JP2001321160A - パンの製造方法 - Google Patents

パンの製造方法

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JP2001321160A
JP2001321160A JP2000141034A JP2000141034A JP2001321160A JP 2001321160 A JP2001321160 A JP 2001321160A JP 2000141034 A JP2000141034 A JP 2000141034A JP 2000141034 A JP2000141034 A JP 2000141034A JP 2001321160 A JP2001321160 A JP 2001321160A
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Japan
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yeast
bread
dough
minutes
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Toshiaki Imura
聡明 井村
Takashi Onaka
孝 尾中
Hideo Muromachi
秀夫 室町
Hideki Kawasaki
秀樹 川崎
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Kyowa Hakko Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 風味が優れ、発酵臭が弱いパンを製造できる
酵母、該酵母を含有するパン生地、該酵母またはパン生
地を用いることを特徴とするパンの製造方法、該製造方
法により得られるパンを提供する。 【解決手段】 サッカロミセス属に属し、かつ食パン中
のイソアミルアルコール濃度が35ppm以下、イソア
ミルアルコール濃度/イソブチルアルコール濃度が2以
下、およびジアセチル濃度が1.5ppm以上であり、
2ml/g生地以上である酵母、該酵母のスクリーニン
グ方法、該酵母を含有するパン生地、該酵母および該パ
ン生地を用いることを特徴とするパンの製造方法、なら
びに該製造方法によって得られるパンに関する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、酵母、パン生地、
パンの製造方法およびパンに関する。
【0002】
【従来の技術】酵母を使用して得られるパン、アルコー
ル含有飲料、発酵調味料等の飲食品では、使用される酵
母の産生するエステル類、アルコール類等の香気成分
が、それら飲食品が有する香りの特性を決定づけ、これ
らの飲食品の品質に大きな影響を与えると考えられてい
る。
【0003】製パン業界においては、近年のグルメ指向
により、風味のより高いパンを提供することが望まれて
いる。香りの高いパンを得る方法として、酵母の生成す
るイソアミルアルコールおよびイソブチルアルコールの
量を増加させる方法が知られている(特許第28107
03号、特許第2886561号、特開平4−9178
2号、特開平6−133703号)。
【0004】しかし、高級アルコール、例えばイソアミ
ルアルコールやイソブチルアルコールの含量の高いパン
は、素材由来の好ましい風味が乏しくなることが知られ
ている。また、イソアミルアルコール量とイソブチルア
ルコール量の比率がパンの風味に及ぼす影響については
知られていない。ジアセチルは、「スエ臭」または「D
A臭」と呼ばれる不快臭を有する物質であり、酒類の品
質に悪影響を与えることが知られている(特開平7−1
71号、特開平6−197749号)。これに対し、パ
ン酵母の生成するジアセチル量とパンの風味との関係は
知られていない。
【0005】菓子パンの製造においては、高糖耐性を有
する酵母が用いられている(新しい製パン基礎知識、パ
ンニュース社、p30、1981年)。しかし、高糖耐
性とパンの風味との関係は知られていない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、風味が優
れ、発酵臭が弱いパンを製造できる酵母、該酵母を含有
するパン生地、該酵母またはパン生地を用いることを特
徴とするパンの製造方法、該製造方法により得られるパ
