JP2001293145A - 封入玉式遊技機 - Google Patents

封入玉式遊技機

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JP2001293145A
JP2001293145A JP2000111284A JP2000111284A JP2001293145A JP 2001293145 A JP2001293145 A JP 2001293145A JP 2000111284 A JP2000111284 A JP 2000111284A JP 2000111284 A JP2000111284 A JP 2000111284A JP 2001293145 A JP2001293145 A JP 2001293145A
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Japan
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ball
game
recording medium
card
gaming machine
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JP2000111284A
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English (en)
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Shohachi Ugawa
詔八 鵜川
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Sankyo Co Ltd
Original Assignee
Sankyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録媒体の処理に関しても報知音を発生させ
る封入玉式遊技機を提供する。 【解決手段】 封入玉式遊技機1、持点カードにより特
定される情報に基づき、内部に封入された打玉を繰り返
し弾発発射して遊技が行われるものであって、遊技にお
ける効果音を発生する効果音スピーカ25と、持点カー
ドを処理するカードユニット装置10の処理における報
知音を発生するカードユニット用スピーカとを別個にそ
れぞれ設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録媒体により特
定される情報に基づき、遊技機内部に封入された打玉を
繰り返し弾発発射して遊技領域に打ち込むことにより遊
技が行われる封入玉式遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種封入玉式遊技機において
は、遊技機内部に封入された打玉(封入玉)を、打球発
射操作部を操作して繰り返し弾発発射し、遊技領域に打
ち込むことにより遊技が行われ、遊技領域に設けられた
入賞領域に入賞した場合には、景品玉の代わりに遊技者
に得点(持点)が付与される構成とされている。
【0003】また、封入玉式遊技機にて遊技を行うにあ
たっては、代金の支払いと引き替えにその代金に見合う
残高が記録された記録媒体(ICカード、磁気カードな
ど)を入手し、この記録媒体を記録媒体処理装置(カー
ドユニット装置)に挿入してその残高から所定の有価価
値分(金額)を引き落とすことにより遊技が行われる。
そして、このような有価価値の引落操作やその残高の表
示は、通常遊技機にそれぞれ取り付けられた表示操作部
に設けられたスイッチや液晶表示部にて行うものであっ
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一方、この種遊技機に
は効果音を発生するスピーカが設けられ、遊技を聴覚的
に盛り上げるように構成されている。しかしながら、上
記の如き記録媒体の処理に関しては何ら音声による報知
は成されていないのが現実である。
【0005】本発明は、係る従来の技術的課題を解決す
るために成されたものであり、記録媒体の処理に関して
も報知音を発生させる封入玉式遊技機を提供することを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の封入玉
式遊技機は、記録媒体により特定される情報に基づき、
内部に封入された打玉を繰り返し弾発発射して遊技が行
われるものであって、遊技における効果音を発生する効
果音発生手段と、記録媒体を処理する記録媒体処理装置
の処理における報知音を発生する報知音発生手段とを備
え、これら効果音発生手段と報知音発生手段を別個の音
発生装置にてそれぞれ構成したことを特徴とする。
【0007】請求項1の発明によれば、記録媒体により
特定される情報に基づき、内部に封入された打玉を繰り
返し弾発発射して遊技が行われる封入玉式遊技機におい
て、遊技における効果音を発生する効果音発生手段と、
記録媒体を処理する記録媒体処理装置の処理における報
知音を発生する報知音発生手段とを設けたので、効果音
発生手段により遊技機による遊技を聴覚的に盛り上げる
ことができるのに加えて、報知音発生手段により記録媒
体の処理状況も聴覚的に報知することができるようにな
る。特に、効果音発生手段と報知音発生手段を別個の音
発生装置にてそれぞれ構成したので、遊技者は効果音と
区別して報知音を聞き取り易くなり、記録媒体処理装置
の使用状態などを的確に把握することが可能となるもの
である。
【0008】また、請求項2の発明の封入玉式遊技機
は、上記において記録媒体処理装置を下部に設け、報知
音発生手段をこの記録媒体処理装置の近傍に配置すると
共に、効果音発生手段は記録媒体処理装置よりも上部に
配置したことを特徴とする。
【0009】請求項2の発明によれば、上記に加えて記
録媒体処理装置を下部に設け、報知音発生手段をこの記
録媒体処理装置の近傍に配置すると共に、効果音発生手
段は記録媒体処理装置よりも上部に配置したので、報知
音を記録媒体処理装置の近傍より発生させ、且つ、効果
音はこの報知音から離間したところから発生させること
ができるようになり、遊技者はより的確に報知音を聞き
取ることができるようになる。
【0010】請求項3の発明の封入玉式遊技機は、記録
媒体により特定される情報に基づき、内部に封入された
打玉を繰り返し弾発発射して遊技が行われるものであっ
て、遊技における効果音を発生する効果音発生手段と、
記録媒体を処理する記録媒体処理装置の処理における報
知音を発生する報知音発生手段とを備え、これら効果音
発生手段と報知音発生手段とを同一の音発生装置にて構
成したことを特徴とする。
【0011】請求項3の発明によれば、記録媒体により
特定される情報に基づき、内部に封入された打玉を繰り
返し弾発発射して遊技が行われる封入玉式遊技機におい
て、遊技における効果音を発生する効果音発生手段と、
記録媒体を処理する記録媒体処理装置の処理における報
知音を発生する報知音発生手段とを設けたので、同様に
効果音発生手段により遊技機による遊技を聴覚的に盛り
上げることができるのに加えて、報知音発生手段により
記録媒体の処理状況も聴覚的に報知することができるよ
うになる。特に、これら効果音発生手段と報知音発生手
段とを同一の音発生装置にて構成したので、一つの音発
生装置を兼用して効果音と報知音を発生させることがで
きるようになり、部品点数の削減と組立作業性の向上に
よる生産コストの低減を図ることが可能となるものであ
る。
【0012】請求項4の発明の封入玉式遊技機は、上記
各発明において報知音発生手段は、メッセージ音声にて
記録媒体処理装置による処理を報知することを特徴とす
る。
【0013】請求項4の発明によれば、上記各発明に加
