変換される
旨、説明したが、大当り成立時にドラム式可変表示装置
16に停止表示されている図柄が予め定められたラッキ
ーナンバーと一致する場合には、これに基づいた大当り
状態終了後、前述した持点の変換処理を実行することな
く遊技可能持点を継続して遊技に使用可能な「持点遊
技」が許容される。そして、予め定められたアンラッキ
ーナンバーがドラム式可変表示装置16に停止表示さ
れ、大当りが発生したことを条件に持点遊技の許容状態
が取り消されて大当りの終了後に前述した持点の変換処
理が実行される。
【0083】ここで、遊技機1での遊技状況に応じて持
点数(遊技持玉)が残り少なくなれば、再度玉貸スイッ
チ68を押圧操作することにより、カード残高が減算更
新されると共に、持点(遊技持玉)を加算更新させるこ
とができる。しかしながら、カード残高のこのような引
落操作が面倒である場合には、自動玉貸スイッチ69を
押圧操作して前述の自動玉貸モードに変更すればよい。
これにより、遊技可能持点が所定数以下になれば自動的
にカード残高が引き落とされて持点表示部49に所定数
の持点が加算更新表示されるようになる。モードが自動
玉貸モードにある場合には、自動玉貸LED77が点灯
してその旨が表示される。
【0084】次に、食事を採るなどの目的のために一旦
遊技を中断したい場合には、中断スイッチ67を押すこ
とにより、中断途中から遊技を再開させる権利を有した
状態で遊技を中断することができる。この中断中には中
断LED78が点灯すると共に、持点表示部49には
「中断中」の文字表示が大きく成される。また、中断が
行われた際にカードユニット装置10に挿入されていた
持点カード以外のカードを使用した遊技が拒絶される。
【0085】遊技を終了する場合には、精算スイッチ6
6を押せばよい。これにより、残高表示部64に表示さ
れているカード残高、および持点表示部49に表示され
ている遊技可能持点(遊技持玉)が、それぞれ更新後の
情報として持点カードに記録される。また、景品交換持
点(景品持玉)が存在する場合には、これが持点カード
に記録される。
【0086】尚、既に持点カードに以前遊技で獲得した
景品交換持点が記録されている場合には、景品交換持点
が加算更新されることとなる。以上において、持点カー
ドには、カード残高の他、遊技可能持点(遊技持玉)お
よび景品交換持点(景品持点)がそれぞれ記録されてい
ることとなる。情報の書き換えが終了した持点カード
は、カードユニット装置10のカード挿入口13から排
出される。
【0087】持点カードに記録される景品交換持点(景
品持玉)および遊技可能持点(遊技持玉)は、それぞれ
の持点を所有することとなった当日限りにおいて有効な
持点である。従って、遊技可能持点を当日中に遊技に使
用しない場合や景品交換持点および遊技可能持点を当日
中に景品交換に使用しない場合には、翌日以降はそれら
の持点は無効扱いとなる。遊技場内には、これらの持点
を当日以降も景品交換に有効に使用可能な有価価値であ
る「貯玉」に変換するための変換処理装置が設けられて
いる。
【0088】例えば、この種の変換処理装置は遊技場内
のスペースを有効活用するために景品交換操作を行うた
めの景品交換処理装置と兼用構成されている場合が多
い。景品交換持点あるいは遊技可能持点を「貯玉」に変
換したい場合には、それらの持点の記録された持点カー
ドを前記変換処理装置に挿入し、貯玉に変換したい持点
の種類(遊技可能持点、景品交換持点)および持点数を
指定して実行操作すればよい。これにより、指定された
持点が「貯玉」に変換され、持点カードに記録される。
尚、持点カードには直接記録されず、会員管理コンピュ
ータなどで記憶しておくようにしてもよい。
【0089】尚、操作以前に既に過去の変換操作に基づ
いて「貯玉」が存在する場合には、これに累積して加算
更新されることになる。ここで「貯玉」を定義付けるな
らば、「貯玉」とは、持点を遊技場預かりとして累積的
に保管された有価価値となる。持点を「貯玉」に変換す
ることにより、遊技行為当日のみならず過去において獲
得した持点を累積的に保管できることとなる。遊技者
は、貯玉を繰り返し行うことにより、一度の遊技では獲
得することが困難な景品交換額の大きな景品を獲得する
ことが可能となる。また、「貯玉」の量に応じて遊技場
毎に様々なサービスも可能となる。
【0090】一方、持点カードに記録されているカード
残高や遊技可能持点を使用することなく、貯玉を用いて
遊技を行いたいという遊技者のニーズがある。このよう
な場合には、操作部55のリプレースイッチ70を押し
て、持点の引き落としを行う際に、これをカード残高か
ら行うのか、貯玉から行うのかを選択できるように構成
されている。
【0091】即ち、操作部55に設けられたリプレース
イッチ70を押すことにより、貸出モードは貯玉からリ
プレー回数(貯玉数÷1回の引き落し玉数=持点で計算
されるリプレーの許容回数で、1回リプレーするごとに
リプレー1回に対応する貯玉数が減算される。)を引き
落とす前記再プレイモード或いは自動再プレイモードと
なる。
【0092】尚、貸出モードが再プレイモードに設定さ
れている場合には、玉貸スイッチ68の押圧操作に基づ
いて貯玉からリプレー回数が引き落とされ、貸出モード
が自動再プレイモードに選択されている場合には、遊技
者の持点数が所定数以下となれば自動的に貯玉から所定
数のリプレー回数が引き落とされるように構成されてい
る。
【0093】貸出モードが再プレイモード或いは自動再
プレイモードに設定されている場合には、残高表示部6
4にはカード残高に代えて遊技に使用可能なリプレー回
数が表示される。また、この場合はリプレー回数LED
73が点灯する。ここで、「再プレイ(リプレー)」と
は、特に貯玉を用いて遊技を行うこと、或いは、その状
態をいう。尚、この貯玉数はカードデータスイッチ71
を押すことにより、景品持玉表示部65に切り換えて表
示させることができる。
【0094】ここで、遊技領域15にて玉詰まりなどが
生じた場合には、呼出スイッチ74を押圧操作する。こ
の呼出スイッチ74が押圧されると、遊技機設置島に設
けられた呼出表示装置105(図4)が点灯すると共
に、持点表示部49には「CALL」の文字が大きく表
示され、店員によるメンテナンスを促す。
【0095】次に、図2において、上部前面枠3Aの背
面の遊技盤4の中央部には、機構板88が設けられてお
り、その中央部に前記ドラム式可変表示装置(電気的遊
技装置)16が取り付けられている。一方、外箱体2の
背壁29内側(前面)には可変入賞球装置18やドラム
式可変表示装置16などの遊技機1の遊技内容を制御す
るためのマイクロコンピュータから成る前記遊技制御基
板81が着脱可能にネジ止めされている。そして、この
遊技制御基板81には、信号の入出力を行うための配線
(遊技機1内のこれらの配線を図面では82で示す)が
接続されるコネクタ81Aが設けられている。