ンを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、サッカロミセ
ス属に属し、かつ下記の特性1および2を有する酵母、
該酵母を含有してなるパン生地、該酵母または該パン生
地を用いることを特徴とするパンの製造方法、および該
製造方法により得られるパンに関する。また、本発明
は、サッカロミセス属に属し、かつ下記の特性1および
2を有する酵母を選択することからなる、風味が優れお
よび/または醗酵臭が弱いパンの製造に用いられる酵母
のスクリーニング方法、該方法により得られる酵母、該
酵母を含有するパン生地、該酵母または該パン生地を用
いることを特徴とするパンの製造方法、および該製造方
法により得られるパンに関する。
【0008】特性1:(1)強力粉1050g、該酵母の
圧搾物30g、イーストフード[例えば、パンダイヤC
−500、パンダイヤC−100、パンダイヤC−20
0、パンダイヤC−300(以上、いずれも協和発酵工
業株式会社製)]1.5gおよび水630gを、捏上温
度が24℃になるよう、パンミキサーを用いて低速で3
分間、中低速で2分間ミキシングする工程、(2)工程(1)
で得られた生地を28℃で4時間発酵させる工程、(3)
工程(2)で得られた生地に強力粉450g、砂糖75
g、食塩30g、脱脂粉乳30gおよび水390gを加
え、パンミキサー[例えば、SS型151、SS型11
1(以上、いずれも関東混合機工業株式会社製)、マイ
ティ30型(株式会社愛工舎製作所製)]を用いて低速
で3分間、中低速で2分間ミキシングした後、ショート
ニング75gを加えて捏上温度が27℃になるよう、パ
ンミキサーを用いて低速で2分間、中低速で3分間、中
高速で3分間ミキシングする工程、(4)工程(3)で得られ
た生地を20〜25℃で20分間静置する工程、(5)工
程(4)で得られた生地を分割して210gの塊を6個と
り、これらを丸める工程、(6)工程(5)で得られた6個の
生地を20〜25℃で20分間静置する工程、(7)工程
(6)で得られた6個の生地をガス抜きし、3斤食パン型
に入れて成型した後、生地の容積が型容積の80%に達
するまで、38℃、湿度85%で発酵させる工程、(8)
工程(7)で得られた生地を、オーブンにて210℃で3
5分間焼成する工程、からなる連続した8工程により食
パンを製造し、(ア)該食パンの中心部分8gに液体窒素
を加え、乳鉢にて粉砕する工程、(イ)工程(ア)で得られた
粉末3gを22ml容の試料ビンに入れ、密栓する工
程、(ウ)工程(イ)で得られた試料ビンを60℃、15分間
保温する工程、(エ)工程(ウ)で得られた試料ビン内のヘッ
ドスペース・ガスをガスクロマトグラフィーにより定量
分析する工程、からなる連続した4工程で測定した場
合、該食パン中のイソアミルアルコール濃度が35pp
m以下、好ましくは10〜35ppm、イソアミルアル
コール濃度/イソブチルアルコール濃度が2以下、好ま
しくは1〜2およびジアセチル濃度が1.5ppm以
上、好ましくは1.5〜3.0ppmである。
【0009】特性2:(a)強力粉100g、該酵母の圧
搾物3gおよび水20gからなる酵母懸濁液、ならびに
砂糖30g、食塩0.5gおよび水32mlからなる水
溶液を、ナショナル・コンプリートミキサーを用いて1
00rpmで2分間ミキシングする工程、(b)工程(a)で
得られた生地20gを225ml容の試料ビンに入れ、
密栓する工程、(c)工程(b)で得られた試料ビンを30
℃、5分間保温する工程、(d)工程(c)で得られた試料ビ
ンを、ファーモグラフ[例えば、ファーモグラフII(ア
トー株式会社製)]を用いて、30℃、2時間で発生す
る炭酸ガス量を定量分析する工程、からなる連続した4
工程で測定した場合、炭酸ガス発生量が2ml/g生地
以上、好ましくは2〜5ml/g生地である。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の特性に記載された酵母の
圧搾物は、以下の方法により調製することができる。水
1Lにグルコース10g、ペプトン5g、酵母エキス3
g、麦芽エキス3g、寒天20gを加え、pH6に調整
後、120℃で20分間殺菌して調製したYM培地から
なるスラントを調製する。該スラントに、本発明の酵母
を1白金耳植菌し、30℃で2日間培養し、活性スラン
トを調製する。得られた活性スラントに滅菌水5mlを
加えて菌体を懸濁する。該懸濁液2.5mlを、120