えて報知音発生手段は、メッセージ音声にて記録媒体処
理装置による処理を報知するようにしたので、記録媒体
処理装置による記録媒体の種々の処理状況を、遊技者に
より分かり易く報知することが可能となるものである。
【0014】請求項5の発明の封入玉式遊技機は、上記
各発明において所定の有価価値を引き落とすための引落
操作手段と、記録媒体を返却するための返却操作手段
と、有価価値の残高を表示するための残高表示部とを有
する表示操作部を備え、報知音発生手段をこの表示操作
部の後方に配置したことを特徴とする。
【0015】請求項5の発明によれば、上記各発明に加
えて所定の有価価値を引き落とすための引落操作手段
と、記録媒体を返却するための返却操作手段と、有価価
値の残高を表示する残高表示部とを有する表示操作部の
後方に報知音発生手段を配置したので、表示操作部の操
作などに応じて報知音発生手段から発生される報知音
を、当該操作などにより一層関連付けて認識することが
できるようになるものである。
【0016】
【発明の実施の形態】次に、本発明の一実施形態を図面
に基づいて詳細に説明する。図1は本発明の実施例の封
入玉式の遊技機1の斜視図を示し、図2はその背面斜視
図を示している。また、図3は上部前面枠3Aの斜視
図、図4は同分解斜視図をそれぞれ示し、図5は下部前
面枠3Bの分解斜視図を示している。
【0017】遊技機1は、縦長の長方形に枠組み形成さ
れた基体としての外枠2と、この外枠2の一側(向かっ
て左側)に上部が回動自在で且つ着脱自在に軸支され、
遊技機1の主要構成部の略全てが集約して設けられる上
部前面枠3Aと、この上部前面枠3Aの下側に位置して
外枠2の一側に上下を回動自在で且つ着脱自在に軸支さ
れた下部前面枠3Bとを備えている。
【0018】これら上部前面枠3Aと下部前面枠3Bと
で遊技機1の前面枠を構成する。この場合、上部前面枠
3Aと下部前面枠3Bは相互に分離しており、下部前面
枠3Bの一側に上部前面枠3Aの下部が回動自在で且つ
着脱自在に軸支されている。上部前面枠3Aには遊技盤
4が着脱自在に取り付けられると共に、この遊技盤4の
前側には開閉自在の透明板保持枠5がこれも上部前面枠
3Aに着脱自在に取り付けられている。
【0019】また、下部前面枠3Bには前面上側に持点
表示部となる持点表示ユニット6が一側を着脱且つ開閉
自在に軸支されると共に、その下側には引落・精算用の
操作部となる表示ユニット7と打球発射操作部となるハ
ンドルセット8が何れも着脱可能に取り付けられてい
る。遊技機1の下部に位置する下部前面枠3Bには記録
媒体処理装置としてのカードユニット装置10が取り付
けられており、前記表示ユニット7内に配置され、その
カード挿入口13は当該表示ユニット7の開口11から
前方に臨んでいる。尚、上記上部前面枠3Aはカードユ
ニット装置10を設けた下部前面枠3Bの上側で開閉且
つ着脱に設けられている。また、下部前面枠には打球発
射操作部となるハンドルセット8に対応した打球発射装
置106が取り付けられている。
【0020】遊技盤4は、略正方形状の合板により形成
され、その前面には円形渦巻き状に誘導レール14が取
り付けられ、この誘導レール14の内側が遊技領域15
とされている。この遊技領域15には、実施例ではドラ
ム式可変表示装置16と、このドラム式可変表示装置1
6の可変表示を許容する始動入賞口17と、可変入賞球
装置18など(何れも電気的遊技装置となる)が設けら
れている。
【0021】遊技内容は、ドラム式可変表示装置16に
導出された表示結果が大当たり図柄になると、これに伴
って特定遊技状態が発生して可変入賞球装置18を所定
の態様で開放制御するものである。尚、本発明に係る特
定遊技状態(特定の遊技価値)は、上記に限らず、下記
に示すように〜の制御のうち何れか一つの制御又は
それらを組み合わせた制御を実行する状態であれば良
い。
【0022】即ち、.打玉の入賞を容易にする第一の
状態と、打玉が入賞できない又は入賞し難い第二の状態
とに変化可能な可変入賞球装置に対して所定時間連続的
に、又は、間欠的に第一の状態にする制御。 .特定の入賞又は通過領域での打玉の検出を介在さ
せ、打玉の入賞を容易にする第一の状態と、打玉が入賞
できない又は入賞し難い第二の状態とに変化可能な可変
入賞球装置に対して所定時間連続的に、又は、間欠的に
第一の状態にする制御。 .打玉の入賞に係わらず所定数の景品玉或いは持点を
直接付与する制御。 .有価価値を有する記録媒体(カードやレシートな
ど)に対して有価価値数を加算する制御。
【0023】前記透明板保持枠5には、遊技盤4の遊技
領域15を透視し得る円形の透視窓19が開設され、こ
の透視窓19にはその裏側から複層ガラスから成る透明
板20が着脱自在に装着されている。透視窓19の外周
には、その上部に装飾LED21が設けられ、左右両側
方には、装飾ランプ22が設けられている。この装飾L
ED21や装飾ランプ22は遊技状態に応じて点灯又は
点滅されるものであり、特定遊技状態の発生などを遊技
者に報知すると共に、遊技の雰囲気を盛り上げるように
構成されている。
【0024】透明板保持枠5の軸支側上部には入賞玉の
発生に基づいて所定数の得点が付与されたことを報知す
る賞球LED24が設けられ、遊技機1の上部に位置す
る透明板保持枠5の上部(カードユニット装置10より
も上部)左右には、遊技の進行に応じた効果音を発生す
る効果音発生手段としての効果音スピーカ25(音発生
装置)が設けられている。尚、透明板保持枠5の一側に
は、上部前面枠3Aに設けられた軸受金具26及び回転
軸27とそれぞれ係合して透明板保持枠5を上部前面枠
3Aに回動且つ着脱自在に取り付ける回転軸28及び軸
受金具29が設けられている。
【0025】更に、透明板保持枠5の他側(向かって右
側)には、上部前面枠3Aに対する閉塞状態を保持する
係支片30が設けられると共に、遊技盤4の前面に貼付
される証紙(図示せず)を視認させるための開口31が
穿設されている。そして、上部前面枠3Aの他側には透
明板保持枠5の係支片30が係脱自在に係支する係支部
9が形成されている。
【0026】下部前面枠3Bは上方に延在して外枠2と
上部前面枠3A間に介在する上部枠体12を備えてお
り、この上部枠体12の一側中央より下側には軸受金具
41が設けられ、この軸受金具41には回転軸40が立
設されている。また、外枠2の一側上隅部にはヒンジ板
33が取り付けられている。そして、上部前面枠3Aの
一側上下に取り付けられた軸受金具26、23はこれら
ヒンジ板33と回転軸40に回動自在で着脱自在に軸支
される(図3、図5に矢印A、Bで示す)。更に、上部
前面枠3Aの他側には上部枠体12に対する閉塞状態を
保持する係支片34が設けられると共に、上部枠体12
の他側にはこの係支片34が係脱自在に係支する係支部
35が形成されている。
【0027】外枠2の一側下部にはヒンジ板36と回転
軸37が取り付けられ、下部前面枠3Bの一側下部には
このヒンジ板36の回転軸37に回動且つ着脱自在に係
合する軸受金具38が取り付けられている。そして、下
部前面枠3Bの上部枠体12の一側上隅に設けられた係
支片39は外枠2一側上部のヒンジ板33に回動且つ着
脱自在に軸支される。
【0028】また、下部前面枠3B及びその上部枠体1
2の他側には係支片42が取り付けられ、外枠2にはこ
の係支片42が係脱自在に係支する係支部43が形成さ
れている(図6)。
【0029】係る構成により、上部前面枠3Aの係支片
34が下部前面枠3Bの上部枠体12の係支部35に係
支されている状態では、下部前面枠3Bを回動させるこ
とにより、上部前面枠3Aと下部前面枠3Bは外枠2に
対して一体に開閉自在となる。一方、下部前面枠3Bの
係支片42が外枠2の係支部43に係支されている状態