【0096】また、外箱体2の背壁29内側の向かって
左側上部には接続端子板89が着脱可能にネジ止めされ
ている。接続端子板89には、外部(たとえばホールコ
ンピュータ)と遊技機1との間の信号線(配線)83を
接続するための端子や外部電源供給線が接続される電源
ソケット、電源スイッチ、コネクタなどが設けられてい
る。この場合、外箱体2の天壁26には信号線83を挿
通させるための通孔(連通部)84が貫通形成されてお
り、接続端子板89に接続された信号線83はこの通孔
84から外箱体2外に引き出され、或いは、通孔84か
ら外箱体2内に引き込まれている。
【0097】また、この接続端子板89の下側の背壁2
9の内側には電飾制御基板91が着脱可能にネジ止めさ
れている。この電飾制御基板91は遊技制御基板81に
電気的に接続され、前記装飾LED21や装飾ランプ2
2などの装飾発光部材(電飾)の点灯を制御する。尚、
効果音スピーカ25や後述するカードユニット用スピー
カ109(図4)を制御する音声制御基板(後述する図
4では112で示す)も遊技制御基板81から分離して
設け、電飾制御基板91同様に外箱体2に着脱可能に取
り付けても良い。
【0098】ここで、遊技機1の始動入賞口17や可変
入賞球装置18内に進入した打玉(入賞玉)は遊技盤4
の裏面側に導かれる。この遊技盤4の裏面下方における
下部前面枠3Bの裏側にはベース板85が取り付けら
れ、このベース板85には、遊技機1において打玉の循
環経路の一部を構成する玉循環ユニット部97が設けら
れている。この玉循環ユニット部97には後述する玉揚
送部99などが着脱可能に設けられ、この玉揚送部99
の玉磨き部取付部にはカセット式の玉磨き部98が着脱
自在に取り付けられている(図2)。尚、玉磨きの方法
としては係るカセット式に限らず、ブラシで打玉の汚れ
を拭き取る方式や洗浄液で洗浄する方式などの他の方法
でも良い。また、玉磨き部98を着脱自在とする方法と
しては、ビス止め或いは係止爪や回転式のレバーなどが
考えられ、特に限定されるものではない。
【0099】また、玉循環ユニット部97に設けられた
玉揚送部99には受け樋部101とこの受け樋部101
に受け止められた打玉を揚送する歯車102が設けられ
ている。遊技盤4の裏面に導かれた入賞玉は前記入賞個
数検出器117や特定入賞個数検出器118にて検出処
理された後、受け樋部101に送られる。また、アウト
口より回収されたアウト玉はアウト玉検出器119(図
4)にて検出処理された後、同様に受け樋部101に送
られる。
【0100】このようにして受け樋101に回収された
打玉は、歯車102にて玉磨き部98に揚送される。こ
の玉磨き部98には巻出しリールと巻き取りリールとの
間に張られたテープ状の研磨紙が設けられており、玉磨
き部98に揚送された打玉にはこの研磨紙が押し付けら
れて研磨される。
【0101】玉磨き部98にて研磨された打玉はその
後、図示しない前側循環ユニット部に導入される。尚、
前記ファール玉はファール玉入口に回収されてファール
玉検出器116で検出処理された後、この前側循環ユニ
ット部に導入される。この前側循環ユニット部は持点表
示ユニット6の後側に位置して設けられている。下部前
面枠3Bの上部には、打玉を弾発発射するための前記打
球発射装置106が取り付けられ、この打球発射装置1
06には、前記打球ハンマや打球モータ107(図4)
が含まれている。前述したように前側循環ユニット部に
導入された打玉は当該前側循環経路ユニットに形成され
た発射玉供給通路の傾斜に沿って所定の打球発射位置へ
導かれる。
【0102】打球発射位置へ導かれた玉は、打球ハンマ
により図示しない発射レールに向けて発射される。この
発射レールの先端は、上部前面枠3Aが閉じられた状態
で、前記誘導レール14の下端に対応する位置に形成さ
れている。そして、前記ハンドルセット8の操作ハンド
ル57が操作されると打球モータ107が駆動され、上
述の如く打球発射位置に一個ずつ供給された打玉を発射
レールに向けて発射する。発射レールを上昇した打玉は
誘導レール14に誘導されて遊技領域15に打ち込まれ
ることになる。以上のようにして、遊技機1内に封入さ
れている打玉が繰返し循環して遊技機1に使用される。
【0103】尚、下部前面枠3Bの中央部にはカードユ
ニット装置10の近傍に位置してカードユニット用スピ
ーカ109(図4)が取り付けられる。また、下部前面
枠3Bの裏側のベース板85には玉循環ユニット部97
と並んで当該玉循環ユニット部97を制御するための後
述する研磨制御回路やリフト制御回路を備えた研磨制御
基板93が取り付けられている。更に、下部前面枠3B
の裏面側には、前記遊技制御基板81や音声制御基板1
12が接続される台制御部94が取り付けられている。
【0104】更に、外箱体2の背壁29内側の上部には
前記遊技情報処理装置111が取り付けられる。この遊
技情報処理装置111には前記カードユニット装置10
のカードユニット制御基板10Aからの各種カード情報
が入力されると共に、前記台制御部94を介して遊技制
御基板81からの遊技情報が入力される。また、表示ユ
ニット7内の操作部基板103から各種スイッチの操作
情報を受け、前述した玉貸などの制御や持点表示部49
の表示制御などを実行する。また、前記接続端子板89
を介してホールコンピュータなどとの間で情報の授受を
行う。
【0105】また、図2に示す如く前記カードユニット
制御基板10Aも外箱体2の背壁29内側における下部
(遊技制御基板81の下側)に取り付けられている。ま
た、図2における95は後述するアナログ出玉表示器を
制御する出玉表示基板であり、外箱体2の背壁29内側
の遊技情報処理装置111の上側に取り付けられてい
る。
【0106】更にまた、上記遊技制御基板81や遊技情
報処理装置111、カードユニット制御基板10A、出
玉表示基板95などの基板部品は、それぞれ硬質透明プ
ラスチック製の基板被覆体としての基板箱体に収納さ
れ、それに覆われた状態で取り付けられている。尚、基
板被覆体としては箱状のものに限らず、各基板部品が取
り付けられた状態でその外側が覆われるものであればよ
い。
【0107】次に、図4は遊技機1の電気回路のブロッ
ク図を示している。遊技情報処理装置111は前述の如
くカードユニット制御基板10Aとシリアル通信線によ
り接続され、台制御部94(シリアル通信)を介して遊
技制御基板81、音声制御基板112と接続される。ま
た、遊技情報処理装置111には前記各検出器、操作部
基板103、持点表示基板104が接続されると共に、
接続端子板89、電飾制御基板91、玉揚送部99の歯
車102を駆動するリフトモータ102Mの制御を行う
ためのリフト制御回路123、カセット式の玉磨き部9
8の研磨紙の巻き取りモータ98Mの制御を行うための
研磨制御回路124及び巻き取りモータ98Mの過負荷
