JP2001320193A - 表示パネルの被装部材 - Google Patents

表示パネルの被装部材

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JP2001320193A
JP2001320193A JP2000134899A JP2000134899A JP2001320193A JP 2001320193 A JP2001320193 A JP 2001320193A JP 2000134899 A JP2000134899 A JP 2000134899A JP 2000134899 A JP2000134899 A JP 2000134899A JP 2001320193 A JP2001320193 A JP 2001320193A
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film
display panel
electromagnetic wave
wave shielding
film laminate
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JP2000134899A
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Shinji Saito
伸二 斉藤
Masato Sugimachi
正登 杉町
Tetsuo Kitano
徹夫 喜多野
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Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 軽く薄い電磁波シールド性のフィルム積層体
を、表示パネルの前面に容易に装着することができ、し
かも、装着時において、アースのための取付作業も不要
な表示パネルの被装部材を提供する。 【解決手段】 表示パネル20の周囲を囲む枠形状のフ
レーム10と、このフレーム10に張設された、表示パ
ネル20の前面を覆うための電磁波シールド層を有する
フィルム積層体1とを備えてなる表示パネルの被装部
材。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は表示パネルの被装部
材に係り、特に、PDP(プラズマディスプレーパネ
ル)の前面フィルタ等として有用な表示パネルの被装部
材に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、OA機器や通信機器等の普及にと
もない、これらの機器から発生する電磁波が問題視され
るようになっている。即ち、電磁波の人体への影響が懸
念され、また、電磁波による精密機器の誤作動等が問題
となっている。
【0003】そこで、従来、OA機器のPDPの前面フ
ィルタとして、電磁波シールド性を有し、かつ光透過性
の窓材が開発され、実用に供されている。このような窓
材はまた、携帯電話等の電磁波から精密機器を保護する
ために、病院や研究室等の精密機器設置場所の窓材とし
ても利用されている。
【0004】従来の電磁波シールド性光透過窓材は、主
に、金網のような導電性メッシュ材を、アクリル板等の
透明基板の間に介在させて一体化した構成とされてい
る。
【0005】本出願人は、このような従来の電磁波シー
ルド性光透過窓材の特性や施工性を改善するものとし
て、2枚の透明基板の間に導電性メッシュを介在させ
て、透明接着樹脂で接合一体化してなる電磁波シールド
性光透過窓材を提案した(特開平11−74683号公
報)。
【0006】この電磁波シールド性光透過窓材であれ
ば、良好な電磁波シールド性を有し、かつ光透過性で鮮
明な画像を得ることができ、また、導電性メッシュが介
在することにより破損時の透明基板の飛散も防止され
る。
【0007】また、上記従来の電磁波シールド性光透過
窓材では電磁波シールド性を良好なものとするために、
電磁波シールド材、例えば導電性メッシュをPDP本体
に接地(アース)する必要がある。そのためには、2枚
の透明基板間から電磁波シールド材を外部にはみ出さ
せ、上記光透過窓材積層体の裏側に回り込ませて接地す
るか、2枚の透明基板間に該電磁波シールド材に接触す
るように導電テープを挟み込む必要がある。通常透明基
板は2〜3mmのガラスが用いられ、大画面用のフィル
タではこれらのガラスは重量があり、積層工程における
上記作業が大変であるばかりか、確実に積層作業をする
ことが難しい。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】2枚の透明基板を用い
た電磁波シールド性光透過窓材は、厚み及び重量がそれ
だけ大きいので、薄型化及び軽量化が望まれているが、
同時にPDPへの適用に際して、アースを簡便に行える