では、上部前面枠3Aの係支片34を係支部35から外
すことにより、上部前面枠3Aのみが開閉自在となる。
【0030】このように、上部前面枠3Aのみ開閉とす
る状態と上部前面枠3Aと下部前面枠3Bを一体的に開
閉する状態を選択できるようにしたので、それぞれに設
けられた各機器のメンテナンスが極めて容易となる。ま
た、下部前面枠3Bを残しておいて上部前面枠3Aのみ
交換することもできるようになるので、リサイクル性が
向上する。
【0031】下部前面枠3Bの前面には何れも硬質合成
樹脂製の前記持点表示ユニット6、表示ユニット7、ハ
ンドルセット8及びカバー部材44、45が着脱可能に
取り付けられ、これらによって下部前面枠3Bの前面は
被覆される。従って、前記持点表示ユニット6、表示ユ
ニット7及びハンドルセット8もカバー部材として機能
する。尚、表示ユニット7やカバー部材44、45は位
置決めしてビス若しくはナット止めにて下部前面枠3A
に前面から着脱可能に取り付けられている。
【0032】このように、下部前面枠3Bの前面を覆う
持点表示ユニット6、表示ユニット7、ハンドルセット
8及びカバー部材44、45を着脱可能に取り付けてい
るので、遊技機1のデザイン変更の際にはこれらのみを
交換することが可能となり、模様替えに要するコスト削
減を図ることができるようになる。
【0033】即ち、上記持点表示ユニット6は、表示ユ
ニット7、ハンドルセット8より上方に位置しており、
軸受金具41とその下方の回動孔46に回動且つ着脱自
在に係合する回転軸47を一側上下に備えたカバー部材
48を備えている。このカバー部材48に例えばドット
マトリックス式のLED若しくはLCDから構成される
持点表示部49(電気的表示部)が斜め上方に向けて露
出して取り付けられ、その裏面にはこの持点表示部49
の回路基板(図示せず)も取り付けられている。そし
て、この持点表示部49には遊技者が遊技の結果獲得し
た持点が表示される。尚、この持点表示部49には玉詰
まり時などに係員を呼び出す際の表示を例えば「CAL
L」などの形式で表示し、或いは、中座する際には「中
断中」などの表示が行えるように構成されている。
【0034】また、持点表示ユニット6のカバー部材4
8の他側には係支片50が取り付けられており、この係
支片50は下部前面枠3Bの他側に形成された係支部5
1(図5の円内に拡大して示す)に係脱自在に係合す
る。下部前面枠3Bには施錠装置52及び53が設けら
れており、施錠装置52を鍵で例えば右に回すと透明板
保持枠5の係支片30と係支部9との係合が解除され、
それによって、透明板保持枠5が開放可能となる。ま
た、この施錠装置52を左に回せば、今度は上部前面枠
3Aの係支片34と係支部35との係合が解除され、そ
れによって、上部前面枠3Aが開放可能となる。
【0035】尚、持点表示ユニット6の係支片50と係
支部51との係合は、この上部前面枠3Aを開放した状
態で解除可能となる。更に、施錠装置53を鍵で回す
と、下部前面枠3Bの係支片42と係支部43との係合
が解除され、それによって、下部前面枠3Bと上部前面
枠3Aが一体に開放可能となるものである。
【0036】表示ユニット7は、持点表示ユニット6の
下側中央から前方に突出するカバー部材(突出部)54
を備えており、持点表示ユニット6の右下方に位置する
ハンドルセット8の向かって左方に位置している。表示
ユニット7を構成するカバー部材54の上面には、後に
詳述する引落・精算操作用の各種スイッチや電気的表示
部が集約して配設された表示操作部55が構成されてお
り、その側方には灰皿56が形成されている。また、カ
バー部材54は下部前面枠3B側にてナットにて着脱可
能に取り付けられている。この表示ユニット7のカバー
部材54内には上記表示操作部55の各スイッチや電気
的表示部の回路基板(図示せず)が取り付けられてお
り、これらは一体として下部前面枠3Bに着脱可能に取
り付けられている。そして、前述した如くこの表示ユニ
ット7内にはカードユニット装置10が配置され、カー
ド挿入口13に対する開口11を設けたカバー部材54
によって前記カード挿入口13を除く部位が隠蔽されて
いる。
【0037】ハンドルセット8は、ハンドルリング57
Aを備えた操作ハンドル57と、この操作ハンドル57
を下部前面枠3Bに着脱可能に取り付けるためのカバー
部材58とから構成されている。カバー部材58には、
ハンドルセット8を下部前面枠3Bに穿設された取付孔
に着脱可能に取り付けて固定するための取付ボルト(図
示せず)が一体的に設けられている。また、操作ハンド
ル57にはスイッチ配線60が接続されており、ハンド
ルセット8が取り付けられた状態で下部前面枠3Bに穿
設された挿通孔59から裏面に挿通される。尚、前記施
錠装置53はこのハンドルセット8の右上部に位置して
いる。
【0038】このような遊技機1は、外枠2を遊技機設
置島に固定することにより、複数台並設される。尚、実
施例では外枠2に上部前面枠3Aや下部前面枠3Bを着
脱且つ回動自在に枢支する方式としたが、それに限ら
ず、各前面枠3A、3Bを直接遊技機設置島の図示しな
いフレームに着脱且つ回動自在に枢支する方式でも良
い。即ち、その場合には遊技機設置島のフレームが基体
の役目をするので、外枠2は必要ないものとなる。
【0039】図7は前述した表示ユニット7の斜め上方
に指向された上面に構成された表示操作部55の平面図
である。表示操作部55には、例えば複数桁の7セグメ
ントLED(或いはLCD)表示器で構成された残高表
示部64、景品持玉表示部65と、各種操作スイッチ
(精算スイッチ66、中断スイッチ67、玉貸スイッチ
68、自動玉貸スイッチ69、リプレースイッチ70、
カードデータスイッチ71、呼出スイッチ74)と、各
種LED(カード残高LED72、リプレー回数LED
73、景品持玉LED75、貯玉LED76、自動玉貸
LED77、中断LED78)が集約して設けられてい
る。
【0040】これら残高表示部64、景品持玉表示部6
5、精算スイッチ66、中断スイッチ67、玉貸スイッ
チ68、自動玉貸スイッチ69、リプレースイッチ7
0、カードデータスイッチ71、呼出スイッチ74、カ
ード残高LED72、リプレー回数LED73、景品持
玉LED75、貯玉LED76、自動玉貸LED77、
中断LED78は、表示ユニット7内に設けられた前記
回路基板に電気的に接続されている。この回路基板と前
記持点表示ユニット6の持点表示部49の回路基板は、
遊技機1内の後述する遊技制御基板81やカードユニッ
ト装置10内のカードユニット制御基板10Aと共に後
述する台管理装置111に電気的に接続され、上記各種
操作スイッチの押圧操作信号を遊技制御基板81やカー
ドユニット制御基板10Aに出力すると共に、これらの
制御基板から各種信号の入力を受け、各表示部及びLE
D(LCD)の点灯制御を実行する。
【0041】このような遊技機1で遊技を行なうために
は、まずICカードから成る持点カード(記録媒体)を
カードユニット装置10のカード挿入口13に挿入す
る。この持点カードは、例えば遊技場に設置されたカー
ド販売機で購入することができる。カード販売機から発
行された持点カードには、当該カードが発行された遊技
場を特定可能な遊技場コード、複数の持点カードの中か
ら当該持点カードを特定可能な識別情報、持点カード購
入の際に遊技者が支払った金額に応じてその上限が定め
られるカード残高などが記録されている。
【0042】そして、上記持点カードがカードユニット
装置10のカード挿入口13に挿入された場合には、そ
の記録情報が内部のカードリーダライタにより読み取ら
れて表示表示部55に設けられた残高表示部64に持点
カードのカード残高が表示される。また、この場合はカ