状態を検出する過負荷検出回路126、打球発射装置1
06の打球モータ107を制御するための発射制御回路
127などが接続されている。
【0108】更に、この実施例では前述の如く音声制御
基板112が遊技制御基板81から分離され、台制御部
94近傍に設けられると共に、遊技制御基板81には効
果音スピーカ25、25が接続され、音声制御基板11
2にはカードユニット用スピーカ109が電気的に接続
される。
【0109】遊技情報処理装置111及び各基板による
打球発射、カード処理、発光・表示制御、遊技制御、リ
フトモータ102Mで駆動される歯車102による玉循
環などの各制御は前述した通りであるので、ここでは説
明を省略する。玉磨きに関しては、遊技情報処理装置1
11は巻き取りモータ98Mによって一定の間隔で予め
規定された量だけ研磨紙を更新する。
【0110】更に、遊技制御基板81は効果音スピーカ
25、25から遊技の進行に応じた効果音(BGMを含
む)を発生する。また、音声制御基板112は玉貸スイ
ッチ68や精算スイッチ66が押圧操作されるとカード
ユニット用スピーカ109から音声(メッセージ)によ
る応答を行う。例えば玉貸スイッチ68が押圧された場
合には音声制御基板112に内蔵された音声合成回路に
より「がんばって下さい。」などと発声し、精算スイッ
チ66が押圧された場合には「ありがとうございまし
た。」などと発声する。
【0111】また、持点カードの読み取り不能などのカ
ードエラーが生じた場合には、音声制御基板112の音
声合成回路により、例えば「係員を呼んでください。」
などの発声を行うものである。
【0112】尚、128は前述したアナログ出玉表示器
であり、出玉表示用基板95は遊技情報処理装置111
から出玉情報を入手してこのアナログ出玉表示器128
を構成する複数のランプを点灯制御する。即ち、出玉数
が多い場合には多くのランプが点灯され、出玉数が少な
い場合には点灯されるランプは少なくなる。また、カー
ドユニット装置10に持点カードへの現金による持点加
算更新機能を備える場合には、貨幣識別機129なども
カードユニット制御基板10Aに接続されることにな
る。
【0113】このように、実施例の遊技機1では前面が
開口(2A)した外箱体2と、この外箱体2に回動自在
に枢支されて当該外箱体2の開口2Aを開閉可能に閉塞
すると共に、前面に遊技領域15を構成する遊技盤4を
有する上部前面枠3Aや下部前面枠3Bと、電気的制御
に供される遊技制御基板81や遊技情報処理装置11
1、接続端子板89などの基板部品とを備えており、こ
れらを外箱体2の内側に取り付けたので、上部前面枠3
A及び下部前面枠3Bを閉じた状態では、基板部品が外
部に露出することが無くなる。これにより、輸送中に基
板部品が損傷を受けたり、輸送時や設置後に悪戯や不正
行為を受ける危険性を著しく低下させることができるよ
うになる。
【0114】また、接続端子板89などの基板部品を上
部前面枠3Aや下部前面枠3B側では無く外箱体2の内
側に取り付けているので、上部前面枠3Aや下部前面枠
3B裏側の部品配置が簡素化されると共に、点検時に回
動される上部前面枠3Aや下部前面枠3B自体の重量の
軽量化にもなり、メンテナンス作業性が著しく向上す
る。特に、封入玉式の遊技機1では内部に封入された打
玉を繰り返し循環使用するものであるため、上部前面枠
3Aと下部前面枠3Bを閉じた状態で外箱体2内は略完
全に外部から隔離される。従って、通常の遊技機に比べ
て上記の如き基板部品の保護や悪戯・不正の防止も一層
確実に達成できる。
【0115】また、接続端子板89に接続される外部と
の間の信号線83が通過する通孔84を外箱体2に形成
しているので、外箱体2側で信号線83を接続端子板8
9に支障無く接続できるようになり、上部前面枠3A裏
側の配線の簡素化と配線作業性の改善も図れる。尚、こ
の実施例では接続端子板89を外箱体2の上部に取り付
け、通孔84を天壁26に形成したが、それに限らず、
接続端子板89や通孔84を背壁29などの外箱体2の
他の壁に設けてもよい。
【0116】更に、遊技盤4に設けられた可変入賞球装
置18やドラム式可変表示装置16などを制御するため
の遊技制御基板81と、遊技情報が入力される遊技情報
処理装置111を外箱体2の内側に取り付けたので、基
板部品のうちの主要部分を占める遊技制御基板81と遊
技情報処理装置111が外箱体2側に取り付けられるこ
とになり、上部前面枠3A及び下部前面枠3B裏側の一
層の構成簡素化と重量減が図れるようになる。
【0117】更にまた、遊技制御基板81と遊技情報処
理装置111を、外箱体2の背壁29内側に取り付ける
ようにしたので、比較的広い面積の外箱体2の背壁29
内側を利用して遊技制御基板81や遊技情報処理装置1
11を取り付けることができるようになり、基板配置の
自由度と取付作業性の向上が図れる。
【0118】また、遊技制御基板81やカードユニット
制御基板10A、遊技情報処理装置111などは基板箱
体内に収納されているので、遊技制御基板81やカード
ユニット制御基板10A、遊技情報処理装置111など
の基板部品が損傷し、或いは、不正行為を受ける不都合
をより一層確実に防止することができるようになる。
【0119】ここで、図5は遊技制御基板81の取付位
置の他の実施形態を示している。尚、この図において図
1乃至図4と同一符号で示すものは同一とする。この場
合、遊技制御基板81の取付位置は、ドラム式可変表示
装置16の後方を避けた位置の外箱体2の背壁29内側
下部とされている。即ち、この場合、遊技制御基板81
は遊技盤4のドラム式可変表示装置16より下方に配置
され、カードユニット制御基板10Aは遊技制御基板8
1の下側の背壁29内側に取り付けられている。そし
て、接続端子板89は前述同様に背壁29の内側上部に
取り付けられ、遊技情報処理装置111、出玉表示基板
95、電飾制御基板91などと共にドラム式可変表示装
置16よりも上方に配置されている。
【0120】このように配置することにより、図5の遊
技機1では遊技制御基板81などが、ドラム式可変表示
装置16の後方を避けた位置における外箱体2内側に取
り付けられるので、上部前面枠3Aの遊技盤4に設けら
れる可変入賞球装置18やドラム式可変表示装置16と
その遊技制御基板81などが遊技機1の奥行き方向にお
いて干渉することが無くなり、上部前面枠3Aと外箱体
2を含む封入玉式の遊技機1全体の奥行き寸法を縮小す
ることができるようになる。これにより、遊技機設置島
全体の占有面積も縮小させて遊技場により多くの台数の
遊技機1を設置することもできるようになる。
【0121】特に、遊技制御基板81はドラム式可変表
示装置16より下方に配置されるので、ドラム式可変表
示装置16より上側の外箱体2内スペースを有効に確保
することができるようになり、接続端子板89や電飾制
御基板91、出玉表示基板95、遊技情報処理装置11
