JP2001319700A - ターミナル並びにターミナルとリードとの接合方法 - Google Patents

ターミナル並びにターミナルとリードとの接合方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 Y型やU型をしたターミナルとリードとの接
合において、接合状態の有効性の向上、設計自由度の向
上、作業性の向上、環境性の向上を図れるターミナル並
びにターミナルとリードとの接合方法を得る。 【解決手段】 ターミナル10には第1スリット部16
及び第2スリット部18からなる二段スリットが形成さ
れている。リード12は第1スリット部16の底部に保
持され、この状態でダイレクト法による抵抗溶接がなさ
れる。この場合、第2スリット部18が形成されたこと
により、接合部を通る実線矢印が通電経路の主流経路と
なり、ターミナル本体14側を通る破線矢印が分流経路
となり、従来と比べて主従の関係が逆転される。よっ
て、接合部が充分加熱され接合状態の有効性の向上等を
図ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ターミナル並びに
ターミナルとリードとの接合方法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来で
は、抵抗溶接によるリードのターミナルへの接合は、以
下の如くして行われていた。
【0003】図11に示されるダイレクト法の場合、矩
形平板状のターミナル100上にリード102の端部を
載せ、これを上下から一対の電極104、106で挟み
込み、所定の電流を通電する。この場合の通電経路は、
矢印で示される如く、上から下へ向かって直線状に確保
される。
【0004】また、図12に示されるインダイレクト法
(シリーズ法)の場合、矩形平板状のターミナル100
上にリード102の端部を載せ、その上に一方の電極1
04を押し付ける点までは、図11に示されるダイレク
ト法の場合と同様である。他方の電極106はという
と、ターミナル100の下側に配置するのではなく、タ
ーミナル100上に一方の電極104と並列的に配置す
る。この場合の通電経路は、矢印で示される如く、縦向
きコ字形状に確保される。
【0005】ところで、上記二例はターミナル100が
いずれも矩形平板状をなす通常の場合であるが、実際の
場面では、上記の溶接形態を採ることができないことも
往々にしてある。その代表的な例が、図13に示される
ように、構造(スペース)上の制約から、Y型やU型を
したターミナル108にリード102を接合しなければ
ならない場合である。
【0006】このような場合、従来では、以下に説明す
るように、抵抗溶接、はんだ付け、かしめのいずれかで
接合するのが一般的であった。
【0007】前掲の順に簡単に説明すると、図14に示
される如く、ダイレクト法の抵抗溶接による場合、ター
ミナル108のスリット110内へリード102の端部
を挿入又は圧入し、次いでターミナル108を横から一
対の電極104、106で加圧しながら挟み込むように
して通電する。なお、ターミナル108を一対の電極1
04、106で挟み込む際に加圧するのは、電極10
4、106間の溶接電流を安定させると共に発熱した接
合部界面の結合を促進するためである。
【0008】しかしながら、上記ダイレクト法の抵抗溶
接による場合、同図に示される如く、通電経路が主とし
て電流の流れやすいターミナル108部分のみとなり
(実線矢印で示すパルス波形状の通電経路が主流経路で
ある)、肝心な接合部(即ちターミナル108及びリー
ド102間)にはあまり電流が流れず(破線矢印で示す
直線状の通電経路が分流経路である)、有効な接合状態
が得られないことが多い。また、ダイレクト法の抵抗溶
接による場合、ターミナル108を一対の電極104、
106で挟み込んで電流を流さなければならないので、
設計上の自由度が低い。
【0009】また、図15に示される如く、インダイレ
クト法(シリーズ法)の抵抗溶接による場合、ターミナ
ル108のスリット110内へリード102の端部を挿
入又は加圧した後、二股の先端部108A上に各々一対
の電極104、106を並列的に配置し、通電すること
になる。
【0010】しかしながら、Y型やU型をしたターミナ
ル108とリード102との接合に上記のインダイレク
ト法の抵抗溶接を実施した場合、同図(A)に示される
如く、ターミナル108及びリード102間で加圧力が
作用しないため、両者の接触状態が不安定となり、接合
部分111においてチリ、爆火、破損等が発生すること
が考えられる。さらに、インダイレクト法による場合
は、ダイレクト法よりも電流経路が確保されにくいた
め、同図(B)に示される如く、通電経路が主として電
流の流れやすいターミナル108部分のみとなり(実線
矢印で示す縦向きコ字形状の通電経路)、ダイレクト法
の場合よりも、有効な接合状態が得られない可能性が高
くなる。
【0011】そこで、上記のような場合、図16に示さ
れる如く、ターミナル108のスリット110内へリー
ド102の端部を挿入又は圧入した後、更にはんだ付け
112を実施する。しかし、はんだ付けによると、信頼
性を高めることができるものの、作業性が悪いという欠
点がある。また、環境に対する配慮等からPb(鉛)レ
スの接合が望まれている。
【0012】一方、図17に示される如く、かしめによ