ことが強く要望されている。
【0009】即ち、前述の如く、電磁波シールド性を確
保するためには、PDP本体への電磁波シールド材の導
通が必須であるが、薄型化及び軽量化を図ると共に、こ
の導通を簡便なものとすることは容易ではなく、そのア
ース構造の開発が望まれている。
【0010】従って、本発明は軽く薄い電磁波シールド
性のフィルム積層体を、表示パネルの前面に容易に装着
することができ、しかも、装着時において、アースのた
めの取付作業も不要な表示パネルの被装部材を提供する
ことを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の表示パネルの被
装部材は、表示パネルの周囲を囲む枠形状のフレーム
と、該フレームに張設された、該表示パネルの前面を覆
うためのフィルム積層体とを備えてなる表示パネルの被
装部材であって、該フィルム積層体は、電磁波シールド
層を備えることを特徴とする。
【0012】この表示パネルの被装部材では、枠形状の
フレームに電磁波シールド層を備えるフィルム積層体を
張設することにより、軽量で薄いフィルム積層体を表示
パネルの前面にピンと張った状態で装着することができ
る。また、このフレームを介して容易にアースをとるこ
とができる。
【0013】本発明の表示パネルの被装部材は、特に、
フレームが、表示パネルの側面に対面する縦片と、この
縦片から表示パネルの前面の周縁部に被さるように延出
した延出片とを有しており、この延出片にフィルム積層
体の周縁部が固定されていることが好ましく、とりわ
け、この延出片にフィルム積層体の取付部材が取り付け
られ、該取付部材と延出片との間にフィルム積層体の周
縁部が好ましくは弾性的に狭持されていることが望まし
い。
【0014】また、この構成において、フレーム及び取
付部材の少なくとも一方は導体よりなり、フィルム積層
体の電磁波シールド層に導通していることが好ましく、
より具体的には、フィルム積層体の周縁部を回り込んで
フィルム積層体の両面に貼着された導電テープを備え、
この導電テープがフレーム又は取付部材に接触して導通
していることが好ましい。
【0015】なお、このような表示パネルの前面に設け
られる電磁波シールド性のフィルム積層体にあっては、
光透過性で鮮明な画像を得ることができる上に、リモコ
ンの誤作動等を防止する目的で近赤外線カット性能が重
要な要求特性とされているため、本発明に係るフィルム
積層体は、電磁波シールド層と、電磁波シールド層の前
記表示パネル側に積層された近赤外線カットフィルムと
電磁波シールド層の前記表示パネルと反対側に積層され
た反射防止フィルムとが一体化されてなることが好まし
い。この場合において、電磁波シールド層としては金属
繊維及び/又は金属被覆有機繊維のメッシュ或いは透明
導電性フィルムよりなるものを採用することができる。
【0016】また、本発明に係るフィルム積層体は、電
磁波シールド層と、電磁波シールド層の前記表示パネル
と反対側に積層された反射防止/近赤外線カットフィル
ムとが一体化されてなるものであっても良く、この場合
において、電磁波シールド層としては透明導電性フィル
ムを採用することができる。
【0017】本発明に係るフィルム積層体は、具体的に
は、透明接着剤で接合一体化されていることが好まし
い。この透明接着剤に紫外線吸収剤を含有させることに
より、フィルム積層体が一段と優れた紫外線カット性も
有するものとなる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して本発明の表
示パネルの被装部材の実施の形態を詳細に説明する。
【0019】図1(a)は本発明の表示パネルの被装部
材の実施の形態を示す断面図であり、図1(b)は図1
(a)のB部の拡大図である。図2(a)〜(b)は本
発明に係るフィルム積層体の実施の形態を示す断面図で
ある。図3(a)〜(d)はこのフィルム積層体に用い
られる近赤外線カットフィルムの構成例を示す断面図で
ある。
【0020】図1において、フレーム10は、PDPパ
ネル20の側面に対面する縦片11と、該縦片11から
PDPパネルの前面周縁部にオーバーラップするように
延出した延出片12とを有する。
【0021】この延出片12にフィルム取付部材14の
後端側14Aがネジ13によって固定されている。この
フィルム取付部材14の前端側14Bは、可撓性を有し
ており、この前端側14Bと延出片12との間にフィル
ム積層体1の周縁部が弾性的に狭持されている。このフ
ィルム積層体1の周縁部の両面には、導電テープ15が
貼着されており、該導電テープ15にフィルム取付部材
14が接触している。フィルム取付部材14は、リード
線16を介してPDP電極(図示せず)に導通されてい
る。
【0022】なお、フレーム10及び/又はフィルム取