ード残高LED72が点灯する。この場合、図7に示す
如く10000(円)がカード残高として存在している
ことが表示されている。
【0043】尚、遊技者が貯玉(遊技場預り持点)で遊
技する場合には、リプレースイッチ70を押す。このリ
プレースイッチ70が押されると、残高表示部64には
貯玉のリプレー回数(回)が表示されると共に、カード
残高LED72が消灯し、リプレー回数LED73が点
灯する。そして、もう一回リプレースイッチ70を押せ
ば残高表示に復帰する。
【0044】次に、自動玉貸スイッチ69が押されてい
ない場合には、遊技機1は持点カードからの有価価値の
引落モード、即ち、貸出モードが玉貸モードとなり、自
動玉貸LED77は消灯している。この貸出モードが玉
貸モードに設定されている場合には、遊技者が玉貸スイ
ッチ(引落操作手段)68を押す操作に基づいてカード
残高が引き落とされ、遊技に使用可能な持点が貸し出さ
れる。
【0045】尚、有価価値の引落モードには玉貸モード
の他、自動玉貸モード、再プレイモード、自動再プレイ
モードがある。リプレースイッチ70が押されていない
状態で、自動玉貸スイッチ69が押されると自動玉貸モ
ードとなり、自動玉貸LED77が点灯する。リプレー
スイッチ70が押されている状態で、自動玉貸スイッチ
69が押されていない場合には再プレーモードとなり、
自動玉貸LED77は消灯すると共に、その状態で自動
玉貸スイッチ69が押されると自動再プレーモードとな
り、自動玉貸LED77が点灯することになる。
【0046】上記玉貸モードにおいて、玉貸スイッチ6
8を押せば、持点カードのカード残高から所定数のカー
ド残高が引き落とされて残高表示部64でカード残高が
減算更新表示される。一方、カード残高の引き落としと
引き換えに所定数の持点が遊技者に付与され、付与され
た持点数が前記持点表示ユニット6の持点表示部49に
加算更新表示される。この場合の持点は持点表示部49
にて大きく表示されるので、遊技者の視認性は良好とな
り、持点のアピール度が向上する。
【0047】持点表示部49に持点が存在する状態で操
作ハンドル57を操作すれば、遊技機1内に封入されて
いる打玉が後述する如く打球ハンマ105により一発ず
つ遊技領域15内に打ち込まれる。打ち込まれた打玉は
発射玉検出器114(図11)により一つずつ検出さ
れ、検出のある毎に持点表示部49の持点数が一つずつ
減算更新表示される。
【0048】発射勢いが弱すぎて遊技領域15にまで到
達しなかった打玉はファール玉入口より回収され、遊技
盤4の裏面に設けられたファール玉検出器116(図1
1)で検出される。ファール玉が検出されるごとに持点
表示部49で持点数が一つずつ加算更新表示される。こ
れにより、遊技者の打玉が遊技領域15にまで到達する
機会を得ることなく減算更新された持点を有効に再度使
用することができる。
【0049】打玉が始動入賞口17、或いは、可変入賞
球装置18に入賞すれば、その入賞に応じて所定数の持
点が遊技者に付与される。遊技者に付与された持点は、
持点表示部49に加算更新表示される。また、いずれの
入賞口にも入賞しなかった打玉はアウト口より回収され
る。
【0050】遊技領域15に打ち込まれた打玉が始動入
賞口17に入賞すればドラム式可変表示装置16で図柄
の可変表示が開始される。そして、ドラム式可変表示装
置16の可変表示結果が予め定められた特定の表示態様
(たとえば777)となれば、所謂大当りが発生する。
大当りが発生すれば、可変入賞球装置18が開成状態と
なり遊技者にとって有利な第一の状態となる。この第一
の状態は打玉の可変入賞球装置18への所定個数(たと
えば10個)の入賞、あるいは所定期間(たとえば30
秒間)の経過のうち、いずれか早い方の条件が成立する
ことにより終了して遊技者にとって不利な第二の状態、
すなわち、可変入賞球装置18が閉成した状態となる。
【0051】可変入賞球装置18が第一の状態となって
いる期間中に可変入賞球装置18内に進入した打玉は入
賞個数検出器117(図11)、或いは、特定入賞玉検
出器118(図11)により検出される。打玉が特定入
賞玉検出器118により検出されれば、その回の可変入
賞球装置18の第一の状態が終了するのを待って再度可
変入賞球装置18を第一の状態に制御する繰り返し継続
制御が行なわれる。この繰り返し継続制御の上限回数は
たとえば16回と定められている。
【0052】繰り返し継続制御がすべて終了して、所謂
大当り状態が終了すれば、その時点で持点表示部49に
表示されている持点はすべて景品交換用の景品交換持点
に変換され、遊技者が最終的に遊技を終えるまで記憶さ
れる。そして、遊技者が遊技終了操作を行ない、持点カ
ードがカードユニット装置10から排出される際に持点
カードにこの景品交換持点が累積記憶される。
【0053】尚、持点表示部49に表示されていた持点
が景品交換持点に変換されると同時に持点表示部49の
表示は0にクリアされる。従って、大当りの終了後、遊
技を続行するためには、改めてカード残高の引落操作を
行なわなければならない。また、一時的に累積記憶され
ている景品交換持点を引き落として遊技に使用すること
はできず、さらに持点カードに既に記録されている景品
交換持点が存在するとしても、直接これを引き落として
遊技に使用することはできない。
【0054】景品交換持点は、原則として景品交換専用
の持点として定められているからである。なお、この景
品交換持点と区別する意味で、特に持点表示部49に表
示され遊技に直接使用可能な持点のことを遊技持玉と呼
ぶ。持点表示部49には常時この遊技持玉が表示され
る。一方、景品持玉表示部65には上記景品交換持点を
表示する。これを景品持玉と呼び、この際には貯玉LE
D76は消灯して景品持玉LED75が点灯する。
【0055】尚、先の説明では、大当り状態が終了した
時点で持点表示部49に表示されている遊技可能持点
(遊技持玉)が景品交換持点(景品持玉)に変換される
旨、説明したが、大当り成立時にドラム式可変表示装置
16に停止表示されている図柄が予め定められたラッキ
ーナンバーと一致する場合には、これに基づいた大当り
状態終了後、前述した持点の変換処理を実行することな
く遊技可能持点を継続して遊技に使用可能な「持点遊
技」が許容される。そして、予め定められたアンラッキ
ーランバーがドラム式可変表示装置16に停止表示さ
れ、大当りが発生したことを条件に持点遊技の許容状態
が取り消されて大当りの終了後に前述した持点の変換処
理が実行される。
【0056】ここで、遊技機1での遊技状況に応じて持
点数(遊技持玉)が残り少なくなれば、再度玉貸スイッ
チ68を押圧操作することにより、カード残高が減算更
新されると共に、持点(遊技持玉)を加算更新させるこ
とができる。しかしながら、カード残高のこのような引
落操作が面倒である場合には、自動玉貸スイッチ69を
押圧操作して前述の自動玉貸モードに変更すればよい。
これにより、遊技可能持点が所定数以下になれば自動的
にカード残高が引き落とされて持点表示部49に所定数
の持点が加算更新表示されるようになる。モードが自動
玉貸モードにある場合には、自動玉貸LED77が点灯
してその旨が表示される。
【0057】次に、食事を採るなどの目的のために一旦
遊技を中断したい場合には、中断スイッチ67を押すこ
とにより、中断途中から遊技を再開させる権利を有した
状態で遊技を中断することができる。この中断中には中
断LED78が点灯すると共に、持点表示部49には
「中断中」の文字表示が大きく成される。また、中断が
行なわれた際にカードユニット装置10に挿入されてい
た持点カード以外のカードを使用した遊技が拒絶され
る。
【0058】遊技を終了する場合には、精算スイッチ
(返却操作手段)66を押せばよい。これにより、残高