る場合、ターミナル108のスリット110内へリード
102の端部を挿入又は圧入した後、更に二股の先端部
108Aを互いに接近する方向へ加圧して塑性変形さ
せ、これによりリード102の端部をスリット110の
底部に固定するものである。しかし、上記かしめによる
場合、良好な電気的性能(即ち、接合部の抵抗値)を得
ることが難しいという欠点がある。
【0013】このように上記のいずれの方法によっても
何らかの欠点が見られ、これらの欠点を解消し、より優
れたターミナルとリードとの接合方法を案出することが
望まれていた。
【0014】本発明は上記事実を考慮し、Y型やU型を
したターミナルとリードとの接合において、第1に接合
状態の有効性を高めことができ、第2に設計の自由度を
高めることができ、第3に作業性の向上を図ることがで
き、第4に環境に対する配慮がなされたターミナル並び
にターミナルとリードとの接合方法を得ることが目的で
ある。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明に
係るターミナルは、リードが接合されるターミナル本体
と、このターミナル本体の所定位置に形成され、前記リ
ードが挿入可能なスリット幅を有する第1スリット部
と、この第1スリット部の底部と連通されると共に当該
第1スリット部の長手方向に沿って形成され、スリット
幅が当該第1スリット部よりも狭幅とされた第2スリッ
ト部と、を有することを特徴としている。
【0016】請求項1記載の本発明によれば、ターミナ
ル本体の所定位置に形成された第1スリット部の開口側
からリードが挿入される。第1スリット部の底部には第
1スリット部の長手方向に沿って形成された第2スリッ
ト部が形成されているが、当該第2スリット部のスリッ
ト幅は第1スリット部のスリット幅よりも狭幅とされて
いるため、リードは第1スリット部の底部に保持され
る。
【0017】そして、この状態でターミナル本体を一対
の電極で挟んで所定の電流を通電すると、当該電流は第
2スリット部があるために、ターミナル本体側にはあま
り流れず、リード側に多くの電流が流れる。つまり、従
来とは、通電経路の主従の関係が逆になる。このため、
リードとターミナルとの接合部が効果的に発熱され、確
実な溶接状態が得られる。従って、本発明によれば、リ
ードとターミナルとの接合状態の有効性を高めることが
できる。また、本発明では、はんだ付けをするものでは
ないため、作業性の向上を図ることができる。さらに、
Pb(鉛)レスの接合が可能となるため、環境に悪影響
が及ぶこともない。
【0018】請求項2記載の本発明に係るターミナル
は、リードが接合されるターミナル本体と、このターミ
ナル本体の所定位置に形成され、前記リードの外径より
も小さいスリット幅に設定された第1スリット部と、こ
の第1スリット部の底部に隣接して形成されると共に当
該底部と連通され、更にターミナル本体の板厚方向から
のリードの挿入が可能な保持部と、この保持部と連通さ
れると共に第1スリット部の長手方向に沿って形成さ
れ、前記リードの外径よりも小さいスリット幅に設定さ
れた第2スリット部と、を有することを特徴としてい
る。
【0019】請求項2記載の本発明によれば、ターミナ
ル本体の所定位置に形成された第1スリット部のスリッ
ト幅はリードの外径よりも小さいため、リードは第1ス
リット部から挿入されるのではなく、当該第1スリット
部の底部に隣接して形成された保持部から挿入される。
保持部には第1スリット部の長手方向に沿って第2スリ
ット部が形成されているが、この第2スリット部のスリ
ット幅はリードの外径よりも小さく設定されているた
め、リードは保持部に保持されることになる。
【0020】その後の作用は、前述した請求項1記載の
発明の場合と同様である。すなわち、溶接電流は第2ス
リット部があるために、ターミナル本体側にはあまり流
れず、リード側に多くの電流が流れるため、リードとタ
ーミナルとの確実な溶接状態が得られ、ひいてはリード
とターミナルとの接合状態の有効性を高めることができ
る。また、本発明においても、はんだ付けをするもので
はないため、作業性の向上及び環境の改善を図ることが
できる。
【0021】加えて、本発明では、保持部と連通された
第1スリット部及び第2スリット部のスリット幅がリー
ドの外径よりも小さいため、溶接時におけるリードの変
位を制限することができる。その結果、リードの保持性
能を高めることができ、ひいてはターミナルとリードと
の溶接精度を高めることができる。
【0022】請求項3記載の本発明に係るターミナルと
リードとの接合方法は、前記請求項1に記載された第1
スリット部の開口側から前記リードを挿入させて当該第
1スリット部の底部にリードを保持させた後、或いは、
前記請求項2に記載されたターミナル本体の板厚方向か
ら前記リードを前記保持部内へ挿入させて当該保持部内
に当該リードを保持させた後、前記リードを通る前記タ
ーミナル本体の幅方向から当該ターミナル本体を一対の
電極で挟み込み、この状態で前記一対の電極間で所定の
電流を通電することにより、前記リードを前記ターミナ
ル本体に抵抗溶接する、ことを特徴としている。
【0023】請求項3記載の本発明によれば、まず、請
求項1に記載された第1スリット部の開口側からリード
が挿入されて当該第1スリット部の底部にリードが保持
される。或いは、請求項2に記載されたターミナル本体
の板厚方向からリードが保持部内へ挿入されて当該保持