1なども容易に外箱体2の背壁29内側上部に取り付け
ることができるようになる。
【0122】次に、図6は本発明の他の実施形態を示し
ている。この図においても図1乃至図5と同一符号のも
のは同一若しくは同様の機能を奏するものとする。この
場合、接続端子板89は外箱体2の天壁26の内側(下
面)に取付板131、131にて取り付けられている。
また、この場合の接続端子板89は上面に信号線83を
接続するための接続端子(コネクタ)132を備えてお
り、この接続端子132は、接続端子板89の上面に対
応する位置の天壁26に形成された透孔(連通部)13
3に臨んで設けられ、この透孔133にて天壁26の上
方(外箱体2の外側)に露出して設けられている。
【0123】係る構成としたことにより、接続端子13
2に外箱体2外から信号線83を接続するだけで、外箱
体2内に当該信号線83を引き込むこと無く接続端子板
89に接続することができるようになり、配線作業性が
一層向上する。尚、この実施例では接続端子板89とそ
の接続端子132を外箱体2の天壁26に設けたが、そ
れに限らず、接続端子板89を背壁29や左右側壁2
8、底壁27の内側に取り付け、その接続端子132を
背壁29や左右側壁28、底壁27の外側に臨んで設け
てもよい。
【0124】次に、図7は本発明のもう一つの実施形態
を示している。この図においても図1乃至図5と同一符
号のものは同一若しくは同様の機能を奏するものとす
る。この場合も、接続端子板89、出玉表示基板95、
電飾制御基板91、遊技制御基板81は図5と同様の位
置の背壁29内側に取り付けられるが、遊技情報処理装
置111とカードユニット制御基板10Aは、外箱体2
の底壁27上に並んで取り付けられている。
【0125】また、これら遊技情報処理装置111及び
カードユニット制御基板10Aの上方の位置の左右側壁
28、28には、前側に低く傾斜した一対の突条13
4、134がそれぞれ形成されており、これら突条13
4、134間にはそれぞれ摺動レール136が形成され
ている。左右の摺動レール136、136は同じ高さに
位置し、いずれも前側に低く傾斜しながら対向してい
る。そして、係る左右側壁28、28の摺動レール13
6、136内には、カバー137が前下側から摺動(移
動)自在に挿入されている。
【0126】このカバー137は、図7に示す如くその
左右端が摺動レール136、136内の最奥位置まで挿
入された状態で、その後端は外箱体2の背壁29に当接
し、また、前端は外箱体2の開口2Aよりも少許後側に
位置して安定的に保持されている。摺動レール136に
はこの状態のカバー137を保持するための突起などを
形成してもよい。そして、この状態でカバー137は遊
技情報処理装置111及びカードユニット制御基板10
Aの上方を完全に覆う。
【0127】そして、カバー137はこの状態から図8
に示す如く手前下方に引くことにより、ヒンジ板38の
上側を通過して外箱体2外に引き出され、最終的には摺
動レール136、136から引き抜かれる。このように
してカバー137は遊技情報処理装置111及びカード
ユニット制御基板10A上方から容易に撤去可能とされ
ている。
【0128】このように、図7及び図8に示した例では
遊技情報処理装置111とカードユニット制御基板10
Aを外箱体2の底壁27上に取り付けたので、図1乃至
図6の例と比較して外箱体2の内側(特に背壁29内
側)の部品配置が簡素化される。特に、封入玉式の遊技
機1では遊技領域15を経て回収された打玉を通常の遊
技機の如く外箱体2下方に落下させる必要もないので、
外箱体2の底壁27上に遊技情報処理装置111やカー
ドユニット制御基板10Aを取り付けても何ら支障はな
い。また、カードユニット制御基板10Aと遊技情報処
理装置111は遊技盤4のドラム式可変表示装置16な
どの制御に関わらないので、底壁27上に取り付けられ
て遊技盤4から離間しても、それらの間の配線によって
外箱体2内が煩雑となるような不都合も防止できる。
【0129】更に、カードユニット制御基板10Aや遊
技情報処理装置111の上方にはカバー137を取り付
け、このカバー137を前側に低く傾斜させたので、遊
技盤4などから外箱体2内に落下した打玉はカバー13
7に当たってその傾斜により前方に流下し、外箱体2内
の底壁27前側に落ちるようになる。
【0130】これにより、万一遊技盤4などから外箱体
2内に打玉がこぼれて落下したとしても、底壁27上の
カードユニット制御基板10Aや遊技情報処理装置11
1に落下して来る打玉が直接当たって損傷を受ける不都
合を未然に回避することができるようになる。特に、カ
バー137は図8に示す如く移動可能であるので、底壁
27上のカードユニット制御基板10Aや遊技情報処理
装置111を点検・修理・交換などする際には、カバー
137を手前下方に移動し、或いは、撤去して作業する
ことができ、これらのメンテナンスにも支障を来さな
い。
【0131】尚、この場合の実施例では遊技情報処理装
置111とカードユニット制御基板10Aを外箱体2の
底壁27上に取り付けたが、他の基板部品(例えば遊技
制御基板81や電飾制御基板91、出玉表示基板95な
ど)を底壁27上に取り付けてもよい。
【0132】次に、図9は本発明の更にもう一つの実施
形態を示している。この場合も図1乃至図3と同一符号
のものは同一若しくは同様の機能を奏するものである
が、図2と比較してこの場合は、遊技制御基板81と電
飾制御基板91がドラム式可変表示装置16の上側にお
ける上部前面枠3Aの裏側に取り付けられている。そし
て、遊技情報処理装置111やカードユニット制御基板
10A、接続端子板89や出玉表示基板95は図2と同
様の位置の外箱体2の背壁29内側に取り付けられてい
る。
【0133】このように、遊技盤4の可変入賞球装置1
8やドラム式可変表示装置16を制御するための遊技制
御基板81は上部前面枠3A側に取り付け、遊技制御基
板81及び電飾制御基板91以外の基板部品は上部前面
枠3A側では無く外箱体2の内側に取り付けているの
で、可変入賞球装置18やドラム式可変表示装置16と
遊技制御基板81間の配線82は既存のままとしなが
ら、上部前面枠3A裏側の部品配置の簡素化と、点検時
に回動される上部前面枠3A自体の重量の軽量化を図
れ、メンテナンス作業性が著しく向上する。
【0134】更に、上部前面枠3Aに設けられる装飾L
ED21や装飾ランプ22(何れも装飾発光部材)を制
御する電飾制御基板91も当該上部前面枠3A側に取り
付けたので、装飾LED21や装飾ランプ22と電飾制
御基板91間の配線も既存のままとすることができる。
【0135】尚、この電飾制御基板91は図2の如く外
箱体2側に取り付け、遊技制御基板81のみ上部前面枠
3A側に取り付けてもよい。但し、図9の如く遊技盤4
に設けられるドラム式可変表示装置16や上部前面枠3
Aに設けられる装飾LED21、装飾ランプ22の制御