表示部64に表示されているカード残高、および持点表
示部49に表示されている遊技可能持点(遊技持玉)
が、それぞれ更新後の情報として持点カードに記録され
る。また、景品交換持点(景品持玉)が存在する場合に
は、これが持点カードに記録される。
【0059】尚、既に持点カードに以前遊技で獲得した
景品交換持点が記録されている場合には、景品交換持点
が加算更新されることとなる。以上において、持点カー
ドには、カード残高の他、遊技可能持点(遊技持玉)お
よび景品交換持点(景品持点)がそれぞれ記録されてい
ることとなる。情報の書き換えが終了した持点カード
は、カードユニット装置10のカード挿入口13から排
出される。
【0060】持点カードに記録される景品交換持点(景
品持玉)および遊技可能持点(遊技持玉)は、それぞれ
の持点を所有することとなった当日限りにおいて有効な
持点である。従って、遊技可能持点を当日中に遊技に使
用しない場合や景品交換持点および遊技可能持点を当日
中に景品交換に使用しない場合には、翌日以降はそれら
の持点は無効扱いとなる。遊技場内には、これらの持点
を当日以降も景品交換に有効に使用可能な有価価値であ
る「貯玉」に変換するための変換処理装置が設けられて
いる。
【0061】例えば、この種の変換処理装置は遊技場内
のスペースを有効活用するために景品交換操作を行なう
ための景品交換処理装置と兼用構成されている場合が多
い。景品交換持点あるいは遊技可能持点を「貯玉」に変
換したい場合には、それらの持点の記録された持点カー
ドを前記変換処理装置に挿入し、貯玉に変換したい持点
の種類(遊技可能持点、景品交換持点)および持点数を
指定して実行操作すればよい。これにより、指定された
持点が「貯玉」に変換され、持点カードに記録される。
尚、持点カードには直接記録されず、会員管理コンピュ
ータなどで記憶しておくようにしてもよい。
【0062】尚、操作以前に既に過去の変換操作に基づ
いて「貯玉」が存在する場合には、これに累積して加算
更新されることになる。ここで「貯玉」を定義付けるな
らば、「貯玉」とは、持点を遊技場預かりとして累積的
に保管された有価価値となる。持点を「貯玉」に変換す
ることにより、遊技行為当日のみならず過去において獲
得した持点を累積的に保管できることとなる。遊技者
は、貯玉を繰り返し行なうことにより、一度の遊技では
獲得することが困難な景品交換額の大きな景品を獲得す
ることが可能となる。また、「貯玉」の量に応じて遊技
場毎に様々なサービスも可能となる。
【0063】一方、持点カードに記録されているカード
残高や遊技可能持点を使用することなく、貯玉を用いて
遊技を行ないたいという遊技者のニーズがある。このよ
うな場合には、表示操作部55のリプレースイッチ70
を押して、持点の引き落としを行なう際に、これをカー
ド残高から行なうのか、貯玉から行なうのかを選択でき
るように構成されている。
【0064】即ち、表示操作部55に設けられたリプレ
ースイッチ70を押すことにより、貸出モードは貯玉か
らリプレー回数(貯玉数÷1回の引き落し玉数=持点で
計算されるリプレーの許容回数で、1回リプレーするご
とにリプレー1回に対応する貯玉数が減算される。)を
引き落とす前記再プレイモード或いは自動再プレイモー
ドとなる。尚、貸出モードが再プレイモードに設定され
ている場合には、玉貸スイッチ68の押圧操作に基づい
て貯玉からリプレー回数が引き落とされ、貸出モードが
自動再プレイモードに選択されている場合には、遊技者
の持点数が所定数以下となれば自動的に貯玉から所定数
のリプレー回数が引き落とされるように構成されてい
る。
【0065】貸出モードが再プレイモードあるいは自動
再プレイモードに設定されている場合には、残高表示部
64にはカード残高に代えて遊技に使用可能なリプレー
回数が表示される。また、この場合はリプレー回数LE
D73が点灯する。ここで、「再プレイ(リプレー)」
とは、特に貯玉を用いて遊技を行なうこと、或いは、そ
の状態をいう。尚、この貯玉数はカードデータスイッチ
71を押すことにより、景品持玉表示部65に切り換え
て表示させることができる。その際は、景品持玉LED
75が消灯して貯玉LED76が点灯する。
【0066】ここで、遊技領域15にて玉詰まりなどが
生じた場合には、呼出スイッチ(呼出操作手段)74を
押圧操作する。この呼出スイッチ74が押圧されると、
遊技機設置島に設けられた呼出表示器が点灯し、更に、
ホールコンピュータに通報が成されると共に、持点表示
部49には「CALL」の文字が大きく表示され、係員
によるメンテナンスを促す。また、この「CALL」の
文字表示によって遊技者は係員の呼出が行われたことを
確認できる。即ち、この場合、持点表示部49は呼出操
作報知手段となる。
【0067】尚、このように持点表示部49に表示を行
うことなく、格別な呼出操作報知用のランプを下部前面
枠3B(表示操作部55など)に取り付けても良い。そ
の場合には、呼出スイッチ74の操作により、持点表示
部49の「CALL」表示に代わって係るランプが点灯
することになる。
【0068】次に、図2、図8〜図10において遊技機
1の背面側には、上部前面枠3Aの裏側に対応して開閉
部材82が設けられると共に、その下側の下部前面枠3
Bに対応して取付ベース83が設けられている。開閉部
材82は取付ベース83とは別体で構成され、取付ベー
ス83の上方に位置している。この開閉部材82は、図
8に示す如く上部前面枠3Aの裏面一側に設けられた回
転軸84に開閉部材82一側上下の係合孔85を回動且
つ着脱自在に係合することにより軸支され、その非枢支
側をロック機構86によって上部前面枠3Aに係脱自在
に固定されている。
【0069】尚、上部前面枠3Aの裏面周囲の複数箇所
に遊技盤固定レバー87a、87b、87cが設けられ
ている。そして、遊技機1の背面側において遊技盤4
は、上部前面枠3A内に納められ、遊技盤固定レバー8
7a、87b、87cにより着脱自在に固定されてい
る。
【0070】そして、遊技機1の背面の遊技盤4の中央
部には、機構板88が設けられており、その中央部に前
記ドラム式可変表示装置16が取り付けられている。開
閉部材82はこのドラム式可変表示装置16の左右及び
上側を囲むような略門型形状に形成されており、ドラム
式可変表示装置16の上側に位置する開閉部材82の裏
面には遊技機1の遊技内容(前述したドラム式可変表示
装置16の大当たり制御など)を制御するためのマイク
ロコンピュータから成る前記遊技制御基板81が着脱自
在にネジ止めされている。そして、この遊技制御基板8
1には、信号の入出力を行なうための配線が接続される
コネクタ81Aが設けられている。
【0071】また、遊技制御基板81の後方から見て右
側には情報端子板89が開閉部材82に着脱自在にネジ
止めされている。情報端子板89には、外部(ホールコ
ンピュータ)と遊技機1との間の信号線を接続するため
の端子や外部電源供給線が接続される電源ソケット、電
源スイッチ、コネクタなどが設けられている。また、こ
の情報端子板89の下側であって、ドラム式可変表示装
置16の後方から見て右側には電飾制御基板91が開閉
部材82に着脱自在にネジ止めされている。この電飾制
御基板91は遊技制御基板81に電気的に接続され、前
記装飾LED21や装飾ランプ22などの電飾の点灯を
制御する。尚、効果音スピーカ25や後述する報知音発
生手段としてのカードユニット用スピーカ109(音発
生装置)を制御する音声制御基板(後述する図11では
112で示す)も遊技制御基板81から分離して設け、
電飾制御基板91同様に開閉部材82に着脱自在に取り
付けても良い。
【0072】このように上部前面枠3A裏側に着脱且つ
開閉自在の開閉部材82を取り付け、この開閉部材82