部内に当該リードが保持される。次に、リードを通るタ
ーミナル本体の幅方向から当該ターミナル本体を一対の
電極で挟み込む。その後、この状態で一対の電極間で所
定の電流が通電され、これによりリードがターミナル本
体に抵抗溶接される。
【0024】ここで、本発明では、前述したように、第
2スリット部を有するため、ターミナル本体側にはあま
り流れず、リード側に多くの電流が流れる。つまり、従
来とは、通電経路の主従の関係が逆になる。このため、
リードとターミナルとの接合部が効果的に発熱され、確
実な溶接状態が得られる。従って、本発明によれば、リ
ードとターミナルとの接合状態の有効性を高めることが
できる。また、本発明では、はんだ付けをするものでは
ないため、作業性の向上を図ることができる。さらに、
Pb(鉛)レスの接合が可能となるため、環境に悪影響
が及ぶこともない。
【0025】請求項4記載の本発明に係るターミナル
は、リードが接合されるターミナル本体と、このターミ
ナル本体の所定位置に形成され、前記リードが挿入可能
なスリット幅を有するスリット部と、前記ターミナル本
体におけるスリット部の先端両側部に先細りとなるよう
に形成された一対のターミナル側テーパ部と、を有する
ことを特徴としている。
【0026】請求項4記載の本発明によれば、ターミナ
ル本体の所定位置に形成されたスリット部の開口側から
リードが挿入されて、当該スリット部の底部にリードが
保持される。
【0027】ここで、本発明では、ターミナル本体にお
けるスリット部の先端両側部に先細りとなるように一対
のターミナル側テーパ部が形成されているため、以下に
説明するようなインダイレクト(シリーズ)タイプの抵
抗溶接が可能となる。
【0028】すなわち、本発明におけるターミナル本体
は一対のターミナル側テーパ部を備えているため、一対
の電極側にもこれに対応する電極側テーパ部を予め設け
ておけば、一対の電極のターミナル本体への接近動作を
利用して、一対の電極側テーパ部で一対のターミナル側
テーパ部を加圧することにより、リードが包み込まれる
ように当該ターミナル本体の先端部をかしめ、リードを
スリット部の底部に抜け止めした状態で固定することが
できる。これにより、ターミナル本体とリードとの接触
状態の安定化を図ることができ、ひいては溶接電流の通
電経路の安定確保を図ることができる。従って、この状
態でそのまま一対の電極間で所定の電流を通電すること
により、リードとターミナルとの接合部が効果的に発熱
され、確実な溶接状態が得られる。その結果、本発明に
よれば、リードとターミナルとの接合状態の有効性を高
めることができる。
【0029】また、本発明では、はんだ付けをするもの
ではないこと、並びに、シリーズタイプの抵抗溶接の電
極の動作を利用してかしめ(リードの固定及び抜け止
め)と溶接とをほぼ同時(一度)に実施することができ
ることから、作業性の向上及び環境の改善を図ることが
できる。さらに、本発明によれば、シリーズタイプの抵
抗溶接を適用することができるため、設計の自由度を高
めることができる。
【0030】請求項5記載の本発明に係るターミナル
は、リードが接合されるターミナル本体と、このターミ
ナル本体の所定位置に形成され、前記リードが挿入可能
なスリット幅を有する第1スリット部と、この第1スリ
ット部の底部と連通されかつスリット長手方向に沿って
形成され、スリット幅が当該第1スリット部よりも狭幅
とされた第2スリット部と、前記ターミナル本体におけ
る第1スリット部の先端両側部に先細りとなるように形
成された一対のターミナル側テーパ部と、を有すること
を特徴としている。
【0031】請求項5記載の本発明によれば、ターミナ
ル本体における第1スリット部の先端両側部に一対のタ
ーミナル側テーパ部が設けられている点において前述し
た請求項4に記載された発明と同様であるため、当該請
求項4に記載された発明と同様の作用が得られる。
【0032】また、本発明では、第1スリット部の底部
に当該第1スリット部よりも狭幅とされた第2スリット
部が形成されているため、前述した請求項1に記載され
た発明と同様の作用も得られる。
【0033】さらに、本発明では、第1スリット部の他
に第2スリット部が形成されているため、ターミナル本
体の先端部の剛性を低下させることができる。従って、
ターミナル本体の先端部を一対の電極で加圧してかしめ
る際に比較的容易にかしめることができる。
【0034】請求項6記載の本発明に係るターミナルと
リードとの接合方法は、前記請求項4に記載されたスリ
ット部の開口側から前記リードを挿入させて当該スリッ
ト部の底部にリードを保持させた後、或いは、前記請求
項5に記載された第1スリット部の開口側から前記リー
ドを挿入させて当該第1スリット部の底部に当該リード
を保持させた後、前記ターミナル側テーパ部に対応する
電極側テーパ部を備えた一対の電極を当該ターミナル側
テーパ部に押し付けることにより、当該ターミナル本体
の一対の先端部を互いに接近する方向へかしめ、この状
態で前記一対の電極間で所定の電流を通電することによ
り、前記リードを前記ターミナル本体に抵抗溶接する、
ことを特徴としている。
【0035】請求項6記載の本発明によれば、まず、請
求項4に記載されたスリット部の開口側からリードが挿
入されて当該スリット部の底部にリードが保持される。
或いは、請求項5に記載された第1スリット部の開口側
からリードが挿入されて当該第1スリット部の底部にリ