付部材14は金属等の導電性材料で構成されており、フ
ィルム積層体1の電磁波シールド層は、導電テープ15
からフレーム10及び/又はフィルム取付部材14とリ
ード線16を介してPDP電極に導通される。
【0023】このような表示パネルの被装部材であれ
ば、フレーム10に、フィルム状の薄いフィルム積層体
1を高度の平面状に張設することができ、このフィルム
積層体1を張設したフレーム10をPDPパネル20の
前面に装着するのみで、容易にアースを取ることができ
る。
【0024】次に、図2,3を参照して本発明に好適な
フィルム積層体1の構成について説明する。
【0025】図2(a)のフィルム積層体1Aは、反射
防止フィルム2、透明導電性フィルム3及び近赤外線カ
ットフィルム4が接着剤となる接着用中間膜5A,5B
を用いて積層一体化されてなるものである。この透明導
電性フィルム3の縁部3Aは反射防止フィルム2及び近
赤外線カットフィルム4の積層面よりもはみ出してい
る。この縁部3Aは、図示の如く、近赤外線カットフィ
ルム4側(反射防止フィルム2側であっても良い。)に
折り返して導電テープ15を取り付けることにより、良
好な導通を図ることができる。
【0026】図2(b)のフィルム積層体1Bは、反射
防止フィルム2、近赤外線カットフィルム4及び透明導
電性フィルム3が接着剤となる接着用中間膜5A,5B
を用いて積層一体化されてなる。
【0027】図2(c)のフィルム積層体1Cは、反射
防止/近赤外線カットフィルム6と透明導電性フィルム
3とが接着剤となる接着用中間膜5Aを用いて積層一体
化されてなる。
【0028】図2(b),(c)のフィルム積層体1
B,1Cでは、透明導電性フィルム3が表層に設けられ
ているため、単にフィルム積層体1B,1Cの縁部に導
電テープ15を取り付けるのみで、良好な導通を図るこ
とができる。
【0029】いずれのフィルム積層体1A,1B,1C
にあっても、透明導電性フィルム3と導電テープ15と
で確実にかつ良好な導通を図ることができ、著しく優れ
た電磁波シールド性能を得ることができる。また、反射
防止フィルム2と近赤外線カットフィルム4或いは反射
防止/近赤外線カットフィルム6を備えるため、反射防
止性能と近赤外線カット性能に優れる。
【0030】本発明において、反射防止フィルム2とし
ては、PET,PC,PMMA等のベースフィルム(厚
さは例えば25〜250μm程度)上に下記(1)の単
層膜や、高屈折率透明膜と低屈折率透明膜との積層膜、
例えば、下記(2)〜(5)のような積層構造の積層膜
を形成したものが挙げられる。 (1) フィルム積層体を装着するパネルの構成材料よ
りも屈折率の低い透明膜を一層積層したもの (2) 高屈折率透明膜と低屈折率透明膜を1層ずつ合
計2層に積層したもの (3) 高屈折率透明膜と低屈折率透明膜を2層ずつ交
互に合計4層積層したもの (4) 中屈折率透明膜/高屈折率透明膜/低屈折率透
明膜の順で1層ずつ、合計3層に積層したもの (5) 高屈折率透明膜/低屈折率透明膜の順で各層を
交互に3層ずつ、合計6層に積層したもの 高屈折率透明膜としては、ITO(スズインジウム酸化
物)又はZnO、AlをドープしたZnO、TiO
SnO、ZrO等の屈折率1.6以上の薄膜、好まし
くは透明導電性の薄膜を形成することができる。高屈折
率透明膜は、これらの微粒子をアクリルやポリエステル
のバインダーに分散させた薄膜でもよい。また、低屈折
率透明膜としてはSiO、MgF、Al等の
屈折率が1.6以下の低屈折率材料よりなる薄膜を形成
することができる。低屈折率透明膜としては、シリコン
系、フッ素系の有機材料からなる薄膜も好適である。こ
れらの膜厚は光の干渉で可視光領域での反射率を下げる
ため、膜構成、膜種、中心波長により異なってくるが4
層構造の場合、パネル貼着側の第1層(高屈折率透明
膜)が5〜50nm、第2層(低屈折率透明膜)が5〜
50nm、第3層(高屈折率透明膜)が50〜100n
m、第4層(低屈折率透明膜)が50〜150nm程度
の膜厚で形成される。
【0031】また、このような反射防止フィルム2の上
に更に汚染防止膜を形成して、表面の耐汚染性を高める
ようにしてもよい。この場合、汚染防止膜としては、フ
ッ素系薄膜、シリコン系薄膜等よりなる膜厚1〜100
nm程度の薄膜が好ましい。
【0032】本発明に係るフィルム積層体では、近赤外
線カットフィルム4は、ベースフィルムと、近赤外線カ
ット層として2層以上の近赤外線カット層、好ましくは
2種以上の近赤外線カット材料の層との組み合せにより
構成されたものが、近赤外の幅広い波長域において著し
く良好な近赤外線吸収性能を得ることができる点で好ま
しい。
【0033】本発明において、この近赤外線カット層
は、次のような構成とすることができる。 ベースフィルムに第1の近赤外線カット材料のコー
ティング層を設けた第1の近赤外線カットフィルムと、