℃で20分間殺菌した2L容斜ヒダ付き三角フラスコの
糖蜜培地(水300ml、糖濃度3%分の糖蜜、リン酸
一カリウム0.33g 、尿素0.135g)に2.5
ml植菌し、30℃で24時間振とう培養(220rp
m)する。得られた培養液全量を、120℃で20分間
殺菌した5L容ジャーファーメンターの培地(水1.8
L、硫酸アンモニウム43.2g、リン酸一カリウム1
4g、硫酸マグネシウム2.2g)に加え、120℃で
5分間殺菌した糖蜜培地(全糖濃度48%)800ml
を用いて、30℃で30時間の流加培養を行う。培養期
間中はアンモニア水でpH5.0に調整する。培養終了
後、培養液を遠心分離して菌体を集め、これを洗浄後、
脱水することにより、酵母の圧搾物が得られる。なお、
本発明の特性中に記載された「酵母の圧搾物」とは、該
圧搾物中の酵母の乾物重量の比率が33重量%に相当す
るものとする。
【0011】酵母の圧搾物中の乾物重量の比率は、以下
の方法により算出できる。酵母の圧搾物を約3g(A)
を秤量し、105℃で5時間乾燥させる。その乾物重量
(B)を測定し、次式によって乾物重量の比率(%)を
算出する。 乾物重量の比率(%)=100×(B/A) 本発明の特性を評価する際には、該圧搾物中の酵母の乾
物重量の比率を30〜35重量%に調整した圧搾物を用
いる。なお、使用する「酵母の圧搾物」と乾物重量の比
率が33重量%に相当する「酵母の圧搾物」とが同じ結
果を得るために、使用する「酵母の圧搾物」の使用量を
次式により補正した後、補正した量を用いて本発明の特
性を評価する。 「酵母の圧搾物」の使用量(g)=(イ)×33/
(ロ) (イ)本発明の特性中に記載された「酵母の圧搾物」の
使用量 (ロ)圧搾物の乾物重量の比率 本発明の特性に記載されたイソアミルアルコール濃度、
イソブチルアルコール濃度およびジアセチル濃度の値
は、以下の測定条件を用いて、試料ビン内のヘッドスペ
ース・ガスをガスクロマトグラフィーにより定量分析す
ることにより得られる。 装置:Tekmar製HEAD SPACE AUTO
Sampler 7000(HP5890II、HEW
LETT PACKARD社製) カラム:キャピラリーカラムTC−WAX 60m(長
さ)×0.25μm(膜厚)×0.25mm(内径)
(ジーエルサイエンス社製) 測定条件:カラム温度;初期温度40℃、初期保持時間
10分;昇温速度4℃/分;最終温度240℃、最終保
持時間10分 キャリアガス;ヘリウム(流量1ml/分) 挿入温度;150℃ イオン源温度;280℃ 取り込み質量範囲;m/z 35〜200 なお、イソアミルアルコール、イソブチルアルコールお
よびジアセチルの定量は内部標準法を用いて行い、内部
標準試料としてシクロヘキサノールを使用する。本定量
分析において、イソアミルアルコール、イソブチルアル
コールおよびジアセチルの検量線は、以下の方法により
作成する。市販の食パンの中心部分8gに液体窒素を加
え、乳鉢にて粉砕した後、該粉末3gを22ml容の試
料ビンに入れる。該試料ビンに該粉末に対して種々の濃
度(重量部)のイソアミルアルコール、イソブチルアル
コールおよびジアセチルを加え、密栓する。密栓した
後、60℃、15分間保温し、ヘッドスペース・ガスを
ガスクロマトグラフィーにより分析する。イソアミルア
ルコール、イソブチルアルコールおよびジアセチルの添
加濃度とピーク面積の増加分より検量線を作成する。こ
の検量線を用いることにより、パン中のイソアミルアル
コール、イソブチルアルコールおよびジアセチルの濃度
を求めることができる。
【0012】本発明の酵母のスクリーニング方法とし
て、例えば、自然界、例えば小麦粉、ライ麦などの穀物
粉に水を添加して得られる発酵物等から、上記の特性を
有するサッカロマイセス(Saccharomyces)属に属する
酵母、好ましくはサッカロミセス・セレビシエ(Saccha
romyces cerevisiae)に属する酵母として分離すること
ができる。また、パン酵母、清酒酵母、ワイン酵母、ビ
ール酵母、味噌・醤油酵母等のサッカロミセス属に属す
る市販酵母に、公知の変異誘導方法、例えば紫外線照
射、X線照射、エチルメタンスルホネートやN−メチル
−N’−ニトロ−N−ニトロソグアニジンなどの変異誘
起剤処理、遺伝子操作等により変異させることにより、
上記の特性を有する株を選抜することにより、取得する
ことができる。
【0013】本発明の酵母の具体例としては、サッカロ