ードが保持される。次に、ターミナル側テーパ部に対応
する電極側テーパ部を備えた一対の電極が当該ターミナ
ル本体におけるターミナル側テーパ部に押し付けられ、
当該ターミナル本体の一対の先端部が互いに接近する方
向へかしめられる。その後、この状態で一対の電極間で
所定の電流が通電され、これによりリードがターミナル
本体に抵抗溶接される。
【0036】ここで、本発明では、ターミナル本体には
一対のターミナル側テーパ部が設けられており、又一対
の電極側にもこれに対応する電極側テーパ部が設けられ
ているため、一対の電極のターミナル本体への接近動作
を利用して、一対の電極側テーパ部で一対のターミナル
側テーパ部を加圧することにより、リードが包み込まれ
るように当該ターミナル本体の先端部をかしめ、リード
をスリット部の底部に抜け止めした状態で固定すること
ができる。これにより、ターミナル本体とリードとの接
触状態の安定化を図ることができ、ひいては溶接電流の
通電経路の安定確保を図ることができる。従って、この
状態でそのまま一対の電極間で所定の電流を通電するこ
とにより、リード側に多くの電流が流れる。よって、リ
ードとターミナルとの接合部が効果的に発熱され、確実
な溶接状態が得られる。その結果、本発明によれば、リ
ードとターミナルとの接合状態の有効性を高めることが
できる。
【0037】また、本発明では、はんだ付けをするもの
ではないこと、並びに、シリーズタイプの抵抗溶接の電
極の動作を利用してターミナル本体の一対の先端部のか
しめ(リードの固定及び抜け止め)と溶接とをほぼ同時
(一度)に実施することができることから、作業性の向
上及び環境の改善を図ることができる。さらに、本発明
によれば、シリーズタイプの抵抗溶接を適用することが
できるため、設計の自由度を高めることができる。
【0038】
【発明の実施の形態】〔第1実施形態〕以下、図1乃至
図5を用いて、本発明の第1実施形態について説明す
る。
【0039】図1には、本実施形態に係るターミナルと
リードとの接合方法の全体構成が概略的に示されてい
る。最初に、ターミナル形状について説明する。
【0040】この図に示されるように、本実施形態で
は、Y型又はU型をしたターミナル10とリード12と
の接合を前提としている。具体的に説明すると、ターミ
ナル10は、略矩形平板状に構成されたターミナル本体
14を備えている。ターミナル本体14の幅方向の中間
部には、その上縁から切れ込む第1スリット部16が形
成されている。第1スリット部16のスリット幅は、リ
ード12の外径寸法と略同一に設定されている。また、
第1スリット部16のスリット長は、ターミナル本体1
4の高さ方向の略中間部までとされている。
【0041】上記第1スリット部16の底部には、その
長手方向に沿って第2スリット部18が形成されてい
る。第2スリット部18と第1スリット部16とは相互
に連通されている。また、第2スリット部18のスリッ
ト幅は、第1スリット部16のスリット幅よりも狭く、
従ってリード12の外径寸法よりも小さく設定されてい
る。さらに、第2スリット部18のスリット長は、第1
スリット部16のスリット長と略同程度とされている。
【0042】次に、上述したターミナル10とリード1
2との接合方法について説明し、当該説明を通して本実
施形態の作用並びに効果について説明する。
【0043】本実施形態では、ダイレクト法による抵抗
溶接によってターミナル10とリード12とが接合され
る。この場合、まず、ターミナル本体14の第1スリッ
ト部16の開口側からリード12が挿入される。第2ス
リット部18のスリット幅は第1スリット部16のスリ
ット幅(リード12の外径)よりも狭く設定されている
ため、第1スリット部16の開口側から挿入されたリー
ド12は、第1スリット部16の底部に保持される。
【0044】次に、リード12を通るターミナル本体1
4の両側部に一対の電極20、22が直線状に配置さ
れ、ターミナル本体14が挟み込まれる。その後、この
状態で、一対の電極20、22間で所定の電流が通電さ
れる。これにより、リード12とターミナル本体14と
の接合部が加熱され、リード12がターミナル本体14
の第1スリット部16の底部に溶着される。
【0045】ここで、本実施形態では、上記の如く、第
1スリット部16の他に第2スリット部18を形成した
(即ち、二段スリット構造にした)ので、溶接電流はタ
ーミナル本体14側にはあまり流れず(図1に破線矢印
で示すパルス波形状の通電経路が分流経路である)、接
合部であるリード12側に多くの溶接電流が流れる(図
1に実線矢印で示す直線状の通電経路が主流経路であ
る)。つまり、従来とは、通電経路の主従の関係が逆に
なる。このため、リード12とターミナル10との接合
部が効果的に発熱され、確実な溶接状態が得られる。従
って、本実施形態によれば、リード12とターミナル1
0との接合状態の有効性を高めることができる。
【0046】また、本実施形態では、はんだ付けをする
ものではないため、作業性の向上を図ることができる。
さらに、Pb(鉛)レスの接合が可能となるため、環境
に悪影響が及ぶこともない。
【0047】さらに、本実施形態では、第1スリット部
16及び第2スリット部18からなる二段スリット構造
のターミナル10としたので、リード12とターミナル
本体14との接触状態を安定させることができる。この
ことを図2を用いて説明すると、同図(A)に示される