に遊技制御基板81や情報端子板89、電飾制御基板9
1を取り付けているので、これら各基板の交換、メンテ
ナンスが容易となる。また、開閉部材82を開いた状態
で上部前面枠3Aのメンテナンスを行えるので、ドラム
式可変表示装置16や遊技盤4の修理・交換も容易とな
る。特に、開閉部材82は取付ベース83とは別体に構
成されているので、後述する玉循環ユニット部97を開
閉すること無くこれらの作業を行うことができるように
なる。
【0073】一方、取付ベース83は、図9、図10に
示す如く下部前面枠3Bの裏面一側に設けられた回転軸
93に取付ベース83一側の係合孔94を回動且つ着脱
自在に係合することにより軸支され、その非枢支側をロ
ック機構95によって下部前面枠3Bに係脱自在に固定
されている。
【0074】ここで、遊技機1の始動入賞口17や可変
入賞球装置18内に進入した打玉(入賞玉)は遊技盤4
の裏面側に導かれる。この遊技盤4の裏面下方における
下部前面枠3Bの裏側には、この遊技機1において打玉
の循環経路の一部を構成する玉循環ユニット部97が設
けられている。この玉循環ユニット部97は、前記取付
ベース83と、この取付ベース83の後方から見て右側
にネジ止めと係合にて着脱自在に取り付けられた後述す
る玉揚送部99などから構成され、この玉揚送部99に
はカセット式の玉磨き部98が着脱自在に取り付けられ
ている(図10)。
【0075】このように下部前面枠3Bの裏側に開閉且
つ着脱自在の取付ベース83を取り付け、この取付ベー
ス83に玉揚送部99、玉磨き部98などを着脱自在に
取り付けて玉循環ユニット部97を構成しているので、
玉循環ユニット部97の修理・交換メンテナンスが容易
となると共に、下部前面枠3B内の各機器のメンテナン
スも取付ベース83を開いた状態で行えるので、作業は
極めて容易となる。
【0076】また、玉循環ユニット部97には玉揚送部
99が設けられ、この玉揚送部99には受け樋部101
とこの受け樋部101に受け止められた打玉を揚送する
歯車102が設けられている。遊技盤4の裏面に導かれ
た入賞玉は入賞個数検出器117や特定入賞個数検出器
118にて検出処理された後、受け樋部101に送られ
る。また、アウト口より回収されたアウト玉はアウト玉
検出器119(図11)にて検出処理された後、同様に
受け樋部101に送られる。
【0077】このようにして受け樋101に回収された
打玉は、歯車102にて玉磨き部98に揚送される。こ
の玉磨き部98には巻出しリール98Aと巻き取りリー
ル98Bとの間に張られたテープ状の研磨紙が設けられ
ており、玉磨き部98に揚送された打玉にはこの研磨紙
が押し付けられて研磨される。
【0078】玉磨き部98にて研磨された打玉はその
後、前側循環ユニット部103に導入される。尚、前記
ファール玉はファール玉入口に回収されてファール玉検
出器116で検出処理された後、この前側循環ユニット
部103に導入される。この前側循環ユニット部103
は持点表示ユニット6の後側に位置して下部前面枠3B
上部一側の係支部104にユニット部103の係支孔1
03Aを回動且つ着脱自在に係支されている(図5)。
【0079】下部前面枠3Bの上部には、打玉を弾発発
射するための打球発射装置106が取り付けられてい
る。打球発射装置106には、前記打球ハンマ105や
打球モータ107が含まれている。前述したように前側
循環ユニット部103に導入された打玉は当該前側循環
経路ユニット103に形成された発射玉供給通路の傾斜
に沿って所定の打球発射位置へ導かれる。
【0080】打球発射位置へ導かれた玉は、打球ハンマ
105により発射レール108に向けて発射される。こ
の発射レール108の上端108A(先端)は、上部前
面枠3Aが閉じられた状態で、前記誘導レール14の下
端14A(入口端)に対応する位置に形成されている。
そして、前記ハンドルセット8の操作ハンドル57が操
作されると打球モータ107が駆動され、上述の如く打
球発射位置に一個ずつ供給された打玉を発射レール10
8に向けて発射する。発射レール108を上昇した打玉
は誘導レール14に誘導されて遊技領域15に打ち込ま
れることになる。以上のようにして、遊技機1内に封入
されている打玉が繰返し循環して遊技機1に使用され
る。
【0081】尚、下部前面枠3Bの中央部にはカードユ
ニット装置10の近傍であって、表示操作部55を有す
る表示ユニット7の後方に位置してカードユニット用ス
ピーカ109が取り付けられている(図9)。更に、外
枠2の下端左裏面には台管理装置111が取り付けられ
ている。この台管理装置111は前記カードユニット装
置10のカードユニット制御基板10Aからの各種カー
ド情報や遊技制御基板81からの遊技情報を受けると共
に、表示ユニット7内の回路基板から各種スイッチの操
作情報を受け、前述した玉貸などの制御や持点表示部4
9の表示制御などを実行する。また、前記情報端子板8
9を介してホールコンピュータなどとの間で情報の授受
を行う。
【0082】この台管理装置111と遊技制御基板81
や情報端子板89、カードユニット装置10、持点表示
部49などとの間の配線は、遊技機1の裏面の向かって
右側(枢支側)に沿って配設されている。これにより、
上部前面枠3Aや下部前面枠3B、開閉部材82が回動
する際にも支障がないように構成されている。尚、この
台管理装置111を下部前面枠3B裏面に取り付けても
良い。
【0083】次に、図11は遊技機1の電気回路のブロ
ック図を示している。台管理装置111は前述の如く遊
技制御基板81、カードユニット制御基板10Aと接続
される。また、台管理装置111には前記各検出器と接
続される検出回路113、表示操作部55の各スイッチ
や電気的表示部の回路基板や持点表示部49の回路基板
と接続される入出力回路121、情報端子板89、電飾
制御基板91、玉揚送部99の歯車102を駆動するリ
フトモータ102Mの制御を行うためのリフト制御回路
123、カセット式の玉磨き部98の研磨紙の巻き取り
モータ98Mの制御を行うための研磨制御回路124及
び巻き取りモータ98Mの過負荷状態を検出する過負荷
検出回路126、打球発射装置106の打球モータ10
7を制御するための発射制御回路127などが接続され
ている。
【0084】更に、この実施例では前述の如く音声制御
基板112が遊技制御基板81から分離され、台管理装
置111及び遊技制御基板81に接続されており、音声
制御基板112には効果音スピーカ25とカードユニッ
ト用スピーカ109が電気的に接続される。
【0085】台管理装置111及び各基板による打球発
射、引落・精算、カード処理、発光・表示制御、遊技制
御基板81と協動した遊技関連制御、リフトモータ10
2Mで駆動される歯車102による玉循環などの各制御
は前述した通りであるので、ここでは説明を省略する。
玉磨きに関しては、台管理装置111は巻き取りモータ
98Mによって一定の間隔で予め規定された量だけ研磨
紙を更新する。
【0086】前記音声制御基板112は電子音により音
階とメッセージ音声とを発生させる音声合成回路とメモ
リを内蔵している。そして、遊技制御基板81からの制
御信号に基づき、効果音スピーカ25を用いて遊技機1
の上部から当該遊技機1の遊技の進行に応じた効果音
(BGMを含む)を発生させる。
【0087】また、音声制御基板112のメモリには例
えば図12に示す如き音声合成に関するデータテーブル
が記憶されており、表示操作部55の各操作スイッチの
押圧操作などに基づいて発生する台管理装置111から
信号に応じ、この音声合成テーブルからメッセージを選
択してカードユニット用スピーカ109から発声(報知
音)する。
【0088】即ち、玉貸スイッチ68が押圧される引落