ベースフィルムに該第1の近赤外線カット材料とは異な
る第2の近赤外線カット材料のコーティング層を設けた
第2の近赤外線カットフィルムとの組み合せ ベースフィルムの一方の面に第1の近赤外線カット
材料のコーティング層を設けると共に、他方の面に該第
1の近赤外線カット材料とは異なる第2の近赤外線カッ
ト材料のコーティング層を設けた近赤外線カットフィル
ム ベースフィルムに第1の近赤外線カット材料のコー
ティング層と該第1の近赤外線カット材料とは異なる第
2の近赤外線カット材料のコーティング層とを積層して
設けた近赤外線カットフィルム 近赤外線カットフィルム4としては、ベースフィルム上
に、銅系、フタロシアン系、酸化亜鉛、銀、ITO(酸
化インジウム錫)等の透明導電性材料、ニッケル錯体
系、ジイモニウム系等の近赤外線カット材料のコーティ
ング層を設けたものを用いることができる。このベース
フィルムとしては、好ましくは、PET、PC、PMM
A等よりなるフィルムを用いることができる。このフィ
ルムは、得られるフィルム積層体の厚さを過度に厚くす
ることなく、取り扱い性、耐久性を確保する上で10μ
m〜1mm程度とするのが好ましい。また、このベース
フィルム上に形成される近赤外線カットコーティング層
の厚さは、通常の場合、0.5〜50μm程度である。
【0034】本発明においては、上記近赤外線カット材
料のうちの好ましくは2種以上の材料を用いた近赤外線
カット層を設けても良く、2種以上のコーティング層を
混合したり、積層したり、ベースフィルムの両面に分け
てコーティングしたり、2種以上の近赤外線カットフィ
ルムを積層しても良い。
【0035】近赤外線カットフィルム4としては、例え
ば図3(a)〜(d)で示すものを用いることができ
る。なお、次の図3(a)〜(d)のうちでも、フィル
ムが1枚であり、且つコーティング層が外面に露出しな
いところから図3(c)又は(d)のものが好適であ
る。
【0036】図3(a)の近赤外線カット層フィルム
は、ベースフィルム40に近赤外線カット材料41のコ
ーティング層を形成した近赤外線カットフィルム4A
と、ベースフィルム40に近赤外線カット材料41とは
異なる近赤外線カット材料42のコーティング層を形成
したフィルム4Bとを併用したものである。
【0037】図3(b)の近赤外線カット層フィルム4
Cは、ベースフィルム40の一方の面に近赤外線カット
材料41のコーティング層を形成し、他方の面に近赤外
線カット材料41とは異なる近赤外線カット材料42の
コーティング層を形成したものである。
【0038】図3(c)に示す近赤外線カット層フィル
ム4Dは、ベースフィルム40の一方の面に近赤外線カ
ット材料41のコーティング層と近赤外線カット42の
コーティング層とを積層形成したものである。
【0039】なお、近赤外線カット材料は、3種以上用
いてもよく、また、図3(a)〜(c)に示す近赤外線
カットフィルムを複数個組み合わせて用いてもよい。
【0040】図3(d)に示す近赤外線カット層フィル
ム4Eはベースフィルム40の一方の面に近赤外線カッ
ト材料43のコーティング層を形成したものであり、好
ましくは2種以上の近赤外線カット材料を混合してコー
ティング層を形成する。
【0041】特に、本発明では、近赤外線カット材料と
して、次のような近赤外線カットタイプの異なる2種以
上の近赤外線カット材料を組み合わせて用いるのが、透
明性を損なうことなく、良好な近赤外線カット性能(例
えば850〜1250nmなど近赤外の幅広い波長域に
おいて、近赤外線を十分に吸収する性能)を得る上で好
ましい。 (a) 厚さ100〜5000ÅのITOのコーティン
グ層 (b) 厚さ100〜10000ÅのITOと銀の交互
積層体によるコーティング層 (c) 厚さ0.5〜50ミクロンのニッケル錯体系と
イモニウム系の混合材料を適当な透明バインダーを用い
て膜としたコーティング層 (d) 厚さ10〜10000ミクロンの2価の銅イオ
ンを含む銅化合物を適当な透明バインダーを用いて膜と
したコーティング層 (e) 厚さ0.5〜50ミクロンの有機色素系コーテ
ィング層 が好適であるが、何らこれらに限定されるものではな
い。
【0042】本発明においては、例えば近赤外線カット
フィルムと共に、更に後述の透明導電性フィルムを積層
してもよい。
【0043】透明導電性フィルム3としては、導電性粒
子を分散させた樹脂フィルム、又はベースフィルムに透
明導電性層を形成したものを用いることができる。
【0044】フィルム中に分散させる導電性粒子として
は、導電性を有するものであればよく特に制限はない
が、例えば、次のようなものが挙げられる。 (i) カーボン粒子ないし粉末 (ii) ニッケル、インジウム、クロム、金、バナジウ
ム、すず、カドミウム、銀、プラチナ、アルミ、銅、チ
タン、コバルト、鉛等の金属又は合金或いはこれらの導