に関わる遊技制御基板81や電飾制御基板91を上部前
面枠3A側に取り付け、これらの制御に関わらない基板
部品を外箱体2の内側に取り付ければ、上部前面枠3A
と外箱体2間に渡る配線数を削減することができるよう
になる。
【0136】次に、図19は本発明の更にもう一つの実
施形態を示している。この場合、遊技制御基板81、接
続端子板89及び電飾制御基板91以外の基板部品の取
り付け位置及び方法は図7、図8と同様である(但し、
カバー137などは省略されている)。そして、この場
合には硬質樹脂製若しくは鋼板製の取付板138が外箱
体2の背壁29内側に取り付けられ、この取付板138
に遊技制御基板81や接続端子板89、電飾制御基板9
1が取り付けられる構成とされている。
【0137】即ち、この場合接続端子板89は図11に
示す如く取付板138の左上にアングル139を介して
着脱可能にねじ止めされ、電飾制御基板91はその下側
の位置の取付板138に着脱可能にねじ止めされる。一
方、遊技制御基板81はスライド式の保持具141によ
り取付板138に保持される。即ち、この保持具141
は例えば硬質樹脂にて成型されており、左右端に上下に
渡って押さえ辺142、142が立設され、それぞれの
内側の位置には略逆L字状に折れ曲がった係合突起14
3・・・が左右で相互に対向し、上下に複数形成されて
いる。また、保持具141の上端には先端が楔状とされ
た係合爪144が立設されている。また、係る保持具1
41は取付板138の向かって右側にねじ止めされてい
る。
【0138】そして、係る保持具141に遊技制御基板
81を取り付ける際には、図11に矢印で示す如く下方
から上方に遊技制御基板81をスライドさせながら保持
具141の押さえ辺142、142間に挿入する。この
とき、遊技制御基板81の奥側の面には係合突起143
・・・に摺動自在に係合する被係合部を形成しておき、
係るスライドにより係合突起143・・・に被係合部を
係合させる。そして、最終的に遊技制御基板81の上縁
部に係合爪144を係脱自在に係合させることにより、
遊技制御基板81を取付板138に取り付ける。
【0139】また、遊技制御基板81を保持具141
(取付板138)から取り外す際には、先ず上端の係合
爪144を上側に変形させて遊技制御基板81から外
す。次に、遊技制御基板81を下方にスライドさせれ
ば、上記被係合部と係合突起143・・の係合が解除さ
れるので、遊技制御基板81は保持具141から外れる
ことになる。
【0140】このように、外箱体2の内側に取付板13
8を設け、この取付板138に遊技制御基板81、接続
端子板89及び電飾制御基板91を取り付けるようにし
たので、取付板138に遊技制御基板81や接続端子板
89、電飾制御基板91などの複数の基板部品を予め取
り付け、ユニット化した状態で当該取付板138を外箱
体2の背壁29に取り付けることが可能となり、組立作
業性が著しく改善される。
【0141】ここで、接続端子板89や電飾制御基板9
1も保持具141を介して取付板138に着脱可能に取
り付けてもよい。また、この場合の例では遊技制御基板
81、接続端子板89、電飾制御基板91を取付板13
8に取り付けたが、それに限らず、遊技情報処理装置1
11やカードユニット制御基板10A、出玉表示基板9
5なども合わせて同様の方法で取付板138に取り付け
てもよく、例えば、図9の如き例では遊技制御基板81
や電飾制御基板91の代わりに遊技情報処理装置111
やカードユニット制御基板10Aを接続端子板89と共
に取付板138に取り付けるようにしてもよい。
【0142】尚、上記実施例で示した接続端子板89は
遊技機から情報を少なくとも外部に出力するものである
から、他の表現としては情報端子板や情報出力端子板と
称される場合もあり、本発明には係る情報端子板や情報
出力端子板も接続端子板に含まれるものである。また、
本発明における連通部としては実施例に示した如き孔状
のものに限らず、切欠なども含まれる。更に、上記の各
実施例では持点カードとしてICカードを採り上げて本
発明を説明したが、該持点カードは接触型、非接触型ど
ちらのICカードでも実施可能であり、また、磁気スト
ライプ、バーコード、マークシート等の記録方法を使用
した記録媒体であっても良い。
【0143】また、以上の実施例から請求することがで
きる発明としては、更に以下のものが考えられる。 (1) 内部に封入された打玉を繰り返し弾発発射し、
遊技領域に打ち込んで遊技が行われる封入玉式遊技機に
おいて、前面が開口した外箱体と、該外箱体に取り付け
られて当該外箱体の開口上部を開閉可能に閉塞すると共
に、前面に前記遊技領域を構成する遊技盤を有する上部
前面枠と、該上部前面枠の下側に分離して設けられ、前
記外箱体に取り付けられて当該外箱体の開口下部を開閉
可能に閉塞すると共に、遊技を行うための操作スイッチ
や所定情報を表示する電気的表示部が配置された操作部
を有する下部前面枠と、電気的制御に供される基板部品
とを備え、該基板部品を前記外箱体内側に取り付けたこ
とを特徴とする封入玉式遊技機。 (2) 内部に封入された打玉を繰り返し弾発発射し、
遊技領域に打ち込んで遊技が行われる封入玉式遊技機に
おいて、前面が開口した外箱体と、該外箱体に取り付け
られて当該外箱体の開口上部を開閉可能に閉塞すると共
に、前面に前記遊技領域を構成する遊技盤を有する上部
前面枠と、該上部前面枠の下側に分離して設けられ、前
記外箱体に取り付けられて当該外箱体の開口下部を開閉
可能に閉塞すると共に、遊技を行うための操作スイッチ
や所定情報を表示する電気的表示部が配置された操作部
を有する下部前面枠と、前記遊技盤に設けられ、後方に
突出する可変表示装置と、前記遊技盤に設けられた電気
的遊技装置を制御するための遊技制御基板とを備え、該
遊技制御基板を、前記可変表示装置の後方を避けた位置
における前記外箱体内側に取り付けたことを特徴とする
封入玉式遊技機。 (3) 内部に封入された打玉を繰り返し弾発発射し、
遊技領域に打ち込んで遊技が行われる封入玉式遊技機に
おいて、前面が開口した外箱体と、該外箱体に取り付け
られて当該外箱体の開口上部を開閉可能に閉塞すると共
に、前面に前記遊技領域を構成する遊技盤を有する上部
前面枠と、該上部前面枠の下側に分離して設けられ、前
記外箱体に取り付けられて当該外箱体の開口下部を開閉
可能に閉塞すると共に、遊技を行うための操作スイッチ
や所定情報を表示する電気的表示部が配置された操作部
を有する下部前面枠と、電気的制御に供される基板部品
とを備え、該基板部品を前記外箱体の底壁上に取り付け
たことを特徴とする封入玉式遊技機。 (4) 内部に封入された打玉を繰り返し弾発発射し、
遊技領域に打ち込んで遊技が行われる封入玉式遊技機に
おいて、前面が開口した外箱体と、該外箱体に取り付け
られて当該外箱体の開口上部を開閉可能に閉塞すると共
に、前面に前記遊技領域を構成する遊技盤を有する上部