ミセス・セレビシエH−9444(以下、H−9444
株という)、サッカロミセス・セレビシエYHK205
7(以下、 YHK2057株という)およびサッカロ
ミセス・セレビシエYHK2058(以下、 YHK2
058株という)があげられる。H−9444株は、小
麦粉発酵物からの分離株であり、ブダベスト条約に基づ
いて、平成12年5月10日付けで工業技術院生命工学
工業技術研究所(茨城県つくば市東1丁目1番3号、郵
便番号305−8566)にFERM BP−7153
として寄託されている。
【0014】YHK2057株は、以下の方法により取
得した変異株である。市販パン酵母であるダイヤイース
ト(協和発酵工業株式会社製)を、50mlのYPD培
地(酵母エキス1%、ポリペプトン2%、グルコース2
%)に1白金耳植菌し、30℃、16時間振盪培養後、
遠心分離して菌体を集めた。集菌後、滅菌水で2回洗浄
し、0.2Mリン酸緩衝液27.6mlに懸濁した。該
懸濁液に40%グルコース溶液1.5mlおよびエチル
メタンスルホネート0.9mlを加え、30℃で180
分間緩やかに振盪した。集菌後、5%チオ硫酸ナトリウ
ム溶液にて10分間中和し、滅菌水で3回洗浄した後、
滅菌水10mlに懸濁した。該懸濁液をYPD平板培地に
塗布し、30℃で48時間培養してコロニーを生育させ
た。得られたコロニーの中から、親株より焼成した食パ
ン中のジアセチル量が増加し、かつイソアミルアルコー
ル/イソブチルアルコールの低下した株として、 YH
K2057株を取得した。
【0015】YHK2058株は、親株としてダイヤイ
ーストの代わりにダイヤイーストFT−S(協和発酵工
業株式会社製)を用いる以外はYHK2057株を用い
て、同様の変異処理を行うことによって取得した変異株
である。本発明の酵母は、通常の酵母の培養条件、すな
わち炭素源、窒素源、無機物、アミノ酸、ビタミン等を
含有する培地中で、好気的条件下、温度27〜32℃で
培養することができる。
【0016】炭素源としては、グルコース、シュークロ
ース、澱粉加水分解物、糖蜜等が使用できるが、廃糖蜜
が好適に用いられる。窒素源としては、アンモニア、塩
化アンモニウム、硫酸アンモニウム、炭酸アンモニウ
ム、酢酸アンモニウム、尿素、酵母エキス、コーン・ス
チープ・リカー等が用いられる。
【0017】無機物としては、リン酸マグネシウム、リ
ン酸カリウム等が、アミノ酸としてはグルタミン酸等
が、ビタミンとしては、パントテンサン、チアミン等が
用いられる。 培養は、流加培養が適当である。培養終
了後、培養液から酵母菌体を分離、洗浄して、酵母懸濁
液の酵母菌体濃度を調整し、これをパン生地やパンの製
造に用いることができる。得られた酵母懸濁液から回転
式真空脱水機やフィルタープレス等の濾過機を用いて菌
体を回収、脱水させて60〜75重量%の水分含量の圧
搾酵母を調製するか、脱水させた酵母菌体をさらに乾燥
機を用いて乾燥させることにより2〜10重量%の水分
含量のドライイーストを調製し、これらをパン生地やパ
ンの製造に用いることもできる。
【0018】本発明に係わるパン生地は、穀物粉、通常
小麦粉に本発明の酵母、食塩、水さらに必要に応じて砂
糖、脱脂粉乳、卵、イーストフード、ショートニング等
を加え、ミキシングして得られる。代表的なパン生地の
製造法には、ストレート法と中種法があり、前者は全原
料を最初から混合する方法で、後者は、まず小麦粉の一
部に酵母と水を加えて中種をつくり、発酵後に残りの原
料を合わせる方法である。
【0019】本発明で酵母を添加する生地としては、小
麦粉、食塩に水を加え、ミキシングしたものであればい
ずれも用いられ、具体的には小麦粉、食塩、油脂の原料
に必要に応じて砂糖、ショートニング、バター、脱脂粉
乳、イーストフード、卵等の副原料を加え、これに水を
加え、ミキシングしたものがあげられる。次にパンの製
造法について説明する。
【0020】穀物粉、好ましくは小麦粉に、食塩、油
脂、水および上記で得られた酵母菌体、好ましくは圧搾
酵母、さらに必要に応じて砂糖、ショートニング、バタ
ー、脱脂粉乳、イーストフード、卵等を加えることによ
り、パン生地を得る。代表的な食パン、菓子パン等の製
パン法にはストレート法と中種法があり、前者は、全原
料を最初から混ぜる方法であり、後者は、まず穀物粉の
一部に酵母と水を加えて中種をつくり、発酵後に残りの
原料を合わせる方法である。
【0021】ストレート法は、全原料をミキシングした