電性酸化物の粒子ないし粉末 (iii) ポリスチレン、ポリエチレン等のプラスチック粒
子の表面に上記(i),(ii)の導電性材料のコーティング層
を形成したもの (iv) ITOと銀の交互積層体 これらの導電性粒子の粒径は、過度に大きいと光透過性
や透明導電性フィルムの厚さに影響を及ぼすことから、
0.5mm以下であることが好ましい。好ましい導電性
粒子の粒径は0.01〜0.5mmである。
【0045】また、透明導電性フィルム中の導電性粒子
の混合割合は、過度に多いと光透過性が損なわれ、過度
に少ないと電磁波シールド性が不足するため、透明導電
性フィルムの樹脂に対する重量割合で0.1〜50重量
%、特に0.1〜20重量%、とりわけ0.5〜20重
量%程度とするのが好ましい。
【0046】導電性粒子の色、光沢は、目的に応じ適宜
選択されるが、表示パネルのフィルタとしての用途か
ら、黒、茶等の暗色で無光沢のものが好ましい。この場
合は、導電性粒子がフィルタの光線透過率を適度に調整
することで、画面が見やすくなるという効果もある。
【0047】ベースフィルムに透明導電性層を形成した
ものとしては、蒸着、スパッタリング、イオンプレーテ
ィング、CVD等により、スズインジウム酸化物、亜鉛
アルミ酸化物等の透明導電層を形成したものが挙げられ
る。この場合、透明導電層の厚さが0.01μm未満で
は、電磁波シールドのための導電性層の厚さが薄過ぎ、
十分な電磁波シールド性を得ることができず、5μmを
超えると光透過性が損なわれる恐れがある。
【0048】なお、透明導電性フィルムのマトリックス
樹脂又はベースフィルムの樹脂としては、ポリエステ
ル、PET、ポリブチレンテレフタレート、PMMA、
アクリル板、PC、ポリスチレン、トリアセテートフィ
ルム、ポリビニルアルコール、ポリ塩化ビニル、ポリ塩
化ビニリデン、ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共
重合体、ポリビニルブチラール、金属イオン架橋エチレ
ン−メタクリル酸共重合体、ポリウレタン、セロファン
等、好ましくは、PET、PC、PMMAが挙げられ
る。
【0049】このような透明導電性フィルムの厚さは、
通常の場合、1μm〜5mm程度とされる。
【0050】図1(a)に示す如く、電磁波シールド層
が2枚のフィルム間に設けられている場合、電磁波シー
ルド層は導電性のメッシュであっても良い。この場合、
導電性メッシュとしては、金属繊維及び/又は金属被覆
有機繊維よりなるものを用いるが、本発明では、光透過
性の向上、モアレ現象の防止を図る上で、例えば、線径
1μm〜1mm、開口率40〜95%のものが好まし
い。この導電性メッシュにおいて、線径が1mmを超え
ると開口率が下がるか、電磁波シールド性が下がり、両
立させることができない。1μm未満ではメッシュとし
ての強度が下がり、取り扱いが非常に難しくなる。ま
た、開口率は95%を超えるとメッシュとして形状を維
持することが難しく、40%未満では光透過性が低く、
ディスプレイからの光線量が低減されてしまう。より好
ましい線径は10〜500μm、開口率は50〜90%
である。
【0051】導電性メッシュの開口率とは、当該導電性
メッシュの投影面積における開口部分が占める面積割合
を言う。
【0052】導電性メッシュを構成する金属繊維及び金
属被覆有機繊維の金属としては、銅、ステンレス、アル
ミニウム、ニッケル、チタン、タングステン、錫、鉛、
鉄、銀、クロム、炭素或いはこれらの合金、好ましくは
銅、ニッケル、ステンレス、アルミニウムが用いられ
る。
【0053】金属被覆有機繊維の有機材料としては、ポ
リエステル、ナイロン、塩化ビニリデン、アラミド、ビ
ニロン、セルロース等が用いられる。
【0054】本発明においては、特に、上記開口率及び
線径を維持する上で、メッシュ形状の維持特性に優れた
金属被覆有機繊維よりなる導電性メッシュを用いるのが
好ましい。
【0055】電磁波シールド層としては、エッチングメ
ッシュ又は導電印刷メッシュを用いることもできる。
【0056】エッチングメッシュとしては、金属膜をフ
ォトリソグラフィーの手法で格子状やパンチングメタル
状などの任意の形状にエッチング加工したものを用いる
ことができる。この金属膜としては、PET、PC、P
MMAなどの透明基板上に、銅、アルミ、ステンレス、
クロムなどの金属膜を、蒸着やスパッタリングにより形
成したもの、又はこれらの金属箔を接着剤によって透明
基板に貼り合わせたものを用いることができる。この接
着剤としては、エポキシ系、ウレタン系、EVA系など
が好ましい。
【0057】これらの金属膜は予め、片面又は両面に黒
色の印刷を施しておくことが好ましい。フォトリソグラ
フィーの手法を用いることで、導電部分の形状や線径な
どを自由に設計することができるため、前記導電メッシ