操作が行われた場合には、台管理装置111は音声制御
基板112に信号を送ってカードユニット用スピーカ1
09から「がんばってください。」と発声する。また、
精算スイッチ66が押圧されるカード返却操作が行われ
た場合には、台管理装置111は音声制御基板112に
信号を送ってカードユニット用スピーカ109から「あ
りがとうございました。」と発声する。更に、呼出スイ
ッチ74が押圧されると、台管理装置111は音声制御
基板112に信号を送ってカードユニット用スピーカ1
09から「係員を呼び出しました。」と発声する。ま
た、自動玉貸スイッチ69が押圧されると、台管理装置
111は音声制御基板112に信号を送ってカードユニ
ット用スピーカ109から「自動玉貸モードです。」と
発声する。
【0089】更に、中断スイッチ67が押圧された場合
には、台管理装置111は音声制御基板112に信号を
送ってカードユニット用スピーカ109から「遊技を中
断します。」と発声する。また、カードデータスイッチ
71が押圧されて景品持玉LED75の点灯に切り替わ
った場合には、台管理装置111は音声制御基板112
に信号を送ってカードユニット用スピーカ109から
「景品持玉数を表示します。」と発声すると共に、貯玉
LED76の点灯に切り替わった場合には「貯玉数を表
示します。」と発声する。
【0090】また、リプレースイッチ70が押圧されて
カード残高LED70の点灯に切り替わった場合には、
台管理装置111は音声制御基板112に信号を送って
カードユニット用スピーカ109から「カード残高を表
示します。」と発声すると共に、リプレー回数LED7
3の点灯に切り替わった場合には「リプレー回数を表示
します。」と発声する。
【0091】更にまた、持点カードの読み取り不能など
のカードエラーが生じた場合には、台管理装置111は
音声制御基板112に信号を送って、カードユニット用
スピーカ109から「係員を呼んでください。」と発声
する。そして、台管理装置111は持点表示器49に
「CALL」表示を行い(或いは、後述する呼出表示器
を点灯)、ホールコンピュータへの通報を行う。
【0092】また、台管理装置111は、表示操作部5
5の呼出スイッチ74が操作されると入出力回路21を
介して持点表示装置49に表示データを送信し、前述し
た如く持点表示部49に「CALL」の文字を大きく表
示する。尚、前述の如く格別なランプを設けた場合に
は、このランプを点灯させる。同時に、情報端子板89
を介して遊技機設置島に設けられた図示しない呼出表示
器に点灯指示を行うと共に、ホールコンピュータに呼出
操作があった旨のデータを送信して通報を行う。これに
より、係員によるメンテナンスが成されることになる。
尚、上記呼出表示器は撤去し、持点表示器49のみで代
用しても良い。
【0093】このように本発明によれば、持点カードに
より特定される情報に基づき、内部に封入された打玉を
繰り返し弾発発射して遊技が行われる封入玉式遊技機1
において、遊技による効果音を発生する効果音スピーカ
25と、持点カードを処理するカードユニット装置10
の処理による報知音を発生するカードユニット用スピー
カ109とを設けたので、効果音スピーカ25により遊
技機1による遊技を聴覚的に盛り上げることができるの
に加えて、カードユニット用スピーカ109により持点
カードからの引落、持点カードの返却などの持点カード
の処理状況も聴覚的に報知することができるようにな
る。特に、効果音スピーカ25とカードユニット用スピ
ーカ109を別個の音発生装置にてそれぞれ構成したの
で、遊技者は効果音と区別して報知音(音声)を聞き取
り易くなり、カードユニット装置10の使用状態などを
的確に把握することが可能となる。
【0094】また、カードユニット装置10を遊技機1
下部の下部前面枠3Bに設け、カードユニット用スピー
カ109をこのカードユニット装置10の近傍に配置す
ると共に、効果音スピーカ25は遊技機1上部の上部前
面枠3A上部に配置したので、報知音(音声)をカード
ユニット装置10の近傍より発生させ、且つ、効果音は
この報知音(音声)から離間したところから発生させる
ことができるようになり、遊技者はより的確に報知音
(音声9を聞き取ることができるようになる。
【0095】更に、前述の如くカードユニット用スピー
カ109から音声によるメッセージでカードユニット装
置10の処理状況を報知するようにしているので、カー
ドユニット装置10による持点カードの種々の処理状況
などを遊技者により分かり易く報知することが可能とな
る。
【0096】また、所定の有価価値を引き落とすための
玉貸スイッチ68と、持点カードを返却するための精算
スイッチ66と、有価価値の残高を表示する残高表示部
64とを有する表示操作部55の後方にカードユニット
装置10を配置したので、表示操作部55の操作スイッ
チなどの操作に応じてカードユニット用スピーカ109
から発生される報知音(音声)を、当該操作などにより
一層関連付けて認識することができるようになる。
【0097】尚、上記実施例では遊技機1に効果音発生
手段として効果音スピーカ25を設け、これとは別に報
知音発生手段としてカードユニット用スピーカ109を
設けたが、それに限らず、カードユニット用スピーカを
効果音スピーカ25(この効果音スピーカ25が音発声
装置となる)で兼用しても良い。その場合の電気回路の
ブロック図を図13に示す。即ち、この場合には図9、
図11におけるカードユニット用スピーカ109は撤去
され、音声制御基板112には効果音スピーカ25のみ
が接続されることになる。
【0098】そして、音声制御基板112は前述の如く
遊技制御基板81からの信号に基づいて効果音スピーカ
25により当該遊技機1の遊技の進行に応じた効果音を
発生させる。また、台管理装置111からの信号に基づ
いて前述の如きメッセージを選択して効果音スピーカ2
5より発声(報知音)するものであるが、この場合、常
には効果音を発生させながら、報知音を発生する際のみ
この効果音を停止するようにして良く、また、効果音を
発生させているなかに時分割(人間の耳には繋がって聞
こえる)で報知音を混ぜ込んで発声させても良い。
【0099】このように、効果音発生手段と報知音発生
手段とを一つの効果音スピーカ25にて構成すれば、当
該効果音スピーカ25を兼用して効果音と報知音を発生
させることができるようになり、上記各効果に加えて部
品点数の削減と組立作業性の向上による生産コストの低
減を図ることが可能となる。
【0100】尚、効果音スピーカ25とカードユニット
用スピーカ109はステレオ方式でもモノラル方式のも
のでもよく、また、それぞれ単数であっても複数であっ
てもよい。また、請求項1の発明においては各スピーカ
の取付位置については特に限定されず、効果音スピーカ
25とカードユニット用スピーカ109を遊技機1の前
面左右に配置してもよい。更に、単一のスピーカで効果
音と報知音を出すものを遊技機1の上部(ガラス保持枠
5)などに設けてもよい。更にまた、上記各実施例では
カードユニット装置10を遊技機1の下部前面枠3Bに
取り付けたが、それに限らず、遊技機とは別体のカード
ユニット装置を遊技機と共に設置島に並設する場合にも
本発明は有効である。また、上記各実施例では遊技機1
の前面枠を別体の上部前面枠3Aと下部前面枠3Bにて
構成したが、それに限らず、通常の一枚の前面枠を備え
た封入玉式遊技機でも良い。その場合にも、表示操作部
やカードユニット装置、カードユニット用スピーカは当
該前面枠の下部に設けることになる。また、実施例では
持点カードとしてICカードを採り上げて本発明を説明
したが、該持点カードは接触型、非接触型どちらのIC
カードでも実施可能であり、また、磁気ストライプ、バ
ーコード、マークシート等の記録方法を使用した記録媒