後、25〜30℃で発酵し、分割、ベンチを行い、成
型、型詰めする。ホイロ(35〜42℃)を経た後、焼
成(200〜240℃)する。中種法は、使用する穀物
粉の全量の約7割、酵母、イーストフード等に水を加え
ミキシングし、25〜35℃で3〜5時間発酵させた
後、残りの原料(穀物粉、水、食塩、ショートニング
等)を追加し、ミキシング(本捏)、分割、ベンチを行
い、成型、型詰めする。ホイロ(35〜42℃)を経た
後、焼成(200〜240℃)する。
【0022】デニッシュペストリー、クロワッサン等を
製造する場合は、例えば次の様に行う。穀物粉、食塩、
前記で得られた酵母、砂糖、ショートニング、卵、脱脂
粉乳の原料に水を加えてミキシングし、パン生地とす
る。次いで、バター、マーガリン等の油脂をパン生地に
包み、圧延、折りたたみを繰り返すことにより、生地と
油脂の多層を作る。パン生地の調製方法としては、捏上
生地温度を15℃位に低くして捏上げ、目的とする層数
まで冷却することなく油脂を折り込む方法と、油脂の折
り込み作業の途中で冷蔵庫又は冷凍庫にて何回か冷却を
取って行う、いわゆるリタード製法の2つの方法があ
る。
【0023】得られた生地を圧延、分割、成型して型詰
めする。ホイロ(30〜39℃)を経た後、焼成(19
0〜210 ℃)する。以下に実施例を示す。
【0024】
【実施例】実施例1 H−9444株、 YHK2057株およびYHK20
58株、ならびに比較例としてダイヤイースト(協和発
酵工業株式会社製)、市販パン酵母1、市販パン酵母
2、市販パン酵母3について、それぞれ上記方法を用い
て酵母の圧搾物を調製し、以下の試験に用いた。
【0025】強力粉1050g、各酵母の圧搾物を30
g、イーストフード(パンダイヤC−500、協和発酵
工業株式会社製)1.5gおよび水630gを、捏上温
度が24℃になるようパンミキサー( SS型151、
関東混合機工業株式会社製)を用いて低速で3分間、中
低速で2分間ミキシングし、得られた生地を28℃で4
時間発酵させた。この生地に強力粉450g、砂糖75
g、食塩30g、脱脂粉乳30gおよび水390gを加
え、低速で3分間、中低速で2分間ミキシングした後、
ショートニング75gを加えて捏上温度が27℃になる
ように低速で2分間、中低速で3分間、中高速で3分間
ミキシングした。得られた生地を20〜25℃で20分
間静置した後に、これを分割して210gの塊を6個
(プルマン)とり、これらを球状に丸めた。丸めた生地
6個を20〜25℃で20分間静置した後にガス抜きし
た。これらの生地6個を3斤食パン型に入れて成型した
後、生地の容積が型容積の80%に達するまで、38
℃、湿度85%で50〜60分間発酵させた。得られた
生地を、オーブン( NC−GGG−21、三幸機械株
式会社製)にて210℃で35分間焼成して、食パンを
製造した。
【0026】得られた食パンについて、それぞれ中心部
分8gをとり、これに液体窒素を加え、乳鉢にて粉砕し
た。得られた粉末3gを22ml容の試料(バイアル)
ビンに入れて密栓した後、試料ビンを60℃、15分間
保温した。その後、食パン中のイソアミルアルコール濃
度、イソブチルアルコール濃度およびジアセチル濃度
を、上記の測定条件を用いて、ガスクロマトグラフィー
により定量分析した。結果を第1表に示す。
【0027】
【表1】
【0028】上記で得られた酵母の圧搾物について、酵
母の乾物重量の比率が33%になるよう補正した後、該
圧搾物3gに水20g加えて酵母懸濁液を調製した。得
られた酵母懸濁液、強力粉100g、ならびに砂糖30
g、食塩0.5gおよび水32mlからなる水溶液を、
ナショナル・コンプリートミキサーを用いて100rp
mで2分間ミキシングして生地を調製した。得られた生
地20gを225ml容の試料ビンに入れ、密栓し、3
0℃で5分間保温した。次に試料ビンを、ファーモグラ
フII(アトー株式会社製)を用いて、30℃、2時間で
発生する炭酸ガス量を測定した。結果を第2表に示す。
【0029】
【表2】
【0030】上記で得られた食パンについて、それぞれ
の発酵臭の強さおよびパンの香りの好ましさについて、
専門のパネラー7人により、強い(5点)、やや強い
(4点)、普通(3点)、やや弱い(2点)、弱い(1
点)からなる5点法を用いて、官能検査を行った。な
お、発酵臭の強さは評点の低い方が、香りの好ましさに
ついては評点の高い方が、それぞれ良好な結果を示す。