ュに比較して開口率を高くすることができる。
【0058】導電印刷メッシュとしては、銀、銅、アル
ミ、ニッケル等の金属粒子又はカーボン等の非金属導電
粒子を、エポキシ系、ウレタン系、EVA系、メラニン
系、セルロース系、アクリル系等のバインダーに混合し
たものを、グラビア印刷、オフセット印刷、スクリーン
印刷などにより、PET、PC、PMMA等の透明基板
上に格子状等のパターンで印刷したものを用いることが
できる。
【0059】また、図2(c)のフィルム積層体1Cで
用いられる反射防止/近赤外線カットフィルム6として
は、前述のベースフィルム上に、前述の近赤外線カット
層を形成し、更にこの上に前述の反射防止層を積層形成
したものが用いられる。
【0060】各フィルム等を接着する接着用中間膜5
A,5Bを構成する接着樹脂としては、透明で弾性のあ
るもの、例えば、通常、合せガラス用接着剤として用い
られているものが好ましい。
【0061】このような弾性を有した膜の樹脂として
は、具体的には、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチ
レン−アクリル酸メチル共重合体、エチレン−(メタ)
アクリル酸共重合体、エチレン−(メタ)アクリル酸エ
チル共重合体、エチレン−(メタ)アクリル酸メチル共
重合体、金属イオン架橋エチレン−(メタ)アクリル酸
共重合体、部分鹸化エチレン−酢酸ビニル共重合体、カ
ルボキシルエチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−
(メタ)アクリル−無水マレイン酸共重合体、エチレン
−酢酸ビニル−(メタ)アクリレート共重合体等のエチ
レン系共重合体が挙げられる(なお、「(メタ)アクリ
ル」は「アクリル又はメタクリル」を示す。)。その
他、ポリビニルブチラール(PVB)樹脂、エポキシ樹
脂、アクリル樹脂、フェノール樹脂、シリコン樹脂、ポ
リエステル樹脂、ウレタン樹脂等も用いることができる
が、性能面で最もバランスがとれ、使い易いのはエチレ
ン−酢酸ビニル共重合体(EVA)である。また、耐衝
撃性、耐貫通性、接着性、透明性等の点から自動車用合
せガラスで用いられているPVB樹脂も好適である。
【0062】接着用中間膜5A,5Bの厚さは、例えば
10〜1000μm程度が好ましい。なお、近赤外線カ
ット層は熱に弱く加熱架橋温度(130〜150℃)に
耐えられないため、近赤外線カットフィルム4や反射防
止/近赤外線カットフィルム9は粘着剤を用いて積層し
ても良い。ただし、低温架橋型EVA(架橋温度70〜
130℃程度)であればこの近赤外線カットフィルム4
や反射防止/近赤外線カットフィルム6の接着に使用す
ることができる。
【0063】なお、接着用中間膜5A,5Bは、その
他、紫外線吸収剤、赤外線吸収剤、老化防止剤、塗料加
工助剤を少量含んでいてもよく、また、フィルター自体
の色合いを調整するために染料、顔料などの着色剤、カ
ーボンブラック、疎水性シリカ、炭酸カルシウム等の充
填剤を適量配合してもよい。
【0064】また、接着性改良の手段として、シート化
された接着用中間膜面へのコロナ放電処理、低温プラズ
マ処理、電子線照射、紫外光照射などの手段も有効であ
る。
【0065】この接着用中間膜は、接着樹脂と上述の添
加剤とを混合し、押出機、ロール等で混練した後カレン
ダー、ロール、Tダイ押出、インフレーション等の成膜
法により所定の形状にシート成形することにより製造さ
れる。成膜に際してはブロッキング防止、圧着時の脱気
を容易にするためエンボスが付与される。
【0066】このようなEVA樹脂以外にも、前記の通
りPVB樹脂も好適に用いることができる。このPVB
樹脂は、ポリビニルアセタール単位が70〜95重量
%、ポリ酢酸ビニル単位が1〜15重量%で、平均重合
度が200〜3000、好ましくは300〜2500で
あるものが好ましく、PVB樹脂は可塑剤を含む樹脂組
成物として使用される。
【0067】また、このようなフィルム積層体1A〜1
Cの縁部に取り付ける導電テープ15としては、図示の
如く、金属箔15Aの一方の面に、導電性粒子を分散さ
せた粘着層15Bを設けたものが好ましく、この粘着層
15Bには、アクリル系、ゴム系、シリコン系粘着剤
や、エポキシ系、フェノール系樹脂に硬化剤を配合した
ものを用いることができる。
【0068】粘着層15Bに分散させる導電性粒子とし
ては、電気的に良好な導体であればよく、種々のものを
使用することができる。例えば、銅、銀、ニッケル等の
金属粉体、このような金属で被覆された樹脂又はセラミ
ック粉体等を使用することができる。また、その形状に
ついても特に制限はなく、りん片状、樹枝状、粒状、ペ
レット状等の任意の形状をとることができる。
【0069】この導電性粒子の配合量は、粘着層15B