従来のターミナル108による場合、1本のスリット1
10が形成されているのみ(一段スリット構造)である
ため、ターミナル108の一対の先端部108Aには未
だ充分な剛性が有り、そのため当該一対の先端部108
Aを接近及び離反する方向(矢印方向)へ容易に変形さ
せることができない。これに対し、同図(B)に示され
る本実施形態のターミナル10の場合には、ターミナル
本体14に第1スリット部16の他に第2スリット部1
8が形成されているため、ターミナル本体14の一対の
先端部14A、14Bの剛性が低下し、そのため当該一
対の先端部14A、14Bは接近及び離反する方向(矢
印方向)へ容易に弾性変形する。従って、リード12を
第1スリット部16内へ圧入した際に一対の先端部14
A、14Bの弾性復元力を活かしてしっかりと挟み込む
ことができる。その結果、リード12とターミナル本体
14との接触状態を安定させることができる。
【0048】次に、上述した第1実施形態に係るターミ
ナル10に対する幾つかのバリエーションについて説明
する。
【0049】図3(A)は上述したターミナル10の構
成を比較のために掲載したものである。これに対し、図
3(B)に示されるターミナル24では、ターミナル本
体26における第1スリット部16の上端内側部分に一
対のテーパ部28が形成されている点に特徴がある。ま
た、図3(C)に示されるターミナル30では、当該タ
ーミナル本体32の上端外側部分に一対のテーパ部34
が形成されている。図3(B)に示されるターミナル2
4の場合には、一対のテーパ部28がリード12を挿入
する際のガイドになるため、リード12の組付作業性を
向上させることができる。
【0050】また、図4(A)に示されるターミナル3
6では、ターミナル本体38における第2スリット部1
8の底部にリード12の外径よりも小さい円形の孔部4
0が形成されている点に特徴がある。また、図4(B)
に示されるターミナル42では、ターミナル本体44に
おける第2スリット部18が短くされ、その代わりに当
該第2スリット部18の底部にリード12の外径よりも
大きい円形の孔部46が形成されている。さらに、図4
(C)に示されるターミナル48では、ターミナル本体
50における第2スリット部18の底部にリード12の
外径よりも大きい矩形の孔部52が形成されている。
【0051】上記構成によれば、第2スリット部18の
底部側に円形や矩形の孔部40、46、52が形成され
ているため、これらの孔部40、46、52に第2スリ
ット部18の機能(通電経路の主従関係の逆転)を持た
せることができる。特に、第1スリット部16及び第2
スリット部18といったスリットをターミナル本体3
8、44、50に形成する場合、ターミナル本体38、
44、50の大きさ及び板厚・リード12の外径等の寸
法諸元により、スリット幅やスリット長に限界があるこ
ともあり、そのような場合には例えば孔部40、46、
52を打ち抜き等で形成することができれば設計の自由
度を高めることができる。
【0052】さらに、図5(A)に示されるターミナル
54では、ターミナル本体56における第1スリット部
16と第2スリット部18との間に円形の保持部58が
形成されており、この保持部58内にリード12が保持
されている点に特徴がある。この保持部58の内径はリ
ード12の外径よりも若干大きい程度に設定されてい
る。また、第1スリット部16及び第2スリット部18
の各スリット幅は、リード12の外径よりも小さい寸法
に設定されている。なお、図5(B)に示されるターミ
ナル62も、図5(A)に示されるターミナル54と基
本的には同様であるが、前者には第2スリット部18の
底部に前述した円形の孔部60が形成されているのに対
し、後者にはそれが形成されていない点でのみ相違す
る。
【0053】上記構成によれば、ターミナル本体54に
形成された第1スリット部16のスリット幅はリード1
2の外径よりも小さいため、リード12は第1スリット
部16から挿入されるのではなく、当該第1スリット部
16の底部に隣接して形成された保持部58から挿入さ
れる。保持部58には第1スリット部16の長手方向に
沿って第2スリット部18が形成されているが、この第
2スリット部18のスリット幅はリード12の外径より
も小さく設定されているため、リード12は保持部58
に保持されることになる。その後の作用効果は、前述し
た本実施形態の作用効果と同様である。
【0054】加えて、本実施形態では、保持部58と連
通された第1スリット部16及び第2スリット部18の
スリット幅がリード12の外径よりも小さいため、溶接
時におけるリード12の変位(特にはリード12の抜け
方向である図5(A)、(B)の実線矢印方向への変
位)を制限することができる。その結果、リード12の
保持性能を高めることができ、ひいてはターミナル5
4、62とリード12との溶接精度を高めることができ
る。
【0055】〔第2実施形態〕次に図6乃至図10を用
いて、本発明の第2実施形態について説明する。
【0056】図6には、本実施形態に係るターミナルと
リードとの接合方法の全体構成が概略的に示されてい
る。
【0057】この図に示されるように、本実施形態で
は、Y型又はU型をしたターミナル64は略矩形平板状
に構成されたターミナル本体66を備えており、その幅
方向の中間部にはその上縁から切れ込む一段のスリット
部68が形成されている。スリット部68のスリット幅