一方、食パンの製造において、「生地を分割して210
gの塊を6個(プルマン)とり、これらを球状に丸めた
後、20〜25℃で20分間静置した後にガス抜きし、
3斤食パン型に入れて成型した後、生地の容積が型容積
の80%に達するまで、38℃、湿度85%で50〜6
0分間発酵させる」ことに代えて、「生地を分割して4
50gを1個(ワンローフ)とり、これを球状に丸めた
後、20〜25℃で20分間静置した後にガス抜きし、
パン型に入れて成型した後、生地の頂部が型上1.5c
mに達するまで、38℃、湿度85%で50〜70分間
発酵させる」以外は、同じ方法を用いて食パンを製造
し、比容積を測定した。結果を第3表に示す。
【0031】
【表3】
【0032】官能検査の結果に基づき、H−9444株
とその他の菌株についてt−検定を行った。その結果、
発酵臭の強さと香りの好ましさのいずれについても、
YHK2057株およびYHK2058株は、H−94
44株と比べて5%危険率で有意差がなかったのに対
し、ダイヤイースト、市販パン酵母1、市販パン酵母2
および市販パン酵母3は、H−9444株と比べて5%
危険率で有意差が認められた。
【0033】実施例2 H−9444株およびダイヤイースト(協和発酵工業株
式会社製)を用いて、第4表の配合および工程により、
中種法で食パンを製造した。
【0034】
【表4】
【0035】得られた食パンについて、実施例1と同様
な方法を用いて、官能検査した結果(プルマン)および
比容積を測定した結果(ワンローフ)を第5表に示す。
【0036】
【表5】
【0037】第5表に示されるとおり、H−9444株
を用いることにより、発酵臭が弱く、好ましい風味の食
パンが得られた。
【0038】実施例3 H−9444株およびダイヤイースト(協和発酵工業株
式会社製)を用いて、第6表の配合および工程により、
ストレート法で食パンを製造した。
【0039】
【表6】
【0040】得られた食パンについて、実施例1と同様
な方法を用いて、官能検査した結果(プルマン)および
比容積を測定した結果(ワンローフ)を第7表に示す。
【0041】
【表7】
【0042】第7表に示されるとおり、 H−9444
株を用いることにより、発酵臭が弱く、好ましい風味の
食パンが得られた。
【0043】実施例4 H−9444株およびダイヤイースト(協和発酵工業株
式会社製)を用いて、第8表の配合および工程により、
加糖中種法で菓子パンを製造した。
【0044】
【表8】
【0045】得られた菓子パンについて、実施例1と同
様な方法を用いて、官能検査した結果および比容積を測
定した結果を第9表に示す。
【0046】
【表9】
【0047】第9表に示されるとおり、 H−9444
株を用いることにより、発酵臭が弱く、好ましい風味の
菓子パンが得られた。
【0048】実施例5 H−9444株およびダイヤイースト(協和発酵工業株
式会社製)を用いて、第10表の配合および工程によ
り、ストレート法でバターロールを製造した。
【0049】
【表10】
【0050】得られたバターロールについて、実施例1
と同様な方法を用いて、官能検査した結果および比容積
を測定した結果を第11表に示す。
【0051】
【表11】
【0052】第11表に示されるとおり、 H−944
4株を用いることにより、発酵臭が弱く、好ましい風味
のバターロールが得られた。
【0053】
【発明の効果】本発明によれば、風味が優れ、発酵臭の
弱いパンを製造できる酵母、該酵母を含有するパン生
地、該酵母またはパン生地を用いることを特徴とするパ
ンの製造方法、該製造方法により得られるパンを提供す
ることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川崎 秀樹 茨城県稲敷郡阿見町阿見4041 協和醗酵工 業株式会社食品酒類研究所内 Fターム(参考) 4B032 DB01 DB02 DK54 DP16 DP17 4B063 QA05 QQ07 QQ16 QQ61 QQ89 QS11 4B065 AA80X AC14 BA21 CA41

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サッカロミセス属に属し、かつ下記の特
    性1および2を有する酵母。 特性1:(1)強力粉1050g、該酵母の圧搾物30
    g、イーストフード1.5gおよび水630gを、捏上
    温度が24℃になるよう、パンミキサーを用いて低速で