を構成するポリマーに対し0.1〜15容量%であるこ
とが好ましく、また、その平均粒径は0.1〜100μ
mであることが好ましい。このように、配合量及び粒径
を規定することにより、導電性粒子の凝縮を防止して、
良好な導電性を得ることができるようになる。
【0070】導電テープ15の基材となる金属箔15A
としては、銅、銀、ニッケル、アルミニウム、ステンレ
ス等の箔を用いることができ、その厚さは通常の場合、
1〜100μm程度とされる。
【0071】粘着層15Bは、この金属箔15Aに、前
記粘着剤と導電性粒子とを所定の割合で均一に混合した
ものをロールコーター、ダイコーター、ナイフコータ
ー、マイカバーコーター、フローコーター、スプレーコ
ーター等により塗工することにより容易に形成すること
ができる。
【0072】この粘着層15Bの厚さは通常の場合5〜
100μm程度とされる。
【0073】図2(a)に示すフィルム積層体1Aを製
造するには、反射防止フィルム2と、透明導電性フィル
ム3と、近赤外線カットフィルム4と、接着用中間膜5
A,5Bを準備し、反射防止フィルム2、接着用中間膜
5A、透明導電性フィルム3、接着用中間膜5B及び近
赤外線カットフィルム4を積層し、透明導電性フィルム
3のはみ出し部3Aを近赤外線カットフィルム4側へ折
り返し、この折り返し部を取り付けるように導電テープ
15を留め付ける。この導電テープ15は図示の如く、
フィルム積層体1Aの端面から反射防止フィルム2及び
近赤外線カットフィルム4の板面の縁部に回り込むよう
に取り付けられる。
【0074】しかる後、加熱又は光照射して架橋し、積
層体を一体化させる。この場合、接着用中間膜5A,5
B、導電テープ15の粘着層15Bの架橋をすべてまと
めて行うことができる。
【0075】図2(b)のフィルム積層体1Bを製造す
るには、反射防止フィルム2、接着用中間膜5A、近赤
外線カットフィルム4、接着用中間膜5B、透明導電性
フィルム3を積層し、上記と同様にして導電テープ15
を取り付け、その後、同様にして架橋一体化すれば良
い。
【0076】また、図2(c)のフィルム積層体1Cを
製造するには、反射防止/近赤外線カットフィルム6、
接着用中間膜5A、透明導電性フィルム3を積層し、上
記と同様に導電テープ15を取り付け、その後、同様に
して架橋一体化すれば良い。
【0077】図2(a)〜(c)のいずれにおいても、
接着用中間膜5A,5Bの一部又は全部の代わりに、粘
着剤を用いても良い。
【0078】導電テープ15に架橋型導電テープを用い
る場合、その貼り付けに際しては、その粘着層15Bの
粘着性を利用して積層体に貼り付ける。(この仮り留め
は、必要に応じて、貼り直しが可能である。)この粘着
層15Bは、必要に応じて圧力をかけながら加熱又は紫
外線照射することにより強固な付着層を形成する。この
紫外線照射時には併せて加熱を行ってもよい。なお、こ
の加熱又は光照射を局部的に行うことで、架橋型導電テ
ープの一部分のみを接着させるようにすることもでき
る。
【0079】加熱接着は、一般的なヒートシーラーで容
易に行うことができ、また、加圧加熱方法としては、架
橋型導電テープを貼り付けた積層体を真空袋中に入れ脱
気後加熱する方法でもよく、接着はきわめて容易に行え
る。
【0080】この接着条件としては、熱架橋の場合は、
用いる架橋剤(有機過酸化物)の種類に依存するが、通
常70〜150℃、好ましくは70〜130℃で、通常
10秒〜120分、好ましくは20秒〜60分である。
【0081】また、光架橋の場合、光源としては紫外〜
可視領域に発光する多くのものが採用でき、例えば超高
圧、高圧、低圧水銀灯、ケミカルランプ、キセノンラン
プ、ハロゲンランプ、マーキュリーハロゲンランプ、カ
ーボンアーク灯、白熱灯、レーザー光等が挙げられる。
照射時間は、ランプの種類、光源の強さによって一概に
は決められないが、通常数十秒〜数十分程度である。架
橋促進のために、予め40〜120℃に加熱した後、こ
れに紫外線を照射してもよい。
【0082】また、接着時の加圧力についても適宜選定
され、通常5〜50kg/cm、特に10〜30kg
/cmの加圧力とすることが好ましい。
【0083】このようにして製造されたフィルム積層体
1A〜1Cは、導電テープ15を介して良好な導通をそ
の周縁部において均一にとることができる。このため、
良好な電磁波シールド効果が得られる。また、近赤外線
カットフィルムにより、良好な近赤外線カット性能が得
られる。さらに、フィルム状であるため、薄く軽量であ
る。
【0084】このようなフィルム積層体をフレームで張
設した本発明の表示パネルの被装部材は、PDPパネル
の前面フィルタとしてきわめて好適である。
【0085】
【発明の効果】以上詳述した通り、本発明の表示パネル
の被装部材によれば、軽く薄い電磁波シールド性のフィ
ルム積層体を、表示パネルの前面に容易に装着すること