は、リード12の外径寸法と略同一に設定されている。
また、スリット部68のスリット長は、比較的短めに設
定されている。さらに、ターミナル本体66におけるス
リット部68の先端両側部には、先細りとなるように形
成された一対のターミナル側テーパ部70が形成されて
いる。
【0058】上記ターミナル64の形状に応じて一対の
電極72、74の下端部内側には、ターミナル側テーパ
部70のテーパ形状に対応する一対の電極側テーパ部7
6が形成されている。
【0059】次に、上述したターミナル64とリード1
2との接合方法について説明し、当該説明を通して本実
施形態の作用並びに効果について説明する。
【0060】本実施形態では、インダイレクト(シリー
ズ)法による抵抗溶接によってターミナル64とリード
12とが接合される。この場合、まず、ターミナル本体
66のスリット部68の開口側からリード12が挿入さ
れて、当該スリット部68の底部にリード12が保持さ
れる。
【0061】次に、一対の電極側テーパ部76を備えた
一対の電極72、74がターミナル64の真上に配置さ
れ、そのまま下降される。一対の電極72、74が下降
されると、一対の電極側テーパ部76がターミナル本体
66の一対のターミナル側テーパ部70に当接し、なお
も当該電極72、74を下降させることにより、ターミ
ナル本体66の一対のターミナル側テーパ部70は一対
の電極側テーパ部76によって加圧される。これによ
り、ターミナル本体66における一対の先端部66A、
66Bは、互いに接近する方向へかしめられる。その
後、この状態で、一対の電極72、74間で所定の電流
が通電される。これにより、リード12とターミナル本
体66との接合部が加熱され、リード12がターミナル
本体66のスリット部68の底部に溶着(抵抗溶接)さ
れる。
【0062】ここで、本実施形態では、上記の如く、タ
ーミナル本体66には一対のターミナル側テーパ部70
を設けると共に、一対の電極72、74側にはこれに対
応する一対の電極側テーパ部76を設けたので、一対の
電極72、74のターミナル本体66への接近動作(下
降動作)を利用して、一対の電極側テーパ部76で一対
のターミナル側テーパ部70を加圧することにより、リ
ード12が包み込まれるように当該ターミナル本体66
の先端部66A、66Bをかしめ、リード12をスリッ
ト部68の底部に抜け止めした状態で固定することがで
きる。これにより、ターミナル本体66とリード12と
の接触状態の安定化を図ることができ、ひいては溶接電
流の通電経路の安定確保を図ることができる。従って、
この状態でそのまま一対の電極72、74間で所定の電
流を通電することにより、リード12とターミナル64
との接合部が効果的に発熱され、確実な溶接状態が得ら
れる。その結果、本実施形態によれば、リード12とタ
ーミナル64との接合状態の有効性を高めることができ
る。
【0063】また、本実施形態も前述した第1実施形態
と同様に、はんだ付けをするものではないこと、並び
に、シリーズタイプの抵抗溶接の電極72、74の動作
を利用してターミナル本体66の一対の先端部66A、
66Bのかしめ(リード12の固定及び抜け止め)と溶
接とをほぼ同時(一度)に実施することができることか
ら、作業性の向上及び環境の改善を図ることができる。
さらに、本実施形態によれば、シリーズタイプの抵抗溶
接を適用することができるため、設計の自由度を高める
ことができる。
【0064】次に、上述した第2実施形態に係るターミ
ナル64に対する幾つかのバリエーションについて説明
する。
【0065】図7(A)、(B)に示されるターミナル
78では、ターミナル本体80に第1スリット部16及
び第2スリット部18が設けられている点が相違する点
である。つまり、本実施形態の構成に前述した第1実施
形態で説明した二段スリットの構成を採り入れたものと
いえる。
【0066】上記構成によれば、電極72、74の下降
動作によってターミナル本体80の一対の先端部80
A、80Bをかしめ、リード12とターミナル78との
安定した接触状態を確保することができると共に、第2
スリット部18が形成されたことにより、ターミナル本
体80側に流れる溶接電流を少なくして(図7(B)に
破線矢印で示すU字形状の通電経路が分流経路であ
る)、ターミナル78とリード12との接合部に多くの
溶接電流を流すことができる(図7(B)に示される実
線矢印で示す縦向きコ字形状の通電経路が主流経路であ
る)。
【0067】また、図8(A)に示されるターミナル8
2では、ターミナル本体84におけるスリット部68の
両側部に略半円形状の切欠部86が形成されている点に
特徴がある。また、図8(B)に示されるターミナル8
8では、ターミナル本体90に第1スリット部16及び
第2スリット部18が形成されている。これは前述した
図7(A)に示されるターミナル78の構成と同じであ
るが、ここでは、第2スリット部18を切欠部82の代
わりとして使用するものである。さらに、図8(C)に
示されるターミナル92では、図8(A)の構成と図8
(B)の構成とを組み合わせた点に特徴がある。
【0068】上記構成によれば、ターミナル82、8
8、92における両側部及び中央部の少なくとも一方に
肉抜き部としての切欠部86や第2スリット部18が形
成されているため、ターミナル82、88、92の両側
部側又は中央部側の剛性を低下させることができる。従