体であっても良い。
【0101】また、以上の実施例から請求することがで
きる発明としては、更に以下のものが考えられる。 (1) 内部に封入された打玉を繰り返し弾発発射し、
遊技領域に打ち込んで遊技が行われる封入玉式遊技機に
おいて、所定の有価価値を引き落とすための引落操作手
段と、前記記録媒体を返却するための返却操作手段と、
前記残高を表示する残高表示部とを有する表示操作部
と、この表示操作部の操作による報知音を発生する報知
音発生手段とを備えたことを特徴とする封入玉式遊技
機。
【0102】
【発明の効果】以上詳述した如く請求項1の発明によれ
ば、記録媒体により特定される情報に基づき、内部に封
入された打玉を繰り返し弾発発射して遊技が行われる封
入玉式遊技機において、遊技における効果音を発生する
効果音発生手段と、記録媒体を処理する記録媒体処理装
置の処理における報知音を発生する報知音発生手段とを
設けたので、効果音発生手段により遊技機による遊技を
聴覚的に盛り上げることができるのに加えて、報知音発
生手段により記録媒体の処理状況も聴覚的に報知するこ
とができるようになる。特に、効果音発生手段と報知音
発生手段を別個の音発生装置にてそれぞれ構成したの
で、遊技者は効果音と区別して報知音を聞き取り易くな
り、記録媒体処理装置の使用状態などを的確に把握する
ことが可能となるものである。
【0103】また、請求項2の発明によれば、上記に加
えて記録媒体処理装置を下部に設け、報知音発生手段を
この記録媒体処理装置の近傍に配置すると共に、効果音
発生手段は記録媒体処理装置よりも上部に配置したの
で、報知音を記録媒体処理装置の近傍より発生させ、且
つ、効果音はこの報知音から離間したところから発生さ
せることができるようになり、遊技者はより的確に報知
音を聞き取ることができるようになる。
【0104】請求項3の発明によれば、記録媒体により
特定される情報に基づき、内部に封入された打玉を繰り
返し弾発発射して遊技が行われる封入玉式遊技機におい
て、遊技における効果音を発生する効果音発生手段と、
記録媒体を処理する記録媒体処理装置の処理における報
知音を発生する報知音発生手段とを設けたので、同様に
効果音発生手段により遊技機による遊技を聴覚的に盛り
上げることができるのに加えて、報知音発生手段により
記録媒体の処理状況も聴覚的に報知することができるよ
うになる。特に、これら効果音発生手段と報知音発生手
段とを同一の音発生装置にて構成したので、一つの音発
生装置を兼用して効果音と報知音を発生させることがで
きるようになり、部品点数の削減と組立作業性の向上に
よる生産コストの低減を図ることが可能となるものであ
る。
【0105】更に、請求項4の発明によれば、上記各発
明に加えて報知音発生手段は、メッセージ音声にて記録
媒体処理装置による処理を報知するようにしたので、記
録媒体処理装置による記録媒体の種々の処理状況を、遊
技者により分かり易く報知することが可能となるもので
ある。
【0106】更にまた、請求項5の発明によれば、上記
各発明に加えて所定の有価価値を引き落とすための引落
操作手段と、記録媒体を返却するための返却操作手段
と、有価価値の残高を表示する残高表示部とを有する表
示操作部の後方に報知音発生手段を配置したので、表示
操作部の操作などに応じて報知音発生手段から発生され
る報知音を、当該操作などにより一層関連付けて認識す
ることができるようになるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した実施例の封入玉式遊技機の斜
視図である。
【図2】図1の遊技機の背面斜視図である。
【図3】図1の遊技機の上部前面枠の斜視図である。
【図4】図3の上部前面枠の分解斜視図である。
【図5】図1の遊技機の下部前面枠の分解斜視図であ
る。
【図6】図5の下部前面枠を基体から外した状態の分解
斜視図である。
【図7】図1の遊技機の操作部の平面図である。
【図8】図1の遊技機の上部前面枠の背面分解斜視図で
ある。
【図9】図1の遊技機の下部前面枠の背面分解斜視図で
ある。
【図10】図9の下部前面枠の取付ベースと玉循環ユニ
ット部の分解斜視図である。
【図11】図1の遊技機の電気回路のブロック図であ
る。
【図12】図11の音声制御基板が有する音声合成テー
ブルのメッセージを説明する図である。
【図13】本発明の他の実施例の封入玉式遊技機の電気
回路のブロック図である。
【符号の説明】
1 遊技機(封入玉式遊技機) 2 外枠 3A 上部前面枠 3B 下部前面枠 4 遊技盤 5 透明板保持枠 6 持点表示ユニット 7 表示ユニット 8 ハンドルセット 10 カードユニット装置(記録媒体処理装置) 12 上部枠体 13 カード挿入口 15 遊技領域 16 ドラム式可変表示装置 17 始動入賞口 18 可変入賞球装置 20 透明板 25 効果音スピーカ(効果音発生手段、音発生装置) 44、45 カバー部材 49 持点表示部 54 カバー部材 55 表示操作部 64 残高表示部 65 景品持玉表示部 66 精算スイッチ(返却操作手段) 68 玉貸スイッチ(引落操作手段) 74 呼出スイッチ 81 遊技制御基板 82 開閉部材 83 取付ベース 97 玉循環ユニット部 98 玉磨き部 99 玉揚送部 109 カードユニット用スピーカ(報知音発生手段) 111 台管理装置 112 音声合成基板

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体により特定される情報に基づ
    き、内部に封入された打玉を繰り返し弾発発射して遊技
    が行われる封入玉式遊技機において、 遊技における効果音を発生する効果音発生手段と、 前記記録媒体を処理する記録媒体処理装置の処理におけ
    る報知音を発生する報知音発生手段とを備え、これら効
    果音発生手段と報知音発生手段を別個の音発生装置にて
    それぞれ構成したことを特徴とする封入玉式遊技機。
  2. 【請求項2】 前記記録媒体処理装置を下部に設け、前
    記報知音発生手段を該記録媒体処理装置の近傍に配置す
    ると共に、前記効果音発生手段は前記記録媒体処理装置
    よりも上部に配置したことを特徴とする請求項1の封入
    玉式遊技機。
  3. 【請求項3】 記録媒体により特定される情報に基づ
    き、内部に封入された打玉を繰り返し弾発発射して遊技
    が行われる封入玉式遊技機において、 遊技における効果音を発生する効果音発生手段と、 前記記録媒体を処理する記録媒体処理装置の処理におけ
    る報知音を発生する報知音発生手段とを備え、これら効
    果音発生手段と報知音発生手段とを同一の音発生装置に
    て構成したことを特徴とする封入玉式遊技機。
  4. 【請求項4】 前記報知音発生手段は、メッセージ音声
    にて前記記録媒体処理装置による処理を報知することを
    特徴とする請求項1、請求項2又は請求項3の封入玉式
    遊技機。
  5. 【請求項5】 所定の有価価値を引き落とすための引落
    操作手段と、 前記記録媒体を返却するための返却操作手段と、 前記有価価値の残高を表示するための残高表示部とを有
    する表示操作部を備え、 報知音発生手段をこの表示操作部の後方に配置したこと
    を特徴とする請求項1、請求項2、請求項3又は請求項
    4の封入玉式遊技機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009095540A (ja) * 2007-10-18 2009-05-07 Heiwa Corp 遊技機

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