前面枠と、該上部前面枠の下側に分離して設けられ、前
記外箱体に取り付けられて当該外箱体の開口下部を開閉
可能に閉塞すると共に、遊技を行うための操作スイッチ
や所定情報を表示する電気的表示部が配置された操作部
を有する下部前面枠と、前記遊技盤に設けられた電気的
遊技装置と、該電気的遊技装置を制御するための遊技制
御基板とを備え、該遊技制御基板を前記上部前面枠側に
取り付けると共に、該遊技制御基板以外の電気的制御に
供される基板部品を、前記外箱体内側に取り付けたこと
を特徴とする封入玉式遊技機。
【0144】
【発明の効果】以上詳述した如く本発明によれば、内部
に封入された打玉を繰り返し弾発発射し、遊技領域に打
ち込んで遊技が行われる封入玉式遊技機において、前面
が開口した外箱体と、該外箱体に取り付けられて当該外
箱体の開口を開閉可能に閉塞すると共に、前面に遊技領
域を構成する遊技盤を有する前面枠と、電気的制御に供
される基板部品とを備えており、該基板部品に含まれ、
外部との間の配線を接続するための接続端子板を外箱体
内側に取り付けると共に、当該接続端子板に配線を接続
するための連通部を外箱体に形成したので、前面枠を閉
じた状態では、基板部品が外部に露出することが無くな
る。これにより、輸送中に基板部品が損傷を受けたり、
輸送時や設置後に悪戯や不正行為を受ける危険性を著し
く低下させることができるようになる。
【0145】また、基板部品に含まれる接続端子板を前
面枠側では無く外箱体の内側に取り付けているので、前
面枠裏側の部品配置が簡素化されると共に、点検時に開
閉される前面枠自体の重量の軽量化にもなり、メンテナ
ンス作業性が著しく向上する。特に、封入玉式遊技機で
は内部に封入された打玉を繰り返し循環使用するもので
あるため、前面枠を閉じた状態では外箱体内を略完全に
外部から隔離することが可能である。従って、通常の遊
技機に比べて上記の如き基板部品の保護や悪戯・不正の
防止も一層確実に達成できるものである。
【0146】更に、接続端子板に配線を接続するための
連通部を外箱体に形成したので、外箱体側にて外部との
間の配線を接続端子板に支障無く接続できるようにな
り、前面枠裏側の配線の簡素化、並びに、遊技機内にお
ける配線接続作業性の改善も達成できるようになるもの
である。
【0147】請求項2の発明によれば、上記に加えて接
続端子板は、当該接続端子板に配線を接続するための接
続端子を備え、この接続端子は連通部に臨んでいるの
で、接続端子に外部からの配線を接続するだけで、外箱
体内に引き込むこと無く当該配線を接続端子板に接続す
ることができるようになり、配線作業性が一層向上する
ものである。
【0148】請求項3の発明によれば上記各発明に加え
て、基板部品に含まれ、遊技盤に設けられた電気的遊技
装置を制御するための遊技制御基板と遊技機から発生す
る遊技情報が入力される遊技情報処理装置を外箱体内側
に取り付けたので、基板部品のうちの主要部分を占める
遊技制御基板と遊技情報処理装置が外箱体側に取り付け
られることになり、前面枠裏側の一層の構成簡素化と重
量減が図れるようになるものである。
【0149】請求項4の発明によれば、上記に加えて遊
技制御基板と遊技情報処理装置を、外箱体の背壁内側に
取り付けるようにしたので、比較的広い面積の外箱体背
壁内側を利用して遊技制御基板や遊技情報処理装置を取
り付けることができるようになり、基板配置の自由度と
取付作業性の向上が図れるものである。
【0150】請求項5の発明によれば、内部に封入され
た打玉を繰り返し弾発発射し、遊技領域に打ち込んで遊
技が行われる封入玉式遊技機において、前面が開口した
外箱体と、該外箱体に取り付けられて当該外箱体の開口
を開閉可能に閉塞すると共に、前面に遊技領域を構成す
る遊技盤を有する前面枠と、遊技盤に設けられ、後方に
突出する可変表示装置と、遊技盤に設けられた電気的遊
技装置を制御するための遊技制御基板とを備え、該遊技
制御基板を、可変表示装置の後方を避けた位置における
外箱体内側に取り付けたので、前面枠を閉じた状態で
は、遊技制御基板が外部に露出することが無くなる。こ
れにより、輸送中に基板部品が損傷を受けたり、輸送時
や設置後に悪戯や不正行為を受ける危険性を著しく低下
させることができるようになる。
【0151】また、基板部品を前面枠側では無く外箱体
の内側に取り付けているので、前面枠裏側の部品配置が
簡素化されると共に、点検時に開閉される前面枠自体の
重量の軽量化にもなり、メンテナンス作業性が著しく向
上する。更に、封入玉式遊技機では内部に封入された打
玉を繰り返し循環使用するものであるため、前面枠を閉
じた状態では外箱体内を略完全に外部から隔離すること
が可能である。従って、通常の遊技機に比べて上記の如
き基板部品の保護や悪戯・不正の防止も一層確実に達成
できる。
【0152】特に、遊技制御基板は、可変表示装置の後
方を避けた位置における外箱体内側に取り付けるので、
前面枠に設けられ、後方に突出する可変表示装置と遊技
制御基板が奥行き方向において干渉することが無くな
り、前面枠と外箱体を含む封入玉式遊技機全体の奥行き
寸法を縮小することが可能となる。これにより、遊技機
設置島全体の占有面積も縮小させて遊技場により多くの
台数の遊技機を設置することもできるようになるもので
ある。
【0153】請求項6の発明によれば、請求項5に加え
て遊技制御基板を、可変表示装置より下方に配置したの
で、可変表示装置より上側の外箱体内スペースを有効に
確保することができるようになり、請求項7の如き接続
端子板を容易に外箱体内側に取り付けることができるよ
うになるものである。
【0154】そして、請求項7の発明によれば、請求項
5又は請求項6に加えて外部との間の配線を接続するた
めの接続端子板を、外箱体内側における可変表示装置よ
り上方の位置に取り付けたので、外箱体の上方から配線
することにより、接続端子板に接続される配線長を短縮
してコストの削減と配線作業性の向上を図ることができ
るようになるものである。
【0155】請求項8の発明によれば、内部に封入され
た打玉を繰り返し弾発発射し、遊技領域に打ち込んで遊
技が行われる封入玉式遊技機において、前面が開口した
外箱体と、該外箱体に取り付けられて当該外箱体の開口
を開閉可能に閉塞すると共に、前面に遊技領域を構成す
る遊技盤を有する前面枠と、電気的制御に供される基板
部品とを備え、該基板部品を外箱体の底壁上に取り付け
たので、前面枠を閉じた状態では、基板部品が外部に露
出することが無くなる。これにより、輸送中に基板部品
が損傷を受けたり、輸送時や設置後に悪戯や不正行為を
受ける危険性を著しく低下させることができるようにな
る。
【0156】また、基板部品を前面枠側では無く外箱体
の底壁上に取り付けているので、前面枠裏側の部品配置
が簡素化されると共に、点検時に開閉される前面枠自体
の重量の軽量化にもなり、メンテナンス作業性が著しく