って、ターミナル82、88、92の先端部を一対の電
極72、74で加圧してかしめる際により一層容易にか
しめることができ、又これに伴ってリード12の包み込
みを容易かつ緻密に行うことができる。
【0069】なお、上述した第2実施形態では、溶接電
流は一回しか流されない構成であったが、これに限ら
ず、二回に分けて溶接電流を流すようにしてもよい。以
下、図9を用いて当該ターミナルとリードとの接合方法
について説明する。
【0070】前述の図6に示される構成を例にすると、
ターミナル本体66の一対の先端部66A、66Bを一
対の電極72、74でかしめる際に、当該一対の電極7
2、74間で第1電流P(図9参照)を通電する。その
後、即ち一対の先端部66A、66Bをかしめた後、当
該ターミナル本体66にリード12を接合するために当
該一対の電極72、74間で第2電流Q(図9参照)を
通電する。
【0071】上記方法によれば、ターミナル本体66の
一対の先端部66A、66Bをかしめる際に、一対の電
極72、74間で第1電流Pが通電されることにより、
ターミナル本体66とリード12との接合部の発熱を促
進させ、一対の先端部66A、66Bをかしめやすくす
ることができる。すなわち、2回に分けて通電すること
により、通常の荷重(図9の加圧力R)よりも低い荷重
で一対の先端部66A、66Bをかしめることができ
る。
【0072】また、上述した第2実施形態では、抵抗溶
接でターミナルとリードとを接合したが、これに限ら
ず、ろう接によってターミナルとリードとを接合する方
法を採ってもよい。
【0073】すなわち、図10に示されるように、この
接合方法による場合、ターミナル78の所定範囲(少な
くとも第1スリット部16及び第2スリット部18の内
側面)に予めめっき(Sn、Pb、パラジウムなど)処
理を施しておく(以下、「めっき処理部94」と称
す)。次いで、第1スリット部16の開口側からリード
12を挿入させて当該第1スリット部16の底部にリー
ド12を保持させる。次に、一対の電極72、74の電
極側テーパ部76をターミナル78のターミナル側テー
パ部70に押し付けることにより、当該ターミナル78
の一対の先端部を互いに接近する方向へかしめ(図10
(A)参照)、この状態で一対の電極72、74間で所
定の電流を通電することにより、めっき処理部94を溶
かしてリード12をターミナル本体80にろう接するも
のである。
【0074】上記方法では、ターミナル78とリード1
2との接合強度の一部をかしめ固定に負担させ得ること
に着目し、予めターミナル78の第1スリット部16及
び第2スリット部18の内側にめっき処理を施すことと
したので、抵抗溶接する場合よりも低い電流でろう接し
ても充分に信頼性の高い接合を実現することができる。
【0075】なお、上記接合方法では、ターミナル78
側にのみめっき処理部94を設けたが、これに限らず、
リード12の表面にめっき処理部を設けてもよいし、両
者にめっき処理部を設けてもよい。
【0076】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るター
ミナル並びにターミナルとリードとの接合方法は、Y型
やU型をしたターミナルとリードとの接合において、第
1に接合状態の有効性を高めことができ、第2に設計の
自由度を高めることができ、第3に作業性の向上を図る
ことができ、第4に環境にも良いという優れた効果を有
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係るターミナル並びにターミナ
ルとリードとの接合方法の概略構成を示す全体斜視図で
ある。
【図2】図1に示される二段スリット構造のターミナル
の効果を従来の一段スリット構造のターミナルとの比較
において説明するための説明図である。
【図3】第1実施形態のターミナル形状のバリエーショ
ンの一例(テーパを設けた例)を示す正面図である。
【図4】第1実施形態のターミナル形状のバリエーショ
ンの一例(孔部を設けた例)を示す正面図である。
【図5】第1実施形態のターミナル形状のバリエーショ
ンの一例(スリット中間部に保持部が形成されることで
リードの変位制限をした例)を示す正面図である。
【図6】第2実施形態に係るターミナルとリードとの接
合方法の概略構成を示す正面図である。
【図7】第2実施形態のターミナル形状のバリエーショ
ンの一例(二段スリットを設けた例)を示す正面図であ
る。
【図8】第2実施形態のターミナル形状のバリエーショ
ンの一例(肉抜き部を設けた例)を示す正面図である。
【図9】二回に分けて溶接電流を通電するターミナルと
リードとの接合方法の概念を表したグラフである。
【図10】ろう接によるターミナルとリードとの接合方
法の概念を示す図7に対応する正面図である。
【図11】従来のダイレクト法によるターミナルとリー
ドとの接合方法の概略構成を示す斜視図である。
【図12】従来のインダイレクト法によるターミナルと
リードとの接合方法の概略構成を示す斜視図である。
【図13】Y型やU型のターミナルに対してリードを接
合する場合の様子を示す斜視図である。
【図14】図13に示されるターミナルに対してダイレ
クト法でリードを接合する場合の様子を示す斜視図であ
る。
【図15】図13に示されるターミナルに対してインダ
イレクト法でリードを接合する場合の様子を示す斜視図
である。
【図16】図13に示されるターミナルに対してはんだ