    3分間、中低速で2分間ミキシングする工程、(2)工程
    (1)で得られた生地を28℃で4時間発酵させる工程、
    (3)工程(2)で得られた生地に強力粉450g、砂糖75
    g、食塩30g、脱脂粉乳30gおよび水390gを加
    え、パンミキサーを用いて低速で3分間、中低速で2分
    間ミキシングした後、ショートニング75gを加えて捏
    上温度が27℃になるよう、パンミキサーを用いて低速
    で2分間、中低速で3分間、中高速で3分間ミキシング
    する工程、(4)工程(3)で得られた生地を20〜25℃で
    20分間静置する工程、(5)工程(4)で得られた生地を分
    割して210gの塊を6個とり、これらを丸める工程、
    (6)工程(5)で得られた6個の生地を20〜25℃で20
    分間静置する工程、(7)工程(6)で得られた6個の生地を
    ガス抜きし、3斤食パン型に入れて成型した後、生地の
    容積が型容積の80%に達するまで、38℃、湿度85
    %で発酵させる工程、(8)工程(7)で得られた生地を、オ
    ーブンにて210℃で35分間焼成する工程、からなる
    連続した8工程により食パンを製造し、(ア)該食パンの
    中心部分8gに液体窒素を加え、乳鉢にて粉砕する工
    程、(イ)工程(ア)で得られた粉末3gを22ml容の試料
    ビンに入れ、密栓する工程、(ウ)工程(イ)で得られた試料
    ビンを60℃、15分間保温する工程、(エ)工程(ウ)で得
    られた試料ビン内のヘッドスペース・ガスをガスクロマ
    トグラフィーにより定量分析する工程、からなる連続し
    た4工程で測定した場合、該食パン中のイソアミルアル
    コール濃度が35ppm以下、イソアミルアルコール濃
    度/イソブチルアルコール濃度が2以下、およびジアセ
    チル濃度が1.5ppm以上である。 特性2:(a)強力粉100g、該酵母の圧搾物3gおよ
    び水20gからなる酵母懸濁液、ならびに砂糖30g、
    食塩0.5gおよび水32mlからなる水溶液を、ナシ
    ョナル・コンプリートミキサーを用いて100rpmで
    2分間ミキシングする工程、(b)工程(a)で得られた生地
    20gを225ml容の試料ビンに入れ、密栓する工
    程、(c)工程(b)で得られた試料ビンを30℃、5分間保
    温する工程、(d)工程(c)で得られた試料ビンを、ファー
    モグラフを用いて、30℃、2時間で発生する炭酸ガス
    量を定量分析する工程、からなる連続した4工程で測定
    した場合、炭酸ガス発生量が2ml/g生地以上であ
    る。
  2. 【請求項2】 酵母がサッカロミセス・セレビシエに属
    する請求項1記載の酵母。
  3. 【請求項3】 酵母がサッカロミセス・セレビシエH−
    9444(FERMBP−7153)である、請求項1
    または2記載の酵母。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1項記載の酵母
    を含有するパン生地。
  5. 【請求項5】 請求項1〜3のいずれか1項記載の酵母
    を用いることを特徴とするパンの製造方法。
  6. 【請求項6】 請求項4記載のパン生地を用いることを
    特徴とするパンの製造方法。
  7. 【請求項7】 請求項5または6記載の方法により得ら
    れるパン。
  8. 【請求項8】 サッカロマイセス属に属し、かつ請求項
    1記載の特性1および2を有する酵母を選択することか
    らなる、風味が優れおよび/または醗酵臭が弱いパンの
    製造に用いられる酵母のスクリーニング方法。
  9. 【請求項9】 請求項8記載のスクリーニング方法によ
    り得られる酵母。
  10. 【請求項10】 請求項9記載の酵母を含有するパン生
    地。
  11. 【請求項11】 請求項9記載の酵母を用いることを特
    徴とするパンの製造方法。
  12. 【請求項12】 請求項10記載のパン生地を用いるこ
    とを特徴とするパンの製造方法。
  13. 【請求項13】 請求項11または12記載の方法によ
    り得られるパン。
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