向上する。また、封入玉式遊技機では内部に封入された
打玉を繰り返し循環使用するものであるため、前面枠を
閉じた状態では外箱体内を略完全に外部から隔離するこ
とが可能である。従って、通常の遊技機に比べて上記の
如き基板部品の保護や悪戯・不正の防止も一層確実に達
成できる。
【0157】特に、封入玉式遊技機では遊技領域を経て
回収された打玉を下方に落下させる必要もないので、外
箱体の底壁上に基板部品を取り付けても何ら支障はな
い。そして、係る基板部品を底壁上に取り付けることに
より、前面枠後方の外箱体内側の部品配置も簡素化さ
れ、メンテナンス作業性は一段と向上するものである。
【0158】請求項9の発明によれば請求項8に加え
て、基板部品に含まれ、記録媒体処理装置を制御するた
めの記録媒体処理装置用基板と、遊技機から発生する遊
技情報が入力される遊技情報処理装置を、外箱体の底壁
上に取り付けたので、基板部品のうちの主要部分を占め
る記録媒体処理装置用基板と遊技情報処理装置が外箱体
側に取り付けられることになり、前面枠裏側の一層の構
成簡素化と重量減が図れるようになる。特に、これら遊
技情報処理装置や記録媒体処理装置用基板は基本的には
遊技盤の電気部品の制御に関わらないので、外箱体の底
壁上に取り付けられて遊技盤から離間しても、それらの
間の配線によって外箱体内が煩雑となるような不都合も
防止若しくは抑制できるものである。
【0159】請求項10の発明によれば、請求項8又は
請求項9に加えて基板部品又は記録媒体処理装置用基板
と遊技情報処理装置の上方に移動可能なカバーを取り付
け、このカバーを前側に低く傾斜させたので、遊技盤な
どから外箱体内に落下した打玉はカバーに当たってその
傾斜により前方に流下し、外箱体内前側下部に落ちるよ
うになる。
【0160】これにより、万一遊技盤などから外箱体内
に打玉がこぼれて落下したとしても、外箱体底壁上の基
板部品又は記録媒体処理装置用基板や遊技情報処理装置
に落下して来る打玉が直接当たって損傷を受ける不都合
を未然に回避することができるようになる。特に、カバ
ーは移動可能であるので、外箱体底壁上の基板部品又は
記録媒体処理装置用基板や遊技情報処理装置を点検・修
理・交換などする際には、カバーを移動して作業するこ
とができ、これらのメンテナンスにも支障を来さないも
のである。
【0161】請求項11の発明によれば、内部に封入さ
れた打玉を繰り返し弾発発射し、遊技領域に打ち込んで
遊技が行われる封入玉式遊技機において、前面が開口し
た外箱体と、該外箱体に取り付けられて当該外箱体の開
口を開閉可能に閉塞すると共に、前面に遊技領域を構成
する遊技盤を有する前面枠と、遊技盤に設けられた電気
的遊技装置と、該電気的遊技装置を制御するための遊技
制御基板とを備え、該遊技制御基板を前面枠側に取り付
けると共に、該遊技制御基板以外の電気的制御に供され
る基板部品を、外箱体内側に取り付けたので、前面枠を
閉じた状態では、遊技制御基板他の基板部品が外部に露
出することが無くなる。これにより、輸送中に遊技制御
基板を含む基板部品が損傷を受けたり、輸送時や設置後
に悪戯や不正行為を受ける危険性を著しく低下させるこ
とができるようになる。
【0162】特に、遊技盤の電気的遊技装置を制御する
ための遊技制御基板は前面枠側に取り付け、遊技制御基
板以外の基板部品は前面枠側では無く外箱体の内側に取
り付けているので、電気的遊技装置と遊技制御基板間の
配線は既存のままとしながら、前面枠裏側の部品配置の
簡素化と、点検時に開閉される前面枠自体の重量の軽量
化を図れ、メンテナンス作業性が著しく向上する。更
に、封入玉式遊技機では内部に封入された打玉を繰り返
し循環使用するものであるため、前面枠を閉じた状態で
は外箱体内を略完全に外部から隔離することが可能であ
る。従って、通常の遊技機に比べて上記の如き基板部品
の保護や悪戯・不正の防止も一層確実に達成できる。
【0163】請求項12の発明によれば、請求項11に
加えて前面枠に設けられる装飾発光部材を制御する電飾
制御基板も当該前面枠側に取り付けたので、装飾発光部
材と電飾制御基板間の配線も既存のままとすることがで
きる。
【0164】請求項13の発明によれば、請求項11又
は請求項12において遊技盤に設けられる電気部品の制
御に関わらない基板部品を、外箱体内側に取り付けたの
で、遊技盤のある前面枠と外箱体間に渡る配線数を削減
することができるようになるものである。
【0165】請求項14の発明によれば、上記各発明に
加えて基板部品は、基板被覆体に覆われているので、基
板部品が損傷し、或いは、不正行為を受ける不都合をよ
り一層確実に防止することができるようになるものであ
る。
【0166】請求項15の発明によれば、上記各発明に
加えて外箱体内側には取付板を設け、この取付板に複数
の基板部品を取り付けるようにしたので、取付板に複数
の基板部品を予め取り付け、ユニット化した状態で当該
取付板を外箱体に取り付けることが可能となり、組立作
業性が著しく改善されるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した一実施例の封入玉式遊技機の
斜視図である。
【図2】上部前面枠と下部前面枠を開放した状態の図1
の遊技機の斜視図である。
【図3】図1の遊技機の操作部の平面図である。
【図4】図1の遊技機の電気回路のブロック図である。
【図5】本発明のもう一つの実施形態の封入玉式遊技機
の外箱体の斜視図である。
【図6】本発明の他の実施形態の封入玉式遊技機の外箱
体上部の縦断正面図である。
【図7】本発明の更にもう一つの実施形態の封入玉式遊
技機の外箱体の斜視図である。
【図8】図7の封入玉式遊技機のカバーを引き出した状
態の外箱体の斜視図である。
【図9】本発明の更にもう一つの実施形態の封入玉式遊
技機の上部前面枠と下部前面枠を開放した状態の斜視図
である。
【図10】本発明の更にもう一つの実施形態の封入玉式
遊技機の上部前面枠と下部前面枠を開放した状態の透視
斜視図である。
【図11】図10の封入玉式遊技機の取付板への基板部
品の取り付け手順を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 遊技機 2 外箱体 2A 開口 3A 上部前面枠 3B 下部前面枠 4 遊技盤 5 透明板保持枠 6 持点表示ユニット 7 表示ユニット 8 ハンドルセット 10 カードユニット装置 10A カードユニット制御基板 12 上部枠体 13 カード挿入口 15 遊技領域 16 ドラム式可変表示装置 17 始動入賞口 18 可変入賞球装置 21 装飾LED 22 装飾ランプ 26 天壁 27 底壁 28 左右側壁 29 背壁 49 持点表示部 55 操作部 81 遊技制御基板 83 信号線 84 挿通部(連通部) 89 接続端子板 91 電飾制御基板 95 出玉表示基板 111 遊技情報処理装置 132 接続端子 133 透孔(連通部) 138 取付板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A63F 7/02 337 A63F 7/02 337