ができ、しかも、装着時において、アースのための取付
作業も不要とされ、作業工程の大幅な削減を図ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)は本発明の表示パネルの被装部材の
実施の形態を示す断面図であり、図1(b)は図1
(a)のB部の拡大図である。
【図2】図2(a)〜(b)は本発明に係るフィルム積
層体の実施の形態を示す断面図である。
【図3】図3(a)〜(d)は本発明に係るフィルム積
層体に用いられる近赤外線カットフィルムの構成例を示
す断面図である。
【符号の説明】
1,1A,1B,1C フィルム積層体 2 反射防止フィルム 3 透明導電性フィルム 4 近赤外線カットフィルム 5A,5B 接着用中間膜 6 反射防止/近赤外線カットフィルム 10 フレーム 14 フィルム取付部材 15 導電テープ 16 リード線 20 PDPパネル
フロントページの続き Fターム(参考) 5E321 AA14 AA23 BB21 BB23 BB25 BB34 BB41 BB44 CC03 CC09 CC16 GG05 GH01 5G435 AA16 AA17 BB06 EE03 FF01 GG11 GG33 GG34 HH03 HH12 HH14 KK07

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示パネルの周囲を囲む枠形状のフレー
    ムと、 該フレームに張設された、該表示パネルの前面を覆うた
    めのフィルム積層体とを備えてなる表示パネルの被装部
    材であって、 該フィルム積層体は、電磁波シールド層を備えることを
    特徴とする表示パネルの被装部材。
  2. 【請求項2】 請求項1において、該フレームは、前記
    表示パネルの側面に対面する縦片と、該縦片から表示パ
    ネルの前面の周縁部に被さるように延出した延出片とを
    有しており、該延出片に前記フィルム積層体の周縁部が
    固定されていることを特徴とする表示パネルの被装部
    材。
  3. 【請求項3】 請求項2において、該延出片に前記フィ
    ルム積層体の取付部材が取り付けられ、該取付部材と前
    記延出片との間にフィルム積層体の周縁部が狭持されて
    いることを特徴とする表示パネルの被装部材。
  4. 【請求項4】 請求項3において、該取付部材は弾性的
    に前記フィルム積層体を前記延出片との間で狭持してい
    ることを特徴とする表示パネルの被装部材。
  5. 【請求項5】 請求項3又は4において、前記フレーム
    及び取付部材の少なくとも一方は導体よりなり、前記フ
    ィルム積層体の電磁波シールド層に導通していることを
    特徴とする表示パネルの被装部材。
  6. 【請求項6】 請求項5において、前記フィルム積層体
    の周縁部を回り込んでフィルム積層体の両面に貼着され
    た導電テープを備え、該導電テープが該フレーム又は取
    付部材に接触して導通していることを特徴とする表示パ
    ネルの被装部材。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし6のいずれか1項におい
    て、該フィルム積層体は、電磁波シールド層と、電磁波
    シールド層の前記表示パネル側に積層された近赤外線カ
    ットフィルムと、電磁波シールド層の前記表示パネルと
    反対側に積層された反射防止フィルムとが一体化されて
    なることを特徴とする表示パネルの被装部材。
  8. 【請求項8】 請求項7において、該電磁波シールド層
    が金属繊維及び/又は金属被覆有機繊維のメッシュ或い
    は透明導電性フィルムよりなることを特徴とする表示パ
    ネルの被装部材。
  9. 【請求項9】 請求項1ないし6のいずれか1項におい
    て、該フィルム積層体は、電磁波シールド層と、電磁波
    シールド層の前記表示パネルと反対側に積層された反射
    防止/近赤外線カットフィルムとが一体化されてなるこ
    とを特徴とする表示パネルの被装部材。
  10. 【請求項10】 請求項9において、該電磁波シールド
    層が透明導電性フィルムであることを特徴とする表示パ
    ネルの被装部材。
  11. 【請求項11】 請求項1ないし10のいずれか1項に
    おいて、該フィルム積層体は透明接着剤によって積層一
    体化されていることを特徴とする表示パネルの被装部
    材。
  12. 【請求項12】 請求項11において、該透明接着剤が
    紫外線吸収剤を含有することを特徴とする表示パネルの
    被装部材。
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