付けでリードを接合する場合の様子を示す斜視図であ
る。
【図17】図13に示されるターミナルに対してかしめ
でリードを接合する場合の様子を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 ターミナル 12 リード 14 ターミナル本体 16 第1スリット部 18 第2スリット部 20 電極 22 電極 24 ターミナル 26 ターミナル本体 30 ターミナル 32 ターミナル本体 36 ターミナル 38 ターミナル本体 40 孔部 42 ターミナル 44 ターミナル本体 46 孔部 48 ターミナル 50 ターミナル本体 52 孔部 54 ターミナル 56 ターミナル本体 58 保持部 60 孔部 62 ターミナル 64 ターミナル 66 ターミナル本体 68 スリット部 70 ターミナル側テーパ部 72 電極 74 電極 76 電極側テーパ部 78 ターミナル 80 ターミナル本体 82 ターミナル 84 ターミナル本体 86 切欠部 88 ターミナル 90 ターミナル本体 92 ターミナル 94 めっき処理部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川口 明 愛知県丹羽郡大口町豊田三丁目260番地 株式会社東海理化電機製作所内 (72)発明者 小林 広次 愛知県春日井市大留町字相模六五八 株式 会社名立電工内 Fターム(参考) 5E051 LA02 LB03 5E085 BB01 BB14 CC03 DD01 DD03 EE07 EE33 HH01 HH13 HH22 JJ06 JJ38

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リードが接合されるターミナル本体と、 このターミナル本体の所定位置に形成され、前記リード
    が挿入可能なスリット幅を有する第1スリット部と、 この第1スリット部の底部と連通されると共に当該第1
    スリット部の長手方向に沿って形成され、スリット幅が
    当該第1スリット部よりも狭幅とされた第2スリット部
    と、 を有することを特徴とするターミナル。
  2. 【請求項2】 リードが接合されるターミナル本体と、 このターミナル本体の所定位置に形成され、前記リード
    の外径よりも小さいスリット幅に設定された第1スリッ
    ト部と、 この第1スリット部の底部に隣接して形成されると共に
    当該底部と連通され、更にターミナル本体の板厚方向か
    らのリードの挿入が可能な保持部と、 この保持部と連通されると共に第1スリット部の長手方
    向に沿って形成され、前記リードの外径よりも小さいス
    リット幅に設定された第2スリット部と、 を有することを特徴とするターミナル。
  3. 【請求項3】 前記請求項1に記載された第1スリット
    部の開口側から前記リードを挿入させて当該第1スリッ
    ト部の底部にリードを保持させた後、或いは、前記請求
    項2に記載されたターミナル本体の板厚方向から前記リ
    ードを前記保持部内へ挿入させて当該保持部内に当該リ
    ードを保持させた後、 前記リードを通る前記ターミナル本体の幅方向から当該
    ターミナル本体を一対の電極で挟み込み、 この状態で前記一対の電極間で所定の電流を通電するこ
    とにより、前記リードを前記ターミナル本体に抵抗溶接
    する、 ことを特徴とするターミナルとリードとの接合方法。
  4. 【請求項4】 リードが接合されるターミナル本体と、 このターミナル本体の所定位置に形成され、前記リード
    が挿入可能なスリット幅を有するスリット部と、 前記ターミナル本体におけるスリット部の先端両側部に
    先細りとなるように形成された一対のターミナル側テー
    パ部と、 を有することを特徴とするターミナル。
  5. 【請求項5】 リードが接合されるターミナル本体と、 このターミナル本体の所定位置に形成され、前記リード
    が挿入可能なスリット幅を有する第1スリット部と、 この第1スリット部の底部と連通されると共に当該第1
    スリット部の長手方向に沿って形成され、スリット幅が
    当該第1スリット部よりも狭幅とされた第2スリット部
    と、 前記ターミナル本体における第1スリット部の先端両側
    部に先細りとなるように形成された一対のターミナル側
    テーパ部と、 を有することを特徴とするターミナル。
  6. 【請求項6】 前記請求項4に記載されたスリット部の
    開口側から前記リードを挿入させて当該スリット部の底
    部にリードを保持させた後、或いは、前記請求項5に記
    載された第1スリット部の開口側から前記リードを挿入
    させて当該第1スリット部の底部に当該リードを保持さ
    せた後、 前記ターミナル側テーパ部に対応する電極側テーパ部を
    備えた一対の電極を当該ターミナル側テーパ部に押し付
    けることにより、当該ターミナル本体の一対の先端部を
    互いに接近する方向へかしめ、 この状態で前記一対の電極間で所定の電流を通電するこ
    とにより、前記リードを前記ターミナル本体に抵抗溶接
    する、 ことを特徴とするターミナルとリードとの接合方法。
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