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に封入された打玉を繰り返し弾発発
    射し、遊技領域に打ち込んで遊技が行われる封入玉式遊
    技機において、 前面が開口した外箱体と、 該外箱体に取り付けられて当該外箱体の開口を開閉可能
    に閉塞すると共に、前面に前記遊技領域を構成する遊技
    盤を有する前面枠と、 電気的制御に供される基板部品とを備え、 該基板部品に含まれ、外部との間の配線を接続するため
    の接続端子板を前記外箱体内側に取り付けると共に、当
    該接続端子板に前記配線を接続するための連通部を前記
    外箱体に形成したことを特徴とする封入玉式遊技機。
  2. 【請求項2】 前記接続端子板は、当該接続端子板に前
    記配線を接続するための接続端子を備え、この接続端子
    は前記連通部に臨んでいることを特徴とする請求項1の
    封入玉式遊技機。
  3. 【請求項3】 前記基板部品に含まれ、前記遊技盤に設
    けられた電気的遊技装置を制御するための遊技制御基板
    と遊技機から発生する遊技情報が入力される遊技情報処
    理装置を、前記外箱体内側に取り付けたことを特徴とす
    る請求項1又は請求項2の封入玉式遊技機。
  4. 【請求項4】 前記遊技制御基板と前記遊技情報処理装
    置を、前記外箱体の背壁内側に取り付けたことを特徴と
    する請求項3の封入玉式遊技機。
  5. 【請求項5】 内部に封入された打玉を繰り返し弾発発
    射し、遊技領域に打ち込んで遊技が行われる封入玉式遊
    技機において、 前面が開口した外箱体と、 該外箱体に取り付けられて当該外箱体の開口を開閉可能
    に閉塞すると共に、前面に前記遊技領域を構成する遊技
    盤を有する前面枠と、 前記遊技盤に設けられ、後方に突出する可変表示装置
    と、 前記遊技盤に設けられた電気的遊技装置を制御するため
    の遊技制御基板とを備え、 該遊技制御基板を、前記可変表示装置の後方を避けた位
    置における前記外箱体内側に取り付けたことを特徴とす
    る封入玉式遊技機。
  6. 【請求項6】 前記遊技制御基板を、前記可変表示装置
    より下方に配置したことを特徴とする請求項5の封入玉
    式遊技機。
  7. 【請求項7】 外部との間の配線を接続するための接続
    端子板を、前記外箱体内側における前記可変表示装置よ
    り上方の位置に取り付けたことを特徴とする請求項5又
    は請求項6の封入玉式遊技機。
  8. 【請求項8】 内部に封入された打玉を繰り返し弾発発
    射し、遊技領域に打ち込んで遊技が行われる封入玉式遊
    技機において、 前面が開口した外箱体と、 該外箱体に取り付けられて当該外箱体の開口を開閉可能
    に閉塞すると共に、前面に前記遊技領域を構成する遊技
    盤を有する前面枠と、 電気的制御に供される基板部品とを備え、 該基板部品を前記外箱体の底壁上に取り付けたことを特
    徴とする封入玉式遊技機。
  9. 【請求項9】 前記基板部品に含まれ、記録媒体処理装
    置を制御するための記録媒体処理装置用基板と遊技機か
    ら発生する遊技情報が入力される遊技情報処理装置を、
    前記外箱体の底壁上に取り付けたことを特徴とする請求
    項8の封入玉式遊技機。
  10. 【請求項10】 前記基板部品又は前記記録媒体処理装
    置用基板と前記遊技情報処理装置の上方に移動可能なカ
    バーを取り付け、このカバーを前側に低く傾斜させたこ
    とを特徴とする請求項8又は請求項9の封入玉式遊技
    機。
  11. 【請求項11】 内部に封入された打玉を繰り返し弾発
    発射し、遊技領域に打ち込んで遊技が行われる封入玉式
    遊技機において、 前面が開口した外箱体と、 該外箱体に取り付けられて当該外箱体の開口を開閉可能
    に閉塞すると共に、前面に前記遊技領域を構成する遊技
    盤を有する前面枠と、 前記遊技盤に設けられた電気的遊技装置と、 該電気的遊技装置を制御するための遊技制御基板とを備
    え、 該遊技制御基板を前記前面枠側に取り付けると共に、該
    遊技制御基板以外の電気的制御に供される基板部品を、
    前記外箱体内側に取り付けたことを特徴とする封入玉式
    遊技機。
  12. 【請求項12】 前記前面枠に設けられる装飾発光部材
    を制御する電飾制御基板を当該前面枠側に取り付けたこ
    とを特徴とする請求項11の封入玉式遊技機。
  13. 【請求項13】 前記遊技盤に設けられる電気部品の制
    御に関わらない基板部品を、前記外箱体内側に取り付け
    たことを特徴とする請求項11又は請求項12の封入玉
    式遊技機。
  14. 【請求項14】 前記基板部品は、基板被覆体にて覆わ
    れていることを特徴とする請求項1、請求項2、請求項
    3、請求項4、請求項5、請求項6、請求項7、請求項
    8、請求項9、請求項10、請求項11、請求項12又
    は請求項13の封入玉式遊技機。
  15. 【請求項15】 前記外箱体内側には取付板を設け、こ
    の取付板に複数の前記基板部品を取り付けたことを特徴
    とする請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求
    項5、請求項6、請求項7、請求項8、請求項9、請求
    項10、請求項11、請求項12、請求項13又は請求
    項14の封入玉式遊技機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006034775A (ja) * 2004-07-29 2006-02-09 Samii Kk 遊技機
JP2012095744A (ja) * 2010-10-29 2012-05-24 Kyoraku Sangyo Kk 遊技機ユニット、洗浄装置
JP2012095725A (ja) * 2010-10-29 2012-05-24 Kyoraku Sangyo Kk 遊技機ユニット、洗浄装置
JP2012095742A (ja) * 2010-10-29 2012-05-24 Kyoraku Sangyo Kk 遊技機ユニット、洗浄装置
JP2012095741A (ja) * 2010-10-29 2012-05-24 Kyoraku Sangyo Kk 遊技機ユニット、洗浄装置
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